キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/29(木) 19:43:51 ID:L+HomlPU


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のスピンアウトであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。




…エッチなのはいけないと思います!




49 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/30(金) 19:07:59 ID:???
ふむ、聖闘士にはなれませんでしたか・・・残念です。
まあそれでもボランチとしてなら全国で闘えそうなレベルにはなりました。

・・・という所で本日はここまでです。
週末の更新は期待できないと思います。 それではー

50 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2011/09/30(金) 19:34:26 ID:???
新スレ乙です。
段々と日本の選手達が登場してきましたね。
三杉のコーチの成果が東邦との試合でいい結果に結びつくといいですね。
南葛と東邦との試合を楽しみにしています

51 :森崎名無しさん:2011/09/30(金) 20:00:31 ID:???
小宇宙が足りなかったのか、三杉のイタリア仕込みのテクニックがハイレベル過ぎたのか…

52 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 11:26:11 ID:???

>>50
レミリアさん乙感謝です。
選択によっては日本の選手はまだまだ登場は後になっていました。
ちょっとだけ早い顔出しと言うところですね。
ちなみに南葛と東邦の試合は描写はせず、結果とハイライトが後で判るようなつもりでいます。
本編通りに南葛V1といきたいものですが…さて。

>>51
両方ですね。身体の鍛え方も甘く、伸び代が大きくなかったと言わざるを得ません。
=============================================

> 三杉のパーフェクトボランチ教室→ クラブ10、岩見のストイック受講態度→ スペード2
> 11〜15→岩見、覚醒。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉は最初に山森と岬に協力させ、山森&岬と岩見の2対1を数本やらせた。
勿論、ボールを奪った岩見は素早く三杉にパスを出すという一連の流れである。
その内容で三杉は岩見の特徴を把握し、どの様な伸ばし方が良いかを検討してみた。

三杉(スピードは特に優れている訳ではない…反応や動体視力も並、パワーも使い物にはならない。
    唯一使えそうなのは、相手の死角に回り込むセンスと言ったところか…)

岩見の身体の基盤は軒並み並以下と言った様子で、楽に実力を向上させるのは困難であった。
相手の初動を見切るコツや、足を出すシビアなタイミングを伝えた所で、
三杉と岩見では観えている視界があまりに違い過ぎるのは判りきっている為だ。

止むを得ず三杉は、パスを簡単に出させないポジショニングとワンサイドカットによる敵の誘導を伝える。
しかしそれも、一瞬のタイミングで多くの判断・作業を課すプレイであるゆえか、岩見の疲労は早かった。


53 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 11:28:48 ID:???

岩見「ふう…普段から頭を使ってプレイしているつもりだったが…
    お前は常にこんなにも思考しながら高度なテクニックを魅せているわけか。」

三杉「サッカーは瞬間的なインテリジェンスを必要とする場面が多いからね…特にボランチは。
    でも大丈夫だよ、脳は鍛えれば鍛えるほど応えてくれる機関だからね。
    それよりもパスを出す時のルックアップが長すぎるぞ。
    足を出す時までに僕の大まかな位置は把握しておき、出す時は一瞬で判断できるようになれ。」

岩見「ふっ、スパルタだな…だが、それが有り難いぜ。」

山森の分のコーチもあるため、後は全体的な動きの再確認に終始したところ…
最終的な岩見のボランチとしての能力は、全国でもかなり上位と言える程になっていた。


《岩見》
 ド  パ  シ   タ  カ  ブ   ト  ク  競  合計 高/低 LV
??  59  ??  59  ??  ??  ??  ??  ??  ???  1/1 31

パスフラグA
スキル・タックル+2
スキル・パスカット+2
スキル・ワンサイドカットLV2(ダイヤで抜かれた場合、相手の次回行動を−2)


54 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 11:30:06 ID:???

三杉「こんな所かな…最後に教えたあのパスは、じっくりと自分の物にしていくといい。
    急に使おうとしても逆に間誤付いたりキックミスに繋がるだろうから。」

岩見「ああ判ってるさ、無理な冒険が許されるポジションでもないしな。」

三杉「フフ、森崎がその言葉を聞いたら何て思うかな。」

山森(いつの間にか岩見のさんのパスの精度が井沢さんに負けないくらいになってる…
    たったこれだけの時間で、こんなに成果を上げられる物なのか…)

山森は岩見の成果に少なくない驚きを覚えていた。
特にタックルは、老練的な巧さを加味すれば自分以上かも知れないと考えるほどだった。
始める前に感じた三杉への不信感は、目にした結果により薄らぐ事となったのだ。

三杉「さあ次は君の番だ。」

山森「は、はい。 宜しくお願いします。」

岬(ここまでは期待を裏切らない流石のコーチングと言うべきかな。
   けれど山森は岩見よりも高いレベルだ…この短時間で効果を上げられるかい?)


55 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 11:35:35 ID:???

先着2名様で
 ★三杉のコーチング→! card★
 ★反骨が芽を出し始めた山森→! card★
と書き込んで下さい。数字とマークで分岐します。

《山森》
35→山森、ドリーム。全能力値+2、さらにタックル、シュート+2、必殺タックル・グラウンダーシュート・浮き球シュート取得。
30〜33→山森、プラチナ。全能力値+1、さらにタックル、シュート+2、
       必殺タックル・グラウンダーシュート・浮き球シュートフラグ取得。
25〜29→山森、ゴールド。全能力値+1、さらにタックル、シュート+1、必殺タックル・グラウンダーシュート取得。
21〜24→山森、ビッグバン。タックル、シュート+2、必殺タックル・グラウンダーシュート取得。
16〜20→山森、シルバー。タックル+1、シュート+2、必殺タックル・グラウンダーシュートフラグ取得。
11〜15→山森、ブロンズ。タックル、シュート+1。必殺タックル取得。
2〜10→山森、モブ。必殺タックル取得。


56 :森崎名無しさん:2011/10/01(土) 11:36:19 ID:???
★三杉のコーチング→ クラブ3

57 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 11:37:59 ID:???
忘れてましたがカードのマークが一致した場合、数値の合計に+5されます。

58 :森崎名無しさん:2011/10/01(土) 11:40:41 ID:???
★反骨が芽を出し始めた山森→ スペード10

59 :森崎名無しさん:2011/10/01(土) 11:44:57 ID:???
今度は三杉がヘタれおった…

60 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 14:03:11 ID:???

> 三杉のコーチング→ クラブ3、反骨が芽を出し始めた山森→ スペード10
> 11〜15→山森、ブロンズ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

先ほど岩見のプレイを観察したのと同様に、三杉は山森にFKを何本か注文をつけながら蹴らせた。
カーブ、ドライブ回転、身体のバネや単純な脚力……そのシュートセンスを量ろうとした。
しかし…

三杉(ダメだな…これは。 蹴り脚からボールにベクトルを伝えるセンスが無さ過ぎる。
    身体能力や体捌きは十分なだけに惜しい素材だ…)

ハッキリ言って山森はストライカーとしてのセンスに恵まれていなかった。
この時間内…いや、一年かけてもグラウンダーでの特有のシュートを編み出すのは不可能と断ずるしか無い。
いま出来るアドバイスは、蹴る力を高めつつもコントロールを乱さないシュートの基本的にコツだけだった。

61 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 14:06:22 ID:???

