キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
1 :
小田ジュニア
◆P6f1cIsEKQ
:2010/05/19(水) 15:59:29 ID:bcJSLERU
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。
ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。そして大本命の大会である全日本小学生サッカー大会が開催されました。
難なく突破できると思われた地区予選でしたが、地区大会決勝、今まで雌伏のときを過ごしていた
クラブチームNIKEがついに牙をむきます。激闘につぐ激闘、延長後半戦のこり0分で
ついにクラブチームNIKEの最強大技が火を吹き、まさかの予選敗退を喫してしまいました。
これにより南葛市小学サッカー界のパワーバランスは一気に崩れ、月星美津乃主導による再編計画が
持ち上がります。外の敵、内の敵、それにジュニアの知るところ以外での敵。
ジュニアはこれらの中から何を選ぶのか…決断の時はもうすぐそこまできているのかもしれません。
現在
決勝戦での敗北も癒えない7月初週。ジュニアはおじゃ魔女の1人である瀬川おんぷに『クラブ活動を
している場合じゃない』と考えている事を見抜かれてしまいます。そして、何が一番重要であるかを
改めて考えさせるつもりなのか、友情を犠牲にクラブ活動の足かせから解き放ってくれました。
しかし、ジュニアの本心はどこにあるのか…
ジュニアの小さく、そして大きな決断の時は続きます。
422 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/24(月) 23:02:06 ID:rkFkkPEM
それは先月のそれとは明らかに異なるジュニアの楽器。まるで軽やかに踊るように…そして
楽しそうに音が鳴り響く。それはシュガーとの訓練により得た音楽を楽しむという心。
技巧はまだ身についていなかったが、音符を追いかけるだけだった指使いはその本来の動きをし、
誰かに聞かせるために、なにより自身が楽しむための音楽はもう誰にも音楽のシロウトだと
いわせることのできない一段階駆け上がった音楽だった。
ぱちぱちぱち…
一番最初に拍手をしたのははづきだった。そしてそれに続くようにあいこや西澤先生、6年の部長や
どれみが…そして、今までジュニアを否定していた(とジュニアは思っている)おんぷまでも
そっぽを向きながら拍手をする。
どれみ「すごいよ!すごすぎるよ!たった一ヶ月でここまで音楽が上手になるなんて!こりゃ
私もうかうかしてられないよ!」
本来はそれでも尚、どれみの方が音楽は圧倒的に巧い。それでも成長率という意味では間違いなく
今月最も成長したのはジュニアであり、それは誰も異論づけることはできない。
423 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/24(月) 23:03:08 ID:rkFkkPEM
小(へ!やったぜ!俺だってその気になればこれくらい!)
得意満面の笑みであたりを見回すジュニア。
西澤先生「わ、私。感動しすぎてもう泣いちゃうんだから!」
そういいながらハンカチを噛み何とか涙を抑えようとするまだ若い新人先生西澤。それを慰めているのが
まだ6年の部長であるところがなんともこの音楽クラブの力関係をあらわしているようで面白い。
おんぷ「はあ…認めるわ。確かに、まさか私が手助けしないのに今月の課題にと考えていた『楽しむ心』
だけでなく、来月の課題にと考えていた『楽しませる心』まで取得するなんて…」
認めざるを得ないとかぶりをふるアイドル瀬川おんぷ。
小「そ、それじゃ。」
これからも練習を手伝ってくれるのかと期待するジュニアに、
おんぷ「………今日の夕方付き合ってもらっていい?」
意外な言葉が返ってくる。
424 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/24(月) 23:04:30 ID:rkFkkPEM
小「い、いや。俺は明日から爺さんの家にプチ留学…」
おんぷ「大丈夫。時間は取らせないわ」
有無を言わせないおんぷの迫力に負けたジュニアは頷かざるをえなかった。
ぴこーん!
どれみ、あいこ、はづきの友好値が上がりにくい状況が解除されました。
本来の課題を大きく超えた成果をだしたのでももこの友好値が+1されました。現在友好値9
おんぷの友好値は…ここではかわりません。
〜〜〜
そして夕暮れ。ジュニアはおんぷに誘われて一軒の教会へとたどり着く。そこは丁度去年の今頃
どれみたちときもだめしをしたときにいった山内寺の隣、『さとうなつみ』が住んでいる教会だった。
小「こんなところで…なんのようだ?」
ジュニアはやや気まずい雰囲気の中、重苦しい空気を払拭するように話しかける。
おんぷ「………」
無言で教会の中に入るおんぷ。どうやら話しはそこでするらしい。
425 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/24(月) 23:06:04 ID:rkFkkPEM
大きなステンドガラスと、教壇、それに荘厳さを思い浮かばせるパイプオルガンと、圧倒される空気に
雰囲気が変わる。特に夕暮れの赤に染まった色付きガラスに映る光はこの世のものとは思えず、
もしジュニアが霊魂であったのならばこの雰囲気だけで浄化されてしまいそうだった。
佐藤なつみ「いらっしゃい。待ってたわ」
教会の大きな扉がガチンと荘厳な音と共に閉まる。そしてその真正面には去年あったことのある佐藤なつみ。
ボブカットの眼鏡っ子で可愛いとはいえないが、何故だかこの雰囲気にはぴったりと合い、流石は
神父の娘だと変な感心をする。
なつみ「それじゃ、小田君はあちらへどうぞ」
そういいながら指し示すのは懺悔室。いわゆる罪を犯した人物が助けを得るために入るのが一般的なのだが…
小「俺は別に懺悔する事なんて…」
なつみ「大丈夫よ。懺悔室というのは懺悔するためだけの部屋じゃないのよ。夢と現、俗世と切り離された
神域。ここなら嘘はつけない。だから小田君の本当を教えてもらうわ」
まるで全てを知っているかのように言葉を紡ぐなつみ。まるでそれには言霊が宿っているようで
ジュニアは反論する前に懺悔室へと入ってしまう。
426 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/24(月) 23:07:23 ID:rkFkkPEM
小(…そういえばこことドラコの神社はすぐそばなんだよな…もしかして…知っているのか?)
ジュニアには秘密が多い。だからこそ懺悔室という言葉に弱いのかもしれない。しかし、今更抗う事など
出来るはずもなく、ジュニアは懺悔室の中の扉を閉める。
〜〜〜
そこは2畳にも満たない狭い部屋…それに小さな椅子とその目の前には恐らく言葉のみを行き来するための
目隠しされた穴が開いていた。
小(………)
どうしてこうなったのだろう?ジュニアはこの異常な雰囲気に包まれながらも何とか自らの考えを
纏めようと四苦八苦する。しかし、ただフルートを上手に吹いただけで何故ここに連れられないと
いけないのか…理由が全くわからない。
???「いいかしら?」
それは突然聞こえる声。『おんぷの声』ようでもあり『なつみの声』のようでも…否、そのどちらでも
ないようでもあった。
小「………」
427 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/24(月) 23:08:26 ID:rkFkkPEM
???「時間がないという話だから単刀直入に聞くわ。貴方の本当の望みは何?貴方には今なすべきことが
あるのでしょう?」
それは女の声のようでもあり、男の子供の声のようでもあった。
小「…どういう意味だ?」
ここは簡単に答えるべきでないと質問に質問で返す。
???「貴方は知っているのでしょう?今この世界がどういう状況にあるのか?そしてそのためには
何をしなくてはいけないのか?」
小「………」
???「沈黙は是と受け取るわ。そしてもう一度質問。貴方は何故そこまでして音楽の練習をしてきたの?
貴方は何を知っていて何を求めているの?」
428 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/24(月) 23:09:33 ID:rkFkkPEM
なんと答えますか?
