キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/09(月) 01:38:17 ID:CDkNFWHk



この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援して下さい。
あとスレ主と岡山姉のことも応えn(ry




801 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 19:28:54 ID:???
薔薇の香りでガモウだったので
ガモウさんが薔薇族に転身したのかと誤解したアッー

802 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 21:46:50 ID:???
ノーパソの設定を失念していてマウスなしじゃ動かせません…
貴重な更新時間が無駄になっていまいました(´・ω・`)
せめてケータイからコメレスだけさせて下さい。
ついでに行動の成否だけ判るようにしておきます。



>>797
それは自明と言っても差し障りありません。
陽子さんのお陰で協会が知っている事も明らかですし。

>>798-799
賀茂に対しては初対面時にもっと酷い態度を取っているので、相対的にはたいした事ありません(笑)
それに三杉には状況を警戒するに足る義務も材料もありますので。

>>801
それは斜め上でした。
何しろ私はノーマルですのでw

803 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 22:03:45 ID:???
賀茂への初期印象をメリー風に言えば、BBI(豚は豚小屋へ逝け)だったし、今更な気はするw

804 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 22:14:05 ID:???
BBI!BBI!

805 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 22:37:36 ID:???
狼は生きろ、豚は死ね

806 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 22:57:01 ID:???

色々食い下がったらノーパソさんが折れてくれたから更新するヨ!
============================================

> A 三杉「賀茂さん、貴方は何故この美術館に?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

賀茂がブラジルに居る事に疑問はなかった。
当然ヴィオラvsサンパウロのテストマッチを視察する事が目的であろう。
空港にて日本サッカー協会所属の片桐陽子という女が挨拶に来た事からも、
同様の組織に所属する賀茂が知っていて何ら不思議はない。
加えて言えば、協会はこの試合を注目しており、陽子だけでは不足と考えて賀茂を派遣したとも考えれる。

三杉(それはいい。 問題は僕とこの人が偶然美術館に居合わせ、そして向こうから近付いて来た事だ。
    先ほどの言葉から、どうやらこの人は僕に用がある。 だがそうなると、ここで会った事が偶然でなくなる。
    偶然を装って近付いてきた事になる。 通常のアポの取り方をしない人間は警戒した方が良い…)

試合の前日にトラブルに巻き込まれるなど、キャプテンでなくとも当然避けなければならない。
最悪を想定すれば、決別し宣戦布告までした三杉を日本サッカー協会が疎んで…というのも有り得ない事ではない。
その判断をする為、三杉は相応の問い方を考え、慎重に言葉へ変えた。

807 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 22:58:04 ID:???

三杉「賀茂さん、貴方は何故この美術館に?」

賀茂「うん? 何故かって…?」

三杉「……………」

賀茂「ガッハッハッハッハ! 俺に美術館は似合わないってか!?」

三杉「な゛っ…!」

賀茂は数秒の沈黙から急に大声で笑い出し、三杉を慌てさせた。
不審だどうだと言う以前のTPOという物がある。
他の客からの視線があまりにも鋭利で、三杉は針の筵の気分にさせられた。

三杉「声のトーンを下げてください…!」

賀茂「いやいや、すまんすまん…。 しかしまあ、そりゃ当然だわな。
    こんな恰好のオッサンが芸術の世界に浸るなんてそぐわない話だな、確かに。」

三杉「いや、そういう訳では…(あるけれど…)」

まだクックッと残り笑いを漏らしながら、賀茂は今の行為を謝った。
調子を崩された三杉は、困惑しながらも今の話題を濁そうとするが…

808 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 22:59:20 ID:???

賀茂「まあ確かに? 俺にゃあ芸術に何の造詣も関心もない。」

三杉「ああ、やっぱり……。 それでは改めて、何故この美術館へ?」

賀茂の言動に三杉は完全にペースを崩され、もはや呆れ気味に本音を言い始める。
面倒な手間をかけてまで誰かを陥れようとする人間から垣間見れる、
あの仄(ほの)暗い調子が賀茂からは一切感じられないのも大きな理由であったが。

賀茂「まあ言っちまえば、俺はどの国の都市に行っても美術館や博物館を訪問する事に決めているってだけだ。」

三杉「何故です…? 美術に興味ない人間が何を理由に美術館へ足を運ぶと?」

賀茂「美術館や博物館を見れば、その国々文化度が測れる。」

三杉「文化度ですか・・?」

賀茂「ああ、なんと言っても我が日本は文化的な意味で先進国だからな。 尺度としては十分だろう。」

三杉「ふむ…確かに、それはあるかも知れません。 けれど…」

賀茂の言葉にはある種の一理を感じられる気はした。
しかしてやはり三杉にとっては今一つ納得に欠ける回答だった。
興味を持つにしても、そんなのは三杉の感覚ではよく分からないとしか言えない。
三杉としては賀茂の個人的な趣味・興味なのかと首を傾げるしかなかった。

809 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 23:00:47 ID:???

賀茂「納得がいかない顔をしてやがるな。 まあ俺が本当に興味があるのは、美術館の創設時期が文化度と
    かけ離れているような例についてだけだ。 ちなみに三杉、お前はこの美術館の創設については知ってるか?」

三杉「ええ、確かどこぞの新聞社の社主が、買い集めた絵画を寄付したとか…」

賀茂「そう。 正確には第一次大戦後の時代に、新聞社の社主が欧州で売りに出された絵画を買い漁った品々に、
    市民へ呼びかけて集めたコレクションを加えて作られたものだ。」

三杉「ほう…詳しいんですね。」

賀茂「まあ聞け。 重要なのは財界のコレクターが果たしてきた役割の大きさだ。
    日本で言えば、松方・大原コレクションみたいな物がそれに相当するが…
    彼等はベンチャー・キャピタル的発想で、将来文化的に発展の余地の大きな都市へ投資した訳だ。」

三杉「ベンチャーですか…。 それは面白い、というか非常に興味深い見方です。
    美術館へ来てそんな事を考える人が居るとは、正直に目から鱗ですね。」

今度は褒め言葉となったが、これは三杉の本心である。
普通の物の見方とは違う視野を持つ人間、そしてその発想は三杉に興味を抱かせた。
そしてどうやら、それは賀茂にとってもそうだったようだ。

810 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 23:02:31 ID:???

賀茂「ふん…見立て通り、お前はそう言うだろうと思っていたぜ。」

三杉「ほう?」

賀茂「そう、ベンチャー的な物の見方ってのは重要だ…。
    特に既存の常識を捨て、新たに道を拓こうって考えるバカには特にな。」

三杉「それって…」

ここで三杉は賀茂の言葉にピンと来る物を感じた。
三杉の考えている日本サッカーを変える事は、ある意味ベンチャー・キャピタルであると賀茂は言っているのだ。
そして『日本サッカーを変える』という言葉ただ一点において、発想や着地点は違えど片桐らは三杉と志を共通している。

賀茂「片桐からお前の目指す所は聞いた。 ハッキリ言って面白いぜ、三杉淳。
    俺らは俺らで世界レベルへ続く最短の道を模索しているつもりだった…。」

三杉「ええ、それはこちらも理解しています…。」

賀茂「森崎と翼は鎬を削り合い、プロジェクト・カウンター・ウイングは順調そのもの。
    W杯招致、プロリーグ創設についても難儀ではあるが実現が見えている。
    状況はほぼ俺や片桐、見上の思惑通りに進んでいると言えるが…。
    お前の存在は例外だ。 俺の予想の上をお前は歩いていやがる。」

三杉「それは評価されていると受け取って?」

賀茂「当然だ。 見上あたりにゃ目障りだろうが、俺個人としちゃお前みたいなヤツが出てくるのは大歓迎だ。」

三杉「――!」

811 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 23:03:37 ID:???

