キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】

1 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/08/01(日) 01:03:13 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。




前スレ

【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1276437824



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。


224 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:09:58 ID:???

【地霊殿・七月二十五日・夜】



ドズガアアアアアアアウゥゥゥゥゥゥンン!!!!!! ……ゴオオオオォォォォォォォンッッ!!!!!!!!!

夜のしじまを盛大に破る轟音と揺れに、練習の汗をシャワーで流し、寝転んでた松山は一気に覚醒し跳ね起きた。

松山「な、何だ!? 隕石サイズの雹メテオ!!? それともどこぞの監督が光の巨人に――――!!?
    そうだサインだ! 違う避難だ! シャンハイ万一の危機に備えて色紙を――――!」
シャンハイ「光様落ち着いて!」

慌てふためき、避難方法を頭の中で並べたり窓の外を見るが、二度の揺れの後は静まり返るだけだった。
タイミングとしては、「ここじゃ被害が出る場所を変えるぜついてこい!」そんな様に思えた。
とりあえず大震災(地底だとしゃれにならない)にはならなさそうなので、松山は安心して何か行動する事に。

松山「繰り返すようだが明日はまたまた大切な試合……夜は何をしようか」


225 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:11:54 ID:???

夜の行動を選択してください。


A 地霊殿の外に出る
B 誰かの部屋に行く
C 体を休める(*来客の可能性があります)
D 個人練習をする
E アイテムを使ってみよう
F シャンハイとお喋りしよう
G その他 したい行動を併記してください


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

*松山のガッツが減りました。 (700/900)→(400/900)



今日はここまで。
松山の恋愛あれこれについてこちらで補足します。
このスレに限ってですが、ろくに進展なかった理由の一つには、松山の心理が働いていました。
形はどうあれ成就て事になる、ということは……
松山の行動より外に、東方のキャラクターが藤沢美子から松山光を勝ち取るということになります。
言ってみればプレイヤーがあまり干渉しにくい部分ですが、裏設定としてずっとありました。
それではお疲れ様でした。


226 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 00:26:01 ID:NRxYnajk
C

乙でした

227 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 01:10:25 ID:Zap+1MpQ


体力回復しとかんとね
お疲れ様でしたー

228 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 19:24:31 ID:???
恋愛解禁か
俺は霊夢狙いでいくけど
絶対的ヒロインでもいないと修羅場になるだろうなあ


229 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 19:31:58 ID:???
恋愛かどれぐらいの難易度で設定されてるか楽しみだ

【本命】藤沢
【対抗】霊夢+、萃香-
【穴】シャンハイ
【大穴】早苗

こんな感じかな?

230 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 19:36:42 ID:???
鳥類繋がりでお空なんて……無理っぽいな、色々とw

231 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 20:04:08 ID:???
本スレの松山が藤沢とは完全に切れてるから【本命】藤沢は一番難しいんじゃね?w
しかし並列世界とか見れる紫が特異点の元凶である森崎をどう評価してるのか気になる

232 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 21:45:39 ID:???

>>226-227
乙感謝です。毎日暑い中で励みになります。
>>228
参加者の意見が分かれることしばしばなので、絶対的ヒロインは生まれにくいですね。
そう考えると別世界のダイヤの女神さん等は偉大と改めて思うのです。
>>229
このスレの松山だと、そんな感じでしょうか。
ただ【本命】含めて全て未知数で、サッカーのみならず恋愛成就も参加者さんの采配と運次第。
何せ刺繍フラグを窓の外へ投げ捨てろを地でやった男ですから。
>>230
空「うにゅ? 私と熱核融合したいの?」
>>231
本スレの藤沢さんがどうなってるかイマイチ分かりませんので。 切れたままかどうかも不明?
それに加えて、やはり原作公式は強いです。(しかし難易度は、風祝さんと仲修復どころではないでしょうが……)
森崎は……このスレでの彼は、ブラジル出発に向けてトレーニング三昧してる頃。 紫が手出すのも神隠も難しい?


233 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 21:46:47 ID:???

C 体を休める(*来客の可能性があります)



平穏が戻り、地霊殿にも影響はないと安心した松山は、夜は出歩かず自室で過ごすことにした。
明日は試合。 これ以上体力は使わず、じっくり回復して万全な状態で臨まなければならないからだ。

松山「それに第一、夕食の時間だしな……そう言ってる間にこの足音は」
ゾンビフェアリー「失礼します。 お食事をお持ちしました。 ……あ、あのっ」
松山「……?」

いつもの様に、丁寧なノックの後夕食を運んできたゾンビフェアリーが、何やら意を決する様に声をかけてきた。
淡々と給仕の仕事をこなしてきた彼女が率先して話しかけてくるのは初めてのことだった。

ゾンビフェアリー「あのぅ……お客人のお食事を用意できるのも今回が最後と聞きましたので……。
         お世話として、今日の夕食には、調理担当に黙って私が手作りの料理をお運びしました」
松山「て、手料理か〜! (何だか嬉しい展開か? 何だか今は安全保障効いてるみたいな気するしな!)
    それで……どんなものを作ってきてくれたんだ?」
ゾンビフェアリー「は、はいっ。 実はご用意したのは……」



先着で


ゾンビフェアリーの手料理 → ! food ! drink


*特別な料理の場合、何か起きるやもしれません。


234 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 21:49:09 ID:???
ゾンビフェアリーの手料理 →  コーヒー牛乳   牛乳

235 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 21:49:50 ID:???
コーヒー牛乳はfoodなの?w

236 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 21:50:18 ID:???
牛乳しかねぇwww

237 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 21:50:48 ID:???
drinkじゃないのかw

238 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 21:51:03 ID:???
とりあえずシャンハイ大喜び

239 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 22:46:45 ID:???

ゾンビフェアリーの手料理 →  コーヒー牛乳   牛乳


手作りであってもゾンビフェアリーの丁寧な動作は変わらず、白いテーブルクロスの上に『料理』が置かれた。
松山はウキウキと、(何故か箸もナイフもフォークもないことは気になりはしたが)献立を確かめる。
チョンと並べて置かれた白色の飲み物と、琥珀色の飲み物……それだけ、を前にピシと固まった。

松山「あ、あれ? これ牛乳と……珈琲牛乳、だね?」
ゾンビフェアリー「はい。 丹精を込めてお作りしました。 朝イチで届いた牛乳に、珈琲を加工し……」
松山「そ、そういうこと聞いてるんじゃなくて! ほらお腹に溜まるモノとか……が……」

しかしゾンビフェアリーは、自分の手料理に一片たりとも疑いを持たない様子でにこにこと見てくるだけ。
妖精の純粋な視線を前に、まさか追加の料理を今すぐ持ってこいとか……松山には言えなかった。

松山「(ぎ、牛乳は好きだぞ? 特に北海道の牛乳は美味しいんだ健康的なんだ!
    だ、だが……せ、せめて……練習後で試合控えてるんだし、トースト一枚位は……)」

兎にも角にも、用意された手料理を前にまごついてられず……松山は牛乳と珈琲牛乳とを連続で一気に飲み干した。
喉越しも後味も良く、冷えてて……とても美味い牛乳な故に、とても複雑な心境になってしまう。

松山「あ、ありがとう……美味しい牛乳だった!」
ゾンビフェアリー「良かった! そう言っていただけて私自信つきました!」
松山「ソ、ソウ……コレカラモガンバッテネ」

片言でどうにか夕食のお礼を述べてゾンビフェアリーを送り出した松山は、振ってた手をだらんと下げた。

松山「(マナー悪いが……あとでこっそり食べ物つまみに……)
    い、いや武士は食わねど(ギュルルルル)…………背、伸びるといいな〜なんてな! ははは!
    さ、さぁ夕食も飲んだし、残った時間……明日の試合の戦い方についてでも……ん?」


240 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 22:48:34 ID:???

