キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 12:24:01 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1455897713/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止める者は、
これまでの経験で混沌たる狂気を溜め込み成長した鈴仙以外に居ない。
だからこそ、鈴仙は次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、
その狂気をもって純狐を倒し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は最初は戸惑いつつも、中山により自身の成長と覚悟を悟り、最後には永琳の願いを受け入れる。
そして、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』にて
編成された新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
そして修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
ブラジルサッカーの登竜門・リオカップで華々しい初勝利を挙げた。

一方その頃、鈴仙と志を同じくして新チームに入った、
元妖怪の山FC所属の反町と秋姉妹は、フランスのサッカースクールにて個人技の開発に努めていた。
フランスユースのメンバー達やアリスさん、そして謎の転校生(予定)を交えた学園生活の行方は……!?

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:06:34 ID:???
アモロ「(……学校には、嫌な思い出もあった。ナポレオンにイジメられたり、先生から補修で叱られたり……。
     だけど、それ以上に楽しい思い出も多かった。皆と食べるお弁当、文化祭、そしてサッカーの練習!
     今まで僕は皆に守られてきたけれど、それじゃあ駄目なんだ。僕が……守る!)
     ――う、うおおおおっ!」

バァァァァッ!!

アモロは思い切って飛んだ。ザルキーパーの蔑称が付いて回る彼だが、
フランス代表として選ばれるだけあって、その身体能力は決して劣等ではない。
気弱すぎる性格が邪魔しているだけであり、完全に本気を出したアモロのパンチングは、
カメルーンのマハラチーニを上回り、ポーランドのジャイッチの全力セーブにも匹敵する。
それが果たして本当に凄いのか、と問われれば微妙だが、
少なくとも美鈴の全力でないシュートではあれば、まず問題無く防げる程度の実力はある筈なのだ。
しかし――。

バチイイイイッ……!

アモロは吹き飛ばされはしなかった。その前に全身を使ってボールを抑え込んだ。
キャッチできなくても良い。最悪、弾くだけでも良い。
そんな思いでのダイビングは一瞬報われるかと思われたが――。
しかし、ここで美鈴のシュートが会心の出来であった事が影響してしまう。

グッ、ググッ……ギュンッ!

アモロ「あ、そ、そんな……!? 僕のボールが……!」


519 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:09:04 ID:???
美鈴のシュートはアモロの身体をも飛び出して、ゴールへと推進していく。
アモロは決死の覚悟を嘲笑われた事に対して狼狽するも、それ以上に身体が動かない。
ボールはコロコロとゴールネットへと吸い寄せられて行き――。

パサッ……。
――ピピィィィィィィイイイイイイイイイイイイイッ!!


レジスタンス 1 − 3 生徒会チーム



実況「呆気なく決まってしまいました。これで試合は1−3!
    生徒会チームが、後半15分を目の前にして、決定的な3点目を挙げてしまいました!
    ゴールしたのはこの試合2得点目の美鈴選手! これは素晴らしい活躍です!
    そしてレジスタンスは一気に厳しくなりました。確かにナポレオン選手、反町選手はまだ余力を残していますが、
    これから15分以内に、ピエール選手や早苗選手、岬選手の網の目を潜り抜けて3点以上を上げる事が、
    どれだけ厳しい事であるかはお分かりでしょう! レジスタンス、敗色濃厚だがどうする〜〜!?」

観客「ワアアアアアアアアアアア!!」「やはりフランスサッカーを支えるのはピエールだな」「ですよねー」

反町「(……一体どうしてこうなったんだ。俺がシュートを外したから……?
    静葉さん達がタックルに失敗したから……? アモロの成長以上に、美鈴さんのシュートの調子が良かったから……?)」

――反町は頭を抱えていた。自分達の作戦や行動が失敗だったとは思わない。
ただ、それ以上に相手の動きが自分達の想像を上回っていた。その要因は必然かそれとも偶然か。
いずれにせよ、これらの事実は反町の精神を大きく蝕み――やがて、心の奥底に封印したある感情が、
自分に代わって答えを導き出そうとしていた。

反町「(……やっぱり、ピエールのような。日向や森崎のような奴が居ないと駄目なんだ。
    俺のような小市民ではどうしようも無い、良く分からない『何か』ってあるんだなぁ。
    何やってたんだろ、俺。試合開始前、穣子さん達を抱いてここまで駆けて来たのが嘘みたいだ)ハハハ……」

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:18:53 ID:???
ナポレオン「……おいソリマチ。何笑ってやがる」

FWとして近くに居たナポレオンは、反町が乾いた笑いを漏らすのを見逃さなかった。
彼は反町の襟首を掴みあげて不良さながらの剣幕を飛ばすも、反町の反応は変わらない。

反町「(……いや。ナポレオンはまだマシかな。俺と違って不良のリーダーだし、皆を纏め上げる力もありそうだ。
    日向程じゃないにしても、後はコイツに任せるのが一番良いんじゃないのか……?)」

反町の瞳からは、試合開始前にあった煌めきが失われていた。
諦観と従属の意志のみが残るその濁った瞳は、彼がかつて日向の支配する東邦学園に居た時のものと同じだった。

ボッシ「お、おい。ここまで来て喧嘩は止めろよ!」

ボッシが慌てて二人を止めに入るも、その成果は虚しい。
あまりに報われぬ展開に過去を想起し、恐怖という枷に囚われて動けない反町と、
あまりに報われぬ展開を受けても尚立ち上がろうとするも、肝心な立ち上がり方が分からず苛立つナポレオン。
彼らが互いにもがき苦しむ中、ボッシの言葉はあまりにも軽かった。


早苗「反町君……」

そんな様子を敵陣から見守る早苗は、反町に声をかけてあげたかった。
そして同時に、彼とクラスメートを裏切った自分には声をかける資格がない事に気づき項垂れた。
しかも彼女は知っている。反町の傍には自分なんかよりもずっと適任な女性が居るという事実を。


521 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:26:13 ID:???

ぱちんっ。

早苗がそう思い至った時、「彼女」は既に行動に移していた。
彼女は反町に歩み寄ると可愛らしく、しかし確かな強さで彼の頬を叩いていた。
顔に涙を湛え、その素朴な表情をくしゃっと歪め、虚ろな反町に呼びかける彼女は――。



穣子「一樹君……違うよ。一樹君が言いたいのは、そんな事じゃない。私には……私だから、分かるもん」



反町「……みのりこ、さん……」

幻想郷で誰よりも最初に彼の事が好きになり、それからずっとその甘ったるい素直さと愛らしさで
反町を支え続けて来た豊穣を司る神にして一人の少女は……、強い瞳で反町を射抜いていた。

522 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:27:45 ID:???
すみません、今日の更新はここまでです。明日は愛の力で反町君が覚醒します。(恐らく)

523 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:49:53 ID:???
仕事とか外出で期間が空いてしまいましたが更新します。

私事ですが、今日漸く秘封新作の燕石博物誌を入手しました。
ピュアヒューリーズや凍り付いた永遠の都など最近お気に入りな曲がアレンジされてて、私的にはかなりツボな曲集でした。
オリジナル曲はブックレットの文がちょっと怖かったのもあり、禁忌の膜壁が印象に残ってます。
同人ショップで750円程度で買えるので、軽い気持ちで買ってみても良いと思います(宣伝)

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:51:42 ID:???
穣子「違うよ……一樹君は、そんな事。本当は思ってない」