A.沈黙。
B.ただ音楽が好きだからだと答える。
C.音楽クラブ員としての義務だと答える。
D.おんぷに見放されたから見返してやろうと思った。と答える。
E.そんなのは俺の自由だ。と答える。
F.そういうお前こそ何を知っているんだ!もう一度質問を質問で返す。
G.この世界を守る前に俺は俺の世界を守りたいからだ。と答える。
H.音楽クラブ員は力を持っている。だから力を借りるために近づいた。という。
I.その他
実はものすごい重要選択肢です。なので今回はID表示で『3』票入ったものを選択します。
※但し01:00までに3票集まらなければ多数決。一票もなければ沈黙を選びます。
429 :
森崎名無しさん
:2010/05/24(月) 23:13:03 ID:GQylhNJU
G
430 :
森崎名無しさん
:2010/05/24(月) 23:13:41 ID:0h7TDMww
G
参加者としての本音は「H」なんだけどね・・w
「B」も考えたけど、「G」はそうした「音楽が好き」ということも含め、
自分自身としての生活を続けること=自分の生活を守ること、と解釈しました。
431 :
森崎名無しさん
:2010/05/24(月) 23:24:39 ID:rjC3rnRo
I 世界を守る…それが重要なことなのは分かっている。だけど、おんぷ達の事も無視したくない。
Gよりも対象を絞ってみる。
432 :
森崎名無しさん
:2010/05/24(月) 23:36:36 ID:xr3rmdmA
G
433 :
森崎名無しさん
:2010/05/24(月) 23:47:31 ID:???
??「自分の世界を守れずして、何が世界を守るだ!」
434 :
430
:2010/05/25(火) 00:08:39 ID:???
>>433
うん、俺の言いたかったのはそれ。まずは身近でしょ、そこから世界へ広がるものでしょ、と。
435 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 00:19:25 ID:???
>>434
Jr「世界守る、なんて格好いい事は言わない!
俺は…俺の手の届く範囲の、俺の世界を守る防人となる!」
(例の変身音)
436 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:39:24 ID:EjW5hKVM
>>430
はい。その解釈でほぼ間違ってないと思います。
>>430
そうですね。ただ守るものをより限定してしまうと…
>>433
それだけカッコいい台詞、ジュニアが吐けるれば本当に主人公ですね。
>>434
そうですね。人が抱えられるものなんてたかが知れています。でも、みんなが抱えれば…
>>435
ラインライダー滝さんのところからいっぱい助っ人がきそうで怖いですw
437 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:40:30 ID:EjW5hKVM
G.この世界を守る前に俺は俺の世界を守りたいからだ。と答える。
ほんの僅かな時間の空白。それは恐らく10秒にも満たない普段であれば一瞬とも思えるほど短い時間。
しかしその僅かな逡巡に空気は凍りつき、世界は静止する。
小「…確かにこの世界は破滅へと向かっている。それも加速度的に。俺はこの声の主がどこまで知っていて
どんな答えを求めているのかは知らない。でも俺の答えは一つだ。俺はこの世界を守る。でもその前に
俺は俺の世界を守りたい。それが俺の本心だ」
???「………その結果悲しむ人が生まれても?守るという事の本当の意味を履き違えている
可能性を常に孕んでいるとしても?」
小「例えそうだとしても…それは俺の罪だ。どんな事をしてもその罪は償い罰は受ける。でも、
決して誰かを悲しませたりはしない。俺はもう誰にも悲しんで欲しくない。だから俺は俺の両手で
抱えられる人間を守る。…そしてそれがきっと世界を守ることにつながるのだと…今はそう思う。」
438 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:41:36 ID:EjW5hKVM
???「わかりました。その言葉を聴いてしまったら、私から貴方に何か言える事は無い。
貴方は何を守れば世界を守れるかを知っている。でも何かを守ることは難しい事よ。それは時に
弱点にも欠点にもなる。だから忘れないで。貴方が守りたい貴方の世界を貴方と同じように守りたいと
思っている人々がいるということを。そしてその守りたい人の中には貴方も含まれていることを。」
その言葉は今までのように威厳ではなく…いうなれば聖母のような慈愛に包まれていた。
小「お、俺が守られている…?」
???「そう、貴方は正解のカードを引いたわ。確かに貴方の双肩にかけられた重石は重い。でも
それを1人で背負い込もうと思わないで。貴方が守ろうとした貴方自身の世界がきっと助けてくれる」
そして、壁一枚向こうにある気配が消える。結局その正体を知る事は出来なかったが、ジュニアは知る。
恐らく今のジュニアが知らない何かの助力を今、得ることができたのだと。
〜〜〜
439 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:42:43 ID:EjW5hKVM
気配がなくなって数十秒後、ジュニアは入るときはまるで罪人のような気持ちだった扉を開ける。
おんぷ「どうだった?」
なつみ「どうでしたか?」
あけたととたんに2人が笑顔で声をかけてくる。特に今までまともに顔を見せることのなかったおんぷが
営業スマイルではない笑顔でこちらを微笑んできた事には驚愕すら覚える。
小「あれ?…懺悔室って向こう側とこっち側が近いのか?」
今までの会話をしていたのがこの2人のどちらかなのならば、懺悔室の向こう側の扉も近いのかと思うが…
なつみ「いいえ。基本的に神父さん…お父さんの方は逆からでないと入れないわよ」
ごく当たり前のように答えるなつみ。
おんぷ「それはそうよ。何かの拍子で向こう側の人間と顔をあわせたら気まずいでしょ?だから神父側の
扉は基本的に一般信者の人は入れないようになってるのよ」
何故だか答えを知っているおんぷ。
小「それじゃぁ…俺が会話したのは?」
おんぷ「さあ?」
なつみ「私は瀬川さんに懺悔室を貸して欲しいといわれただけなので」
440 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:43:43 ID:EjW5hKVM
2人とも結託してとぼけているのかそれとも本当に正体までは知らないのか、それとも何らかのトリックで
本当は壁向こうにいたのはおんぷやなつみだったのか…ジュニアは知る術はない。しかし、
どちらであれこの2人が何かを知って、そしてジュニアの何かを知っている事に間違いはないのだろう。
小「俺から最後に質問していいか?」
ジュニアは思わず声をかける。
おんぷ「なに?」
小「お前ら…なにものだ?」
なつみ「失礼な。同じ学校の同級生ですよ」
おんぷ「私はアイドルだけどね」
どこまでもとぼけるつもりの2人だった。
ぴこーん!
おんぷの友好値が+2されました。友好値9
佐藤なつみが重要人物として浮上してきました。(友好値7)
平日ターンの自由行動で『教会』が選べるようになりました。
〜〜〜
441 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:44:46 ID:EjW5hKVM
8月1週 イベント!
なんだか色々な肩の荷が下りたジュニアは一週間という長丁場の旅行に出かけることになる。
それはグランパであるクラリス公からの提案による一週間のプチ留学であるのだが、いつの間にか
ママンのクラリスが手配していたようで気がつけば一家揃っての旅行となっていた。
ドラミ「わーい!パスポートパスポート!!」
ゴールデンウィークにクラリス公から貰ったルリタニア公国の戸籍更にそこから養子縁組で
本当の意味での家族になったドラミは自分の写真の載ったパスポートを眺めニコニコしている。
小「よかったなドラミ。一緒に旅行だ!」
セリリに頼んだ強めのイリュージョンをマリーさんから貰った魔素の詰った魔法石をもって持続させる事で
恐らくルリタニア到着までは角と翼としっぽが消えているだろうとの事のドラミ。
帰りのルリタニア空港ではクラリス公の特権で問答無用で通過し、成田ではセリリに迎えに来てもらう手筈だ。
(強がルリタニアの外交官となり外交特権で無理やり通過するという案もあったのだが、結局
その案は強が首を縦に振らなかったらしい)
442 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:46:38 ID:EjW5hKVM
えりる「それでは皆様いってらっしゃいませ!」
ピー助「ぴーーー!ぴぴ!」
お留守番なのはえりるとピー助。その気になれば荷物としてえりるも行く事も可能らしいのだが、
誰もメンテナンス系のスキルを持っていないため下手したら故障の可能性もあり、今回はピー助の
面倒見役となったらしい。
紫乃「ぴーちゃん、いい子にしててね?」
最近特にピー助と仲のよい紫乃。子供の感受性とはものすごいもので完全に意思疎通ができるようだ。
小(それじゃ、春菜姫は本当に来ないんだな?)
