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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
[373]森崎名無しさん:2010/12/01(水) 21:18:31 ID:??? おつ これはもしかして、少年にサッカーボールじゃなくトランペットをあげるフラグだねw
[374]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/02(木) 12:16:18 ID:??? >>372 あざーす >>373 ざんねーん、違うんですねこれがぁ =============================================== >スペード→小柄な少年が目をキラキラと輝かせていた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― それはスタンドの隅っこでの事、大きな瞳を輝かせて立っている少年が居た。 少年(やっぱり凄かったなぁ、フィオレンティーナの10番。) 160cmに達しているかどうかという小柄で華奢な体躯、まるで少女のような顔立ち。 黒に近いダークブラウンの髪の毛は少しだけクセが付いており、瞳の色はブルーであった。 どうやら彼は今日の試合を観て、三杉のプレイにドキドキと胸を弾ませたようである。 ちょっとばかり顔立ちが良いのを除けば、どこにでも居そうな少年・・・ だがこの少年の全体像には違和感を感じさせる要素が一つあった。 それは、その細い外見に似つかわしくない服装である。 紺地に黄色のラインが入ったジャージ・・・知る人が見れば一目で判るその服は、 うまりACパルマの公式ジャージであった。
[375]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/02(木) 12:17:20 ID:??? ??「おぉい! こんな所に居たのか!」 ボケーッと立ち尽くしている少年を呼ぶ声が、少し離れた場所から聞こえてきた。 声の方に目をやると、弱った表情した男が駆け寄ってきていた。 ストレートブラウンの髪を少しだけ伸ばした相手は、少年と同じジャージを着ていた。 身長は172cmと一回り以上大きく、肉付きも大分ガッシリとしている。 少年は相手の事をよく知っていた。 同郷ナポリでストリートサッカーを一緒にしてきた長い付き合い。 少年は相手の名前を口にした。 少年「あれ、ファビオ?」 ファビオ「“あれ?”っじゃねぇよ・・・トイレに行ったっきり何十分帰ってこないつもりだ? シューマッハの奴もカンカンだぜ、団体行動を乱すなーーって。」 少年「ハハッ。 ごめん、つい見入っちゃってた。」 ファビオ「はぁ〜、頼むぜ・・・。」 ファビオと呼ばれた男は呆れて溜息を吐きながら、だが少しばかり意外さを感じていた。 目の前の少年が口にした、「試合に見入っていた」という言葉にである。 ファビオは少なくとも、この少年が試合に見入ったり誰かのプレイに夢中になる姿を知らなかった。 昨年、ジュニアユースで欧州No.1に輝いた時の大会でだって、こんな反応を見せなかった。 ファビオは知りたくなった、この少年を魅了した物を。 『イタリアの恋人』と呼ばれ、若干15歳にしてイタリアサッカー界を背負って立つと言われている、 この少年・・・・・・ マルコ・クオーレが注目した物の正体を。 ※いったんここまでー
[376]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/02(木) 19:37:34 ID:??? ファビオ「なあマルコ・・・さっき見入ってたっつってたけどよ、 お前が気にするような奴なんて居たか?」 クオーレ「え・・・?」 そんな選手、ファビオにはミハエル・ドノヴァンくらいしか思いつかなかった。 予選リーグの最終戦で、信じられないくらい抜かれまくった屈辱は記憶に新しい。 あの時は自分の後ろをクスタがカバーし、さらにシューマッハが神セーブを連発した お陰で1失点で済んだが、本来はもっと競った試合になってもおかしくなかったと思っている。 ファビオ(流石にあの時は世界は広いと思わされたが・・・) それでも試合を動かすファンタジックな力は、ミハエルよりもクオーレの方が上と思っていた。 だからこそファビオは気になった。 クオーレの注目しているのが何なのかを。 クオーレ「うん、フィオレンティーナの10番。」 ファビオ「そうか・・・フィオレンティーナの、って、えっ?」 思わずファビオは聞き返していた。 フィオレンティーナの10番、確かジュン・ミスギと言った。 思い出してみて、ファビオは軽く唸った。 アシストを決めた時のパスは確かに非常に鋭かったと思う。 だが同じくジュニアユースで共に戦った、ミランのアンドレアも近いレベルのパスを出していた筈。 同じ年代であれば、きっとアンドレアの方が上であろうと彼は信じていた。 またドリブルについて言えば、これは前述の通りミハエルの事を彼は評価していた。
[377]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/02(木) 19:40:44 ID:??? イマイチ合点がいかず戸惑い気味なファビオとは対照的に、クオーレは若干興奮気味に頷いていた。 クオーレ「うん、凄いよあの人。」 ファビオ「まあ・・・レベルの高い選手だとは思うけどよ、お前がそんな風に言う選手かなぁ・・・。 それだったら、アンドレアやミハエルの方がスゲェかもと思うンだけど。」 クオーレ「そうそう、アンドレアみたいな感じでもあるよね。 でも、何だろう・・・それでいてアンドレアとは違うんだよねぇー。」 話がイマイチ噛み合っていない事で、ファビオはガクッ膝を折った。 どうやらクオーレの頭は目の前の会話ではなく、未だにさっきの試合にあるようだった。 ファビオ(アンドレアみたいで違う・・・か、、意味が解らん。) クオーレ「ほら、インテル戦でフィオレンティーナがPKを貰った時の事を覚えてる!?」 ファビオ「う・・・いや、確かそん時って居眠りしちまってたっけ・・・。」 クオーレ「あー、そっか。 ファビオは観てなかったんだっけね。」 そう言って頬を膨らますクオーレだが、別にそう気にした様子はなかった。
