キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【遥かなる旅路】キャプテンアモロ18【さらば友よ】
1 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2009/12/02(水) 20:00:17 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「遊★戯★王」の世界
(やジャンプ作品)を背景にアモロがドタバタサッカーやら決闘やらを繰り広げるスレです。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったり、ダイスを転がしてもらったりします。
その結果によってアモロの能力が上がったり下がったり、決闘に勝ったり負けたりします。
スレもいよいよ18個目、おそらく最後となるでしょう。完結までどうぞお付き合い下さい。
★過去スレ
【カジキを】キャプテンアモロ17【釣るモノたち】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1255352637/
【奴隷が】キャプテンアモロ16【王を討つ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1249714667/
【中西】キャプテンアモロ15【ああそんなのいたね】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1244888751/
【シャチョサン】キャプテンアモロ14【キモーイ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1240921199/
【アモロ8強】キャプテンアモロ13【クィーン発狂】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1237898941/
【モクバを】キャプテンアモロ12【狩るモノたち】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235049979/
【超時空シンデレラ】キャプテンアモロ11【娘々】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1233369680/l50
【観客は】キャプテンアモロ10【魔族とモヒカン】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1230547076/
【七転】キャプテンアモロ9【八倒】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1228830963/
【失敗は】キャプテンアモロ8【成功の母】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1227609096/
【削れゆく】キャプテンアモロ7【胃粘液】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1226660599/
348 :
森崎名無しさん
:2009/12/24(木) 21:23:22 ID:???
最優秀GKは?→
クラブ9
349 :
森崎名無しさん
:2009/12/24(木) 21:23:37 ID:???
最優秀GKは?→
ハート8
350 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2009/12/24(木) 21:49:42 ID:Z6S73o3I
> 最優秀FWは?→ スペードQ→梶木
> 最優秀MFは?→ ハートA→ 炎の剣士
> 最優秀DFは?→ クラブ5→ 雷魔神
> 最優秀GKは?→ クラブ9→ ビッグ・シールド・ガードナー
オーロラビジョンには、各ポジションの最優秀選手が表示されていた。
その名前を見た選手や観客たちの反応は様々で、
「やはり」あるいは「まさか」と言った呟きが各所から漏れていた。
河豚田「FWは梶木マグロ団の梶木漁太くん!
決定力はもちろんのこと、キャプテンとしてチームを決勝まで押し上げた手腕が評価されました!
MFはアモロスターズの炎の剣士くん!
優勝チームの10番を背負うエースが満場一致で選出されました!
DFはペガサスファニーラビッツの雷魔神くん!
堅守に加え、攻撃にも積極果敢に参加する抜群の運動量で見事に最優秀DFに輝きました!
そしてGKは、シルバーファラオのビッグ・シールド・ガードナーくん!
5試合で失点4ですが、数字以上の安定感があるということでした」
イカ「おー、すごいじゃなイカ梶木!」
梶木「ガハハ、少し溜飲が下がったぜよ!」
焼き鳥「さすがじゃ炎の剣士! 明るい家族計画の船出としては申し分ない!」
炎の剣士「は、はあ…… どうも……」
ミミズ「(雷魔神さんが選ばれてる…… やっぱりボクは凄い人とチームメイトだったんだなあ)」
アモロ「うぎぎぎぎぎ…… なぜ優勝チームのキャプテンである俺が選ばれない……」
モクバin大会本部「ケケケケ、俺の目が黒いうちはあいつにだけは何の賞も獲らせてやらないぜい!」
351 :
南野衿人君
:2009/12/24(木) 21:49:49 ID:???
炎の剣士は最後まで流石の引きだったな
アモさんは…PKで蹴落とした相手に獲られるとか…
ゴキさんも犬もちょっと気の毒
352 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2009/12/24(木) 21:50:54 ID:Z6S73o3I
ざわ…… ざわざわ……
海馬「――静まれ! 次にMVPの発表に移る!
今大会の栄えある最優秀選手…… それはこの者だ!」
カッ!
アモロ「んなにィ!」
先着で
MVPは誰?→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ え、アモロ?
ハート・スペード→ 炎の剣士
クラブ→ 娘々
JOKER→ 牛…… だと……
*今日はここまで。なお今後の予定ですが、
25・26日→ 忘年会
27日→ 仕事納め
28日以降→ 帰省
となりますので、下手をすると三が日が終わるまで更新できないかもしれません。
昨日も書きましたようにあとは文章中心となりますので
できるだけ暇を見つけて更新したいと思っておりますが、
この間はどうしても不定期更新になってしまいます。どうかご了承下さい。
それではまた近いうちにお会いしましょう。
353 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2009/12/24(木) 21:52:22 ID:Z6S73o3I
>>351
確率的にゴキボールさんあたりが選ばれると思っていたのでちょっと意外でした
アモロは…… まあモクバのせいということにしておいてくださいw
それでは今度こそ失礼。
354 :
森崎名無しさん
:2009/12/24(木) 21:52:39 ID:???
MVPは誰?→
スペード5
355 :
森崎名無しさん
:2009/12/24(木) 21:59:23 ID:???
炎の剣士さんの安定感は惚れ惚れするなぁ
356 :
森崎名無しさん
:2009/12/24(木) 23:15:05 ID:Jx5U1T8o
そりゃ剣士さんですよねー
357 :
森崎名無しさん
:2009/12/25(金) 01:11:19 ID:???
乙です年末ごゆっくりー
358 :
森崎名無しさん
:2009/12/29(火) 00:39:16 ID:+8DJOzfA
今がチャンス!
ぬるぽ
1時間以内にガッされなかったらミミズキュンは俺の嫁
359 :
森崎名無しさん
:2009/12/29(火) 00:40:16 ID:???
甘いガッ
360 :
森崎名無しさん
:2009/12/30(水) 00:17:58 ID:PP7vK2bU
ならば、おれが!
ぬるぽ
1時間以内にガッされなかったらミミズキュンは俺の嫁
361 :
森崎名無しさん
:2009/12/30(水) 00:18:13 ID:???
ガッ
362 :
森崎名無しさん
:2010/01/01(金) 00:30:29 ID:bxS4qvzo
新年初ぬるぽ
圧倒的にミミズキュンは俺の嫁
363 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/01/01(金) 00:30:56 ID:???
>>362
ガッ
364 :
森崎名無しさん
:2010/01/01(金) 01:13:09 ID:bxS4qvzo
>>358-362
レベルが高すぎるぞ!
