キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/09/29(木) 19:43:51 ID:L+HomlPU
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語はキャプテン森崎のスピンアウトであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。
…エッチなのはいけないと思います!
302 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/18(火) 20:49:42 ID:???
片桐「気に障ることを言ったのならば謝ろう。」
三杉「いえ・・・怒っているとか、そんなんじゃ全然ないです。」
片桐「いや、怒っているだろう。 少し沈んだ様子だったぞ。」
三杉「いやホント、別に何でも・・・」
片桐「ああそうか、まだ体調が不十分なのか? そう言えば少し暑苦しいしな。」 パチンッ
三杉(この人めんどくさっ!)
指を鳴らしてキャビンアテンダントを呼びつけ、冷えたおしぼりを要求する片桐。
アテンダントからおしぼりを受け取ると、こちらに差し出して一言。
片桐「うむ、十分に冷たく冷えている。 これならば申し分ないだろう。
まだ何かあるか? 不満な事があれば気にせず言ってくれて構わん。」
三杉「・・・はい・・・・・・ありがとうございます・・・・・・」
片桐「どうした? まだ元気がないようd 三杉「いえ有り難うございます大丈夫です話を進めましょう」
恐らく本人に悪気はなく、勿論悪人というわけでもない、しかも年上。
ゆえにこちらが怒る訳には絶対いかない三杉・・・
内心の『UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE』という気持ちを押し殺し、無の感情で話の進行を促した。
303 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/18(火) 20:50:59 ID:???
片桐「ではこちらの話に戻ろう・・三杉、日本代表としてWトーナメントn 三杉「お断り申し上げます。」
片桐「はやっ!?」
状況としては既にフィオレンティーナのフロントと話をついており・・・
また先程の片桐の評価から、心象的にも迷う余地がなくなった三杉。
片桐の依頼に対する返事はそれ故速く速く速い物となった。
ただ、それだけを回答の全てとしてしまう訳には当然いかない。
片桐は(ウザイけど)三杉の事を彼なりに評価してくれており、
会話の席もわざわざこうして設けようと誠意を以って行動してくれたのだ。
これを誠意で返すには、片桐にとって納得に足るだけの理由を伝える必要が三杉にはある。
三杉(さあ・・・どう伝えれば良いものか?)
A 状況的な説明だけする
B 思想についての説明だけする
C 状況→思想の順で説明する
D 思想→状況の順に説明する
E 別に全日本で出てもいいが、大空翼が気に入らない
F 別に全日本で出てもいいが、お前のグラサンが気に入らない
G 別に全日本で出てもいいが、賀茂の体臭が気に入らない
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※三杉の片桐に対する感情が『悪い人じゃないけど面倒くさっ!』になりました。
304 :
森崎名無しさん
:2011/10/18(火) 20:56:40 ID:???
これCとDだとどっちが良いかな
305 :
森崎名無しさん
:2011/10/18(火) 21:06:57 ID:PkSwE3sg
G
306 :
森崎名無しさん
:2011/10/18(火) 21:08:56 ID:ZiU1HDX6
C
いきなり一選手が思想を言い出しても何だし、まずは状況から
307 :
森崎名無しさん
:2011/10/18(火) 21:10:00 ID:???
すいません、ここでいう「状況」と「思想」についてもう一度説明いただけると、
誤解による選択とかがなくなるんじゃないかと思うのですがいかがでしょう。
308 :
森崎名無しさん
:2011/10/18(火) 21:10:13 ID:uD2ik3Ow
C
309 :
森崎名無しさん
:2011/10/18(火) 21:10:27 ID:UHbUD8gs
C
310 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/18(火) 22:31:59 ID:???
>>307
既に決定の後でしたが、発言有り難うございました。
今後も言葉足らずな部分があると思ったら仰って下さい。
敢えてぼかしている内容でなければ回答・補足説明するつもりです。
すみません、短かったですが今日の更新もこれだけです。
311 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/18(火) 22:43:33 ID:???
訂正
×既に決定した後でしたが
○既に決定してしまいましたが
ボケボケしとります
312 :
森崎名無しさん
:2011/10/18(火) 23:13:08 ID:???
F・・・遅かったかw
313 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 18:25:53 ID:???
>>312
ふひひ、このスレではあまり選ばれないおふざけ選択肢でした。
選ばれていたら、カードによっては「だったら眼帯にしてやんよ!」とロックオン化したかもです。
=============================================
> C 状況→思想の順で説明する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「片桐さん、僕が全日本の召集を拒否する理由をこれからお伝えします。」
片桐「うむ・・・」
ここまで三杉は片桐との会話を交渉事としての姿勢で臨んでいた。
相手にとって良くないメッセージは迷わずストレートに伝えるのは勿論・・・
『何を訴えたいのか』を相手に受け取って貰えるよう、疑問の余地を残さぬようにプロセスを立てたのだ。
即ち会話の一貫性・・・片桐に問い掛けた内容、自分が口にした内容が一つのテーマに収束するよう仕向け、
それに関する内容の思考を繰り返させる事で、より理解を深めるよう努力したという事である。
・・・と同時に相手の言葉を聞き、吟味する事で片桐の思想や建ち位置、人となりを確認して・・・
攻めるべきポイントを何処で発するべきなのか、それを見定めた。
三杉「(先ずは僕の置かれた状況を正直に伝える。)
まず先に言っておかなければなりませんが、僕達は先の大会の内容が評価され、
フィオレンティーナのトップチームと契約する事になりました。
片桐「ほう・・・! おめでとう、それは素晴らしいニュースだ。」
314 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 18:26:54 ID:???
三杉「ありがとうございます・・・とは言ってもリザーブ扱いと明言されていますから、ベンチ入りも怪しいですが。
しかし問題が一つ、契約要項には“Wトーナメントをフィオレンティーナとして出る”というのがあります。」
片桐「むっ、それは!」
三杉「そうです。 実は今の時点では口頭による内定に過ぎませんが・・・僕はこれを承諾するつもりです。」
片桐「なるほど・・・つまりプロチームとの契約を天秤の一端にかけたと言うわけか。
確かにサッカーリーグとして世界最高峰である、セリエAに属せる利は余りに大きいのだろうが・・・」
三杉(さあどう出る・・・・・・?)
三杉はジックリと片桐の事を観察した。
渋い表情をしているのが判る。
片桐は三杉の世代を子供の頃から・・・それこそ小学生の時代から熱心に見ていた人間だ。
サッカーに対しての情熱と知識が余程なければ、そんな下の世代に目をやる事はない筈である。
そのような人物が、海外のプロチームとトップ契約する事の価値を理解出来ない訳がない。
そしてWトーナメントは協会が選手に対して拘束力を持つ大会でもない。
・・・であれば、答えは決まっている筈だ。
これ以上はどう懇願したところで無意味、そして無価値であると。
315 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 18:28:26 ID:???
