キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ガッツは】ファイアーモリブレム14【寝て増やせ】
1 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/03/15(月) 12:13:31 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
このスレの物語やキャラの性格は原作とは少し違うところがございます。閲覧する際はご注意を。
〜これまでのお話〜
森崎とアベルの活躍で、見事アカネイアパレスを奪還したマルス率いるアカネイア同盟軍。
その後お世話になったアカネイアの人々を集めて、パレス解放の祝いの宴としてサッカーの親善試合を開くことに。
そして試合前日の夜。森崎はマルスとこれからも解放戦争とサッカー、両方で共に戦っていこうと誓いを立てる。
だが、今回集められた対戦相手の中には森崎がよく知る人物たちが含まれていたのだ。
元全日本Jrユースの面々。早田、松山、若島津、そして日向。彼らはここ数年で急変した日本サッカー協会の指示で
海外サッカークラブに籍を置き、2年後に行われるワールドユース大会に備えて日々腕を磨いているのだ。
そんな彼らはこの試合に森崎が負けたら自分たちの仲間になれと誘ってくる。
試合は現在1-1の拮抗した展開。果たして森崎の運命は…?
☆前スレ
【HPより】ファイアーモリブレム13【容量が危ない】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1266326984/l50
登場人物、戦闘の計算式などテンプレは
>>2
からになります。
616 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/03(土) 22:48:22 ID:???
ウェンデル
成長判定H→ ハートQ→1上がった!
成長判定力→ スペード6
成長判定技→ ハート7
成長判定速→ ダイヤ9→1上がった!
成長判定運→ クラブ7
成長判定武→ ハート2
成長判定守→ ダイヤ7→1上がった!
成長判定魔→ クラブ3
ウェンデル 司祭 レベル4 EXP10 4戦3勝0敗
成長率
HP24/24 ○
力 5 ×
技 3 △
速 14 △
運 1 ○
武 13 △
守 7 △
魔 6 ×
以上のようになりました。
617 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/03(土) 22:49:32 ID:???
カシム
成長判定H→ クラブ4
成長判定力→ ハートA→1上がった!
成長判定技→ スペード5
成長判定速→ クラブK
成長判定運→ クラブ5
成長判定武→ ダイヤA→1上がった!
成長判定守→ スペードJ
成長判定魔→ クラブ9
カシム ハンター レベル12 EXP0 15戦5勝0敗
成長率
HP28/28 ◎
力 18 ○
技 9 ○
速 12 ○
運 7 △
武 10 △
守 6 △
魔 4 ×
以上のようになりました。
618 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/03(土) 22:50:36 ID:???
バーツ
成長判定H→ スペード8→1上がった!
成長判定力→ クラブ9
成長判定技→ ハート3→1上がった!
成長判定速→ クラブ6
成長判定運→ ダイヤ3→1上がった!
成長判定武→ スペード4
成長判定守→ スペード7
成長判定魔→ ダイヤ3
バーツ 戦士 レベル17 EXP40 21戦12勝0敗
成長率
HP32/32 ○(今回◎)
力 16 ○
技 12 ○
速 20 ○
運 14 ◎
武 8 △
守 12 ○
魔 1 ×
以上のようになりました。
619 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/03(土) 22:51:37 ID:???
マリア
成長判定H→ クラブ3
成長判定力→ ハート6
成長判定技→ ハートJ
成長判定速→ スペード7
成長判定運→ スペード5
成長判定武→ ハート9→1上がった!
成長判定守→ スペード9
成長判定魔→ ハート5
マリア シスター レベル7 EXP10 0戦0勝0敗
成長率
HP17/17 ×
力 3 ×
技 3 ×
速 3 △
運 5 △
武 8 ◎
守 6 ×
魔 5 ×
以上のようになりました。
620 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/03(土) 22:52:43 ID:???
リンダ
成長判定H→ クラブ6
成長判定力→ クラブ9
成長判定技→ スペード5→1上がった!
成長判定速→ スペードQ
成長判定運→ ダイヤ9→1上がった!
成長判定武→ クラブK
成長判定守→ スペード6
成長判定魔→ クラブ2
リンダ 魔導士 レベル5 EXP60 3戦1勝0敗
成長率
HP18/18 ○
力 3 △
技 9 ◎
速 9 ○
運 11 ◎
武 10 ◎
守 3 ×
魔 5 ×
以上のようになりました。
621 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/04(日) 00:03:52 ID:???
長い戦いの末、ついにアカネイアパレスを奪還したアリティアのマルス王子率いるアカネイア同盟軍。
この快挙に人々は歓喜し、ドルーア帝国によって打ち砕かれた希望の光を取り戻しつつあった。
宗主国アカネイアの復活。それは、この暗黒戦争の逆転の始まりでもあった。
ドルーアと同盟を結んでいたマケドニア、グルニアの両国からも徐々に不満と不安の声が漏れてくる。
マケドニア前王もといミネルバ王女を支持する一派は完全にミシェイル現王と手を切り、アカネイアの軍門へと下る。
グルニアでも内乱が頻繁に起こり始めていた。指導力が無く、ドルーアの言いなりとなってしまっている
気弱な王に愛想をつかした兵の過半数が既に槍を置き、アカネイア同盟軍と手を結び始めていた。
そして、この傾きつつある状況を打破せんため、アカネイア同盟軍の次の目的地であるアリティアの隣の国である『グラ』にて
ドルーア同盟の代表者による会議が行われようとしていた。
グラ王宮の小さな会議室に集められたのは、
『伝説の竜騎士アイオテの再来』と呼ばれ、武力と知略を併せ持つマケドニア現国王ミシェイル。
アカネイア大陸最強と名高い『黒騎士団』を率いるグルニアの名将軍カミュ。その側近のベルフ、ライデン、ロベルト。
最新鋭の武装を任されるグルニア戦車隊隊長ギガッシュと、副官のベック。
そして、現グラ国王ジオル。
グラはもともとアリティアとの同盟国であったが、ドルーアの勢力にいち早く屈し、裏切ったのである。
現グラ国王であるジオルは、アリティアからの報復を恐れ、マケドニア、グルニアからの応援の要請を強いたのである。しかし…
ジオル「な、なんだと!?何故だ!何故竜騎士団を増援によこさぬ!軟弱な天馬騎士ごときでは
パレスを奪還したアカネイア同盟軍は倒せぬぞ!」
ジオルは拳をワナワナと震わせ、赤く炎のように燃える長髪を靡かせるミシェイルに激昂する。
ミシェイル「ジオル閣下、よくお聞きください。竜騎士団の多くの部隊はマケドニア周辺の戦いに駆り出されています。
パレスを奪還したアカネイア軍はいつマケドニアに攻めてきてもおかしくない。
申し訳ないが、自国のことは自国で賄っていかなければならない。今はそういう状況ではないのですか?」
622 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/04(日) 00:05:13 ID:???
あくまで淡々と、感情の篭っていない言葉を返され、ますますジオルの顔は怒りに染まっていく。
ジオル「そんなことは分かっておるわ!だが今一番危険なのは奴らに祖国を奪還されること!
このグラ国を突破されてしまえば……アリティアは完全に蘇ってしまう!
メディウス閣下が最も恐れることは何かお忘れか!」
カミュ「…英雄アンリの再来、か」
約100年程前。辺境の開拓都市アリティアのたった一人の青年の力により、ドルーア帝国、メディウスは一度滅ぼされた。
メディウスを退け、神剣ファルシオンに選ばれた伝説の勇者こそ、マルスの祖先である英雄アンリなのである。
ミシェイル「……何をおっしゃるやら。既に神剣ファルシオンはドルーアの司祭ガーネフ殿に預けておいているのだろう?」
ジオル「……ぐ、そ、それは……」
カミュ「マルス王子…僅かな兵のみでタリスで挙兵をし、この短期間で没落寸前のアカネイアを救った救国の英雄。
若干16歳と聞くが、なかなかの猛将のようだな。アンリの再来と呼ばれることもあるらしい。だが……」
ミシェイル「神剣ファルシオンが無い限り、メディウス閣下を倒せるものは存在しない。
ならば、後は精々これ以上士気を上げられぬようにここで時間稼ぎに精を出すのが懸命では?」
ジオル「だ、だが!今のグラの国力では素通しもよいところだ!だからこうして援軍の要請を……」
ミシェイル「……ですから、天馬騎士をこうして派遣したのでしょう。これが我がマケドニアができる最大限の譲歩ですよ」
ジオル「む…ぐぐ…(前王を暗殺して実権を握ったという野心の塊め…貴様の中ではグラ国など時間稼ぎの駒というわけか…!)」
悔しさで顔をゆがめるジオル。そんな彼を前にしてカミュはしばらく考えていたが、やがて決心したように前に歩み出る。
カミュ「ジオル閣下。我々グルニアの戦況もあまり芳しくはありません。しかし、この最新鋭の戦車隊を置いてゆきます。
ギガッシュ、ベック。ジオル閣下をお守りしてくれ」
623 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/04(日) 00:06:18 ID:???