365 :
森崎名無しさん
:2010/01/01(金) 01:32:43 ID:tN9F+oBM
ぬるぽ
1時間以内にガッされなかったら
BMGは俺の嫁
お願いします、誰かガッして下さい
罰ゲームなんです
366 :
森崎名無しさん
:2010/01/01(金) 01:33:09 ID:???
30分剣士さん
367 :
森崎名無しさん
:2010/01/01(金) 01:35:24 ID:???
お断りするニャス
368 :
2
◆vD5srW.8hU
:2010/01/01(金) 02:13:54 ID:3rG03xZo
>>365
じゃあ昔のきれいなBMGが好きな私が。
ガッ(はぁと)
369 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/01(金) 10:35:37 ID:???
あけましておめでとうございます
帰省するなり大掃除やら挨拶回りやらでこき使われている中の人です
正月休みに1回くらいは更新できると踏んでいましたが現実は厳しかった…
せめて返信だけでも
>>355-356
最後の最後まで剣士さんは剣士さんでした
>>357
ゆっくりしたかった!
>>358-364
本ッ当にレベルの高い攻防ですねえ…
>>365
>>366-367
の攻防に比べてなんという放置っぷり
>>368
いつから牛はあんなことに… と考えていましたが
やはり昔も指摘されたように不意打ちをしかけてからでしょうねえ
ではまた4日あたりにお会いしましょう
今年も本編&森崎板が活気に溢れた一年になりますように…
370 :
森崎名無しさん
:2010/01/04(月) 18:53:48 ID:+9XVkPcM
再開はいつからですか?
371 :
森崎名無しさん
:2010/01/04(月) 18:55:04 ID:???
>370
足元がお留守になってますよ
372 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 19:48:53 ID:rBPTH65c
>>370-371
お待たせして申し訳ありませぬ
今日中に再開する予定ですのでもうしばしお待ち下さい
373 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:11:44 ID:WTSIEElo
> MVPは誰?→ スペード5
> ハート・スペード→ 炎の剣士
ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!
河豚田「ここで一際大きな歓声が上がったァ!
オーロラビジョンに映し出された栄光のMVP……
アモロスターズ10番、炎の剣士くん!
無名のチームを攻守にわたって支えたエースが堂々のMVPに輝きました!」
海馬「その栄光を讃え―― 主催者よりこのカードを贈呈する! 受け取れぃ!」
シュピィィン!
……ストッ
炎の剣士「かはっ!」
海馬の指より放たれし3枚のカード。
あまりにも素早い動作で投げられたそれらのカードは、手裏剣のごとく炎の剣士の眉間に正確に突き刺さった。
そして昏倒した炎の剣士を余所に、海馬は相変わらずの調子で語り続ける。
海馬「『オシリスの天空竜』、『オベリスクの巨神兵』、そして『ラーの翼神竜』!!
究極のレアカード、神のカードと呼ばれし世界の至宝!
いずれ俺が再び手にする時まで、プライドと共にしばし貴様らに預けておくわ!」
アモロ「(本っ当に鬱陶しい野郎だ……)」
炎の剣士に刺さったカードを抜き取りながら、アモロは心中で毒づく。
優勝チームの中心人物でありながら何の表彰も受けていなかったため、現在のアモロは大変機嫌が悪かった。
……が、そのささくれ立った心は次の瞬間、凍りつくことになる。
374 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:12:47 ID:WTSIEElo
海馬「さて! 童実野カップが終結したことで童実野スタジアムも俺にとって必要のないものとなった。
よって今から約1時間後、このスタジアムを爆破する!!」
アモロ「なにィ!」
ボッシ「何考えてやるあの公然猥褻カット野郎!」
海馬「既に起爆装置は作動している! ここにいる全ての者は速やかに脱出するがよい! 以上!」
梶木「おいおい、おだやかじゃねーな! ずらかるぞ、お前ら!」
マグロ団「押忍!」
観客「き… 聞いていない……」
「出口はどこだ!」
「負け惜しみにも限度があるだろ、海馬の野郎!」
文字通りの爆弾宣言が投下され、アモロスターズだけでなく梶木マグロ団や観客たちも我先にと逃げ始める。
それでも宣言どおりに1時間後に爆破されるのであればさして問題はなかった。
しかし常識を超越する男・海馬の仕向けた演出が、滞りなく終わるはずがなかったのである。
BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!
突然轟音が響き渡り、スタジアムの照明が破壊される。
それを涼しい顔で見やりながら、海馬はポツリと呟いた。
海馬「む? 少々起動時間を誤ったか」
375 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:13:47 ID:WTSIEElo
ルスト「ふ、ふざけんな! まだ10秒も経ってねーぞ!」
娘々「とにかく今は逃げましょう! こっちです!」
焼き鳥「駄犬、手伝わんか! 炎の剣士を運ぶんじゃ!」
ホーリーエルフ「……」ビキビキ
ガイア「わ、私が手伝いますから! さあ早く!」
BMG「お師匠サマ、怖いですぅ」テレテレ
BM「頭を低くして走るんだ!」
爆炎が渦巻く中、ほうほうの体でアモロスターズは必死の逃亡を続ける。
そして数分後、身体中をスス塗れにしながらもなんとかアモロスターズはスタジアム外の公園に避難することができた。
アモロ「ハァハァ…… て、点呼! 1!」
双六「2!」
シルフォ「ワフワフワフッ!(3!)」
ゴキボール「カカカカ!(4!)」
ミミズ「ゴミョ!(5!)」
…………
……
…
376 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:14:48 ID:WTSIEElo
ワイト「22……」
焼き鳥「23! 炎の剣士も入れて24じゃ!」
アモロ「よし、全員無事のようでなによりだ」
ルスト「ったく、なんでサッカーやってるだけなのにこんな苦労しなきゃいけないんかな……」
ボッシ「ま、終わったことだしもうどうでもいいぜ。
それより神のカードだ! これがあれば帰れるんだよな、双六さん!」
双六「うむ。神のカードの力を持ってすれば造作もないはず! 具体的な方法はさっぱりわからんがの」
アモロ「うーん……」
アモロは炎の剣士から抜き取った三枚の神のカードを見つめる。
カードにはオシリス・オベリスク・ラーのイラストと、意味不明の文字が書いてあるのみ。
これをどうしろというのか…… 悩むアモロであったが、その時突然何かが閃いた。
アモロ「いや、待った! ここに書いてある文字の意味や言葉はわからんが、
三枚のカードを通して何かの映像が頭に伝わってくるぞ!