しかしそれでも片桐は言わなくてはならなかった。
彼は彼としてビジョンを持っているゆえに。
片桐「事情は判った・・・しかしそれでも曲げて頼む、再考して貰いたい。
日本サッカー界の未来の為に、お前の力を貸して欲しい。」
三杉(日本サッカー界の未来の為に・・・。
そうだ、貴方が僕の召集を尚望むとしたら理由はそれしかない。 しかし・・・!)
A 「貴方の言う日本サッカーの未来とは何ですか?」
B 「Wトーナメントに僕が全日本で出場したとして・・・何が得られるでしょうか?」
C 「僕も日本サッカー界の未来を考えて決断したつもりですよ。」
D 「翼くんと森崎、その2人だけを優遇している内は日本サッカー界に未来はありませんよ。」
E そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
316 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 18:34:27 ID:JkUS6tzc
A
317 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 18:47:22 ID:JoaI7baI
D
318 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 18:54:54 ID:PfokBnVY
A
319 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 19:37:36 ID:???
> A 「貴方の言う日本サッカーの未来とは何ですか?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日本サッカーの未来、日本サッカーの未来の為。
この時代・・・サッカーが不遇のスポーツであり、レベルも世界水準より遥か下だったこの時代に・・・
サッカーに関わる者は、そのほとんどが一度は口にした事があるだろう。
サッカーを愛する者はこの言葉の下に一つに集い、力を尽くした事だろう。
しかしこの言葉の中身は・・・その先に見ているビジョンは、一つに一致していたのだろうか?
人によってそれぞれ、少しずつ違う形だったのではないか?
三杉「片桐さん、教えて下さい・・・・・・貴方の言う日本サッカーの未来とは何ですか?」
片桐「・・・何?」
三杉「教えて下さい、とても重要な事です。 ・・・少なくとも僕にとっては。」
片桐「・・・・・・」
先着で
★片桐の真意→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 お前達がW杯で優勝する事だ。
《ハート、スペード、クラブ》 2002年W杯の日本招致実現、それまでにW杯の自力出場を果たす事・・・
そしてその土台として、Jリーグを国内に定着させる事だ。
《JOKER》 日本をサッカー先進国、即ちフットボールネーションにする事だ。
320 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 19:38:15 ID:???
★片桐の真意→
クラブ10
321 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 19:39:18 ID:???
ハッタリでもいいからW杯優勝を唱えてくださいよおー
322 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 19:41:59 ID:???
翼ってW杯優勝が目標だっけ?
323 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 19:42:29 ID:???
死ぬまでにリアルでJOKER展開があるといいなぁ
324 :
森崎名無しさん
:2011/10/19(水) 19:42:32 ID:???
原作ではそうだったはず
325 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 19:48:21 ID:???
>>321
三杉にとってはハッタリでそれを言われる方が嫌であり、また本気であれば御し易かったでしょう。
片桐は一世代ではなく長期的に物事を考えている事がこれで明らかになりました。
>>322
>>324
そうでしたよね。最近の翼が何を思ってるかは見えない気がしますけれど。
一応ここの三杉の思考もW杯優勝を念頭に置いています。
>>323
いやあ本当に・・・とりまJがもっと賑わって欲しいです。
・・・と言いつつ試合を観に行く事などほとんどない偽善的な私です。
さて、あと一更新出来るかな?
326 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 20:50:04 ID:???
> 片桐の真意→ クラブ10
> 《クラブ》 2002年W杯の日本招致実現、それまで〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
片桐「2002年W杯の日本招致実現と、それまでにW杯の自力出場を果たす事・・・
そして、その土台として日本にサッカーのプロリーグ・・・即ちJリーグを定着させる事だ。」
片桐は建て前を一切排し、また隠す事のない本音を三杉に告げていた。
“日本サッカーの未来”その言葉の中に、三杉を含む黄金世代の文字は無かったのである。
だがその事で、片桐の見えている日本サッカーの未来が言葉だけの夢物語なのではなく・・・
冷静な頭で緻密に考えられた、心底本気のビジョンである事が三杉には理解できた。
片桐「一息に言ってしまえば、只それだけの事だが・・・ここは順を追って説明せねばなるまい。」
三杉「望むところです。」
片桐「今の日本のサッカー水準は、ハッキリ言って世界の中では下から数えた方が早いだろう。
人気が無い、ゆえにマスコミも着かない、評価されない、選手の待遇も悪い。
全国区のサッカーリーグは存在する物の、あくまでアマチュア・・・社会人の活動を越えられなかった。」
三杉(JSLの事だな・・・・・・)
327 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 20:51:28 ID:???
片桐「協会はこの低迷する状況を打破すべく、幾つもの試みを打って出たが・・・結果は今の状況だ。
リーグのプロ化の話は何度と無く浮かんでは立ち消えを繰り返してきた・・・。
そんな中で、俺はお前達黄金世代を見つけた。
世界に引けを取らぬ才能がゴロゴロと居るフィールド・・・正直言って夢を見たさ。
お前達ならば、きっとこの現状を打破する原動力となってくれるだろうと。」
黄金世代という言葉を口にした時の片桐の顔は実に嬉しそうに見えた。
その言葉が彼の本心だと如実に表しているかのように。
三杉は口を挟む事をせず、ただ相槌だけ打って話に耳を傾け続ける。
片桐「だがそんな折、我々にとって予想もしない幸運が舞い降りてきた・・・
言うまでもない、FIFA会長ジョアン・アヴェランジュ氏によるW杯日本開催の打診だ。
協会はすぐに名乗りを上げ、招致委員会を立ち上げたさ。
これによってJSLの保守派も徐々に態度を軟化させ、マスコミがサッカーを取り上げる頻度も増えた。
そして遂に、日本サッカーのプロリーグ化が手の届く所にまで来たんだ。」
片桐の顔は先程の輝きをひそめ、燃えるように強張った物になっていた。
夢を見る者の顔ではなく、夢への道を切り拓く者・・・ビジネスマンの顔に。
328 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/19(水) 20:53:56 ID:???
今日はここまで、次回は片桐のプレゼンが続きます。
329 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/20(木) 12:45:51 ID:???
