キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 最新50
【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/10/29(土) 20:50:04 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1467125220/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
合流した反町一行の助力もあり、ブラジルサッカーの登竜門・リオカップの二回戦、サントスとの戦いに勝利した。

一方時を同じくして、鈴仙の相棒であり親友でもある永遠亭の妖怪ウサギ・因幡てゐ、佳歩、とつかさの三人は、
ブラジルと並ぶ南米のサッカー大国・アルゼンチンにて研鑽を積んでいた。
かつての旧友であるパスカルや妹紅達と出会い、さながら同窓会のような雰囲気も呈す中、
天才ファン・ディアスからも強い刺激を受け、佳歩達は地道ながらも成長を遂げる。
しかし、その影では彼女達の修行を見守るべく派遣された、永琳の使者が暗躍しており……?

501 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/01(日) 22:49:02 ID:???
すみません、またしても誤爆を…。
あまりにも誤爆が多いとスレを見返しづらいと思うので、
可能であれば、レスの削除依頼を出す事も検討しています。
(本当は私が誤爆しなければ済む話なのですが…(泣))

502 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 20:55:48 ID:4yGz+HWo
−鈴仙の章B−  〜VS フラメンゴ〜

***

――夢を見ていた。
夢の中であの少年は、サッカーボールを片手に半べそになっていたのを覚えている。

「どうしたの?」

少年に問いかけてみる。彼はしゃくりあげながら、こう答えた。

「折角練習したのに……入団テストに落ちそうなんだ。
 僕、本物のサッカーボールで練習したこと、なかったから……」

「……」

それを聞いて、「そう。頑張ってね」と通り過ぎる事だってできた。
だから、こう答えたのは本当の気まぐれだった。

「だったら、一緒に練習しよう。本物のサッカーボールだって、あげるよ」

「いいの……?」

少年は上目遣いで、キラキラとした視線を向けている。
その余りの真っ直ぐさに、心が打たれそうだった。

「ねえ、名前……聞いても、良いかな?」

彼はこう聞いて来た時は少し困った。
だけど、この純粋な、サッカーを愛する少年になら別に良いと思えた。

――そう。『今とは違って』。その時自分は、間違いなくサッカーを愛していたのだ。

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 20:57:17 ID:4yGz+HWo
***

−リオ州・コリンチャンスが宿泊しているビジネスホテル一室−

鈴仙「『怪奇! 夜のフラメンゴユース宿舎から、激しく頭の悪そうな絶叫!
    三十年前に死んだ選手の亡霊が……』……って、何よこの記事」

アヤソフィア「えー。面白そうな記事で、別に良いじゃないですかー」

サントスとの試合に勝利した鈴仙達コリンチャンス一行だったが、彼女達の気は決して休まる事は無い。
何せ、次に控えているのは今回のリオカップでもサンパウロに並んで優勝候補最筆頭のチーム、
フラメンゴとの試合だったからだ。
そのため、鈴仙は自称情報通のフリー記者兼選手のアヤソフィアに対し、
情報収集を依頼していたものの――この通り、結果は散々たるものだった。

鈴仙「あーのーねー! 私は別に面白さなんて求めてないのっ。
    ていうか、サントスの時は凄い色々情報くれたじゃない。
    あんな感じで、フラメンゴについても情報を集めて欲しかったのに……」

アヤソフィア「とは言いましてもですよ、鈴仙さん」

最近どうもカリカリする事の多くなった鈴仙に、
鈴仙を最もカリカリさせる原因たるアヤソフィアは気だるげに応えながら、
その辺にあるスポーツ新聞を取って来る。

アヤソフィア「フラメンゴはもう半年、いや一年以上も前から有名チームとして、
        各種新聞や雑誌に飽きるほどピックアップされ続けてるんですよ。
        だから、今さら私が調べるまでもないって言うか、ググレカスって感じって言うか」

504 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 20:58:41 ID:4yGz+HWo
鈴仙「むぅ……。ま、まぁ。確かに私も悪かったかもしんないけどさ……」

アヤソフィア「そーですよっ。という訳で、今度有名店の美味しい 冷やし中華 奢って下さいね」

鈴仙「(何か言い負かされてるような気がする……)」

何となく釈然としない気を抱きながらも、鈴仙は改めて手元の新聞記事を読み直した。

505 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 20:59:54 ID:4yGz+HWo

−リオカップ優勝候補・フラメンゴユースに迫る!−

とうとう始まったブラジル若手サッカーの登竜門・リオカップ!
今回はその優勝候補チーム・フラメンゴユースについて、その魅力と強さに迫った。

まずはキャプテンでありFWのカルロス・サンターナ選手だろう。
その決定力はますます磨かれており、自慢の『ミラージュシュート』の決定率は、
今大会始まって以来脅威の100%!
突破力、中盤の支配力も高く欠点の無い、まさしくサッカーサイボーグに相応しい存在だ。

次に指令塔であるMF、リカルド・サンタマリア選手だ。
頭脳明晰で卓越した指揮能力を誇る上、ゲームメイクの技術、守備力ともに今大会トップクラス。
彼に勝てるのはサンパウロの10番、ツバサ・オオゾラしか居ないと表される彼もまた、
大きくその実力を伸ばしている。間違いなく要注意人物だろう。

三番手として紹介するのはDFのジョゼ・トゥーリオ――ファンからはジェトーリオと呼ばれている選手だ。
DFとしての彼の守備力は平均以上程度であるが、オーバーラップからの攻撃力は、
下手なチームのエースストライカーにすら匹敵する程高い。
また、様々な奇襲手を使っており、ファン以外にとっては非常に嫌らしい選手と呼べるだろう。

そして、彼ら以外の選手についても決して油断ならない。
今年のフラメンゴは選手層が全体的に厚く、上述の三選手以外についても、
他のチームの同クラスの選手と比べて総合力が高い。
無名選手であっても決して油断ならない、まさしくバランスの取れた名チームと言えるだろう。

加えて、今回フラメンゴには『ナトゥレーザ』なるコードネームで呼ばれた
秘密兵器があるようだが……残念ながら、その詳細については現在明かされていない。
しかし、今度対戦するコリンチャンスが、前評判以上の実力を見せている事から、
彼らの秘密兵器がお目見えになる日も近いのかもしれない。

506 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 21:02:16 ID:4yGz+HWo

アヤソフィア「……で。どう思いますか、鈴仙さん」

鈴仙「びっくりするほど、前見た記事と同じね……コレ、焼き直しじゃないの?」

アヤソフィア「全く、傲慢な読者層はすーぐそうクレームをつける。
        我々記者サイドがどれだけ苦労して、日々の新聞記事を埋めているのか……」

鈴仙「ま、まぁ。そこは良いけど……。――アヤソフィアでも、この『ナトゥレーザ』の正体は掴めないの?」

アヤソフィア「んー、まあ。ぶっちゃけると調査中ですな。冒頭の三文記事だって、
        別に全くの捏造記事じゃないですし」

鈴仙「(三文記事だって自覚はあるんだ……)――そ、それなら先に言ってよ!
    だったら、この謎を調べて行けば……」

アヤソフィア「まーまーまー。そう慌てない慌てない。試合までまだ時間はあるんですし。
        それに、これ以上の情報を得る為にはですね……。
        う〜む。リオ州一番人気の 牛丼 位奢って貰わないと、割に合わないですし」

鈴仙「そ、それは私も金欠だし。そこはホラ、友達割引とか……」

アヤソフィア「――鈴仙さん。何か勘違いしてませんかな?
        私はあくまで単なる助っ人であり、貴女の仲間でもトモダチでもありませんよ。
        金銭的なバックアップを条件に、チームに入れさせて頂いてる立場にも拘わらず、大変失礼ですが」

鈴仙「うっ……」

鈴仙は甘えた声を出すが、アヤソフィアはそれを冷たい口調で制する。
これまで一緒に居たせいで、何となく彼女もまた反町や秋姉妹達と同様、自分の仲間ではないか。
そう思いかけていた鈴仙は、少しだけ居た堪れない気持ちになった。

507 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 21:03:27 ID:4yGz+HWo
コン、コン、コン……。

鈴仙「あれ……誰だろう……?」

――そんな僅かに緊張した空気を破ったのは、ドアをノックする音だった。
鈴仙が慌てて扉を開けると、そこには懐かしい顔が揃っていた。

佳歩「鈴仙さま……! ホンモノの鈴仙さまだーーっ!」

つかさ「お久しぶりです。鈴仙さま」

てゐ「べーつに、客室にまで押しかける必要あったかねぇ……。
    これじゃまるで私までもが鈴仙に早く会いたかったみたいじゃんか。
    ――あ、おひさ〜」

鈴仙「佳歩、つかさ、それにてゐも……! という事は!」

佳歩「はい! 我々アルゼンチン派遣メンバー、無事に帰って来る事ができました!」

アルゼンチンでの修行を終えた佳歩達一行が、とうとう鈴仙達コリンチャンスに合流した。
反町達やアリスさんが合流した時とは違った嬉しさや懐かしさが鈴仙を覆う。
さっきまでの緊張が嘘のように、鈴仙は自然な笑顔を見せる事が出来ていた。

アヤソフィア「(……はぁ。仲間、ねぇ)」

そして、その後ろで、今しがた自分は仲間ではないと宣言していたアヤソフィアが、
佳歩達と鈴仙の笑顔を見て、影のある表情を見せた理由が何であるか。
――それは誰にも分からなかった。


*佳歩・てゐ・つかさがコリンチャンスに合流しました。

508 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 21:07:30 ID:4yGz+HWo
<<<鈴仙の章B・基礎練習フェイズその1>>>

