キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/29(金) 23:12:40 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1286201588/l50

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
全日本Jrユースをフルボッコにし、再び幻想郷へと戻ってきたオータムスカイズ。
そして、翌日からいよいよ開始した合宿で出会ったのは新たな仲間達。
キャプテンの座を狙う者が多数いるこのサバイバル合宿で、果たして反町はどう成長をしていくのか。
戦わなければ生き残れない!

若島津「ダイヤK! スペードK! スペード10!!」
若林「もう駄目だ……おしまいだ……。 俺たちは殺されるんだぁ……」
森崎「これが俺の頭脳的なドリブルだー!」
輝夜「私が監督の蓬莱山輝夜よ!!」
松岡「もっと熱くなれよォォォォ!!」
咲夜「なんか気づいたら同性愛者の烙印を押されていた。真に遺憾である」
リグル「ハッハァー! 私がエースのリグル=ナイトバグだぁ!!」
パチュリー「(……もう少しだけ頭が良ければ)」
てゐ「後悔させないよ」
魔理沙「だが断る!」

いよいよ始まった全幻想郷Jrユースの合宿。
幸せ兎が暗躍し、奇跡の風祝が勘違いをし、監督とコーチがどことなく頼りない中。
反町は……そして、他の者達はどのように動いていくのか!?
そんな幻想のポイズン43スレ目、このスレでもよろしくお願いします。

811 :森崎名無しさん:2010/11/11(木) 23:24:29 ID:???
★ボールの行方→ ハートA =★

812 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/11(木) 23:44:54 ID:???
>★ボールの行方→ ハートA =左サイドのルナサが取った! パスを繋いでいくぞ!★
==================================================================================
ルナサ「……来たか」

大妖精の弾いたボールは、大きく左サイドへと流れており。
そのボールをルナサはフォローすると、すぐさま前を向き後方から走ってきた咲夜にノールックパス。
ルナサの意図を把握した咲夜は無言で頷くとそのまま前方の霊夢へと送り……。
霊夢は胡散臭げな表情を浮かべながらも、再び左サイドのルナサへと折り返す。

霊夢「(技術自体はド下手だけど――こいつのパスは受け手にとって次の行動が取りやすいって特徴がある。
    1点が欲しい状況だし、ラストパスはこいつにやらせるのが吉かしらね)」

相手の後の行動までも考えた芸術的で繊細――そして、美麗なルナサのパス。
後半残り時間も5分と少しで同点の今、なんとしても1点をもぎ取りたい状況では。
ルナサのパスを使った方が得点率は上がるだろうと霊夢は判断したのである。
無論、それでルナサのパスが通らなければ意味は無いが――。

霊夢「(そこは私が手ぇ貸してやりましょ。 こいつ一人じゃここを突破するの絶対無理だし)」
てゐ「うさうさうさ〜、一度くらいは判定勝利せんとまたうさぎ(笑)とか言われちゃううさ〜」
ヒューイ「ううううう〜! ド、ドリブルで来てよ〜!!」
ルナサ「……霊夢、いくぞ。 合わせてくれ」
霊夢「はいはい」

813 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/11(木) 23:45:54 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ルナサ→ ! cardワンツー 52 +(カードの数値)=★
★霊夢→ ! cardワンツー 57 +(カードの数値)=★
★ヒューイ→ ! cardパスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
★てゐ→ ! cardパスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ルナサと霊夢があっさりと中盤を突破! そして、ルナサはFWにラストパスを送ろうとするが……?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(咲夜がフォロー)(左スローイン)(穣子がフォロー)
≦−2→白チームボールに。

【補正・備考】
ヒューイ:ダイヤで「体のどこかにパスカット(+3&Aで必ず反則)」

814 :森崎名無しさん:2010/11/11(木) 23:46:58 ID:???
★ルナサ→  ハート8 ワンツー 52 +(カードの数値)=★

815 :森崎名無しさん:2010/11/11(木) 23:48:20 ID:???
★霊夢→  クラブ7 ワンツー 57 +(カードの数値)=★

816 :森崎名無しさん:2010/11/11(木) 23:48:49 ID:???
★ヒューイ→  ダイヤJ パスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

817 :森崎名無しさん:2010/11/11(木) 23:49:54 ID:???
★ルナサ→  ダイヤA ワンツー 52 +(カードの数値)=★

818 :森崎名無しさん:2010/11/11(木) 23:50:34 ID:???
★てゐ→  ハート8 パスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

819 :森崎名無しさん:2010/11/11(木) 23:53:09 ID:???
霊夢クラブばかり引いている気がする…

820 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 00:09:20 ID:???
>★ルナサ→  ハート8 ワンツー 52 +(カードの数値)=60★
>★霊夢→  クラブ7 ワンツー 57 +(カードの数値)=64★
>★ヒューイ→  ダイヤJ パスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(体のどこかにパスカット+3)=67★
>★てゐ→  ハート8 パスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=61★
>≦−2→白チームボールに。
==========================================================================================
名パサーであるとはいえ、それもあくまで中堅レベルの話であるルナサ。
彼女が単身でここを突破するというのなら、それは恐らく不可能に近い話だっただろうが……。
しかし、ルナサをフォローする役目を果たしているのは――幻想郷最強プレイヤーの呼び声高い博麗霊夢である。
天才的なドリブル、圧倒的なジャンプ力と滞空時間を利用したダイレクトシュート。
それらの行動についつい目がいきがちになるが――しかし、彼女の特筆すべき点は、あらゆるオフェンス能力に秀でているという点である。
当然ながらパス精度もシュート力以上のものを持っており、ルナサとのワンツーリターンは完璧に近いものへとなるのだが――。

ぴょい〜ん

ヒューイ「体のどこかに当たって〜!」
霊夢「……はぁ?」
ルナサ「むぅ……(オータムスカイズの選手のパスカットは……どうも個性的過ぎる)」

ルナサと霊夢とのパスコースの間に、文字通り両手足を伸ばして飛び込んだのはボランチのヒューイ。
ハンドの危険性を含んではいるものの、しかし、面積が広い分多くの箇所をカバー出来るその"技"を前にし。
霊夢は珍しく驚いた――というより呆れたのか、パスミスをしてしまい……。
ボールはヒューイの腹部へとすっぽりと収まり、見事にボールカットをされてしまうのだった。
そして、当然のようにヒューイはそのボールをすぐさま前線へと送り返そうとするのだが……。

バババッ!

ヒューイ「(やっぱり来た〜)」
咲夜「通さないわよ――例えあなたの得意なパスであろうと!」
ヒューイ「(通すよ。 だってボランチのレギュラーは私だもん)」

821 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 00:10:25 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ヒューイ→ ! cardぶぎゅるーパス 57 +(カードの数値)=★
★咲夜→ ! cardパスカット 55 +(カードの数値)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ヒューイのパスが静葉に渡る! 更に静葉がお空へ向けてパスを送ろうとするが……?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(てゐがフォロー)(うどんげがフォロー)(お燐がフォロー)
≦−2→紅チームボールに。

822 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:10:46 ID:???
★ヒューイ→  ハート9 ぶぎゅるーパス 57 +(カードの数値)=★

823 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:12:20 ID:???
★咲夜→  クラブ6 パスカット 55 +(カードの数値)=★

824 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 00:26:30 ID:???
>★ヒューイ→  ハート9 ぶぎゅるーパス 57 +(カードの数値)=66★
>★咲夜→  クラブ6 パスカット 55 +(カードの数値)=61★
>≧2→ヒューイのパスが静葉に渡る! 更に静葉がお空へ向けてパスを送ろうとするが……?
=====================================================================================
ヒューイ「それ〜っ!」
咲夜「っ!?」

ぶぎゅるるるるるるぅぅぅっ!!