片桐がスペードクラブばかり出すので洗脳や篭絡が中々難しい展開になってます。
このスレは大人があまりアホにならないですねぇ…面白くない。
===================================
片桐「日本サッカー発展の種はこうして蒔かれた訳だが…
これが芽吹き、無事に花を咲かせる為には多くの障害を乗り越えなければならない。」
三杉「障害ですか…」
片桐「そう…。 そしてその最たる物の一つが韓国の存在だ。」
片桐はここでスゥーと一つ深呼吸した。
三杉はよく知らない事だが、彼は韓国代表に散々の辛苦を舐めさせられてきた身。
興奮して息が荒くならぬよう、その前にクールダウンする必要があったのだ。
そして彼は再び口を開いた。
片桐「FIFA会長からの打診があったとは言え、それだけでW杯日本招致が決まる訳ではない。
W杯アジア初開催の名誉…彼の国が黙って見過ごす筈がないのだよ。
そして競り合いになった時、FIFA会長の後ろ盾があってようやく五分程度と云うくらい日本が不利だ。」
330 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/20(木) 12:48:00 ID:???
三杉(日本サッカーが韓国に劣っている点か…。 この場合だとそれは…)
A プロリーグの存在か?
B 代表戦績か…
C 国際舞台での実績だな
D “アジアの虎”のような代名詞が日本代表にはない!
E そんな物はない、歴史的に見て日本が韓国に劣る筈がない。
F 政治の腐敗、それしかあるまい
G ぺの存在感に違いない
2票選ばれた選択で続行します(投票はメル欄空白よゆうでした。)
331 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 12:56:48 ID:jxhxi8XA
C
332 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 12:57:18 ID:qEfYj7lM
C
333 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 13:19:43 ID:???
ヨン様この頃はまだ未成年w
334 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 13:26:12 ID:???
アジアの大砲スンヨプ選手は否定的
335 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 13:46:41 ID:???
このスレの試合でのゲームバランスは信用してるし、
大人は賢いほうがいいなあ。
336 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 19:26:12 ID:???
見上や賀茂がどう考えているかも
機会があれば聞いてみたいな。
337 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/20(木) 20:14:56 ID:???
> C 国際舞台での実績だな
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「W杯招致に際し、日本が韓国に対して不利な点と言うと…国際舞台の実績ですか?」
三杉が直感的に口にしたのはこれであった。
過去日本にはW杯の出場実績がなく、韓国はグループリーグ敗退止まりではあるが何度も出場している。
またアジアカップも韓国は二度優勝しているのに対し、日本は入賞すらしていない。
オリンピックについては例外的日本が3位、韓国がベスト8と上回っているくらいの物であり…
実績という面で大きく水を空けられているのは、否定しようのない事実だった。
片桐「ふむ、大きく分けて二点挙げられるのだが…お前が言ったのがその一つだ。
これまで日本は韓国に実力、実績共に水を空けられてきている。
現代表と、ユース代表となるお前達は、ここから五年…いや三年でその評価を覆さなければならない。
韓国に対して勝利するのは勿論、世界に対して日の丸を印象づけなければならないんだ。」
338 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/20(木) 20:17:06 ID:???
三杉「…一応窺いますが、僕らと同世代である韓国ユースの実力は?」
片桐「チームとしては世界レベルには到底達していないが…エースクラスは別だ。
ブンデスリーガが活躍するチャ・インチョンとイ・ヨンウンの2人と…
それからプレミアのキム・ユンハとシャ・エンジュは手強い相手と言えるだろう。」
三杉「キープレイヤーは4人ですか…。 ふむ、対戦の機会があるとすれば負けられないですね?」
片桐「機会な……実は来年のJカップには韓国の参加も決まっている。」
三杉「なるほd…って、ちょっと待って下さい。
先日聞いた話では、Jカップはぬるま湯の全日本メンバーの目を覚まさせるのが目的だったのでは?
そんな大会に、実績で負けられない相手である韓国を出場させるのですか?」
片桐「ああ…当然協会の意向は今回は拒否し、いずれ交流戦の機会を設ける事にするつもりでいたさ。
だが奴らはもっと上から…政治的な力を使って要請してきた、こちらが拒否出来んようにな。
こちらの台所事情を知って、その上で強引に対戦機会を割り込ませて来やがったのさ。」
339 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/20(木) 20:19:23 ID:???
三杉「政治力…話には聞いていましたがそこまでする物ですか…。」
片桐「お前達の世代は特に厳しいさ…何しろ一度は世界を取っている。
アジア諸国にとっては箔を付ける為に首を狙う相手としては打ってつけなんだよ。」
三杉「むう…(フィールドの背景にある争いか…僕も少々甘く考えていたかも知れない。)」
片桐「…だが心配するな、我々とて日本がだだ負けるだけの大会にするつもりは毛頭ない。
要はぬるま湯に浸かっている日向らに現実を見せつけられれば勝ってもいいんだ。
その為にブラジルからは森崎と翼のいずれか…イタリアからは岸田、葵、赤井が召集される。」
三杉「なるほど…それならば日本もキープレイヤーは4人、簡単に負ける事はないと。」
片桐「ああ、それに今回は韓国の奴らを倒すのが全日本である必要はない。
翼か森崎のチーム、若林のハンブルガー、そしてお前のフィオレンティーナ…
そのいずれかが勝ち、優勝を持って行ってくれれば万々歳だ。」
340 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/20(木) 20:21:06 ID:???
三杉「なるほど…二手三手先をシッカリと視ているんですね。」
片桐「まあな、化かし合いくらいはまともにやり合ってやれなければお前らに申し訳が立たんよ。」
三杉「(片桐さんか…。 思っていたよりも遥かに有能だったな。
…この人は是非とも味方につけておかなければならないか。)
色々と判りましたよ。 っと、済みません、話が逸れてしまいましたね。」
片桐「いや構わんさ、真摯に話を聞いてくれているのがこちらにも判るからな。
では話を戻そう、日本サッカー発展の種を芽吹かせるのに立ちはだかる問題。
そのもう一つ…これだけは話しておかなければなるまい。」
一選手である自分に対して、ここまでも隠す事なく裏事情を話してきた片桐。
その彼がここまで言う大きな問題とやらに…。
三杉の心も段々と緊迫に呑まれてくるのだった。
341 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/20(木) 20:22:52 ID:???
一旦ここまですー。
コメレスも含めて多分また明日になりまふ。
長文ばっかでさーせー
342 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 20:37:58 ID:???
乙でした
片桐さん、中山が帰ってくることを知らないのか?
343 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 20:59:55 ID:???
