キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【遥かなる旅路】キャプテンアモロ18【さらば友よ】

1 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/12/02(水) 20:00:17 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「遊★戯★王」の世界
(やジャンプ作品)を背景にアモロがドタバタサッカーやら決闘やらを繰り広げるスレです。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったり、ダイスを転がしてもらったりします。
その結果によってアモロの能力が上がったり下がったり、決闘に勝ったり負けたりします。

スレもいよいよ18個目、おそらく最後となるでしょう。完結までどうぞお付き合い下さい。


★過去スレ
 【カジキを】キャプテンアモロ17【釣るモノたち】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1255352637/
 【奴隷が】キャプテンアモロ16【王を討つ】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1249714667/
 【中西】キャプテンアモロ15【ああそんなのいたね】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1244888751/
 【シャチョサン】キャプテンアモロ14【キモーイ】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1240921199/
 【アモロ8強】キャプテンアモロ13【クィーン発狂】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1237898941/ 
 【モクバを】キャプテンアモロ12【狩るモノたち】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235049979/
 【超時空シンデレラ】キャプテンアモロ11【娘々】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1233369680/l50
 【観客は】キャプテンアモロ10【魔族とモヒカン】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1230547076/
 【七転】キャプテンアモロ9【八倒】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1228830963/
 【失敗は】キャプテンアモロ8【成功の母】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1227609096/
 【削れゆく】キャプテンアモロ7【胃粘液】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1226660599/

548 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 20:24:19 ID:4k0nuB4k
D

549 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 20:33:35 ID:bnq0c9BA


550 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 20:35:26 ID:om3hx41M


551 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/19(火) 21:13:57 ID:AKnL3tt2
> C いやらしくデッキ破壊デッキで

アモロ「(俺の今の実力で作れる最強のデッキ! これでいくぞ!)」

双六「できたかのう?」

アモロ「はい。言っておきますが、このデッキ…… 強いぜ!」

双六「ホホホ、そりゃ楽しみじゃ。では始めるとしようかのう。
    先攻は若い者に譲るゾイ、かかってきなさい」

アモロ「はい! いくぜ俺のターン! ドロー!」


先着で
 アモロのドロー力→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

00〜09→ 素晴らしい! 守備表示でモンスターを出し、カードを5枚伏せてターンエンド。
10〜29→ good! 守備表示でモンスターを出し、カードを3枚伏せてターンエンド。
30〜69→ 可もなく不可もなく守備表示でモンスターを出し、カードを二枚伏せてターンエンド。
70〜89→ イマイチ。カードを二枚伏せてターンエンド。
90〜99→ 事故った…… カードを一枚伏せてターンエンド。

552 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 21:14:21 ID:???
アモロのドロー力→  8 4

553 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/19(火) 21:29:22 ID:AKnL3tt2
> アモロのドロー力→  8 4
> 70〜89→ イマイチ。カードを二枚伏せてターンエンド。

アモロ「(ぐ…… あまりいい手札じゃないな……)」

『デッキ破壊デッキ』は何よりも相手のデッキを消費させることに主眼を置いたデッキである。
そしてデッキ破壊は、特殊効果を持つモンスターカードによって行なう部分がかなり大きく、
魔法や罠はそれらのモンスターや自分を守るための盾として存在しているようなものである。
しかしこの1ターン目、アモロの手札にはモンスターカードが1枚も来ていなかったのである。

アモロ「(しかたない、ここは守りを固めよう)カードを二枚伏せてターンエンド!」

双六「おやおや、それで終わりかの? ではワシのターン! ドローじゃ!」


先着で
 双六のデッキコンセプト→ ! card
 双六のドロー力→ ! num! num
と !とcard/numの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。

コンセプトが
 ダイヤ→ エクゾディアデッキ
 ハート・スペード→ 万能タイプのデッキ
 クラブ→ 戦闘タイプのデッキ 
 JOKER→ ワンターンキルデッキ

ドロー力が
 00〜19→ 最高
 20〜39→ いいぞ
 40〜79→ 普通
 80〜89→ ちょっと……
 90〜99→ 駄目

554 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 21:30:40 ID:???
双六のデッキコンセプト→  スペード4

555 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 21:31:12 ID:???
双六のドロー力→  2 1

556 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/19(火) 21:49:59 ID:AKnL3tt2
> 双六のデッキコンセプト→  スペード4
> ハート・スペード→ 万能タイプのデッキ
> 双六のドロー力→  2
> 20〜39→ いいぞ

双六「ワシはE・HEROワイルドマン(攻撃力1500)を攻撃表示で召喚じゃ!」

アモロ「そうはいかないっすよ! リバースオープン!『激流葬』!」

激流層はモンスターが召喚された時発動し、フィールド上のモンスターを破壊するという強力な罠カードであった。
が、アモロは1つ計算違いをしていた。双六が召喚したモンスターには特殊効果があったのである。

双六「残念じゃったのう…… ワイルドマンには罠は効かん!」

アモロ「な、なにィ!」

罠の効果を受けつけない野生のHERO、ワイルドマンは激流にも怯まない。
そして双六はワイルドマンでアモロにダイレクトアタックを仕掛ける。

双六「行けいワイルドマン! ワイルドスラッシュ!」

ワイルドマン「かあっ!」

ザシュッ!

アモロ「うぐっ! き、効いたぜ……」

*アモロライフ:4000→2500

557 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/19(火) 21:50:59 ID:AKnL3tt2
双六「ワシはこれでターンエンドじゃ。さあアモロくん、次の一手は何かな?」

アモロ「よ、余裕も今のうちですよ…… ドロー!」


先着で
 アモロのドロー力2→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

00〜09→ 手札から永続魔法を発動。モンスターを1枚出し、カードを1枚伏せてターンエンド。
10〜29→ 手札から永続魔法を発動。モンスターを1枚出してターンエンド。
30〜69→ モンスターを1枚出し、カードを1枚伏せてターンエンド
70〜89→ モンスターを1枚出してターンエンド
90〜99→ カードを一枚伏せてターンエンド

558 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 21:51:18 ID:???
アモロのドロー力2→  3 5

559 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 21:51:31 ID:???
 アモロのドロー力2→  5 3

560 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/19(火) 22:35:33 ID:AKnL3tt2
> アモロのドロー力2→  3 5
> 30〜69→ モンスターを1枚出し、カードを1枚伏せてターンエンド

アモロ「(よし、来た!)俺はモンスターを守備表示で召喚!
      さらにカードを1枚伏せてターンエンド!」

双六「(フム…… 全く攻めてくる気配がないのう。
     手札事故を起こしておるのか、そもそも戦闘を行なう気がないのか……?)」

攻めっ気の強いアモロにしては珍しい消極的なプレイングに、双六は考えを巡らせる。
そして次のターン、双六は探りを入れる意味でワイルドマンで攻撃をしかけることにした。

双六「(あの守備表示モンスターが何かでデッキの傾向もつかめるはずじゃ……)」

アモロの出した守備表示のモンスターカードは、裏を向けてフィールドに出してあるためにその正体はわからない。
双六はワイルドマンで攻撃することでモンスターの正体を見極め、アモロのデッキの特徴を知ろうとしたのだ。

