キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/09(月) 01:38:17 ID:CDkNFWHk



この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援して下さい。
あとスレ主と岡山姉のことも応えn(ry




442 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:31:07 ID:???
忘れられているけど三杉ってブンナークのパワーアップフラグを折って手に入れたスキル:異能生存体で怪我無効じゃなかったっけ?

443 :森崎名無しさん:2012/08/12(日) 23:33:40 ID:???
そうだった自爆しても死なないんだった

444 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 23:35:04 ID:???
>>442
すみません、これだけ。
無効なのは一応試合中の怪我でして、日常については突発的な死から免れる事になってます。
今回もAですと頭から落ちて……な所が軽傷で済むとお考え下さい。

445 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 22:59:25 ID:???

>>417
判定の逆転は、オワイランとフライハイトの会話に出くわす可能性でした。
普通の接触では彼らの立ち入った会話を三杉が知る事はそうそうありません。

>>440
存じておりますとも!w

>>441
迂闊な乙は死に繋がる感謝
============================================

> ウッドクライミング、スレ主は子供の頃やりませんでした→ スペード5
> 《ハート、スペード》 風船は回収。 しかし降りるところで足を滑らせて…(数値がA、4で軽傷)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「っしょ…(どうなるかと… 思ったが… 意外に… 登れるものだな…!) ふぅ…」

脚力が一般人よりもかなり鍛え上げられており、最近では体幹も強くなっている三杉。
両の足の力を一杯に使い、手は後ろへ引っ繰り返らないよう支える事で、存外危なげなく登ってゆけた。

446 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:02:43 ID:???

三杉「(よしっ、これで…)ふぅ、届いた。」

子供「わぁ、やったー!」

三杉は5m程の高さまで登り、腕を伸ばして見事目的の風船を回収してみせた。
眼下では子供が満面の笑みで飛び跳ねているのが見え、三杉は口元を綻(ほころ)ばせる。
貴公子として云々以前に、あのような笑顔を見られたならば、慣れぬ木登りをした甲斐もあったと思えた。

三杉(さて、後は無事に地面へ降りて任務完了といこう。)

ここまで登ってきたのと反対に、下へ下へと降り始める三杉。
しかしこれが中々難しかった。
木登りは一般的にも登るより降りる方が難しいと言われているが…
今の三杉は片手に風船の紐を巻き付けており、またその風船自体が木の出っ張りなどに引っかかって
割れたりしないか注意を払っている状態……難度としては登る行為より遥か高い物となっていた。
それでも少しずつ、ゆっくりと下を目指していたのだが…

ズルッ

三杉「あっ!」

叫んだ時には遅かった。
風船の紐を巻き付けていたのと逆の手が、幹のくぼみを掴み損ねてしまった。
背中側へ倒れ込まないように支えていた手が離れ、三杉は背中から地面へと真っ逆さま!
『しまった』と反射的に思いながら、三杉はせめて後頭部から落ちないようにと足も木から離して受け身を狙う。
突然の身の危険であったが、意外と反応できる物だと自嘲しながら…。

447 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:05:29 ID:???

ガシッ!

三杉「えっ!?」

思い切り背中から叩きつけられるのを想像していた三杉だが、衝撃は然程なかった。
どうやら誰か受け止めてくれた人が居たらしい。

三杉「あ、ありがとうございます…!」

目まぐるしい事態に暫し思考停止に陥りそうになったが、反射的に三杉はその人物に向けて礼を口にした。
すると背中から『フウ…』と安堵の吐息が漏れる音が聞こえた。

???「どうやら頭は打ったなかったようだな…不幸中の幸いだ。
     …しかし間に合ったから良かったものの、あまり慣れない事はしない方が良い。」

身を案ずる言葉と、こちらを窘(たしな)める言葉が続いて飛んでくる。
それを聞くと、三杉は急に頭が回り出し、気恥ずかしさが押し寄せてきた。

三杉「あっ……いや、お恥ずかしい。 迷惑とご心配をおかけしました。」

背中に預けていた体重を自らに取り戻し、慌てて謝りながら振りかえると…
そこには柔和な顔をした線の細い少年がこちらを見ていた。
ただ、長い前髪が顔の半分を覆い隠すという妙な特徴も、同時に三杉へ強く印象付けられた。
ぶっちゃけると、遠目から一見すると陰気な印象を持ちかねない感じである。

448 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:07:02 ID:???

???「おや…」

子供「おにちゃん、だいじょうぶ!?」

ここで風船の持ち主である子供が駆け寄ってきた。
申し訳なさそうに、こちらを心配する顔をしている。

三杉「あ…うん、大丈夫だよ。 坊やにも余計な心配かけちゃったね、はい風船。」

子供「わあ…どうもありがとう! めいわくかけてごめんね、でもありがとう。」

三杉「今度は気を付けるんだよ?」

子供「うん!!」

タタタッと駆けて行く子供の背中を見送ると、気恥ずかしい思いもしたが、結果として三杉は満足を覚えていた。

※ 貴公子Pが上昇。 (現在値99+ 6 +(スレ主の気分ボーナス+1)  → 次回120到達で覚醒Pに+1)

449 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:10:12 ID:???

???「あれはウチの風船…なるほど、そういう事だったか。」

三杉「ええ、まあ。 …でもご迷惑をかけた事には変わりません。」

???「そうか…どうやらイイ人のようだ、アンタは。」

三杉「……君もね。」

柔和な顔が一層柔らかく微笑むのを見て、三杉はこの少年の人となりを把握した。
考えるまでもなく善意の人間だと確信したのである。

オワイラン「おおーーーい、ヴォルフーーー………!」

三杉(おや、この声は…)

この時、離れた場所から誰かを捜し呼ぶ声が聞こえてきた。
その声色は何処となく三杉にとって聞き覚えがあり…………(具体的には折笠愛ボイスで…)
瞬間、三杉は色々と察する所となった。
ダラピッコラの言っていた、サーカス団員に所属しているらしきオワイランの友人とは…

450 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:11:16 ID:???

