キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/29(木) 19:43:51 ID:L+HomlPU


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のスピンアウトであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。




…エッチなのはいけないと思います!




528 :森崎名無しさん:2011/11/03(木) 20:31:38 ID:5ATExFaM
D
・ジョアンの今後
・テストマッチの相手の詳細


529 :森崎名無しさん:2011/11/03(木) 20:32:13 ID:jT92NNSE
D
・ジョアンの今後
・テストマッチの相手の詳細

530 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 15:50:31 ID:???

> D これについて何も言わないが、他に聞きたい事・言いたい事がある
> ジョアンの今後、テストマッチの相手の詳細
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・・・思考が追いついて来ないながらも、判断できる事はあった。
自分以外のメンバーは近々の予定を知っていて、それを受け入れているということ。
いや、受け入れているのか、避けられない故に止む無しと思っているか厳密には判らない。
だがそれはこの際置いておき、少なくとも逃避的な態度を表に出す者は居ないのだ。
これはつまり、皆それぞれに前を向く事はしている筈だと言う事だった。

三杉(彼らに前を向かせようと意気込んでいたが、少々空回りしていたのかも知れないな。
    皆と会話出来ていれば良かったが、この状況では仕方がないか・・・。
    まあ・・・とにかく僕は僕で現実を受け止めきらなければと言う事は判った。)

こうして三杉は急と感じたテストマッチの日程を受け入れる事を決めた。
そして受け入れると決めたからには、全力で勝ちに行かなければならない。
どんな状況においても起用される試合には出場し、不足のないパフォーマンスを発揮しなければならない。
それがプロフェッショナルとして当然の姿勢であり、トップと契約する三杉らに求められる物の筈だった。


531 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 15:51:51 ID:???

三杉「(明後日までにメンタルを回復させ、相手チームの対策も立てなければならない。
     前者は選手として、後者はキャプテンとしてやらなければならない仕事だ。 ゆえに・・・)
     コーチ、二点ほど窺っておきたい事があります。」

ジョアン「なんだ?」

三杉「一つは単に気になる事・・・メンタル的にスッキリさせておきたいだけの物です。
    僕達との契約を移管した後、ジョアンコーチはどうするつもりですか?」

ジョアン「どうする・・・とはどういう意味か?」

三杉「身の振り方です。 まさかサッカーから離れるおつもりは無いのでしょう?」

ジョアン「そういう事か・・・ふむ、二つ目は?」

三杉の問いに対してジョアンは直ぐに答えず、次の問いを先に要求した。
これに意図があるのかどうか・・・という事には頭が回らず、三杉は自分の用意していた問いをさらに伝える。


532 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 15:53:04 ID:???

三杉「もう一つはテストマッチに関する事です。 ・・・ずばり、相手チームの事を教えて下さい。
    試合をするならば僕は勝ちに行きます。 その為に調査し、対策も立てて臨むつもりですが・・・。
    相手は確かカンピオーネ・・・とか仰っていたと思いますが、そんなチームは聞いた事もありません。
    せめて何処の国のクラブチームかだけでも教えて頂けないでしょうか?」

ジョアン「ふむ・・・そういう事か。」

一気に捲くし立てたせいで、呼吸が少々早くなってしまった三杉。
これに対してジョアンは多少驚いた表情で顎をさする様子が見られた。
こんな不慮の状況下で、ここまで早く前を向けるとは考えていなかったのかも知れない。
そう三杉は考え、そしてジョアンの回答を待った。

ジョアン(フッ・・・短期間とは言え、流石はお前の指揮を受けて勝ってきた奴らだ。
      私は技術を授ける事は出来るが、この点はお前には敵わんな・・・シュワーボよ。)

ジョアンは少しの間だけ目を伏せ、僅かに口許をほころばせた。
それは頼もしさと嬉しさ・・・それにほんの少しの嫉妬がさせた笑みだった。
三杉も仲間達も、そんなジョアンの様子の意味を正確には読み取れなかった。


533 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 15:54:40 ID:???

ジョアン「そうだな・・・では先に後者について教えよう。」

先着で
 ★ジョアンの回答→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《クラブ》 確定とは限らないが、スタメンとフォーメーションを教えてくれる。
《スペード》 ↑に加えて更に一部の選手の特徴を教えてくれる。 
《ダイヤ、ハート》 ↑に加えて有効な対策案を教えてくれる。 
《JOKER》 ジョアン「新キャラの設定をモデル込みで教えてやろう」 一同「はぁぁぁっ!?」


534 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 15:57:26 ID:???
 ★ジョアンの回答→ スペードK

535 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 17:22:36 ID:???

> ジョアンの回答→ スペードK
> 《スペード》 ↑に加えて更に一部の選手の特徴を教えてくれる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ジョアン「そうだな・・・では先に後者について教えよう。
      だが場所が此処(玄関)では碌に頭に入るまい、ミーティングルームに移るとしよう。」

そう言うとジョアンは先立って、奥にあるミーティング室へスタスタと歩き出す。
三杉もそれに続くと、他の選手達も慌てて背中を追った。

ジョアンは部屋に入ると、自らはWボードの前に立って選手達に座るように促す。
三杉らはその勧めに素直に従い、前から順に詰めていく。
そして部屋に全員が揃うのを確認すると、ジョアンはゆっくりと話し始めた。

ジョアン「まずカンピオーネというチームについてだが・・・プロのクラブチームではない。
      どの国のサッカー連盟にも加入していないアマチュアチームだ。」

ダラピッコラ「ハァっ!?」
バンビーノ「アマチュア・・・!?」
ブンナーク「なんっっっだそりゃ・・・!!」


536 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 17:24:28 ID:???

いきなりパンチの効いた・・・
真逆のベクトルにパンチの効いたジョアンの言葉に、選手達は素っ頓狂な声を上げた。
だが彼等は仮にもイタリアのユースクラスでNo.1になった実績を得たばかり。
その相手が・・・しかも“こんな状況で敢えて”の相手がアマチュアチームと言うのである。
経緯からすれば、彼らのこの反応は当然と言うしかない。 しかし・・・

ジョアン「言いたい事は後で聞く。 それよりスタメンとフォーメーションを書くからメモを取ること。
      当然ながら、ここで書く物は100%確定の情報とは言えない事を理解しておけ。」

ジョアンは選手達の反応に顔色を変える事はなかった。
それどころか、全く気に留めていない様子で言葉を続け、ペンを取ったのだ。
三杉を含めたフィオレンティーナの選手達は、それに対して怪訝な顔を否めなかったが・・・
しかしジョアンがWボードに書き進める文字を目にするに従い、怪訝な表情は驚愕のどよめきへと変わった。


[カンピオーネ]スタメン表(仮)

−−−−−−−
−−−H−−− Hピャタコーフ
−−−−−−−
−J−−−F− Jイスラス Fシニョーリ
−−−I−−− Iアルシオン 
−−G−E−− Gフィッツウォルタ Eユブンタイ
−−−−−−−
−B−−−A− Bレビタン Aカルバリョ
−−C−D−− Cディッテンベルガ Dクスタ
−−−@−−− @ヤベッチュ


537 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 17:25:42 ID:???