ガモウ「中山が居るならお前は要らない、クビだクビだクビだ」
赤井「やめてくれよ…(絶望)」
344 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 21:15:19 ID:???
クビはてめーだ臭い選手潰しw
345 :
森崎名無しさん
:2011/10/20(木) 21:41:46 ID:???
清潔感を保つのは社会人の常識ですからねw
346 :
森崎名無しさん
:2011/10/21(金) 07:26:23 ID:???
某やる夫スレで日本サッカーの歴史を見たんだが、
それを見た後にこのスレを見ると色々考えさせられますね
98年までになんとしてもWC出場を果たさなければならないというプレッシャー、
中間管理職としてgdgdな上層陣に振り回される姿が目に浮かびます
余談ですがこのスレ的にあの伝説の迷戦術「ジャパニーズゾーンプレス」についてどういう描写することになるのか大変気になります
347 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 13:57:47 ID:???
>>333
ぺ様の存在を知ってたら逆に怖いよ三杉さん!
>>334
野球選手の方でしたよね? 実はよく知りますぇーん。
>>335
恐れ入ります。 でも試合のバランスはいつも大体何となくなんですYo!
>>342
乙感謝です!
中山さんの事はまだ片桐は知らない状態ですね。
348 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 14:05:23 ID:???
>>343-344
ガモーさんは正直指導者として評価に値しないですよねww
キラッ☆彡監督の方がまだマシだぜ!
>>345
ガモー「ガッハッハ、俺は社会に収まる器じゃねえからな!」
三杉「ならばブタバコに入っていたまえ。」
>>346
恐れ入ります。
私も所詮スレ主になってから仕込んだ知識を元に、推測を交えて
物を書いて書いているに過ぎませんが、346さんと同じように色々と考えさせられました。
JZPについては確かローマ戦後に三杉にディスらせたと思いますw
どうなるでしょうね?w
349 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 14:06:58 ID:???
片桐「もう一つの問題は、サッカー発展にどうあっても不可欠な物…プロリーグ。 それに関わる諸問題だ。」
三杉「プロリーグ…? それは先ほど手が届く所まで来たと聞きますが。」
片桐「その通りだが…さて、何から順に話せば良いか。 難しい所だが…
そうだな、先程との絡みになるが韓国は10年前からKリーグを運営している実績がある。
しかし我々にはそれがない…つまり、我々後方の運営力もそれだけ水を空けられているという事だ。」
三杉「運営力…! そうか、世界的な大会を開催するからには相応の能力と経験が不可欠ですね。」
片桐「そう、日本は世界的なサッカーイベントとしてトヨタカップを開催しているが…
それは所詮一試合だけの物、何日にも渡るスケジュール運用とは話が違う。
またJSLは動員数も少ないゆえに要求される物の分母が小さく、これもまた参考には出来ない。
幸い日本には金も技術もあり、設備の面では今からでも韓国を圧倒する事が出来るが…。
協会と関連会社がどれだけ運営力のスキルアップを達成出来るかは我々の努力次第だ。
お前たち選手陣が韓国の選手に負けられないように、俺達も韓国のそれに追い付き、追い越さねばならない。」
三杉(協会は協会の戦いがある…判ってはいたが、具体的に言葉にされるとまた違うな。
後進国は、組織が一丸となって動かなければ先進国に到底追い付けない…
そして選手である僕達も組織の中の一員である…という事を自覚せざるを得ないな。)
350 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 14:08:29 ID:???
片桐の論法は三杉の価値観に揺らぎを与えかけていた。
協会の見落としや誤りばかりを見ていた三杉に、少しずつ違う物を見せ始めたからである。
片桐「それからプロリーグを創設するに当たり、最も困難且つ最も失敗出来ないのが『定着させられるかどうか』だ。
例えばアメリカではW杯イングランド大会で国民のサッカー熱が盛り上がり、NASLが設立された。
しかし今、アメリカにプロリーグは既に無い…熱のある内に定着させる事を失敗し、消滅したのだ。
…日本がその失敗を倣う訳には断じていかない。」
三杉「…!!」
この言葉に三杉はハッとさせられた。
プロリーグが手が届く所まで来たと言言っても、それはまだ砂の器でしかないと理解したのだ。
切っ掛けはアメリカと多く変わらない、W杯が手の中に転がり込んで来そうという物だ。
そのお陰でマスコミや従来のサッカーファンを熱源として盛り上がり始めているに過ぎないのだ。
351 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 14:10:55 ID:???
概して物事を始めるよりも、それを維持していく事の方が困難である。
特に人々の熱意、人気に依存する物は当事者の努力だけで解決出来ない事も往々にして在る。
最初の1〜2年は物珍しさと勢いで十分に乗り切れるだろうが…問題は熱が冷める3年目以降。
一過性のフィーバーで終わる物は大概ここで蓄積した問題が噴出し、飽きられ、対応が足りずに駄目になっていく。
だからと言って三年目の浮気は許される物じゃないんだからね!
三杉(あれ、今なんか弥生の声が聞こえた気がする?)
片桐「どうした?」
三杉「いえ何でもないです、続けて下さい。」
*******
一旦ここまです。
352 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 20:34:00 ID:???
片桐「とにかく、プロリーグを人々の心に定着させる事は、どんな苦心を負っても成さなければいけない…。
それはプロリーグが安定した収益を出せるようになる事に繋がり、
即ちサッカー関わって生計を立てられる人間の数が格段に増えると言う事になる。
サッカー自体の魅力もさることながら、そういう意味合いでサッカーが認知されれば、
サッカーを志してくれる子供が増え、それを止める大人が減り…レベルの水準も底上げされる。」
三杉「……」
経済、そして社会のサイクル。
夢や希望だけでは語れない現実。
サッカー強豪国への道の厳しさがその言葉の中にあった。
否…二段、三段飛ばしで発展する事の歪みがそこにはあった。
三杉(しかし今回のFIFA会長の打診はまさに暁光以外の何物でもない…
日本サッカー発展を可能にするこれ以上の機会は、もう二度と訪れまい。)
そこまで理解してしまった時、三杉は片桐の考えのほぼ全体像を捉えていた。
その結果、狡い大人を相手にしてしまったと恨めしく思うしかなかった。
353 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 20:35:11 ID:???
