キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP
■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/07/09(月) 01:38:17 ID:CDkNFWHk
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。
恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援して下さい。
あとスレ主と岡山姉のことも応えn(ry
696 :
森崎名無しさん
:2012/08/26(日) 20:49:32 ID:aSh/mz4o
A
うーん、予想を外したのは事実だけど、そこまで変だったとも思わないなあ。
ホームランを狙えば空振りも増える、それだけのことだろう。
697 :
森崎名無しさん
:2012/08/26(日) 21:29:31 ID:9l2D0aKM
A
698 :
森崎名無しさん
:2012/08/26(日) 21:31:26 ID:1FutrZe+
E 自らがどうするかであって、他人の判断は他人の判断じゃないかな。
699 :
森崎名無しさん
:2012/08/26(日) 21:33:14 ID:RGm2QyNM
E
700 :
森崎名無しさん
:2012/08/27(月) 01:37:38 ID:???
>696
要するにチームメイトに何らかの疑いやトラブルがあった時に
キャプテンとしてチームメイトを最後まで信じられるか、護ろうとするかという試金石だったんじゃないかな
ミハエルが無実を主張するならたとえ状況証拠が揃っていたとしても
「彼がやっていないというなら信じる」と言うぐらいの姿勢がキャプテンには必要だったんじゃないかな
実際今回のイベントでもミハエルは最後悲しそうな背中で去っていってる
これは三杉が三杉個人としてもキャプテン三杉としても、自分の無実を信じてくれなかったことへの悲しみと失望の現れなんじゃないだろうか
701 :
森崎名無しさん
:2012/08/27(月) 02:59:35 ID:???
直前のM沢とブンブンでお笑いの空気ができてたからな
キャラ視点で物を考えるのは難しい
702 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/27(月) 10:50:37 ID:???
こんにちは、少々今回の件についてコメントさせて頂きます。
今回のトラブルに際しては特別難しい問題でした。
と言うのは、犯人当てのような問題の出し方をしておいて、その実は全く異なる意図の問題だったからです。
今回、犯人を当てる為の手掛かりや証拠がほぼ皆無と言って良いほど提示しておりませんでした。
かろうじて判るのは、ミハエルが普段のミハエルの様子と違い、逆上気味に口汚くなっているということ。
このような状態になりつつあるミハエルが描写されているのは、過去にも一度だけ。
その時も(冗談ぽくではありましたが)、とある単語が引き金となっていました。
つまりミハエルは後ろめたさを隠す演技ではなく、彼にとってタブーとなる言葉で罵られた事にプッツンしていたのです。
そこに気付かずとも、ここがほぼノーヒントである事から三杉が取れる行動は限られてきます。
@
>>700
さんの仰る通り、
>>668
の選択でB以外を選び、どういう経緯であろうとキャプテンとしてミハエルを守るか。
A
>>668
の選択でD(犯人は僕)を選び、どういう経緯であろうと悪いのは自分…トラブルの責任はキャプテンである
自分にあるのだと宣言し、ミハエルの頭を良い意味で覚まさせるか。(ネタ選択肢と見せて実はこれがベストでした。)
B
>>668
の選択でどうにか陽子から事情を聞き出せるようなその他選択肢を考えだすか。
このような問題であった事に加え、それまでの流れに非現実的なギャグを盛り込んでしまった事から、
どういう選択であったのかを参加者の皆さまにすっかりズレて認識させてしまう事になったのが非常に良くなかったです。
私にとって非常に大きなミスでしたし、シリアスとギャグの共存の難しさを気付かされました。
またこれは私が参加者の皆さんと同じ高さの視野を持つ意識を忘れてしまった証明でもあります。
深く反省致します。…と同時に、この先をどうするか少々考えさせて下さい。
703 :
森崎名無しさん
:2012/08/27(月) 20:42:51 ID:???
>>668
の
>☆三杉(クッ、一体何があった!? どちらが悪いんだ…!)
の後に「ここの判断は重要だぞ…!」とか「判断を誤ったら大変なことになるかも…!」
とあれば無難にいけたでしょうね。
試合前or試合中にでも挽回イベントがあると嬉しい。
704 :
696
:2012/08/27(月) 20:57:05 ID:???
個人的には「ホームランを狙えば空振りが増える」の意見で変わりません。
ギャグの空気に乗ってカッコよくキメようとしたらズレてた、ということでしょうから。
ただまあ、ご自身が反省されておられるなら、挽回の機会をいただけたら嬉しいですねw
そこはゲームの公平性とかそういうのは置いといて、みんなが楽しく参加するために。
705 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/27(月) 21:37:27 ID:???
