キャプテン森崎 Vol. II ~Super Morisaki!~
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【黄金】キャプテン平凡2【十二球編】

1 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/04(月) 23:56:37 ID:9xLSgZKk
このスレはキャプテン森崎スレのスピンアウト作品です。
試合の基本的なルール及び進行はキャプ森本スレと同じですが、多少特殊なシステムを導入している
部分もあります。

465 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 19:15:36 ID:???
★カペラ 防御 ( クラブQ ) 40 +( 2 + 5 )=


466 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 19:20:36 ID:???
★バベル 防御 ( スペード10 ) 41 +( 1 + 2 )=

467 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 21:16:46 ID:???
近い将来シャカとタイマンする男は格が違った

468 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:09:48 ID:???
> ★一輝 鳳翼天翔 ( スペードQ ) 57 +( 2 + 3 )= 62
> ★ミスティ ジェット防御 ( ダイヤ3 ) 49 +( 1 + 4 )= 54
> ★カペラ 防御 ( クラブQ ) 40 +( 2 + 5 )= 47
> ★バベル 防御 ( スペード10 ) 41 +( 1 + 2 )= 44

★ミスティ:80ダメージ・カペラ:150ダメージ・バベル:180ダメージ。
全員ギリシアまで吹っ飛びます。

一輝「鳳翼天翔!」

     ゴアッ……!

一輝の繰り出した拳が、鳳凰の羽ばたきの様な強烈な衝撃波を生み出す!

ミスティ「なっ!?」カペラ「そんな……!?」バベル「これほどとは……!!」

       ドゴォォォォォォォォオン!

白銀三人「あーれー!」

白銀三人は、その拳圧の前に為す術もなく吹き飛ばされた。

一輝「ふっ……あの様子ではギリシアまで飛んだな」

沙織「相変わらずの強さですね、一輝」

一輝「ふん……」

一輝は不機嫌そうに鼻を鳴らし、そのまま沙織に目をやることもなくその場から去ろうとする。

469 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:11:00 ID:???
瞬「兄さん!」

一輝「……」

     ぴたっ

が、後ろから響く聞き覚えのある声に、一輝の足は止まった。

星矢「まさか……本当に一輝か?」

氷河「ふっ、あれで死ぬような男ではないと思っていたがな」

紫龍「まさに不死鳥だな……」

瞬「兄さん……生きてたんだね」

一輝の背後には、小宇宙の異常を感じこの場に集まってきた瞬、氷河、星矢、紫龍の四人が勢揃いしている。

一輝「瞬、それに星矢たちか……」

呟き、だが、それも一瞬。一輝は一度止めた足を、再び進める。

瞬「に……兄さんどこへ!?」

一輝「どこへ行こうと俺の勝手。俺がお前らと共に戦うなどと勘違いするな」

氷河「……待て一輝」

一輝「……」

氷河「……富士の地底で俺が凍り付かせたお前の右腕、もう殆ど感覚があるまい。いずれ肘から腐り落ちるぞ」

470 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:12:05 ID:???

     ピクッ

氷河「地中海カノン島の噴煙の中に七日七晩身を置け。そうすればお前の右手は元通りになるはずだ」

一輝「こういう場合、礼を言った方が良いのかな……ふっ」

その言葉を最後に、一輝はその場から姿を消した。

瞬「兄さん!」

慌ててその後を追おうとする瞬。

星矢「待て瞬!」

471 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:13:05 ID:???
瞬「星矢……でも!」

星矢「一輝には一輝の考えがあるんだろう。それに今は……」

紫龍「おいやばいぞ!凡太の奴全身を強打して瀕死の重傷だ!」

瞬「えっ!?」

星矢「急いで病院に運ばなきゃ凡太が死ぬ!」

沙織「凡太さんは……凡太さんは私を庇ってあの崖の上から落ちたんです!お願い!凡太さんを助けて!」

瞬「そ、そうか……人命にはかえられないものね……」

星矢「ああ……おいみんな!急いで凡太を運ぶぞ!」

氷河・紫龍・瞬「ああ!」

     *沙織の凡太に対する感情が「命の恩人」になりました。

472 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:14:25 ID:???
     ~グラード財団療養所~

星矢「どうだい先生……凡太の奴は?」

星矢達の迅速な運搬で、凡太はそれからまもなくグラード医療所に運び込まれた。

医師「ああ……良くはないな。全身打撲に何カ所かの骨折……」

沙織「そんな、では……」

青ざめた表情で医師の言葉を聞く沙織。

医師「いや……しかし、幸いにと言っていいのか、それだけで済んだと言うべきか、命に別状はなさそうです。
 応急処置もしてありましたし……無論、しばらくは絶対安静ですが」

瞬「そうですか……」

その言葉に、ほっと息を吐く瞬。

紫龍「あんな高さの崖から落ちたんだ、むしろ幸いと言うべきか……」

氷河「がらくたみたいな鋼鉄聖衣も、少しは役に立ったのかもな」

星矢「おい、がらくたは酷いぞ」

凡太の命が無事と分かり、星矢達も少し緊張を解く。

473 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:15:32 ID:???
ヒカル「おい!凡太の奴死にかけてるんだって!?」