新田「なっ・・・なんだよ、このメンバー・・・」

中山「・・・ほとんどプリマヴェーラのオールスターだな。」

聞いた事もないアマチュアチームのメンバーには、彼らの知った名前が余りにも多かった。
つい先日、決勝のパルマ戦激闘を繰り広げたばかりのクスタ、シニョーリ。
データサッカーにより試合時間の半分以上を押されたローマのフィッツウォルタ、レビタン。
ダラピッコラの因縁の相手であったユヴェントスのカルバリョ。
レッチェのイスラスとディッテンンベルガの2人は言わずもがな。

フィオレンティーナ選手の大半が、描かれたフォーメーション図を目を見開いて凝視していた。
だがメンバーの中には例外も存在した。

三杉(驚いた・・・・・・いや、違うか。)

三杉はこれについて、『合点がいった』という思いの方が強かった。
初めてフィレンツェを訪れた日から、薄ボンヤリと抱いていた疑念が紐解かれた思いだった。
・・・と同時に、彼は“ジョアンの今後”について最早聞く必要が無くなったと言っていい。

また三杉以外にも、マジョリティとは異なる反応を示す者が居たが・・・
最前列に座っていた三杉がそれに気付く事はなかった。


538 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 17:27:06 ID:???
一旦ここまで

539 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 17:28:28 ID:???
見れば見る程恐ろしいメンバーだなぁ。バランス的にはほぼ勝てない設定なんだろうけど、
引きが奇跡的に偏って勝っちゃったらどうなるんだろうかw

540 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 17:36:09 ID:???
ピャタコーフがFW!?
……いやまぁ、DFの人数多いから誰かFWに回るとは思っていたけど
そうなると奴は、強化ブンナークの立ち位置になるのかねぇ


あとはヤベッチュにきちんと出番があるかどうかかな
サビチェビッチが後半登場するなら、その前に点を取っておきたいところだ

541 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 17:59:10 ID:???
強すぎw
攻撃厚すぎ、ゴール前硬すぎの二重苦
せいぜい敵右サイドをバンビの69ドリブルで突破することしかできない

542 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 18:59:05 ID:???
せめて敵GKがブルノなら勝ち目はあるのにw

543 :森崎名無しさん:2011/11/04(金) 21:15:36 ID:???
オルミーガくんが居ないな
後半から投入されるとかそんなのだろうか

544 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/04(金) 23:16:14 ID:???
>>539
もしも試合に勝った場合はジョアンが喜び庭駆け回り、アーバックルはこたつで丸くなります。
安心して勝つ為に全力で当たって下さい。

>>540
原作(ゲーム5)レイプすみますぇーん!
見ろ、これが俺たちのスカイラブ土下座だぁぁぁぁ!!!

シナリオやカンピモブのキャラ立て優先した結果こんな事になりました。
でも楽しんで頂けるよう頑張るので反省はしません。
ちなみにヤベっちはサビっち程ではないですが強キーパーですよ。

>>541
戦い方については得られる情報から推定していって下さい。
まあ守備の堅さが如何ともし難いのは否定致しません。

>>542
GKがブルノでしたらディッテンさんが超ゲルマン人になっちゃう…

>>543
ジョアンはオルミーガなんて人物のこと知らないんです。


明日昼くらいに少し更新致します。
今日も短かったですがお許しを、それではまた。

545 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/05(土) 12:50:50 ID:???

ジョアン「続いて相手選手の特徴を説明する。 ・・・が、当然知っているだろう選手については省略だ。
      先ずはヤベッチュ、トルコのフェネルバフチェSKユースのゴールを守っていたGKだ。
      セービング、飛び出し、1対1、フェードとそつ無くこなす判断の良いGKだ。
      瞬発力はシューマッハ等には及ばぬだろうが、一試合通しての安定感は奴の方が上だろう。」

ブンナーク(・・・ぬっ、あの野郎と互角ってか?)

三杉(パルマ戦のような長期的戦略は通用しない・・・という事か。)

ジョアン「見ての通りクスタにディッテンベルガ、レビタンとゴール前は空陸共に堅牢だ。
      これをどう崩していくか、お前達のお手並み拝見という事になる。」

新田(クッ…! 今の俺じゃあゴールを割れる気がしない……)


ジョアン「・・・続いてユブンタイだが、まあこやつは大した選手ではない。
      身体能力が不足しており当たりに滅法弱い。 ただし相手の意図を読んだり、
      嫌がるプレイをする事に関しては巧みだ…そこだけは注意すべきだな。
      まあフィジカルとスタミナの無いフィッツウォルタと思えば良い。」

マルコ(フィッツウォルタから身体能力を引いた選手か…
     パスとカットは少なくとも要注意という事だろうか?)

バンビーノ(いずれにせよ真横にはフィッツウォルタが構えているんだ。
       下手なやり口では簡単にカバーに入られて袋小路だろう。)


546 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/05(土) 12:52:26 ID:???

ジョアン「それからアルシオンだ。 はっきり言えば別格の選手であるが…
      ボルドーのピエールを上回るオールラウンダーと言えば実力は判るな?」

三杉「ピエールよりも上…?(…1年前、僕が全然対抗できなかったフランスの将軍よりも!?)」

ジョアン「うむ、あの試合以降ピエールも随分と実力を伸ばしたが…
      それでもアルシオンには及ばぬ。 勿論三杉、お前も奴には勝てんぞ?」

三杉「うっ…(ハッキリと断言したか…)

ジョアン「だがお前がアルシオンに勝てずとも、フィオレンティーナがカンピオーネに勝てない理由にはならん。
      …まあこんな事はシュワーボの指揮を受けてきたお前達に、今更言う事でもないがな。」

バンビーノ(………)

ジョアン「最後はピャタコーフだ、プレミアのマンチェスターUユースで昨年からプレイしている。
      体格は大きくないが、プレミアで通用する事からもフィジカルの強さは保証付きだ。
      単純にパワーが強いと言うよりも、バランス感覚が異常に優れた男だ。
      …つまりは空中戦や乱戦において力を発揮すると言えるだろうな。」

中山(空中戦に強い男…俺には相性が悪いな。 ウチで空中戦が強いのはミュラーかスペルマンだが…)

ミュラー(……)
スペルマン(………)


547 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/05(土) 12:53:37 ID:???