小さい振り足で、しかし、大きな弧を描いてヒューイの足元から飛び立つボール。
得意としていたカーブ回転のパス――ぎゅるぎゅるパスに更なる回転をかけたぶぎゅるーパス。
その大きなカーブと精度を前にし、咲夜は一歩も動けず。
ボールは曲がりながらも綺麗に静葉の元へと送り届けられる。

ヒューイ「(やった! これでこのメイドにも勝った!!)」
咲夜「(――本当に大した妖精。 紅魔館にこういうのが一人でもいてくれれば私の負担も減るのに)」

咲夜に勝利したという事実にヒューイはその笑みを一層深め。
一方で咲夜はといえば小さく、憂鬱げにため息を吐きながら急いで自陣へと戻り始める。
そして、ボールを受けた静葉はといえば、その目を大きく見開いてヒューイの姿を見やりつつ――。
しかし、すぐに平静を装いながら、前線へと駆け込むお空へとラストパスを送ろうとする。

静葉「(私のフォーリンパスと同等の精度――そんな……私の一番の強みが……)」
お空「うにゅ! パスちょーだいー!! はやくぅー!」
静葉「!! え……ええ、わかったわ! 今――」
妹紅「簡単に通さないよ! 勝負だ、静葉!!」
静葉「(妹紅……!)」

825 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 00:27:31 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★静葉→ ! cardフォーリンパス 57 +(カードの数値)=★
★妹紅→ ! cardパスカット 51 +(カードの数値)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→静葉のパスがお空へ通った! そして、お空がそのままシュート体勢!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(お空がフォロー)(お空とレティで競り合い)(レティがフォロー)
≦−2→紅チームボールに。

【補正・備考】
妹紅:ダイヤで「フェニックスの尾(+2)」

826 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:27:40 ID:Ugvnc+Jc
★静葉→  スペードK フォーリンパス 57 +(カードの数値)=★

827 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:28:37 ID:???
★妹紅→  クラブK パスカット 51 +(カードの数値)=★

828 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:28:43 ID:???
★妹紅→  クラブ8 パスカット 51 +(カードの数値)=★

829 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 00:30:35 ID:???
静葉と妹紅がやる気を出し合ったところで本日はひとまずここまで。
お空のシュートが決まるか決まらないかの所らへんで、恐らく試合終了となりますです。
試合が終わった後は、とりあえず一週間経ったということで他の国がどうなってるかのNPCシーンが多くなるかもしれないです。
それでは、お疲れ様でしたー。

830 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:31:03 ID:???
Kの大バーゲンやで!

831 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:31:25 ID:???
乙でしたー

832 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:43:10 ID:???
ヒューイさんはみんなの自信クラッシャーやなw

833 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 00:50:29 ID:???


834 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 23:10:29 ID:???
>★静葉→  スペードK フォーリンパス 57 +(カードの数値)=70★ *フラグ習得!*
>★妹紅→  クラブK パスカット 51 +(カードの数値)=64★
>≧2→静葉のパスがお空へ通った! そして、お空がそのままシュート体勢!
>※静葉がKを出して勝利したので覚醒フラグ習得! 更にパスフラグ習得!
==============================================================================
全てのディフェンス行為に技を持っている藤原妹紅。
基礎的な能力ではトップクラスと呼ばれる選手たちには一歩譲る形となるが。
しかし、その技の豊富さと縦横無尽にフィールドを駆ける事の出来るスタミナの量こそが最大のアピールポイントである。
その運動量を生かし、素早く静葉の出そうとしたパスをカットに向かう妹紅だったが――。

静葉「(私は――負ける訳にはいかない!)」
妹紅「えっ……わぁっ!?」

この紅白戦で、何としても相応の結果を出さなければと静かに燃えていた秋静葉。
つい先ほど見たヒューイのパスがいい意味で静葉の危機感を煽ったのか……。
勇みパスカットに入った妹紅をまるで寄せ付けない、あまりにも正確過ぎるパスをお空へと通す。
そして、当然のようにボールを受け取ったお空はすぐさまシュート体勢を取り――。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!

お空「うにゅう! やっとシュートが撃てるよ〜!!」
レティ「(体力が……っ! くっ……でも、もうすぐ試合終了!
     ここを防ぎきれば!)」
リリカ「うえぇぇぇ〜! もう本当、勘弁してよ〜!!」
大妖精「や、やぁぁぁぁっ!?」
魔理沙「(せめてこぼれ球にしろお空! ねじ込んでやる!!)」
うどんげ「(う……うどんチャンス!!)」

お空「天に輝く極星は一つ! この霊烏路空なのだー!! うにゅううううううううう、いっくよー!!」

835 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 23:11:43 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★お空→ ! cardペタフレア 64 +(カードの数値)=★
★リリカ→ ! cardブロック 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
★レティ→ ! cardブロック 53 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
★大妖精→ ! cardローリングパンチング 65 +(カードの数値)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(魔理沙がフォロー、うどんげがフォロー、左コーナーキック)
≦−2→紅チームボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→お空のシュートが紅チームゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(魔理沙がねじ込み、うどんげがねじ込み、左コーナーキック)
≦−2→紅チームボールに。

【補正・備考】
お空:ペタフレアには吹っ飛び係数2がついています。
レティ:ダイヤで「コールドスナップ(+8&200消費)」、ハートで「アンデュレイションレイ(+6&150消費)」

836 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:11:56 ID:Ugvnc+Jc
★お空→  ハート3 ペタフレア 64 +(カードの数値)=★


837 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:12:37 ID:???
★リリカ→  ハート3 ブロック 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

838 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:12:40 ID:???
★レティ→  クラブ2 ブロック 53 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

839 :719=836:2010/11/12(金) 23:13:26 ID:Ugvnc+Jc
な、なんじゃこりゃ〜!?
ほんとにこの試合のシュータは…

840 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:14:30 ID:???
★大妖精→  ハート6 ローリングパンチング 65 +(カードの数値)=★


841 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:15:03 ID:???
これで第2GKかよw

842 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:20:38 ID:???
ここが噂の秋のダイス祭り会場か……

843 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 23:31:35 ID:???
>★お空→  ハート3 ペタフレア 64 +(カードの数値)=67★
>★リリカ→  ハート3 ブロック 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=51★
>★レティ→  クラブ2 ブロック 53 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=56★
>★大妖精→  ハート6 ローリングパンチング 65 +(カードの数値)=71★
>≦−2→紅チームボールに。
========================================================================
ギュッバァァァァァッ! ゴシャアアアアアアッ!!

リリカ「だから無理だって!!」
レティ「ぐっ……けはぁっ!?」

シュート力と空中戦の能力に特化をした、純粋なストライカータイプの選手――霊烏路空。
核融合の力を目一杯使った、自身が繰り出せる最大威力のシュート――ペタフレアを放つと同時。
爆音が轟いたかと思えば、閃光が煌めきボールは大きくへこみながら紅チームゴールへと向かう。
まず間違いなくこの幻想郷代表の中でもトップクラスに入るそのお空のシュートを受け。
ブロックが得意ではないリリカは当然ながら吹き飛ばされ。
また、体力がもはや危険域へと入っていたレティは宙を舞う……だが……。

大妖精「まっ……回ってやっぱり止めますよ〜!!」
お空「うにゅう!?」

バチィッ!!