???「マーク、ここにいる!」

オワイラン「あっ、そこに居たんだね。 …って、あれ?」

三杉「やはりオワイラン、君の声だった。」

オワイラン「えっ…」
???「ほう……」

???、オワイラン「二人は知り合い(か、なの)?」

折笠愛と中原茂の美しきボイスハーモニー。
思わず聞き惚れてしまう所だが、三杉は顔に出す事をしなかったテヘペロ
替わりに苦笑を浮かべてこう口にする。

三杉「ハハ、まあ慌てないで。 ここは順番に話そうじゃないか。」

オワイラン「あー…そうだね。」

451 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:12:29 ID:???

まず三杉はオワイランに今の状況を説明した。
たまのオフに交流しようと追ってきたら、子供が風船を飛ばされて泣いていた。
木に登って風船を取ってやったが、降りる時に足を滑らせ…そこを彼に助けられたのだと。

三杉を助けた少年は、名をヴォルフガング・フライハイトと言った。
彼はサーカス一座の団員であり、今日はフィレンツェの巡業という事でこの地にやってきたそうだ。
オワイランとはかつて巡業の地で知り合い、互いに気の合う性質だったらし、く今も交流を持っているとのこと。

三杉とオワイランの関係は今更言うまでもなくサッカーのチームメイトである。
フライハイトはオワイランがイタリアのサッカーチームに所属している事を元々知っていたのか、
直ぐに合点のいった様子を見せたのだった。

452 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:13:37 ID:???

オワイラン「それにしても…意外と無茶するんですね、ミスギは。」

三杉「うん、まあ…こんな事もあるさ。 早く忘れてくれ。」

フライハイト「フッ、照れ隠しが下手だな。」

オワイラン「うん、そういう所も意外ですよ。」

三杉「参ったな…。(でもまあ、オワイランとはこれで距離を縮められただろうな。)」

元々オワイランと交流を持ち、深い話の一つでもしようと思っていたのがそもそもである。
行動の結果、以前から彼が交流のある友人と出会い、互いに好印象の知見を得られたのだ。
言ってみれば、他の選手の知らぬオワイランの一面に接触する事に成功したのである。

逆にオワイランも、三杉の私生活の中に、意外に無鉄砲な優しさを見た事で印象を深めた筈だ。
今後話題を振る時にせよ何にせよ、距離は近づいたと言えるのではないか?

三杉(口にすると興醒めだけれど…まあ一石二鳥だったかな。)

※ 三杉とオワイランの相互感情が3上昇。 また三杉とフライハイトの相互感情も上昇。

453 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/13(月) 23:15:21 ID:???

フライハイト「それではマーク、オレはそろそろ行く。」

オワイラン「あっ、もうリハーサルの時間かい?」

フライハイト「そういう事だ、遅れると姉さんに悪いからな。 ミスギもそれじゃあな、大して話せず残念だ。」

三杉「こちらこそ。 でも知り合えて良かった。」

オワイラン「夕方の公演は観に行くから、頑張ってね。」

フライハイト「ああ、またな。」

どうやらサーカス団員としてやるべき事が色々あるらしく、フライハイトは去って行った。
今日のところは印象的に最後まで悪い所が見られなかった。

三杉(さてと…結構色々とあったけど、今の時間は、と…)

先着で
 ★オフ自由行動、午前のパートだったはず→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 もう少しで昼か…折角だからオワイランと話しながら寮へ戻るとしよう。 
《スペード、クラブ》 おっと、もう間もなく昼だ。 寮に戻って昼食を食べないと。
《JOKER》 おや、意外にまだ早い時間だ。 ここはオワイランとコーヒーでも飲んでこうか。

454 :森崎名無しさん:2012/08/13(月) 23:15:52 ID:???
 ★オフ自由行動、午前のパートだったはず→ スペードQ
やっぱり三杉とフライハイトにも相互感情みたいなのあるのね

455 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:20:34 ID:???

>>454
お察しの通りです。 まあ順当に進んでいけば…
えっ? ごひ互換ですか? あめぇーこと言ってんじゃねぇっすよ、ズール皇帝こそが正義じゃないですか。
============================================

> オフ自由行動、午前のパートだったはず→ スペードQ
> 《スペード》 おっと、もう間もなく昼だ。 寮に戻って昼食を食べないと。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(ふむ………)

街の中心部に立つ時計台を眺めてみて、三杉は落胆した。
気付けばもう間もなく正午となろうとしているではないか。
ゆっくりしている暇などなく、速足で寮に戻らなければならなかった。

三杉(それにしても、うちの寮の食事提供システムは不便だ…)

寮食が必要な者は朝のうちに申請し、それに則って材料が配送される為、急に外で食べるという事が実にやり辛い。

456 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:23:07 ID:???

三杉も数度ばかり急なキャンセルをした事があるのだが、その時は食事係のお婆ちゃんメイドにジトリと睨まれ、
ついでに孫メイドには涙ぐまれと、散々な目に遭っているのだ。
しかも味が悪くなく、当たりの日は非常に美味しかったりするので文句も言えない。
むしろ申し訳なさが先に立つというのが、更にキャンセルし辛い事になっていた。

三杉「さっ、早くもどらなきゃねオワイラン。」

オワイラン「そうですね、今日のランチは何でしょうか? 実はいつも楽しみなんですよね。」

三杉「ハハ、僕もだ。」

こうして二人は大急ぎで寮へと駆け戻る事となった。
何事か立ち行った会話など出来るわけがなかったのは言うまでもない。

…ついでに言えばこの日のランチは当たりであった。

457 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:25:08 ID:???

         フロレンティア・ヴィオラ 10月 自由行動2

三杉(ふう…ジェノベーゼにカボチャのポタージュ、カリカリベーコンのサラダ……堪能したな。
    悔しいがうちの寮食はツボに嵌まれば下手なトラットリアよりも相当美味しい。
    当然だが日本のサイゼ○アなど比較にはならないから、そのつもりでひとつ。)

☆誰に言っているのか分からないけど、そんな事よりオフ日(PM)の行動を決めて下さい。

A ブンナークを訪ねる
B 新田を訪ねる
C オジオを訪ねる
D ミハエルを訪ねる
E レントゥルスを訪ねる
F ダラピッコラを訪ねる
G スペルマンを訪ねる
H ミュラーを訪ねる
I  オワイランを訪ねる
J ラムカーネを訪ねる
K 一人で過ごす

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

458 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:26:26 ID:nUmiumac


459 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:26:37 ID:6NuxMctI


460 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 00:26:44 ID:???
本日の更新はここまでです。
明日以降は更新が滞りますので宜しくお願い致します。
もう少しでサンパウロ戦に辿り着くのににゃー

461 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:28:10 ID:???
ヘビーアームズは玉切れの時のパカパカ音が好き
そしてそこからのナイフ無双が本番乙

462 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:30:45 ID:XveW7Ho6
J

463 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:35:03 ID:dZ1npf/s
I 倍プッシュだ!

