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1- レス

【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】


[157]森崎名無しさん:2011/02/26(土) 20:09:12 ID:???
>>156
すぐ相談できるほど近くにはいないだろう。
地元から動いてなければ、
弥生は東京
早苗は静岡
藤沢は北海道だ
時代を考えるとまだ携帯電話は一般的とは言えないだろうし。

[158]森崎名無しさん:2011/02/26(土) 20:19:08 ID:???
あーそっか
…地元で友達はいないのか?
引っ越してからずっと東京だろうに

[159]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:35:01 ID:???
>>147 最初はサッカーだけで人間ドラマをと思ったんですけどね。
    でも、色恋ごとも物語に必然性を与えてくれるので良い物です。

>>152 バロスwwww

>>156-158 すぐ近くで、しかも自分の為に動いてくれる親友なんてなかなかねぇ…
      あとなんだかんだで三杉というアイドル的存在の傍に唯一居られた少女ですからねえ
      他の女子からはいい顔されていなかった気はしますよね


まあモニカは積極的アプローチで健闘しましたよね。 省2

[160]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:36:06 ID:???

> B 正直言うと彼女の内面は子供過ぎる、これ以上仲を深めるつもりはない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

弥生かモニカか…1人の男としてけじめを付けなければならない場面に来ていた。
当然簡単に決められる話ではない。

弥生はあれだけ厳しい仕打ち(と、今は思える)をされながら、それでも自分の傍に居てくれた女性だ。
三杉自身も彼女を利用し、打算的な経緯はあったが彼女の気持ちに応えていた。 省57

[161]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:38:47 ID:???

1秒半の思考を終え、三杉は自分の言うべき答えを手に入れた。
彼の中にはもう迷いはない……
汗ばんだ右手から、左手へと受話器を持ち直し……そして吐息を当てた。


三杉「                」


ナディアが息を呑んだ音が聞こえた。
まさかそんな答えが返ってくるなんて、考えてもみなかったのだろう。
親友として、心配だから一応釘を刺しておこう…とか、そんなつもりだったに違いなかった。
省32

[162]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:39:59 ID:???

ナディア『知ったような事を言わないで下さい!!!』

三杉(バカ野郎…! なにを言っているんだ! シャンとしろ、三杉淳!)

三杉は自らを叱咤する。
平静な演技をしてはいても、こんな失言をするほど今の自分は悲しいのだ。
だが今の三杉はこれを通すしかない。

三杉「無責任な事を言って済まない……そうであれば、やはりキミか他の誰かに託すしかない。」

ナディア『言われなくったって私が伝えます! 彼女が泣いたら一緒に泣いてあげるんからっ!! 省32

[163]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:41:19 ID:???

生まれついたハンデと、努力と才能によって得た力は三杉に打算と傲慢を与えてきた。
だがイタリアでの挑戦の日々は、そんな三杉の内面を緩やかに変えてゆき…
そして最後に彼は献身を手に入れ…その意味を知った。
それはピエタと呼ぶべき物だったかも知れない。
今だからこそ、三杉は弥生の献身を真実に理解できた。
そんな献身を捧げてくれていた弥生を三杉は裏切る事は出来なかった。

感情と理性…そして感情と、その正反対の感情が未だ頭の中を駆け廻るまま… 省28

[164]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:43:09 ID:???
一旦ここまでです。
花粉つれぇーーっすね。

[165]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 17:38:17 ID:???

パチリ

三杉(……朝…か。)

目を開くと、窓からは既に柔らかな太陽の光が入りこんでおり、今が朝である事を告げていた。
あれから三杉は深い眠りに落ち、夢の一つも見る事なく今の時間を迎えていた。
ベッドから身体を起こし、三杉は洗面台へ顔を洗いに行った。

三杉(痛っ……)

ほんの少し頭が痛んだが、冷たい水の心地良い感触がすぐにそれを消してくれた。
8割がた覚醒した三杉は再びベッドに戻って、腰かけた。
そして昨夜の事を思い出し……自嘲した。
省29

[166]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 17:39:47 ID:???

<日本・東京都武蔵野市>

弥生「…っと…………あ、あった。」

弥生は探していた雑誌を見付けて嬉しそうに手を取った。
それは月刊のサッカー雑誌…三杉と離れてからも時々買っている品物だった。
高校サッカーの情報や、日本の実業団の情報にはとんと興味がないが、
たまに一昔前の名選手の特集や海外の特集が組まれており、その時だけ彼女は買うようにしていた。
三杉と再会した時、少しでも彼の話の趣向に着いていけるようにと願って… 省45


0ch BBS 2007-01-24