キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/25(水) 01:39:37 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1303823589/l50
[前スレのわかりやすいあらすじ。]
博麗霊夢・霧雨魔理沙・東風谷早苗・十六夜咲夜・魂魄妖夢という主力選手たちが離脱し戦力に不安の残っていた幻想郷Jrユース。
初戦の相手は驚異的な身体能力を持つ鬼――勇儀と萃香に、幻想郷俊足ウイング射命丸文。
そして、ブラックファルコン(暗黒爆笑)ことラモン=ビクトリーノ。
パチュリーの不振や主力欠如の理由からいまひとつ波に乗れない幻想郷ではあったものの。
リグルの大活躍にチルノのファインセーブ、反町の一発により辛うじて勝利!まずは1勝をもぎ取る事に成功するのだった!
反町「よろしくな、ブラックファルコン!」
ビクトリーノ「どういう事なの……」
パチュリー「満を持して前半から出場したらノーゴールノーアシストの上イエローカード貰った」
輝夜「どういう事なの……」
リグル「ハッハァー! 私はエースだから自分でボールを奪ってゴールを決めるぞー!!」
幻想郷メンバー「「「「どういう事なの……」」」」
妖精1「マンマーカーなのに鬼にいいようにやられちゃった件について」
チルノ「あたいってばブロック2回で両方Kでさいきょーよね!」
レティ「レティですが試合での活躍が殆ど土台でした」
ビクトリーノ「お前らちょっとは真面目にサッカーやれよ!!」
文「でもそういうあなたが名有りで一番活躍してませんよね?」
初戦からガメオベラにならなくて本当に良かったが次の対戦相手はロリっこパラダイスことイタリアだ!
割とロリっこが多い幻想郷Jrユースは、果たしてナンデスの魔の手……もとい、黄金の右手から逃げられるのか!?
そんな幻想のポイズン52スレ目、これからもよろしくお願いします。
159 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/30(月) 02:22:23 ID:???
ヘルナンデス「(メガ? メガって事はそれ以前のただのキャノンシュートもあったのか? だが、そんな事は今はどうでもいい!)
どんなシュートだろうと……必ず止めるゥゥゥウウウウウッ!!」
バッ!! バチィィイイイイイイイインッ!!
ナポレオン「なっ……なにィ!?」
ヘルナンデス「くっ……だ、誰かフォローを!!」
しかし、このナポレオンのメガキャノンシュートもまた、ヘルナンデスの黄金の右腕に阻まれる。
これを見てナポレオンは目を見開き、何故自身のシュートが通用しないのかと茫然し。
一方でヘルナンデスも完全につかむ事は出来ずボールをはじいてしまい、零れたボールのフォローをDF達に急がせるのだが……。
ボロッ……パシッ!
ボッシ「あ……」
ヘルナンデス「くっ!?」
ナポレオン「……寄越せ! もう一度打ち込んでやる!!」
ボッシ「オ、オッケー! 頼むよ、ナポレオン!!」
ヘルナンデスにとっては運悪く……そして、ナポレオンにとっては運よく、零れ球はフランスのセカンドストライカー、ボッシがフォロー。
これを見てヘルナンデスは倒れこんだ姿勢から急いで体勢を整えようとし……。
一方でナポレオンは一度で駄目なら二度打ち込んでやるとばかりにボッシにボールを要求。
ヘルナンデスの体勢が整わない内に、今度こそ決めてやると右足を振りかぶるのだが……。
しかし、ボッシがフォローをしてからナポレオンに再びボールを渡すという事は、それ相応に時間がかかるという事であり。
ビュンッ!! バッ!!
ナポレオン「!?」
映姫「………………!」
160 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/30(月) 02:23:30 ID:???
ジョン「あ、ああああああああああああああああああっ!? ナ、ナポレオン選手のシュートもヘルナンデス選手には通用せず!
しかし、ヘルナンデス選手も完全には止められずボールを零れ球にしてしまったー!?
で、ですが、ですがボールは再びフランスボールに! ボッシ選手、拾ったボールを再びナポレオン選手に渡し……。
ナポレオン選手、今一度シュートにいくゥゥウッ!! だが、映姫選手もブロックに辛うじて間に合ったぞ!?」
反町「駄目だ……ヘルナンデスのあの体勢じゃもうセーブは出来ない!
それに、映姫さんだって……あんな無茶な姿勢じゃブロックなんて到底無理だ!」
パチュリー「……反町、よく見ておきなさい」
反町「え?」
パチュリー「四季映姫は卓越した選手……そのボールカット能力はもとより、
いざとなれば上がって攻撃にも参加できるだけの能力も持っているわ。
けれどね、そのような能力も……彼女にとってはあくまでおまけ程度のもの。
彼女が真価を発揮するのは……シュートブロックの時よ」
グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ナポレオン「どけ! 糞ガキ!! 吹っ飛んで泣いてもしらねぇぞ!!」
映姫「……どきませんよ、ブロックします」
再び右足を振りかぶりながら映姫に向けて怒鳴り散らすナポレオンに、それを冷静に受け止めながらシュートコースを塞ぐ映姫。
傍から見ていれば、どう考えてもナポレオンがシュートを決めるしか想像できない場面である。
誰だって、映姫のような小柄な少女が、ナポレオンの強烈なパワーシュートを防ぐとは思わない。
それは当のナポレオン本人からしてそうだったし、フランスのメンバーもまたそう信じていた。
そして、観客席の者たち……幻想郷Jrユースの反町も、フランスの得点を信じて疑わなかったのだ。
ナポレオン「なら……吹き飛びやがれェェェェェエエエエエエエエエエエエエエッ!!」
バゴッ……グギャギャギャギャガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
映姫「……貴方は少々、血の気が多すぎる! その罪には罰を持って答えましょう!!」
だから誰もが、次に見た光景を信じる事が出来なかった。
161 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/30(月) 02:24:31 ID:???
まず、映姫はそのシュートに対して全身ではなく右足だけを持ってしてブロックに向かった。
しかも、自身が得意とするようなボレーシュートのような形で。
それは何故か――映姫がただ、シュートを防ぐという事だけを目指してブロックに飛んでいた訳ではなかったからである。
バッ! ドゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
映姫の右足は、ナポレオンの放ったメガキャノンシュートを完全に捉える。
これを見てナポレオンは目を丸くして驚きつつ、しかし、自身のシュートは必ずや彼女を吹き飛ばすだろうと考え……。
映姫「…………ダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
バギュッ……ガァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!
ナポレオン「ぎゃあああああああああああああああっ!?」
次の瞬間、吹き飛ばされた。四季映姫の跳ね返した、"自らのシュート"によって。
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
ピエール「な……」
こいし「や、やだ……やだ……! やめ……!!」
フィールドを高速で横切る、球状の物体。
その速度を前にして、フランスフィールダー達は誰も何もできない。
いや、それはフランスのフィールダーだけではない……イタリアのフィールダーも、その物体を目で追う事が出来ない。
さとり「……! と、止め……! あぐああああああああああああああああああっ!?」
バグギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ドォンッ!! パァァァンッ!!
そして、最後にはキーパーのさとりを吹き飛ばし、ようやくボールは止まる。
ネットを突き抜け、壁にぶち当たり、パンクをするという結末によって。
162 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/30(月) 02:25:32 ID:???
ジョン「……………………」
観客「………………」「……………………」「……………………」
しばし、このスタジアムにいる者すべてが……誰も何も言えぬまま、唖然としていた。
この大会の為に牙を研ぎ続けたフランスの主砲――ルイ=ナポレオンのシュートを跳ね返し。
情緒不安定となっていたが故に稚拙ではあるがそれでも相応に鋭いさとりのセービングを掻い潜り。
四季映姫の放った"カウンターシュート"が、ゴールに突き刺さったという事実を、誰もが認識できずにいた。
映姫「……因果応報、罪は全て巡り巡って帰ってくるもの。
この得点はフランスの皆さんの罪が故であり、それが罰となりフランスへと帰ってきただけの事です。
……ゴール前の危険行為、などではありませんね?」
審判「……………………」
ただ一人、冷静に敵ゴールを見ながら、ぽつりとそう呟く映姫。
それを聞いたからかどうかはわからないものの……審判は笛を口に咥えると吹きすさぶ。
今度こそ、正真正銘のゴールの判定をする為に。
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
イタリアJrユース 1−0 フランスJrユース
163 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/30(月) 02:27:03 ID:???