もろ手を上げる評価を真正面から受け、三杉は絶句してしまった。
当然悪い意味での絶句ではなく、考えていなかった大人≠ゥらの初めて絶賛が嬉しかったのだ。

賀茂「…だが」

三杉「え…?」

賀茂「日本サッカー協会はお前をバックアップしない。 むしろ邪魔者として見る。」

三杉「ああ…しかしそれは当然。 止むを得ない事です。 僕もそのつもりで片桐さんとは話しましたから。」

賀茂「そう。 ゆえに俺は俺個人がお前とフィオレンティーナをバックアップする事を宣言するぜ。
    まっ、出来る事と言えば情報の横流しと…有名なクラブチームのデータ提供くらいだが。」

三杉「それは! 凄く…有り難い話です…!」

思いもよらぬ賀茂からの提案。
喉から手が出るほど欲しい、情報を入手する当てが転がり込んできた訳である。
特にクラブチームのデータは、これから先に絶対必要となる項目の一つだった。

ただし必要になるのは明日のサンパウロ戦で無様な敗北をしなかった場合…と但し書きが添えられるが。

812 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 23:04:42 ID:???

賀茂「ただ、代わりと言っちゃなんだが、お前にも一つ俺の計画に付き合って貰いたい。」

三杉「計画…?」

賀茂「ああ。 まっ、お前の目的を邪魔するようなもんじゃあない、Jカップについてだ。」

三杉「ほう…」

賀茂「フィオレンティーナはJカップに出場する事はない。 協会が招待しない旨を決定し、覆る事はない。」

三杉「…そうでしたね。」

片桐からハッキリ告げられた言葉が三杉の脳裏に思い出された。
あの時は仕方のない話と理解しつつも絶望を振り払えなかったものである。

三杉「けれど僕は全日本ユースに召集されるつもりはないですよ。 Wトーナメントについては特に。」

賀茂「ンな事は分かってる、お前はそれでいい。
    俺がお前に協力を求めるのは、全日本ユースの乗っ取りに関してだ。」

813 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 23:07:12 ID:???

これまた思いもよらぬ提案であった。
全日本ユースを乗っ取るなどと言う型破りな話を持ちかけられ、三杉は苦笑を漏らしてしまう。

三杉「乗っ取り? いや、物騒な話ですね。」

賀茂「名付けてRJ計画…とでも言っておくか。 どうだ、興味ねえか?」

☆三杉「………」

A 詳しく話を聞く
B 聞くまでもなく話に乗っかる
C 聞くまでもなくだが断る
D 話はサンパウロ戦の後にする事を提案する
E その他

3票選ばれた選択肢で進めます。(メル欄は空白でお願いいたします)

※割と大事な選択かも知れません

814 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 23:22:31 ID:ZddKGYwE


815 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 23:23:36 ID:7yU6fo9Y


816 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 23:25:18 ID:rKxqm/Go
A

817 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 23:44:25 ID:???
本日の更新を終わります。
週末については以前に言った通り更新出来ません。
また来週宜しくお願い致します。

今週は色々お騒がせして済みませんでしたー(o_ _)o

818 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 23:44:55 ID:UCxBWDXQ


819 :森崎名無しさん:2012/09/07(金) 23:45:22 ID:uNWfnu+Q
D

820 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 17:42:10 ID:???
ここは大事な場面だな。
まず優先すべきは試合である以上、Dがベターじゃないかと思うんだが…。

821 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 17:48:40 ID:???
RJのメンバー気になりますねえ

822 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 18:12:45 ID:???
RJのメンバーを見ると、そこには大好きな三杉のために帰化までした蚊茄亜苦(ブンナーク)の姿が!w

823 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 21:36:43 ID:???
どういう形になるんだろうね。

824 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 23:23:37 ID:???
ここでA選んでたら追加のサンパウロ情報もらえた?

825 :森崎名無しさん:2012/09/09(日) 01:49:02 ID:???
見える…美味しい所(どう美味しいか、敢えて言わない)を颯爽と持っていく、南無栗鼠さんの姿が………w

826 :森崎名無しさん:2012/09/09(日) 02:09:51 ID:???
人気投票1位と2位の歩守止さんと武流乃がRJでようやく再登場か…

827 :森崎名無しさん:2012/09/09(日) 10:24:34 ID:???
悲報!矢部ッチュ緊急入院!

828 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 21:38:45 ID:???
スマホに替えたので書き込みテスト。
難易度高いです。
三点リーダの打しかたがわかりません(>_<..)

829 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:11:16 ID:???

> D 話はサンパウロ戦の後にする事を提案する
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

賀茂の提案に三杉は興味持たないでもなかった。
この言葉だけでは何も分からない為、返事をするには全容を聞かねばならなかったが。
しかし三杉としては他の理由により、今ここで詳細を聞く事も避けたかった。

三杉「話は明日のサンパウロ戦を終えた後にしましょう。」

賀茂「むむっ……そうか。」

肩を透かせてしまったか、賀茂は少々渋い顔を見せる。
しかしすぐに表情を戻し、再びニンマリと皮肉味のある笑みを浮かべる。

賀茂「ふん。 今は試合に集中したいって所か?」

三杉「それもありますが、一番の理由は新田ですよ。」

賀茂「おお………なるほどな。」

三杉は賀茂の回答に満足した。
同じ境遇の新田瞬の事を考えると、今ここで返事をする事は当然出来ない。
そして自分だけに出されるオファーというのであれば、それもまたある意味で考えものである。

830 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:12:26 ID:???

三杉「納得してくれたという事は、新田もこの席に入れるべきという事ですよね?」

賀茂「その通りだ。」

三杉「ならば話は新田も交えて。 そして試合に妙な影響を与えさせない為にも、また後日と言う事で…」

賀茂「OK、いいだろう。」

三杉「ではこの場は失礼します。 興味深い話を聞けましたよ。」

賀茂「ふん、調子のイイやつだな。」

三杉は賀茂に一礼して美術館を後にした。
もう穏やかに絵画を楽しむような気はなかった。
高揚によってやや紅潮した顔を二、三度叩き、現実へと意識を戻す。

三杉(この高揚は明日の試合で出すべき物だ…。 今は忘れよう。)

美術館の外へ出ると、湿度と気温の落差でむせる思いだった。
しかしそんな環境でも三杉はホテルまでの帰路を走り出す。
まだ早い興奮を、今少しでも発散させておくために。


そして三杉達は翌日まで英気を養うのであった―――

831 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:21:47 ID:???