星矢「あっ、ヒカルさん」

シャイナ「大丈夫なのか!」

美穂「まさかこんなにすぐ逝ってしまうなんて……はかない人でした」

と、そこへ、連絡を受けた女性陣がどやどやと現れる。

医師「君たち、病院ではもっと静かに……」

その様子に渋い顔をする医師。

シャイナ「そんなことより凡太の容態はどうなの?まさか死んだりしていないわよね?」

美穂「どうなんですか?凡太さんに死なれてしまうと……」

瞬「ええ、重症には違いないですが、取りあえず大丈夫だそうです」

星矢「100m以上もある崖から落ちたのに、あいつも大概頑丈な奴だな」

ヒカル「そうなのか……それは良かった。あいつには言いたいことが山程あるからな」

シャイナ「まあ……肩を並べて戦った奴が死ぬのは寝覚めが悪いからね」

星矢達から凡太の容態を聞き、女性達三人も取りあえずほっと息を吐いた。

474 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:17:05 ID:???
沙織「それで……凡太さんは今?」

しかし、その中にあって、沙織一人は緊張の面持ちを崩さない。

医師「ええ、今はもう病室の方へ……気胸などもないですし、まあ骨折はしていますが、それは寝て治すしかないですから」

沙織「では……」

医師「今は痛み止めだけ打って寝かせてあります。明日には目を覚ますでしょう……
 目を覚ました後の方が、痛みで辛いかも知れませんが……」

瞬「あっ、それじゃあ、今日は僕が凡太君に付き添おうかな。また白銀聖闘士が来ても困るし……」

医師の言葉を聞き、瞬が自ら付き添いに名乗り出る。

星矢「そうか、その方が良いかな」

ヒカル「こら星矢、何で瞬だけに任そうとするんだ?お前も一緒に泊まって交代で付き添いなさい!」

星矢「えっ?で、でもおれ、付き添いの仕方なんてわからねぇし……」

紫龍「仕方もなにも、何かあったら医者を呼べば良いだけだ……そうだな、瞬一人では多人数の敵が来た時対応
 出来ないかもしれん。俺も一緒に泊まろう」

氷河「ふむ……そう言うことなら俺も一緒に。なに、寒い寝床は慣れている」

星矢がごにょごにょと言っている間に、紫龍と氷河も付き添いに志願した。

475 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:18:08 ID:???
星矢「お前らきったねぇ、良い子になりやがって……」

ヒカル「おまえね……良い子とかそう言う問題じゃないだろ!」

     ボカッ!

星矢「いてぇ!」

ごねる星矢の頭を、ヒカルは思い切り殴りつけた。

瞬「ははは……星矢君もヒカルさんには頭が上がらないんだね」

星矢「うっせ!ヒカルさんが暴力的なだけだ!」

沙織「あのっ!」

と、一同が和やかな雰囲気の会話をしている横から、沙織が一人深刻な声で割り込んだ。

星矢「ん、どうしたい?沙織さん」

沙織「凡太さんの付き添い、私一人に任せてはもらえないかしら?」

瞬「えっ、沙織お嬢さんにですか?」

瞬は思わずそう聞き返す。

476 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:20:07 ID:???
沙織「ええ……」

シャイナ「お嬢さんが、一人でやるってのかい?」

沙織「……凡太さんがこんな怪我をしたのは、私のせいだもの」

ヒカル「しかし……沙織お嬢さん一人では、何かあった時どうしようも」

沙織「それは……」

星矢「責任を感じるのは分かるけど、一人で背負い込むことはないだろ」

氷河「珍しいな……傲慢なお嬢様がそんなことを言うなんて」

瞬「ひょ、氷河君……これでも最近は少し丸くなったんだよ?」

シャイナ「瞬、それフォローになってないよ……」

紫龍「……とにかく、沙織お嬢さん一人ではかえって心配です、その提案は却下させて貰います」

沙織「……では、せめて皆と一緒に」

珍しく懇願の表情で一同を見つめる沙織。

星矢「う、うーん……どう思う、瞬?」

その表情に困惑し、頭脳労働が苦手な星矢は瞬に助けを求めた。

477 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:21:09 ID:???
瞬「そうだね……僕たちが凡太君の付き添いに回ったら、沙織お嬢さんの周りは手薄になるし……」

氷河「それならいっそ、お嬢さんも一緒にいた方が良いか……」

ヒカル「そう言うことなら、私とシャイナも一緒に泊まろう、その方が安全だしね」

シャイナ「ま、しかたないね」

美穂「そ、それなら私も泊まりますよ!一人だけ仲間はずれなんて嫌です!」

星矢「おいおい、結局全員で病院泊まるのか?」

瞬「そういうことになるね……」

紫龍「初めからそうすれば良かったな」

医師「そんな大人数で泊まられると……」

わいわいと騒ぐ星矢達に、医師はおずおずと苦情を言おうとしたが……。

沙織「迷惑なんて、言わないわよね?」

医師「……はい、どうぞご自由に」

資本主義の元働く医師に、オーナーに逆らう力など無かった。

478 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:22:23 ID:???
そして、星矢達が泊まり込みで凡太の付き添いをするその夜……。

凡太「うっ……うんっ……」

永い眠りから、凡太は目を覚ました。

凡太「こ、ここは……?」

ボンヤリとした目で辺りを見回し、ボンヤリとした頭で今の状況を推測する。

凡太「ベッドの上、それにこれは……点滴?」

自分の腕からのびる点滴のチューブに触れようと、凡太は手を伸ばす。

     ズキッ!

凡太「いてぇ!?」

その途端、全身に激痛が走った。

凡太「な……そ、そうだ!思い出した!僕は沙織さんと一緒に崖から落ちて……!」

凡太はそこまで思いだし、はっとする。

凡太「沙織さん!沙織さんは!?」

凡太はシーツをはね除け、勢いよく上体を起こした。

     ビキビキビキビキ!

