キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/29(木) 19:43:51 ID:L+HomlPU


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のスピンアウトであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。




…エッチなのはいけないと思います!




769 :森崎名無しさん:2011/11/21(月) 20:37:30 ID:???
トラップVSクリアみたいなフィジカル勝負も入れては?
負けたほうがいいらしいし、DFで必要な能力かつ三杉の苦手分野も一つ位は

770 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 12:26:18 ID:???

>>768
乙感謝です、閣下も薔薇の花弁を浮かべたお風呂で喜んでおります。
まあ簡単に覆せない実力差だからこそ、ボーナスが発生するんですよね。
=============================================

    三杉 ドリブル( ハートQ )68 +( 3 + 4 )+(華麗+3)=78
 オワイラン タックル( ダイヤ6 )63 +( 3 + 5 )+(ショーテル+2)=73

【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → 三杉がオワイランを抜いた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

オワイラン「タァァァァーー!!」 ズザッ

緩い地面でも踏み固められそうな力強い踏み込みで、距離を詰めて来ようとするオワイラン。
身体を前傾させての突進…そこから体勢を入れ替えてのスライディングタックルである。

三杉(スピードは大した事がない、だが小柄な割に力強さは感じる。) スゥ…

対する三杉は、実力を量るための『手を抜く事は無く』『観察にも意識を置く』両手持ちのプレイ。
しかしそれでも埋められない程、技術の差が両者にはある。
三杉はオワイランの突進に焦る事なく足下のボールをずらし、最小限の動作で避けようとした。


771 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 12:29:22 ID:???

ユラリ…

三杉(おやっ?) ピキーン

オワイラン「そこぉっ!」 グイッ

  フワッ
      ズザアァァァァァァ!!!!

オワイランのタックルに不自然な挙動が見られた為、予定を変えて跳躍で跳び越える三杉。
下を見ると、刈りとるようなタックルが、思わぬ方向から繰り出されているのが判った。
プリマヴェーラノ大会を戦い抜いた三杉にとって、動作その物はありふれた質であるが・・・
どうやら一工夫も二工夫も入れて来ているようである。

三杉(なるほど、出処の見え難いタックルか……僕のディレイドとコンセプトは共通しているな。)

何が起きたのか、何を狙ったのかを読み取りながらも、ミスをする事なく着地も決め…
結果としてオワイランは三杉に見事抜かれてしまった事になった。
恐らく今のタックルは彼にとって秘策であったと判断される。
それが一度目から通用しなかったとあれば、気を落としていると思われたが…

オワイラン「凄い! なんて華麗なドリブルなんだろう!
       ボクも今のタックルは中々鋭く出来たと思ったけれど…全然敵わない!」

三杉(…………)

予想外な事にオワイランは甚く感心・・・どころか喜んでいる様にも受け取れる。
思わず怪訝な顔を返してしまう三杉だが、オワイランは爽やかな笑顔を保ったままだ。
ともかくとして、彼のタックルは現時点で確かにプリマヴェーラの並レベルなのは間違いない。
しかしながら、(動作自体は稚拙だが)プレイに工夫を加えようという創造力は評価出来なくも無いと言った所。


772 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 12:30:31 ID:???

三杉「(まあ・・・大会前の僕だったら、多少は戸惑ったかな? ・・・っと、それより。)
    取り敢えずタックルについては大体判った。 他にも2,3見せて貰いたいが構わないか?」

オワイラン「ええ勿論、何でも構いませんよ。」

三杉「よし言ったな? それじゃあ・・・」


実力を見てみたい項目を以下の中から2種選んで投票してください。
お1人様につき最大2項目を投票する事が出来ます(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

[ドリブル、パス、シュート、パスカット、ブロック、トラップ、クリア、競り合い]

※1番目と2番目に2票に達した項目について勝負観察します。


773 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 12:34:58 ID:307T17dA
ブロック
クリア

774 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 12:44:44 ID:CvJzRulc
ドリブル、ブロック

775 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 12:48:49 ID:a3iUkqPY
クリア

776 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 14:02:51 ID:???

> ブロック、クリア
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

もしも中山の穴を埋める事を考えるならば…CB、贅沢を言えばリベロとしての能力が欲しい。
とは言えリベロの攻撃参加は本当に困った時の最後の手、或いは奇襲に該当する類の者である。
常に必要なのはCBとしての強さであり、目の前の彼に求める第一は迷いなく守備。

三杉「それじゃあ…ブロックとクリアを見せて貰おう。」

オワイラン「ええ、判りました。」

それゆえに三杉はブロックとクリアという、ゴール前での強さを披露して貰う事にする。
そしてオワイランは要求に対し、反論なく素直に応えるのだった。

三杉「では僕は仮想敵を想定し、抜きながらドリブルで上がっていく事にしよう。
    そしてベストなシュートコースに入ったらミドルシュートを放つ。
    君はそのシュートをブロックする努力をしてくれ。」

オワイラン「ええ。」

三杉「……………それじゃ、行くよ。」

三杉は暗に挑発のような物言いをしたつもりだった。
それでもオワイランからは予想した反応が見られなかった。
何か言おうかと一瞬迷ったが、今は先にやる事を一通りやろうと思い直す。
そして三杉はセンターサークルから、斜めに切るようにドリブルを開始した。


777 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 14:04:32 ID:???

先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★三杉 ドライブシュート(! card)73+(! dice + ! dice)=★
 ★オワイラン ブロック(! card)64+(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【シュート】−【クリアorブロックMax】
≧6 → シュートは邪魔される事なく放たれた。
=5〜1 → シュートは放たれた。だが有効ブロック分だけ威力減少。(1の場合-2、他は-1)
=0〜-1 → 辛うじてシュートコースを逸らされた。
≦-2 → シュートを阻止された。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ドライブシュートは吹飛係数4を有す。
オワイランのマークがダイヤで「ハイボレーブロック(+4)」、ハートで「ダイビングブロック(+4)」が発動。


778 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 14:14:10 ID:???
★三杉 ドライブシュート( ダイヤ8 )73+( 22 )=★


779 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 14:16:15 ID:???
数値は低いしボーナスチャンスかな

780 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 14:21:57 ID:???
 ★オワイラン ブロック( ハート6 )64+( 14 )=★

781 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 16:38:07 ID:???

 三杉 ドライブシュート( ダイヤ8 )73+( 2 + 2 )=77
 オワイラン ブロック( ハート6 )64+( 1 + 4 )+(ハイボレー+4)=73 ※吹飛
【シュート】−【クリアorブロックMax】=4 → 有効ブロック分だけ威力減少。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ドガアァァァァァァッ!!!

オワイラン「わあぁぁぁぁぁぁっ!!」

ドリブルで切り込んでのドライブシュートであった。
流れの中でのポジショニングを見ておきたい意図で、敢えてFKではない形で臨んだが…
結果は見ての通り、オワイランの小柄な身体を吹き飛ばしてゴールネットへボールが突き刺さった。

オワイラン「あ痛たた……」

三杉(これは明快だ、僕がシュートを撃つまでのポジショニングが悪い。
    けれど撃った後の反応は不思議と早かったな…跳び込みにも迷いがなかったし。
    うーむ………評価が難しい素材…かなぁ………)

先程のタックルの時も思ったが、このオワイランは悪い部分と評価出来る部分を両方持っているようなのだ。
悪い部分を改善できれば、それは戦力として十分期待出来そうだと言えるが…
問題は、この悪い部分と言うのがサッカー選手にとっての基礎に相当する事である。

まともな指導を受けていれば、当然出来る様な事がオワイランは出来ていない。
基礎をまともに埋めもせず、工夫や反射だけで好き勝手にこなそうとする選手……
コーチも監督も好まないタイプだろうし、三杉自身も決して良い印象を持てない。
薄々とそんな風に思い始めてしまっていた。


782 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 16:39:25 ID:???