464 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 00:37:17 ID:RRLqekE2


465 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 01:01:29 ID:nUmiumac
やっぱりJに変更お願いします

プッシュ!ガンダムWプッシュ!

466 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 11:01:11 ID:???
ブッピガン

467 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 12:59:09 ID:???
M沢くんをガンダムに改造する任務を開始する

468 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 14:21:18 ID:???
段ボールにGUNDAMって書いて着ている外人みたいになりそうだ

469 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 14:42:32 ID:???
自爆スイッチは押すんじゃないぞ〜絶対だぞ〜

470 :森崎名無しさん:2012/08/14(火) 14:45:17 ID:???
なんせ死ぬほど痛いからな(キリッ

471 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 23:56:59 ID:???

ガンダムW同窓会会場はここですか?スレ主は『屍に埋もれた平和をさがして』が好きです。
細かいレスはいずれと言う事にさせて下され…
============================================

> J ラムカーネを訪ねる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「そうだな……いつまでも彼の事を知らないままでは居られないか。」


ジャン・マリー=ラムカーネ


フロレンティア・ヴィオラのGK。
常人離れした瞬発力とパワーを持ち、小さい体躯からは想像もつかないようなセーブを見せる。
しかしそれは前半に限った話であり、後半からはパフォーマンスがガクンと落ちる。
スタミナ不足による…と原因に銘打たれてはいる物の、それが虚偽である事はとうに気が付いている。

三杉(最初は薬物によるものかと疑ったが、どうやら違うらしい。
    年間を通し、内外のドーピング検査で一度も引っ掛からないのだから、流石に疑う余地はない…)

…しかし、その事はラムカーネの事を理解したのとイコールではなかった。
ただ得体の知れない人間であると感想を抱くだけの事だったのである。

472 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/14(火) 23:58:25 ID:???

無論、三杉はラムカーネという人物を嫌っているわけでも、危険視しているわけでもない。
ラムカーネはこれまでに幾度か、何ごとかに苦しんでいる仲間へ助言をし、導いてくれていた。
その中には三杉も例外なく含まれており、その時には三杉は彼の中に凄みのような深みのような物を感じている。
このような経緯の中、三杉は形だけでなく、本心からラムカーネの事を仲間であると認識するに至ったわけだ。

しかしこれから厳しさを増して行くだろう闘いの中において、
現在のように後半全く当てに出来ないようなスタイルは甚だ厳しいと感じざるを得ない所でもある。
前半は良いとして、後半…置き物となる後半においてラムカーネのパワーアップが些少でも望めれば、
それはそのままヴィオラを勝利へと近づかせる事となるであろう、が…・…

その為に自分がどうすべきか…・…三杉は解をいま以って知らずに居た。

三杉(ゆえに先ずは知るべきなんだろう…ラムカーネの事を。 状況で判る上辺の事ではない。
    彼の置かれている立場、彼の身体、そしてラムカーネと言う人物が今在る理由を。)


三杉は色々と心を固め、ラムカーネと交の流を計る事とした。
10月のオフ日、午後。
ジャン・マリー=ラムカーネは陽の当たるテラスに居た。
誰と居るでもない、たった一人で本を読んでいた。

473 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/15(水) 00:00:08 ID:???

三杉「ラムカーネ?」

ラムカーネ「………」

言葉を発せず、顔を動かしてこちらを窺うだけの反応である。
これは無視ではなく、拒絶といわけでもない事は付き合いの経験によって知れている。
彼はこちらに積極的関心を寄せる理由がないだけで、それがダイレクトに行動へ反映されているのだ。
こちらの言葉へ対応する気はあり、今はそれを待っている訳だが…

三杉「さてと……」

☆どのように話しかけますか? 完全記述で回答選択ください。
 雑談ではなく回答・投票の場合は最初に記号『A』を書いてからお願い致します。
 『2』票選ばれた選択肢で話を構成していきます。(メル欄は空白でお願い致します。)

※あんまりにアレですと2票でも採用しかねる場合があり、その際は告知致します。

474 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/15(水) 00:06:31 ID:???
とりまスレ主はおやすみしますので、ゆっくりしていってね☆

475 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 00:46:50 ID:???
A 君は天才じゃない、戦士だ。文字通り命を削って戦っている、ように僕には見える。
そのような選手生命、いや寿命を削るようなスタイルは仲間として放ってはおけない。
そのスタイルを変える手伝いを僕にさせてくれ。語ってくれないかい?チームにくるまでのことを


みたいな感じで話を進めて必要な情報をもらっていく。
……都合のいいこと考えすぎてる気がして上手くいく自信全くなし…orz

476 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 06:36:22 ID:???
最初に話しかけるのがそれだと流石に不自然じゃ…

少し互いの事を話さないか?
何を読んでるんだ?
君の事を知りたい

まずはこんなとこじゃない?