そしてもう1人…いや1柱、春菜姫が居残り組みとなる。
春菜姫(うん。神さまにはその場その場のテリトリーがあるの。世界の裏側まで行ったらそれこそ
宗教戦争になるのよ?タダでさえあの辺は神さまがいっぱいいますから)
当然一緒に行くものだと思い込んでいたジュニアは少しだけ悲しく思うのだが、その代わりなのか
シュガーが伝達役として一緒に来るということでなんとか落ち着く。
443 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 01:47:40 ID:EjW5hKVM
小(ま、一週間だしな。戻ったらすぐに合宿だけどそっちはこれるんだろ?)
春菜姫(う〜ん…多分)
悪戯っぽく笑う春菜姫。
何はともあれたった一週間。されど一週間のルリタニアへの旅はこれから始まるのだ。
…To be continued
444 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 17:01:56 ID:EjW5hKVM
西の小国ルリタニア。
正式名称、ルリタニア公国の名の通り公爵がその地を統べる所謂、王の存在しない国家である。
人口約5万。公都はクラリスタニア、他にも第二都市ヘクセンブルク、そしてミューレンブルク、
ネルトリンカといった小さな都市が周りを取り囲んでいる。そしてその最大の特徴はそのすべての都市が
囲郭都市であるという事。つまり、今でも半自治の自由都市としての機能を有しており、ルリタニア公国は
一つの国でありながらその実、どこにも所属しない自由都市の連合体であった。
位置はドイツの南方に位置し、公用語もドイツの一地方言語といってもよいレベル。しかし交易都市
ネルトリンカや観光都市ヘクセンブルクの存在により、様々な言葉が飛び交うためほとんどの領民は数ヶ国語
が使えるごった煮状態である。
主な産業は先に書いた通り観光と交易、それに酪農、製造と幅広い。特に観光においてはそれだけで
国の基盤を成り立たせる事が可能であるほど盛んであり、夏の避暑地としてはもちろん、秋は豊穣祭などの
祭りに加え万霊祭や万聖祭といったもの、冬は極寒ではあるが一部でスキースケートなどの
ウインタースポーツも十分可能である。
445 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 17:02:57 ID:EjW5hKVM
小(とにかく街の特色が強いんだよな。交易に特化した街、芸術に特化した街、観光に特化した街、
製造に特化した街。それぞれがそれぞれの街よりより良くあろうと競い合うから結果的に経済の
発展も小国としては素晴らしいものだし。このパンフは観光をプッシュしてるけど、そりゃ
外国旅行者向けのパンフだからそうなるのは当たり前だしな。個人的には高品質のアイテムが買えると
ラッキーだけど…他にも見所はたくさんだ)
ジュニアは飛行機からドイツに降り立ち、そこから一路ルリタニアへ向かっている。帰りは
ルリタニアからの直行便が既に用意されているらしいが…クラリッサ公は一体何を考えているのだろうか?
紫乃「お兄ちゃんは何年ぶりなの?」
実は紫乃はまだ幼稚園の頃に数度来たことがあるだけでルリタニアの記憶はかなりおぼろげな状態である。
故に1人ではとても怖いのだが今回は家族全員での旅行という事でおめかしした姿で喜びを抑えている。
それでも時折、一等客室の汽車の中で足がバタ足になるのがまた可愛らしいのだが。
小「俺か?俺は…そうだな。確かグランマの葬儀のとき…俺が小学校3年の頃だから2年ぶりかな。
その前になると4年くらい前に帰国してる」
446 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 17:04:19 ID:EjW5hKVM
ジュニアにとってこちら側の母といってもよいグランマが他界したのが2年前。粛然たるクラリス公
とはいい意味で対比される優しいおばあちゃんだった。故にジュニアは母、クラリスと共に
ルリタニアへと舞い戻ったことがあるのだが…それはまた別の話。
そしてそれより更に4年ほど前からの約2年。ジュニアはこの地で世継ぎの争いの真っ只中にいた。
猛反対した父強から強引に引き剥がされるようにこの地へつれてこられ、所謂英才教育を受けていたのだが…
結局、ジュニアに後継者になれるほどの才能はないと、日本に戻る事を許されたのだった。
小(考えて見れば俺の性格ってあそこで培われたんだよな…ああ、やだやだ。変なことを思い出したぜ!)
今回は家族旅行を兼ねているとはいえあくまでサッカーのプチ留学としてきたのだ。一概に
ジュニアにとって嫌な記憶…というわけでもないのだが折角の旅行でなにも別れ別れだった時の
記憶を思い起こす必要などないだろう。
〜〜〜
447 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 17:05:23 ID:EjW5hKVM
そして、公都クラリスタニア中央ターミナル。ここから環状線、または網の目のように敷かれた鉄道により
ほぼどの都市へも乗り換えなしで移動できるようになっている。
強「さてっと。それじゃ気合一発いきますか!」
父親が号令をかけるのだが…
どうしますか?
A.家族の後について当然クラリッサ公の屋敷へ。
B.勝手知ったるなんとやら。まずは久しぶりに公都をぶらぶらとしてみる。
C.その他
先に1票入ったものを選択します。
(朝から半日以上かけての移動ですが、時差の関係上まだある程度動き回る時間はあります。
ただし、体内時計が狂っているためいきなり無茶をすることはやめておいた方がいいでしょう)
448 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 17:13:56 ID:G/RGqvKY
B
シュガーのためにも、いろいろイベントを起こしてみたい。
449 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 17:29:16 ID:???
クラリスタニア…虎に変身して瞬間転移する人がいそうな地名だのう…。
450 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 18:01:28 ID:???
この地名から娘の名前を取ったのか、娘の名前から地名を付けた(or改名した)のか……
後者だったら相当な親バカだが
451 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 18:15:30 ID:EjW5hKVM
>>448
すべての行動を効率よくイベントだけに絞り込んで進めて、尚かつ夏休みの全てをルリタニアで過ごしたと
しても恐らく7割程度しか消化できないイベントの山ですからね。そこから掻き分け掻き分け
シュガーイベントだけをほじくるのは相当な運と勘が必要ですよ。
>>449
というよりルリタニアという国にのなかに更に〜ニアという都市をつけていいものかものすごく悩みましたが
国の成り立ち自体を弄る事で無理やり成立させて見ました。でも某黒騎士が長い航海の果てにたどり着いた
場所とは何の関係もありませんよ。
>>450
その辺はそのうち軽く触れられると思います。それほどたいした理由ではないですけど、ムーミン谷
のムーミンみたいなもの…なのかもしれませんね。
B.勝手知ったるなんとやら。まずは久しぶりに公都をぶらぶらとしてみる
小「俺はちょっとその辺ぶらぶらしてからグランパの屋敷に行くよ」
父親の宣言を無視するように自由行動を決めるジュニア。
452 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 18:16:51 ID:EjW5hKVM
クラリス「猛。お父様が折角のお迎えを用意してるのに…自由行動は明日からにしたら?」
小「ごめんママ。俺セレモニーやレセプション、夜会とか苦手なんだ。夜遅くなる前には帰るから」
恐らくこのままついていくことになれば客品として何かに巻き込まれることだろうと予測されるため、
ジュニアはあえて1人で気ままに行動する事にする。観光都市ということで治安やモラルのよさは
おりがみつきだという事を知っているジュニアゆえの判断である。
紫乃「お兄ちゃん…いかないの?」
ドラミ「そうだよ!御馳走だよ?」
ちびっ子2人は恐らく今晩の晩餐会に出るであろう豪華な食事を夢みているのか、一緒に行動しない
ジュニアに僅かに不満を漏らす。
小「ごめん。どうもそういうの苦手なんだ。俺には豪華な食事よりもママンやえりるの手料理の方が
好みだしな。」
強「……ほれ、とりあえずこれだけあればタクシーに乗ってこれるだろ。あんまり無茶するなよ?