先着で
 ★サンパウロ側のエピソード→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ数字》 ロベルトがジョアンの手紙を読んでいる。
《ハート》 バビントンが何を目的とするでもなく満月を見詰めている。(Kで何かが起こる?)
《スペード》 ストラットが電話をしている(奇数でバンビーノ、偶数でミアータ)
《クラブ》  ドトールとアマラウ、そして石崎が話をしている。
《ダイヤ絵柄、JOKER》 ロベルトの部屋のドアを翼が叩いた。

832 :森崎名無しさん:2012/09/09(日) 23:22:05 ID:???
 ★サンパウロ側のエピソード→ スペードK

833 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:22:51 ID:???

>>820
その通り、Dはベターでした。
試合の事もありますが、新田的な意味でも。

>>821
少々ネタばれをしても良いですよ。
ただし賀茂の口からになりますが。

>>822
そこまで…どんだけだよブンブンてば。

>>823
賀茂の思惑がどうか、という意味を考えるのは大事です。

>>824
そういう話にはなりませんでしたね。

>>825
あまり入れたくないメンバーですw

>>826
遂に最終兵器SGGKとSGGPが…

>>827
いやはや驚きました。 早い回復をお祈りしております。

834 :森崎名無しさん:2012/09/09(日) 23:23:15 ID:???
バビ様……スート違いです……無念w

835 :森崎名無しさん:2012/09/09(日) 23:23:23 ID:???
マーク違いだよォ

836 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:24:05 ID:???
あと一回更新できるか微妙な感じです〜。

837 :森崎名無しさん:2012/09/10(月) 00:22:13 ID:???
> ★サンパウロ側のエピソード→ スペードK
> ストラットがバンビーノと電話をしている

バンビーノ「次のクラブ(負傷)活動いつにしようか?」
ストラット「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーッ!!」

838 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:04:36 ID:???

済みません、ご迷惑をおかけしました。
それ以外に言葉がございません。


>>834-835
バビ様的にも無念でしょうが、今回のスペードの結果的にもきっと皆さまは後悔すると思います。
スト様のトラウマ再び。

>>837
終わりのないのが終わり。 それがクラブAレクイエム。
============================================

> サンパウロ側のエピソード→ スペードK
> 《スペード》 ストラットが電話をしている(奇数でバンビーノ)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ストラット「いよいよ明日に迫ったよ。」

バンビーノ『ああ。 無事試合が行われる事になって、オレも安堵している。』

試合前日の夜…
サンパウロのエースストライカー、チェザーレ・ストラットは親友に電話をかけた。
数年前に大怪我を負わせ、ブラジルまで逃げて来る切っ掛けとなった親友・バンビーノへと。

あの日、バンビーノが訪ねて来るまでの日々はストラットにとって苦難であった。
過去の罪に懺悔を想うも、それでもカルチョにすがるしかない自分を呪う日々。
夢も希望もない、まさに後悔ばかりしかなかった。

839 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:05:38 ID:???

しかしストラットはようやく拾い掬われつつある。
明日、三年振りにイタリアのクラブチームとカルチョができる。
これは彼にとって他に替えられぬ幸福であり、また恐怖でもあった。
万感胸に迫るという言葉は、今の彼の心情を表わすに相応しいであろう。
自然と口数も少なくなるが…。

バンビーノ『フフ、大丈夫かストラット。 フロレンティア・ヴィオラは手強いぞ?
       感傷に心を奪われていると無惨な事になる程度にな。』

それを察したバンビーノはストラットへ注意を喚起した。
バンビーノにとっても思う所のあるカードだが、今回は親友を応援すると決めていた。
なにしろ今回の試合はストラットがジョカトーレとして再び認められるかに係わっている。

ストラット「忠告感謝するさ。 相手がコッパ・イタリア・プリマヴェーラで優勝したチームって事も調べた。
      ジノ、ジェンティ―レ、ランピオン達全員を破った奴ら相手に感傷を抱く余裕なんてないだろうな。」

バンビーノ『解かっているのなら良い。 ジェンティ―レ達が悔しがるような結果を聞かせてくれ。
       実力によって過去を清算する機会を手に入れるためにも…な。』

ストラット「………」

そう、フロレンティア・ヴィオラとの試合はストラットにとって感傷を刺激するだけの物ではない。
今後再びイタリアの地に立つ事が出来るか、ミラノの青空の下を歩けるかに係わる試合であった。

840 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:07:11 ID:???

世代の主柱となる選手が誰も勝てなかったチームをストラットが破ったとなれば、これは大ニュースとなる。
つまり圧倒的名門、強豪、新進気鋭を破った古豪チームの名は、ストラットの汚名を塗り潰すのに格好なのだ。
現実的なバンビーノはその事を敢えて口にしたのである。
しかしストラットの頭の中にそういう打算は皆無だった。(←賢者モード)

ストラット「なあバンビーノ。」

バンビーノ『なんだ?』

ストラット「オレの過去は後いばかりでしかなかった。」

バンビーノ『理解している。』

ストラット「だがそんな日々でも、シュートを磨き続けた時間だけは裏切らない。 これだけがオレの誠意なんだ。」

バンビーノ『………… ああ、そうだな。』

ストラット「だからこのシュートだけは皆に捧げたい。
      シュート一本一本がオレの償いだ…償いにする。」

バンビーノ((ストラット…))

841 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:08:44 ID:???

バンビーノにはこのストラットの言葉が青臭く聞えていた。
苦しいリハビリを超え、カルチョへの渇望と共に生き、人生を左右する決断を繰り返してきたバンビーノ。
あまつさえ怨恨から解放され、許しを与えた彼は、今のストラットよりずっと大人になっていたのだ。
しかし、故にこそバンビーノはストラットの気持ちを汲む事にした。

バンビーノ『お前がそうしたいなら、そうすればいい。』

ストラット「ああ。」

バンビーノ『誰が何を言おうとも、オレだけはお前のその気持ちを知っている。』

ストラット「ありがとう、ジョバンニ。」

間もなく電話の回線を切り、ストラットは本格的に明日の試合へ精神を集中し始める。
その胸にはかつてないほどの勇気が宿っていたのだった。

※明日の試合限定でストラットに特殊スキル[勇気]が付きます。

【勇気の効果】
必中:一試合通してポスト・枠外無効
不屈:一度だけ被負傷無効
加速:一度だけ高速ドリブル(+4)を任意使用
気合:全行動においてダイヤで+1
熱血・直撃:シュート行動において一度だけダイヤで+2(上記+1とは重複して実質+3)


※一旦ここまでです。 ちなみにミアータと話していたら特殊スキル[愛]が付いてました。

842 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 13:14:23 ID:???
乙です。

明日の試合前やハーフタイム中に森崎がホイホイ訪ねてこないかしら

843 :test:2012/09/12(水) 13:30:52 ID:???

>>842 乙感謝です、取り敢えずそこは判定次第ってことで
======================================

〜 vsサンパウロ 試合当日 〜

夜が明け、ついにサンパウロとの試合の日が訪れた。
現状を見渡す限り、フロレンティア・ヴィオラと三杉の未来を決める大事な試合だ。
到着から中一日と空かないスケジュールだが、選手達は時差ボケのないよう、確かな休息を取った。
一方のサンパウロは州リーグの合間を縫ったスケジュールであり、
コンディション的には両チームのいずれにも優位性がないと言えるだろう。

午後からのキックオフという事で、三杉達がホテルを発ったのは10時そこそこ。
昨日の石崎の言葉通り、ホテルの玄関にサンパウロの手配したバスが送迎にやってきた。
無論だが、今朝はバスの中に石崎の姿がない。
試合に向けてミーティングなりコンディション調製なりが行われているのだろう。

ブロロロロロロロ………

NOxやCO2をガンガンに排気しながら、快調にバスは走っている。
しかし何人かの選手達は何となく元気がなかった。
アウェイのスタジアムへのバス移動…
数か月前に行われた、フィオレンティーナとしてのラストマッチと近いシチュエーションである。
もしかすると、あの時の惨憺たる大敗北を無意識のうちに連想してしまっているのかも知れなかった。

844 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/12(水) 13:32:49 ID:???