先着で


地霊殿、夜の客 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 霊夢
ハート→ 萃香
スペード→ 射命丸
クラブ→ 誰もやってきませんでした。
JOKER→ 三人共やってきた! 更にどこかで聞いた声……?


*松山のガッツが回復しました。 (400/900)→(500/900)


241 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 22:49:01 ID:???
地霊殿、夜の客 →  ダイヤ7

242 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 22:49:17 ID:???
地霊殿、夜の客 →  ハート6

243 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 22:50:25 ID:???
スペードとクラブが逆だと思うんだ(素)

244 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 23:26:03 ID:???
>>243
この状況でなら、射命丸は当たりでした。(ある意味上の二人より?)
素直に手を貸してくれるとは限りませんが、最新情報に最速の足は貴重です。

245 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 23:27:08 ID:???

地霊殿、夜の客 →  ダイヤ7
ダイヤ→ 霊夢


一応夕食も済み、牛乳も片付けられて……松山の思考は自然と明日の試合についてシフトした。
地霊殿の戦力は承知しているし、その中には一緒に組んだ面々もいるので分析材料には事欠かない。
意外な伏兵がいるかもしれないが、おおよその出場選手、その顔ぶれは予想がつく。

松山「GKさとりさん、センターバックにお空。 ボランチにこいしちゃん。
    ヒーバードは恐らくウインガーで使われるだろう。 他にもドリブル得意な選手の話がちらりと出てた。
    残るはAMFとFWに人材を用意してくるか……ダースギズモやマッキーもなめてかかれないしな」

こうして並べると、地霊殿の豪華な布陣は、守矢カップに出場してくる強豪チームと比べても遜色ないと思えた。
味方に迎えて戦う時が楽しみなことは確かだが、やはり明日の試合の厳しさが先立ち、表情が険しくなる。

松山「とにかく。層も質も劣ってるこちらが追いかける展開になる……それだけは避けないとな。
    隙を突いて先取点を奪って……終始こちらのペースで試合を運ばないと」

その為のゲームプランを模索しつつ、うろうろと部屋の中を歩く松山。
それを中断するノックの音が聴こえて、足音に気付かなかった松山は慌てて部屋にいると告げた。

霊夢「光、いるー? いるみたいね。話したいことあるから入らせてもらうわよ」
松山「霊夢さん……ぁ」

部屋を訪れた霊夢の顔を見て、腕相撲の件を思い出して、理由はつかめないが松山の思考は停滞する。
だが霊夢はおかまいなしに、シャンハイと挨拶を交わすなりして許可を待たず椅子に腰掛け、松山に顔を向ける。

霊夢「こうやって地底で話してんのもおかしな気分ね。……なんか考え事してたみたいだけど?」
松山「ああ、そりゃ……(そうだな、明日の試合に一緒に出場するんだし……他にも話しておくべきこと、あるか?)」


246 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 23:29:04 ID:???

どうしますか?


A 早朝練習に誘ってみる
B 地上のことで話を聞いてみる(*話す内容は後で選択できます)
C 明日の試合でGKをやってもらえないか打診する
D 明日の試合について話をする(*話す内容は後で選択できます)
E 食べ物でもないか訊く
F もう一度、メンバーについて心当たりないか訊く 
G その他 霊夢に対しての発言や行動を併記してください。


*後2回まで選択できます。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。 お疲れ様でした。


247 :森崎名無しさん:2010/09/10(金) 23:30:36 ID:7OrgSxag

今からメンバー集めるのは無理だろ・・

248 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/11(土) 00:25:23 ID:???

再投票します。


A 早朝練習に誘ってみる
B 地上のことで話を聞いてみる(*話す内容は後で選択できます)
C 明日の試合でGKをやってもらえないか打診する
D 明日の試合について話をする(*話す内容は後で選択できます)
E 食べ物でもないか訊く
F もう一度、メンバーについて心当たりないか訊く 
G その他 霊夢に対しての発言や行動を併記してください。


*後2回まで選択できます。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


森崎板が牛乳の海に沈む……今回のは前触れに過ぎなかった……なんて。
お疲れ様でした。


249 :森崎名無しさん:2010/09/11(土) 00:33:15 ID:???
G 俺がここまで来れたことに礼を言う

いつも力になってくれる霊夢にお礼が言いたい
細腕でゴールを守ってくれたこととか

250 :森崎名無しさん:2010/09/11(土) 00:34:17 ID:U4WUgWQs
おっと失敗
G 俺がここまで来れたことに礼を言う

いつも力になってくれる霊夢にお礼が言いたい
細腕でゴールを守ってくれたこととか

251 :キャプテン岩見:2010/09/11(土) 00:48:57 ID:SRn0SNB6
G
>>250

252 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 00:47:06 ID:???

G 俺がここまで来れたことに礼を言う



霊夢が部屋に訪れるまでの間、明日の試合でどう勝ちを拾えるか、松山はそれだけを真剣に考えていた。
しかしやってきた霊夢の顔を眺めてる内、ふと別の思いが胸中に湧いてきた。
思いとは感謝の気持ち。
今こうして地底の妖怪達と交流を結ぶまで、幻想郷で一人となった松山にはとても苦しい時期もあった。
矢尽き刀折れ、倒れる事なく前進を続けてこられたのは、霊夢の助けがあってこそではないかと思えた。
意識するや、湧き出る水の様に溢れてきて、松山は黙っていられずに霊夢に向けて告げた。

松山「霊夢さん」
霊夢「……」

少し緊張含めた松山の声音に、シャンハイとお茶の談義に移りかけてた霊夢が、何事かと目線で問うてくる。

松山「前も言ったけど、もう一度言わせてくれ。
    ありがとう。
    俺が腐ったり歪んだりせず、今も目標に向かって進めるのは……。
    もちろんシャンハイがいて、萃香さんも良くしてくれて……。
    そして……そして霊夢さんの助けがあってこそ、だと。 これまでのこと、全て、本当に感謝しているんだ!」
霊夢「……ぁ……?」

座ったままな霊夢は一瞬口を半開きに、表情も固定された。
すぐに目線を履物に向けて、松山の続けて吐きかけた言葉を右掌で遮る様にして留めた。


253 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 00:49:03 ID:???