そんな威力のシュートを持ってしても、大妖精の守るゴールは破られないのだった。

844 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 23:32:44 ID:???
お空「そ、そんな……私のペタフレアが……」
大妖精「(チ、チルノちゃんが目の敵にしてた妖怪さんからゴールを守れた! やったよチルノちゃん!!)」

自慢のシュートを弾かれたという事でお空は目を丸くして驚き。
逆に大妖精は、シュートを防いだという事実そのものよりも。
むしろチルノがライバルと考えるお空のシュートを弾いたという――チルノの敵である人物に勝ったという事実に歓喜をする。

輝夜「お〜……やっぱ強いわね大妖精。 お空のペタフレアだって世界レベルじゃかなりのもんよ?」
パチュリー「(あれでせめて早苗以上の技かスタミナがあればねぇ……。
       同じ分野で更に上をゆく早苗がいる以上……あれだけの実力があっても二番手キーパーだわ……)」

そして、輝夜たちが改めて大妖精の実力を評価する最中。
一方で大妖精が弾いたボールはというと……。

反町「(た、頼む、来てくれ! もう時間が無い!!)」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★ボールの行方→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→なにィ!? 大妖精の弾いたボールがそのまま敵ゴールを突き破っただとォ!?
ダイヤ→センターライン付近の反町にボールが渡った!!
ハート→中盤下がり目の位置の咲夜にボールが渡った……
スペード・クラブ→白チームがフォローし、そのままキープ。試合終了

845 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:33:16 ID:???
★ボールの行方→ ダイヤ6 =★

846 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:33:18 ID:Ugvnc+Jc
★ボールの行方→ スペード6 =★

847 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:34:09 ID:???
JOKERすっげw

848 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:34:51 ID:???
JOKERwww

849 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 23:43:29 ID:???
>★ボールの行方→ ダイヤ6 =センターライン付近の反町にボールが渡った!!★
=============================================================================
この試合、前半で貴重な一点を早苗から奪った反町。
しかし、後半では些細なミスからヤマメの守るゴールから点を奪う事が出来ず……。
後半戦、殆ど試合から消えてしまっていたと言っていい。
何とか残り少ない時間で、存在感を出さなければと考えていたのだが――。

ポーン……

静葉「あっ……!?」
にとり「ひゅいっ!?」
反町「!! きっ……来たァ!!」

そんな反町に幸運の女神が微笑んだのか、大妖精の弾いたボールはセンターラインで待ち構えていた反町へと渡り。
これを見て白チームの面々は引きつった表情を見せ、対照的に反町は思わず笑みを浮かべ……。
慌てて時計を確認しつつ、周囲を確認する。

反町「(今は……29分! もう時間が無い! ここからボールを運ぶのは無理だ!
    それに……)」
ヒューイ「ボ、ボール貰うよ〜っ!!」
反町「(ヒューイもボールを奪いにやってきてる! 流石にヒューイが相手じゃ分が悪すぎるし……。
    ゴールまでかなり距離があるが、ここはやっぱり……)」

A.それでもドリブルでちょっとでも進もう!(消費ガッツ40 奪われなければフリー補正がついてシュートが撃てます)
B.撃つしかない! 普通のシュートだ!(消費ガッツ80 威力:64)
C.撃つしかない! ポイゾナスドライブだ!(消費ガッツ200 威力:71)
D.全力全壊! オータムドライブだ! (消費ガッツ250 威力:74)
E.ここだ、ここで咲夜さんに任せるんだ! (咲夜のロングシュートを使う)
F.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

850 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:43:57 ID:RXc5Fmi+
D 撃つしかない

851 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/12(金) 23:44:31 ID:???
※反町のガッツは 470/880 です。

852 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:44:46 ID:Ugvnc+Jc
D

853 :森崎名無しさん:2010/11/12(金) 23:45:19 ID:EJwdRozI
D

854 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 00:00:22 ID:???
すみません、オータムドライブの正しい威力は73でした。お詫びして訂正します。

855 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 00:04:04 ID:???
>D.全力全壊! オータムドライブだ! (消費ガッツ250 威力:73)
===========================================================================
グォォォォオオオオオオオッ!!

反町「撃つしかない! いくぞォォォォオッ!!」

距離があり、かつ、敵陣にはまだ守備陣が多く残りゴール前を固めている状況。
しかし、それでも今からではボールを前に運ぶ時間すら無く。
センターサークル付近、ゴールまであまりにも遠いその場所からシュートを決めるしかないと反町は判断。
これを見れば、普通ならば、多くの者達はどう考えても無謀な行為としか受け取らないだろう。
――しかし。

にとり「い、急げぇ! 急いでゴール前を固めるんだァ!
    小悪魔、てゐ、早く中央寄って! 寄ってェェェェェッ!!」
キスメ「……!」←額に汗浮かべながらシュートコースに入ろうとしてる
穣子「(て、敵に回ると反町ってこんだけ怖いのね……あんな位置から撃たれるとか……。
    ブロックが出来ないDFにゃどうしようも無いわよ!)」
ヤマメ「(キスメの体力がもう無い……! くそっ、頼むよ河童! 私もなるたけ頑張ってみる!)」
てゐ「あのシュート受けるんいやなんだけどな〜……まっ、しゃあないか〜」
小悪魔「(か、数合わせにしかなれないなんて……)」
ヒューイ「(う、うぅぅ〜! ブロックは苦手なのにィ!)」

白チームの者達は慌てふためきながら反町のシュートに備えるべくコースに潜り込み。
ある者は諦め顔を浮かべ、またある者は決死の覚悟を持ってシュートに備える。
幻想郷全土で猛威を奮った、反町一樹の十八番――。
キックオフシュートの脅威を、ここにいる誰もが知っていたからである。

輝夜「時間的にこれが最後ね……決まれば紅チームの勝ち。 決まらなければ白の勝ちか」
パチュリー「(さて、どうなるか……)」

856 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 00:05:17 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★反町→ ! cardオータムドライブ 73 +(カードの数値)=★
★ヒューイ→ ! cardブロック 50 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=
 てゐ→ ! cardブロック 46 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+1)=
 小悪魔→ ! cardブロック 46 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+1)=
★穣子→ ! cardブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)=★
★にとり→ ! cardブロック 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)=★
★キスメ→ ! cardブロック 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)+(ガッツ300以下-1)=★
★ヤマメ→ ! card石窟の蜘蛛の巣 62 +(カードの数値)+(距離ペナ+4)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。誰もフォロー出来ず試合終了
≦−2→白チームボールに。 試合終了

【シューター】−【キーパー】
≧2→反町のシュートが白チームゴールに突き刺さる! 試合終了
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。誰もフォロー出来ず試合終了
≦−2→白チームボールに。 試合終了

【補正・備考】
穣子:ダイヤで「麦のカーテン(+4&100消費)」
にとり:ダイヤで「河童のびっくりどっきりリュック(+8&200消費)」、ハートで「河童のフラッシュフラッド(+6&150消費)」
    スペードで「河童のポロロッカ(+4&100消費)」
キスメ:ダイヤかハートで「飛んで井の中(+8&200消費)」、スペードで「釣瓶落とし(+4&100消費)」

857 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:05:27 ID:???
★反町→  クラブK オータムドライブ 73 +(カードの数値)=★

858 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:05:30 ID:???
★反町→  ハートJ オータムドライブ 73 +(カードの数値)=★

859 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:06:36 ID:WKSeRKts
★ヒューイ→  ハート10 ブロック 50 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=
 てゐ→  ダイヤ8 ブロック 46 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+1)=
 小悪魔→  クラブ6 ブロック 46 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+1)=★


860 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:06:44 ID:???
さとり「(シュートの)あ、あくまたん…」
若林「あんなやつをいかしておいたらGKは破壊しつくされてしまう」

861 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:07:19 ID:???
てゐ→  クラブ6 ブロック 46 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+1)=
念のため

862 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:07:42 ID:WKSeRKts
YSM(やっぱり反町は魔王)!YSM!