双六「ワイルドマンでその守備モンスターを攻撃じゃ! 切り裂け、ワイルドマン!」

アモロ「フフフ…… 引っかかったな双六さん!
     ニードルワームのモンスター効果発動だ!」

双六「なんと! ニードルワームとな!」

アモロが伏せていたのは不気味な姿の虫型モンスター、『ニードルワーム』であった。
このモンスターは正体が明らかになった時、相手のデッキから5枚のカードを墓地に捨てることができるのだ。

アモロ「双六さん、デッキの上からカードを5枚捨ててもらうぜ」

双六「なるほど、デッキ破壊か…… じゃがニードルワームはワイルドマンの攻撃で破壊されたゾイ。
    アモロくんのフィールドはまたまたがら空きというわけじゃ」

561 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/19(火) 22:36:34 ID:AKnL3tt2
アモロ「む……」

双六「さてさて、アモロくんのデッキテーマを知ったからには迂闊に攻められんのう。
    ワシは守備表示でモンスターを1体出すゾイ。そしてカードを1枚伏せてターン終了じゃ」

アモロ「(さすが双六さん、もう俺の狙いを見抜いたか。次からはそうそう簡単にはいかないだろうな……)
     俺のターン! 俺はモンスターを守備表示で召喚! ターンエンドです」

双六「また守備モンスターか! これは油断ならんのう。……ワシのターンじゃ!」


先着で
 双六のドロー力→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

 00〜19→ アモロの伏せカードを1枚破壊。上級モンスターを召喚し、ワイルドマンとともに攻撃!
 20〜39→ アモロの伏せカードを1枚破壊。ワイルドマンで攻撃!
 40〜79→ カードを1枚伏せる。ワイルドマンで攻撃!
 80〜89→ カードを1枚伏せてターンエンド
 90〜99→ 何もせずにターンエンド

562 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/19(火) 22:37:34 ID:AKnL3tt2
【現在の状況】

 アモロ
  ライフ:2500
  モンスター:守備モンスター1体(正体不明)
  伏せカード:2枚
  残りデッキ枚数:32枚

 双六
  ライフ:4000
  モンスター:ワイルドマン、守備モンスター(正体不明)が1体ずつ
  伏せカード:1枚
  残りデッキ枚数:27枚

*今日はここまで。
  なんかわかりにくいぞ!って方は遠慮なく聞いて下さい。

563 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 22:37:41 ID:???
双六のドロー力→  8 7

564 :森崎名無しさん:2010/01/19(火) 22:37:47 ID:???
双六のドロー力→  1 7

565 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 04:39:54 ID:???
ワイルドマンのせいでデッキ破壊が奇跡融合フラグに見えてきて恐い
ワイルドマンは単品でも使えるからHEROとは限らんけど

566 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 17:31:28 ID:q9iQUijI
カードの数値が大きい方が悪い引きということでいいでしょうか

567 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 20:23:04 ID:dao2QCyE
>>565
双六の引き次第ではそういうことも考えております
何せ伝説のギャンブラーなので双六は実はとても強い(と中の人は思っている)のです

>>566
はい。遊戯王のTRPG編で00がクリティカルヒット、99がファンブル(大失敗)となったのを基にしています。

では本編を再開します


> 双六のドロー力→  8 7
> 80〜89→ カードを1枚伏せてターンエンド

双六「ワシはカードを1枚伏せ、ワイルドマンを守備表示に変更してターン終了じゃ」

アモロの場には伏せカードが二枚ある。
ワイルドマンに罠は効かないが、プレイヤーである双六自身に効果を及ぼす罠ということもある。
そう考えた双六は、大きな動きを見せずにこのターンを終了した。
しかしこの慎重な…… 言い換えれば弱気な姿勢が、流れを双六からアモロに押し戻してしまう。
次のターン、アモロはついに攻勢にうってでた。

アモロ「俺のターン、ドロー! 俺は守備モンスターを攻撃表示に変更する!
     来い、ニードルワーム!」

双六「何! 二枚のニードルワームか!」

アモロの守備モンスターの正体は、またしてもニードルワームであった。
そのモンスター効果により、双六は再びデッキから5枚のカードを墓地に送らされる。

*双六のデッキ枚数:32→27

568 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 20:24:04 ID:dao2QCyE
アモロ「さらに俺は手札から永続魔法『墓守の使い魔』を発動!
     このカードがある限り、双六さんはデッキから墓地へカードを捨てないと攻撃できないぜ!」

双六「ぬう……」

ニードルワームに続く、デッキ消費を早める魔法カードの登場に双六は顔をしかめる。
一方のアモロは新たに1体の守備モンスターを出し、ターンを終了した。

アモロ「どうだ双六さん、俺のデッキは強いだろう!」

双六「フム…… 確かに強いのう。じゃがこれ以上好きにはさせんゾイ。ワシのターンじゃ!
    ワイルドマンを攻撃表示に変更、ニードルワームに攻撃じゃ!」

アモロ「おっと、墓守の使い魔の効果でデッキから1枚カードを墓地に捨てないといけないぜ!」

双六「わかっておる…… それでも攻撃じゃ!」

ワイルドマン「ぬおおおおおおお!」

ズバァ!

アモロ「ぐぎ……」

ニードルワームの攻撃力は750。ワイルドマンに破壊されたことで、
攻撃力の差分の750ポイントがアモロのライフより引かれた。

*アモロライフ:2500→1750
*双六のデッキ枚数:27→26(ドロー)→25(墓守の使い魔)

569 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 20:25:15 ID:dao2QCyE
双六「ワシはこれでターンエンドじゃ。
    アモロくん、このままではワシのデッキを破壊する前に君のライフが尽きてしまうゾイ」

アモロ「フフフ、これくらいは必要経費ってやつですよ…… 俺のターン!」


先着で
 アモロのドロー力3→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

00〜09→ 手札から永続魔法を発動。モンスターを1枚出してターンエンド。
10〜29→ 手札から永続魔法を発動してターンエンド。
30〜69→ モンスターを1枚出してターンエンド
70〜89→ カードを1枚伏せてターンエンド
90〜99→ なにもせずにターンエンド

570 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 20:25:48 ID:???
アモロのドロー力3→  2 8

571 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 20:26:47 ID:dao2QCyE
……って、双六の残りカードとアモロの残りカードを取り違えておりました。
双六の残りカードは>>562の時点で27枚なので、現在は残り22枚となります。
どうも失礼しました。

572 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 21:09:56 ID:dao2QCyE
ていうか現在の残りは22枚じゃなくて20枚じゃないか('A`)
ついにボケてきたのかな……

では本編を再開します

> アモロのドロー力3→  2 8
> 10〜29→ 手札から永続魔法を発動してターンエンド。

アモロ「フフフ、いいカードを引いたぜ…… 俺は永続魔法『戦場の惨劇』を発動!」

双六「そ、そのカードは! 戦闘する度にデッキからカードを5枚墓地に捨てられる恐るべき魔法カード!」

アモロ「フフフ…… 双六さんの残りのカードは20枚。
     攻撃するたびに二枚の永続魔法の効果によって6枚のカードを墓地に捨てられる……
     あと3回も戦闘すれば双六さんは終わりだぜ!」

双六「ムムム……」

ルスト「お、おい…… アモロの奴また勝っちまいそうだぞ……」

ボッシ「それはまあ…… 困る…… かな?」

BM「信じましょう。双六さんの決闘者としての力を……」

双六「(ホホホ、これはなかなかピンチじゃのう。じゃが諦めんゾイ。
     手札が残っている限り、決闘者には可能性があるんじゃ!)
     ワシのターンじゃ!」

*双六のデッキ枚数:20→19(ドロー)

573 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 21:11:07 ID:dao2QCyE
先着で
 双六のドロー力3→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

 00〜19→ 大嵐発動! フィールド上の魔法・罠カードが消滅!
 20〜39→ 大嵐発動! だがアモロがカウンター罠を発動!
 40〜79→ 守備モンスターを生贄に上級モンスターを召喚し、攻撃!
 80〜89→ 守備モンスターを1体出し、ターンエンド
 90〜99→ 何もできずにターンエンド

574 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 21:12:10 ID:???
 双六のドロー力3→  4 0
この判定って一の位いります?

