キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【そろそろ】小田Jr.の野望15【スパートかける】
1 :
小田ジュニア
◆P6f1cIsEKQ
:2010/06/10(木) 21:01:45 ID:gO5krpWo
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。
ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。夏休みを利用してプチ留学を兼ねての家族旅行に来たものの、
自由行動で妖精の穴に飛び込んでしまいさあ大変。ついた先の世界は常若の国『ティル・ナ・ノーグ』
時間の流れそのものが異なるこの世界から抜け出すために冒険を重ねるうちに、狼のホロケウと
友達になったり、ドライアードのフラウに一目ぼれされてしまい、なんとその場で結婚してしまう。
…なんだか永住してしまうんじゃないかと思うような生活の中、このスレで無事帰還することは
できるのでしょうか?
現在
常若世界での生活も2週間。宿で最下級クエストを地道にこなそうとしていたものの信じられない
の運の悪さでクエストの依頼そのものが現れず、お金が全く貯まらない猛一行。いい加減に業を煮やし
ワンランク上のクエストに挑むために酒場のマスターに頼み込む。すると実力を計るためにと
地下水路の異変を解決して欲しいと逆に頼まれ一路地下の上水路へ。向かった先には何がある?
といった第15弾です。
798 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 01:52:42 ID:???
では、今のうちに意見すりあわせー。
俺は
「エルロンにここにやってきた事情とティルに異変が起きてるから早いところ帰りたいんだ
という現状をばっちり話した上で、頭を下げて協力してくれないか、と頼み込む。
今はお金はあまりないけど、冒険者として雇えというならそれでもいい、とまで言う」
というつもりなんだが。
799 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 02:08:31 ID:???
冒険者として雇えというならそれでもいい ってのは要らないかなー
お願いしますって言えば半分の確率くらい、悪くてもダイヤでいけそ。 離婚することになるかもだけど・・・
800 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 02:24:36 ID:???
兎に角ティルが妖精じゃなくなって契約が切れるのは寂しい。
エルロンに頼って一刻も早くもとの世界に帰ろう
801 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 06:08:32 ID:???
どんなに運が悪くても女のためなら頭を下げれる
それが小田猛!
802 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 09:26:07 ID:???
>>798
一つの選択でそこまで色々やるのてずるいw
803 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 09:33:52 ID:UvQSgRxY
O、水源地でエルロンを呼ぶ
小「すっげぇ気障で嫌なやつだけど。それでも…まあたまにはこっちから会いに行くのもいいかもしれない」
フラウ「ちょっと?正気なの?」
小「ま、会ったとたんいきなり殺されるという事はないだろう。…多分」
それなら一昨日面会に来る必要などこれっぽっちもなかったはずだとジュニアは思う。もし
最悪の出会い方でなければ今頃はパーティに参加していたのかもしれない…などと思うほど
心を許しているわけではないのだが。
ティル「………」
〜〜〜
そして片道1時間という長い距離を歩きジュニアは水源地にたどり着く。
小(…それにしても街から一時間の距離にいろんなものがあるんだよな。まあ水辺があるのは当然だけど)
などと今は全く関係ないことを思いながらジュニアは大声で叫ぶ。
804 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 09:35:06 ID:UvQSgRxY
小「お〜い!エルロンや〜い!毎回そっちから接触してくるのは卑怯だろ〜!たまにはこっちから
接触させやがれ〜〜!」
ジュニアの呼び声→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください。
クラブ以外 エルロン登場!
クラブ なんと大声に誘われてモンスターが!
となります。
805 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 09:36:46 ID:???
ジュニアの呼び声→
ハートJ
806 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 10:12:30 ID:UvQSgRxY
ジュニアの呼び声→ハートJ
クラブ以外 エルロン登場!
ジュニアの大声から数秒後…
???「そんな大声を出さないでくれたまえ。林に住む者達が怯えるだろう」
相変わらず気障な喋り方で木の影から1人の男が現れる。
フラウ「でたわね!今日こそあなたの最後よ!」
いきなり臨戦態勢のフラウ。
エルロン「やれやれ…嫌われたものだね。いいだろう、いつでも受けてたつよ」
仕方なしとばかりに構えるエルロン。
807 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 10:13:36 ID:UvQSgRxY
小「ちょっとまて。今日俺が話しかけたのは…」
ジュニアはいきなりの怪しい雰囲気に仲裁に入る。
どうしますか?
A.ティルとフラウを釈放してくれた件についてお礼をいう。
B.どうしてそんなにストーカーしてるのか聞く。
C.いい加減に付きまとうな!といってみる。
D.ただなんとなく呼んだだけ。
E.たまには一緒に採取作業しないか?と無茶振りしてみる。
F.その他
先に1票入ったものを選択します。
808 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 10:20:08 ID:???
まずはお礼、その後で本題に入る
A
809 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 10:27:03 ID:???
>>798
ティルの異変が帰れば治るのは神視点のうちらしか知らないんじゃね?