霊夢「な、あ――(こ、こいつはっ毎度ながら唐突な急に調子が狂うというか。
    でも確かに……畏まってお礼される程、手助けしてきたのかしらね……改まって思うと)」
松山「(不思議ではあるな。
    幻想郷に来て以来、目まぐるしく動いて走り続けたのに、気付くといつも霊夢さんが近くにいた気がする)」
   
たらればの話。
困っていたら、そんな時に道の曲がり角で誰かと会いそうな予感があれば、そこには霊夢がいたというだけ。
普段なら気にも留めない瑣末事。しかし幾度も重なり、地底の奥底でも続くとなれば、流石に感慨も芽生えてくる。
どうにも決まりの悪い沈黙が場を包み、ややあってから霊夢が繕うような無愛想で口を開いた。

霊夢「……よーするにだ、日々の感謝を込めて私にお礼がしたい、でいいのね?」
松山「え? いやそうじゃなくて、感謝を言葉で伝えたかっただけで」
霊夢「うるさい言葉だけで信仰は得られないし腹も膨れない! ってわけで……」


254 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 00:50:39 ID:???

先着で


素朴な感謝とその結果 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 霊夢「そういえば光のことは何も知らないっけね」
ハート・スペード・クラブ→ 霊夢「地上戻ったらお賽銭よろしく」
JOKER→ ダイヤ+???


短いですが今日はここまで……GMさんにも思うところ色々とありますよね。
お疲れ様でした。


255 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 00:52:25 ID:???
素朴な感謝とその結果 →  スペード3

256 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 21:07:38 ID:???

素朴な感謝とその結果 →  スペード3
ハート・スペード・クラブ→ 霊夢「地上戻ったらお賽銭よろしく」


松山「お賽銭か(やっぱりなぁ……)
でも、どうしてそんな賽銭に拘るんだ? 霊夢さん、妖怪退治で収入を得て暮らしに困ってない筈じゃ……っ」

つい資料で知ったことを口滑らしそうになり、松山は里で小耳に挟んだことにして誤魔化した。
特に気にもせず、霊夢は賽銭箱の金銭はそれとは別だと聞かせてくる。

霊夢「自分の神社で閑古鳥鳴いて――信仰薄くなったら、何とかしなくちゃと思うでしょ? 巫女なんだから。
    毎朝日課でお賽銭箱見て、偶さかお賽銭が入ってたら幸せな気持ちになるし」

霊夢は自分でそう言いながら、光景を浮かべてほにゃっと幸せそうに顔を綻ばせる。
同い年の少女が、淡い夢見てはにかむ姿は可愛いと思えたが……。
松山の目には、霊夢のそれは賽銭箱にお賽銭が入ってた〜ではなく、行列が築かれてるのを夢想してる様に思えた。

松山「わかった。 地上に戻ったらまたお賽銭入れに……。
    でも、俺はもう二度は入れてるんだよな。 信仰の足しになるのか?」
霊夢「はっ、……そうね……確かに。 光が地底に向かってからは、またろくに参拝客も来なくなったし。
    信仰の量も増えなくなったし。 定期的に神社に足運んでくれる人がもっと現れないことには……。
    この状態が続いたら、ま〜た山の上から早苗が営業停止言い渡しにやってきかねないわね」
松山「東風谷さんが? (そういえば最初の、まだ出会って間もない頃から、お互い顔見知りな風だった。
    何か折衝でも起きたんだろうか……信仰巡って派手に喧嘩したとか。 ……まさかなぁ)」


257 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 21:10:03 ID:???

若干怖い想像をして、松山はとにかくそれなら、自分以外にも賽銭を入れる者が現れればいいのかと尋ねた。

霊夢「まーそういうことかしら。 けど承知の通り、人里では妖怪神社扱いされてるし。
    頑張ったところで易々と見つかるかしらね……」
松山「(博麗神社にお賽銭を入れに来る層の獲得か。 まぁ……あの人とかあの人とか平然と来てくれそうだよな)
    わかった。 無事地上に戻ったら、博麗神社の参拝客を俺からも集めてみるよ」

安請け合いぽく思えたが、松山とてこれまで頑張ってきた中で里人とも交流し、幸いに候補はすぐ頭の中に浮かんだ。

霊夢「これだけは先に言っておくけど、通貨に偽装した木の葉だとか、氷投げ込む様な輩はお断りよ?
    二度とそんな真似する気起こさよう懲らしめるだって結構な手間なんだから」
松山「え、え? (冗談……な風にも見えないな)
    だ、大丈夫だ。 店の看板とか公共物に悪戯をする様な奴が、殊勝にも神社でお賽銭を入れると思えないしな!」

そう言った瞬間、テーブルの上でお茶の用意をしていたシャンハイが何故かコテンと仰向けに転がった。
不自然な動作に見えて心配するが、返るのは上擦った声で何でもないですとの一点張りで、松山も追求は控えた。

霊夢「それじゃよろしく頼むわ。 沢山集めてきたら、きっと光には特別なご利益がある……と思う」
松山「ああ、請け負うよ任せてくれ!
    (なし崩し的に引き受けることになったが……霊夢さんに日頃の恩を返せると思えば安いもんだな。
    よし、サッカーは勿論だが、これもまた新たな目標と思って頑張るぞ! 次話す事は……)」


258 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 21:11:06 ID:???

どうしますか?


A 早朝練習に誘ってみる
B 地上のことで話を聞いてみる(*話す内容は後で選択できます)
C 明日の試合でGKをやってもらえないか打診する
D 明日の試合について話をする(*話す内容は後で選択できます)
E 食べ物でもないか訊く
F もう一度、メンバーについて心当たりないか訊く 
G その他 霊夢に対しての発言や行動を併記してください。


*後1回まで選択できます。
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

*霊夢の好感度が上がりました。
*博麗神社の参拝客を集める約束をしました。


259 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 21:12:07 ID:vJqQaHvI


260 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 21:12:45 ID:8gGkB0Fc
D
今メンバー聞いても時間なくない?

261 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 21:13:24 ID:HFMgsMwg
d

262 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 21:15:49 ID:???
>>244
最新情報に最速の足は貴重とあったから時間はあると思った
ま霊夢は最速じゃないから難しいだろうけどね

263 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 22:42:31 ID:???
霊夢さんかわいい

264 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 23:41:44 ID:???