鈴仙「……さてと。佳歩達も随分頼もしくなったみたいだし。
    私も負けてらんないわね! 基礎練習で出来る事は限られてるけど。
    それでも、千里の道も一歩からだしね!」

今回重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(54)  上がりにくい
B:パス(54)    上がりにくい
C:シュート(55)  とても上がりにくい
D:タックル(52)  上がりにくい
E:パスカット(52) 上がりにくい
F:ブロック(47)  上がりやすい
G:せりあい(53)  上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)

所持中のフラグ:ドリブル(15/20)、低シュート(10/20)、タックル(10/20)、
           スキル・アリスさん操作(特殊)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

509 :森崎名無しさん:2017/01/02(月) 21:13:53 ID:3VssKxpQ
H

510 :森崎名無しさん:2017/01/02(月) 21:16:45 ID:74DtmtLo


511 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 21:26:23 ID:4yGz+HWo
H:フラグの開発をする。(更に選択)

鈴仙「よし、フラグの開発でもしようかしら! 具体的には……」


A:ドリブル(15/20)
B:低シュート(10/20)
C:タックル(10/20)
D:スキル・アリスさん操作(別途特殊判定します)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

512 :森崎名無しさん:2017/01/02(月) 21:34:44 ID:Mjb9ZvbA


513 :森崎名無しさん:2017/01/02(月) 21:53:23 ID:PUWAS1E+


514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 21:56:45 ID:4yGz+HWo
B:低シュート(10/20)

鈴仙「パルメイラスのネイからヒントを教えられたダイレクトシュート……。
    そろそろ真面目に、研究してみる必要があるわね」

鈴仙は新たな必殺シュートの訓練に励んだ。


先着1名様で、

★鈴仙の低シュート練習→! dice★

と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在10ポイント)

515 :森崎名無しさん:2017/01/02(月) 22:07:00 ID:???
★鈴仙の低シュート練習→ 4

516 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 22:34:23 ID:4yGz+HWo
★鈴仙の低シュート練習→ 4 ★
→4ポイント獲得!

タッ、バシイィィィィッ! バシィイイイッ!

鈴仙「うーん。まだまだね。これじゃあ、ブラジルで戦えるまでのパワーが足りないわ。
    でも、そこそこの収穫はあったかな」

鈴仙は低い浮き球シュートの実力を伸ばした。

*鈴仙の低シュートフラグのポイントが+4されました。(現在10→14ポイント)

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/02(月) 22:35:44 ID:4yGz+HWo
☆てゐがコンビプレイフラグを習得したので、その技の方向性について選択肢を設けます。

てゐ「そういえばさ、鈴仙ちゃん」

鈴仙「どうしたのよ、突然」

てゐ「いやね? 私もアルゼンチンで色々と訓練したワケよ。
    それに加えて、鈴仙とのコンビプレイについても色々案を考えてたワケでさ〜」

鈴仙は、突然練習会場に現れたてゐの話に耳を傾ける。
そして、色々な突拍子もないコンビプレイ案について意見を聞き、
最終的には多くの案の一つについて、これから形にしていくこととなった。
それは――。

A:連続ワンツーにしよう。(パス+3の連続ワンツー、要てゐ、80消費)
B:ツインシュートにしよう。(低シュート+5、要てゐ、150消費×2)
C:ツインタックルにしよう(固定でタックル+3、要てゐ)
D:ツインパスカットにしよう。(固定でパスカット+3、要てゐ)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

518 :森崎名無しさん:2017/01/02(月) 22:41:59 ID:WlnhzCoc
A

519 :森崎名無しさん:2017/01/02(月) 22:50:50 ID:74DtmtLo
A

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 23:57:45 ID:???
A:連続ワンツーにしよう。(パス+3の連続ワンツー、要てゐ、80消費)

鈴仙「やっぱり、コンビプレイって言ったら連続ワンツーじゃない?
    私達、中盤でも近い位置に居るからワンツーは役立つと思うし、
    それに、『インビジブルデューパー』や『真実の友情』みたいな大技を狙うなら、
    二人で一緒に前に上がれる連続ワンツーは有効だよ、やっぱり」

てゐ「そうだねぇ。私的には、結構シュート力も上がったからツインシュートもおもろいかと思ったけど。
    でも、確かにそっちのが王道だよね〜」

てゐは鈴仙の意見に同意し、連続ワンツーに関するコンビプレイを磨く事にした。


*てゐのコンビプレイフラグの完成形が「連続ワンツー(パス+3の連続ワンツー、要てゐ、80消費)」になりました。

521 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 23:59:34 ID:???
すみません、こちらの方の更新はこれだけにします(汗)
屁理屈推理スレは暫くお休みして、(悪魔の証明とかのTIPSを書くかもしれませんが)
明日からはこちらを重点的に更新したいと思います。

522 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:06:12 ID:+xZS7186
***

〜フラメンゴFC・宿舎〜

サンタマリア「(……はぁ。今日のミーティングも胃が痛かった)」

リカルド・サンタマリアはすっかり手放せなくなった胃薬を飲み下しながら、
自室に続く廊下を一人歩いていた。

サンタマリア「ジェトーリオの奴は相変わらず場を掻き乱す事しか言わないし、
        キャプテンのカルロスは惚けて『アーサー…アーサー…』としか呟かない。
        他のメンバーは真面目で優秀だが、積極性には欠ける。
        頼みの綱の監督も、無能では無いが頼りない。
        ……俺が纏めるしか無い状況だと言っても、ああ……辛い……」

生真面目なサンタマリアが割を食う事自体は今日に始まった事では無いが、
最近はますます状況が悪化している。昔はジェトーリオも聞き分けが良かったし、
カルロスにしたって、普段は(とある悪癖を除いて)好青年の筈なのだ。

ジェトーリオ「ん〜? 今なんか俺の名前を呼ぶ声が聞こえたような?
        アレ!? そこに居るのはサンタマリアじゃないか!
        おーい、疲れてるようだけど、あっついブラックコーヒーでも一緒に飲まない?」

……耳障りな声を聞いて、サンタマリアの胃がキリリと痛む。
噂をすれば影。サンタマリアのストレッサーその1が夜の廊下に立っていた。

523 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:07:56 ID:+xZS7186
サンタマリア「コーヒーは胃に悪い。わざと勧めているのか」

ジェトーリオ「んもー、そんなつっけんどんに接しなくても良いじゃん。同じチームメイトなんだからさー」

サンタマリア「分かってる。だから試合の時は一切の私情も無しに、お前に頼っているじゃないか」

ジェトーリオ「ちぇっ。さっすがこの僕を突き落としてフラメンゴの司令塔に立った男は違いますな。
        やっぱその厚い面の皮で、強烈なヘディングゴールを量産してるワケさ」

サンタマリア「……感情的になる気力も無いから、黙っててくれ。ただでさえ胃が痛いんだ」

陽気な態度の中にも、ジェトーリオはサンタマリアへの悪意を隠さない。
これだけならば、ジェトーリオはサンタマリアを憎んでいるだけの小物、と表する事が出来たのだが、
しかし残念な事に、彼は世の中すべての人類に対して平等に悪意を振りまくのを至上の喜びとする変人だった。
だから、サンタマリアが彼を避けて自室に戻ろうとするのもごく当然の反応だったが――。

ジェトーリオ「ジェト君のお役立ち情報〜♪」

サンタマリア「まだ何かあるのか。役立ち情報というなら、お前を消す方法を教えてくれ」

ジェトーリオ「もーっ。またそんな事言って。さっき監督がオーナーと電話してるのを聞いた、
        ホントに耳より情報なのにさー」

サンタマリア「……一応聞く。お前の耳ざとさには信頼を置いているからな」

こうした時に限って、ジェトーリオはその有能さを不要に発揮するのが常だった。
サンタマリアは彼の言葉に耳を傾けざるを得なくなる。
ジェトーリオはいつも通りの人を食った表情を崩さず、サンタマリアに耳打ちした。

ジェトーリオ「――明後日のコリンチャンス戦。上層部はいよいよ`ナトゥレーザ'の『三人』を投入するらしいよ」

サンタマリア「何だと……!」

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:10:41 ID:+xZS7186
――大会開会前から一部マスコミに囁かれている、フラメンゴFCの秘密兵器『ナトゥレーザ』。
サンタマリアも『彼ら』の概要やその卓越したサッカー能力を把握していたが、
まさか、このリオカップで起用されるとは。サンタマリアは驚きを隠せなかった。

ジェトーリオ「まあわかるよ。だって、これまでの試合映像見たでしょ? コリンチャンスは案外強敵だ。
        カルロス・ザガロ級のストライカー、ネイ級のドリブラー、ツバサ・サンタマリア級のゲームメイカー。
        加えてディウセウ級のディフェンダーが続々加入しているお祭りチームだ。
        僕らの将来がかかった大会で、最大戦力を投入するってのは理に適ってる。

        しかも、彼らのポジションと得意能力は、ウチらの弱点にドンピシャ! だからね。
        だって、『ドリブルが得意なFW』、『ブロックが得意なDF』、『セーブ力に優れたGK』でしょ?
        ――もはやコレ、『コリンチャンスが苦戦するように戦力補強しました!』って言わんばかりの人選だよ?」

サンタマリア「し、しかし。彼らの実力面はともかく。性格面から今大会での投入は控えるという方針になった筈では……?」

ジェトーリオ「そんな事、僕に言われても判んないよ。でも、彼ら確かに絵になりそうだからねー。
        最悪負けても良いから、興行的に目立てばいいや的な感覚なのかも?」