479 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 22:23:26 ID:HX6902Kk
凡太「グァァァァァァァァァァァ!?いってーーーーーーーーーーっ!!」

そして、再び激痛にのたうち回る。

???「い、今の声は!?」

凡太「ぐはっ……だ、誰だっ!?」

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★目覚めた時一緒にいたのは ! card

!後のスペースを消して書き込んで下さい。

K~J→沙織
10~9→星矢
8~7→瞬
6~5→ヒカル
4→美穂
3→シャイナ
2→氷河
1→紫龍

480 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 22:23:51 ID:???
★目覚めた時一緒にいたのは  クラブ6

481 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 22:45:41 ID:???
鳥人とくれば次のネタは当然チ(ry

482 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 23:10:54 ID:???
そのネタは確実に負けるのでw

483 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 23:11:54 ID:???
> ★目覚めた時一緒にいたのは  クラブ6 →ヒカル

ヒカル「凡太!目を覚ましたのか!?」

凡太の絶叫を聞き、暗闇の中から現れたのはヒカルだった。

凡太「ヒ、ヒカルさん?何故ここに……」

ヒカル「何故も何も……お前は崖から落ちてこの病院に運び込まれたんだ。
 私は付き添いで……他のみんなもいるよ」

凡太「そ、そうだ!僕は崖から落ちて……沙織さん!沙織さんはどしました!?」

ヒカル「落ち着け凡太。沙織さんは無事だ。お前が庇ったおかげだろう、大した怪我もないよ……
 お前の付き添いをしたいって聞かなくてね、今も隣の部屋にいる」

凡太「本当ですか!?よ、良かった!」

それを聞いて初めて凡太は安堵の溜息を漏らす。

凡太「ってか……いてて!安心したら急に痛みが……」

ヒカル「いわんこっちゃない……骨折に全身打撲だぞ?
 生きてるのが奇跡なんだから、大人しく寝てろなよ」

凡太「うっ……そうじゃないかとは思ってましたが、やはり死にかけましたか……」

484 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 23:12:55 ID:HX6902Kk
ヒカル「まあ、命があっただけめっけもんだ。骨折は厄介だが、大人しく治療すれば、じきに治る」

凡太「はぁ……しばらくサッカー出来ないなぁ」

ヒカル「お前、どんだけサッカー好きなんだよ……」

命に関わるような重症を負ったにもかかわらず、もうサッカーの話題を始める凡太にヒカルはあきれる。

凡太「まあ仕方ないですね……沙織さんが助かったんだから、よしとしなくちゃ」

ヒカル「まあな、その半面、私は大惨事になったわけだが……」

凡太「あー……」

★ヒカルの大惨事って?
A:まったく記憶にございません。完全に忘れた。
B:秘書がやったことです。ごまかす。
C:えー……なんかありましたっけ?とぼける。
D:ご、ごめんなさい……。素直に謝る。
E:そ、それより僕たちどうして助かったんです?話を変える。

先に2票入った選択肢に決定します。

485 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:22:18 ID:aWwrZEck
D

486 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:22:35 ID:itD0IW8o


487 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 23:28:56 ID:HX6902Kk
> D:ご、ごめんなさい……。素直に謝る。

凡太「ご、ごめんなさい……まさかあの時おし……」

ヒカル「そ、それ以上言うな!」

ヒカルは真っ赤になって凡太の言葉を遮り、みなまで言わせない。

凡太「あ、はい、いえ、でもですね……」

ヒカル「ま、まあ私から話題を振ってしまったわけだが……もう忘れろ、いいな?」

凡太「えっと……」

★ヒカル「忘れろ!」
A:どうしようかなぁ?にやりと笑う。
B:忘れるでございます。
C:忘れる為に思い出す……えーっと。
D:はぁはぁ……。いきなり興奮してみせる。

先に2票入った選択肢に決定します。

488 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:29:35 ID:itD0IW8o


489 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:29:59 ID:aWwrZEck
B

490 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:31:44 ID:ZaRKzH2o
D

491 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:33:08 ID:NsFqaohM

今怒らせたら即あの世行きだろ常識的に考えて

492 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 23:50:49 ID:???
> B:忘れるでございます。

凡太「謹んで忘却させていただきます……」

凡太は深く頭を下げ、忘却を誓った。

ヒカル「そうか……ならよし」

凡太の殊勝な態度に、ヒカルもほっと息を吐く。

     *ヒカルの凡太に対する感情が「変態紳士」になりました。

ヒカル「さ、凡太、もう少し寝な。まだ夜は明けてないよ」

凡太「そうですね……(うっ?)」

と、その時凡太の下腹部に強い圧迫感が!

ヒカル「ん?どうかしたのかい、凡太?」

凡太「い、いや……(ここで尿意とか……)」

凡太は慌てて病室の中を見回す。すると、ここは個室なので部屋の中にもトイレがあった。

凡太(助かった、ヒカルさんが居るからちょっと恥ずかしいけど……)

いそいそとベッドから起きあがろうとする凡太。

493 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 23:52:14 ID:???
凡太「うっ!?」

     ズキッ!

が、凡太の脚はギプスで固められている。

凡太「あ、脚も骨折してるんですか?」

脚の痛みに、凡太はじらりと嫌な汗を流し、ヒカルにそう聞く。

ヒカル「ん……ああ、骨折って程じゃないが、若干ヒビが入ってるそうだ。
 なに、運動機能に障害が出るようなものじゃないそうだから、安心しろ」

凡太「そ、そうですか、よかった……」

そう言いつつ、凡太は余り良い顔を出来ない。

凡太(こ、こうなれば仕方ない……ナースコールを)

押そうと思い、手を伸ばすが……。

凡太「て、手もギプス!?」

ヒカル「うん?どうしたんだ凡太。さっきからモゾモゾと?」

先程から不審な行動を続ける凡太の顔をヒカルがのぞき込む。

凡太(あ、あんな話をした後に……神は居ないのか!?)

