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1- レス

【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】


[319]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/20(日) 22:09:47 ID:???
     〜控え室・試合終了時〜

     ピーーーーーーーーーーーーーーー!

翼「……!」
控え室まで聞こえた長い笛の音に、翼は身体をびくりと震わせる。
翼「試合が……終わった」
結果は誰に聞くまでもない。ある意味翼自身が一番それを知っている。
前後半60分、延長前半10分、退場になるまでの後半約5分。
そして、退場してから試合が終わるまで、ピッチに立つことの出来なかった5分。 省33

[320]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/20(日) 22:14:08 ID:???
???「全てだ……始まりから全てが、全てのものが間違っていた……」
それはあり得べき事か、虚空が翼の問いに答えた。
翼「な……んだ?」
廃人のように呆然としていた翼も、事態の異常さにふと我を取り戻す。
虚空は続けて言う。
???「全てが、全ての始まりから間違っていた。かの者がこの世界に現れた時から……」
翼「なんだ?何なんだこれは……?」
幻聴とも思えないその事態に狼狽する翼。
声は尚も続ける。
???「お前はお前の定められた道を踏み外した……」 省18

[321]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/20(日) 22:16:28 ID:???
     〜同時刻〜

若林「また、サッカーやろうな」
凡太「ああ……」
死闘の末なにがしかの感情を共有した若林と凡太。
石崎「負けちまったなぁ……」
その光景を遠くに見ながら、石崎は溜息もような呟きを洩らす。
石崎「でもまあ、あいつらは全力を尽くしたしな……満足なのかもな」
と、その時翼の事を思い出す。
石崎「でもアイツは……大丈夫かな。叩きのめされてなきゃいいが……」 省47

[322]森崎名無しさん:2011/03/20(日) 22:16:59 ID:???
一体何が始まるんだw

[323]森崎名無しさん:2011/03/20(日) 22:18:28 ID:???
やっぱ「おのれ凡太!貴様のせいでこの世界も破壊されてしまった!」じゃね?

[324]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/20(日) 22:22:21 ID:???
短いですが、今日はこの辺で。
地味さを愛してくれた人には申し訳ないですが、これから先はかなりの超展開で地味さはダウンしてしまいます。
展開も振り幅が大きいので付いてきてもらえるかも正直心配ではあるんですが……。
何とかヨロシクお願いします。

[325]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/20(日) 22:27:23 ID:???
あ、後この世界では覚醒出来なかった翼ですが、覚醒していたらこんな技能を覚えました。

ヒールリフト(1/4でドリブル+4)
ジャンピング回避(1/4でドリブル+2)
オーバーヘッドキック(高シュート力+2)
レジェンドデストラクション(SGGK伝説無効)
アキちゃんの声援(対若林判定に+2)

一個も覚えませんでしたが。

[326]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 13:14:04 ID:???
修哲MF1「な、何だったんだ今の光は!?」

その異常な現象は、当然修哲イレブンにも騒ぎを起こしていた。

修哲SB右「わ、わからん、わからんがしかし……キャプテンが消えちまった!?」
修哲MF右「お、おい、冗談じゃねぇぞ!試合が終わったばっかりだってのに、なんなんだよこの怪現象は!」
修哲CB前「俺に聞かれたって分かる訳ねーだろ!」
修哲FW右「もしかしたら何かの爆発……キャプテンは吹っ飛ばされたのかもしれない!」 省36

[327]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 13:15:55 ID:???
……気が付くと、凡太は混沌に漂っていた。
凡太「ここは……!」
凡太は既に何度か体験した感覚である。その暗闇に驚きはしたが、慌てはしない。
若林「な、なんだここは!?」
だが若林はそうはいかない、突然虚空に放り出された不思議な感覚に狼狽する。
凡太「落ち着いてくれ若林!大丈夫だ……多分」
若林「多分って……て言うかここはどこだ!?何で俺達はこんな所に居るんだ!?」
凡太の言葉でも、若林は冷静さを取り戻すことはなかった。この異常な状況では、当然といえば当然 省47

[328]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 13:18:26 ID:???
???「若林、お前がここにいるのは私の仕業ではないが、私は親切にもお前を救いに来たのだ。
 もう少し感謝してもいいと思うがの?」
若林「感謝だと〜……馬鹿も休み休み言え!」
???「お前が……」
ふっと、見えぬはずの姿が、若林の足下を指さした様な気がした。
???「混沌に溶けることを望まぬのであれば……」
若林「なんじゃこりゃあ!?」
そして若林が叫ぶ。
凡太「わ、若林……!?」 省43


0ch BBS 2007-01-24