三杉「いいかい、シュートの威力とコントロールを決めるのは最後の左足だ。
    グラウンダー、浮き玉に依らず、軸足の位置がシッカリ決まれば思い切り蹴ってもコントロールは定まる。」

山森「はいっ!」 バシュッ

三杉「違う! 先ずは全力でボールに追いつき、残りの三歩でポジショニングを合わせるんだ!
    ただ早く走る事だけを考えるな、適切なタイミングで走り出せるかも重要なんだぞ!」

山森「は、はい!(…こんな理論詰めで教えてくれる先輩は南葛には居ないぞ…?)」

シュートの方が一段落すると、今度はタックルのコーチングへと移行した。
これについては山森に適した技について、三杉は明確なビジョンを得ていた。
山森の視野の広さと体捌きの巧みさを利用出来る…そう、三杉も得意とするディレイドタックルである。
ワザと隙を見せ、抜かせた所を斜め後方の死角からボールを掠め取る妙技。
これについては、相手の動きから、抜かせた後のボールの位置を把握出来る視野の広さと…
一瞬でタックルの体勢に入り、しかもファウルにさせないような身体の使い方の上手さが必要であった。

62 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 14:29:03 ID:???

スパァァッ!

三杉「いいぞ、今のタイミングは申し分ない。 忘れない間にもう一本だ。」

山森「はいっ!(…これも実戦で十分使えそうなテクニックだ、こんな短時間に身に付く物なのか…)」

結局山森はそこそこの上達を得る事が出来た。
たかだか1時間かそこらの練習としては上等な結果と言えるが…
山森の意欲とポテンシャルを考えれば、もう少し出来る事があったのではないかと少々悔いを残す。
しかし時間は待ってくれる事は無く、陽は昨日と同じように傾くのだった。

三杉「済まなかったね、少々考える時間が多くなってしまったよ。
    正直言ってこれは僕の段取りが悪かったせいだ。」

山森「ああ…いえ、闇雲に時間を使うよりも余程良い練習が出来ました。」

三杉「そう言って貰えると助かるよ。」


《山森》
 ド  パ   シ   タ   カ   ブ   ト  ク   競  合計  高/低  LV
??  ??  60  60  ??  ??  ??  ??  ??  ???  2/2 31

ピンポイントパス(1/2でパス+2)
オーバーヘッドキック(高シュート+2)120消費
ローリングオーバーヘッド(高シュート+4)200消費
ディレイドタックル(1/4でタックル+2)


63 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 14:51:38 ID:???

今できるコーチングはこれで全て終了となった。
2人とも劇的な成長とはいかない物の、対時間効果としては良い成果と言える。
この結果に首を傾げている者が一人。

岬(三杉くんの実力は一体どうなっているんだろうか?
   岩見のコーチングで、ある程度見切ったと思ったんだけど…)

そう、岬は岩見に対するコーチングを見て三杉の程度を推し量れていたつもりだった。
それによると、山森ほどの実力者が相手では大した成長を促す事は出来ない筈だったのだ。
しかし予想に反し、三杉は(思考時間が長くなった物の)岩見の時と同程度の成長を山森に与えたのである。

岬(ブランクもあるし、三杉くん≧山森>岩見くらいの物と考えていたけど…
   三杉くん>山森>岩見…と言う事になるのか? IHで全国大会はおろか予選にも姿の無かった彼が?
   そう言えば、コーチングの内容も所々実践的過ぎた気がする…
   試合から離れていて、あんなコーチングが出来る物なのか?)

岬の疑問は思考を重ねるにつれて深くなっていく。
それと共に、何やら危機のシグナルが鳴り始めている気もしてきていた。
日本サッカー協会の利権をいずれ手中に収めたいと考えている彼は、自分が日本サッカーにおいて
知名度、実績、人柄の面で名実ともに“功労者”という立場にならなかればいけない。
その為には強くあり過ぎず、しかも決して欠かす事のできない実力を人々に示し続ける必要があった。

『しかし、それが通用しない人間が存在するのではないか?』

そういう危機感を、具体的にではないにせよ岬は感じ始めているのだ。


64 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 14:53:13 ID:???

先着で
 ★岬様素敵!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 岬(いや、そんな事あるわけないよな…疑心暗鬼になってはいけない)
《ハート、スペード》 岬「三杉くん、折角だから僕と一勝負どうだい?」
《クラブ》 岬(悪い予感がする…早急に実力を上げないと不味いかな?)
《JOKER》 山岡(あれ? あそこに居るのって…まさか岬様!? え、運命ktkr!?)


65 :森崎名無しさん:2011/10/01(土) 14:57:37 ID:???
 ★岬様素敵!→ スペード6

66 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 15:03:34 ID:???
岬様と三杉が勝負する事になったところで一旦終了です。
次の更新は週明けになる可能性大です。
それでは!

67 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/10/01(土) 20:34:20 ID:???
新スレおめでとうございます!

前スレは正に森崎版の歴史に残る激闘でしたね!クオーレのラストショットを
中山さんが神の引きでブロックし、そこから完璧な速攻でブンナークの勝ち越し……。
何と言うか、カードとかダイスとか関係なく、名勝負って生まれるものなんだな、と思いました。

そして弥生のピンポイント過ぎるクラブAには大笑いしてしまいましたw
そしてそこからの貴公子のフォローがまたwと思ったらいきなりお泊まりイベントが発生したり、
そうかと思えばドMが爆発したり……。この二人は原作もそうですけど、見ていていろんな意味で
ハラハラさせられますねw(だけど何だかんだで周りから見たら惚気てるよう見えそうですけど)

そして新スレ早々岩見と山森が超強化!……となる筈が一方が
へたれてしまって思ったよりは伸びず……。
南葛対東邦がどうなるか、楽しみにしています!

68 :キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/10/02(日) 12:21:06 ID:???
遅ればせながら新スレ乙です!
最後まで熱い試合、本当に乙&楽しませていただきました!
いやもう、敵も味方も輝きすぎでした。
そしてここから崩壊…。果たしてかのチームのメンバーはどうなっているのか。楽しみにしております。

三杉と弥生は……。
まぁいつもどおり(?)のようで何よりですw
しかしアナカンさんがあんなにいやんな方向に頑張っちゃうなんて!
いいぞもっとやれ!と言いたくなる反面、綺麗な三杉も久しぶりに見たくなっちゃいますねw

69 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/10/02(日) 20:10:55 ID:???
遅ばせながら新スレ乙です!
決勝戦は最後まで気の抜けない展開で見ててハラハラしましたね。私正直クオーレが虹打った所で終わったと思いましたし
ハイパーオーバー→中山さんの超ファインプレイ→ブンブン決勝点の流れは本当に凄かったです
そしていよいよカンピオーネと戦うわけですが、色々と不穏なフラグが立ってますね
とりあえずアンザーニ監督が選手一人一人に手紙を遺して……という某ミラン監督のようなイベントまで発展しない事を祈りますです
他にも基本どこでもへたれる岬様がこのスレでは頑張れるのか、炎の男みっちゃんのメンタルがどこまで破壊されてしまうのか
等々色々と楽しみにしつつ、このスレも応援してまする


弥生についてはまぁ……ブレザー万歳! とだけ

70 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 12:36:52 ID:???