>>262
現時点で雛に追いつく事が可能で、明日の試合に出場してほしい旨の伝言を届けられるのは射命丸だけでした。
見返りに何を要求されるかを考えなければ、とても頼りになる戦力ですね。


D 明日の試合について話をする(*話す内容は後で選択できます)


次に松山は、明日の試合に勝つ為に、霊夢の知恵(というより勘)での意見を参考にするつもりで試合の話に変えた。
だが霊夢の言によると、地底に来たばかり。
妖怪と好んで接触もしてなかったので有益な話にはならないと言われてしまう。
そこで松山が見聞きした地底の妖怪達の特徴、個性、サッカーで得意とするポジションをあらかた霊夢に聞かせると。

霊夢「なるほどね。覚姉妹に、妙な力を得た地獄鴉……目立った戦力はそんなところか。
    んー、引き分けか、最悪白旗を振る羽目になりそうと思ってたけど、まだ戦いにはなりそうね」

彼我の戦力差を正しく把握した上で、霊夢は勝率には触れず、しかし勝ちは拾える可能性だけは残ってると言った。

松山「戦いには、か。その言い方だと、正面から挑めば敗北必至……霊夢さんはそう思ってるんだな?」
霊夢「直感に頼るまでもない。 誰がどう見たってチーム力に差がありすぎ。
    戦いようがあると言ったけど……萃香が早期に失点をしないのが大前提だし。
    守ってばかりでも駄目。下手に攻めにいくのも下策。 うーん、何かいい考えある?」
松山「……(とにかく霊夢さんの勘が訴えてくるのは、敗色濃厚、か。
    だが上手く戦えば、実行できれば、勝つ可能性も残されているのは間違いないようだ。
    勝敗の鍵を握るのはやはりゲームプラン。 点をやらない我慢の時を続けるか、どこで点を取りに動くか……)」


265 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 23:43:56 ID:???

幸いにも、松山の知る限り地霊殿にはフィニッシャーがいない。
そして何といっても、松山達には萃香という守護神がいるのだ。
覚醒したギズモは手強いが、萃香ならまずゴールは許さないだろう。その安心感があれば集中して攻める事が出来る。

松山「……筈なんだが、どうにも嫌な予感がするんだよな」
霊夢「何だそうなの? 私もさっきの話には、どこか落とし穴がある気がするのよね……。
    普通に考えたら、たいしたFWいないなら引き分け以上にもってける筈なんだけど。
    そうそう、FWといえば、魔理沙のことで聞きたいことあったわ」

不意に出てきた魔理沙の名前に、松山は面食らう。
確かに霊夢が代替として出てきたのは、魔理沙が突発的に行方を眩ましてしまったからだ。息つかせず霊夢は言う。

霊夢「紫から聞いたんだけど、魔理沙が地底を出てったのは、光のおかげで目標達成したからなんだってね。
    貸しを作るの嫌いな奴だから、本気で光に感謝してるんならそれなりの置き土産残してたんじゃない?」

長年の相棒なだけに、霊夢自身はその場にいなくとも、魔理沙の行動を正確に言い当てていた。
魔女が残していった置き土産、特に隠す必要もないので松山はツボから取り出し霊夢に見せてみる事に。

霊夢「【マスタースパーク】指南書か。使いではあるけど、扱いに困るもの置いてったわね。
    魔理沙か種族・魔法使いの妖怪でもいないと、ひょろひょろレーザーしか撃てないだろうし。
    んー、でも……何でかしら。 これが突破口になる気がするのよね……」

しかし魔法については門外漢であるからか、それとも勘だけでは埋まらない要因があるのか。
霊夢は押し黙ってしまい、やがて指南書を突っ返してきた。

松山「とっと……(何か、この指南書に隠された使い方があるのか?
    だけど魔法なんて……俺は霊夢さんよりも専門外だ。 明日の試合の戦い方、どうする……?)」


266 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 23:46:11 ID:???

どうしますか?


A 開始早々、マイボールにし雪崩攻撃を仕掛ける!
B 前半は守りを固めて貝の様に閉じこもり、後半勝負に出る!
C 中盤では絶対負けない。ワンツー多用で攻め数を多くする!
D さとりさんの能力は近距離でなければ発動しない! 積極的にミドルシュートを狙っていく!
E シャンハイに気づいた事はないか訪ねる。
F 【マスタースパーク】指南書の使用法について考えてみる?(*3票で決定となります)
G アイテムを使ってみる
H その他


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。 お疲れ様でした。


267 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 23:47:02 ID:vkABdgHI

はっきりいえばシャンハイのことだよね、これ

268 :森崎名無しさん:2010/09/12(日) 23:47:45 ID:J/sal4UY

シャンハイに読ませるとか?
しかし、それだと普通過ぎるよな…

269 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 00:14:59 ID:LfaeGf5k
C
未決でしたね

270 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 00:16:06 ID:gjhYRdLU
F

271 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 00:32:20 ID:xbgrCsW6
F
日付変わってるんで

272 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 00:33:07 ID:FtHgwcFY
ほんじゃこれで
F

273 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/13(月) 23:18:53 ID:???
>>269-272
はい。再投票感謝です。

274 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/13(月) 23:21:16 ID:???


F 【マスタースパーク】指南書の使用法について考えてみる?


松山は暫く指南書を眺めていたが、やはり霊夢同様、良いアイデアも浮かばず……。
シャンハイの、お茶の用意ができたという声で、どんな猛暑の中でも熱い茶を好む霊夢は早々に席に戻った。
一方で、松山は……どこか余裕を失くした様子の、三行半をつきつけてきた魔理沙の事を思い出していた。

松山「(あのときは驚いた……リュカさんの杖が難題のドラゴンの杖だと聞くや否や彗星みたいに……)」

手を振り払って〜だとか、する以前の問題に、松山は呆気に取られる他ない果断さで魔理沙は離脱行動に出た。
持ち主だけに、パニックになっていられず追い縋ったリュカの手も届かぬ地底の空へ急上昇し姿を消したのだ。
幻想郷の住人と違い、シャンハイなくして空路を追う術をもたない松山には、その時点でどうにもできなかった。

松山「(……そうだ。直前の会話、魔理沙さんの見る俺は、キャプテンとして頼りがいがないと。
    チームを負け戦に付き合わせるとも……くっ結局……その評価を是正する機会はなかったんだな……)」

引き換えに手元に残された【マスタースパーク】指南書は、霊夢の勘によれば次の試合で勝敗の大きな鍵を握るという
ここに評価を下した本人はいなくとも、松山自身がその評価をよしとせず見返す為に、次の試合は落とせない。

松山「しかし……魔理沙さんて、貸しを作るのが嫌いなのか?
    小耳に挟んだがしょっちゅう、紅魔館の図書館から本を持ってってるそうだし」
霊夢「(ずずー) あぁ、そうねぇ。
    魔理沙のアレは……利益と探究心てのも当然あるだろうけど……はっきり言うなら、ある種の甘えね。
    本を持っていっても、パチュリーとの腐れ縁は切れないと頭のどっかで考えてるんでしょ」
松山「なんか……よくわからない関係だな……」
霊夢「確かにね。 普段いがみあってるようで、魔理沙が図書館へ客として来たら律儀にもてなしてるしねぇ。
    ま、興味本位で踏み込んで探ろうなんて止めときなさいよ。一銭の得にもなりゃしないし」

器用なシャンハイの淹れたお茶は、熱さも渋みも霊夢にとって満足いくものらしく和やかな空気は続く。
歓談を暫く続け……タイミングを計り頃合と見たところで、松山はもう一度、指南書の使用法を考えてみる事にした。


275 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/13(月) 23:22:23 ID:???

