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【決勝の】Another-C_5【先にあるもの】
[301]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/29(日) 18:02:30 ID:???
三杉「それよりも君の意志だ、サッカーを続けていくならばリハビリは必要だ。
僕らの年齢を考えると、止まっている時間なんて無い…。
君に全く当てがないとは思わないが、もしさっきの話を現実に出来れば…」
ミハエル「ボクにとっては悪くない話だろう、と…?」
三杉(悪くない、というよりも…… 僕がそうなって欲しいと思っているのか…?)
少し自分の思考に混乱が生まれつつあったが、三杉は頷いて応えた。
省17
[302]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/29(日) 18:04:45 ID:???
見兼ねたのか、ここまでダンマリを決め込んでいたBJが口を挟んだ。
それはそれは意地の悪そうな表情を浮かべて。
BJ「右膝……右膝関節の可動域が狭まったんじゃないか? 恐らく2度から4度ほど…
軟骨を接ぎ直す必要があったからな。 私には理解できる感覚じゃないが、大事なんだろ?
ドリブラーという生き物にとっては。」
ミハエル「…サッカーの事など何も知らない素人がよくいいますね、フフ。」
省39
[303]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:05:33 ID:WO4eCitM
A でも熱烈歓迎
[304]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:07:41 ID:qzwXdcVU
A
新しいドリブル編み出せばいいじゃない
[305]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:12:18 ID:8vnR+I0Q
D
[306]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:13:33 ID:/Ut6gdDo
A
[307]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 19:18:13 ID:???
リハビリクラブ・フィオレンティーナにおいでませ
[308]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/29(日) 19:50:23 ID:???
> A それでも構わないと考えた。
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三杉「本当に右膝がダメなら……。」
『感情のままに行動する事は人間にとって正しい生き方だ。』
『上手くやろうだなんて考えるな。 思ったままを口にしろ。』
三杉「それでもいい。」
ミハエル「!?」
BJ(フンっ…)
三杉「平凡な技術だって構わない、フィオレンティーナに来い。」
省15
[309]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/29(日) 19:51:36 ID:???
三杉「過去は過去だ。 それは君の歩みの妨げになってはならない。
ユヴェントスの事は忘れろ、ミハエル。 あのチームは君の才能を利用しただけだ。
かのロベルト・マッツォとの関係と同じ…人としての繋がりはユヴェントスにはない。」
ミハエル「むっ……」
三杉「あのチームは平凡になった君を持て余すだろうって、君自身がそう思っていたのだろう?
チームメイトだって同じ…『気の毒だ』と、目を合わせなくなるかもしれない。
省37
[310]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/29(日) 19:52:36 ID:???
ミハエル「フフン…キミはそうではないと言うのですカ……?」
三杉「僕達は…最初から何か通じ合うものがあった筈だ…!!」
力なく笑うミハエルに対し、三杉は力強く言い切った。
赤面するようなバカバカしい思い込みかも知れない話だったが…それでも言い切った。
三杉「嫌悪を抱いて、敵視して…ぶつかり合うのに時間も手順もいらなかった…そうじゃないか?
才能だけでなくパーソナリティーにも感じあった…違うか?」
省34
[311]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/29(日) 19:54:04 ID:???
黙ってしまった三杉のことをミハエルは見ていたが…
やがて彼も、フッ…と(ようやく)柔らかい笑みを浮かべて呟いた。
ミハエル「……そうだったかも知れません。」
三杉「………!」
三杉はハッと顔を上げた、自分の言葉がミハエルに伝わってくれたのかと思って。
ミハエルの方は何やら気恥ずかしく思っているのか、目を合わせないで続ける。
ミハエル「ファケッティのパスより。
カルバリョのマリーシアより。
バティンのシュートより。
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0ch BBS 2007-01-24