まだ日があるからといっても、実際には15時間くらい起きているんだから本来は寝る時間なんだからな?」
そういいながらルリタニア紙幣…といっても近年の金融統合によりユーロとなった紙幣を何枚か渡される。
453 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 18:18:24 ID:EjW5hKVM
小「大丈夫。飛行機で時間調節の仮眠は取ったし」
ジュニアはそれを有り難く受け取ると本来の出口とは逆方向に歩き出すのだった。
ドラミ「あ〜それならドラミも一緒に行く〜!」
強「駄目。ドラミはこの辺の土地勘ないだろ?あいつはなんだかんだで年単位で過ごしてきてるからな。
それに第二の故郷だし何か思うこともあるんだろう」
そういいながらムズがるドラミをひょいっと小脇に抱えリムジンが待つ中央広場へと移動するのだった。
〜〜〜
454 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 18:19:29 ID:EjW5hKVM
小「ということで歓迎レセプションには出れなくなっちゃったな。姉さまに会えないのはちょっと
アレだけど明日もあさってもあるし、いつかは会えるだろ」
姉さまという今まで聞かなかった単語を並べながらジュニアは4年前とあまり変わっていない通りを
ぶらぶらする。
気ままな1人行動→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください。
ダイヤ 薄暗い裏通りになぞの老婆が占いをしていた。
ハート 花売りのおねえさんが店じまいの用意をしていた。
スペード スリだ!!という声が鳴り響いた。
クラブ 何もない…しかも疲れた…何の成果もないままこの日は終了。
となります。
455 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 18:37:21 ID:???
気ままな1人行動→
スペード9
456 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 18:58:58 ID:EjW5hKVM
気ままな1人行動→スペード9
スペード スリだ!!という声が鳴り響いた。
ジュニアがふらふらと目的もなしにウロウロしていると…どこからか…
???「きゃ〜スリよ〜!!!」
どこからか大きな声が響いてくる。
小「日本語!?…いや、そんなことよりグランパの統治する街でスリなんて!許せるか!!!」
そう思ったジュニアは素早く人ごみを掻き分け、逃走する如何にも悪人顔の男を追いかける!
ジュニア追いかける!→運動値10+俊足2+! card
スリは逃げる!→運動値9(カードの数字)+(地理アドバンテージ2)+! card
お1人さまで! cardの数字を抜きコピペってください。
『ジュニア−スリ』が
≧2 速攻で捕まえる事に成功!
=1 つかまりそうになったスリがバッグを投げ捨てる!
=0 距離がつまらない!そうこうしているうちにスリのアジトまで追い詰める!?
=−1っち!逃げられたか…
≦−2 …あれ?ここは…どこだ?
となります。
ジュニアのカードがクラブAの時誤認逮捕してしまいます。
※=0の場合、スリのカードとジュニアのカードで有利判定を行います。
ダイヤ>ハート>スペード>クラブ
457 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 19:02:41 ID:???
ジュニア追いかける!→運動値10+俊足2+
スペード7
スリは逃げる!→運動値9(カードの数字)+(地理アドバンテージ2)+
スペード10
458 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 19:19:47 ID:EjW5hKVM
ジュニア追いかける!→運動値10+俊足2+スペード7=19
スリは逃げる!→運動値9(カードの数字)+(地理アドバンテージ2)+スペード10=21
≦−2 …あれ?ここは…どこだ?
南葛SCでも俊足と認識されているジュニアは素早く追いかける。…しかし、子供が簡単に捕まえ
られるのならばスリとしてもオマンマ食い上げである。運動能力こそ子供のジュニアに劣るのだが
それでも路地裏や裏道…そしてダウンタウンと入り組んだ迷路のような道を駆けぬけ…
〜〜〜
小(っち!!逃がしたか!!)
数十分の逃走劇。いくら仮眠をしたといっても、絶好調とはいえないジュニアはついにスリの犯人を
取り逃してしまう。
小「しょうがない。かなり疲れたからもう帰るか」
そう呟きながら辺りを見回すと…
小「あれ?随分と中心街から離れたようだな。ここはどこだ?」
囲郭都市ということで最悪の状況というのはありえない。故に完璧に迷うという事もないのだが…
暗い路地裏、まるで人が来ることを拒むような車の通る事のさえ出来ない細い道が様々な方向に
広がっている。
459 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 19:21:27 ID:EjW5hKVM
小「…せめて見通しがいいところに出れば城の方向はわかるし、最悪タクシーの運ちゃんに頼めば
帰ることが出来るんだろうケド…」
そう思いながら…
ジュニアてんてこ舞い?→! card
お1人さまで! cardの数字を抜きコピペってください。
ダイヤ 「あの、お困りですか?」みすぼらしい少女が声をかけてくる。
ハート 何の問題もなく大通りに出ることが出来た。本日は何事もなく終了。
スペード げ!いつの間にか親父に貰ったタクシー代がなくなってるよ…
クラブ 「ふっふっふ。形勢逆転だな。」悪人顔のスリが仲間を連れて三方を封じる。
となります。
ダイヤの場合はいつものとおり数字が容姿となります
460 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 19:24:30 ID:???
ジュニアてんてこ舞い?→
ハート9
461 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:47:09 ID:EjW5hKVM
ジュニアてんてこ舞い?→ハート9
ハート 何の問題もなく大通りに出ることが出来た。本日は何事もなく終了。
小「まぁ最悪適当に歩いても城壁にぶつかるはずだし、そうすればイヤでも大通りに出られるからな」
クラリスタニアの街を良く知るジュニアはこういうときこそ冷静にと行動する。場所がわからないという事で
時間は非常にかかってしまい一般的にいう深夜にまであるきづめになるのだが、城壁沿いを歩いていくと
予測どおり大通りに出る。そしてそのままタクシーに乗り込むと、
特にイベントは起きないままクラリッサ公の宮殿に到着するのだった。
〜〜〜
公都クラリスタニア。
小国ルリタニアの第一の都市でクラリッサ公の宮殿である通称『銀とガラスの宮殿』が置かれている都市である。
既に時間も遅く門も閉められていたのだが、ジュニアはずっと昔そうしていたように裏門へと回る。
462 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:48:13 ID:EjW5hKVM
小(……さて、ロッテは今でもあの部屋にいるのだろうか?)
それは裏門近くの使用人専用の宿舎。最低でも2年前までは一番端の部屋で鍵の管理も行っている
まだ若いメイドさん(当時は見習い)なのだが…
実は彼女とは遠縁であるためジュニアはこのメイドさんと懇意にしており、部屋を抜け出したり
門限を破ってしまったりと様々な理由で宮殿に入れなくなっているときは彼女に頼んでいるのだ。
(実はメイドさん見習いが鍵の管理という重要な役目を担うわけはないのだが…)
とんとん。
小「お〜い。ロッテ、起きてるか〜?」
暗くなっていた小窓に小石をぶつけるジュニア。
ぱちん!
そしてすぐに電気がともり…
???「は〜い〜〜どなたですか〜〜」
なんとも間の伸びた声がかかってくる。
463 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:49:19 ID:EjW5hKVM
小「おれだよ。猛だよ。扉が閉まってるから開けてくれないか?」
ジュニアは聞き覚えのある声に懐かしさを覚えながら声をかける。
???「え〜。猛様は本日はもうお休みになったとおききしましたよ〜〜」
どうやら父か母の計略でジュニアは疲れてすぐに休んでおり、レセプションには参加できないと
言い訳したようだ。
小「いや、でもこの声聞き覚えあるだろ?」
???「………はい。たしか〜に、猛ちゃんですねぇ〜。でもそれなら守衛さんに頼めばいいのではない
ですか〜?」
小「むう…それは流石にカッコつかないだろ。それに守衛に見つかったらグランパに報告されるし…」
???「ふむぅ…確かにその思考パターンは猛ちゃんのようですね〜。少々お待ちを〜」
少々お待ちを…といってゆうに10分。かちゃりという音と共に寝ぼけまなこの女性が顔を出す。
年の頃は17.8だろうか?ナイトキャップにだぶだぶのパジャマ。肩にかかる赤毛に
緩いウェーブのかかっているのは普段みつあみにしているからだろうか?
