キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/09(月) 01:38:17 ID:CDkNFWHk



この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援して下さい。
あとスレ主と岡山姉のことも応えn(ry




396 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:38:18 ID:???

オレは、以前にもここに来た事がある…?
これは夢ではないのか?

???「ここは存在を忘れ去られ、そしてまた自らを忘れ去ろうとする者が訪れる…いわば全てを断ち切る場所。
     あんたの場合はきっと...存在意義を見失いかけているんでしょうね。」

アイデンティティ…… そうだな、オレは何のために生きているのか最早分からない。
知りたかった事を知った時、夢に見るほど望んでいた物を全てを失った後だと思い出した。
これから先、何を求めていけばいいのかも見えない。

???「下らないわ。」

なにっ!?

???「そんな事に縛られて……随分見ない間につまんない人間になったものね。
     …とは言え、精神の偉大さは苦悩の深さで決まる、か。 あたしには一生分からない事だけれど。」

397 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:39:51 ID:???

お前は…お前は一体?

???「昨日を求めても何も得られないわ。
     今日を維持しようとしても、それは緩やかに死んでいくだけのこと。
     明日を求めなさいな、生きてるんだったら……がむしゃらにさ。」

明日を………

???「もう戻りなさい、本当に帰れなくなっちゃうわよ。」

…………

???「じゃあね」


…………
……………………
………………………………

398 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:40:58 ID:???

???「全く、世話の焼けること。」

子供「ねえ、あれを教えてよ!」

???「(こっちもか……)えー、また? あんたには無理よ。」

子供「できるよ! できなくってもやる! ボクだって空を飛んでみたいもん!」

???「飛んでるわけじゃないんだけどねえ。」

そう言うと、???は子供のボールを翳め取り、空高くへと蹴り上げた。
そしてボールを追うように自らも跳躍……高く高く、青い空へと届くほど。

バシュウウウウウウウウウウウ!
             ズギャギャーーーン!!

大空から蹴り下ろした弾頭は、むき出しの地面へとめり込んだ。

399 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:41:59 ID:???

子供「わーーー、やっぱすげーー!」

???「ふふん。」

子供「で、どうやってやんの!?」

???「自由になるのよ。 そう、重力から…全てのしがらみから自由になるだけのこと。」

子供「それがわかんない。」

???「ふふ、でもアンタ十分にフリーダムよ。 意外に出来るようになっちゃうかもね。」

子供「えへへー。」

???「あはは。」


――――――――――
―――――――
――――

400 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:44:11 ID:???

チュンチュン…

蓮子「あれ…中東にスズメっているのかしら?」

朝に目が覚めて真っ先に口にしたのは下らない疑問だった。
うら若き乙女が異国の地で、しかもこんなスイートルームで朝を迎えている…にも関わらずこのざま。
しかして宇佐美蓮子自身は『このざま』などとは思っていなかった。
一般的な女子の感覚とは少々…だいぶかけ離れていると言わざるを得ない。

親友の姿が消失してから既に2ヵ月…いや、更に半月が経過している。
暦は10月に入り、四季としては完全に秋真っ盛りだ。
大学の長いサマーバケーションも9月末で終了し、後期課程が始まってしまっている。

蓮子「このまんまじゃいけないか…流石に。」

蓮子はベッドから起き出すと、手際良く服を着替え、最低限のメイクをして人前に出る用意を整えた。
起き出してから30分程度と、年頃の女子としては驚異的なスピードで部屋から飛び出し、
蓮子はある場所へと向かった。

コンコン

扉をノックすると、数秒も待つことなく『入っていいぞ』という言葉が返ってきた。
これまでの関係から反射的に『偉そうに』と思う蓮子が、彼がこの巨大施設の主という事実がある。
感覚的な部分でいまだ慣れないが、ともかくとして生じた感情をポポイッと霧散させ、蓮子はドアを開けた。

401 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:46:11 ID:???

ナムリス「おや、蓮子先輩でしたか。」

蓮子「うん、おはよ。」

ナムリス「おはようございます。 どうしました? 朝食はいつもの場所に用意させていますが。」

蓮子「うん、それはいいの。 それより私さ、一旦日本に戻ろうと思うの。」

ナムリス「ほう………どうかしましたか?」

蓮子「なによ、顔をしかめて? 大学が始まったから、顔を出さなきゃいけないでしょ?
    休学するにせよ何にせよ、放っぽっとく訳にはいかないのよ、普通は。」

ナムリス「ふむ、そういう理由でしたか。」

蓮子「どんな理由だったら拙いっての?」

ナムリス「いえ……先程アルシオンもこちらに来ましてね。
      ブラジルと、それから日本へ行きたいと言い出しまして…」

蓮子「アルシオンが? ブラジルはともかく日本へ? なんで?」

ナムリス「来年ブラジルではリオカップというサッカーの大会が、そして日本でもジャパンカップというのが開催されます。
      それで、試合が予定されているスタジアムや風土を下見しておきたい…という話のようです。」

蓮子「へえ…マメなのか、それともそれを口実に観光したいのか。
    後者だったらなかなか抜け目のないヤツね。」

ナムリス「そういう事に関心を持つようなヤツではない筈ですけどね。」

402 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:47:13 ID:???

蓮子「それはいいけど、アンタはいいの? 大学の事もあるし一度日本に戻ったら?」

ナムリス「そうしたいのも山々ですが…残念ながら父の遺した事が予想以上に重く、もう暫し身体動きません。
      場合によっては休学ではなく退学とするべきかも知れません。」

蓮子「そうなんだ…大きな家に生まれるのも大変なのね。
    まっ、とにかく私の用事はそれだけ。 早ければ明日にでも帰国するからね。
    連絡先はあのアパートだから、なんかあったり日本に来るなら連絡して。」

ナムリス「分かりました。」

必要な事を告げ、蓮子はナムリスの私室を後にした。
『これから少しばかり忙しくなる…』そう呟きながら、確実な未来を前に頭の中を整理する。
まず何よりも一番初めにやらなければいけない事だけはハッキリしていた。

蓮子「朝バイキング食べにいかなきゃ。」

なかなか豪勢に品揃えされている食堂へと速足に向かった。
このおぶれっくふぁーすと≠ニ暫しお別れなのは心から残念ざますと、蓮子は小さく溜息をついた。

403 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:48:17 ID:???

