※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【短編】森蘭の剣


[154]森崎名無しさん:2025/06/01(日) 13:32:51 ID:flWGHLD2
B

[155]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:32:21 ID:???
B 謝恩⇒不滅の使徒、鎮魂茶⇒グロリア、狂熱撃⇒オーギュスト


「む…あそこにあるのは、紅茶ロールケーキではないか! ココア殿が遺してくれたデザートか。
 いただくとしよう、ばくばくばく…ぐへえっ」
「なんとはしたない、落ちている菓子を平らげるとは! 騎士として風上に置けません。
 貴女はもっとシルヴィアから、立ち振る舞いを…」

ザクッ

「ウゴオオ…貴様らが、無能なせいで…ごふっ」
省31

[156]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:34:08 ID:???
グロリアの行動
 聖槍ロンギヌス(範囲攻撃 物攻3500 攻撃後、破壊可能オブジェクト「ロンギヌス」が出現
         ロンギヌス:HP10000 物防0 魔防 存在時味方全員の攻防+15%)

>キアに2500のダメージ!
>シャックルルに2500のダメージ!
>不滅の使徒に2000のダメージ!
>フィールドに「ロンギヌス」の槍が突き刺さった!

「ガングニールだとォッ?!」
「…よく見て、ロンギヌスって書いてあるよ?」 省21

[157]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:36:19 ID:???
3ターン目。
使徒とシャックルルが投槍を破壊し、キアは決め技の準備。
グロリアが決死の回転切りを繰り出すも、トドメをさすには至らず。
そして、キアの短剣が鎧の継ぎ目に深々と突き刺さる。

「ごちそうさまでした…ばたっ」


「か、勝ったあ…最後はあっけなかったけど、結構ひやひやした…かな…」

いつもの軽口ではなく、全身で嬉しさを表現するシャックルル。
その手が少し震えているのを、キアは見逃さない。

「こわかった?」 省19

[158]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:38:07 ID:???
「だーかーらー、おーちーつーくーニャ! キミたちを売るなんて、誤解だニャ!」

黒猫が声を枯らして、叫んでいる。

「はあ、よくもぬけぬけと。日々溜まる資源と交換できるラインナップ、とかいうやつに
 私や先輩が含まれているの、ちゃんとこの目で見たんだから!」

「それはそうニャんだけど! ただ、色々と事情があってガチャに入れられないまま
 かなりの時間が経過してしまったから、今からガチャに追加しても回らないニャー。 省38

[159]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:40:21 ID:???
「…貴方について戻るかどうかは、ひとまず置いておいて。
 結局私たち『旅は道連れ小隊』は、この迷宮を踏破できたってことでいいのかしら?」

「フム…どうやらここが最深部のようだし、クリアはしてるんじゃニャいか?
 せっかくだし、ご褒美がもらえるなら、もらっとくといいニャ…
 ところで、何を望んだんだニャ? 今のところ、何も出てニャさそうだけど」

「それはリーダーの先輩次第かしら…先輩、何を望んだんです?」

「え…?」

そういえば、そんな話だった。 省26

[160]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:41:44 ID:???
使徒の中核の、コア…とでも言うべきものなのだろうか。
大きな球体が、強い光を放ちながら揺れている。

「ちょっと危ないニャ! 二人とも、いったん下がるニャ」

「ええ、そのほうがよさそうね。猫ちゃん、これは?」

「これは道標…いや、ちがうニャ。ゲートそのものだニャ!
 それも、ただ短距離を移動するだけのゲートじゃニャい…異世界へのゲートだニャ!
 これが、キミたちへのご褒美みたいだニャ!」

黒猫が驚きを隠さずに叫ぶ。 省31

[161]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:43:39 ID:???
「…え? 先輩まじで?」

「行く気かニャ?! そうなると、キャラ配布のスケジュールが…うー…」

「わからない。けど…確かに、この世界にずっと居たいとは、私、思ってないかも」

ご主人様のために、闇の稼業に手を染め、多くの人を殺めた。
サフィアのために、全ての罪を背負い、ウェーブランの海に身を投じた。

それしか、なかった。
このろくでもない世界で、必死に生きた。それだけだった。

世界の平和のために、とかではない。できることを、すべてやっただけ。 省17

[162]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:45:03 ID:???
「ゲートは安定しているニャ…けど、いつまで持つかわからないニャ。
 もし本当に異世界に行きたいニャら、もう心を決めて飛び込んだ方がいいニャ。
 ただ、おそらくだけど…帰りの切符は、ないニャ」

「私はパス! この世界でもう一度やり直せるっていうなら、やり直してみたいけど。
 あんなひどい死に方して、次は別の世界だなんてゴメンよ。
 猫ちゃんごめん、やっぱり私、楽園に戻らせてもらうわ」
省25

[163]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:46:48 ID:???
「ほら、異世界ものって色々あるじゃないですか。
 元の記憶を持ったまま、赤ちゃんとして生まれるとか。
 既に異世界に暮らしている、とある人の人格と、そのまま置き換わる系とか。
 あとは転生じゃなくて、今の姿と記憶そのままで転移のパターンもありますよね」

「あー、そういうことなら多分一番最後ニャ。転生ってのも聞いたことはあるけど
 もっと複雑な段取りが必要なはずだニャ」

「ああ、ポンコツ女神様とか?」
省34

[164]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI :2025/06/01(日) 20:48:45 ID:???
「なら、吾輩から言うことはもうないニャ。さらばだニャー」

「ちょっと猫ちゃん、勝手に締めないで! もうちょっと名残を惜しんで…ってわけにも
 いかないのよね、ゲートの都合もあるみたいだし。
 先輩! これ1本…いや2本、持っていって!」

「…苦無?」

「こんなものしかなくて、申し訳ないけど。私たちの絆だと思って、持っておいてほしいです。
 もちろん、戦闘で使ってもいいですよ! 先輩なら、使いこなせるでしょ」
省20


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24