ジョアン「以上、これでお前達は全選手の特徴を掴んだ筈だが…
      何か特筆して聞いておきたい事があれば、暫し受け付けよう。」

三杉(聞いておきたい事か…)


A ある(要記述)
B ない
C 思いつかない

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


548 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 12:54:32 ID:???
なんという大嘘ww逆に長所になってるじゃないですかー!
しかし、そのことをジョアンは知らないだろうしなぁ…w

549 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/05(土) 13:01:37 ID:???
>>548
そうですね、今言っているのはあくまでジョアンの考えているカンピオーネです。
そしてジョアンが何故こんなテストマッチを組んだかも、良かったら考えの片隅に入れてみて下さい。

550 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 13:21:52 ID:riCwSG3c
A 控えの選手について情報はありますか?

551 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 14:39:15 ID:???
カンピオーネの監督について聞いたらどう答えるんだろう?w

552 :森崎名無しさん:2011/11/05(土) 14:43:17 ID:SHLc/Rp2
A 控えの選手について情報はありますか?


553 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 14:19:16 ID:???

>>551
既にジョアンの今後について聞いておりますので、多少それを話すのが早まるだけです。
=============================================

> A 控えの選手について情報はありますか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ジョアン「以上、これでお前達は全選手の特徴を掴んだ筈だが…
      何か特筆して聞いておきたい事があれば、暫し受け付けよう。」

三杉(聞いておきたい事か…)

ジョアンの言葉で三杉は腕を組む。
情報は当然多いほう良い、聞いておくべき事はきっとあるだろう。
・・・と、三杉が考えているより後方の席で、おずおずと躊躇いがちに手を上げようとしている者が居た。
それがジョアンの目に留まろうという、その直前・・・

三杉「コーチ、控えの選手について情報はありますか?」

ピンと張った糸のような声がミーティング室内を通り、ジョアンの意識は三杉に向いた。
手を上げようとしていた者はスッと手を戻し、そのまま固まってしまう。
周囲の人間もこの様子に気付かず、三杉とジョアンの顔を見比べていた。


554 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 14:21:37 ID:???

ジョアン「・・・控えの選手か。」

三杉「ええ、これだけのメンバーです。 控えにも一癖二癖ある選手が居るのでは?」

ジョアン「ふむ・・・最低3名、多くても5名程度のサブが居るとは考えられる・・・が。
      済まんな、残念ながら私の知る情報には無い。」

三杉(情報が無い・・・? 一体どういう事なんだろうか・・・
    隠している・・・・・・か? このコーチがそんなせせこましい事をするか?)

サブの選手についての情報が得られないとあり、その理由に三杉は首を傾げる。
ジョアンならば知らない筈はないのだが、この経緯で隠す理由も考えられない。
それともまだ他に考えなければならない事があるのか・・・と頭をこねくり回すが、
疲労と心労で負担の極致に近付いた三杉では、それ以上を考えられなかった。

ジョアン「どうやら他に質問はないようだな・・・・・・では相手チームについてはここまでだ。
      ・・・続いて、私の今後の活動について説明しておこう。」

テストマッチの対戦相手、カンピオーネについての話は一旦締め括られ・・・
続いてジョアンの身の振り方についての話に移る事になった。
まだWボードに残っているスタメン表、その衝撃に比べれば驚くような事は無いと誰もが考えていた。
しかし予想は外れ、彼等は再び困惑と衝撃に包まれる事になる。


555 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 14:22:47 ID:???

ジョアン「私は今月末でフィオレンティーナを解任となり・・・
      そして翌1日付けで、他のチームで監督を引き受ける予定になっている。」

ザ、ザワ・・・ザワ・・・
  ザワザワ・・・ザワ・・・

再び場はザワめいた。
ジョアンはただ三杉達のコーチから外れるのではなかった。
フィオレンティーナから離れ、他のチームに移ると言うのである。
『何かあれば相談に乗ってくれるだろうと』考えていた者達に、これは結構な衝撃であった。

しかしジョアンは彼らの衝撃を意に介さず、更に衝撃的な事実を伝える。

ジョアン「そして私が監督を引き受けるチームというのは・・・他でもない、今ほど説明したカンピオーネだ。
      私はカンピオーネを率いてWトーナメントでの優勝を目指す。」

新田「なっ!!!」
ブンナーク「なにぃっ!?」
ミュラー「コーチ・・・・・・な、何を言っているんです・・・?」
マルコ(ムム・・・・・・)


556 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 14:24:11 ID:???
これ落第宣告だよねー

557 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 14:25:19 ID:???

ジョアンの口にした言葉に、仲間達はそれぞれに反応を示していた。
口をあんぐりさせる者、目を見開く者、意味を理解しかねている者、苦虫を噛み潰した顔で固まる者・・・
いずれの面々も、ジョアンの言葉は全く予期出来ていなかったのだ。
2年間自分達を指導し、その前にはフィオレンティーナのプリマに所属出来るよう便宜を図ってくれた人物が・・・

三杉(敵に回る! しかもWトーナメントでの優勝を目指すと言っている!?)

他の面々には、2日後テストマッチをするチームの監督に就任が決まっている事を気にしたかも知れない。
しかし三杉にとっては・・・ジョアンが率いるカンピオーネがWトーナメントで優勝を目指す事が重大だった。
考えなくは無かった、しかし考えたくはなかった最悪の想定だったのである。
そして三杉は・・・


A 思わず「そんな事を聞いて・・・テストマッチなど受けられるものか!」と叫んだ。
B 思わず「カンピオーネの監督・・・? 皆、そんな寄せ集めのチームなど叩き潰してやろうぜ!」と叫んだ.
C 「ハッハッハッハ!」笑え秀吉! 辛い時こそ笑えよな!
D 思わず「もうダメだぁ、おしまいだぁ・・・」と呟いた。
E 特に何も言わず、黙って周囲の様子を見守る。
F その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


558 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 14:28:29 ID:1z5w89GA
E

質問しよとしたのは誰だったのかな

559 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 14:28:30 ID:???
落第というよりこのチームのメンバー自体がカンピオーネの当て馬として集められたんじゃないの

560 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 14:30:44 ID:???
フィオはカ各ユースチームにバラけさせていたカンピ候補生達への当て馬兼試金石か
光る物があれば一本釣りも視野に


561 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 14:45:19 ID:4twWWcys
E

562 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 17:51:16 ID:???