[ リターン To ―ヴィオラ・サイド― ]

         フロレンティア・ヴィオラ 10月 自由行動1


三杉(サンパウロとの…翼くんとの試合が確実になったわけだけど、ジッとしているのが辛いな。
    しかし休みの日は切り替えて全力で休まなくちゃね…)

☆オフ日(AM)の行動を決めて下さい。

A ブンナークを訪ねる
B 新田を訪ねる
C オジオを訪ねる
D ミハエルを訪ねる
E レントゥルスを訪ねる
F ダラピッコラを訪ねる
G スペルマンを訪ねる
H ミュラーを訪ねる
I  オワイランを訪ねる
J ラムカーネを訪ねる
K 一人で過ごす

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

404 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:50:48 ID:???
そんなところでお休みなさい
キリンのソルティライチ(^ρ^ ウマウマ


寝ると見せかけて今からハッシュドビーフ・ハンバーグを作る事にします

405 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 03:05:21 ID:RsuzbSyE


406 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 06:29:17 ID:icdpenHg


407 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 07:52:11 ID:Nx8vQGMc
I

408 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 08:53:12 ID:4OYVe4ok


409 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 09:23:04 ID:8dShcP4A
G

410 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 09:57:15 ID:A3xfBY0I


411 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 10:02:16 ID:kB07FhEI
I

412 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 10:46:30 ID:???
唐突に始まるバイオリンとフルートのセッション!?

413 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 10:47:52 ID:???
ええい!なぜM沢くんを訪ねるがない!?w

414 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 21:02:40 ID:???

>>412
鋭いです。

>>413
M沢くんちょっと恥ずかしがり屋さんみたいで…
============================================

> I  オワイランを訪ねる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(オワイランと交流を持ってみるか、意外に話す機会も少ない事だし。)

監督代理として事務作業に従事するようになって以来、仲間と個人的に過ごす時間がめっきり減っており…
その流れで三杉は新しく加入したメンバーとの交流が疎かになってしまっている。
元々互いに知見のあったミハエルはともかくとして、オワイランとはまだ深い話なども一度とてなかった。

三杉(悪い人物じゃない。 むしろ素直で真っ直ぐな人柄なのは何となく分かる。
    けれど、あまりに接触がなければ『受け入れていない』などと誤解するかも知れない。)

不意な思い付きであったが、考えてみると少々ネガティブな材料が揃っている。
もしかすると、これを考えたこその吉日やも知れないと、三杉はオワイランと交流する気を固めた。

415 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 21:04:27 ID:???

早速自室を出て、三杉はオワイランの部屋へ尋ねに向かう。
そのさなか、何やら外から騒がしさが耳に飛び込んできた。
窓から外を見降ろすと、子供たちが街の中心へと駆けて行く姿が映った。
街の中心からはドンドンと太鼓のような響きが聞こえてくる。

三杉「祭りでもあるのかな?」

それだけ呟くと三杉はすぐに興味を元の目的へと戻し、オワイランの部屋へと歩きだした。

先着で
 ★オワイランくんいるー?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 不在
《ハート》 不在だけどダラピが行き先を教えてくれる
《スペード、クラブ》 おったー
《JOKER》 なんと、どうやらイタリアに居ないみたいだ。 マネージャーが教えてくれた。

416 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 21:06:29 ID:???
 ★オワイランくんいるー?→ ハート6

417 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 21:35:40 ID:???
この判定の逆転は何を意味しているのか・・・

418 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 21:43:46 ID:???

> オワイランくんいるー?→ ハート6
> 《ハート》 不在だけどダラピが行き先を教えてくれる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「………………」

何度目かのノックにも、部屋の中から何の反応もなかった。
どうやら朝も早くから出掛けてしまったという事らしい。
オワイランの行きそうな場所に心当たりもなく、三杉としては溜息が洩れるところである。

しかしここで救いの神が登場する。

ダラピッコラ「あれ…どしたよミスギ、オワイランに用だったか?」

三杉「むっ……ああ、ダラピッコラか。 うん、そうだったんだけど、どうやら留守のようでね。
    ダラピッコラ、君は彼が何処に居るか知らないか?」

ダラピッコラ「ああ、きっと共和国広場に行ってる筈だぜ。」

三杉「広場へ?」

ダラピッコラ「巡業のサーカスが来てるんだとさ。 公演は夕方から、ミケランジェロ丘公園であるらしくって…
        今日は朝早くから広場で宣伝っつーか客引きをやるらしい。」

三杉「サーカスが…」

419 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 21:45:37 ID:???

そこで三杉はピンと来た。
先程街の中心から聞こえてきた騒々しさの正体は、どうやらダラピッコラの言うサーカスだったようだ。

三杉「なるほど、それでオワイランもそこへ行っているのかい?」

ダラピッコラ「多分なぁー…。 団員の中に旧友が居るみたいな話もしてたし。」

三杉「そうか、どうもありがとう。 しかしダラピッコラはオワイランと仲良かったんだな?」

ダラピッコラ「うん、そうな…。 あいつ、ああ見えて意外に野性味っつか凄みあるし…うん、嫌いじゃないぜ。」

三杉「なんだい、妙な言い方だね。 ツンデレというやつか?」

ダラピッコラ「バッ…! 何言ってやがる!」

三杉「ふふ、冗談だ。 ディ・モールト・グラッツェ。」

ダラピッコラに向かって礼の言葉を投げ、三杉は玄関へと駆けだした。
少々ガラの悪いダラピッコラと、真面目そうなオワイラン…
今一つ接点の想像し難い意外な組み合わせに、『人の相性とは分からない物だ』と思う三杉であった。

420 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 21:46:40 ID:???

