キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/27(水) 22:35:11 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

全日本ユース代表選抜特別試合は2対2の互角の展開を繰り広げ延長戦へと突入した!
熾烈な戦いの最中、眠れる才能を次々と覚醒させていく森崎率いるAチームの仲間たち。
勝利を狙う翼が放つ『サイクロン』をリンダの魔法ブーストでさらに強化した最強のシュートを、
森崎はポストとの衝突を利用した『頑張竜セービング』で見事防ぐ。
そしてPA外からのシュートは絶対に通さない伝説を持つ鉄壁セービングを、
過去にシュートをことごとく失敗してきたアベルが延長後半終了間際に見事得点し、試合を決めたのだった。

ワールドユースへ出場するため、そして世界最高のGKを目指すために森崎はブラジルへ。
アカネイア大陸を復興するため、そしてサッカーリーグを設立するためにマルスは祖国アリティアへ。
二人の若者は歩き出す。それぞれの夢へと向かって。今は別々の道も再び交わることを夢見て。
いつかまた一緒にサッカーをしようという新たな約束を『炎の紋章』に誓うのだった。

それから時は流れ……日本のサッカーは強大な力を手に入れた協会のもとで大きく変貌していた。
日本がサッカー後進国という話はすでに過去のものとなっていたのである。
アジア予選、そして本戦予選リーグにて圧倒的な実力を示す全日本ユースの姿がそこにあった。

今、新たな物語が動き出す。『進化』の力を授けられ、成長を司る数多の『星』に導かれし英雄の手によって。 

☆前スレ
【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1302883824/l50

701 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/17(火) 22:09:28 ID:???
シュナイダー「…モロドフさん、でしたっけ。チームメイトのカルツがいつかお世話になったそうですね」

モロドフ「いえいえ。彼には本当に感謝しておりますよ。偶然に近い確率にもかかわらず
     我々アカネイア大陸のために力を貸してくれたのですからね」

シュナイダー「彼から色々と話は聞かされています。あなた方の大陸では一風変わったサッカーをなさっているとか」

モロドフ「ええ。君の放つ炎の弾丸シュート…あの日の試合でもそれに模倣したシュートを撃つために
     『魔法』といったあなた方の世界ではあまり知られていない技術を使っていたりしますね」

シュナイダー「『魔法』ですか。マリーが聞いたら実に喜びそうな話だ。
       ……それで、先ほどの話というのは本当のことなんですか?」

モロドフ「ええ。現在各国で次々と発生している将来有望な選手の失踪事件。
     今回私が日本サッカー協会の一員としてこの大会に同伴してきたのは
     この一連の事件の手がかりを探りに来たためなのです。
     先程の話のとおり、ドイツユースの中からも失踪者が現れぬよう、注意をはらうよう心がけてください。
     我々の大陸の問題をあなた方を巻き込んでしまうことは大変不本意なことだとは思うのですが…」

シュナイダー「……その問題の原因が少なからず俺達にもあるのだから、それは仕方ないことだと思っていますよ」

モロドフ「…そう思っていただけるのならばありがたい事です。本来ならばあってはならぬことなのですが…
     もしかすればいずれあなたの力が必要になる時が来るかもしれません。
     その時にまた連絡をしますよ。カール・ハインツ・シュナイダーくん」

シュナイダー「(……そうだ。これは本来あってはならない、ありえないことなんだ……)」

脳裏をかすめる二つの景色にシュナイダーは思わず拳を握り締めていた。
自分の流儀に誇りを抱いてこれまで生きてきたつもりだ。この借りは絶対に返さなければならない。

702 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/17(火) 22:11:34 ID:???
ミーティングを終えた選手たちが掛け声と共にフィールドへと散っていく。
キックオフまで残り1分。コイントスを終え、ボール権を獲得した森崎は
高鳴る心臓を抑えつつ、自軍のゴール前へと戻り今一度ブラジルのゴールへと眼を向ける。

森崎「(レナート…まさかお前とこの決勝の舞台でもう一度戦うことになろうとはな。
   あのとき俺が見た光景は本当に未来を予知していたのか)」

だが、彼には悪いがここまで無失点記録を打ち立て、今大会1GKの名を欲しいままにしていた
ゲルティスの不在は日本の勝利に大きく貢献してくれそうなことは否めない。
万が一にもレナートがゲルティスと同等の実力を身に付けていたとしても
この大舞台にいきなり出場し平常心でプレイすることなどよほどの度胸がない限り無理なことだろう。

森崎「(長いようで短かったこの大会も今日で最後だ。悔いを残さぬように…全力でいくぞ!)」

勝利をこの手にせんがため、最後に大きく深呼吸して周囲を見渡した。
と、そのとき。森崎の耳にふと懐かしい声が聞こえてくる。
ああ――そうか。これがきっとモロドフさんの言っていた楽しみにとっていた『企画』だったのだろう。


勝利を呼ぶ声援→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→「森崎!頑張れ!」自分と同じデザインのキャプテンマークを肩に巻いた青髪の青年が目に止まった
ハート→「勝て!森崎!」チームの皆に暴露させられた恋焦がれる相手でもある赤髪の女性の姿が目に止まった
スペード→「森崎く〜〜ん!」いつも近くで自分を助けてくれた大事な親友、見かけ以上に頼りになる青年が目に止まった
クラブ→「いけェ森崎ィ〜〜!」異世界で初めて出会った、自分にとって運命を感じる緑髪の青年が目に止まった
JOKER→なんと特別試合に召集されたアカネイア同盟軍のメンバー全員集合だ!

703 :森崎名無しさん:2011/05/17(火) 22:12:19 ID:???
勝利を呼ぶ声援→ スペードK

704 :森崎名無しさん:2011/05/17(火) 22:14:01 ID:???
ダイヤ連続してたけど落ちがついたか

705 :森崎名無しさん:2011/05/17(火) 23:14:24 ID:???
カシムならいいじゃないか…
クラブAでボアとかだったら目も当てられんw

706 :森崎名無しさん:2011/05/17(火) 23:38:01 ID:???
むしろそこはリフだろw

707 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 00:33:27 ID:???
逆支援でもつくのかw

708 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 16:40:21 ID:???
>>704-707
今回は支援(3)のマルス、カシム、アベルの3人と森崎の好意がはっきりとしたミネルバの4人を登場させました。
============
勝利を呼ぶ声援→ スペードK
>スペード→「森崎く〜〜ん!」いつも近くで自分を助けてくれた大事な親友、見かけ以上に頼りになる青年が目に止まった


???「森崎く〜〜ん!」

森崎「!!」

観衆が満員で溢れかえっているのにもかかわらず、その青年の声はまっすぐに森崎の耳へと届いた。
王族や騎士など誇れる立場ではなくとも、最後までアカネイア同盟軍の主力として
その自慢の腕力を用い弓を引いて仲間たちを助けてきた島国の極平凡な猟師。

カシム「森崎くん!応援に来たよ!がんばれ……がんばれ〜〜〜〜〜っ!!」

森崎「カシム…まさか…いや、確かにカシムだ!このマラカナン・スタジアムにカシムが…」

彼は自分によく似ている。決して華やかさはないものの、努力を重ね結果を残し、そして武勲を勝ちとった。
たとえ生まれが平凡でも直向さを失わず精進すれば大成するということを実証したのだから。
だから彼の声援は森崎にとって大きな勇気を生み出すものへと変わる。
いつかタリスでカシムの妹から受け取った粗末なお守りのことを思い出す。
確かに見てくれは綺羅びやかではないが、家族の無事を祈るというかけがえの無い真心が篭った印だ。

カチッ……カチッ!