オワイラン「今のシュートも凄かったですね!」

三杉「わっ!? えっ、あっ、ああ……」

オワイラン「あんなシュートは映像でしか見た事がなかったので感動しました。」

三杉「そうかい?」

オワイラン「ええ、凄いです。 出来ればもう一度受けてみたい所ですけど…次はクリアなんですよね?」

三杉「ああ、その通りだよ。 …少し待っててくれ、クロスボールを上げてくれる人を呼んでくるから。」

そう告げて、三杉はオフィスへ連絡を入れに行く。
連絡は問題なく繋がり、やがて練習生が一人グラウンドへ寄越されて来た。

練習生「ゴール前にクロスを上げれば良いんですね? 高低はどちらが良いですか?」

三杉「君の得意な方で頼むよ。 咄嗟のコース判断も試したいから、僕達は直前まで知らない方が良い。」

オワイラン「ですね。」

練習生「判りましたー。 それじゃ、お二人がポジションに就いたら直ぐに上げます。」

こんな感じで段取りを済ませ、三杉らはゴール前に就いた。
二人は多少の距離を空け、練習生が助走を始めるのを待つ。


783 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 16:41:21 ID:???

練習生(よし、じゃあいくぞっ!) ダァッ


先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★クロスボールの高低 → ! card (ダイヤ・ハート→高い浮き球/スペード・クラブ→低い浮き球)
 ★  三杉 高/低トラップ(! card)67/66 +(! dice + ! dice)=★
 ★オワイラン 高/低クリア(! card)65/65 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → トラップ成功!
=1〜-1 → 競り合いの結果、ボールがこぼれた!
≦-2 → オワイランがクリアした!

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
高い浮き球の場合、オワイランのクリアはダイヤかハートで「オーバーヘッドクリア(+1)」に変化。

今回の勝負でオワイラン≠ェ勝利した場合はボーナス。
覚醒についてはオワイランのみ♀ョ全敗北でも覚醒します。

784 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 16:42:31 ID:???
ははあ。
オワイラン、マトモなコーチの指導を受けてないのか?

 ★クロスボールの高低 → クラブ10 (ダイヤ・ハート→高い浮き球/スペード・クラブ→低い浮き球)

785 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 16:43:36 ID:???
 ★  三杉 高/低トラップ( ハート8 )67/66 +( 65 )=★

786 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 16:49:11 ID:???
★オワイラン 高/低クリア( ダイヤ7 )65/65 +( 14 )=★

787 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 16:50:26 ID:???
オライワンが勝てる可能性のある勝負に限って本気を出す三杉さん

788 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 16:50:44 ID:???
この三杉淳容赦せん!

789 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 17:28:32 ID:???
もしセンタリング判定でJOKER出てたら
練習生が名有り選手になっていただろうか?

790 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 18:20:05 ID:???

   クロスボールの高低 → クラブ10 (低い浮き球)
   三杉 低トラップ( ハート8 )66 +( 6 + 5 )=77
 オワイラン 低クリア( ダイヤ7 )65 +( 1 + 4 )=70
【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → トラップ成功!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シュルルルルル…

三杉(低い!) バッ

オワイラン(ボール…!) バッ

出されたクロスボールに反応し、両者が動き出す。
ただこれも三杉の方がたっぷり1秒は判断が早く、その差は大きかった。
ベストポジションへ先に走り込み、競ろうとするオワイランをスルリとかわして…

トンッ……

何事もない、ノーマークだったかのように、三杉は易々とトラップして見せた。
クロスボールをトラップするプレイを、三杉はイタリアの地でほとんどやって来ていない。
それゆえに今回は、自分のプレイの質も悪いかと思っていたのだが…

三杉(…っと、いけない。 滅多にない場面だからって、プレイに全神経を集中させてしまった…。
    彼の能力を量らなければいけない場面なのに、今のは良くなかったな。)

オワイラン「くっ…!」

動作の質にはそこまで差があったわけではない。
単純に、ここ一番の集中力の差が出てしまった形。
そのせいか、今回の結果にはオワイランから悔しそうな声が漏れていた。


791 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 18:21:56 ID:???

《マーク・オワイラン》
 ド    パ   シ   タ  カ    ブ    ト   ク    競   合計   高/低  LV
??  ??  ??  63  ??  64  ??  ??  ??  ???  2/2 34

ショーテルタックル(1/2でタックル+2)
ハイボレーブロックタックル(1/4でブロック+4)100消費
ダイビングブロック(1/4でブロック+4)150消費
オーバーヘッドクリア(1/2で高クリア+1)80消費
その他…?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「取り敢えずこんな所か。」

幾らかは推量出来たマーク・オワイランの実力をまとめる三杉。
DFとしては、プリマヴェーラで並レベルと言っていたトレイゼの言葉通りであった。
少なくとも中山の穴を直ぐにでも埋められる選手かと言えば……それは間違いなく『No』だろう。

しかしこれまたトレイゼが言っていた事だが、ジョアンが頻りに目を鋭くしていたという話の通り・・・
三杉の目から見ても、決して見る所のない選手ではなかった。
いや、むしろ見る所がありすぎた。 良い所も悪い所も。

三杉(さて・・・トレイゼさんは僕達のチームに彼を回してくれても良いと言ったが・・・)


792 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 18:22:58 ID:???

A 「それじゃ、君には僕らのチームに入っても貰う。 トレイゼさんには僕が話しておくから。」
B 「・・・・・・・・・済まないが、僕らのチームでやるには君じゃ力不足過ぎる。」
C 「ところで『凄い凄い』と頻りに言っていたが、悔しくはないのか?」
D 「ちょっと聞きたいんだけど、以前はどんなチームに所属していたんだい?」
E 「好きなモビルスーツとスタンド、それから念能力を教えて貰おうか。」
F 「僕は決して忘れない。 そして、決して忘れさせないよ・・・この日のことを!!
    フッ、フフッ、フハハハハハハ!!」」
G そ の 他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


793 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 18:31:35 ID:n0Ru6r/o


794 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 18:34:28 ID:kS+x2/EM


795 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 18:41:37 ID:TTBnXs8s


796 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 18:41:53 ID:???