カミュに紹介されたグルニア戦車隊の隊長と副官はおずおずと前に出ると自己紹介を始める。
ギガッシュ「グルニア戦車隊隊長ギガッシュでしゅ!」
ベック「副官のベックなんだな〜よろしくなんだな!」
部屋に立ち込めていた沈痛な空気を吹き飛ばそうと、彼らなりに勤めて明るく振舞ったつもりだったのだが…
ジオル「ええい!ふざけた奴らめ!私を馬鹿にしているのか!カミュ将軍!お主の部下の黒騎士団は用意できぬのか!!」
カミュ「…申し訳ありません。グルニア本土ではロレンス将軍を筆頭に孤軍奮闘を続ける将軍が多く、
今は少しでも黒騎士団は本土の戦いへと回しているのです。しかし…このグルニア戦車隊も誇りあるグルニア騎士。
決して黒騎士団には劣りません。御安心ください」
ライデン「(カミュ将軍はああ言ってるけど……本当にあの二人、使えるのか?)」
ベルフ「(馬鹿、お前知らないのか?あのギガッシュ将軍は最新鋭兵器『エレファント』の開発総責任者なのだぞ)!?」
ロベルト「(げえぇ!?『エレファント』ってあの『エレファント』!?それってマジ!?)」
側近3人が語る通り、ギガッシュ将軍とその副官ベックはグルニアのシューターのほぼ全てを開発、設計してきたスペシャリストなのである。
単純な巨大な矢や石を飛ばす『クインクレイン』や『ストーンヘッジ』を強化、改良した
電撃弾を発射する『サンダーボルト』。そして灼熱の砲弾を発射する『エレファント』を扱っているのだ。
ギガッシュ「安心してオイラたちに任せるでしゅ!」
ベック「なんだな〜」
見かけは頼り無さそうな二人だが、名将カミュのお墨付きということで、ジオルは少し機嫌をよくする。
624 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/04(日) 00:07:49 ID:???
ジオル「………くっ、まぁいい。こうなればワシも腹をくくるわ!最前線に傭兵隊を配置しろ!
その後ろには戦車隊を一列に並べてアカネイア軍を待ち受けるのだ!
ご自慢の大砲の一斉掃射で奴らを粉みじんにしてしまえ!!」
ギガッシュ「了解でしゅ!」
ベック「なんだな〜」
ジオル「(ほ、本当にこいつらで大丈夫なのかのう……?)」
ジオルの心配をよそに、ミシェイルとカミュは足早にグラ王宮を後にした。
==============================
一旦ここまで。しばらくNPCシーンが続きます……
625 :
森崎名無しさん
:2010/04/05(月) 08:09:12 ID:???
乙ですー
敵キャラ濃いっすね!活躍に期待です(味方が死なない程度に)
626 :
森崎名無しさん
:2010/04/05(月) 13:03:37 ID:???
俺としては早くロリ成分を・・・
627 :
森崎名無しさん
:2010/04/05(月) 16:04:39 ID:???
ツンデレ属性のロリ妹姫ではご不満かい!?
628 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:22:49 ID:???
>>625
乙ありがとうございます!ギガッシュという名前はプレイ当時は特に何も感じていなかったのですが……w
魅力的な敵キャラを描けるように、頑張っていきたいです!
>>626-627
マリア姫はどうしてあんなことになってしまったのでしょうか…w
一応ツンデレシスター枠は別に用意しておく予定だったんですけどねw
===================================
グラ国北西の小さな村。ここに一人の司祭と一人の将軍がいた。
一人はグルニアの司祭ヒムラー。雷の魔法に精通し、グルニア一の魔道の使い手と称される老将軍である。
そしてもう一人は、ディール要塞で森崎達を苦しめたマケドニアの重将軍ジューコフである。
グラ王宮に赴いた主君の帰りを、この村の民家で待っているのである。
ヒムラー「ほほう…すると、やはりガーネフ殿はカダインに?」
ジューコフ「うむ。アカネイアパレスを奪還され、この戦争の義は既に決した。
もはやドルーア帝国と同盟を結んでいるのはグラ、グルニア、マケドニアの三国のみ。
ガーネフ様の故郷でもあるカダインの司祭や魔導士たちも心情が大いにぐらついているのだという」
ヒムラー「なるほどのう。いまカダインはガーネフ殿の息がかかった暗黒司祭と
ウェンデル殿が育成した魔道学校の弟子たちとで町を二分してると聞く。
カダインを制圧できれば、少しはドルーア同盟も勢力を盛り返せるという判断か」
ミシェイル「その通りだ。少なくとも、まだこの戦争の雌雄は決したわけでは無い」
ジューコフ「ミシェイル殿下!これはお早いお戻りで」
王宮を後にしたミシェイルとカミュ達が民家に訪れた。
ミシェイル「ジューコフ将軍。貴公は俺と共にカダインに来い。どうやらガーネフが
俺たちマケドニアの手をなんとか貸して欲しいらしくてな」
629 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:24:35 ID:???
ジューコフ「はっ。了解いたしました。……カダインの青二才の魔導士どもだけでは流石に辛いでしょうしなぁ」
ミシェイル「……ふっ、そうかもな。話は変わるが、ディール要塞の件は、面倒ごとを押し付けてすまなかったな」
ジューコフ「いえ。これも全てはミシェイルどののお考えあってこそ。あのアカネイア同盟軍の力を利用して
ドルーアとの不利な条約をうまく掻い潜り、マリア王女を開放できたのですから」
満足げに頷くジューコフと、それを見て不敵に笑うミシェイル。
ミシェイル「(くくっ…ミネルバよ。貴様は所詮このミシェイルの手の中で踊っているに過ぎない。
そのまま順調にドルーアの権力を削り、我々の動きの制約を取り除いてゆくのだ)」
マケドニアとドルーアの同盟関係は決して平等なものではなかった。その原因は先王であるミシェイルの父親が
最後の最後までドルーアとの同盟を結びはしないと必死に抵抗を続けていたからである。
多くの根回しと策略の果てに、ミシェイル率いるマケドニア軍はようやくドルーア帝国と対等に話をつけられる存在へとなっていたのだ。
ミシェイル「(先日のパレスでの敗北で、ようやく奴らも俺たちの力無くしては勝利などありえぬと悟ったようだしな。あとは……)」
ミシェイルは司祭ヒムラーと話をしているカミュの方へと視線を向ける。
カミュ「そうか。それではヒムラー司祭はグルニア本国へ?」
ヒムラー「うむ…さすがに寄る年波には勝てそうにないからのう。
せめてこのヒムラーの最後の決戦は故郷でと言う願いが上に通ったのじゃよ」
カミュ「あなたは本来ならば、王の側近として国の未来を支えていく人物だった……
どうか希望を捨てずに。あなたはグルニアの後継者を育てていくという使命があるのですから」
ヒムラー「ほっほっほ…まさかあの高名なカミュ将軍にそこまで期待の言葉をかけてもらえるとは、ありがたやありがたや…
それでは、この魔道書を預かっておいてはくれませんかのう?」
630 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:26:27 ID:???