穣子は虚ろな反町に対してそう断言した。

穣子「一樹君はずっと私達の事を想ってくれていた。でも、それだけじゃない……!」

反町「…………」

反町は泣きながら必死になって何かを伝えようとする穣子の綺麗な顔を静かに見つめていた。見つめる事しかできなかった。

穣子「……一樹君は、本当は自分も輝きたいって思ってる。日向くんや森崎くんや翼くん。ピエールくんみたいに、
   私達だけじゃなく、みんなを守れるような強い男になりたいって思ってる。
   でも、一樹君は賢いから、自分がそんな事を言うのはおこがましいってハッキリ認識しちゃってる。
   だから、今みたいにすぐに諦めちゃうの。言いたい事を誤魔化して、これが自分の意思だって言い聞かせて……」

反町「それは……」

違う、とは言えなかった。その理由が何かを思いつかないでいる間に、穣子は不意にこう切り出した。

穣子「――あのね、一樹君。神様と、普通の人間とか妖怪との違いって、何だと思う?」

突然の質問に対し、反町は過去に彼女から同じような質問を受けていた事を思い出しながら答える。

反町「……人間や妖怪は、肉体もしくは精神的な『自身』さえあれば成り立つ。だけど、神はそうじゃない。
   自分以外の誰かからの『信仰』があって初めて、神は神たりえる……」

かつて反町は信仰を失い、自らを失いかけた秋姉妹の境遇を見て来た。それは、愛情等を抜きにしても間違いなく、
反町が彼女達を救いたい、守りたいと思ったきっかけだった。そして、それは今も変わっていない。
だが、穣子が反町の答えを聞くと僅かに首を振り、少しだけ訂正を加えた。

525 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:54:41 ID:???
穣子「うん。それで大体あってるけれど、正確には違うんだ。神様と、そうじゃない人間や妖怪達。
    この二つの違いはね……本当は、そんなに変わらないの。
    肉体を持った人間だって、他者からの信仰を受ければ現人神になれるし、
    精神に依拠する妖怪も、強い信仰によって仏神になったりもする。
    ――だから、要するに。神様ってのは、私やお姉ちゃんだけじゃなくって……」

穣子は反町の手を握る。その手はすべすべとして柔らかい――文化祭で握った時と同じだった。
そして、彼女は反町に対して自分が伝えたい事を言いきった。

穣子「一樹君は、私にとっての神様なの。私に、神様として生きる勇気と希望を与えてくれた……!
   私は、一樹君の事を信じてるの。――だから……私の信仰に答えて。
   今みたいな絶望的な状況の中でも、私達を、皆を守ってみせるって、言いたい事を、言ってみせて……!!」

反町「……俺、は……!」

ここまで言われて、はっきりと分かった。
――反町は言いたい事を言えないのみに留まらず、自分が言いたい事が何であるかすらを、
心の底に封じ込めて分からないようにしていたのだ。

反町「(――俺は。本当は日向に憧れていたのかもしれない……)」

そして、反町の心は初めて自分自身に対して素直になった。
これまでの自分を回顧し、今自分にできる事が何かを謙虚に模索し続ける。

反町「(……いや。憧れていたのは、日向だけじゃない。穣子さんの言う通り、森崎や翼やピエールみたいな、
    いつも皆の中心であるような、そんな選手達に対して、強い憧れと、劣等感を持っていた……。
    自分もこうなりたかった、でもなれなかった。そんな想いが、ずっとあった……)
    でも……だからって。俺は今すぐ、ピエールにはなれない」

穣子「……分かってるよ。だけど――一樹君には。ううん。私達と一樹君にしかできない事って、きっとある筈だよ」

反町「俺と、穣子さん達でしか、できない事……?」

526 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:57:11 ID:???
反町は最初、自分にしかできない事など何もないと、途方に暮れる気持ちだった。
自分は日向のようには勿論、森崎や翼のようにも、ピエールのようにも、強い意思と力でチームメイトを従える事はできない。
また、幻想郷で出会い、共に戦う事となった少女――鈴仙のようにもなれないと思った。
鈴仙は確かに強い意思や力は無いが、その弱さを素直に認め、それを埋めてくれる多くの仲間達に恵まれている。
……しかし、自分には鈴仙程自分の弱さに対し素直になれないし、仲間の数も多くない。
――が、ここまで考えて気付いた。反町の仲間の数は、確かに鈴仙よりは多くないかもしれない。
だが――その絆の深さを考えれば?

反町「分かった……! 分かったよ、穣子さん。……俺には、君たちとの絆がある」

穣子「一樹君。そうだよ……! 一樹君が私達を信仰してくれるのと同じように、私達も一樹君を信仰している。
    互いに互いを信じる気持ちが高まれば、きっとどんな敵にだって勝てる筈だよ!」

反町「そうだ……。ごめん、ありがとう。穣子さん! 俺……いつも、君に助けられてばっかりだ」

穣子「そ、そそそっ! そんな事ないよ。一樹君だって、この前の文化祭で助けて貰ってたし。お互いさまだよ!」

反町が答えに気付くと、場の緊張はそれだけで緩和した。……いや、もしかしたら緊張していたのは自分のせいかもしれない。
とにかく、2点差を抱えながらも士気が戻ったフィールドで、反町と穣子は違いに抱き合いながら笑っていた。
表情には若干の若々しい照れが残るが、しかし同時に、次のキックオフに向けた決意が示されていた。

静葉「(これで良いの。これで、穣子が幸せになってくれるなら……)」

――そんな仲睦まじい姿を寂し気に見守るのは、静葉だった。
彼女もまた、次のキックオフにおける重要人物である事は間違いない。
しかし、自分だけには無い、それ以上の意味を反町と穣子が見出しつつある事は明白だった。
静葉は自らの頬に流れる涙の意味を無理やりに誤魔化して、静かにキックオフに備え……。

527 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:58:44 ID:???
――ピィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!


静葉「……一樹君、穣子! 一気に行くのよ!」

バッ! ――バシュウッ、バシュウッ!

実況「静葉選手、ここでワンツー……! いや、これはただのワンツーではありません!」

早苗「あれは……連続ワンツー! 相手はきっと、穣子さんと、そして……!」

反町「(……俺にしかない武器。それは穣子さんと、そして静葉さんとの愛の力だ!)――行くぞ、ピエール!」

バッ! バシュウウッ!

穣子「一樹君。……お姉ちゃん。負け……ない……!!」

ピエール「……!(三人でのパスワークだと……!? くっ、厳しいが……やるしかない!)」

実況「静葉選手、穣子選手、そして反町選手! 三人連続のワンツーで中盤を突破に向かいます!
    まさしく『乙女心と毒の空』とも言わんばかりのこの光景、対する生徒会チームはどう打って出るのか〜!?」

528 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 03:00:35 ID:NrRK9Vh2
先着2名様で、

★反町→毒の空と乙女の心 55 (! card)(! dice + ! dice)=
 穣子→毒の空と乙女の心 50 (! card)(! dice + ! dice)=
 静葉→毒の空と乙女の心 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★早苗→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ピエール→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町と秋姉妹、中盤を楽々突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(アリスがフォロー)(カイエがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
早苗のマークがダイヤ・ハートで「ミラクルフルーツ(+3)」が発動します。
早苗はスキル・奇跡を起こす程度の能力により、カードの数値が7の場合15となります。
ピエールのマークがダイヤ・ハートで「サイレントカット(+2)」が発動します。
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)

529 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 03:01:40 ID:???
★反町→毒の空と乙女の心 55 ( ダイヤ10 )( 3 + 1 )=
 穣子→毒の空と乙女の心 50 ( ハート5 )( 6 + 5 )=
 静葉→毒の空と乙女の心 54 ( ハート3 )( 5 + 1 )=★

530 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 04:40:46 ID:???
★早苗→パスカット 52 ( ハート3 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=
 ピエール→パスカット 53 ( ダイヤ8 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=★

くらえイケメン!