797 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/22(火) 22:40:13 ID:???
身内が救急で運ばれたけれど大丈夫でした。
本日は更新を終了します。

798 :森崎名無しさん:2011/11/22(火) 22:42:29 ID:???
お忙しい中更新お疲れ様でした。

799 :森崎名無しさん:2011/11/23(水) 21:13:46 ID:???
乙です。
どこも大変だなあ

800 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 11:30:51 ID:???
>>798 いえいえ、連絡を受けた直後から更新ぶん投げちゃいました。すみません。
>>799 乙感謝です、事件は突然起こる物なんですよね。

松山さんの御家族も早く全快なされば良いのですが・・・そうなるようお祈り致します。
=============================================

> D 「ちょっと聞きたいんだけど、以前はどんなチームに所属していたんだい?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「オワイラン、ちょっと聞きたいんだが……以前はどんなチームに所属していたんだい?」

オワイラン「どんなチーム…と言うと?」

三杉「所属していたチームの名前さ。 イタリア以外の国のクラブチーム、例えばバルサに所属していたとか…
    地元の何処其処のクラブチームに所属していたとか、はたまたハイスクールのクラブ活動だったとか…。」

オワイラン「ああ、そういう事ですね。 それだったら、マグアナックの皆と一緒にやっていました。」

三杉「マグアナックと言うと…名前は知らないが、地元のクラブチームという事かな?」

オワイラン「いえ…えーと、オワイランの家が雇っているSP達の事なんです。
       彼らがプライベートの時間にサッカーを嗜むので、それに混ぜて貰っていました。」

三杉「…………えっ…? あっ…も、もしかしてクラブチームに所属した事はないって事…?」

頷くオワイランに、三杉は呆れを通り越すほどの驚きを覚えていた。
ふざけるなと言いたくなる経歴なのだが、それにしては上手すぎる。
趣味で片手間にサッカーを嗜んできたのだとしたら、驚異的と言っても良いだろう。
納得のいかない三杉は、オワイランに更なる説明を求めていた。
それに対する回答は概ね以下の通りである。


801 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 11:32:10 ID:???

彼が積極的にサッカーを教わりに行っていたのは、マグアナックの隊長を務めているラシードなる人物。
ラシードは十数年前までサウジ・プレミアリーグで活躍し、国の代表選手に選抜された事もある実力者。
当然現在のラシードの本職はサッカーでは無い為、教えて貰える時間は多くなかった。
オワイランは自らの自由になる時間のほとんどをサッカーに費やして来たとの事で、ラシードの教えを
受ける以外では、試合のビデオを何遍も見て研究したり、自己流で腕を磨いていたという。

三杉「なるほど、引退したプロ選手の弟子と言って良いのかな……。
    しかし聞いた限りでは、専門の教育を受けたコーチの指導を受けてはいない、と…。
    長所と短所が異常にクッキリしているわけだ。 うーん………」

口に手を当て、唸るくらいに三杉は判断に困った。
このオワイラン、まともなサッカー教育を受けているとは全く言えない。
そりゃあ、プロに多少の個人技を教わったくらいで、後は自己流で磨いてきた身が…
イタリアのプロ候補生レベルまでの実力を備えてきたのは脅威である。
『才能がある』なんて一言では済まない、その情熱と掛けてきた時間も本物に疑いない。

だがフィオレンティーナは、チーム戦術が機能する事で実力を発揮する類のチームである。
オワイランが加入するならば、彼は知識と『Play For Team』の倫理を身に付けなくてはならない。
それがあるからこそ、三杉は彼を自らのチームに入れるべきか二の足を踏む。

三杉(新田やブンナークなどは、2年間という時間と先の大会のお陰でそれを身に付けた…。
    しかしオワイランには彼らの半分程度しか時間が無い。それに新しい監督やコーチとの折衝もある。
    …しまったな、こんな事ならジョアンコーチに新しくコーチになる人物の事を聞いておけば良かった。)

結局三杉はこの場での決断を保留せざるを得ず、オワイランにその旨を伝えるのだった。
三杉が感じた長所と短所、それが生まれた予想原因と課題も添えて。
合格を言い渡されない事で、彼の表情が曇ったり怒り出したりするのを予想していたが…
オワイランは最後まで、そのニコやかな表情を崩したりはしなかった。


802 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 11:35:10 ID:???

<フィオレンティーナ選手寮B・ミーティング室>

三杉「…という事から、このフォーメーションで行こうと思っているんだ。
    質問…もしくは自分の役割を聞き逃した人は居るかい?」

寮に戻った三杉は、明日のテストマッチにおける作戦ミーティングを実施していた。
三杉がWボートを使ってメンバーに示した作戦内容は、>>637-668にて考えた案そのままだ。
それに対する意見要求がなければ、そのままの形で実行という事になるのだが・・・


先着で
 ★ディスカッション、乱舞の太刀→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 マルコが微修正要求
《ハート、スペード》 特に何もない!
《クラブ奇数》 ???「この試合はオレを中央に置いて欲しい。」
《クラブ偶数》 ???「この試合はボクを中央において欲しい。」
《クラブA》  ガチャッ  ???「この試合はオレをGKに使うべき!」 だれテメェ
《JOKER》 ガチャッ ミハエル「今日からフィオレンティーナに入る事になりました。」 トレイゼ仕事はえぇ


803 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 11:37:46 ID:???
 ★ディスカッション、乱舞の太刀→ スペード4

804 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 11:38:23 ID:???
★ディスカッション、乱舞の太刀→ スペードA


805 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 19:23:06 ID:???
そのクラブAが判定にあるだけで何故かほっとするぜ

806 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 19:24:32 ID:???
いつ登場するんだろうなあ、ブ●ノ…。

807 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:00:53 ID:???

>>805 ふひひ、予定調和。

>>806 どうでしょうねえ? 彼に対する私のビジョンがクラブAしか無いのですが…
=============================================

> ディスカッション、乱舞の太刀→ スペード4
> 《スペード》 特に何もない!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

結局このミーティングで反論も修正案も出る事はなかった。
三杉の案が完璧なのか、彼らが今の状況で積極的な思考に欠けたのかは知れないが…
ともかくとしてフィオレンティーナのカンピオーネへの対抗策は、概して以下のまま変化なしと言う事だ。

・守備よりも攻撃を優先。
・攻撃のメインは左サイド…バンビーノの駆け上がり、または三杉による左斜めの切り込み。
・新田の中央からの攻め上がり、ミドルシュートも積極的に使っていく。
・守備はボランチとサイドバックが緊密に連携を取る事に主眼をおく。

三杉は自分の戦術に、それほど大きな間違いがあるとは考えていない。
だが実際の所がどうだかは、修正してくれる監督が居ない為、自分を信じるしかなかった。
その答えは明日の試合の中でのみ示されるのである。


808 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:02:09 ID:???

<某宿泊施設>

カルバリョ「あーあ・・・っと。」

ディッテンベルガ「どうした? お前が溜め息とはらしくないな。」

カルバリョ「いや、監督≠ェ何(なーに)考えとるんかと思ってなぁ。
       あんな戦い方よー知らんて……勝てる気せんわあ。」

ディッテンベルガ「そうか? オレはそうでもないがな…なあイスラス?」

イスラス「………さてな…。」

フィレンツェの中心部からそう遠くない土地。
とある企業の保養宿泊施設に彼らは集まっていた。

ヤベッチュ「まーまー、そんな暗い顔せんと。
       カルバリョはーん、コーチに見捨てられたらボクとお笑いコンビ組みましょ。」

カルバリョ「阿保か! お前、地元じゃ負け知らずだからって調子のっとるんちゃうか!?
       こっちは地元に戻ったらご近所に目ぇ合わせて貰えんのやぞ!?
       あーもー、ギャングの息子になんてなりたくなかったー!
       サッカーで英雄にならんとロマーノ以外の友達も彼女も一生出来へんてー!」

ヤベッチュ「ははは、この人やっぱ頭のネジ外れとるわー。 おもろ、天性のボケやわ。
       悪そうな奴と話してる時みたいにしとったら絶対人気者なのにー。」


809 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:03:16 ID:???