さとりんは本当豆腐メンタル。という所で本日はひとますここまでです。
明日こそは試合終了まで書けるかな……?
それでは、お疲れ様でしたー。
164 :
森崎名無しさん
:2011/05/30(月) 02:48:25 ID:???
カウンターシュート持ちかー! こりゃ中途半端なミドルは撃てないのう…
乙でした〜
165 :
森崎名無しさん
:2011/05/30(月) 03:44:37 ID:???
点を取るのも難しそうだが、守るのも厳しそうだな本当
穣子レティのオータムカットで高いセンタリング封じてケロちゃんフランちゃん無効化くらいしか対策思い付かない
166 :
森崎名無しさん
:2011/05/30(月) 03:49:30 ID:???
イタリアの穴は…タレントのいない中盤かなあ。
中盤を制圧してボールポゼッションで勝つのが上策か?
167 :
森崎名無しさん
:2011/05/30(月) 03:59:25 ID:???
それは考えたけど、相手にすればケロちゃんのポストプレイがあるから
最悪ゴール前に放り込むだけで中盤省略する可能性があるんだよね
168 :
森崎名無しさん
:2011/05/30(月) 04:15:45 ID:???
日本は4点消されたしてっきり無得点になるのかと思ったw
169 :
森崎名無しさん
:2011/05/30(月) 05:05:27 ID:???
審判「ノーゴール! 今のは足をぶつけようとした危険なプレイだ! イエローカード!」
映姫「なにィ!?」
170 :
森崎名無しさん
:2011/05/30(月) 10:16:43 ID:???
いや、ナポレオンを狙ったことにすれば間違いなく退場だ
171 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/31(火) 02:45:44 ID:???
>>164-167
ウルグアイ同様、イタリアもまた違った意味で強敵です。
頑張って勝ちましょう!
>>168-170
流石に今回のは反則に取れなかった状況だったんです。多分。
今日は更新お休みです。書いたはいいけどキリのいいとこまでいけなかった……。
それでは〜。
172 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:05:59 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
ジョン「あ……あっ……ああああああああああああああああああああああああっとぉ!?
こ、これは……これは、これは凄いッ!! これは凄ォォォォいィィイッ!!
し、四季映姫選手、ナポレオン選手のパワーシュートを、なんと跳ね返してしまったァァァアアッ!?
さっ、流石は幻想郷きっての名DFと称される四季映姫選手!
ただシュートを防ぐだけでなく、それを自らのチームの得点へと昇華させてしまったァ!!
1−0! イタリアJrユース、ここにきて……ここにきてようやく先取点をもぎ取ったァァアアッ!!!」
観客「な、なんだよアレ……シュートを跳ね返すなんてアリかよ!?」「ボールが全然見えなかったぞ……」
「さとりんは犠牲になったのだ……」「もう駄目だぁ……逃げるんだぁ……相手はスーパー閻魔様なんだぞ……」
映姫のカウンターシュートを見て、しばし呆然としていた一同も……。
しかし、審判の笛を合図にしたかのように一斉にどよめきはじめ、実況は興奮したように先ほどの情景を説明。
観客たちは四季映姫の見せたあまりにも常識外れなブロックに混乱した様子でざわめき。
幻想郷Jrユースの面々は、このカウンターシュートの威力を見て思わずゴクリと唾をのみこむ。
173 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:07:04 ID:???
反町「カ……カウンター……シュート……!?」
パチュリー「【浄玻璃審判】――当人曰く、相手が重ねてきた罪に見合うだけの罰を跳ね返す、四季映姫の一番得意とする技。
まあ罪だとか罰だとかはさておき……時折失敗する事はあれど……概ね1/2であらゆるシュートは跳ね返されるわ。
アレがある以上、簡単にシュートを狙うのは上策とは言えなくなるわね」
輝夜「反町君のオータムドライブが跳ね返されたら……とんでもない事になっちゃうもんねぇ……」
大妖精「ひぃっ…………」 ブルブルブル
ヤマメ「(……情けない話だけど、止められる気がまるでしないよね)」
輝夜の呟きを受け、大妖精は青くなりながらガクガクと震え、ヤマメも嫌な汗を流しながら頬をかく。
この大会でも屈指の威力を誇る反町のオータムドライブ――そのオータムドライブが跳ね返されてしまえば……。
セービングに自信の無いヤマメは当然のように防げないだろうし……大妖精でも、到底無理であろう。
本来はこの幻想郷Jrユースの正ゴールキーパーである東風谷早苗ですら、弾く事が出来れば上出来なくらいなのだろうから。
反町「(ジノ=ヘルナンデスに四季映姫さん……あの2人を相手にして、点を取らなきゃならないのか……)」
174 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:08:27 ID:???
ヘルナンデス「ナイスブロック&シュート、エイキ。 助かったよ」
映姫「いえ、私もいい加減白黒ハッキリつかない同点状態はやめにしたいと思っていましたから。
1−0……いいですね、やはり勝敗ハッキリわかれている方がいい」
諏訪子「あーうー……本当、相変わらずとんでもない威力だね……」
フラン「練習じゃ私のドッカーンも逆にバッカーンしちゃうんだもんなー」
映姫「それだけ貴方の罪もまた重いという事です。 ですが罪は償う事が出来ます。
善行に励めば、いずれ私を抜く事もまたできますよ」
そして、フィールドでは見事にピンチを切り抜け。
逆に待望の先取点を挙げた映姫の周囲にチームメイトたちが集まり祝福をしていた。
審判もノーゴール判定を出来ない、完璧な状況でのシュートブロックとゴール。
後半も既に残り時間はあまりなく、何よりフランスの意気は完全に消沈気味である。
ほぼ完全に勝利を手中に収めた段階では喜ぶなという方が無理であり。
ピンチを助けられた形になったヘルナンデスはもとより、自分たちのプレイを無効にされた諏訪子やフランも笑みを浮かべていた。
さとり「けほっ……げほっ……はぁっ……はぁっ……」
こいし「お、お姉ちゃん……(こんなのってないよ……こんなのって……!)」
ピエール「今のはサトリの責任じゃない……あんなシュート……どんなキーパーだろうと防ぎようがない!」
ナポレオン「(俺のメガキャノンシュートが……あんなに……あっさり跳ね返されるだと……!?)」
そんなイタリアに対して、一方のフランスはといえば、当然のようにお通夜ムードに突入をしていた。
エースストライカーの渾身のシュートは跳ね返され、絶対的な守護神は事実上2失点。
しかも、残り時間は10分にも満たない状況である。この状況で闘志を保てというのは、土台無理な話であった。
こいし「……ピーちゃん」
ピエール「……みんな、立て! まだ試合時間は残っているんだ!
ここから何としても同点に追いつき、逆転をするんだ!!」
それでもキャプテンとして、諦める訳にはいかないと、ピエールは必死に一同を鼓舞する。
しかし、そのピエールの言葉も……フランスの落ち込んでしまった選手たちを立ち直らせるには至らないのだった。
175 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:10:04 ID:???
その後、試合は再びフランスのキックオフで開始され……。
結果から言えば、フランスは同点に追いつく事も出来なかった。
既にストライカーであるナポレオンは2度のシュートで体力が危険域へと入りかけており使えず。
また、ピエールが上がろうとも、そう何度も突破を許す程イタリアの守備陣は甘くない。
そのまま時間は流れ、10分程が過ぎた所で……。
ピッピッピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「試合終了ゥゥゥゥウ〜ッ!! 5分という長いロスタイムが今、終わり!
90分の試合に、ピリオドが打たれましたァッ!!
開催国のフランスJrユース、まさか、まさかの初戦負け!!