477 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/15(水) 14:27:57 ID:???
ここまで自由にすると反応はなかなか得られないのですねえ、ふむ。
一応20日の0:00くらいを締め切りに設けておきます。


ちなみにこのラムカーネがゼロシステムという物の影響を受けている事、
それは参加者の皆さまご承知の通りです。
しかし、それで三杉に何が出来るかというのは恐らく分からない事でしょう。
具体的に言ってしまえば、直接三杉が手伝える事はありません。
しかし三杉がラムカーネの深い部分を知る事で、少しずつ展開に変化が生まれます。
必要な情報が他の重要人物に伝達される、若しくは積極的に伝達し頼むという形で。

ちなみにここのラムカーネはヒイロ・ユイと同一ではありません。
表層的なモチーフであり、キャラクターの半分以上を占めていますが、彼が今に至るまでの物語は別にあります。

…という裏話を少しさせて貰いましたー。
ではでは、夏休みドロン。

478 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 17:56:36 ID:???
ごひ「カンピオーネこそが正義だ!」ですね。わかります。
スパロボでの彼の扱いは不遇としか…。


ラムカーネに対してなんと言ったらよいか…。自由すぎて悩みます。

479 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 19:35:28 ID:qyAdNLMs
A単刀直入に言おう。君のプレーは人間離れしてる時がある様に思う。まるで命を削るかのようにだ。
僕は君がいつかサッカーが出来なくなるどころではなく命そのものが失くなるのではないだろうかと思うときがある。
それがただの思い過ごしであって欲しいと思う。
もし君に心当たりが有るのであれば、君を失うと悲しむ人間が少なくとも此処に一人いるそれだけはわかって欲しい。
だからもし誰かの助けが必要だと思った時、出来る事が有るなら僕に手伝わして欲しい。

480 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 20:30:00 ID:???
そろそろ二人の関係を深めるいい時期じゃないかな……と思わせぶりに言ってみる

481 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 20:32:30 ID:???
そろそろ二人の関係を深めるいい時期じゃないかなアッー

482 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 22:14:37 ID:cJGfrW5A
Aここしばらくのコーチの指導だけど、君のスタミナ不足に何かの効果や影響はありそうかい?

483 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 23:42:36 ID:RTRI2wKc
Aここしばらくのコーチの指導だけど、君のスタミナ不足に何かの効果や影響はありそうかい?


484 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 23:46:21 ID:???
A マジックテープについて語り合わないかい?ブンナークもバリバリ混ぜて

485 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/19(日) 23:35:59 ID:???

> >>482
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「ここしばらくのコーチの指導だけど、君のスタミナ不足に何かの効果や影響はありそうかい?」

ラムカーネ「…………」

口にしてみて、話の切っ掛けとしてなかなか巧い事を言ったものだと、三杉は自画自賛した。
シーザーがコーチに就いてからの練習は(厳密に言えば正確ではないが)身体能力向上に主眼を置いた物だ。
生物として自然なる動作を知る事で、最小の負荷で最大のエネルギー(瞬発力、パワー)を得る…
それは長じて見れば燃費の向上にも繋がる筈である。

三杉(スタミナ不足が後半に失速する原因ならば、シーザーの指導によってラムカーネのそれは改善する。
    しかし改善しないだろう事は僕も薄々気づいているんだ。 何故ならば、それはスタミナ不足ではないのだから。)

このような経緯の上で、ラムカーネは一体どう答えるのか?
それだけでも三杉にとっては興味であった。 しかし…

ラムカーネ「……現状、効果を得られているとは言えない。」

三杉「むっ…そうか。」

486 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/19(日) 23:38:03 ID:???

ラムカーネは虚偽を混ぜるでもなく、希望的観測を加えるでもなく、端的に事実を述べた。
それは三杉にとって何の面白みもない回答だったのは言うまでもない。
しかし三杉としても多くを考え、意を決して話しかけた事だ。
これだけでは引き下がれる物ではない。

三杉「いや、ふむ……ラムカーネ、それはどうしてだろうか?
    コーチの指導は経験と理論に基づいたトレーニング法だと僕は思っている。
    現に他の選手達の中には大きな成果を挙げている者もチラホラいる。」

ラムカーネ「そうだな。」

三杉「確かに練習法の合う、合わないという事もあるだろうが…」

ラムカーネ「ジュン・ミスギ。」

ここでラムカーネが三杉の言葉を遮るようにこちらを見た。
普段と同様に冷静で座った目をしている。

三杉「…なんだい?」

ラムカーネ「それはオレにスタミナ不足をどうにかしろというキャプテン命令か?」

三杉(むむ………)

487 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/19(日) 23:39:56 ID:???

☆なんと答えますか?

A その通りだ
B そうではない(※ではどういう意味で言ったのか、意図記述が必須)
C その他

『2』票選ばれた選択肢で話を構成していきます。(メル欄は空白でお願い致します。)
日付変更により投票は一旦リセットされますのでご了承ください。
コメレス等は暫しお待ちください。

488 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 00:42:29 ID:d57Xyjug
B
なぜなら君が抱えている後半の失速が、本当にただのスタミナ不足からきているのか疑問に思うからだ
今僕たちはコーチの指導のもとで練習をしている。しかしそれでも君には効果を得られてない。
君は何か別の事が原因としてあるはずじゃないかと思う
僕はそれが何かは分からない。だが君はそれが何か分かっているかもしれない
つまり、どうしてそんな問題が起こるのか……それを僕は知りたい

489 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 00:52:10 ID:66NyP4xE
色々と突っ込み所は多いと思うが、ひとまず案を出してみる





「いや、先ほどの問いの答えが聞きたかったんだ。
その言葉でわかったことが幾つかある。
一つ、君のスタミナ不足が、通常の選手が行うトレーニングでどうにかなる物ではないこと。
二つ、君がスタミナ不足という言葉では足りない、より大きな『問題』を体内に抱えているということ。

……ラムカーネ、僕も君についてはまだ、分からないことが多いままだ。
だが、共にフィオレンティーナにあって、コッパ・プリマヴェーラでの激戦を戦ってきた戦友だ。
その戦友が悩みを抱えているならば、少しでもいいから分けて、共有して、楽にさせたい……そう思っている。
聞かせてくれないか? チームに来るまでのことを、その『問題』を抱えるに至った経緯を」

490 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 00:56:05 ID:9qsgzQdM
B>>489

491 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 01:56:29 ID:???
今すぐ、聞きにかかるべきか
もうワンクッションおいてからにすべきか
難しくて判断できんな

492 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 16:59:28 ID:???

>>478
ごひ「そのために、俺は『悪』になる!!」かも知れません。
あと第二次Zの五飛はちゃんとウーフェイしてますよ!

>>480ー481 :森崎名無しさん:2012/08/15(水) 20:32:30 ID:???
君達のブレないところ、先生はとても良い所だと思います。 はなまる。

>>482
非常に面白い記述でした、感謝致します。

>>484
まさかここでブンナークと繋げてくるとは…おぬしやるのう。

>>479 >>488ー489
難しい場面にもかかわらず、好く考え回答して頂きありがとうございました。

>>491
ラムカーネについては比較的難易度も高く、ある程度時間もかけなければなりません。
けれども行動が丸無駄になる事はそうそうなく、展開は進行して行きますので、どうぞお付き合いください。

493 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:00:39 ID:???