先着3名様で


三人寄れば → ! card
文殊の → ! card
知恵? → ! card


*マーク一致で1ポイント、数値一致で2ポイント加算されます。
*JOKERはワイルドカード扱いで、どのマーク数値にも対応。また単体で5ポイントとなります。
*ポイントは10までが上限です。高くなる程【???】イベントが有利な形で進行します。


276 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 23:23:14 ID:???
三人寄れば →  スペード5

277 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 23:23:26 ID:???
三人寄れば →  クラブ9
あちゃ、推理じゃなくてランダムか。キツいな

278 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 23:23:42 ID:???
文殊の →  クラブ8

279 :森崎名無しさん:2010/09/13(月) 23:28:10 ID:???
知恵? →  ハートJ

280 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/13(月) 23:55:51 ID:???

>>277
推理はこれから挟まれます。
しかし0ポイントな為、軽減はできず少々厳しい展開になりますね。


三人寄れば →  スペード5
文殊の →  クラブ8
知恵? →  ハートJ


松山は再度、魔砲の撃ち方が記された本について考えるが。
時間を徒に浪費するだけで芳しくなく……ハッキリ言えば進展は何もなかった。
勘任せに言った霊夢は松山に丸投げした風に、お茶の時間を満喫している。一応部屋には留まってくれてるが。

松山「(指南書と言っても、俺のいた世界のとは違う。魔法を使える者にしか扱えないこれは魔術書みたいなもんだ。
    シャンハイなら……系統の違う魔法とはいえ多分使いこなせるだろう。
    それならやっぱりシャンハイに読ませる? それで――いいのか?)」

この本が鍵となる。チーム力で劣る松山達が、勝つ為の手段が眠っている。
それはあくまで、霊夢の勘を信じるという前提から。
直感というのは侮れはしない。だが……あやふやすぎて、明確な解答を欲する松山にはもどかしい時間ばかり過ぎる。

松山「うーん……と、とにかく、ここは」


281 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/13(月) 23:57:52 ID:???

どうしますか?


A よし、シャンハイに読ませよう! それが本の正しい用法だ!
B むしろ俺が読む! 不可能を可能にするぜ!
C 逆さに振ったり【マスタースパーク】指南書をもっとよく調べてみよう
D ひとまず棚上げして、シャンハイに【賢者の石-Replica-】の進展を訊く
E 相棒の霊夢さんなら【マスタースパーク】撃てるんじゃないか!?
F 余白に誰かの名前を書き込んでみようか……何か起こるかも。
G その他


*先に「3」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。
この選択肢の中には、正解が含まれています。
お疲れ様でした。


282 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:01:32 ID:vCg0+R96
AとBはないし、Eは「だからなんだ」って感じ。
Dは「それ、マスタースパーク関係ないんじゃね?」と思う。
あとはCとF・・わからないので、面白そうなほうを選ぶ。



283 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:03:59 ID:fYTw54es
F

なんかこれだけ毛色が違う。ような気がする。

284 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 00:05:33 ID:???
投票が決まる前に、ヒントを一つ。
東方サッカーが大きく関わる選択肢です。
それではお疲れ様でした。

285 :282:2010/09/14(火) 00:06:45 ID:vCg0+R96
う、それは普通に不安な情報だ。
すいません、一度キャンセルさせてください

286 :283:2010/09/14(火) 00:07:00 ID:fYTw54es
すんません
東方サッカーはまるで知らないので
自分の投票は取り消しでお願いします

287 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:07:35 ID:/PwB0DvQ

マスパには八卦炉がいる。中に入ってるとか?

288 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:10:23 ID:???
しかし八卦炉なんて見つかってもサッカーには関係ないんじゃ?

289 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:12:06 ID:4sULG9ek


290 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:12:45 ID:???
マスパに八卦炉がいる、は「東方シリーズ」の情報だよね。
「東方サッカー」の情報はなんか別にあるんじゃねーかな?

291 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:14:17 ID:???
いや、東方サッカーでもマスパ打つ時に八卦炉は使ってるよ。
youtubeあたりで検索すれば動画見つかる筈。

292 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:15:50 ID:???
ああうん、それはわかってる。
単に、東方サッカー「だけ」の情報じゃないよなあ、と思っただけ。
東方シリーズといわずに東方サッカーといったことに特に意味がない、可能性はあるよな。

293 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 00:24:24 ID:5sfrvIkY


294 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 01:16:52 ID:???
東方サッカーでは、
魔理沙基点でアリス+パチュリーで出せる「マスターブレード」と言う必殺技がある。

が、これはアリスが居ないからボツ。

じゃあ、他にと考えると
「マスター封印」「夢想スパーク」と言う技がある。
これは浮いたボールにマスタースパークと夢想封印を使う合体シュートである。

295 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 01:20:15 ID:???
うん、俺もググってその辺は調べたが、
【勝利への近道】といえるようなことか・・といえば、なあ。

296 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 01:27:30 ID:???
マスター封印は東方サッカーにおいてはただのツインシュートクラスの威力なんだが…
ドライブタイガー互換と考えて威力が上がるなら、勝利への近道にはなるはず

297 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 08:33:00 ID:???
>マスターブレード
シャンハイはアリスと同じで人形を操れるけど、それじゃ駄目なんでしょうか。
マスターブレードの要素がここに揃っているなら、Dで賢者の石の存在を霊夢に示せば思い付いてくれるのではと思ったんですが。
東方サッカーに詳しい方のご意見はいかがでしょうか。

298 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 11:24:59 ID:???
いかんスゲー悩む
次の試合は負けられないから正解当てときたいけど東方サッカー未プレイだからどれが当たりか分からない…
やっぱりDなのかな

299 :287:2010/09/14(火) 11:41:59 ID:/PwB0DvQ
Dに変更します

300 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 13:07:15 ID:???
>>297
シャンハイがアリス役とパチュリー役を兼任、
魔理沙役を松山が…

可能、かもしれない。
魔理沙役である松山が空を飛ぶ必要があるけど…

301 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 15:27:30 ID:kbFc5Aig
うーん…
Dでお願いします

間違ってたらごめん

302 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:45:04 ID:???

>>285-286
>>281の時点で補足しておくべきでしたね。 申し訳ありません。
東方サッカープレイ済み基礎知識が必要な選択肢は極力避けてるのですが、今回ばかりはそうともいかなく。
>>287-291
あくまで私の解釈ですが、人間の魔理沙は八卦炉の真火が必要ですが……
種族・魔法使いには不要でシャンハイはそれに準じてる扱いにしてます。当然威力は魔理沙の方が上になります。
>>292
はい。東方シリーズではなく東方サッカーのオリジナルです。
>>294-296
Aを選んだ場合でも、【マスター夢想スパーク封印】が使えるようになりました。
が、【ドライブタイガー】互換ではなく威力もそう高くありません。
(これ名前の語呂が良すぎたので霧雨さんのところからつい拝借してしまったもの、改めてすみませんー)
>>297
大正解です!>>298ご安心を。
>>300
シャンハイが魔法詠唱担当して、松山が撃つことでガッツ消費の軽減も出来る事は出来ましたが。
>>275でポイント得られなかったので、今回の試合ではそうした改良自体が行えません。


303 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:51:25 ID:???