――15分ほど走った所でバスは停車した。
目的地であるエスタジオ・ド・バカエンブーへ到着したのだ。
サンパウロの中心街にデンとそびえるこのスタジアムは、サンパウロFC所有のものではない。
バカエンブーは市が所有する多目的スタジアムである。
ビッグクラブであるサンパウロFCは本拠地モルンビーにスタジアムを所有しているが、
収容人数8万人と大きすぎる為、今回は半分弱規模のバカエンブーで行われる事になったのだ。

三杉「…と言ってもこの規模か。 アルテミオ・フランキ(ヴィオラの本拠地)より大きいくらいだ…
    流石は世界一のサッカー大国と思うべきかな。」

降車して目の前のバカエンブーを見上げつつ、三杉はこの国のサッカーへの深淵に舌を巻く。
ただ、そうは言っても諸手を上げて降参などと考えるつもりはない。

オジオ「市内にはあと二つも大きなスタジアムがあるらしいよ。」
ダラピッコラ「うへえっ、マジかよ!?」
ミュラー「流石はブラジルという事ですか。」

三杉「ふふ、そうウンザリとする事も無いさ。 確かに国としての力の入れ具合は、ブラジルが
    世界一かも知れない。 けれど戦術面やマーケットの大きさはセリエAが世界一…
    設備の規模や数の差が戦力の決定的な差でない事を、この都市の人間に教えてやろう。」

ミハエル「フフン。」
ブンナーク「へっ、その通りだぜ。」

同じように圧倒されつつある仲間達を、三杉は自らの言葉によって鼓舞した。
ミハエルやブンナークといった強気な選手達もこれに同調し、チームの雰囲気を押し上げる。

845 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/12(水) 13:33:52 ID:???

シーザー「ほれほれ、行くぞ。 午前だからと言ってジッとしてたら太陽にスタミナを削られちまう。」
ミハエル「アーバックルも少々グッタリしてますし。」
メリー「キャプテン、コーチの仰るとおりです。」

三杉「ああ、了解。」

コーチとマネージャーに促され、三杉はスタジアム入口へ選手達を誘導する。
屋内に入ると、多少はヒンヤリした空気がまとわれた。
観戦目当てで既に会場入りしている人もポツポツと見られるが…

先着で
 ★誰か声をかけてきたりしないか?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 森崎現る
《ハート》 おっと、丁度サンパウロも到着したとこだった
《スペード》 賀茂と陽子がいた
《クラブ》 誰も声かけて来ないけれど、何故か視線を感じる(複数)
《クラブ5以下》  誰も声かけて来ないけれど、何故か強い視線を感じる(単独)
《JOKER》 森崎+パルメイラスの選手がいた

846 :森崎名無しさん:2012/09/12(水) 13:34:31 ID:???
 ★誰か声をかけてきたりしないか?→ ハートQ

847 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 00:57:31 ID:???

> 誰か声をかけてきたりしないか?→ ハートQ
> 《ハート》 おっと、丁度サンパウロも到着したとこだった
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

観戦目当てで既に会場入りしている人もポツポツと見られるが、当然ながら三杉の知った顔はない。
また今日のカードの一方である三杉達ヴィオラが会場入りしたのに何の反応もない。
…いや、正確に言えば視線は感じる物がないわけではない。
しかしそれが決して良い意味での注目でない事は、三杉には容易に想像がついた。

三杉(サンパウロ市民にとって、僕達はイタリアの4部チームに過ぎない認識というわけだ。
   彼等は今日、サンパウロがイタリアの弱小チームをいたぶるのを観に来ている…)

プリマヴェーラ杯は腐っても自国民同士、しかもユースクラスの話。
トップのリーグ戦に見られるサポーターの苛烈さは抑えられていた。
しかし今日は国外…しかも南米ブラジルの名門チームが相手である。
ぶっちぎりにアウェーでの戦いであると改めて認識し、自然と気が引き締まる思いだった。

ざわざわ…

…と、ここで急に後方がざわつき始めた。
何事かと考えるまでもない、今日の主役と認識されるべき者達だ。
ヴィオラ(三杉達)に僅かに遅れ、サンパウロが会場入りしようというのであろう。

848 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 00:58:46 ID:???

クルリと首を後ろに振り向かせると、丁度相手チームのキャプテンと目が合った。
距離の開いた3年ぶりの邂逅であった。
そして6年ぶりの再対決までもう間もない。

三杉(翼くん…。)

翼(三杉くんだ…。)


  ド  ク  ン


――瞬間、二人は互いに相手の実力に思いを馳せた。

三杉(背が伸びて線もガッチリしたみたいだ。 …これはフィジカル勝負は厳しいかも知れない。)

翼(小学生の頃から組織プレイを使いこなして来た三杉くん。
  きっとイタリアサッカーは水が合っていたんだろうな…。
  けれど今の俺は君に遅れを取る事はないよ、たとえ心臓病が完治してるとしてもね。)

警戒と自信…そして驚くほどの胸の高まりが全神経を支配した。
『ああ、これほどに自分は彼との勝負を望んでいたのか』と始めて知るみたいであった。
今この時の二人は互いに恋焦がれていた相手に出会えた乙女と同じ感覚になっていた。

849 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 00:59:55 ID:???

僅かな時間だったが、いずれのキャプテンも時が止まった空気の中…
この場は三杉と翼以外の人間が動きを見せる。

先着で
 ★誰のターン?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ:奇数/偶数》 シーザー/ロベルト
《ハート:奇数/偶数》 ブンナーク/ストラット
《スペード:奇数/偶数》 新田/ドトール
《クラブ:奇数/偶数》 ダラピッコラ/アマラウ
《クラブA/2》 アーバックル/ミハエル
《JOKER》 甘い! ここで森崎のターン!

850 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:01:47 ID:???
★誰のターン?→ クラブJ

851 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:01:47 ID:???
 ★誰のターン?→ ダイヤ5

852 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 01:03:27 ID:???
岡山姉のパラメータ高すぎて流石ラスボスです。

853 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:03:35 ID:???
なにィ!?リグル分岐がないだと

854 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:04:00 ID:???
タークの分岐もないだとぉ!?

855 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:07:43 ID:???
>>852
いやあ、あなたの能力(特にカット、クリアー、競り合い)もなかなかじゃないですか
しかもコンビシュート使えるみたいですし

856 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:14:49 ID:???
(引き当てた場合)この試合の実況の>>351のDさん分岐もないだとォ!?

857 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 07:27:54 ID:???
森崎なら……森崎ならJOKERでしれっとヴィオラ控え室やベンチに座っていたり
ハーフタイム中に一人セービングをやって観客を湧かせたりしてくれるはずっw

858 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 13:07:39 ID:???

