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【SSです】幻想でない軽業師


[257]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:31:03 ID:???
そこまで言ってから、妖夢は「どう思う?」と、視線でシェスターに問いかけた。
シェスターはその意図に気づき、しばらく無言で腕を組み、唸っていたが……。

シェスター「ヨームがしたい道を選ぶのが1番。 1番だけど……」
妖夢「だけど?」
シェスター「……ヨームはここでするサッカーが楽しいって言ったよね?」
妖夢「? うん」
シェスター「……楽しくないサッカーっていうのも、知るべきかもしれない」

次に口を開いて出た言葉に、妖夢は思わずすぐ反応出来なかった。
省46

[258]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:33:36 ID:???
基本的に、幻想郷のサッカーというのは、趣味の延長線上のようなものである。
競技に準じる者たちも、本職を持っている場合が多く、
だからこそ草サッカー的な楽しみを第一とした主義主張といったものが色濃く出る。
しかし、外界のサッカーはそのような甘いものではない。

シェスター「外の世界の……少なくとも、俺がいた世界でのサッカーは、金を稼ぐ為のサッカーだよ」
妖夢「お金を?」
シェスター「うん。 サッカーをすることで、お金を――お給料を貰う。 省73

[259]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:35:42 ID:???
それはシェスターが、パルパルズでする楽しいサッカーと、外の世界の楽しいとは言えない事もあるサッカーを通して下した決断。
敗北を受けてからは人一倍熱心に練習に繰り出し、反町達へのリベンジに燃えながらも――。
それでも、より成長出来るような環境を選ばなかったシェスターの言う、『楽しくないサッカー』。

妖夢「(一層、行きたくはなくなった……けど……)」

厳しい環境に置いてこそ、己は磨かれる。
少なくとも妖夢はそう師匠に教えられたし、そう信じていた。 省21

[260]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:37:45 ID:???
強くなる。
厳しい環境に身を置いて、一層の修行を持って強くなる。
楽しくないサッカーというものがどういうものなのか、それは未だに妖夢にはわからない。
ただ、それでも、恐らくは幻想郷の中で一番(反町は秀才ではあるがあくまで日本出身、西尾?はそもそも本国の事情を喋りたがらない)、
外の世界のサッカーに精通をしている者の助言である。

妖夢「それまで、パルパルズの事はお願い」
シェスター「もっちろん! 任せてよ、打倒オータムスカイズ!ってね」
省15

[261]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:39:00 ID:???
反町、魔理沙、リグルにポジションを独占されてはしまったものの――それでも、彼女の実力が低い訳ではない。
スピードを生かしたダイレクトシュートと、半霊も使った特有のドリブル能力。
得点を取るのは妖夢に任せるかパルスィのドリブルゴールかの二択というのがパルパルズの方針。
その内の1つが無くなる――というのは、あまりにも痛い損失ではある。
痛い損失ではある、のだが――。

かといって、いなくなったからといってまるで点が取れない可能性が無い、という訳でもない。 省65

[262]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:40:40 ID:???
………
……


アリス「なんとかうまくいったけど……これでよかったの?」

そして、この妖夢とシェスターのやり取りを生暖かい目で見守っていたのはその他のネオ妬ましパルパルズの面々である。
本日は午後からの練習、にも関わらずここにはアリスをはじめとして、
チームを構成する全員が揃っていた。
……それもこれも、キャプテンであるパルスィが、
シェスターになんとしても妖夢を外の世界に留学に行かせるように説得せよと命令し、その様子を見守っていたが為である。
省28

[263]>>261は無視してください ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:42:50 ID:???
反町、魔理沙、リグルにポジションを独占されてはしまったものの――それでも、彼女の実力が低い訳ではない。
スピードを生かしたダイレクトシュートと、半霊も使った特有のドリブル能力。
得点を取るのは妖夢に任せるかパルスィのドリブルゴールかの二択というのがパルパルズの方針。
その内の1つが無くなる――というのは、あまりにも痛い損失ではある。
痛い損失ではある、のだが――。

かといって、いなくなったからといってまるで点が取れない可能性が無い、という訳でもない。 省65

[264]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:44:30 ID:???
パルスィ「だからこそ私は妬ましい。 才覚ある妖夢がこのまま腐ってしまうのは。
     あいつは……私を差し置いて、このチームのエースになれる才能を持ってる。
     それだけで妬ましいのに、それを腐らせるなんて……ああ……妬ましい、パルパル……」
ヤマメ「……心配ないと思うけどねぇ、妖夢って真面目だし。 練習をサボるような奴じゃないだろ。
    反町達に負けてるって言ったって、それで腐るようなタマじゃないだろうさ」 省46

[265]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:46:11 ID:???
パルパルズに残留する事を決め、この幻想郷に残ったシェスター。
外の世界とパルパルズとを知る彼だからこそ、パルスィは彼に妖夢の説得役を任せた。
彼女の言う、妖夢の綺麗さを――汚すように、と。
当初、シェスターはこれに対し、妖夢の自由にさせるべきではないかと考えていたが――それもパルスィに説得され、了承する。
彼としても、妖夢の有り余る才覚を腐らせてしまうのはあまりにも勿体ないと考えたのだろう。
省76

[266]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:49:26 ID:???
一旦ここまで。
自信家だけどPK外しちゃうみょんすき。

それでは。

[267]森崎名無しさん:2018/02/16(金) 23:54:33 ID:???
乙です
これはオランダゆきかな?


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