時計の短針と長針がゆっくりと一つに重なりあう。
ワールドユース本戦決勝戦。日本対ブラジルのファイナルゲームの開始を知らせる時間。
ホイッスルが高らかに鳴らされる。それと同時に森崎の心臓も高らかに鳴らされた。

森崎「カシム!俺が世界一の栄光を掴みとるところを……よーく見ていろよな!」

709 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 16:41:45 ID:???
ピピイイィィィッ!!

放送「さァ、ついに始まりましたワールドユース決勝戦日本対ブラジル!
   まずは日本の立ち上がり、中盤の位置から素早くパスをつないでいきます!」

翼「(森崎の提示した作戦では積極的にミドルレンジからシュートを狙っていけと言っていた。
  ……たしかに今日はゲルティスが出場していない。いったい何があったのかは知らないけれど……
  でも、容赦はしない。俺はこの試合に勝ってロベルトに会って話をしなければいけないんだ!)」

グアアァァァッ!!

放送「翼くん大きく足を振り上げた!出るか!十八番のドライブシュート!」

サンタマリア「そう簡単には撃たせんぞツバサ!」

トニーニョ「ゲルティスがいない今、易々とシュートさせるわけには…!」

レナート「(焦るな…落ち着け!俺は強い俺は賢い俺は逞しい俺は素晴らしい俺は……俺はァ!!)」

翼「いけぇ〜〜〜〜〜っ!!」

森崎「駄目だ翼!あいつは……あいつにはドライブシュートは…!」


未来予知では止められたが…→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→未来とは常に移り変わっていくもの。翼のドライブシュートがコーナー隅に突き刺さる!
スペード・クラブ→サンパウロトップチームの実力を舐めるな!レナートががっちりキャッチ!
JOKER→そのころブラジルユースベンチでは…

710 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 16:42:17 ID:???
未来予知では止められたが…→ ハート5

711 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 16:44:31 ID:???
対森崎戦の時、星の力でシュート覚醒しちゃったからだな

712 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 20:46:33 ID:???
>>711
森崎は敵チームの覚醒にも結構貢献していましたからねぇ。
============
未来予知では止められたが…→ ハート5
>ダイヤ・ハート→未来とは常に移り変わっていくもの。翼のドライブシュートがコーナー隅に突き刺さる!


森崎はレナートと初めて出会ったときの握手による未来予知で見た光景を思い出していた。

森崎「そうだ。たしかあの時は翼のドライブシュートががっちりとキャッチされて……」

レナート「(舐めるなよツバサ!ブラジルにはドライブシュートを撃てる選手なんて
     それこそ山のようにいるんだ。そんな環境で鍛えてきた俺には通用せん!)」

ギュワワァァッ!!

レナート「ここで落ちてくる!はあぁぁっ!!」

チームメイトたちとの練習試合でトニーニョやジェトーリオが撃ってきたものと同じ軌道がレナートの脳内に鮮明に描かれる。
両腕を伸ばして急降下してくるボールに対しバッチリタイミングを合わせることが出来た…かのように見えた。

ギュウゥン!!ズバッ!!

だが、翼のドライブシュートは単純な真下への急降下を生み出すものだけではなかった。
ボールへの回転を僅かにずらすことで斜め方向へ鋭く落とすことも可能としているのである。
レナートの伸ばした手よりもさらに外側へと曲がっていくボールはそのままサイドネットへと突き刺さった。

放送「決まった!ゴーーールッ!!先制点はなんとおおかたの予想を覆す全日本だ〜〜!
   今日はこれまでゴールを死守し無失点記録を重ねてきた守護神ゲルティスくんが欠場しているブラジルユース!
   急遽スタメン出場したレナートくんも決して悪いキーパーではないのでしょうが
   ここまで強豪国を次々と打ち破ってきた怒涛の攻撃を防ぐにはいたらな〜〜〜〜い!」

713 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 20:47:37 ID:???
レナート「ぐ……ぐぬぬ……こ、こんなはずでは…こんなはずでは〜〜〜!!」

アマラウ「(なぁドトール、やっぱりこいつじゃゲルティスの代役は難しいんじゃ…)」

ドトール「(かといってもう一人のキーパーであるグレミオのメオンはダイレクトシュートに全く手が出ない。
     空中戦にも長けている全日本相手では到底任せきれない。
     ここはレナートの調子が軌道に乗ってくるのを気長に待つしか無い)」

レナートとは幼なじみでありサンパウロの同僚でもあるアマラウとドトールは
調子の波が激しいものの、軌道に乗りさえすれば相当なセーブ力を持つレナートのポテンシャルを信じていた。
だがその悠長な考え方もブラジルが2点取られても3点取り返せると思える攻撃力があるからであった。

カルロス「……これしきの事で俺たちブラジルユースが揺らぐことはない。勝負はこれからだぞツバサ!」

早い時間帯で先制点をとれた日本陣営はゴールを決めた翼を囲み喜びの声を上げていた。

岬「ナイスシュート翼くん!」

松山「いい流れだ。今の俺達ならばやれるぞ!」

三杉「相手国には悪いがあのキーパーがいなければはっきり言ってドイツ以下だ。
   この調子で積極的にシュートを狙って撃っていこう」

日向「アリティアカップでも奴は大したことがなかった。どんどん俺達にボールを回していけ」

新田「よーし!俺だってこの決勝の舞台でゴールを決めてみせるぞ!」

翼「(まだだ……この程度でロベルトが納得するわけがない。
  小学生の頃、俺を置いて一人でブラジルへと行ってしまった時のようにはさせない。
  俺という存在を認めさせるんだ。二度と……二度とキャプテンになれないなどと言わせないほどに!)」

翼を中心に活気に湧く選手たちを見て、ブラジルのベンチ内ではロベルトがじっと視線を送っていた。

714 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 20:48:46 ID:???
ロベルト「……分かるかコインブラよ。あれが翼だ。大空翼。
     誰よりもサッカーを愛し、愛されてきた存在にもかかわらず……」

コインブラ「誰よりもサッカーを嫌い、サッカーに嫌われ続ける存在……ですか」

複雑な感情をはらんだ眼差しをサングラス越しに向けるロベルトの横で、
褐色の肌と黒みがかった金髪が印象的な青年が静かに口を開いた。

ロベルト「あの者の話が本当ならば……これ以上『奴』を野放しにするわけにはいかない。
     手遅れにならないうちに、私は翼に教えてやらなければならない」

コインブラ「……俺にとっては誰が誰であろうと構わない。ただ……」

ロベルト「ただ……なんだね?」

コインブラ「何故『彼』が選ばれたのかが俺には理解出来ない。
      そしてその『彼』のために何故多くの者が貶められ、
      動かされ続けなければならないのかがどうしても分からない。
      …不可能だったとは思えない。他にやり方がなかったのでしょうか」

ロベルト「それには私も同意だ。だが『彼』を目立たせ、輝かせるためにはどうしても必要なことだったのかもしれないな」

コインブラ「あなたはそれで満足なんですか、ロベルト本郷。もしも俺があなたの立場ならば……」

ロベルト「それは言わぬ約束だ。今はただ……『奴』を、翼を倒してこい」

コインブラ「……はい」

翼を倒せ。そうロベルトに言われたはずのコインブラだったが、
その視線は日本のゴール前。森崎有三のもとへと向けられていた。

コインブラ「(……持たざる者、か。いや……持たされた者、か)」

715 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 20:50:34 ID:???
日本の1点リードのまま、前半戦は中盤で激しいボール争いが展開されていた。
パルメイラスの名ドリブラー・ネイが巧みな消えるフェイントを披露すれば、
カミソリファイター・早田がキレのあるカミソリタックルでボールを奪う。
ガラスの貴公子・三杉が華麗なドリブルで突破を図れば
サントスの巨神ディウセウが豪快なタックルでこぼれ球にする。
右往左往するボールを制し、ようやく試合が動き出したのは前半20分を過ぎたあたりであった。


どちらに傾く?→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→岬が見事なインターセプト!前方へ駆け込む新田へとパスを送る!
ハート→松山がイーグルタックルでボール奪取!そのままミドルシュートを狙う!
スペード→サントスのストライカー・ザガロが豪快に右サイドをドリブルで上がる!
クラブ→ブラジルユースキャプテン・カルロスが僅かな隙を抜け出し攻めこんでくる!
JOKER→そのころブラジルユースベンチでは…

716 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 20:52:06 ID:???
どちらに傾く?→ ダイヤA

717 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 21:08:43 ID:???
どちらに傾く?→ ダイヤA
>ダイヤ→岬が見事なインターセプト!前方へ駆け込む新田へとパスを送る!