何が起こってるかティル自身も知らない状態で何をどう説明すればいいんだろうか
810 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 10:59:55 ID:UvQSgRxY
>>808
そうですね。喧嘩別れや中だるみにでもならない限り会話は続行できるのでそれがいいと思います。
>>809
そのとおりです!もしティルの病状の事を安易に話したらそんな状況で旅にでるのかと
猛反対される事だったでしょう。情報を開示したのは罠を張るためではないのでここで
こけたらどうしようかと思ってました…
A.ティルとフラウを釈放してくれた件についてお礼をいう。
小「昨日は感情的になってまともな礼もしてなかったからな。ティルとフラウを開放してくれて
ありがとう。」
ジュニアは日本式に頭を下げて礼をいう。
エルロン「何、昨日もいっただろう。シャルロッテのためだ。気にする必要はないさ」
そう口にはするが、昨日の不承不承とした礼とは異なるジュニアの言葉に多少は気をよくするエルフ。
811 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 11:03:52 ID:UvQSgRxY
エルロン「それで、今日読んだ理由というのはそれだけかい?用事が済んだなら私はもう行くよ。
君達にばかり構ってるほど暇じゃないんでね」
そういいながら立ち去ろうとするエルロン。
どうしますか?
A.暇じゃない?何の用があるんだ?と聞いてみる。
B.どうしてそんなにストーカーしてるのか聞く。
C.いい加減に付きまとうな!といってみる。
D.たまには一緒に採取作業しないか?と無茶振りしてみる。
E.それじゃな。と別れる。
F.その他
先に1票入ったものを選択します。
812 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:06:00 ID:???
ドボンは免れたわけだが
ここはミーティングの時間だ
813 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:07:34 ID:???
病状と言っても行動に制限が入ってるわけでなし、
神視点情報といっても充分に推測できる範疇だと思うけど。
まあせっかくの公開情報だし、有効に使おうか
814 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:11:50 ID:???
まずはジュニア達もティルの異変を知ることから
そのためにはティルは花の妖精だから
ウッドエルフなら原因が木から離れてること(
>>226
)も分かるかもという期待を込めて
ティルの様子がおかしいことを相談かな?
815 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:19:43 ID:???
昨日立て替えてもらった宿代を返すとかは
エルロンさんは紳士的な振る舞いをすれば好感度上がりそう
ってそんな金がないのかな
816 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:20:23 ID:???
それは結局「こんな病状で〜」になるんじゃない?
AかBで相手の事情聞いた方がよくないか
817 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:25:07 ID:???
とは言ったって動かなきゃその病気治りそうにないもんよ
ってな訳よ
818 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:26:37 ID:???
>>816
それは違う気がするよ
原因を教えてもらうだけで旅に出るわけじゃないから
旅に出るしか解決法が無いとしてもこの時点でそれは別問題
819 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:30:50 ID:???
ああつまり、「知らないままのほうがいいんじゃないか」ってことよ。
ティル自身との会話もやんわり「おすすめしません」って感じだったし
820 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:34:11 ID:???
まずは原因、次に解決法
この手順をすっ飛ばしていきなり旅に出ると言い出せば猛反対もされるだろう
ちゃんと手順を踏めばエルロンの方から元の世界に戻るしかないと言ってくれる
さらに運がよければ「病人がいるなら仕方がない、護衛してやろう」となるかもしれない
821 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 11:37:23 ID:???
>>819
それってどのレス?
822 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 13:49:14 ID:???
>>819
早く教えて欲しい
せっかく中の人が時間あるのに進まない…
823 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:22:35 ID:???
>>822
俺は819じゃないけども。
「とりあえずティルの様子を見るのも必要じゃないか
具体的なタイムリミットがわかれば、計画もたてやすい」
これに対する、
「リミットがわかった時には手遅れの可能性もあるので少し危険な賭けですよ。」
これのことじゃね? つまり、(おそらくは)819の誤解。
つか、匿名掲示板で【お前が返事しないと話が進まない】も変だと思うが・・。
一応私見としてはAかBでエルロン自身の話が聞きたいね。
ここでティルのことを聞くのが吉と出るか凶と出るかはわからないから、
(俺は凶と出るほうが強いように思うが、最近ことごとく予想はずしてるし自信がない)
出来れば避けたいねぇ。
824 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:32:30 ID:???
ああそういうことね
>>819
小田さんは「ティルの様子を見る」を積極的に診察するという意味ではなく
とりあえず何かあれば分かるだろ=先延ばしの意味で取ったんだと思うよ、自分もそうだし
つまり
>>793
はそんな悠長なことをしてると手遅れになるという警告だと思う
825 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:35:37 ID:???
>>823
> つか、匿名掲示板で【お前が返事しないと話が進まない】も変だと思うが・・。
うん、だけど意見のすり合わせが必要だからさ…
826 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:40:30 ID:???
>>825
気持ちはわかるが、完全なすりあわせってのは無理だろう、こういうところじゃ特に。
で、どうする?
Aか、Bか、F「ティルの調子がちょっと変なので専門家の意見プリーズ」か。
Fはよさげに見えるが、「ティルの病状を安易に話す」に抵触するかどうかが問題、と。
827 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:45:12 ID:???
ティルの病状を安易に話して猛反対されるのは「そんな状況で旅に出るから」
だから旅に出ることを話さなければ無問題と思うんだけど
828 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:50:16 ID:???
きちんと状況がわかった上で「それでも旅に出ないといけない」となったら
エルロンも(むしろ積極的に)協力してくれるんじゃね、って言う読みだよね?
それもありだと思うけど、「
>>798
のように話したらそれは当然通る手順なんじゃね?」という意見もあるわけだ。
・・自分でまとめてて、この意見のずれは先日の「衛兵と商人」まんまな気がしてきた。
じゃ、専門家の意見を求めてみるか?
829 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:54:10 ID:???
それだったら抽象的に星見の塔について聞くってのはどうだ?