カミュ「………これは、『トロンの書』?ヒムラー司祭、あなたの最も得意とする呪文の書では?」
ヒムラー「カミュ殿。先ほどあなたはグルニアの後継者を育てると言っておったな。ならば…この意味が分かるはずじゃて」
カミュ「(ヒムラー殿……あなたは、まさか)」
ヒムラー「(カミュ殿。残念じゃが、今のグルニアの国は腐りきっておる。あの国の中ではたとえ将来有望な若者が生まれようとも
その力の芽を伸ばすことも出来ずに彼果てさせてしまうじゃろう。
そうならぬために…グルニアは一度生まれ変わらなければいかんのじゃ)」
カミュ「…………」
国を憂い、思うがための彼の意志を汲み取ったカミュは、静かにヒムラーから『トロンの書』を受け取った。
ミシェイル「話は済んだか?カミュ将軍。実は、貴殿にも一度カダインに来て欲しいと通達があったのだが……」
カミュ「…いや、私は少しこの村に残ってやらなければならないことができた。
先にベルフ達を先行させる。私も後でカダインへと赴こう」
ミシェイル「分かった。貴殿とこうして肩を並べて戦える機会ができたのは俺も嬉しくてな。
なにせ『大陸最強』の力を間近で見ることができるのだからな。貴殿の到着、心待ちにしているぞ」
優雅で不敵な笑みは崩さず、しかしその表情はどこか無邪気な子供を思わせるような朗らかさであった。
ミシェイル「(グルニアのカミュ将軍。この男の力さえあれば……俺の野望は成就されたも同然だ)」
こうして、グラの民家にカミュだけを残し、
ミシェイル、ジューコフ、ベルフ、ライデン、ロベルトはカダインへ、
ヒムラーはグルニアへと進路を取った。
631 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:29:02 ID:???
一方その頃。グルニアの戦車隊を戦場へと配置し、陣頭指揮をとっている一人の若い男がいた。
その煌びやかな金髪は日光の輝きの反射を受け、小麦のように輝きを放っている。
その端正な顔立ちは、どこか貴族を思わせるほどのものであったが、
彼の肩当てに無数につけられた多くの傷が、彼が歴戦の傭兵であることを物語っていた。
ギガッシュ「アストリアどの〜。この『ストーンヘッジ』部隊はどこに配置すればいいんでしゅか?」
アストリア「ああ、それならばもっと左だ!そう、そこの崖の近くが適している」
ギガッシュ「了解でしゅ!」
アストリアと呼ばれたその青年は、太陽のような存在感を現しながら部隊に指示を出していた。
ベック「しっかし、アストリアの旦那は張り切って仕事してるんだな。この国の近衛兵なのか?」
アストリア「いや、俺はただの流れの傭兵だ。……国を追われ、職も、主君も失った俺を雇ってくれたのがこの国の領主だっただけさ」
ギガッシュ「ふ〜ん。そのわりには、まるで騎士のような立派な立ち振る舞いでしゅね」
ベック「そうなんだな〜。まるで王宮の騎士様みたいでかっこいいんだな〜。おいら達みたいな平民上がりとは比べ物にならないんだな〜」
アストリア「……王宮の騎士、か。そんな立派な肩書き、俺なんかに相応しくないよ。ははっ」
自虐じみた表情を下に向け、アストリアは寂しく笑った。
ギガッシュ「………?」
ベック「(なにか訳がありそうなんだな……)よかったら、おいら達に相談してみるんだな。
戦いの前にそんなしょぼくれた表情だと、先行き不安なんだな〜!」
純朴で和やかな笑顔を向けてくるベックに、アストリアは一瞬躊躇したが、ゆっくりと自分の生い立ちを語った。
632 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:31:05 ID:???
ギガッシュ「すると……アストリアしゃんは、失った主君と故郷で待っている恋人たちのために戦っているのでしゅね」
アストリア「ああ。俺の故郷の仲間たちはドルーア帝国に捕虜として捕らえられているはずだ。
ドルーアに捕まった捕虜たちは無碍な扱いを受け、奴隷のように働かされているらしい。
ならば少しでもドルーア帝国に気に入られて、自らの手で救い出すしかないのだ」
ベック「ド、ドルーア帝国がそんな酷いことをしていただなんて…おいら知らなかったんだな〜。こ、怖いんだな〜」
ギガッシュ「…悔しいけど敗残国にはよくある光景でしゅ。けれども、
せめて自分の主君と仲間たちだけは救い出したいと…そういうことでしゅね?」
アストリア「ああ。グラの国王は捕虜収容所の看守と親しいと聞いているからな。この戦いで実績を残せば
きっとアイツを……ミディアを救い出すことができる!」
ベック「へぇ〜。そのミディアちゃんってのはやっぱり可愛いのかな〜?」
ベックとしては何気ないからかいを含んだ単純な質問だったのだが、この言葉を聞いたとたんアストリアの表情は激変した。
アストリア「ああ!それもちろん!彼女こそこのアカネイア大陸で唯一絶対の存在であり至宝なのだ!
人間国宝という言葉は彼女のためにあるべきものだろう!サファイアのようなすんだ青の瞳、
絹糸のような艶やかな青髪、小柄で華奢で抱きしめてしまえば折れてしまいそうなのに芯が強く生一本で
騎士としても男顔負けの剣の腕前を持ちその指揮能力と併せて蒼玉の聖騎士と国から称され
疾風のような槍捌きで多くの敵兵を蹴散らす姿はさながら天界の戦乙女と尊ばれることも多いのだ。
ああミディア君の瞳は星の瞬き君の声は小鳥のさえずり」
ベック「わわわわ、な、なんか危険なスイッチが入っちゃったんだな〜!」
ギガッシュ「そ、それほどまでに大切に思われてる娘しゃんは幸せ者でしゅね……タハハ」
アストリア「ああ!俺はこの戦いが終わったらミディアを助け出し幸せにするんだ!
そのためにも君たちグルニア戦車隊の協力は必要不可欠!さァさァ、戦闘準備を進めるぞォーーーー!!
よし、いこう!いこうぜみんなぁーーーッ!!」
633 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:32:08 ID:???
絶叫のような恥ずかしいアストリアの雄たけびは、グラの王宮の隅々まで響き渡ったという。
ギガッシュ「随分熱い、まるで太陽のような男でしゅね……でも、こうなったらとことんやるっしゅ!」
ベック「アストリアさんのためにも、アカネイア同盟軍を蜂の巣にしてやるんだな〜!!」
元アカネイア歩兵部隊隊長『太陽の勇者』アストリア。グラの大地にて、悲運にもアカネイア同盟軍を待ち受けることになる。
そして彼の周りにいる傭兵隊や重騎士、戦車隊はあまりの恥ずかしさに
まるで眩しすぎる日光から目を背けるように、顔を下に向けていたという……
第11章 恥ずかしの大地グラ
モロドフ「森崎殿、森崎殿。そろそろ作戦会議の時間ですぞ!」
森崎「分かってるって、そう急かすなよモロドフさん!」
先日、戦死したカインの代わりに改めてジェイガンからアリティア王宮騎士団の隊長に任命された森崎は
作戦会議に顔を出すことを義務付けられていたのである。
森崎「(むぅ…立場が立派になればなるほどこうして自由時間を束縛されていくのか?やるせないぜ)」
モロドフ「む?ひょっとして今もっと自由な選択をしたいと思っていませんでしたかな?」
森崎「ギクゥ!」
モロドフ「ふっふっふ…それが、あるのですじゃ。隊長職にだけ許された特別措置!その名も…
『強化指定兵士選択システム』じゃ!」
634 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:33:10 ID:???