岬「(リベリオ、ザガロ、ネイと優れたシューターが揃っているブラジルだけど…やはり最後は)」

サンタマリア「カルロス、頼んだ!」

岬「彼に頼らざるをえないみたいだ!それっ!」

くるっ…バムゥッ!!

サンタマリア「し…しまった!」

カルロス「(ちいっ…的確にパスコースを呼んでくる。タロー・ミサキ。彼はなかなか手強いぞ)」

岬「行くぞ新田!走れ!」

バコォッ!

新田「きたきたきたぁ!チャンス来たァ!いくぞぉおおおおっ!!」

放送「岬くん、美麗なムーンサルトパスカットでインターセプト成功!
   そのまま空中からダイレクトに新田くんへとパスを繋ぐ!」

718 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 21:10:40 ID:???
自慢の俊足でバイタルエリアへと駈け込むと、新田は右足を大きく振り上げた。

新田「レナートさん!悪いけど日本の2点目を取らせてもらいます!」

レナート「来たか新田!たとえお前だろうとこれ以上ブラジルのゴールは割らせんぞ!」

新田「くらえっ、ここだァ!ファルコンクロウ〜〜〜〜っ!!」


サンパウロ対決→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→新田のファルコンクロウが2点目をたたき出す!
スペード・クラブ→とるっ!ようやくエンジンがかかってきたレナートががっちりキャッチ!
JOKER→そのころブラジルユースベンチでは…

719 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 21:11:52 ID:???
サンパウロ対決→ ハート7

720 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 21:13:14 ID:???
2分の1でいいとこ引くなw

721 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 21:18:55 ID:???
森崎が選ばれた理由ほんと気になる
早くシナリオ進めたくなるね

722 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 22:02:28 ID:???
>>720
ドイツ戦の引きが悪かった反動でしょうか?
試合形式でしっかりと判定していたらどうなっていたか気になりますねw
>>721
その質問の内容が第2部に色々と関わってくる…?
============
サンパウロ対決→ ハート7
>ダイヤ・ハート→新田のファルコンクロウが2点目をたたき出す!


翼のような鋭い縦回転はないものの、蹴り足の速さから相手にシュートコースをすぐに悟られず
隼が獲物を刈り取るかのようにゴールネットへと放たれる必殺技、ファルコンクロウ。
レナートも新田のこの技はクラブで何度か受けたことがあるが、
アカネイアとの特別試合で覚醒を繰り返した新田の成長したキック力はまったくの想定外のことだった。

ブン…ギュルルッ、ズバァッ!!

レナート「え……あ……」

アマラウ「あっちゃ〜こいつはちょっとやばいかもな」

ドトール「予想以上に日本の中盤の層が厚い。そこさえ抜け出せればすぐに点を返せると思うのだが…」

カルロス「2点差……これまで無失点で決勝まで勝ち上がってきた俺達が……!」

あっという間に劣勢に立たされるブラジルユース。その様子を観客席から眺めるのは
サンパウロトップチームのキャプテン、そして現在のブラジルA代表のキャプテンでもあるオリベイラ。
そして長年彼の相方としてブラジルで愛され続けてきた名ストライカー、ナシメント。
二人は苦しい表情を浮かべるカルロスを見下ろしながら口を開く。

723 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 22:04:15 ID:???
ナシメント「思ったより苦戦してるな。これはちょっとやばいんじゃないか?」

オリベイラ「これまで楽に勝ち進めてきたことが仇となったか。
      激戦続きだった日本と違い、試合による成長を重ねられなかったのは苦しいな」

ナシメント「そうだな。どれだけ練習したかだなんて大した差が出るわけがない。
      だって何処の国も練習するのは当たり前なんだから。要は実践でどれだけ力を発揮できるかどうか。
      日本は恵まれてるねぇ。なんせこの決勝トーナメントだけで
      イングランド、アルゼンチン、ドイツとの強豪3連戦と来たものだ。
      大会前の下馬評なんてとっくに覆されていてもなーんにもおかしくないぜ」

オリベイラ「(…カルロス・サンターナ。この程度で挫けていてはいけない。
      君には期待しているのだから。将来のブラジルを背負う新たな『キャプテン』として…)」


その後試合は日本の優勢ムードで流れていく。圧倒されるブラジルも
ジェトーリオの果敢なディフェンスなどからなんとか反撃に転じるが
多くの厳しい戦いを乗り越え成長を繰り返してきた日本の厚い中盤を超えることができない。
前半も残り5分弱となった頃。このままではいけないとやや遠い位置ながらも
ブラジルはロングシュート攻勢へと打って出てきた。


必殺シュート王国ブラジル→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→サンタマリアのバナナシュートが襲いかかる!
ハート→ネイとトニーニョのブースターシュートが襲いかかる!
スペード→ザガロのダブルイールが襲いかかる!
クラブ→カルロスのファントムシュートが襲いかかる!
JOKER→おっと、ここでフリーキックを得たブラジル選手交代だ!

724 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 22:05:09 ID:???
必殺シュート王国ブラジル→ ハートQ

725 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 23:32:06 ID:???
必殺シュート王国ブラジル→ ハートQ
>ハート→ネイとトニーニョのブースターシュートが襲いかかる!


強豪ひしめくブラジルリーグにて、抜群のコンビプレーを持つ二人組がいた。
パルメイラスユースチームのキャプテンであるトニーニョ。そしてストライカーのネイ。
軟派な性格のネイを、生真面目なトニーニョがうまくコントロールをしつつ、
時には逆にネイがトニーニョを引っ張り攻撃のリズムを作っていく。
互いが互いの長所を伸ばし欠点を補う、まさに理想型なコンビ。それがこの二人である。

ネイ「(そろそろあの技を仕掛けていくか)」

トニーニョ「(タイミングはお前に任せる。なんとか1点差で前半を折り返すぞ)」

ネイ「(オーケイベイビー。そんじゃまぁ……いくぜぇっ!!!)」

グアァァッ…ドゴォッ!!

放送「ネイくんのシュート…い、いや、これは!!
   パルメイラスコンビの得意とする『ブースターシュート』だ〜〜〜っ!!」

森崎「あの距離からシュート…?いや、違う!これは…!」

トニーニョ「いまだっ!はあああぁぁぁぁっ!!」

ギュオオォォッ……ズッドオオオォォオオオオン!!

ネイから放たれたシュートは日本のゴールとは全くの見当違いの方向へと飛んでいく。
その先に走りこむのは彼の相棒のトニーニョ。ネイの送り込んだボールを
強烈なボレーシュートで直接森崎たちに向かって蹴りこんだのである。

石崎「ウルグアイのパンティーストッキングに似ているな!」

726 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 23:34:05 ID:???
中山「…石崎、それはわざと間違えているのか?それとも本気で間違えているのか?」

次藤「こいつアホタイ」

森崎「ええーい!とにかくお前たちはブロックに飛べ!」

森崎はDFたちにブロックの指示を出すと、自分もこの強力なシュートに備えて構える。


☆どのセービングで行きますか?

