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1- レス

【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[797]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/03(水) 20:17:05 ID:+DoZ10Oo
「よろしく頼むぜよ、隊長さん」

奇妙な訛りは男の故郷に由来するものだろうか。
言いながら手を差し伸べてきたカルツに、森崎がその巌のような手を握り返した瞬間である。

「ぐっ……!?」

その手に、凄まじい重圧がかかっていた。



*握手比べ

体術判定

目標値【48】 → ! numnum

※ ! と numnum の間のスペースを消して数値を出して下さい。
難易度【ターン係数50+やや難60】−(体術62)を目標値とし、目標値以上の値が出れば成功。 省9

[798]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/10/03(水) 20:27:15 ID:???
目標値【48】 →  48

他のスレで色々認識違いに苦しんだもんで、安全策をとりたかったんですよw

[799]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/10/03(水) 20:33:43 ID:???
危ない…。D100でピッタリは心臓に悪いのう。

[800]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/04(木) 00:32:34 ID:???
>>798
迷ったときや困ったときの命綱、それがEP/CPです!
どんどん活用して下さいませ。

***

成功→ ナメられてたまるか! カルツに負けない力で握り返す!


試されている、と直感した。
隊長を名乗るのが、己が命を預けるに足る男か。
カルツはそれを試しているのだ。

「ぐぬ……ぐうぬぬ……っ!」
「お? ほう……」

他愛もない勝負だ。
負けたからといって隊長の座を追われるわけではない。 省15

[801]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/04(木) 00:33:36 ID:???
『はい、そこまで!』
「うおっ!? っと、とと……」

ぺちん、と。
ピコの小さな手で不意に頬を叩かれ、思わず脱力する森崎。
同時に、握られていたカルツの手からも力が抜けるのが分かった。
息をつくと、急に視界が広くなっていくような感覚。
充血していた目から血が引いていくのだった。

「ふう……」
「ハハハ、なかなかやりよるのう、隊長さん」

小さな虫が目の前を無数に飛び回っているようなノイズ混じりの視界の中で、
芋のような男が涼しい顔で笑っている。 省27

[802]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/04(木) 00:34:37 ID:???
「……まあ、そうだな」
「ところで隊長さんよ」

板金鎧でも両断しそうな大斧の迫力に頷いてみせた森崎に、カルツが唐突に話題を変える。

「おんし、こん国の軍がまた徴募かけよるゆう話、聞いちょるかい」
「……? そりゃ、お前らだってそれでここにいるんじゃねえか」

先のイリハ会戦でも多くの将兵を失ったドルファン軍である。
傭兵の徴募は定期的に行なっているという話だった。

「いやの。ワシら、確かにスィーズランドで徴募に応じてこん国に来たんじゃが」 省43

[803]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/04(木) 00:35:49 ID:???
カルツの告げた数に耳を疑う森崎。
今回の徴募で新規に配属されたのが五十人。
それを含めても、現在の傭兵大隊の規模が三百弱である。

「ってそりゃ、俺らの他にもう一大隊作れそうな規模じゃねえか」
「そうやき、隊長なら何ぞ知っちゅうかと」
「……聞いてねえな、少なくとも俺は」

偽りない、本音である。

「ほうか。ま、噂は噂やき。何にせよ、これから宜しくの、隊長さん」

あっさりと頷くと、カルツは斧を肩に担いだまま有象無象の群れに戻っていく。 省19

[804]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/04(木) 00:38:35 ID:???
******

ジャガイモがこの近辺の食卓に上るまではもう少し時間が必要です、
といったところで本日の更新はこれまでとさせていただきます。
夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。

次回は9月のメインイベントから再開となります。
収穫祭がありますので、イベント自体は短めになる予定です。
それではまた、次回更新にて。

[805]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/12(金) 20:19:10 ID:???
******


*D26.9月 「気のいい剣士」森崎有三
メインイベント

『元気!』



「う〜ん……」
『どうしたの? 馬車に轢かれた蛙みたいな声出して』

初秋の陽射しはまだまだ肌を刺激する。
日陰に入れば実感できる涼しさが夏の終わりを告げていたが、森崎有三には
それを堪能する余裕はないようだった。
ピコが訊くのへ、森崎が渋面を作りながら言う。

「いや、なんつーか。俺、この道に呪われてる気がしてよ……」
『あー、まあ……ね』
省27

[806]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/12(金) 20:20:11 ID:???
「……ま、しかし今日は大丈夫だろ。誰もいねえし」

森崎の言葉通り、時間帯によっては混雑する道も今は閑散としている。
時折通りすがる乗合馬車の、蹄と車輪が石畳を噛む音が森崎の耳に響いてくるだけだった。

『登校時間はもう終わってるからね。重役出勤なんてキミも偉くなったもんだよ』
「嫌味な言い方すんな! 軍令部に呼び出されてただけだろうが! ほら、あれ! あの書類!」
『はいはい、お疲れ様〜』
「くっそう……人の苦労も知らないで」
『知ってるけどね』
省39

[807]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/12(金) 20:22:23 ID:PaEHKKCc

*チェック

(体術+剣術)判定

目標値【16】 → ! numnum

※ ! と numnum の間のスペースを消して数値を出して下さい。
難易度【ターン係数50+やや難60】−{(体術+剣術)/2=94}を目標値とし、目標値以上の値が出れば成功。
00が出た場合は難易度にかかわらず成功となります。
結果によって展開が分岐します。

成功→ 落ちてきたものを咄嗟に受け止める!
失敗→ 落ちてきたものを華麗に避ける!


******

省3


0ch BBS 2007-01-24