すみません、書けなくなりましたので暫し休みます。
多分すぐに戻ると思いますがお約束は致しません。
登場人物が動かないとはこういう事かと実感しています、いやはや。
706 :
森崎名無しさん
:2012/08/28(火) 22:52:05 ID:???
いやこれは寄行でミハエルから評価ダウンしたが陽子さんとフラグたったのではなかろうか
前向き前向き
707 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/29(水) 18:42:39 ID:???
> E その判断はそちらの好きにして下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「その判断はそちらの好きなようにして下さい、石崎も含めて。」
正直な事を言えば、三杉は目の前の女性の言葉を無責任に感じた。
本来の仕事が何だったかは知らないが、問題を引き起こしておいて。
しかしながら、それを口に出して指摘するような時間も精神面での余裕も、今の三杉には存在しなかった。
…無いように思えていた。
三杉(つい数日前、オジオやオワイランの前で『僕はキャプテンとしては翼くんより僕の方が上』と言った…
けれど…クッ! それはとんでもない思い上がりでしかなかった…!)
いま三杉は自身に激しく失望していた。
それは目の前の失言動に留まらず、自らのキャプテンへの資質に対して失望していた。
そしてキャプテンの自信という物は、チームが機能するか否かに直結する重要なファクターであった。
この後、三杉はミハエルを追いかけて謝った。 自らの失態について謝った。
しかしヴィオラにミハエルが来て以来、三杉が彼にキャプテン足らぬ行動を見せたのは少なくとも2度目…
ミハエルは『気にしていない』と微笑を見せたが、その目が笑っていないと察する事は今の三杉でも容易であった。
それゆえに三杉はこの件から頭を切り替える事が出来ずに終わった。
708 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/29(水) 18:44:33 ID:???
.…晩のミーティングにおいて、ミハエルは突然『今の三杉はキャプテンに相応しくない』と発言した。
周囲はこのミハエルの発言に反発して騒いだが、三杉はこれに対して何も言えなかった。
正直に言えば、この発言を聞いて三杉は頭の中が真っ白になってしまい、以後の事をちゃんと把握していない。
だが『その通りかもしれない』と妙に納得してしまったのは確かな事実であった。
そしてミハエルが反発する仲間達に何某か説明し、皆納得を得て終わった事も理解出来た。
サンパウロとの試合当日。
三杉はキャプテンとして全く機能せず、その結果ヴィオラは敗れる事となった。
敗北の責を感じ、三杉はコーチやオーナーにキャプテンを辞す旨を伝えたが、それは何故か受け入れられなかった。
翌月からチームに正式な監督が就任し、三杉達はセリエA、Bのユースクラス相手に試合をこなすと共に…
トップチームのレギュラーに混ざってセリエC2のリーグ戦にも出場するようになった。
これによって個々の実力は充実し、またチームとしても完成へ近づく実感を得られるようになっていたが…。
しかし欧州ビッグネームからの対戦要請はなく、こちらの要請に相手が応える事もなかった。
709 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/29(水) 18:45:48 ID:???
翌年、三杉達はセリエC2のリーグ戦で見事に優勝を果たし、特例にてセリエBまで飛び石昇格を成し遂げた。
…と同時にクラブはフィオレンティーナ≠フ商標権を買い戻し、三杉達は再びフィオレンティーナの名で闘う事が許された。
さらに翌年はセリエBという急激なレベル変化の前に戸惑い苦戦するも、昇格プレーオフ件に到達…
セリエA下位クラブを相手にも勝利し、フィオレンティーナは3季ぶりにセリエA復帰を果たしたのだった。
また三杉はその頃にはセリエAでなんとか闘えるレベルに達しており、その端正で儚げな容姿、理論的でありながら独創にも
富んだプレイスタイルから、Giovane nobile in Firenze(フィレンツェの貴公子)の名で市民に呼ばれるようになっていたのである。
…結局三杉はWトーナメントに参加する事なく、旧来の日本サッカーの在り方を変えるという目標も叶えられなかった。
さらにW杯についても縁遠くなり、内紛を恐れた日本サッカー協会は2002年まで三杉を召集するのを避け続けた。
しかし2002大会で日本はW杯ベスト8まで勝ち残り、三杉は確かに天才であった事を日本人に思い出させたのである。
2004年、三杉は引退し、その後はコーチとしてイタリアに留まった。
そのサッカー人生は当時の日本人としては考えられない成功だった。
しかしそれは世界的に見れば一流に届かぬ物と言わざるを得ない。
果たした功績は決して小さくなかったが、その範囲は『フィレンツェ市民にとって』と限定せざるを得ないからである。
三杉淳はフィレンツェの天才ではあったが、歴史を変える英雄ではなかったという事であろう。
アナザーカンピオーネ 完
[ NORMAL END フィレンツェの貴公子=@] → Return to
>>663
710 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/29(水) 18:47:54 ID:???