ディッテンベルガ「悪そうな奴は大体友達だからな。 それで一般人との接し方を忘れてしまうとは…。」

イスラス「……クック…」

カルバリョ「そこ、笑うな! 今はウケとか狙ってへんのや!」

明日はテストマッチを控えている身の彼ら。
戦術は事前に伝えられているのだが、無茶振りのようなソレに対して各人思う所があるようだ。
少なくともメンバーの大半は相手に対して借りがあり、明日は雪辱のチャンスとなるのだが…
その可能性を下方修正してしまうような戦術に、悲観する者も居ればニヤリとする者も居た。

ガタッ…

フィッツウォルタ「先に部屋に戻るよ。 キミはもう暫くゆっくりしていると良い。」

レビタン「ふぃっつうぉるた?」

そんな中で(初めて顔を合わせたピャタコーフを除けば)唯一人、浮かない顔を貫き通す者も居た。
タブリス・フィッツウォルタ…サッカーに必要な全ての要素を鍛えてきた理想のボランチである。
激戦だったプリマヴェーラ大会でASローマがベスト4に勝ち上がったのも、彼の力が大きいであろう。

彼は夕食の後も話の輪に加わろうとせず、離れた席で物憂げに何かを考えている様子であった。
ローマでのチームメイトでもあるレビタンは、心配そうに彼に付き添っていたが…
フィッツウォルタはどうやら一人になりたかったのか、先に席を立って行った。


810 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:04:18 ID:???

フィッツウォルタ「………」 フゥー

フィッツウォルタは、カルバリョが吐いていたのは違う…本当に深刻な溜め息を吐く。
いま彼が向かっているのは、自分の部屋に通じている廊下へではなかった。
逆方向…選手達に割り当てられた部屋ではなく、スタッフの部屋であった。
やがて彼は一室の近くで立ち止まる。 それはジョアンの部屋だった。
しばし立ち竦んでいた彼だが、意を決してノックすべく扉に近付く。 すると…

フィッツウォルタ(ん…? 話し声………先客…か。)

聞き覚えのある声が二つ、フィッツウォルタの耳に聞こえたのだった。
誰の声かはすぐに判った。 一人は当然ながらジョアン、もう一人はクスタ・イスマエル。
出直すべく今は立ち去ろうと思ったフィッツウォルタだったが…
二人の会話は、あろう事か…扉を介していても明確に聞き取れるほどハッキリしていた。
盗み聞きをするつもりで来た訳ではないが、自分の名が聞こえたせいで、
つい彼はその場で固まってしまうのだった。


<部屋の中・時間は少しを遡る>

ジョアン「よくそこまで自分を磨いたな、クスタ。
      そのディフェンス技術は既に芸術的と言っても大袈裟ではない。」

クスタ「いえ…準決勝では2失点、決勝に至っては3失点です。
     私はまだ自分の事を誇れる気になんかなれません。」


811 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:05:19 ID:???

ジョアン「それでいい。 後は経験だ…世界中の強い選手、多くの戦術に触れろ。
      お前がトッププロに仲間入りするのを妨げる物は既に無いのだ。
      いつまでも驕りのないお前だからこそ、私は安心してそう言えるんだ。」

クスタ「勿体無い…。 …ですが、その言葉を裏切らぬよう精進を続けます。」

ジョアン「うむ…。 クスタ、一つだけ頼みたい事がある。」

クスタ「何でしょうか…?」

ジョアン「アルシオンを支えてやってくれ。」

クスタ「えっ…? でも、アルシオンはボク…いや、私の力なんて必要としないのでは?
     彼のテクニックは圧倒的です、この世代の中では頭一つ抜き出ているでしょう。」

ジョアン「確かにアルシオンは巧い、そして強い…だがその強さには脆さが共存している。
      10年という時間は余りに長すぎた……。」

クスタ「ジョアンコーチ……。」

ジョアン「サッカーに絶対は無い、どんな要素が絡んで来るかも判らない。
      奴はフィールドの中の魔物を忘れている…いや、最初から知らないのかも知れん。」

クスタ「………」


812 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:06:22 ID:???

ジョアン「いずれは試合の中で挫折を知らなければならない。
      だが奴はカンピオーネを統べる者、陽の当たる場所でサッカーをするべき者…
      私はアルシオンが敗れる姿を見たくはないのだ…。」

クスタ「…その時が来たら、私が守れと?」

ジョアン「ああ…。 お前だから頼むのだ、クスタ。」

クスタ「判りました、やりましょう。 それが私に恥≠ニ熱≠与えて下さった貴方の夢ならば。
     どんな状況が訪れようとも…このイスマエルはアルシオンの背中を守ります。」

ジョアン「……すまん。」

クスタ「ところで……コーチ?」

ジョアン「どうした?」

クスタ「何故…ジュン・ミスギを呼ばなかったのです?
     コーチにはその権利があったのではなかったですか?」

ジョアン「ミスギか……。」

クスタ「彼は素晴らしい選手です。 ユブンタイは勿論、フィッツウォルタよりも上でしょう。
     オーナーとの折衝もあるのでしょうが、それでも……」


813 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:07:25 ID:???

ジョアン「確かにミスギは傑物だ。 技術もあり、思考も優れている。 自ら泥を被る事も厭わぬ。
      私の目指すチーム作りも理解してくれよう。 真実おもしろい人材であることは認める。
      …だが奴は本質的に指導者だ、司令塔だ。 誰かの後塵を拝する種の人間ではない。」

クスタ「コーチ、それはつまり…」

ジョアン「アルシオンとミスギ…この両者は並び立つ事は出来ないだろう。」

クスタ「…なるほど。 いいえ、納得しました。」

ジョアン「だが勘違いはするな、フィッツウォルタがミスギに劣っている等と言うつもりは無いぞ。
      フィッツウォルタはカンピオーネにとって不可欠な選手だ、奴が居ない事は考えられん。」

クスタ「えっ?」

ジョアン「奴がミスギに劣っているのは得点力くらいの者で、逆にゴール前では奴の方が上だ。
      総合力では互角に近い所で競っているのだよ。 問題はその思想、覚悟の方向性だ…」

クスタ「それは一体……?」

ジョアン「うむ、それは…………」


814 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:08:27 ID:???

<廊下>

フィッツウォルタ「…………」

フィッツウォルタはこっそりと腕で顔を拭った。

彼は三杉と主な役割が近い選手であった。
ローマがフィオレンティーナに破れ、彼は半ば諦めていたのだ。
カンピオーネに三杉が招集されるならば自分の席は無い、そして自分は彼に敗れた…と。

しかし現実に呼ばれたのは自分で、三杉の姿はなかった。
フィッツウォルタは悩んだ、何故自分なのかと。
敗北感は彼に納得や迎合を許さず、針の筵を与え続けていた。
だがジョアンの言葉を聞き、モヤモヤと胸に渦巻いていた霧がいま晴れた。

フィッツウォルタは扉の前を離れ、食堂へと歩き出した。
仲間達≠ニ言葉を交わし合う為に。


815 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:11:20 ID:???
本日は此処までです。
明日はようやく試合が始められそうです。
前の試合から何ヶ月だボケぇー。

すみません、選択肢ではないですが今回だけageさせて下さいーそれでは。

816 :森崎名無しさん:2011/11/24(木) 20:24:29 ID:???
おおーちゃんと敵チームのメンバーにもドラマが続いているってのは素敵だね
寄せ集めじゃぁないんだな

817 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 14:19:54 ID:???

