キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/29(木) 19:43:51 ID:L+HomlPU


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のスピンアウトであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。




…エッチなのはいけないと思います!




238 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 19:58:46 ID:???

ナムリス「メリー先輩…? 何処に居るんです、メリー先輩!?」

蓮子とアルシオンの様子も気にかかったが、彼は先ず居なくなった人間の名を呼んでいた。
マエリベリーは彼にとって、失いたくない掛け替えの無い人物だからである。
ゲンソーキョーと現世を繋ぐ最も重要な鍵、マエリベリー・ハーン。

ナムリス「(返事が無い、気配も無い…クソっ!) 蓮子先輩!! 起きて下さい!」

蓮子「う、あ……な、ナム…? ハッ)メリーは!? メリーは何処!?」

ナムリス「それが何処にも姿が見えないんです!」

蓮子「メリー…! メリーが………メリーが行っちゃった…」 ボロボロ

力無く大粒の涙を溢し出す蓮子。
困ったナムリスは要領を得ぬまま、必死にメリーの事を蓮子から聞きだしたところ…
蓮子は気を失う直前にメリーの言葉を聞いたのだと言った。
自分の無事を祈る言葉が、段々と消え入るのを蓮子は知覚していたらしい。
それが永遠の別れの言葉である予感…いや、確信を蓮子はその時に感じたという事である。


239 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 20:00:08 ID:???

ナムリス(なんて事だ…! 理論が証明されても、鍵を失ったら意味が無い!
      ここからっ! オレの夢はまだここからだと言うのにっ…!!)

蓮子「ナム…ナムゥ……メリーを探してよぉ………ヒック…
    あたしも探すから…一生かけて探すから……力を貸してよぉ…」

ナムリス「当たり前だ!」

蓮子「本当…?」

ナムリス「(メリー先輩…いや、マエリベリーはオレが必ず見つけ出す…)
      蓮子先輩、逆にオレの方こそ貴女の力を貸して貰いますよ!」

蓮子「う、うえぇぇ……」

泣きじゃくる蓮子と猛るナムリス。
両者は方向性は正反対だが、メリーが消えた喪失感を共有出来ていた。
蓮子は自分の持つ唯一無比の能力をどうにか利用して…
ナムリスは既に持つ財力と、新たに得た能力を利用して、メリーを探しだす事を誓い合った。


240 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 20:01:37 ID:???

……この時、世界では彼らと同様の体験をした者が、次々に記憶と能力を失っていた。
次元の壁の向こう側で八雲紫が『運命を操る程度の能力』を反転させたからである。
しかしナムリス(達)だけはそれらを失う事は無かった。
メリーの最後の祈りは境界を阻つ結界となって、彼らの身を覆っていたからである。
その事をナムリスと蓮子が知る由も無かったが・・・。


一方、少し離れた場所で天を仰いでいたアルシオン…
彼の耳には何も・・・傍で行われた2人の騒ぎすら入ってこなかった。
まるで世界が隔離されているかのように、アルシオンは自意識の中に閉じこもっていた。
『運命を操る程度の能力』によって彼の中に入ってきたモノの、余りの大きさのせいであろう。


241 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 20:04:15 ID:???

もう一つの世界でのアルシオンは、どうやら今の彼よりも幾分か年上のようだった。
しかしそれでもアルシオンと同じようにサッカーを愛し、同じようにネズミのアニメーションを愛していた。

アルシオン「オレは…」

そこでの彼は順風満々の少年〜青年時代を過ごしていた。
彼のサッカーの上手さは街の内外に知られ、国内最大のクラブチームがスカウトに来るほど…
地元、国内、世界とそのステージを順調に登っていったが、躓く事は皆無。
彼は若くして世界に認められ、フランスのビッグクラブに入団…その才能は国境を越える事に成功したのだ。
また結婚も早く、苦しい時は妻が支えてくれていた。

アルシオンは今の今まで自分が不幸だなどと思った事はなかった。
しかし、もう一人の自分の姿は余りに眩しく映るほど幸福であった…あの時までは。

クロアチアの独立、突如始まった戦争。
アルシオンが先日ラジオで耳にして情報を求めた内戦は、もう一人の自分も体験していた。
それまで隣人だった人間同士が、その日を境に殺し合いを始めたのである。
フランスで故郷の惨状に絶望する彼の気持ちが、アルシオンにも実感として入り込んで来ていた。
続いて、上から押し潰してくる様なスポーツ制裁が彼(ら)の身に降って湧いた…。
サッカーをする自由を・・・権利を踏み躙られ、国外退去を強いられながらも空港に閉じ込められていた。
誇りと夢と希望をいっぺんに奪われ、苦しみに地に臥す彼。
アルシオンの中に入り込んできたのはそこまでである。


242 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 20:05:15 ID:???

アルシオン「オレは・・・」

もう一度彼は同じように呟いた。
その顔を注意深く見れば、頬に薄く涙が流れているのが判ったであろう。
ジョアンと旅を始めてからの9年間、どんな時であっても彼が涙を流す事はなかったのに。

アルシオン「父さん、母さん・・・。」

失われた記憶・・・思い出せなかった顔。
入ってきたイメージの中に、今まで懐かしいと感じる事も出来なかった両親の姿があった。
それは当然記憶にない顔だったが…しかし自分の両親だと一瞬で理解する事ができた。
何となくしか感じられなかった心の欠乏が埋まり・・・同時に失くしていた本来の記憶も戻った。

楽しみにしていた試合・・・レッドスターvs地元ラドニツキ・ニシュ。
その試合中に突然起こった乱闘。
自分を連れて出口へと急ぐ両親・・・しかし父は誰かに肩を掴まれ、倒されて殴られていた。
何度も何度も殴られ、棒で叩かれ、声を発する事も微動だにする事も無くなってしまった。
絶叫する母と自分。
その瞬間にショックで気を失った事まで明確に思い出せた。


243 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 20:06:18 ID:???

