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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】


[72]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/04(金) 00:53:17 ID:???

佳歩「た、確かに……。確かに私達、ついついパスカルさんに頼ってるかもしれません。
    今だって、色々教えて貰おうとしてたし。……だけど、言い方ってものがあると思います!
    プロのサッカーが実力主義なのはよ〜く分かってますけど、チームワークだって、決して蔑ろにしちゃいけないと思います!」

ディアス「チームワークぅ? ハ、お前らの言ってるのはグダグダの馴れ合いの事だろ? 省47

[73]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/04(金) 00:55:13 ID:???
佳歩「別に良いんです! 幾ら天才だからってあんな理性の欠片もない。
    傲慢と嫉妬の権化みたいな人のプレーなんて、参考にする必要ないです!
    あの人にはもう、鈴仙さまや永琳さまの爪の垢を煎じて飲ませたいです!!
    ――妹紅さん! 水割りウイスキー抜き、もう一杯ください!」

つかさ「それって単なる氷水じゃないかしら……」

妹紅から差し出された水を呷るように飲むと、佳歩ははぁと大きく溜息をつく。
幻想郷では全く見た事も無かった佳歩の憤り具合に、 省62

[74]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/04(金) 00:56:52 ID:???
佳歩「そ、そうですよ! こんなの、許されちゃいけないです!」

佳歩は酔いつぶれたようにだんまりだったが、急にガバりと起き上がって力説を始めた。

佳歩「いくら天才だって、いくら凄い選手だからって、何をしても良いワケがありません!
   皆は黙っているかもしれないけれど、そんなの、やっぱりダメだと思います!
   だって、だって。鈴仙さまもそうでした!
   あの方は自分がどれだけ実力をつけても慢心せず、むしろ皆との結びつきをより強めようとしていました。 省39

[75]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/04(金) 00:58:42 ID:???
−歓楽街・外−

佳歩「……ううん……す、すみません二人とも。私、とってもはしたない所を……」

妹紅の店を出て幾許もないうちに佳歩は目を覚ました。
元々酒は一滴も飲んでないため、顔も赤く無く、表情はしっかりとしている。

つかさ「気にしないで、佳歩ちゃん。あなたは間違った事は言っていない……と、私は思うわ」

てゐ「佳歩は頭は良い筈だけど、突っ走りがちなのは分かってるからね。 省46

[76]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/04(金) 01:02:39 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
タブクリアって知らなくてググりました。昔はこんなんあったんですね…(ゆとり並感)
本日もお疲れ様でした。

[77]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/05(土) 01:10:31 ID:???
今日は付き合いでお酒が入ったので、更新をお休みします。
明日は更新できると思います。

[78]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/05(土) 22:39:29 ID:uDU8LwiM
−翌日・アルヘンチノス練習場−

佳歩「おはようございます、パスカルさん」

パスカル「ああ、おはよう。佳歩……」

翌日の練習、佳歩は顔色の優れないパスカルと会い、その異変に気付いた。

佳歩「……そういえば。いつも朝はディアスさんと一緒の筈なのに、寝坊ですか?」

パスカル「まさか。あいつは色々偏屈なところもあるが、サッカーにだけは誰よりも真摯だ。
      朝一に誰より早く練習している事はあっても、寝坊なんてした事が無い。 省34

[79]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/05(土) 22:42:30 ID:uDU8LwiM

てゐ「いーや。何にもしらんよ私は。ただちょいと、カマを掛けただけ」

パスカル「……くっ」

つかさ「(てゐ様ったら、相変わらず意地が悪いんだから……)」

肩をすくめるつかさを無視して、てゐは満面の笑みをパスカルにぶつける。
しかしすぐに真面目な表情を作って、

てゐ「何かあったのさ。仲間だったでしょ、話してごらんよ」

と、真剣に彼に対して問いただす。

パスカル「いや。……幾ら君たちでもダメだ。うっかり口を滑らせては危ない話なんだよ。 省36

[80]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/05(土) 22:44:06 ID:uDU8LwiM

佳歩「……パスカルさん。そんなのおかしいですよ! 私達仲間じゃないですか。
    気になります、……私、気になります!! パスカルさーん!」

ダダダダダッ!

パスカル「う、うおっ!? どうした佳歩! 言っただろう、今は話せないって!!」

――てゐの大人な対応とは正反対に、子供丸出しの突進でパスカルにまとわりついていた。

つかさ「ダメね。今日の佳歩ちゃんは『突っ走る方』だわ……」
省32

[81]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/11/05(土) 22:54:03 ID:uDU8LwiM
〜練習フェイズB〜
−佳歩のターン−

佳歩「あれからパスカルさんが零してくれたこと。
   もしそれが本当だとしたら、――あんなの、ほっとけないです!
   ……でも、まずは練習に集中しないと。それがプロの本分ですし!」

佳歩はあれから何を掴んだようであり、明らかにそわそわとした様子を隠せないでいた。
しかし一方で日頃の練習に向ける熱意は変わらない。
慌てず……いや慌ててはいるが、それでも全力投球で、佳歩は自分の能力を確認した。
省38


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