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1- レス

【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】


[736]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/19(土) 19:26:32 ID:???

少年「けれど……貴方と、貴方の部下のペッシさんは」

プロシュート「ペッシは部下じゃねえ、弟分だ…。」

少年「…失礼しました。 貴方とペッシさんにとっては仲間の無念を晴らす事が本懐でしょう。 
    それに組織のボス、幹部に取って代われば、自然と利益は入ってくるようになる。
    ゆえにこそ、麻薬ルートを切り捨てる事も……いや、ブチャラティと同調すら出来る。
    しかし他のメンバーはどうです? 莫大な利益を生む麻薬ルートを手放しますか?」
省38

[737]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/19(土) 19:32:38 ID:???

少年「ええ…ですが先程言った通り、彼は目的を隠して部下を利用するだけなどという事はしません。
    彼にしてみれば、組織への裏切りに自分の部下を巻き込む事になります。
    そして彼の性質上、目的を隠して部下を利用するだけなどという事はしません。
    だからこそ…彼は一人だけの身で貴方に同行しているんですよ?」

プロシュート「ならばどうする…? テメェーは使えない情報を寄越しただけか?」
省28

[738]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/19(土) 19:34:08 ID:???

       ドドドドドドドドドドドドドドド

少年「さて、もう一度だけ聞きますよ。  僕が何者かという事と、ブチャラティの能力…
    本当に知りたいのはどちらですか? 一方だけなら教えて差し上げます。」

プロシュート「………!!」


   ドドドドドドドドドドドドドドド
       ドドドドドドドドドドドドドドド
           ドドドドドドドドドドドドドドド


*********

一旦ここまでです。 省2

[739]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:10:01 ID:???

グオングオン……

プロシュート「ふうぅぅぅぅ…」

エレベーターが下降を始め、ようやくプロシュートは溜息を吐いた。
あの部屋での出来事がグルグルと頭を巡る。
小僧っ子の言った言葉で判った事もある、解らない事も残っている。

プロシュート「ユブンタイか…」

・アラブ首長国連邦の王家に取り入り、卓越した商才で石油王となった人物の名。
・パッショーネ創立初期から、上の方で裏取引を交わしてきた超の付くお得意様。 省30

[740]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:11:12 ID:???

…ってとこまでが、話を全部を鵜呑みにした場合だが。

プロシュート「っつーかよぉ、パッショーネの上側の内部情報知りすぎだろ…?」 フゥー

もう一度深い溜息を吐くプロシュート。
今までユブンタイ側から伝えられた情報は幹部レベルに相当していた。
スタンド能力などは、その最たる例……
支部レベルの幹部(ポルポ)よりも上(ペリーコロやボス)でしか知りえない情報だ。

プロシュート(幹部クラスで裏切者(オレが言うのも何だが)がいる…? 省25

[741]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:12:34 ID:???

グシャリ…

プロシュート(おっと…?)

何かを握り潰す感触があった…それは先程あの少年から渡された依頼&蕪宸ナある。
彼はまだこの中身を見ていない。

プロシュート(…………) ビリ

ポケットの中からクシャクシャになった封筒を取り出し、封筒に挿入された洋紙の中身に目を通す。
進むか引くかを考えていたプロシュートにとって、この行為は何気ない物だった。
少女が小声で口にしていたメリー≠ニいう人物の姓名が書かれているものと、彼は当然考えていた。 省10

[742]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:15:14 ID:???

一人はプロシュートの疑問を完全に解消する人間の名。
先程彼は幹部クラスの情報を流されたと考えたが…その名によって、例外がある事を思い出させられた。

『情報分析チーム所属・サカザキ』

一番上に書かれていたのは、その名とその男の居場所だった。
…ペリーコロの側近でもあるこの東洋人…プロシュートの耳に入る程、かなりの切れ者と噂に高い男。
暗殺チームに流された情報は、全てサカザキならば知り得た可能性が高い。 省30

[743]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:17:18 ID:???

ガラガラ…

アンティーク風のエレベーターの扉が片開きに開いた。
スタスタと前に歩きだすプロシュート。
ホテルを出れば、弟分のペッシと協力者であるブチャラティが自分を待っている筈である。

プロシュート(さぁて、なんつって説明すっかな……ブチャラティの奴によぉ。)

これから先の事を考えるのも頭が痛くなるが…
彼はまず目の前の頭痛の種をどうにかしなければならない。
Aを選ぶか、Bを選ぶか・・・・・・彼、プロシュートにとっては重大過ぎる選択であった。


[744]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:18:19 ID:???

<フィオレンティーナ・オフィス>

三杉達…中山とバンビーノを除いた9人は、フィオレンティーナのオフィスに来ていた。
言わずもがな、フィオとトップ契約を結ぶためである。
トップ契約と言う事で、重く堅苦しい雰囲気を想像していた三杉だが…
その予想に反し、実際はアッサリとした物だった。

三杉(ふぅ…後はサインをここに書けば、僕も一応はセリエAの一員か……)

ようやくと言って構わないだろう。
三杉は一つの到達点に辿り着いた事になる。
省21

[745]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:19:38 ID:???

三杉(ふむ…Wトーナメント優勝を目的とするなら、何ら問題ない条件だろうな。)

契約金と年棒は端した金(それでも庶民からすれば大金)だが、新人契約としては妥当な気もする。
それよりも三杉は、自らの目的に沿っている契約内容である事に重きを置いていた。
…ゆえに、この契約書にサインをする事に何ら文句は出なかった。

三杉「それでは宜しくお願い致します。」

人事部「こちらこそ。 期待していますので、これから頑張って下さいね。」
省35

[746]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 12:20:39 ID:???

現状を考え、早々と帰宅しようとしている三杉だが…
そんな彼に対して話しかけてくる者が居た。

トレイゼ「やあ少年…ジュン・ミスギだったな? トップ契約おめでとう。」

三杉「あなたは……」


A 「ヴィットーリオさん・・・」
B 「トレイゼさん・・・」
C 「御曹司・・・」
D 「まwゆw毛www」
E 「閣下! トレイゼ閣下!」
F 「置鮎萌え!」
G そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。) 省1


0ch BBS 2007-01-24