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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】
[283]森崎名無しさん:2020/04/13(月) 22:28:40 ID:???
★待ち人はいずこ
ハート6
★
[284]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/14(火) 21:39:49 ID:ufl4OJsI
★待ち人はいずこ ハート6 ★⇒聖薇「……」岬「(何か本を読んでるな)」*さらに分岐
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(よかった)」
確認も取らずに出かけて無駄足になるかと心配していたが、
目当ての少女は期待を無下にする事無く居てくれてホッとした。
これから話しかけようとしていた当の聖薇は、ル・エストの玄関横に備えつけられた
木のベンチに腰かけ、無心に何かを読みふけっているようだった。
省59
[285]森崎名無しさん:2020/04/14(火) 22:17:29 ID:???
★本を読む少女
クラブ5
★
[286]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/19(日) 07:09:53 ID:oWtiwplU
今週分の投稿は、内容が固まっておりません為、お休みさせてください。
何とぞご了承お願いいたします。
[287]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/26(日) 21:31:27 ID:N9wFb0J2
済みません、今日はPCの具合がおかしいため、投稿できません。
ただ、早ければ明日から投稿が再開できそうですので、今しばらくお待ち願えないでしょうか。
[288]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/27(月) 21:21:00 ID:L9IjP/7s
第5話 『あのひとにとって、わたしはなんだろう?』
『わたしからほんの五、六歩離はなれた所――青々したエゾ苺の茂しげみに囲まれた空地に、
すらりと背の高い少女が、縞の入ったバラ色の服を着て、白いプラトークを頭にかぶって立っていた。
そのまわりには四人の青年がぎっしり寄り合って、そして少女は順ぐりに
青年たちのおでこを、小さな灰色の花の束たばで叩たたいているのだった。青年たちはさも嬉うれしそうに、てんでにおでこを差出す。
省35
[289]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/27(月) 21:23:02 ID:L9IjP/7s
聖薇「とうとう俺は、こうして彼女の前に坐っている」「俺は彼女と知合いになったのだ……なんという幸福だろう、ああ!」
興に乗っているのだろう、時折魂が本から飛び移って来たかのように、
彼らのセリフが聖薇の口からこぼれ出ていくのが、僕にも聞こえる。
聖薇「おお、めざまされた魂の、つつましい情感よ、その優しい響きよ、そのめでたさと静もりよ。
恋の初めての感動の、とろけるばかりの悦びよ――汝らはそも、今いずこ、今いずこ?」
省22
[290]森崎名無しさん:2020/04/27(月) 21:45:10 ID:28sATi5s
A
[291]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/29(水) 14:52:14 ID:m5u4zQgk
A もう少し都合のいいタイミングを見計らって声をかける
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(もう少し待ってみよう。集中している時に声をかけて気分を悪くさせたら後々面倒だ。
まだ出だしのあたりだし、声をかけるかかけないかはその時に考えても遅くない)」
そう思い定めてもうしばらく、聖薇の読書を眺めている事にした。
そうしてジッと話を追っていくうちに、物語は1つ目の山場に入ってきた。
省61
[292]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/29(水) 14:53:56 ID:m5u4zQgk
この時だ。
より正確には「あなたは嬉しくって?」とジナイーダが尋ね、主人公が嬉しさに呆然としている時だ。
両手で本を持ち読んでいた聖薇がおもむろに右手を離し、日の光にかざすようにして目の前に手のひらを移した後、
右手のみがジナイーダとなったかのように厳かに彼女の口元に近づき、唇に軽く触れたのだった。
手が唇から離れた瞬間、陶然と、しかしどこか物憂げな様子の表情を浮かべて嘆息を漏らす様を見て、
僕の中に取りとめの無い思いが浮かぶ。
省21
[293]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/04/29(水) 14:55:54 ID:m5u4zQgk
『さて女王は、そんなお追従に耳をかしたり、音楽を聴きいたりしているけれど、その実お客の誰だれ一人にだって、目もくれないの。
六つの大窓が、上から下まで、天井から床ゆかまで、すっかりあけ放たれて、
その外には、大きな星くずをちりばめた暗い夜空や、大きな木々の茂しげった暗い庭があります。女王は、その庭に見入っているの。
そこには、木立こだちのそばに噴水があって、闇やみの中でも白々しらじらと、長く長く、まるで幻まぼろしのように見えています。
省51
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0ch BBS 2007-01-24