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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[810]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:43:30 ID:???
小悪魔「れ、レミリア様の動きでも尚、ボールを捉えきれないなんて!
でも大丈夫、ここで私がまたトップスピンパスでフランお嬢様に繋げば―――」

そうして弾かれたボールは小悪魔が運良くフォローするが……
しかし、それは彼女にとってある意味運悪く「厄い」事実だった。

ゴオッ………ゾクッ!

小悪魔「――って、何だか嫌な予感が……!」

雛「悪いけれど、これ以上進むというのなら――容赦はしない! 創符…ペインフロー!」
省53

[811]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:45:37 ID:???
彼女の主人と当主は、その判断を高く評価する。彼女達は小悪魔が容易にボールを通す事による失点のリスクと、
小悪魔が負傷する事による突破力の減退とを比較し、
攻撃的チームである自分達にとっては後者が重要であると考えていた。

雛「(これは…絶好のチャンス! ここは必ずモノにしなくては―――!)」

ボールを奪う事に成功した雛は、中盤に残る射命丸の代理として左サイドを駆け上がり――。

雛「……反町君、決めてッ!」

バシュウウウウウウウン!!
省44

[812]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:46:56 ID:???
咲夜「美鈴は……言われなくても飛び出しているわね。
妖精メイド達も一緒に飛び出しなさい! 美鈴のフォローに回るのよ!
私は―――ここで身構えてねじ込みに備えるから!」

反町のシュートに対して、ディフェンスリーダーの咲夜はメイド達に指示を出し、
そのまま自分は飛び出した美鈴の代役としてカバーに備える。

咲夜「(美鈴の浴びせ蹴りだったら、恐らくは互角以上の勝負は可能な筈!
それならば、私はここでフォローに回り、反撃に備えるべきね)」
省41

[813]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 17:01:34 ID:???
穣子「す……凄いよ一樹く〜〜ん!!」

そのシュートは、飛び出した美鈴の脚先を僅かに掠めるものの、
殆どその威力を減じさせる事無くゴールへと向かう。

メイドA「な、何これぇ〜!」

メイドB「無理だよ〜!?」

メイドC「助けて咲夜さ〜ん!?」

咲夜「(なっ……この局面で、限界以上の力が出せたというの!? しまったわ!
この態勢からでは私はブロックに行けな―――い……!)」

そして、最もクリアに長けた美鈴が敗北した以上、 省26

[814]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 17:02:35 ID:bzdo6isg
実況「あ……ああ〜〜〜!! 何とここで反町選手、痛恨のミス!
素晴らしい必殺シュートを美鈴選手に放ち! 一度は飛び出しの名手である美鈴選手をも
突破しかけましたが……後もう一歩という所でポストに阻まれてしまいます!!」

レミリア「(――彼には、十二分には活躍出来ない運命にでも操られているのかしら)」

パチュリー「(やはり、助っ人の彼が居ないと…私達のチームは優勝を狙えないわね。
あの程度のシュートを完璧に防げないようでは、一流には敵わないわよ…美鈴)」
省56

[815]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 17:05:49 ID:???
★咲夜の判断→ スペード5

[816]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 20:44:12 ID:???
平行世界の松山の運命が逆流する呪いが…恐ろしい

[817]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 21:43:42 ID:???
A:「メイド業に専念するための抗議です(キリッ」
B:「急にボールが来たので…」
C:「その顔が見たかった」
多重マークは厳禁と…主力の個人プレイはやらせておけと開き直るぐらいは必要かな。
マークつけるなら小悪魔の方が良さそうだね。役割的にてゐかな。

[818]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 21:54:43 ID:???
紅魔なら中盤からロングシュートを撃てば入る。点取り合戦に持ち込んで手数を撃った方が勝ち。
って平行世界のえーりんが言ってた

[819]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 23:51:57 ID:???
★咲夜の判断→ スペード5 ★
スペード・クラブ→咲夜「ここよ……ここで決めるのよ!」シュート態勢に出た!?

咲夜「(……前半も既にロスタイムに差し掛かろうとしている局面。
無理に押さぬが道理だけど――お嬢様は、お許しくださらないでしょうね。
『猛獣は、兎を刈るにも全力を尽くす』。 あの方は、それを是とする筈だから。
そして、私自身余力を残している以上――!)」

この短時間で、最も効率よくゴールを挙げる為の方法は何か。咲夜は一瞬の逡巡の後に―――。
省37

[820]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 23:53:09 ID:???
にとり「だだだ、大丈夫! 吸血鬼相手ならともかくも、あんなメイドの100メートルシュートを受けて
吹き飛ぶ程、私のメカはヤワじゃないよ!!」

河童A「(確かに、あのメイドのシュートは威力自体はそんなに強くないけれど……)」

河童C「(なーんか、嫌な予感が……)」

咲夜「ここで―――決めるのよ!」

バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
  ――――ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
省39


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