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異邦人モリサキ
[201]さら ◆KYCgbi9lqI
:2012/06/05(火) 00:32:51 ID:???
魅力のスキルは獲得出来そうな感じがする。
[202]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:12:04 ID:???
>>197-200
皆様、ありがとうございます。
それぞれEP1を進呈いたします。
*D26.4 「流浪の慎重派」森崎
訓練結果
前半(体術)1
53 + 39 + 44 = 成功3
前半(体術)2
60 + 58 + 50 = 成功3
→成功6
後半(魅力)1
37 + 66 + 79 = 成功3
後半(魅力)2
80 + 19 + 96 = 大成功1 成功1 失敗1
→大成功1 成功4 失敗1
[203]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:13:49 ID:???
***
「ようっっ……やく、解散かよ……!
ホントに日が暮れるまで走らせやがった、あの鬼教官……!」
薄暗い野原に弱々しく響くのは、大の字に寝転んだネイのぼやきである。
周囲はネイと同じように息も絶え絶えといった様子で横たわる男たちで溢れていた。
「修練が足りんな、ネイ」
「まったくだぜ」
そんなネイを見下ろすように腕を組んだトニーニョが言うのへ、森崎が同調する。
省43
[204]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:14:51 ID:???
「セーシン論かよ。汗臭ぇ〜……」
「経験論だっつーの。ま、サボりたきゃ適当にサボればいいさ」
苦笑しながら森崎が続ける。
「所詮、傭兵なんてのは食い詰め浪人だしよ。キツいツラいで鍛錬から逃げて、
明日死ぬのが仕事みてえなもんだ。ま、俺ぁ今日鍛えて生き残る方を選ぶ。そんだけよ」
「……」
飄々とした言葉に盛られた毒にネイが口を閉ざす。
代わりに森崎へと話しかけたのはトニーニョだった。
「そういえばモリサキ、お前は東洋人だろう?」
省34
[205]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:15:52 ID:???
「いや、いいんだネイ。今のは確かに俺が悪い」
「……」
それでも不満そうに口を尖らせるネイを見やってから、トニーニョが森崎に向かって軽く頭を下げる。
「気を悪くしたのならすまない、そういうつもりではなかった」
「……まあ、謝ってもらうもんでもねえさ」
「俺が気になったのはモリサキ、お前は随分と年若いように見えるが、それにしては
かなりの経験を積んでいる風だと思ってな。……気になるとつい口に出る。悪い癖だ」
省33
[206]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:16:56 ID:???
「……? どうした、モリサキ」
「俺……数え十八の時分に国を飛び出して、かれこれ十年……くらいになるんだが」
「そうか。……って、なにィ!?」
「嘘だろぉ!?」
「ふうん」
驚愕する一同を前に、森崎が眉間に皺を寄せたまま肩を落とす。
「はぁ……どっと疲れた。先に帰らせてもらうぜ……」
「あ、おいモリサキ! ちょっと待てって!」
「お、俺たちが悪かった! そ、そうだ! 途中で一緒に飯でも食わないか!」
省11
[207]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:17:58 ID:???
//体術訓練
「走れ! 走れ! 走れ! 基礎体力のない奴にこなせる訓練などない!」
今日も今日とて、広い荒野にヤングの大音声が響き渡る。
三百人の荒くれ者どもがその声に尻を叩かれるようにしながら(そして時折、本当に木剣で尻を叩かれながら)
走り続けて、もう何時間になるだろうか。
「クソッ! 楽しそうだな、あのサド教官! この運動場のだだっ広さときたら、思う存分
訓練ができるように……じゃなくて、単にあいつのダミ声で近所から苦情が来ないように
省32
[208]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:18:59 ID:???
「そこ! そんなに気に入ったのなら、今日も石を上げるか!」
「なにィ!?」
よく見えなくとも真っ直ぐ自分に向けられていると分かる雷光のような視線と
強烈な指向性を持った声が、森崎を直撃していた。
恐るべき地獄耳に驚く間もなく、声は森崎めがけて降ってくる。
「モリサキといったか、貴様だけ特別にメニューを追加してやってもいいぞ!」
「……おとなしく走るよ! 走ればいいんだろ!」
「まあそう遠慮するな!」
省32
[209]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:20:00 ID:???
//魅力訓練
ふぉん、と風を切る音を立てて刃が走る。
訓練所の荒野では青空の下、傭兵たちが素振りの最中であった。
と、森崎が剣を振るう手を止めて振り返る。
「どうした、モリサキ?」
聞いたトニーニョに、森崎がニカリと笑って言う。
「なあ、どうだ? そっちの角度から見るのが一番カッコよくねえか、俺?」
「……いいから真面目にやれ、また教官にどやされるぞ」
呆れたように眉根を寄せて素振りに戻ったトニーニョに、森崎がなおも言い募る。
省33
[210]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:21:05 ID:???
短槍の柄でこそげ落とすようにジェトーリオを引き剥がすネイを横目に、
森崎がトニーニョに話しかける。
「で、どうなのよ、トニーニョさんは。切った張ったでいつくたばるかもわからねえ身空、
たまにゃ剣の鈍色じゃねえ、桃色に囲まれたかねえかって話よ」
「俺は……その、そういうのに興味は……」
ニヤニヤと笑いながら迫る森崎に、珍しくトニーニョが言い淀む。
冷静沈着を旨とするこの男には稀有な反応であった。
省27
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0ch BBS 2007-01-24