三杉は速足で街の中心部を目指して歩いた。
間もなく共和国広場へと到着しようとするところだが、喧騒は徐々に大きくなるのが分かる。
歴史の深い情緒溢れるフィレンツェの街並みが、サーカスによって若々しさを取り戻すかの如くであった。
ただ…人が集まり、騒がしくなれば、トラブルも発生しやすくなるのが常というものだ。

先着で
 ★トラブルシューティング!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 女の子が妙な雰囲気の男に話しかけられている…。 ピンと来たぜ、ありゃスリだ。
《ハート》 女の子がガラの悪そうな男に絡まれてるぜ! 貴公子としちゃ黙っておれん!(…よね?)
《スペード》 あり? 子供が泣いてるぜ! 貴公子としちゃ黙っておれん!(…よね?)
《クラブ》 なんもないぜ! オワイランを発見!
《JOKER》 ダイヤの結果。 …と、急に天気が崩れ始めた

421 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 21:47:57 ID:???
 ★トラブルシューティング!→ スペードA


422 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 22:48:20 ID:???

> トラブルシューティング!→ スペードA
> 《スペード》 あり? 子供が泣いてるぜ! 貴公子としちゃ黙っておれん!(…よね?)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

足早に進む三杉…しかし彼は急に足を止めた。
見過ごしたくない物が目に入ったからである。

子供「うぇぇん……」

三杉(…っと、迷子か?)

何やら理由は知れぬども、幼児が顔を覆って泣いているのである。
そこらのイパーンピープルならば気にせず行く所だが、三杉はそれが出来なかった…
何故ならば貴公子だからである。

三杉「どうしたんだい坊や、迷子かい?」

子供(……)フルフルフル

首を振り、子供は迷子である事を否定した。
どうやら自分の足でここまで来て、帰る事も出来るという事のようだ。
それでは何故泣いているのか、という事になるが…

423 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 22:49:40 ID:???

子供「ヒック…あれ………」

三杉「えっ…? ああ、風船か…。」

子供が指さす方を見上げて三杉は事情を把握した。
ピーキーな緑色をした風船が、近くに立つ木の枝に引っかかっていたのである。
きっとサーカスの関連で貰ったのを、迂闊にも手放して飛ばしてしまったのであろう。

三杉「大丈夫だ、お兄ちゃんが風船を取ってやるから。」

子供「ほんと…?」ヒック

三杉「ああ、だから泣きやむんだ。」

子供「うん…」

こうして三杉は子供を泣き止ませる事に成功した。
そこまでは良いが、風船をちゃんと回収しなければ貴公子ミッションはクリアとはならない。
ミッションがインポッシブルであれば、結局のところ子供は再び泣き出してしまうだろう。

三杉(ふん、この貴公子がそのようなミスをしてなるものか。)

424 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 22:51:31 ID:???

☆さあどうする?
 (場合によっては判定が行われ、難易度が変化したりミッションインポシッぶる事があります)

A 定番だが木に登って回収するしかないか。
B 木登りの得意な人が周囲にいたりしないかな?
C フッ、今こそハイパーオーバヘッドの出番だ!
D 身体を使うのは下民の仕事よ…。 金の力で風船を買ってくればいいじゃない。
E あの風船…おそらく中身はヘリウム。 ふん、大気の組成を軽水素にすれば良かろうなのだ。
F こんな時こそブンナークよ。 奴が木を蹴り倒せば風船の回収は造作もない。
G なんでこんなバカな選択肢ばかりなんだ…その他、その他をもてい!

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

425 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 22:53:41 ID:4hn5mnhk
A

426 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 22:54:40 ID:icdpenHg


427 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 22:54:55 ID:Nx8vQGMc
A

地道にいこう‥‥‥‥‥! キラン…

428 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 22:55:06 ID:???
ブンブンなら選ばなければいけないなw

F

429 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 22:58:47 ID:???
G よし、緑甲羅だ! って割ってどうすんの!?

430 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:00:41 ID:???
G サッカーボールを買ってきてプレゼントする

431 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:01:31 ID:???
G

????「「ウキキッ!」」

三杉「キ、キミ達はーーーっ?!」

432 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:04:56 ID:???
オーバーヘッドで取ってやる!って書き込もうとしたら選択肢にあったでござるの巻き

実際に有りそうだな、いや現実じゃなくてサッカー漫画の展開の意味で

433 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:06:36 ID:???
G ここでリグルの出番だ!

434 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:14:00 ID:???
G いや普通に飛べばいいでしょ

キャプ翼のジャンプ力を考えると届くと思うんだw

435 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:18:44 ID:???
G 前スレ613の人に助けを求める

ジャンプといえばこの人

436 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 23:21:15 ID:???

>>428
ブンナークの歪みねえ人気に嫉妬w

>>429
これは座布団一枚。
クッパとかマリオとかこの街には居ますものねえ。

>>430
予想の斜め上www

むしろW杯開催予定国の硬貨でも良いかも知れません

>>431
な、何故君達がここに居るう!?

>>432
キャプ翼の世界では余裕で現実ですよねー

>>433
はっはぁー!このエースに任せて貰おうかぁー!

>>434
ですよねー

437 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 23:23:41 ID:???

>>435
ジャンプした反動で建物とかブチ壊さないといいのですけどねww
============================================

> A 定番だが木に登って回収するしかないか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「まあ……あまり変な事は考えない方が良いかな。」

どのようにして風船を取るべきか考えを巡らせた三杉だが、結局は最初に浮かんだ案を選択する事にした。
なんて事はない、自ら木に登って風船を取ってくるという力技である。
そもそも三杉はその身体ゆえに木登りのような遊びを幼少時にやって来なかった。
背景としては決して得意ではないが…

先着で
 ★ウッドクライミング、スレ主は子供の頃やりませんでした→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 見事にミッションコンプリート、風船は回収して無事に降りてこれた。
《ハート、スペード》 風船は回収。 しかし降りるところで足を滑らせて…しかし!(数値がAで軽傷)
《クラブ》 この木肌はツルツルしてて出来そこないだ、登れないよ。
《JOKER》 ???