>>556>>559-560
概ね>>560さんの言葉通りです。ただその結果、フィオが予想を遥かに越えたチームに仕上がりました。
ゆえにジョアンはカンピとフィオのテストマッチを敢行する事に決めたのです。
テストマッチはフィオレンティーナという“チーム”を最大限評価している証明でもあります。
ちなみにジョアンの想定には、ブンナークのカンピオーネ入りというビジョンがありました。
しかしそれは、隠すほどもない理由によって白紙となっています。
・・・メタ的なことを言えば、中山とバンビの離脱が決まったのでブンブンが残っただけですが。
=============================================

> E 特に何も言わず、黙って周囲の様子を見守る。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Wトーナメントはフィオレンティーナが優勝しなければならない。

『個で勝るナショナルチームを、チーム戦術のフィオレンティーナが破って優勝した。』
 ↔ 『フィオレンティーナが優勝したから、チーム戦術は個の充実以上に大事な要素である。』

この命題を成り立たせ、人の記憶に刻み込まなければ、日本サッカーの発展はすぐに頭打ちする。
三杉の計画・・・日本サッカーの発展とW杯優勝への布石という二つの目的を成す為に、
これはどうしたってやり遂げなければならない、失敗が許されない事だった。

それ故に、カンピオーネという大変な戦力のチームを“ジョアン”が率いるという事実は脅威に成り得た。


563 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 17:54:37 ID:???

三杉が思い返す事が出来ていれば、ジョアンの指導における主張が・・・
基本的には今のフィオレンティーナの姿とは“対極”であった事に先ず気付いただろう。
『小賢しいチームプレイを多用するよりも各人が実力を先ず身につけろ』と。
ただし同時に『どのようなチームに移籍しても、同じ輝きを放てるようになれ』とも言っていた。
実際ジョアンの指導の方向性は、選手が特徴を有しつつも基礎を確かにしており、
チームバランスを保てるインテリジェンスが伸びるような方向性であった。

その結果はどうか?
フィオレンティーナはどのような特徴のチームに対して、有利な戦術を選ぶ事の出来る・・・
そう、相手にチームの形を掴ませない変幻自在の戦術を為す事の出来るチームに仕上がったではないか。

またレッチェのディッテンベルガとイスラスは、レッチェの守備を
どうにかするようジョアンに課題として出されたと言っていた。
そしてその結果、彼等は自ら戦術を考え、あのようなチームを作り出したのだ。
他のカンピオーネのメンバーも、同様に何かしらのテーマを与えられ、
戦術への理解を主にその他の成長を促されていた事は、読者には容易に想像がつくであろう。


564 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 17:55:38 ID:???

そう、もはや明らかだった。
ジョアンコーチの頭にあるのは、個を充実させた上でのチーム戦術である事は。
ユースレベルを遥かに越えた、完璧なチームを作り上げる事は明らかだった。
そしてもしも戦術面で互角なら・・・個で劣るフィオレンティーナがカンピオーネに勝てる道理はない。
アンザーニの指揮があれば或いは・・・という希望を持つ事も最早許されていない。

三杉淳の思考は、本来ならばこの時点でチェックメイトに追い詰められていた筈だった。
そして「もうダメだぁ、おしまいだぁ・・・」と呟いていた事だろう。

三杉(・・・ダメだ、頭が働かない。 それどころか不安や怒りすら湧いて来ない。)

だが幸運と言って良いのかどうか、彼の頭は既に疲労の極致にあり、そこまで瞬時に頭が回らなかった。
そして脳が今以上の精神的な負担を避けるべく、半ば思考停止のような形を今取らせているのだ。
お陰で三杉は今、周囲の仲間達のような動揺もなく現実感の無い感覚に在った。

三杉(しかし・・・皆、かなり動揺しているようだ。
    後でどうにかフォローを考えなくちゃいけないだろうな・・・)

仕方無しに周囲を見回しながら、三杉はそんな事を思い・・・
そして・・・


565 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 17:56:44 ID:???

先着で
 ★何かあるかな?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 カンピのスタメン表を凝視する人物が2名いる事に気付いた。
《ハート》 カンピのスタメン表を凝視する人物に気付いた。
《スペード、クラブ》 特に何もなーい
《JOKER》 ガチャッ・・・と後ろで扉が開いた。


566 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 17:57:13 ID:???
★何かあるかな?→ スペードJ

567 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 18:16:40 ID:???
三杉くんはお疲れのご様子

568 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 20:13:56 ID:???

>>567 旅から戻った直後の衝撃的な事件→睡眠不足では仕方ないかもですね。
=============================================

> 何かあるかな?→ スペードJ
> 《スペード》 特に何もなーい
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そして三杉は何事に気付く事なく、視線を前に戻したのだった。
普段の彼ならば当然感じて然るべきの違和感を素通りして。
・・・どうやら彼を蝕んでいる疲労は注意力も散漫にさせていたようである。

ジョアンはザワめきの止まぬ選手達を一度グルリと見回し・・・そしてこう続けた。

ジョアン「2日後の時点では、私は試合中にカンピオーネへアドバイスを送る事はしない。
      奴等には戦術の基盤となる指示を一つ与えているが、それが機能する事は有り得ん。
      言っておくぞ、奴等は今の時点では寄せ集めに過ぎない・・・
      このスタメン表に臆す事なく、自信を持って臨むがいい。」

間もなく敵となる選手達に対する助言めいた内容をジョアンは口にしていた。
だが言葉でそう言われた所で、カンピオーネのスタメン表から発せられる圧力は少しも減る事は無い。
フィオレンティーナメンバーの顔は渋いまま変わらなかった。


569 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 20:15:48 ID:???