531 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 07:09:35 ID:???
精神的に来るものがある

532 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 07:47:36 ID:???
ボールキープされても三点目入れられても勝ち目ないしゲームオーバーかなこれで

533 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 09:40:08 ID:NrRK9Vh2
★反町→毒の空と乙女の心 55 ( ダイヤ10 )( 3 + 1 )=59
 穣子→毒の空と乙女の心 50 ( ハート5 )( 6 + 5 )=61○
 静葉→毒の空と乙女の心 54 ( ハート3 )( 5 + 1 )=60★
★早苗→パスカット 52 ( ハート3 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)+(ミラクルフルーツ+3)=61
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてアリスがフォロー

反町「それっ!」

バシュウウッ!

静葉「ハッ!」

バシュウウッ……!

穣子「え、えいいっ……!」

バシッ……!

早苗「(……大丈夫。取れる。この三人のパスの欠点は穣子さんです。反町君と静葉さんのパスは無視して、
    穣子さんが出した緩いコースのパスを全力で取れば私達の勝ち。チェックメイトです!)」

反町達のプレーをよく見ていた早苗は、この必殺ワンツーにおける穴を見抜いていた。
彼らを裏切った形となる自分が、その穴を攻める事は正直に言って気分が良くない。
しかし、早苗もまた勝ちたいと思っていた。勝つ為には、そんな甘い事を言ってられない。
そう思って穣子への動きに絞ってパスカットへと備えていた。

穣子「(二人とも、凄いパスの精度。私じゃあ、とても追いつけない……でも。……一樹君にあれだけ言っちゃったもん。
    私だって、最初っから諦めずに、追いつけるように、追い越せるようにしなくっちゃ……!!)えーいっ!」


……ダダダダダダッ!  バッ! ――バシュウッ!

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 09:42:12 ID:NrRK9Vh2

そして、そんな早苗の思惑は、穴自身である穣子本人は良く分かっていた。事実だと思っていた。
だけど、それで二人に迷惑をかける事を良しとしてはいけない。
穣子は全力を越えた全力で、静葉と反町のパスワークに動きを合わせていた。

早苗「(えっ!? 思ったよりも、動きが早い……!?)――あっ!?」

バシッ……ポン、コロコロ……。

そのため、早苗は完全にそのパスをカットする事はできなかった。
ボールは右サイドへと流れていき、一旦決まりかけた勝負は再び仕切り直しに――。

岬「……仕切り直しには、させないよ。早苗さんやピエールに代わって、僕がチェックメイトだ」

タッ。

反町「(ああ……! 岬にボールが渡る! これでピエールに即ボールをリターンされれば、もう終わりだ。
    このままボールをキープされ続けるか、それとも4点目を決められるか。
    ……俺達は、……俺達は、失敗した……!)」

早苗が零したボールには、既に岬が肉薄していた。彼にボールが渡ればどうなるかは、反町でなくとも簡単に分かる。
……完全なる敗北だ。自分達の絆の力は、結局、生徒会チームの強力な個人技に敵わなかったのだ。
反町の視界は真っ黒になりかけていた。だから、反町はこの時気付かなかった。



――うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……
      ダダダダダダダダダダ……。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 09:43:38 ID:NrRK9Vh2
岬「……?」

岬も最初、視界に映りながらも、それが何であるか理解できなかった。
けたけましい叫び声を上げながら、人間離れしたスピードでボールへと向かう金色の彗星。その正体は……。

アリス「――あああああああああっ! もう! またあんた達はこうやって私を除け者にして!
    さっきから黙って聞いてれば、なーにが三人だけの愛の絆よ!
    『悪いなアリス。このゲーム、3人用なんだ』って言われるのには慣れてるけどねぇ!! でも言わせて貰うわ!
    勝手にさぁ、そうやって自分達だけの世界に閉じこもるの、止めてくれないかしら!?
    ――だって、反町君さぁ! あんた、トモダチだって言ってくれたじゃない! お昼に私を誘ってくれたじゃない!
    そこまでしといてイザとなったら『俺達三人は〜』って、何様のつもりよ! 反町君の癖に、生意気よ!!」

岬「……!?(な、なんだ。こいつは……!? 怒っているのか……!?)」

アリス「べ、別に私もその三人の輪の中に加えて欲しいって訳じゃないけど! 私は孤高の魔法使いですけど!!
    でも! 孤高の魔法使いだって……折角ここで出来た、大事なトモダチを蔑ろにする訳には、……行かないのよぉ……!!」

岬「(今度は泣いてるし……。会った最初は僕と似たタイプのプレーヤーだと思ったのに。とんだ変人じゃないか……!)」

岬は全速力でボールへと突っ込むアリスさんを見て、一瞬ではあるがたじろいでしまった。
そしてその一瞬の隙を付き、アリスさんは岬に先んじてボールを奪い、そのまま全く減速せずにゴールへと突っ込もうとする。
岬はここで漸く我に帰った。

岬「い、いや……! 僕達は少し勘違いをしていたぞ! このチームの主戦力は反町や秋姉妹じゃない。
  この顔中涙と汗と鼻水でぐしゃぐしゃになった自称知性派魔法使い……アリス・マーガトロイドだったじゃないか!」

岬達は――後ついでに反町達レジスンタンスも――失念していた。このチームで最も総合力において優れた選手の存在を。
そして彼女が一度覚醒すると、手も付けられない『ファンタジスタ』としての才能を萌芽させつつある事を――。

アリス「うおおおおおおっ、来いよぉぉぉぉぉぉっ!!」

実況「アリス選手、ボールを奪取したや否や! キャラを崩壊させながらそのまま直線上にいる岬選手へと突っ込んだ〜〜!!」

536 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 09:47:29 ID:NrRK9Vh2
岬「来いよって。来てるのはそっちじゃないか!?(……くそっ。タックル勝負は不利!
  とは言え安易に『ダーティディフェンス』に頼るのは、今後の展開を悪化させるリスクがある!
  それにそもそも、この至近距離で反則を仕掛ける余裕すらない! 真っ直ぐ行くしかないのか……!?)」

先着2名様で、

★アリス→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★岬→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(反町とピエールで競り合い)(モーリスがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。※こうなったら流石にゲームオーバーとします。
【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
岬のマークがクラブの場合、反則が発覚します。

537 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 09:49:14 ID:NrRK9Vh2
すみません、結果表についてですがキャラの位置等を考慮し以下のように修正します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがフォロー)(ナポレオンとピエールで競り合い)(モーリスがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。※こうなったら流石にゲームオーバーとします。

538 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 09:50:57 ID:???
更にすみません、「岬のマークがクラブの場合、反則が発覚します」というのも記載ミスなので無視して下さい(汗)

539 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 10:28:03 ID:???
★アリス→ドリブル 56 ( スペード2 )( 1 + 5 )=★

540 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 10:37:36 ID:???
★岬→タックル 51 ( スペード6 )( 3 + 4 )=★

541 :532:2016/05/29(日) 11:48:13 ID:???
ピエールがカット成功したものと勘違いしてしまいました
申し訳ありませんでした

542 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 12:35:16 ID:NrRK9Vh2
>>541
本スレルールでしたらピエールカット成功ですが、このスレでは上から判定を採用しているので、
今回は早苗の判定結果が優先された形ですね。

★アリス→ドリブル 56 ( スペード2 )( 1 + 5 )+(頭脳的なドリブル+3)=65★
★岬→タックル 51 ( スペード6 )( 3 + 4 )=58★
≧2→アリスさん、ドリブル突破。

アリス「……それっ!」

タッ……シュンッ!