863 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:08:12 ID:???
★穣子→  クラブA ブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)=★
オーバーキルしてしまったw

864 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:08:16 ID:???
★穣子→  ダイヤ6 ブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)=★


865 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:08:52 ID:???
★にとり→  クラブ3 ブロック 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)=★

866 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:09:29 ID:???
★キスメ→  クラブ5 ブロック 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)+(ガッツ300以下-1)=★

867 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:09:52 ID:???
★ヤマメ→  クラブ7 石窟の蜘蛛の巣 62 +(カードの数値)+(距離ペナ+4)=★

868 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:10:14 ID:???
★ヤマメ→  スペード4 石窟の蜘蛛の巣 62 +(カードの数値)+(距離ペナ+4)=★

869 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:10:19 ID:???
やったー!勝利!

870 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:11:47 ID:???
これだけクラブが出て怪我者無しとは、ラッキーだな

871 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:13:40 ID:???
この能力差でも決められた事を喜べる辺り、反町の不安定さを表してるなw

872 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:20:10 ID:???
13でたか。シュート力アップ美味いな

873 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 00:28:51 ID:???
これで先ほどのミスは帳消しだな

874 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:09:48 ID:???
>★反町→  クラブK オータムドライブ 73 +(カードの数値)=86★
>★ヒューイ→  ハート10 ブロック 50 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=62
> てゐ→  ダイヤ8 ブロック 46 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+1)=57
> 小悪魔→  クラブ6 ブロック 46 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+1)=55★
>★穣子→  クラブA ブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)=54★
>★にとり→  クラブ3 ブロック 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)=62★
>★キスメ→  クラブ5 ブロック 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(距離ペナ+3)+(ガッツ300以下-1)=63★
>★ヤマメ→  クラブ7 石窟の蜘蛛の巣 62 +(カードの数値)+(距離ペナ+4)=73★
>≧2→反町のシュートが白チームゴールに突き刺さる! 試合終了
>※反町がKを出して勝利したので覚醒フラグのフラグ習得! 更にシュートフラグ習得!
=================================================================================================
霧雨魔理沙の放ったファイナルスパークは、まるで巨大なビーム砲のような威力と圧倒的な破壊力を備えていた。
霊烏路空の放ったペタフレアは、一瞬閃光が煌めいたかと思うと、直後に爆発のような衝撃音と超威力のシュートがゴールを襲った。
リグルの放ったライトニングリグルキックは、稲光のような軌道と速度でゴールを襲おうとした。
では、反町一樹のオータムドライブはどうだったのか――。

バッ……グォォォオオオオオッ!! バキャッ!!

ヒューイ「ひゅえぁ!?」
てゐ「うさぁぁぁぁぁぁ〜っ!!」
小悪魔「ぶべぇっ!?」

誰かが知覚する暇も無く浮き上がると同時に3人のブロックを吹き飛ばし。

875 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:10:49 ID:???
ブギュウウウウウウウウウウウウッ!! バキャォッ!!

穣子「ひぎゃあっ!?」
にとり「ひゅいい!?」
キスメ「!?」←泣いてる

誰もが知覚する暇も無く落ちて3人のブロックを跳ね飛ばし。

バゴォンッ!! ズバァッ!!

ヤマメ「なんでこうなるのっ!!」

訳もわからないままキーパーが宙を舞うと同時にボールはゴールネットへと突き刺さり。
誰もが我が目を疑う中……ようやく状況を理解した松岡審判の得点を告げる笛と。
試合終了を告げる笛が鳴り響くのだった。

ピーッ!! ピッピッピィーッ!!

試合終了!

紅チーム2−1白チーム

876 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:11:52 ID:???
反町「(なんだか……今のシュート……いつもよりコースを狙いやすかった気がする……。
    なんだろう? 何かがいつもと違ったのか? ……うーん)」

キックオフの位置からの、問答無用の超ロングシュート。
確かに不夜城カップでは乱射し、そして、それが得点に繋がる事の多かった反町の十八番――キックオフシュート。
だが、改めてここで目にするとその驚きはひとしおであり……。
多くの者達は絶句をしたまま、反町に視線を注視していた。
そんな中でこの状況下において冷静でいたのは、シュートを撃った本人である反町本人。
彼は先ほどのシュートの際、いつも以上にシュートコースを見つけやすかったと感覚的に思い……。
果たしてそれがどうしてなのかと疑問を持ちながら、首を捻り、原因を究明しようとする。

霊夢「(やっぱ魔理沙よりこっちだわ)」

そして、反町以外にこのシュートを見て驚かなかったのは、そもそも感情の起伏に乏しい博麗霊夢。

魔理沙「(……化け物め。 どうする? このままじゃリグル同様、あいつ専属のポストプレイヤー兼露払い役一直線だ。
     なんとか……なんとかしないと……!)」

そもそも驚いているような暇すらない、霧雨魔理沙。

早苗「(……流石に強いですね。 ですが、いずれはそのシュートも私が止めて見せます)」

試合を通して反町のシュートを何度も受けた経験がある、東風谷早苗。

パチュリー「(やはりシュート力だけはトップね……問題は、この圧倒的な状況をどこまで維持出来るか)」

冷静に反町の能力を分析していた、パチュリー=ノーレッジ。

リグル「(流石は私の相棒、反町だ! 私も反町みたいな事が出来るくらい頑張らないと!)」
チルノ「(防げたわね!)」

そして、基本的に能天気ないつもの2人であった。

877 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:12:56 ID:???
こうしてしばらくは周囲を沈黙が包んでいたのだが……。
しかし、やがて紅チームの者達はおずおずとではあるが自分達が勝った事を認識し……。
その立役者となった反町の周囲に集まると、すぐに反町に祝福の声をかけ始める。

美鈴「す、凄いですね反町さん! こ、こんなところから蹴ったら私ならそもそも枠にすら入らないですよ……」
メルラン「あはははは〜! シュートを撃てなかったのは悔しいけど、でも、これでみんなハッピー!!
     やっぱりボールを持ったら即シュートは常識だよね〜!!」

特に反町と組んでいたFWの美鈴とメルランの喜びようは尋常ではなく。
美鈴はにこにこと笑みを浮かべながら微笑みかけ、一方でメルランはあははと甲高く笑いながらキックオフシュート最高と声だかに叫ぶ。
基本的に嫉妬などとは無縁である美鈴は、この反町のシュートを見て若干ながら焦るも素直に祝福。
そして、三度の飯よりボールを持ったらすぐシュートが大好きなメルランは、やはり反町は同志だと考えながら評価を底上げする。

878 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:13:56 ID:???
大妖精「(や、やっぱり反町さんは最強なんだ……あの人に逆らっちゃ駄目だよぉ……!
     な、何があっても指示にも何でも従うようにしないと!)」
リリカ「(ん〜、あいつを支持しときゃとりあえず勝てるのかな? でも、そうすっとメル姉が目立たなくなっちゃうんだよね〜。
     ……ま、そもそも私達がここに残れるかどうかが別問題なんだけどさ)」
レティ「(……シュート力だけは凄いのよね、本当に)」
妹紅「やっぱり反町は最高だ〜! よーし、反町を胴上げだ〜!!」
レティ「待ちなさい、妹紅。 これはただの紅白戦よ」
咲夜「(……認めたくは無いけれど、お嬢様以上の威力。 ただの人間がお嬢様を軽く超えるだなんて……はぁ……)」