> B>>489
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「いや、そうじゃない。」

ラムカーネ「では何だ?」

三杉「僕は純粋に疑問の答えを知りたかっただけさ、君の口から。」

ラムカーネ「そうか…ならば残念だったな。」

本心が何処にあるかは別として、三杉は自らの言葉の所以(ゆえん)がラムカーネの失速にないと言った。
そうではなく、ラムカーネの弱点が所作を好くする訓練によっても改善されない理由を知りたいのだと。
それに対するラムカーネの返答はやはり否定の完了形に外ならなかった。

しかし三杉は引かない。

三杉「それでも、今日までの事と今…突きつめて考えれば判る事も幾つかある。」

ラムカーネ「そうか。」

494 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:01:45 ID:???

三杉「一つ、君のスタミナ不足が、通常の選手が行うトレーニングでどうにかなる物ではないこと。」

ラムカーネ「………」

三杉「二つ、君がスタミナ不足という言葉では足りない、より大きな『問題』を体内に抱えているということ。」

ラムカーネ「………」

三杉の言に対するラムカーネの反応は一切見られなかった。
動揺に肩を震わせる事も、仮定ばかりの決めつけを笑う事もなく…
ただこちらの目を注視したまま黙って聞いていた。

三杉(その筈だ……。)

印象ばかりが先行し、裏付けの欠けた言である自覚はあった。
しかしラムカーネの不自然さ…自分の言葉が全くの妄言であるなどと、俯瞰で考えてみても三杉にはそう思えない。
急ぎ過ぎとの念を振り払い、三杉はラムカーネの視線を受け止め、反対に見つめ返してみせた。

495 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:03:18 ID:???

三杉「……ラムカーネ、僕も君についてはまだ、分からないことが多いままだ。
    だが、共にフィオレンティーナにあって、コッパ・プリマヴェーラでの激戦を戦ってきた戦友だ。
    その戦友が悩みを抱えているならば、少しでもいいから分けて、共有して、楽にさせたい……そう思っている。
    聞かせてくれないか? チームに来るまでのことを、その『問題』を抱えるに至った経緯を。」

ラムカーネ「………………なるほど。」

三杉(!)

ようやくラムカーネから反応が見られた。
目を伏せ、『なるほど』と三杉の言葉を噛み砕くような反応である。
たったこれだけの事だったが、これが初めてであった。
これまで一方的に発言するだけだったラムカーネが、他者の言葉を(一顧に過ぎないやも知れぬが)受けたのは。

ラムカーネ「お前の意図は理解した。」

三杉「ラムカーネ…」

ラムカーネ「なんの偶然か…オレも少々昔の事を考えていた所だ。」

三杉は自らの顔がパァっと明るくなる実感があった。
タイミングの為せる業だったとしても、それはそれで構わないと思うほどの達成感…

496 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:04:19 ID:???

しかしそこまでであった。

ラムカーネ「…だが、お前のその行為は無意味だ。」

三杉「…なんだって?」

失望を受け入れたくない余り、三杉は耳を疑った。
疑って、そして聞き返すしかなかった。

ラムカーネ「仮にお前がそれを知ったとして、出来る事は何一つとしてない。 故に無意味だ。
       オレは無意味な事をするつもりはない。」

三杉「ラムカーネ……しかし!」

ラムカーネ「オレはジョアンにサッカーを勧められ、それを受け入れた結果として此処に居る…それ以上の事はない。
       だが此処に居続ける為に必要であるならば、オレはこの弱点を乗り越える為に命を賭ける。」

三杉(クッ………)

強情…と言うよりも強固であった。
彼は一切の外圧に対し、自分の意思を何ら曲げようとはしないのだろう…
しかも十中八九、ラムカーネの言葉という物には確かさがある。
即ち三杉がラムカーネについて彼是(あれこれ)口を出し、重要な事を知ったとしても何もならないという事実。

以前からも薄々解っていた事かも知れないが、三杉は改めてラムカーネという人間を知った思いだった。

497 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 17:06:06 ID:???

三杉(ラムカーネは直接口にしない物の、僕の言葉のほぼ全てを肯定した。 多くは間違っていない筈なんだ。
    だが何かが足りない、恐らく……。 クッ、今ここで彼に言える事はもうないのか…?)


☆何かラムカーネに言う事はありますか?(完全自由記述、時間制限)

本日20日の21:00を締め切りにして記述回答を求めます。
一つの回答に対して他2名から同意を得られたら(即ち3票で)採用として進めます。
3票に達する回答がなければ、こちらが用意した展開で進めます。

498 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 19:19:26 ID:66NyP4xE
言いたいことを詰めていたら、やたら長くなった……2レスに分けます。


「そしてその果てに、君が命を失う様を黙って見ていろと言うのかい?
悪いが、それだけは絶対に出来ないし、許さない。

人間には、望む目的のため、叶えたい夢のために、
時に怪我を押して、命を燃やしてでも、行動を遂行せねばならないことはあるのはよくわかる。
現に、フィオ・ヴィオラの面々……中山やバンビーノ、ミハエルや僕自身もそうしてきたし、
イスラスやフィッツウォルタら、今まで戦った強敵もそうだろう。
だが、ラムカーネ、君の場合は違う。
体に抱えた『問題』のため、人よりも早く限界が来てしまう。
常時命を削って戦っているならば、自分の限界……いや、超えてはいけない領域は理解しているはずだ」

499 :489:2012/08/20(月) 19:28:46 ID:66NyP4xE
(続き)
「僕も元々は心臓病持ちでね。命を削って戦うのはいつものことだったし、それ故に限界も見えていた。
だが、君はこの上更に命を賭けると平然と言い放った。
君自身が、君の命に無頓着でなければ、そんな発言は絶対にしない。


ラムカーネ、君の体の『問題』について話すかどうかは君に任せる。
だが、このチームのGKは君ただ一人だ。
それ即ち、君の命がなくなった時は、フロレンティア・ヴィオラが終わる時だ。
君が命を粗末にすることは、ジョアン監督の希望を裏切り、
チームを崩壊へと導き、チームメイトやスタッフの思いを踏みにじり、今まで戦ってきた日々を全て無に帰す行為だと心得ておけ。
そして、一人ではどうにも出来ないのならば、他人を頼れ。
サッカーは一人でやるものではない。十一人が助け合ってやるものだ。
そして、ファンやスタッフが支えているものの上に成り立つものなのだから」

500 :489=498=499:2012/08/20(月) 19:32:30 ID:66NyP4xE
そして名前のレス番ミスった……しまらねえ……

501 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 19:34:49 ID:9qsgzQdM
>>498-499に同意します

精神コマンド「自爆」は許可しないィィィィィィィーーーッ!!