438 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:24:22 ID:???
 ★ウッドクライミング、スレ主は子供の頃やりませんでした→ スペード5

439 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 23:27:22 ID:???
最近板全体でもスペードが多い気がします。
…という所で本日はここで終わりにします。

次回はサーカス団員の少年が登場する予定です。足を滑らせた三杉を助けてくれます。
Aが出なくて良かったです。

440 :429:2012/08/12(日) 23:28:35 ID:???
元は某JOKER分岐のミスギカートネタなんですけどねw

441 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:28:41 ID:???
返り血と火薬の匂いの中乙

442 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:31:07 ID:???
忘れられているけど三杉ってブンナークのパワーアップフラグを折って手に入れたスキル:異能生存体で怪我無効じゃなかったっけ?

443 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:33:40 ID:???
そうだった自爆しても死なないんだった

444 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 23:35:04 ID:???
>>442
すみません、これだけ。
無効なのは一応試合中の怪我でして、日常については突発的な死から免れる事になってます。
今回もAですと頭から落ちて……な所が軽傷で済むとお考え下さい。

445 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 22:59:25 ID:???

>>417
判定の逆転は、オワイランとフライハイトの会話に出くわす可能性でした。
普通の接触では彼らの立ち入った会話を三杉が知る事はそうそうありません。

>>440
存じておりますとも!w

>>441
迂闊な乙は死に繋がる感謝
============================================

> ウッドクライミング、スレ主は子供の頃やりませんでした→ スペード5
> 《ハート、スペード》 風船は回収。 しかし降りるところで足を滑らせて…(数値がA、4で軽傷)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「っしょ…(どうなるかと… 思ったが… 意外に… 登れるものだな…!) ふぅ…」

脚力が一般人よりもかなり鍛え上げられており、最近では体幹も強くなっている三杉。
両の足の力を一杯に使い、手は後ろへ引っ繰り返らないよう支える事で、存外危なげなく登ってゆけた。

446 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:02:43 ID:???

三杉「(よしっ、これで…)ふぅ、届いた。」

子供「わぁ、やったー!」

三杉は5m程の高さまで登り、腕を伸ばして見事目的の風船を回収してみせた。
眼下では子供が満面の笑みで飛び跳ねているのが見え、三杉は口元を綻(ほころ)ばせる。
貴公子として云々以前に、あのような笑顔を見られたならば、慣れぬ木登りをした甲斐もあったと思えた。

三杉(さて、後は無事に地面へ降りて任務完了といこう。)

ここまで登ってきたのと反対に、下へ下へと降り始める三杉。
しかしこれが中々難しかった。
木登りは一般的にも登るより降りる方が難しいと言われているが…
今の三杉は片手に風船の紐を巻き付けており、またその風船自体が木の出っ張りなどに引っかかって
割れたりしないか注意を払っている状態……難度としては登る行為より遥か高い物となっていた。
それでも少しずつ、ゆっくりと下を目指していたのだが…

ズルッ

三杉「あっ!」

叫んだ時には遅かった。
風船の紐を巻き付けていたのと逆の手が、幹のくぼみを掴み損ねてしまった。
背中側へ倒れ込まないように支えていた手が離れ、三杉は背中から地面へと真っ逆さま!
『しまった』と反射的に思いながら、三杉はせめて後頭部から落ちないようにと足も木から離して受け身を狙う。
突然の身の危険であったが、意外と反応できる物だと自嘲しながら…。

447 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:05:29 ID:???

ガシッ!

三杉「えっ!?」

思い切り背中から叩きつけられるのを想像していた三杉だが、衝撃は然程なかった。
どうやら誰か受け止めてくれた人が居たらしい。

三杉「あ、ありがとうございます…!」

目まぐるしい事態に暫し思考停止に陥りそうになったが、反射的に三杉はその人物に向けて礼を口にした。
すると背中から『フウ…』と安堵の吐息が漏れる音が聞こえた。

???「どうやら頭は打ったなかったようだな…不幸中の幸いだ。
     …しかし間に合ったから良かったものの、あまり慣れない事はしない方が良い。」

身を案ずる言葉と、こちらを窘(たしな)める言葉が続いて飛んでくる。
それを聞くと、三杉は急に頭が回り出し、気恥ずかしさが押し寄せてきた。

三杉「あっ……いや、お恥ずかしい。 迷惑とご心配をおかけしました。」

背中に預けていた体重を自らに取り戻し、慌てて謝りながら振りかえると…
そこには柔和な顔をした線の細い少年がこちらを見ていた。
ただ、長い前髪が顔の半分を覆い隠すという妙な特徴も、同時に三杉へ強く印象付けられた。
ぶっちゃけると、遠目から一見すると陰気な印象を持ちかねない感じである。

448 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:07:02 ID:???

???「おや…」

子供「おにちゃん、だいじょうぶ!?」

ここで風船の持ち主である子供が駆け寄ってきた。
申し訳なさそうに、こちらを心配する顔をしている。

三杉「あ…うん、大丈夫だよ。 坊やにも余計な心配かけちゃったね、はい風船。」

子供「わあ…どうもありがとう! めいわくかけてごめんね、でもありがとう。」

三杉「今度は気を付けるんだよ?」

子供「うん!!」

タタタッと駆けて行く子供の背中を見送ると、気恥ずかしい思いもしたが、結果として三杉は満足を覚えていた。

※ 貴公子Pが上昇。 (現在値99+ 6 +(スレ主の気分ボーナス+1)  → 次回120到達で覚醒Pに+1)

449 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:10:12 ID:???