森崎「なにィ!『教科指定兵士選択システム』だとォ!?」
モロドフ「隊長に求められるのは戦場での指揮だけでは無いのじゃ。部下の育成や躾もこなしていかなければいかんのじゃよ」
森崎「へぇ〜。つまり、俺直属の部下を仲間の中から指定できるって訳か」
モロドフ「さらに、今の森崎殿は成長の限界に達してしまっている。これでは経験値があまりにも勿体無いとお思いじゃろう?」
森崎「そうなんだよ〜。さすがモロドフさん、話がわかるぜ」
モロドフ「上級職以外でレベルが12以下の兵士に限り、森崎殿が習得した経験値が、全て指定した兵士に送られることになるのじゃ」
森崎「ほう。つまり、指定した選手はおのずと成長も早くなるというわけか」
モロドフ「その通りじゃ。もちろん自分の部下にするには一定の評価値が必要なのじゃが…
先日のアカネイアカップMVPが効いておるのじゃろう。該当する兵士のほぼ全てを選択可能じゃ」
森崎「へへ、頑張った甲斐があるってもんだぜ。ちなみに、その強化指定兵士は
やっぱり俺と同じ部隊じゃないと駄目なんだよな」
モロドフ「そりゃそうじゃ。じゃから、若干の戦力ダウンも受け入れなければいけないということじゃな。
しかし、今のおぬしの実力ならば、そうそう遅れはとらんじゃろうて」
森崎「ん…まぁな。それじゃあ早速選ぶとするか!」
モロドフ「それではこのリストの中から強化指定する兵士を選択するのじゃ!」
635 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:34:11 ID:???
☆『強化指定兵士』に任命する仲間を【一人】選択してください。
Aドーガ
Bリフ
Cジュリアン
Dレナ
Eマリク
Fバヌトゥ
Gマリア
Hリンダ
Iジェイク
Jトムス
Kミシェラン
Lトーマス
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
636 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 20:34:53 ID:vV+uGbnk
C
637 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 20:37:49 ID:???
それぞれのレベルくらいは表示してくれませんか?
638 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 20:41:11 ID:Zhm+Jv16
A
639 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 20:45:29 ID:A+pNNLOk
C
640 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/06(火) 20:54:29 ID:???
>>637
あ!マジのことを記載し忘れていました…訂正します。
レベルに関しての配慮が足らず申し訳ないです。現在の皆のレベルはこうなっております。
ちなみに、強化指定兵士は章ごとに設定し直すことが可能です。
Aドーガ…レベル8
Bリフ…レベル4
Cマジ…レベル9
Dジュリアン…レベル9
Eレナ…レベル9
Fマリク…レベル6
Gバヌトゥ…レベル4
Hマリア…レベル7
Iリンダ…レベル5
Jジェイク…レベル1
Kトムス…レベル4
Lミシェラン…レベル3
Mトーマス…レベル8
お手数をかけて本当にすみませんが、改めて投票をお願いいたします。
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
==========================
短いですが、今日はここまで。
それと、再来週開催予定の人気投票のことなのですが、このスレは登場人物が非常に多いです。
そのため、ある程度こちらでキャラクターを厳選させていただきますが(味方キャラと一部のキャプ翼キャラのみ)
このキャラだけは入れて欲しいという意見・要望がありましたら遠慮なくお願いいたします。
641 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 20:57:20 ID:2g3+mNPk
I
642 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 20:59:44 ID:47Ttx8KQ
F
643 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 21:01:10 ID:Zhm+Jv16
D
644 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 21:08:59 ID:aaDpmuws
I
645 :
森崎名無しさん
:2010/04/06(火) 22:38:34 ID:???
乙でした−
>>632
のアストリアがもし
>>469
ミディアを見てたら…
646 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 17:10:17 ID:???
普通にミディアはアストリアのああいうとこウザがってそう…
「これさえなければいい人なのに…」
647 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 17:31:21 ID:???
いや、ここまでのミディアの反応と態度からして恐らくこの二人はマルスとシーダ以上のバカップル
むしろ恥ずかしがりながらも喜ぶとかそういう反応をしそう
648 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 19:08:54 ID:???
それにしても太陽の勇者って聞くと別の誰か思い浮かべちまうな
649 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 19:26:14 ID:???
火鳥兄ちゃんか竜馬隊長ですねわかります
650 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/07(水) 20:41:13 ID:???
>>645
銀の剣を構えて一直線に日向に向かっていきそうですねw
>>646-647
お察しの通り、ミディアとアストリアの相互支援はめっちゃくちゃ高いです。
>>648-649
元ネタ調べてあらビックリ!こんな番組があったとは!
このスレでは、彼が習得している奥義があだ名の由来となっております。
ちなみに私の記憶の歴史では、勇者シリーズはマイトガインからでしたねぇ。
===========================
>Iリンダ…レベル5
モロドフ「ほっほう。リンダ殿ですな。彼女は大司教ミロア殿の娘で天性の魔法の才能を持っておる。
さらに家柄もよくて成長の伸びしろも大きい。良い選択をしましたな」
森崎「魔法使いはサッカーの試合でもブースト役として重宝するからな。育てておいて損は無い」
強化指定兵士を決定した森崎の下へ、早速リンダが現れた。
若く健康的なおみ足がすらりと伸びる、そんなロングスリットのローブに
身を包んだリンダは元気な笑顔で森崎に挨拶をした。
リンダ「こんにちは、森崎君。私を重点的に育てたいんだって?ありがたいわ。
もっともっと強くなって、マリク以上の魔導士になるのが、今の私の目標だもの」
生命力溢れる勝気な笑顔はこちらにまで元気を分け与えてくれるようだ。
彼女の魅力的な身のこなしも相まって、森崎は少し照れくさそうに咳をする。
森崎「ご、ごほん。さて、今回改めて俺の部下として一緒に戦ってもらうことになるわけだが……」
651 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/07(水) 20:42:48 ID:???
☆どうしますか?
A俺の戦い方を見てたくさん学んでくれよな。よろしく!(元気に握手を求める)
Bとりあえず俺のことは『隊長』と呼んでもらおうか(上下関係をしっかり決め付ける)
Cそういえばこの前買った『ブリザーの書』があったな。(リンダに『ブリザーの書』を渡す)
Dマリクとどういう関係なんだ?ただの魔導士仲間というわけではあるまい(マリクとの関係を聞いてみる)
Eよかったら俺にも魔法を教えてくれないかな?(魔法を教わる)
Fその他(好きなことをお書きください)
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
Fに同意する場合はアンカーなどをつけてください。
652 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 20:44:46 ID:2tl4eh+E
E
653 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 20:45:17 ID:+PWMf7VI
C
654 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 20:46:28 ID:0KznRM8+
D
655 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 20:48:09 ID:KiGd4ZKo
D
656 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/07(水) 20:57:56 ID:???
>Dマリクとどういう関係なんだ?ただの魔導士仲間というわけではあるまい(マリクとの関係を聞いてみる)
森崎「(部隊内の交流の流れを掴んでおくのは隊長として必要なことだと思うんだ。
相性の良い兵士を組ませると普段以上の力を発揮できるのは実証済みだ。
別に他人の色恋沙汰が気になるとかそんなんじゃないんだからね!)」
などという自問自答を繰り広げた後、森崎はリンダにマリクとの関係性を尋ねた。
森崎「そういえば…リンダはマリクとどういう関係なんだ?ただの魔導士仲間というわけではあるまい」
リンダ「え!?な、なによいきなり!?」
突然自分の交流関係について尋ねられたリンダは素っ頓狂な声を上げる。明らかにうろたえているという反応だ。
森崎「(むぅ…こいつは怪しい。もう一つ二つ問い詰めてみるべきか?)」
==========================
☆どうしますか?
A仲間をライバル視するのは結構だが、戦闘中に気を抜いたりするなよ。(軽く諌めて話を切り上げる)
Bそういえば、この前マリクの部屋に入っていったのを見たんだが…(パレスでの出来事を問い詰める)
Cマリクと今の自分、どっちが優秀な魔導士だと思う?(戦力的な見方で問い詰める)
Dあんなモヤシ男より俺みたいなタフガイの方が魅力的だと思うんだけどなぁ!(自己アピールする)
E率直に聞こう。リンダはマリクのことが『好き』なのか?(直球の質問をする)
Fその他(好きなことをお書きください)
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
Fに同意する場合はアンカーなどをつけてください。
657 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 20:59:02 ID:mj4ZuzyA
C
658 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 21:05:58 ID:Z+oU/122
C
659 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 21:11:02 ID:gZZlxTyk
B
660 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 21:22:43 ID:???