>>67
霊夢殿乙感謝にございまして。
パルマ戦の終盤は私の方も手に汗を握ってしまいました。
「ここでこの展開になるのかー」と翻弄されまくりでしたよ、GMとしてはアウト的ですw
でも皆さんが熱くなれるような試合になって本当にホッとしています。
弥生の別人格ヤンデレ化の危機もなかなかでしたね。
クラブAの分岐で笑わそうと思って書きましたが、出た時は流石にシャレにならなかったですw
まあでも三杉と弥生は本編でも安定カップルですし、運命力も味方している気がします。
がんばりセービングされなければきっと幸せに絆を育み続けそうですね。
岩見と山森の強化は確かに中途半端になってしまいました。
本編+微αくらいなので、歴史を動かすのは中々に厳しそうです。

>>68
霧雨様乙どぅおーもでぇーぃす!
パルマ戦は敵味方問わず見せ場が出てくれて良かったです。
本当に出来すぎた試合で、レッチェ戦以上のやり遂げた感がありました。
ただ、これ以上の試合は出来ないな感も半端ないので、今後が頭痛いですw
かのチームについては細かい部分を含めて何パターンもフォメや展開を考えてきましたが…
はっはっは、まあどうにかなるなる的な勢いで結論を放置しているとこですw
いやんな方向については、私自身が相当エッチみたいなので全然いけます旦那。
でも書いてると徐々に不安になってくる不思議。

>>69
滝さん乙感謝だゼェェェェェェェェェェット!!
マルコが歩いて1点、ブンブンがファウル、三杉がハイパオーバ体力すっからかん
マルコが虹撃っちゃう、中山が精神コマンド魂、ブンナークが爆発。
書いてる私も爽快でした、本当に奇跡のような試合でしたよ二度と出来ないすー
アンザーニ監督は元ネタが元ネタだけに、皆さまに愛され心配されて貰えました。
手紙イベントに発展してもきっと心残りは……いや、こんな事を考えてはいけない。
そして弥生の事はヒーロー下ネタに近寄らずな感じでひとつw


71 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 12:37:59 ID:???

> 岬様素敵!→ スペード6
> 《スペード》 岬「三杉くん、折角だから僕と一勝負どうだい?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

岬「三杉くん、折角だから最後に僕と一勝負どうだい?」

三杉「えっ・・・?」

岬太郎は現在の価値観が続く前提で、将来の利権を得られるよう画策している。
2002年のWカップ開催に向けてプロ化の話も進んでおり、日本のサッカーは少しずつ発展し始めた。
黄金世代と呼ばれる自分達が、それに寄与している部分も既に小さく無くなっている。
順調にこの世代が活躍して行けば、その中からいずれ日本サッカー協会の重鎮に成っていく事は当然…
場合によっては若くして抜擢され、将来的に利権の独占を得る事も可能だ。
岬が狙っているのはズバリこれ。
しかしそれには黄金世代の中心に居なければならず、しかも誰にも嫌われず組織にとって有用な評判が必要だ。

黄金世代の中心と言える人間は大空翼、森崎有三、日向小次郎の3名だが…
翼は基本的にサッカーの事だけしか頭になく、また自分とは絶対的な信頼関係がある。
森崎は飽くなき強さを求めるタイプであり、金銭や名誉については二の次である。
日向は力も利も求める最も警戒すべき存在だが、独裁者タイプゆえ組織の頂点になければ排除される。
この事から、彼らは自分にとっての対抗馬や障害に成り得ないと判断できる。

岬(三杉淳……協会からは既にコーチを任されるなど、信頼や実績を得ている。
   しかし彼は心臓病、この世代の中心には決して成れない。
   ユースクラスまで活躍するのではと以前は心配していたが…この三年姿が無く、安心してた。)

三年間のブランク…個人技や試合勘の鈍りは決して隠せはしない物。
逆に自分らは実力を高めており、相対的に見れば心臓病の天才も今は只の人…
その筈であったのだが…何か不安を覚えてコーチングを見学した結果、その不安は更に大きくなった。
『三杉淳の実力を確かめておかなければならない』岬太郎の頭の中にあるのはそれであった。


72 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 12:39:19 ID:???

三杉「勝負か・・・別に構わないよ。」

弱い日本を破り、反骨によって強くなった日本を再度破る事で、今ある価値観をぶち壊し・・・
日本サッカー協会のお偉方や国民を間違った夢から叩き起こし、本当のサッカー先進国への道を示す。
これを夢に見ている三杉は、岬の勝負の申し出を断らなかった。
今の時点で岬に実力を見せる事で、日本の成長が早まるとほのかに期待したからである。

三杉「それで勝負方法はどうするんだい?」

岬「シンプルにドリブルとタックルの1対1はどうだい? 互いに攻守一本ずつでね。」

三杉「ああ、それで構わないよ。」

提案された勝負は別段変わったものではなく、三杉も異存を挟む余地はない。
二つ返事で承諾し、守備の位置へと着く。

山森「岬さんと三杉さんの対決か・・・どっちが勝つんでしょうか?」

岩見「そりゃあ・・・岬の方だろう。 幾ら三杉が天才でも、高校での経験値の差が違いすぎる。
    それに練習ではなく勝負である以上、岬に負けて貰っては奴をキャプテンに担いでいる俺達が困る。」

山森「そう・・・ですよね。」


73 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 12:41:19 ID:???

岬「ふふ、小学生の全国大会以来だね。 あの時は君に全然敵わなかったなあ。
   (・・・でも今日は圧勝させてもらうよ、この不安を拭い去る為にね。)」

三杉「・・・昔の話だよ、今とは違うんだから、あの時の事は忘れて改めて勝負だよ。
    (そう・・・色々な意味で忘れてくれ、僕もなるべく忘れていたいから・・・。)」

昔話に話を咲かせるような事は無く、すぐに構える2人。
そして岬が攻める一本目が始まった。


先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★岬 ドリブル(! card)62 +(! dice + ! dice)=★
 ★三杉 タックル(! card)66 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → パスが通った!サイドアタック狙うぜ!
=1〜-1 → 左から順に(新田がフォロー、ランダム判定、フェラーリがフォロー)
≦-2 → パルマボールに。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
岬のマークがダイヤで「華麗なドリブル(+3)」が発動。
三杉のマークがダイヤで「クリップタックル(+3)」、ハートで「ディレイドタックル(+2)」が発動。


74 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 12:41:44 ID:???
 ★岬 ドリブル( ハート10 )62 +( 35 )=★

75 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 12:42:31 ID:???
すみません・・・訂正を

【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → 岬が三杉を抜いた
=1〜-1 → こぼれ球に・・・
≦-2 → 三杉がボールを奪った



76 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 12:43:20 ID:???
★三杉 タックル(! card)66 +( 64 )=★

77 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 12:44:23 ID:???
★三杉 タックル( ダイヤA )66 +( 25 )=★

78 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 14:52:31 ID:???

 岬 ドリブル( ハート10 )62 +( 3 + 5 )=70
 三杉 タックル( ダイヤA )66 +( 2 + 5 )+(クリップタックル+3)=76

【攻撃Max】−【守備Max】≦-2 → 三杉がボールを奪った
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

岬(行くぞ・・・!) ヒュンヒュン!

丁寧なボールタッチにフェイントで緩急を入れてくる岬。
雑なプレイではなく、ミスも特に見られないドリブルである。

三杉(ふむ、こんなところか。) スッ

岬(動いたね、ここだっ!) バッ

岬のドリブルを観察したところ、ボールタッチの技術はそれなりだがスピードが足りなかった。
結果、三杉は特に待つ必要なしと判断し、相手が仕掛けてくるよりも先に動く。
だが岬はそれを待っていたとばかりにボールと共に跳躍・・・一気に飛び越えようとした。
しかし・・・


ガシィッ!!

岬「うっ!?」

三杉は身体を反転させ、下方から両足でボールを挟んでいた。
上手く抜いたと確信していた岬は、着地するまでの間なにが起こったか理解できず、思考が停止する。


79 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 14:56:10 ID:???

岬(奪われた!? どうやって・・・!)

