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1- レス

【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】


[177]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/06(木) 19:10:47 ID:???
迷う森崎を前に、

「騎士の家に生まれたんですよ」

あっさりと、レヴィンが続けた。

「父が若い頃、リヴォニアで功績を挙げて取り立てられたんです」
「リヴォニア……ああ、お前はスウェーデンの出身だったな」

リヴォニアは北欧、バルト海の東側に位置する地域である。
港を求めて西進したシベリアに対し、北欧の雄スウェーデン他の諸国が交戦してこれを打ち破ったのは
時を遡ること二、三十年前の話であった。
省37

[178]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/06(木) 19:13:25 ID:sLHyRKsM
まるでのどかな昼下がりの、茶飲み話のように何気なく、微笑みながらそれを言う。
しかし、たとえば凪いだ海が船を抱いて離さぬように、底なし沼の足に絡めば抜けないように、
男の瞳は、静かに腐っている。

「お前は」

森崎がその瞳に告げる―――


*選択

A「逃げてきたのか」

B「復讐したいのか」

C「死にたいのか」

D「生き延びたんだな」


森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 省16

[179]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/12/06(木) 19:45:34 ID:???
D

Aは地雷、Bは本人の本望、Cが多分本心…と来て、一番心に響くのはDではあるまいか。
心が腐っている人間にはまず大前提(生きてる)を確認させて前向きにさせたほうがいいと思うんだよね。
ピココールとかするべきなのかもしれないけど、戦争関係を傍観してた私はポイントの手持ちが少ないので(笑)

[180]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/12/06(木) 19:53:55 ID:???
【ピココール】
こういう明らかに心が壊れてる様に見えるレヴィンにはBCDのどれが彼の心に響くと思う?

[181]ピコ ◆ALIENo70zA :2012/12/06(木) 20:50:35 ID:???
>>180
心に響く…うーん、彼とはまだ付き合いが浅いからねえ…。
まあ、普段は近寄らないでねっていう空気バリバリの彼がなぜかぺらぺら語り出してることだし、
こっちがどう答えるかはある程度予測されてるって思った方がいいかもしれないね。
その上で意表をつくか、言ってほしそうなことを言ってあげるかはキミ次第だよ。

[182]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/12/06(木) 21:18:23 ID:???
C【ピココール】を踏まえてBと悩んだんですがレヴィンの言って欲しい言葉ってこれかなって思いました。

[183]◆9OlIjdgJmY :2012/12/06(木) 23:23:18 ID:???

自分の生に執着してなさそうなので、釘を刺す意味も込めて。
隊長として、部下の(緩やかな)自殺は止めるべきでしょう。
隊に危険が及ぶかもしれないし。

[184]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/12/07(金) 19:25:51 ID:???
レヴィンがこんなに喋るとは思ってなかったんですが、魅力と評価が高いからですか?

[185]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 14:23:12 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>178の選択については……

>>182 さら ◆KYCgbi9lqI様のご回答を採用させていただきます!
そうですね、レヴィンの誘導に従えばその二択になるでしょう。
また>>184への返答となりますが、この饒舌は判定を挟んでいるわけではなく、レヴィンなりの計算ですね。
森崎が親切なお節介焼きということは既に新規部隊員にも知れ渡っていますので、それを踏まえた
一種の牽制といったところでしょうか。 省27

[186]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 14:24:15 ID:???
***

C「死にたいのか」


そういうものを、いくつも見てきた。
望んでいくさ場に身を置く者の中には、少なからずいる。
生き死にへの関わり方という、人の最奥が朽ちてしまったものたちだ。
自決を大いなる罪と信仰が定めるこの欧州において、傭兵という職は彼らの前に蠱惑的な煌めきを放つ。
そこには、彼らの何より望むものが淡々と存在しているからだ。
彼らにとって死の危険は恐怖でも不運でも、あるいは一部の狂人がそう感じるような快楽でも愉悦でもない。 省50

[187]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 14:25:52 ID:???
鼻白む森崎を前にひとしきり笑ったレヴィンが、小さく首を振って鞍上、手綱を握り直す。

「すみません、つい……。本当に面白いことをおっしゃいますね、隊長は」
「おかしいか」
「ええ、とても」

木漏れ日が、撫でるようにレヴィンの頬を照らした。

「ご質問にお答えしましょう。―――いいえ、そして、はい、隊長」
「……」

人を近づけぬ微笑が、その口元に戻っていた。
長い指が僅かに動くと、それだけで何かの意思を伝えたものか、レヴィンの馬がゆっくりと歩き出す。 省31


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