サンタマリア「そ、そんな事が……いや。確かに。今の勝ちつつもパッとしない俺達の状況なら、あり得るかもしれんな…」

サンタマリアはジェトーリオの悪意ある可能性を否定できない。
自分達はあくまでプロサッカー選手という『商品』である事には変わりない。
長期的な利益の為に丁寧に育てられる場合もあれば、短期的な利益の為に切り捨てられる場合もある。
フラメンゴがコリンチャンスを脅威とみなして、勝ちを放棄してでも後者の手段に出たとしてもおかしくはなかった。

525 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:17:37 ID:+xZS7186
サンタマリア「――だとしても、俺達は勝つしかないだろ。それがプロ。俺達の生きる道なんだ……」

ジェトーリオ「あーあ。相変わらずマジメ君だねぇ。そう肩肘張って生きてても、良い事無いよ?」

サンタマリア「真面目なのは好き好んでやっているんだ。忠告には感謝するが、今更変える気はないな」

言いたい事を言い終えたのか、ジェトーリオはそれを最後に「んじゃ、おやすみ〜」と立ち去って行った。
夜の宿舎に取り残されたサンタマリアは、ふぅ、と溜息をついて追加の胃薬を服用してから。

サンタマリア「(浮わついている。……ジェトーリオだけじゃない。カルロスも、きっと……俺自身も。
         むしろ、だからこそ。『自然から生まれた者《ナトゥレーザ》』の力が必要なのかもしれないな……)」

未だ舞台上に姿さえ見せぬ助っ人達の影に希望を籠めて、ひと時の休息に入るのだった。


***


カルロス「アーサー。俺は君に問いたい。……何故あの時君は、俺を置いていったんだ……?」

その頃で、チームキャプテンのカルロスもまた、自室にて一人苦悩していた。
とは言え、彼の苦悩はサンタマリアやジェトーリオが会談していた際のそれとは違う、
現実から浮遊した、ロマンチストな悩みである故、他者からの共感は得られにくかった。

カルロス「でも。その理由ももうすぐに聞ける。だから、……待っていてくれよ、アーサー……!」

カルロスは『アーサーと同じくらいに』大切にしているサッカーボールを小脇に置いたまま、
年老いてなお想い人を待つ老人の如し呻き声を上げながら、決然と立ち上がる。

カルロス「――練習をしよう。試合の日は、アーサーに恥ずかしくないプレーをしなくてはいけないからな……」

彼が『アーサー』に賭ける想いは既に、呪いにも近い恋情の域へと達しつつあった。

526 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:19:33 ID:+xZS7186
<<<鈴仙の章B・基礎練習フェイズその2>>>

鈴仙「……いよいよ明日がフラメンゴとの試合ね!
    ウチもかなり戦力が補強されて頼もしいけど、相手も中々手強いような気がするわ。
    負けないように、まずは千里の道も一歩かーら。……うーん、どうしよう」

今回重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(54)  上がりにくい
B:パス(54)    上がりにくい
C:シュート(55)  とても上がりにくい
D:タックル(52)  上がりにくい
E:パスカット(52) 上がりにくい
F:ブロック(47)  上がりやすい
G:せりあい(53)  上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)

所持中のフラグ:ドリブル(15/20)、低シュート(14/20)、タックル(10/20)、
           スキル・アリスさん操作(特殊)、てゐとのコンビプレイ(ワンツー)(10/20)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

527 :森崎名無しさん:2017/01/04(水) 23:30:37 ID:7Rg3/9U+
A

528 :森崎名無しさん:2017/01/04(水) 23:33:39 ID:bL8HKU++
A

529 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:39:59 ID:+xZS7186
A:ドリブル(54)  上がりにくい

鈴仙「やっぱりドリブルが大事かしら。ボールキープは基本中の基本だしね」

鈴仙は改めてドリブルの基礎を補強する事にした。

先着1名様で、

★鈴仙のドリブル練習→! card★

と書き込んでください。数値・マークで分岐します。

JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
7〜13→+1!
1〜6→効果が無かった。

530 :森崎名無しさん:2017/01/04(水) 23:43:28 ID:???
★鈴仙のドリブル練習→ クラブQ

531 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:54:34 ID:???
★鈴仙のドリブル練習→ クラブQ ★
7〜13→+1!


タッ、タタッ……クイッ!

鈴仙「――うん。よしっ! 私のドリブルだって捨てたモンじゃないわね!」

鈴仙は短期間の練習ながらも、確実に技術を向上させる事に成功した。


*鈴仙のドリブル力が+1されました。54→55
*今日の更新はここまでにします。

532 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/05(木) 22:55:25 ID:tyxlOemk
〜スタジアム・控室〜

コーチ「よし、みんなきけい……グヒヒ」

てゐ「(このいかにもなエロオヤジの下で頑張ってたのか……鈴仙。ご愁傷様だわ)」

佳歩「ねぇつかさちゃん。あの本って……」

つかさ「か、佳歩ちゃんは見ちゃいけません!」

チームに子ども(外見は)が加わっても何の配慮もなく、
公園のゴミ箱から拾って来たエロ雑誌片手にニヤけるコーチの号令の下、
いよいよ迎えたフラメンゴユースとの試合前ミーティングが始まった。

アヤソフィア「敵チーム情報なら元記者の私に任せろー! ……と、言いたい所なんですが。
         フラメンゴは有名過ぎて、私ならではの情報ってあんまり無いんですよねぇ」

静葉「……FW、MF、DFにそれぞれ有力なA級選手が1人。
    他の選手もタレントとは言わずとも、総合力がかなり高い……散々言われてる情報よね」

とはいえ、ミーティングにあっても特別な新情報は入って来ない。
決して優勝候補とまでは言えないグレミオや、練習を非公開にしていたサントスと比べると、
元々の地名度が高く、更に人気チームであるフラメンゴについては、むしろ情報が氾濫していた。

穣子「まぁ、でも。それってつまり、難しい事は考えなくても良いって事だよね。
    これまで言われてきた情報を基に、これまで通りの戦略を――」

533 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/05(木) 22:57:00 ID:tyxlOemk
しかし、穣子がのどかにそう結論付けようとした時だった。

てゐ「……【名有りとは言えない選手でも、ちょっとした必殺技を持っている可能性がある】。
    【スタメンメンバーに、名有りのFW、DF、GKを入れて来る可能性がある】――って、情報は?」

鈴仙「えっ……!? ちょ、ちょっとてゐ。あんた何、加入早々いい加減な事を……!」

てゐが不意打ちと言わんばかりにポツリと呟いた。
それは、鈴仙達がこれまで散々調べた情報の中からは分からないものばかりだった。

てゐ「元記者サンが居る中で悪いけど。情報ツウってのは、この私が元祖なんだよね〜」

アヤソフィア「……ほう、流石は鈴仙さんのお仲間だ。こりゃ私、早々にお役御免ですかな?」

アヤソフィアはおどけるようにそう言って見せるが、彼女もまた、てゐの情報収集能力に舌を巻いているようだった。

佳歩「てゐ様、何時の間にそんな情報を……?」

てゐ「んー。まぁ、ちょいとイタ電をね。フラメンゴは選手が優秀だけど監督が微妙って聞いたから。
    オーナーのフリして電話かけたら、色々自分らの仕上がりだとか、謎な構想だとか、全部教えてくれた」

つかさ「この方は、もう。本当に慎重ななのか、大胆なのか……!」

コーチ「ふおっふおっ。こりゃ中々、またおもろいヤツが仲間になったもんじゃのう。
    ――後はこれで胸やら尻やらが出てたら100点満点だったゾイ」

てゐ「キモイ」

コーチ「ふ、ふほっ、ゴホッ! ガハァッ!? ……ふぅ。幼女に罵られるのも良いモンじゃのう」

鈴仙「(またヘンな性癖が増えたっ!?)」

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/05(木) 22:58:10 ID:tyxlOemk
アリス「(やった! やっと発言出来た!)……コホン。兎に角、今の情報も加味して、
     試合開始時のフォーメーションを吟味してみるべきね」

そしててゐの発言で周囲が色んな意味で盛り上がる中、
アリスさんはここぞとばかりに仕事をする事で自分の居場所を主張する。
その結果、以下のフォーメーション案が組まれた。

−−@−− @名有GK?
B−C−A C名有DF?
−−D−− Dジェトーリオ
−−−−− 
G−E−J Eサンタマリア
−−−−− 
−−−I− Iカルロス
F−H−− H名有FW?
(参考)サントスの予想スタメン図:4−3−3
コリンチャンス:3−4−3
−H−J− H鈴仙 990/990 J佳歩 850/850
F−−−− Fアヤソフィア 800/800
−I−G− Iアリス 800/800 G反町 870/870
−−−−− 
−E−D− Eてゐ 810/810 D静葉 830/830
−B−C− Bミャージ 700/700 Cつかさ 900/900
−−A−− A穣子 880/880
−−@−− @ピュジェ 700/700
控え:クラウディ(FW)、ゲーノス(FW)、ナバイロ(MF)、マギッシ(MF)、ビベス(DF)
    ライア(MF)、ニータ(DF)
備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/05(木) 23:04:03 ID:tyxlOemk

反町「(名有選手を全員スタメンに組み込んだ形か。……少し守備の人員が薄いのが気になるが、
     確かに中々攻撃力が高そうだ。何より、タレントの人数で圧倒できている)」

佳歩「(鈴仙さまと文句なしのツートップだ!)……むーん。他にいじるとしたらどうでしょうか。
    名有選手を全員スタメンで出すことに拘らなければ、もっと色んな発想も思いつきますし」


鈴仙「(反町君は元からだけど、佳歩もしっかりと地に足を付けて考えてる、って感じになったわね。
    やっぱり、アルゼンチンで成長したのかしら。――さて。私の方から何か言いたい事はあるかな……)」