また、一部畏怖によるものも混じっているが守備陣もまた反町に対する評価を高め。

お燐「(……っていうか、これって私達がボールを運ぶ意味無いよね?
    なんでみんなこんなに喜んでるんだろ? ……まあ、確かに凄いっちゃ凄いけどさ)」
ルナサ「(むぅ……まぁ、勝ったのだからいいか)」

中盤メンバーは素直に喜べはしないものの、それでも流石に反町を認めるのだった。

※反町のなんか常識的に囚われない感じのシュートが決勝点となり。
 また、この試合2得点をして勝利したのでフィールドにいる紅チームメンバーの評価が上がりました!
 (妹紅は既に+5なので上がりません)

879 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:14:56 ID:???
名前    || 反町 || 霊夢 || 魔理沙|| 早苗
−−−−− ++ − − ++ − − ++ − − ++ − −
美鈴    || + 3 || + 3 || − 1 || ± 0
メルラン  || + 2 || ± 0 || + 4 || − 2
妖夢    || + 2 || + 1 || + 1 || ± 0
リグル   || + 5 || − 1 || − 3 || ± 0
うどんげ  || − 2 || + 1 || − 2 || + 1
お空    || − 4 || + 1 || + 2 || + 3
パチュリー || + 1 || + 1 || + 4 || ± 0
ルナサ   || + 2 || − 2 || ± 0 || + 4
てゐ    || − 1 || + 3 || − 1 || − 2
メディスン || ± 0 || ± 0 || ± 0 || ± 0
静葉    || + 3 || + 3 || − 2 || + 2
パルスィ  || − 1 || − 2 || − 2 || − 2
お燐    || − 3 || + 2 || + 3 || + 1
小悪魔   || + 1 || ± 0 || + 2 || ± 0
チルノ   || − 2 || ± 0 || − 3 || ± 0
咲夜    || + 2 || + 2 || + 2 || − 4
レティ   || + 2 || + 3 || ± 0 || ± 0
リリカ   || + 2 || + 4 || − 2 || ± 0
妹紅    || + 5 || + 2 || + 2 || + 2
穣子    || + 4 || − 2 || + 3 || + 2
にとり   || + 3 || ± 0 || + 4 || + 1
ヒューイ  || + 2 || ± 0 || ± 0 || ± 0
妖精1   || + 3 || ± 0 || ± 0 || ± 0
キスメ   || + 1 || ± 0 || ± 0 || ± 0
大妖精   || + 4 || + 1 || − 2 || + 3
ヤマメ   || + 1 || ± 0 || ± 0 || ± 0
−−−−− ++ − − ++ − − ++ − − ++ − −
総合    || 3 5 || 2 0 ||   9 ||   9

※試合が終わっての全員の評価値です。


880 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:16:00 ID:???
輝夜「え……えーっと……ゴ、ゴホンッ! よし、それじゃあ紅チーム2点、白チーム1点で紅チームの勝ちね!
   勝った紅チームはこの勝利に驕ることなく、これからも練習に励むこと!
   白チームも、何故負けたのか。どこで自分がどうしていれば勝てていたのか……しっかり考えて練習に励むことよ!
   紅白戦は自分達の能力、実力、技術を再確認する場でもあるんだから、それを怠っちゃ駄目!
   今日の試合での経験を、明日からの練習で生かしていくように!
   周囲の国も強くなってきてんだから、手ぇ抜いたら駄目よ!?」
反町「(周囲の国か……そういえば……)」

そして、試合後の余韻がひとしきり落ち着いたところで……やはりゴールキーパーの性なのか。
反町のシュートを見て呆然としていた輝夜はゴホンと大きく咳払いを一つしてから合宿メンバーの注目を集め。
なんとなくそれらしい事を言いながら、今日の午後の練習はこれで終了と全員に告げるのだが……。
そんな最中、不意に反町は輝夜の最後に言った一言――周囲の国というフレーズに引っかかるものを感じる。

反町「あの……監督」
輝夜「ん? 何?」
反町「そういえば以前から聞こうと思ってたんですけど、他国に派遣された選手って誰がどこに派遣されたんですか?
   監督なら知ってるんでしょう?」
うどんげ「そ、そういえば! 姫様……じゃなくて監督! 師匠はどこに行ったんですか!?」
美鈴「お嬢様もどこに行ったかは知らせてくれませんでしたし……あの……聞かせてください!」
輝夜「あー、そういえば話してなかったっけ……? でも、時間もあんまり無いし……。
   そうね……開催国のフランスと、あと1カ国くらいなら、誰が行ったかくらい話すわよ?」

他国へと派遣されるという、幻想郷のトップ選手たち。
果たしてどの国に、どんな選手たちが派遣されたのか……反町としても気になり。
それは周囲の者達も同様だったのか、反町の質問と共に輝夜に質問の矢を降らせ始める。
これを受けて、輝夜は時計を見ながらフランスと他に1カ国くらいなら説明が出来ると言うのだが……。

反町「(1カ国かぁ……全日本には既に藍さんや橙が行ったのを知ってるし……。
    聞くとしたら、他の国だけど……えっと……)」

881 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:17:04 ID:???
A.「カテナチオで知られるヨーロッパサッカーの強豪、イタリアの事が聞きたいです」
B.「個人技主体の南米の強豪、アルゼンチンの事が聞きたいです」
C.「アルゼンチンの影に埋もれがちだけどダークホース的な存在……ウルグアイが聞きたいです」
D.「ヨーロッパチャンピオンに輝いたっていうFWのいる西ドイツの事が聞きたいです」
E.特に発言しない

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

882 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 01:17:33 ID:N+MNzpwg
D 久々に西尾?見たいみたいw

883 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 01:17:38 ID:mQpV/o3g
D

884 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 01:19:37 ID:mCGmhKTE
D

885 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/13(土) 01:28:05 ID:???
カルツ「久しぶりに出番じゃ!」

というところで本日はひとまずここまで。
明日は西ドイツ、フランス、そして日本の近況報告までいければなと思います。
それでは、お疲れ様でしたー。

886 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 01:39:21 ID:???
お疲れ様でした。

887 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 01:42:34 ID:???
オータム乙でしたー
見えないシュートって、マッハドライブかよw

888 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 09:13:01 ID:???
イタリアが諏訪神奈はなんとなく予想できるんだど他が全く予想できん

889 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 09:13:59 ID:???
イタリアは医者じゃないの?

890 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 16:31:14 ID:???
もしえーりんが行くならランピオンと超新星とバンビが復帰か?
イタリアが一気に強化されるな

891 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 17:28:24 ID:???
イタリアはストーリー的に医者がほしいし
戦力的にも司令塔が加入したほうがバランスいいんですよね

892 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 17:46:09 ID:???
あとお説教が得意な四季映姫さんもイタリアに行くと予想
誰にお説教するのかはすごく想像しやすいですし、Niceboat

893 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 22:21:58 ID:???
対戦国の紹介か…不安になるぜ。
>>770で誰も反町の言いたいことを理解してないように、おまえら欧州勢か!
と言いたくなるくらいどいつもこいつも我が強いからFW評価の基準が、
   得点力>>>>>(越えられない壁)>>>>>アシスト含むその他サポート
になってやがる。強力なシュートぶっぱしてりゃ勝てるほど相手は甘くないってのに。


894 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 23:19:59 ID:???
乙でした!
西尾?さん登場フラグに静岡県人会がアップを始めたようです

895 :森崎名無しさん:2010/11/13(土) 23:27:11 ID:???
そういえば静岡県人会の登場も久々だな

896 :森崎名無しさん:2010/11/14(日) 21:30:03 ID:???
フランスも紹介するってのは何か意味があるんだろうか?