575 :TSUBASA DUNK:2010/01/20(水) 21:12:40 ID:???
双六のドロー力3→  8 0

576 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 21:42:34 ID:???
>遊戯王のTRPG編で00がクリティカルヒット、99がファンブル(大失敗)となったのを基にしています。
ってことで

577 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 21:47:24 ID:dao2QCyE
>>574
実のところいらないのですがどうしても10面ダイス×2での判定っぽくしたかったのです

>>576
まさにそういうことです、補足ありがとうございます

では本編を再開します

> 双六のドロー力3→  4 0
> 40〜79→ 守備モンスターを生贄に上級モンスターを召喚し、攻撃!

双六「ワシは手札から魔法カード『コストダウン』を発動!
    この効果によって手札のこのモンスターのレベルを7から5に下げるゾイ!
    そして守備モンスターを生贄に捧げ―― E・HEROエッジマンを召喚じゃ!」

アモロ「ゲーッ! エッジマンだと!」

娘々「すごーい! レベル7のモンスターを生贄1体で召喚しちゃうなんて!」

双六「ホホホホ、その顔だとわかっているようじゃの。
    そう、エッジマンは守備モンスターを攻撃した時、
    攻撃力が守備力を超えていればその数値の分だけダメージを与えることができるのじゃ!」

ガイア「なるほど…… エッジマンの攻撃力は2600。
     アモロ殿の守備モンスターの守備力がいくつかはわからぬが、
     デッキ破壊を軸とするモンスターならばせいぜい500前後がいいところでしょう」

ホーリーエルフ「アモロ様のライフは1750。この攻撃が通れば、アモロ様のライフは尽きる。
          仮に残っていたとしても、ワイルドマンがとどめを刺しに行くというわけですか」

578 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 21:48:25 ID:dao2QCyE
双六「そういうことじゃ。いくぞアモロくん!
    デッキから墓地に6枚のカードを送り、エッジマンで攻撃じゃ!」

エッジマン「HA!」

ギュオオオオオオ!

エッジマンが両腕の刃を漲らせ、アモロの守備モンスターに迫る。
しかしすんでのところで、アモロの場の伏せカードが発動される。

アモロ「リバースカードオープン! 『攻撃の無力化』!
     このターンのバトルを強制終了させるぜ!」

双六「うーむ、惜しかったのう…… ターンエンドじゃ」

*双六のデッキ枚数:19→13

アモロ「あぶねえあぶねえ、攻撃の無力化がなかったら負けていたぜ……」

アモロは冷や汗をぬぐう。
あと一押しというところまで来ているのだが、流石に双六は全く気を抜かせてくれない。
次のターンがヤマとなるかもしれない。アモロは祈る思いでデッキに指を伸ばした。

アモロ「(俺のデッキよ…… 俺に力を貸してくれ!)俺のターン! ドロォー!」

579 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 21:49:26 ID:dao2QCyE
先着で
 アモロのドロー力4→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

00〜09→ 溶岩魔神ラヴァゴーレムを双六の場に召喚! ワイルドマン・エッジマンが生贄となって消滅!
10〜29→ 守備モンスターを生贄に、超守備型のモンスターを召喚
30〜69→ カードを2枚伏せてターンエンド
70〜89→ カードを1枚伏せてターンエンド
90〜99→ 装備魔法を1枚発動してターンエンド

580 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 21:49:39 ID:???
アモロのドロー力4→  4 0

581 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/20(水) 22:08:46 ID:dao2QCyE
今日はここまで。明日に決着予定です。
勝つか負けるかはわかりませんが…
もしアモロが勝った場合、もうピッコロさんに出てきてもらうしかなさそうです。

582 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 22:15:59 ID:???
乙でしたー。

583 :森崎名無しさん:2010/01/20(水) 22:18:09 ID:q9iQUijI
アモロが勝ちたがってるのにワロタ

584 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 20:06:35 ID:k4AMaCps
>>583
いざ勝負となれば勝ちたくなるのがスポーツマンなのです

では本編を再開します


> アモロのドロー力4→  4 0
> 30〜69→ カードを2枚伏せてターンエンド

アモロ「(! このカードは!)」

アモロはドローしたカードを手に、しばし考える。
そして意を決すると、カードを二枚伏せた。

アモロ「俺はカードを二枚伏せてターンエンド。……さあ、双六さんの番だぜ!」

双六「(フム、キーカードを引いたようじゃな)ワシのターン、ドローじゃ」

双六のデッキ枚数:13→12

双六はアモロの場を確認する。
まずモンスターは一体、守備表示で伏せているのがあるのみだ。
一方魔法・罠ゾーンには二枚の永続魔法に加え、謎のカードが三枚も伏せられている。

双六「(ワシはあと2回戦闘すればデッキが尽きる…… どうするかのう)」

前のターン、エッジマンに攻撃された時のアモロの焦った表情は演技とは思えなかった。
となれば攻撃さえ通れば双六の勝ちであることには違いないのだろう。
だが新たに伏せた二枚のカードが気にかかる。攻撃するべきか、自重して次のターンまで待つかと双六は考える。
だが双六が決断する前に、アモロが伏せカードを次々に発動し始めた。

585 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 20:07:37 ID:k4AMaCps
アモロ「伏せカードオープン! 『立ちはだかる強敵』!
     このカードが発動したターン、相手はすべてのモンスターで攻撃しなければならない!
     つまり双六さんはエッジマンとワイルドマンで攻撃しなきゃならないってことさ!」

デーモン「なるほど、強制的に戦闘を二回行わせてカードを捨てさせるというわけじゃな」

BMG「でもエッジマンで守備モンスターを攻撃されたら大ダメージで終わっちゃうんじゃないんですか?」

アモロ「――さらにもう1枚オープン! 『和睦の使者!』
     このカードが発動したターン、俺は戦闘によるダメージを受け付けない!」

ワムビ「ギガガグギガギガガガ(上手い! これならライフを保ったまま安全に戦闘を行える!)」

ミミズ「ゴミャミョミョミョミャミャ!(アモロさんの勝ちだ!)」

双六「……」


先着で
 双六の運命力→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

 00〜19→ 伏せカードオープン! 起死回生の逆転のカードがここに!
 20〜39→ 伏せカードオープン! エッジマンを消し去り、無理やり戦闘回数を減らす。
 40〜79→ 伏せカードオープン! 『立ちはだかる強敵』の効果をうち消す?
 80〜99→ 双六に手はない…… アモロの勝利!