そして着地後に改めて表情に驚愕を見せる。
相手に先走らせた時点で自分の勝利と思ったというのに・・・
下方の有り得ない角度から、いつの間にかボールを奪われていたのである。
岬には三杉の動きを後から考えても想像できなかった。

三杉「1本めは僕の勝ちだね。」

岬「う、うん・・・。 (僕は・・・勝利を確信して気を抜いた・・・・・のか?)」

試合ではない為、岬はマリーシア等のえげつない手を使う気も最初から無かった。
だが、そう考える事自体が油断とも考えられなくもない。
岬は頭をブンブン振って、自らの不覚を悔いた。

山森「い、今の見ましたか?」
岩見「ああ・・・・・・岬の奴、ミスしたわけじゃないよな?」
山森「はい、普段通りのパフォーマンスでした。 それをあんなにあっさりと・・・」

傍で観ている2人も、チームでNo.1のテクニシャンである岬が簡単にボールを奪われたことに衝撃を受けていた。
いや、なかなか派手な技の応酬であったのだが、2人にはその凄さを正確に測れなかったのである。

岬「(次は・・・一瞬たりとも気を抜かないぞ。)よし、今度は僕の守備だ。」

三杉「準備はいいね? それじゃ・・・行くよ!」 ダッ


80 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 14:57:19 ID:???

先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★三杉 ドリブル(! card)68 +(! dice + ! dice)=★
 ★岬 タックル(! card)60 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → 三杉が岬を抜いた
=1〜-1 → こぼれ球になった(数値によってどちらかが優勢な描写に)
≦-2 → 岬がボールを奪った

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがダイヤで「芸術的ドリブル(+5)」、
 ハートで「華麗なドリブル(+3)」、スペードで「やや華麗なドリブル(+2)」が発動。


81 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 14:58:01 ID:???
 ★三杉 ドリブル( クラブQ )68 +( 53 )=★

82 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 14:58:11 ID:???
 ★岬 タックル( ハートA )60 +( 13 )=★

83 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 16:18:50 ID:???

 三杉 ドリブル( クラブQ )68 +( 5 + 3 )=76
 岬 タックル( ハートA )60 +( 1 + 3 )=64

【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → 三杉が岬を抜いた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(ドリブルはプリマヴェーラで中堅か、それよりも少し下がる程度。
    …ならば、小細工のように映るフェイントを使う必要もないか。)

今ほどの勝負で岬の実力をおおまかに量った三杉は、この場での抜き方を選び決定した。
このレベルの相手であれば、フェイントで必要以上に虚を突く必要はない。
単純なスピードと、切り返すタイミングの見切りだけで振り切る事が出来る。
下手にテクニックを魅せるよりも、地力の差を見せつける結果になるだろうと踏んだのだ。

三杉(さっ、仕掛けるよ…着いてきてくれ。) ダダッ!

岬「なっ…!」

無造作なタイミングでMaxスピードを出し、岬の右脇へと切り込む。
岬は決して気を抜いていなかったが、予想を遥かに超えたスピードに、反応するのが精一杯だった。
何とかコースを塞ぐ事だけは出来たが、足を出してボールを奪う余裕はとてもない。


84 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 16:20:52 ID:???

岬(速い、けど……通さないよ!)

三杉「ここだっ!」 クイッ!

岬(急停止!?)

Maxスピードからの急停止、そして切り返してから再びMaxスピード。
何も特別な技術を必要としない、単純なスピードのオンとオフだけのドリブル。
必要なのは足腰の強さと、正確なタイミングを見切る判断力、そしてボールコントロール。
基礎的な技術を組み合わせれば誰にでも出来る様なドリブルに、岬はあっと言う間に裏を取られたのだ。

岬(た、単純なドリブルだけど…)

岩見「な、何なんだ今のスピード…! 切り返しの鋭さも普通じゃなかったぞ…?」

山森「高速のドリブル……単純な速さも判断の早さも滅茶苦茶だ!」

三杉(…ふむ、この程度を高速ドリブルだなんて言ったらイスラスは憤慨するだろうな。)

ドリブルのスピードを落としつつ、山森の叫びが聞こえた三杉はそう思った。
これにて守備も攻撃も三杉の勝利で終わり、岬に実力を示す事が出来たというわけだ。


85 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 16:22:16 ID:???

三杉(後は岬くんがこの結果に奮起し、来年のJカップまでに全日本ユースの実力を押し上げてくれれば好し。
    それでもまだまだ認識が甘すぎる事を伝えられる事になるだろう。 …ん?)

岬「いやあ…凄いものだね。 君の実力はまるで錆びついていなかったよ…三杉くん。」

岬は驚きの表情を隠す事なく三杉へ話しかけて来ていた。
その言葉からして、今の三杉の動きは岬の予想を超える物であった事が窺える。
この3年間で三杉の実力が錆び付き…実力的には岬が追い越したと思っていたのだろう。

三杉(ふむ、なんて返そうか?)


A 「岬くんが下手になったんじゃないかい?」 努力不足だと指摘する
B 「君はずっとフランスに居るべきだったかもね。」 フランスの事を少し話す
C 「いやあ、岬くんが手加減してくれたからだよ。」 皮肉る
D 「そりゃあ、腐ってもセリエAのプリマヴェーラだしね。」 自分の事を話す
E 「まあこれが天才と凡才との差ってやつかな。」 天才アピール
F 「はぁーあ…」 残念そうな溜息
G そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


86 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 16:23:53 ID:SCcXN1v2


87 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 16:24:21 ID:j9RbPtvA


88 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 16:26:23 ID:kv6vI24M


89 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 18:20:05 ID:???

> B 「君はずっとフランスに居るべきだったかもね。」 フランスの事を少し話す
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「君はずっとフランスに居るべきだったかもね。」

岬「えっ・・・」

幾つもの思いの末、三杉はしみじみとそう呟いていた。
岬が国際Jrユース後もずっとフランスに居住していたとすれば・・・
その実力はエル・シド・ピエールに勝るとも劣らない物に成長していた筈だ。
またFFFのサッカーに対する姿勢の変化をいち早く知り、今頃は更に必死になっていた事だろう。
・・・そう考えると、今の岬の実力はぬるま湯で錆び付いた残念なものと思わざるを得なかった。

逆に言われた岬はと言えば、そんな三杉の落胆が判らぬほど鈍感ではない。
それに後者はともかく前者については彼自身も考えていなくもなかった事である。
だがそれを、警戒すべき対象に言われて冷静に受け止められるかと言えば・・・

先着で
 ★岬ェ・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ハートの結果+岬(それを教えてくれた君には感謝するよ、三杉くん。)
《ハート》 岬(確かに僕のテクニックは錆び付いたかも知れない・・・だが今日から取り返してみせる!)
《スペード》 岬(クッ・・・三杉くん、今日は負けたがいずれ君を実力で排除してみせるぞ・・・)
《クラブ》 岬(クックックッ・・・こやつめ、いずれ下剤を盛ってくれるわ!) 
《JOKER》 ダイヤの結果+岬(しかし今のドリブル・・・三杉くんのイメージとは違いすぎる。)


90 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 18:20:37 ID:???
 ★岬ェ・・・→ クラブ3

91 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 18:21:27 ID:???
下剤ktkr

92 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 18:21:30 ID:???
駄目だこいつ……早く何とかしないと……。

93 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 18:22:57 ID:???
ダメだこいつ、もはやどうにもできん……

94 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 18:33:22 ID:???
異能生存体に下剤はどれほどの効果があるのだろうか

95 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 19:11:06 ID:???

> 岬ェ・・・→ クラブ3
> 《クラブ》 岬(クックックッ・・・こやつめ、いずれ下剤を盛ってくれるわ!) 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

岬(クックックッ・・・こやつめ、いずれ下剤を盛ってくれるわ!) 