アルシオン「うっ・・・クッ・・・・・・ウアアアァァァァァッ!!!!」

絶叫と共にアルシオンは地に臥した。
四つん這いになって、何度も何度も拳を地面に叩きつける。
涙と鼻水が混ざった液体を土の上にボタボタ垂らし、彼は泣き叫ぶ。

アルシオン「これが人か! これが世界か・・・!」

幸せであると信じ続けた9年間は、幸せでも何でもなかった。
それを壊した煮えくり返るような不幸の後に残った、砂粒程の希望でしかなかった。
そしてもう一つの世界に見た幸せも、勝手な人間達の起こした争いによって叩き壊されていた。
それは今この瞬間も、故郷の地では人が殺されていると言う事実も伝えていた。

これらを一度に受け止めきれる器をアルシオンは持っていなかった。
ジョアンと歩いた夜の道だけが『世界』であったアルシオンには、余りに大きすぎる体験だった。
絶望と一口に言ってしまうのも生温い絶望が・・・アルシオンの感情を掻き毟(むし)り、血だらけにした。


244 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 20:07:31 ID:???

アルシオン「こんな物が世界と言うならば・・・!!!」

その結果、アルシオンの中で何かが弾け飛んだ。


         アルシオン「砕 け 散 れ ぇ っ ! !」


アルシオンは側にあった巨大岩を蹴り飛ばしていた。
普通の人間ならば脳がリミッターをかけ、“自分の足が砕け散らないように”力をセーブする筈だが・・・
今のアルシオンには、そんなブレーキがかかる事はなかった。
そして次の瞬間・・・


   B a k k o o o o o o o o o o o o o o m ! !


巨大岩が粉々になって飛散する光景が描かれたのだった。
アルシオンの絶叫と巨大岩の破壊音は、暫しのあいだ夜のアレッツォの空に響き続けた。
その夜空には、夏の間は姿を消している筈の星・・・Alcyoneが強く悲しく光っていたのだった。


245 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/12(水) 20:09:50 ID:???
今日はこれだけです。
次回(早ければ明日)は三杉の視点に戻って話が再開します。
それでは退屈な幕間が続いておりますが、次回もまた宜しくお願い致します。

246 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 20:10:52 ID:???
ラ・オツデシタ

247 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 20:35:57 ID:???
ラ・オツデシター!

248 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/13(木) 16:58:54 ID:???

>>246-247 ラ・オツカンシャですらー
=============================================

ナムリス(なんとまあ…星をも砕きそうな蹴りだ。)

大岩が砕け散る様は当然ナムリスの目にも入っていた。
ヒドラの肉体と呼ばれる物を得た彼でも、この光景には驚愕を顕わにしていた。
巨大な岩を一蹴りで砕くのは、どうやら今の彼を以ってしても難しいと見える。

アルシオンは今の一撃を振り抜いた後、ヨロヨロとバランスを崩し始めた。
ナムリスは慌ててアルシオンに駈け寄り、その身体を支えた。

ナムリス「アルシオン、そんなフラフラで大丈夫か?」

アルシオン「うるさい…」 ゼェ…ゼェ…

ナムリス「(ふむ…今は気を荒だてさせてはマズイのだろうな…。)
      判った、取り敢えず座って息を落ち着かせろ。」

息を荒く答えるアルシオンの態度には、明らかに拒絶の意が見られた。
先程の体験の中で相当の物を見てしまったのだと予想はつくが、具体的には何も判らない。
個人的な理由からアルシオンの事を失いたくないナムリスは、
今の所は何も言わず、彼を岩畳に座らせ息を落ち着かせる事にした。


249 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/13(木) 17:01:49 ID:???

ナムリス(さて、これからどうする…。 マエリベリーを探すのは当然…これは数と時間を使うしかあるまい。 
      …となると、オレの身体は暫くはアルシオンと共に在るべきだろうな…。
      懸念は2つ……ミラルパと青き衣の奴の存在。 奴らがオレと同じように、
      あの世界の知識と記憶を得ていたとしたら…きっと面倒な事になるからな。)

同じように岩畳に腰を掛け、ナムリスは2人の人物の顔を脳裏に思い浮かべた。
入って来た記憶にある世界で自身の弟であった、超常の力を持つ皇弟ミラルパと・・・
そして弟が恐れた存在…土鬼の土着宗教にて『世界を救う救世主』とされた青き衣の者。
後者については伝承の類に過ぎない筈だったが、その具現と思しき女を向こうのナムリスは見ている。
いずれの人物も、向こうのナムリスにとっては忌々しく邪魔な存在であった。

ナムリス「どうやら向こうのオレは歓迎していたようだが・・・
      こちらの世界では決して遭いたくないところだな。」

そう呟いて夜空を見上げたナムリス・ユブンタイ。
目的の知れぬ狂気を宿した目は、今だけは星々の美しさの中を泳いでいた。

…同じ時間、遥か遠く離れた地において、ナムリスと同じ星を見ている少年が居た。
砂の海が広がる大地と、星の海が瞬く空。
この両者の境界の少し上を、大きな屋敷のベランダから見つめながら…少年は呟いた。

???「宇宙の心……? 泣き叫ぶような声が聞こえる気がする…」


250 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/13(木) 17:02:52 ID:???

≪ロシア大陸・上空≫

三杉「…ん………」 パシュパシュ

小さく目を瞬かせ、三杉は目を覚ました。
暗い天井、ややゆったりとしたシート。
『ゴォォォォ…』と唸りを上げるエンジン音も遠くから聞こえてくる。

片桐「起きたのか?」

三杉「片桐さん……ああ、そうか…」

隣から声をかけてきたサングラスの男を見て、三杉はシッカリと現状を把握した。
今はイタリアへと戻るフライトのさなか…
話がしたいと言う事で、片桐の隣席(ビジネス)の誘いを受けて自分は此処に居る。

三杉「どれくらい眠っていましたか…?」

片桐「もうすぐ6時間って所だな。 それで体調はどうだ?」


251 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/13(木) 17:03:53 ID:???

これを聞いた三杉は改めて頭を整理してみた。
搭乗手続きを終えてからシートに座るまでの間の記憶・意識はやはり思いだせない。
心配した片桐の奨めで暫くのあいだ眠っていたが…
まるでその部分だけがスッポリと記憶か抜け落ちたような状況は変わらないようだ。
しかし頭はスッキリしており、体調にもおよそ悪い感じは思い当たらないため、三杉はこう答えた。

三杉「大丈夫ですよ、お陰様でゆっくり休めました。」

片桐「それなら良い。」

安堵の溜息をつき、片桐はアテンダントを呼んでアイスティーを2つ注文する。
冷たい飲み物を飲みながら、約束したように話をしようという事であろう。

三杉(ふむ…まあ頭は十分スッキリしているから問題ないかな。
    先ずは片桐さんの話を先に聞こうか、それとも空気を読んで僕の方から話を振るか?)