586 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 20:08:04 ID:???
双六の運命力→  7 2

587 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 20:14:12 ID:???
ひょっとして勝っちゃった?このスレでEDいくのかな?ww

588 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 20:31:49 ID:k4AMaCps
すみません、うち消すのは『立ちはだかる強敵』じゃなくて『和睦の使者』の方でした。
(でないとちょっと文章がわかりにくくなるところがありますので……)
訂正するとともにお詫び申し上げます。

>>587
まだわからんよ、本当に

では本編を再開します


> 双六の運命力→  7 2
> 40〜79→ 伏せカードオープン! 『立ちはだかる強敵』…じゃなくて『和睦の使者』の効果をうち消す?

双六「ホッホッホ、見事なコンボじゃアモロくん。
    じゃが、ワシの場にに『和睦の使者』をうち消すカードがあったとしたらどうかな?」

アモロ「え!?」

双六「行くゾイ! ワシはリバースマジック『罠はずし』を発動じゃ!
    このカードの効果により、和睦の使者を破壊する!」

ボッシ「なにィ! ってことは…… どうなるんだ?」

炎の剣士「アモロさんは戦闘ダメージを受けてしまいますから、
      双六さんの総攻撃でジ・エンドということになるのでは?」

BM「そういうことです。さすが双六さん、見事な対応策です」

589 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 20:32:50 ID:k4AMaCps
娘々「あれ、でもそれならさっきの『攻撃の無力化』を破壊してればよかったんじゃ?」

ガイア「スペルスピードというものがありまして……
     色々ややこしいのでざっくばらんにいいますと、
     特定の罠が発動するときは他のカードを発動できないことがあるんですよ」

ルスト「よ、よくわからんがつまりアモロが負けるってことか!」

ホーリーエルフ「いえ、それは早計です。
         アモロ様の場にはまだ伏せカードが1枚残っています。
         あのカードが何か…… それ次第ですべてが決まるでしょう

アモロ「……く」


先着で
 アモロの運命力→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

00〜29→ 伏せカードで『罠はずし』を無効化! アモロの勝利!
30〜79→ 伏せカードでダメージを弱める! ……が、双六にもまだ手が残っていた!
80〜99→ 伏せカードはブラフだった。双六の勝利!

590 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 20:33:33 ID:???
アモロの運命力→  5 0

591 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 21:27:04 ID:k4AMaCps
> アモロの運命力→  5 0
> 30〜79→ 伏せカードでダメージを弱める! ……が、双六にもまだ手が残っていた!

アモロ「くそ、だったらこれだ! 速攻魔法『クリボーを呼ぶ笛』!」

アモロは咄嗟に最後の伏せカードを発動する。
そのカード『クリボーを呼ぶ笛』により、アモロはデッキから手札にクリボーを呼び寄せる。

アモロ「さあ来い! これで準備は万端だ!」

双六「ならばエッジマンで守備モンスターを攻撃じゃ! パワーエッジアタック!」

ズガアアアアア!

アモロの守備モンスター、『闇の仮面』が破壊される。
その守備力はわずか400であり、エッジマンとの攻撃力との差分は実に2200に昇る。
しかし、アモロはここでクリボーの特殊効果を発動する。

アモロ「俺はクリボーを捨てて効果を発動! 一度だけ戦闘ダメージを0にする!
     さらに『闇の仮面』の効果により、墓地から罠カードを1枚手札に加えることができる!
     俺は『攻撃の無力化』を手札に加えるぜ!」

双六「お見事! じゃがまだワイルドマンがいるゾイ!」

ザシュッ!

アモロ「ギイイイイイイイイイイイイイイ」

アモロライフ:1750→250
双六のデッキ枚数:12→6→0

592 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 21:28:04 ID:k4AMaCps
ワイルドマンのダイレクトアタックを防ぐ術はなく、アモロのライフはわずか250にまで減少する。
だがその対価は十分であった。双六は二度の戦闘によってついにデッキのすべてのカードを捨ててしまったのだから。

アモロ「フハハハハ! 次のターン、双六さんにはドローするカードがない! 俺の勝ちだぜ!」

双六「甘い、甘いのうアモロくん。まだワシには策が残っておるよ」

アモロ「なにィ!」

双六「ワシは手札から『鳳凰神の羽根』を発動! 墓地からデッキにカードを1枚戻させてもらうゾイ」

アモロ「む…… だがたったの1枚! 崖っぷちには変わりないぜ!」

双六「それはアモロくんも同じじゃろう。これでワシはターンエンドじゃ」

アモロ「(……ヤバい。何のカードを戻したのかは知らないが、
      あと1ターンで俺のライフを削るためのカードだってのは間違いない。
      俺の手札には攻撃の無力化があるが、過信はできん。
      ここで何かいいカードを引かないと!)」


先着で
 アモロのドロー力5→ ! num! num
と !とnumの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

00〜29→ 最高の引きだ! アモロ、勝利を確信。(決着です)
30〜69→ なかなかの引きだ。あとは双六の戦略次第……
70〜99→ 駄目だった。アモロ、敗北も覚悟(決着です)


*決着した場合、今日はここまで。
  30〜69ならまだ続きます。

593 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 21:29:48 ID:???
 アモロのドロー力5→  0 5

594 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 21:30:00 ID:???
アモロのドロー力5→  0 6

595 :南野衿人君@出張:2010/01/21(木) 21:30:01 ID:???
 アモロのドロー力5→  2 7

596 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 21:30:18 ID:???
これが……デスティニードロー…

597 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 22:00:29 ID:k4AMaCps
思いのほか筆が進んだのでもう1シーンだけ進みます

>>596
アモロのドロー力は  8 1 万ほどあるようですね…
では本編を再開します


> アモロのドロー力5→  0 5
> 00〜29→ 最高の引きだ! アモロ、勝利を確信。(決着です)

アモロ「ドロー! ……こ、これは!? フ、フハハハハハハハ!」

アモロはドローしたカードを見るなり、高笑いをはじめる。
ついに気が触れたかと周囲が訝しがる中、アモロはそのカードを発動した。

アモロ「クハハハハ…… 俺は魔法カード『手札抹殺』を発動!」

双六「な、なんじゃと!?」

『手札抹殺』。
それはお互いのプレイヤーに手札を全て捨てさせ、同じ枚数だけドローさせるという魔法カードであった。
双六の手札は現在4枚。それらを全て捨て、デッキから4枚ドローすることになるのだが、
双六のデッキには1枚しかカードが残っていない。つまり……

双六「……デッキからカードをドローできない以上、ワシの負けじゃ……」

アモロ「いよっしゃあ! 俺の勝ちだぜ!」

強敵を倒し、アモロは右拳を突き上げる。
が、我に帰るとその右手を戻して頭をかいた。

アモロ「……また勝っちまったか。俺って本当に強いんだなあ」

598 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 22:01:40 ID:k4AMaCps
ルスト「まいったな。これじゃいつまで経っても同じことの繰り返しだぞ」