片桐「お前達の世代は強い…まさに黄金世代と呼ぶに相応しいと思っている。
しかしその存在はまるで奇跡のような物だ…二度現れるとは思えん。
お前達の後に続く者が居なければ、一度きりの奇跡で終わる…それでは日本サッカーの未来は無いも等しい。
お前達が強いだけじゃダメなんだ…。」
三杉「狡い人だ貴方は…だからこそ全日本は強くなければいけないと思っている。
勝ち続けなければいけないと思っている…だから何度も僕に召集に応じろと言うのでしょう?」
片桐「そうだ。 そしてその根底にあるのは、Wトーナメントで日本が勝ち上がれば…
人々のサッカーへの興味、熱がより強靭になるという事。
それは創設されるJリーグにとって間違いなく大きな力になる。
…これが、俺の思う『日本サッカーの未来の為』だ。」
そこまで語り終えると、片桐は一旦言葉を切った。
暫し何も言葉を発せず、二人の間に沈黙が生まれる。
片桐「本来こんな事情は俺達協会の人間がどうにかしなければならない事だ…
一選手であるお前に話す事も、まして背負わせる事もあってはならない。」
三杉「…ならば何故、僕にそこまで話したのです?」
片桐「お前が俺と同じ目の高さで未来を視ていると思ったから…そこに付け込んでいる。
汚い大人、狡い人間と思ってくれて構わん。
だがJリーグ構想とW杯招致は万が一にも失敗する訳にはいかないんだ。」
そう言って、片桐はこちらに向けて頭を深く下げた。
どうやら子供…選手に対しているつもりは既に無いよいだ。
354 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/21(金) 20:36:28 ID:???
三杉は深く溜め息を吐くしかなかった。
ふざけていると言えばふざけてるとしか言いようがない…
しかしそれを感情の儘に『ふざけるな』言って返せる程、三杉は幼くなかった。
ここまで片桐の本音を聞き出したのは失敗と言わざるを得ない。
三杉(僕は…この人にどう返すべきだろうか?)
A ふざけるな、と返すしかない。
B 考えさせて下さい、と返すしかない。
C 貴方の目は節穴だ、と返すしかない。
D 貴方の言う日本の未来には大きな見落としがあります…と言わざるを得ない。
E 覇王翔吼拳を使わざるを得ない。
F そ の 他
『4』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白がモテる!)
355 :
森崎名無しさん
:2011/10/21(金) 20:38:36 ID:DIPxyVUk
D
そりゃ確かに一過性の強さは得られるかもしれんが、
それって本当に一過性で終わっちゃうんだよな。
356 :
森崎名無しさん
:2011/10/21(金) 20:39:17 ID:7vL4G2vs
D
357 :
森崎名無しさん
:2011/10/21(金) 20:39:44 ID:eehqN8vY
D これでわいもモテモテやw
358 :
森崎名無しさん
:2011/10/21(金) 20:40:52 ID:qbRRUk4M
D
それじゃ翼が言い続けていたW杯優勝は夢で終わっちゃうよね
359 :
森崎名無しさん
:2011/10/21(金) 20:44:16 ID:???
監督、コーチの育成をどうするのかという問題があると私は考えている
360 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/22(土) 20:44:54 ID:???
明日は多少更新する気持ちでいます。
もうなんだか疲れてしまってダメだお。
前回選択肢が瞬殺でしたが…これまでの内容を踏まえた正解をありがとうございました。
>>357
JK「キャー!
>>357
さん素敵、抱いて!」
>>355
>>358
Wトーナメントは多分勝てますけどね。
それ以降…Jリーグフィーバーが失速する見立ての3、4年後から勝てなくなるのが三杉の思想でしたね。
W杯優勝するには、この世界では個は足りていますが、それでも無理でしょう。
>>359
日本サッカーの発展はある分野で20年遅れになった結果が今だよ!
いやあチーズとバジルのザッケローニ(メインディッシュ)は流石でしたね。
361 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/23(日) 11:17:30 ID:???
> D 貴方の言う日本の未来には大きな見落としがあります…と言わざるを得ない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
片桐の語った言葉には、三杉をして已む無しと思わせる理と熱があった。
それでも冷静に振り返ってみたならば、聞き逃す訳には断じていかない言葉があった。
片桐が如何にビジネスマンとして優秀であり、サッカーへの情熱がまごう事なき本物だと知っても…
それがあった限りは、三杉としては首を縦に振るわけにはいかなかった。
そう、何故ならば…
三杉「片桐さん…貴方の言う日本の未来には大きな見落としがあります。」
片桐「なっ!?」
絶句する片桐…その反応は三杉の予想通りであった。
片桐は自分の見通しに穴があるとは考えていなかったのである。
彼は実に優秀で切れる人物ではあったが…その優秀さは企業人としての優秀さであった。
付け足して言うならばサッカー選手、ストライカーとしてもなかなか優秀であった。
余りに多くの才を持っていたが故、自身に大きく欠けている部分に気付く事がなかったのである。
だからこそ三杉はハッキリ指摘した。
362 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/23(日) 11:22:42 ID:???
三杉「貴方には判断力も決断力もある、また先見の明もあり…選手を見る目だってある。
しかし最も肝心な物…サッカーを見る目が欠けています!」
片桐「なにぃっ!?」
三杉「貴方の依頼に応じたとしたら…確かにWトーナメントでは勝ち上がれるでしょう。
場合によっては優勝を臨む事すら出来るかも知れません。」
片桐「そ、そうだっ! それがJリーグへの大きな追い風にっ…」
三杉「しかし今から3年後、4年後に僕達が勝てなくなったとしたら?」
片桐「お前達が勝てなくなるだと!? そんなバカな事がっ…」
三杉「いえ勝てなくなります、今の協会と片桐さんの見据える全日本ユースでは必ず。
その証拠にフィオレンティーナはパルマを破りましたし、そして…」
A 前回W杯では西ドイツが優勝しました。
B ナポリはもはやミランに勝てていません。
C フランスのFFFは若手育成機関を設立しました。
D 僕にはディアスを圧倒出来る自信があります。
E 若林はザルバヤシです。
F 森崎は最強のダイス使いです。
G 翼くんは味方になると弱体化します。
H 巫女世界がもう目前に迫っているのです。
I そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白にした人に最高6憶円が当たる…わけない!)
363 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 11:28:22 ID:gfe+vkhk
C
EFGは本当の事だから困る
364 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 11:30:09 ID:TK9+k7a+
C
365 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 11:46:46 ID:???
…………暫くドイツは暗黒なんだよなぁ……。
これは一概に選手達が悪いわけでもないし、ルール、戦術の問題なんだが。
後々を考えるなら、Cだけだと絶対に正解じゃないと思う。
次代の若手だけでなく、指導者。三杉には、その観点からも見て欲しかったな。
アンザーニ、ジョアンという名伯楽の教え子なんだし、優秀な指導者の有り難さは、骨身に染みていると思うけど………。
366 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 11:52:18 ID:???