464 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:50:20 ID:EjW5hKVM
小「…相変わらずの寝起きだな」
ロッテ「そんな事いう子には扉開けませんよ?」
眠くて自分でも何をいっているのかよくわからないのだろう。ロッテは黄金に輝くどう考えても鍵には
向かない素材で出来た鍵をふらふらともっている。
小「ごめん。そして久しぶり。元気してたか?」
ロッテ「元気じゃないですよお。眠いんです〜」
そういいながら無造作に裏口の扉を開けるロッテ。裏手の門とはいえ24時間体制で監視カメラが
動いており、ロッテの動きもジュニアの動きもバレバレなのだが長年の慣例なのか、こういう場合のみ
家主であるクラリッサ公へ報告がいかないことになっている。
〜〜〜
465 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:51:22 ID:EjW5hKVM
ロッテ「それじゃぁ猛ちゃん。さっきいったようにお部屋は昔と同じですから迷わないように
してくださいねぇ〜」
ようやく寝起きの状態から解除されたのか、ロッテは手をひらひらさせながら非常灯しかともっていない
廊下を歩き出す。
小「大丈夫大丈夫。それじゃなロッテ。一週間だけどヨロシク」
そういいながら部屋へと入ったジュニアは天蓋つきのベッドの中でぐっすりと…
むにゅ…
小(むにゅ?)
柔らかい感触に不思議に思ったジュニアは掛け布団をめくってみると、そこには紫乃とドラミが
寄り添うように眠っているのだった。
小(ああ。待っていてくれたのか…悪い事したな。明日からが本番だし、一日くらいはみんなで
遊ぶのも悪くないのかもしれないな…)
そんな事を思いながらベッドの横に置かれたソファーで眠りにつくのだった。
〜〜〜
466 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:52:42 ID:EjW5hKVM
ルリタニア2日目。
その日ジュニアはとても大きな声でおこされる。
???「猛ちゃん!なんてお行儀が悪い!あと2.3歩でベッドなんですからギリギリで横着
しないでくださいませ!」
小(……ん?ここは…あ、そうか。グランパの屋敷に来たんだったな…)
そんな事を思いながら目をしぱしぱさせると目の前にみつあみ赤毛、眼鏡をかけたややそばかすのかかった
女性がジュニアの顔面数センチの所まできていた。
小「おはようロッテ。今何時?」
そう聞きながらいつの間にかかけられていた毛布を引き剥がそうとすると
とてつもなく重い。
小(???)
不思議に思ったジュニアが力ずくで引っぺがすと、そこにはドラミが包まっていた。
467 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:53:58 ID:EjW5hKVM
ロッテ「まあ猛ちゃん。いつの間にかロリコンになっちゃって。クラーラさんに言いつけちゃいますよ?」
小「ちょいとまて、これは妹のドラミだ。グランパから聞いただろ?」
そういいながらドラミを揺り起こすジュニア。
ドラミ「ふにゃ?パパ、おはよう」
そういいながらぺったりとくっつくドラミ。
ロッテ「………これは…やっぱり報告するべき…かな?」
ジュニアの事を良く知るロッテからすればロリコンという事はありえないと承知しているのだが
いたずらっ子のように眼鏡をきらーんと光らせる。
小「だからちょっと待ってくれ。誤解だよ」
寝起きという事で本気か冗談か気づかないジュニアはクラーラ姉さまに報告される事に恐怖を
覚えると必至に弁明する。
468 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:55:12 ID:EjW5hKVM
ロッテ「…ふふふ。冗談ですよ猛ちゃん。ドラミちゃんの事は昨日の夜に紹介してもらいましたから」
あまりに慌てふためくジュニアに満足したのかロッテはそれでは10分以内にドラミちゃんを起こして
朝食に来てくださいね。
そういい残し去っていくのだった。
〜〜〜
そしてそれからきっかり10分後。ジュニアは最低限の身だしなみを整えるといくつもの椅子が並んでいる
大テーブル…その一番端に座る。
小「おはようございます。お爺様。」
一番の上座にはクラリッサ公。以前のような威厳は僅かに衰えているが、それでもその身に纏う威風は
変わらず、思わず背筋が伸びる。
クラリッサ公「うむ。おはよう。長旅ご苦労だったね。で、持病の膝頭ムズムズ病は治ったかね?」
小「は?…あ、はい!もちろんです。昨日は晩餐会に参加できずに申し訳ありません」
ジュニアは恐らく強がついたのであろう、でまかせの持病を肯定すると早速運ばれた食事に
口をつける。
469 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 20:56:40 ID:EjW5hKVM
クラリッサ公「さて、わしは公務があるでな。早速じゃが今日はどうする?既にコーチは
雇っておるのだが…」
それは一番初めの約束。つまりはプチ留学の本来の目的であるサッカー訓練のコーチの事を
いっているらしい。
どうしますか?
A.今日はサッカーの特訓だ!
B.今日はまだ体調がすぐれないのでやすませてください。
C.その他
先に1票入ったものを選択します。
470 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 20:57:28 ID:???
A
471 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 21:09:30 ID:EjW5hKVM
A.今日はサッカーの特訓だ!
小「それでは早速ですが今日から特訓をお願いします」
食事中ということでナプキンで口元を綺麗にし、そう答える。
と、そこに一緒に朝食をとっていたドラミが
ドラミ「お爺様。よろしければ私もお兄様の特訓にお付き合いしてもよろしいでしょうか?」
ティルとの特訓でついに礼儀作法に関しては完璧になったドラミはその潜在能力に潜ませる
威風を撒きながら有無を言わせない雰囲気を作る。といっても歴戦の魔物といってもよい
グランパには涼風のだったようだが。
小「ああ。それならよろしければドラミだけでなく、紫乃にもお願いしたいのですが」
ドラミの意外な言葉に渡りに船とジュニアは更に言葉を乗せる。
クラリッサ公「ふむ…紫乃には別のレッスンを考えておったのだが…そうだな。丁度コーチも
3人呼んでおったのだ。よかろう、許す」
472 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 21:10:32 ID:EjW5hKVM
威厳のある…そして老獪な声でジュニアのおじいさんは答える。
小「三人?それはだれですか?」
クラリッサ公「そう急かすな。たしか…
浦辺
と
ロリ・コンナンデス
、それに
サトルステギ
じゃったかの」
小「そ、そんな人を!?」
意外な言葉に思わず目をみはるジュニア。
473 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:11:39 ID:???
紫乃にげてー!
474 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 21:14:05 ID:EjW5hKVM
誰からのコーチを受けますか?
A.浦辺
B.ロリ・コンナンデス
C.サトルステギ
先に1票入ったものを選択します。
※ジュニアが選択しなかった人物は、紫乃、もしくはドラミが訓練を受ける事になります。
つまりロリ・コンナンデスは大変危険です。
475 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:16:50 ID:xcAOuH2c
A
476 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:19:59 ID:???
だからってロリコンナンデスは正統派GKだから、旨みがないんだよなぁ……
せいぜい戦術眼位?
それもチームの信頼が無いと使えないし……
477 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:25:36 ID:???
家族を守るか能力をとるかで後者をとった、と
あとは祈ろう
478 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:28:38 ID:???
個人的にはジノって好きなキャラなんで軽いギャグで済めば良いけど…
479 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:31:15 ID:???
いやまて、どこにもジノとは書いてない。
すなわち、ただのそっくりさんだったりしてな。
480 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 21:31:37 ID:EjW5hKVM
>>473
数少ないはずれキャラを選ぶとは…にげて〜〜!
>>476
それでも一流プレイヤーですからね。一応選べば競り合いは特訓可能で、あと対キーパー用のスキル
(うまくいけばPK○)を考えてました。(多分死にスキルになるでしょうがw)
>>477
そうですね。ドラミなら何とか自分の身は自分で守れます。この判定にかけましょう。
A.浦辺
小(浦辺?浦辺って、あのうちのSCにいる兄弟の?)