アルゼンチン組の早速の活躍に鈴仙は関心しつつ、
アリスさんが考えてくれた布陣について問題が無いかどうかを検討した。

A:アリスさんの考えた布陣で問題ない!
B:いや、アヤソフィアと反町をSH、アリスさんをトップ下にした3−5−2にして、中盤を固めるべきだ。
C:いや、アヤソフィアをSH、静葉をSBに置いた4−4−2にして、守備を固めるべきだ。
D:いや、自分(鈴仙)と反町を入れ替えて、自分(鈴仙)の『狂気の瞳』スキルを有効活用すべきだ。
E:その他 他に陣形が思いついたらどうぞ。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

536 :森崎名無しさん:2017/01/05(木) 23:47:47 ID:MZQOLIXQ
A

537 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/06(金) 00:44:22 ID:???
すみません、票が入らないので今日の更新はここまでにします(汗)
でも確かに、いきなりフォーメーションについて選択肢があっても、どれが良いか分からず選びにくいですよね…。
と、言う訳で各選択肢に関する私の所見を書いてみる事にしました。

A→これでも問題ないと思います。突破力・決定力の高い選手を前に置いた、攻撃重視の布陣。
B→アヤソフィアはドリブルが強く、MF能力もそこそこ。反町はFW・MFどっちも出来るユーティリティプレイヤー。
   アリスさんの総合力は現在チームトップ。この三人を中盤に配置し層を厚くする選択肢。
C→静葉のタックル力はチームでもトップクラス。その上に『オータムスカイラブ』使いの穣子との連携が容易。
   また、DF4人は人数補正やフォロー面から守備的に安定しやすい。
D→鈴仙はMFでもやっていけるし、反町もシュートが結構強い。
   その上で、判定数の多いMFに鈴仙を置く事で、強力なデバフスキルの『狂気の瞳』を沢山発動させる作戦。

暫くは2票決にしつつも、少しでも投票していただきやすいよう、工夫をしたいと思います。
それでも中々進まないようであれば、1票決での進行(あるいは、投票要素を更に減らして描写に切り替え)を
検討したいと思っています。本日もお疲れ様でした。

538 :森崎名無しさん:2017/01/06(金) 01:04:57 ID:???
Bとかにするとフォーメーション図はどうなりますか?

539 :森崎名無しさん:2017/01/06(金) 08:34:54 ID:lr2OggTo
A

540 :森崎名無しさん:2017/01/06(金) 19:16:38 ID:BRFRyGxo
A

541 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 02:32:57 ID:???
こんばんは、今日は更新したかったのですが、書いてる途中に寝落ちしてしまいました。
こんな時間なので、明日まとめて更新したいと思います。
>>538
フォーメーションは選択後、GM側で一番良いと思われる布陣を提示するだけで、
特に詳細に拘る気はありませんでした。
(細かい配置まで考えても、試合にあまり影響しない割に、時間だけかかると思ったので)
攻撃重視、中盤重視、守備重視、搦め手とざっくりとした選択肢だけ提示するのが
シンプルで選びやすいと思ったのですが、中々難しいです…。



542 :森崎名無しさん:2017/01/07(土) 09:32:30 ID:???
個人的な感想ではありますが、各フォーメーションの特徴については
>>537の説明があったぐらいがちょうどいいかなーと思います

チームのブレーン枠の選手が
いくつか案を出す→>>537ぐらいの説明をしてくれる→投票
の流れにすればテンポもさほど悪くならないですし、そんな形式のスレもあったと記憶しております

???さん「そうすれば私の台詞も増えて一石二鳥ね!」

543 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:04:02 ID:XBjtUS2g
>>542
コメント・ご意見ありがとうございます。そうですね、その位の説明は必要だったと思います。
私自身、展開を急ぎすぎるあまり、肝心の内容について考えられていなかったですね…。
アリスさんは扱いは不憫かもですが、ブレーン面、試合面、ギャグ面等あらゆる分野で助けられてますw
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

A:アリスさんの考えた布陣で問題ない!

鈴仙「(……アリスさんの布陣で良いと思うかな。私、佳歩、アヤソフィア、反町君、アリスさん。
     攻撃力の高いメンバーがそろって前に出てるってのは、敵にとっても中々怖いと思うし)」

アリスさんの考えた案について特に異論は無い鈴仙は、特段の発言をしなかった。
そしてそのまま試合開始を迎え――。

*****

〜マラカナンスタジアム・フィールド〜

実況「さあ、リオカップもいよいよ本戦に突入!
    そして今日のカードはいきなり注目の、コリンチャンス対フラメンゴです!!
    大会開催前からサンパウロに次ぐ強豪チームとして注目を集めたフラメンゴ!
    当初こそ無名でしたが大番狂わせを起こし続けたコリンチャンス!!
    両チームともに今大会人気チームであり、事実上の決勝戦と呼ぶ評論家すらいます!
    果たして今日の試合、一体どうなるのでしょうか〜〜!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「キャー! カルロスー!」「レイセン! 応援してるぞー!」「コリンチャンス、このまま優勝しちまえ!」
   「流石にここはフラメンゴだろ」「サンタマリア!」「アキシマイ!」「ジェトーリオ!」「ソリマチ!」「アリスさん(小声)」

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:05:25 ID:XBjtUS2g

佳歩「アルゼンチンも凄かったけど……こっちも凄いです!!」

つかさ「私、もうなんだか熱くなって来ました……!」

反町「(よし。今日も頑張るぞ……!)」

コーチ「グフフフ……。今日も勝って、コリンチャンスファンのピチピチギャルを増やすんじゃぞ、皆」

静葉「コーチ。真面目にして頂けませんか?」チャキッ

穣子「お姉ちゃんがコーチさんの首筋にカッター当ててる! ろ、老人虐待だよぉ!?」

てゐ「いや、何か違うだろ……色々と」

アヤソフィア「観客の皆さんは元気ですねぇ。私も叩かれないようにしないと」

鈴仙「……リオカップもこれで大体折り返しかしら。こんなに凄いチームを倒してもゴールじゃないなんて。
    まだまだ先は長いなぁ――って、勝つ前からそんな事考えてちゃダメか。シャキっとしないと!」

鈴仙達一行はそれぞれに胸を張ってスタジアムに入場するが……。

鈴仙「――って、アレ? アリスさんが居ないような……」

鈴仙以外誰も気づいていないようだったが、アリスさんが列に居ない。
とうとう他者との関係性に疲れ、引きこもりになってしまったのではないかと鈴仙は心配するも。

アリス「がくがくぶるぶる……」

……いや、アリスさんは皆から離れているだけで、別に消えてはいなかった。
スタジアムの入り口でボールくんを抱きしめながら震えているだけである。

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:09:36 ID:XBjtUS2g
鈴仙「――ちょっと、アリスさん。中学時代のフラッシュバック起こしたんだったら、医務室に送るけど?」

アリス「ち、違うのよぉ、鈴仙。あっち見てよ……ほら」

鈴仙「あっち? あっちって、フラメンゴの方のベンチだけど……って、うっ」

しかし、それには何らかの理由があった。
アリスさんが震えながら示す指先には――確かに、少しだけ、いや結構中々怖かった。

カルロス「……アーサー……あれはやっぱりアーサーだ。見間違いが無い……!!」

鈴仙「あれって……フラメンゴのキャプテンのカルロス……君だよね。
    うん、確かに怖いわね……あの血走った形相は。何か危険な確信に満ち溢れたような顔つきは」

アリス「そうよ……きっと私と、私の親友のボールくんとの仲を引き裂こうとしてるに違いないわ……!
     でもそうはさせない。私のトモダチはボールくんだけ。他の誰にも、彼は渡さないんだからぁ……!!」

鈴仙「――ま、まぁ。でもきっと彼も故意の反則プレーとかはしないと思うし。
    紳士的なプレーで評判が高いって、雑誌にも書いてあったし多分大丈夫よ。……少なくとも試合中は」

アリス「――そ、そうよね。……ごめんね、鈴仙。心配かけて」

鈴仙「うん……(でも。落ち着いて考えると。ボールを抱きしめながら
    被害妄想豊かに歯ぎしりしてるアリスさんも割と怖いわよね。
    極力関わり合いになりたくないっていうか、トモダチにはなりたくないっていうか……)」

鈴仙は本音を心の奥にそっとしまうと、アリスさんの手を取り励ましながら、
フィールドの中央へと向かうのだった。

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:10:39 ID:XBjtUS2g
カルロス「……アーサー……アーサー……!」

サンタマリア「――目が怖いぞ、キャプテン。少しは落ち着いてくれ。
        (あの三人は遅刻か? 全く、どれだけマイペースなんだ……)」

ジェトーリオ「サンタマリア大丈夫ぅー? 俺が代わりに胃薬飲んどいてあげよっか?」

一方で、鈴仙達コリンチャンスと同じタイミングでフィールドに出たフラメンゴにも一波乱があった。
カルロスやジェトーリオについては、もはや特筆すべき問題ではない。
サンタマリアにとって解せないのは、昨日聞いた『ナトゥレーザ(自然)』のコードネームで呼ばれた、
フラメンゴの助っ人3人組が未だに姿を見せない事である。
最初はまたジェトーリオに騙されたか、とも思ったサンタマリアだったが、
監督もまた、今日のミーティングにて助っ人の存在を明かし、その上で未だ不在な点について
首をかしげているのだから、恐らく嘘では無い。
だからきっと来るはずだ、と思っているのだが、……試合開始1分前になっても、彼らはまだ来ない。