???「あれはウチの風船…なるほど、そういう事だったか。」

三杉「ええ、まあ。 …でもご迷惑をかけた事には変わりません。」

???「そうか…どうやらイイ人のようだ、アンタは。」

三杉「……君もね。」

柔和な顔が一層柔らかく微笑むのを見て、三杉はこの少年の人となりを把握した。
考えるまでもなく善意の人間だと確信したのである。

オワイラン「おおーーーい、ヴォルフーーー………!」

三杉(おや、この声は…)

この時、離れた場所から誰かを捜し呼ぶ声が聞こえてきた。
その声色は何処となく三杉にとって聞き覚えがあり…………(具体的には折笠愛ボイスで…)
瞬間、三杉は色々と察する所となった。
ダラピッコラの言っていた、サーカス団員に所属しているらしきオワイランの友人とは…

450 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:11:16 ID:???

???「マーク、ここにいる!」

オワイラン「あっ、そこに居たんだね。 …って、あれ?」

三杉「やはりオワイラン、君の声だった。」

オワイラン「えっ…」
???「ほう……」

???、オワイラン「二人は知り合い(か、なの)?」

折笠愛と中原茂の美しきボイスハーモニー。
思わず聞き惚れてしまう所だが、三杉は顔に出す事をしなかったテヘペロ
替わりに苦笑を浮かべてこう口にする。

三杉「ハハ、まあ慌てないで。 ここは順番に話そうじゃないか。」

オワイラン「あー…そうだね。」

451 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:12:29 ID:???

まず三杉はオワイランに今の状況を説明した。
たまのオフに交流しようと追ってきたら、子供が風船を飛ばされて泣いていた。
木に登って風船を取ってやったが、降りる時に足を滑らせ…そこを彼に助けられたのだと。

三杉を助けた少年は、名をヴォルフガング・フライハイトと言った。
彼はサーカス一座の団員であり、今日はフィレンツェの巡業という事でこの地にやってきたそうだ。
オワイランとはかつて巡業の地で知り合い、互いに気の合う性質だったらし、く今も交流を持っているとのこと。

三杉とオワイランの関係は今更言うまでもなくサッカーのチームメイトである。
フライハイトはオワイランがイタリアのサッカーチームに所属している事を元々知っていたのか、
直ぐに合点のいった様子を見せたのだった。

452 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:13:37 ID:???

オワイラン「それにしても…意外と無茶するんですね、ミスギは。」

三杉「うん、まあ…こんな事もあるさ。 早く忘れてくれ。」

フライハイト「フッ、照れ隠しが下手だな。」

オワイラン「うん、そういう所も意外ですよ。」

三杉「参ったな…。(でもまあ、オワイランとはこれで距離を縮められただろうな。)」

元々オワイランと交流を持ち、深い話の一つでもしようと思っていたのがそもそもである。
行動の結果、以前から彼が交流のある友人と出会い、互いに好印象の知見を得られたのだ。
言ってみれば、他の選手の知らぬオワイランの一面に接触する事に成功したのである。

逆にオワイランも、三杉の私生活の中に、意外に無鉄砲な優しさを見た事で印象を深めた筈だ。
今後話題を振る時にせよ何にせよ、距離は近づいたと言えるのではないか?

三杉(口にすると興醒めだけれど…まあ一石二鳥だったかな。)

※ 三杉とオワイランの相互感情が3上昇。 また三杉とフライハイトの相互感情も上昇。

453 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:15:21 ID:???

フライハイト「それではマーク、オレはそろそろ行く。」

オワイラン「あっ、もうリハーサルの時間かい?」

フライハイト「そういう事だ、遅れると姉さんに悪いからな。 ミスギもそれじゃあな、大して話せず残念だ。」

三杉「こちらこそ。 でも知り合えて良かった。」

オワイラン「夕方の公演は観に行くから、頑張ってね。」

フライハイト「ああ、またな。」

どうやらサーカス団員としてやるべき事が色々あるらしく、フライハイトは去って行った。
今日のところは印象的に最後まで悪い所が見られなかった。

三杉(さてと…結構色々とあったけど、今の時間は、と…)

先着で
 ★オフ自由行動、午前のパートだったはず→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 もう少しで昼か…折角だからオワイランと話しながら寮へ戻るとしよう。 
《スペード、クラブ》 おっと、もう間もなく昼だ。 寮に戻って昼食を食べないと。
《JOKER》 おや、意外にまだ早い時間だ。 ここはオワイランとコーヒーでも飲んでこうか。

454 :森崎名無しさん:2012/08/13(月) 23:15:52 ID:???
 ★オフ自由行動、午前のパートだったはず→ スペードQ
やっぱり三杉とフライハイトにも相互感情みたいなのあるのね

455 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:20:34 ID:???

>>454
お察しの通りです。 まあ順当に進んでいけば…
えっ? ごひ互換ですか? あめぇーこと言ってんじゃねぇっすよ、ズール皇帝こそが正義じゃないですか。
============================================

> オフ自由行動、午前のパートだったはず→ スペードQ
> 《スペード》 おっと、もう間もなく昼だ。 寮に戻って昼食を食べないと。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(ふむ………)

街の中心部に立つ時計台を眺めてみて、三杉は落胆した。
気付けばもう間もなく正午となろうとしているではないか。
ゆっくりしている暇などなく、速足で寮に戻らなければならなかった。

三杉(それにしても、うちの寮の食事提供システムは不便だ…)

寮食が必要な者は朝のうちに申請し、それに則って材料が配送される為、急に外で食べるという事が実にやり辛い。

456 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:23:07 ID:???

三杉も数度ばかり急なキャンセルをした事があるのだが、その時は食事係のお婆ちゃんメイドにジトリと睨まれ、
ついでに孫メイドには涙ぐまれと、散々な目に遭っているのだ。
しかも味が悪くなく、当たりの日は非常に美味しかったりするので文句も言えない。
むしろ申し訳なさが先に立つというのが、更にキャンセルし辛い事になっていた。

三杉「さっ、早くもどらなきゃねオワイラン。」

オワイラン「そうですね、今日のランチは何でしょうか? 実はいつも楽しみなんですよね。」

三杉「ハハ、僕もだ。」

こうして二人は大急ぎで寮へと駆け戻る事となった。
何事か立ち行った会話など出来るわけがなかったのは言うまでもない。

…ついでに言えばこの日のランチは当たりであった。

457 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:25:08 ID:???

