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異邦人モリサキ
[546]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 19:54:23 ID:???
遅れまして申し訳ありません。
それではここで裁定&回答タイムです。
結論から申し上げますと、今回は
>>539
および
>>541
が適用され、
>>539
にてノータ ◆JvXQ17QPfo様にEP1を進呈いたします。
その上で、CP/EP使用により数値に+10され結果は「成功」となります。
以下、ご質問にお答えいたします。
>>542
成功/失敗は常に主人公視点とお考えいただいて結構です。
今回の場合はズバリ
>>544
源氏 ◆rLDAH8Hy8Y様の仰るとおりで、
省34
[547]傍観者 ◆YtAW.M29KM
:2012/06/30(土) 19:57:33 ID:???
>成功/失敗は常に主人公視点とお考えいただいて結構です。
了解、ご回答ありがとうございます。スレによっては敵側視点で良し悪しが出ることもあったので、そこが不安でした。
[548]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:08:16 ID:???
***
成功→腰の入っていないパンチが森崎にヒットする。
「何だぁ!?」
突然の攻撃に驚いた森崎が、咄嗟に身をかわそうとする。
へろへろと飛んでくる酔漢の拳を食らうような鍛え方はしていなかったが、
しかしそのとき森崎の目が捉えていたのは眼前の男の体勢である。
足腰の座らぬまま大振りのパンチを放った男は、完全に自らの腕に振り回されていた。
軸にしている左足がふらりとよろけ、しかし男の右足は明らかに異常をきたしている。
省33
[549]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:09:27 ID:???
そんな男に森崎が詰め寄ろうとした、その矢先、
「やめて! 何してるの、お父さん!」
「……!?」
少女の声が、森崎の動きを止めた。
壊れた人形のように、ぎぎ、と軋む音を立てながら振り返る。
「オ、オトウサン……なにィ!? この酔っぱら……いや、えーと……」
あまりにも急なことに混乱している森崎が言葉を探す間に、ソフィアは酔いどれへと駆け寄っている。
「お父さん! またこんな時間からお酒なんて……!」
省33
[550]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:10:53 ID:???
「親切な人がぁ、教えてくれたんだぁ〜! おい、東洋人! これ以上ウチの娘にぃ、
近づくんじゃあ、ねぇ……! 変な噂を立てられでもしたらぁ、この子がぁ、傷つくんだぞぉ……?」
酒臭い息と共に、奇妙に呂律の回らない口調でまくし立てる男。
『……日も暮れる前から飲み歩いてる父親がくっついてる方が、よっぽど変な噂が立つんじゃないかな』
いつの間にか頭の後ろに降りてきていたらしいピコがボソリと呟くのへ、内心でよくやったと
省37
[551]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:12:00 ID:???
「お父さんも家に戻って。お母さんが心配するわ」
「……。おい、東洋人」
突き放すようなソフィアの態度に、悄然と肩を落とした男が歩き出して二歩。
ぎろりと、森崎を睨んだ。
すっかり酔いの醒めた、しかし黄ばみ、充血して濁った目。
「今後、娘に近づいたら―――骨の二、三本は覚悟しろ」
それだけを言い残して、去っていく。
ずるり、ずるりと歩みに取り残されるような右足が石畳に擦れる音の、すっかり消えた頃。
ソフィアが、森崎の方を向かないまま、俯いて口を開く。
省29
[552]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:13:17 ID:???
「すみません。父が心配しますので、これで失礼します。
……今日は、楽しかったです」
礼を言うその表情には、笑顔はない。
頬の赤みも、舞台の高揚も、ない。
沈黙と首肯とをもってただ見送るより他になかった森崎の見つめる先、
歩み去る少女の背を追うように、宵闇が街を包もうとしていた。
『少女と騎士』(了)
[553]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:14:45 ID:???
*D26.6
フレーバーテキスト
◎運河の遺体
夏の気配が漂い始めたドルファンには珍しく、どんよりと曇った朝のこと。
『ほらキミ、寝癖がついてるよ!』
「うるさいな……後でやるっての」
ピコを追い払うようにぞんざいに手を振った森崎が、食卓の前で熱心に何かを読んでいる。
粗悪な紙にびっしりと活字の並ぶそれは、新聞と呼ばれるものであった。
『ちょっと、ご飯食べるのかそれ読むのかどっちかにしなよ、お行儀悪いよ!
省28
[554]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:15:58 ID:???
それ以上の言葉が聞こえないように大声を出したピコが、小さな拳を固めてぱかぱかと森崎の頭を叩く。
「痛っ! わ、わかった、俺が悪かった!」
『もう! 次にやったら絶交だからね!』
言ったきり、ぷいと顔を背けると姿を消してしまうピコ。
残された森崎は小さく肩をすくめると、テーブルに置かれたカップから温いエールを啜るのだった。
***
数日後。
この季節には珍しい雨がドルファンの石畳をほんの少しだけ湿らせた翌日、
省30
[555]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:16:59 ID:???
『あはは、もう怒ってないよ』
「……そりゃ助かるぜ」
『でもさ、これって事件? それとも事故?』
ほっと胸をなで下ろした森崎に、ピコが尋ねてくる。
「さあな……記事もそこまで書いてねえ。区警……地区警備隊がどう考えてるのかは何ともな」
『神父様じゃ、酔っ払って足を踏み外す……なんてこともないだろうしねえ』
「明和の大虎みてえな神父も、中にはいるかもしれんがな」
『葡萄酒は神の血じゃ〜、もっと持ってこんか〜い! って?』
省42
[556]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/30(土) 20:18:55 ID:???
*D26.6 「気のいいリーダー」森崎有三
訓練選択
「貴様らも知っての通り、ヴァルファは我がドルファンおよび元雇用主のプロキア、
その両面に対し宣戦を布告してきた! 全欧最強の余裕というやつか? 違う!
我々がナメられきっているということだ!」
響き渡るヤングの大音声は、いつにも増して大きい。
漲る気合いの表れであった。
「王室会議の腑抜けどもは今月末まで撤収期限を設けるなどと呑気なことを抜かしてやがるが、
省22
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0ch BBS 2007-01-24