494 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 23:53:18 ID:HX6902Kk
★尿意!
A:痛い痛い!脚痛い!嘘を付いてヒカルにナースコールを押して貰う。
B:実は……素直に話してナースコールを押して貰う。

先に2票入った選択肢に決定します。

495 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:53:35 ID:itD0IW8o


496 :森崎名無しさん:2011/04/21(木) 23:54:00 ID:CZFe3kvY


497 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:03:18 ID:c6pFN/GM
> B:実は……素直に話してナースコールを押して貰う。

凡太「じ、実は……」

凡太は呟くような声で言う。

ヒカル「実は……なんだ?」

声の小ささに引き込まれるように、ヒカルは凡太の口元に耳を寄せる。

凡太「と、トイレに行きたいんですが……ヒカルさん、ナースコールを押してくれませんか?」

ヒカル「あー……そうか、その手じゃ押せないのか」

凡太「そ、そうなんですよ、だから……」

ヒカル「ふーん……」

先着1名で(順番通りじゃない書き込みは無効)結果が出ても一応最後まで引いて下さい。
★ヒカルにお願い ! card★

!後のスペースを消して書き込んで下さい。

クラブ以外→分かったよ。素直に押してくれた。
クラブのK~8:それなら、私が連れて行ってやろう。
クラブの7~2:おや、こんな所に溲瓶が……。
クラブの1:へぇ、トイレねぇ……ヒカルは邪悪に微笑んだ!

498 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 00:03:53 ID:???
★ヒカルにお願い  クラブ2

499 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 00:03:53 ID:???
★ヒカルにお願い  クラブQ


500 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:04:46 ID:???
OMG……

501 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 00:05:07 ID:???
確実に根に持ってますねwwwwwwwwwwww

502 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 00:06:33 ID:???
ご褒美だろ、これ?

503 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 00:07:04 ID:???
われわれの業界では。

504 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 00:09:36 ID:???
僕が変態紳士ならヒカルさんは変態淑女だー!(涙

505 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:21:43 ID:???
直前の選択では復讐回避最良のルートだったんですが、運命には逆らえませんねぇw
ヒカルさんはよっぽど根に持ってるんでしょう。
まあ、確かに有る意味ご褒美なのかも知れませんが……。

506 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:22:59 ID:???
> ★ヒカルにお願い  クラブ2 ★→おや、こんな所に溲瓶が……。

ヒカル「なるほど……でもその手じゃあれだ、しにくいだろう?」

凡太「えっ……い、いや、そりゃそうですけど……と、とにかく早くナースコールを」

ヒカル「なに……ナースコールはしなくても平気さ」

     にやり

そう言うとヒカルは良いことを、凡太にとっては悪いこと、を思いついた様な笑みを浮かべる。

凡太「な、何ですかヒカルさんその笑い……嫌な予感しかしないんですけど……」

ヒカル「凡太ぁ……お前こういう者知ってるかぁ?」

そう言うとヒカルはベッドの下をごそごそとまさぐり……。

凡太「な、なに……って言うかもう限界が……」

ヒカル「これだっ!」

     シビーン!

凡太「そ、それは!?」

ヒカル「知ってるだろ凡太?これはな、ベッドから起きられない人が用を足す為の秘密兵器だよ……」

507 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:25:44 ID:???
凡太「い、いや……そんなお手数をかけなくとも、ナースコールをしてくれれば……」

ヒカル「遠慮するな遠慮するな……怪我が悪化したら悪いからなぁ……」

そう言うと、ヒカルは凡太が逃げないようにその肩を押さえる。

凡太「あ、明らかにそんな目じゃない……昼間のことは謝ったじゃないですか!」

ヒカル「あっ?忘れるって言ったのに何で憶えてるんだァ?」

凡太「そんな……ひどい!」

ヒカル「観念しろ凡太!お前も恥ずかしい目に遭え!」

     ガシッ!

言うが早いか、ヒカルは凡太のズボンに手をかける。

凡太「ああっ……やめてっ!あっ……アッー!」

508 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:27:01 ID:???
───────────────────────────

            _
        ノ |_   ll__l---||_       Nice boat.
      rj「l__`ー'  ヽlーj  L---┐
      |―┴┴―`ーrュ-‐< ̄.ィj .__jl
      |[][][][][][] i """ _..,,rr=''´ l
      l ̄ ̄ ̄ ̄/7-‐'´     /
   f  jL-、 _-‐'      -‐´~~
   ヽ |  ̄  _j_ -‐'~´~~
     `ー~´~~~~

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509 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:37:45 ID:???
凡太「ううっ……もうお嫁に行けない」

全てが終わり、ベッドの上でさめざめと泣く。

ヒカル「大げさだね……ま、これでおあいこかな?」

凡太「ぼ、僕は決してわざとやったわけではないのに……ひどい!」

ヒカル「ふふっ、これで私のことも言いふらせないだろう?
 言いふらしたら……わかってるだろう?」

凡太「ううっ……分かってますよ」

ヒカル「うんうん。ま、秘密の保有量では私の方が多いかもだけど……例えば……」

凡太「わわわわわわわ!!な、何言い出すんですか!?絶対言いふらしたりしないで下さいよ!?」

ヒカル「分かってるよ……でも意外だよねぇ……まさかあんな」

凡太「ほんと……勘弁して下さい」

そのままベッドにがっくりと崩れ落ちる凡太。

ヒカル「ははっ、じゃ、お休み。いい夢みなさいよ?」

凡太「悪夢一択ですよ……」

510 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 00:39:45 ID:???
ヒカルちゃんとはよくよく臭い仲のようです……というような所で、今日はこの辺で。
お疲れ様でした。