Bが答えの一つだと思う。
367 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:03:18 ID:???
巫女世界ってなんじゃあーーーwwww
368 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:12:01 ID:???
>>367
別世界の翼
「君も垣間見たはずだ! 俺のライバルに相応しい幻想的なプレイを!」
369 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:18:06 ID:???
ダブル三杉「「君は何を言っているんだ」」
370 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:18:39 ID:???
三杉「君は何を言っているんだ」
371 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:19:44 ID:???
翼くんは狂ってるほうが輝いて見えるのは何故だwww
372 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:23:12 ID:???
>>368
さらに別世界の翼
「君は何を言っているんだ!
俺のライバルと言えば誰もが認める幻想郷のエースじゃないか!」
373 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:23:47 ID:???
三杉「君は何を言っているんだ」
374 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 14:24:41 ID:???
この流れwwwwww突っ込みはええwwwwww
375 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 18:39:40 ID:???
>>371
三杉「絶望に打ちひしがれる姿もなかなかだと思うよ…フフ」
376 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 20:51:57 ID:???
Bはファンタジスタ冬の時代の到来
Cはフランス外人部隊の発足
でも一過性なんだよなCって…ドメニクさえいなけりゃw
377 :
森崎名無しさん
:2011/10/23(日) 21:09:41 ID:???
先に質問ですが、この時点でボスマン判決は終わってますか?
378 :
森崎名無しさん
:2011/10/24(月) 02:55:40 ID:???
フランスやアルゼンチンなど世界各国が体制の抜本的改革を行っていて
現在日本が進もうとしている方向が泥船の道だと解ってくれればいいんだが
こういう現地のホットな最新情報もここの三杉の武器だよね
379 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 18:42:38 ID:???
>>365
世代交代の失敗・・・若さの活力が必要な戦術でしたからね。
まあこの世界ではドイツも黄金世代なので、その辺の歴史は改変される可能性が高いでしょう。
>>366
>>376
私の考える理想回答は、仰るとおりBでした。
でもこの選択に繋がる前の文章が、見返してみると悪かったというか迂闊でした。
フィオとパルマは先の大会、プリマヴェーラにおける話ですが、
ナポリとミランはトップチームの話題でしたからね。
ピンと来ない人が居ても仕方ないと反省してます。
>>367
垣間見た世界の中の一端ですよ、いずれリンクして侵食させてみせます。
信者を80人増やすなど造作もない事です、クックック。
380 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 18:43:46 ID:???
>>368
>>372
翼Aが現れた、翼Bが現れた、翼Cが現れた。
コマンド・・・?
たたかう
にげる
→仲間になる ピッ
どうぐ
翼A「KA!GU!YA!」
翼B「RI!GU!RU!」
翼C「RE!I!MU!」
スレ主「オールハイル!オカヤマ!」
・・・馬鹿達は解り合った。
>>369-370
>>373
まさかウチのスレに貴方がお越しくださるとは・・・ゆっくりしていってね!
>>371
私も同感です、狂ってこそ翼と思ってしまうこの森崎板の風潮はジャスティス。
まあそれに師匠がロベルトですしね。
381 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 18:44:50 ID:???
>>374
なんだかほっこりしました。
私はこの予定調和の流れが大好きです。
>>371
本編の翼もサッカー筋を傷める翼もみんな大好きです。
はやく早苗ちゃんとちゅっちゅして欲しいです(←ちがう)
>>377
想定してる年代的にはまだの筈です。
でも外国人登録枠の制限を考え出したら、私のシナリオは設定で詰むと思います。
なのでその辺りはぼんやりと考えて下さると助かりますですはい。
>>378
そう言えば三杉は何気に色々と情報を仕入れていますね。
情報を選別し、適切な所で出す事は十分武器になり得るでしょう。
382 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 18:46:34 ID:???
> C フランスのFFFは若手育成機関を設立しました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「いえ勝てなくなります、今の協会と片桐さんの見据える全日本ユースでは必ず。
その証拠にフィオレンティーナはパルマを破りましたし・・・
ええと・・・ええと、そしてフランスのFFFは若手育成機関を設立しました。」
片桐「若手育成機関・・・?」
そう言って片桐は口許に手を当て、頭を悩ませている素振りを見せた。
彼が反芻したのは三杉の言葉の一番末端に来た単語であった。
片桐「確かに日本では、若手育成については余りに遅れている。
嫁売や日惨などはユースチームを持っているが、そんな大企業の例は稀だ・・・。」
三杉「一方フランスでは国を挙げて、プロの登竜門となる国立サッカー学院を設立しました。
アフリカ系の帰化2世となる選手も、これによって更に増えてくるでしょう。
フランス国際で感じたようなチーム総合力の物足りなさは、近い将来忘れ去られるでしょう。」
383 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 18:48:40 ID:???
片桐「ふむ・・・フランスが強化される基盤は解った。 日本にそれが無い事も明白だ。
だがその差が目に見えてくるのは、少なくとも5、6年は先に思えるな・・・。」
三杉「・・・と言うと?」
片桐「恐らくフランスとしては、自国開催となる1998年のW杯に照準を合わせた強化計画だろう。
確かにそれ自体は脅威であり、今のトップ・ユースについても強化が施されるのは想像がつく・・・
だがその話とお前達が3、4年後に勝てなくなるのと、どのような理屈で繋がる?
フランスが強くなる事と、お前達が勝てなくなる事は似て非なる次元の話であるし、
世代交代の事を言いたいとしても・・・流石に早過ぎて現実味が無く思える。」
三杉「ええ、勿論そうですね。(あれ?)」
片桐「それに、日本にとって若手育成はまさにこれからの分野だ。
プロリーグが成功してサッカー人気が安定し、プレイ人口が増加する事。
同時にプロチーム、プロを目指すチームが増え、ユースを持つチームも増えるという事。
先ずこれが成り立つのが前提であり、順序として正道だと私は思うが。」
三杉「そうですね、野球ばかりに持って行かれていた才能が、サッカーに流れ込んでくること。
それだけで日本サッカーの水準は今よりも大きく上昇するでしょう。」
384 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 18:49:56 ID:???