岬「!?(直線的ドリブルに行くと見せかけて……フェイント!? 理性を失った訳ではなかったのか!?)」

実況「アリス選手、岬選手にギリギリまで詰め寄って、そのまま強引に突破する……と思いきやここで頭脳的なドリブル!
   アリス選手! 冷静さは捨てても、サッカーはブレインの信条だけは捨ててはいなかった〜!!」

反町「……まだ、試合は終わっていない……?」

ナポレオン「そうだ! テメーはやっぱり骨のある女だぜ、アリス!」

アリス「(反町君は……まだ少し正気を失っている様子。ナポレオン君は元気そうだけど、ピエール君が傍についている。
     秋姉妹のうち、静葉はバイタルエリア付近にいるからゴールを狙えそうだけど、敵の中西君はそこそこの強敵。
     となれば……私が突破するしかない!)……物足りない。ものたりないわァ!!」

ダッ!

実況「そしてアリス選手、そのままゴールへとドリブルで突っ込む〜〜〜! これはもしや、ドリブルゴールが狙いでしょうか!?」

モーリス「ま、マズい!」

フェルベール「ここで突破されては、盤石でなくなる……!」

543 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 12:36:52 ID:NrRK9Vh2
アリス「良いわよね。この位、活躍させて貰っても! だって、私だって……あんた達の仲間なのよ!」

先着3名様で、

★アリス→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★モーリス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 フェルベール→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ボルン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 マルシャン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ドリブル突破。中西と一対一に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(反町がフォロー)(ボッシがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。

544 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 12:41:40 ID:???
★アリス→ドリブル 56 ( ダイヤ2 )( 6 + 4 )=★

545 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 12:43:05 ID:???
★モーリス→タックル 51 ( ダイヤ7 )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=
 フェルベール→タックル 52 ( ダイヤ7 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=★
スーパーアリスさんタイムだな

546 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 12:47:29 ID:???
★ボルン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 マルシャン→タックル 52 ( ダイヤ4 )( 1 + 5 )+(人数補正+2)=★

547 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 12:49:14 ID:???
★ボルン→タックル 52 ( スペード5 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=
 マルシャン→タックル 52 ( クラブ6 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=★

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 15:17:17 ID:NrRK9Vh2
★アリス→ドリブル 56 ( ダイヤ2 )( 6 + 4 )+(プリズムターン+4)=70★
★モーリス→タックル 51 ( ダイヤ7 )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=60
 フェルベール→タックル 52 ( ダイヤ7 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=61★
★ボルン→タックル 52 ( スペード5 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=60
 マルシャン→タックル 52 ( クラブ6 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=65★
≧2→アリスさん、ドリブル突破。中西と一対一に!

アリス「うりゃあああああっ!」

ババッ! クルン! クルクルクルッ!

ボルン「す、凄いメチャクチャなターンだ!」

マルシャン「こいつ……天才か!?」

実況「アリス選手、超人的な360度ターン! 『プリズムターン』で生徒会チームの守備陣を圧倒!
   あっという間に残す壁を中西選手ただ一人としてしまいます!」

アリス「さあ! ここでゴールを決めて仕切り直しよ!(バレバレでも良い。ここはドリブルで突くしかない!)」

中西「(きっとこいつはドリブラー。シュートに大技は持っとらん筈や! そこを突けば……!)」

バァァッ!

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 15:19:44 ID:NrRK9Vh2
先着3名様で、

★アリスの選択→ドリブル
 中西の選択→! card ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★
★アリス ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中西 そなえる 57 (! card)(! dice + ! dice) =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリス、貴重な2点目を決める! 試合は2−3に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがねじ込み)(反町がねじ込み)(ボッシがねじ込み)
≦−2→中西、ゴールを守る。

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
アリスのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。

550 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 15:22:24 ID:???
★アリスの選択→ドリブル
 中西の選択→ ハートQ  ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★

551 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 15:22:47 ID:???
★アリスの選択→ドリブル
 中西の選択→ クラブA  ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★

その黄金の右足!ワイがもろた

552 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 15:23:39 ID:???
★アリス ドリブル 56 ( ダイヤ3 )( 3 + 5 )=★

553 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 15:23:43 ID:???
★アリス ドリブル 56 ( クラブ2 )( 2 + 1 )=★

554 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 15:25:26 ID:???
★中西 そなえる 57 ( クラブ6 )( 2 + 2 ) =★

555 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 15:35:23 ID:???
ボール君「アリスガ、タダシイヨ! サスガ、ボクノシンユウダ!」
ボール君「…デ、ナカニシッテ、ダレ?」

556 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 16:20:51 ID:???
アリスさんが全部持ってったか……本当にファンタジスタっぽいことしちゃったよ

557 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 17:45:32 ID:???
ありのまま起こったことを話すぜ!
反町が奮い立ち愛の力でなんとかしようとしたらアリスさんが6人抜いてドリブルゴールを決めていた
何を言っているかわからねーと思うが(ry

558 :森崎名無しさん:2016/05/29(日) 20:48:33 ID:???
まあピエールや岬相手でDFがモブだけならサイドをドリブルでゴリ押しするのが目に見えて効率だし
結果は不運が続いて伴わなかったが、反町は前線でマーガスしてたら普通に勝ててた試合だ

559 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/30(月) 00:33:31 ID:KieukLVM
少しだけ更新再開します。
>アリスさん大活躍について
まだ返すべき点差はあるので、反町にはそっちで活躍して貰えば良いかなって思い、
アリスさんにもスポットライトを当てました。(ボールの状況ではナポレオンが活躍してました)
愛ってのは恋愛だけじゃなくて仲間愛も含まれるので問題無いです。
>>558
今回はアリスさんの頑張りや相手の油断もありましたが、
何度も同じ戦法は通用しない風にしたいと思っています(戦力上、どうしても穴は発生してきますが)

560 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/30(月) 00:36:03 ID:KieukLVM
実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ッル! レジスタンスのトップ下・アリス選手が6人抜きのドリブルゴール!
   反町選手達の中央突破失敗を見事にフォローした、個人技の天才。フィールドのアーティストとも言えるプレーです!
   これで試合は残り12分で点差は1! 試合の雲行きはまだまだどうなるか分かりません!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


アリス「……ほら、決めたわよ。だからいい加減、気を取り直して」

反町「アリス、さん……? どうして……?」

アリス「……前の文化祭。私に掛けられた売上金泥棒の疑いを、あんたは晴らしてくれた。
    私の事をトモダチだって、認めて受け入れてくれた。
    ――それなのに、あんたは『自分には秋姉妹の二人しかいない』って思いつめてたから。
    それでちょっとムカついて、……気付いたら、ゴール決めてたわ」