502 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 20:06:40 ID:2wG7hIWs
>>498-499に同意します


503 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 20:20:28 ID:???
三票集まったようですね。

なかなか熱く面白い記述です。
面白いので二点ばかり指摘致します。
常時命を削っているというのは三杉というか>>498さんの思い込みです。
命に無頓着という表現はモチーフであるヒイロ・ユイから考えたのか、会話の流れでそう思い込んだのかは不明ですが…
この辺りはヒイロの性質としても三杉の性質としても的外れであまり宜しくありません。
まあこれは私のキャラ主観に依るものかも知れませんが…
基本的にこのキャラは誤解される事を恐れない故に反論もしません。
しかし印象としては呆れ的な意味でマイナスになるでしょう。

この辺りを踏まえた訂正の機会を設けようと思います。
多分書き始められるのが九時半杉になると思いますので、その辺りまでに。

504 :498ー499:2012/08/20(月) 21:27:52 ID:66NyP4xE
では、訂正版を投下します。連レスご容赦下さい。


「そしてその果てに、君が倒れ、サッカーが出来なくなるのを黙って見ていろと言うのかい?
悪いが、それだけは絶対に出来ないし、許さない。

人間には、望む目的のため、叶えたい夢のために、
時に怪我を押して、命を燃やしてでも、行動を遂行せねばならないことはあるのはよくわかる。
現に、フィオ・ヴィオラの面々……中山やバンビーノ、ミハエルや僕自身もそうしてきたし、
イスラスやフィッツウォルタら、今まで戦った強敵もそうだろう。
だが、ラムカーネ、君の場合は違う。
体に抱えた『問題』のため、人よりも早く限界が来てしまう。
自分の限界……いや、超えてはいけない領域は理解しているはずだ」

505 :498ー499:2012/08/20(月) 21:29:33 ID:66NyP4xE
(続き)
「理解しているからこそ、あのプレイスタイルで倒れずに済んでいたんだろう。
それを、この上更に命を賭けるような負担をしては君は倒れてしまう。
……僕も元々は心臓病持ちでね。身を削って戦うのはいつものことだったし、
それ故に限界も見えていたから、負担を掛け過ぎないようにプレイしていた。
ただある大会の試合中、チームの勝利の為に僕は限界を超えてプレイして……そして、倒れた。
医者が言うには、選手生命どころか、本当に死ぬところだったらしい。
あの時は、ここで死んでも構わないと思った。
だが、今は……自分の夢を叶える為に生きたいと思っている」

506 :498ー499:2012/08/20(月) 21:31:21 ID:66NyP4xE
(続き)
「今このチームで、サッカーをしたいと思っているからこその発言だったと思うが
そうであるならば、君がサッカーが出来なくなる事態にはしたくないんだ。

ラムカーネ、君の体の『問題』について話すかどうかは君に任せる。
だが、このチームのGKは君ただ一人だ。
即ち、君が倒れた時は、フロレンティア・ヴィオラが終わる時。
チームメイトやスタッフ、ジョアン監督やライバルたちの思いが、
今まで戦ってきた日々が無くなる時だと心得てくれ。
そして、一人ではどうにも出来ないのならば、他人を頼れ。
サッカーは一人でやるものではない。十一人が助け合ってやるものだ。
そして、ファンやスタッフが支えているものの上に成り立つものなのだから」

507 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 21:38:22 ID:d57Xyjug
常時命を削っているっていうのが三杉らの思い込みなら
ラムカーネが弱点を命を懸けて克服しようとするのに対して反応するんじゃないか?
もしそれがマイナスになるなら訂正として
下の方にサッカーが一人でやるもんでもないってあるし、問題にもそう取り組もうとするっていうだけ伝えたら良いんじゃないかと思う
決まった事よりいい案浮かばないからあくまで付け加え的に書くけど

508 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 21:44:18 ID:???
いやあ、完全自由記述は強敵でしたなあ

509 :498ー499:2012/08/20(月) 21:47:24 ID:???
>>507
ご指摘、感謝します。

うーん……どうしても粗がボロボロ出るな……

510 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 21:56:09 ID:???
書き始めておりますので、正式にここで止めさせて頂きます。
皆さんご参加どうもありがとうございました。

>>509
粗があっても良いのですよ、伝えるべき事をしっかり伝えられれば。
思い込みが他者の矜持を侮辱する事さえ避ければ、感情が余って暴走するのも悪い事ではありません。
感情のままに行動する事は人間にとって正しい生き方だそうですから。

511 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 22:28:36 ID:???
GM、考えた人達乙でした

512 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 22:34:36 ID:???
乙です。この難題に立ち向かったのは凄いと思います。

513 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 22:47:12 ID:???
>>509 乙かれさまー差し入れの 青汁

514 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 22:48:23 ID:???
青汁w

515 :509:2012/08/20(月) 23:30:03 ID:???
コメント・差し入れありがとうございます。
普段、文章を考えることなどないので、本当に身を削る思いで考えました。
これからもアナカンさんと作品を応援します。

>>513の青汁は
(あまり美味いものではないけど、健康と某選手汁のことを考えれば……)
と思いながら頂きましたw

516 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:41:17 ID:???

>>508
ぶっちゃけ相当強敵設定でした。
しかしラムカーネですから仕方ない。

>>511
考えて下さった方々に私からも乙を。

>>512
私用により間があきましたが、このように面白く仕上がってスレ主としても大満足です。

>>513-514
口内炎が出来て辛いので私にも青汁を…
ビタミン取れば治るとしんじてる

>>515
本当にお疲れさまでした。
今後ともどうぞご参加頂きたくお願い申し上げます。

517 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:42:22 ID:???