>>816
どぅおーもー。 そうですね、カンピ選手達にも当然ドラマが続きます。
単なる敵チームメンバーという記号にさせず、考えて行動選択をさせたいです。
=============================================

翌朝、三杉達は指定の貸切バスに乗り込んで移動していた。
行く先の詳細は知らされていないが、車で1時間弱とのこと。
移動の方角から考えると、フィレンツェを飛び出してピサにまで出張るのかどうか…という所であろう。

しかしバスに乗っている選手達は、当然ながらそんな事に関心はない。
今日行われるテストマッチの事が半分、いまだ回復の情報のないアンザーニへの心配が半分。
ある程度の余裕がある者でも今後の不安で頭がもたげる様で、流れ行く風景や行先に気を留める者は居ない。

三杉淳はと言えば、彼は沈んだ表情で窓の外へ顔を向けている。
本当ならば、監督が普段するようなミーティングのおさらいをするべき所だろう。
だが彼はそれをする事が出来ず、ボーっと何を見るでなく意識を散漫にしているのだ。

三杉(アンザーニ監督………)

昨日までの2日間、彼はキャプテンとして監督の代理として、自分のやるべき事を一通り成し得た。
しかしやるべき準備を終えると、彼の心は自然とアンザーニへの心配に向き、戻れなくなっていた。
試合を控えているとはいえ、余りに自分が薄情だったのではないかと責める気持ちが生まれていた。

三杉(監督ならば『自分の為すべき事をやれ』と言っただろうとは思うし、それはきっと正しいだろう。
    けれどこれは…人として自分を許したくない気持ちは理屈じゃあない………。)

人間は鉄で出来ているわけではない・・・その事を三杉は今更に知った。


818 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 14:21:32 ID:???

やがてバスが停車し、目的地への到着を告げる。
降りた所には広大な駐車場、巨大な建造物が在ったが、人の気配が全くと言って良いほど無かった。
それどころか最後の数分は他の車の姿が一切なかったのだが…違和感に気付いた者が何人居ただろうか?

妙な雰囲気に圧倒され立ち尽くしていると、間もなく建造物から女性の案内人が出て来た。
そして『こちらです』と愛想良く誘導をしてくれるので、三杉達は黙って付いていく。



オルミーガ「到着したそうだ。」

ナムリス「そうか、ご苦労だった。 …では行こうか、ピャタコーフ。
      ミルチビッチ、サビチェビッチは例の観戦席で父君を待て。 オルミーガ、お前もな。」

サビチェビッチ「それが命令なら聞いてやるさ。」
ミルチビッチ「…………。」 ムスッ

ナムリス「そんなに不機嫌そうな顔をするなよ、ミルチビッチ。 お前の出番は後半からだ。」

ミルチビッチ「そんな予定ではないと聞いているが?」

ナムリス「フフッ、必ずそうなる。」

そう答えると、愛想の皆無な彼らの反応を背にナムリスはピャタコーフと共にロビーを後にした。


819 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 14:23:09 ID:???

5分少々歩かされた三杉達は、グラウンドへと到着していた。
好く芝が整備され、水捌けも良さそうな見るからに上等のグラウンドに。

…案内人が一礼して去り、三杉達が芝に足を踏み入れると………
対局方向のベンチから、見知った顔が何人も混じった集団が出てきた。
彼らは皆、赤と黒…ACミランのカラーをリバースしたようなユニフォームを着用している。

ダラピッコラ「ミゲル・・・・・・」
カルバリョ「よっ、ロマーノ。 ヴェネちゃんも調子はどや?」
レントゥルス「はは・・・あんましかなー。」

マルコ(フィッツウォルタ…)
フィッツウォルタ(悪いけどマルコ、もうボクはキミに構っていられない。 それよりも・・・)
三杉(うん・・・? フィッツウォルタ・・・・・・僕を見ているのか?)

新田(イスラス、今日はアンタを乗り越えさせて貰うぜ。)
イスラス(威勢が良さそうだな・・・・・・クック)

ディッテンベルガ(ナカヤマか・・・彼には負けたくないな。)
中山「シニョーリ、ディッテンベルガ、そしてクスタか・・・」
ミュラー(守備、攻撃、いずれにも負けたくない相手ばかり・・・勝てるのか、我々は?)

ブンナーク(クスタにレビタンか…今日のゴール前も厚苦しそうだな。)
クスタ(守る・・・カンピオーネのゴールはお前達の好きにはさせんぞ、フィオレンティーナ。)
レビタン(二度ト負ケテハヤラナイ、れびたん燃エテキタ。)


820 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 14:24:25 ID:???

バンビーノ(あいつ、アルシオン・・・・・・アル、か・・・。 やっぱり・・・。)
アルシオン(・・・・・・・・・・・・)

スペルマン(やっぱりキミだったのか……エフゲニー・クラウド…
       キミの心が戻っていたのなら、こんなに嬉しい事はないけれど…ボクは…)
ピャタコーフ(・・・・・・・・・・・・)


因縁が余りにも強すぎる為であろうか・・・
カンピオーネとフィオレンティーナの選手達は、互いに睨み合ったまま微動だにしなかった。
・・・いや、それは正確ではない。 カンピオーネには何人かの例外も存在していた。
その内の一人が、フィオレンティーナのキャプテンである三杉にこう話しかける。

ナムリス「どうやら誰も言わないようなのでボクが・・・・・・今日は宜しく、フィオレンティーナの皆さん。
      キックオフの予定は10時から・・・つまりあと30分そこそこだね。
      それまで好きにアップでもミーティングでもしていると良いよ。」

三杉「ああ・・・そうか、どうもありがとう。 宜しく、ええと・・・」

ナムリス「ボクはナムリス・ユブンタイ、以後お見知りおきを。 いい試合をしよう、ミスギ。」

三杉「宜しく、ユブンタイ。」

ナムリスの挨拶に応え、三杉は続けて・・・


821 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 14:25:49 ID:???

A カンピオーネの他の選手に話しかけた。
B ジョアンが何処にいるか尋ねた。
C ブルノが何処にいるかを尋ねた。
D 三杉「今日の試合、お前達に勝ち目は100%ないぜ!」 爆勝(笑?)宣言した。
E 余計な事はせずに引き下がった。 サッサとアップを済ませてキックオフを待つのだ。
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


822 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 14:27:35 ID:9TORgFmY


823 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 14:28:34 ID:q18SKa/Y
A

824 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 14:40:23 ID:RX9Qqx06
A

825 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 14:45:38 ID:???

> A カンピオーネの他の選手に話しかけた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ナムリス以外のカンピオーネ選手に話しかけます。
会話したい相手を以下の中から1名選んで投票してください。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

[ピャタコーフ、シニョーリ、イスラス、アルシオン、
  フィッツウォルタ、レビタン、ディッテンベルガ、クスタ、カルバリョ]

※最初に2票に到達したキャラと会話します。


826 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 14:47:41 ID:RX9Qqx06
フィッツウォルタ

827 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 14:50:20 ID:9TORgFmY
クスタ

828 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 14:50:43 ID:???