そう・・・岬は三杉を明確な敵、排除すべき敵として認識したのだった。
それは手段を選ばぬ狂気を内包した危険なロックオンであった。

現在の価値観の中で利権を求めている岬、そして現在の価値観を破壊しようと考えている三杉。
語り合われる事は無くとも、互いの思想は相容れえぬ物である。
遅かれ早かれこのようになるのは避けられなかったのかも知れないが・・・
この時点において岬が三杉を排除対象に据えるとは、運命の悪戯を感じずには居られなかった。

両者の対立はいずれJカップにおいて顕在化する事になるわけだが・・・
今はまだ、それを語るべき時ではない。
この怨恨は暫くの間、岬の内面にて黒い火種として成長していくのである。

※岬の三杉に対する感情が《排除対処》となりました。


96 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 19:12:18 ID:???

三杉「さて、それじゃ今日はこの辺で戻ろうか。
    そちらのマネージャに弥生の相手を任せ切りにしてしまってるし・・・謝らないといけないね。」

岬「そうだね・・・フフフ・・・」

岩見「いや、こちらも俺達が世話になったからな。
    マネージャーへのフォローは俺と山森でするのが筋さ。」

山森「そうですよ、そこは気にしないで下さい。
    三杉さんはそれよりも彼女さんの心配をするべきです。」

三杉「ふふ、分かっているさ。 まさか君にそういう心配をされるとは思わなかったけれどね。」

山森「あ、余計な事を言っちゃいましたか?」

三杉「いや、礼を言うよ。 それより君には特定の恋人は居ないのかい?
    君くらいのルックスでサッカー部の期待の星なら・・・女の子が放って置かないと思うのだが。」


ガサッ・・・

何やら物音がした気がしたが、風のイタズラだろうと誰も気にしていない。


97 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 19:13:22 ID:???

岩見「ふむ、俺の女性関係はだな・・・」

三杉「いや・・・嫌な予感しかしないから君は黙っててくれるかい?」

岩見「ふむ?」

山森「そうですね・・・交際している人は居ませんけど・・・好きな女の子は居た事があります。」


カラン・・・

空き缶が転がる音がしたが、風のイタズラだろうと誰も気にしていない。

三杉「ふぅん、詳しく聞くのは野暮な話みたいだね。
    それ以上は無理に話してくれなくていいよ、無神経な事を聞いてすまなかった。」

岩見「山森、女のこまし方なら俺が・・・」

三杉「黙っててくれるかい?」

山森「はは・・・気を遣って貰っちゃって済みません。
    まあそんな感じで色々あるので、女の子との事は暫く頭にありませんでしたよ。
    でも三杉さんの彼女はとても可愛い方ですよね?」


グシャッ・・・

何かがつぶれるような音がしたが、子供が空き缶でも潰したのだろうと誰も気にしていない。


98 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 19:14:23 ID:???

三杉「ふふ、悪いけれど弥生の事は狙わないでおくれよ?
    僕にとっても大事な女性だからね。」

岩見「ふむ、残念だな。 あの子はきっと良い素質を・・・」

三杉「ころすよ?」 ニコッ

山森「判ってますよ、純粋な称賛のつもりで言ったので安心してください。
    ・・・でも、そうやってストレートに大事な女性と言ってのける所が凄いなぁ。
    俺だったら照れ臭くて、そんな風に堂々と言えないですよ。」

三杉「そうかい? まあ本当に大切な相手が出来れば君も理解るよ。
    照れ臭さなんて凄くちっぽけな事だってね。」

そうこう話しているうちに南葛の寄宿先へと戻って来ていた。
岬、山森、岩見らと別れ、そして代わって弥生と再び合流する三杉。

弥生「お疲れ様でした、ご主・・・」

三杉「淳、だろ。 外に居る時は。」

弥生「そうでしたね、ごめんなさい。 フフ、お疲れ様、淳。」

三杉「いや、僕の方こそ放って置いて悪かったよ。 ・・・ずっと早苗ちゃんと居たのかい?」

弥生「はい、女子トークで盛り上がっていました。」

三杉「ふふ、それは良かったよ。」


99 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 19:15:31 ID:???

結果として貴重な2時間を別々に過ごしてしまった訳だが、
弥生としても寂しさを感じる時間ではなかったようで、その点では南葛を相手にして正解だったと言える。
さておき、すっかり日は暮れてしまった。
もう夕食の時間になるところだが・・・


A 折角だから2人でコース料理でも食べたいところだ。
B カジュアルなレストランに入るとしよう。
C 僕は無性にカレーが食べたい。
D 僕は無性に弥生が食べたい。(要4票)
E 取り敢えず青葉宅に帰ってから考えよう、疲れたし。
F そ の 他
G こーゆーのもういいから適当な描写で明日までスキップ!もう空港だぜ!(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


100 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:18:32 ID:j9RbPtvA


101 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 19:18:48 ID:???
本日の更新はここまでです。
弥生との時間もあとわずかになりました。
このイベントが終わったら次の登場はまた暫く先になります。
では次回も宜しくお願い致します。
投票をどうかお願いしますね。

102 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:19:43 ID:6awVt9qk

弥生が疲れていなければ、手料理イベントを見ておきたい
……いや、個人的な意見ですがw

103 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:20:16 ID:kF8MYkUc


104 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:24:49 ID:7wO7yfSQ


105 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:24:58 ID:NzfJHWVg


106 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:32:16 ID:Wwm+rYnQ
G


107 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:50:10 ID:???
乙でしたー
三杉がイタリアでプレーしてる事を
日本勢で知っているのは
弥生と、片桐・蒲生だけですか?

108 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 19:56:36 ID:???
特に口止めをしてなければ、弥生から早苗にも伝わったかな?
翼と三杉のことが話題にならないはずがないし

109 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/03(月) 22:40:05 ID:???
ちょびとレスだけ。

>>107
乙感謝です。
イタリアでプレイしてる事を知ってるのは片桐と賀茂ですね。
弥生は海外でプレイしているのは知っていますが、イタリアという確定的な事は知りません。

>>108
三杉が海外に居る事は、早苗は以前から弥生に聞いていた可能性は高いです。
彼女達は似たような境遇ですからね。
いずれにせよ、南葛勢は二学期には確定的な事を知ります。
中山が帰国しますので。

110 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:09:24 ID:???
107です。レス有難うございます。
(賀茂でしたね、失礼しました。)
成程中山さんですか!

いま過去ログでもう一度振り返ってますが、
最終章楽しみにしてます。

111 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 13:44:00 ID:???

さっき全日本G井沢を仲間チャンスでゲトしますた。
しかしこれは4日前くらいに翼Pでゲトしたのと全く同じカード。
仲間チャンスでGなんて奇跡的な低確率、嬉しいゲトの筈なのに失望しかありません…
ああ、ブンナークと三杉(アジア)と新田(アジア)のG以上が欲しすなあ…
でも課金はしないのでまさにドリーム

>>110
どもでーす。
ひぃぃぃぃっ…過去ログを読んで下さって光栄な半面…
未熟ぅ!矛盾ん!みたいな部分も見られる恥ずかしさと言ったら…!
いや、今でも十分未熟と矛盾を孕んでますけどねw

>>ALL
そろそろ本題に戻りたい方も多いようですが、もう少し弥生イベントにお付き合い下さい。

112 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 13:45:01 ID:???

> E 取り敢えず青葉宅に帰ってから考えよう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「…そう言えば弥生、今日の門限は?」

弥生「昨日と同じですよ、両親が帰ってくるのは明日ですから。」

三杉「そっか…それじゃ、またお邪魔させて貰って構わないかい?
    流石に少し疲れたから、ゆっくりリラックスさせて欲しいんだ。」

弥生「はい、勿論…うふふ。」

三杉の言葉に弥生はニコニコと明るい笑顔を浮かべた。
どうやら、こうやって三杉にお願いをされる事が嬉しいようであるが…。
不意打ちのような強い笑顔は、三杉でも少しドキッとするような輝きがあった。

三杉(ま、そもそも弥生は昔から心臓病の僕を支えようとしてくれていたしな…
    世話焼きたがりと言うか…母性本能が年齢の割に成熟しているのかも。)

…などと、愛おしさと気恥しさを誤魔化すように弥生の反応を分析してみていると、
三杉は急にガシッと手を握られ、そのまま引っ張られた。


113 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 13:46:04 ID:???