こんにちは。
どうしても、どうしてか、スレ主の中でリセット出来ず、また止まっていてもどうにも変りそうもない為、
大変恥ずかしく、また申し訳ありませんが、このような形で一旦仕切り直させて頂きます。
後にwikiの方にも発言や行動の指針等をもう少し細かく追記致しますのでご確認下さい。
それから三杉のごく近い距離に現実離れしたギャグを置き過ぎました。
個人的な趣味や皆さまに笑って頂きたいというつもりで今日までギャグを交えてきましたが、
気がつけば元々書きたかった物を破綻させてしまう勢いでやり過ぎてしまっていると気付きました。
今後私の力量で処理できない事がドンドン起こる可能性が考えられる為、この辺に手を加えさせて頂きます。
取り敢えずM沢くんをただのモブにし、最低限の役割として予定されていた、退場時の人数合わせに徹底します。
他にも多々出てくるかも知れませんが、まあ完了した世界をなるべく壊さないようには考えます。
それではまた。
711 :
森崎名無しさん
:2012/08/29(水) 18:50:42 ID:???
サンパウロ戦だからサプライズでファンタジスタからディディー登場かなー
クラッキ持ちなんだろうなーとかおもいつつ開いたら
マジですかっΣ(°д°
うう・・・面白かっただけに残念だけど気長に待ってます。今はゆっくりお休みください
712 :
森崎名無しさん
:2012/08/29(水) 18:52:32 ID:???
やっぱり自分の納得いくもの書きたいものを書くのがいいと思います。
乙です。
713 :
森崎名無しさん
:2012/08/29(水) 22:51:42 ID:???
うーん……ギャグで進めたい場面と、シリアスで進めたい場面で食い違うこともままありますね。
乙です。 しばしゆっくりされてリフレッシュしてきてくださいー
714 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/31(金) 13:11:57 ID:???
711
温かい言葉と楽しみにして下さった旨、大変勿体無く思います。
もう既に何日もこれで休みましたから、いい加減切り替えて再開致します。
>>712
乙感謝です。
お言葉通り、私には納得のいかないまま書き続けるのは無理でした。
結果、皆さまには大変ご迷惑とご心配をおかけしました。
>>713
こんなにスレ主と参加者の間で意識の差があるとは思わなかった!
…と言うのはギャグですが、正直こういう意識の差はないと思い込んでいました。
そこは私の驕りだったんですねえー。
715 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/31(金) 13:13:37 ID:???
>>663
から再開
============================================
<ブラジル・グアルーリョス国際空港>
レントゥルス「着いたーーー!」
ダラピッコラ「はっはっは、おいでやすだぜブラジル!!」
三杉(ふう、相変わらず酷い目にあった…。 ロングフライトでのエコノミーは本当に勘弁して下さい…)
フロレンティア・ヴィオラの面々はブラジル・サンパウロ最寄りの空港に降り立った。
フライトの疲れを色濃く残している者、元気いっぱいに残している者と様々であり、
ちなみに…
キンコーーーーーーーン
係員「すみません、身に付けている金属は外して頂かないと入国は…」
M沢「そんな事を言われてもな…」
約1名、チェックアウトも入国審査も通らない可哀相な奴もいた。
716 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/31(金) 13:14:45 ID:???
ミハエル(これはひどい。)
スペルマン(…っていうか、よく出国できたよね。)
オジオ(イタリア人の適当さゆえだね…。 って言うか、ロシア人にそれを言われたくないなぁ。)
新田(…って言うか、やっぱロボじゃん!)
ミュラー(解せぬ…)
押し問答するM沢くんの醜態に見て見ぬ振りをする選手達。。
取り敢えず戦力には大きな影響は出ない為、それも当然と思われた。
しかし話は意外な展開を見せる。
シーザー「チッ、仕方ねえ……M沢、お前の真の姿を見せてやれ。」
M沢「そ、そんなぁー…」
新田(真!)
ミュラー(の!)
オジオ(姿!?)