252 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/13(木) 17:04:58 ID:???

A 片桐さんが話し始めるのを待つかな。
B ここは空気を読んで雑談を仕掛けよう…片桐さんって兄弟とか居ないのかな?
C ここは空気を読んで雑談を仕掛けよう…そう言えば片桐さんって何でサッカー協会に入ったんだろ?
D いやあ、最初からズバッと自分の思想を語りかけよう。
E そ の 他(聞きたい事、言いたい事があれば)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


253 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 17:20:26 ID:5W5GvHuk
未定age

254 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 17:20:29 ID:BujX1tHs
A
オワイランはカトル枠か?
後は五飛とトロワか…誰になるかな

255 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 17:23:47 ID:iPs7Jg0+
C

256 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 17:26:57 ID:DFLRR1R2
A

257 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/13(木) 19:50:26 ID:???
A決まった所で短いですが本日は終了です。
全然時間が取れない無理でしたー。
暫くこんな感じで低調な更新が続きそうです。

258 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 20:12:17 ID:???
乙でしたー。
皇兄△…!



259 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 21:26:37 ID:???
乙でした。
もしオワイランがカトルなら守備陣の統率能力が凄そうだ。
マグアナック隊含めてのサンドロックだしw

260 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 21:31:34 ID:???
カトル=砂漠の王子オワイランは自分も思いついたw

261 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/14(金) 19:39:10 ID:???

>>254>>260
いやあ、どうやらバレ杉でしたね。
普通にお察しの通りです。
補足するとナウシカ(コミック)の中盤までのボス役、皇弟ミラルパとも運命を共通してます。
善から狂悪に変わり得る人物という点が近いなと思えましたので。
オワイランには元々のキャラ背景がある為、カトル枠にするのは迷いましたが・・・
まあスレ主のイタズラと勝手に考えて断行しました。
最初はカトル枠の完全オリキャラを考えていたのですけどね。

>>258
乙感謝です。
そして・・・おお、ネタ元を知る方でしたか。
まあこんな感じで貴重な動く悪役代表をやって頂いてます。
試合などで自然とキャラが深まり動き出す三杉サイドと違い、
アルシオンサイドは強引に動かして、彼らの闘う意志や葛藤を与えなければいけませんので・・・

>>259
乙感謝です。
カトル的な部分がサッカーで反映されるかどうかは検討中です。
ラムカーネはZEROシステムと絡め、それらしくやっていますけれどね。


262 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/14(金) 19:40:35 ID:???

> A 片桐さんが話し始めるのを待つかな。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(・・・まあ、僕の考えている事をぶつけるのは後にするべきだろうな。
    そして目的から外れた話を先にするのも筋じゃない。
    片桐さんは僕を隣に座らせる為にビジネスシート1席分の予算を使っているのだろうから・・・)

自分の都合と片桐の事情を考え、三杉は先に話題を出す役割を片桐に譲る事にした。
やがてアテンダントが紙コップにアイスティーを注いで持ってきて、片桐と三杉に手渡す。
それを受け取ると、まずは一口・・・冷たい液体が喉を潤し、唇を滑らかにしてくれた。

片桐「さて、三杉・・・」

三杉(きた・・・)

話を始める潤滑剤としてはこれで十分とばかりに片桐が口を開いた。
三杉は返事の代わりに首を少し横に傾け、片桐の方を窺って見せる。
『先ずは貴方の話を黙って聞きます』という意思を投げかけたのだ。
それを確認すると、片桐は改めて言葉を紡ぎ始めた。


263 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/14(金) 19:41:36 ID:???

先着で
 ★片桐の言葉→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 これからフィオレンティーナにJカップ出場の要請に向かうところだが・・・
《ハート》 改めて、日本代表としてWトーナメントに出てほしい。
《スペード、クラブ》 一体何故イタリアのクラブチームに所属しているのか?
《クラブA》 余計なお世話かも知れないが、身を固めるにはまだ早すぎると思うぞ。
《JOKER》 パルマ戦を観ていて思った事がある。


264 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 19:43:31 ID:???
 ★片桐の言葉→ スペード9


265 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/14(金) 20:10:12 ID:???

> 片桐の言葉→ スペード9
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

片桐「お前は一体何故イタリアのクラブチームに所属しているんだ?」

三杉「何故・・・と言うと?」

片桐「うむ。 いや、正直に言えばお前への疑問と言うよりは、中山への疑問なのだがな。」

三杉「・・・・・・。」

片桐「お前はフランス国際Jrユースで派手に活躍し、大きな疾患がある事も世界中に周知した。
    ハンデを負った身でありながら、世界最高峰の猛者を相手に互角以上の勝負をしてみせた訳だ。
    その才能を欲しがるチームが在っても別におかしくない。
    手術費を援助する価値を見出されたとしても、俺は十分に納得出来る。
    ・・・だが中山についてはそうはいかん。
    何故イタリアのクラブチームがあいつの存在と才能を知り得た?」

三杉(なるほど、そう言う事か・・・)

三杉は片桐の疑問が意図する所を理解した。
言ってみれば疑問と言うよりも疑惑である。
イタリアのクラブチームと三杉、そして新田については、一応繋がる糸は無くもない・・・
だが中山についてはフランス国際に出場しておらず、完全無欠の無名選手である。

266 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/14(金) 20:12:20 ID:???

イタリアのフィオレンティーナという古豪のチーム、そのフロントが中山を知る術は無かった筈なのだ。
その中山がどうしてフィオレンティーナに所属し、しかもチームの中心として活躍出来たのか?
これは片桐が不思議に思うのも無理はない話と言えた。

三杉(ふむ・・・どう答えるかな?)


A ストレートにジョアンの事を告げる。
B 『分からない』とシラを切る。
C 『自分が推薦した』と言ってみる。
D 『・・・・・・』黙っている。
E そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


267 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 20:12:43 ID:XUBaFgMo
A

268 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 20:13:14 ID:Cde/xcY6


269 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 20:14:24 ID:ncF22ZSk


270 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/14(金) 20:18:56 ID:???
Aに決まった所で一旦ここまで。
もしすると夜中にちょっとだけ更新できるかもです。


271 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 22:58:03 ID:???
乙ですー

272 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 13:16:09 ID:???