三杉「ぅわっ・・・!?」

弥生「うふふ、駅はそっちじゃないですよ?」

三杉「えっ? ああ…そうか、そうだな。」

弥生「淳でもそんな事あるんですね。 あっ、そうだ…」

三杉「どうしたんだい?」

弥生「今夜は私が夕飯を作るなんてどうですか?
    淳の口に合うかどうかは自信ないかもですけど…。」

三杉「ああ、それは……」


A 勿論大歓迎だよ、どんな物でも有り難く頂くよ。
B 弥生の手料理か…ふむ、それは楽しみだ。
C そうだなあ…口に合わなかったらお仕置きだが構わないか?
D 自信が無い? 却下だ、それならば…
E ならば条件を出そう……裸エプロンだ。(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。(選択はメル欄空白でお願い致します)


114 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 13:46:39 ID:bKW71Qu6


115 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 13:53:27 ID:Gy9YS7sI


116 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 16:23:21 ID:???

> A 勿論大歓迎だよ、どんな物でも有り難く頂くよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

弥生に対しては、今日はもう色々と悪戯をしてきており、時間も彼女以外の事に使っている。
だからもう、ここからは安心だけを与えてあげる事にしようと…
好きなように甘えさせ、そして自分も彼女に甘える事にしようと三杉は決めた。
この逢瀬の残り僅かな時間で、弥生が幸せを感じていられるように。

三杉「ああ、それは勿論大歓迎だよ。 どんな物でも有り難く頂くつもりだ。」

弥生「本当ですか? それじゃあ頑張っちゃいます♪」

自分に出来うる限りの優しい微笑、そして言葉で返した三杉。
それを受けた弥生はホッと安堵の息を吐き、そして嬉しそうに腕まくりのジェスチャーをするのだった。

地下鉄で青葉宅の最寄駅まで到着し、そのまま2人でスーパーへと立ち寄る。
若い男女がスーパーで仲睦まじく買い物だなんて、まるで同棲風景のようである。
しかも女子の方は制服のブレザーであり、下手したら変な噂が立ちそうであるが…

三杉「こうして2人で買い物していると、まるで夫婦みたいだな。」

弥生「ふ、夫婦だなんて……もうバカ。」

などと三杉は敢えて色惚けを周囲に発し、結果的に有無を言わせぬ雰囲気を作り上げていた。
まあそんな事をしなくとも、弥生は買い物馴れした様子で手際良く特売品を回っていくので、
なんだかもう空気は自然と主婦と若旦那みたいになっている訳であるが。


117 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 16:25:09 ID:???

弥生「うーんと…この特売の品揃えですと、メインは スパイシーほしにく になりますかね。
    それから汁物と、奮発した一品を何か作りたいかなぁ・・・」

三杉「やけに馴れているみたいだね。」

弥生「この二年間でたくさん練習しましたから。」 ドヤッ

三杉「ふぅん、得意料理は?」

弥生「カルボナーラカレーとお好み焼き風パスタが評判良かったりしますよ。」

三杉「へぇ…(どんなだ!?)」 ※人気投票ベスト10発表参照

買い物を終え、両手に荷物を抱えて青葉邸へと帰宅。
弥生はそのまま夕飯の支度に取りかかる。
休んでていいと言われた三杉は、シャワーを借りて軽く汗を流した後、リビングのソファーに落ち着いた。
後ろの方からはトントンコトコトと料理をしている音が聞こえてくる。
三杉は言い様のなくマッタリと落ち着いた気分になって来る。
これが団欒と言う物なのか…と、18になって間もない少年が思うのであった。

三杉(ふぅ…料理が出来るまでどうしていようか。)


118 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 16:26:14 ID:???

A 折角だから何か料理のお手伝いを申し出る
B TVでも見るか
C 新聞でも読むか
D お鍋吹いちゃう
E ひと眠りしよう
F 中略
G その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(選択はメル欄空白でお願い致します)


119 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 16:27:00 ID:bKW71Qu6


120 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 16:28:15 ID:E00FkoCU


121 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 16:29:28 ID:70UqffHg


122 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 17:08:30 ID:???

> C 新聞でも読もうか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「(ふむぅ・・・そう言えばここ数日のニュースを全然把握していないな。)
    弥生、今日の新聞を読ませて貰ってもいいかい?」

弥生「はーい。 テレビの横のマガジンラックに入っていますからー。
    ええと次は断面にラードを均一に塗って、自然の風に2年曝して・・・と。」

スパイシーほしにくの原料である生ハムを造りながら弥生は答えた。
いよいよ所帯じみた会話が成立するようになってきて、三杉は若干苦笑してしまう。

まあいいか、と新聞を持ち出しテーブルに広げて読み出した。
政治、経済、サイエンス、地方など様々なニュースを順に目に通し始める三杉。
流れるように読み進めていたのだが、とある記事で急に視が止まった。


先着で
 ★その記事は一体・・・?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 世界経済
《ハート》 社説
《スペード》 スポーツ(奇数なら翼、偶数なら森崎関連)
《クラブ》 スポーツ(日本)
《JOKER》 世界紛争


123 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 17:10:41 ID:???
★その記事は一体・・・?→ クラブ7

>>自然の風に2年曝して・・・と
三杉どんだけ待てば良いんだよwww

124 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 18:07:03 ID:???
スパイシーほしにくを「使う」のではなく「作る」のか
料理が得意ってレベルじゃねえw

125 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 18:36:20 ID:???

>>123
大丈夫、きっと時空の流れがおかしいからお腹がなった頃には完成です!

>>124
どうしてかこんな事になってしまいました、! foodって怖いですね。
=============================================

> その記事は一体・・・?→ クラブ7
> 《クラブ》 スポーツ(日本)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

それはスポーツ欄のインターハイ関連のページだった。
何故だか大きくスペースを割き、サッカーの特集が書かれていた。
どうやら各校+αの概要紹介がなされているのだが・・・
その面白おかしく誇張した書き方に、三杉は少し引き込まれたのだ。
良い意味でか悪い意味でかは別として・・・である。


全校入場!!

世紀のヒールはまだ生きている!! 更なる悪態を吐き、フーリガンを甦えらせた!!!
何故か日向は欠席!! 東邦学園高等部だァ――――!!!

空中サッカーはすでに俺達が完成している!!
足は大丈夫か!? 立花兄弟率いる秋田商工だァ――――!!

真の策士を知らしめたい!! すばしっこさも絶対に敗けん!!
次籐と佐野の国見学院だァ!!!


126 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 18:38:18 ID:???

ルールの無いサッカーにしたいから審判になったのだ!!
プロのジャッジを見せてやる!! フランス人審判だァ!!

石田こそがゴールドの代名詞だ!! 何故こいつのゴールド作ったしッッ!!
南宇和高校!!

オレたちはバスケ部最強ではない、サッカー部で最強なのだ!!!
メンバー一切不明!!! 御存知(??)海南高校!!

吉良サッカーの本場は今も埼玉にある!! オレ達を驚かせる奴はいないのか!!
でも東邦はごめんだ!! 明和高校だ!!!

サッカーは悪いコンディションに強くてナンボのモン!! 松山光!!
北海道からふらの高校の登場だ!!