現実に戻る手がかりがありそうってくらいで情報が少ないし
エルロンがあそこは危ないと言えば、付いてきてくれないかとも言いやすいかも
830 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:58:03 ID:???
いいかも。ただ、そうなると「何しにいくねんな、あんなとこ」ってなるよな。そのへんはどうする?
先手を取って「別の世界から来ましたねん、帰りたいですねん」だと、フラウどうすんだー!になりそう。
そこを防ぐために、先にエルロンの事情(絶対、フラウのために何か今やってるぞこいつ)を知っておくのも
いいんじゃない? 具体的にはA。
831 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 14:58:50 ID:???
>>828
旅に出ることが通る手順ってことだよね?
そのことなら、旅に出ることが解決法ということをジュニアは知らないはず
もっと言えばタイムリミットがあるとは思ってない、定住もありと思ってるかもしれない
だから旅という選択は物語の登場人物の中には無いはず
832 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 15:22:31 ID:???
現時点でジュニアがマレーネの所に行く気になるのは、深い意味も無くそろそろ帰るかなって思うときだけ
ティルの病気の原因を知って初めて強く帰る必要性が出てくるわけで
まずはティルのことを知らないと始まらない気がする
833 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 15:25:02 ID:???
というわけでぐるっと戻ってきたのう。
「最近ティルの調子がちょっと変なので、妖精に詳しいウッドエルフ的な意見をくれないか」
でOK?
834 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 15:27:26 ID:???
もうそれがドボンでもおk
ランダムで決まるよりいい
835 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 15:29:44 ID:???
では、GO。Jrさんお待たせしました。
F「最近ティルの調子がちょっと変なので、妖精に詳しいウッドエルフ的な意見をくれないか」
836 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 18:53:49 ID:UvQSgRxY
F「最近ティルの調子がちょっと変なので。妖精に詳しいウッドエルフ的な意見をくれないか」
小「なあ、話は変わるんだけど、エルフって種族は妖精に詳しいんだよな?」
エルロン「いやそんなことない」
あっさり答えるエルロン。
小「へ?そうなのか?それにしてはウンディーネ召還できるしフラウを気にかけてくれてるし、
ちがうのか?」
エルロン「ウンディーネもフラウも精霊だよ。いや、そんなことはどうでもいいけどそれが
どうしたんだい?」
小「いや、ティルの様子が少し変だからウッドエルフ的な意見をきかせてくれないか?」
エルロン「そういうことか…」
実はエルロンには既に心当たりがあったようだ。ひとしきり話すかどうか悩んだ後。
837 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 18:55:09 ID:UvQSgRxY
エルロン「キミはそこの妖精についてどこまで知っている?」
どうやら躊躇している暇はないとおもったエルロンは話し始める。
小「一応ほぼ全てだと思う。俺とティルは意識がリンクしてるからティルと念話も出来るし、
普段は意識の表層に出ないようにしてるけど本当にその気になればティルの瞳で
世界を見ることも出来る」
エルロン「そうか。つまり彼女自身が認識していないことについてはキミも知らないということか…」
やはりといったように1人頷く
小「…どういうことだ?」
エルロン「まず最初に言っておこう。その彼女。彼女は今、何らかの力に浸食されている。それも
ありえないほど強い力に、だ」
838 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 18:56:10 ID:UvQSgRxY
小「………」
エルロン「もっと以前に異変が起きていなかったか?妙に感情的になったり、かとおもったら
心ここにあらずというふうだったり、力が暴走していたり…」
ジュニアはそこで思い当たる。確かに最初の頃の…特に寝起きのティルはかなり様子がおかしかった。
一時期それも也を潜めていたのだが、最近は普段でも感情がやけに攻撃的になったりするような気もする。
エルロン「どうやら心当たりがあるようだな。本来なら私が言うまでもなく気づくべきなのだが…
まあそれは過ぎたことだ。今更いっても仕方ないだろう。彼女は今、違うものに変容しようとしている」
小「変容?それってどういうことだ?」
エルロン「ふう…そこまで説明しないといけないのか…」
フラウ「私からもお願い。2号さんが大変なのはなんとなく気づいていたけど、そういうものだと
思っていたの」
エルロンが話し疲れはじめたときにすかさずフラウのフォローが入る。
839 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 18:57:15 ID:UvQSgRxY
エルロン「そうか。シャルロッテの言葉なら仕方がない。いいかい。彼女は見たところ共生型の妖精だろう?」
小「共生型?」
エルロン「そう。まあ彼女の場合見ればすぐにわかるが、その姿どおりなら恐らくは花の妖精。
花と共に生き、花が死ねば新たな花に転生する存在。それがどういうわけかキミと契約して
ものすごく成長しているようだけど…」
小「…ああ、そういう意味なら。でもそれは全ての妖精がそうじゃないのか?」
確か以前秋津姫様やえりるはシュガーの異質さの一つにそういった事をいっていたはずだ。
エルロン「???何を言っている?共生型の方が明らかに珍しいじゃないか。キミはあの檻の中の