大抵部隊は分かれるし魔法要員が2人必要になるのも稀だから
マリクとリンダの補正は旨さ控えめだよな
森崎+アベル&カシムやマルス+姫が鉄板過ぎるだけかもしれんけど
661 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/07(水) 21:32:04 ID:???
>>660
この先展開によっては、強制的に部隊を分けられることもあったりします。
具体的には書けませんが、マルス、アベルなどの主力メンバーが出撃できない章も存在します。
そのために、ある程度サブメンバーも鍛えておいた方がいいかもしれません。
この章の敵は一部の部隊を除けば貧弱なので、良い経験値稼ぎになるでしょう。
=================================−
>Cマリクと今の自分、どっちが優秀な魔導士だと思う?(戦力的な見方で問い詰める)
リンダ「(マリクと…私の、どちらが優秀な魔導士ですかって?)」
森崎のあくまで部隊を率いる隊長として、リンダとマリクの戦力の差を当真面目な態度に、
勝手に舞い上がりかけたリンダも冷静に落ち着き払って答えた。
リンダ「…単純な魔法の威力だけなら、マリクの『エクスカリバー』より絶対に私の『オーラ』が上よ。
だけど、結局魔法の威力はその魔法の精霊を使役する術者の能力に左右されるわ。
私は様々な国の魔道の勉強を学んだわ。カダイン、マケドニア、グルニア、オレルアン…
だけど、それはあくまで本でしか得られない知識でしかなかった。
実戦形式での…相手を打ち滅ぼすことが目的の魔法に関しては……悔しいけど、確実に彼より劣っていると思う」
パレスでの戦闘で、自分の魔法は見た目の派手さに比べて殺傷能力が著しく低いことを実感した。
緊迫した戦場の中で素早く魔法の詠唱を行える力。そして魔法を『的』ではなく『人間』に当てることができる力。
この二つの力は実戦で培っていくことしかできない代物である。だからこそ、今回の強化指定兵士に選ばれたことを嬉しく思った。
リンダ「私はお父様の仇を討つため…もっと強くなりたいの。ううん、ならなきゃいけないのよ」
彼女の細い体の中に秘めた、極太の闘志の炎が燃え上がる。
マリクを越えるために。そして、最愛の父を屠った仇敵ガーネフを討ち滅ぼすために。
リンダ「私、頑張るわ。絶対にマリクより強くなってみせる!そのためだったら……どんな困難だって耐えて、乗り越えてみせるわ!」
そんな決意に震えるリンダを見て森崎は…
662 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/07(水) 21:33:41 ID:???
☆どうしますか?
Aああ、頑張れ!リンダのために俺も頑張るぞ!(リンダを積極的に応援する)
B強くなるのは構わない。けど、復讐のためってなんだか空しくないか?(必死すぎるリンダを諌める)
Cただ敵を倒すだけが強さに繋がるとは俺は思わないがな…(リンダに否定的な意見を述べる)
Dなぁ、そのガーネフという奴はどれくらい強いんだ?(ガーネフのことを尋ねる)
Eよかったらこの魔道書も使ってくれよ(リンダにブリザーの書を渡す)
Fその他(好きなことをお書きください)
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
Fに同意する場合はアンカーなどをつけてください。
663 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 21:34:27 ID:Z+oU/122
E
664 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 21:34:36 ID:mj4ZuzyA
E
665 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 21:43:03 ID:???
火竜に特効だっけ?ブリザー
666 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/07(水) 22:35:28 ID:???
>>665
はい、その通りです。オーラより軽いので連続攻撃にも適しています。
============================
>Eよかったらこの魔道書も使ってくれよ(リンダにブリザーの書を渡す)
森崎は、素直に彼女を応援したくなった。自分の弱さ、欠点を理解して、
遥かな高みを目指そうとしている彼女の姿勢はかつての自分と重なるものがあったからである。
そんなリンダの野望をサポートするべく、森崎は道具袋の奥にしまいこんでいた一つの魔道書を取り出した。
森崎「これ、この間道具屋で買ったんだけどさ。今のリンダに必要なのはこういった
小回りの利く扱いやすい魔法だと思うんだ。良かったら使ってくれよ」
そう言って、森崎がリンダに手渡したのは低級冷気魔法『ブリザーの書』である。
リンダの『オーラ』は威力は抜群だが詠唱時間も長く隙も大きい。
そのため一定の時間の中で連続的に攻撃することができないことが多い。それを懸念しての決断である。
リンダ「森崎君…私のために?」
ブリザーの書は森崎の手からリンダに手渡された瞬間、薄い冷気を纏いだした。
強力な魔力を秘めているリンダに反応しているのである。
森崎の誠意ある親切心に対してリンダが思ったことは…
==========================
部下への心遣い→ ! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ7以上→森崎の心意気に感動!リンダが森崎に対して片道支援(1)が発生!
ダイヤ6以下・ハート→リンダの森崎に対する評価が大きく上がる。
スペード・クラブ→リンダの森崎に対する評価が少し上がる。
クラブA→なんとブリザーの書なんていらないと突き返された!?
JOKER→森崎の心意気に心底から惚れこんだ!?
667 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 22:37:09 ID:???
部下への心遣い→
ダイヤ7
668 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 22:41:01 ID:???
ようやく女難の相が解決したと思ったら早速幸運がやってきたようです
669 :
森崎名無しさん
:2010/04/07(水) 23:39:59 ID:???
もりさくんのプレゼントこうげき こうかはばつぐんだ!
670 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/07(水) 23:56:43 ID:???
>>668
これは幸先いいですね。片道支援は相互支援に発展しやすいので、森崎にとっても非常に幸運ですw
>>669
そういえば、森崎が持っている『銀の槍』(武器レベルが足りず森崎は使えない)も交流を深める良い武器になりそうですね…
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部下への心遣い→ ダイヤ7
>ダイヤ7以上→森崎の心意気に感動!リンダが森崎に対して片道支援(1)が発生!
リンダ「(ノルダで私を助けてくれたときも、パレスでショーゼン達を倒したときも、
アカネイアカップで勝利を収めたときも、常に仲間のための行動をしてきたのよね……)」
森崎の仲間を思う素晴らしい行動力に、リンダは心から感動していた。
その献身的な精神は、彼女が敬愛する父親にも似ていて、リンダは少しずつ森崎のことを意識し始める。
リンダ「ありがとう森崎君。この魔道書、大切に使わせてもらうわ」
森崎から手渡されたブリザーの書を愛しい人を抱擁するかのように力強く抱きしめ、リンダは心からの礼を述べた。
森崎「お、おお。そうか(予想以上に喜んでもらえたな。気分がいいや)」
可愛い女の子にこんなにも喜ばれて悪い気はしない。森崎はにんまりと微笑んだ。
リンダ「(森崎君のこの思いに応える為にも、この戦い、いつも以上に頑張らなくっちゃ!)」
彼女自身気がついていない、新たな絆の芽生えの存在にリンダは戦場での奮起を決意するのであった。
※リンダの森崎に対する評価が大きく上がりました!
※リンダが森崎に対して片道支援(1)が発生しました。
※森崎からさらに積極的にアプローチをかけると、相互支援に発展します。
===========================
今夜はここまで。的確なプレゼント攻撃は相手の評価を一気に上げることができます。有効にお使いくださいね〜。
671 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 00:09:30 ID:???
でも、武器レベルあと1で使えるからもったいない・・・
672 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 00:22:18 ID:???
乙でございます
同じ魔導士でとても気のあうライバル
実は異世界から来た何処か亡き父を思い出させる部隊長
リンダが少女漫画の主役はれそうな状況な件について
673 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 00:37:09 ID:???
乙でしたー
ちなみに森崎の今の所持品
銀の槍 威力14 命中5 重さ7 武器7 ※使用できません
ドラゴンキラー 威力10 命中4 重さ4 武器7 ※使用できません
がんばりアクス 威力12 命中3 重さ9 武器2 重騎士・ナイト系特効
手斧 威力5 命中2 重さ9 武器3
今回貰ったドラゴンキラーは相手が竜以外のときでも結構使える性能だと思う。
森崎は1軍の中では素早さが低い方(現在13)だからそこそこ重い銀の槍は使わず、
軽いドラゴンキラーで再攻撃を狙っていくのもありかもしれない。
674 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 01:21:18 ID:???