Aキャッチング     消費20
Bパンチング      消費40  +2 1/4で+3
Cがんばりダイビング  消費150 +7 味方のフォロー率UP
Dがんばりセービング改 消費200 +9
Eがんばりヒップアタック消費100〜400 +10 バランス矯正 マークにより消費変化
Fカウンターパンチ   消費220 +10 勝利時相手を吹っ飛ばし敗北時自分が吹っ飛ぶ
G頑張竜セービング   消費320 +15


・森崎のガッツ760/760
・森崎のセーブ力60+(カシムの声援+3)

ネイ ブースターシュート71
トニーニョ ブースターシュート71
※『ブースターシュート』(吹っ飛び係数4 ツイン系ではないのでポスト判定は通常通りです)

次藤 ブロック60+(人数補正+3)
石崎 ブロック54+(人数補正+3)
中山 ブロック54+(人数補正+3)+(?????+5)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

727 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:35:28 ID:yHFs0/h6
F
カシムの応援つええ

728 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:35:47 ID:eh5V09DI
G
前半終了近いし堅実に

729 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:37:59 ID:JEpZY+zM
F

730 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 23:47:08 ID:???
中山のブロック数値は52でした。訂正いたします。
============
>Fカウンターパンチ 消費220 +10 勝利時相手を吹っ飛ばし敗北時自分が吹っ飛ぶ


森崎「(見ていてくれカシム!俺のカウンターパンチで奴のシュートを直接殴り返すという高等テクニックを!)」

森崎は拳を固めて身構えると、息のあった二人分のシュート力が加算された豪速球に狙いをつける。


先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

ネイ→! card+ ブースターシュート71=
トニーニョ→! card+ ブースターシュート71=
============
次藤→! card+ ブロック60+(人数補正+3)=
石崎→! card+ ブロック54+(人数補正+3)=
中山→! card+ ブロック52+(人数補正+3)+(?????+5)=
============
森崎→! card+ カウンターパンチ70+(カシムの声援+3)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

731 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:47:41 ID:???
ネイ→ スペード9 + ブースターシュート71=
トニーニョ→ ダイヤ3 + ブースターシュート71=

人数多いと必殺こわいな

732 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/18(水) 23:48:09 ID:???
【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カルロスがフォロー)(ザガロがフォロー)(早田がフォロー)
≦−2→ブロック成功!ボールを奪った!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→ブラジルユースが森崎を吹き飛ばしつつ1点を返す!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カルロスがねじ込みに。森崎は倒れている)(ザガロがねじ込みに。森崎は倒れている)(ラインを割りドイツのCK)
≦−2→森崎が弾いたボールがトニーニョに直撃!早田がフォロー

【補足・補正】
『ブースターシュート』(吹っ飛び係数4)
『ブースターシュート』はツイン系ではないのでポスト判定は通常通り
次藤のカードがダイヤで『フルパワーブロック』で+12(減衰範囲+2減衰効果-2)
次藤のカードがハートで『ハイパワーブロック』で+8
次藤のカードがスペード・クラブで『パワーブロック』で+3
石崎のカードがダイヤで『がんめんブロック』で+18
石崎は『大チョンボ』でクラブ4〜Aでオウンゴール
中山のカードがダイヤで『デスペレイトブロック』で+8(減衰範囲+4減衰効果+4)
森崎のカードがクラブで『幼き頃のトラウマ』で-3
その他は>>15を参照してください。

733 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:48:24 ID:???
次藤→ ダイヤJ + ブロック60+(人数補正+3)=
石崎→ ハートJ + ブロック54+(人数補正+3)=
中山→ ハート5 + ブロック52+(人数補正+3)+(?????+5)=

734 :TSUBASA DUNK ◆lZDB0C.cMg :2011/05/18(水) 23:49:22 ID:???
森崎→ スペードA + カウンターパンチ70+(カシムの声援+3)=

735 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:49:30 ID:AZ8lLiSc
森崎→ スペード10 + カウンターパンチ70+(カシムの声援+3)=


736 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:50:16 ID:???
次藤さんがいなければ親友の前で即死だった

737 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:50:40 ID:???
ダイス崎さんガンバレー

738 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:50:40 ID:???
次藤がいなかったら失点してたなw

739 :森崎名無しさん:2011/05/18(水) 23:52:28 ID:???
次スレからファイアージトブレムでいいんじゃないかな。
ストリートファイターだから戦乱のアカネイア大陸でも活躍できるよ!

740 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/19(木) 00:50:54 ID:???
>>736-738
次藤さんが本当に頼りになりますね!森崎の活躍ポイントがまったく得られないのは少し厳しいですが…
>>739
速さの成長率が低そうなので後半は魔法系の相手には要注意ですね。…ってそんなことはしませんよ!?
============
>ネイ→ スペード9 + ブースターシュート71=80
トニーニョ→ ダイヤ3 + ブースターシュート71=74

次藤→ ダイヤJ+(不利-2)+(フルパワーブロック+12) + ブロック60+(人数補正+3)=84

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≦−2→ブロック成功!ボールを奪った!
============
ブースターシュートのもっとも恐ろしいところは、ボールの速度が一気に加速することである。
一見それほど驚異とは思えないが、守備に動く側からすれば
目の前から迫ってくる自転車が一瞬で自動車に変わったように思えてしまう。
いくら脳がスピードの対応に追いつけたとしても、肝心の体のほうがすぐには動いてくれない。
予め後から撃つ方、つまりトニーニョに合わせた守備ができるかどうかがこのシュートを止める鍵となるのだ。
そしてこの次藤という男は後輩の佐野とのコンビプレイで何度も似たような体験をしており、
トニーニョの動きを完全に予測し、対応していたのであった。

次藤「このワシがいる限りゴールは奪えるとは思わぬことタイ!!ふんぬうううおおおおああぁぁぁっ!!」

ドッギャアアアアアアアンッ!!

石崎「ナイスブロックだぜ次藤〜〜!」

中山「お前はやっぱり頼りになる男だぜ!」

森崎「(う〜ん……出番が全く来ない。何だか拍子抜けだぜ。
   これじゃあ準決勝のドイツ戦のほうがどれだけ辛かったか……)」

741 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/19(木) 00:54:01 ID:???
この『星のオーブ』による『進化』の力とは大したものだと森崎は思った。
あのサッカー王国ブラジル相手でさえもかなり一方的な試合展開に持って行けている。
それも特に目立って活躍しているのはあの翼はもとより新田や次藤など
4年前のjrユース世界大会ではそれほど功績を残せていない者たちばかりだ。

森崎「(確かに日本のサッカーは世界を楽に相手に出来るくらい大きく、強く進化した。
   だが……それに比例するかのごとく、俺は……)」

4年前。森崎が大会MVPにまで選ばれたのは当然優勝チームのキャプテンということもあるが
世界の強豪相手のシュートを何本も止め、チームの危機を救ってきたからでもある。
だが、今はどうだ。相手のエースのシュートを防いでいるのはほとんど次藤であり、
大会関係者の話ではほぼ間違いなくベストイレブン、さらには大会MVPの候補にまで上がっているらしいではないか。

森崎「(俺がこうして目立ち、強くなれたのは……日本が世界に比べてある程度『劣っていた』からじゃないのか……?)」

未熟な仲間たちを率い、それでもなお強豪相手に勝利をおさめる。
周囲のあまりの至らなさを自分が必死にカバーしてきたことで、相対的に森崎の評価は鰻登りとなったのではないのだろうか。
今、日本のサッカーは大きく変わりつつある。組織プレイも発達し、
個人プレイに走ることもたまにあれど、チームを乱す行動にまで発展することなどまったくない。
翼、日向、岬、松山、三杉など海外リーグで力をつけた選手たちが集まる全日本ユースは強い。
だがその強さによって、これまで自分に当たっていたスポットライトの光は
徐々に弱く、薄くなっていくことに森崎は気付き始めていた。

