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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】
[521]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/23(金) 14:11:21 ID:???
> 《クラブ》 ミハ「実戦レベルになれば、サンパウロ戦と同じ状態に陥るかも知れません。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミハエル「正直に言って実戦だとどうなるか分かりません。
大丈夫かも知れないけれど、サンパウロ戦と同じような状態に陥るかも知れない…」
三杉「そうか。」
この答えで三杉はミハエルのそれが相当根に深い案件となっていると理解した。
省48
[522]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/23(金) 14:13:52 ID:???
ミハエル「ええ、チームが置かれている現状として、ヴィオラは勝ち続けなければなりません。
ボクの中の歪みが解消されるのは誰も待ってはくれない。」
三杉「ああそうだ。 時間が解決してくれるとは、キャプテンとしても言ってやれない。」
ミハエル「当然ですね。」
やり取りの中からミハエル自身がどうすべきと思っているかは判った。
少なくとも顔を上げようとしてくれてはいる。
省20
[523]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/23(金) 14:14:58 ID:???
<フィレンツェ中心部/ホテルアルバ>
フィレンツェの中心部であるサンタマリア・ノヴェッラ駅から僅か200mの好立地。
最高級にまでは遠く及ばないが、それでも一般の観光客が愛用するミドルクラスホテル。
それがバルサBのフィレンツェでの宿泊地であった。
ディエゴ・ブランドーはホテルアルバ敷地内の、よく整備された中庭でエスプレッソを飲んでいた。
ディエゴ「………」
グランディオス「ここに居たのかディオ。」
ディエゴ「む… ペップか。」
省22
[524]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/23(金) 14:16:09 ID:???
グランディオス「ユースとはいえ、頂点に立っておきながらチームの破産で4部落ちか。」
ディエゴ「フロレンティア・ヴィオラのことか。」
グランディオス「うむ。 そんな状況でチームに残り、あまつさえWトーナメント出場を狙っているらしいじゃないか。
尊敬すべきハングリー精神だ。 中央政府から弾圧を受けつつ、それを跳ね返してきたカタルー
ニャ民族の反骨精神に通ずるものがあると思うぞ。」
省37
[525]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/23(金) 14:17:13 ID:???
ディエゴ(相変わらず滑稽な奴だ。 サッカー選手なんかよりコメディアンの方が余程向いてるぜ。)
笑いを噛み殺し、ディエゴは少しだけ瞼を閉じた。
血液が沸騰するかのような彼自身の熱量の中に黒い液体による熱が注ぎ込まれた。
10月後半における夜風は既に肌寒いが、ディエゴには丁度良いくらいに心地良かった。
ディエゴ(グランディオス… お前はクライフという男をまるで分かってない。 ま、神格化するのは勝手だがな。
省38
[526]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/26(月) 15:44:26 ID:???
〜 翌朝 AM10:00 〜 <フィレンツェ/フィレンツェ・ペレトラ空港>
一夜が明け、日も大分のぼった午前10時の頃。
ある人物がフィレンツェの玄関口であるペレトラ空港に降り立った。
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,ゝ-!‐'‐- 、._
/ ヽ、
. / ,r ヽヽ
,! / !. ! l /r.i
省46
[527]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/26(月) 15:45:35 ID:???
トゥイティー「今日はいいんちょのお願いで視察にきまちた。
出来るだけ秘密裏にって聞いてまつけどよくわかんないでち。
だってボクまだひよっこなんでち、ヒヨコだけに。」
トゥイティーの言う視察とは無論ヴィオラとバルサBのテストマッチの観戦である。
『試合の結果および経過詳細を報告せよ』という氏の命により、彼は遠路はるばるやって来たのだが…
このトゥイティー、可愛い外見と裏腹にかなり腹黒い性質だった。
省38
[528]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/26(月) 15:46:39 ID:???
トゥイティー「大監督! お初にお目にかかりまちゅ、FIFAのトゥイティーでち!」
クライフ「おや、キミがそうか。」
トゥイティー「はいでち!」
ヘンドリック・ヨハネス・クライフ… つまりはヨハン・クライフその人である。
機械仕掛のオレンジを率い、机上の論理であったトータルフットボールを現実の物とした史上最高峰の選手。
それだけでなく現在はFCバルセロナのトップチーム… いわゆるエル・ドリーム・チームをて率い、前年度は見事
省28
[529]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/26(月) 15:47:45 ID:???
保護意欲を掻き立てそうな満面の笑顔で了解の意を示し、トゥイティーはタクシー乗り場へ誘導を始めた。
そして彼は歩きながらもクライフという大人物を持ち上げるべく口を動かし続けた。
トゥイティー「しかし流石は大監督でち。」
クライフ「何がだね?」
トゥイティー「あの人を遠路はるばる呼びつけるなんて、大監督以外の人には出来ない相談でち。」
クライフ「そんな事か。 過去の私との因縁と、現在のヤツ自身の状態。
省14
[530]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/26(月) 15:48:50 ID:???
〜 翌朝 同AM10:00 〜 <フィレンツェ/フロレンティア・ヴィオラ練習グラウンド前>
同時刻、テストマッチが行われる予定の練習用グラウンド。
モニカ「今日は非公開だったのね・・・ 全然知らなかった・・・」
モニカ・センペルテ・ディマーレは自身の間の悪さに落胆していた。
いや、落胆というよりもはや絶望と言ってしまって構わない。
色々と顔を出し辛い気持ちのなか、それでも声をかけて貰った義理を無視するのは忍びないと、
省22
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0ch BBS 2007-01-24