ジョアン「・・・以上だ。 言いたい事は各自あるだろう、私に恨みを持つ者も居るかも知れん。
      だがこれがプロの世界だ。 環境は時に一変する・・・諸君等の意思と無関係にな。
      そして・・・環境が変化しても、尚対応できるだけの基礎を諸君等は既に備えている。」

残酷なまでの突き放し、とも・・・卒業とも受け取れる言葉でジョアンは締め括った。
若い彼らにとっては、はいそうですかと素直に受け取れる物では当然無かったが・・・。

ジョアンはWボード用のマーカーを置くと、ミーティング室の入口へと足を進めだした。
語る事は全て語ったと、その背中は告げている。
ジョアンの背に向けて『ぶっ潰してやる』と意気込みをぶつける者も居れば、
『これまでの2年は何だったんだ・・・』と消沈する者もそれぞれに居た。

しかし・・・

ジョアン「・・・後はお前達が、シュワーボに見せて恥ずかしくない試合を続けられるかどうかだ。」

三杉(!)

部屋を出る間際のジョアンのセリフには、誰もが沈黙せざるを得なかった。
フィオレンティーナの選手達は強烈な義務感を突きつけられたのだ。
即ち、敬愛する監督の顔に泥を塗るようなプレイは出来ないということ・・・
それだけは11人全員に共通した想いであった。


570 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 20:17:11 ID:???

ジョアンが寮を後にしてから、短針が数字を一つ増やしていた。
三杉達は食堂に集まり、適切な時間のコラッツィオーネ(朝御飯)を迎えていた。
多くの衝撃によって味は碌に判らないが、それでも皆黙々とパンを胃に流し込んでいる。
食べなければ考える力も歩く力も湧いて来ない事を彼等は知っているからである。

三杉も頭を働かせる為、カプチーノにブラウンシュガーをたっぷりと投入した。
そしてそれを口に入れ、彼はようやく人心地がついた様な気分を覚える。
実際にはこれからが大変だと理解しているが、こういう瞬間がなければ人間は倒れてしまう物だ。

三杉は躊躇い無く甘い甘いカプチーノを飲み干した。
糖が血流に乗って脳へ行き渡り、そしてカフェインが覚醒を促す。
鈍っていた三杉の思考力に、徐々にだが回復の兆しが見え始めた。

三杉「さてと・・・今日はこれからどうしよう・・・」


☆本日のAMにおける活動を選択して下さい。

A アンザーニのお見舞いに病院へ向かう。
B 任意のメンバー(2名)と会話する。(さらに分岐)
C カンピオーネ戦での戦い方について検討する。
D 部屋に引き篭もる。
E お見舞い以外の外出。(さらに分岐)
F 練習を呼びかけてみる。
G その他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

※活動は今日のAM・PM、明日のAMの3回です。
 明日のPMは契約と戦術ミーティングに充てられます。


571 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:19:26 ID:4twWWcys
B

572 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:20:04 ID:EAI0x1tk


573 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:26:06 ID:zUtcFqgs
B
メンタル回復、検討、お見舞いで終わりそう

574 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/07(月) 20:33:51 ID:???

ちょいと描写を後回しにしまして・・・
=============================================

>B 任意のメンバー(2名)と会話する。(さらに分岐)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

会話したい相手を以下の中から2名選んで投票してください。
お1人様につき最大2人の名前を投票する事が出来ます(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

[新田、ブンナーク、バンビーノ、マルコ、レントゥルス
  ダラピッコラ、ミュラー、スペルマン、中山、ラムカーネ]

※1番目と2番目に3票に到達したキャラと会話します。
 本日の更新はここで終了致します。


575 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:34:43 ID:EAI0x1tk
新田

576 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:43:15 ID:???
この中で動揺が少なく次の試合の話ができそうなのはミュラーとラムカーネかな?
逆にケアが必要そうなのは新田だろうな

577 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:45:12 ID:???
カンピオーネのスタメン表を凝視していたらしい2名って誰なんでしょうね?

578 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:45:55 ID:hp7DcEl2
レントゥルス

579 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:46:15 ID:???
>ジョアンの背に向けて『ぶっ潰してやる』と意気込みをぶつける者も居れば、
『これまでの2年は何だったんだ・・・』と消沈する者もそれぞれに居た。
ブンナークはどちら側なのだろうか?

580 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:47:16 ID:???
一人はバンビだと思う。
もう一人はユブンタイかピャタコーフに関わりありそうな誰か…誰だ?

581 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 20:54:05 ID:QMLhuke2
レントゥルス

582 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 21:57:37 ID:zUtcFqgs
バンビーノ
マルコ

583 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 22:14:17 ID:VafwQBY6
ブンナーク

ムエタイ仕込みの豆腐メンタルはなんとかして置きたいと思うの

584 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 22:47:08 ID:1z5w89GA
新田
ブンナーク

新田はジョアン関係でケア
ブンブンはアンザーニ関係でケア

585 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/08(火) 09:08:10 ID:???
未決あげしまー

[投票条件]
会話したい相手を以下の中から2名選んで投票してください。
お1人様につき最大2人の名前を投票する事が出来ます(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

[新田、ブンナーク、バンビーノ、マルコ、レントゥルス
  ダラピッコラ、ミュラー、スペルマン、中山、ラムカーネ]

※1番目と2番目に3票に到達したキャラと会話します。



現時点では新田・レント・ブンが2票、マルコ・バンビが1票となってます。
また今回は日付更新による票数リセットはありません。
それでは新めて投票を募りますので宜しくです。

586 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 09:20:20 ID:???
ブンナーク 新田

587 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 10:15:47 ID:???
新田には全日本と三杉がそれぞれどういう方向を目指しているかも教えたほうが良いのかな

588 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 10:42:58 ID:fPqwPbGQ
ブンナーク 新田


589 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/08(火) 20:02:14 ID:???

> 任意のメンバー(新田、ブンナーク)と会話する。 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

何をするべきかと考えてみた時、まず三杉が心配したのは仲間達のメンタルであった。
監督が倒れてほぼ再起不能、コーチが自分達を見捨てて去って行く(?)この状況。
一方だけでも大事件だが、それが一両日の間に立て続けに起こったのだ。
精神がズタズタに裂かれた状態となっていて当然である。

当然ながら三杉の精神状態も彼らと大差はなく、人の心配をしている場合ではないが…
しかし三杉はキャプテンとして、依り所が失われたチームをチームたらしめねばならなかった。
逆に言えば、今の彼はその義務感によって自らを保つ事が出来ていると言うことでもある。

三杉(辛くない者は居ないだろうが・・・全員と話そうとしたら、一人当たり話せる時間は僅かになるな・・・
    ・・・いや、ダメだ。 こんな時に効率的、短時間にやろうなんて思ったらいけない。
    そんな気持ちで話されたら、僕だって不愉快になる筈だ。 だからこそ、ここは・・・)

相手を選び、ジックリと腰を据えて話そうと心に戒め・・・
そしてグルリと食堂内を見回して、三杉は2人の仲間に目をつけた。

三杉「新田とブンナークか・・・。」


590 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/08(火) 20:03:30 ID:???