HP少なめな森崎にブレスは脅威だし使って損は無い武器だと思うけど
アベル辺りに武器の扱いの特訓してもらえんもんだろうか…
軽さ=攻速は2回攻撃を「されない」ためにも要るから守備にも重要だし
つか斧以外も使うならなんとか攻速スキルをもう一度ゲットしたい
675 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 01:48:06 ID:???
FEやんないからわかんないんだけど
現状の森崎って、どんぐらい強いの?
676 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 04:31:35 ID:???
技が20でカンストしてるから命中にはそうそう困らないし
速さがそれ程でもないが高い幸運で補ってて回避もなかなか
力も14あるから現時点での装甲薄めの相手なら一撃も狙える範囲
必殺の一撃も割と出やすいし、強力スキルの大盾も持ってると
現時点で強いかどうかなら間違いなく強いと言っていい
ただ姫様やアベル辺りと比べると顕著だけどレベル20(最大)としては
HPを中心にやや物足りないし、クラスチェンジできないなら
レベルアップできずに段々辛くなっていく
677 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 05:44:52 ID:???
森崎は攻撃反撃時に速さ+3か5するスキルをもっていたんだけど
守護で上書きしちまったからな。
正直もったいなかった。再習得はできるのか。
678 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 06:01:57 ID:???
クリティカルと回避が期待できる盾役
HPが低いのがちょっと心配だが充分強いユニット
679 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 06:28:18 ID:???
守備が高くてHP低いとなるとアーマーナイトっぽいよね
アーマーナイトにしては速さが高すぎるがw
680 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 07:14:02 ID:???
アーマーナイトの上位互換っぽいステータスだね
能力値上限20と低いから後半戦みんなレベルが上がってくると
支援とスキルが重要になってくると思う
681 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 12:37:09 ID:???
うん、頭打ちで苦しくなってくるステータスを相互支援の数で補ってくのが
この物語の想定してるバランスなんだと思う。
682 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/08(木) 18:26:22 ID:???
>>671
村や砦に立ち寄ったときの拠点パートで、武器レベルを特訓で鍛えればなんとかなりそうですね。
>>672
王子様系の優等生VSワイルドな肉食系というような図式は良く見かけますが…w
森崎とマリクも仲がよく、もう一段階で支援が発生するくらい評価が高いのも少し困りものかもw
>>673-674
乙ありがとうございます!確かに今の森崎の速さでは、重騎士などの遅い敵にしか連続攻撃は狙えませんからね。
剣など軽い装備を中心に切り替えるのもアリかもしれませんね。
>>675
守備が現在のカンスト値である20の時点で、キャプ翼で言うならば既に若林、ミューラークラスの実力の持ち主です。
スキルや武器も申し分が無く、HPや速さがもう少し伸びれば、穴は無くなりますね。
>>676
森崎もクラスチェンジの可能性はあります。(かなり後のことで、クラスチェンジによって数値が下がる場合も)
ただ、今の成長率のままではレベルを上げても成長は望めないので、特訓などで改善していく必要がありますね。
>>677
『疾走』(攻撃速度が+3)を覚えている人物は部隊の中に一人います。
そのキャラと一定の評価を保ち、いっしょに特訓すれば教えてくれる可能性があります。
もしくは戦闘中に回避判定でJOKERを出して覚醒する必要がありますね。
>>678-680
補足・説明感謝です!既に今の能力でも十分最後まで活躍できるレベルです。
このまま順調に支援や指揮レベルを上げていけば尚更です。
>>681
支援や指揮については、この後モロドフからの説明がありますが色々と制限があります。
といっても、今はあまり気にする必要は無く、気に入ったキャラと支援を結んでいってください。
683 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/08(木) 18:27:26 ID:???
モロドフ「森崎殿。作戦会議の前に、もう少し話しておかなければならんことがある」
森崎「ん?なんだいモロドフさん。手短に済ませてくれよ〜」
モロドフ「……まずはお主も知っているであろう『支援』についてじゃ。
『支援』は絆を深めた仲間と発生することができる補正ボーナスのことなのじゃが、
実は、この支援は結べる回数に限界がある」
森崎「え!?そうなの!?」
モロドフ「誰もが皆親友と言うわけには流石にいかんじゃろう?それに、あまりにも複雑な人間関係は
部隊内の仲をこじらせ、混乱させる原因にもなりかねんからのう」
森崎「………で、その制限ってのはなんなんだよ」
モロドフ「なぁに、簡単なことじゃ。『支援』によって増やせる数値は(15)が限界ということじゃよ。
さらに一人の支援の最大値は(10)が限界。つまり、どれだけ仲良くなろうとも、相互支援は(10)が限界ということじゃ」
森崎「え……と、なんだ?つまりはいったいどういうことだ?」
モロドフ「口で言っても分かりにくいからのう。ここはマルス王子を例にして説明するぞ」
684 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/08(木) 18:28:52 ID:???
マルスの支援
シーダ(4)相互
森崎(2)相互
マリク(1)相互
ジェイガン(1)相互
アベル(1)相互
ドーガ(1)相互
合計補正10
モロドフ「これが現在の王子の支援関係じゃ。アカネイアカップを通じて、
元からの家臣ともようやく支援を結べるようになったようじゃな」
森崎「うお!?ということは、今マルスは最大で10の補正を受けられるってことか!?」
モロドフ「その通り。しかし、サッカーとは違い、戦場パートでは部隊の人数は限られてくる。
『支援』の補正を効率良く得るためには、少ない人数と深い絆を結ぶという工夫も必要になってくる」
森崎「ふーむ…なるほど。広く浅い付き合いよりは狭く深い付き合いということか?」
モロドフ「さらに、ここから先は敵にも指揮や支援が発生してくる可能性が高い。
ステータスの最大値はどう頑張っても20が限界だから、これからは『支援』や『指揮』を育てることも
重要になってくるじゃろう。…といっても、支援は結べば結ぶほど進展しにくくなってゆく。
今の王子は誰かがロストでもしない限り、当分は誰の支援レベルも増えることは無いじゃろうな」
森崎「ちょっと待て。ちなみに今の俺はどういう状況なんだ?」
モロドフ「森崎殿の今の支援はこのような状況になっておる」
685 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/08(木) 18:30:00 ID:???
森崎の支援
カシム(2)相互
アベル(2)相互
マルス(2)相互
合計補正6
モロドフ「試合で勝利した影響で、一部のキャラを除いた初期からのメンバーとはもう手軽に支援を結びにいけるぞ。
同じ部隊に入れたり、会話をすればすぐに相互支援を結ぶことが可能じゃ」
森崎「(ジェイガンさんやバーツ、それにシーダ姫とも支援を結べる可能性が高いってことかな?)」
モロドフ「『支援』についての説明は以上じゃ。そして、さらに仕様を変更した場所がある」
森崎「まだ何かあるのか?」
モロドフ「出撃する際の制限であった『コスト』を思い切って廃止にする!これにより、
より自由に自分の部隊を結成しやすくなったはずじゃ」
森崎「確かに、今までは騎馬兵を入れれば人数が少なくなって何かとやりにくいところがあったしなぁ」
モロドフ「それでも、出撃できる最大人数数は『15』のままじゃ。そこで作戦によって、部隊の数と人数を調整する必要がある」
森崎「どういうこと?」
モロドフ「王宮や砦など、攻めいる場所が増えれば増えるほど部隊の数は必要になってくる。
宝の回収や町の解放など、やることが増えてくれば自ずと部隊の数を増やさなければいけなくなる。
7人と8人の2つの大部隊に分けることも可能じゃが、それでは宝を回収にいく部隊を用意できなくなるということなのじゃ」
森崎「……な、なんだかややこしいなぁ」
686 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/08(木) 18:31:00 ID:???