511 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 03:49:56 ID:???
感動した

512 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 07:10:33 ID:???
若林が知らない間に二人は深い仲に…

513 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:17:02 ID:???
     ……そんなこんなの夜が明けて。

凡太が目を覚ましてしばらく、昨夜付き添いで泊まった面子が病室に集まる。

星矢「どうだ、凡太、調子は?」

凡太「体中痛いけど、まあなんとか」

瞬「骨が何カ所も折れてるんだから、無理しないで寝ていてくれよ」

凡太「うん……まあしばらくは大人しくしてるよ」

沙織「本当に良かった……一時は本当に死んでしまったのかと思ったもの」

凡太「沙織さん……済みません、みっともない所を」

沙織「みっともないなんて、そんなことあるはずないじゃない!
 貴方は聖闘士でもないのに私の事を命がけで守ってくれたのに……」

凡太「あ、いや……でも途中でリタイヤしちゃいましたし」

シャイナ「いや立派だよ。お前が居なきゃお嬢さんは死んでたかもしれないもからね」

ヒカル「そうだな、まあ謙遜するな……立派だぞ凡太……プッ…くくっ……」

凡太「ヒ、ヒカルさん、何ですかその笑いは?」

ヒカル「くくっ……い、言ってもいいのか?」

凡太「……いえ、止めて下さい」

514 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:18:04 ID:???
紫龍「……ところで凡太、ちょっといいか?」

凡太「はい?えっと……」

紫龍から声をかけられ、凡太は少し言葉に詰まる。
何せ昨日会ったばかりな上に、試合の後もいろいろあったので咄嗟に名前が出てこなかったのだ。

瞬「そっか、凡太君は昨日会ったばかりだもんね。改めて紹介するよ、彼は龍座の紫龍。
 僕たちと同じ青銅聖闘士で……まあ、幼なじみだね」

最後の所、瞬はちょっと言いよどむ。同じ城戸光政に集められた孤児であり、光政の非嫡子で有るということは、
沙織の手前流石に言いかねた。

紫龍「紫龍だ。よろしくな」

凡太「あっ、どうも……平山凡太です」

凡太はそう言って、差し出された紫龍の手を握る。

紫龍「ふむ……あの男が言っていた通り、いい目をしている」

凡太「はぁ……それはどうも?」

凡太はその言葉に、不思議そうな顔で紫龍で見つめる。

515 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:20:06 ID:???
星矢「紫龍、凡太のこと知ってたのか?」

その疑問は、凡太の代わりに星矢が紫龍に問うた。

紫龍「ふっ……このまま突っ込まれなかったらどうしようかと思ったぞ」

シャイナ「聞いて欲しいなら、初めから言えよ」

紫龍「少しは、雰囲気というものを考えても良いだろう……まあいい」

氷河「で、紫龍。凡太のことは誰に聞いたんだ?あの男とか、思わせぶりな事言ってたが」

紫龍「うむ……お前達と別れてから、俺は中国に帰って農作業にいそしんでいたのだが……」

星矢「ああ、そう言ってたな」

紫龍「それはそれは充実した日々だった、食事は美味いし、五老峰は東京と違って空気も美味い。
 おまけに春麗は甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる……老師からはちょくちょく聖闘士に戻れと言われたが、
 俺はあそこで農業をして一生を終える気だった……」

星矢「結構な生活だな……で、何でまたその生活を捨てて日本へ?」

紫龍「うむ……農作業にも慣れ、俺がそろそろ春麗と一緒に暮らそうかなぁ?なんて甘い将来設計を立て
 ていた頃だ……あいつが現れたのは」

瞬「誰だい?」

紫龍「SGGK若林源三……奴はそう名乗った」

516 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:21:09 ID:???
凡太「若林君!?」

ヒカル「げ、源三が五老峰に!?」

若林の名を聞き、それまで黙って話を聞いていた凡太は勢い込んで身を起こす。

凡太「ぐはっ……い、痛い!」

途端、全身に痛みが走った。

沙織「ぼ、凡太さん、落ち着いて下さい!」

凡太「だ、大丈夫です、沙織さん……それより紫龍さん、若林君が貴方の所へ来たというのは……」

痛みの走る胸を押さえ、凡太は紫龍に続きを促す。

紫龍「……うむ、奴が俺の所に来たのは……」

517 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:25:08 ID:???
     回想:中国・五老峰

春麗「紫龍ー!」

五老峰の麓、戦いを止め、鍬で畑を耕す紫龍の元へ、修業時代に知り合った少女春麗が駆け寄る。

紫龍「やあ、春麗どうした?」

春麗「老師がお呼びですよ、紫龍」

ここまで走ってきた春麗は、荒い息を整えながら紫龍にそう告げる。

紫龍「老師が……ふっ、またお説教かな」

紫龍は鍬を置き、畑の外に出る。

春麗「紫龍、もう聖闘士に戻る気はないのでしょう?」

畑の外に出た紫龍に寄り添う春麗。

紫龍「ああ、俺はもうどこにも行かないよ」

老師の元へ向かう為歩きながら、紫龍は春麗の肩を抱いた。

春麗「よかった……」

春麗もはそのまま身体を紫龍に寄りかからせ、その胸に顔を埋める。

518 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:26:10 ID:???
紫龍「はははっ、歩きにくいよ春麗」