新田瞬とシンプラサート・ブンナーク・・・いずれもこのチームのFWを担う選手。
そもそもFWという人種は、QBKだったり失踪癖があったりで豆腐メンタルの傾向にあるが・・・
三杉が彼ら2人に目をつけたのはそう言った理由でなく、他の仲間達よりも重症に違いないと踏んだゆえだ。

三杉(ともかく一人ずつだ、先ずは新田から。 ・・・だが、どんなストーリーに持っていく?)

チームの中でも特に小柄で頼りなく映る・・・
しかしチームのピンチに散々走ってくれた、年下の後輩の様子を窺いながら三杉は考えてみた。


A アンザーニ監督なら大丈夫だ、無事退院できると信じよう。
B アンザーニ監督の復帰は絶望的・・・これからは僕達自身で考え、進まなければならないんだ。
C ジョアンコーチの事はもう忘れるんだ、これからは僕が指導してやる。
D コーチは僕達を切り捨てた訳じゃない・・・これがプロの世界なんだ。
E 僕達はこれからもっと大きな・・・そう、日本サッカーを変える為にサッカーをしなければならない。
F 新田・・・お前がエースや。
G 兄弟・・・俺達に陽の当たる道は似合わないと思わないか?
H 過去のことを思っちゃダメだよ。
   何であんなことしたんだろ…って怒りに変わってくるから。
   未来のことも思っちゃダメ。大丈夫かな、あはぁ〜ん。
   不安になってくるでしょ?
   ならば、一所懸命、一つの所に命を懸ける!
   そうだ!今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!!

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


591 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/08(火) 20:05:51 ID:???
すみませんが本日はこれだけになります。
ペースが上がらない日が続いてすみません、どうにもユックリ考える時間が捻出できなくて。
これに懲りず今後もお付き合い下さると嬉しいです、では。

592 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:11:37 ID:AcYBDHSQ
E
乙なのです!!

593 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:16:11 ID:63181TFw


594 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:31:52 ID:7c7gZczc
D

いきなりEを言われても困るだろうね。
一プレイヤーの身で「日本サッカーの未来」を考えている三杉が異端過ぎるw

595 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:53:27 ID:C8w5VaeY


596 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 21:11:51 ID:YqIhTDwA
D

597 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 23:32:59 ID:???
Fから伝統のフリーダムさすがやで

598 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:43:19 ID:???

>>593 乙感謝なんだな!
>>594 まあその通りですね。さらに混乱させる可能性もあったでしょう。
>>597 たとえ選ばれないと判っていても落とし穴掘るヨ!
=============================================

D コーチは僕達を切り捨てた訳じゃない・・・これがプロの世界なんだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

FWの2人が他のメンバーよりも重症と見たのには、それぞれ理由があった。
決して勘に頼った物ではなく…それ故に“話の展開”も絞られる。

三杉(新田の場合、より重く圧(の)し掛かっているのはコーチの事だろう。)

監督の危篤、ほぼ一方的なコーチとの別れ…いずれもメンタルに大きな傷を与えている。
しかし両者の内、いずれの事件の方が密度高いかは各人によって違う・・・。
そして新田ならば、それがいずれかと言えば後者だろう・・・と三杉は見当をつけたのだ。

…新田が自分や中山とは事情が異なる事は明白だった。
即ち才能が一定の開花をした者が、大怪我や難病の治療を条件に招集されたのとは違い…
新田は実績もなく、深く眠った才能の原石をジョアンに期待されて招集されたのだ。


599 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:44:19 ID:???

フィレンツェに来て間もない頃の新田の事が、三杉の脳裏に思い返された。

三杉(当時の新田はストライカーとしての自信を喪失し、己の限界を感じていた。
    フランス国際にて知った世界レベルのストライカーとの差で、劣等感と焦りに苛まれていた。
    強いシュート撃つ事を諦め…脚を活かすFWになるしかない、スピードで戦うしかない道はない、と。

そんな状態であった新田を、コーチがどのように口説いたのか・・・それは三杉の知る所では無い。
しかしその誘いを受けイタリアへ来たという事は、新田がジョアンの事を信じ、
そしてジョアンに見込まれた事実に縋っていた事とイコールだった筈である。
また三杉の目からは、ジョアンの方も新田の指導は殊更に熱心に映っていた。

三杉(そう・・・後天的に身に付けるのが難しいボールタッチ技術を粘り強く修正させるなんて、
    並の入れ込みではない。 あと2人がよく話している姿も見かけたな・・・。
    当時コーチに疑念を抱いていた僕は、よくない企みに新田を巻き込もうとしていると疑ったが・・・
    今思えば、あれはメンタル的に不安定だった新田へのケアだったのかも知れない。)

実力も自信もなくゴールだけに躍起だった新田が、気がつけば自在性のあるFWになっていた。
それだけでなく、原初の目的だった強力なシュートをも再び求めるようになる程に余裕を得ていた。
三杉も幾らかの助言は与えたが、あれだけで新田の成長がこれほど鋭角にはなったとは思えない。
新田自身の努力も然ることながら、心身両面でジョアンのサポートが大きかったと想像がつく。


600 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:47:06 ID:???

三杉(そのコーチが突然去って行った・・・後ろ首を引かれる様子を欠片も見せずに。
    しかもコーチは、今度試合をするその相手のチームの監督に決まっているという・・・)

ここまでの事を脳内でリピートし、三杉は新田の気持ちになって考えようとした。
信頼していた師に裏切られ、捨てられたような気分・・・のような気がしないでもないが・・・。
残念ながら三杉には客観的な思考がどうしても排せなかった。
即ちジョアンが言ったように“これがプロの世界”であり、プロチーム=会社という認識である。
そこに個人の感情は何の意味も為さない。

三杉(ふむ・・・・・・。 新田が認識を正しく出来るような道筋で励ますのが比較的良いか・・・。)

彼はこの場合において、新田と感情を共有して慰める方法はとても取れないと判断した。
それが器用に出来れば新田を自分に心酔させる結果もあったであろうが・・・
今は新田が正しい認識をし、冷静な判断を取り戻せるよう促す努力を決める。

三杉「新田、ちょっと・・・。」

新田「・・・・・・・・・なんですか?」

席を立った三杉はその足で新田を呼び止めていた。


601 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:50:50 ID:???