最後までキャプテンのピエール選手が個人技で戦い抜きましたが、しかし、一歩及ばずッ!!
イタリアJrユースの堅牢な守備をこじ開ける事は不可能だったァァァア〜ッ!!
Dグループ第二試合は、イタリアJrユースの勝利となったァァアッ!!」
観客「そんな……フランスが負けるなんて……」「どうしてこうなった……? どうしてこうなった!?」
176 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:11:10 ID:???
反町「……スコア上は1−0だけど」
穣子「実際の所は2−0ね。 それに、その2点を決めたのはDFの映姫……。
(得点力のあるDFか……いいわねぇ……私も最初はFW志望だったのに)」
美鈴「今日はノーゴールでしたけど、フランドール様だってボールが渡ればレミリアお嬢様以上のシュートを撃ってきますし……」
静葉「諏訪子様の高い打点からのヘディングは、やはり怖い……。
それに、またポストプレイでフランドールに渡されでもしたら……」
パルスィ「妬ましい……相手が誰だろうが妬み殺せばいいまでの話よ……! まったく、妬ましいったらありゃしない……!」
輝夜「みんな、今日見たものを糧に、明日の対策を自分なりに考えておいてね。
DFは如何にしてツートップを防ぐべきなのか……MFは如何に堅牢な守備を掻い潜るべきか……FWは、如何にゴールを奪うか。
それをする為の観戦だったんだからね」
試合終了の笛が鳴ると同時、観客席から漏れるは悲壮感漂ううめき声。
それをBGMにしながら幻想郷勢は一度ノーゴールの判定を受けておきながらきっちり勝利をしたイタリアの強さに物怖じし……。
しかし、輝夜の言葉を聞いて、それぞれが自分なりに対抗策を考え始めるのだった。
お空「(さとり様……こいし様……)」
ただ、そんな中で―― 一部には、イタリアJrユースの事よりも。
敗北をしたフランスJrユースの事を案じる選手もまたいた事を追記しておこう。
177 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:12:49 ID:???
さとり「(……初戦から、敗北。
しかも、2点も奪われて……なんて……なんてザマですか……道化にも程がある……)」
そして、フィールド上では……整列を終えた両チームの選手たちが、それぞれ控室へと戻り始めていた。
そんな中でこの試合に挑むにあたり、当初は無失点で切り抜ける事を目標としていた古明地さとりはといえば……。
あまりにも無様な今日の試合の出来を考えて、思わず涙ぐみながら通路を歩く。
足取りは重く、表情は冴えず、今にも消え去ってしまいそうな程までに、その背中は小さく見えた。
ピエール「(俺の責任だ……俺が……ヘルナンデスを相手にスライダーシュートを決めていれば……!)」
ナポレオン「(くそっ! 俺のメガキャノンシュートでも駄目なのかよ!? どうすりゃ……どうすりゃいいんだ!!)」
否――落ち込んでいたのは、何もさとりだけではない。
フランスの主柱であるピエールとナポレオンの両者は、自分たちの実力がまるで通用をしない事に焦りを感じていた。
今日の試合、守備ではそれなりに活躍をしていたものの攻撃となるとまるで駄目だったピエール。
自慢の新技を駆使しても、二度もそのシュートを阻まれたナポレオン。
彼らに自責の念を感じるなと言う方が、無理であろう。
ピエール、ナポレオン、さとり――フランスJrユースの主柱である三人が目に見えて落ち込んでいては、
当然ながらそのムードは周囲に伝播し。
その他のメンバーたちも、揃って視線を落として終始無言のまま控室へと戻っていくのだが……。
こいし「おかしいよ……なんでよ……!」
さとり「こいし……」
そんな空気の中、不意に通路に響くのは一人の少女の涙交じりの声。
その声を聴いて一同が一斉にそちらに振り返れば……こいしは両手で自身の顔を覆いながら、さめざめと泣いていた。
誰もが足を止めてこいしを凝視しようにも、こいしは一向に泣き止まない。
彼女は何故泣いているのか……姉であるさとりが、あまりにも惨めにゴールを奪われたせいか。
確かに、それもまた彼女が泣いている一つの要因ではあった。
だが、こいしが泣き腫らす根本的な原因はさとりには無く――フランスJrユースの、主柱"以外"のメンバーにあった。
178 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:13:59 ID:???
こいし「どうしてみんな……練習通りにやってくれないの!?」
ボッシ「コ、コイシ…………」
こいしの絶叫が通路にこだまし、それを聞いて一同は体をびくりと震わせた。
練習通りに何故しないのか――どうして、練習のように動いてくれないのか。
こいしが悲しみ、悔しがっていたのは、ボッシ達のようなフランスの主柱と呼ばれる選手以外の選手が、
今日の試合でまるで練習の成果を見せる事が出来なかった事に対してだったのである。
こいし「イッチーはドリブルばっかりするし!」
ジョルジュ「………………」
自らを大陸一と自称するジョルジュ――こいしにイッチーというニックネームをつけられた彼は、
今日の試合ではボールキープを主に担当していた。
しかし、そんな彼のキープはイタリア守備陣にあっさりと阻まれていた。
こいし「キャプテンはブロックにもいかないッ!!」
ブラボー「………………」
DFであるブラボーは、何故かキャプテンという渾名をつけられていた。
そして、そんな彼は今日の試合、殆ど案山子のようにしてゴール前で突っ立っているだけだった。
練習の成果を見せるどころか、まともなプレイすらしていなかったのである。
こいし「他のみんなだってそうだよ! フェっくんは守備に走って攻めないし、DFの皆はバラバラに動くばっかりだよ!!
どうして練習通りにしてくれないの!? どうしてよ!?」
ボッシ「……………………」
大粒の涙を流しながら、こいしはフランスメンバーを糾弾する。
フランスのメンバーたちは、自分たちがどこのチームよりも練習量では上回っていると信じていた。
そして、それは実際にその通りだろうと、監督ですらも肯定をしている。
派遣選手であるさとりやこいしのコーチングと、強くありたいと願ったフランスメンバーの懸命の努力により。
フランスメンバーは、かつてからは考えられない程にまで成長を遂げていた……はずなのだ。
179 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:15:26 ID:???
しかし、今日の試合ではどうだったか……全員が全員、まるで活躍が出来ていなかった。
というよりも、活躍をしてやるという闘志そのものが欠けていたと言っていいだろう。
その何よりも顕著な例が、後半最後のシュートチャンス――ヘルナンデスが零した球をフォローした後のボッシの対応である。
もしもあの時ボッシがナポレオンに渡さず強引にねじ込みに行っていれば、映姫は間に合わなかったに違いない。
そうすれば、少なくとも、失点をする事は無かっただろう。
そして……こいしは、逆に得点をする事が出来ていた筈だと、信じていた。
こいし「ボーちゃんは25cmに負けないくらい、強いストライカーになりたいんでしょ!?
だったら……だったら、自分で撃ってよ! どうして渡したの!?」
ボッシ「そ、それは……」
ナポレオン「……タコが。 そんな奴が撃った所で、キーパーへのパスにしかならねぇよ……。
ヘルナンデスはそんなに甘い相手じゃねぇんだ。
ザコに過度な期待をするんじゃねぇ。 蟻に象を倒せって言っても無理なもんは無理なんだよ!」
こいし「そんな事無いよ! みんな、あんなに必死に練習したんだから……みんなが頑張れば、勝てるんだもん!」
冷静に突っ込みを入れるナポレオンに、こいしはかぶりを振って否定をする。
今日の試合、全てを出し切って……それで負けていたのならば、こいしとしても、悔しくはあったろうが納得はできていたかもしれない。
さとりが失点をしてしまったのは悔しいし悲しいが……それでも、フランドールのシュートをはじく事が出来ていた。
それは確かに強くなった証なのだから誇ってもいいと思えていたが……それでも、負けてしまった事が何より許せなかった。
全力を出さず、ピエールやナポレオンやさとりやこいしに頼り切りになっていたほかのメンバーの事が、許せなかった。
180 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:16:42 ID:???