D ひとまず棚上げして、シャンハイに【賢者の石-Replica-】の進展を訊く


一度始めたからには、噛り付いてでも答えを明らかにしようと松山は脳力を全力で使い考える。
が、幻想郷に来る前は、当然ながらサッカーに明け暮れて、指輪や空想の物語などろくすっぽ読んだ試しもなく。
魔法が普通に存在する幻想郷へ来てからも、魔法について薫陶を受けた訳でもない松山に発想を求めるのは酷だった。

松山「(……………………駄目だ! 分からん!
俺のオツムがあまり良くないのもあるんだろうけど、子供に学術書渡して学説立てろとかと同じだろ!?)」

顎に拳を当てながらで困窮極まった松山は、楽しそうにお喋りをする二人の声に気付き、そっと横目で見る。

霊夢「でね、連れて来られる前に里行ったんだけど、他と雰囲気の違う茶店見つけたのよ。
    咲夜がレミリアに用意しそうな西洋のタルトとか〜そういうのメニューに沢山並んでたわよ」
シャンハイ「わぁっ、いいですね。 え、そのお店でアリス様に似たウェイトレスさんを……?」
霊夢「声かけようとしたらさ〜っと逃げたけどね。
    他にも……金髪で妙に履いてるスカート気にしてて、客と余り視線合わそうとしない不自然な店員もいたわ」

どうやた人里にオープンした喫茶店と、そこのケーキについて話してるらしく、これまた松山には縁遠い話だった。

松山「(割り込みにくいし、話の最中悪いけど……やっぱり餅は餅屋だ。
    そうだ魔法といえば、紅魔館のスパイメイドさんから譲ってもらったアレ、どうなってるかな)」

テーブル中央の辺にお行儀よく正座して霊夢と話してるシャンハイに声をかけると、快活に返事をされる。

松山「話してるとこ、ごめんなシャンハイ。 ちょっと気になってさ。ほら、あのメイドさんから貰ったあの石の事」
シャンハイ「あ、ハイ賢者の石ですね。 ここにあります。 恐らく今晩中には……ッハイ!?」

不意に、ガチャンと少し強めに、地霊殿でよく使われてるティーカップを下ろした霊夢がシャンハイを凝視していた。
夢に出てきた物が、現実で転がり出てきたのを見たような……。
霊夢はそんな面持ちで、シャンハイが出した賢者の石をまじまじと見る。


304 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:52:31 ID:???

霊夢「これ、何……まさか……いや確かに賢者の石って言ってたわね」
松山「ど、どうしたんだよ霊夢さん」

様子がただならぬと見て、松山が声をかけるが霊夢は無言。
何か考えをすり合せるかの様に、時折ぶつぶつ小声で呟いてから……。

霊夢「――シャンハイ。 あんた光の人形て言っても、アリスに作られたことは変わんないのよね?」
シャンハイ「えっ!? ハ、ハイ。 私もこの上海も……アリス様の手がけた」
霊夢「他にも人形があるのね!? で、その賢者の石てのは……。
    成る程ね、つまり単体で魔法を編んでくれるオプションな訳だ。
   シャンハイに【上海人形】、パチュリーの【賢者の石-Replica-】、魔理沙の【マスタースパーク】……!
    何だ……ここまで揃ってるなら、"アレ"が使えるじゃない!!!」

難局を切り崩せる強力な切り札が見つかったと、そんな興奮を露わにして霊夢が椅子から立ち上がった。
唖然とする松山達を残し、壁に掛けられた時計を確かめる。時刻はもう間もなく22時を回る頃だった。

霊夢「残る問題は時間ね……。試合が明日の夜までなら、後はシャンハイの頑張り次第でどうにか……」
松山「ち、ちょっと! 一体何だってんだよ霊夢さん! シャンハイに何かさせるつもりなのか!?」

続け様に"アレ"とは何かと、松山が問い質すと、霊夢は真剣味ある表情で向き直ってきた。


305 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:54:26 ID:???

霊夢「そっか。光は知らなくて当然よね。
    ねぇ光。あんたは、魔理沙がパワー重視で幻想郷でも最強クラスのストライカーと言われて……
    レミリアやその妹と並び称される……それにしてはシュートがイマイチ弱めと思ったことはない?」
松山「えっ!? (魔理沙さんが最強を名乗るにはイマイチ?
   そう言われてみれば……魔理沙さんが見せた【マスタースパーク】に【ドラゴンメテオ】。
    見るから派手で強力なシュート……だが【マスターオブレッドサン】や最後のオーバーヘッドと比べると……。
   【ファイナルスパーク】は? あれだって、天候が霧雨の時しか使えないと限定され過ぎるしな……)」

魔理沙はFWとして必要な能力を隙無く備えているが、確かに……肝心なシュートの威力がそう強いという訳ではない。
同じだけ豊富な技を揃え、ゲームメイカーもこなせる器用さを持つ紅魔館主人のレミリア・スカーレット。
その妹で、霊夢の結界すら容易く越えた、特異な羽を生やした金髪の少女と、得点力で肩を並べるには疑問を感じた。
松山の無言を肯定と取り、少し懐かしむ口調で霊夢が話を続ける。

霊夢「まーあんたは当時のことなんて全然知らないでしょうが、私が博麗連合を率いてた頃。
    魔理沙はアリス、パチュリーと一緒に、ある必殺シュートを武器に得点を量産してた時期があったのよ」
松山「! (当時のこと……霊夢さんの資料で幾らかは知ってるが、そんな情報は初耳だぞ!?)」
霊夢「シュートの名前は【マスターブレード】。威力は軽く見積もって【マスタースパーク】の3倍に届くわ。
    正直言って、今の今まで忘れてたし、使えるとも思ってなかったけど……」

霊夢が言葉を切り、シャンハイを見る。
察しが及んだのか、緊張の顔でシャンハイもその視線を受けながら無言でいると、霊夢は決まり悪そうに付け足した。


306 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:56:01 ID:???

霊夢「もう分かったと思うけど、今のシャンハイにはその【マスターブレード】を撃てる条件が揃ってるのよ。
    ただねぇ……。
    魔理沙、アリス、パチュリーの三人が揃って初めて行使できる技を、シャンハイ単独でやるんだから……」
松山「! 何か危険でもあるのか!? そんな事なら……!」
霊夢「話は最後まで聞きなさいって! (とと、手が出るとこだったわ)
    多分だけど、石と人形のバックアップ込みでも、シャンハイが貯蔵してる魔力は一度で枯渇するわね。
    どうなのかしらその辺? シャンハイ、あんたはそれでも使う覚悟ある?」
シャンハイ「…………」

シャンハイは即答はしなかった。謹直な姿勢から、僅かに顔の向きを変えて松山を見つめてくる。
その意味するところは、鈍感な松山にでもすぐ理解が及んだ。

松山「(……俺に、決めてほしいのか? シャンハイ?
    確か……シャンハイは、貯蔵魔力が底を尽きても、俺の活力だか何だかを分けてあげれば回復できると……。
    難しいところは分からないがアリスさんはそう言ってた。
    だが、俺も試合で体力を使うし、シャンハイの回復が遅れたら、地底から地上に戻るのは困難だ……)」
霊夢「あー悩んでるとこ悪いんだけどね。
    誰も今すぐ決めろなんつってないでしょ。 向こうのさとりは、最初のシュートではまず失点するそうだし。
    遅くても試合後半の状況次第で使うか指示すればいいんじゃない?」
松山「! そ、そうだな。 (だけど……シャンハイに何時でも撃てるように準備させるかどうかは、今言わないと。
   どうする、シャンハイを頼っていいのか? 俺は…………)」


307 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:57:14 ID:???