三杉「ええと・・・ジョアンコーチの事なんだが。」

新田「コーチの・・・?」

三杉「ああ、僕はコーチが僕等を切り捨てたわけじゃないと思う。」

新田「・・・なんで・・・なんでそんな事が言えるんですか?」

三杉「コーチの言った通りだからさ、これがプロの世界での日常だ・・・ってね。
    実際に僕はその通りだと思ったし、コーチも他意あって僕らの指導を投げたと思えない。
    だから・・・お前はなるべく早く切り替えるんだ。」

新田「そんな事・・・」


先着で
 ★選択は最善でした。→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ペナA、ペナB共に消失
《ハート》 ペナA(全能力-1)消失
《スペード》 ペナB(試合開始時ガッツ100消費状態)消失
《クラブ》 ペナB半減
《クラブA》 効果なし
《JOKER》 ダイヤの結果+ボーナス


602 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 13:51:28 ID:???
★選択は最善でした。→ ダイヤ9


603 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 13:53:57 ID:???
うわぁ相手メンバーが大会オールスターなだけじゃなくて、メンバーがペナルティ抱えた状態なのか…こりゃキツイ

604 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 14:01:24 ID:???
んー、この後の展開を考えるとむしろ最善だとおもう。
本当に完全フルの状態でのフィオを虐殺するレベルだと、本番でも勝てないぞw
(原作ハンブルグ戦に翼も若林もいなかったことと同じ構造)

605 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 14:36:52 ID:???
なお相手は烏合の衆の模様

606 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 16:57:13 ID:???
さてブンブンは赤札を引けるかな

607 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 17:00:25 ID:???

>>603
ホッホッホ、私(フィオレンティーナ)はまだ2回の変身を残していますからね。
今のが全力だとは思わないことです。 ・・・ていう精神状態でいれば平気ですよ☆

>>604
ペナがなくとも虐殺レベルのつもりの実力差で組んでいます、実は。
ただこのスレは依然として、戦い方にって実質の実力差が当てにならなくなる性質がありますけれど。

>>605
ジョアンコーチによる耳寄り情報、という訳ですね。

>>606
ブンナークの安定さは異常なくらいですが・・・さて?
=============================================

> 選択は最善でした。→ ダイヤ9
> 《ダイヤ》 ペナA、ペナB共に消失
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

新田「そんな事…本当の所がどうなのかは、判らないじゃないですか。」

三杉「ああ、その通りだ……しかしな新田。」

感情が先に立った人間が、今の言葉だけで納得する筈がないと…
これを予想していた三杉は次の論法に繋げようとした。
しかし驚いた事に、新田はそんな三杉を手のジェスチャーで制した。
そしてなんと三杉の予定とは逆に、彼の方が話し始めるではないか。


608 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 17:01:30 ID:???

新田「けれど俺にだって、そう考えなくちゃいけないってのは判っています。
    さっきの態度も『プロの姿勢はどうあるべきか』を教える最後のレッスンだった…
    そういう風に受け取るつもりです。」

三杉「新田…! お前……」

新田「コーチが本当は何を考えていたとしても、俺にとっては絶望から掬い上げてくれた恩師です。
    そしてコーチが指導してくれた技は、シッカリと俺のサッカーに息づいていますから。
    だから明後日はコーチに俺の全てを見せてやるつもりです、安心して下さい。」

三杉「ああ、判った。 これからも頼りにしている。」

新田「ふふ、任されます。」

三杉(驚いた…極限状態の時こそ、その人物の本質が見えると言われているが…
    これほど肝が据わっているとは正直思っていなかっ……いや、育てられたのか。
    プロとしてのメンタルを、あのジョアンコーチに…。)

コーチによる新田の育成は、全ての面で非の打ちどころがなかった…
そういう感想を三杉は持たざるを得なかった。
今の新田はJrユースの頃とはまさしく別人、一個のプロとして踏み出すラインに立っている。
コーチから離れた後も、自ら道を選び成長しくのだろう…そう信じられた。

※次回テストマッチにおける新田のペナが全て消失しました。


609 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 17:04:20 ID:???

三杉(さて、次はブンナークへのフォローだな。 彼の場合だと………)

今度は新田とは対照的なくらい頑強そうで大柄な、色黒の少年に目をやった。
これまでもメンタル的に散々心配とケアを余儀なくされてきた、フィオレンティーナ最強ストライカー…
シンプラサート・ブンナークは、コーヒーカップの柄を握ったまま虚空を見つめている。
この野菜王子に劣らぬ豆腐メンタルに対し、三杉が考える最善のストーリーは…

A アンザーニ監督なら大丈夫だ、無事退院できると信じよう。
B アンザーニ監督の復帰は絶望的・・・これからは僕達自身で考え、進まなければならないんだ。
C ジョアンコーチの事はもう忘れるんだ、これからは僕が指導してやる。
D コーチは僕達を切り捨てた訳じゃない・・・これがプロの世界なんだ。
E そんな事よりジェラート食べに行こうぜ。
F そんな事より財布を買いに行こうぜ。
G ブンナーク、俺達にあの紫のユニフォームは眩しすぎるとは思わないか?
H お前の真摯な態度はむかつく程だぜ、しかし人の心を動かすそのオーラはなんだ?
I 行けブンナーク、お前の行く手には俺達の未来がある。
  跳べブンナーク、何も恐れぬお前のクールなガッツを見せてくれ。

『2』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


610 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 17:20:12 ID:ePZo3jK+


611 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 17:30:07 ID:/n66nnAI
A
まあ花道ポジならこれかな。さあシュートを二万本撃つんだ(間違い

612 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 18:05:53 ID:???


613 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 18:23:29 ID:0WroJEkc
A

614 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 20:31:55 ID:???

>>612
バンビーノ「オレがパス出してやるよ。」
中山「俺がディフェンスやってやるよ」
三杉「僕が横から口出ししてやる。」

>>613
やめて!
=============================================

A アンザーニ監督なら大丈夫だ、無事退院できると信じよう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人のメンタルをフォローする時に前提として必要不可欠な物は何であろうか?
それは相手が何に対して傷付いたり不安になっているか、正しく把握している事である。
誰かを喜ばせたい時、誰かに謝りたい時もこれに同じ・・・。
自分の主観を出来る限り排し、相手の立場になって考える・・・相手と気持ちを共有する努力が必要とされる。
しかし付き合いが深く・長く在る場合、そんな努力をせずとも相手の気持ちを解るようになる事もある。

今ほど新田に対した時、三杉はジョアンの事が鍵であった事を正しく認識していた。
そして今回のブンナーク・・・彼は一体何に対して苦しんでいるのだろうか?
・・・その答えについて三杉は直ぐにピンと来ていた。


615 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 20:33:29 ID:???