ボッシ「なあ、俺達全員で袋叩きにして勝つってのは駄目かな?」

イシズ「それで冥界の扉が開くとは到底思えませんが……」

想像以上に厚く高いアモロの壁。
ここに集まった者たちでは勝てないのかと諦観が広がっていく。
するとその時、これまで傍観に徹していた異星人が動いた。

ピッコロ「フン。あまり深く関りすぎるのもどうかと思っていたが、これでは俺が出るしかなさそうだな」

アモロ「え、相手をしてくれるんですか?」

ピッコロ「できれば誰か別の奴に勝ってほしかったが仕方あるまい。
      覚悟しておけよ… 俺の餞別は少々痛いぞ」

アモロ「の、望むところっすよ!」

かつての師匠が今、弟子に刃を向ける。
ピッコロからアモロへの別れの授業が始まった……

599 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/21(木) 22:02:48 ID:k4AMaCps
先着で
 ピッコロさん→! card+! card+ ! card =
 アモロ→ ! card+! card =
と !とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

ピッコロ−アモロが
 ≧1→ ピッコロ勝利。ついに、ついに完結へ。
 0→ アモロ勝利。もういい、エンディングだ!

*ピッコロさんのマークがダイヤの場合「魔貫光殺砲(+7)」が、
 ハートの場合「巨大化(+5)」が、スペードの場合「元祖・伸びる腕(+3)」が発動します。

*アモロのカードがダイヤの4・9・KまたはJOKERの場合「天地魔闘(+10)」が発動します。
  ハートの場合「波紋の力(+7)」が発動します。
  スペードの場合「伸びる腕(+2)」が発動します。



*今度こそ今日はここまで。

600 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 22:05:28 ID:???
 ピッコロさん→ クラブKダイヤJ + ハート9 =

601 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 22:06:01 ID:???
ピッコロさん→ ダイヤ4ダイヤ3 + スペード5 =

602 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 22:07:51 ID:???
アモロ→  スペード2クラブ6 =
師匠に負けて終わりか・・・王道だな

603 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 22:38:37 ID:???
格上の相手に2連勝をしてきたアモロ・・・
しかし、もはやアモロには戦う力は残されていなかった・・・・
(´;ω;`)ウゥゥ

604 :森崎名無しさん:2010/01/21(木) 23:40:46 ID:???
アモロは死んだかも・・・

605 :森崎名無しさん:2010/01/22(金) 03:25:29 ID:???
乙でしたー

本気出しすぎなピッコロさんを見て、犬と戦った時のアモロを思い出した

そしていよいよ現実に帰ると思うと寂しいけど我慢しなくちゃな
このあとキャプテンアモロ・ワールドユース編が待ってるんだから

606 :森崎名無しさん:2010/01/22(金) 06:49:08 ID:???
ピッコロさんの数字、3枚で45ですか
アモロが勝つには、天地魔闘(しかもKかジョーカー)を2連発するしかなかったのか
無理だなww



607 :森崎名無しさん:2010/01/22(金) 07:29:00 ID:???
これって
アモロの体が残っているのか?
粉さえもないかも…

608 :森崎名無しさん:2010/01/23(土) 00:00:31 ID:S2gRv0nQ
俺とミミズキュンのフラグ回収マダー

609 :森崎名無しさん:2010/01/23(土) 00:10:50 ID:???
(わらわと炎の剣士のフラグ回収マダー)

610 :森崎名無しさん:2010/01/23(土) 00:58:52 ID:???
>>608ボーイに>>609ガール…ユー達には元からフラグなどたってマセーン
可哀想ですがそれはユー達の幻想なのデース…

611 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:44:29 ID:HTb4m8Vc
>>602
案外綺麗にまとまった……のかな?

>>603
な、なんだかいい話になっている(´;ω;`)ブワッ

>>604
もう墓場で棒を押して回る仕事はいやだお……

>>605
ワ、ワールドベースボールクラッシク編ならなんとか……

>>606
ピッコロさんてば張り切りすぎ

>>607
このピッコロさんは神様と融合後なのでちゃんと調節してくれるはずです

>>608-609
フラグは折る為にあるものだと何度いったら

>>610
恐れ入りますペガサス会長

では本編を再開します


> ピッコロさん→ クラブK + ダイヤJ + ハート9 +(魔貫光殺砲+7) + (巨大化+5)= 45
> アモロ→  スペード2 + クラブ6 + (伸びる腕 +2) = 10
> ピッコロ−アモロが≧1→ ピッコロ勝利。ついに、ついに完結へ。

612 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:45:25 ID:HTb4m8Vc
グググググ…

アモロ「ゲェー! ピッコロさんが巨大化!?」

ピッコロ「手加減なしだ…… 行くぞ!」

ピッコロは天井にギリギリ届かないところまで巨大化し、アモロに襲い掛かる。
体長3m近い巨人のリーチに対抗手段が見つからず、アモロは逃げ回ることしか出来ない。
だがそれも長くは続かない。間もなくアモロはピッコロの左手で首根っこを掴まれ、空中に吊り下げられてしまった。
そして逃げようのなくなったアモロの前で、ピッコロは右の指先に気を集中し始める。

ピッコロ「かああああ……」

アモロ「(ヤバい! 何かわからんがとてつもなくヤバい技が来る!)」

ピッコロからほとばしる禍々しい気。
アモロはなんとか脱出しようともがくのだが、どうしてもピッコロの左手を振りほどけない。
そして十分に気を練り上げたピッコロが、指先をアモロに向けた。

ピッコロ「けえっ! 魔貫光殺砲!!!!!!」

ギュオッ! ズガアアアアアアアアアアアアアアアア!!

アモロ「か……」

魔貫光殺砲はアモロの頬をかすめ、後ろの壁を直撃する。
間一髪外れた? いや…… 

アモロ「(……わざと外された。俺なんぞいつでも簡単に片付けられるということか……)」

613 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:46:26 ID:HTb4m8Vc
ピッコロ「さあ、まだやるか?」

ニヤリと笑いつつピッコロは尋ねる。
しかしさしものアモロもこれ以上抵抗する気にはなれなかった。

アモロ「いえ…… 完敗です」

ピッコロ「そうか」

ピッコロは腕から力を抜き、アモロを床に落とす。
そしてその瞬間、冥界の扉のウジャト眼が今までで最も強い光を発し始めた。

ルスト「これはもしかして?」

イシズ「はい。ウジャト眼が闘いの儀によってアモロさんの魂の真実を見極めました。
     長きに渡ってこの世界をさ迷った貴方たちの魂を受け入れる瞬間が訪れたのです」

ボッシ「ついに帰れるってことだな!」

イシズ「はい。さあ、扉の前へお進みください」

待ちに待った帰還の時。ボッシとルストは冥界の扉の前に走る。
そしてアモロと肩を並べると同時に、冥界の扉がゆっくりと開きだした。
扉の隙間からはやはり眩い光が漏れ出ており、三人は目を細めながら中を覗き込んだ。