>>271 乙感謝れすー
=============================================

> A ストレートにジョアンの事を告げる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「ジョアンコーチの目に留まったんですよ・・・僕も新田も、そして当然中山も。」

片桐「ジョアンコーチ・・・?」

三杉「元サンパウロFCトップチームの監督、ジョアン・ウェンガー氏の事です。
    今はフィオレンティーナと特別なコーチ契約を結んでいるそうですが。」

片桐「ほう・・・? 確かその人物は、ロベルト本郷をトッププロに育て上げ、ブラジルリーグ優勝に導いた・・・」

三杉「ええ・・・ロベルトが試合中の負傷で引退に追いやられた後は、それを追うように監督を辞任し・・・
    間もなく失踪した事で伝説のコーチと呼ばれるようになった、ジョアン氏の事で間違いありません。」

片桐「随分と詳しいんだな。」

三杉「月刊サッカーの特集記事を読みましたから(キリッ)
    ・・・ともかくその後のコーチは世界中を巡り歩いていたようです。
    そして一流の素質を持ちながら、それぞれの事情により芽吹きそうにない才能を集め・・・。」


273 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 13:17:35 ID:???

片桐「なるほど、彼自身の手でその才能を花開かせようと言う腹でか。
    ロベルト本郷に対する贖罪・・・という事になるのかな?」

三杉「・・・・・・最初は僕もそうだろうと想像していました。
    フィオレンティーナに集められたメンバーは、大小別にして訳ありでしたから。 けれど・・・」

片桐「なんだ?」

三杉「どうやらそれだけでは無いようなんです。」

片桐「・・・と言うと?」


A 手術費用を肩代わりして貰う代わり、4年間ジョアンの指示を絶対とする契約の事を告げる。
B セリエAの他のチームにも、ジョアンの教え子が何人も居る“らしき”事を告げる。(ルーベン、シニョーリなど)
C 「ジョアンコーチはまさに神の化身デース! 貴方も神を信じれば人間になれマース。」

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


274 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 13:41:24 ID:R/pXK6HI
B
片桐ならこれから待ち受けることを推察出来るかな?

275 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 13:42:43 ID:x8TeS7NA


276 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 13:56:18 ID:???
Cを選んだらバッドエンドだったんだろうかw

277 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 19:10:53 ID:???

>>276 1回目はゲームオーバーで再選択、2回目はひんしゅくを買って続行という所ですw
=============================================

> B セリエAの他のチームにも、ジョアンの教え子が何人も居る“らしき”事を告げる。(ルーベン、シニョーリなど)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(確実に分かっている事と推測に過ぎない事の両方があるけれど・・・。
    これは言っておいた方が良いかも知れない。)

初めてフィレンツェの地に立った日、サッカー誌に書かれていたチーム紹介での違和感。
余りに多かった、トライアウトで入団したアッリエーヴィ世代の有力選手・・・。
この2年間答えが無くモヤモヤとしていた疑問を、三杉は思いきって片桐に話す事にした。

イスラスとディッテンベルガとは試合後に語り合い、そうである事が判っている。
それからカルバリョについても、ダラピッコラの昔話から間違いないと言えるだろう。
ルーベンについても鎌をかけてみたところ、ズバリ引っ掛かって肯定してくれた。
その他の選手については、決して明らかではないが・・・推定としては限りなく黒に思える。
そこまでを踏まえ、三杉は片桐の方を向いて注意深く話し始めた。

三杉「ジョアンコーチの教え子は、フィオレンティーナの他に何人も居るようなんです。」


278 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 19:11:59 ID:???

片桐「ほう、例えば?」

三杉「知り得る限りインテルのルーベン、レッチェのイスラス、ディッテンベルガは確実。
    それから僕が直接確認したわけではありませんが、ユーベのカルバリョもそうです。
    またローマのフィッツウォルタやパルマのクスタ、シニョーリも可能性が高く・・・
    他にもフランスのボルドーで・・・」

片桐「ちょ、ちょっと待ってくれ。」

三杉「ええ。」

順に名が挙がっていくのを、はじめは黙って聞いていた片桐だったが・・・
三杉の舌が一向に止まらない事に驚いたか、一旦中断を命じた。
“何人も”がこれほどの人数とは流石に思っていなかったのだろうと想像がつく。
片桐は手鞄から手帳を取り出すと、三杉が先に挙げた名前を書き連ねた。

片桐「・・・フィオレンティーナ1チームだけでなく、他の強豪チームにも1〜2名居る・・・と。
    国籍については言わずもがな多種・・・欧州が多いが、アジアや南米からも数名。
    そして確認されているのはフランスだけだが、選手の活動地域はイタリア以外にも存在する。」

三杉「はい、その通りです。」

片桐「ふむ・・・」


279 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 19:14:26 ID:???

先着で
 ★片桐さんが一生懸命考えた→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 「何か他に思い出せる事は?」
《ハート、スペード》 「個人の活動範囲には余りに広すぎるな・・・」
《クラブ》 「なるほど・・・わからん。」 
《クラブA》 「これほど多くの選手を助けるとは・・・ジョアン氏は素晴らしい人物だ、崇め讃えるべき。」
《JOKER》 「これは相当なパトロンが居るのだろうな、そうとしか考えられん。」


280 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 19:16:40 ID:???
 ★片桐さんが一生懸命考えた→ スペード2

281 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 19:17:54 ID:???
 ★片桐さんが一生懸命考えた→ スペード8

片桐さんならクラブを出してくれるはず!

282 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 20:01:08 ID:???

> 片桐さんが一生懸命考えた→ スペード2
> 《スペード》 「個人の活動範囲には余りに広すぎるな・・・」 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

片桐「個人の活動範囲としては余りに広すぎるな。 だが・・・」

三杉「なんです?」

片桐「世界各地を数年間巡り、何人もの埋もれた選手の才能を開花させてきた後・・・
    フィオレンティーナというチームに落ち着いて活動している。
    そういう事だって考えられなくは無い。」

三杉「・・・・・・あまりに不自然では?」

片桐「当然だ。 しかしそれを不自然と断定できる情報は無い。
    フランス、ドイツ、ブラジル・・・各国でジョアンの教えを受けた選手が居るかも知れん。
    それこそイタリア・プリマヴェーラに見たように、強豪チームに1〜2人ずつとか・・・な。」

三杉「・・・・・・・・・ふむ。」

片桐「『そんなバカな・・・』と思っているか? 安心しろ、俺も思っている。
    ただ、物事を断定出来るほどの情報が集まっていないというのは確かなんだ。
    正直何か他に目的があるような臭いを感じるが、何分俺はジョアン氏の人物像も知らない。」

三杉「そうですね、判りました。」


283 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 20:03:19 ID:???