>>504-506
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『もう話すべき事はない、終わりだ。』
…そう言わんばかりにラムカーネは視線を戻し、立ち去ろうとしていた。

三杉(違う…………。)

その刹那に過ぎない僅かな時間、三杉は頭をフルドライブさせて掛ける言葉を探した。
しかし三杉は知らない…知らないのだ。
探して見つかるような物ではないと、もう一人の俯瞰で見ている自分が呟いた。

三杉(そう………違うよね。)

そうする事で、三杉は自らの言うべき事をようやく見つけ当てた。
理屈も何も後回し、キャプテンが選手を説得するという行為にも該当しないかも知れない……
それは即ち感情の発露に外ならなかった。

三杉「そして…その果てに君が倒れ、サッカーが出来なくなるのを黙って見ていろと言うのかい?
    悪いがそれだけは絶対に出来ないし、許さない。」

ラムカーネ「なに…?」

518 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:43:36 ID:???

突然現れ出てきた普段の三杉らしからぬ論調。
そのせいなのか、ラムカーネは動きを止めた。

三杉「人間には望む目的の為、叶えたい夢の為に、時に怪我を押して、命を燃やしてでも、
    遂行せねばならない行動があると言うのは僕にも理解できる。
    現に、フロレンティア・ヴィオラの面々……中山やバンビーノ、ミハエルや僕自身もそうしてきたし、
    イスラスやフィッツウォルタら、今まで戦った強敵もそうだろう。 」

ラムカーネ「…………」

立ち去ろうと一旦は背中を向けたラムカーネだが、ここで振り返った。
再び三杉の話を聞こうとする意思を持ったという事だろう。
しかし三杉にはそれすら見えていなかった。

三杉「だが、ラムカーネ、君の場合は違う。」

ラムカーネ「ほう?」

三杉「体に抱えた『問題』のため、人よりも早く限界が来てしまう。
    自分の限界……いや、超えてはいけない領域を君は理解している筈だ。
    そして理解しているからこそ、あのプレイスタイルで倒れずに済んでいたんだろう。
    それをこの上、更に命を賭けるような負担をしては君は倒れてしまう。」

ラムカーネ「……」

519 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:44:37 ID:???

目を微かに伏せ、気付かぬ程度に首を振るラムカーネ。
『それは勘違いだ、間違っているぞ。』…恐らくそういう類の言葉の代わりであろう。
しかしそんな事は今の三杉には些細な事だった。
思うがまま…感情のままに、自分の伝えたい事をラムカーネへと伝えなければならない。
このとき三杉はそういう観念に支配されていたのだ。

三杉「……僕も元々は心臓病持ちでね。 身を削って戦うのはいつものことだったし、
    それ故に限界も見えていたから、負担を掛け過ぎないようにプレイしていた。
    しかしある大会の試合中、チームの勝利の為に僕は限界を超えてプレイして……そして、倒れた。」

ラムカーネ「………」

三杉「医者が言うには、選手生命どころか、死んでもおかしくなかったらしい。
    あの時は、ここで死んでも構わないと思った。
    だが今は違う……自分の夢を叶える為、生きたいと思っているんだ。」

ラムカーネ「……そうか。」

ここまで言って、ラムカーネの頷きを目にして、ようやく三杉は少し冷静になった。
何をラムカーネに伝えたいのか、目的を頭の中で反芻し、そして再び口を開いた。

520 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:45:55 ID:???

三杉「ラムカーネ、先程の『命を賭ける』という言葉は、君が現在進行形で、このヴィオラで
    サッカーをしたいと思っているからこその発言だったと思う。
    しかしそうであるならばこそ、君がサッカーが出来なくなる事態にはしたくないんだ。」

ラムカーネ「理解した。」

三杉「ラムカーネ、君の体の『問題』について話すかどうかは君に任せる…。
    だが、事実としてこのチームのGKは君ただ一人だ。 君が倒れた時はフロレンティア・ヴィオラが
    終わる時となる…。 チームメイトやスタッフ、ジョアン監督やライバル達の思いが…
    今まで戦ってきた日々が終わる時と心得てくれ。」

ラムカーネ「………」

三杉「そして1人ではどうにも出来ないのならば…誰でも構わない、他人を頼れ。
    サッカーは1人でやるものではない、11人が共に助け合ってやる物であり…
    更に言えば、僕達はファンやスタッフが支えている物の上に立たせて貰っているのだから。」

『ふう…』と三杉はようやく大きく息をついた。
ここで言うべき事を全て言い切ったという感覚が三杉を満たしていた。
しかし結果はそれが伝わるか、伝わらないかという事に収束される。
決して満足などではないのだと自らに言い聞かせた。

521 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:47:08 ID:???

ラムカーネ「成し遂げる事の代償としては、命なんて安いものだ。 特にオレの命は…。」

三杉「ラムカーネ……」

彼には何も伝わらなかったのかと、三杉は一瞬にして脱力感に包まれそうになった。
しかしそれこそが早合点であった。

ラムカーネ「…だが、サッカーが11人で行う競技である以上、そんな言葉は通用しない。
       ジュン・ミスギ、お前の言葉でオレはその事を理解した。」

三杉「そうか…。 良かった………良かった、本当に。」

言葉のニュアンスから、互いの感覚に相当のズレがある事が、今の三杉には理解できた。
それこそが自身とラムカーネの生きてきた背景の差であるのかも知れない、とも…。
しかしそれでも構わなかった。
結論の終着点が共通であるならば、それでも構わないと思ったのだ。

ラムカーネ「感情のままに行動する事は人間として正しい生き方だ。」

三杉「…それは以前に聞いた事があるね。」

ラムカーネ「オレの行動理念を成す言葉だ。 それともう一つ…」

三杉「うん、聞こう。」

522 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:49:39 ID:???

ラムカーネ「人間は何にだって成れる、それこそかいぶつにも………。
       故にこそ、かいぶつになど成ってはいけない。」

三杉「怪物…?」

先の言葉(感情云々)は三杉にも何となく分かる気がした。
しかし後の言葉(怪物云々)は全く理解が及ばなかった。
色々と深みが隠された言葉なのだろうとは、薄々は想像がつくが…

三杉(どんな意図があるのだろうか?)