あまりにの不可解な話にサトルステギなどの超一流プレイヤーの名前と、どこかで聞いたような名前
の人物を忘れる。
小「それじゃ浦辺反次選手でお願いします」
そう答える。
クラリッサ公「そうかね。日本人には日本人というのもよかろう」
481 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 21:32:38 ID:EjW5hKVM
そういいながら見事に蓄えられた髭をひとなでし…
ドラミ「それではわたくしは…」
ドラミ運命の選択→! card
お1人さまで! cardの数字を抜きコピペってください。
ダイヤハート ロリ・コンナンデスを指名した。
スペードクラブ サトルステギを指名した。
となります。
482 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:37:07 ID:???
ドラミ運命の選択→
ダイヤJ
483 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 21:37:18 ID:???
ドラミ運命の選択→
クラブ6
484 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 22:07:05 ID:EjW5hKVM
ドラミ運命の選択→ダイヤJ
ダイヤハート ロリ・コンナンデスを指名した。
野生の勘というものは存在するのだろうか?ドラミは身の危険を感じ、サトルステギを選ぼうとして…
ふと紫乃の姿を思い浮かべる。
ドラミ「………」
僅かな逡巡。そして、
ドラミ「それではロリ・コンナンデスさんでお願いします」
自ら死地への旅を選択する。
クラリッサ公「そうかね。確か彼はキーパーだという話だ。彼を親の仇と思いシュートしまくるのもよかろう」
小「となると紫乃は残ったサトルステギ…ですね。確かものすごいヘディング技を持っているとか」
クラリッサ公「そうよな。毎回コーチは別の人物を召集するが一日猛特訓をすれば次の日は体を
休ませるのだぞ?」
485 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 22:08:08 ID:EjW5hKVM
小「はい。御忠告感謝します」
そうしてジュニアは浦辺と、ドラミは手をワキワキさせているロリ・コンナンデスと、そして
紫乃はサトルステギに特訓を受けるのだった。
〜〜〜
そして広いマウンドにジュニアは良く知る人物。静南に所属していたエース、浦辺反次と対面する。
浦辺「へぇ。話には聞いていたけど、本当にいいとこの坊ちゃんだったんだな?」
小「いえ。お金持ちなのはおじいちゃんだけです。というより、何故浦辺選手が?」
浦辺「よしてくれよ。今はどこにでもいる豆腐屋だ。ま、2.3ヶ月前に偶然会った爺さんが
なんだか名プレイヤーを探していてね。一応俺の履歴を教えたら是非にだといわれたんでね。
こいつらと観光がてらきたって訳さ。」
小「ああ。そういえばゴールデンウィークに日本に来ていましたから…て、こいつ?」
浦辺「ああ、家族一家で旅行に来てもおつりが来るだけのギャラを用意してもらったんでね。
つれてきちまった。よかったらあの2人も一緒に特訓させるか?」
そういいながら大きな声で誰かを呼ぶ額にばってんをつけている浦辺。そして数分後…
486 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 22:09:40 ID:EjW5hKVM
浦辺(兄)「よお。…なんというか気恥ずかしいな。」
浦辺(弟)「そう?俺は嬉しいよ。こんな広いところで思いっきりボールを蹴れるんだからね」
同じ南葛SCの2人は別々の反応をする。
小「俺はどっちでもいいですよ。とにかく特訓さえつけてもらえるならどちらでも」
浦辺反次「そうか。それならみんな纏めて今日は徹底的にしごく!」
高らかにそう宣言し…
特訓と通常訓練どちらをしますか?
A.ドリブル特訓
B.シュート特訓
C.浮き玉シュート特訓
D.通常訓練(通常のコーチ効果に浦辺兄弟の補正が入るので安定した能力アップが望めます)
先に1票入ったものを選択します。
487 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 22:11:33 ID:???
D
488 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 22:11:43 ID:k9WOVMN2
D
489 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 22:24:49 ID:EjW5hKVM
D.通常訓練(通常のコーチ効果に浦辺兄弟の補正が入るので安定した能力アップが望めます)
小「そうですね。それじゃ普通の訓練コースをみんなでしましょう。」
そう答えるジュニア。
浦辺反次「ん?それでいいのか?…わかった、じゃあ今回は通常訓練だな」
どの訓練をしますか?
A.ガッツ 570 経験値0(NEXT5)
B.ドリブル 13 経験値7(NEXT8)
C.パス 11 経験値3(NEXT7)
D.シュート 9 (黒いサッカーボール+2)+(普通のスパイク+1)=12 経験値6(NEXT7)
E.タックル 17 経験値1(NEXT9)
F.パスカット13 経験値0(NEXT9)
G.ブロック 13 経験値4(NEXT7)
H.競り合い 11 経験値5(NEXT7)
I.セービング 5 経験値2(NEXT5)
(スキル)
J.小田急ドリブル(急行) 経験値1(NEXT7)ドリブル時、カードがスペードの時+3修正されます。
K.花のワルツ 経験値1(NEXT5)ドリブル時、カードがハートの時+3修正されます。
L.フェアリーダンス 経験値0(NEXT7) パスカットに+4修正されます。
M.ライン際のドリブル経験値0(NEXT5)ライン際ドリブル時+2修正されます。
N.パワータックル 経験値2(NEXT5) タックル時ダイヤで+3の修正。ぶっ飛ばし係数2
490 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 22:25:49 ID:EjW5hKVM
(フラグ)
O.格闘(追加技) 経験値0(NEXT3)
P.パワー系必殺シュート 経験値0(NEXT5)
Q.ジャンピングボレー 経験値0 (NEXT8)
R.旋風脚 経験値0(NEXT5)
S.変化!(ドラコ) 経験値5 (MAX35)
先に『1』票入ったものを選択します。
5年次ボーナスとして全ての行動に+1の修正が入ります。
A〜Hを選択した場合、良いユニフォームor黒いボールにより+1の修正が入ります。
A〜Iの訓練において浦辺兄弟との練習補正により+3の補正がはいります。
浦辺のコーチ効果により。ドリブル+3、パス+2、シュート+3、タックル+3
パスカット+2、ブロック+1、競り合い+2の補正を得ます。
(少人数にコーチするので本来のコーチより効果は高めです)
合計値が
17以上 経験+7
15.16 経験+6
13.14.経験+5
11.12.経験+4
8〜10.経験+3
5〜7.経験+2
3.4.経験+1
1.2.成長せず
の経験値を得ます。
491 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 22:31:36 ID:???
H
492 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 22:47:57 ID:EjW5hKVM
H.競り合い 11 経験値5(NEXT7)
小「それじゃみんないることだし競り合いましょう」
浦辺反次「よっしゃ。じゃ、2人も混ざれ!今日はひたすら全員でボールを追いかけるぞ!」
浦辺(兄)「おっしゃ!」
浦辺(弟)「了解!」
ボールの奪い合い→(補正値合計7)+! card
お1人さまで! cardの数字を抜きコピペってください。
合計値が
17以上 経験+7
15.16 経験+6
13.14.経験+5
11.12.経験+4
8〜10.経験+3
5〜7.経験+2
3.4.経験+1
1.2.成長せず
の経験値を得ます。
493 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 22:49:35 ID:???
ボールの奪い合い→(補正値合計7)+
ハート10
494 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 22:49:47 ID:???
ボールの奪い合い→(補正値合計7)+
クラブ6
495 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 22:50:01 ID:???
ボールの奪い合い→(補正値合計7)+
ハートQ
496 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 22:52:56 ID:???