[378]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/02(木) 19:42:42 ID:??? クオーレ「ま、いっか・・・とにかく今日もPK貰うプレイをしてたけど、 その時やっぱり思ったんだよね、インテル戦の時と同じ・・・ あの10番の“時間”になっているんだって。」 ファビオ(!?) その言葉を聞いてファビオは仰天したと言っていい。 “〜の時間”だなんて、それはまるでクオーレの事を言っているようではないか。 クオーレの事を特別な存在と、憧れさえ抱いているファビオが聞き逃せる話ではなかった。 ファビオ「そ、そんな事ねぇよ!! そんな影響力を持った選手のわけねぇって!」 クオーレ「え? ・・・・・・そうかなぁ、凄いと思うんだけどなー。」 ファビオ(マルコみたいな“ファンタジスタ”が他に居るって!? そんな事・・・絶対に有り得る筈がねーぜ!) ファビオはギロリと視線をフィールドに向け、紫色をしたユニフォームの10番を探し・・・ そしてそれはすぐに見つかった。 少し赤みを帯びたダークブラウンの髪、ジュン・ミスギの姿を。
[379]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/02(木) 19:44:12 ID:??? ファビオは自身が意識するしない如何ではなく、三杉の事を意識してしまった。 もしもフィオレンティーナと当たる事になったら絶対に止めてやる、と。 マルコ・クオーレが誰より上なのだと信じているが故に・・・である。 ※パルマに所属しているマルコ・クオーレいうファンタジスタの存在が明らかになりました。 ※パルマに所属しているファビオ・カステッリーニいう選手の存在が明らかになりました。 ※マルコ・クオーレが三杉に興味を持っている事が明らかになりました。 ※ファビオ・カステッリーニが三杉の事を意識しました。 ※原作から、三杉にはロジックだけでなくイマジネーションも有るとスレ主が思っているため、 今回のように表現しました。・・・が、今作では三杉にスキル・ファンタジスタの適正はありません。 どうぞ御理解をお願い致します。 あと、本日の更新はここまでです。次回も宜しくお願い致します。
[380]森崎名無しさん:2010/12/02(木) 22:30:33 ID:??? ゲェー!?ファンタジスタ二人目!? ファンタジスタのデメリット次第だがパルマ戦はヤバい事になりそうだ そういえばパルマって監督の元ネタがアレでDFが三人ってことはフラットスリーってやつなのかな サッカー詳しく無いんで単語しか知らんのだが
[381]森崎名無しさん:2010/12/02(木) 23:45:24 ID:??? ファンタジスタではないレジスタだ! ハイ強がりです…ファンタジスタ怖いです 早急に強くならねばフィオレンティーナ
[382]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/03(金) 13:18:04 ID:??? >>380 パルマの監督の元ネタから戦術を割り出すのはgoodな感じです。 対策を考える参考になるかと思いますぜw >>381 そうそう、レジスタなのです。 パルマ戦は断然きつくなる予定なので御覚悟をー! ちなみに今回登場したマルコ・クオーレ及びファビオ・カステッリーニは漫画“ファンタジスタ”の登場キャラです。 以下にwikiのURLを示しますので、御参考にどうぞ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%82%BF_(%E6%BC%AB%E7%94%BB) 時間軸としては今回、ファンタジスタ作中での彼らの初登場時(JYカップ)よりもさらに1年以上前を想定して考えております。
[383]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/03(金) 13:22:26 ID:??? 〜フィオレンティーナ 控え室〜 その後 三杉らは控え室に戻り、アンザーニに迎え入れられていた。 前半終了時には皆どうなるかと思っていたが、無事勝利でここに戻る事が出来、安堵していた。 アンザーニ「皆さんお疲れ様でした。ユヴェントスを相手に3点差で勝利、素晴らしい結果です。」 だが気を緩めるのは少しお預けにし、まずは統括といきましょう。」 アンザーニの言葉に選手達は喜びのザワメキを止め、再び気持ちを戻した。 まだこの試合で終わったわけでなく、戦いは続くのである。 今日の経験を後に残す為、記憶の新しい間にミーティングをする必要を誰もが理解していた。 アンザーニ「さて・・・今回このような圧勝で試合を終える事ができたわけですが・・・ 正直に言えば、私は個人レベルの力ではユヴェントスの方が上だと思っていました。 そして、今でもそうだと考えています。」 ザワザワと選手の間で驚きの声が上がった。 3点差をつけた相手に個人レベルでは劣っていると言われれば、流石にどよめきも起ころう。 構わずアンザーニはゴホンと咳き込むと・・・ 先着で ★白髪鬼のターン?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ、ハート→ブンナークの方に身体を向けた。 ゴゴゴゴゴ スペード、クラブ→そのまま皆を見回し、話を続けた。 JOKER→ブンナーク、マルコ、ミュラー、スペルマンに体を向けて白髪鬼ターイム! ジャンジャンバリバリいくよー!
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0ch BBS 2007-01-24