サンタマリア「……来ないものを嘆いても仕方ない。カルロス、そろそろコイントスの時間だぞ」

カルロス「あ……ああ。すまない……」

カルロスはサンタマリアの声で漸く我に返り、そのままセンターサークルへ向かう。

鈴仙「あんたがカルロス・サンターナね……今日はよろしくね」

カルロス「ああ。君のうわさはかねがね聞いているよ。
      レイセン……異国から来た少女だが、とても優秀なストライカーだと」

一旦アーサーモードから抜け出したカルロスは、冷静さを取り戻したようで、
鈴仙に対しても紳士的に振る舞ってくれる。メオン、ザガロと挑発的な面々が続いた中で、
彼の穏やかさは鈴仙的にもありがたかった。

547 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:16:08 ID:XBjtUS2g
審判「それでは、コイントスを」

鈴仙「はい(……とりあえず。今日の試合は少なくともカオスな事にはならなさそうね……)」

アリスさんの通報もあって最初は警戒していた鈴仙も、カルロスと実際に接する事で安心感を抱きつつあった。
カルロス以外のメンバーも普通そうな風体の少年ばかりで、鈴仙は穏やかにコイントスを始める事が出来た――。
が、鈴仙の心が穏やかなのはこれまでだった。


天パの妖精「……」

ビッ。タン、ツーーーッ、スーーーーーーーーッ……。

鈴仙「……え? セグウェイ?」

一人の少年が、二人の少女を肩に乗せて観客席からフィールドに降り立った。
彼はとても滑らかな動きでここまで来たため、セグウェイに乗っているのかと鈴仙含む周囲の者は勘違いしたが、
彼はなんと、サッカーボールの上に乗ってここまでやって来たようだった。そして――。


天パの妖精「ハッハァーー! ヒーロー登場だぜェ!」

ふんわりフェーブの妖精「最強のDFが来てやったわ!! これでもう安心なさい!!」

ストレートの妖精「ふ、二人とも……。遅刻してるんだから、前口上は後にしようよ……!」


鈴仙「こ、この声は……」

――どこかで聞いた事のある、非常に頭の悪そうな笑い声を聞いた。

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:18:05 ID:XBjtUS2g
佳歩「え!? もしかしてディアスさん!?」

てゐ「違うっしょ。ディアスはもちっと肌が……って」

つかさ「……そんな。あの子はまさか――!」

その笑い声を近々聴いた覚えのある佳歩、てゐ、つかさのアルゼンチン派遣組は、敏感に反応した。
ただし、佳歩とてゐは驚きと畏怖の感情を抱く一方、
つかさだけは自身のライバルとの邂逅に対し、感情の高ぶりを見せていた。

アヤソフィア「ナトゥレーザ……自然。自然……妖精。はぁ。こりゃとんでも無い連想ゲームでしたね」

鈴仙「自然……妖精。妖精……天パ……最強……うっ、頭が……」クラッ

カルロス「おい、大丈夫か? 顔色が悪いぞ!」

鈴仙「ごめん。……今回の試合はこそは、常識に囚われた試合ができると思ってたから、つい……」

――そこで鈴仙も察する。察してしまう。フラメンゴの助っ人の正体を。

実況「お〜〜〜っと! ここでフラメンゴ、あらかじめ選手登録されていた助っ人3人組が登場!
    助っ人A! 天パの妖精・キスギ! 助っ人B! 最強の妖精・チルノ!
    そして助っ人C! 無名の妖精・ダイチャン! 試合開始直前となって、滑りこみ参戦だ〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
   「なんだこいつら!?」「あの天パ…噂の偽ディアスか!?」「いや、あれは地毛らしい。きっと本物だ!」

来生「ハッハァ! 南葛の点取り屋・ファン来生様の登場だ〜〜!」

チルノ「ハッハァ! こっちは妖精の点取り屋・ファンチルノ様だぞ〜〜!」

大妖精「チルノちゃんはDFだから、そっちに専念してね!? ……あ、GKの大妖精です」

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:19:36 ID:XBjtUS2g

――『ナトゥレーザ』とは即ち、個人の名では無く。彼らの属性を指していた。
自然から生まれる妖精。人の身でありながらその生き方が妖精に近い来生。
フラメンゴのオーナー陣が、飛行機事故によりアマゾン奥地で漂着していた3人を発見し、
そのサッカーの才能を見出したのは、まさしく双方にとって僥倖だった。

鈴仙「なんてムリヤリな設定よぉ……!」

穣子「でも、三人とも生きててよかったねぇ……人間、死んだらオシマイだもんね。わかるよ〜」

反町「(穣子さんは神だし、来生はともかくチルノとかは妖精だから、色々と違うような……)」

勿論、真面目にサッカーがしたい鈴仙にとっては、こうした常識外の出来事は受け入れ難かったのだが。
しかし、鈴仙だけがこうした辛い思いをしている訳では無い。

サンタマリア「(お、俺はこんな非常識が皮を被ったような面々を加えてサッカーしないといけないのか……!
         だ、駄目だ。覚悟はしていてもやはり耐えられない……!)ぐ、グボハァー!!」

ジェトーリオ「ひいいっ! 大変だ、サンタマリアが吐血したー! 救護班、早くー!」

フラメンゴ側はフラメンゴ側で、ストレスが限界値を超えて倒れる者もいる。
とどのつまり、この状況についてコリンチャンス側もフラメンゴ側も立場は同じ。
そうならば、鈴仙が耳を幾らシワシワにしようとも試合は恙なく行われるべきなのだ。

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:21:09 ID:XBjtUS2g
審判「……さあ、早くコイントスを」

カルロス「はい」

鈴仙「(え……? 今明らかに血を吐いてる人が居た気がするけど……?
     気のせい、なのかな……。私の方がおかしいだけなのかなぁ……?)」

鈴仙は薄れゆく意識の中、辛うじてコイントスに参加した。


先着1名様で、

★コイントスの結果→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→コリンチャンスボール
スペード・クラブ→フラメンゴボール
JOKER・クラブA→審判(ロベルト)「ここだ、ここでキャストオフだ!」鈴仙・サンタマリア「「」」プクプク


*一旦ここまでです。続きは夕方〜夜頃に更新します。

551 :森崎名無しさん:2017/01/07(土) 14:23:15 ID:???
★コイントスの結果→ クラブ9

552 :森崎名無しさん:2017/01/07(土) 14:23:24 ID:???
★コイントスの結果→ スペード2
まさかの妖精三人組wwwこれは予想できなかったわ

553 :森崎名無しさん:2017/01/07(土) 17:51:29 ID:???
乙です

サンタマリア……生きろ

554 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 22:56:33 ID:XBjtUS2g
更新再開します。
>>552
妖精を出そうと思ったのは単純にナトゥレーザからの発想ゲームでしたw
あと、スレタイも地味に伏線だったと思います。(ディアス+偽ディアス+来生=天パ祭り)
>>553
乙ありがとうございます。
サンタマリアの胃痛キャラが加速したと思います。

555 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 22:57:49 ID:XBjtUS2g
★コイントスの結果→ クラブ9 ★
スペード・クラブ→フラメンゴボール

鈴仙「あっ……裏だった」

カルロス「では、俺達が先攻させて貰おう」

実況「コイントスの結果、フラメンゴの先攻でキックオフとなりました!
    果たしてこの死闘を制すのは、一体どっちになるのでしょうか〜〜!?」

来生「それは勿論、この俺様だぜ! 17人抜きでゴール決めてやる!」

サンタマリア「そ、それって逆走してるじゃないか……ゴフッ!」

ジェトーリオ「ちょっとサンタマリア、点滴打ってるんだから無理しないで!」

鈴仙「(死闘って言うか、既に死にそうな人が居るわね……)」

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

そして。……一抹では到底済まない数の不安を抱えながらも。
審判の無慈悲なホイッスルにより、コリンチャンスとフラメンゴの試合は始まった。

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 23:00:51 ID:XBjtUS2g
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「ヒント神・ヨッチャンです。今回は鈴仙の章その3・リオカップ第三試合、フラメンゴ戦を紹介します!
       フラメンゴはテクモ版2・3でリオカップ編ラスボスを務め。
       本スレでもサンパウロに次ぐ強豪として描かれただけあり、かなりの強敵チームです!
       このスレでは、カルロス君・サンタマリア君・ジェトーリオ君の強化は勿論、
       来生君、チルノ、大妖精の加入、その他モブ選手の強化……等、更なる改造を施しています。
       が、こちらも佳歩、てゐ、つかさの加入で強化されているので、難易度はそう高くないと思いますよ。

−−@−− @ラスレイ
B−C−A Bサーノス H(ホントはC)チルノ Aビオン
−−D−− Dジェトーリオ
−−−−− 
G−E−J Gイシーズ Eサンタマリア Jファリヤ
−−−−− 
−−−I− Iカルロス
F−H−− Fタルーツ H来生
サントス:4−3−3
コリンチャンス:3−4−3
−H−J− H鈴仙 990/990 J佳歩 850/850
F−−−− Fアヤソフィア 800/800
−I−G− Iアリス 800/800 G反町 870/870
−−−−− 
−E−D− Eてゐ 810/810 D静葉 830/830
−B−C− Bミャージ 700/700 Cつかさ 900/900
−−A−− A穣子 880/880
−−@−− @ピュジェ 700/700

557 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 23:02:36 ID:XBjtUS2g
ヨッチャン「要注意選手ナンバーワンは勿論カルロス君です! 突破力・決定力・守備力全てが優れた万能選手の彼を、
       少しでも動かさないようにする事が勝利の秘訣となるでしょう。

       来生君はトリックスターとして充分過ぎる程のスキル・必殺技を備えています。
       流石に本物のディアス君程では無いですが、高い突破力はまさしくワールドクラス!
       動き出したら止まらないという点では、ある意味カルロス君より厄介かもしれません。

       点滴を打ちながら試合に臨むMF・サンタマリア君も侮れませんよ。
       派手な必殺技こそ少ないですが、アリスさんとほぼ互角の実力を持ち、
       特殊戦術を持つ司令塔の彼は中々に厄介な存在です。

       リベロ的なポジションにいるDF・ジェトーリオ君。
       彼はブロックはそこまででは無いですが、ダーティさを活かしたタックルが持ち味。
       アリスさんと言えども、彼の毒牙にかかるとドリブルゴールも厳しいかもしれませんね。

       そして、フラメンゴの弱点だったシュートブロックを補う二人の妖精、
       チルノと大妖精の加入は中々大きいです。二人とも燃費は悪いですが、
       強力なブロック/セービング技を覚えています。
       大型シュートよりも、小型シュートを連発する方が有利かもしれません。

       最後に一点。【この試合は、負けた場合はゲームオーバーでリセット】となります。
       特に数値的なペナは設けないですが、緊張感を持って戦えるよう描写等は工夫したいと思いますので、
       時には気楽に、時には真剣にゲームに参加して頂ければ嬉しいです!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 23:04:14 ID:XBjtUS2g

サンタマリア「こっちのキックオフだな。よし、まずはボールキープで大勢を掴んで……」

パシッ。タタタタタッ……!