ボッシ「うおっまぶし! この光の先に俺達の世界があるのか?」

ピピン「ないと困るなあ」

ルスト「そうだな…… って! あなたがなぜここに!」

614 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:47:26 ID:HTb4m8Vc
ピピン「いや、俺もこの世界に拉致されてきたもんで…… 
     帰る方法探していたら、イシズさんに誘われたんだよ。んじゃちょっと失礼」

別れの挨拶のつもりなのか、ピピンは軽く手を挙げて扉の中に入る。
間もなくピピンの身体は光につつまれ、見えなくなっていった。

ボッシ「帰れた…… のかな?」

ルスト「多分。俺達も行こうぜ」

アモロ「そうだな」

ルスト、次いでボッシ、そしてアモロの順に三人は光の中に進む。
しかし飛び込む直前で、感極まったアモロスターズの面々が口々に三人を呼び止めた。

ガイア「アモロ殿!」

ミミズ「ゴミャミョミョ!(ルストさん、いかないで!)」

シルフォ「ワフフィ……(ボッシさん……)」

娘々「皆さん、本当にもう行っちゃうんですか……
    もうちょっとこっちで暮らしても…… グスッ、い、いいんじゃないですかね……」

アモロ「……」

ルスト「…………アモロ、頼むわ。俺もう振り返ったら帰れない気がする」

ボッシ「俺も……」

ボッシもルストも既に泣いていた。
そんな二人の気持ちを汲み取り、アモロは今一度異世界の仲間たちの所に戻ると、一人一人に穏やかに語りかけた。

615 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:48:27 ID:HTb4m8Vc
アモロ「ガイア、デーモン。お前達には何度も助けられた。
     もうリストラコンビじゃない、ゴールデンコンビだ。これからも頑張れよ」

ガイア「……はい!」

デーモン「心得た」

アモロ「ワイト。お前の料理、どれもこれも美味かったぜ。
    『口編に 未だと書いて味と読む 重ね求めよ 料理の工夫』……
     さる高名な料理人の言葉だ。精進を忘れるんじゃないぞ」

ワイト「ありがとう……ございます」

アモロ「炎の剣士。誰もがお前を頼りにしていたぞ。
     お前がチームにいてくれて本当によかった。
     点を取れるMFとしてもっと上を目指してくれ」

炎の剣士「はい!」

アモロ「娘々。俺のファンだって言ってくれてありがとな。正直嬉しかったぜ。
     これでお別れだけど、初めてのファンのことは絶対忘れはしない。元気でな」

娘々「ア、アモロさんも…… お元気で…… うわーん!」

アモロ「ダンジョンワーム。雷魔神からボールを奪った時のガッツを忘れるな。
     お前はできる奴なんだ。後は闘志さえあれば、次代のエースにだってなれる。
     母ちゃんを大切にな」

ミミズ「…………ゴミョ!」

616 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:49:27 ID:HTb4m8Vc
アモロ「ワームビースト。お前の闘志には俺も感心させられたよ。
     強い気持ちってのは鍛えて鍛えられるもんじゃない。
     いつまでのその心を忘れないでくれ」

ワムビ「ギガァ!」

アモロ「シルバーフォング。お前が地道に頑張っているのは知っていたぞ。
     今は守備だけだが、ひとつずつでもできることを増やしていけばいつか攻撃も上手くなるはずだ。
     道のりは険しいかもしれない。だが諦めちゃだめだぞ」

シルフォ「ワフゥ!」

アモロ「ルイーズ。守っている時はその小さな身体がでっかく見えたぞ。
     短足が何だ、低レベルが何だってんだ。
     舐めたこと言う奴等はお前のタックルで片っ端から狩ってやれ!」

ルイーズ「キキュウ!」

アモロ「ゴキボール。まさかルストが何気なく持っていたカードが、これほど頼りになるとは思わなかったよ。
     アモロスターズのゴール前はお前に託す。黒き悪魔の異名は伊達じゃないって事を見せてやるんだ」

ゴキボール「カカカカ」

アモロ「BM。主君と別れて闘うのは辛かったでしょうに、ありがとうございました。
     きっとあなたの忠誠心は届いていると思います。
     和解できることを心から祈っていますよ」

BM「ありがとうございます。どうかお元気で」

617 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:50:36 ID:HTb4m8Vc
アモロ「パンプキング、スライム、きのこマン、翼竜、グリフォール……
     あまり試合には出してやれなかったが、お前たちがベンチにいてくれたから俺は安心して闘えたんだ。
     改めて礼を言う。ありがとう」

一同「…………ウス!」

アモロ「双六さん。身元も確かでない俺達を受け入れてくれてありがとうございました。
     生涯この恩は忘れません。どうかいつまでも元気でいてください」

双六「ホッホッホ、困った時はお互い様じゃよ。
    またいつかこの世界に来たら店へ寄っとくれ。出血大サービスしてやるからの」

アモロ「ピッコロさん。俺を鍛えてくれてありがとうございました。
     こうして帰れるのもピッコロさんのおかげです。
     あ、でも安全運転だけは心がけてくださいね」

ピッコロ「余計なお世話だ! ……また強くなりたかったら来い。いつでも鍛えてやる」

アモロ「イシズさん。ここまで案内していただいてありがとうございました。
     弟さんが色々大変だそうですが、頑張ってください」

イシズ「ええ。アモロさんもお達者で」

アモロ「クィーン。あまり炎の剣士に迷惑をかけるなよ
     でもうまくいくといいな。陰ながら応援してやるよ」

焼き鳥「うまくいくに決まっておろうが! 恋はいつでもハリケーンじゃ!」

618 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:51:34 ID:HTb4m8Vc
アモロ「……………………」

BMG「………………」

アモロ「うん…… 牛もまあ頑張れ」

BMG「はい、どうも」

アモロ「ふう……」

ふっとアモロは息を吐き出す。
これでほぼ全員に挨拶を終えた。
そして最後に残った一人に、アモロは正対する。

アモロ「犬……」

ホーリーエルフ「……はい」

アモロ「色々あったけど楽しかった。嘘じゃないぞ」

ホーリーエルフ「私もです。最初はなんと愚かしい人間が来たのかと思っていましたが」

アモロ「なんだと!」

ホーリーエルフ「フフ、すみません」

アモロ「ったくよう…… でも、その毒舌ももう聞けなくなるんだな」

ホーリーエルフ「……そうですね」

二人の会話が途切れる。
そしてアモロはしばらく指をポケットに出し入れしていたが…… ついに意を決し、ポケットの中のものを取り出した。

619 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:52:34 ID:HTb4m8Vc
アモロ「犬、ちょっと手を借りるぞ」

ホーリーエルフ「はい?」

アモロはホーリーエルフの左手をとると、その指にポケットから取り出したものを滑り込ませる。
それはあの夏祭りの日に買った、小さな指輪であった。

ホーリーエルフ「あ……」

アモロ「……今までありがとう。こんなもんしか残せないけど……」

ホーリーエルフ「……」

ホーリーエルフは指輪とアモロを交互に見やる。
そして柔らかく微笑むと、アモロの手をきゅっと握り締めた。

ホーリーエルフ「ありがとうございます。一生大事にします」

アモロ「あ、飽きたら捨ててもいいんだぜ」

ホーリーエルフ「いえ、一生大事にします」

アモロ「そっか。……元気でな、犬」

アモロはホーリーエルフの手をほどき、ボッシやルストとともに今度こそ扉の中に進む。
そして三人は半身ほどを光の中に沈めたところでくるりと振り向くと…… 精一杯の笑顔で叫んだ。