どうしますか?


A シャンハイに【マスターブレード】を習得させる!
B そんな危険なシュート許しませんよ!?
C その他 


*Aを選んだ場合、【マスタースパーク】指南書は失います。
*先に「3」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


308 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 20:59:51 ID:3Xr9AQ3w

頼ってあげるのも優しさだよ、松山。
本当のチームプレーはそこからしか始まらないんだ

309 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 21:01:17 ID:/PwB0DvQ


310 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 21:08:24 ID:9qxZKsaA


311 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 22:58:15 ID:???

A シャンハイに【マスターブレード】を習得させる!



霊夢が存在を明かし、シャンハイに習得ができると伝えた……かつての最強FWが操った最強のシュート。
しかしながらそのシュート……【マスターブレード】は、三人の魔女が力を束ねて初めて撃てるシュートであり。
それを一体で使う事になるシャンハイ。大事に想う余り、制止の言葉が喉から出かけたが、松山はすんでで嚥下した。

松山「(違う……! 違うぞ松山光!
    ここでシャンハイを頼ることこそ信頼の証!
    過度に庇って気遣って……それで満足できるのは俺だけだ! そんなもん――甘さという名の毒だ……!)」

全国優勝旗を掲げるのを夢見て、一人息巻いて、独り分かってる顔をして、チームメイトの本音に気付かなかった。
自分を良く思わない周囲の感情など、最初からないと決めつけて探ろうともしなかった。
だからこそ切り離された。 その末に……辿り着いた中学三年末期の暗黒時代。
そんな過去を持つ松山には、こうして誰かを頼る行為に怖れさえある。だが――――。

松山「シャンハイ。 【マスタースパーク】を身につけてくれ。
    次の試合は勝ちたい! 勝たなきゃならない! 俺にはシャンハイの力が必要なんだ!!
    シャンハイが動けなくなったら、俺の体力が出し尽くせる限り分けてやる! だから……!」

それ以上は言葉にならない。
松山の誠心を込めた、命令ではなく頼みに、シャンハイの労わる優しい声が返ってくる。


312 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:03:07 ID:???

シャンハイ「光様、左様な心配は無用です。
私は……貴方の従者として命を吹き込まれたんです。
       そんな私の力が、光様の進む道の助けになるなら、何も惜しみはしません」
松山「シャンハイ……」

小さい体を精一杯張り、松山に向けて親愛と忠義の言葉で誓うシャンハイ。
その言葉に松山は胸を暖かくしながら……。
主従が、互いの目を正面から見つめて、誰も侵犯できない世界が束の間築かれる。
紅白の巫女が、その様子を間近で見ながら……目を伏せ後頭のリボンを軽く摩る。

霊夢「(あ〜、も〜……いいなぁ。何でうちの池に住んでるのはあんなになっちゃったのやら。
    真面目に咲夜かシャンハイの爪の垢流し込もうかしら。味道楽狂いも治るかもしれないし)」

己の主人が地底に攫われる当日にも、里の料亭に出かけ放蕩してる有様な不忠亀を思い出し、霊夢は苦虫を噛み潰す。
何はともあれ、地霊殿との試合で苦境を跳ね返しうる切り札を握るか否か――その合意は成されたと判断する。

霊夢「話まとまったわね。
    じゃあシャンハイ。あんたは今夜から明日の試合までに、マスタースパークと賢者の石を扱える様にしといて。
    一夜漬けになるし、実技を見せられたら良いんだけどそんな物ないしね。 しっかり頼むわよ?」
シャンハイ「ハイ。 全力を尽くします。 ……霊夢様」
霊夢「ん、何?」


313 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:04:18 ID:???

松山と会話してた時の柔和さは変わらずに、シャンハイは霊夢に何事かあるようで話しかけた。
その態度に、少し戸惑いながら……何かと、霊夢が聞き返す。すると。

シャンハイ「私が動けなくなったら、どうか光様のこと助けてあげてください。お願いします」
霊夢「ぁ、――はぁ。……ほんと徹底してるわね。 呆れるわ全く。
    ……考えとくわ。 それじゃ長居したし私はもう行く!」

シャンハイの言葉を耳にした直後。
霊夢は、隠すようにプイと顔を背け、松山達と顔を合わさないまま部屋から出て行こうとする。
その勢いの良さに松山が慌てて呼び止めようとするが。

松山「あっ、ま、待った! 霊夢さんも俺達に話があるって言ってなかったか!?」
霊夢「もういいわよ。 その話する必要もなくなったから。 何とも気も殺がれたし……。
    お休み光、シャンハイ。 明日は……それなりに頑張るとするわ」

松山「さて……霊夢さんも出ていっちゃったな。
   (しかし思わぬ形で、過去の魔理沙さんの事がわかったな。それに【マスターブレード】か)」

まるで刀剣を示す名前だが、どんな技なのか松山にはまるでピンとこない。
魔理沙が最強と目された時代に、猛威を振るったとされる必殺のシュート。
偶然の重なり合いで、それが明日見られるかもしれないと思うと、シャンハイの負担もあるのに心が躍ってしまう。
一方シャンハイは……一秒でも惜しいとばかり、松山との会話に大きく発奮もして、賢者の石と同調を試みていた。

松山「頑張ってるな、シャンハイ。
    さてと残り時間は……まだ少しあるな。 寝るまで後は何するか……」


314 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:05:34 ID:???

どうしますか?


A そうだ必殺技の名前を考えよう!
B 霊夢の資料を調べてみる
C 夜食でもつまみに行こう
D 気持ちが昂ぶってしょうがない筋トレをするぞ!
E その他(*たいした行動は取れません)


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


315 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:07:20 ID:cC9BeDDQ
E 気持ちが昂ぶってしょうがない金トレをするぞ!

316 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:07:59 ID:3Xr9AQ3w


317 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:10:38 ID:IPgoC84+
B

318 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:23:41 ID:???