ボッシ「……ごめんよ、コイシ」
ベルジェル「(……ピエールもナポレオンも、誰も俺たちを責めなかったのに……コイシ……)」
ボッシ達への叱責は、つまる所は彼らへの期待の裏返しである。
凶暴ですぐ頭に血が上る事に定評のあるナポレオンが、彼らに叱責をしない事のは、即ち彼らにそこまで過大な期待はしていないから。
だが、こいしだけは違った――こいしだけは、彼らを信頼し、期待していた。
その事実は……今日の試合で勇気を持てず、プレイが出来なかった彼らには余りにも重いプレッシャーで……。
しかし、それと同時に、生まれて初めて感じる、誰かに頼られる事の嬉しさもまた彼らは感じていた。
さとり「………………」
そして、古明地さとりはといえば……いい加減、腹に溜まっていたものを吐き出し少しは楽になったのか。
涙をぬぐいながら、一同を見回すこいしを驚きのまなざしで見つめていた。
第三の瞳を閉じ、他者と関わる事を極度に嫌って生きてきていたこいし。
そのこいしが、誰かの為に――姉である自分ではない、ましてやペット達でもない、完全なる第三者の為に涙を流している。
それはこいしがかつてとは違うこいしである事を意味しており、つまりは成長をしているという事を現していた。
さとり「(こいしは……強い。 本当に、強い……。 私よりも、ずっとずっと……)」
181 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:18:03 ID:???
そして、さとりはそんなこいしを見て、自らの振る舞いなどを恥じ入る。
確かに自分はこの試合、無失点を目指し――しかし、事実上の2失点をしてしまった。
その事実を恨み、落ち込み、やはり自分では駄目なのかと自らのか細い肉体を呪いもした。
だが……こいしの姿を見て、さとりはそのような事ではやはり駄目なのだと、頭を振る。
失点をしないキーパーはいない――そう、どれだけ優れたキーパーでも、いつかは失点をする日が来るのだから。
だから、たかが1点や2点を取られただけで、落ち込んでしまってはいけない。
さとりはこの時、初めて肉体的な強さではなく、精神的な強さもまた自分には足りないのだと気づかされた。
さとり「(落ち込んでる暇なんて……私には、無い……! そう……私にはもう、失うものは何もないんですから……!)」
ピエール「……みんな、この敗戦は確かに痛い! だが、リーグはまだ始まったばかりだ!
残り3戦――死にもの狂いで戦って、必ず勝とう! そして、リーグを突破するんだ!!」
ナポレオン「言われなくてもそのつもりだってんだよ!」
ボッシ「お……おうっ!(……これ以上コイシの期待を裏切りたくない。 信じてくれるコイシの為にも……!)」
ブラボー「ブラボー!(確かに今日の私はブラボーにあるまじき姿だった。 次の試合では、こんな事の無きようにせねば!)」
さとり「……はい!(勝つ……このメンバーで、必ず勝ち残る! 絶対に……!)」
場の空気を見計らい、ピエールがそう叫ぶと……試合中とは打って変わり、今度は全員が強く拳を振り上げて同意を示す。
この敗戦は、確かにフランスJrユースにとっては大きな1敗であったのは違いない。
だが、その代償と言う訳ではないが……。
主柱以外の選手たちがそれぞれ今度の試合では必ず活躍をしてやると息を巻く事が出来たのは大きいだろう。
果たして、"昨日の練習の疲労が残っていない状態"で戦う次の試合で、
フランスJrユースは今日の敗戦を払拭出来るような試合が出来るのか。
それは3日後のアルゼンチン戦で明らかとなる。
182 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:19:13 ID:???
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
こうして今日の試合は全て終了し、反町たちは自らのチームにあてがわれた宿舎へと戻り。
夕食を取り終えた後、軽いミーティングを行ってから自室へと戻ってきていた。
反町「ふー……何とかようやく落ち着いた感じだな」
穣子「なんか今日試合やったって感じしないわねー……イタリアとフランスの試合がやたら長かった気がするわ」
妹紅「まとめる能力がないから仕方ないよ」
反町「(妹紅さんと穣子は何を言っているんだろう?)
さて、それはともかく……今日の試合でのゴールランキング、松岡さんに頼んでプリントで貰ったぞ」
リグル「そういえばあの熱いの、他のスタジアムに偵察に行ってたんだっけ?」
反町「らしいな……さて、それはともかく、これが初日のゴールランキングとアシストランキングだ」
得点ランキング
3ゴール 日向、幽香
2ゴール 翼、天子、魅魔
1ゴール 反町、リグル、映姫、勇儀、三杉、森崎、神綺、白蓮
アシストランキング
3アシスト 三杉
2アシスト 翼、靈夢、白蓮
1アシスト 静葉、文、森崎
反町「………………(全日本と魔界チームはっちゃけすぎだろ……)」
リグル「むむむ、幽香は流石に3ゴールも上げてるね」
穣子「こりゃあんたらが得点王狙うのは厳しそうね……うちのグループはどこと当たっても得点取るの難しそうだし」
妹紅「いや、フランスとかアルゼンチンはGKが弱いって前評判でしょ?」
反町「それはそうですけど……(体力が持たないだろうしなぁ)」
穣子「っていうかさ、何より突っ込むべきはこの森崎ってやつでしょ? こいつキーパーじゃないの!?」
反町「ああいや、森崎はオーバーラップとかするから」
リグル「どこの早苗だー!?」
183 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:20:27 ID:???
あからさまにザコと当たった為に得点やアシストを稼いでいる全日本や魔界Jrユース。
恐らくは西ドイツも似たような感じになるんだろうなと思いつつ……。
反町はランキングが載ったプリントをリグル達に渡すと、さてこれからどうしようかと考える。
反町「(明日はイタリア戦だ……輝夜さんとスタメンや作戦を決めに行くべきか……。
それとも、部屋でのんべんだらりとするか……。 練習してしまうのもありかも?
うーん、どうすべきだろう……?)」
A.同室のメンバーに話を振ってみる
B.部屋でじっとしている
C.施設の中を歩き回ってみる
D.他の部屋に遊びに行く
E.個人練習をする
F.輝夜の部屋に行く
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
184 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 03:22:01 ID:???
やっと試合終えれた……次からはもうちょっと簡略化できるよう努力します。
試合観戦するたびあまり長く時間をかけるとだれちゃいますし。
それでは、ようやっと夜フェイズがきたところで本日はここまでです。
お疲れ様でしたー。
185 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 05:59:38 ID:FbLgHHK+
F
こんだけ描写されるって事はフランスは相当強いのかな
186 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 06:06:35 ID:QEgi+ZAM
A
フランスも強化されてはいるだろうけど、
ドリブル大王withえーりんにビュンビュン抜かれて
フランスの守りと精神をズタズタにされる未来しか浮かばん……
1対1でハット決められれば、さとりが完全に再起不能もあり得る
187 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 06:26:20 ID:0tGcmA3Y
F
良くて点の取り合いだけど、アルゼンチンにはガルバンがいる
正直フランスの勝利のビジョンが浮かばない。あらゆる奇跡とノーゴールの嵐でやっと引き分けな予感!
188 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 06:27:48 ID:???
こいしの頑張りは異常・・・頑張れフランスっ!
天才に食らい付く凡人の姿が見れますね。
189 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 13:58:37 ID:???
〜西ドイツ戦当日の観客席〜
西ドイツのサポーターに混ざって謎の日本人集団が一緒に西ドイツを応援していたという……
静岡県人会「頑張れカルツ君!」
190 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 16:14:43 ID:???
ブラボーのあだ名がキャプテンってことは…
必殺ブロックの名前はシルバースキンなのかー?
191 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 20:51:33 ID:???
ケロちゃんの空中技は中国出すのも手かな?
192 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 22:48:34 ID:???
>>185-188
フランスが頑張れるかどうかはアルゼンチン戦で!