春麗「だって……」

白昼堂々いちゃつく二人。が、その二人の前に……。

???「そこの二人、ちょっとまってくれ……」

     ザッ……

紫龍「んっ……?」

一人の男が立ち塞がった。

???「そこの娘さん、あんた今、聖闘士といわなかったか?」

春麗「きゃっ!?な、何ですか?」

紫龍「……君は?」

若林「俺か……俺はSGGK若林源三」

紫龍「SGGK……若林源三?」

若林「……」

519 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:27:38 ID:c6pFN/GM
★五老峰に現れた若林、その目的は……。
A:いや、最早俺はSGGKなどではない……。
B:廬山にいるという聖闘士に会いに来た。
C:俺は愛に迷ってここまで流れてきた……お前らいちゃつきやがって!

先に2票入った選択肢に決定します。

(以降、しばらく若林を操作することになります)

520 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:28:00 ID:2T533Yos


521 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:28:15 ID:A5zVs1eo


522 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:36:27 ID:c6pFN/GM
> C:俺は愛に迷ってここまで流れてきた……お前らいちゃつきやがって!

若林「俺は愛に迷ってここまで流れてきた……なのにお前ら、いちゃつきやがって!」

公衆の面前で堂々といちゃつく二人に、若林の怒りが爆発した!

春麗「きゃっ!この人恐い……」

紫龍「なんだいきなり……僻みか?」

★あきれた顔の紫龍に、若林は。
A:い、いや、スマン……ついカッとなって。
B:ちょっと顔が良いからって……そんなイケメン修正してやる!殴りかかる!
C:その女を俺に寄こせ!襲いかかる!

先に2票入った選択肢に決定します。

523 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:36:34 ID:???
お、おまえらー
ここの若林さんは稀少種のかっこいい若林さんなんだぞー

524 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:37:03 ID:2T533Yos


525 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:38:22 ID:pfCdvoIA


526 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:38:38 ID:A5zVs1eo


527 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:44:30 ID:c6pFN/GM
> A:い、いや、スマン……ついカッとなって。

若林「い、いや、スマン……ついカッとなって」

紫龍の言葉に、若林ははっとして非礼を詫びる。

紫龍「危ない奴だな……」

若林「無駄にもててる奴を見ると、俺は冷静でいられないのだ……」

春麗「無駄じゃありませんよ~だ。私と紫龍ちゃんは心が通じ合ってるんだものね~?」

紫龍「ははは、よせやい、こいつぅ!」

     いちゃいちゃいちゃ……

若林「……」

★あきれた顔の紫龍。
A:ま、まあいい。ところでさっき、その子が聖闘士といっていたが……。
B:やっぱりムカツク!殴りかかる!
C:畑でミミズを探す。

先に2票入った選択肢に決定します。

528 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:45:22 ID:pfCdvoIA


529 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:45:36 ID:A5zVs1eo


530 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:46:25 ID:???
変えてませんでしorz
×★あきれた顔の紫龍。
○★いちゃつく紫龍達に……。
投票はそのまま有効です。

531 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:47:03 ID:oGl3RjL+
A

532 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:48:25 ID:2T533Yos


533 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/22(金) 23:55:15 ID:c6pFN/GM
> A:ま、まあいい。ところでさっき、その子が聖闘士といっていたが……。

若林「ま、まあいい。ところでさっき、その子が聖闘士といっていたが……」

紫龍「……」

     ぴたっ

聖闘士という言葉に、いちゃついていた紫龍の動きが止まる。

春麗「えっ、は……」

     すっ

そして、若林の問いに答えようとした春麗の口元をおさえ、それを制止した。

春麗「紫龍……?」

紫龍「……聖闘士に、何か用があるのか?」

先程までとうってかわった鋭い口調で、紫龍は若林に問う。

若林「俺は……」

★紫龍の問いに。
A:この地にいる聖闘士から聖衣を貰う為に来た。
B:この地にいる聖闘士から聖衣を奪う為に来た。
C:この地に居るという老師に相談があって来た。

先に2票入った選択肢に決定します。

534 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:55:46 ID:AUjiZn7M


535 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:56:23 ID:mJgdWZVo


536 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:56:30 ID:UI3jcd8+


537 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:56:42 ID:9l2b1bhE


538 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 23:56:53 ID:???
ふぅー、一安心か?
ウイングマンのビームをとめたあんたの勇姿、誰が忘れても俺は忘れないぜ

539 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 00:04:17 ID:8OzEt8JY
> C:この地に居るという老師に相談があって来た。

若林「この地に居るという老師に相談があって来た」

紫龍「老師に?」

その答えに、紫龍は少し緊張を解く。

若林「ああ……」

紫龍「老師に何の用だ?見たところ聖闘士でもないようだが……」

一般人にしか見えない若林の姿に、紫龍は訝しげに聞く。

若林「それは……」

★老師に何の用?
A:聖域でアイオリアに聞いたんだ。五老峰の老師に会えば、聖衣を貰えるかも知れないって。
B:愛に迷う俺の性根を、もう一度叩き直して貰おうと思ってな。

先に2票入った選択肢に決定します。

540 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 00:41:40 ID:FZYwBAbQ


541 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 00:43:35 ID:HhaEl8N2
A

542 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 01:34:55 ID:???
> A:聖域でアイオリアに聞いたんだ。五老峰の老師に会えば、聖衣を貰えるかも知れないって。