三杉とブンナークの親交は、彼らが思っている以上に深くなっていた。
思えば4段重ねジェラートを食べたり説教したりドタバタなドッキリを仕掛けたり・・・
キャプテンとしてよりも、まるでクラスの友人同士のような付き合いをして来れたのは、
このメンバーの中でもシンプラサート・ブンナークだけと言って良かった。

三杉(ブンナークはアンザーニ監督の事で参っている。
    倒れた時に傍に居たそうだし・・・間違いない、アイツはそういう奴だ。)

だから三杉は迷いなくブンナークが心を病む理由を把握出来たのだ。
ホンのチョッと・・・0.1ppmくらいマジックテープの財布について
弄って元気付けてやろうとも、本当にチョッとだけ思ったのは内緒だ。

三杉「ブンナーク、ちょっといいかい?」

新田「んだよ・・・・・・・・・・・・」

三杉はカップを握ったまま固まっている彼の隣に座った。
反応は芳しくないが、そんな事は最初から承知の上である。

三杉「(どうせまた良くない勝手な想像を巡らせて、自分の事を責めているんだろう。)
    アンザーニ監督の事なんだが・・・・・・。」

ブンナーク「・・・・・・クッ・・・」


616 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 20:34:49 ID:???

顔をしかめ、目を逸らすブンナーク。
思っていた通りの反応を返され、三杉は内心苦笑する。
そして続け様にブンナークへ伝える言葉は最初から決まっていた。

三杉「ありがとう、丁度君が一緒に居たお陰で監督は命を落とさずに済んだ。」

ブンナーク「ハァッ!? 何言ってんだテメェ、監督は今もまだ危篤状態らしいじゃねぇか・・・!」

三杉「ああ・・・でも少なくとも命は繋がれたじゃないか。
    君が近くに居て対応が素早く出来なければ、それすら無かったかも知れないんだ。」

ブンナーク「そ、それは・・・・・・・・・けどよ、もしかしてオレじゃなくて他のヤツが一緒だったら、
       監督はもう目を覚ましていたかもしれないんだぜ? それを考えると・・・」

三杉「大丈夫だ、監督は・・・・・・無事退院できると信じよう。
    僕達に出来るのは、それを信じて・・・祈って、そして立ち止まらない事だ。
    もう一度言うぞ。 お前が一緒に居たから、監督は命を繋いだんだ。
    だから下を向くな、目を覚ました時に監督が怒るぞ?」

ブンナーク「・・・・・・」


617 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 20:35:51 ID:???

先着で
 ★これも選択は最善でした。参加者は解っておられる。→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ペナA、ペナB共に消失
《ハート》 ペナA(全能力-1)消失
《スペード》 ペナB(試合開始時ガッツ100消費状態)消失
《クラブ》 ペナB半減
《クラブA》 効果なし
《JOKER》 ダイヤの結果+ボーナス


618 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 20:37:19 ID:???
 ★これも選択は最善でした。参加者は解っておられる。→ スペードJ

619 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 20:38:42 ID:???
やっぱりマークが黒いw

620 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 20:40:31 ID:???
相変わらず赤を引けない安定のブンナークに乾杯!
・・・というとこで今回はここまでです。 ではでは

621 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 21:53:02 ID:???
もう一回ペナ解除に動くかどうか
お見舞いに行くことが三杉のペナ解除に繋がってると思うんですよね

622 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 21:57:38 ID:???
カンピオーネ相手に新田が輝くフラグ!

623 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 22:20:34 ID:???
ラムカーネにもペナあるのか?

624 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 23:16:26 ID:???
新田のやつ立派になりおって…
新田とブンナーク、どこで差がついた?

625 :森崎名無しさん:2011/11/10(木) 23:27:25 ID:???
赤札と黒札、引きの違い。

626 :森崎名無しさん:2011/11/11(金) 00:35:10 ID:???
新田「んだよ・・・・・・・・・・・」


一瞬新田がやさぐれたのかと思って心配したおw

627 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/11(金) 14:37:08 ID:???

>>626 すみません、全力でミスでした。食堂の空気が最悪ですw
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> これも選択は最善でした。参加者は解っておられる。→ スペードJ
> 《スペード》 ペナB(試合開始時ガッツ100消費状態)消失
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三杉の懸命な助言は、しかしブンナークの顔を僅かに柔らかくする事しか出来なかった。

ブンナーク「サンキュ・・・励まそうとしてくれてるのは判るし、正直有り難えよ。
       けど、それでも監督が眠ったまんまの今じゃあな・・・。
       シッカリ目ぇ覚ましてくれるまで、どうしたって胸のモヤモヤは消えそうにねーわ。」

三杉「ブンナーク・・・・・・。」

今のブンナークのはある意味冷静だった。
衝撃の大きな二つの事件が、熱くなり易い彼の頭をすっかり冷やしてしまったのだろう。
普通の他人であれば、この程度の冷静さで十分に前を向ける所だが・・・
彼は倒れる直前と直後にアンザーニと関わっており、初動もやっている。
責任がないと誰に言われても、何も感じられずには居られない。
好くやったと褒められても、相手が目を覚ますまでは好くやったとは思えない。
そんな立場と精神状態だという事である。


628 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/11(金) 14:39:14 ID:???

三杉「まあ・・・そうかも知れないな。 済まなかった、どうやら僕は余計なお世話だったらしい。」

ブンナーク「いや、感謝してるぜ・・・少しだけ気持ちが軽くなったしな。
       昨夜は目が冴えてどうにもなんなかったが、今夜は眠れるような気がするぜ?」

三杉「そっか、ならば言って良かったんだな。 それじゃ、僕を褒め称えろ。」

ブンナーク「プッ・・・テメェなあ。」

普段なら笑わずに怒り出すジョークを言ったつもりだったが、これが少しだけブンナークを吹き出させた。
心労の決定的な部分には、依然として解消させられていない。
しかしこれが原因となって、彼までも身体を壊すような状況は、どうやら心配しなくて良さそうだ。
そう考えて三杉は一先ず胸を撫で下ろしたのだった。

※次回テストマッチにおけるブンナークのペナが一部消失しました。


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0ch BBS 2007-01-24