>>853
三杉が振り返る時の擬音がクルリではなくグルリだったら…

>>854
森崎が登場してカラオケ大会が始まってブラックさんまで登場していたら…

>>855
基本はアマラウ互換で岡山姉の強化パーツとして生きる覚悟です。

>>856
クラブAが3連くらいしていれば…

>>857
森崎が不敵というか無敵過ぎて宇宙がやばい

859 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 13:10:15 ID:???

> 誰のターン?→ クラブJ
> 《クラブ:奇数》 ダラピッコラ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ダラピッコラ「よう、あんたがサンパウロのエースプレイヤーだろ?」

翼「えっ…?」
三杉(ダラピッコラ!?)

ズイッと一歩前に出たダラピッコラが、三杉と翼の視線に割って入った。
三杉も翼もこれには一瞬ギョッとする。

ダラピッコラ「オレはロマーノ・ダラピッコラ。 ツバサ・オオゾラ、今日の試合ではあんたとの対決を
       楽しみにしてる。 …なんでもワンダーなドリブラーって話しじゃねーの?」

翼「そう言う君はタックルの腕に覚えありって顔をしているね。」

挑戦的な目を向けるダラピッコラ。 彼は記事の選手論評に『特にドリブルは素晴らしく、南米特有
の柔らかいタッチ、アクロバティックなヒールリフトを使いこなし、更には一瞬で跳び越える瞬発力・
跳躍力・判断力を兼ね備えた圧巻のレベル。』と書かれていた翼に強い興味を抱いていたようだ。

これに対する翼の反応は、無視ではないがあくまで冷静に受け流す類。
こういう相手にガンガン挑戦するのがダラピッコラの好むところであり、彼としては十分に闘志を
刺激された形だ。 言葉はこれだけ、後は試合で…と収めるのが互いとして理想的だったろう。

しかし大空翼を直に名指しした行為は、サンパウロの一部選手の逆鱗に触れる物だった。

860 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 13:11:24 ID:???

ぺぺ「ツバサとの勝負が楽しみだって? イタリア人は男相手でもジョークでナンパすんのかね。」

ダラピッコラ「なにっ?」

翼と同じくサンパウロではドリブラーとして技量高いぺぺがダラピッコラに咬みついた。
自分を眼中に入れてない事、尊敬と信頼を抱く翼に噛みついた事がお気に召さなかったらしい。

ぺぺ「ジョークじゃないとしたら、とんだ身の程知らずだぜ。 知らない事とは言え、な。」

ダラピッコラ「ブラジル人も存外口が上手えじゃねえの…。 テメェの名は?」

ぺぺ「ジョゼ・ロドリゴ・タハマタ…まあ短慮なヤツにゃ長すぎて覚えられないか。 ぺぺでいいぜ?」

ダラピッコラ「確かにぺぺの方がいいな。 …ジョゼ・ロドリゴなんてお前にゃ立派すぎる。」

三杉「ダラピッコラ、そこまでだ。」
翼「ぺぺもその辺にしておくんだ。」

緩やかにエスカレートを始めている両者の舌戦をキャプテン二人が制する。
よくよく見れば、他の選手達も互いに相手を見定めて睨み合いを始めているではないか。

861 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 13:13:38 ID:???

アマラウ(フフ…どうやら今日の生け贄はこのデカブツか。)
ブンナーク(野郎…一丁前に喧嘩売ってやがんのか?)

ドトール(美味そうな脚だ。 触れればポキリと折れてしまいそうじゃないか。)
新田(なんだアイツ…嫌な目をしてるな。)

ミハエル(フフン、今日はサッカーとは何たるかを教えてあげますよ、ヤマザルくん。)
石崎(チッ、まだ根に持ってるってんなら仕方ねえ! やってやんよ!)

アーバックル「Hello.  How are you? Can't pizza be got? 」
バビントン「おやおや、キミ可愛いね。 後でうちに来ない? ご飯奢るからさ。」

これ以上はそっちの方の導火線にも飛び火させてしまう事が予想された。
そうなれば(乱闘まがいに発展する事はないだろうが)流石に収集がつかなくなる。
そんな理由でダラピッコラとぺぺの舌戦を強引に中断させたが、当然敵意までは断てない。
後は試合中の勝負で続きをやる事になるだろう。

※ダラピッコラとぺぺのが互いに[やってやんよっ!!]になりました。

※一旦ここまでです。 今週末の三連休は更新を精いっぱい頑張ります。

862 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 19:14:45 ID:???
こういう熱い展開好きだなあ、って見てたら猫監督で癒されたw

863 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 20:30:15 ID:???
>>848
うわー情景が目に浮かぶようだわ〜

864 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 20:34:31 ID:???
>今週末の三連休は更新を精いっぱい頑張ります。

ということはスレ頭外伝アナカンをさくっと終わらせて
ヤベッチュ本編の更新を頑張るわけですね

865 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 21:09:13 ID:???
【アナカン外伝も】リュストゥ・ヤベッチュ本編U_5【超よろしく】

866 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 22:43:45 ID:???
【】Another-CU_5【】

すみませんがスレタイ募集をかけさせて下さい。
次回の内容は全編サンパウロ戦なのでよろしくお願い致します。


867 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 22:57:08 ID:???
【夢の対決】Another-CU_5【キックオフ】
【未来への】Another-CU_5【扉】

868 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 22:59:42 ID:???
【6年目の対決……】Another-CU_5【サンパウロにて】
【求めるは】Another-CU_5【絶対勝利】
【大空を舞う翼を】Another-CU_5【撃ち落とせ!!】

869 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 23:07:07 ID:???
【翼の野望】Another-CU_5【三杉の使命】

870 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 23:27:59 ID:???
【フィールドの貴公子VS】Another-CU_5【サッカーの申し子】

871 :森崎名無しさん:2012/09/14(金) 00:26:35 ID:???
【天才二人】Another-CU_5【再び】
【リベンジと】Another-CU_5【リベンジ】
【下剤無しで】Another-CU_5【ガチンコで】
【森崎が】Another-CU_5【見てる】


872 :森崎名無しさん:2012/09/14(金) 00:34:44 ID:???
【森崎「誰か忘れちゃ】Another-CU_5【いませんかっ」】
【森崎「あのキーパー中々やるなァ】Another-CU_5【オレほどじゃないけど」】

873 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 22:55:10 ID:???

>>862
展開を気に入って頂けて光栄です。
ぬこ監督で落ちをつくるのは個人的に凄く楽しいですw

>>863
こんなシーンになりそうな気がしまして。
私と>>863さんの思い描く、『キャプテン翼ってこうだよなぁー』が似ているんだと思います。

>>864
今回のスレ頭外伝は長かったですねえ。
本編を書くまでにこれほど苦労するとは考えてませんでした。

>>865
熱いスレタイ感謝ですwwわろたww

>>867-872
素晴らしいスレタイ感謝です。
明日にでも新スレを立てるかと思います。



さて明日はちょっと昼〜夕方くらいまで用事がありますので、夜からの更新となります。
スレタイ案を思い付いた方は、その辺りまでにお願い致します。
どうぞよろしくです。

874 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 22:56:16 ID:???