若林「聖域でアイオリアに聞いたんだ。五老峰の老師に会えば、聖衣を貰えるかも知れないって」

紫龍「聖衣を?」

怪訝な顔をする紫龍。

紫龍「アイオリアとは確か、星矢が聖域で世話になった獅子座の黄金聖闘士だったな……」

若林「ああ、アイオリアに聖衣の話を聞いた俺は、初め日本のグラード財団に行ったんだが……」

紫龍「グラード財団だと?すると、お前は星矢達にあったのか?」

若林「星矢?あ、ああ……そう言えばいたな、そんな名前の奴が」

紫龍「ふむ……元気だったか、星矢達は?」

若林「えっ、元気なんじゃないの?見た感じ……って言うか、俺の話を聞いてくれ」

紫龍「おお、スマンスマン……で?」

若林「それで……グラード財団に行ったら、鋼鉄聖衣とか言うのが有るって言われてさ、くれって言ったんだが……」

紫龍「むっ、鋼鉄聖衣とは聞かぬ聖衣だが……まあいい、続けてくれ」

若林「ま、結果から言うと、俺がどじって聖衣を手に入れられなかったんだ。
 それで、アイオリアから聞いたもう一つのあての方……ここに来たんだ」

543 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 01:35:58 ID:???
紫龍「しかし、お前は聖闘士というわけではないようだが……何故聖衣を求めるのだ?」

若林「それはだな……」

若林は紫龍に、聖域での出来事から、これまでにあった事を全て話した。

若林「と、言うわけで、俺達も聖域に狙われてるから、身を守る為の聖衣が欲しいのさ」

紫龍「……俄には信じがたい話だが」

話を聞き終えた紫龍は腕を組み考え込む。

若林「嘘はいわねぇよ」

紫龍「しかし、聖闘士でもない人間が聖闘士と互角にやり合うなどという話はな……」

若林「だが事実だ。なあ、あんた老師のこと知ってるんだろう?
 俺はともかく、せめて凡太の野郎に聖衣をもってってやらなきゃ俺の男が廃る」

若林は紫龍にそう言って頼み込む。

紫龍「ふむ……そうだな、お前の話が真実かどうかも含め、老師に判断して貰おう」

若林「おっ、連れてってくれるのか!?」

紫龍「うむ……万が一お前が狼藉者でも、老師なら心配はないしな……付いて来い」

     ザッ

そう言うと、紫龍は若林を促し歩き出す。

若林「ああ、助かるぜ」

544 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 01:37:04 ID:???
     ~廬山大瀑布~

紫龍「遅くなりました、老師……」

廬山大瀑布に着き、紫龍は老師の前で膝を突く。

老師「ふぉっふぉっ……まあよい、紫龍」

紫龍「はっ……」

老師の言葉に紫龍は軽く頭を下げる。

若林「なあ、あの爺さんが老師か?」

そのかしこまった紫龍の態度とは反対に、若林は立ったままぞんざいに紫龍にそう聞く。

紫龍「馬鹿っ……お前も膝を付け!」

     ぐいっ!

若林「おっ、な、なんだよ?」

紫龍に服を引かれ、若林も無理矢理膝を付かされる。

老師「今日は、珍しく客が居るようだな……」

紫龍「はっ、この者の件は又後で……して老師、今日はまた……」

老師「うむ……日本から戻って来て早数週……土いじりは楽しいか?」

545 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 01:38:12 ID:???
紫龍「はい老師、私は今初めて生きる喜びを味わっています。朝日と共に起き、日没と共に休む。
 そしてこの中国の悠久の大地を耕す喜び。紫龍はこの五老峰の土となるつもりです。
 最早二度とドラゴンの聖衣を纏うことはないでしょう」

若林「おっ、聖衣いらないの?じゃあそれくれよ」

紫龍の言葉を聞き、隣の若林が口を挟む。

紫龍「ちょっと黙ってろ……」

が、紫龍は若林の言葉をうるさそうに一蹴した。

老師「おろかな。聖闘士はアテナを守り正義の為に戦うと教えたはず」

若林の言葉は聞こえなかったのか、聞き流したのか、老師も無視して話を続ける。

老師「その正義の為の力をあえてさび付かせるとは……」

紫龍「お言葉ですが老師……聖闘士が守るべき女神……アテナが城戸の沙織お嬢さんでは……」

老師「ふぉっふぉっふぉ、あの沙織お嬢さんの日ごとに成長していく小宇宙に気付かんとは、子供よの紫龍」

紫龍「はっ?」

老師「もうよい、お前の気持ちがそこまで固いなら仕方有るまい!廬山の土となるのも又よきかな……」

紫龍「はっ……申し訳ありません老師」

紫龍はもう一度、頭を深く下げる。

546 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 01:39:14 ID:8OzEt8JY
老師「ところで……」

紫龍「はい」

老師「お前の横にいるその男は……?」

若林「やっと俺の番か……」

紫龍(若林!失礼の無いようにしろよ!)

老師「お前は……?」

若林「俺は……」

★老師と対面。
A:SGGK若林源三だ!
B:なあ、この干物本当に頼りになるのか?
C:愛に迷った孤高の戦士、若林源三だ。
D:熱風に揺れる一輪の花!キュアSGGK!