アリスは照れながらぶっきらぼうに反町に話しかける。
その口調こそは冷静であるものの、言葉の節々からは強い『トモダチ』への愛を感じる。

アリス「あのね。私だけじゃないわ。ナポレオン君やボッシ君、ルスト君にアモロ君や他の皆も、
    反町君の仲間なの。友愛で結ばれたトモダチなのよ。その事を忘れて、恋愛感情にだけ閉じこもるなんて。
    ……そんな事は、許さないんだからねっ」

それだけ言うと、アリスさんはぷいと不機嫌そうに持ち場へと戻っていった。
……これで、反町は思い至った。自分の長所は決して、穣子や静葉との愛だけではない。

反町「(そうだった。俺は穣子さん達だけじゃない。レジスタンスの皆が居るじゃないか。
    それを忘れて、俺はまた自分の力を過小評価していた。……俺は、まだ頑張れる)」

言いたい事を言えない気質は確かにリーダーには向かないかもしれない。
しかしそれは決して、友人が少ない事とイコールには結びつかない。
無言によって生まれる連帯の空気を創り出す事。それこそが、反町一樹の本質だった。

561 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/30(月) 00:37:51 ID:KieukLVM
ピエール「(……敵チームの士気が再び向上して来た。柳のようにしなやかで細いが、決して折れない意思の力を感じる。
       ――俺達大木は、彼らが吹き起こす風に耐えられるだろうか……)」

傍目から見ては、試合は依然生徒会チームが1点差をつけ有利。
しかし、今のゴールが、今の状況が大局に影響を与えた事をピエールは感じ取っていた。

――ピィィィィィッ!

ピエール「(――俺達のキックオフで試合再開。ここで俺達がすべきは……)」

先着1名様で、

★試合の展開→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→色々あって反町がフリーでシュート!
ダイヤ→美鈴のパスを反町がカットに向かう!
ハート→早苗のパスを静葉がカットに向かう!(スカイラブを使うか更に選択)
スペード→ピエールのパスをアリスがカットに向かう!
クラブ→岬のパスをボッシがカットに向かう!


*アリスさんがスキル・ファンタジスタのフラグを習得しました。

562 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/30(月) 00:41:21 ID:???
今日の更新はここまでにします。

563 :森崎名無しさん:2016/05/30(月) 00:47:58 ID:???
★試合の展開→ ダイヤ2

564 :森崎名無しさん:2016/05/30(月) 00:48:33 ID:???
★試合の展開→ スペードK

565 :森崎名無しさん:2016/05/30(月) 10:13:36 ID:???
名無しレベルが何人かかってもファンタジスタ的ドリブルでぶち抜いてくる
じゃあってんでPA内固めてフリーにすると59+2のシュート飛ばしてくる
他の選手のマーク外して名有りが止めに行くとパスでマーク外れた選手にボール供給する
やっとボール奪っても生っちょろいパス出すと世代最強レベルのパスカットで奪われる
うわアリスさんつよい

566 :森崎名無しさん:2016/05/30(月) 12:08:02 ID:???
やはり天才…!

567 :森崎名無しさん:2016/05/30(月) 12:15:43 ID:???
ファンタジスタは勢いに乗ると手がつけられなくなるからな
アリスが味方でよかった

568 :森崎名無しさん:2016/05/30(月) 18:10:48 ID:???
ところで>560の前に1レス分描写抜けてない?
具体的に言うと数値の結果発表と中西抜くアリスさんの描写

569 :森崎名無しさん:2016/05/31(火) 00:01:30 ID:???
活躍シーンもキング・クリムゾンされるのがアリスさんだよ

570 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/31(火) 00:28:00 ID:cQZ2SkH+
更新再開します。
>>565
総合力では最強格に一段だけ落ちますが、トップ下として必要な能力は兼ね備えてますね。
>>566-567
まさかアリスがファン・アリスさんになるとは、最初全く思ってませんでした。
>>568
すみません、確かに描写してたのですが何故か抜けてますね(汗)
今書き直してもテンポが悪そうなので、アリスさんの活躍は後々誰かの手によって描写される方式を取ります。
>>569
大体いつも作者のミスのせいでアリスさんが不遇な目にあってしまってますね……これは申し訳ないです。

571 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/31(火) 00:29:29 ID:cQZ2SkH+
★試合の展開→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→美鈴のパスを反町がカットに向かう!

ピエール「(……ここは無理に攻める局面では無い。しかし同時に、中央にボールを寄せていてはカウンターが怖い。
       ならば遅攻だ。ゆっくりとで良いから、ボールを前へと押し上げていく!)……頼む、メイリン!」

バシュッ……。

美鈴「(ここはパスワークでゆっくり攻めろ、のサインですね! だったら……)――カイエ君、一緒に上がりましょう!」

バシュウウウッ!

実況「ピエール選手を起点に、生徒会チームはFWの美鈴選手とカイエ選手という前線の選手を中心に、
    パスワークで少しずつ前へと上がっていきます! 残る1点差を一刻も早く覆したいレジスタンスにとって、
    この攻め方は非常にストレスが溜まります!」

反町「(――と、言われると非常に良い所どりの優等生な戦術に見えるけど……これは誤りだ。
     何故って、敵は強力な中盤を敢えて使わず、実力で一歩劣るFW主体のパスワークを取り入れた!
     これなら、積極的にカットに向かっても、決して焦り過ぎにはならない! ……ボッシ、俺は行く。力を貸してくれ!)」

バァァッ!

ボッシ「(力を貸してくれ、か。ソリマチ。お前の言いたい事がその背中を通して伝わってくるぜ……!)――あいよ!」

バァァァッ!

実況「レジスタンスのFWは、美鈴選手のパスを防ごうと速攻でパスカットに向かった〜!」

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/31(火) 00:30:37 ID:cQZ2SkH+
先着2名様で、

★美鈴→パス 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ボッシ→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カイエ、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早苗がフォロー)(静葉がフォロー)(ナポレオンがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)

573 :森崎名無しさん:2016/05/31(火) 00:36:52 ID:???
★美鈴→パス 50 ( ハート7 )( 3 + 3 )=★

574 :森崎名無しさん:2016/05/31(火) 00:44:19 ID:???
★反町→パスカット 50 ( スペードJ )( 3 + 6 )+(人数補正+1)=
 ボッシ→パスカット 48 ( クラブK )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

575 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/31(火) 01:02:08 ID:cQZ2SkH+
★美鈴→パス 50 ( ハート7 )( 3 + 3 )=56★
★反町→パスカット 50 ( スペードJ )( 3 + 6 )+(人数補正+1)=60
≦−2→レジスタンスボールに。

反町「それっ!」

タタタッ……パシッ!

