@ 足の5本の指を平均に床を踏みつける。 床の上に置いて立つのではなく、床を踏んで上に伸びるようにして立つ。 A 両膝は真っ直ぐに伸びる。 B 両骨盤は床と平行に保つ。 C 臀部(おしり)と腹部は無限にしまう。しめるのではなく、しまう。 D 脊髄(背骨)は真っ直ぐにし、全体の筋肉の焦点は腰に集める。 胸部は中にしまう。 E 両肩は下にさげ、より首を長くみせる。 F 首を長くみせるため、あごを平らに保つ。 あごの下にリンゴ1個分くらいのスペースをつくる。
G 中心となる丹田から外側(両肩)に向け、身体に縦割りの感覚(想像)を入れる。 H ここから、丹田を貫く軸だけを残すよう、身体の余分な力を削いでいく。 丸太のように立っている身体の力を 外側から順に削いでゆき、身体の中心にある一本の細い垂直軸を削りだすようなイメージを忘れない。 具体的には両体側、つまり、くるぶし・大転子・肩を貫く垂直ラインの力を抜き、次に胸・腹面と背中の面の力を抜く。 I 更に内観できる限り、丹田を通っている体軸に向かって、足首から下の足裏部も含め、力を垂直に力を抜く。 重要なのは、足の5本指の力を抜く事で、拮抗する丹田周囲の力も抜ける事。
@ 片脚を前に出し、重心をかける。 A 肩の力を抜いて腕をダラリとたらし、けれど背筋はピンと伸ばす。 B 顔は上げないで、腰から頭頂まで一直線になるようにする。 その状態で垂軸の話の時のように全身を外側から順に脱力していく。 C 正面から見て、爪先・膝・股関節までが二次元的に見て一直線を示していれば、それが体軸の根元となる。 足首の方向が左右にぶれていたり、膝が内外に抜けていると、それは軸足らない状態と言える。