620 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:53:34 ID:HTb4m8Vc
ルスト「さよなら、さよならみんな!
     ダンジョンワーム、俺がいなくなっても泣くんじゃねーぞ!」

ボッシ「俺、あっちの世界に帰るけど…… 絶対みんなのことは忘れない! 忘れないからな!」

アモロ「さよならみんな。さよならデュエルモンスターズ界!
     いつか…… いつかまた会おう! それまで元気でな」

ガイア「お元気で!」

娘々「私も忘れません! 絶対、絶対に!」

BMG「……ひぐっ、さ、最後に泣かせるなんて…… 反則ですよ……!
     この、もう早く帰ってください! バカー!」

ピッコロ「……風邪、引くなよ」

双六「こっちの世界から見守っとるからの!」

ホーリーエルフ「……アモロ様!」

アモロ「!」

あらん限りの声でアモロを呼ぶホーリーエルフ。
ホーリーエルフは目に涙をためつつ…… しかし笑顔のまま、アモロに最後の声を届けた。

ホーリーエルフ「どんなに遠く離れていても…… もう会えなかったとしても……
         私たちは仲間です! ずっと、ずっと……!」

アモロ「……ああ!」

621 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/23(土) 22:54:42 ID:HTb4m8Vc
それ以上の言葉はなくとも、心は通じ合っていた。
アモロは心からの笑顔を返すと、ボッシとルストと共に光の中に飛び込む。
暖かな、そしてどこか懐かしい空気に包まれながら、三人の意識は消えていった――









*今日はここまで。次回最終回です。

622 :森崎名無しさん:2010/01/23(土) 22:55:26 ID:???
乙でしたー

623 :森崎名無しさん:2010/01/23(土) 22:57:13 ID:???
次回最終回お疲れ様です!
ピッコロの台詞はもしやとおもうが海のコックさんの…涙が出るぜ!

624 :南野衿人君@出張:2010/01/23(土) 23:03:06 ID:???
乙であります
いつになく饒舌なアモロさんに涙したぜ
最終回のどんでん返しに期待してます!

ボッシ・ルスト「いや、せんでいいせんでいい」

625 :森崎名無しさん:2010/01/24(日) 00:12:25 ID:???
とっても乙です。
次回で最終回・・・・
思わず涙が出てきそうです。。・゚・(ノД`)・゚・。
ちょっと悲しいですが、楽しみに待ってます。



しかし、数あるキャプ森外伝の中できれいに完結する長編はアモロさんが最初になるのかな?
(最近、外伝の数が多くて全部は見れてないので)

626 :森崎名無しさん:2010/01/24(日) 00:40:49 ID:ByH2FKeo
スレタイがぴったりすぎて泣ける

627 :森崎名無しさん:2010/01/24(日) 05:11:49 ID:???
この三人が加入したフランスは
そこそこ強くなるんだろうな

628 :森崎名無しさん:2010/01/24(日) 09:32:16 ID:???
アモロは喧嘩林よりも強くなったんだろうな…

629 :森崎名無しさん:2010/01/24(日) 09:35:51 ID:???
キャプ森でGKは喧嘩が強くなる法則が成り立つ

630 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/24(日) 20:25:06 ID:xygh5VL2
最終回前ですが今日はお休みします。
レス返信もまた明日ということで……
どうもすみません。

631 :森崎名無しさん:2010/01/24(日) 20:35:42 ID:ByH2FKeo
犬との指輪のやり取りを書くのにガッツを使い果たしたのですね、わかります

632 :森崎名無しさん:2010/01/24(日) 20:36:44 ID:???
乙ですゆるりと最終回執筆してください正座で待ってますんで!

633 :森崎名無しさん:2010/01/25(月) 08:57:06 ID:???
(つД`)ウェーン

634 :森崎名無しさん:2010/01/25(月) 20:10:46 ID:???
ちがうよ
わーるどべーすぼーるくらしっく編を執筆中なんだよ

635 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:13:42 ID:C1mJhFOI
>>622
その日によって違う人かもしれませんがいつもありがとうございました
これでどれだけ元気を貰ったことか

>>623
海のコックさんです
イースト・ブルー編はどのエピソードも大好きです

>>624
どんでん返しなどない!……と思います

>>625
1年以上やっていた中では初めてになるようです
無事完結まで来れて一安心ってところです

>>626
このスレタイにしてよかったと心から思いました

>>627
とりあえず史実にあわせてW杯制覇は成し遂げたことにします

>>628-629
SGKK(スーパーグレートケンカキーパー)としての地位は確立できた……かな?

636 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:14:54 ID:C1mJhFOI
>>631
かなりヤバめだったことは否定できません
最終回でもかなり消費しましたが!

>>632-633
お待たせしました、ようやく書きあがりました

>>634
そ、それは…… その……

……では本編を再開します!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


その後――
現実世界に帰還したアモロは異世界での経験を糧とし、3年後に見事フランス代表入り。
その後長らく正GKとして君臨し、同じく代表入りしていたボッシ・ルストらと共に
98年のフランスのW杯初制覇に大きく貢献した。
そして引退後は指導者として後進の育成に努めていたが、
74歳の時に心筋梗塞で倒れ、帰らぬ人となった。生涯独身であった。
その数年後のある日、アモロの墓石の前に「遠い世界のキャプテンに捧ぐ」と記された花束が届いていたが、
それがどこから届いたのかは最後までわからなかった。
ただボッシとルストだけは心当たりがあるようであったが、
その二人もそれを語らぬまま故人となり、謎は謎のまま葬られたのであった。


* * * * *

637 :森崎名無しさん:2010/01/25(月) 21:16:04 ID:???
そんな・・・

638 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:16:44 ID:C1mJhFOI
「双六さんはそれから30年後に亡くなった。
 あの大会から1世紀経った今では思い出す回数もずいぶんと減った。
 仲間たちとは童実野カップ制覇以降、なかなか会えていない。
 最後に大人数が集まったのはもう10年も前だろうか?
 雷電娘々さんは空中感覚のよさを買われて体操へ挑戦。
 童実野町出身者では初のオリンピック出場を果たした。
 ガイアさんはアモロスターズのキャプテンをやっている。
 アモロ様の作ったチームでもう一度優勝したいのだそうだ。
 炎の剣士さんは某焼き鳥の押しに負けて結婚。
 パパになってしまわれて、おめでとうと言うか何と言うのか…… 頑張って欲しい。
 ルイーズさんは青眼の白龍の1匹と駆け落ちして北の大地へ。
 KCの追っ手をかわすのに苦労しているらしい。
 ダンジョンワームさんとワームビーストさんはファニーラビッツに移籍して活躍している。
 相変わらず仲が良く、今ではコンビプレイでは並ぶ者なしの腕前だとか。
 ワイトさんは本格的に料理の道へと進み、とある一流料理会で七包丁なる地位を得た。
 時々無料でご馳走をふるまってくれる使える人だ。
 BMさんはまたシルバーファラオに戻り、後輩たちを指導している。
 ファラオとはなんとか和解出来たらしい。本当によかった。
 BMGさんもシルバーファラオに戻ったが、噂によると最近独立し、浅草のロック座で働き始めたらしい。
 いろいろ思うところはあるが、大都会でぜひ一旗あげてほしい。
 シルバーフォングさんは武者修行の旅へ。
 漢字で日記を書けるようになるまでは帰ってこないつもりらしい。