森崎「(俺は……)」

742 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/19(木) 00:55:23 ID:???
翼や若林が目立つことを嫌い、何とかして自分が活躍せんと様々な策略を張り巡らしてきた少年時代。
弛まぬ努力と練習を重ね、強豪校の正GKとして恥じぬ実力を身に付けた中学時代。
キャプテン争いに勝利し、見事大会MVPを獲得し栄光の真っ只中にいたjrユース時代。
そして現在。このままいけば森崎は世界一のユースチームのキャプテンとして再び栄光を手に入れられる。
だがそれは果たしてこれまで手に入れてきた、様々な試練や苦難を乗り越えて得てきたものと比べてどうなのだろうか。
翼を初めとする他の選手がここまで強く育ち、立派になったことで自分の価値が少しずつ損なわれてきているのではないか。

森崎「(世界一のGK……世界一のチーム……だけど俺の、俺の存在価値は――)」

ネイ「ちくしょう!キーパーにさえ届けば何とかなりそうだったのにィ!」

トニーニョ「あの皇帝シュナイダーのシュートさえ彼は完璧に止めたんだ。今のは仕方がない…」

最高のディフェンスをした次藤を称え、悔しがるブラジル選手の声が聞こえた。
彼らが恐れているのは自分ではない。次藤だ。森崎ではなく日本全体を恐れてしまっているのだ。

森崎「(違う……何かが違う。俺は主役になるために……主人公になりたくてここまで戦ってきたはずなのに……)」


ピピイイィィィッ!!

放送「ここで前半終了〜〜!なんと日本が2点のリードで前半戦を終えることが出来ました!
   あと35分!後半戦を乗り切った瞬間に全日本が世界一の栄光を手にすることが出来るのです!」

明らかな日本の優勢ムードで前半は終了した。
開催国、ひいては大会優勝候補筆頭のブラジルサポーターたちは
目の前の出来事が信じられないと言わんばかりにどよめいている。
そんな様子を気分良く眺めながら、日本ベンチでは選手たちが後半戦の展望を語っていた。

743 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/19(木) 00:56:50 ID:???
日向「フン、手応えのねぇ連中だぜ。苦し紛れのパス回ししかできちゃいねぇ」

岬「キーパーの負担をDFが必要以上に請け負っているからね。
  後半は更に攻めやすくなるんじゃないかな?」

松山「中盤の守りは俺たちに任せて、翼たちはガンガン攻めて行ってくれよ」

早田「初めは奴らのトリッキーな技に翻弄されていたが、もう十二分に目が馴れてきたからな!」

三杉「油断は禁物。だが心にゆとりを持たなくては思わぬところでミスを誘発する。
   ……いいムードだ。とても決勝戦を戦っているチームとは思えないほどにね」

次藤「ここまで来たらブラジル相手に無失点ゲームをキメこんでやるタイ!」

石崎「おうともよ!今の俺達なら不可能なことじゃねぇぜ!」

中山「ああ……そうだな。(あと少しの辛抱だ。あと少しで俺は……)」

翼「(おかしい……ロベルトが監督として率いるブラジルユースというチームは
  俺の考えうる限りこの世代で最強の力を身に付けているはずなんだ。
  確かに俺達もこの大会に備えて練習を重ねてきた。だけど……)」

あまりにも歯ごたえがなさすぎる。もちろん正GKが欠場しているというもっともな理由があるにしてもだ。

翼「(ロベルト。俺が納得出来る答えを用意していてくれよ。
  どうして……どうして俺を置いていこうとしたかを。
  どうして俺がキャプテンになれないとあんなにもはっきりと言い切ったのかを……!)」

各々が後半戦に様々な想いを馳せる中、森崎はというと…

744 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/19(木) 00:59:14 ID:???
☆どうしますか?

Aチームメイトの誰かに話しかける
B観客席にいるはずのカシムの姿を探してみる
C監督にメンバー交代の案を持ちかけてみる
D監督に自分と若林を交代するよう進言する
Eこっそりとブラジルの控え室へと忍びこむ

※Aの場合は以下の中から話しかける選手を『1人』お選びください

翼・日向・若林・岬・新田・石崎
松山・三杉・早田・次藤・政夫・和夫
若島津・中山・井沢・滝・来生・高杉
中里・山森・反町

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

745 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 01:01:26 ID:82ouNMrc
A 次藤

746 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 01:01:48 ID:2QQpiQ8+
E

747 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 01:02:04 ID:5HB7eejQ
B

748 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 01:02:36 ID:BTvmQ+OE
A中山

749 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 01:16:57 ID:e9G/mj5w
E

750 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/19(木) 21:52:20 ID:???
>Eこっそりとブラジルの控え室へと忍びこむ


森崎は特に他の仲間との会話の輪に入ることはなく、一人控え室の端の方にて
先ほど自分の中に生まれた心の葛藤に頭を悩ませていた。

森崎「(サッカーはチームスポーツだ。11人で戦っているうちは
   今回のような個人の活躍が偏ってしまうことだってあるだろう。
   だが、俺はそもそも周りを全く顧みずに目立つことしか考えていない
   翼や若林に業を煮やして色々と行動に出たはずなんだ……)」

常にチームの中心にて輝かしい活躍をする者たち。
いつの頃からか彼らに憧れ、彼らのようになりたいと思い、
そして彼らに成り代わりたいと願うようになった森崎。
数奇な運命の果てにこうしてユースチームのキャプテンの座を手に入れたものの、
この試合でより目立ち、より活躍しているのは少なくとも自分ではない。他の選手達だ。

森崎「(俺は結局は翼や若林のような主役にはなれないって言うのか……)」

大空翼のようにたった一人で何人もの選手を容易くいなすこともできず、
若林源三のように相手チームのシュートを全て防ぎ貫禄を示すこともできず。
このまま『強豪国のキャプテン』というそれなりの存在に落ち着いてしまうだけなのではないか。
幼い頃自分が憧れたかつての『主役像』に比べ、どこか違う現状に森崎の心は揺れていた。

森崎「(……ちょっと頭を冷やしてくるか。こんなんじゃ集中してセービングなんてできやしねぇ)」

控え室をでた森崎は、この鬱憤をはらすべく少し大胆な行動に出ることを決意する。
ブラジルの控え室へ忍びこみ、なにか役に立ちそうな後半戦の情報を得るのだ。
凡人にはやってのけないことをやってこそヒーローではないか。
森崎は周囲の気配を察知しつつ、ブラジルユースの選手たちが使っている部屋へと足音を立てないように近づく。

森崎「さて……とりあえずここまで来たものの、これからどうするかな?」

751 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/19(木) 21:54:41 ID:???
☆どうしますか?