>>189
カルツ「ワシはゲルマン生まれの静岡人じゃ!!」
>>190
さてさてどうでしょうか……うふふ。
>>191
美鈴は一応FWですが、幻想郷時代も何度かDFとして出場していますからね。
>F.輝夜の部屋に行く
==============================================================================
反町「(そうだな……輝夜さんの部屋に行くか)」
反町が部屋を訪れると、輝夜はいつものように巻物と睨めっこをしながら云々唸っており。
一応、それなりには監督業らしい事をしていた。
その右手に筆を持ち、反町でも読めないような達筆で何かをさらさらと書くと筆を置き。
小さく息を吐いてから、部屋の中に入ってきていた反町にようやく目を向け。
対面の椅子に座るようにと促し、これを受けて反町もようやく着席をする。
輝夜「いらっしゃい。 今日は試合、本当にお疲れ様」
反町「いえ……」
輝夜「今日もかなりキツい試合だったけど、ぶっちゃけこのリーグは当然として、
決勝トーナメントもまた激戦が続くだろうから、お互いに頑張りましょうね。
さて、それはさておき……明日のスタメンについて何か提案があるのかしら?」
反町「えっと……」
193 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 22:49:34 ID:???
A.「はい、イタリア戦のスタメンについて話し合いたいです」
B.「いえ、監督にちょっと相談があって……」
C.「やっぱり戦力補充とか出来ません? このままじゃリーグ突破キツいですよ」
D.「いいえ、夜這いに来ました」
E.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
194 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 22:49:50 ID:nq4aLlWU
A
195 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 22:50:05 ID:N23E2lb6
A
196 :
森崎名無しさん
:2011/06/01(水) 22:56:26 ID:???
いっそのことパルスィをFWにするのもありかな?
197 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 23:57:38 ID:???
>A.「はい、イタリア戦のスタメンについて話し合いたいです」
=======================================================================
反町が輝夜の部屋を訪れた理由は、明日のイタリア戦について話し合う為。
その旨を伝えると、輝夜はうんうんと頷きながら机の脇にどけていた巻物を取り出し。
それを広げて、反町に見えるようにしながら口を開く。
輝夜「よろしい。 それじゃあ、今日の試合で見たけれどおさらいをしておくわよ。
まず、これがイタリアのフォーメーションね」
イタリアJrユース 4−4−2
−J−−− J諏訪子
−−−H− Hフラン
−−−−−
FG−IE Fディモス Gマルコ Iコンティ Eフレッド
−−−−−
−−C−− C映姫
A−B−D Aトリノ Bゴルバテ Dバサレロ
−−@−− @ヘルナンデス
反町「……ボランチがいない形ですけれど、今日の試合では映姫さんがその辺りをうまくカバーしてましたね」
輝夜「ええ。 さて、早速選手達の特徴を説明していくわよ」
巻物に書かれていたイタリアのフォーメーションを見ながら、反町が腕組みをして何やら考え事をする中。
輝夜は指先で選手達の名を指し示しながら、説明を開始する。
198 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 23:58:38 ID:???
輝夜「まずは【フランドール=スカーレット】と【洩矢諏訪子】のツートップ。
両方とも、ハイボールに極度に強いというのが特徴と言えば特徴かしらね。
フランドールは一応ミドルシュートも持っているけれど、そちらはヘディングに比較すればいくらか威力は落ちるわ。
……それでもだいぶ強いけど」
反町「今日の試合では諏訪子さんがポストプレイもしてたりしましたね」
輝夜「そうね……だから、守備する側としてはどちらを警戒すべきか本当に難しくなるわ。
諏訪子の方を警戒し過ぎて人数を割けば、フランに直接センタリングをされるでしょうし。
逆にフランを警戒し過ぎても、諏訪子のヘディングは十分強力だしポストプレイでパスを通される可能性がある」
反町「(こんな時、早苗さんがいてくれれば安心できるんだけどなぁ……)」
輝夜「ただ、MFにはミドルシューターがいないのが救いと言えば救いかしらね。
もちろん、四季映姫がオーバーラップをしてくる可能性もあるんだけれど……」
反町「守備だけのチームじゃなくて、攻撃力も高いんですよね……」
輝夜「それと、フランドールのシュートは……ううん、シュートじゃなくてあいつの接触プレイは……【あらゆる選手を壊す】事が出来るわ。
唯一難を逃れる事が出来るのは【蓬莱人】である私や妹紅くらいかしらね……」
反町「えぇぇ……それって……怪我する可能性が高くなるって事ですか!?」
輝夜「うん……」
反町「(キツいなぁ……序盤に怪我でもさせられたらたまったもんじゃないぞ)」
基礎的な能力自体は姉のレミリアに劣るものの……唯一、シュート力という一点ではレミリアを凌駕するフランドール。
更にその暴力的なプレイは、ありとあらゆる選手を吹き飛ばし、怪我人を出す事もままあるという。
フランス贔屓の審判がいる事を考えれば、今日の試合あまり彼女にボールが回らなかったのは――。
ある意味ではイタリアにとって幸いだったのかもしれない。
そして、そのフランドールとコンビを組む諏訪子――幻想郷時代から神奈子とのコンビプレイを得意とする彼女ではあったものの。
しかし、今日の試合では単体でも十二分に機能をする事を証明していた。
特にその高さを生かしたヘディングとポストプレイは、大会でもトップレベルのものだろう。
199 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/01(水) 23:59:39 ID:???
輝夜「次にMFだけど……ここには特に見るべき選手はいないわ。 ただ、どの選手も総じて守備力は高い。
それに、ドリブルやシュートは苦手だけれどパスは非常にうまいという特徴があるわ」
反町「今日の試合でも、パスワークを中心に攻めてましたもんね」
輝夜「だからこそ、フランドールや諏訪子にパスを通されやすくもある……侮っていると、痛い目を見るわね。
そして、守備陣……ここで最大の壁なのが、【四季映姫】と【ジノ=ヘルナンデス】君よ」
言いながら、輝夜は小さくため息を吐いて頬をかく。
フランドールと諏訪子のツートップだけでも十二分に強いイタリア。
だが、そのツートップに匹敵――否、或いはそれ以上の存在感を示す守備陣がいるのである。
憂鬱になるのも仕方ない事であり……輝夜はそれでもやがて落ち着いたのか、コホンと咳払いをしてから続きを話し始める。
輝夜「四季映姫は今日の試合で見たように、圧倒的な守備センスを備える幻想郷きってのDFよ。
ボールカット能力にシュートブロックは当然として、長距離のロングシュートも大の得意。
今日の試合ではあまり見せていなかったけれど、いざとなればボールを持ってオーバーラップし、
ゲームメイク出来る攻撃力もあるわ」
反町「話を聞いている限り……本当に、理想的なリベロって感じですね」
輝夜「ええ。 唯一の弱点は高い浮き球に弱いって事くらいかしら?」
反町「(……まあ、背が小さかったしな。っていうか、それくらいしか弱点が無いっていうのが凄い……)」
輝夜「次にヘルナンデス君……ヨーロッパNo.1キーパーと称される、パーフェクトキーパーね。
その黄金の右手はあらゆるシュートを掴む……とかなんとか言われてるわ」
反町「今日の試合を見ている限りでは……やっぱりかなりの実力者でしたね」
輝夜「そうね。 反町君ならともかく……リグルやお空じゃ、防がれる可能性があるわね。
そういう意味で、明日の試合は如何にしてシュートチャンスをモノにし……そして、上手く決めていけるかが重要になるわ。
下手な鉄砲……って訳にはいかないからね」
反町「映姫さんに跳ね返されたら洒落になりませんもんね……」
200 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 00:00:40 ID:???