ええと、こんな感じの……」
アモロは近くにあった砂場に棒切れで絵を描き始める。
決して上手いとは言えない絵であったが、完成すると同時に双六が声をあげた。
双六「むう、これは…… 昔ワシがエジプトで見た石盤に似とるのう」
イシズ「ええ。これは『記憶の石盤』ですね」
アモロ「うわ、ビックリした! いつからいたんだ! ってか誰だ!」
377 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:15:48 ID:WTSIEElo
突然面識のない人物が現れ、アモロは距離をとる。
しかしその人物―― 墓守の一族・イシズは、委細構わず話を続けた。
イシズ「私達一族と血を分けたもうひとつの墓守達が守る冥界の神殿……
そこに安置されている記憶の石盤に違いありません」
ルスト「はあ。で、その石盤がどうだというんですか?」
イシズ「その石盤に三枚の神のカードを収めれば貴方たちの世界に通じる扉――『冥界の扉』の鍵が開くはずです」
アモロ「な、なんだってー!」
ボッシ「つーかなんで冥界なんだ! 俺達はあの世から来たんじゃねーぞ!」
イシズ「言葉のあやです、お気になさらず。とにかくその扉をくぐれば帰還できるはずです……が」
ルスト「が?」
イシズ「冥界の扉の鍵はひとつではありません。もうひとつ、鍵をあけるのに必要な儀式があります。
『王の魂は剣を携えては旅立てず、安らぎもまた得られるものなり』――
冥界の扉にはそう記されているのです」
イシズはそこで一呼吸置き、アモロに視線を移す。だがアモロは軽く首を振ると、イシズに続きを促した。
アモロ「さっぱりわからん。結論から言ってくれ」
イシズ「要するに、誰かがあなたと闘ってあなたを打ち負かせば扉は開くということです」
ルスト「ふーん…… 決闘で負ければ帰れるのか」
アモロ「なんか情けないけど、この際仕方ないか。
んで、その冥界の扉だとか石盤だとかはどこにあるんだっけ。エジプトなのか?」
378 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:16:48 ID:WTSIEElo
イシズ「はい。エジプトには王家の谷と呼ばれる一帯があります。
そこに点在する古代のファラオの墓…… その一つが冥界の神殿であり、
冥界の扉や記憶の石盤もそこにあります」
ボッシ「へー。それでおねーさん、そんだけ詳しいならそこまで案内してくれるとか……」
イシズ「ええ、そのつもりです(貴方たちには一刻も早く帰ってもらったほうが平和そうですからね)」
ルスト「おお! なんて都合よく話が進むんだ!」
ボッシ「おねーさん最高! 俺は最初から貴女は素晴らしい人だと思ってました!」
イシズ「……」
アモロ「よっしゃ、決まりだ! そうとなったら早速……」
双六「おっと、待つんじゃアモロくん!」
今すぐにでも出発しかねないアモロたち。しかしそれを双六が呼び止めた。
曰く、そう急ぐことはない。今日くらいはゆっくりしていったらどうかということだった。
双六「みんなもアモロくん達とつもる話があるじゃろう。のう?」
娘々「はい! ここですぐサヨナラなんて寂しすぎます!」
ガイア「アモロ殿には色々とお世話になりました。その恩を返せないままというのは無念すぎます」
ミミズ「ゴミョミャミョミョミャ(ルストさん、もうちょっとだけここにいてください)」
デーモン「うむ…… 別れの言葉くらいゆっくり伝えたいのう」
BMG「いやー、本人が帰りたいって言ってるんだから引き止めないほうが」
379 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:17:48 ID:WTSIEElo
多少の例外を除き、チームメイトは口々にアモロ達を引き止める。
そんな彼らを振り切ることができず、アモロは今日のところは留まることにした。
アモロ「そうだな、みんながそうまで言ってくれるのなら出発は明日にしよう」
双六「よし、それじゃ今夜はお別れ会じゃ! 祝勝会もかねてど派手に行くゾイ!」
一同「おうー!」
――そしてその晩、亀のゲーム屋にてアモロ達のお別れパーティーが開かれた。
日之出食堂特製の
霜降りカルビ
に舌鼓をうちつつ、一同は歓談を楽しんだ。
誰かの話が途切れれば誰かがその後を継ぎ、その話が途切れればまた次へ。
別れの時が間近に迫った寂しさを紛らわそうと、皆が場を盛り上げようと奮闘していた。
そんな時間が永遠に続けば、と願った者も多かったろう。
しかし時間も体力も有限であり、ひとりまたひとりと力尽きたように寝入っていく。
そして最後のひとり、ボッシが大の字になっていびきをかきはじめ……
覚醒している人間はアモロだけとなった。
アモロ「月がきれいだなあ」
窓の外から満月が見えていた。
一旦は布団に入ろうかとも思ったが、どうにも目が冴えて眠くない。
このまま朝まで起きているのも一興かとぼんやりと考えていた時、遠慮がちに襖を開ける音が聞こえた。
アモロ「おう、犬か」
現れたのはホーリーエルフであった。
今夜のお別れ会で、ホーリーエルフはなぜか裏方に徹し、誰ともロクに話さず、黙々と仕事をこなしていた。
広間で潰れているチームメイトたちに薄出のタオルをかけてやりながら、
ホーリーエルフは小声でアモロに話しかけた。
380 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/04(月) 22:18:54 ID:WTSIEElo
ホーリーエルフ「アモロ様はまだお休みになられないのですか?」
アモロ「ああ。眠くないんだ」
ホーリーエルフ「私もです」
アモロ「……散歩にでもいくか? 話し相手もなくなって退屈してたんだ」
ホーリーエルフ「はい」
二人は眠っている友人たちを起こさぬように足音を忍ばせながら、そっと亀のゲーム屋を抜け出した。
*今日はここまで。判定なしでごめんなさい。
次回は多少入る予定なのでご容赦下さい。
381 :
森崎名無しさん
:2010/01/04(月) 22:26:01 ID:???
乙でした。
よしお前ら、いいところでギップルが出てこないよう今から捕獲に行くぞ!
382 :
南野衿人君
:2010/01/04(月) 22:47:55 ID:???
乙であります
中の人のガッツが最後まで切れないよう、これを差し上げますね
つ【ホーリーエルフの祝福】
383 :
森崎名無しさん
:2010/01/05(火) 00:55:56 ID:???