Aドアに耳を欹ててブラジルのミーティングを盗み聞きだ!
Bドアを少しだけ開けてブラジルのミーティングを盗み見だ!
C「火事だー!」と叫び声を上げて選手たちを混乱させてやろう!
D男なら正面突破!堂々とノックして入室だ!
Eスタッフに変装して特製下剤入りドリンクをプレゼントしてやれ!
F何だか嫌な予感がするので回れ右して帰る
Gその他(好きな行動をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

752 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 22:00:37 ID:LlOzB8IQ
A

753 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 22:11:45 ID:TF8b6ybI
F

754 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 22:12:15 ID:NZA9/M+w
F

755 :森崎名無しさん:2011/05/19(木) 22:16:04 ID:???
>>740
> 次藤さんが本当に頼りになりますね!森崎の活躍ポイントがまったく得られないのは少し厳しいですが…

いや次藤様々です
どこから見ても助けてもらってるのは森崎w

756 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 19:00:12 ID:???
>>755
カードの引きを見れば確かにそうなんですけどね…w
============
>F何だか嫌な予感がするので回れ右して帰る


いざブラジルの控え室の前に来たところで、森崎は得体のしれない危機感を感じ取る。
それが何なのかは確認する手段もないが、アカネイア大陸で数多の修羅場をくぐり抜けてきた
森崎の本能がこれ以上進むのは危ないと急ブレーキを踏み込んだのだった。

森崎「……嫌な予感がする。戻ろう」

チームキャプテンとして、万が一問題行動を起こした場合取り返しの付かないこととなる恐れもある。
森崎は冷静に考え直すと、回れ右をして日本の控え室へと戻っていったのだった。



放送「さァ!いよいよこのワールドユース大会も決勝戦後半を残すだけとなりました!
   現在の得点は2対0と大方の予想を覆す全日本の2点リード!
   果たしてこのまま日本が世界一の快挙を成し遂げることが出来るのか!
   それとも開催国の意地と誇りを胸に、若きカナリヤ軍団が逆転の狼煙を上げるのか!」

森崎「(あと35分…あと35分で世界一だ。そして始まるんだ。
   世界一のGKの座をこの手にするための俺の新たなる戦いが…!)」

近々と迫りつつある勝利へ胸を高鳴らせつつ、森崎はゴール前に立つ。
すると前半にセカンドトップの位置にいたリベリオという選手がいないことに気がつく。

ロベルト「見事だ翼…お前のプレイは確かに凄い。スーパーストライカーとして完成しつつあるようだ。
     だが、俺はお前に真実を伝えなければいけない。上には上がいることを知らせることで…
     何故俺がお前とこれ以上共にいられないかということを教えてやる」

757 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 19:01:12 ID:???
ザッ…ザッ…

ロベルト「いるんだ、ブラジルには…完成された……」

ザッ!

ロベルト「スーパーストライカーが!!」

放送「選手の交代をお知らせします。ブラジル、リベリオくんに代わりまして…コインブラくん。背番号10」

コインブラと放送で呼ばれたその青年。一目見ただけで南米選手特有の浅黒い肌、
引き締まった身体と靭やかな筋肉が充実しているのが分かる。
肩口まで捲られた袖先に乱暴に括りつけられたキャプテンマークが異様な存在感を放っていた。

森崎「(背番号10…あの選手がブラジルチームの真のキャプテンだとでも言うのか…?)」

それでもブラジルサポーターが彼に対して特に歓声に沸くということもない。
新田や石崎の話の中でもあのような選手がブラジルリーグにいることは微塵も出てこなかった。

翼「(あのコインブラという男、後半で初めて出るなんてどんな選手なんだ…)」

全く聞き覚えのない無名の選手。しかし翼は彼が放つ凄まじい闘気を敏感に肌で感じ取っていた。

翼「(ロベルト…まさか、俺から離れた理由って……)」

自分よりさらに素質のある選手を。このコインブラという選手を見つけたからだとでも言うのか。
森崎とのキャプテン争いに敗れた自分は見捨て、より優れた才能を持つ彼に乗り換えたとでも言うのだろうか。

翼「(そんな……そんなことはない!だって俺は……俺はこれまでずっと……!!)」

新たに身に付けたこの『再生』の力だって。きっとロベルトは喜んでくれると思っていたのに。

758 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 19:02:26 ID:???
翼「(……勝つ。勝ってロベルトと話をするんだ。真実を確かめるんだ……!)」

カルロスと二言三言言葉を交わすコインブラを睨みつけ、翼はより一層気合を入れるのだった。

ピピイイィィィッ!

カルロス「(ロベルトがずっと隠してきたブラジル最後の代表選手の正体……その力、見せてみろ!)」

バコッ!

放送「後半戦開始の笛が吹かれました!
   交代したばかりのコインブラ選手、カルロスくんからボールを受け取り…」

コインブラ「……いくぞおおおぉぉぉっ!!」

寡黙な印象を覆す、荒々しい雄叫びを上げながらコインブラはボールを蹴った。


スーパーストライカー→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→なんといきなりシュートを撃ってきた!
スペード・クラブ→とんでもない速度で単独ドリブルで突っ込んでくる!
JOKER→なんといきなりカルロスも同時に走りこんできて…?

759 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 19:06:57 ID:???
スーパーストライカー→ ダイヤ7

760 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 19:14:22 ID:???
コインブラも次藤の餌食になりにきたのか

761 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 19:25:32 ID:???
スーパーストライカー→ ダイヤ7
>ダイヤ・ハート→なんといきなりシュートを撃ってきた!


ブオオォォン……

日向「こいつまさか…!」

翼「この距離で…」

松山「撃ってくるのか!」

次藤「無駄タイ!」

森崎「(来た!こういう時に活躍してこそ『主人公』ってものだろうが!)」

コインブラ「くらえっ!マッハシュートだァ!!」

ロベルト「(……試させてもらおう。本当に『あの男』に『主人公』の器があるのかどうかを……)」

762 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 19:26:54 ID:???
☆どのセービングで行きますか?

Aキャッチング     消費20
Bパンチング      消費40  +2 1/4で+3
Cがんばりダイビング  消費150 +7 味方のフォロー率UP
Dがんばりセービング改 消費200 +9
Eがんばりヒップアタック消費100〜400 +10 バランス矯正 マークにより消費変化
Fカウンターパンチ   消費220 +10 勝利時相手を吹っ飛ばし敗北時自分が吹っ飛ぶ
G頑張竜セービング   消費320 +15


・森崎のガッツ760/760
・森崎のセーブ力60+(カシムの声援+3)+(距離補正+3)

コインブラ マッハシュート78(吹っ飛び係数3)

日向 ブロック55+(人数補正+4)
翼 ブロック56+(人数補正+4)
松山 ブロック57+(人数補正+4)+(距離補正+1)
次藤 ブロック60+(人数補正+4)+(距離補正+2)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

763 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 19:28:20 ID:nnjMpPaM
G
次藤はダイヤさえ出せば互角に戦えるな

764 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 19:33:04 ID:s9KkLnF+
G
森崎さんサッカーの試合中はなんちゃって主人公だから……

765 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 19:34:09 ID:chvK9jSo
G
これを止めれば次藤が主人公だなw

766 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 20:00:38 ID:???
>G頑張竜セービング   消費320 +15


森崎「(そうだ、俺が……俺が主役だ!もしそうでなかったのなら……)」

これまで何のために戦ってきたのか分からない。
何のために努力し、何のために勝利を目指し、何のために……何のために……

ロベルト「何のために他人を貶め、欺き続けたのか分からんだろうな……森崎有三」

ブラジルベンチ内。シャツの襟首を掴みかけた右手を逆の手でひねり上げながら、ロベルトは小さく呟いた。

ロベルト「(伝えなくてはいけない……私という存在が消えてなくなる前に……
     お前の敗北を以てして……翼……!)」


先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

コインブラ→! card+ マッハシュート78=
============
日向→! card+ ブロック55+(人数補正+4)=
翼→! card+ ブロック56+(人数補正+4)=
松山→! card+ ブロック57+(人数補正+4)+(距離補正+1)=
次藤→! card+ ブロック60+(人数補正+4)+(距離補正+2)=
============
森崎→! card+ 頑張竜セービング75+(カシムの声援+3)+(距離補正+3)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

767 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 20:01:40 ID:???
【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カルロスがフォロー)(ザガロがフォロー)(早田がフォロー)
≦−2→ブロック成功!ボールを奪った!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→ブラジルユースが森崎を吹き飛ばしつつ1点を返す!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カルロスがねじ込みに。森崎は倒れている)(ザガロがねじ込みに。森崎は倒れている)(ラインを割りドイツのCK)
≦−2→森崎が弾いたボールがトニーニョに直撃!早田がフォロー