補正ウマー
今からでもサッカーで一番目指したくなってきた
497 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 23:06:31 ID:EjW5hKVM
>>496
今までの低調振りが嘘のようですね。昔ちょっと書いた+4補正くらいを機に一気に成長率が上がる
仕様がようやくうまく機能してきたようです。まぁカード運に恵まれたというのが一番ですが。
ボールの奪い合い→(補正値合計7)+ハート10=17
17以上 経験+7
その日『銀とガラスの宮殿』の庭園にいた3人の子供と1人の大人はただただ少年のように
一つのボールを追い掛け回していた。してはいけない事はボールを持って逃げる事と、タックルを
すること。この二つを封印された少年達はこぼれたボールの奪いに行く貪欲さや、フィジカル面での
強さを一気に上げていくのだった。
ぴこーん!
H.競り合い 12 経験値5(NEXT8) となりました。
〜〜〜
498 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 23:08:46 ID:EjW5hKVM
そして一方その頃…
紫乃の特訓→! card
サトルステギの感性→! card
ドラミ危険を感じる→! card
手がワキワキロリコンデス→! card
上2行.下2行で! cardの数字を抜きコピペってください。
それぞれの合計値が
26以上! サッカー神になる!!!
23〜25 才能が更に開花!!
20〜23 サッカーの天才!
17〜19 まずまずの結果になる。
13〜16 まぁまぁの結果になる。
8〜12 ふつう… ある程度の能力がつく。
4〜7 やらないよりマシ…
3以下 息が全く合わない…
※マークが一致するとダイヤ+5 ハート+4 スペード+3 クラブ+2の修正を受けます。
紫乃はシュート系、ドラミは競り合いの特訓を受けます。
ロリコンデスの数字がドラミの数字より3以上高い場合…
更に5以上高かった場合…
8以上の差がついたときは…合掌…
499 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 23:09:25 ID:???
紫乃の特訓→
クラブ2
サトルステギの感性→
ダイヤ4
500 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 23:10:32 ID:???
ドラミ危険を感じる→
スペード7
手がワキワキロリコンデス→
ダイヤ3
501 :
森崎名無しさん
:2010/05/25(火) 23:36:43 ID:???
>>498
補正も無くて、なんかコーチを一流選手にした意味が無いような…
サブキャラの特訓だからですかね
502 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 23:53:42 ID:EjW5hKVM
>>501
ああ、横着してすみません。表現上はいつもと変わりませんが内部パラメータの数字は結構違います。
具体的には紫乃はシュート特化という事もありますがジュニアとの特訓で20だした時と
ほぼ同等の伸びをしています。
紫乃の特訓→クラブ2
サトルステギの感性→ダイヤ4
ドラミ危険を感じる→スペード7
手がワキワキロリコンデス→ダイヤ3
紫乃の合計値6
4〜7 やらないよりマシ…
ドラミの合計値10
8〜12 ふつう… ある程度の能力がつく。
503 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 23:55:25 ID:EjW5hKVM
ジュニア達が素晴らしい成果を上げていく一方、紫乃とドラミはあまり効果を上げる事は出来なかった。
まず紫乃のほうだが、これはある意味当然といえる。もともと紫乃がサッカーを始めた理由は
猛やドラミ、それに兄には秘密だが強と楽しく過ごすためである。もちろん、サッカーそのものも
大好きなのだが。しかし、あくまで遊びの延長線上の好き、であって、家族の誰もいない中
いきなり特訓といわれても本来の能力を出すことすらままならず、紫乃は悲しそうな顔で
サトルステギのシュートの真似をするだけだった。
そして、逆の意味で危険なのがドラミとロリコンナンデス。もちろんこのコーチとして呼ばれた男、
ジノ・ヘルナンデスとは一切関係ない人物であるのだが、その能力はほぼ拮抗している。
そして性格も比較的近いのだが、最大の差異として…彼はロリコンだった。
ロリ「へっへっへ。嬢ちゃん俺を抜けるかい!?」
いかにもなスケベ顔でじりじりとにじり寄るロリ。
504 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 23:56:50 ID:EjW5hKVM
ドラミ「が、がおーー!」
普段は微塵も見せない獣性で対抗するドラミ。この二人の戦いは熾烈だった。
ボールではなく、ドラミのおしりを狙うロリ。それをボールをぶつけたり、滑空で逃げるドラミ。
最後にはドラミが禁断のファイヤブレスまで吐いてしまい、真っ黒こげなロリコンナンデスが
生まれましたとさ。でめたしでめたし。
ドラミ「やった〜!!かったよ〜〜!」
勝ち鬨を上げるドラミだったが、肝心のサッカー訓練は全然だたという。
ロリコンナンデス「あ、あいるびー…ばっく!」
ぴこーん!
紫乃のシュート経験が僅かに上がりました。
ドラミの競り合い能力が少し上がりました。
〜〜〜
505 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 23:57:51 ID:EjW5hKVM
小「………くは〜!こりゃ明日は筋肉痛確実だな」
浦辺(兄)「つ、つかれた…でもよかったのか?俺まで特訓に参加して?」
小「何言ってるんですが、同じSCの一員。それも自分の父親ですよ。当然です!」
浦辺(弟)「でもとーちゃん普段は豆腐屋が忙しいから全然練習に付き合ってくれないんだよね。
小田先輩のお父さんもそうでしょ?」
小「お、俺のところは…浦辺選手のようにプロじゃないからね。多分一緒に練習しても
それほどの効果はないんじゃないかな?」
親と兄がいることで浦辺(弟)にも優しく話すジュニア。
506 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/25(火) 23:59:03 ID:EjW5hKVM
浦辺反次「…ん?知らないのか?小田は確かにプロにはならなかったがそれはすし屋を継ぐためで
運動、サッカー能力なら俺達にも全然負けないなかったぞ?」
小「へ?ま、まっさかぁ!担いだってそんなみえみえの嘘、乗りませんよ」
浦辺反次(なんだ。小田の奴自分のこと話してないのか…といっても俺もあんまりあいつの事は
知らないからな。もしかして事故ったり、怪我をしたのかもな)
一人納得する浦辺反次。
小「でも今日はありがとうございました。お陰で一気に成長しました」
浦辺(兄)「ああ、俺の能力も実はこっそり上がってたりする」
浦辺(弟)「実は兄と同じ!」
夕暮れの中、大の字になる3人と少し考え事をする大人1人だった。
ぴこーん!
浦辺兄弟との友好値が+1されました。
浦辺(兄)友好値7
浦辺(弟)友好値7
〜〜〜〜
507 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 00:00:05 ID:mCsz6ozQ
小(もう駄目…何もする気がおきない…)
夕食をもぐもぐ食べ、広い浴場で足を伸ばしてドラミや紫乃、それに強やママンとお風呂に
入った後は泥のように眠るジュニアだった。
ルリタニア 8月1週 3日目
小「ふぁ〜、よく寝た……つつつ…やっぱり筋肉痛が凄いな。今日はグランパの言うとおり
特訓はなしだな。でも時差の関係で6日目には帰宅しないと夏合宿には間に合わないから
特訓はあと1回か…やっぱり1週間だけというのは短いな…」
そんな事を思いながら家では絶対に味わう事の出来ない極上の夢心地から醒めるジュニア。
508 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 00:01:24 ID:mCsz6ozQ
小(となると観光になるわけだけど…誰か誘おうかな?)
だれかさそいますか?
A.紫乃を誘う。
B.ドラミを誘う。
C.クラリスを誘う。
D.強を誘う。(難易度激ムズ)
E.ロッテ(メイドさん)を誘う。
F.1人で出かける。
G.どうせだから女の子に変身して出かける。
H.今日は一日勉強しようかな?(8月4週までに訓練しないと経験値が1下がります)
I.この場所ならなんだかかっこよくなれる気がする!(8月3週までに訓練しないと経験値が1下がります)
J.その他
先に『1』票入ったものを選択します。
509 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 00:17:32 ID:???