あ、ヤベッチュの名前を入れるの忘れてました。
でもまっ、いいか。 ヤベッチュですしね。

829 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 14:52:03 ID:???
「ヤベッチュ」という名前がどうしても「矢部っち」に見える今日この頃。
どうしてだろう、彼の横に小さいおっさんのスタンドが見えるんだが・・

830 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 15:25:04 ID:CRE6dOhA
フィッツウォルタ

831 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 17:35:12 ID:???

>>829
そうですよね、私も勿論あの人が頭を過ぎってます。
正直、大半の人が矢部っちイメージなんじゃないですかね?
=============================================

> フィッツウォルタ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(クスタとシニョーリのパルマ、イスラスとディッテンベルガのレッチェ…皆、厳しい相手だった。
    だが、ある意味一番苦しめられたのはキミの居るローマだったな。)

フィオレンティーナは戦術のチームとして認識を得られるようになった。
しかし彼らの、三杉の本当の強さはもっと深いところにある。
彼は強敵を相手にする時、その場の状況だけでなく90分通した長期的な視野で戦術を扱う。
それは言わば、最後に勝利を得る為の戦略的思考…。
レッチェのポゼッションも、パルマのゴール前も最後は無力化したから勝てたのである。

しかしローマだけは例外だった。
フィッツウォルタのデータサッカーを破ったのは、マルコ・オジオとアンザーニ監督の二人…。
彼らの計算にあやかった事、そして試合中に仲間の後押しでパスの本質を再確認出来た事、
更には2トップの大活躍…その結果としてフィオレンティーナはローマに逆転勝利したのだ。

三杉(僕だけだったらフィッツウォルタの頭脳に敗れていただろう…。
    だから彼には借りがある、知恵比べでは絶対に負けたくない。)

アンザーニの件で消沈していた三杉が、ようやく静かな闘志の種火を灯し始める。
自分に対して強い眼光を向けて来るフィッツウォルタに対し、一歩、二歩と近付いた。
するとフィッツウォルタの方も一歩前に出て、目を逸らす事なく口を開いた。


832 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 17:36:17 ID:???

三杉「今日は宜しく。 戦力差はあるかも知れないが…勝たせて貰うよ、フィッツウォルタ。」

フィッツウォルタ「こちらこそ。 以前のような不覚はもう取らない、覚悟しておいて欲しい。」

プリマヴェーラ大会では、掴みどころのない不思議な話術で掻き乱してきたフィッツウォルタ。
しかし今日はそのようなイメージを完全に排し、熱い闘志のような物すら感じさせられる。
それに対して三杉は…

A 「君ってそんなキャラだったっけ?」
B 「…不覚? ふふっ、実力差だって事を正しく認識させてあげるよ。」
C 「望むところさ、君の思い通りにはさせない。」
D 「なんかさっきやたら睨んで来てたようだけど気のせい?」
E 「ふーんふーんふーんふーんふーん♪」
F 「そんな事よりマルコがてるんだけど……相手してあげて?」
G 「アルシオンって凄いらしいけどそんなに凄いの?」
H そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


833 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 17:44:07 ID:9TORgFmY


834 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 17:44:28 ID:MAWPMAjw


835 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 19:02:02 ID:???

> C 「望むところさ、君の思い通りにはさせない。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「望むところさ、だが君の思い通りにはさせない。」

今日のポジションは互いにボランチ、しかも位置関係は点対称である。
直接かち合う機会というのは非常に少ないと予想された。
しかしそれでも三杉は、自分にとってのアキレス腱を切る者が居るならばフィッツウォルタだと思い・・・
冷めた様子のない彼の闘志に真っ直ぐ応えていた。

フィッツウォルタ「フフッ・・・嬉しいね、それでこそ倒しがいがある。」

フィッツウォルタにとっても三杉は間違いなく壁。
奇しくも2人は『こいつだけには負けたくない』という意志で共通していた。
そのフィッツウォルタに勝ちたいと思っているマルコや、我こそはと三杉への借りを返したがっている者達は、
2人の睨み合う様に複雑な表情を浮かべるのだが・・・当の本人達は目の前の視野だけに必死だった。



三杉「よしみんなきけ。 今日の相手はカンピオーネ、まさに王者≠フ名に相応しい奴等だ。
    パルマ、ローマ、ユーベ、レッチェ・・・どのチームも強敵だったのは記憶に新しい筈・・・
    その強敵の中で中心だった選手が集まっているのだから、これまでで最強の敵なのは言うまでもない。」

中山「・・・だが、ジョアンコーチは彼等を寄せ集めと称していた。
    与えた戦術も『機能する筈が無い』と・・・」


836 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 19:04:19 ID:???

三杉「うん、勿論それが突ける弱点ならば突いていく・・・だが、それを最初から期待する事はしない。
    あくまで狙うのはチームとしての弱点、シニョーリの裏だ。 そして敵の重厚すぎるゴール前を
    破る為には第一に攻撃を優先、生まれてしまう隙は僕達ボランチとサイドバックがフォローする。
    昨夜のミーティングから何ら変わる所は無い。 そして新田・・・!」

新田「ええ、そのつもりですよ・・・今の俺の全てをコーチに叩きつけてやります。
    ・・・それが俺にとっての恩返しですから。」

4本の戦術の柱のうち、1本をその身に担っている新田が熱い息を吐いた。
メンタルが参っている選手が多い中で、この日唯一ベストなテンションに持ってこれた新田。
彼の出来が試合を大きく左右する可能性はかなり大きいだろう。

大きな話はそれだけであり、他には細かい点をポジションの近い者同士で確認。
そうこうしている内に時間は過ぎていき・・・

バンビーノ「さて、そろそろ時間だな・・・。」

三杉「よし行こう、行こうぜみんな!」

選手達「「「 おうっ! 」」」


837 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 19:07:43 ID:???

☆青葉弥生のワンポイントアドバイス☆

弥生「皆さんこんにちは。 お早うからお休みまで、淳の暮らしを見つめる青葉弥生です。
    ・・・ついにこの日が来てしまいました。 第一部の最後の相手、カンピオーネ戦。
    これまでのライバルが一つに集ったこのチームが弱い筈ありませんが・・・
    このチームは只強いというだけでなく、シナリオ的にも非常に重要なチームです。

    更にフィオレンティーナの選手達は、そのほとんどがペナを背負った状態・・・
    勝利どころか善戦する事も厳しいかも知れません。

    何より覚えていて欲しいのは、この試合は試合の形をしたイベント≠セと云う事です。
    試合中に何が起こるか予想出来ません。 当然ながら理不尽な事も起こり得ます。
    それでも最後まで・・・この試合の行く末から目を逸らさないようにお願い致します。
    では皆さん、慎重に大胆に、頑張って戦い抜いて下さい!」


【チームガッツ】
 残り/最大
 710/810 Jバンビーノ
 780/780 I新田
 900/900 Hブンナーク
 770/870 G三杉
 690/790 Fマルコ
 670/770 Eレントゥルス
 710/810 D中山
 660/760 Cミュラー
 620/720 Bスペルマン
 620/720 Aダラピッコラ
 880/880 @ラムカーネ


838 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 19:13:51 ID:???