<エスタジオ・ド・バカエンブー 観客席>

二時間と少々の後、バカエンブーのスタンドは8割近くが埋まっていた。
実数にして2万7、8千人というところか。
ユースのテストマッチでこれだけの人数が集まるところに、サンパウロの人気が窺い知れる。

今は両チームがピッチでのアップを終え、控え室へと戻ったばかり。
キックオフまではあと一時間弱といったところだ。
スタジアムに着いたばかりの賀茂は、渡されていたチケットの席を探していた。

賀茂「よっと、ここだったか。」

陽子「あっ、お久しぶりです賀茂さん。 例のガムはちゃんと食べているようですね。」

賀茂「まあな。(食べなけりゃ一切行動を共にしないとまで言われちゃあな…。)」

目的のシートには連絡の通りに陽子が待っており…再会して何よりも先ず、郵送で大量に
送ってきたあのガムを食べているかどうかの確認をしてきて、賀茂は思わず苦笑する。

陽子「ブラジルには今日着いたんですか?」

賀茂「いや、昨日のうちに着いてたぜ。」

875 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 22:58:16 ID:???

陽子「あら、それなら連絡をくれれば良かったのに。」

賀茂「まっ、いいじゃねえか。 俺だってたまにはブラブラしてえんだ。」

陽子(年中ブラブラしてるくせに…)

賀茂「ところで森崎は何処だ? 一緒に観戦しねえのか?」

陽子「ええ、森崎くんはパルメイラス(自分のチーム)のメンバーと観るそうです。
   どうやら恋人も一緒みたいですしね。 爆発すればいいのに。」

賀茂「なんだお前、森崎のこと好きだったのか?」

陽子「いや全然。 ただ、普通に恋愛出来る人たちがちょっと妬ましいだけです。」

賀茂「ふうん。(やれやれ、財閥の娘ってのも面倒くせえもんだな。)」

特に毒にも薬にもならない雑談をしつつ、賀茂達はキックオフの時を待つのだった。
彼等にとっては仕事である以上に、この試合に対して強い関心があるのは言うまでもない。

876 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 22:59:44 ID:???

<サンパウロ控室前>

アップを終えて控え室へと戻ってきたサンパウロの選手達。
その控室の扉の前では彼らを待っている者達が居た。

アレクセイ「よう、観に来たぜ。」

ストラット「ティアーゴ。」

翼「それから……(フゥ) 悪いけどみんな先に控え室でクールダウンしてくれ。」

森崎「…んだよ。 なんか文句あんのか?」

同じ都市のチームとしてダービー戦を繰り広げるライバルチーム、パルメイラスの選手。
その中枢を担うティアーゴ・アレクセイ・トーレスと森崎有三…と、その関係者であった。
友好的に笑んでいるアレクセイに対して森崎は仏頂面であり、
『何をしに来たのか…』と翼は溜め息交じりに応対する事になった。

翼「この前も言ったけど、別に文句はないよ…。
  ただ、観戦するからには大人しくしておいてくれ、それが約束だった筈だ。
  …尤も、今の時点で既に大人しく≠ゥら逸脱していると思うんだけどね。」

森崎「チッ…相変わらず胸糞悪いヤロ―だ。」

特別喧嘩を売るつもりはないが、相手が相手だけについ厳しい物言いになる両者。
この簡単に澱みはじめる空気に、アレクセイがやれやれとフォロー役を買って出る。

877 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 23:02:34 ID:???

アレクセイ「モリサキ、お前がブスっとしてるのが悪いぜ。 …ついでに言えば顔の造りもな。」

森崎「うっせ!」

イリアーヌ「ふふ。 私はモリサキの顔好きよ?」

森崎「と言う訳だ! 思い知ったかこのシスコン兄さん!」

しかしこのフォローにを大人しく受け入れる森崎の筈がなく、勝手気ままに喋くり続ける。

翼「…なあ、用が無いなら何処かへ行ってくれないか? こっちは試合前なんだよ。」

アレクセイ「…っと、悪いなツバサ。 別に嫌がらせに来たわけじゃねえ。 お前達は敵だが、
      今日はヨーロッパの気取った奴らが相手だからな。 いつもの因縁は忘れて応援
      してやるって言いに来たんだ。 だからまあ、おめおめ負けたりするなよ。」

翼「ティアーゴ…。 ありがとう、元よりそのつもりさ。」

ちゃんと激励の意を伝えてきたアレクセイに、翼もようやく落ち着きを取り戻す。

878 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 23:04:00 ID:???

森崎「俺はお前が無様にやられるシーンを観に来たんだがな。
   お前じゃ三杉相手は荷が重いぜ。 俺の方があいつと遣り合いたかったくらいだしな。」

翼「…悪いけどその希望には全面的に沿えないな。
  三杉くんは俺が倒すよ。 6年前(あの時)と違って、1プレイヤーとしてもね…。」

森崎(ふぅん…なんだ、通常運転じゃねえか。 …………ツマンネ。)


一応アレクセイの目的である激励を伝え終えると、後引く事なく控え室前から退散した。
試合間近の翼に時間を取らせ過ぎるのも宜しくないと判断したのだ。(アレクセイが)

アレクセイ「こうい立場に立ってみると頼もしいもんだな。 ライバルチームってのも悪くないぜ。
      …だからお前もたまには素直に激励ぐらいしたらどうだ、なあ?」

イリアーヌ「兄さん、モリサキにそんな風に諭そうとしても無駄よ?」

森崎「そうそう、俺はいつだって自分の感情に素直なんだよ。」

イリアーヌ(そういう意味ではないんだけどね。)

879 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 23:06:20 ID:???

<ところ変わってリオ・デ・ジャネイロ>

ジェトーリオ「あれ、レオだけ? カルロスは?」

サンタマリア「今日は朝からサンパウロに行ってるよ。」

ジェトーリオ「ふーん…。 あっ、噂の試合は今日だったっけ? なんでもパルメイラスと互角
       のサンパウロFCが、イタリアのユースで実質最強のクラブと遣り合うってやつ。
       なるほど…って、レオは一緒に行かなかったんだ?」

サンタマリア「ああ、練習があるしな。 …もっと強くならなくちゃいけないんだ、オレ達は。
       噂のユーゾー・モリサキ抜きのパルメイラスに負けてるようじゃダメなんだ。
       もっと…カルロスの実力を引き出せるようにならなきゃ…。」

ジェトーリオ(煮詰まってるなあ…)


<再びエスタジオ・ド・バカエンブー 観客席>

カルロス「パルメイラスと互角に闘うサンパウロFC。 そのキャプテン、ツバサ・オオゾラ。
     雑誌でも噂でも凄腕という評価で持ち切りだが、今日はこの目で確かめさせて貰う。
     ふふ、今から楽しみだな。 お前もそう思うだろ、ナットー?」

隣の人(gkbr………なんだかサッカーボールに話しかけてるおかしな人がいます……
     こえぇ、こえぇよサッカー王国ブラジル………)

※このスレにナトゥレーザは登場致しません。名前のみ参考とさせて頂きます。

880 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 23:07:43 ID:???

<フロレンティア・ヴィオラ 控え室>

三杉「よしみんなきけ。 今日の相手はサンパウロFC、ブラジルでトップクラスのチームだ。」

試合開始前の最終確認として、三杉はまず主要選手の情報を再度周知する事にしていた。
既に何度目かの繰り返しであるが、メンバーは真剣に耳を傾けている様子である。

三杉「キャプテンでOMFの翼くんは攻撃の選択が非常に広く、またどれもトップレベル。
   守備についての情報は特にないが、少なくとも3年前は高レベルでまとまっていた。」

新田(翼さんとの対決…。 へっ、俺が今どのくらいの場所にいるのか確かめる良い機会だ!)

