※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】


[94]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/19(木) 11:37:09 ID:???
フリーキックのキッカーはなんと若林だった。
そしてこれは長年オーバーラップを武器として使ってきた森崎に対しての
ようやく同じ目線でぶつかり合えるようになった若林からのちょうせん状のような気がしてならなかった。

若林「(お前がキャプテンを目指す理由。周りの皆に認められたかったと言っていたな。
   俺はお前のオーバーラップをただ自分が目立つことだけのエゴの塊だと決めつけていた。 省54

[95]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/19(木) 11:38:12 ID:???
メッツァ「まったく、若林にも困ったものだよ。こんな無茶をするんだ。絶対に決めてきてくれよな!」

バコォッ!シュルルルルルッ!!

トップスピンパスが優雅な弧を描き絶妙なクロスとしてあげられる。
このボールに競り合うのは当然のごとく若林と森崎の二人だった。

若林「勝負だ森崎ィ!」

森崎「来い!若林ィ!」

二人のちょうど間に潜りこむようにして入り込むボール。若林はダイビングヘッドの体勢で突っ込みシュートを放とうとしている。
省19

[96]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/19(木) 11:39:13 ID:???



後にこの試合を見ていた観客は語る。

森崎「うっ……」

その時のフィールドに広がった衝撃はまるで星々の爆発。

若林「ぐあっ……」

それはあまりにも眩過ぎて眩しすぎて。

森崎・若林「「(ボールは……ボールはどこだ)」」

二人の『目』は笛が鳴るまでボールの行方を捉えることは出来なかった。


[97]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/19(木) 11:40:16 ID:???
ギャルンッ!

トップスピンの回転が若林の被っている帽子をふわりと舞い上がらせる。
そしてその帽子は森崎の判断力を一瞬停止させる『ブラインド』となった。

森崎「あ、ああっ!!」

バサァッ!!

若林「ぐっ…うぅ…は、入ったのか……?それとも外しちまったのか……?」

カルツ「ゲ、ゲンさん!しっかりしろ〜〜〜っ!!」

額からは溢れる血が目に入ったせいなのか、周囲の景色がぼんやりしている。
ああ、なんてこった。ただでさえ右手の拳を潰しているのに。 省38

[98]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/19(木) 11:41:30 ID:???
豪快に顔を拭った赤く滲んだ拳を高く掲げ、若林は高らかに叫んだ。
きっとこれから先も辛く厳しい試練が自分の前に立ちふさがってくるだろう。
それでも乗り越えて行ける気がするのは、もう自分の心に一切の迷いがないからだ。
森崎と同じ目線で戦い、ぶつかり、そして勝利したという喜びが若林の新たな『光』となる。

ピピイィ〜〜〜〜〜!!!

ハンブルガーの得点を告げる笛が歓喜と落胆が交じり合った悲鳴が轟くスタジアム中に響き渡る。 省10

[99]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/19(木) 11:43:23 ID:???
拝啓 親愛なる友人 アリティア王子マルス殿

あの激闘から数日後。今季のリーグ戦を3位という成績で終えた俺たちブレーメンは
より上質なチーム作りのために当初の予定を少し早めて強化遠征へと乗り出したんだ。
コーチ陣たちはなるべく各国リーグの最強のチームと戦わせたいようだがどうなることやら。
ブンデス3位という成績は少なくとも恥ずべき結果ではないらしいがね。
世界一のGKを目指す俺としてはやっぱりまだ納得ができないわけで。 省19

[100]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 11:44:51 ID:jxBX8wEQ


[101]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 12:02:13 ID:siUbGv9I
D

[102]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 17:44:15 ID:???
若林はレヴィンに欠片を取られてた、かな?光でも星でもない自分のやつ
変にきれいになってて何か不安
こういうのNGだったらスルーしてくれ、すまぬ

[103]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 09:38:57 ID:???
>>102
特に不安になる心配はないと思います。今回の試合も
原作のハンブルグVSバイエルンや若林の目の怪我のオマージュというだけですから。
森崎自身が拒まない限り、若林は味方として一緒に戦ってくれることでしょう。
===========
>D オランダ


〜アムステルダム。アヤックス寮〜

三杉「ええ、了解です。彼がこちらに到着したら必ず渡しておきますよ。それでは失礼致します」
省47

[104]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 09:40:07 ID:???
三杉「(ブンデスリーグ3位、ウェルダーブレーメン。相手にとって不足はない。
   だが肝心のうちのチームが……今のままではとても太刀打ちできそうにはない。
   何より相手方のチームに失礼に値する可能性のほうが高い……)」

三杉は寮の窓から見下ろせるグラウンドにてボールを蹴る選手たちを見てため息を吐く。
貴公子と呼ぶに相応しい整った顔立ち、やや細面の顔が儚さを醸し出す実に絵になる光景だ。
が、彼の心境はそんな芸術思考とはかけ離れた焦燥と無念さで埋め尽くされている。 省54


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24