尤もらしい推論を敢えて一つも出す事なく、片桐はその話を締め括らせた。
彼の頭に幾通りの仮定が浮かんで消えたか、三杉にはは判らないが・・・
それでもジョアン・ウェンガーという存在が警戒対象として刻まれたのは間違いないだろう。

片桐「さて、私の興味を聞いてしまった訳だが・・・。
    本題は当然、Wトーナメントにおけるお前達の召集についてだ。」

三杉「そうでしょうね・・・しかしその前に、僕からも片桐さんに良いですか?
    答えられればで構いませんが、僕にも個人的な興味で聞いておきたい事があります。」

片桐「うん・・・? まあ別に構わん、時間は十分にあるからな。」


A Jカップに召集予定のチームについて聞く。
B 翼と所属しているチームの様子について聞く。
C 森崎と所属しているチームの様子について聞く。
D 若林と所属しているチームの様子について聞く。
E 国内の日本人選手と所属しているチームについて聞く。(聞きたい選手の名を挙げて下さい。)
F コッパ・イタリア・プリマヴェーラを見た上での片桐なりの評価を聞く。
G 賀茂の体臭が何故あんなに臭いのかを聞く。

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※聞けるのは一項目だけです。


284 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 20:03:56 ID:SkTbGjcY
F

285 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 20:05:14 ID:4o2e5VP2


286 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 20:06:00 ID:DH6mHkIc


287 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/17(月) 20:15:22 ID:???
一旦ここまでです。
更新再開は多分明日になると思います。

なんか知らないですが昨夜から花粉症みたいな状態に…
死ぬる

288 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 21:42:50 ID:???
お大事にです

289 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 00:57:45 ID:???

ちょっとだけ。

>>288 ありがとうございます、薬を買って飲みました。これでやり過ごせれば良いのですが…
=============================================

> F コッパ・イタリア・プリマヴェーラを見た上での片桐なりの評価を聞く。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉が片桐に聞きたい事と言えば、第一に優先されるのはその思想に関する所である。
日本サッカー協会の一大プロジェクトである“プロジェクト・カウンターウイング”…
その名が示す通り『大空翼と対抗馬(森崎)を競わせる』チーム力増強計画。
協会首脳の頭にあるのは翼と森崎を中心選手として置き、周囲に2人の補佐をさせる形のチームであるのは明白だ。

ファンタジスタと守護神…これまで強いチームの象徴となっていた2つの柱。
しかし時代は移り過ぎようとしており、トップチームのクラスでは既にファンタジスタが勝者を意味していない。
アンザーニの下でモダンサッカーの最新潮流を学んだ三杉にはそれが見えており…
協会の中では若い部類に入る片桐が、どれほど冷静な目で物事を捉えられているかを知っておきたかった。

三杉「片桐さん、コッパ・イタリア・プリマヴェーラの試合は何処まで観てくれましたか?」

片桐「何処まで…? ふむ、お前が決勝でパルマを破る試合まで見せて貰ったが。」

290 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 00:59:52 ID:???

三杉「そうでしたか、結構です。 …ではパルマ戦までを踏まえ、片桐さんなりの評価を是非とも聞かせて下さい。」

片桐「私の……? ふむ、まあいいだろう。 率直な個人的になるが構わないな?」

三杉「勿論。」

片桐「では言おう…。」


先着で
 ★片桐の評価第一声→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 「カウンターウイングに対するお前のアンチテーゼが伝わってきたが…?」
《ハート》 「上々だった。 今のお前ならば翼の対抗馬に成り得るかもな。」
《スペード》 「今のお前ならば翼の後ろのスペースを任せられるだろう。」
《クラブ》 「そうだな…率直に言って少々物足りなく感じた。」
《JOKER》 「お前達がファンタジスタを破ったラスト10分間…正直に目から鱗が落ちた。」

291 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:00:06 ID:???
 ★片桐の評価第一声→ スペード7

292 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:00:14 ID:???
★片桐の評価第一声→ クラブ10


293 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:01:17 ID:???
早々うまくはいかないか
三杉の訴えで意識が変わるかどうか

294 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 01:16:24 ID:???
ボンクラとまでは悪くない程度の結果でした。
まあ彼はアジアの壁を越えられなかった、幻想に捕まえられた若者ですし。
前提となる希望を固く抱いてしまうとなかなか…ね。
それに政治的にも、Jリーグ開設が迫り2002W杯への開催立候補が現実味を帯びている時です。
なかなか広い視野で物事をニュートラルには見れないのでしょうね。

そんな感じで片桐さんの思想が少々凝り固まってる感じを明日改めてー
ではお休みなさい。

295 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 13:28:13 ID:???

> 片桐の評価第一声→ スペード7
> 《スペード》 「今のお前ならば翼の後ろのスペースを任せられるだろう。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

片桐「私は掛値なしに評価出来ると思っている。」

その一言目は最上級の賛美であった。
しかし三杉の中にはまだ喜びの感情は生まれない。
ここまでは当然であり、期待値の最低ラインでしかないからである。
肝心なのはここから一歩踏み込んだ部分の話であった。

片桐「守備と攻撃のバランス感覚、それをチーム全体に行き渡らせる指揮能力・・・
    攻撃に関しては出鼻を挫かれる場面も何度かあったが、守備に関しては申し分ない。
    特に相手に撃たせる前段階で敵の攻撃をシャットアウトしようとする姿勢は、
    どうしても消耗が早くなる森崎のスタイルに合わせる物として最適だろう。」

三杉(“森崎のスタイルに合わせる”・・・ね。)

片桐「またお前個人の守備の強さと展開力・判断力も非常に良かった。
    ゆえに今のお前ならば翼の後ろのスペースを安心して任せられる。
    そう、チームに欠かせないバランサーとしてスタメンは不動の物になるだろうな。」

三杉(そして“翼くんの後ろを任せる”ときた。 まあ予想出来た答えではあるけれど・・・)


296 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 13:29:42 ID:???