897 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:15:19 ID:???
>D.「ヨーロッパチャンピオンに輝いたっていうFWのいる西ドイツの事が聞きたいです」
==================================================================================
輝夜「西ドイツ……ああなるほど、そういや幻想郷に来た助っ人選手もその国出身だっけ」
早苗「にs……じゃなくて、カルツ君の事ですね」
パルスィ「シェスターもよ。 あいつがいるんだから、さぞや強いチームなんでしょうね?」

反町が気にかかった国は、やはり西尾?……もとい、ヘルマン=カルツ。
それにフランツ=シェスターという幻想郷で修練を積んだ選手がいる国――西ドイツ。
更にはかつてカルツにシュナイダーと呼ばれる世代最高峰のFWがいると聞かされており。
同じFWである反町としては、どうしても気になる相手であった。
それを理解した輝夜はうんうんと頷きながら口を開き、西ドイツについて説明を開始した。

輝夜「西ドイツは外の世界でもかなりの強豪国らしいわね。
   特に攻撃陣は世代最強とまで言われてるらしく……。
   カルツ、シェスターっていう外来人コンビもかなりの主要選手らしいわ。
   大会で当たるなら、まず間違いなく強敵になってくるでしょうね。
   そして、その西ドイツに派遣されたのは……」

………

……



898 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:16:19 ID:???
〜西ドイツJrユース合宿所〜

時を同じくして西ドイツJrユース合宿所――。
ここでは、全幻想郷Jrユースが始動をしてから1週間。
選手兼コーチとして新たに参入をした、3名の選手が猛威を奮う程に西ドイツメンバーにスパルタに近い練習を強いていた。

ドッゴォォォオオオオオオッ!! ズバァッ!!

シュタイン「ぎゃああああっ!!」

その中でも特にしごかれていたのは、(一応)正ゴールキーパーであるシュタイン。
轟音と同時に太陽の熱をも伴うかのような激しく、雄雄しいシュートを無尽に受け。
既にキーパーとしての自信すら失いかけていた彼を、容赦なく襲っていたのは――。

レミリア「ふん……所詮は三流キーパー……以下の以下、だな」

紅魔の主にして、幻想郷最強の呼び声高いFW――レミリア=スカーレットであった。
八雲紫の命――というよりも、依頼により西ドイツJrユースへと参加をしたレミリア。
しかし、この場にはやはり彼女の求めるような好敵手の存在は皆無であり。
つまらなそうにため息を吐くレミリアの横で、この西ドイツJrユースのエースストライカー。
カール=ハインツ=シュナイダーは息を呑みながらも、レミリアの行動全てをつぶさに見ようとする。

レミリア「(このチームは攻撃過多だ……つまり、紅魔スカーレットムーンズとほぼ同等と言っていいチーム状況。
      あの忌々しい霊夢の二番煎じとケリをつけるのにはうってつけだな。
      ああ、それにしても今頃フランはどうしているのかしら? お姉ちゃんは心配だわ……。
      いじわるなチームメイトに苛められたりしてないかしら?)」
シュナイダー「(凄まじい威力のシュート――そして、パワーとテクニックだ。
        今はまだ及ばん……だが、いずれは必ず追いつき……そして、追い越してみせる。
        マリーにこの俺こそが世界一のお兄ちゃんであると言わせる為にも!)」

899 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:17:25 ID:???
こうして西ドイツの皇帝と、紅魔の皇女――2人の世界的なストライカーが轡を並べている中。
一方で反対側のゴール前では、このチームきってのポストプレイヤー――マンフレート=マーガスがポストプレイの練習を繰り返し……。

バコォッ!!

マーガス「な、なにィ!?」
幽々子「うーん……駄目ね、3点!」

その全てを、悉く2人目の西ドイツの助っ人――西行寺幽々子に防がれていた。
空中戦のセンスは、あの博麗霊夢をも凌ぎ――大空を浮遊する滞空能力だけで、幻想郷トップクラスの地位まで上り詰めた幽々子。
そんな幽々子を相手にしては、当然ながら西ドイツ1の空中戦のエキスパート、マーガスでもそう易々とポストプレイをする事が出来ず。
通算何度目になるかわからない失敗をして、マーガスは歯噛みをしながら幽々子を見つめる。

マーガス「(今度こそは上手くいったと思ったが……くっ! なんてジャンプ力だ……!!
      だが……超えてみせるぞ! そのクリアーを掻い潜り、必ずポストプレイを成功させてやる!
      空中戦で……俺は負ける訳にはいかん!)」
幽々子「(さてさて、これだけ悔しい思いをしたのだから成長してくれるといいのだけど……。
     んー……でも、なんだかこの子、他の子たちと比較するとイマイチな雰囲気なのよねぇ)」

西ドイツJrユース正規のFW陣の片方は助っ人選手に感慨のため息を吐き。
もう片方のFWが苦々しげに助っ人をにらみつける中。
それでは、幻想郷へと来訪をした経験のあるこの西ドイツを代表する二大MF――。
ヘルマン=カルツとフランツ=シェスターはどうしていたかというと……。

ガシャーッ!!

カルツ「ハリネズミチャージじゃあ!!」
神奈子「おっとっと……うーん、やっぱりにs……じゃなかった、カルツ君は強いねぇ。
    ただ、その程度のチャージじゃ……まだボールを零してあげる訳にはいかない!」
カルツ「なっ、なんじゃとォ!?」
シェスター「ヤマトナデシコー……」

900 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:18:33 ID:???
フィールド中央部において、第三の西ドイツへの派遣選手――不夜城カップで優勝に輝いた守矢フルーツズの一員。
その献身的なディフェンスと神がかり的なオフェンスで攻防を支え。
文字通り守矢フルーツズの柱となっていたパワータイプのMF――八坂神奈子を相手に。
それぞれが練習をつけてもらっていたのだった。

幻想郷では同じチームメイト同士であったカルツは神奈子の参加を喜び。
また、基本的に日本フリークであるシェスターは何とも和風な外見をしている神奈子や幽々子を大いに歓迎。
幻想郷でサッカーの経験を積んだ彼らはこの合宿内でも特に幻想郷勢から多くのものを吸収しようと躍起になっており。
元々の西ドイツメンバーとの実力差に加え、成長速度でも大きく水をあける結果となり。
彼らの能力は他のメンバーに比較をすると、頭一つ抜けているのだった。

永遠に紅き幼きストライカー――幻想郷トップクラスの攻撃力を有するレミリア=スカーレット。
空中戦のスペシャリトであり、あらゆるハイボールは確実に弾く自信を持つ西行寺幽々子。
攻守共に高いレベルで安定をした、MF――八坂神奈子。
彼女らの教えを受け、西ドイツJrユースのメンバー達はめきめきと実力をつけてゆく。

そして、メンバー達が幻想郷のレベルへと達した時――。

このチームのエースストライカーであるカール=ハインツ=シュナイダーとレミリア=スカーレットのコンビ。
カルツ、シェスター、神奈子と三人の主力選手がいる中盤は大会最高峰の攻撃陣となり、幻想郷Jrユースを苦しめる事になるだろう。

幽々子「うーん……だけど、いくら攻撃がよくっても流石に私一人でゴールを守るのは無理よ〜?
    そもそも私の場合、相手が浮き球で来てくれないとはじけないし」
レミリア「せめてもっといいキーパーがいれば話は違うのだがな」
神奈子「(どうでもいいが、この嬢ちゃん……まーた男口調になってるね。 外行き用のしゃべり方なのかね?)」