片桐「うむ、だが協会の姿勢としては若手育成を奨励し、ユースチーム設立を補助していくべきだな。
その事については追って上層部に提案するとしよう。 有意な意見に感謝する。
それは良いが・・・やはりお前達が勝てなくなるという予測とは、あまり結びつく気がしないが?」
三杉「ええ、話はここからですよ。(はっはっは、僕とした事がちょっと間違えたな。)」
三杉が持つ既存の情報量は大した物であったが、この日新たに入ってきた情報量も桁違いに多かった。
彼の中において、フィオレンティーナで闘う事を決めた理由は既に完成しているが・・・。
しかしそれを他者に説明する為の適切な例示を、この膨大な量の情報からピックアップするのは、
それでも困難な作業に違いなかった。 だからちょっと間違えても止む無しなのだよ。
・・・三杉は改めて考えを纏め直し、今度こそ前後が繋がるような話の進め方を心がけるのだった。
※片桐の以降の判定が少し不利になります。
*******
一旦ここまでです。
385 :
森崎名無しさん
:2011/10/24(月) 18:56:22 ID:???
2011年現在
野球もサッカーも国内リーグが死に掛かっている模様
なんでや……
386 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 19:09:27 ID:???
次の分岐までの内容を今から書く前に独り言。
松山がマモノの罠を最低限の被害で済ませられて本当に良かったです、ホッとしますた。
しかし射命丸の描写が実に良かったですね。
口で酸っぱく言って終わらせておきながら、戻ってきて個人的にビンタし直す所とか・・・
ああいうズルイ感じの子が微妙な部分で女の子をしてると魅力的に思えてしまいます。
東方メインを書く事が(ないですけど)あったらヒロインは射命丸にしたいなと思ってしまいました。
・・・え?変?
387 :
森崎名無しさん
:2011/10/24(月) 19:11:13 ID:???
わかるわかる変じゃない
388 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 20:51:46 ID:???
>>385
一体どうしてこうなったのでしょうか・・・?
>>387
同意いただけて嬉しいですw
=============================================
三杉「僕達フィオレンティーナは、先の大会でパルマを破りました。
そしてセリエAトップにおいて、ナポリはもはやミランに勝てていません。」
片桐「ふむ・・今度こそ、その両者は日本が勝てなくなるという予想に繋がるのか?」
三杉「はい。 そしてそれは僕の最も訴えたい事、そして僕が全日本召集を拒否した理由でもあります。」
片桐「ほう・・・・・・では聞かせて貰うとしようか。」
そう言って片桐は姿勢を正し、腕を組んで三杉の方を見据えた。
自分に対して『サッカーを見る目がない』とまで言った三杉の訴え・・・
それが如何なる物か、シッカリと見定めようという姿勢になったのだ。
これに対し三杉は一つ深呼吸し、そしてハッキリとした口調を紡ぎ始めた。
389 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 20:53:19 ID:???
三杉「先の大会・・・決勝戦を観てらしたそうですが、マルコ・クオーレについては覚えていますか?」
片桐「クオーレ? ああ勿論だとも、あのファンタジスタの少年を覚えていない筈が無い。」
当然ながら片桐はその少年の事を覚えていた。
後半から登場し、脅威的なプレイを連発した小柄の少年・・・
試合その物を自分のステージにしてしまったかのような存在感は、ファンタジスタ以外に有り得なかった。
三杉「彼は脅威でした・・・予想できない、計算では量る事の出来ないプレイは片桐さんの記憶にも新しいでしょう。
しかし僕達フィオレンティーナはパルマに勝ちました。
ファンタジスタを擁する・・・加えていえばシューマッハのような守護神も擁するチームに。」
片桐「うむ、素晴らしい成果だったと私も評価している。」
三杉「・・・・・・僕達はチームの力でファンタジスタを破り、一つの証明をしたつもりです。
つまり『ファンタジスタは既に勝利の象徴ではない』という事の証明です。」
片桐「むっ・・・何が言いたい?」
390 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 20:54:22 ID:???
三杉「聡明な片桐さんならもうピンと来ている筈ですよ。
翼くんをチームの中心に置き、森崎がゴールを守っても・・・それだけでサッカーは勝てない。
もっと言えば翼くんと森崎だけが強くても、それはチームが強いのと同義(イコール)ではない。
・・・これが僕の主張の柱です。」
片桐「ふむ・・・・・・だが、お前がパルマに勝利した例がそれを証明した事になるのか?
確かにお前達は見事にパルマを破った・・・逆転を許した後の展開は私を魅入らせたよ。」
三杉「・・・・・・」
片桐「しかしクオーレが出場したのは後半から・・・しかも彼は本来まだJrユースに位置する少年だ。
なのに、後半だけであれだけの存在感・・・輝きを放ってみせたのだ。
・・・私にはファンタジスタの偉大さを見せ付けられたようにしか思えなかったが?」
尤もな指摘、それでいて三杉の主張にとっては針のように痛い指摘を片桐は返してきた。
確かに彼の言う通り、クオーレがプレイしたのは後半のみである。
そしてクオーレは年齢的にはプリマヴェーラよりも下のクラスに分類される・・・
その彼に勝った事を主張した所で、ファンタジスタの信仰を揺るがす事は難しいだろう。
391 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 20:56:15 ID:???
片桐「100歩譲ってクオーレと翼が互角だったとしよう、後半だけのプレイなのも一旦目を瞑る。
だがお前達フィオレンティーナが勝利したという一例だけで、一体どれだけの事が証明される?
勝負には当然あやがある。 お前達の勝利をマグレだなどと言うつもりは無いが、
お前達だってパルマに対して100戦して100勝する自信があるわけではなかろう?」
更に片桐は指摘を続けてきた。
たった一試合の結果で主張する事は暴論に等しいと言っているのである。
三杉はこのような反論が返ってくる事を・・・・・・予想出来ていた。
故にこそ、先程間違えてフランスの話題を出した時に、この話を無理矢理引っ張り出す事を止めたのだ。
物事を主張する時には十分なデータ点数が必要だと、三杉はちゃんと解っていたのだ。
三杉「御指摘の通り・・・。 しかし今度は、セリエAのトップの話・・・
ナポリがミランに対して勝てなくなった事を考えてみて下さい。」
片桐「なにっ・・・?」
三杉「知らない筈がありませんよね、ナポリに在籍していた最強のファンタジスタ、マラドーナ。」
片桐「勿論だ、彼のお陰でナポリは初めてセリエAでスクデットを獲得する栄誉を得た。
それまでセリエAとBを行き来する程度のチームだったナポリがな。」
392 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 21:07:04 ID:???