小妖精を見てなかったのかい?いや、それ以外にも今までいくらでも妖精種はいただろう。
それが全員何かの化身のように見えたか?」
どうやらやはりエルロンはあの場にいたらしくジュニアにとって忌まわしき記憶を呼び起こさせる。
840 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 18:58:19 ID:UvQSgRxY
小「…そういえば…もしそうなら姿を現すも消すも自在。しかも、契約無しでは基本的に
その一部として存在しているはずだけど…確かに酒場にも妖精の楽団がいたし…どういうことだ?」
そこでジュニアはようやく今までなんとなく仮説として考えていた事の一つの結論にたどり着く。
そう、この世界は…ジュニアの本の世界ではないのだ。だからこそジュニアの知る地上には
存在しないはずの国、ティルナノーグに太陽や星が照らし、四界を海に囲まれ、
一日はきっちり24時間。本を持つ秋津姫は全ての法則を無視した完全無敵な存在なはずなのに、
小瓶というこれ以上ない道しるべがありながら一回も接触してこないし、こちらからの
話しかけにも反応しない。ジュニアの特異な物を認識できる力が働かなかったのも、
正確には全てが特異であったから全てに反応し、結果的に何にも反応しないという
奇妙な状態…極たまに見かける特異な存在こそジュニアにとっての特異ではない存在だったのだ。
それら全てが今までジュニアにここはお前の世界ではないと訴えかけていたのだ。
つまりこの世界はジュニアの世界の一部であるはずの伝説の常若の国『ティル・ナ・ノーグ』ではない。
841 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 18:59:30 ID:UvQSgRxY
小「…そうか…わかった。そういえば誰もこの世界をティル・ナ・ノーグとよんだことがない。
グリーニに聞いた時も、考えてみれば曖昧にはぐらかされていた…
ティル、ごめん。全ては俺のせいだ。この世界は俺の世界じゃないからティルは法則を書き換えられていた。
…いや、違う。もしそうなら俺自身も書き換えられるはず。それなのに特に変化はない。
自分で変化がないと思っているだけか?…でもやはりグリーニは
異邦人という存在は極端に珍しくないといっていたし…ティルだけ特別?なんでだ。」
もう少しで全ての答えが出そうなのに最後のピースが…そしてもっとも重要な最後のファクターが
ジュニアには思いつかない。
小「でも、もしそうならば…実世界に戻れば…治るのか?確定ではないにしろ、最悪でも
秋津姫様の力を借りればあるいは…」
理由はわからない。しかし、解決法をついに発見したジュニアだった。
842 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 19:01:06 ID:UvQSgRxY
エルロン「さっきから何をぶつぶつ言っている?問題が解決したなら私はもう行くぞ?」
どうしますか?
A.さっきから何を急いでいるんだと聞いてみる。
B.どうしてそんなにストーカーしてるのか聞く。
C.いい加減に付きまとうな!といってみる。
D.たまには一緒に採取作業しないか?と無茶振りしてみる。
E.自分の素性を教えてみる。
F.ティルが何の力に侵食されているのか調べられないか聞いてみる
G.早速街に戻り、マレーネの塔に向かう準備をする。
H.その侵食を止める方法はないのかと聞いてみる。
I.その他
先に1票入ったものを選択します。
843 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:04:55 ID:???
次の質問は無理っぽいし、
Aでエル士(とフラウ?)の核心に迫るか、Hで時間稼ぎを図るか、かな。
俺はAがよさげかな、と思う。
844 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:08:35 ID:???
Bでストーカーしてる理由を知るのも良いかなと
なぜフラウに執着するのかを知りたいし
845 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:11:54 ID:???
今からエルロンの身辺ルートに突入する余裕があるかという問題もあるよ
846 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:12:59 ID:???
正直飛ばしたなぁ…という印象。
本来2、3回中間クッションをおいて段階的にネタバラしをしたかった事を、
今回の会話でほぼバラしたんだろうな。
つまり、それだけ切羽つまってるってことか。
実はジュニアさんもなるべく殺したくはないようだとわかったことが一番の収穫かもしれん。
847 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:13:07 ID:???
んー、味方に付けたいならある程度接触しないと、とは思うんだな。
あと個人的にすごく知りたいと思っていることは否定しないw
848 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:43:16 ID:???
今回はすり合わせなくても良さげだし、投票したい人に譲るよ
849 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:44:49 ID:???
マレーネの塔に行ったとしてジュニアは残ってとりあえずティルだけ元の世界に戻すってのは可能か?
それならフラウの口ぞえもあるし、エルロンも協力してくれるんじゃないか
ティル問題を解決してから、エルロン・フラウルートの解決に向かうってのは駄目なのかな
850 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:48:53 ID:???
んでは、失礼して。
A
851 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 19:52:13 ID:???