モロドフ「なぁに、出撃に必要な部隊の数は予めワシが指定する。お主はその部隊の数にあわせて
出撃メンバーを吟味していけば良いだけのことじゃて」
森崎「…ん?待てよ。ということは、これからの出撃メンバーを決めるのって、全部俺の仕事なの?」
マルス「そういうことだよ、森崎。君の判断力を信頼してのことさ」
ぽん、と肩を叩きながらマルスが突然森崎に話し掛けてきた。
森崎「うお、マルス!?いつのまに」
マルス「部隊のさらなる強化のため、育てたい人物を選び抜く必要があるからね。
誰を育てていくべきかという判断力は、僕より君のほうが理解が深いと思ったんだ」
森崎「(確かに、今更リフとか入れても足を引っ張らされるのが目に見えてるしなぁ。選ばせてくれるのはありがたいかな)」
マルス「まぁ、あまり難しく考えないで。この戦いに必要な人選などは、作戦会議でちゃんと分かるようになっているから」
森崎「そ、そうか。とにかく、隊長としてもっとしっかりしていかないといけないようだな……」
マルス「ふふ、期待しているよ森崎。それじゃあ、作戦会議を始めようか」
グラ王国北の平原に、アカネイア同盟軍は宿舎を立てて戦準備に励んでいた。
反撃の狼煙の第一歩。それは、マルスの祖国アリティアの奪還である。
だが、アリティア領に入るためには隣国であるグラ国を通過していくしかない。
グラは、古くからアリティアの同盟国であったが、グルニアとの戦いの最中突然敵に寝返った国である。
背後から攻撃を受けたアリティア軍は全滅し、国王コーネリアスは『神剣ファルシオン』と共に、グラに消えた。
そして、あの悲しみの日から約2年。マルス達は、今ようやく父を死に追いやった
ジオルが立てこもるグラの王宮にたどり着いたのである。
687 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/08(木) 18:32:05 ID:???
ジェイガン「…地図を良く見て欲しい。グラの王宮は間口を広く開けた、およそ攻城戦には向かない城だ。
攻め入るにはそこまでの苦労はかからない。しかし、城外に多くの傭兵を配置しているらしい」
一つの小さなテントでアカネイア同盟軍重鎮たちによる作戦会議が行われていた。
この会議に参加しているのは同盟軍盟主のマルス。その側近のジェイガン、モロドフ。
アリティア騎士団隊長の森崎。アカネイア騎士団隊長のミディア。そしてマケドニア王女のミネルバである。
ミディア「グラの兵士たちは質、量ともに私たちに比べて劣っています。しかし、彼らに雇われた傭兵や
グルニアの木馬隊などはかなりの脅威となるでしょう」
モロドフ「さらに、北西のグラの村にはジオル王の圧政に苦しむ国民が多く入ると聞く。
この村を開放する部隊も必要になってくるじゃろうな」
ジェイガン「ジオル王も、離宮に隠れている可能性もある。さらに離宮にはジオル王が
我々アリティア国から奪い去った多くの財宝が隠されているはずだ。
となると…今回は少なくとも4つの部隊が必要になってくるか」
森崎「(あ、これがさっき言ってた必要な部隊の数か。今回は出撃する15人を4つの部隊に分けるってことだな)」
マルス「グラの王宮を攻める部隊。離宮を攻める部隊。北西の村を解放する部隊。そして、傭兵や木馬対を相手にする遊撃隊。この4つだね」
ミネルバ「うむ。やはり、強敵なのは傭兵部隊と木馬隊がいる城外の部隊であろうな。
主力の部隊はここに集中しておくべきかもしれん」
モロドフ「あとは、城を制圧するための王宮攻撃部隊じゃな。離宮攻撃部隊、北西の村の解放部隊はそこまで苦戦はしないじゃろうしのう」
ブヒヒヒヒーーーーンッ!ブルルルッ!
マルス「となると……うん?なんだか外が騒がしいな。これは…馬の嘶き!?」
順調に進む会議を遮る突然の騒音に、マルス達に緊張が走る。
688 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/08(木) 18:33:13 ID:???
ジェイガン「なにィ!?まさか、敵軍の奇襲か!?」
モロドフ「いや、グラ国の大半は傭兵などの歩兵部隊。となれば…」
ミディア「グルニア…いえ、マケドニアの増援部隊!?」
森崎「(おいおいおい、こっちはまだ出撃メンバーも決めてないっつーの!ちくしょう、こうなったら…!)」
==========================
☆どうしますか?
A単独で外の様子を見に行くぞ。
Bマルスと一緒に外の様子を見に行くぞ。
Cジェイガンと一緒に外の様子を見に行くぞ。
Dモロドフと一緒に外の様子を見に行くぞ。
Eミネルバと一緒に外の様子を見に行くぞ。
Fミディアと一緒に外の様子を見に行くぞ。
G余計な真似はしない。おとなしくしておくか。
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
689 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 18:37:09 ID:qxEVRYE6
F
690 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 18:44:48 ID:5a5XMfTc
C
691 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 18:47:11 ID:2p8SHMFk
F
692 :
森崎名無しさん
:2010/04/08(木) 18:58:42 ID:jg4I0sCo
E
693 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/09(金) 19:25:32 ID:???
>Fミディアと一緒に外の様子を見に行くぞ。
====================
ミディア「私が様子を見てきます!」
バッ!
外の異変にいち早く体を動かしたのはミディアだった。
壁に立てかけておいた鉄の槍を素早く掴むと、すぐにテントを飛び出していった。
森崎「お、おい待てよ!一人じゃ危険だ!俺も行く!
ジェイガンさんたちは仲間を集結させて戦闘準備を進めておいてくれよっ!」
ダダッ!
すぐに森崎も斧を構えて慌ててミディアの後を追った。
作戦会議を行っていたテントを囲んでいたのは、マケドニアの国旗が掲げられている天馬騎士団だった。
その軍団を率いるには二人の美麗な女ペガサスナイトが優雅に低空飛行していた。
ミディア「な…!?やはり、マケドニアの増援部隊!奇襲なんて騎士の風上にも置けない……おのれェ!」
ミネルバと和解はしたものの、やはりまだマケドニアに対しては並々ならぬ怒りを抱えていたミディア。
多くの同朋を死に追いやられたのだから無理もない。鬼気迫る表情で先頭のペガサスナイトに勝負を挑もうとしている。
だが、どうにも様子がおかしい。先頭の二騎の天馬騎士は、武器を取るわけでもなく、ミディアの突進を避けつつ
頻りに何かを探し回るかのように首をあちこちに向けている。
ミディア「敵側に戦意が無い…?どういうことなの?でも、このまま放っておくわけには…」
694 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/09(金) 19:26:45 ID:???
槍を握っていたミディアも戸惑い始める。だが、マケドニア軍の天馬の数は次第に増え始めていく。
このままでは、他の仲間たちは外に打って出ることが出来なくなり、グラ兵たちにも囲まれてしまうだろう。
森崎「(なんだ?向こうは戦う気が無いのか?何か事情がありそうにも見えるが…
話し掛けるにしても、相手は飛んでるからちょっと遠いな。どうしようか?)」
========================
☆どうしますか?
Aとにかく大声で話し掛けてみる。(グラ兵や傭兵部隊に気付かれ襲われる可能性アリ)
B手斧で牽制して飛び回る天馬の動きを止めてみるか。(戦闘に発展してしまう恐れアリ)
Cミディアさんに相談してみるか。
D構うもんか!俺たちであいつらを撃退してやるぞ!
Eなんだか怖いからテントの中に戻ろう…
Fしばらく様子を見よう。向こうから話し掛けてくれるかも…
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
695 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 19:35:03 ID:6z1oTvlY
A
696 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 19:35:15 ID:ZlqoqGHE
F
697 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 19:37:31 ID:Xk5C8zWg
A
3姉妹は出てくるかな
698 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 19:37:47 ID:4O/N5oO2
F
699 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/09(金) 20:02:43 ID:???