先に2票入った選択肢に決定します。

547 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:40:09 ID:FZYwBAbQ


548 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:40:23 ID:1q/oI5JI


549 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 01:40:42 ID:???
という所で、今日はこの辺で……
若林がかっこよくなれるかは、皆様次第でございます。

550 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:41:07 ID:u3PYuLyg


551 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:52:21 ID:???
乙でした~
青銅連中が意外と当てにならんし、若林さんの覚醒は急務

552 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 16:02:47 ID:???
失礼のないようにしろと言われても
選択肢全部タメ口だぜ

553 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 20:59:51 ID:???
>>551
若林が強くなれるかはこれからの展開次第ですねぇ。
青銅は……引きが悪すぎたというか、多分この先はスペック通りに活躍してくれるかと。

>>552
この若林は多分敬語とか知らないのでw
読み切り版の若林って原作よりガラ悪いんですよね。もみあげも長くてゴリラみたいだし……。

554 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/23(土) 21:02:21 ID:8OzEt8JY
> A:SGGK若林源三だ!

若林「SGGK若林源三だ!」

若林は老師を前に堂々と名乗りを上げた。

老師「SGGK?」

聞き慣れぬ単語に、老師は訝しげな顔をする。

若林「スーパーグレートゴールキーパーと読む!」

紫龍「スーパーグレート……恥ずかしくないのか?」

若林「なんでだ、俺のステータスだぞ?」

老師「ふむ、GKか……。して、このワシに何か用かの?」

★老師と対面。
A:老師に会えば聖衣貰えるかも知れないって、聖域のアイオリアから聞いたんだけど。
B:聖衣を寄越せよ干物。
C:老師!俺の性根を叩き直してくれ!
D:この紫龍って人聖闘士止めたんでしょ?余った聖衣くれ。

先に2票入った選択肢に決定します。

555 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 21:05:40 ID:VeEkUML+
C

556 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 21:06:21 ID:fUyHeVr6


557 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/24(日) 00:05:03 ID:5b2OyMgw
> C:老師!俺の性根を叩き直してくれ!

若林「老師!俺の性根を叩き直してくれ!」

そう言うと若林はいきなり老師の前で土下座した!

紫龍「な、なんだお前?さっきと言ってることが違うじゃないか!?」

若林の突然の行動に混乱する紫龍。

老師「性根を……とな?」

が、今初めて若林に話を聞いた老師は特に驚かない。

若林「ああ……今の俺は海月のように骨のない男だ。
 老師、あんたに俺の性根を叩き直して貰いたい!」

老師「ふむ、そう言われてもな……聖闘士でもないお前を叩き直すなど……」

若林「……駄目か?」

老師「そうじゃな、何か事情が有りそうじゃし話ぐらいは聞いても良いが……」

若林「事情か……事情は……」

★どんな事情があるのだ?
A:愛に迷っているからだ。ヒカルさんとアキちゃんの事を話す。
B:これからの戦いを生き抜く為だ。凡太と今までの戦いのことを話す。
C:聖闘士になりたいんだ!

先に2票入った選択肢に決定します。

558 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:06:51 ID:RpxjoWlM
B

559 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:07:13 ID:YhhBmht+


560 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:14:42 ID:r6vSE8G2
A
若林の失踪の理由だし

561 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/24(日) 00:49:33 ID:???
> A:愛に迷っているからだ。ヒカルさんとアキちゃんの事を話す。

若林「俺は愛に迷っている……」

若林は老師に今までのこと、アキとヒカルのことを話した。

老師「ふむ……」

紫龍「……なるほど、二人の女性から好意を寄せられ、心に迷いが出来たと言うことか」

若林「ああ、そうだ、俺はそんな惰弱な男だったのかと……自分を殴りつけたい気持ちでいっぱいだ」

紫龍「顔に似合わず女難に苦しんでいたのか……しかしだな、そんなこと相談されても老師も困るだろう?
 老師は恋愛相談所じゃないぞ」

若林「いや、恋愛相談をしようと言うのではない。俺は、どんなことがあっても己を貫ける男になりたいんだ。
 老師、心から迷いを消す為、俺の精神も肉体も叩き直してくれ。女のことで心を迷わすような惰弱な男ではなく、
 何があって折れない鋼のような男に!」

老師「ふむ……鋼のような男に、のう」

全てを聞き終えた老師は、思案顔で若林を見つめる。

562 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/24(日) 00:50:58 ID:5b2OyMgw
若林「ああ、聖闘士達から老師と呼ばれるあんたなら……」

老師「若林よ……だが、鋼になってどうするつもりじゃ?」

若林「えっ?」

老師「強くなって何とする?何者にも心を惑わされず、何者にも屈せぬ男になり、お前はどうしようというのだ?
 決して折れず、決して曲がらずと言えば聞こえは良いが、それはいかなる者をも寄せ付けぬ強さじゃ。
 水は氷となり雲となり、風は花を運び、土は草木を育て、火は灰の中に新たな命を宿す。
 万物と同じように鉄も溶け、鍬となり、鋤となり、時に鋼となり剣となって人を殺す。
 決して曲がらぬ剣は斬る者を選ばぬ凶器でしかない。若林よ、お前は何の為、誰の為に強くなるのだ?」

若林「お、俺は……」

★何の為に強くなる?
A:ヒカルさんの為に……?
B:アキちゃんの為に……?
C:凡太の為に……?
D:自分自身が傷つかない為に……?
E:それ以外(自由に理由をお書き下さい)

先に2票入った選択肢に決定します。

563 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:54:12 ID:3Xu9C61g
D

564 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 00:56:03 ID:Z46r+f/c
D

565 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 07:34:36 ID:???
何さくっとアキちゃんからもモテてたことにしてんだよw

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0ch BBS 2007-01-24