【補足・補正】
『マッハシュート』(吹っ飛び係数3)
日向のカードがダイヤで『カウンターシュート』で+10(完全勝利でシュート打ち返し)
翼のカードがダイヤで『カウンターシュート』で+10(完全勝利でシュート打ち返し)
次藤のカードがダイヤで『フルパワーブロック』で+12(減衰範囲+2減衰効果-2)
次藤のカードがハートで『ハイパワーブロック』で+8
次藤のカードがスペード・クラブで『パワーブロック』で+3
森崎のカードがクラブで『幼き頃のトラウマ』で-3
その他は>>15を参照してください。

768 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:03:23 ID:???
コインブラ→ ハート3 + マッハシュート78=
やめろ

769 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 20:03:30 ID:???
『結果の訂正』

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(早田がフォロー)(石崎がフォロー)(中山がフォロー)
≦−2→ブロック成功!ボールを奪った!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→ブラジルユースが1点を返す!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(石崎がフォロー)(中山がフォロー)(ラインを割りブラジルのCK)
≦−2→森崎ががっちりキャッチ!

770 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:03:31 ID:???
日向→ ハートA + ブロック55+(人数補正+4)=
翼→ クラブ5 + ブロック56+(人数補正+4)=
松山→ クラブ2 + ブロック57+(人数補正+4)+(距離補正+1)=
次藤→ クラブA + ブロック60+(人数補正+4)+(距離補正+2)=

771 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:04:16 ID:???
森崎→ ダイヤ5 + 頑張竜セービング75+(カシムの声援+3)+(距離補正+3)=

772 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:04:47 ID:???
森崎→ ダイヤ7 + 頑張竜セービング75+(カシムの声援+3)+(距離補正+3)=

773 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:05:14 ID:???
活躍ポイントゲットか
でもやっぱりダイスなんだなw

774 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:05:51 ID:???
ダイスワールドが展開してるw

775 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:09:47 ID:???
>>774
自分の土俵に引きずり込めば負けないというわけかw

776 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:22:46 ID:???
今の森崎に必要なキーワード、それは【仕事】だ

777 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:25:34 ID:???
つーか石崎いなくてたすかったな

778 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 20:50:51 ID:???
コインブラ→ ハート3 + マッハシュート78=81

日向→ ハートA + ブロック55+(人数補正+4)=60>吹っ飛び
翼→ クラブ5 + ブロック56+(人数補正+4)=65>吹っ飛び
松山→ クラブ2 + ブロック57+(人数補正+4)+(距離補正+1)=64>吹っ飛び
次藤→ クラブA + ブロック60+(人数補正+4)+(距離補正+2)=67>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ

森崎→ ダイヤ5+(有利+2) + 頑張竜セービング75+(カシムの声援+3)+(距離補正+3)=88

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≦−2→森崎ががっちりキャッチ!
※ゴールを守ったことで活躍ポイントが3→5に上昇しました!
※森崎現ガッツ 760/760→440/760
============
ギュオオオオォォォワアアアァァッ!!

ドゴッ!ボガッ!ズドッ!ぐしゃあっ!

そのボールはただひたすら速かった。ゴールまで到達する時間はもとより
打ち出されるスピードも、相手にシュートコースを悟らせる時間も与えぬほどだった。
ブロックに入ろうとした日向、翼、松山、次藤は悲鳴をあげる日まもなく空中へと投げ出されていた。

森崎「(速い…!)」

口を開く間もないまま、ボールはPA内へと入ろうとしている。
森崎は自分の持てるだけの瞬発力を用いてボールへと体を投げ出す。
すると突然ボールが二度三度左右にぶれたかと思うと自分の視界から消えてしまった。

森崎「なにィ!ボールが消えた!?」

779 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 20:52:34 ID:???
いざボールを掴もうと掌を広げた瞬間。肝心のボールを見失い森崎の思考回路は止まってしまう。
どれだけ素早く体を動かせようとも、ボール自体を認識できなくてはどうすることも出来ないのだから。

森崎「(ボールは……ボールは何処だ!?)」

その時。彼の意識を覚醒させる福音が耳の中に飛び込んできた。

カシム「森崎く〜〜〜〜ん!!」

大事な相棒の声援が大きな音となって森崎の耳に入ってくる。
それと同時に空気を切り裂くような……おそらく自分の方に向かってくる鋭い音も聞こえてくる。

森崎「(そ…そうだ。目に見えずとも……音が聞こえさえすれば!!)」

キュインキュインキュイン……キュワァァンッ!!

森崎「聞こえた! こ こ だ ァ 〜 〜 〜 〜 っ ! !」

ガッシィィィィッ!!

コインブラ「!」

森崎「(よしっ…なんとか掴めた!後は……)」

バッ!!ドッゴオオオォォォォオオオオンッ!!

森崎「ぐっ…おおおおぉぉぉぉああああああぁぁぁぁぁっ!!!」

780 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 20:54:43 ID:???
一瞬でこの距離を詰めてくるスピードを持ったボールだ。
その破壊力も凄まじく、森崎の小柄な体はあっという間にゴールネットへと押し込まれようとしている。
シュートの圧力に負けぬように、自らゴールポストの方へと飛び退く荒業。
体全身に駆け巡る痛みに屈せぬように叫ぶ様が竜の咆哮のようだと言わんばかりに――
森崎の持つ最大最強の技『頑張竜セービング』が『マッハシュート』を完全に押さえ込んだ瞬間だった。

石崎「と……止めたのか…!?今のシュートを……!」

中山「森崎!大丈夫か!森崎!」

背中と腰、さらに後頭部まで激しく打ち付けたことで視界がぼんやりと白く霞む。
それでも自分を心配してすぐに駆け寄ってくれた彼の言葉で森崎ははっきりと意識を取り戻す。

森崎「へ…へへ……俺を誰だと思っていやがる。全日本ユースキャプテン、森崎有三!
   将来世界一のGKとなる男がこんな所で失点するわけがないだろうが!!」

ワアアアアアァァァアアアアアアァァァアアアッ!!

観客「す…スゲェ!今のシュート見たかよおい!一直線に日本のゴールへと向かっていったぜ!」
「一瞬ボールが消えたように思えたけど…」「そんなボールを取っちまったあのキーパーは何ものだァ!?」
「思い出した!あいつは4年前jrユース大会のMVPモリサキだ!」「モリサキ…?」「そうだよモリサキだ!」
「モッリサキ!」「モッリサキ!」「モッリサキ!」「モッリサキ!」「モッリサキ!」

カシム「すごい……すごいや森崎くん!今ほど君の親友で嬉しかったことはないよ!!」

片桐「やりましたね三上さん。あれほどのシュートを森崎が止められるのでしたら…」

見上「ああ。日本の勝利はほぼ揺るぎないものとなっただろう。
   ……モロドフ氏を始め、アカネイアの方々には感謝しなければならないな」

781 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/20(金) 20:56:23 ID:???
放送「こ……これは…私は今とんでもない勝負を目撃し、それを放送しているようです!
   コインブラくんの会場を一瞬で切り裂く驚異の弾丸マッハシュート!
   さらにそれを完璧に止めてしまった全日本ユースキャプテン森崎くん!
   世紀の対決を実況できる私は世界で一番幸せなアナウンサーです!
   この試合の結末をかならず皆さまにお伝えすること!それこそが私チャーリー高橋の天命と言えるでしょう!!」

コインブラ「(……流石に遠すぎたか。だが……いや、これだけではまだ判断は下せない。そうだろう?ロベルト本郷)」

ロベルト「(ああ。後半はまだ始まったばかりだ。お前の持てる力全てで……試してこい)」

森崎「ふう……まさかあれだけのシュートを撃つ選手がいたなんてな。
   あのコインブラという男…一体何者なんだ?ひとつ言えることは……
   俺が今までであってきた中で間違いなく一番の強敵だということだけだ」

センターラインからという距離。そしてカシムの声援が聞こえてこなかったら
きっとこのボールは今自分の腕の中には無いだろう。改めて決勝の相手、ブラジルユースの強さを思い知る。

森崎「(頼んだぜ皆。残り35分……全力でやりきって優勝してやろうじゃないか!)」


☆どうしますか?