来生「ハッハァー! 初手11人抜きだーいっ!!」

サンタマリア「(大丈夫だ。この位はまだ想定の範囲内だ……)」キリキリ

実況「キックオフと同時に、来生選手がボールを貰って中盤を駆ける駆ける駆ける!
    まるでファン・ディアスさながらの、無法のドリブル突破だ〜〜!」

鈴仙「こ、これは避けられないわね……佳歩!」

佳歩「鈴仙さま。ええ、二人で止めましょう!」

ダッ! ズザアアアアアアアアアアアッ!

来生「あっれー。お前らどこかで見た事あるような。ま、良いか! いっくぜー♪」

559 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 23:05:14 ID:XBjtUS2g

先着2名様で、

★来生→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 佳歩→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→来生、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カルロスがフォロー)(反町がフォロー)(アヤソフィアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
来生のマークがダイヤで「セグウェイドリブル(+5)」が発動します。
来生のマークがハートで「クリップジャンプ(+5)」が発動します。
来生のマークがスペードで「マルセイユルーレット(+3)」が発動します。
来生のマークがクラブで「キスギステップ(+2)」が発動します。
来生はスキル・ファンタジスタにより、ダイスの目が2の場合12に、3の場合11になります。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
佳歩のマークがダイヤで「野兎タックル(+2)」が発動します。

560 :森崎名無しさん:2017/01/07(土) 23:14:36 ID:???
★来生→ドリブル 55 ( ハートK )( 5 + 3 )=★

561 :森崎名無しさん:2017/01/07(土) 23:16:44 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( ダイヤ4 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)=
 佳歩→タックル 50 ( クラブQ )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

562 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 23:36:35 ID:XBjtUS2g
★来生→ドリブル 55 ( ハートK )( 5 + 3 )+(クリップジャンプ+5)+(狂気の瞳-2)=66★
★鈴仙→タックル 52 ( ダイヤ4 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)+(マインドストッパー+3)=62
 佳歩→タックル 50 ( クラブQ )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=56★
≧2→来生、ドリブル突破。

来生「ヒャッホー!」

ガシッ……ポーーンッ!

実況「来生選手、見事過ぎる『クリップジャンプ』! 鈴仙選手と佳歩選手を一足飛びです!」

鈴仙「そ、そんなァ! 私も必殺タックルで行きたかったのに!」

佳歩「まるで……まるで、ディアスさんみたいです!!」


アリス「――彼を調子付かせては危険よ。皆で取り囲んで!」

反町「(来生……! 前にも増してドリブルが変態的になっているな……!)」

てゐ「私じゃ、あんま戦力にならんかもしれんけどなぁ」

静葉「(この中では私のタックルの威力が一番高い。それでも、確実に防げるかどうか……!)」

来生「んー? 次は4人掛かりかァ。ま、楽勝だな! 今の俺は未来が見える!」

実況「来生選手、当然の権利の如くドリブル継続! 次に狙いを付けたのは、
    アリスさん選手、反町選手、てゐ選手、静葉選手からなるコリンチャンスのMF4人です!」

穣子「(ど、どうしよう。ここは私が土台になって、『オータムスカイラブタックル』に行った方が良いのかな……?)」

563 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 23:39:22 ID:XBjtUS2g

鈴仙「(穣子と静葉が悩んでる――って、そうか。
     二人で合体の『オータムスカイラブタックル』に行くかどうか、決めあぐねているみたいね。
     確かに、来生君の今のタックルを止めるには、合体タックルに行ってもらう方が確実だけど。
     ……でも、そうなると二人ともガッツを消費する上、強力なブロッカーでもある穣子の手が埋まっちゃうのよね。
     だから、合体タックルに出て穣子不在の隙に、カルロス君あたりにねじ込まれると少し厳しい。
     それに試合も始まったばかりだし。……うう〜ん、どうしようかしら……)」

A:静葉には穣子を土台にし、『オータムスカイラブタックル』に出て貰う!(威力:60)150×2消費
B:静葉にはそのままタックルに出て貰う。(威力:55)
C:静葉は動かないでいて貰う。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

564 :森崎名無しさん:2017/01/08(日) 00:13:07 ID:l8H4QKlE
A

565 :森崎名無しさん:2017/01/08(日) 00:28:00 ID:Z5X5eCfc
A

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/08(日) 00:40:40 ID:GIZiA9D6
A:静葉には穣子を土台にし、『オータムスカイラブタックル』に出て貰う!(威力:60)150×2消費

鈴仙「(ここで出し惜しみしてちゃダメ! ここは確実に止めないと!)
    ……穣子! 静葉さんを手伝ってあげて!」

穣子「う、うん! 分かったよ鈴仙! ……お姉ちゃん!」

静葉「ありがとう、穣子。それじゃ!」

ガシイッ、バーーーーーーーーーーーーーーーンッ!

静葉「も〜いくつ寝ると、立秋〜〜〜!!」

実況「で、出た〜! 来生選手のドリブルに対し!
    静葉選手が伝家の宝刀、『オータムスカイラブタックル』を発動〜!
    常識外れのドリブルには、常識外れのコンビプレイで対抗します!!」

来生「ヒャハッ! 無駄無駄! 俺は点取り屋だァ!!」

567 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/08(日) 00:41:54 ID:GIZiA9D6
先着2名様で、

★来生→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(NTLv1+1)=★
★アリスさん→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 反町→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 てゐ→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 静葉→オータムスカイラブタックル 60 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→来生、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カルロスがフォロー)(タルーツがフォロー)(つかさがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
来生のマークがダイヤで「セグウェイドリブル(+5)」が発動します。
来生のマークがハートで「クリップジャンプ(+5)」が発動します。
来生のマークがスペードで「マルセイユルーレット(+3)」が発動します。
来生のマークがクラブで「キスギステップ(+2)」が発動します。
来生はスキル・ファンタジスタにより、ダイスの目が2の場合12に、3の場合11になります。
アリスのマークがダイヤで「トリップワイヤー(+2)」が発動します。
反町のマークがダイヤで「ネオポイゾナスタックル(+3)」が発動します。
反町のマークがハートで「ポイゾナスタックル(+2)」が発動します。
てゐのマークがダイヤ・ハートで「シロウサギチャージ(+2、吹飛4)」が発動します。

568 :森崎名無しさん:2017/01/08(日) 01:00:44 ID:???
★来生→ドリブル 55 ( クラブ5 )( 4 + 5 )+(NTLv1+1)=★

569 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/08(日) 01:06:57 ID:???
今日の更新はここまでにします。

570 :森崎名無しさん:2017/01/08(日) 01:19:12 ID:???
★アリスさん→タックル 54 ( ダイヤJ )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=
 反町→タックル 50 ( ハートJ )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=
 てゐ→タックル 51 ( クラブK )( 3 + 4 )+(人数補正+2)=
 静葉→オータムスカイラブタックル 60 ( ハート5 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=★


571 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/08(日) 14:22:54 ID:GIZiA9D6
★来生→ドリブル 55 ( クラブ5 )( 4 + 5 )+(NTLv1+1)+(キスギステップ+2)=67★*反則!
★アリスさん→タックル 54 ( ダイヤJ )( 4 + 1 )+(人数補正+2)+(トリップワイヤー+2)=63
 反町→タックル 53 ( ハートJ )( 2 + 5 )+(人数補正+2)+(ポイゾナスタックル+2)=64
 てゐ→タックル 51 ( クラブK )( 3 + 4 )+(人数補正+2)=60*反則受!
≧2→来生、ドリブル突破。…の筈が来生の反則!

来生「ヒャッハー! もう止まんねーぞ!」

スタッ! スタタタタッ!