美鈴「あ、あれぇッ!?」

実況「美鈴選手、このパスは若干甘かったか! 走り込んで来た反町選手によりカットされてしまいます!」

ピエール「……くっ!(甘かったのは俺だ。勝ちを前にどっちつかずな、ひよった判断をしてしまった……。
      だが、後悔している暇はない。今すぐ奪い返す!)」

ダダダダダ……。

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/31(火) 01:05:17 ID:cQZ2SkH+
反町「(そして中盤の要、ピエールが俺に向かって走り出す……か。このままドリブルでぶつかっても俺には勝ち目が無いから、
     何か案を考える必要があるけれど……どうするべきだろうか?
     ナポレオンまで距離があるから、必殺パスを出してもピエールや早苗さんの邪魔が入る可能性が高い。やるなら確実性が必要だ。
     アリスさんにもう一度任せてみるという手もあるが……あれは、敵がピエール以外だったから勝てた。今も勝てるとは限らない。
     ピエールの支配が及ばないサイドを攻撃する事が理想な気もするが……その為には、後方の静葉さんに渡すというロスが生じる。
     そのロスがあれば、ピエールも手薄なサイドに寄る事ができる。これじゃあ、本末転倒だ。
     どの攻撃にもリスクとリターンがある。ここは落ち着いて考えなくては……!)」

A:ピエールが相手でも怖くない。ドリブルで正面突破だ!(反町のドリブル:52)
B:ピエールをギリギリまで惹きつけてから、ナポレオンに「オオゼリパス」で渡す!(反町の必殺パス:56)80消費
C:左サイド後方の静葉にパス。ドリブルで早苗達を突破して貰う。
D:左サイド後方の静葉にパス。溜めを作って前線へとロングパスして貰う。
E:すぐ近くのアリスさんにパス。ドリブルでピエールを真正面から攻略して貰う。
F:すぐ近くのアリスさんにパス。ワンツーリターンでピエールを突破する!(反町のワンツー:53)
G:その他 ボッシ君を使いたい場合はこちらで

反町のガッツ:390/820

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。



―――――――――――――――――――――――――――
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。

577 :森崎名無しさん:2016/05/31(火) 09:19:48 ID:RuVgvGWQ
D

578 :森崎名無しさん:2016/05/31(火) 10:08:54 ID:7WarjcJA
D

579 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/01(水) 00:41:22 ID:dYW8SVqs
D:左サイド後方の静葉にパス。溜めを作って前線へとロングパスして貰う。

反町「(……サイドに渡してピエールに詰めて来られても、決して不利な事ばかりじゃない。
    上手く突破出来れば即得点チャンスだし、少なくともピエールをサイドにおびきよせる事で、
    アリスさんのいる中央にスペースを開ける事が出来る! となると、ここは……)静葉さん、パスをお願いします!」

バシッ……。

実況「反町選手、左サイドにボールをはたき込む。これは静葉選手へのバックパスだ!」

静葉「そういう事ね、反町君。だとしたら、全力でやらせて貰うわ!」

グワァァァッ……!

静葉「――秋の宵闇と終焉を味わいなさい。『ダスク・フォーリンパス』よ!」

バシュッ。フワァァァァ……ッ!

早苗「くっ……!(まずいわ。私一人ではこのパス、扱いきれない……!)」

ピエール「……サナエ! 俺も手を貸そう!」

ダダダッ、バァァッ!

実況「ボールを受け取った静葉選手は、反町選手とナポレオン選手が上がり切ったのを見てからパス!
    それに対抗するのは生徒会チームの早苗選手、そしてピエール選手の2名!
    これが通ればレジスタンスは再び得点チャンスですが……さあ、どうなるでしょうか〜!」

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/01(水) 00:43:08 ID:dYW8SVqs
先着2名様で、

★静葉→ダスクフォーリンパス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★早苗→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ピエール→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ナポレオンがフォロー)(アリスさんがフォロー)(ネールがフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
早苗のマークがダイヤ・ハートで「ミラクルフルーツ(+3)」が発動します。
早苗はスキル・奇跡を起こす程度の能力により、カードの数値が7の場合15となります。
ピエールのマークがダイヤ・ハートで「サイレントカット(+2)」が発動します。

581 :森崎名無しさん:2016/06/01(水) 00:50:27 ID:???
★静葉→ダスクフォーリンパス 55 ( クラブ2 )( 2 + 2 )=★

582 :森崎名無しさん:2016/06/01(水) 01:01:07 ID:???
★早苗→パスカット 52 ( ハート3 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)=
 ピエール→パスカット 53 ( クラブ7 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=★


583 :森崎名無しさん:2016/06/01(水) 01:01:11 ID:???
★早苗→パスカット 52 ( スペード6 )( 5 + 4 )+(人数補正+1)=
 ピエール→パスカット 53 ( ダイヤQ )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=★

584 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/02(木) 00:19:34 ID:ilc8FiJo
★静葉→ダスクフォーリンパス 55 ( クラブ2 )( 2 + 2 )=59★
★早苗→パスカット 52 ( ハート3 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)+(ミラクルフルーツ+3)=62
≦−2→生徒会ボールに。

早苗「……それっ!」

――パシッ。

静葉「……ッ!」

実況「早苗選手、鮮やかな動きでパスカット成功! そしてそこから……!」

早苗「(……パスワークで時間を稼ぐのは容易い。だけど、アリスさんやナポレオン君も詰めて来ている。
     だったら、ハイリスクではあってもいっそ……!)――ピエール君、攻めましょう!」

バシュウッ!

ピエール「ああ、分かった!」

実況「早苗選手、近くのピエール選手とワンツー・リターンで一気に中央突破!
    後半も間もなく20分という所で、2点差というセーフティリードを確保したい狙いでしょうか!」

ナポレオン「フン。隙を見せたな。ここで刈り取ってやるぜ!」

アリス「ここで守らないと、さっきの私の活躍が何だって事になるわよねぇ! 取るわっ!」

585 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/02(木) 00:25:15 ID:ilc8FiJo

先着2名様で、

★早苗→ワンツー 54 (! card)(! dice + ! dice)=
 ピエール→ワンツー 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ナポレオン→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 アリス→パスカット 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ネールがフォロー)(ボッシがフォロー)(ナポレオンがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
アリスさんのマークがダイヤで「ムーンサルト上海(+4)」が発動します。
アリスさんのマークがハートで「上海人形カット(+3)」が発動します。
早苗はスキル・奇跡を起こす程度の能力により、カードの数値が7の場合15となります。


―――――――――――――――――――――――――――
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。

586 :森崎名無しさん:2016/06/02(木) 00:26:48 ID:???
★早苗→ワンツー 54 ( ダイヤ3 )( 5 + 1 )=
 ピエール→ワンツー 54 ( ダイヤ3 )( 4 + 5 )=★

587 :森崎名無しさん:2016/06/02(木) 00:28:28 ID:???
★ナポレオン→パスカット 51 ( ダイヤ2 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=
 アリス→パスカット 55 ( ハート7 )( 3 + 5 )+(人数補正+1)=★


588 :森崎名無しさん:2016/06/02(木) 10:11:39 ID:???
>やっとボール奪っても生っちょろいパス出すと世代最強レベルのパスカットで奪われる
生っちょろいパス(パス値54のワンツー)

589 :森崎名無しさん:2016/06/02(木) 17:38:42 ID:???
ダイス分追加で言うと60と63の生っちょろいワンツーやな

590 :森崎名無しさん:2016/06/02(木) 22:17:13 ID:???
生っちょろいとはいったい……ウゴゴゴ

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/03(金) 01:20:11 ID:hpelRHzI
>>588-590
アリスさんのパスカットはまだ伸びる余地があるので、鍛えれば世界最強にもなれますね。
ピエールと早苗さんのワンツーは本スレ換算で大体73〜74位なので、アルシオンとかと比べると生っちょろいです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★早苗→ワンツー 54 ( ダイヤ3 )( 5 + 1 )=60
 ピエール→ワンツー 54 ( ダイヤ3 )( 4 + 5 )=63★
★ナポレオン→パスカット 51 ( ダイヤ2 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=58
 アリス→パスカット 55 ( ハート7 )( 3 + 5 )+(人数補正+1)+(上海人形カット+3)=67★
≦−2→レジスタンスボールに。

バシュウッ、バシュウウウウウッ!