話を聞いている限りは、今日戦ったウルグアイと同等――もしかしたら、それ以上の強敵に思えてくるイタリアJrユース。
強力なツートップに、鉄壁の守備陣。
更に中盤も地味ではあるが堅実な高い技術を持つ選手達が揃っており。
戦力が低下している現状で勝利を掴むのは難しいように思える。しかし、それでも――反町たちは勝たなければならない。
反町「(やる前から諦める訳にはいかないしな……!)」
輝夜「……さ、それじゃあ選手達の分析を終えた所で明日のスタメンとフォーメーションを決めましょうか。
まず、GKだけど……明日は大妖精で行くわ」
反町「え!? 大妖精ですか?」
輝夜「うん、大妖精」
現状では不動の正ゴールキーパーである早苗が不在の為、ヤマメと大妖精の完全なる二択となるキーパーの選択。
ここで輝夜は、反町の意見を聞かずに明日のゴールマウスを任せる選手は大妖精であると決定した。
輝夜「ヤマメじゃフランにも諏訪子にもやられちゃいそうだからね……。
まあ、大妖精でもあの2人に勝てるかと聞かれれば疑問だけど……」
反町「でも、諏訪子さんのドリブルゴールは警戒しないでいいんですか?」
輝夜「諏訪子は文やビクトリーノ君程、ドリブルはうまくないからね……。
いや、大妖精の場合はそれでもゴールを奪われるでしょうけど……。
そっちを警戒し過ぎてシュートへの備えがお粗末になっちゃ本末転倒だし。
ドリブルゴールはDF達が食い止める事を信じて、明日は大妖精を先発させるわ」
反町「………………」
A.「そうですね、それがいいと思います」
B.「いや、ヤマメを使いましょう。 ヤマメと大妖精のセーブ力も大差がある訳ではないですし」
C.「美鈴さんはどうです? 空中戦に定評のある美鈴さんを使いましょうよ!」
D.「こういう時こそ監督の出番でしょう! 見せてくださいよカリスマセーブ!」
E.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
201 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:02:08 ID:b85Y2tGo
A
202 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:02:09 ID:DggEp2Hg
A
203 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:07:40 ID:???
カリスマセーブ(笑)
204 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:08:56 ID:???
いや、とあるスレではカリスマセーブを見せてくれたし、
意外といけるかもしれんぞw
205 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:11:40 ID:???
見せてあげましょうカリスマセーブ
★輝夜→
ハート6
カリスマセーブ
55
+(カードの数値)=★
206 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:15:37 ID:???
>205
やけに現実的な数値だなw
207 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:17:16 ID:???
そんなに悪くないのが笑えるw
208 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 00:19:10 ID:???
>A.「そうですね、それがいいと思います」
==========================================================================
オータムスカイズ時代から、格上の選手のシュートを幾度となく止めてきた実績を持つ大妖精。
その勝負強さが発揮されれば、フランや諏訪子のシュートも止められる可能性が出てくる。
何より、純粋なセーブ力では大妖精の方がヤマメよりも上なのは事実なのである。
ここは輝夜の言うように大妖精に先発キーパーを任せるのが一番だろうと考え、反町は輝夜に同意。
これを受けて輝夜もまたにこりと笑みつつ、次に明日の試合のフォーメーションを考え始める。
輝夜「まず、明日の試合、スタメンはあなたにリグル、ヒューイ、パルスィは確定として……。
穣子を入れるわ」
反町「穣子ですか?」
輝夜「イタリアはMFにパス上手が多いしね。 ボランチにするかDFとして出すかはシステムを決めてから決めるわ。
さ、それを踏まえて……何かシステムに案はある?」
反町「そう……ですねぇ……」
A.「こちらも4−4−2のオーソドックスな形で行くべきかと」
B.「4−3−3でどうですか? 相手の中盤には見るべき選手はいませんし」
C.「3−4−3にしましょう。 ガンガンシュートを撃っていかないと点が取れる気がしません」
D.「4−5−1でいきましょう。 FWを増やすより中盤を支配すべきです」
E.「5−4−1です。 1点勝負になる可能性が高いなら、守りに重きを置くべきかと」
F.「5−3−2です。 守備に重きを置きつつ、前線の人数も確保しましょう」
G.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
209 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 00:20:14 ID:???
>>203-207
まあ実際、輝夜もそこまで悪い選手ではないです。よくもありませんがw
210 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:20:57 ID:3siTzYTw
D
エースのワントップや…!
211 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:22:45 ID:DggEp2Hg
E
212 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:23:43 ID:Mbub26hw
A
213 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:24:29 ID:bBuo/OhI
A
214 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:32:22 ID:???
ま、ポストプレイが鍵になりそうだしねえ。
215 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 00:35:08 ID:???
>A.「こちらも4−4−2のオーソドックスな形で行くべきかと」
=================================================================
輝夜「ふむ……4−4−2ね……」
反町「敵の守備陣の堅さや厚さを考えると、ワントップは駄目でしょうし……。
かといって守備にも数を割きたいですから、このシステムが妥当と思います」
輝夜「その通りよ。 あなたもそう考えていたなら話は速いわ。 それじゃあ、4−4−2でいきましょう」
反町の提案した案は、輝夜の考えていたものとぴったり一致したらしく。
特に反対されぬまま、素直に受け入れられる。
輝夜「それじゃあ、まずはDFだけど……さっき言ったように、穣子をここで使うかボランチで使うかで話はいろいろ変わってくるわ」
反町「と言うと?」
輝夜「今日の試合で見せたように、穣子をDFとして使えばレティとの合体技でセンタリングを封じれるわ。
逆にボランチで使えば、相手のパスワークを断ち切れる人材として中盤の支配に貢献が期待できる」
反町「つまり、最終ラインでボールを止めさせるか。 中盤を支配してゲームを有利に進めるか。
どちらを主眼に置くかで、穣子を配置する場所も変わってくるって事ですね」
輝夜「そういう事よ。 それに、彼女をどこに置くかでMFやDFの人選も変わってくるわ。
オータムスカイズで常に一緒にいたあなたに聞くわ。 彼女はどこに配置すべきかしら?」
反町「そうですね……」
A.「最終ラインに置いてバンバン空を飛ばせましょう!」
B.「中盤に置いて、中盤の守備に当てましょう」
C.「ふふふ、知らないんですか輝夜さん? 穣子は必殺シュートを持っているんですよ?」
D.「いや、そもそも穣子を使う必要性は無いですよ」
E.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
216 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:36:31 ID:DggEp2Hg
A ドッキングだ!
217 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:38:47 ID:HXEvcqxk
A
クロス怖い…
218 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 00:43:39 ID:???
>A.「最終ラインに置いてバンバン空を飛ばせましょう!」
==================================================================
反町「消耗はでかいですけど、その分確実にピンチを未然に防げます!」
輝夜「なるほどね……それじゃあ、穣子はDFとして使うとして……。
飛ばす為にレティは必要ね。 それに、レティを使うならシュートを撃たれた時を考えてチルノも入れたい……」
反町の言葉を聞いた輝夜は、頷きながら筆を取ると白紙の巻物にさらさらとフォーメーションを書き込んでゆく。
左SBは穣子、右SBはチルノ、CBにレティを配置し……。
輝夜「最後は……」
反町「………………」
A.「万能性のある妹紅さんですね?」
B.「空中戦ならチーム1の美鈴さんですか?」
C.「マンマークディフェンスに定評のある妖精1ですね?」
D.「お値段以上のブロックが売りのにとりですね?」
E.「ブロック特化のキスメですか?」
F.「ふふふ、どうやら俺の出番のようですね」
G.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
219 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:45:05 ID:DggEp2Hg
B
220 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:45:18 ID:PQcQQ11E
C
221 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:47:06 ID:b85Y2tGo
B
222 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:48:47 ID:???
本当にモンゴル選ばれた
223 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:54:12 ID:???
頑張れモンゴルウーマン
224 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:54:48 ID:???
HEY!ジャック頑張れよ!
225 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 00:57:37 ID:???
みすずさーん頑張れー
226 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:00:22 ID:???
誰一人本名で呼んでいない件について
227 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 01:00:53 ID:???