片桐の評価を聞いた事で、三杉の中に喜びの感情が生まれる事はなかった。
代わりに湧き出したのは、諦めに似た落胆。
概ね予想を外れてはおらず、それ故の落胆であった。

片桐「どうした・・・?」

片桐としてはかなり高い評価を告げたつもりであったのだろう。
・・・にも関わらず反応の薄い、見ようによって沈んだ風にも見える三杉の様子に、片桐は怪訝な顔つきで問う。
三杉が抱いた憂鬱の意味を今の彼は理解出来なかったのだ。

三杉(・・・なんて答えよう?)


A 「いえ、僕の聞きたかった事は大体解りました。」
B 「少し買いかぶりが過ぎるかも知れませんよ。」
C 「流石は片桐さん、鋭い目をしておられる。」
D 「日本のサッカー通とたてまつられている人間は滑稽だねえ。」
E 「歯、食いしばれ! そんな大人、修正してやる!」
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


297 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 13:34:41 ID:Xz3Q8aok


298 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 13:38:48 ID:fPrjgJho
A

299 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 13:39:52 ID:4lBMwND+
F「ありがとうございます。おかげで心が決まりました。
 ワールドトーナメントが楽しみになってきましたね」
基本はAなんだけれど、ちょっと含みを残す感じで。

300 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 13:50:17 ID:???
Eを選んでも「これが、若さか…!」とか言って関係悪化にはならんかもw
飛行機の乗務員に拘束されてBADになるかもだけど

301 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 20:47:51 ID:???

>>300 皆さんともなれば、ネタ選択肢の展開もかなりの精度で読めるものですね。
=============================================

> A 「いえ、僕の聞きたかった事は大体解りました。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

全日本はあくまで翼と森崎の2人が主役のチーム。
その大前提が揺ぎ無い物となっていた事は、三杉にとって残念であったが・・・
逆に考えれば、自分のプレイが片桐の固定観念を壊すに足りなかったとも言える。
そう考えられる程度の冷静さを三杉は尚保っていた。

三杉「(評価を聞き思想を知る事が目的だったんだ、ここで余計な事を言う必要もない。)
     ・・・いえ、僕の聞きたかった事は大体解りました。」

そして自分の思想をぶつけるのに自然なタイミングは、まだ後に控えているという認識もあり・・・
淡々と正直ベースの受け答えでこれを流そうとした。

片桐「ふむ、ちょっと怒っているのか?」

三杉「えっ?」


302 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 20:49:42 ID:???

片桐「気に障ることを言ったのならば謝ろう。」

三杉「いえ・・・怒っているとか、そんなんじゃ全然ないです。」

片桐「いや、怒っているだろう。 少し沈んだ様子だったぞ。」

三杉「いやホント、別に何でも・・・」

片桐「ああそうか、まだ体調が不十分なのか? そう言えば少し暑苦しいしな。」 パチンッ

三杉(この人めんどくさっ!)

指を鳴らしてキャビンアテンダントを呼びつけ、冷えたおしぼりを要求する片桐。
アテンダントからおしぼりを受け取ると、こちらに差し出して一言。

片桐「うむ、十分に冷たく冷えている。 これならば申し分ないだろう。
    まだ何かあるか? 不満な事があれば気にせず言ってくれて構わん。」

三杉「・・・はい・・・・・・ありがとうございます・・・・・・」

片桐「どうした? まだ元気がないようd 三杉「いえ有り難うございます大丈夫です話を進めましょう」

恐らく本人に悪気はなく、勿論悪人というわけでもない、しかも年上。
ゆえにこちらが怒る訳には絶対いかない三杉・・・
内心の『UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE』という気持ちを押し殺し、無の感情で話の進行を促した。


303 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 20:50:59 ID:???

片桐「ではこちらの話に戻ろう・・三杉、日本代表としてWトーナメントn 三杉「お断り申し上げます。」

片桐「はやっ!?」

状況としては既にフィオレンティーナのフロントと話をついており・・・
また先程の片桐の評価から、心象的にも迷う余地がなくなった三杉。
片桐の依頼に対する返事はそれ故速く速く速い物となった。

ただ、それだけを回答の全てとしてしまう訳には当然いかない。
片桐は(ウザイけど)三杉の事を彼なりに評価してくれており、
会話の席もわざわざこうして設けようと誠意を以って行動してくれたのだ。
これを誠意で返すには、片桐にとって納得に足るだけの理由を伝える必要が三杉にはある。

三杉(さあ・・・どう伝えれば良いものか?)


A 状況的な説明だけする
B 思想についての説明だけする
C 状況→思想の順で説明する
D 思想→状況の順に説明する
E 別に全日本で出てもいいが、大空翼が気に入らない
F 別に全日本で出てもいいが、お前のグラサンが気に入らない
G 別に全日本で出てもいいが、賀茂の体臭が気に入らない

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


※三杉の片桐に対する感情が『悪い人じゃないけど面倒くさっ!』になりました。

304 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 20:56:40 ID:???
これCとDだとどっちが良いかな

305 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 21:06:57 ID:PkSwE3sg
G

306 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 21:08:56 ID:ZiU1HDX6
C

いきなり一選手が思想を言い出しても何だし、まずは状況から

307 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 21:10:00 ID:???
すいません、ここでいう「状況」と「思想」についてもう一度説明いただけると、
誤解による選択とかがなくなるんじゃないかと思うのですがいかがでしょう。

308 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 21:10:13 ID:uD2ik3Ow


309 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 21:10:27 ID:UHbUD8gs
C

310 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 22:31:59 ID:???
>>307
既に決定の後でしたが、発言有り難うございました。
今後も言葉足らずな部分があると思ったら仰って下さい。
敢えてぼかしている内容でなければ回答・補足説明するつもりです。


すみません、短かったですが今日の更新もこれだけです。

311 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/18(火) 22:43:33 ID:???
訂正

×既に決定した後でしたが
○既に決定してしまいましたが

ボケボケしとります

312 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:13:08 ID:???
F・・・遅かったかw

313 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 18:25:53 ID:???