納得できる理由がないかぎり無理だろうね。
何度も死にかけた世界に残るって単なる自殺志望者だし。
ティルと別れる=ティルとの契約が切れる。Orティルが向こうの世界に行く=今までずれていた時間の流れが同調する。のどちらかだろ。
852 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 20:18:23 ID:UvQSgRxY
A.さっきから何を急いでいるんだと聞いてみる。
小「ああ、ありがとう。それはそうとなんだか急いでいるようだけど、何を急いでいるんだ?」
エルロン「……そんなことを話してどうする?」
一瞬エルロンは最初にあったころの目つきに変わる。
小「いや…なんとなく。」
エルロン「好奇心は猫をも殺す。世の中には知らない方がいいことが多い。それでも知りたいのか?」
小「……ああ、だってフラウに関係することだろう?」
ジュニアとてそこまで鈍感ではない。エルロンをこの水源地で呼んだこともその一環だ。
853 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 20:19:23 ID:UvQSgRxY
エルロン「簡単に言うとこの森の復活だ。本来シャルロッテはこの森の守護者として育つはずだった。」
小「守護者?」
エルロン「そう。それを貴様が何の気なしにシャルロッテを人間に無理やり転生されたことで…この森は死ぬ」
小「…なんでだよ?フラウは単なる白樺の木の木精だろ?」
エルロン「では逆に聞こう。この林に存在する全ての木がシャルロッテのように人の姿に化身できると
おもうか?」
小「………」
確かにジュニアは林でもココでも、森の途中でも他にドライアードという存在を知らない。
854 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 20:20:24 ID:UvQSgRxY
エルロン「だから、だ。そういう才覚を持つ木の苗というのは本当に極僅か。ユグラドシルシステムの
祝福を与えられたものだけだ。」
小「…なんだそれは?」
エルロン「シャルロッテ。キミは本当に何も知らない赤子だ。恋にいき、愛に死ぬのは木精として
当然のことだが…だがキミは本当のそれを知らない。麻疹のようなものだ。今なら…いや、
もう過ぎたことだ。好きに生きるがいい。後の事は私たちに任せてくれればいい」
ジュニアの疑問を無視するかのようにフラウに語りかけるエルロン。それは何故だか娘を想う
父のような表情にも見えた。
フラウ「当然よ。私は私の生きたいように生きるの。運命だとか宿命だとかは信じないの。
ただ今、私は生きているって実感が欲しい」
それは一度生きることを諦めた少女だからこその言葉であろう。
855 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/19(土) 20:21:33 ID:UvQSgRxY
小(ユグラドシルシステム…なんだそれは?)
どうしますか?
A.ユグラドシルシステムについてもう一回聞く。
B.もう聞きたい事は終わった。別れる。
先に1票入ったものを選択します。
※片方は結果的に罠も同然です。お勧めしません。
856 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 20:26:46 ID:???
…これは聞く方が罠臭い?
聞いたら長く苦しいエルロンルートが始まっちゃう?
それとも聞くべきなのか?
857 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 20:27:43 ID:???
もう過ぎたことだ、と言ってるし聞かないのが正解だと思うけど…
選ぶ勇気が出ねぇよww
858 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 20:31:56 ID:???
ティルのこともあるし、首を突っ込まない方が良いかもね
ここはジュニアが主人公である本の世界じゃないしエルロンに任せるべきかな
Aは罠な気がする
859 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 20:51:18 ID:???
罠だよなあ、どう考えても罠だよなあ、でもなあ…
860 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 20:57:26 ID:???
知ることによってjrの世界が広がっちゃうからね
プラスになることもあればマイナスになることもある。
861 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 21:24:05 ID:???
直接罠じゃなくて結果的にだから、ティルが間に合わなくなるってことかな
862 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 21:27:09 ID:???
エルロンルートにはいるとリミットに間に合わない、んだろうね
863 :
森崎名無しさん
:2010/06/19(土) 23:40:34 ID:???
どうでもよくないけど一票は止めましょうよ
864 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 00:07:35 ID:???
B
これだけ時間かかってもその1票すら入らないのに?
それに意見のすりあわせしてるなら票数関係ないじゃん。
単に俺たち全員がチキンなだけだろ?それを責任転嫁するのはいくない。
865 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 00:09:12 ID:???
うーん、一票だからそのチキン具合が加速されてるところはあると思うなあ。
ああ私はチキンですよ、それは認めますよ、もちろん。
866 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 00:40:14 ID:or83cOQo
了解しました。とりあえず試しに明日は2票制にして見ます。
で、ペースが変わらないor逆に遅くなる。の場合1票制に戻します。
B.もう聞きたい事は終わった。別れる。
小「ま、いっか。今はもっと重要な事がある。」
ここで妙な事に首を突っ込んで、折角手に入れた情報を無駄にする事は出来ないと判断したジュニアは
それ以上追求する事をやめることにする。
エルロン「…とまあ、こんなところだろう。それではそろそろ私は行くよ。最後に…もし、
ほんの少しでもそこの彼女の変容を止めたいなら、極力力を使わせないことだ。
私の見立てではもう末期に来ている。力を使えば使うほどその力の元となるものが少女を蝕む」
小「わかった。」
ウッドエルフの最後の忠告を神妙に聞きながらエルロンが消え去るのを眺めるジュニアだった。
〜〜〜
867 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 00:41:17 ID:or83cOQo
小「はづきの時計売ったから正確な時間はわからないけど、恐らくまだ昼前だろうな。これから
どうしようか?」
A.このまま帰っても仕方ないし、水源地で採取作業をする。
B.一刻も早く塔に向かった方がいいだろう。街に戻る。
C.その他。
先に1票入ったものを選択します。
868 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 00:43:27 ID:???
B
一度町で色々調べたり整理したりしたい。
869 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 00:53:52 ID:or83cOQo
B.一刻も早く塔に向かった方がいいだろう。街に戻る。
小「それじゃ戻ろう。ティルの様子がおかしいのは多分、この世界に長くいすぎたからだ。
早いところ戻った方がいいかもしれない」
フラウ「元の世界?なにそれ?」
小「それは街に戻ったら多分話す」
フラウ「うん。でも何があっても私はタケシさんの奥さんだからね。」
ぎゅっとジュニアの腕を組んで街へと戻る一行だった。
〜〜〜
870 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 00:54:56 ID:or83cOQo
小「さて、どうしよう。今までの情報を纏めたいなら一度酒場に行くのもいいかもな。逆に今から
知らないところにいってもあまり意味がないかもしれない。」
ティル「すみませんマスター。私のために…」
どこに行きますか?