         フロレンティア・ヴィオラ 10月 自由行動2

三杉(ふう…ジェノベーゼにカボチャのポタージュ、カリカリベーコンのサラダ……堪能したな。
    悔しいがうちの寮食はツボに嵌まれば下手なトラットリアよりも相当美味しい。
    当然だが日本のサイゼ○アなど比較にはならないから、そのつもりでひとつ。)

☆誰に言っているのか分からないけど、そんな事よりオフ日(PM)の行動を決めて下さい。

A ブンナークを訪ねる
B 新田を訪ねる
C オジオを訪ねる
D ミハエルを訪ねる
E レントゥルスを訪ねる
F ダラピッコラを訪ねる
G スペルマンを訪ねる
H ミュラーを訪ねる
I  オワイランを訪ねる
J ラムカーネを訪ねる
K 一人で過ごす

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

458 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:26:26 ID:nUmiumac


459 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:26:37 ID:6NuxMctI


460 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:26:44 ID:???
本日の更新はここまでです。
明日以降は更新が滞りますので宜しくお願い致します。
もう少しでサンパウロ戦に辿り着くのににゃー

461 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:28:10 ID:???
ヘビーアームズは玉切れの時のパカパカ音が好き
そしてそこからのナイフ無双が本番乙

462 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:30:45 ID:XveW7Ho6
J

463 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:35:03 ID:dZ1npf/s
I 倍プッシュだ!

464 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:37:17 ID:RRLqekE2


465 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 01:01:29 ID:nUmiumac
やっぱりJに変更お願いします

プッシュ!ガンダムWプッシュ!

466 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 11:01:11 ID:???
ブッピガン

467 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 12:59:09 ID:???
M沢くんをガンダムに改造する任務を開始する

468 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 14:21:18 ID:???
段ボールにGUNDAMって書いて着ている外人みたいになりそうだ

469 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 14:42:32 ID:???
自爆スイッチは押すんじゃないぞ〜絶対だぞ〜

470 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 14:45:17 ID:???
なんせ死ぬほど痛いからな(キリッ

471 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 23:56:59 ID:???

ガンダムW同窓会会場はここですか?スレ主は『屍に埋もれた平和をさがして』が好きです。
細かいレスはいずれと言う事にさせて下され…
============================================

> J ラムカーネを訪ねる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「そうだな……いつまでも彼の事を知らないままでは居られないか。」


ジャン・マリー=ラムカーネ


フロレンティア・ヴィオラのGK。
常人離れした瞬発力とパワーを持ち、小さい体躯からは想像もつかないようなセーブを見せる。
しかしそれは前半に限った話であり、後半からはパフォーマンスがガクンと落ちる。
スタミナ不足による…と原因に銘打たれてはいる物の、それが虚偽である事はとうに気が付いている。

三杉(最初は薬物によるものかと疑ったが、どうやら違うらしい。
    年間を通し、内外のドーピング検査で一度も引っ掛からないのだから、流石に疑う余地はない…)

…しかし、その事はラムカーネの事を理解したのとイコールではなかった。
ただ得体の知れない人間であると感想を抱くだけの事だったのである。

472 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 23:58:25 ID:???

無論、三杉はラムカーネという人物を嫌っているわけでも、危険視しているわけでもない。
ラムカーネはこれまでに幾度か、何ごとかに苦しんでいる仲間へ助言をし、導いてくれていた。
その中には三杉も例外なく含まれており、その時には三杉は彼の中に凄みのような深みのような物を感じている。
このような経緯の中、三杉は形だけでなく、本心からラムカーネの事を仲間であると認識するに至ったわけだ。

しかしこれから厳しさを増して行くだろう闘いの中において、
現在のように後半全く当てに出来ないようなスタイルは甚だ厳しいと感じざるを得ない所でもある。
前半は良いとして、後半…置き物となる後半においてラムカーネのパワーアップが些少でも望めれば、
それはそのままヴィオラを勝利へと近づかせる事となるであろう、が…・…

その為に自分がどうすべきか…・…三杉は解をいま以って知らずに居た。

三杉(ゆえに先ずは知るべきなんだろう…ラムカーネの事を。 状況で判る上辺の事ではない。
    彼の置かれている立場、彼の身体、そしてラムカーネと言う人物が今在る理由を。)


三杉は色々と心を固め、ラムカーネと交の流を計る事とした。
10月のオフ日、午後。
ジャン・マリー=ラムカーネは陽の当たるテラスに居た。
誰と居るでもない、たった一人で本を読んでいた。

473 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/15(水) 00:00:08 ID:???

三杉「ラムカーネ?」

ラムカーネ「………」

言葉を発せず、顔を動かしてこちらを窺うだけの反応である。
これは無視ではなく、拒絶といわけでもない事は付き合いの経験によって知れている。
彼はこちらに積極的関心を寄せる理由がないだけで、それがダイレクトに行動へ反映されているのだ。
こちらの言葉へ対応する気はあり、今はそれを待っている訳だが…

三杉「さてと……」

☆どのように話しかけますか? 完全記述で回答選択ください。
 雑談ではなく回答・投票の場合は最初に記号『A』を書いてからお願い致します。
 『2』票選ばれた選択肢で話を構成していきます。(メル欄は空白でお願い致します。)

※あんまりにアレですと2票でも採用しかねる場合があり、その際は告知致します。

474 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/15(水) 00:06:31 ID:???
とりまスレ主はおやすみしますので、ゆっくりしていってね☆

475 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 00:46:50 ID:???
A 君は天才じゃない、戦士だ。文字通り命を削って戦っている、ように僕には見える。
そのような選手生命、いや寿命を削るようなスタイルは仲間として放ってはおけない。
そのスタイルを変える手伝いを僕にさせてくれ。語ってくれないかい?チームにくるまでのことを


みたいな感じで話を進めて必要な情報をもらっていく。
……都合のいいこと考えすぎてる気がして上手くいく自信全くなし…orz

476 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 06:36:22 ID:???
最初に話しかけるのがそれだと流石に不自然じゃ…

少し互いの事を話さないか?
何を読んでるんだ?
君の事を知りたい

まずはこんなとこじゃない?