>>312
ふひひ、このスレではあまり選ばれないおふざけ選択肢でした。
選ばれていたら、カードによっては「だったら眼帯にしてやんよ!」とロックオン化したかもです。
=============================================

> C 状況→思想の順で説明する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「片桐さん、僕が全日本の召集を拒否する理由をこれからお伝えします。」

片桐「うむ・・・」

ここまで三杉は片桐との会話を交渉事としての姿勢で臨んでいた。
相手にとって良くないメッセージは迷わずストレートに伝えるのは勿論・・・
『何を訴えたいのか』を相手に受け取って貰えるよう、疑問の余地を残さぬようにプロセスを立てたのだ。
即ち会話の一貫性・・・片桐に問い掛けた内容、自分が口にした内容が一つのテーマに収束するよう仕向け、
それに関する内容の思考を繰り返させる事で、より理解を深めるよう努力したという事である。

・・・と同時に相手の言葉を聞き、吟味する事で片桐の思想や建ち位置、人となりを確認して・・・
攻めるべきポイントを何処で発するべきなのか、それを見定めた。

三杉「(先ずは僕の置かれた状況を正直に伝える。)
    まず先に言っておかなければなりませんが、僕達は先の大会の内容が評価され、
    フィオレンティーナのトップチームと契約する事になりました。

片桐「ほう・・・! おめでとう、それは素晴らしいニュースだ。」


314 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 18:26:54 ID:???

三杉「ありがとうございます・・・とは言ってもリザーブ扱いと明言されていますから、ベンチ入りも怪しいですが。
    しかし問題が一つ、契約要項には“Wトーナメントをフィオレンティーナとして出る”というのがあります。」

片桐「むっ、それは!」

三杉「そうです。 実は今の時点では口頭による内定に過ぎませんが・・・僕はこれを承諾するつもりです。」

片桐「なるほど・・・つまりプロチームとの契約を天秤の一端にかけたと言うわけか。
    確かにサッカーリーグとして世界最高峰である、セリエAに属せる利は余りに大きいのだろうが・・・」

三杉(さあどう出る・・・・・・?)

三杉はジックリと片桐の事を観察した。
渋い表情をしているのが判る。
片桐は三杉の世代を子供の頃から・・・それこそ小学生の時代から熱心に見ていた人間だ。
サッカーに対しての情熱と知識が余程なければ、そんな下の世代に目をやる事はない筈である。
そのような人物が、海外のプロチームとトップ契約する事の価値を理解出来ない訳がない。
そしてWトーナメントは協会が選手に対して拘束力を持つ大会でもない。

・・・であれば、答えは決まっている筈だ。
これ以上はどう懇願したところで無意味、そして無価値であると。


315 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 18:28:26 ID:???

しかしそれでも片桐は言わなくてはならなかった。
彼は彼としてビジョンを持っているゆえに。

片桐「事情は判った・・・しかしそれでも曲げて頼む、再考して貰いたい。
    日本サッカー界の未来の為に、お前の力を貸して欲しい。」

三杉(日本サッカー界の未来の為に・・・。
    そうだ、貴方が僕の召集を尚望むとしたら理由はそれしかない。 しかし・・・!)


A 「貴方の言う日本サッカーの未来とは何ですか?」
B 「Wトーナメントに僕が全日本で出場したとして・・・何が得られるでしょうか?」
C 「僕も日本サッカー界の未来を考えて決断したつもりですよ。」
D 「翼くんと森崎、その2人だけを優遇している内は日本サッカー界に未来はありませんよ。」
E そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


316 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 18:34:27 ID:JkUS6tzc
A

317 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 18:47:22 ID:JoaI7baI


318 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 18:54:54 ID:PfokBnVY


319 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 19:37:36 ID:???

> A 「貴方の言う日本サッカーの未来とは何ですか?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日本サッカーの未来、日本サッカーの未来の為。
この時代・・・サッカーが不遇のスポーツであり、レベルも世界水準より遥か下だったこの時代に・・・
サッカーに関わる者は、そのほとんどが一度は口にした事があるだろう。
サッカーを愛する者はこの言葉の下に一つに集い、力を尽くした事だろう。
しかしこの言葉の中身は・・・その先に見ているビジョンは、一つに一致していたのだろうか?
人によってそれぞれ、少しずつ違う形だったのではないか?

三杉「片桐さん、教えて下さい・・・・・・貴方の言う日本サッカーの未来とは何ですか?」

片桐「・・・何?」

三杉「教えて下さい、とても重要な事です。 ・・・少なくとも僕にとっては。」

片桐「・・・・・・」


先着で
 ★片桐の真意→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 お前達がW杯で優勝する事だ。
《ハート、スペード、クラブ》 2002年W杯の日本招致実現、それまでにW杯の自力出場を果たす事・・・
                 そしてその土台として、Jリーグを国内に定着させる事だ。
《JOKER》 日本をサッカー先進国、即ちフットボールネーションにする事だ。

320 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 19:38:15 ID:???
★片桐の真意→ クラブ10

321 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 19:39:18 ID:???
ハッタリでもいいからW杯優勝を唱えてくださいよおー

322 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 19:41:59 ID:???
翼ってW杯優勝が目標だっけ?

323 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 19:42:29 ID:???
死ぬまでにリアルでJOKER展開があるといいなぁ

324 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 19:42:32 ID:???
原作ではそうだったはず

325 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 19:48:21 ID:???
>>321
三杉にとってはハッタリでそれを言われる方が嫌であり、また本気であれば御し易かったでしょう。
片桐は一世代ではなく長期的に物事を考えている事がこれで明らかになりました。

>>322>>324
そうでしたよね。最近の翼が何を思ってるかは見えない気がしますけれど。
一応ここの三杉の思考もW杯優勝を念頭に置いています。

>>323
いやあ本当に・・・とりまJがもっと賑わって欲しいです。
・・・と言いつつ試合を観に行く事などほとんどない偽善的な私です。


さて、あと一更新出来るかな?

326 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 20:50:04 ID:???

> 片桐の真意→ クラブ10
> 《クラブ》 2002年W杯の日本招致実現、それまで〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

片桐「2002年W杯の日本招致実現と、それまでにW杯の自力出場を果たす事・・・
    そして、その土台として日本にサッカーのプロリーグ・・・即ちJリーグを定着させる事だ。」

片桐は建て前を一切排し、また隠す事のない本音を三杉に告げていた。
“日本サッカーの未来”その言葉の中に、三杉を含む黄金世代の文字は無かったのである。
だがその事で、片桐の見えている日本サッカーの未来が言葉だけの夢物語なのではなく・・・
冷静な頭で緻密に考えられた、心底本気のビジョンである事が三杉には理解できた。

片桐「一息に言ってしまえば、只それだけの事だが・・・ここは順を追って説明せねばなるまい。」

三杉「望むところです。」

片桐「今の日本のサッカー水準は、ハッキリ言って世界の中では下から数えた方が早いだろう。
    人気が無い、ゆえにマスコミも着かない、評価されない、選手の待遇も悪い。
    全国区のサッカーリーグは存在する物の、あくまでアマチュア・・・社会人の活動を越えられなかった。」

三杉(JSLの事だな・・・・・・)


327 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 20:51:28 ID:???