[フィオレンティーナ(4-2-3-1)]
−−−−−−−
−−−H−−− Hブンナーク
−−−−−−− 
J−−I−−F Jバンビーノ I新田 Fマルコ 
−−−−−−−
−−G−E−− G三杉 Eレントゥルス
−−−−−−−
−B−−−A− Bスペルマン Aダラピッコラ
−−D−C−− D中山 Cミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ

※チームBGM:味方チーム決勝戦(キャプテン翼5)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8678859 (30:44〜32:27)


[カンピオーネ(4-3-3)]
−−−−−−−
−−−H−−− Hピャタコーフ
−−−−−−−
−J−−−F− Jイスラス Fシニョーリ
−−−I−−− Iアルシオン 
−−G−E−− Gフィッツウォルタ Eユブンタイ
−−−−−−−
−B−−−A− Bレビタン Aカルバリョ
−−C−D−− Cディッテンベルガ Dクスタ
−−−@−−− @ヤベッチュ

※チームBGM:カンピオーネ戦(キャプテン翼5)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8678859 (32:29〜33:50)


839 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 19:20:14 ID:???
フィオレンティーナの引きに望みをかけるしか無いな

840 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 19:29:13 ID:???

シ―ン――――――――

観客が一人も居ないフィールドは静けさに満ちていた。
一年前に行われたボルドー戦も、同じような環境だった事は覚えている。
しかしあの時とは心境にも大分変化が起こっていた。
『負けたくない』という気持ちは変わらない・・・しかし持たざる者だったあの時とは違う。
完全に上を見上げるだけだった100%挑戦者の気持ちではない。
今は横を見回すと、鎬を削ったライバルが沢山居る。
『ライバルには負けたくない』・・・あの頃よりも気持ちが強まっているのは当然だった。

しかし状況は圧倒的不利である。
アンザーニ監督が目を覚まさぬという不幸・・・精神的にビハインドを負っているのは明らかだ。

だが・・・ジョアンの言葉に嘘がなければ、相手は強い選手を11人集めたチームなのだ。
三杉の思想からすれば、チーム力と戦術で覆せなければいけない≠フだ。
それに気付くだけの精神的な余裕が彼にあるかどうかは判らない。
しかし気付いておらずとも、彼は本能でソレを理解している事は疑いなかった。

悲壮感を漂わせながらセンターサークルに入った三杉は、この時カンピオーネのキャプテンと対面した。
ブロンドの髪を肩くらいまで伸ばした、大層端整な顔立ちの少年・・・彼こそがアルシオン。
ジョアンが三杉に『絶対勝てない』と告げたこの選手を、三杉は何処かで見た覚えがあった。
・・・しかし、それが思い出される事はなかった。
それよりも彼の碧眼が、余りに暗く昏(い)色に沈んでいる事が気になったからである。
アルシオンは一言も喋ろうとせず、ただフィオレンティーナのゴールだけを見つめていた。
彼の目には三杉はおろか、他の誰一人も映っていないのではないかと思うほどに。


841 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 19:30:38 ID:???

審判「さあコイントスだ。 各人それぞれ様々に事情はあるだろうが、我々審判はいつでも公平だ。
    そしてこのコインの表裏も同様・・・・・・さあ、決めるがいい。」

アルシオン「・・・・・・」

三杉「では表を・・・。」

審判「ふん・・・。 異論はないようだな。 ・・・では是にて勝負!」


チーーーン・・・!


先着で
 ★コイントス結果→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 表・・・先手後手、好きな方を選べる
《スペード、クラブ》 裏・・・ボールを取られる
《JOKER》 打ち上げられたコインは上空のヘリを貫通・・・墜落した。


842 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 19:31:29 ID:???
★コイントス結果→ ハートJ


843 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 19:33:33 ID:???
単純な性能差だけじゃなくてイベントでいきなり不利になるシーンもあるみたいだからねえ。
「これはハンブルグ戦」と3回唱える必要があるかもね。


844 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 19:36:41 ID:???
バンビと中山の離脱は決定的だから試合中に強化されても、後々フィオが苦戦するだけなんだよね?w

845 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 19:44:56 ID:???
あ……今更思い出したんだが
原作ゲームスタメンFWのデサイーって奴、どこかで出演したっけか?

846 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 19:46:34 ID:???
一度だけ「そろそろ登場するかも」とテンプレに入って、以後出番なし
(ただし、名前が出ていなかったのならわからないが)

847 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 19:50:34 ID:???

すみませんが今回はノーレスで・・・!
=============================================

> コイントス結果→ ダイヤA
> 《ダイヤ》 表・・・先手後手、好きな方を選べる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

パシッ!

審判の手の甲へ収まったコインの確率は50%50%・・・それが勝負の趨勢を握るとは決して言えない。
しかし前半と後半、どちらで先手を握るかの選択肢は相手に委ねたくは無い。
三杉は審判の手を覗き、その結果を確認する。

三杉(表だ!)

審判「ふん・・・コイントスは今回も貴様の勝利か。 運命を掴み、立ち向かう力が貴様にはあるのかも知れぬな。
    ・・・っと、お喋りが過ぎたわ。 さあ決めよ、選択権は貴様の物ぞ!」

三杉「ここは・・・」


A 「ボールを取ります。」 ここは先手必勝!
B 「陣地を取ります。」 いや、後半の先手が欲しい!

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


848 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 19:51:56 ID:???
確か父親がスポンサー的な立場で、ユブンタイ(父)と一緒にいたと思うが
選手として出てきてはいないはず

849 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 20:02:33 ID:q18SKa/Y
A

今回は相手の方が後半になると動きが良くなる気がする

850 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 20:03:24 ID:9TORgFmY


851 :849:2011/11/25(金) 20:03:53 ID:???
っと、だからこそどうするか、というトコで、後半先手の方が良いのかも…

852 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/25(金) 20:16:53 ID:???
フィオのキックオフで試合開始・・・(でおkですか?)というところで本日は終了します。
実は700レス目くらいから始められると思っていたんですがー
次のスレで一部終わらせられるのカナー(´・ω・`)

ちなみにデサイーはカンピ要員ではないデース

853 :森崎名無しさん:2011/11/25(金) 20:18:31 ID:???
待望のキックオフ!乙!ブルノはどこ乙!

854 :森崎名無しさん:2011/11/26(土) 18:04:44 ID:???
三杉が早々ゴール前に行けないから
得点できるかは新田の出来次第なんだよね。
数値−1のブンブンじゃクスタの芸術的クリアは分が悪い
だからと言ってミドルはディッテンベルガとクスタは鉄壁。
ありえる得点場面はFブレイクキャリバー、新田のNTR隼か一対一かな。

善戦したとして1−3で負けと予想

855 :森崎名無しさん:2011/11/26(土) 20:51:25 ID:???
試合の鍵を握る筈なのに
何故だろう、イヤな響きだNTR隼シュートw

856 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/27(日) 15:47:21 ID:???

>>853
乙感謝っです。 私にとっても待望のキックオフなのぜ!!

>>854
新田がカンピ戦直前でパワーアップしたのは大きいですよね。
三杉の分の攻めをどれだけ彼が担えるかで善戦出来るかどうかが決まりそうです。
後はカード神〜〜〜〜

>>855
奴は足が早いからって寝とったり寝とられたりはしないので大丈夫!w
=============================================

ピイイイィィィッ!!