三杉「ええ・・・しかしそのナポリが、ある時期を境にミランに勝てなくなりました。
そう、戦術家アリーゴ・サッキ氏がゾーンプレスを誕生させてからです!」
片桐「なっ・・・!」
三杉「マラドーナを止められる選手はセリエAの中に誰一人居ませんでした、それは確かです。
しかしミランの監督となったサッキ氏は、チームの力で彼を止める方法を考え・・・
そして見事に実践してみせました。 それが日本で云われているゾーンプレスという戦術です。
その効果はナポリとミランの戦績から否応なく伝わってくる筈です。」
片桐「・・・!!」
口を真一文字にして絶句する片桐。
今度は一点データではない、裏付けされたものがシッカリとある。
故にこそ三杉は改めて主張する。
三杉「サッキ氏の考案した戦術の完成により、欧州のトップでは戦術の発展が急激に進みつつあります。
つまり『ファンタジスタはもはや勝利の象徴ではない』、ファンタジスタの時代は終焉に
向かっていると僕は・・・いや、僕が言わずとも世界がそれを示しています!」
片桐「むぅっ、それは・・・」
393 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 21:10:27 ID:???
三杉「プロジェクト・カウンターウイングの事と合わせても、貴方・・・いや日本サッカー協会が
想定する全日本というチームの形は容易に想像が出来ます。
貴方の見据えるチームのイメージが協会とは違うのではないかと・・・
或いはパルマ戦を観て、貴方が固めていたイメージに変化をもたらせたのではないかと期待しましたが・・・
だが貴方は先程僕に言いました・・・『翼くんの後ろのスペースを任せられる』と。」
片桐「・・・・・・」
三杉「その一言で、日本の戦術が『大空翼』以外に無いと改めて確信しました。
しかし一人の絶対的な個に頼るだけの物を・・・戦術とは言いません。
そしてそれがトップの世界で通用しなくなる未来は、たった今述べた通りです。」
片桐「なるほど・・・」
先着で
★ジャパニーズゾーンプレスとは何だったのか→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 「だが日本にサッキのような戦術家は居ないっ・・・!」
《ハート》 「なるほど、お前の言葉通りならば日本は・・・」
《スペード》 「だがしかし、今の日本に翼を頼る以外の選択肢があるのか!?」
《クラブ》 「だ、だが日本には森崎という守護神も居る!」
《クラブA》 ???
《JOKER》 「なるほど、お前のやりたい事が全て判ったぞ。」
394 :
森崎名無しさん
:2011/10/24(月) 21:10:50 ID:???
★ジャパニーズゾーンプレスとは何だったのか→
クラブ7
395 :
森崎名無しさん
:2011/10/24(月) 21:11:15 ID:???
もうだめだー
396 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/24(月) 21:11:43 ID:???
サッカーを見る目に関しては安定の節穴さん。
それでは次回もまた宜しくお願い致します。
397 :
森崎名無しさん
:2011/10/24(月) 21:18:38 ID:???
改革は一日にしてならず乙でしたー
398 :
森崎名無しさん
:2011/10/25(火) 01:15:40 ID:???
乙です。
……本当に、日本のシュスターになりそうな悪寒、満々ですねぇ………。
三杉がPMとして引っ張れたら楽しいんですが、それはまたゲームの楽しみが違うほうに行きますね。
何はともあれ、展開を楽しみにしています。
399 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/25(火) 18:04:58 ID:???
>>395
いえいえ、状況は悪くなっていませんよ。
三杉が最初に覚悟した最低の状況が維持されただけです。
これ以上悪くなる事なんて最初からなかったんや!
>>397
言葉で改革を為すなど、所詮は夢幻という事ですね。
>>398
乙感謝です。
三杉は急いでいますが、決して急ぎすぎてるとは言えませんし
何より日本サッカーにまだ絶望しちゃいませんからね。
きっと当時の送れたサッカーファンの心にサイコフレームの光を見せると信じてあげましょう。
・・・私は自分に言い聞かせていますw
400 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/25(火) 18:05:58 ID:???
> ジャパニーズゾーンプレスとは何だったのか→ クラブ7
> 《クラブ》 「だ、だが日本には森崎という守護神も居る!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「・・・その一言で、日本の戦術は『大空翼』以外が考えられていないと改めて確信しました。
しかし一人の絶対的な個に頼るだけの物を、戦術とは言いません。
そしてそれがトップの世界で通用しなくなる未来は、たった今述べた通りです。」
片桐「だ、だが日本には森崎という守護神も居る!」
三杉「・・・!!」
そう強い口調で返され、三杉は今の興奮が急速に冷めていくのを感じた。
片桐が口にしたのは根拠もない、努力もない、思考を放棄した縋るような類の物であった。
それは“ファンタジスタと守護神”信仰その物の姿であると三杉には思えた。
三杉(落胆・・・は、思った以上に出て来ないな。
・・・最初に思っていた、元の状況の儘だからだろうか。)
401 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/25(火) 18:07:36 ID:???
“プロジェクト・カウンターウイング”という言葉を聞いた時に、想像がついていた事だった。
日本サッカー協会の人間が目指そうとしているチームの在り方と・・・
そして急進化を遂げ始めている戦術の発展を、彼らが知らない事を。
リヌル・ミケルスのトータルフットボールはどのチームにも真似が出来なかった。
しかしアリーゴ・サッキのファンタジスタ殺しは決して模倣が不可能ではない。
だからこそ世界の戦術潮流は、今大きく動き始めているのだ。
このスタートに乗り遅れれば、その差は埋め難き物となって日本サッカーの未来に立ちはだかるだろう。
三杉(片桐さんだけは、僕の言葉を理解してくれるかも知れないと思ったけど・・・)
抱いた希望は、文字通り彼の希望でしかなかった。
一度強く信じた物を・・・固く凝り固まってしまった観念を打破するのは、言葉では無理であった。
信仰は現実を見えなくさせる、という事を三杉は理解するしかなかった。
402 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/10/25(火) 18:09:44 ID:???
三杉が頭に描いている物も、彼の妄想による絵空事・・・信仰に類するのではないかと誰かが言うかも知れない。
しかし三杉は、自分の理論が間違っていると思っていないが、100%正しいとも断ずるつもりはなかった。
それが本当に正しかったかは、後になって評価するしかないと知っているからだ。
その証拠に、ビジネスマンとしての片桐の言には理があると判断しており、
結果としてそれが彼の意思に若干の揺らぎを生じさせている。
自分が頭に描いている計画を実行し、もしもそれが敵わず失敗したならば・・・
自身がやったその行為は、日本サッカーを裏切るだけの結果になるかも知れない、と・・・。
三杉(だからこそ、僕は迷うわけにはいかない。)
これ以上解り合う事は言葉では不可能、後は布告して行動で示す他はない。
三杉はすっかり冷え切った心で決断の火蓋を切った。
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