いつもの癖の如く、口に指を添えて思考しようとする三杉。
しかしラムカーネの行動によってそれは遮られた。
彼は三杉の目の前に、この部屋で一人読んでいた本を差し出して来たのだ。

523 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:51:38 ID:???

ラムカーネ「これを。」

三杉「名前のないかいぶつ… 著者:ヤコブ・ファベロック…… いずれも僕の知らない名だ。」

ラムカーネ「オレの中には怪物がいる…。 はじめはオレ自身が怪物だと思っていたが、そうではなかった。」

三杉「えっ…? それにはどういう意味が…?」

ラムカーネ「その本こそがオレのルーツに当たる。 …悪いがそれ以上の事を話すつもりはない。」

三杉「そうか……」

本を受け取りながら、三杉はラムカーネの言葉を今度こそ受け入れた。
滅多な事はもう考えたりはしないだろうと、それだけは確信出来ていたからである。

ラムカーネ(今ならば、サッカーチームに所属する事をドクターJが任務とした理由が判る気がする。)

ボソリとラムカーネが呟いた言葉は三杉の耳には届かなかった。
彼は背を向けて部屋を後にして行った。
三杉はラムカーネから手渡された本の表紙をジッと見つめていた。

※ 三杉とラムカーネの相互感情が…… またラムカーネに立っている一部フラグが進行しました。

524 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:53:28 ID:???

☆三杉の練習(10月度2回目/全2回)を実施します。 

《能力値》
 ド  パ  シ   タ  カ  ブ   ト  ク  競  合計 高/低 
70  69  68  68  71  63  67  67  66  609  3/2

《上昇率》
やや上がり易い : ブロック
やや上がり難い : パス(判定+4)、タックル(判定+4)、トラップ、クリア、競り合い
上がり難い : ドリブル、シュート、パスカット

今回練習したい項目を、上記ドリブル〜競り合い≠ゥら[3]項目選ぶ為に投票してください。
お1人様につき最大2項目を投票する事が出来、2票に達した項目から順に確定となります(投票はメル欄空白で。)
日付が変わったら投票開始とします。
まあパスとタクルは確定でしょうから、あと一つどれにするかって事になるんでしょうね。

525 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 23:55:15 ID:9qsgzQdM
パス、タックル

526 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/20(月) 23:55:50 ID:???
恐らく本日の更新はここで終わります。
筆が遅く、毎度お待たせして申し訳ありません。

527 :森崎名無しさん:2012/08/20(月) 23:58:18 ID:???
>>525
日付変わってからの投票でござるよ

528 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 00:00:20 ID:UyzoVuCs
パス、タックル
乙でしたー

529 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 00:02:25 ID:C8SpjOSY
クリア パス

530 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 00:10:30 ID:RPafgCa+
タックル 競り合い

531 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 00:16:12 ID:maEnurc6
クリア

532 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 09:25:55 ID:???
キャプシュナでMONSTERが1つのテーマになっていたけれど
ラムカーネに関わってくるとはw

533 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/21(火) 12:09:04 ID:???

>>532
私がスパロボを好きなのは皆さまご存知と思いますが、私は特に多作品によるクロスオーバーが好きなのです。
そんな感じで色々な所からちょっとずつパク…インスパイアして話を作っていきたいと思っています。
ちなみにMONSTERについても比較的大きな規模で世界観や設定に絡ませておりますよ。
============================================

> パス(やや難)、タックル(やや難)、クリア(やや難)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★三杉のパス練習(! dice + ! dice)+(前回失敗分+4)≧9で1上昇★
 ★三杉のタックル練習(! dice + ! dice)+(前回失敗分+4)≧9で1上昇★
 ★三杉のクリア練習(! dice + ! dice)≧9で1上昇★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【備考】
上がらなかった場合、各合計値の1/2(端数切り捨て)を次回該練習に加算。

534 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 12:09:47 ID:???
★三杉のパス練習( 63 )+(前回失敗分+4)≧9で1上昇★

535 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 12:19:08 ID:???
★三杉のタックル練習( 66 )+(前回失敗分+4)≧9で1上昇★

536 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 12:25:06 ID:???
★三杉のクリア練習( 13 )≧9で1上昇★

537 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 12:26:53 ID:???
やる気ありすぎると思っていたら最後でオチがついたでござる

538 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 12:27:52 ID:???
逆で無くて良かったと思おう

539 :森崎名無しさん:2012/08/21(火) 18:48:51 ID:???
6ゾロ引くと通常より上がるのかー?

540 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/21(火) 23:56:10 ID:???

>>537
そこまで全て上手くいっていたら驚愕ですねえ。

>>538
まっこと仰る通りです。
成功した部分を喜ぶのが精神衛生上にも良いはず。

>>539
残念ながら現テーブルではそのようなサービスがございません…
普通以下の項目でしたら2上昇だったのですけれどね。



さて、申し訳ありませんが今夜の更新はございません。
口内炎が痛くて…というのは冗談で、本日は忙しくて疲れましたので。
明日は必ず(拘束されない限り)更新致しますので宜しくお願い致します。

541 :森崎名無しさん:2012/08/22(水) 00:27:01 ID:???
お疲れ乙ー

542 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/22(水) 12:40:29 ID:???

>>541
乙どもですーーーー
============================================

> 三杉のパス練習( 6 + 3 )+(前回失敗分+4)≧9で1上昇 → アップ!(パス値70)
> 三杉のタックル練習( 6 + 6 )+(前回失敗分+4)≧9で1上昇 → アップ!(タックル値69)
> 三杉のクリア練習( 1 + 3 )≧9で1上昇 → キープ(クリア値67)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

※ 三杉の成長状態が以下のようになりました。

《能力値》
 ド  パ  シ   タ  カ   ブ   ト  ク  競  合計 高/低 
70  70  68  69  71  63  67  67  66  611 3/2

《上昇率》
やや上がり易い : ブロック
やや上がり難い : トラップ、クリア(判定+2)、競り合い
上がり難い : ドリブル、パス、シュート、タックル、パスカット

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0ch BBS 2007-01-24