やはり犬と勝負するのかな・・・
384 :
森崎名無しさん
:2010/01/05(火) 02:31:14 ID:???
中西や槌士が乱入してきたり…はしなさそうだw
385 :
森崎名無しさん
:2010/01/05(火) 02:36:43 ID:???
もともとの予定通りのストーリーだったら中西なのになぁw
あ、でもバトルマンの可能性もあるし。槌士もあるし。ピッコロさんも居るし。わからんなw
386 :
森崎名無しさん
:2010/01/05(火) 07:25:12 ID:???
犬はDFじゃないか。ゴールキーパーと対決するのはFWだろう?
いるじゃないかアモロスターズには友と呼べる間柄なおかつレプリカ千年眼を持つ名FWが。
【ボッシ】キャプテンアモロ19【ああそんなのいたね】
387 :
森崎名無しさん
:2010/01/05(火) 08:26:10 ID:???
まさかとは思いますが、キャプテンアモロ19とはあなたの妄想にすぎないのではないでしょうか
388 :
森崎名無しさん
:2010/01/05(火) 16:16:35 ID:agfotMKI
ミミズキュンは?ミミズキュンの出番は?
389 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/05(火) 21:04:35 ID:bUi+nAp+
>>381
ギップルは捕獲しても捕獲しても沸いてくるもんだって勇者さんが言ってました
>>382
中の人のガッツがさらに減少しました
>>383-386
すぐ明らかになりますが、一応まだ秘密ということにしておきます
>>387
中の人は統合失調症ではないですよ? 多分。
>>388
ある!と思います。おそらく。きっと。
で、今日はお休みします。
最後だし丁寧に、と思うと無駄に考えすぎてしまって困る。
明日こそお会いしましょう。
390 :
森崎名無しさん
:2010/01/05(火) 22:33:19 ID:???
最後はバトルマンと闘ってほしいなぁ…
391 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/06(水) 21:51:00 ID:Ma3xcgw6
>>390
まだどうなるか秘密秘密!
では本編を再開します
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
時に練習を、時に決闘を行なった裏の空き地。
息抜きがてらよく足を運んだブラック・クラウン。
濁流に飲み込まれ危うく命を落としかけた河川敷。
バイトでお世話になったファミリーレストラン。
ひとつひとつ思い出を確かめるように、アモロとホーリーエルフはゆっくりと歩く。
そして二人は、童実野神社の高台へとやって来た。
アモロ「ここで花火を見たんだっけなあ」
ホーリーエルフ「はい。ついこの間のことなのに、まるで遠い昔のことのよう……」
アモロ「あんな綺麗なのを見たのは初めてだった」
言葉の真意がどれだけ伝わっただろうか。それはアモロにはわからない。
が、ホーリーエルフは何も言葉を返さない。
アモロは頭をかくと、別の話題を切り出した。
アモロ「犬…… 俺がいなくても大丈夫か?」
ホーリーエルフ「何がですか?」
アモロ「さっき祝勝会で顔面傷だらけの男にあった。お前の主治医だそうだな」
ホーリーエルフ「……」
392 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/06(水) 21:52:08 ID:Ma3xcgw6
アモロ「もう闘えない身体なんだろ。またKCの奴等と諍いが起きたらどうするんだ?
他にも物騒な連中がゴロゴロいるし……」
ホーリーエルフ「大丈夫ですよ。あの程度の連中をあしらえないほど衰えてはいませんから」
アモロ「だが」
ホーリーエルフ「大丈夫ですから」
アモロ「……残ってもいいんだぞ」
ホーリーエルフ「それはいけません。アモロ様のご家族が悲しまれます」
アモロ「……」
ホーリーエルフは静かに、しかしはっきりとアモロの申し出を拒否する。
そしてホーリーエルフは柔らかに微笑み、アモロに語りかけた。
ホーリーエルフ「そのお気持ちだけで十分です。それがあれば私は闘えます。
約束します。ひとりでも負けはしません。絶対に」
アモロ「……ちょ、ちょっとその辺を歩いてくる」
不覚にも涙腺が緩んだアモロは、慌てて顔を隠して足早にその場を立ち去る。
そして高台にひとり残されたホーリーエルフは、何気なく夜空を見上げる。
満天の星、そして満月。いつになく美しい星空であった。
……が、その星の光を遮りながら、高台に近づく影があることに彼女は気付いた。
ホーリーエルフ「……!」
393 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/06(水) 21:53:09 ID:Ma3xcgw6
モクバ「ギャハハハハハ! 見つけたぜい!」
空から舞い降りし悪魔・海馬モクバ。
無論彼が単独行動をとるはずもなく、側には三体の青眼の白龍を付き従えていた。
モクバ「よくもこの間はやってくれたぜい! 顔の皮は剥がされるわ下痢するわと大変だったぜい!」
ホーリーエルフ「そうですか、それはお気の毒に」
モクバ「ケッ、そのすまし顔も今夜限りだぜい!
言っとくけどな、俺もあれから反省したんだぜい!
やっぱり勝負は多対一で挑むべきもの、そして各個撃破が鉄則だってな!」
ホーリーエルフ「フ…… 要は数の暴力に任せてひとりずつ闇討ちするということですか」
青眼1「(その通り…… ああ、みっともない)」
青眼2「(こんな恥ずかしいことやりたくないわあ)」
青眼3「(なーんでこんな三葉虫みたいな髪型の子供のお守りしなくちゃいけないのかなあ……)」
三体の青眼の白龍は同時にため息を漏らす。
この小さな暴君には彼女たちも辟易していたのだ。
だが配下の心労など知る由もなく、モクバは早速攻撃命令を下す。
モクバ「さあ行け、青眼の白龍! このクソ生意気な女に天罰を与えてやれー!」
ホーリーエルフ「(……こんなに早く闘う日がやってくるとは……
だが、ここで負ければアモロ様の心に不安を残してしまう……
負けは許されない!)」
394 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/06(水) 21:54:25 ID:Ma3xcgw6
先着で
青眼の白龍1→ ! card+! card =
青眼の白龍2→ ! card+! card =
青眼の白龍3→ ! card+! card =
ボロボロの犬→ ! card/2 + ! card/2 =
と !とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。
なお、端数は切り上げます。
青眼のMAX−犬が
≧2→ 青眼勝利。だが犬は負けを認めない。
1→ 青眼辛勝。だがその時犬に助っ人Bが!