A.夜具のほかにもガラスの小瓶など、採取に有利になるものも売っているらしい道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。買い足そう
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.狩りも兼ねて近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.あんまり意味がないけどラシェンの鍛冶屋へと向かう。
G.本屋さんへGO!
H.やっぱり採取作業へ向かおう!
I.重労働らしいけど…石切り場に向かおう
J.お金はないけど訓練所にいってみるか
K.魔法ギルドに行ってみよう。
L.鍛冶ギルドに行ってみよう。
M.服飾ギルドに行ってみよう。
N.少し街の中を探検するか。
O.今もっているアイテムを売って路銀にしよう。
P.その他
先に1票入ったものを選択します。
871 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 00:57:12 ID:???
C
元の世界の話、まったくしてなかったんか…それはどうなんだJrよw
872 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 01:15:47 ID:or83cOQo
>>871
いやぁ…実はこの関連でも一個イベントを考えていたのですが、時間的にもう無理っぽいので
ここできっちり潰してみました。
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
小「それじゃちょっと酒場に戻ろうか?」
ジュニアたちは当然の流れとして酒場へ向かう。
〜〜〜
丁度昼時という事で酒場には昼飯に戻ってきた冒険者や近くの商店街のオヤジなどが食事を取る
食堂となっており、そこそこの賑わいを見せていた。
マスター「おや?こんな時間に戻ってきてどうしたんだい?」
小「いえ、ちょっとテーブルを一つ借りてもいいですか?」
マスター「ああ、それは構わないけど…」
873 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 01:17:09 ID:or83cOQo
マスターの了解をとったジュニア達は店の邪魔にならない一角を占領する。
どうする?
A.マスターに誰か知らない冒険者を紹介してもらう。
B.マスターに誰か護衛をしてもらえないか口を利いてもらう。
C.マスターに採取に良さそうな場所が無いか聞いてみる。
D.マスターに採取できる種類のものが他にないか聞いてみる。
E.マスターに酒場でバイトできないか聞いてみる。
F.ショートソードをくれた元騎士のクーフに話しかける。
G.リズを探してみる。
H.今までの情報を纏めてみる。
I.フラウに元の世界のことを話す。
O.もう出かけるか
P.その他
先に1票入ったものを選択します。
ドワーフのガインや小妖精の鼓笛隊はいません。
874 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 01:24:26 ID:???
I
これやってからH、がいい気がする
875 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 01:28:13 ID:???
ということで今日はここまで。
お疲れでした。
876 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 02:24:29 ID:???
乙でしたー
877 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 11:46:01 ID:???
一個しつもん
塔に行くにあたりホロケウは自動的に付いてきますか?
もし来ないならお別れを済ませておきたいので
878 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 12:35:35 ID:or83cOQo
>>874
えっちの前には愛が必要だろいうことなのか!?
>>876
ありがとうございます。
>>877
いざ出かけるときに選択をします。余程な事がない限りもとの世界まで連れて行くことは出来ませんが
マレーネの塔までなら連れて行ってもいいかもしれません。※ただし…
I.フラウに元の世界のことを話す。
小「それで…だ。まず経緯を纏める前に話すことがある」
ジュニアは今まで曖昧にしていた事を話し出す。
〜〜〜〜〜
〜〜〜〜
〜〜〜
〜〜
〜
879 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 12:36:39 ID:or83cOQo
小「という事で俺はこの世界の住人じゃない。こっちの世界では異邦人と呼ばれる存在らしい」
フラウに合うまでの経緯、特に自分の世界の事を大真面目に話すジュニア。
フラウ「…つまりストレンジャーとかエトランゼと呼ばれる存在なのね?」
採取作業などで強い日光を浴びながらも白い肌を全く失わないフラウは意外なことにあまり驚かない。
小「そういうことになるらしい。といっても俺の推論も入ってるからどこまでが本当なのか
わからないし、もしかしたら根本から考え違いをしているかもしれない。」
ジュニアもつい数時間前まではここはティル・ナ・ノーグだと思い込んでいたのだ。考えてみれば
矛盾する点がものすごくたくさんあるのに全てをその先入観で納得していた。つまりまだ
自分はその先入観に捕らえられ根本的なことを見逃している可能性があるのだ。なので最低でも
マレーネの塔に行くまでは断定すべきではないだろう。
880 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 12:37:41 ID:or83cOQo
フラウ「…実はね、なんとなくそうじゃないかと思ってた。あなたが私の中に入ってきた時、記憶の断片を
覗き見ちゃったんだけど、その世界は今私が知っている世界と大きく違った。それに冒険者をしている
わりにはあまりこの世界の常識に詳しくないようだし。でもそれでもついていくって決めたんだから、
私は構わない」
美しいソプラノの声でジュニアにそう答えるフラウ。その言葉の韻律はとても美しく、
そんじょそこらの歌姫見習いなど足元にも及ばないだろう。
小「そうか。だけど他にも色々と問題があるんだ。たとえば俺の国では18まで結婚できない。」
フラウ「大丈夫。私はその国の人間じゃないし、あなたが18になるまで待つ。それに…なんというか
その…あっちは別にいいんでしょ?」
昼のうちは流石に恥ずかしいものがあるのか、顔を真っ赤にさせるフラウ。白い肌が耳まで紅潮し、
なぜか少年であるジュニアですらその初々しさをいとおしく思ってしまう。
881 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 12:38:51 ID:or83cOQo
ティル「ダメです!私の目が黒いうちは許しません!」
当然のように間に入るティル。多少色あせているとはいえそれでも彼女は美しく、否が応でも
注目を浴びてしまう。
フラウ「む〜。いいじゃない。好き同士なんだし。ね?」
小「???何のことかよくわからないがティルがダメといってるからダメ。」
フラウ「あなたがそういうなら仕方ないか。」
ちょっとだけ拗ねる若奥様。ちょと悪い事をしたかなと思いつつジュニアは話を戻す。
小「それに他にも問題があるんだ。翠の瞳や髪はカラーコンタクトや髪染めということで
無理やり納得させるとしても俺の世界では戸籍というものがしっかりしていて、違う国には
パスポート…こちらでいう通行手形がなければ移動ができない。しかも、俺は自国じゃない国から
この世界に落ちてきたから、元の世界に戻るにはパスポートがいる」
882 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 12:40:08 ID:or83cOQo
フラウ「それは、自分の国に戻らないといけないことなの?」
小「そ、それは…考えてみれば確かにそう…かもしれないけど。」
折角仲良くなった友達もいるのに今更日本を離れるなんてジュニアには重すぎる判断である。
きっとグランパなら了解してくれるだろうが、紫乃やママンとはなれて暮らすことなどできるだろうか?