俺達のバイタルエリアに死角はないッッ!!
エースキラー早田誠にGKの中西蛇一、通称ジャイッチ!! 浪速高校!!

マイクの前でなら私はいつでも全盛期だ!!
イタリアから島流し!! 実況くんの登場だ!!

中学時代V3が帰ってきたッ
どこへ行っちまったんだ森崎に翼ッッ
でも俺達は君らの優勝を待っているッッッ南葛高校の行進だ――――――――ッ

加えて残りの代表校を…まあそれはトーナメント表で確認すりゃいんじゃね?


127 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 18:39:52 ID:???

三杉「ふむ・・・まあよく判らないがなかなか酷い記事だな。
    こんな文章をよく新聞に載せられたものだ。」

常識的な観念から呆れ気味に斬って捨てる三杉・・・
だがそれでも部分的な笑いを漏れしたりもした為、何となくバツが悪い。
毒舌な記者もいたものだ、と忘れる事にするのだった。

・・・そうこうしている内に弥生の方は調理を終えたようである。
一体どうやって完成させたのかは特に突っ込んではいけない。

主菜・・・和牛入り特製メンチカツ、キャベツとキノコソテーを添えて
副菜・・・ハモンイベリコのハーブ・スパイス和え(通称スパイシーほしにく)
汁物・・・インスタントコンソメスープ(←汁物苦手)

三杉「ほう! なかなか凄いメニューじゃないか!
    ヘタなレストランよりも立派だ、いつの間にこんな腕を・・・」

弥生「えへへ、でも味が気に入るかが全てですし・・・
    まずはお上がり下さい、もし褒めて下さるならその後にで。」

三杉「判った、それでは頂きます。」

弥生「召し上がれ。」


128 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 18:41:18 ID:???

先着で
 ★弥生さんパネぇっす!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 驚いた、本当にヘタな料理人よりも美味い!(なんとガッツ+50)
《ハート》 特に指摘する部分がない、美味いよ。(ガッツ+20)
《スペード》 少し塩気が強いが、まあ美味いかな? (ガッツ+10)
《クラブ》 大変! インスタントコンソメスープじゃなくてドーピングコンソメスープでした!
《JOKER》 海原「このスパイシーほしにくを作ったのは誰だぁ!!」 三杉「お前が誰だ!」


129 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 18:41:34 ID:???
 ★弥生さんパネぇっす!→ ハート5
実況再就職おめw

130 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 19:13:43 ID:???

> 弥生さんパネぇっす!→ ハート5
> 《ハート》 特に指摘する部分がない、美味いよ。(ガッツ+20)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ピュピュッ!

三杉「凄い、こんなに勢い良く・・・それに後から後からどんどん出てくるよ・・・。
    フフ、はしたないね弥生・・・そんな風に顔にまで飛ばして。」

弥生「や・・・やだ、見ないで下さいご主人様。」

噛むと肉汁が噴き出すように勢い良く出る和牛入り特製メンチカツ。
脂の量が多いにも拘らず味下品になっていないのは、下ごしらえの妙なのか。
しかしながら天才料理少年 味の助の如く肉汁が飛び散り、しかもそれが弥生の頬にかかっている。
流石にもう少し肉汁の量を減らす必要があるね、と2人で苦笑し合うしかなかった。

だが味に関しては、スパイシーほしにくも合わせて三杉が指摘する部分が特にない。
弥生の料理の腕に目を見開く思いで、三杉は皿の料理を存分に堪能したのであった。

※三杉の最大ガッツが20増加しました。


こうして三杉と弥生は2人きりの晩餐を存分に楽しんだ。
2人で仲良く片付けも済ませ、その後もゆっくりとした時間を過ごしたのであった。


131 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/04(火) 19:15:36 ID:???
中途半端ですが本日の更新はここまでです。
次回は翌朝、空港でのお別れのシーンからにするつもりです。
(もう下ネタはお腹いっぱいですよね?)

それではまた宜しくお願い致します。

132 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 22:16:04 ID:???
乙でしたー

133 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 22:32:58 ID:???
乙でした

まさかこんな所で味の助ネタを見るとは…
ハンバーガーモンスターの外道っぷりが今でも忘れられません

134 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 23:27:35 ID:???
あれ?ネックレスって渡したっけ??

135 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 08:04:09 ID:???
乙でした。

顔○コロッケでおなじみ汁の助…
思えばあの最初の玉子丼の時点でアレだった…

136 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 14:19:40 ID:???

>>132
ラ・オツカンシャ

>>133
乙あざす!
汁の助さんの事はぶっちゃけ面白レビューでしか知りませんが、インパクト凄かったです。
どの層を狙ったマンガなのか全然理解できませんが、とにかく酷いと思いました。

>>134
前スレにて別れ際に渡すと選択されたと思います。

>>135
乙感謝です。
でゅわあっ ぴゅるるるっ
  じゅん  トロトロ
こんなに淫靡な効果音が出る料理マンガは汁の助だけ!

137 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 14:22:20 ID:???

翌朝、2人は早くに青葉宅を後にした。
今日の午前10時過ぎにイタリアへと再び向かう便が出る。
その前にビジネスホテルに寄り、清算すると共に荷物も回収しなければならない。
弥生も起き抜けに何の準備もせずに外出する勇気はなく、結果として2人の朝は早くなった。

三杉「昨日の夜はもっと濃密な時間を過ごしたかったんじゃないかい?」

弥生「うふふ、あんまり意地悪言わないで下さい。」

移動の間にもそんな軽口を叩き合う2人…
別れの時間が徐々に近づいている訳だが、それでも気分を落とさないように在ろうとしていた。
勿論、その時が来てしまえば寂しくない筈はないのだ。
この2日間を楽しく幸せに思えていたならば尚更に…。


138 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 14:23:21 ID:???

≪成田空港≫

弥生(……)

三杉(弥生…)

空港に到着すると、流石に弥生も表情に沈んだ様子を隠せなくなっていた。
話題が繋がっている時は大丈夫だが、一旦途切れるとどうしようもなくなっているようだ。
そんな弥生の様子に、三杉は改めて罪悪感を覚える。
相手に対して寂しい思いを強いるというのは中々に罪な事。
三杉だって当然寂しい思いは変わらないが、自分にはサッカーがある。
フィレンツェに戻れば仲間が居て、寂しさなど忘れてしまうような厳しい練習の日々が始まるのだ。
だが弥生には、三杉にとってのサッカーに位置するほど情熱を傾ける物はあるまい。

三杉(それを考えると…済まないよな、不公平で。
    でも、少しでも僕の事を近くに感じられる物があれば違うだろうか?)


ジャラッ

三杉はポケットの中に忍ばせている、装飾された鎖のような物を手で弄った。
フランスのCDGで購入したピンクゴールドのネックレス。
石などは付いておらず決して派手ではないが、細工が緻密でなかなかに美しい品である。
弥生へのお土産として買ってきたのだが、まだ自分が持っていた。


139 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 14:25:28 ID:???

三杉(渡す機会はあったけれど、何故だか渡しそびれて来てしまった。
    …けれど、この別れ際に渡すのが実は最も良かったのかも知れない。)

三杉にしては少しばかり希望的観測的に考えていた。
けれどもタイミング如何に関係なく、弥生にとっては良かれとなる行動には違いない。
他の誰でも無い、三杉から渡される初めてのプレゼント…。
それが普段から身に付けていられる物だなんて、きたないな貴公子さすが貴公子きたない。

三杉(この辺りか…)

国際線のエントランスへ向けて歩いていた三杉は急に立ち止まる。
『どうしたのですか?』と弥生が不思議そうにこちらを振り返った。
そして三杉は…

A ネックレスを手渡す
B ネックレスを首に架けてあげる。
C 全身鏡に映るようにネックレスを架けてあげる。
D もう結婚しようとか言っちゃっていんじゃね?
E トイレに連れ込む。おまわりさんこっちです
F その他(なんか特別な渡し方をしたければどうぞ思いのたけを。)
G いや、このネックレスを弥生の目の前で破壊する。(要4票)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白でお願い致します。)


140 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 14:34:36 ID:6y188JkI
D
この甘酸っぱさに堪えられんw
次のステップへ行こう。

141 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 14:35:08 ID:q6WDGqu+
D

142 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 16:35:11 ID:???
えええっ!?
ならネックレスじゃなくて指輪でしょw

143 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 19:41:13 ID:???