三杉「エースストライカーのストラットは、とにかく強烈なシュートを撃ち込んで来るらしい。
   撃たせずに敵の攻撃をシャットアウトする、いつもの僕達の闘い方が重要になる筈だ。」

ミュラー(今のボク…いや、私で止められるだろうか?)
スペルマン(やれるだけの事をやるだけ…。)

三杉「またMFには他にバビントンにマウリシオという2選手がいて、いずれも要注意だ。
   前者はパス、トラップ、キープ力に優れているらしく、中継選手として恐い存在、
   後者はドリブル突破や思い切ったロングシュートと、伏兵的な恐さのある選手。
   いずれにせよ、彼らが機能する事で翼くんが楽になる。 そうなると僕達の勝ちの目は
   なかなかに厳しい物となるだろう。」

オジオ(マッチアップするしたらマウリシオの方だね…。
    彼の突破を潰し、逆にパスを通すのがボクの仕事だ。)

881 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 23:08:45 ID:???

三杉「守備ではストッパーとしてドトールという選手が恐いらしい。 ドリブルでボールを運ぶ者は
   僕含めて要注意だ。 それから空中戦にはアマラウという選手が絶対の自信を持っている。
   ミドルシュートを撃たせる前に止めるドトール、ヘディングを叩き落とすアマラウ……。
   いずれもブンナークが敵ゴール破る際の障害となるだろうと予想される。
   しかしブンナークなら負けない…と、僕は信じているからな?」

ブンナーク「へへ、いいねえそういうの。」

三杉「ここまで名が挙がってない選手についても油断は厳禁だ。
   あくまで情報が入手出来なかっただけで、同様に実力者揃いという見込みで相手をすること。」

選手達「「「 お う ! 」」」

選手の名前とポジション、そして警戒すべきポイントを端的にまとめて伝え終えた。
各選手とも自ら気になる選手、マッチアップする選手への対応を頭に思い浮かべる。

三杉「続いてフォーメーションや戦術については根本的な変更はない。
    少なくとも前半の間は3−4−3で攻撃の広がりを重視、守備はベーシックなゾーンでいく。
    詳細については各自が>>610-637、特に>>636ー637を見返し、再確認しておくこと。
    強いて付け加える事があるとすれば…」

882 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/14(金) 23:09:47 ID:???

☆なんかありますか?

A 攻撃についてモノ申す。(要記述)
B 守備についてモノ申す。(要記述)
C 個人指名での指示って事でモノ申す。(要記述)
D その他でとにかくモノ申す。(要記述)
E 特になし

3票選ばれた選択肢で続行します。(スレ主の名において命ずる! メル欄を空白にせよ!)ギアスキュピーン

※既に定まっているフォーメーションなどの変更は無効です、あくまで付け加える形でお願い致します。

883 :森崎名無しさん:2012/09/14(金) 23:14:03 ID:CfjiHy82


884 :森崎名無しさん:2012/09/14(金) 23:27:30 ID:???
ミハエルに何か言っておいた方が良いのかな
前スレで連続ワンツー「デュエット・デル・フィオ―レ」を習得しているし上手く使いたいところ

885 :森崎名無しさん:2012/09/14(金) 23:29:27 ID:f6OHSm/I
E

886 :森崎名無しさん:2012/09/14(金) 23:33:39 ID:???
C ああ、マネージャー。試合中の監督の餌やり係よろしく

887 :森崎名無しさん:2012/09/14(金) 23:40:26 ID:ObTY358I
E

888 :森崎名無しさん:2012/09/15(土) 00:55:42 ID:???
D 中の人の今年の9/14の岡山姉へのプレゼントについて

889 :森崎名無しさん:2012/09/15(土) 01:39:08 ID:???
【ボクの心臓は】Another-CU_5【今もうごいている】
【あの頃僕達は】Another-CU_5【少年だった】

折角だから前スレの良スレタイ案使わせてもらっちゃいます
これを候補に入れないのは勿体無い気がしたので

890 :森崎名無しさん:2012/09/15(土) 01:43:50 ID:???
ありがとう。
自分で載せるのは流石に気恥ずかしかったw

891 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:03:27 ID:???

>>886
ぬこ監督の愛されっぷりに嫉妬!

>>888
青で☆でTですかぁ…
青でTだったり、青で☆だったりするのはありますが、全部を含む下着はなかなかないでしょう…
結論:岡山姉ラブラブファイヤーエンドレスナイト (スレ主は一応健常者です。)

>>889
敢えて言いましょう、gjであると。

>>890
そのセンスに嫉妬(ぱるぱる)します。

892 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:04:32 ID:???

> E 特になし
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「強いて付け加えるとすれば……」

そこまで口にしたが、現状で考えられる事は何もなかった。
実際に目でプレーを観たらまた何か気付く事もあるかも知れないが、今は机上の情報しかない。
だからこそ今ここで三杉が出来るのは、チームの士気を上げる何かを言う事だけだった。

三杉「強いて付け加える事があるとすれば、サポーターの存在を忘れないこと。」

ザワ…

ここまで戦術的な話を理屈で説いていた三杉が、急に毛色の変わった事を口にした。
何人かはその意外さに小さく驚嘆の声を上げるが、これに力強く頷く者も少なくなかった。

三杉「今日は完全なアウェイ…サポーターの存在は皆無と言って良いだろう。
   しかし、だからこそ僕達はサポーターの為にこそ戦おう。
   今日ここに居ないフィレンツェの人達も、必ず僕達の勝利を願ってくれている筈だから。」

「へっ、当然だ」「この場になくとも気持ちは伝わっている」「オレ達は孤独じゃないんだ」

選手達はこれに同調し、自然と自らを励ます言葉を口にする。
結果としてフロレンティア・ヴィオラの士気は試合に臨むに十分な盛り上がりとなった。

三杉「よし、みんな行こう! Forza Fiorentina!」

選手達「「「 Forza Fiorentina!! 」」」

893 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:06:00 ID:???

☆青葉弥生のワンポイントアドバイス☆

スレ主「今回の弥生ちゃんコーナーは日が悪いという理由で中止となります。
    その替わり、皆様には弥生ちゃんのランジェリー姿を楽しんで頂きたく思います。
    9月14日にちなみ、フリフリのピンク下着のみ≠身にまとった弥生ちゃんの
    あられもない姿を、皆さまどうぞお楽しみ下さい。(※)」

※当スレではNFBシステム(脳内フィードバックシステム)を採用しております。
 皆さんの想像力によって…ほら、見えるだろ? 弥生ちゃんのR18なギャラリーの数々…


弥生「ストーーーーーーーーップ!!! ウソウソ、ウソです! 脳内再生禁止!!!

   ハァッ、ハァッ…! み、皆さんこんにちは、青葉弥生です。
   ついに翼くんの所属するサンパウロFCとの試合が始まります。

   スレ主の予定では、本当は翼くんは第二部の最後の試合に持って行きたかったそうです。
   ボス戦の相手に相応しい強豪ですし、皆さんの心持ちとしてもそうだろうと思っていましたので。
   結局シナリオの都合で2戦目の相手となりましたが…実際にはボスチームレベルの強豪です。」

    ⇒続きます

894 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:07:27 ID:???