639 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:17:54 ID:C1mJhFOI
 ゴキボールさんはアモロスターズの副キャプテン。
 ガイアさんを補佐し、DF陣のリーダーとしてよくチームをまとめているらしい。
 デーモンさんは猥褻物陳列罪で刑務所にいる。アモロスターズの選手ならばそう珍しいことではない。
 スライムさん、パンプキングさん、グリフォールさん、翼竜さん、きのこマンさんは全員実家へと帰ったらしい。
 バトルマンさんとは闘いの儀以来お会いしていないが、友を救うために過去へ旅立ったと聞いた。
 きっとあの人は苦しむ人々の涙のためにこれからも戦い続けるのだろう。
 ピッコロさんはお父上と意見が合わず、現在別居されているらしい。
 他人の家庭問題には立ち入りたくないが、どうか早く解決されることを願っている。
 それともうひとり、エルフの剣士は…… 知らない。

 そして私は今……」


一区切りついたところで、ホーリーエルフはペンを置く。
するとそれを待っていたかのように、書斎のドアをノックする音が響いた。

ホーリーエルフ「どうぞ」

???「失礼します。どうですか、原稿の方は?」

ホーリーエルフ「最終章に入ったところです。今週中にはお渡しできそうです」

???「ほう、それはよかった! 上司にせっつかれなくてすみますよ」

入ってきたのはホーリーエルフが懇意にしているKC出版の編集者であった。
現在ホーリーエルフは文筆業で生計を立てていた。
そして今書いている作品は、童実野カップ初代優勝チームのアモロスターズの軌跡をまとめたもの。
来年に行なわれる童実野カップが第百回を迎えるにあたり、タイアップ企画として持ち上がったものだった。

640 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:18:52 ID:C1mJhFOI
編集者「そうそう、今日伺ったのは進捗状況を確認するためだけじゃないんです。
     その原稿のタイトルがまだ決まっていませんので、その相談をと」

ホーリーエルフ「それでしたらもう考えてあります。この通り……」

ホーリーエルフはタイトル案を記したメモ書きを編集者に見せる。
それを一読した編集者は、少し困ったような表情を見せた。

編集者「うーむ、ちょっとインパクトに欠けますねぇ。もう少しキャッチーなものを……」

ホーリーエルフ「申し訳ありませんが、そのタイトルだけは譲れません。
         これを承諾していただけないなら原稿もお渡しできません」

編集者「……そこまで仰るのでしたら仕方ありません。タイトルは『キャプテンアモロ』でいきましょう」

ホーリーエルフ「はい」

にっこりと微笑むホーリーエルフ。
編集者もやっぱりかなわないな、とばかりに苦笑する。

ホーリーエルフ「(アモロ様…… 私はアモロ様のことを忘れません。
           だから書き続けます。アモロ様の事を。
           いつか私が消えても、時代が変わっても、アモロ様の名前が残るように……)」

* * * * *

641 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:19:50 ID:C1mJhFOI
数日後。『キャプテンアモロ』の仕事を終えて時間のできたホーリーエルフは、久方ぶりにBM師弟と会う機会を得た。
自宅に二人を招きいれたホーリーエルフは、紅茶を片手に歓談を始めた。

ホーリーエルフ「相変わらずお元気そうで」

BMG「えへへ、なんとか元気でやってます」

BM「そちらこそお変わりないようで何よりです」

ホーリーエルフ「カードの精霊は長命ですから。……人間もそうであればよかったのですが」

BM「あの方のことですか」

ぼかした言い方ではあったが、誰の事を指しているのかはわかりきっていた。
ホーリーエルフはゆっくりと頷く。

ホーリーエルフ「長生きしすぎるのも毒ですね。昔のよかったことばかり思い出してしまう」

BM「……私や弟子が元は人間だったことをご存知ですよね」

ホーリーエルフ「はい?」

突然話題を変えられて頭が追いつかず、ホーリーエルフは珍しく間の抜けた返事をする。
それでも構わずにBMは淡々と話を続けた。

BM「3000年以上も昔、私と弟子はエジプトでファラオにお仕えしておりました。
   そして盗賊王との戦いで命を落とした私は魂を石盤に宿すことで新たな命を得て、
   ファラオを守護する精霊として今日までの時を生きてきたわけです」

ホーリーエルフ「あの、それが何か?」

BM「魔術についての素養があったとは言え、私は元人間。つまり……」

642 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:20:50 ID:C1mJhFOI
???「……同じ人間の俺にだってやってやれなくはないってことさ」

ホーリーエルフ「!!!」

いつからそこにいたのか。
BMが腰掛けていた椅子の陰から、一人の青年が姿を現す。

ホーリーエルフ「ゆ、め……?」

???「じゃねーよ。そこまで悪趣味な仕掛けはせんぞ、俺は」

ホーリーエルフ「……!」

矢も盾もたまらず、ホーリーエルフはその青年の胸に飛び込む。
それを横目で見ながら、BMGはBMと小声で喜び合う。

BMG「上手く行きましたね、お師匠サマ!」

BM「ああ。……さあ、もう私たちの役目は終わった。帰ろうか」

BMG「はい!」

そっとBM師弟はその場を立ち去る。
そして外に出た二人を、空に浮かぶ満月が出迎えた。

BMG「きれい……」

BM「あの日も満月だった。これが運命というものなのかもしれんな」

BMG「あ、お師匠サマ詩的ー! そして素敵ー!」

643 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:21:50 ID:C1mJhFOI
……その後、『キャプテンアモロ』には後日談が急遽書き加えられたという。
その結末は、もちろん……



――――― キャプテンアモロ・完 ―――――

644 :森崎名無しさん:2010/01/25(月) 21:21:51 ID:???
ボッシとルストのこと、たまにでいいから(ry

645 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:23:06 ID:C1mJhFOI
……というわけで完結です。
この1年半は長かったような短かったような、月並みですが本当にそんな感じです。
これからは一読者に戻って本編・外伝共に楽しもうと思います。
たまーにコテで出現する時もあると思いますが、
その時は「こんな奴もいたなあ」と生暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。

それではまたね!

646 :森崎名無しさん:2010/01/25(月) 21:23:49 ID:???
おつかれさまあああああ!!

647 :南野衿人君:2010/01/25(月) 21:25:56 ID:???
うおおおおお!乙!乙!圧倒的な乙でありました・・・ッ!!

ガッツ切れによく耐えて頑張った!感動した!!

今はゆっくりとお休みくださいませ〜
そして、いつかあの二人と一緒にあちのスレにも遊びに来て下さいませ

では、最後に敬意を表して…

  敬礼!!

648 :森崎名無しさん:2010/01/25(月) 21:29:22 ID:QmVNWA6M
ありがとう!

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