片桐「協会はこの低迷する状況を打破すべく、幾つもの試みを打って出たが・・・結果は今の状況だ。
    リーグのプロ化の話は何度と無く浮かんでは立ち消えを繰り返してきた・・・。
    そんな中で、俺はお前達黄金世代を見つけた。
    世界に引けを取らぬ才能がゴロゴロと居るフィールド・・・正直言って夢を見たさ。
    お前達ならば、きっとこの現状を打破する原動力となってくれるだろうと。」

黄金世代という言葉を口にした時の片桐の顔は実に嬉しそうに見えた。
その言葉が彼の本心だと如実に表しているかのように。
三杉は口を挟む事をせず、ただ相槌だけ打って話に耳を傾け続ける。

片桐「だがそんな折、我々にとって予想もしない幸運が舞い降りてきた・・・
    言うまでもない、FIFA会長ジョアン・アヴェランジュ氏によるW杯日本開催の打診だ。
    協会はすぐに名乗りを上げ、招致委員会を立ち上げたさ。
    これによってJSLの保守派も徐々に態度を軟化させ、マスコミがサッカーを取り上げる頻度も増えた。
    そして遂に、日本サッカーのプロリーグ化が手の届く所にまで来たんだ。」

片桐の顔は先程の輝きをひそめ、燃えるように強張った物になっていた。
夢を見る者の顔ではなく、夢への道を切り拓く者・・・ビジネスマンの顔に。


328 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/19(水) 20:53:56 ID:???
今日はここまで、次回は片桐のプレゼンが続きます。

329 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/20(木) 12:45:51 ID:???

片桐がスペードクラブばかり出すので洗脳や篭絡が中々難しい展開になってます。
このスレは大人があまりアホにならないですねぇ…面白くない。
===================================

片桐「日本サッカー発展の種はこうして蒔かれた訳だが…
    これが芽吹き、無事に花を咲かせる為には多くの障害を乗り越えなければならない。」

三杉「障害ですか…」

片桐「そう…。 そしてその最たる物の一つが韓国の存在だ。」

片桐はここでスゥーと一つ深呼吸した。
三杉はよく知らない事だが、彼は韓国代表に散々の辛苦を舐めさせられてきた身。
興奮して息が荒くならぬよう、その前にクールダウンする必要があったのだ。
そして彼は再び口を開いた。

片桐「FIFA会長からの打診があったとは言え、それだけでW杯日本招致が決まる訳ではない。
    W杯アジア初開催の名誉…彼の国が黙って見過ごす筈がないのだよ。
    そして競り合いになった時、FIFA会長の後ろ盾があってようやく五分程度と云うくらい日本が不利だ。」

330 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/20(木) 12:48:00 ID:???

三杉(日本サッカーが韓国に劣っている点か…。 この場合だとそれは…)


A プロリーグの存在か?
B 代表戦績か…
C 国際舞台での実績だな
D “アジアの虎”のような代名詞が日本代表にはない!
E そんな物はない、歴史的に見て日本が韓国に劣る筈がない。
F 政治の腐敗、それしかあるまい
G ぺの存在感に違いない

2票選ばれた選択で続行します(投票はメル欄空白よゆうでした。)

331 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 12:56:48 ID:jxhxi8XA
C

332 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 12:57:18 ID:qEfYj7lM
C

333 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 13:19:43 ID:???
ヨン様この頃はまだ未成年w

334 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 13:26:12 ID:???
アジアの大砲スンヨプ選手は否定的

335 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 13:46:41 ID:???
このスレの試合でのゲームバランスは信用してるし、
大人は賢いほうがいいなあ。

336 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 19:26:12 ID:???
見上や賀茂がどう考えているかも
機会があれば聞いてみたいな。

337 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/20(木) 20:14:56 ID:???

> C 国際舞台での実績だな
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「W杯招致に際し、日本が韓国に対して不利な点と言うと…国際舞台の実績ですか?」

三杉が直感的に口にしたのはこれであった。
過去日本にはW杯の出場実績がなく、韓国はグループリーグ敗退止まりではあるが何度も出場している。
またアジアカップも韓国は二度優勝しているのに対し、日本は入賞すらしていない。
オリンピックについては例外的日本が3位、韓国がベスト8と上回っているくらいの物であり…
実績という面で大きく水を空けられているのは、否定しようのない事実だった。

片桐「ふむ、大きく分けて二点挙げられるのだが…お前が言ったのがその一つだ。
    これまで日本は韓国に実力、実績共に水を空けられてきている。
    現代表と、ユース代表となるお前達は、ここから五年…いや三年でその評価を覆さなければならない。
    韓国に対して勝利するのは勿論、世界に対して日の丸を印象づけなければならないんだ。」

338 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/20(木) 20:17:06 ID:???

三杉「…一応窺いますが、僕らと同世代である韓国ユースの実力は?」

片桐「チームとしては世界レベルには到底達していないが…エースクラスは別だ。
    ブンデスリーガが活躍するチャ・インチョンとイ・ヨンウンの2人と…
    それからプレミアのキム・ユンハとシャ・エンジュは手強い相手と言えるだろう。」

三杉「キープレイヤーは4人ですか…。 ふむ、対戦の機会があるとすれば負けられないですね?」

片桐「機会な……実は来年のJカップには韓国の参加も決まっている。」

三杉「なるほd…って、ちょっと待って下さい。
    先日聞いた話では、Jカップはぬるま湯の全日本メンバーの目を覚まさせるのが目的だったのでは?
    そんな大会に、実績で負けられない相手である韓国を出場させるのですか?」

片桐「ああ…当然協会の意向は今回は拒否し、いずれ交流戦の機会を設ける事にするつもりでいたさ。
    だが奴らはもっと上から…政治的な力を使って要請してきた、こちらが拒否出来んようにな。

    こちらの台所事情を知って、その上で強引に対戦機会を割り込ませて来やがったのさ。」

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0ch BBS 2007-01-24