0→ 互角の勝負が続く。そして犬側に助っ人Pが参戦!
−1→ 犬辛勝。だが青眼側に助っ人Cが……
≦−2→ 犬勝利。約束は守った!
*青眼のマークがダイヤの場合、「滅びの爆裂疾風弾(+5)」が発動します
*犬のカードがダイヤの奇数の場合「ダーク化(+5)」が、
ダイヤの偶数の場合「ギャリック砲(+4)」が発動します。
スペードの場合「波紋の力(+3)」が発動します。
クラブの奇数の場合「地獄の断頭台(+2)」が発動します。
クラブの偶数の場合「光陰跳背殺(+2)」が発動します。
*何せ犬は再起不能のはずなので著しく戦闘能力が落ちております。ご了承下さい。
*助っ人が現れない限り今日もこれだけ。
今後はずっとスローペースだと思いますが、気長にお付き合い下さい。
395 :
森崎名無しさん
:2010/01/06(水) 21:55:18 ID:???
青眼の白龍1→
クラブA
+
ダイヤ10
=
396 :
森崎名無しさん
:2010/01/06(水) 21:56:57 ID:???
青眼の白龍2→
クラブQ
+
ハート10
=
ドラえもんが帰る話を思い出した
397 :
森崎名無しさん
:2010/01/06(水) 22:00:33 ID:???
青眼の白龍3→
スペード6
+
ハート6
=
398 :
森崎名無しさん
:2010/01/06(水) 22:03:17 ID:???
ボロボロの犬→
ダイヤ9
/2 +
クラブ7
/2 =
399 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/06(水) 22:10:01 ID:Ma3xcgw6
>>396
何せそれがベースなのでw
再開しやすいようにまとめておきます。
> 青眼の白龍1→ クラブA + ダイヤ10 +(爆裂疾風弾 +5) = 16
> 青眼の白龍2→ クラブQ + ハート10 = 22
> 青眼の白龍3→ スペード6 + ハート6 = 12
> ボロボロの犬→ ダイヤ9 /2 + クラブ7 /2 + (ダーク化 +5) + (地獄の断頭台 +2)= 15
> 青眼のMAX−犬が≧2→ 青眼勝利。だが犬は負けを認めない。
ではまた次回お会いしましょう。
明日か明後日になると思います。
400 :
森崎名無しさん
:2010/01/06(水) 22:12:51 ID:???
乙でした…がんばれ犬…!
401 :
森崎名無しさん
:2010/01/07(木) 01:32:50 ID:???
ぐう・・・やはり手負いの状態では3対1は厳しいか・・・
しかしここまではある意味、想定の範囲内のはず、今後の展開を期待してます
402 :
森崎名無しさん
:2010/01/07(木) 05:13:51 ID:???
しかしこの犬の能力、カードに反映されたら、とんでもない事になりそうだな
403 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/08(金) 07:27:49 ID:e3lEvLMs
諸事情により今日も更新ができないかも…
ここに来て凄くペースが遅くなって申し訳ありません。
レス返信もまたその時に…
404 :
森崎名無しさん
:2010/01/08(金) 12:36:35 ID:p6Yq+nQs
ヒュンケルやガラフを彷彿とさせるな
405 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/09(土) 18:50:48 ID:D8fkHwvE
>>400
まだ頑張るはずです
>>401
ここまでは想定内ですがさらに厳しくなるとやばいかも……
>>402
レベル12、ATK4200くらいありそうで困ります
かなりデメリット能力をつけとかないとバランスが崩れちゃいますね
>>404
その二人の最も大きな違いは不死身か死ぬかって所だと思います
では本編を再開します
> 青眼のMAX−犬が≧2→ 青眼勝利。だが犬は負けを認めない。
ホーリーエルフ「地獄の断頭台!!」
ガキイィン!
青眼3「ゲボッ!」
必殺の『地獄の断頭台』により、青眼の白龍のうち1体が地に伏せる。
これで1対3から1対2となり、モクバ軍の数的優位が少なくなる。
が、それで慎重さを増したモクバ軍は、接近戦を避けて遠距離攻撃での消耗戦を仕掛けてきた。
モクバ「それ、どんどん外から撃ちまくれぇ!」
406 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/09(土) 18:51:49 ID:D8fkHwvE
青眼の白龍1「GYAOOOO!」
青眼の白龍2「GYAAAASU!」
シュゴオオオオオオオオオオオ!
ドドドドドドドドドドドド!!
二体同時のバーストストリーム。
ホーリーエルフもギャリック砲で対抗したいところであったが、
気を貯めるだけの隙をモクバ軍は与えてくれなかった。
結果、ホーリーエルフは直撃を避けるために右へ左へと動きまわされることとなる。
そして元々限界に近かった身体がついに悲鳴を上げ、
ホーリーエルフが片膝をついたところに…… バーストストリームが発射された。
ホーリーエルフ「く……」
BOOOOOOOOOOOOM!!
モクバ「よっしゃあ! 直撃だぜい!」
青眼1「(あちゃ、死んだかな?)」
青眼2「(あまり大事にはしたくないんだけどなあ)」
二匹の青眼がやや気まずそうに顔を見合わせる中、ひとり狂喜するモクバは爆心地に走り寄る。
そしてボロクズのように横たわるホーリーエルフを見つけるや、その顔を踏みつけた。
モクバ「ギャハハハハハ! まずは一人! 次はあの魔法使いの女、そしてアモロだぜい!」グリグリグリ
高笑いしながらモクバは踏みつける足に体重をかける。
だがその時、死んだと思っていたホーリーエルフの右手が突然動いたかと思うと、モクバの足を掴んだ。
407 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/09(土) 18:52:50 ID:D8fkHwvE
ホーリーエルフ「まだ…… 終わって…… ない……!」
ブンッ!
モクバ「のわっ! クソッタレ、まだ生きてやがったか!」
ホーリーエルフ「ゼハッ…… ゼハッ……」
青眼1「(ちょっと、この人なんか危なくない?)」
青眼2「(どうする? 適当に相手して逃げる?
それとも徹底的にやっちゃって後世の憂いを断っとく?)」
青眼1「(そうねえ……)」
先着で
青眼の判断→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ・ハート→ 適当に相手して逃げる
スペード・クラブ→ 徹底的にやっちゃう
JOKER→ ていうかモクバに謀反
408 :
森崎名無しさん
:2010/01/09(土) 18:53:55 ID:???