>>142
そうなんですけれど、そうとも限らないと私は思います。
何よりも先ず覚悟と気持ちでしょう。
形式にこだわってしまった事によって機を逸する結果になるというも世の中にはありますしね。
人生はタイミングと心とムード作りかなーなんて思います。
=============================================

> D もう結婚しようとか言っちゃっていんじゃね?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉の頭にあったのは、弥生の寂しさを減らす為に自分に何が出来るか・・・という事だけだった。
それは今限りの事でなく、ずっと彼の頭にあった事だ。
しかしこの事を考えるのは、三杉に少なくない辛さを伴なわせていた。
何故ならば、妙案と言えるものが存在しないからである。

一緒に居てやる事が出来ないと言う、たった一つの現実があまりに大きかった。
側に居られるこの短い時間に幾ら幸せを与えたとしても、離れている間の寂しさが変わる訳ではない。
プレゼントに煌びやかな物を差し出したとしても、それは究極的には物でしかない。

・・・普通、三杉と弥生くらいの年齢ならばこのような事まで考える必要はない。
しかし三杉は考えずには居られなかった。
既に2年分の孤独を与えてしまった事への悔恨・・・
そして弥生が悲しむ事が苦しさと成っている自分の心が、三杉に誤魔化しと妥協を許さないのだ。


144 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 19:43:29 ID:???

三杉(今の僕に出来る事があるとすれば・・・・・・)

ポケットの中のネックレスを握り締め、こちらを向いている弥生の瞳を真っ直ぐに見つめた。
病気の自分を傍らで常に支え、どんな厳しい態度にも去って行く事はなく、
異常な類の愛情も全て受け止め、長い寂しさに負けて心変わりする事のなかった・・・
その身に持つ全ての愛情を自分に捧げてくれた弥生は、三杉には輝いて見えていた。

三杉(僕が持つ全ての覚悟を以って、弥生に安心をあげること。)

その結論を出した時、三杉の腹は完全に据わった。
同時に心がフッと軽くなるのを三杉は感じた。

三杉「(こんな事なら、最初から指輪を買っておけば良かったかな。 ・・・でも、それでも。)
    弥生、ちょっと目を瞑ってくれるかい?」

弥生「えっ・・・あ、はい。 これでいいですか?」

三杉「うん、良いと言うまで開けてはいけないよ。」

『開けたらお仕置きだよ』と付け加え、三杉は弥生の背後に回る。
ポケットの中のネックレスを取り出し、ファサッと広げるや否や弥生の首に回して止め口を止めた。


145 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 19:44:29 ID:???

弥生「ひゃうっ・・・な、なんですか・・・?」

三杉「まだ開けちゃダメだ。」

弥生「うう・・・・・・はい・・・」

困惑する弥生の両肩に手を乗せ、90度に方向転換を促した。
そこには全身が映るほどのミラーが取り付けられた柱があった。
三杉は弥生の肩に手を乗せたまま、耳元で囁く。

三杉「もう開けていいよ。」

弥生「は、はい・・・・・・」

三杉の言葉に従って弥生は目を開け、鏡の中の自分と対面した。
鏡の中の弥生は暫し目をパチクリとしていたが、やがて視線を首もとに落とした。
僅かに桃色を呈した金式のネックレスを左手に取り、虚像ではない実物をその目で確認する。
そして振り返りながら、戸惑いがちに三杉に問い掛けてくるのだった。


146 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 19:45:45 ID:???

弥生「あの・・・あの、これって・・・」

三杉「ふふ、もう少し早く渡そうと思っていたんだけどね。」

弥生「これを・・・私に・・・?」 ジワ

三杉「待って、まだ早いよ。」

初めてのプレゼントに目を潤ませようとするのを慌てて止め、三杉は弥生の右手を取った。
そして弥生から一瞬たりとも目を離す事なくひざまずき、こう告げたのだ。

三杉「弥生、僕と結婚してくれないか?」

弥生「・・・・・・・・・」 ポカーン

三杉「勿論今すぐは無理だ・・・御両親への挨拶も儘ならないしね。
    ・・・でも1年半、遅くとも2年後には君の事を正式に迎えに来させて欲しい。」

弥生「え、えっと・・・あの・・・その・・・」

突然の不意打ちのようなプロポーズに、弥生はオロオロとした様子を見せた。
彼女にとって本当に現実離れした・・・欠片も予想していなかった事が起こったからであろう。
大半の少女としてはまだ夢の中に見ているような出来事に、弥生の現実はまだ追いついていないのだ。
しかし三杉は焦る事なくその瞳を貫き続け・・・そして最後にもう一言、こう伝えた。


           三杉「後悔させないよ。」



147 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 19:47:34 ID:???

弥生「・・・・・・!!」 ブワッ

この言葉によって、弥生の涙腺が先ず崩壊した。
そして彼女は何も言葉を発する事が出来ず、ただ軽い嗚咽と共に頷いた。
三杉は初めて安堵に力を抜き・・・そして弥生の右手の甲に口付けるのだった。

弥生「うぅ・・・ふえぇ・・・」

三杉「いけない子だね、こんな場所でそんなに泣いて。」

弥生「だって・・・ふぇぇぇん・・・・・・」

三杉は立ち上がると弥生の抱きしめ、両目から零れる涙を口ですすってあげた。
ここまでのやり方に少しキザが過ぎるかもと思わなくは無かったが、
相手にとっては一生に一度(でなくちゃヤバイ)の事である。
その記憶にシッカリ刻み付け、忘れられないような感動的な物としなければならないのだ。

三杉(エンゲージリングは無い・・・と言うか買うお金もなかったけど、不味いプロポーズではなかったかな。)
    なあ弥生、今度会う時は2人で銀座に指輪を買いに行くとしよう、約束だ。」

弥生「そんなのいいよ・・・言葉だけで、もう・・・・・・・・・」

三杉「ダメだよ、約束は出来る時にしておく物だ。」

弥生「・・・・・・うん・・・」 コクリ


148 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/05(水) 19:49:00 ID:???

こうして三杉は弥生にへのプロポーズを遂げたのだった。
これから三杉は再びイタリアへと旅立ち、弥生は一人日本に残される・・・
しかし三杉の決意と愛情は彼女に十分伝わっている筈である。
これから弥生はどんなに寂しい夜であっても、不安に脅かされる事だけはない。



きっと光と影なんて同じようなもので 
少し目を閉じれば ほらね おのずと見えるさ
喜びの裏にある悲しみも 苦しみの果てにある希望も

どんなに遠く離れていても 僕らはいつでも側にいる
例えば君が挫けそうな日には 愛してくれる人がいる事を思い出して
全ては偶然なんかじゃなく 全ては必然なことばかりかも知れない

どんなに遠く離れていても 僕らは同じ空の下で
いつかあの日夢見た場所へと 旅する同士だって事を 忘れないで


149 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 19:50:08 ID:???
翼が早苗に「迎えに行くよ」的なプロポーズしたのって原作ではいつだっけ?
キャプ森ではもうしてるのかな

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