弥生「MFから上の人数はちょっと少なめですが、2.5列目までの選手が全員名有り。
   しかも絶対的なエースの翼くん、絶対的なストライカーのストラットくんを擁します。
   その破壊力たるは、キャプ森本編のサンパウロ戦経験者ならば語るまでもない筈です。
   ラムカーネくんばかりに頼った守備では最終的に積むかも知れませんね。

   守備については撃たせる前に止めるドトールくん、撃たせないアマラウくん、撃たせて止める
   石崎くんと、それぞれ特徴が重複しない実力者を保有しており、なかなか堅いゴール前でしょう。
   そして何よりレナートくんは悟りセービング持ち。 実力では到底敵わないシュートをも止める
   可能性を持っており、皆さんは彼ごときに最後まで安心できない事でしょう。

   これらを踏まえ、本当にボス戦のつもりでの諦めない姿勢を宜しくお願い致します。」


【チームガッツ:信頼補正(LV)】
 残り/最大 
 780/780 Q新田[ブンブン(1)、三杉(1)]
 900/900 Hブンナーク[三杉(1)、新田(1)]
 800/800 Fミハエル[三杉(1)]
 890/890 I三杉[ブンブン(1)、新田(1)、ミハエル(1)、ダラピ(1)、ミュラー(1)]
 790/790 Gオジオ[スペル(1)]
 770/770 Lレントゥルス[ダラピ(1)]
 720/720 Bダラピッコラ[三杉(1)、レント(1)、スペル(1)]
 720/720 Eスペルマン[オジオ(1)]
 850/850 Nオワイラン[ミュラー(1)]
 790/790 Cミュラー[オワイラン(1)]
 880/880 @ラムカーネ[???]

895 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:10:25 ID:???

  【サンパウロ(5−3−2)】
−−−@−−− @レナート
−−B−A−− Bワグネス・アマラウ A石崎 了
−E−D−C− Eマリーニ Dマグノ・オリベイラ Cリマ
−−−−−−−
−G−−−F− Gマウリシオ・ペレイラ Fエセキエル・バビントン
−−−I−−− I大空 翼
ー−−−−−J Jジョゼ・タハマタ
−−−H−−− Hチェザーレ・ストラット
−−−−−−−
===◎===
−−−−−−−
−−−J−−− Jブンナーク
−Q−−−F− Q新田 Fミハエル
−−−ー−−− 
ーーLーIーー Lレントゥルス I三杉
G−−ー−−B Gオジオ Bダラピッコラ
−−−ー−−−
ーE−C−Nー Eスペルマン Cミュラー  Nオワイラン
−−−@−−− @ラムカーネ
  【フロレンティア・ヴィオラ(3−4−3)】

[チームBGM]
・ヴィオラ:キャプテン翼5 味方チーム イタリア・カルチョフェスタ
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm7713628 (4:01〜5:24)
・サンパウロ:キャプテン翼2 敵チーム ブラジル・リオカップ決勝
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm14266393 (33:34〜34:35)

※再生、もしくはNFBシステムでお楽しみ下さい。

896 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:11:30 ID:???

翼「よし行こう! 行こうぜ、みんな!」

選手達「「「 お う ! 」」」

同じ時刻、サンパウロでも翼が号令をかけていた。
これに対してスタメン選手達の気合が部屋の中に響き渡る。
文字通りに耳が痛くなるほどの掛け声そのままに、選手達は控え室を飛び出した。

ロベルト「翼…。」

翼「えっ?」

例外でなく翼も部屋を出ようとした、まさにその瞬間。
監督でもあるロベルト本郷がその翼を呼び止めたのだった。

ロベルト「今日の試合だが…・…」

翼(今日の試合…? なにかアドバイスをくれるのかい、ロベルト?)

ロベルト「今日の試合、三杉の…」

翼(……!)

897 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:12:37 ID:???

何かアドバイスを言ってくれるのかと期待した翼。
ロベルトの口から三杉の名が直に飛び出て、その期待は一瞬で大きく膨らむ。
しかし…

ロベルト「…………。 いや、何でもない。 怪我にだけは気をつけろ。」

翼「えっ………」

ロベルトはそのまま口ごもり、結局ろくなアドバイスも言わずにお茶を濁す。
翼は少なからず落胆しなければならなかった。

ロベルト「オレからは以上だ、さあ行け翼。」

翼「う、うん。」

会話の形として非常に不自然さがあったが、翼としてはそれを追及する事は出来なかった。
翼はキャプテンとして目の前の試合に集中するため、その言葉を今は文字通りに受け止める。

898 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:13:59 ID:???

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
  ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

実況「さあ、いよいよ選手達が入場して参りました!
   白地に胸の赤・黒のラインがご存知サンパウロFC、紫の方がイタリアのフロレンティア・ヴィオラ!
   この試合で両者がどんな展開を見せてくれるのか、非常に楽しみでございます!」

「サンパ!サンパ!サンパ!」「ツバサ!ツバサ!ツバサ!」「気合い入れていけー!!」
「どっちが勝つのかなあ?」「さてな…まあロベルト本郷の弟子の方に分が有りそうに思えるが。」

実況の声をかき消す絶叫。
翼も三杉も3万人強の観客に見守られながら入場する事となった。
尤も、三杉達を応戦する人間は皆無と言って良い程であるが…

三杉(構わない。 そんな事より、僕達はこの場に居ないサポーターの為に…)

アウェーとして戦う覚悟を完了している三杉達は揺れる事がなかった。

入場、整列と何事もなく済み、まもなく代表者によるコイントスが行われる。
ヴィオラの代表はもちろん三杉、サンパウロも予想通り翼であった。

899 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:15:40 ID:???

三杉「………」
翼「………」

色々と語れる事はあったし、実際に多くの言葉を交わしてみたかった。
しかし三杉はその欲求を抑え込み、少なくとも今は端的な挨拶だけで終わらせる。
まず語るべきはプレイであると自ら言い聞かせて…。

審判「ふん…貴様達。 いずれも戦士に相応しき眼をしておるま。
   …ならばいずれが先手か、早々に決めるが良かろうな。」

不敵でも満足気でもある笑みを浮かべて審判が前に出る。
ポケットからコインを取り出し、いつものように弾く構えを取った。

900 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/15(土) 04:18:44 ID:???

【!INFORMATION!】【!INFORMATION!】【!INFORMATION!】【!INFORMATION!】

               特別チャレンジイベント発生!!

 ここで翼たちサンパウロにボールを譲った場合、ストラットがキックオフ・メガロゾーンシュート
 を初っ端に放ってきます!

 キャプ森本編にて止められなかった同シチュエーションのリベンジをするチャンス!

 リベンジ成功した場合には三杉に覚醒ポイントのボーナス! 最大+10Pのチャンスです!


【!INFORMATION!】【!INFORMATION!】【!INFORMATION!】【!INFORMATION!】


A このイベントに参加。
B 参加しない、普通にコイントス。

3票選ばれた選択肢で続行します。(メル欄は空白でシュドゥビタッチヘンシーン)

490KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24