青眼の判断→
ダイヤQ
409 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/09(土) 19:52:59 ID:D8fkHwvE
> 青眼の判断→ ダイヤQ
> ダイヤ・ハート→ 適当に相手して逃げる
モクバ「今がチャンスなんだ、殺れ! 殺っちまえ!」
青眼1「(って言ってるけど、本当に殺っちゃうと色々まずいわよねえ)」
青眼2「(じゃあ適当に相手するってことで。上手くやってね)」
青眼1「(OK!)」
ホーリーエルフ「何をコソコソと…… そちらが来ないならこちらから行きますよ」
青眼1「(おっと、来たか)GYAHAAAAAAAAAA!」
青眼2「(殺しちゃ駄目だからね、何か今にも死にそうだから注意して!)GUOOOOOOOOOO!」
410 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/09(土) 19:54:01 ID:D8fkHwvE
先着で
青眼の白龍1→(! card+! card )/2=
青眼の白龍2→(! card+! card )/2=
執念の犬→ (! card+! card )/2 +(瀕死 -3) =
と !とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。
なお、端数は切り上げます。
青眼のMAX−犬が
≧1→ 青眼勝利。犬を上手く気絶させて立ち去る。
0→ 引き分け。青眼が上手く誤魔化して立ち去る。
≦−1→ 犬勝利。そこにアモロが帰ってくる。
*青眼のマークがダイヤの場合、「滅びの爆裂疾風弾・やる気なしver.(+2)」が発動します
*犬のカードがダイヤの奇数の場合「ダーク化(+5)」が発動します。
ハートの場合「???(+2)」が発動します。
スペードの場合「波紋の力(+3)」が発動します。
*体力の低下によりギャリック砲、断頭台、光陰跳背殺は使えません。
*今日はここまで。
411 :
森崎名無しさん
:2010/01/09(土) 19:55:33 ID:???
青眼の白龍1→(
クラブQ
+
ダイヤ8
)/2=
412 :
森崎名無しさん
:2010/01/09(土) 19:55:44 ID:???
青眼の白龍1→(
ダイヤ3
+
ハート4
)/2=
413 :
森崎名無しさん
:2010/01/09(土) 20:13:07 ID:???
執念の犬→ (
スペードA
+
クラブ4
)/2 +(瀕死 -3) =
乙です。
414 :
森崎名無しさん
:2010/01/09(土) 20:14:53 ID:???
青眼の白龍2→(
ダイヤ6
+
スペードA
)/2=
順番違うよ
415 :
森崎名無しさん
:2010/01/09(土) 20:15:05 ID:???
青眼の白龍2→(
ハートQ
+
ダイヤJ
)/2=
416 :
森崎名無しさん
:2010/01/09(土) 20:16:08 ID:???
執念の犬→ (
スペード6
+
ハート10
)/2 +(瀕死 -3) =
火事場のクソ力じゃい!
417 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/10(日) 18:51:30 ID:JEzkKYms
> 青眼の白龍1→( クラブQ + ダイヤ8 )/2 + (爆裂疾風弾 +2) =12
> 青眼の白龍2→( ダイヤ6 + スペードA )/2 + (爆裂疾風弾 +2) =6
> 執念の犬→ ( スペード6 + ハート10 )/2 +(瀕死 -3) +(??? +2) +(波紋の力 +3) = 11
> 青眼のMAX−犬が≧1→ 青眼勝利。犬を上手く気絶させて立ち去る。
ドガァ! バキィ!
ホーリーエルフ「が…… ぐ……」
青眼1「(もう棒立ちね)」
青眼2「(じゃあそろそろフィニッシュといきましょう)」
ヒュッ! ガコォ!
足が動かなくなったのを見て、青眼2が尻尾でホーリーエルフの顎をかち上げる。
その衝撃が頭部へと伝わり、脳震盪を起こしたホーリーエルフは意識を失い崩れ落ちた。
モクバ「ギャハハハー! 今度こそ殺ったぜい!」
青眼1「ギャギャギョギャギャギョ(はいはい、それじゃそろそろ帰りましょうか)」
青眼2「ギャギョギャギギョギャ(お兄様も心配しておられますよ)」
これ以上の狼藉は避けたい青眼たちは、モクバを丸め込みにかかる。
その努力は功を奏し、程なくして納得したモクバとともに青眼らは帰途につくことを許され、
高台には気絶したホーリーエルフが残された。
……しかし。
???「…………」
418 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/10(日) 18:53:10 ID:JEzkKYms
どこからともなく現れたその人物は、ホーリーエルフの身体を抱き上げると、ベンチの上にそっと寝かせてやった。
そして息をしていることを確認すると、その場を後にした。
* * * *
モクバ「ああ、いい1日だったぜい!」
まるで心に爽やかな風が吹き抜けているようだとさえ思いながら、
青眼の背に乗ってモクバは入院先の童実野病院へと向かう。
だがその時、地上から謎の物体がモクバを襲った。
ヒュウウウウウウウウウ…… ヒュゴッ!
モクバ「ぎょわっ! な、なんだ!?」
青眼2「(竹槍!?)」
青眼3「!(あそこよ!)」
素早く襲撃者の姿を捕捉し、モクバたちは地上に急降下して賊を追う。
そして襲撃者は逃げようともせず、仁王立ちでモクバたちを出迎えた。
モクバ「誰だお前は! 俺を海馬モクバと知っての狼藉か!」
???「ああ…… 仇敵を部下3人に襲撃させるような腐った奴だってことくらいは知ってるかな」
モクバ「なにィ! 俺を侮辱したなぁ! 青眼の白龍、こいつも血祭りに上げてやるんだぜい!」
419 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/10(日) 18:54:10 ID:JEzkKYms
青眼1「(あーもう、まだやる気?)」
青眼2「(睡眠不足はお肌に悪いのに)」
青眼3「(もう早く帰りたい……)」
青眼1「(あーもう、まだやる気?)」
青眼2「(睡眠不足はお肌に悪いのに)」
青眼3「(もう早く帰りたい……)」
先着で
青眼の白龍1→ ! card+! card =
青眼の白龍2→ ! card+! card =
青眼の白龍3→ ! card+! card =
???→! card+! card
と !とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。
青眼のMAX−??が
≧1→ ウギャア
0→ 引き分け。???が機能停止。
≦−1→ ???勝利
*青眼のマークがダイヤの場合、「滅びの爆裂疾風弾(+5)」が発動します
*???のマークがダイヤの時「パロ・スペシャル(+5)」が、
ハートの時「スクリュードライバー(+3)」が発動します。
*???の数値が青眼のMAXよりも2以上低く、かつカードにクラブが含まれていた場合、
???の最終奥義が発動して特別な判定が行われます
*今日もこれだけ。
420 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 18:56:31 ID:???