早苗「(ピエール君のリターンも完璧! ナポレオン君も振り切った。あと少しで……!)」

過去に守矢みらくるずで共にプレーをした縁もあり、早苗とピエールのコンビネーションは完璧に近かった。
二人の個人技が絶妙に交じり合い、ボールは無事に前線へと運ばれる……かと思ったが、
空気を読んでか読まずか、その想定を見事にぶち壊しにする存在が二人の前に現れた。

アリス「駄目ね……ああ、全然駄目駄目ね!」

バァァッ! ……パシュンッ! ―――スタッ。

実況「あ〜っと! ここでアリスさん選手の絶技が光る! 人形じみた奇怪な動きで、
    早苗選手達のワンツーを見事に封殺! レジスタンスの攻撃はまだ続く!」

早苗「あ、あんた一体何なんですかさっきから!?」

アリス「フフフ……。さすらいのサッカーウーマン……とでも名乗っておこうかしら?
    良かったら、トモダチになってあげても良いわよ」

早苗「いや、別に名前は知ってますし、そーいう住所不定的なトモダチも結構ですし……。
    ――って、そんな事言ってる場合じゃないわ! 早く止めないと……」

592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/03(金) 01:23:02 ID:hpelRHzI
アリス「もう遅ーい! でもドリブル突破は今回はしないわ。ここは……それっ、反町!」

グワァッ、バシュウウウウウウウウウウ!

実況「そしてアリス選手は間髪入れずにパス! 岬選手が入って来れない左サイド側に縦パスです!
    ピエール選手が動けない今、パスに入れるのは生徒会チームのMF、ネール選手とモーリス選手の2名のみ!
    これが通れば、反町選手にボールが渡り得点チャンスです!」

ネール「くそっ、あんなイカれた女に負けるか!」

モーリス「ファンタジスタのまがい物位、俺達でも……!」

バッ! ババッ!

アリス「幾ら私がまがい物でも、私とボールくんとの友情は真実。これが私の――私達の『アーティクルサクリファイス』よッ!!」

先着2名様で、

★アリス→アーティクルサクリファイス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ネール→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 モーリス→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがフォロー)(ジョルジュがフォロー)(岬がフォロー)
≦−2→生徒会ボールに。
【補足・補正・備考】
なし。

593 :森崎名無しさん:2016/06/03(金) 01:34:30 ID:???
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 ( ダイヤ3 )( 3 + 5 )=★

594 :森崎名無しさん:2016/06/03(金) 01:35:36 ID:???
★ネール→パスカット 51 ( ハート10 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=
 モーリス→パスカット 51 ( ダイヤA )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

595 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/03(金) 01:44:25 ID:hpelRHzI
★アリス→アーティクルサクリファイス 55 ( ダイヤ3 )( 3 + 5 )=63★
★ネール→パスカット 51 ( ハート10 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=59
 モーリス→パスカット 51 ( ダイヤA )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=57★
≧2→反町、パスキャッチ。

バシュウルルルルルッ……パァンッ!

ネール「ボールが浮き上がった!」

モーリス「凄い技術だ。あいつ、ただのドリブラーじゃなかったのか!?」

アリス「私を見くびって貰っては困るわね。友情には燃えても、クールな知性と完璧な技術は疎かにしないと決めてるの」

実況「アリスさん選手、冷静と情熱を兼ね備えた見事なパスで、当初の目的通りにボールを反町選手へと繋ぎます!
    そしてこれは即ち、レジスタンス側にとって同点のチャンス! 試合は後半21分、点を取るなら今しかないぞ、レジスタンス〜!」

反町「(漸くここまで来た! 後はどう決めるか、だな。ナポレオンはまだ上がり切れていないけど、
    零れ球のフォロー位はできる位置にいる。攻めの駒が俺とボッシと……後は少し後ろの静葉さんになるか。
    ボッシへの警戒は俺よりも低いが、それでも完全にフリーとまでは行かなさそうかな。
    ――さて。どうする反町一樹。ここは正念場だぞ……!)」


A:低い浮き球を貰い、「ポイゾナスオーバー」で決める!(威力:63)250消費
B:グラウンダーで、「スコーピオンドライブ」を撃つ!(威力:62、ポスト無効)250消費
C:ボッシに、「ネオサーブルノワール」を撃って貰う。(威力:59)
D:静葉に「無回転落葉シュート」を売って貰う。(威力:57)
E:このままバイタルエリアでボールキープ。ナポレオンや静葉が上がるのを待つ。
F:その他 ドリブル突破で一対一を狙いたい場合や、ボールキープでナポレオンを待つ場合はこちらで

反町のガッツ:410/820

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

596 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/03(金) 01:45:43 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにします。

597 :森崎名無しさん:2016/06/03(金) 05:30:40 ID:ATeVqDiQ
B

598 :森崎名無しさん:2016/06/03(金) 09:32:38 ID:Ofm/otCs

乙でした

599 :森崎名無しさん:2016/06/03(金) 15:14:52 ID:???
>アリス「フフフ……。さすらいのサッカーウーマン……とでも名乗っておこうかしら?
>    良かったら、トモダチになってあげても良いわよ」
どうしようちょっとカッコいいと思ってしまった

600 :森崎名無しさん:2016/06/03(金) 17:18:01 ID:???
アリスさんは元からかっこよくて、人里で人形劇とかもやっちゃう優しいお姉さんデスヨ?

601 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/04(土) 03:50:57 ID:???
気付いたらこんな時間でした(汗)ちょっとだけ更新します。
>>599
アリスさんが人気者になれて良かったです。
>>600
つまり今のアリスさんは原作に忠実…?


602 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/04(土) 03:52:09 ID:???
B:グラウンダーで、「スコーピオンドライブ」を撃つ!(威力:62、ポスト無効)250消費

反町「(単純なパワーで言えば『ポイゾナスオーバー』が確実だけど……)
    ――ここは、絶対に決めてやる……!!」

ウワアアアアアアアッ……!

実況「なんと反町選手、この得点タンスに対し直接グラウンダーシュートで対抗する気だ!」

中西「ちいいっ。そんな簡単にゴールが決まる程、ワシらの仕事は甘くないわ!」

バババッ!

反町「(……いくぞ――『スコーピオンドライブ』!)」

バッ、シィィィン! ――ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!

603 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/04(土) 03:53:25 ID:lzE9dL0k
先着3名様で、

★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★マルシャン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 フェルベール→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがねじ込み)(ナポレオンがねじ込み)(モーリスがフォロー)
≦−2→レジスタンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→反町の『ポイゾナスオーバー』が生徒会ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ボッシがねじ込み)(ナポレオンがねじ込み)(レジスタンスのコーナーキック)
≦−2→レジスタンスボールに。
【補足・補正・備考】
反町はスキル・秋ジスタにより数字が2のとき12に、3のとき11になります。(秋限定)
中西のマークがダイヤ・ハートで「突っ張りディフェンス(+3)」が発動します。

604 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 04:38:10 ID:???