477 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/15(水) 14:27:57 ID:???
ここまで自由にすると反応はなかなか得られないのですねえ、ふむ。
一応20日の0:00くらいを締め切りに設けておきます。


ちなみにこのラムカーネがゼロシステムという物の影響を受けている事、
それは参加者の皆さまご承知の通りです。
しかし、それで三杉に何が出来るかというのは恐らく分からない事でしょう。
具体的に言ってしまえば、直接三杉が手伝える事はありません。
しかし三杉がラムカーネの深い部分を知る事で、少しずつ展開に変化が生まれます。
必要な情報が他の重要人物に伝達される、若しくは積極的に伝達し頼むという形で。

ちなみにここのラムカーネはヒイロ・ユイと同一ではありません。
表層的なモチーフであり、キャラクターの半分以上を占めていますが、彼が今に至るまでの物語は別にあります。

…という裏話を少しさせて貰いましたー。
ではでは、夏休みドロン。

478 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 17:56:36 ID:???
ごひ「カンピオーネこそが正義だ!」ですね。わかります。
スパロボでの彼の扱いは不遇としか…。


ラムカーネに対してなんと言ったらよいか…。自由すぎて悩みます。

479 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 19:35:28 ID:qyAdNLMs
A単刀直入に言おう。君のプレーは人間離れしてる時がある様に思う。まるで命を削るかのようにだ。
僕は君がいつかサッカーが出来なくなるどころではなく命そのものが失くなるのではないだろうかと思うときがある。
それがただの思い過ごしであって欲しいと思う。
もし君に心当たりが有るのであれば、君を失うと悲しむ人間が少なくとも此処に一人いるそれだけはわかって欲しい。
だからもし誰かの助けが必要だと思った時、出来る事が有るなら僕に手伝わして欲しい。

480 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 20:30:00 ID:???
そろそろ二人の関係を深めるいい時期じゃないかな……と思わせぶりに言ってみる

481 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 20:32:30 ID:???
そろそろ二人の関係を深めるいい時期じゃないかなアッー

482 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 22:14:37 ID:cJGfrW5A
Aここしばらくのコーチの指導だけど、君のスタミナ不足に何かの効果や影響はありそうかい?

483 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 23:42:36 ID:RTRI2wKc
Aここしばらくのコーチの指導だけど、君のスタミナ不足に何かの効果や影響はありそうかい?


484 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 23:46:21 ID:???
A マジックテープについて語り合わないかい?ブンナークもバリバリ混ぜて

485 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/19(日) 23:35:59 ID:???

> >>482
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「ここしばらくのコーチの指導だけど、君のスタミナ不足に何かの効果や影響はありそうかい?」

ラムカーネ「…………」

口にしてみて、話の切っ掛けとしてなかなか巧い事を言ったものだと、三杉は自画自賛した。
シーザーがコーチに就いてからの練習は(厳密に言えば正確ではないが)身体能力向上に主眼を置いた物だ。
生物として自然なる動作を知る事で、最小の負荷で最大のエネルギー(瞬発力、パワー)を得る…
それは長じて見れば燃費の向上にも繋がる筈である。

三杉(スタミナ不足が後半に失速する原因ならば、シーザーの指導によってラムカーネのそれは改善する。
    しかし改善しないだろう事は僕も薄々気づいているんだ。 何故ならば、それはスタミナ不足ではないのだから。)

このような経緯の上で、ラムカーネは一体どう答えるのか?
それだけでも三杉にとっては興味であった。 しかし…

ラムカーネ「……現状、効果を得られているとは言えない。」

三杉「むっ…そうか。」

486 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/19(日) 23:38:03 ID:???

ラムカーネは虚偽を混ぜるでもなく、希望的観測を加えるでもなく、端的に事実を述べた。
それは三杉にとって何の面白みもない回答だったのは言うまでもない。
しかし三杉としても多くを考え、意を決して話しかけた事だ。
これだけでは引き下がれる物ではない。

三杉「いや、ふむ……ラムカーネ、それはどうしてだろうか?
    コーチの指導は経験と理論に基づいたトレーニング法だと僕は思っている。
    現に他の選手達の中には大きな成果を挙げている者もチラホラいる。」

ラムカーネ「そうだな。」

三杉「確かに練習法の合う、合わないという事もあるだろうが…」

ラムカーネ「ジュン・ミスギ。」

ここでラムカーネが三杉の言葉を遮るようにこちらを見た。
普段と同様に冷静で座った目をしている。

三杉「…なんだい?」

ラムカーネ「それはオレにスタミナ不足をどうにかしろというキャプテン命令か?」

三杉(むむ………)

487 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/19(日) 23:39:56 ID:???

☆なんと答えますか?