>B.「空中戦ならチーム1の美鈴さんですか?」
==========================================================================
輝夜「へ? め、美鈴?」
反町「竹林カップでも不夜城カップでもDFとしての出場経験はありますし。
何より、美鈴さんの空中戦の強さは妹紅さんや妖精1よりもずっと上です。
ハイボールに強いツートップが相手なら、美鈴さんを使った方がいいんじゃないですか?」
輝夜「………………」
反町の、至極もっともに思える意見を聞いて、輝夜はしばし放心するものの……。
しかし、やがて慌てたように頷きつつ、手元にあった巻物に美鈴の名を書き記す。
尚、反町の言葉を聞く直前にその巻物には既に妹紅の名が記されてあったのだが。
輝夜はその妹の部分を筆で塗りつぶし、紅の字の後に美鈴の名を書き加えたのだった。
輝夜「よ、よし……それじゃあ、美鈴もCBとして使うわ。 うん」
反町「(完全に忘れられてたな美鈴さん……まぁ、なんとなく目立たないもんなぁ)」
輝夜「さて、それじゃあ次にMFよ。 ここはボランチにヒューイ、サイドハーフにパルスィは決定済みね。
問題は、残るサイドハーフを誰にするか。 そして、オフェンシブミッドフィルダーを誰にするかよ。
まずは……オフェンシブミッドフィルダーから決めましょうか。 何か意見ある?」
反町「えっと……」
A.「いや、待ってください。 ボランチを2ボランチにして、トップ下は無い形にしましょうよ」
B.「いや、待ってください。 ボランチを2ボランチにして、ボックス型にしましょうよ」
C.「霊夢さんがいない以上、静葉さんくらいしかトップ下は出来ないんじゃないですか?」
D.「やっぱりパチュリーさん使いましょうよパチュリーさん。 今度こそやってくれる!」
E.「俺がやります。 サイドは不慣れでしたけど、中央なら……!」
F.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
228 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:02:58 ID:DggEp2Hg
C
229 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:07:16 ID:/5WKWVWg
C
230 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 01:15:25 ID:???
>C.「霊夢さんがいない以上、静葉さんくらいしかトップ下は出来ないんじゃないですか?」
========================================================================================
輝夜「……パルスィが聞いたら発狂しそうなセリフね」
反町「い……いやいや! 輝夜さんがパルスィはサイドハーフって言ったんじゃないですか!」
輝夜「冗談よ冗談。 ま、それじゃあ静葉をトップ下に据えて……と。
あいつの実力でイタリア守備陣を突破できるかは微妙なラインだけど……。
まあ、頭使ってなんとかしてくれるでしょ。
よし、それじゃあ次はサイドハーフね。 ここはどうする?」
反町「そうですね……」
A.「オールラウンダーの妹紅さんにやらせてみるのはどうです?」
B.「メディスンを使いましょう。 最近出番がないですから、思わぬ活躍をしてくれるかもしれません」
C.「ここはうどんげ一択でしょう。 あいつの人生のライン際の強さは確かなものです」
D.「てゐはどうです? 静葉さんと同様、頭を使って活躍してくれそうです」
E.「パチュリーさん使っちゃいましょうよパチュリーさん」
F.「前回の練習試合で経験しましたから、もう俺はサイドで出されても下手こかないですよ?」
G.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
231 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:16:27 ID:HXEvcqxk
A
フランちゃんに壊されないしね…
232 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:16:32 ID:DggEp2Hg
B
233 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:17:36 ID:???
サイドMFはフランとぶつからんじゃにいか?
234 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:18:42 ID:74fzS/U6
C
235 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:19:10 ID:bBuo/OhI
C
236 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:20:21 ID:???
うどんってネームだけで不安になるけど、妥当な人選でしょうね
237 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:21:38 ID:???
うどん…か。バビ様とハートの加護がありますように
238 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:24:40 ID:???
45スレの206さん、出番です!
239 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:25:57 ID:???
とうとう妹紅もスタメン落ちか…
240 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 01:29:19 ID:???
>C.「ここはうどんげ一択でしょう。 あいつの人生のライン際の強さは確かなものです」
=======================================================================================
輝夜「……イナバを使うの?」
反町「練習試合ではサイドハーフの経験がありますし、あいつはもともとウイング。 サイド際の職人です。
守備力もそれなりにありますし、パスカットがFWにしては上手いという点から見てもうどんげを使うべきかと思いますけど。
(……なんだかいろいろと不安ではあるけど)」
基礎的な能力ならば、(主力が抜けた現状では)レギュラークラスのものを持つうどんげ。
ただし、その平均的な上手さが器用貧乏なイメージに拍車をかけており。
更にはどこか勝負弱い点が、周囲には印象付けられてしまっている。
それでも、実力通りに活躍をしてくれれば、これが適切な人選だろうと反町は提案するのだが……。
輝夜「ふーむ……」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★うどんげ「活躍するもんげ!」→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→輝夜「ええい、うどんげが出るくらいなら私が出るわ!」 ご乱心じゃ! ご乱心じゃあ!!
ダイヤ・ハート→輝夜「そうね。 そろそろ活躍してくれるわよね……」 うどんげ大勝利!
スペード→輝夜「いや、パス上手は静葉1人で十分よ。メディスンを使うわ」 うどんげ大敗北!
クラブ→輝夜「いや、ミドルシューターの存在を仄めかしたいわ。反町君、サイドハーフで出て頂戴」 うどんげ大敗北!
241 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:29:46 ID:???
★うどんげ「活躍するもんげ!」→
ダイヤ6
★
242 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:30:53 ID:???
妥当だと思ったけど判定入るのかwww
ひょっとして失敗人選だったのかー?
243 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 01:31:05 ID:???
それでもうどんげなら……うどんげならなんとかしてくれる……!
という所で本日はここまでです。
FWはもう不動のツートップなので判定とかは無しよ。
それでは、遅くまでお付き合いありがとうございました。お疲れ様でしたー。
244 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:32:07 ID:???
スタメン決定乙でした
245 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:38:33 ID:???
乙でした
どれかにとんでもない数値出ないかなw
★輝夜→
クラブK
カリスマドリブル
8
3
+(カードの数値)=★
★輝夜→
スペードJ
カリスマパス
2
9
+(カードの数値)=★
★輝夜→ !cardカリスマシュート
0
7
+(カードの数値)=★
★輝夜→ !cardカリスマタックル
4
0
+(カードの数値)=★
★輝夜→ !cardカリスマパスカット
2
1
+(カードの数値)=★
★輝夜→ !cardカリスマブロック
1
1
+(カードの数値)=★
★輝夜→ !cardカリスマせりあい
1
2
+(カードの数値)=★
246 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:40:20 ID:???
本当にドリブルだけwww
247 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 01:40:34 ID:???
おっとミスった
★輝夜→ クラブK カリスマドリブル 8 3 +(カードの数値)=★
★輝夜→ スペードJ カリスマパス 2 9 +(カードの数値)=★
★輝夜→
ダイヤ10
カリスマシュート 0 7 +(カードの数値)=★
★輝夜→
スペードQ
カリスマタックル 4 0 +(カードの数値)=★
★輝夜→
スペード2
カリスマパスカット 2 1 +(カードの数値)=★
★輝夜→
ダイヤ5
カリスマブロック 1 1 +(カードの数値)=★
★輝夜→
クラブK
カリスマせりあい 1 2 +(カードの数値)=★
248 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 20:41:44 ID:???
フランスvsイタリアまとめ読むとすごい密度と内容だった
やっぱ中の人は凄い
249 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 22:16:10 ID:???
>>242
失敗人事ではないですね。
まあ中盤メンバーは本当にどんぐりの背比べ状態なので判定が入ったという事で。
>>244
どうも乙感謝ですー。
>>245-247
いるんだ、幻想郷には……完成されたスーパードリブラーが!!
>>248
ども、ありがとうございます。
ただ、時間もかかりましたし空気もだれてしまったので、次からは簡素に出来るよう努力します。
250 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 22:17:47 ID:???
>★うどんげ「活躍するもんげ!」→ ダイヤ6 =輝夜「そうね。 そろそろ活躍してくれるわよね……」 うどんげ大勝利!★
===================================================================================================================
反町の提案に、一瞬ではあるものの渋る様子を見せた輝夜。
これを見て反町は変な意見を言ってしまっただろうかと不安になるのだが……。
しかし、輝夜はやがてコクリと頷くと右サイドハーフにうどんげを起用する事に決めた。
輝夜「反町君をサイドハーフとして使って、シューターを増やすのも一つの手だとも思ったんだけどね……。
それに、イナバは人生のライン際に立たされていると自覚するのに時間がかかってしまうし……。
けれど、他に中盤で起用すべき人材がいないというのも事実だわ。 ここはイナバの力を信じましょう」
反町「(同勢力だからって特に贔屓をする訳ではないのかな……?
