※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[89]森末(仮):2014/03/06(木) 00:38:49 ID:???
こうして板野が若島津らと別れていた頃、会場を後にした藤沢は母親と共に空港へと無事に到着をしていた。
途中でホテルに寄り、着替えをしていた為に時間は取ってしまったが、出発予定時刻までの余裕は十分。
というよりも、もしも今日ふらのが勝利をしていたら、母はこの予約していたチケットをどうしたのだろう。
そんな事をおぼろげに考えながらも、藤沢美子は母の後をついて出発ゲートをくぐろうとしていた。

藤沢母「美子、急いで」
藤沢「はい……」
省52

[90]森末(仮):2014/03/06(木) 00:40:40 ID:???
松山「ど、どうやら間に合ったみたいだな」
藤沢「ど……どうして?」
松山「お前が車で行った後、俺もすぐタクシーを拾って追いかけたんだよ。 出来るだけスピードを出して貰ってさ。
   でもそんなに急ぐ事無かったな、どこかに寄って着替えてきたのか」
藤沢「ええ、きものを置いてあったホテルによってそれから……。
   あっ! 松山くん、足から血が!」

何故、この場に松山がいるのか。
思わず問いただしてしまう藤沢であったが、松山はいともあっけらかんと答える。 省37

[91]森末(仮):2014/03/06(木) 00:42:04 ID:???
先着1名様で、

★さらば愛しき人よ→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→松山「(やばい、この体勢ってなんかエロい……)」 何考えてるのこんな時に!
ハート→松山「このハチマキ、ありがとうな」 あ、ちゃんとハチマキの刺繍に気づいてた!
クラブA〜2→藤沢「(松山くんの血……ちゃんと保管しておかないと)」 怖いよ!
それ以外→松山「こうして手当してもらうのもこれが最後だ」 無難に繋げた!

[92]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:42:52 ID:???
★さらば愛しき人よ→ スペード9

[93]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:44:44 ID:???
JOKERなら松山の浮き球が上がりそうだなwww

[94]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:45:50 ID:???
バイバイベイビー

[95]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:59:53 ID:???
何でだろう、松山の幸せの祈ると言うより、
地雷を回避するのに必死な気分になってくるのは。

[96]森末(仮):2014/03/06(木) 01:22:02 ID:???
>★さらば愛しき人よ→ スペード9 ★
>松山「こうして手当してもらうのもこれが最後だ」 無難に繋げた!
===================================================================
サッカーでは思い切ったプレイをしても、恋に関しては中々思いきれないのが松山光という男だった。
もっと何か言いたい事、言える事がある筈なのに、結局は無難な言葉に逃げてしまう。
そんな自分の度胸の無さに思わず歯噛みをしてしまう松山だが、藤沢は気にしていないのか傷の手当を続けるだけである。
省48

[97]森末(仮):2014/03/06(木) 01:23:08 ID:???
そして、この藤沢の涙を見て大いにうろたえたのは松山である。
いまいち女心の機敏に疎い松山は、自分が何か傷つける事を言ってしまったのかと見当はずれな事を考え、
しかし藤沢にそれを否定され、何故ここに現れたのかと問われて言葉に詰まる。
もはや先ほどまでの綺麗な流れというものはなく、今はどうしてこの緊急事態を乗り切ったものかと考えるだけである。

松山「(って、乗り切るも何もないだろ! 俺は、そうだ、俺は……!)ふ、藤沢……!」
藤沢「えっ……?」 省34

[98]森末(仮):2014/03/06(木) 01:25:05 ID:???
藤沢「ど、どうして……?」
松山「どうしてって言われても……その……マフラー貰ったり、日頃から、その、世話とかして貰ったり……。
   なんでって言われても困るんだけど、好きなものは好きで……」

思わず聞き返しても、松山は要領を得ない答えしか出してくれないが、
ともかく松山が真摯に藤沢を好いてくれており、この言葉が冗談でもなんでもないという事は伝わったようである。 省48

[99]森末(仮):2014/03/06(木) 01:26:33 ID:???
松山「……元気に行ってこいよな」
藤沢「うん」

もはや2人の間に、長い言葉はいらなかった。

松山「向こう行ったら手紙くれよ。 俺も返事書くからさ」
藤沢「うん」

思いを通わせた今はただ、残り少ない時間をゆっくりと過ごしたい。

松山「それからこの鉢巻、お前との思い出に大事に取っておくよ。 あのマフラーと一緒に。 ありがとう」
藤沢「うん」

出発の時刻まで、2人はそうして抱き合っていた。
まるで長年の付き合いである、恋人同士であるかのように。 省20


0ch BBS 2007-01-24