アリス「な、何なのこの独特のステップ!?」

反町「(ジンガの動きを取り入れた……? いや、我流な気がする。でも……無理だ!)」

来生のドリブルは間違いなく絶好調で、反町やアリスさんの実力を以てしても止まらない。
秋姉妹が控えてはいるが、このまま11人抜きの恐怖が一同の脳裏によぎる。

てゐ「……」

そんな中で、てゐは一人恐れる事なく冷静に構えていた。
しかし、彼女のタックルは弱弱しく、到底来生を破る事はできないだろう。
……では、彼女は一体何を狙ったのか? それは――。

来生「……ハッハァー!」

てゐ「(今だ! ……)んぎゃーーーっ!」

クイッ……ドスンッ! ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「来生選手、反則だ〜! 勢い余っててゐ選手を押してしまいました!
    試合開始直後で負傷も無いという事で、審判は注意のみに留めましたが、これは痛い!
    フラメンゴ、貴重な先攻を失ってしまいました〜!!」

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/08(日) 14:23:56 ID:GIZiA9D6
鈴仙「てゐ、今あんた……」

てゐ「――いーんだよ。こういう汚れ役ってのも、案外嫌いじゃないからね」

……てゐは来生の反則を誘発し、それによって彼の突破を阻んだのではないか。
鈴仙が口に仕掛けた事を、てゐは止める。その手段が決して褒められたものではない事を知っていたから。
そしてその一方で、こうした手段が有効である事を、賢しい彼女は良く認識していたからこそ、
来生の神がかった突破を阻止できたのも事実だった。

静葉「……とにかく、今はこっちのフリーキックよ。ボールは自陣からだから、いきなりシュートは狙えないけれど。
   それでも、自由な方法で切り込む事が出来ると思うわ」

アリス「方法は色々あるわね。鈴仙、佳歩、アヤソフィア。FWやWGにボールを運ばせるか。
     反町君にてゐのような、パス力の高い選手にボールを前線に送ってもらうか。
     私がドリブル突破しても良いけれど。MFが前に出過ぎた場合、カウンターが少し怖いわね」

佳歩「中央はカルロスさんやサンタマリアさん、ジェトーリオさんの縦のラインが出来ています。
    一方で、中盤のサイドは比較的手薄そうですけど。
    ……でも結局、中央でジェトーリオさんやチルノちゃんと対決する事を考えれば、問題は一緒かもしれません」

てゐ「私がロングパスで鈴仙ちゃんに運んでも良いけど。あの半病人のMF(サンタマリア)がちょっち怖いね。
    アイツ、『オフサイドトラップ』みたいな技持っててもおかしくないよ。技さえなけりゃ、私のパスが一番だって自信はあるけど」

鈴仙「結局はいつも通り、どの作戦も一長一短ってワケね……」


573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/08(日) 14:25:50 ID:GIZiA9D6
鈴仙は次のフリーキックからの攻撃について考える事にした。

ドリブルによる中央突破は、強い選手と当たるリスクが高い。
MFによるパスはローリスクだが、MFの上がりが遅くなる可能性があるし、
ロングパスになると、『オフサイドトラップ』に掛かってしまう恐れもある。

仲間達の情報を踏まえつつ、鈴仙が選んだ攻撃方法は――。

A:FWの自分(鈴仙)に渡して貰い、中央突破を図る!(鈴仙のドリブル:55)
B:FWの佳歩に渡し、中央をドリブル突破して貰う!
C:WGのアヤソフィアに渡し、左サイドをドリブル突破して貰う!
D:OMFのアリスさんに渡し、中央をドリブル突破して貰う!
E:OMFの反町に渡し、反町の必殺パスでボールを前線に運ぶ!
F:DMFのてゐの必殺パス『エンシェントデューパー』で、一気にボールを前線に送る!
G:その他 ここからシュートしたい方はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*来生が注意を受けました。
*外出するので一旦ここまでです。続きは出来れば深夜に更新したいです。

574 :森崎名無しさん:2017/01/08(日) 14:34:46 ID:qAVOD/9E
C

575 :森崎名無しさん:2017/01/08(日) 14:39:03 ID:7XJ4hDl2
c
乙でした!

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 00:59:25 ID:MGYyPwiA
>>575
乙と投票ありがとうございます!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
C:WGのアヤソフィアに渡し、左サイドをドリブル突破して貰う!

鈴仙「――この局面で無理に中央突破を試みる必要は無いわ。
    サイドのスペースを利用して、少しでもボールを前線に上げる事だけを考えましょう」

アヤソフィア「サイドアタック……となると、ウインガーの私の出番ですな?
         よろしい、ここいらで古株の私も存在感を発揮しないといけませんしね。
         是非行かせて貰いましょうか」

鈴仙の提案に対して、アヤソフィアは快諾する。
周囲の者達としても、結局はそれが一番堅実な戦術であるとして反対する者はいなかった。
そして――。

――ピピィイイイイッ!

実況「コリンチャンスのフリーキックで試合再開です。キッカーのてゐ選手!
    ボールを右サイドに向かって蹴りだし、そのボールは……アヤソフィア選手がフォロー!」

アヤソフィア「さーて。ブラジル最速の私の足の出番ですねっ!」

ダッ!

イシーズ「くそっ、負けるか!」

タッ、ズザアアアアアアアアアアアアッ!

実況「アヤソフィア選手に対してタックルに向かうのは、フラメンゴのサイドハーフ・イシーズ選手です。
    パス能力に長け、サンタマリア選手を補佐する影のゲームメイカーでもある彼ですが、
    中盤の守備力も安定している! 後はそれが、快速のアヤソフィア選手にも通じるかが問題です!」

577 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 01:00:38 ID:MGYyPwiA

アヤソフィア「一瞬で抜き去ってあげるわ!」

先着2名様で、

★アヤソフィア→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★イシーズ→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アヤソフィア、左サイドを突破成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(アリスさんがフォロー)(サンタマリアがフォロー)
≦−2→フラメンゴボールに。
【補足・補正・備考】
アヤソフィアのマークがクラブ以外で「高速ドリブル(+4)」が発動します。


*すみません、短いですが今日の更新はここまでにします。

578 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 01:10:13 ID:???

★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハートJ )( 4 + 2 )=★

579 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 02:32:49 ID:???
★イシーズ→タックル 52 ( ハート6 )( 3 + 4 )=★


580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 19:27:12 ID:MGYyPwiA
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハートJ )( 4 + 2 )+(高速ドリブル+4)=66
★イシーズ→タックル 52 ( ハート6 )( 3 + 4 )=59★
≧2→アヤソフィア、左サイドを突破成功。

アヤソフィア「無駄なあがきですね!」

シュンッ!

イシーズ「ぐっ! は、早い……!!」

実況「アヤソフィア選手、左サイドを悠々と突破! これでコリンチャンスは一気に攻撃チャンスに!」

ジェトーリオ「ちぇーっ、イシーズのうすのろ。でも、ま……得点王さんをマークしとけば一緒かな?」

スッ……!

鈴仙「(こいつ……ジェトーリオ! 私の方を明らかに警戒してるわね。
    とはいえ、ベッタリとしたマンマークでは無く、アヤソフィアがドリブルゴールを目指そうとしたら、
    それはそれで臨機応変に動ける立ち位置に居る。厄介ね)」

チルノ「うおーっし! このあたいの最強ブロックで防いでやるぞー!!」

大妖精「チルノちゃん、ムチャはしないでね!
     (――でも、チルノちゃんが居ないと私の体力も持たないし。沢山シュートが来たら嫌だなぁ……)」

実況は攻撃チャンスと煽っているが、実際の所はフラメンゴの守りも固く、
簡単にはゴールを奪えない状況にある。とりわけ、シュートブロックに対し構えるチルノと大妖精。
そして、鈴仙をマークしつつもドリブルゴールに対してある程度の警戒を外さぬジェトーリオ。
この三名を躱しきらない限り、コリンチャンスのゴールは厳しい。

581 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 19:29:48 ID:MGYyPwiA
鈴仙「(幸いに、こっちは攻撃的な布陣にしたお蔭で攻め駒は豊富にある。
     後はどの手札から切っていくか……ね)」

鈴仙自身が攻めるか、アヤソフィアにこのままドリブルゴールを目指させるか。
鈴仙とのツートップのFW、佳歩に賭けるか。あるいはOMFの反町、アリスさんか。
様々な方法が考えられる中、鈴仙達コリンチャンスが採った選択は……。

A:アヤソフィアからパスを貰い、自分(鈴仙)がジェトーリオを躱す!(鈴仙のドリブル:55)
B:アヤソフィアにはこのままドリブルゴールして貰う。(アヤソフィアのドリブル:56)
C:佳歩に低い浮き球。新技『ラビットダイブ』で決めて貰う!(威力:67)
D:反町にグラウンダーのパス。『スコーピオンドライブ』で決めて貰う!(威力:63)
E:アリスさんにパス。そしてドリブルゴールして貰う。(アリスさんのドリブル:57)
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

582 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 19:34:44 ID:JnBtYJt+
C

583 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 19:36:29 ID:fGMfgocI
C

584 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 20:07:36 ID:MGYyPwiA
C:佳歩に低い浮き球。新技『ラビットダイブ』で決めて貰う!(威力:67)

佳歩「鈴仙さま……私に行かせてください!」

鈴仙「佳歩! ……だ、大丈夫なの!?」

佳歩「……私は真の意味で、鈴仙さまの相棒になるべく修行してきました。
    その成果を、早速今ここでお見せしたいんです。私を信じてください!」

強い意志を持ってそう話す佳歩の横顔は確かに、鈴仙が信じるに値していた。
これまでの弱さ、幼さを克服し。ゴール前であっても大胆不敵に立ち振る舞える、
そんな佳歩の成長を知った鈴仙は、アヤソフィアにこう指示を出した。

鈴仙「アヤソフィア、センタリングをお願い!」

アヤソフィア「そう言いながら、貴女は動かない。という事は佳歩ちゃんに任せるおつもりですね。
         ……了解しました、良いでしょう!」

バシュッ!

佳歩「(来た!)……決めます! 見ていてください!」

タタタッ……バッ!