…ドラミはきっとルリタニアに残ってくれるような気もするし、えりるはもともとジュニアが景品として
手に入れた(ということになっている)ので問題ないような気もするが…
小「そこは戻ってから考えるか。とにかく俺たちの状況がわかった?」
フラウ「…うん。私はついていくよ。いいでしょ?」
少しだけ不安そうだがそれでも微笑んで答えてくれる。
小「ああ。フラウは俺の嫁さんだから当たり前だ」
ぴこーん!
幾つかのフラグが解除されたり立ったりしました。
883 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 12:41:22 ID:or83cOQo
〜〜〜
小「という事でようやく本題かな?」
どうする?
A.マスターに誰か知らない冒険者を紹介してもらう。
B.マスターに誰か護衛をしてもらえないか口を利いてもらう。
C.マスターに採取に良さそうな場所が無いか聞いてみる。
D.マスターに採取できる種類のものが他にないか聞いてみる。
E.マスターに酒場でバイトできないか聞いてみる。
F.ショートソードをくれた元騎士のクーフに話しかける。
G.リズを探してみる。
H.今までの情報を纏めてみる。
O.もう出かけるか
P.その他
ID表示で先に2票集めたものを選択します。
884 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 12:43:33 ID:9CmpikMU
H
885 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 12:54:26 ID:bR394QRo
H
886 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 13:15:55 ID:???
フラウのためルリタニアで暮らすルートか
プレイヤーが望めばどんなカオスな展開にも出来るな
887 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:13:45 ID:or83cOQo
>>886
そうですね。ドラミと同じ方法を使えばもう少しスマートにいくかもしれませんが、そこは
カード神に祈るしかないでしょう。
H.今までの情報を纏めてみる。
小「という事でようやく情報のまとめだ。といっても今までまともに情報を集めようと思ったことが
ないからあまり集まっていないけどな。」
ティル「そうですね。今わかっている事は、東に数日行ったところに星見の塔といった場所がある
という事ですが、地図を買ったことで正確な日数がわかりました。街道を2日歩いて、そこから
山の高台を半日ほど歩くと到着できると思います。なので、3日ほど見れば大丈夫でしょう。」
そういいながらジュニアのバッグからシャハーン周辺の地図を取り出し見渡す。
888 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:15:09 ID:or83cOQo
フラウ「…この道なら乗合馬車通ってるんじゃないの?」
ティル「その可能性も考えましたが、この街からダヌへの乗合馬車料金は1人銀貨3枚。3人と
狼を連れて移動するにはあまりにも高すぎます。」
小「…ホロケウを半額に負けてもらっても銀貨10枚以上いるのか。確かに2日歩いた方が
効率的という事…商隊護衛とかはダメなのか?」
ティル「中央区唯一の都ダヌへの道はどうやら宗教的な意味合いがあるようで余程信用できる人物でないと
依頼はもらえないでしょう。一番近い街であるムリアスですら10時間の旅。
途中で抜ける護衛なんて誰も欲しがりません」
小「そうか…たしかに、街間の距離があればそれだけ街道は寂れるし、そこに野党や凶悪な怪物が
入り込む隙が出来る。最初の一日だけの護衛なんて役に立ちそうもないな。」
889 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:16:32 ID:or83cOQo
フラウ「やっぱり歩いて移動するのがいいみたいね」
そう結論付ける3人。
小「となると最低でも夜具が3人分。それに食料か…1日目は全部弁当でいいけど2日目からは
保存食じゃないといけないな。今もってる携帯食料は4食分。ホロケウを入れると一食で終わるな」
フラウ「お金が全然足りない…今もっているものをもっと売っておいた方がいいと思うよ」
小「ああ、正直ドラコの汗なんて何で持っているのかいまだにわからん。その気になればドラコから
いくらでももらえるもんだし」
〜〜〜
890 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:17:37 ID:or83cOQo
ティル「そして次に、そこにはこの世界の全ての事象を認識できるマレーネ・ウォルフという
人物がいるらしいこと。ここの最大の問題点はあくまで『認識できる』ことに限定されていること。つまり
戻る方法を知っている可能性は非常に高いのですが、その場でぽんと戻してくれる可能性は
あまり高くありません。というより恐らく無理でしょう。そんな超常的なことが出来るなら
『認識できる』ではなく『具現できる』という謳い文句になるはずです」
小「なるほど…確かにいわれればそのとおり…」
ティル「そしてマレーネという人物は『偏屈』で通っているらしいのですが、運がいいことにその理由を
知ることが出来ました。」
小「ああ。確かこの酒場のガインというドワーフのおっさんが教えてくれた。プリンが好きなんだよな」
ティル「そうです。その情報を知らなければたとえその場にいってもムダ骨になっていた事でしょう」
891 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:18:39 ID:or83cOQo
