※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【SSです】幻想でない軽業師
[174]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:28:59 ID:???
驚愕をしていたのは、3人だけではない。
ほぼオータムスカイズ所属の選手たち、全てが驚いていた。
彼女たちの認識としては、ヒューイは反町と一応の師弟関係こそ結んでいるものの、
その絆については妖精1とにとりのように固いものでは無い。
むしろ縁深く、親しいのは妖精トリオ同士であった。
だからこそ、妖精1とサンタナが残留を決めた際、ヒューイも残るものと決めていた。決めつけていた。
だが、静葉が感じたように、ここまで彼女はこの話し合いの場で一言も喋っていなかった。
省41
[175]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:30:21 ID:???
今のヒューイなら、どこに行こうがレギュラーを取れるだけの実力がある。
反町がいたから強くなったという訳ではない、
無論、反町がヒューイの練習を見てやったという事も多々あったが、ヒューイ自身の努力の結果もあっての事だ。
ただ、少なくともヒューイはそう感じてしまっている。
かつてサンタナがチルノを忌み嫌い、そして練習で勝利を収め、
チルノに勝った=自分こそが最強であると思いこんだように。
妖精1が代表レベルの闘いで相応の活躍が出来る程に成長をしても、
省54
[176]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:31:58 ID:???
こうして、話し合いは終わった。
反町と幽香、2人の移籍と失踪を発端とした、4人の離脱。
名門と呼ばれていたオータムスカイズは、計6人――あまりにも大きすぎる戦力を、失った。
妖精1「ヒューイ……」
サンタナ「なんでよ……あっちにはチルノいるじゃん。 なんでよ」
眠くなったと言って我先に部屋へと戻ったヒューイに、妖精1達はかける言葉が見つからなかった。
妖精1とサンタナは何故ついてこないのか、と逆に首を傾げ問いかけてきたヒューイ。
省70
[177]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:33:02 ID:???
静葉「(弱いチーム……ね)」
そして、率いる者は――残酷にも告げられた言葉を受け止めていた。
事実、現状のこのチームは弱いだろう。チームとしての格どころの話ではなく、純粋な力として。
幻想郷トップクラスチームである紅魔スカーレットムーンズや、博霊神社連合は当然として、
そこから格が落ちるであろう、永遠亭ルナティックス、地霊アンダーグラウンド、ネオ妬ましパルパルズにも……。
かつては勝利を収めたそれらチームにも、今ならば負けてしまうかもしれない。
省54
[178]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:35:00 ID:???
………
……
…
ちなみに。
うどんげ「いっ、いいのかなぁ……勝手に何も言わないで出てきて」
てゐ「ええんやええんや! どーせ私達がオータムスカイズに加入してた事なんてみんな覚えてへんてウサ!」
夜の帳が落ちた中、竹林を颯爽と走っていたのはうどんげとてゐであった。
彼女たちの肩には私物が入った風呂敷包み……さながら夜逃げ同然の格好をしている理由といえば、
彼女たち自身が行っている通り、オータムスカイズを何も言わずに離脱してきたからに他ならない。
省25
[179]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:36:53 ID:???
そもそも永遠亭所属の彼女たちは、あまりオータムスカイズ所属というイメージが無い。
その上に在籍期間も短かった為、幸か不幸か話し合いの場にいなくても誰も気づかなかった。
……或いは、気づいていても無視した者もいたかもしれない。
いたらいたで戦力低下している中でありがたい話だが、さりとて無理に引き留める程の実力者ではないのだから仕方ない事だった。
そして、彼女たちは反町の移籍を耳にする前から永遠亭に帰ってくるようにと師匠である永琳と主人の輝夜に告げられていた。
省52
[180]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:39:19 ID:???
という事で一旦ここまで。
多分新生オータムスカイズのフォーメーションはこうなると思います。
−−J−− Jリグル
−−−−H H橙
−−−−−
G−I−F Gサンタナ I静葉 FリリーW
−−E−− Eメディスン
D−B−C D穣子 B妖精1 C妹紅
−−A−− Aにとり
−−@−− @リリーB
……うーん。
ひとまず、これで幻想のポイズン、その後の後処理のようなものはおしまいです。ここまでで序章くらいです。
省3
[181]森崎名無しさん:2018/02/05(月) 22:47:34 ID:???
乙でした
分かってた事だけどヒューイの選択が辛すぎるな
初期は反町の標榜する和を尊重しててくれたのに……まあその反町が自分からその和を捨てたのが原因だけど
[182]森崎名無しさん:2018/02/05(月) 23:23:04 ID:???
乙でしたー
今回もボリュームあって中身も濃くて読んでて楽しかったです!
キャプテン静葉は難易度高そうだけどやってみたいな
[183]森崎名無しさん:2018/02/06(火) 03:05:42 ID:???
乙でした
全幻想郷の選出メンバーが7人+派遣選手が1人居る名門チームという見方もあるのかな
橙も残ってくれたし、それなりにコマは揃ってると思うのよね
ただ、ラスボスの守矢がヒューイ加入でさらに強化されてどうしたものやら
うどんちゃん完全に忘れてた(小声)
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24