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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】
[725]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 00:56:47 ID:Kzd2pHXI
1年目からの大ピンチの到来に色々とご意見はあるでしょうが、これでもまだ続行は可能です
私の方は、参加者がいらっしゃる限り、エンディングまで続けるつもりです
以下、鬱々とした描写とポエムが続きますので、苦手な方は最後の判定結果まで読み飛ばしてください
★判定→ クラブA =★
クラブの5以下→「いい加減にしろ! 俺たちはもううんざりだ」好感度が激低下
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国岡「俺は嫌だね」
省58
[726]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 00:57:51 ID:Kzd2pHXI
篠田「同感だな」
長池(……悪い空気だ。これを変えたい。――けど今の俺にそんな勇気は無い)
瀬川「大体、そいつは攻め込むのにしたって雪村だよりだったじゃん。自分が目立ちたいなら、俺みたいに自分で切りこめよ。
人の力を当てにしておいて、ずうずうしく自分のお手柄を上げたがった。前半最後にそいつがやったのは、そういうことだろ?」
本条「同じしくじりなら、雪村の体力を使わなかった分、ロングシュートの方がまだマシだぜ」
省42
[727]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 00:59:56 ID:Kzd2pHXI
雪村「――早くしないとハーフタイムが終わっちゃうよ? もう結論は出ているんだから、さっさと次に行こうよ」
比良山「え?」
比良山が、信じがたいとでもいうように目を丸くする。
雪村「これだけの人が反対しているんだから、もう決まりでしょ? 交代の発表とかまだ終わってないし、時間の無駄は避けよう」
早瀬「な、何言ってるんだよ、お前!? 雪村、お前は大前と友達じゃなかったのかよ!?」
早瀬がどなり声を上げた――ようだと大前は感じた。
省52
[728]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 01:01:17 ID:Kzd2pHXI
大前「違う!!」
菱野「きゃ!?」
大前の強い否定に菱野が飛び上がる。だが、それでも雪村は続けた。
雪村「だって、今日の大前君のプレイは、そうとしか思えないよ。
前半最後のあのプレイ、どう考えたって自分がゴールしたかっただけじゃないか。
……僕もゴールしたいって気持は痛いくらいわかるけど、それでミスをして反省するべきところを無理押しするなんて、
ちょっと違うと思う。それじゃあ、チームの事なんかどうでも良くて、自分が凄いプレイをしたいだけじゃないか」
省28
[729]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 01:02:23 ID:Kzd2pHXI
言うな、雪村。
そう言おうとした舌が、凍りついたように動かない。
それさえ言わなければ、明日には元通りに振舞える。
それを雪村も分かっているはずだと、淡く期待している。そんな甘えの様なモノが、大前自身の動きを封じていた。
雪村「――その通りなんだし」
……終わった。
自分と雪村の間で、決定的な何かが終わったと大前は思った。
これがもし、大前を糾弾する場ではなくもっと別の――例えば祝勝会の席で言ったのなら単なる青臭い思い出話で済んだろう。
省34
[730]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 01:04:43 ID:Kzd2pHXI
やす子「じゃあ、大前くんに替えて早瀬くん。不調の長池くんに替えて小豆沢くん。キャプテン直々の采配を期待するわ。
小豆沢くんは不動のトップ下だから、雪村くんは後半はサイドに移動。次に国岡くんは柿原くんと交代。君も少し反省なさい」
国岡「な、何でですか! 俺は問題なんて何も――」
やす子「それが分からないなら、考える時間はいくらでも上げるわ。頭を冷やしなさい」
本条(大前叩きに夢中になってたからだろ……ホントに大丈夫かコイツ)
ざわざわ……。
省50
[731]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 01:06:48 ID:Kzd2pHXI
早瀬「……こんなことってあるかよ」
比良山「すまん、俺がついていながら――いや、こんなことを口にする資格は無いかもしれんが」
大前「いや、いいんだ。それより、比良山も、早瀬さんも、後半の準備、した方が良いよ」
言葉を返すのも億劫だったので、口調もとぎれとぎれになる。
怒るかな、上下関係に厳しい早瀬先輩は、顔を赤くして怒鳴るかもな。
そんなことを思ったが、二人とも無言で優しく肩を叩いてくれた。
……しばらくして、後半戦が始まった。
省55
[732]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 01:07:54 ID:Kzd2pHXI
菱野「――大前さん」
誰かの声がしたと思って顔を上げる。
気付けば、目の前に菱野が佇んでいた。
菱野「……あの、」
何かを言おうとして、また口を閉じる。
菱野の姿は、暮れ始めた赤い日差しに染まって綺麗だった。
しばらく一緒にいるとあまり意識しないが、菱野の容貌は本当に同じ生き物とは思えないくらい美しい。
そういえば、
大前「ごめん」
菱野「え?」
大前「応援してくれたのに、台無しにしちゃった」
省20
[733]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 01:09:57 ID:Kzd2pHXI
大前「雪村の言う通りだな、俺、自分勝手だった。サッカーがチームでやるものだって忘れて、格好付けたがって。
本当に馬鹿だよなあ。サッカーが好きじゃなくて、サッカーが強い自分が好き、か。当たってるよな」
菱野「そんなことないです!」
強い口調で、菱野が否定する。
菱野「大前さん、今より下手っぴだった時から、ずっと楽しそうでしたわ!
練習で何度も先輩や雪村さんに負けた時も、楽しそうにボールを追いかけてました!
省46
[734]森崎名無しさん:2010/02/28(日) 01:10:19 ID:???
撃てば百発百中のストライカーにならざるを得ない
[735]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 01:11:09 ID:Kzd2pHXI
大前「――――違う。俺はサッカーが好きだ。自分なんてどうだっていいくらい、サッカーが好きだ。
理由はもう思い出せないけど、いや、理由が思い出せないくらい昔からサッカーが好きだ。
足が折れたって、死んだって、サッカーが好きだ。何よりサッカーが好きだ!」
衝撃で遠くまで失せていた感情が、一気に戻ってくる。御蔭で叫ぶような調子の答えになってしまった。
菱野は突然の大声に驚いて目を丸くしていたが、軽く首を振って気を取り直すと、
省38
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0ch BBS 2007-01-24