A翼!お前に任せたぜ!(翼にパス)
B日向!口先だけじゃないところを見せやがれ!(日向にパス)
C新田!俺はお前に期待していたんだ!(新田にパス)
D岬!右サイドから攻めこんでやれ!(岬にパス)
E三杉!左サイドから素早く攻撃だ!(三杉にパス)
Fここだ!ここでオーバーラップだ!目立って活躍しまくってやる!
Gその他(好きな行動をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

782 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:58:15 ID:8UN86m0U


783 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:58:15 ID:chvK9jSo
F

784 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 20:58:37 ID:a0sILN1Q
F

785 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 21:01:11 ID:???
そんなドリブルで大丈夫か?

786 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 21:02:30 ID:???
一番いいダイスを頼む

787 :森崎名無しさん:2011/05/20(金) 21:03:05 ID:???
カシムパワーに期待しよう

788 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/22(日) 01:19:27 ID:???
>Fここだ!ここでオーバーラップだ!目立って活躍しまくってやる!


マッハシュートを止めた森崎に向けられた会場全体の歓声に、
これまでチームの勝利のためにと縁の下の力持ち的な活躍に留めてきた森崎の自尊心が爆発した。

森崎「ぐわっはっはぁ!今こそ!今こそ見せてやる!
   このマラカナンスタジアムのすべての観客を俺の虜にしてみせる!
   今の俺になら出来る!この物語の主役…森崎有三なら必ず!絶対にぃっ!!」

バッ!ズダダダダダダダッ!!

石崎「なっ…!?」

中山「えっ…!?」

松山「お、おい森崎!お前一体何を!?」

早田「無茶はよせ森崎ィ!」

見上「……この突撃癖だけはこれから一生抱えていかなければならないのか」

森崎の突然のオーバーラップにディフェンダーたちは驚愕し見上監督は頭をかかえる。
そしてCFの位置にいるカルロスも目を丸くして森崎の『奇行』に衝撃を受けていた。

放送「な、なんということでしょう!ボールを見事セービングした森崎くんですが
   そのままゴールエリアを飛び出してドリブルを始めてしまいました!
   驚くチームメイトたちを横切り、そのまま真っ直ぐブラジルゴールに向かって突き進みます!」

カルロス「馬鹿な…!ここでボールを奪われてしまえば
     すぐに失点してしまうことをこのキーパーは恐れていないというのか…?」

789 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/22(日) 01:21:18 ID:???
コインブラ「(目立つことと活躍することは必ずしも直結はせん。だが、この男の場合はどうだ…?)」

だが、カルロスはすぐに我を取り戻すと森崎のドリブルコースを限定させるべく素早く体を寄せながら横のコインブラに言い放つ。

カルロス「先程のお前のシュートを止めた際に頭をぶつけた影響か?いずれにせよこれはチャンスだ。止めるぞ!」

コインブラ「…? 分からない。何故お前もそこまで平然と対処に向かえる?
      いきなり交代し、監督の指示だとは言え無謀なシュートをした俺をお前は責めないのか?」

カルロス「何を訳のわからないことを言っている。こうして同じピッチに立ち、同じユニフォームを着ているのならばお前は俺の味方だ!
     味方のミスは俺達全員のミス。すぐに取り戻せばいいことだ。
     そして確実にボールを奪うためにもお前の力が必要だ。付いて来いコインブラ!」

コインブラ「フッ……分かった、協力しよう。
      (さすがにここまでチームを率いてきたリーダーシップは本物か。カルロス・サンターナ…面白い男だ)」

バッ!ババッ!

放送「カルロスくんとコインブラくん、中央突破を図る森崎君を挟みこむように囲む!」

カシム「いけぇ〜!頑張れ森崎く〜〜〜ん!!」

森崎「ふん、二人同時か。おもしれェ。纏めて俺の踏み台になりやがれ!
   脇役は絶対に主人公に勝てないってことを教えてやる!」

カルロス「愚かな。功名心に囚われ無謀なプレイをしたことを悔やむがいい!」

コインブラ「(少なくとも俺のマッハシュートを止められる能力は評価する。だが…ここからはどうだ?)」

790 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/22(日) 01:22:49 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


森崎→! card+ ドリブル60+(カシムの声援+3)=
============
カルロス→! card+ タックル59+(人数補正+2)=
コインブラ→! card+ タックル62+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→森崎が突破!ブラジル二大エースを抜いたことで会場はさらにヒートアップ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(松山がフォロー)(早田がフォロー)(ネイがフォロー)
≦−2→ブラジルがボールを奪う!そして…

【補足・補正】
森崎のカードがダイヤで『ヒールリフト』で+4
森崎のカードがハートで『キープドリブル』で+2(こぼれ球時勝利)
森崎のカードがスペードで『やや華麗なドリブル』で+2
カルロスのカードがダイヤ・ハートで『ミラージュキック』で+3(吹っ飛び係数4)
コインブラのカードがダイヤ・ハートで『マッハキック』で+3(吹っ飛び係数4)
その他は>>15を参照してください。

791 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:23:15 ID:???
森崎→ クラブ7 + ドリブル60+(カシムの声援+3)=

792 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:23:56 ID:???
カルロス→ クラブ2 + タックル59+(人数補正+2)=
コインブラ→ スペード9 + タックル62+(人数補正+2)=


793 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:24:48 ID:???
サンターナの反則だよね?

794 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:24:49 ID:???
カルロスが反則してなかったら危なかったw

795 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:24:52 ID:???
……ある意味、セーフ?w

796 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:25:39 ID:???
ドリブル3/4で発動なのに


797 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:27:18 ID:???
>>796
まぁ今回のケースだとクラブかハート以外じゃ負けてたからむしろセーフだ

798 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:31:46 ID:???
これでカード取れたら手柄になるけど
まあファールで止められたって形だからマシか

799 :森崎名無しさん:2011/05/22(日) 01:33:09 ID:???
松山「ここだ!ここでクラブAだ!」

800 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/22(日) 01:42:01 ID:???
森崎→ クラブ7 + ドリブル60+(カシムの声援+3)=70

カルロス→ クラブ2 + タックル59+(人数補正+2)=63>反則発生!

【攻撃側】−【守備側】
≧2→森崎が突破!しかし…?
============
シャッ!シュババッ!

森崎「(カシムが見てるんだ。悪いがヘマは出来ないぜ)」

速度はそこまで無いものの、相手のタックルのタイミングを狂わせる絶妙なフェイントを織り交ぜたステップを前に
カルロスは二度三度躊躇してしまい、しっかりと体重を載せたタックルを繰り出せないでいた。

森崎「隙あり!抜かせてもらうぜ!」

カルロス「うっ……くそぉ!」

グイッ!!ドタアッ!!

森崎「ぬがぁっ!?(こ、こいつわざと服を…!!)」

カルロス「(…しまった。反射的に…この男をこれ以上進ませてはいけない危機感に煽られてしまった…!)」

ピピピィィイッ!!

放送「おっとこれはカルロスくんの反則を告げる笛のようです!
   意気揚々と飛び出した森崎くんでしたが、ここはファールで止められてしまいました」

見上「ふう……まぁ、反則を奪えただけで今回はよしとしようか」

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