A その通りだ
B そうではない(※ではどういう意味で言ったのか、意図記述が必須)
C その他

『2』票選ばれた選択肢で話を構成していきます。(メル欄は空白でお願い致します。)
日付変更により投票は一旦リセットされますのでご了承ください。
コメレス等は暫しお待ちください。

488 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 00:42:29 ID:d57Xyjug
B
なぜなら君が抱えている後半の失速が、本当にただのスタミナ不足からきているのか疑問に思うからだ
今僕たちはコーチの指導のもとで練習をしている。しかしそれでも君には効果を得られてない。
君は何か別の事が原因としてあるはずじゃないかと思う
僕はそれが何かは分からない。だが君はそれが何か分かっているかもしれない
つまり、どうしてそんな問題が起こるのか……それを僕は知りたい

489 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 00:52:10 ID:66NyP4xE
色々と突っ込み所は多いと思うが、ひとまず案を出してみる





「いや、先ほどの問いの答えが聞きたかったんだ。
その言葉でわかったことが幾つかある。
一つ、君のスタミナ不足が、通常の選手が行うトレーニングでどうにかなる物ではないこと。
二つ、君がスタミナ不足という言葉では足りない、より大きな『問題』を体内に抱えているということ。

……ラムカーネ、僕も君についてはまだ、分からないことが多いままだ。
だが、共にフィオレンティーナにあって、コッパ・プリマヴェーラでの激戦を戦ってきた戦友だ。
その戦友が悩みを抱えているならば、少しでもいいから分けて、共有して、楽にさせたい……そう思っている。
聞かせてくれないか? チームに来るまでのことを、その『問題』を抱えるに至った経緯を」

490 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 00:56:05 ID:9qsgzQdM
B>>489

491 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 01:56:29 ID:???
今すぐ、聞きにかかるべきか
もうワンクッションおいてからにすべきか
難しくて判断できんな

492 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 16:59:28 ID:???

>>478
ごひ「そのために、俺は『悪』になる!!」かも知れません。
あと第二次Zの五飛はちゃんとウーフェイしてますよ!

>>480ー481 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 20:32:30 ID:???
君達のブレないところ、先生はとても良い所だと思います。 はなまる。

>>482
非常に面白い記述でした、感謝致します。

>>484
まさかここでブンナークと繋げてくるとは…おぬしやるのう。

>>479 >>488ー489
難しい場面にもかかわらず、好く考え回答して頂きありがとうございました。

>>491
ラムカーネについては比較的難易度も高く、ある程度時間もかけなければなりません。
けれども行動が丸無駄になる事はそうそうなく、展開は進行して行きますので、どうぞお付き合いください。

493 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:00:39 ID:???

> B>>489
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「いや、そうじゃない。」

ラムカーネ「では何だ?」

三杉「僕は純粋に疑問の答えを知りたかっただけさ、君の口から。」

ラムカーネ「そうか…ならば残念だったな。」

本心が何処にあるかは別として、三杉は自らの言葉の所以(ゆえん)がラムカーネの失速にないと言った。
そうではなく、ラムカーネの弱点が所作を好くする訓練によっても改善されない理由を知りたいのだと。
それに対するラムカーネの返答はやはり否定の完了形に外ならなかった。

しかし三杉は引かない。

三杉「それでも、今日までの事と今…突きつめて考えれば判る事も幾つかある。」

ラムカーネ「そうか。」

494 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:01:45 ID:???

三杉「一つ、君のスタミナ不足が、通常の選手が行うトレーニングでどうにかなる物ではないこと。」

ラムカーネ「………」

三杉「二つ、君がスタミナ不足という言葉では足りない、より大きな『問題』を体内に抱えているということ。」

ラムカーネ「………」

三杉の言に対するラムカーネの反応は一切見られなかった。
動揺に肩を震わせる事も、仮定ばかりの決めつけを笑う事もなく…
ただこちらの目を注視したまま黙って聞いていた。

三杉(その筈だ……。)

印象ばかりが先行し、裏付けの欠けた言である自覚はあった。
しかしラムカーネの不自然さ…自分の言葉が全くの妄言であるなどと、俯瞰で考えてみても三杉にはそう思えない。
急ぎ過ぎとの念を振り払い、三杉はラムカーネの視線を受け止め、反対に見つめ返してみせた。

495 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:03:18 ID:???

三杉「……ラムカーネ、僕も君についてはまだ、分からないことが多いままだ。
    だが、共にフィオレンティーナにあって、コッパ・プリマヴェーラでの激戦を戦ってきた戦友だ。
    その戦友が悩みを抱えているならば、少しでもいいから分けて、共有して、楽にさせたい……そう思っている。
    聞かせてくれないか? チームに来るまでのことを、その『問題』を抱えるに至った経緯を。」

ラムカーネ「………………なるほど。」

三杉(!)

ようやくラムカーネから反応が見られた。
目を伏せ、『なるほど』と三杉の言葉を噛み砕くような反応である。
たったこれだけの事だったが、これが初めてであった。
これまで一方的に発言するだけだったラムカーネが、他者の言葉を(一顧に過ぎないやも知れぬが)受けたのは。

ラムカーネ「お前の意図は理解した。」

三杉「ラムカーネ…」

ラムカーネ「なんの偶然か…オレも少々昔の事を考えていた所だ。」

三杉は自らの顔がパァっと明るくなる実感があった。
タイミングの為せる業だったとしても、それはそれで構わないと思うほどの達成感…

496 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:04:19 ID:???

しかしそこまでであった。

ラムカーネ「…だが、お前のその行為は無意味だ。」

三杉「…なんだって?」

失望を受け入れたくない余り、三杉は耳を疑った。
疑って、そして聞き返すしかなかった。

ラムカーネ「仮にお前がそれを知ったとして、出来る事は何一つとしてない。 故に無意味だ。
       オレは無意味な事をするつもりはない。」

三杉「ラムカーネ……しかし!」

ラムカーネ「オレはジョアンにサッカーを勧められ、それを受け入れた結果として此処に居る…それ以上の事はない。
       だが此処に居続ける為に必要であるならば、オレはこの弱点を乗り越える為に命を賭ける。」

三杉(クッ………)

強情…と言うよりも強固であった。
彼は一切の外圧に対し、自分の意思を何ら曲げようとはしないのだろう…
しかも十中八九、ラムカーネの言葉という物には確かさがある。
即ち三杉がラムカーネについて彼是(あれこれ)口を出し、重要な事を知ったとしても何もならないという事実。

以前からも薄々解っていた事かも知れないが、三杉は改めてラムカーネという人間を知った思いだった。

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