>Aとにかく大声で話し掛けてみる。(グラ兵や傭兵部隊に気付かれ襲われる可能性アリ)
=======================
森崎は忙しなく飛び回る天馬騎士たちを呼び止めるため、両手を拡声器のように添えて叫んだ。
森崎「う お ー ー ー ー い ! ! 何 か 探 し て る の か ー ー ー ー ?」
森崎の大声はグラの石造りの王宮に跳ね返り、木霊となって空を飛ぶ天馬騎士に届いた。
砲撃のような森崎の大声に、驚いたように振り替える二人の天馬騎士。
緑髪の天馬騎士「あらあら、確かあの少年はエストの憧れの……確か、モリサキ?君だったかしら?」
青髪の天馬騎士「(うっ、ワーレンであまりの気持ち悪さに思わず叩いた気味の悪い人!突然大声を出して何のつもり!?)」
森崎の必死の呼びかけに対して二人の天馬騎士は…
=============================
先着『2名』さまで、一行ずつお願いします。
緑髪Pさんの動向→ ! card
青髪Kさんの動向→ ! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→森崎の呼びかけに応じ降りてきてくれた!
スペード→Pさん…降りてきてくれた!/Kさん…森崎を不審に思い近づかない。
クラブ→周りに警戒して近づいてこない。
両方クラブ→森崎を警戒して近づかない。さらに森崎の大声を聞きつけた敵軍が襲ってきた!?
JOKER→ダイヤの効果にさらに評価アップボーナス!
700 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:04:38 ID:+Zk7QSK6
緑髪Pさんの動向→
スペードQ
701 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:04:44 ID:???
緑髪Pさんの動向→
クラブ10
702 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:06:36 ID:???
青髪Kさんの動向→
ハート10
703 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:07:37 ID:???
良かったな。
704 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:20:31 ID:???
許せよ・・・の人とは
ミディアいても戦う必要があるだろうか
705 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:32:57 ID:???
そんなことよりバーツの春だ
706 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/09(金) 20:39:56 ID:???
>>703
今のところは良い引きが続いていますね。この調子でお願いします!
>>704
傭兵部隊と戦う部隊に彼女を入れて戦闘に突入すると…?っと、これから先は秘密ですw
>>705
ぜひパオラさんとバーツは同じ部隊に入れてあげてくださいw運命の再会はすぐそこですw
======================
緑髪Pさんの動向→ スペードQ
青髪Kさんの動向→ ハート10
>二人とも、森崎の声に応じて降りてきてくれた!
======================
緑髪の天馬騎士「ねぇカチュア。もしかしたら、まだアカネイア軍は出撃していないのかしら」
カチュアと呼ばれた天馬騎士は、姉である緑髪の騎士の言葉に同意して頷く。
カチュア「そのようね、パオラ姉さん。とりあえず、あの人に話を聞いてみましょう」
妹であるカチュアにパオラと呼ばれた天馬騎士も、優雅に微笑み返して手綱を握る。
バサッ、バサッ…!ヒュー……ン、ストッ!
ミディア「え?降りてきた?ちょ、ちょっと待ってよ!」
戦闘を開始するわけでもなく、ゆっくりと無防備に接近してくる
二人の天馬騎士を見ていたミディアも慌てて森崎のところへと戻る。
森崎「俺はアカネイア同盟軍アリティア騎士団隊長の森崎だ。ここはもう直ぐ戦場になる。
さっきからテントの周りをぐるぐると飛び回って何のつもりなんだ?」
707 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/09(金) 20:41:34 ID:???
ミディア「貴女方は…グラの援護に攻めてきたマケドニアの天馬騎士団では無いのですか?」
降りてきた天馬騎士たちに、不審な行動の真意を森崎とミディアは怪訝な顔で問い詰めた。
二人の問いにも優雅な笑顔を崩さず、まるでお茶を囲んで談笑しているかのような朗らかな表情でパオラは口を開く。
パオラ「初めまして。私、マケドニア天馬白騎士団隊長のパオラと申します。
アカネイア軍と同盟を結んだミネルバ様を、このグラの地でお待ちしておりました」
カチュア「同じく白騎士団のカチュアと申します。ディール要塞でマリア様を、そしてミネルバ様をお救いいただき心から感謝しております。
いま、マケドニアはミネルバ様を支持する派閥と、現王であるミシェイル殿下を支持する派閥に分かれています。
ドルーアの支配力が薄れ、ほぼ自由に動けるようになった今、こうしてアカネイア同盟軍に合流を図ったところなのです」
どうやら二人はミネルバの言伝で、左遷先であるグラにいずれ訪れるであろうアカネイア同盟軍を
ミシェイルがグラに派遣している天馬騎士団と偽って、待ちつづけろと指示を受けていたらしい。
そして今、ようやくこうしてミネルバの部下としてアカネイア同盟軍に合流できたということである。
カチュア「ミシェイル殿下が派遣した部隊はもうまもなく攻撃開始するようです。
私たちは彼らに偵察隊と偽ってここまで来たのですが…どうやら少しばかり早く着きすぎたみたいですね」
パオラ「カチュアはせっかちさんだから…小さな頃から本当、落ち着きが無いというかあわてんぼうというか…」
可愛い妹を慈しむように、くすくす笑うパオラに、カチュアは顔を真っ赤にして反論する。
カチュア「うぐぐ…姉さん!今はそんなこと言わなくてもいいでしょ!
と、とにかく。ミネルバ様、もしくはマルス王子と一度謁見をしたいのですが、お見通し願えますか?」
ミディア「ミネルバ将軍の…直属の部下、ですか。森崎君、どうします?私は……彼女たちならば信用できると思いますが」
同じ女性騎士だからなのか、ミネルバの部下だからなのか。ミディアは渋々ながらもパオラとカチュアのことは信用しているようだ。
森崎「(どうしよう。ミディアさんもこう言っているようだし、通しても問題ないかな?それとも……)」
708 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/09(金) 20:42:36 ID:???
☆どうしますか?
A二人を信用してマルスたちがいるテントに通す。
Bパオラだけを信用してマルスたちがいるテントに通す。
Cカチュアだけを信用してマルスたちがいるテントに通す。
Dこれは敵軍の高度な罠だ。二人をこの場で撃退する。
2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
709 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:43:23 ID:+Zk7QSK6
A
710 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:43:48 ID:ZlqoqGHE
A
711 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:44:04 ID:Xk5C8zWg
A
Dでそんな・・・とか・・・ひどい・・・も見てみたいがwww
712 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:44:58 ID:UbxmUCFc
A
713 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 20:49:52 ID:???
これ作戦だったらビビるな。
714 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 21:05:30 ID:???
クラブのAでも出ないかぎり大丈夫さ
715 :
森崎名無しさん
:2010/04/09(金) 21:12:39 ID:???
最初の選択が違う物だったら・・・
今頃海賊達とサッカーしたり友情深めたり派閥が出来てたりしたんだろうか・・・
716 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/04/09(金) 21:38:09 ID:???
>>711
そんな…ひどい…
すみません。一度好奇心でやったことあります。もちろん直ぐにリセットしましたが…w
>>713-714
流石にそこまで鬼畜展開は用意していませんよwご安心を〜。
>>715
マルスたちを撃退した場合でも、基本的にはドルーア軍を相手にしながら話を進める予定でしたね。
もちろん今ではそうならなくて良かったと思っていますが…w
==============================
>A二人を信用してマルスたちがいるテントに通す。
森崎「俺もこの二人は信用できると思う。テントに通そう」
森崎もあっさりと承諾し、二人をマルスたちに会わせることを決めた。
ミディア「そうね。彼女たちが仲間になってくれるのなら、きっと心強い味方になってくれると思うわ」
森崎「うん、可愛い娘に悪い娘はいないってね♪問題無し問題無しっと!」
ミディア「…はは、そ、そう…(マケドニアの天馬騎士は美人揃いって聞くけど…うう、わ、私だって…)」
こうして、森崎は率先して二人をマルスたちが待つテントへと通したのであった。
※一緒に外に飛び出してくれたので、ミディアの評価が少し上がりました。
※パオラとカチュアが仲間に加わりました!自由に部隊に加えることができます。
ミネルバ「パオラ、カチュア、よく来てくれた。ようやくこの時が来たのだな」
突然の頼れる腹心たちの来訪に、ミネルバは珍しく朗らかな声で二人を歓迎した。
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