唯一の懸念とされる守備力増強の為に、ドイツ山奥から超人キーパーがこの合宿に合流をするのは――。
これから数日後の事である。

901 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:19:59 ID:???
妖夢「(幽々子様もやはり外の世界に派遣されていたのですね……)」
美鈴「お嬢様は西ドイツかー……でも、西ドイツってどこですか?」
咲夜「欧州……って言ってもわからないかしらね」
美鈴「満州?」
早苗「神奈子様は西ドイツですか……(にs……じゃなかった! カルツ君と神奈子様。
   それに、あのレミリア=スカーレットに噂のカール=ハインツ=シュナイダー。
   負けられない相手がごまんといるチームですね……!)」
反町「(凄いメンバーだな……FWのレミリアさんにMFの神奈子さんで攻めは磐石……。
    それに、空中戦に滅法強い幽々子さんがPA内にいれば俺のヘディングじゃ通用するかどうかわからないぞ。
    にs……じゃなくてカルツやシェスターもいるし……侮れないチームだ)」

輝夜の口から聞かされた西ドイツへと派遣された選手の名を聞いて、従者やそれに類する者達はそれぞれ感慨深げに嘆息し。
また、周囲の者達も一気に緊張感を帯びた表情へと一変をする。
それもまた当然と言えば当然――1人でさえ強敵とされるレミリアや幽々子、神奈子がそれぞれ手を組み。
更には、西ドイツに元からいるというエース級の選手たちまでも成長をしているのだ。
危機感に煽られる一同を見て、輝夜は内心笑みを浮かべ……しかし。

穣子「で、フランスってトコはどうなのよ?」
輝夜「あー……うん、それがねぇ……」

続いて開催国であるフランスの情報を聞かれた所で、なにやら言い憎そうに顔を歪める。
一体どうしたのだろうかと一同が首をかしげる中……輝夜は小さくため息を吐くと。
やがて、意を決したかのようにその口を開いたのだった。

902 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:21:06 ID:???
輝夜「正直言って、フランスはどうやら反町達の世代だとかなり不作の選手が多いらしいわ」
反町「不作? そんな……フランスだってサッカー大国ですよ!?」

外の世界では、列強国とされるサッカーの国――フランス。
芸術的なそのスタイルはサッカーの激戦区である欧州でもかなり知名度が高く。
当然ながら反町は輝夜の発言に驚くのだが……輝夜は静かに首を振り、更に続ける。

輝夜「一応、スター選手といわれる選手はいるけれど……サッカーは1人や2人で出来るものじゃないしね。
   脇を固める選手たちのレベルが他の国に比べて圧倒的に低いらしいわ。
   私も実際にはこの目で見てないけど……それはもう、えらい酷いらしい」
魔理沙「つっても、派遣された選手ってのが強けりゃ十分手強い敵になるんじゃねーか?
    誰が行ったんだよ?」
輝夜「……それがねぇ」

………

……



903 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:22:06 ID:???
〜フランスJrユース 合宿所〜

フランスJrユース――監督のカルボナーラは、大会開催が延期されるとの話を聞いた直後。
即座に合宿の日程を大きく伸ばし、限界まで選手たちを鍛えられる事に大いに歓喜をした。
開催国である以上、恥ずかしいサッカーは決して出来ないフランス。
せめて最悪でも決勝戦まで行かなくては、如何にJrユースの大会といえど国民に対して申し訳が立たず……。
しかし、合宿が開始される前までの選手たちでは、正直言って勝ち進む事すら難しく。
仮に審判の判定が開催国であるが故にフランスにとって有利なものが多かろうと、決勝まで上がれるかどうかすらわからないものだった。
それが、何の因果か選手兼コーチとしてエース級の選手を召集出来。
更には合宿の期限が伸びたというのだから、カルボナーラにとってはこの事態は幸運だったと言うより他に無い。

カルボナーラ「(ただ、問題はその選手兼コーチだ……2名の内、1人はこうして合宿に参加をしてくれるが……)」

ダダダダダダダッ! ババッ!!

ピエール「今度こそ抜いてみせる! いくぞ……!」

カルボナーラ監督の向けた視線の先にいたのは、このフランスJrユースの大黒柱。
彼がいなければ、まず間違いなくフランスに勝利の芽は無いとまで言われた大エース――。
フィールドのアーティスト、エル=シド=ピエールであった。
彼はボールを持ったままフィールドを駆け抜けており、その貴公子然とした風貌の中にも。
サッカーを愛し、サッカーに真剣に打ち込み、勝利に飢える貪欲な獣のような性質を秘め。
この合宿が開始してから、何度挑戦をしても抜けなかった派遣選手へと襲い掛かり……。

ブゥン……ガッ!!

ピエール「なっ……!?」
こいし「だから甘いって。 一昨日きやがれ〜」

その派遣選手――地底に住まうボランチ……古明地こいしに、またもや止められてしまうのだった。

904 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:23:33 ID:???
ピエール「(これが幻想郷の力か……くそっ! こうも何度も止められるとは……。
      そもそも、相手が迫ってくる事すら感知できない! どうすれば抜ける?)」
こいし「(あっぶな〜、本当、他の奴は大した事ないのに、こいつだけめちゃめちゃ強いよ。
     無意識を使ってなけりゃ、今のはこぼれ球だったね)」
アモロ「あわわわ……そ、そんなぁ、ピエールが抜けないなんて……」
ブラボー「あ、あいつに教わったら……本当に俺たちでも上手くなれるのかな?」
こいし「ほらほら、あんた達も何ボケッと突っ立ってるの〜?
    何人がかりでもいいからかかってらっしゃいよ、相手してあげるからさ」

ボールを奪われたピエールは項垂れながらも冷静にどうすればこいしを出し抜けるかを思考し。
一方でこいしは内心で冷や汗をかきながら、にこにこと笑みを浮かべてボールを返す。
派遣選手が送られると決定をした内で、最大の弱小国であるフランス。
そのフランスへと派遣されたこいしは、しかし、腐る事なくフランスのメンバー達を鍛え抜いていた。

古明地こいしは、先の西ドイツに派遣をされたレミリア達と比較をした場合。
対等と呼べる程の実力は持たない、しがないボランチである。
無論、実力自体は決して低くなく、仮に全幻想郷Jrユースに入っていれば上位に入る程の能力を持つ選手。
だが、やはりレミリア達に比べれば見劣りをする選手だった。

そんなこいしが弱小国フランスに派遣をされたのは、要するに、ていのいい左遷のようなものである。

こいし「(どうせあのスキマ妖怪はフランスなんてどうでもいいとか思ってるんだろうね〜。
     弱いところをいくら鍛えても意味は無い、とかさ〜)」

西ドイツやイタリア、アルゼンチン、ウルグアイ。そして、全日本。
大会にはフランス以外にも数多くの強豪と呼ばれるチームがあり、その強豪に更に強力な派遣選手を送り。
全幻想郷Jrユースの戦いをより面白いものにしよう、というのが紫の魂胆であるとこいしは考える。
そして、他国に優先的に人材を回すが余り、フランスには余り者であり派遣選手の中の弱者であるこいしが選ばれたのだと。