青眼の白龍1→
クラブK
+
ハート6
=
421 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 19:18:37 ID:???
青眼の白龍2→
スペード9
+
ハート8
=
422 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 19:23:35 ID:???
青眼の白龍3→
スペード2
+
ダイヤ6
=
423 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 19:24:00 ID:???
青眼の白龍3→
JOKER
+
ハート9
=
424 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 19:26:34 ID:???
???→
ダイヤK
+
スペードJ
425 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 20:12:14 ID:???
???マンさんキタ〜〜〜〜!!そして強い!!
続きが待ち遠しいぜ。
426 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 21:08:51 ID:vpBTsi+g
ま、まさかお前は!!!!!?
427 :
森崎名無しさん
:2010/01/10(日) 22:05:45 ID:???
バトルマ○キター!!!!
428 :
森崎名無しさん
:2010/01/11(月) 00:29:42 ID:JCVWaiOs
まさかエル士!!!?
429 :
森崎名無しさん
:2010/01/11(月) 00:30:42 ID:???
>>428
のまさかの後が墨汁こぼしたみたいに見えない件について
430 :
森崎名無しさん
:2010/01/11(月) 00:45:43 ID:???
>>428
吹いたw
その発想は無かったわw
431 :
森崎名無しさん
:2010/01/11(月) 01:23:30 ID:???
キン肉マンレディーでは、彼の師匠にあたる人物がエルフ耳だった。
つまり・・・
432 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/11(月) 21:42:05 ID:vtX2Tbpk
どうも間に合いそうにないので今日はお休みとします。
明日にはシーンが書きあがるのでお待ち下さい。
ではせめてレス返信だけでも。
>>425
待たせてしまって申し訳ない
だが???の強さはガチだと思います
>>426-427
なんというジャンプ的なお約束
だから中の人はジャンプが大好きなのです
……まあ他の雑誌もかなり好きですが
>>428
ナ、ナンダッテー> ΩΩΩ
>>429
これはひどい
>>430
ですよねー
>>431
あのマンガは三十路を越えた中の人には危険すぎました
キン肉マンの女体化とか作者は間違いなくキチガイ(褒め言葉)だと思います
433 :
森崎名無しさん
:2010/01/11(月) 21:48:43 ID:???
続き首長くして待ってますー
434 :
森崎名無しさん
:2010/01/12(火) 19:11:41 ID:???
???さんはパーツ交換も大事だと思うけど、それより30分制限をどうにかすべきだと思うんだ
435 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/12(火) 21:40:41 ID:GpVlC3rk
>>433
優しいお言葉ありがとうございます
>>434
21世紀型になっても30分制限だけはそのままというのが
らしいというかなんというか……
では本編を再開します
> 青眼の白龍1→ クラブK + ハート6 =19
> 青眼の白龍2→ スペード9 + ハート8 =17
> 青眼の白龍3→ スペード2 + ダイヤ6 +(爆裂疾風弾 +5)=13
> ???→ ダイヤK + スペードJ + (パロスペシャル+5) = 29
> 青眼のMAX−??が≦−1→ ???勝利
???「コーホー」
ヒュッ…… ザシュッ! グチャア!
青眼1「GIIIIIIIIIIIII!」
青眼2「GYAAAAAAAAAAA!」
モクバ「なにィ! 速い!」
襲撃者は目にも留まらぬスピードで青眼三体の懐に飛び込むと、
1匹目の顔面を左手につけた鉄の爪で切り裂き、2匹目の胸板を手刀で貫く。
そして3匹目の後ろに回り込むと、己の両足で相手の両足をロックし、
さらに相手の前腕をチキン・ウィングに捕らえた。
青眼3「ギャギャギャ、ギャギャ!(イタイイタイイタイ! はなしてぇ!)」
436 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/12(火) 21:41:41 ID:GpVlC3rk
モクバ「あ、あれは幻の技パロ・スペシャル! なぜあんな高度な技をこんなヤローが……」
世界中でも使い手が限られるという必殺技の出現に、モクバの顔が驚愕に歪む。
そして泣き叫ぶ青眼の白龍に対し、襲撃者は容赦なく極めた両腕を前へ押し倒す。
直後、青眼の両腕から鈍い音が響き、青眼は痛みに耐えかねて泡を吹きながら失神した。
???「邪魔者はいなくなった…… お仕置きの時間だ」
モクバ「ひいっ! ゆ、許してくれえ! なんでもする! 金だっていくらでもやるぜい!」
???「少年よ。お前の行なった数々の悪行は許されるものではない。
人々の平和を乱す者、世の為にならない破壊行為を繰り返す者に
制裁を加えるのが正義超人としての俺の仕事……
真っ当な人間として胸を張って歩むためにもこの制裁を受け止めるのだ!」
モクバ「ひいいいいいいいいいいいい!」
???「……と言いたい所だが…… 今日の俺は子供の教育に来たのではない。
言う通りにするなら見逃してやるが、どうだ?」
モクバ「い、言うとおりにするから助けてくれ!」
???「よし…… いいか……」
* * * *
437 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/12(火) 21:42:55 ID:GpVlC3rk
アモロ「犬…… 犬!」
ホーリーエルフ「……?」
アモロの声で、ホーリーエルフは意識をとり戻す。
どうやら自分は敗北してしまったらしい……
寝起きの頭でぼんやりと考えるホーリーエルフだが、その考えをアモロの言葉が打ち消した。
アモロ「やっぱりお前はすごいな。その身体であいつらを一蹴するとは……」
ホーリーエルフ「え?」
アモロの視線の先を追うホーリーエルフ。
そこにはモクバと青眼の白龍3匹がへたり込み、へりくだった笑みを浮かべていた。
モクバ「降参だぜい…… これっきり手はださねえ……」
ホーリーエルフ「(なぜ……? 私ではない。アモロ様……でもなさそう。一体誰が……)」
その時、ホーリーエルフの目に映ったのは青眼の身体に残された傷跡であった。
ある者は4本の爪痕が顔に残り、ある者は両腕をへし折られ……