★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ハート5 )( 2 + 4 )=★

605 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 06:32:23 ID:???
★マルシャン→ブロック 52 ( ダイヤ9 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=
フェルベール→ブロック 52 ( ダイヤJ )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=★

606 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 06:42:56 ID:???
★中西→パンチング 59 ( ハートQ )( 4 + 3 )=★

607 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 11:06:37 ID:???
うーん

608 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 11:27:56 ID:???
終わってみれば反町が一人で試合壊してたな。
気絶して前半働かないで、
決まるはずのシュート外して、
成功して当たり前のポストプレイしくじって、
励まして貰って出したワンツーは通せず、
最後のチャンスのシュートは普通に力負け。

俺だったら恥ずかしくて明日から町歩けねえわコレ。

609 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 13:55:57 ID:???
Mレベルに換算して3位かな

610 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 15:17:52 ID:???
「強烈な〜」って必殺シュートには乗らないんだっけ。

611 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 15:19:19 ID:???
あの熱い描写からのこの敗北は悔しいけど仕方ない、切り替えてこう
覚醒する機会が増えたと思えばいいさ

612 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 16:22:04 ID:???
誰も実況のセリフの得点タンスに触れてない件

613 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 18:00:01 ID:???
熱い展開だったしアリスさんのファンタジスタフラグ勿体ないから負けたままストーリー進まないかなぁって無い物ねだり

614 :森崎名無しさん:2016/06/04(土) 21:38:30 ID:???
穣子はもう前に配置しちゃっていいよね
もしスカイラブでポストプレイ出来るならそれでアリスさんかナポレオンに落とす
あるいは多分ノーマークというところをNERATTE秋の大三角を打つももいいかも

615 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:41:10 ID:xzJA8fMk
>試合について
点差は1点差になってますし、まだ逆転の芽はあるので続行します。
ただ、ここで更に失点し2点差になった場合はゲームオーバーにしようかと思います。(再開地点は投票で決定)
ゲームオーバーにする際は、なるべく判定時にその旨書き入れるようにします。
>>610
本スレでもトクシックインパクトに強烈なシュート補正は付いてなかったので、
必殺シュートには乗らないこととします。
>>612
これは恥ずかしい……得点チャンスでしたね(汗)
>>614
スカイラブでできるのはタックル、パスカット、ブロック、クリアですね。

616 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:42:34 ID:xzJA8fMk
★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ハート5 )( 2 + 4 )=68★
★マルシャン→ブロック 52 ( ダイヤ9 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=58
フェルベール→ブロック 52 ( ダイヤJ )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=64★*減衰!
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★反町→スコーピオンドライブ 62 ( ハート5 )( 2 + 4 )+(減衰-1)=67★
★中西→パンチング 59 ( ハートQ )( 4 + 3 )+(突っ張りディフェンス+3)=69★
≦−2→生徒会ボールに。

バシュルルルル……ッ!

反町「(しまった! 狙いを定め過ぎて力が入り切らなかった……!)」

反町は蹴り終わった直後、シュートの失敗を自覚した。
先程決まる筈だったシュートを枠外にしてしまった事実は、彼を必要以上に臆病にしていた。
狙いを定める事を意識しすぎて、パワーとシュートコースの鋭さが疎かになっていたのだ。

フェルベール「確かに精度は凄いが……これではシュートではなく、パスだ!」

バッ! ……バチイイッ!

中西「ようしナイスや! これなら……そらァ!」

ドンッ、バチイイイン!!

反町「くっ……!」

それ故、反町のドライブシュートは軌道を読まれたフェルベールによって、その残された威力すらも減衰され。
ゴール前に仁王立ちした中西の突っ張りによって、完全に防がれてしまう結果となった。

ボルン「ヘヘッ、残念だったな。……それっ、ミサキ!」

バシュウウウッ!

617 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:44:50 ID:xzJA8fMk
実況「ボールをフォローしたボルン選手、そのまま前方へとボールをクリア!
    これには先程のワンツーにより陣形を乱したピエール選手、早苗選手に代わって、
    比較的手の空いていた岬選手がフォローに向かいます!」

岬「……僕はかつて、自分の知恵や立ち回りが馬鹿らしく思える位に優秀な人物の下で働いて来た。
  そこでは色々な経験をした。煮え湯を飲まされた時もあって、考え方を改めた事も多かった。
  だけど、それでも決して変える気が無い考え方が一つある。それは……」

静葉「――『人間の感情とは即ち、損得勘定の上に成り立っているに過ぎない……』かしら?
   それなら、ここまでの貴方の一連のプレーを見ていて理解出来たわ」

岬に並んでボールカットへと向かうのは、先ほどの得点チャンス時に、やや後ろ目の地点で待機していた静葉だった。
ふと独り言ちた岬の言葉に応じながら、彼女は最後の可能性を捨てずに走っていた。

岬「正解さ。……ただ、ひとつ誤解をしないで貰いたいのは、決して僕は人の感情を軽視している訳じゃない。
  僕は君たちの怒り、悲しみ、そして『愛』とやらが厄介な代物であると理解しているし、それを馬鹿にする気持ちも一切ない。
  あくまで、その感情っていうのは、皆が思う程そんなに綺麗な物じゃないと言いたいだけさ」

静葉「……私を揺さぶっているつもりかしら?」

岬「まあね。君達が言う反町君への『愛』やら『信仰』とやらも、きっとそうなんじゃないかと思って。
  結局は、自分を良い気分にさせてくれる。自分の神格を確固たるものにしてくれる……。
  そうした即物的な利益のやり取りこそが、愛や信仰の真実の姿じゃないかってさ。
  ――ねえ君。正直に言ってごらん。……二回もゴールを外した反町君の動きを見て、君。ガッカリしたんじゃないかなぁ」

静葉「……!」

618 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/05(日) 01:48:09 ID:xzJA8fMk
静葉は理知的で冷静な神だった。それに加えて元々の信仰不足も相まって、
彼女は無意識的にも意識的にも、物事について打算的な考えを持っていなかっただろうか。
例えば、反町が自分を好いてくれれば、自分への信仰が困る事は無い。
更には、そんな反町が活躍してくれれば、自分への信仰はもっと集まるのではないか……と。
その仮定の上で言えば、反町の不振を見た静葉は、彼に対して失望の念を抱いてしまい――。

穣子「一樹くーーーーーん! チャンスはまだまだこれからだよーーーーっ!」

静葉「(――あの何も疑う事を知らないような純朴な声は……穣子!)」

――そんな時に、岬に向かって必死に駆けていく穣子の姿が見え、静葉の黒い思考は中断された。
オータムスカイラブをするには、距離が離れすぎているが、単身カットに行く事ならできる。
そう思ったらしい彼女は持ち場を離れ、岬の放つパスコースに遠くから割り込もうとしていた。
そして同時に、静葉は理解した。何故反町が、この妹に対して惹かれているのか、その理由を。

静葉「……私達の感情が、損得勘定で揺り動かされるようなものであるならば。
    それは決して、感情とは呼べない。貴方が恐れる必要のある、怒りとか悲しみは起こり得ない。
    当然、それを貴方みたいな第三者が分析して、その正体が損得勘定であると解釈する事はできる。
    ――だけど、それはあくまで筋の通った解釈に過ぎない。真実とは限らない。
    今、私が――私達がこうして動いている事の全てを証明できるとは、限らない……!」

バッ!

静葉は黒い感情を覚えてしまった自分への後悔を胸に、大きく飛んだ。
妹には負けてしまうだろうが、今からでも負けたくないと思った。

穣子「私達だって、一樹君だって、他の皆だって全知全能の神様なんかじゃない。
    悪い所は沢山あるし、困ってしまう事だって沢山ある。
    だけど、互いの悪い所は認め合って、決して否定なんてしちゃいけない。
    互いに困っている時は、手を取り合わなくちゃいけない。
    ――それが愛なんだよ。互いを信じあう、本当の信仰の心なんだよ……!」

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