その割には練習試合とかでうどんげをよく起用してた印象があるけど)」
とにもかくにも、こうして中盤のメンバーも決めた所で、輝夜は最後にツートップのFWを選定。
だが、ここは既に不動とも言える2人の選手がいた為に、特に迷いもなくするすると決まるのだった。
輝夜「左がリグル、右が反町君。 ……よし、明日のスタメンはこれでいくわよ」
−J−H− Jリグル H反町
−−−−−
−−I−− I静葉
G−−−F Gパルスィ Fうどんげ
−−E−− Eヒューイ
−−D−− D美鈴
C−A−B C穣子 Aレティ Bチルノ
−−@−− @大妖精
輝夜「さっきも言ったけれど、明日の試合は如何にシュートチャンスを作れるか。
そして、そのチャンスをものに出来るかにかかっているわよ。中盤がもたつくなら、あなたも下がって争いに参加しなさい」
反町「はい」
輝夜「ヘルナンデス君は確かに強いけれど、エンジンのかかった伊吹萃香には流石に劣る筈だわ。
四季映姫のカウンターシュートに気を付けて、なんとか貴方とリグルで得点を決めて頂戴」
反町「(場合によってはパルスィでドリブルゴールを狙わせるのもありかもしれないな……)はい!」
251 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 22:18:58 ID:???
こうして反町は輝夜と意見を交わし合い、スタメンを決定させると即座に退室。
明日に備えて早めに寝ようと、自室へと戻ろうとするのだが……。
反町「……ん?」
てゐ「………………」
廊下を歩いている折、不意に対面で壁に隠れながら何やら手招きをしている白兎を発見する。
その表情は、見る者を癒すような強烈な笑みに染まっており。
こっちおいでおいでと、その白兎は反町にジェスチャーを繰り返すのだが……。
反町「………………」
A.何か用があるんだろうか。とりあえずてゐの元に行こう
B.いやいや、ここは無視に限る。早く自室へ帰ろう
C.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
252 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 22:21:10 ID:56REGojM
A
253 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 22:23:24 ID:DggEp2Hg
A
254 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 22:24:48 ID:vejg3ZXM
A
255 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 22:58:15 ID:???
>A.何か用があるんだろうか。とりあえずてゐの元に行こう
=====================================================================
反町「(なんとなく怪しいけど……無視はできないよな……常識的に考えて……)」
その笑顔が、逆に胡散臭いと反町はてゐを訝しがるのだが……。
かといって放置する事も出来ず、頬をかきながら壁に隠れていたてゐの元へと向かう。
反町が近づいてくると、てゐはウッサァ!と小さく呟いてからガッツポーズ。
そして、反町がてゐの前に立つと、ちょこちょこと歩いて先導しながら何やら使われてないらしい一室へと反町を案内する。
反町「お、おい……勝手に使っていいのか? こんな部屋」
てゐ「バレなきゃいいんよ、バレなきゃ。 ちょっと他の奴に聞かれたら厄介な話だしウサ〜」
反町「(なんだか本当にキナ臭くなってきたな……でも今更逃げられないし……)」
部屋の明かりを点けつつ、適当な場所にかけるように反町を促すてゐ。
反町はなるべく入口に近い場所に座り込み……てゐもまた、その近くに着席。
そうして、早速てゐは反町を呼び出した理由について話し始める。
てゐ「まあ、キャプテンさんも明日に備えて早めに寝たいだろうし単刀直入に言うウサ。
キャプテンさん、今日の試合――イタリアとフランスの試合で見た審判の誤審、どう思うウサ?」
反町「どう……って……。 そりゃ当然、許せない事だよ」
てゐ「んー……いや、そういう事じゃなくて……。 もしもフランスと戦う時、あーいう事あったらさ。
困らない? 困るよね? 困るウサ?」
反町「そりゃ……まあ、困るよ。 ゴールをノーゴールにされちゃたまったもんじゃないし……。
それに、多分カードだって出やすくなっちゃうんだろうしさ」
てゐがまず反町に問いかけたのは、今日の試合で見せていた審判の明らかなフランスびいきな判定。
いちサッカー選手としては当然この行いは反町にとって許せず……。
また、もしもフランスと対戦をする時にもこのような裁定がされてしまえば、苦戦は免れないだろうと考える。
これを受けててゐは満足そうに笑みを浮かべ……そして、ここからが本題だとばかりに前のめりになりながら話し始める。
256 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 22:59:21 ID:???
てゐ「ウサウサ。 そこで、このてゐちゃんはその贔屓判定を無くしちゃうようにちょっと動こうと思うんウサ」
反町「贔屓判定を無くすようにって……そんな事、出来るのか!?」
てゐ「モチのロン。 私は実力は無いけれど頭の良さと小細工と裏工作の上手さだけは誰にも負けん自信あるウサ!!」
反町「(威張るような事じゃないぞ……!)」
まるでない胸を精一杯張って、フランスのホームタウンディシジョンを無くすよう動こうと思っていると宣言するてゐ。
これを受けて反町は呆れに近い感情を抱き、てゐを見やるのだが……。
てゐはそれに気づきながらも、しかし、特に負い目や悪い事をしているという感情はあまりないのか。
尚も笑みを浮かべつつ、さて……それじゃあここからが本題だ、とばかりに反町に言う。
てゐ「という訳でやね。 私も危ない橋を渡るわけやから、ちょっとキャプテンさんにもお手伝いをしてほしいわけよ」
反町「へ!? い、いや……俺はそんな小細工とかは苦手だし……」
てゐ「誰もそんなんに期待してねーウサ。 キャプテンにはね、この見返りとして鈴仙ちゃんを鍛えて欲しいわけ」
反町「鈴仙……う、うどんげを?」
てゐ「うん」
反町「なっ……なんで!?」
てゐ「今更私はレギュラー取れんし、それなら鈴仙ちゃんの方がまだ可能性あるしねー。
まあ何よ、これもまた、ギブアンドテイクってやつウサ。
私はこのチームの為にキャプテンの代わりに正義の鉄槌を悪の審判に下してやるウサ。
だから、キャプテンはその見返りに鈴仙ちゃんを鍛えてあげてって事。 オーケー? 理解できた?」
反町「(な、なんてむちゃくちゃな……)」
てゐの目的とは、即ち鈴仙の成長とそれに伴うレギュラーとして出場し活躍させる事。
幻想郷における大勢力である永遠亭の選手が、揃いも揃ってベンチウォーマーである現状はてゐにとっても不満であるらしく。
なんとかして鈴仙をレギュラーにねじ込もうという考えがあるらしい。
そして、その見返りとして、フランスのホームタウンディシジョンを無効化してみせると言うのだが……。
257 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/02(木) 23:00:41 ID:???
てゐ「どや? 悪い話じゃない筈でしょ? もちょっと詳しい話もしたいんやけど……。
まずは、これに乗ってくれるか降りるかだけでも決めてくれないかなー? うん? どやどや?」
反町「そんな……! 受けるか断るか決めるには情報量が少ないぞ! どれだけ鍛えればいいのかとかも聞いてないし……」
てゐ「受けてくれりゃ答えたるウサ。 ん? どう?」
反町「(く、くそっ……思いっきり足元見られてる気分だ……! ど、どうする……!?)」
A.「わかった、受けるよ! だから詳しい話をしてくれ!」 てゐの話に乗る
B.「そんな条件飲めるか! 例え贔屓されようとも勝てる筈だし、裏工作なんて必要ない!」 てゐの話に乗らない
C.「これだけ聞かせてくれ。 その裏工作は失敗する可能性はあるのか?」 確実なのかだけ確認しておく
D.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
258 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 23:01:04 ID:DggEp2Hg
B
259 :
森崎名無しさん
:2011/06/02(木) 23:01:21 ID:WSUjWkHw
A
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