B 霊夢の資料を調べてみる


松山「スカイドライブもそろそろ使い慣れてきたし……名前……。
   さっき頭を使ったからか、上手い名前が浮かばないし後回しにするか」

さりとて何かしたい事も見つからず、試合を控えて筋肉トレーニングに熱中する訳にもいかず。
亡霊姫の様にふらふらと夜食をすまむのも気が引けて……結局松山はシャンハイの頑張る横顔を見ながら椅子に座る。
目の前のテーブルには、霊夢が出て行った時そのままに、マスタースパーク指南書が置かれている。

松山「どれどれ……本当見たこともない文字でびっしりだ。
    魔法に精通してる人しか解読できない暗号になってるんだろうな……おや?」

頁の余白に、滲んではいるが二文字の人の名前が記されてる様に見えたが、松山は錯覚で片付けた。

松山「すること、できることか……そうだ!」

松山は、壷に手をかけ(一瞬霊夢が戻ってくるのではと周囲を確認し)資料を取り出す。
マスターブレードの様に、まだ自分の知らぬ未知の情報をまた引き出す事が出来るかもしれない。
そう思い、松山は残りの時間は資料を紐解くことに決めた。

松山「さて……資料も大半は読み終えたけれど、今回どんなことを調べてみるか……?」


319 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 23:25:00 ID:???

どうしますか?


A マスターブレードについて調べる
B 博麗連合についてもっと深く調べる
C 新たな必殺技の参考になる記事を探す
D 在りし日の幻想郷他勢力を調べてみる
E ここだ! ここで誰かの名前を書き込んでみる!
F その他


*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


>>315
金トレってなんぞや!?


軽い頭痛がするので今日はここまで。
お疲れ様でした。


320 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:26:32 ID:3Xr9AQ3w


321 :森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:33:43 ID:IPgoC84+
A
お大事にですー


>金トレってなんぞや!?
金トレード、つまり両替のことだよきっと

322 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:50:34 ID:???

>>321
ありがとうございます。
成る程つまり……忍者な金○さんやマリーシアな金○君をトレードのできる革新的な試みのことなのですね!
折角だからうちからは金ではなく亀さんなんていかがなものかと。


A マスターブレードについて調べる


資料を前に、やはり気になったのは霊夢から見聞きした、魔理沙の【マスターブレード】についてだった。
気が逸って読み飛ばさないよう注意しながら、やがて……頁をめくる指先が止まる。

松山「ん! ……あった。
    間違いない。 博麗連合所属時代の魔理沙さんだ……こ、これは!!?」

資料の中に納まっていた当時の写真を目にして、松山は驚きの余り絶句した。
魔理沙を魔理沙たらしめるアイテムの一つである魔女の箒を、聖剣か魔剣の様に天に掲げて、その背には金色の翼。
魔女三人の魔力の結晶である刃をボールめがけ垂直に叩きつけ、更に横に薙いでボールを両断する勢いの、正に必殺。

松山「シュート? これシュート? ……………………こ、これでどうしてボール無事ナンデス?
    いかん! ちょっと特殊な性癖っぽい語尾にしてしまった動転するな素数を数えて落ち着くんだ……!
    ん、よく見ると……ブレードに向かって立ってるの、これは……風見幽香か!?
    誰かもう一人横にいるみたいだが……光に隠れて見えないな……」


323 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:51:36 ID:???

別のスコアブックでも探して、対戦チームの記録を見ると、今昔幻想郷という名のチームが相手だったと分かる。
やはり風見幽香の名前があったが、それよりもメンバーの中で(意図的に?)黒く塗り潰された名前が気にかかった。

松山「どんな技か分かったのは良いが……不透明な部分が残されたまんまだなこれだと。
    それに記事に、この魔理沙さんを天使のようだって書いてあるけど、上から斜線引かれてるのは何でだ?
    ふぁ……これ以上考えに耽っていられないか。 オーイ、シャンハイ!」
シャンハイ「ハイ、何でしょうか?」
松山「ああ邪魔してすまん。
    実はマスターブレードがどんな技か調べようと思ってな。
    写真で見つけたから、ほらこれ……シャンハイのイメージの役に立つかと思ってさ」

そう言って、該当の記事を開いたままな資料をシャンハイに渡すと、松山は堪えきれず欠伸をする。

松山「もう寝るか……。練習の他に色々やって疲れたしな」
シャンハイ「明日は試合です。 後のことは任せてお体を休めてください」

主人がもたらしてくれた情報に感謝しながら、シャンハイは「明日には必ず間に合わせます」と言って指南書を開く。
頑張ってくれてるシャンハイを残して先に休むのに抵抗は感じたが、その通り松山には明日大事な試合が待っている。
着替えてベッドにもぐり込み、寝付く前の思索の時間は、松山には微かな不安と戦う時間となった。

松山「(今日が終わる……終わっちまう。
    守矢を出て、彷徨って、傷ついて地底に来て……やれること、全て、手を尽くせただろうか……?
    俺は明日、勝てるのか? 幻想郷の一勢力を相手に勝てる……そんな器も力も、俺にあるのか?
    ………………………………ぐぅ)」


324 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/15(水) 21:53:54 ID:???

場所が変わり、幻想郷でも外の世界でもないスキマの異空間内。
そこに並んで浮かぶ二つの影の一つが、遠隔支援端末から読み取った外の情報を、傍らの小さな影に伝える。

紫「松山君より少し早く霊夢も寝たみたいよ。
  やはり頼みとするのは……霊夢の運かしら。 それにしても【マスターブレード】とはねぇ。
  過去の遺物には違いないけれど、よくもまぁ大層な物を引っ張り出せたものだわ」
萃香「"運"か。 確かに、光は総じて不運に見えるけど、幻想郷最大の幸運者を味方につけることはできてる。
   願わくばこのまま、強風に遭っても挫けず前に進んでほしいもんだよ」

まるで我が子の身を案ずるような鬼娘の物言い。それを耳にした紫は不満げに鼻を鳴らした。

紫「……全く、誰も彼も松山君の生真面目が伝染したのか面白味がないこと。
  萃香……貴女も無理に自分を見守る側に置くのは止めなさいな」
萃香「はぁ? 何言ってんだい?」
紫「今ここで紡がれてる物語は今ここにしかないのよ?
あくまで年長者ぶって黒子に徹するの? 貴女にはまだチャンスが残されてるというのに」
萃香「またそれかい……あんたさ、面白がってるだろう」

目を眇めて糾弾に近い言葉を萃香は吐いたが、紫は一切悪びれず「えぇとっても」とにこやか〜に返す。
効果は抜群で、たちまち萃香を仏頂面に変えた。

萃香「私らから見りゃ光も霊夢も子供だろう。 年甲斐も無いって言葉辞書に載ってる?」
紫「子供ねぇ。士別れて三日なれば刮目して相待すべし。
  特に男の子なんてあっという間に大きくなる。 後になって後悔したって知らないわよ〜?」

そこで、からかいに付き合うのが飽いたとばかりに、ざぁっと萃香の体が解けて解れた。
やむなく紫が開いた細いスキマの通り道に、百鬼夜行の霧が群がりやがて消えていく様をじっと見つめて、紫が呟く。

紫「さぁて松山君……今度の試練はまたまた厳しいわよ〜。
  鬼に地獄鴉もさることながら……あの覚妖怪は私の技すら自在に操ってのけるのだから。
  貴方の肩には様々な物が乗っかってる。 でも負けて手心なんて加えてあげないんだから、ね」


441KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24