そのような闘い方をする人物は、ホーリーエルフの知る限りではあの男しかいなかった。
ホーリーエルフ「(……そういうことですか。貴方の友情に感謝します)」
アモロの不安をなくすため、このような持って回った助け方をしてくれたのだろう。
ホーリーエルフは彼の熱い友情に心の底から感謝した。
アモロ「さあ帰ろう。俺がおぶってやる」
ホーリーエルフ「……はい」
438 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/12(火) 21:43:55 ID:GpVlC3rk
敗残兵に用はない。二人はもうモクバたちを見向きもせず、ゆっくりと歩き去った。
そして完全に二人の姿が見えなくなった後…… モクバの元に再び襲撃者が姿を現した。
モクバ「……ちゃ、ちゃんと言われた通りにしたぜい……」」
???「いいだろう。今回だけは見逃してやる。……だが次はない」
モクバ「…………」ゴクリ
襲撃者の能面のような…… あるいは機械の様な冷たい表情に、モクバはさらに青ざめる。
その恐怖に縛られたモクバが、以後うってかわって善良な小市民になったのはまた別の話である。
* * * *
アモロ「お疲れ」
ホーリーエルフ「ありがとうございます」
ようやくたどり着いたホーリーエルフ宅。
アモロはホーリーエルフを布団に寝かせてやると、側に座り込んだ。
アモロ「眠るまでついててやる。安心して寝ろ」
ホーリーエルフ「はい」
素直に返事をしたホーリーエルフだが、じっと見られていてはかえって寝にくいものである。
そのまま言葉をかわすこともなくしばらく経ったところで、ホーリーエルフが諦めたように口を開いた。
ホーリーエルフ「その…… かえって目が冴えてしまうというか……」
アモロ「ん…… そうか?」
439 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/12(火) 21:44:58 ID:GpVlC3rk
先着で
どうするどうなる→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ じゃあ朝まで話そう
ハート→ じゃあ歌でも歌ってやるか
スペード→ じゃあよく眠れるおまじないでもしてやるか
クラブ→ じゃあ帰るか
JOKER→ 俺は眠くなってきたぞ
*今日もこれのみ。
次回、ようやく最終章・闘いの儀に突入です。
440 :
森崎名無しさん
:2010/01/12(火) 21:45:57 ID:???
どうするどうなる→
クラブ10
441 :
森崎名無しさん
:2010/01/12(火) 21:46:33 ID:???
どうするどうなる→
ハート8
442 :
森崎名無しさん
:2010/01/12(火) 21:48:11 ID:???
乙…
バキッて音が聴こえたぜ
443 :
森崎名無しさん
:2010/01/12(火) 22:28:58 ID:G9hlttRc
440はエル士
444 :
森崎名無しさん
:2010/01/13(水) 01:27:38 ID:cQpYZQkI
青眼3の復讐に燃える短足ネズミの番外編マダー
445 :
森崎名無しさん
:2010/01/13(水) 01:39:06 ID:???
返り討ちの予感しかしないw
446 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/13(水) 21:40:53 ID:9HH8EubM
>>442
この結果次第ではエンディングに大きな影響が出ていましたが、
フラグは折るためにある遊戯王ワールドでは詮無きことだったようです
>>443
これは深く頷かずにはいられない
>>444-445
世の中には…… どんなに頑張っても…… 無理なことが…… ううう
では本編を再開します
> どうするどうなる→ クラブ10
> クラブ→ じゃあ帰るか
アモロ「かえって邪魔だったか。すまなかったな」
ホーリーエルフ「いえ、邪魔というわけでは……」
アモロ「ああ、気にするな。別に嫌味で言ってるわけじゃない。じゃあな!」
ホーリーエルフ「あ……」
先程までの気遣いようはどこへやら、驚くほどあっさりとアモロは退去する。
それがアモロの照れ隠しであったことにホーリーエルフが気付くのは、ずっと後のことであった。
――そして夜が明けた。
447 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/13(水) 21:42:04 ID:9HH8EubM
【8月22日(火)朝 エジプト・カイロ国際空港】
ボッシ「やれやれ、やっとついたぜ」
ルスト「丸々1日かかったなあ。なんか身体の節々が痛いぜ」
童実野町からイシズの調達した専用チャーター機で実に20時間。
アモロ達はエジプトの地に降り立った。
アモロ「んでイシズさん、こっからどう行くんで?」
イシズ「車で冥界の神殿まで向かいます。もう迎えが来ているはずですが…… ほら、あそこに」
????「遅かったな」
アモロ「あ、あなたは!」
????「久しぶりだな、アモロ」
空港前のロータリーでアモロ達を出迎えたのは、緑色の肌にターバンを巻いた異星人であった。
改めて紹介するまでもないだろう。マジュニアことピッコロである。
BMG「ピッコロさん! この前はお世話になりました!」
BM「何、あの方が? ……先日はどうも、不肖の弟子がご迷惑をおかけしまして」
ピッコロ「挨拶はあとだ。早く乗ってくれ」
挨拶もそこそこに、アモロ達はバスの中に通される。
そしてピッコロが運転するバスにより、一行は冥界の神殿へと向かうことになった。
448 :
キャプアモの中の人
◆pH6x5rv1ig
:2010/01/13(水) 21:43:04 ID:9HH8EubM
アモロ「ピッコロさん、こんな大型車種の免許をとったんですね。
てっきり普通の自動車免許をとるものかと……」
ピッコロ「しゃべりかけるな、気が散る」
アモロ「は、はあ」
思いのほか冷たいピッコロに、アモロは少々たじろぐ。
だが、ピッコロにもそうせざるを得ない理由があった。
何せ免許取得後初めて公道での運転、
それも多人数を載せる大型バスとあって緊張が極限にまで達していたのだ。
ピッコロ「(おのれ、飛んでいけば数秒で着く距離を…… なぜこんな苦労をしたがるのだ、人間は)」
娘々「あ、あれ? 今赤信号を突っ切りませんでした?」
ガイア「なぜか歩道を走っているような気がしてならないのですが……」
ワイト「…………エジプトって…… 左側通行……?」
焼き鳥「のう炎の剣士、わらわと一緒に空から行った方がよくないかえ?」
炎の剣士「(正直同感だが…… 賛成したらしたで大変そうだし黙っておこう……)」
……こうして3時間後、一行は無駄に精神力を消耗させながらも冥界の神殿に到着した。
イシズの案内により、一行は神殿の最深部へと向かう。
そして薄暗い地下への通路を潜る事数十分。
ある小部屋に入ると、ついに目指していたものがアモロの眼前に現れた。
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