実況「アヤソフィア選手、ゴール前まで向かいセンタリング!
    それに対して低いボールに動きを合わせるのは……コリンチャンスのFW・佳歩選手です!
    この試合初加入となった彼女ですが、その可愛らしい外見からは、
    彼女がパワフルなフォワードであるとは到底想像できません!」

585 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 20:10:47 ID:MGYyPwiA
ジェトーリオ「(へえ、あの動き……)――おーい! 僕もブロックに混ぜろよぅ!」

タタタッ……!

サーノス「えっ!? でもお前、レイセンのマークは大丈夫なのか……!」

ビオン「幾らあの子が強くても、これまで活躍して来たレイセン程じゃないだろ!
     それなら、レイセンのねじ込みを警戒すべきじゃ……!」

ジェトーリオ「はぁ。見た目と先入観だけで判断とか、君らって本当ニブいってか、バカだよね。
        多分だけどさ。……あの子のシュート、相当ヤバいよ?」

チルノ「そーなのかー」

大妖精「それはチルノちゃんのキャラじゃないでしょ……。
     ……でも、相手のシュートが何であろうと、私達は止めるだけだもんね。
     私も回って、何でも止めちゃうよ!」

実況「ブロックに向かうのはチルノ選手とフラメンゴのCB2名……に、加えて。
    ジェトーリオ選手も鈴仙選手へのマークを外し、4人がかりの守備に出ました!
    セカンドストライカーのシュートにしては厳重な包囲とも言えますが……」

佳歩「敵が何人だろうが、関係ありません。……私は、私の仕事をするだけですッ!」

バッ!

てゐ「(……セカンドストライカー? 馬鹿だね、実況もフラメンゴの選手も。
    あの狡賢そうな奴(ジェトーリオ)だけは気付いたみたいだけど。
    あの子はもはや、鈴仙の影なんかじゃなくて、鈴仙と互角。
    いや、ことダイレクトシュートにおいては……あの子は、鈴仙以上のストライカーなのにさ!!)」

586 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 20:12:47 ID:MGYyPwiA

例えこれがリオカップでの初プレーであっても、その周囲には4名ものDFとGKが居ても、
佳歩は全く動じない。それだけの試練を、彼女は乗り越えて来たからだ。
そして放つ。これが因幡佳歩の意地。鈴仙に並び立とうと努力し、近づき――そして超えて行った者のシュートを。

          佳歩「食らって。これが私の――『ラビットダイブ』よッ!!」

               ギュンッ! ドゴオオオオオオオオオオオオッ!


587 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 20:14:57 ID:MGYyPwiA

先着3名様で、

★佳歩→ラビットダイブ 67 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ジェトーリオ→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 サーノス→ブロック 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ビオン→ブロック 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 チルノ→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★大妖精→ローリングセービング・改 65 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(反町がねじ込み)(ファリヤがフォロー)
≦−2→フラメンゴボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→佳歩の「ラビットダイブ」がフラメンゴゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(ファリヤがフォロー)
≦−2→フラメンゴボールに。
【補足・補正・備考】
ジェトーリオのマークがダイヤで「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
ジェトーリオのマークがハートで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
チルノのマークがダイヤ・ハートで「顔面アイシクルフォール(+13、400消費、成功しても零れ球)」が発動します。
チルノのマークがスペードで「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。


588 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 20:16:32 ID:???
★佳歩→ラビットダイブ 67 ( ハート6 )( 2 + 4 )=★

589 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 20:16:38 ID:???
★佳歩→ラビットダイブ 67 ( ハート6 )( 6 + 2 )=★

590 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 20:18:11 ID:???
★ジェトーリオ→ブロック 55 ( ダイヤ6 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=
 サーノス→ブロック 53 ( ダイヤ7 )( 3 + 2 )+(人数補正+2)=
 ビオン→ブロック 53 ( ハート8 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=
 チルノ→ブロック 55 ( スペード7 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=★

591 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 20:25:40 ID:???
★大妖精→ローリングセービング・改 65 ( ハートA )( 5 + 3 )=★

592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 20:53:22 ID:MGYyPwiA
結果には関係ないですが、ジェトーリオの必殺ブロックは「反転ブロック」でした。修正します。
★佳歩→ラビットダイブ 67 ( ハート6 )( 2 + 4 )=73★
★ジェトーリオ→ブロック 55 ( ダイヤ6 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)+(反転ブロック+6)=69*減衰!
 サーノス→ブロック 53 ( ダイヤ7 )( 3 + 2 )+(人数補正+2)=60
 ビオン→ブロック 53 ( ハート8 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=66
 チルノ→ブロック 55 ( スペード7 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)+(顔面ブロック+6)=67★
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★佳歩→ラビットダイブ 67 ( ハート6 )( 2 + 4 )+(減衰-1)=72★
★大妖精→ローリングセービング・改 65 ( ハートA )( 5 + 3 )=73★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてファリヤがフォロー

ギュンッ! ゴオオオオオッ……!!

ジェトーリオ「(それみた事か……って、言うか何だよコレ!
         強いとは思ってたけど、まさかカルロスの新技以上の威力だなんて……!)――ええいっ!」

ジェトーリオは咄嗟に今大会に備えて新たに習得したブロック技を使い、
佳歩のシュートに対応してみせたが――その威力は、彼の想像を遥かに上回っていた。
そのため、彼の渾身のブロックも、威力を損ねるのみに過ぎない。

チルノ「でりゃーーっ!」

ブロック力に定評のあるチルノも、佳歩のスピードに追いつけない。
そしてここで、見る目の無い選手に、周囲の観客や実況も気づく。
……この少女は今、とんでも無いシュートを放ったという事に。

大妖精「(す、凄いシュート……! でも、私だって負けません!)
     ――ここよ、ここで回るのよ!」

ダッ! グルウウウウッ! ……バシッ!


593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 20:54:40 ID:MGYyPwiA

実況「大妖精選手、必殺の『ローリングセービング・改』でボールを辛うじて弾く!
    佳歩選手のシュートも凄かったが、このセービングも中々凄い!
    瞬発力で言えば、メオン選手をも大きく上回る精度です!」

――故に、ここでボールが前方に弾かれた事は、佳歩の失敗では無く。
ジェトーリオの機転と大妖精の技術が優れていた為であると周囲も認識した。
しかし、如何に優れたシュートであろうが、決まらければ意味がない。

佳歩「あちゃ……失敗しちゃいましたか。てへへっ」

鈴仙「(佳歩……体力は消耗したみたいだけど、メンタル面では全然凹んでないわね。
    今のシュートの威力も凄かったし。何というか、……本当に末恐ろしい子だわ)」

佳歩もそれを分かっているが故に、決まらなかったシュートを必要以上に悔やまない。
鈴仙はこのシュートを通して、佳歩の技術的・精神的成長の全てを感じ取った。


594 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 20:55:56 ID:MGYyPwiA

実況「さあ、……前方に弾かれたボールは、フラメンゴのサイドハーフ。
    ファリヤ選手がフォロー! しかし攻撃を諦めないコリンチャンスはしがみつく!
    ファリヤ選手に対し、OMFの反町選手が付きました〜!!」

反町「(ここで俺がボールを奪えれば、まだ攻撃は続けられる!)――行くぞっ!」

先着2名様で、

★ファリヤ→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ファリヤ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サンタマリアがフォロー)(静葉とカルロスで競り合い)(アリスさんがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ファリヤのマークがダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。
反町のマークがダイヤで「ネオポイゾナスタックル(+3)」が発動します。
反町のマークがハートで「ポイゾナスタックル(+2)」が発動します。

595 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 21:04:17 ID:???
★ファリヤ→ドリブル 53 ( スペード8 )( 3 + 4 )=★

596 :森崎名無しさん:2017/01/09(月) 21:07:46 ID:???
★反町→タックル 53 ( スペード2 )( 4 + 4 )=★

597 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/10(火) 00:34:14 ID:LKwyGoHo
★ファリヤ→ドリブル 53 ( スペード8 )( 3 + 4 )=60★
★反町→タックル 53 ( スペード2 )( 4 + 4 )=61★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてアリスさんがフォロー

反町「でりゃーーーっ!」

ズザアアアアアアアッ……バチイイッ!

ファリヤ「ちいっ!」

実況「ファリヤ選手、反町選手の切れ味鋭いタックルを完全には躱しきれない!
   ボールは前方に零れてしまいました! そしてそのボールをフォローしたのは……」

アリス「とうとう私の時代が来たっ!(皆、ここは冷静に攻めを継続するのよ)」

サンタマリア「本音と建前が逆になってるぞ……!」

イシーズ「(体調悪いのに丁寧に突っ込み過ぎだろ、サンタマリア……)」

実況「ボールをフォローしたのはアリスさん。中盤敵陣寄りの位置でボールキープを試みます!」

598 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/10(火) 00:35:27 ID:???
先着2名様で、

★アリスさん→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)=★
★サンタマリア→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 イシーズ→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アリスさん、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(静葉がフォロー)(てゐがフォロー)(カルロスがフォロー)
≦−2→サントスボールに。
【補足・補正・備考】
アリスさんのマークがダイヤで「プリズムターン(+4)」が発動します。
アリスさんのマークがハートで「都会派なドリブル(+3)」が発動します。
アリスさんのマークがスペードで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。

*今日の更新はここまでにします。

599 :森崎名無しさん:2017/01/10(火) 00:36:42 ID:???
★アリスさん→ドリブル 57 ( クラブ10 )( 3 + 4 )=★

600 :森崎名無しさん:2017/01/10(火) 00:55:37 ID:???
★サンタマリア→タックル 55 ( ハートQ )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=
 イシーズ→タックル 52 ( ハート10 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)=★

すごく嫌な予感がするけどおいしい予感もする!

513KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2007-01-24