審判の笛が静寂を切り裂き、冷たい音色を響かせた。
フィオレンティーナvsカンピオーネ、開戦の鬨である。
ナジーブ・ユブンタイやサビチェビッチらが観戦しているカンピオーネ控室でなく…
中立の観戦室で、ジョアンは一人この笛の音を聴いた。

ジョアン(始まったか…。 さあ、この試練をはね退ける事が出来るか?)


ブンナーク「そらよ新田!」 チョン

新田「オッケー、ブンナークはそのまま前線に宜しく!

ブンナークのキックオフを新田が受け取り、そのままブンナークを前線へと走らせる。
ボールをどのように運び、ブンナークへ持っていくかを考える最初の場面…
相手となるカンピオーネ陣営は、いきなり飛び掛かってくる様子は無い。
ユッタリとラインを上げつつ広がるだけで、どうやら様子見の構えに見えるが。


857 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/27(日) 15:50:07 ID:???

三杉(さあ新田、手筈通りに行こう。)

キックオフ直後の攻防について、打ち合わせていた通りにとGoサインを出す三杉。
新田は頷き、『それでは…』と初手を切り始める。
彼らが先ずはと狙ったのは…


A 先ずは迫りくるピャタコーフを新田が抜き、バンビへ繋げる。
B 先ずは迫りくるピャタコーフを新田が抜き、マルコへ繋げる。
C 先ずは新田が行けるとこまで行く。
D 三杉に戻し、バンビーノのサイドへミドルパス。
E 三杉に戻し、マルコのサイドへミドルパス。
F 三杉に戻し…と見せかけて新田と縦のワンツー。
G 三杉に戻し、そのままドリブル突破でござる。
H そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


858 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 16:03:37 ID:sBAlcHQQ
A

859 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 16:30:51 ID:1vFX0MVc


860 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/27(日) 17:01:22 ID:???

> A 先ずは迫りくるピャタコーフを新田が抜き、バンビへ繋げる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

新田(俺が敵の1トップを抜いて、次が来る前にサイドへ振る!)

三杉(上手くいけば最初からシニョーリの裏が取れる、そうすれば一気にサイドアタックだ!)

敵フォーメーションの穴はズンズンと突いていく狙い。
その為にはシニョーリにパスカットさせない位置関係でサイドに振る…
または三杉がその技量で、強引にパスを通すかの2択になる。
今回は前者…ピャタコーフの技量を量ると意味でも新田がドリブルを仕掛ける手を打った。

新田「どれ程かは知らないが、今日は誰が相手でも負けない…!」

ピャタコーフ(暑苦しいな……何も考えず、戦ってみるか。)


先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★新田     ドリブル(! card)68 +(! dice + ! dice)=★
 ★ピャタコーフ タックル(! card)67 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → ドリブル突破! サイドに振るぜ!
=1〜-1 → 左から順に(ブンナークがフォロー、マルコとイスラスが競る、アルシオンがフォロー)
≦-2 → カンピオーネボールに。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
新田のマークがダイヤで「芸術的ドリブル(+4)」ハートで「高速ドリブル(+4)」が発動。
ピャタコーフのマークがダイヤかハートで「バタフライエッジ(+2吹飛3)」が発動。


861 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 17:03:53 ID:???
★新田     ドリブル( ダイヤ2 )68 +( 22 )=★

862 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 17:04:27 ID:???
 ★ピャタコーフ タックル( クラブ3 )67 +( 35 )=★

863 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/27(日) 17:40:41 ID:???


 新田     ドリブル( ダイヤ2 )68 +( 2 + 2 )+(芸術的+4)=76
 ピャタコーフ タックル( クラブ3 )67 +( 3 + 5 )=75
【攻撃Max】−【守備Max】=1 → ブンナークがフォロー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

新田「見せてやる…よっ!」

ダァッ… シュン!
  フワリ… クイッ ダダダッ…!!

最初から全開のつもりで新田が繰り出したのは、ジョアン直伝のテクニックを使ったドリブル。
緩急を細かに変化させ、相手にタイミングを読ませない芸術的ドリブル…
それに新田の駿足が組み合わされば、止められる者はそうそう居ない。

ダダッ…

ピャタコーフ(見慣れたドリブルだ……しかも)

ジョアン(フェイントが少ない。 気負っておるか、新田?)

ピャタコーフは焦る事なく近付き、新田の動きを捕捉していく。
スピードはあるがフェイントが少ない故か、ピャタコーフは新田を見失うことなく…


 ズシャァァァァッ! パシッ

新田「なにっ……(抜けなかった?!)」

ピャタコーフ(圧されたか…勢いは確かだったな。)


864 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/27(日) 17:41:53 ID:???

繰り出されたタックルは、ボールの進行を阻害して弾いていた。
だがドリブルの前進の意志は予想以上に強く、跳ねたボールはカンピオーネ陣営へと転がる。

ブンナーク「チィッ!」

慌ててこれを確保しに走るブンナーク。
位置的にはアルシオンと競る事が想定されたが……その予想は外れ、ブンナークは単独でフォロー出来た。
『してやったり』と、このまま攻撃の流れを途切れないよう考えるブンナーク。
しかしその眼前にはアルシオンが立ちはだかっていた。

ブンナーク「ハッ、ヒョロヒョロしやがって…正面から競りに来てりゃあ吹き飛ばす所だったぜ。」

アルシオン「フゥ…………」


先着で
 ★ブンナークの判断→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ひとまず後方の三杉に戻すぜっ
《ハート、スペード》 強引なドリブルで吹き飛ばすっ
《クラブ》 とにかくここはバンビーノにパスだっ
《JOKER》 見せてやるぜ、オレの新しいドリブルをっ!


865 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 17:43:28 ID:???
 ★ブンナークの判断→ クラブ3

866 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 17:44:25 ID:???
安定の黒札

867 :森崎名無しさん:2011/11/27(日) 17:49:51 ID:???
パスはおれに任せろー バリバリ

868 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/27(日) 18:06:58 ID:???

> ブンナークの判断→ クラブ3
> 《クラブ》 とにかくここはバンビーノにパスだっ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

正味のところ、ブンナークはドリブルで目の前の相手をぶちのめしてやりたかった。
しかしそれをやった所で、次にはボランチ2人に取り囲まれるのが目に見えている。
悔しいが、まだ熱くなっていない序盤から道筋のない短慮を彼は選ばない。

ブンナーク(ここはパスだっ!) パシィッ

目の前のアルシオンは一先ず無視し、ここは弱点と見当づけている左サイドを…
そう考えたブンナークの判断は概ね正しい。 フットボーラーとしての成長が窺えた。
しかし…彼は肝心なルックアップを怠ってしまった。

シニョーリ「ハンッ! なんだよそのパス、奪ってくれって言ってんの?」

ブンナーク「な、なにぃっ!? オレの動きを読んだってのか…」

シニョーリ「別に読んでねーし。 只の常識的行動。」


869 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/27(日) 18:07:58 ID:???

先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★ブンナーク    パス(! card)64 +(! dice + ! dice)+(メンタルペナ-1)=★
 ★シニョーリ パスカット(! card)66 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → バンビーノにパスが通った!
=1〜-1 → 左から順に(三杉がフォロー、ラインを割った、ユブンタイがフォロー)
≦-2 → シニョーリがボールを奪った。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
シニョーリのマークがダイヤかハートで「ムーンサルトパスカット(+3)」が発動。


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