小「でも、プリンの作り方なんて知らないぞ?」
ティル「それは本屋で調べるか、後はここのリズ様ならレシピくらいは知っていると思います。」
小「いっそのことどこかの雑貨屋で買うのもいいけど…保存方法がないから到着した時には
腐ってやがる…ということになりかねないもんな」
ティル「そうですね。少し高い買い物でよければ常温保存できるプリンというものもあるらしいですが」
小「そんな便利なのが売ってるのか?」
ティル「はい。この世界は冷蔵庫なんて便利なものは魔法に頼った氷室しかありませんから
保存に関してはかなり進んでいるようです」
小「なるほど…わかった。という事は今しなければいけないのは金の工面、それにプリンを作る方法を
リズに聞くか、常温保存可能なちょっと高めのプリンを買う。そして夜具と保存食を買ってマレーネの
塔に出かける。…後は出来れば誰かに護衛して欲しいけど…心当たりがあまりいないんだよな」
892 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:19:53 ID:or83cOQo
ティル「そうですね。採取作業ばかりでほとんど交遊を広めることが出来ませんでしたから。
因みに気づいてましたか?」
小「???何に??」
ティル「今まで酒場のマスターにお土産を持っていったときだけ夜のイベントが起きてたんですよ?」
小「……そういえば…誰かに話しかけられたときはいつもお土産持っていっていたな」
ティル「つまり累積以外にもそういう効果があったんですよ」
小「今からでも間に合うかな?」
ティル「連続宿泊ボーナスも途切れてしまいましたし、宿全体で考えるとあまり効果的ではないですね。
ただ、今晩もお土産を持っていけばリズ様とお話できる機会が出来るかもしれません。」
893 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:20:53 ID:or83cOQo
小「そっか。いざとなったら…」
フラウ「あのエルロンに…頼むなら、私から頼んでもいいけど…かなり忙しそうだし確率は半々かな?」
小「半分でも上等。一番最初に会ったときは殺されそうになっていたんだ。それに比べれば御の字だよ。
っと、かなり話し込んだし、もう昼も過ぎた。今日はここでタダで貰ったお弁当を食べてまた出かけるか」
そういいながらリズ謹製おべんとうを食べる一行だった。
ぴこーん!
道具屋に常温保存可能プリンが陳列されました。
〜〜〜
894 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 14:22:03 ID:or83cOQo
〜〜〜
マスター「いってらっしゃい」
お昼時間もすぎ、ジュニアたちは再び出かける。
どこに行きますか?
A.夜具のほかにもガラスの小瓶など、採取に有利になるものも売っているらしい道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。買い足そう
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.狩りも兼ねて近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.あんまり意味がないけどラシェンの鍛冶屋へと向かう。
G.本屋さんへGO!
H.やっぱり採取作業へ向かおう!
I.重労働らしいけど…石切り場に向かおう
J.お金はないけど訓練所にいってみるか
K.魔法ギルドに行ってみよう。
L.鍛冶ギルドに行ってみよう。
M.服飾ギルドに行ってみよう。
N.少し街の中を探検するか。
O.今もっているアイテムを売って路銀にしよう。
P.その他
ID表示で先に2票集めたものを選択します。
銀貨3枚銅貨6枚
895 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 14:28:22 ID:wLAaDgB2
A
896 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 14:31:25 ID:MaCTqcJU
A
ドラコのあれって売っていいものだったのか。
897 :
森崎名無しさん
:2010/06/20(日) 14:50:38 ID:???
金細工売りたいよなぁ・・売ったらまずいんだろうけど
898 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/20(日) 18:06:40 ID:or83cOQo
>>896
一般的には汗腺が無さそうなドラゴンの汗というものすごいレアアイテムですが
ジュニアにとっては珍しくともなんともないアイテムですから。素直に頼めば
ドラコからいくらでももらえると思いますよ(あんまり貰うと不審がられるでしょうが)
それにいざとなったらドラミもいますし。
>>897
まずいというより、元の世界…特にとある場所での印籠とか免罪符、通行書みたいなものですから…
絶対に売ってはいけないということもありませんが幾つかのイベントが封印されます。
A.夜具のほかにもガラスの小瓶など、採取に有利になるものも売っているらしい道具屋へ。
小「それじゃ道具屋に行こう。最低でも夜具と保存食、それに出来ればプリンも欲しい」
そういいながらこの街で始めて道具屋へと向かうジュニア。
店主「らっしゃい!お客さん何を御入用で?」
そこはムリアスの道具屋に比べると多少はこじんまりしているものの、夜営具など、サバイバルよりな
アイテムが数多くそろえられておりこれからの旅に向かうジュニアにとっては心強いものだった。
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