F
510 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 00:43:15 ID:mCsz6ozQ
F.1人で出かける。
小「折角の家族旅行だけどみんない筋肉痛だろうし、ママンの久しぶりの里帰りに観光につれまわすのも
悪いよな。今日は1人でいくか…」
そう思ったジュニアは1人で出かけることにする。出掛けにメイドさんのロッテに今日は晩餐会が
あるから早めに帰ってくるようにといわれたのだが、予定は未定である。
小(たしか一応パンフレットを持ってきてるんだよな。)
それは様々な国の言葉で書かれたドイツの空港にたどりついたときに手に入れたものであり、
現在のルリタニア情勢を知らないジュニアにとって中々に役立つものだった。
小(え〜と、出かける候補として…全てのものが高い水準で集まっているここ、クラリスタニア。
それに第二都市のヘクセンブルクは別名『魔女の街』と呼ばれる観光の街。ルリタニアの最南部に
あるだけあってローマ水道などの観光名所が多いらしい。次はミューレンブルク。芸術の町
として有名で結構有名なピアニストや色々な奏者を輩出しているらしい。そして交易都市
ネルトリンカ。様々な国と交易しているからこの地にくればヨーロッパ圏内のほとんどのアイテムを
調達できるらしい。珍しいアイテムもあるらしいからマリーさんに渡せば喜んでくれるものだって
多いだろうな。因みに製造工房や、バレエを初めとする芸術にも意外と強いらしい。
その他に気になるところといえば『妖精の森』。その名の通り、妖精や不思議なものを見ることが
多い不思議な場所らしい。といっても、観光スポットの一つだから危ないという事はなさそうだけど。
あとは…囲郭都市の周辺にある遺跡とか牧場とかだな。)
511 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 00:44:23 ID:mCsz6ozQ
もしこの地に詳しいメイドのロッテやクラリスを連れ出せばもう少し詳しい事を知る事が出来たであろうが
今のジュニアの記憶とこのパンフレットではこの程度しか理解できなかった。
どこにいこう?
A.まずは公都クラリスタニアをぶらぶらしよう。
B.とりあえず観光しようかな?魔女の住む町というのも気になるし。ヘクセンブルクへ。
C.フルートの事が何かわかるかもしれない。芸術の町ミューレンブルクへ!
D.まずはお買い物だと決まってる!交易の街、ネルトリンカへ!
E.妖精の森…俺の目なら何かわかるかもしれないな…
F.囲郭都市の周辺にある牧場にいってみよう!
G.囲郭都市の周辺にある遺跡にいってみよう!
先に『1』票入ったものを選択します。
512 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 00:46:05 ID:lilR7TKg
E
Jrといえばファンタジー。
513 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/05/26(水) 00:48:15 ID:???
妖精と言えばエルフと聞いて走ってきました
514 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 00:59:03 ID:???
妖精といえばドワーフやホビット派はおらんのか!
515 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 01:18:51 ID:mCsz6ozQ
>>512
なんだかもう引き返せないところまでファンタジーにまみれてきましたね。はじめはエッセンス程度
だったのに…
>>513
最近のエルフは華奢だけど巨乳という最近の風潮に許せない中の人です!
ディードリットこそ至高なのです!!
>>515
中の人はホビット派というよりハーフリング派です。いやトールキンは大好きですし、今回のイベントも
少しだけケルトの伝承が絡んでますが。ドワーフは…ラリホー!なら好きなんですけどね。
E.妖精の森…俺の目なら何かわかるかもしれないな…
小(ふむぅ…あんまりお金もないし…ここは妖精の森にでもいこうかな?)
なんとなくそう思いながら汽車に乗る。ここルリタニア内の汽車ならいくら乗っても無料になる
フリーパスを前もってグランパから貰っていたので気楽な移動である。
516 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 01:20:00 ID:mCsz6ozQ
ルリタニアは小国の名の通り、大きさ自体は日本の平均的な県の大きさとほぼ同等である。
故に、汽車による移動も30分もかからずに到着しする。
〜〜〜
小「へぇ…ここが妖精の森か…別に迷いの魔法とかはかかってないんだな」
そんな事を思いながら駅舎から出ようとすると…
ティル(あの…よろしければ私を出してもらえないでしょうか?)
普段はなるべくジュニアの思考のノイズにならないようにと声をかけることのないティル・ニー・ノグ
が声をかける。
小「…別にいいけど、どうしてまた?」
ティル「ここは懐かしい匂いがします。もしかしたら常若の国に続く道が空いているのかもしれません」
小「それは危険なのか?」
ティル「……それは判断しかねます。妖精たちがいたずらで開けた穴ならば埋めた方がいいでしょうし、
もし、マスターが望むのならばその妖精の国へいけるかもしれません。ただそうなると帰れる保障は
ありませんが…」
517 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 01:22:00 ID:mCsz6ozQ
小「つまり危険なんだな?」
ティル「…はい」
どうしますか?
A.ティルを召還し、妖精の穴を探す。
B.ティルを召還するが、妖精の穴は探さない。
C.ティルを召還しないが、妖精の穴は探す。
D.今回はあくまで観光。ティルは召還しないし、妖精の穴も探さない。
今回は重要選択肢なので先にID表示で2票入ったものを選択します。
※妖精の穴であり妖精の輪ではありません。
518 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 01:28:27 ID:wpPrn0no
A
519 :
森崎名無しさん
:2010/05/26(水) 05:16:21 ID:2NFcMaZw
A
520 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 12:50:22 ID:mCsz6ozQ
A.ティルを召還し、妖精の穴を探す。
小「ま、妖精の国にいくにしても穴を埋めるにしても見つけないと話にならないよな。とりあえず、
我は求めうったえたり!いでよ!ティル・ニー・ノグ!」
そういいながらバッグに括りつけられていた小さな水晶玉に念じる。
ふわ…
するといつもかジュニアが買い与えた純白のワンピースに身を包んだティルがサナギから羽化する
ように現れるのだった。
ティル「ありがとうございます」
小「……そういえばいつも思ってたことなんだけどティルは不思議な木からなら
俺が召還しようと思わなくても姿を現せているよな?」
ティル「はい。そうですね」
小「だったら水晶球からも勝手に出れるんじゃないのか?」
521 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 12:51:59 ID:mCsz6ozQ
たいした回答を期待することなくなんとなく訊ねるジュニア。
ティル「…今はまだ無理ですね。私とマスターの心の扉はまだ完全には開かれていませんから」
小「心の扉?」
ティル「あくまでものの例えですが、私が水晶からこちらに来るときは一度マスターの精神世界
を経由します。そして不思議な木とマスターの精神世界は直接つながっているのですが、マスターの
精神世界からこちらに出るときの世界はまだつながってません。なのでマスターが精神力を
消費してこちら側の扉を開けているのです」
小「相変わらず小難しいな。」
ティル「要は、私とマスターの絆がもっと強くなればマスターは自然に心の扉の鍵は私を拒む事が
なくなり、私は召還不要でマスターの水晶球からこちらへ出ることが可能になります」
小「あ、つまりもっと仲良くなればいいんだな?あれ?でも今でも十分親友だと思ってるんだけど?」
ティル「それは契約効果で初めからそうなるように仕組まれてますから。実際は一番初めに
会った時からつかず離れずですよ」
522 :
小田ジュニアの野望
:2010/05/26(水) 12:53:04 ID:mCsz6ozQ
小「いわれてみれば…たしかに…」
ティル「それに友好値8までは適当に一緒にぶらつくだけで上がりやすくなってますが、それ以降は
ちょっとしたイベント、そして10以降は更にあがる為のエッセンスが必要です。私とマスターは
既に友好値18の状態ですからかなり上がりにくくなってます」
小「そういえば一緒に試合観戦した井沢やジルベルトとは簡単に友好値が上がったけど、ティルや
春菜姫と観戦してもそれだけじゃ友好値上がらなかったもんな。後輩全員と見たときは
別に先頭きって号令していたわけじゃないから後輩達が思い思いにいろんな奴に話しかけて
俺の影響力自体が相当薄まっていたっということか…」
ティル「はい。ですので、月初めのお小遣いでは既に友好値が高い方を選ぶのがかなりお得です。」
小「へぇ。シナリオも残り半分切ってるこの状況で役に立つかは微妙だけどありがとう」
ティル「はい。私を20に上げるときっとサッカーにもきっとお役に立ちますので
一考くださいませ」
小「了解」
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