905 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:24:34 ID:???
こいし「(実際私は逆立ちしたってレミリア=スカーレットみたいなシュートは打てないし。
     ボランチとしちゃあの十六夜咲夜みたいな華麗なボールカットも出来ないよ。
     ブロックなんて苦手だし、ボールキープも中途半端だけどね。
     けどさ……私1人なら、いいけどさ……)」
ナポレオン「おい、お前の姉貴はどうしやがった!? 今日も練習にきやがらねぇじゃねぇか!」
こいし「……うるさいなぁ。 お姉ちゃんはまだ退院してから日が浅いから練習はまだ出来ないの!!
    あんたの練習なら後で私が見てやるから、大人しくしときなさい」
ナポレオン「なんだと!? 俺の25cmキャノンで吹っ飛ばすぞ!?」
こいし「(お姉ちゃん……)」

フィールドで立ち尽くし、考え込むこいしに罵声を浴びせるのは、このチームで唯一ピエールと肩を並べられる選手。
まるで暴れ馬のような性格をした、生粋の問題児――ルイ=ナポレオンである。
そのナポレオンの言葉の中にあったように、このフランスJrユースには、こいしの姉――古明地さとりもまた参加をしていた。
つまり、古明地姉妹は八雲紫に他の強豪国に送るような価値は無いと決定付けたのである。
そして、そのさとりは合宿に参加をしてから、一度としてこの練習場には姿を見せていなかった。
こいしはそれを以前に体調を崩してしまい入院をしていた事があり、まだ万全の状態ではないと説明をしていたのだが……。
現実には既にさとりはサッカーをやっても大丈夫と医者からもお墨つきを貰っており、その点に関してはまるで問題が無かった。
それでは、何故さとりがこの練習に参加をしてないかというと……答えは非常に単純明快。
「サッカーをする」……その意義を、見失いつつあったからである。

ピエール「コイシ、もう一度だ! 勝負をしてくれ」
こいし「……いいよ。 ま、今度も私を抜くのは無理だと思うけどね?
   (お姉ちゃん……戻ってきてよ。 そして、私達で八雲紫たちをギャフンと言わせてやろう!
    お姉ちゃんこそが幻想郷最強のキーパーなんだって……大会で思い知らせてあげよう!
    私、それまでに何とかこいつ鍛えるから……だから、早く帰ってきて……フィールドに……)」

906 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:25:34 ID:???
心を閉じた覚り妖怪――古明地こいしは、ただ姉の復帰を望みつつフランスの選手たちを鍛える。
人に忌み嫌われるのが嫌だからと、心の目を閉じたこいし。
そんな彼女でも、唯一の家族であり――肉親であり――姉であるさとりの為ならば、本気になれた。
幻想郷三大キーパーと謳われながら、何度も何度も失点を繰り返し、ザルキーパーの烙印を押された姉の為に。
その姉をもう一度返り咲かせる為に、彼女は練習を繰り返す。

しかし、そんなこいしが想う姉――さとり自体が、心を閉じかけている。

こいし「(お姉ちゃん……)」

今日も今朝から姿が見えない姉を思い、こいしはため息を吐く。
本当にさとりがフィールドに帰ってきてくれるのか、こいしにはまだわからない。
だが、それでも――こいしはいつさとりが帰ってきてもいいように、準備を進める事しか出来なかった。
いつもは能天気で何も考えていないように見え、また、他者に感心の無いようなこいしが――。
或いは、真剣になったのは、この時が初めての事かもしれない。

こいし「ところで25cmって何よ、何が25cmなのよ」
ピエール「靴のサイズだろう」
こいし「ふーん……(そんなんを何であいつは自慢げに言ってたんだろ?)」

………

……



907 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:26:35 ID:???
お燐「さ、さとり様とこいし様が……そ、そんな弱い国に行っちゃったんですか!?
   ど、どうして!? もっと強い国に行かせてあげてよ!!」
輝夜「わ、私に言われたって知らないわよ! これは八雲紫の決めた事なんだし……」
お空「うにゅう……」

フランスの情勢を聞いた幻想郷の者達は、先ほどの西ドイツの話を聞いた時とは打って変わり。
苦笑半分、余裕半分といったような表情を浮かべる。
さとりのペットであるお燐とお空だけは輝夜に食ってかかり、さとりとこいしを何故そんな所に送ったのかと抗議をするが……。
その他の面々は、ただでさえ弱いチームに、こいしとさとりが送られただけならば……。
まず間違いなく、楽々勝利が出来る相手だろうなと考える。

魔理沙「(さとり相手ならPAに入ってからのマスタースパークだけで余裕だ。
     パワーシュートなら、いくら心を読まれようが意味がねぇしな)」
霊夢「(こいしも咲夜に比べりゃ楽な相手だし……まあ、当たれればラッキーってトコね。
    ただ、なーんか選手がどうこう以前の問題で手間取りそうな気がするわ)」
早苗「(さとりさん相手ならオーバーラップからのドリブルゴールは無理そうですねぇ……。
    かといって、弱小チームが相手だと暇そうですし……)」
反町「(今度もハットトリックが出来るかな?)」

その後、時間が無くなったという事で輝夜は自室へと引き上げてゆき……。
残った者達もそれぞれ散り散りになりながら、夕食をとった後風呂へと入り、自室へと戻ってゆく。
こうして合宿7日目――丁度合宿が始まってから1週間の練習は、無事に終了をしたのだった。

908 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:27:35 ID:???
〜全日本Jrユース 合宿所〜

そして、当然ながら幻想郷Jrユースで合宿開始から1週間が経過しているという事は。
反町がかつていた全日本Jrユースにおいても、同じだけの月日が流れているという事である。
橙や藍、天子に衣玖という派遣選手を迎え、幻想郷で大きく成長した三杉を中心に今日も練習に励んだ全日本Jrユース。
1週間が経過した事で、全日本Jrユースの面々もある程度はこの環境に慣れてきたのか。
派遣選手である者達とそれなりに談笑を交わす事くらいは出来る程度になってきたのだが……。

天子「しかし、この程度で有頂天になってる奴に未来はにい。
   まだまだ幻想郷の方がこいつらよりも実力が数段も上なのは確定的に明らか。
   更なるレベルアッポをしなければ奴らが優勝カップを手にするのを地面から見上げるはめになる」

そんな中で現状に不満を抱いていたのは、なんかよくわからない言語を用いるえらーい天人。
その豪快なシュートとドリブルで守矢フルーツズを勝利へと導いた、比那名居天子であった。
確かに合宿を開始してから全日本のメンバーは大いに成長をしているが、しかし、それだけではやはりまだ足りない。
奇妙な口調ではあるが、決して馬鹿ではない天子。
全日本と幻想郷の実力差については、しっかりと把握をしているのである。

天子「このままでは全日本の寿命は実力不足でマッハ。
   打開する為に誰かを鍛えるのも天人の役目。 流石に天人は格が違った!」

そして、この状況を打開する為にはまだまだ伸び白がある全日本メンバーを鍛えるのが最良だと判断し。
天子は規定の練習終了後、更に残って誰かを鍛えようとする。
果たして天子のお眼鏡にかなった、全日本の選手とは……。

909 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:28:35 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★天子「成長チャンぬ」→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→天子「ええい、全部よ!」 下の4人全部鍛えます
ダイヤ→天子「あいつ忍者だろ……汚いなさすが忍者きたない」 中里「む?」
ハート→天子「リアルではモンクタイプ!」 若島津「なんだ?」
スペード→天子「お前の浅はかさは愚かしい」 松山「え?」
クラブ→天子「原作世界よりも充実したテクモ世界が認可される」 新田「へ?」

910 :森崎名無しさん:2010/11/15(月) 01:28:55 ID:???
★天子「成長チャンぬ」→ スペード6 =★

911 :森崎名無しさん:2010/11/15(月) 01:29:54 ID:???
しかしもうユースの大会じゃないな

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0ch BBS 2007-01-24