もう訳がわからないよ。
そんな選手達の心の声が聞こえてきそうだった。
中の人などいない!…なんて事は、どうやらなかったのである。
717 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/31(金) 13:15:45 ID:???
M沢「仕方ない、パージ…」 プシュー
なんという事でしょう。
M沢くんの身体かと思われていたドラム缶のような金属。
それらが音を立てて分解し、中から何の特徴もない少年が出てきたではありませんか。
新田(中身は普通だ…)
ミュラー(わけがわからないよ…)
シーザー「さあこれで入国できるぞM沢アルファ、いや…モブα!」
モブα「……完全なる無個性になっちゃったじゃないですかー!
せめて次回人気投票までは待ってくれても良かったのに…」
シーザー「諦めろ… 登場キャラってのはネットに弾かれたボールなんだ。」
選手達((( わけがわからないよ… )))
こうして一個の存在が抹消され、もう一つの新たな命が生まれた。
それは確かに無個性な魂なのかも知れない。
しかしそれでも彼は生きているのだ、ギャグではないのである。
718 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/08/31(金) 13:17:13 ID:???
―――――――――
シーザー「にょほほ。 それじゃあモブαに微かな個性を作り出すとしようか。
…と言っても設定はもう付けない、能力値でしか反映させないのは決定済みだ。」
モブα「実に残念です…。 取り敢えず、今のボクの能力評価値はこんな感じです。
比較としてキャプテンのも提示しておきます。」
[モブα]
突破力:C 得点力:C フィジカル:C 空中戦:C ボールカット:C キックコントロール:C
[三杉]
突破力:A 得点力:B フィジカル:D 空中戦:B ボールカット:A キックコントロール:A
シーザー「さて、このモブαの評価において、1項目だけBに上げてやれる物がある。
総合的にはとても戦力に数えられないが…その分野であれば敵ザコの普通〜苦手分野相手に戦える。」
モブα「どうぞ…全然出番ないと思いますが何卒…」
☆モブαに愛の手を(強化する分野を一つ選んで下さい。)
A 突破力
B 得点力
C フィジカル
D 空中戦
E ボールカット
F キックコントロール
3票選ばれた選択肢で続行します。(メル欄空白でお願い致します。)
719 :
森崎名無しさん
:2012/08/31(金) 13:25:19 ID:7TinmcKU
E
まあ、タックルの人数合わせくらいには。
720 :
森崎名無しさん
:2012/08/31(金) 13:42:49 ID:Q3/DsHxM
E
721 :
森崎名無しさん
:2012/08/31(金) 13:44:44 ID:B+eC7ASE
E
722 :
森崎名無しさん
:2012/08/31(金) 18:15:58 ID:???
中に人がいたってのもちゃんと原作ネタだよね
クロマティじゃなくて課長バカ一代の方だけど
723 :
森崎名無しさん
:2012/08/31(金) 20:20:06 ID:???
G M沢くんまさかのヤベッチュ外伝出演
724 :
森崎名無しさん
:2012/09/01(土) 20:07:22 ID:???
>>711
本編一年くらい前ならどっちかというとサンパウロならレオナウドじゃね?
とファンタジスタ好きから指摘してみる
なにはともあれ作者様今後も期待してます
725 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:32:32 ID:???
こんばんは、週末更新できず申し訳なかとでした。
ついでに今週末も更新できませんので平日更新頑張ります。
今回の話の展開ですが、仕切り直しにあたってややマイルドにする事にしました。
今日は悪い結果にはなりにくい仕様で進めますのでご了承ください。
(かと言って良い結果になりやすいという訳ではないので大きな期待は勘弁です)
>>722
奇跡の超覚醒が起きたら中の人が出てくるようにするつもりでした。
課長バカ一代は確か2巻までしか見たが事なく、そこまでにそのネタは無かったと思います。
偶然そうなったって事でひとつ。
>>723
外伝はフリーダムな場ですから、それが良かったかもしれません。
>>724
サンパウロ→インテルな選手がレオナウドでしたね。
正直サパァーっと彼の事は忘れていました。
何気に今季からレオナウドはインテル所属かも知れません、良かったねルーベンさん。
あとディディーはシニョーリと被りますねww 所属チームは何処でしょうかね? やっぱフラメンゴ?
726 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:35:31 ID:???
> E ボールカット
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーザー「はい決定。」
モブα「ボールカットですか…無難ですね、安心しました。」
シーザー「以上でお前の大きな出番は終了だから。 サパッと舞台裏に回って貰うぜ。」
モブα「分かってますよ、自分の立ち位置くらい…」
こうしてαはボールカットに微妙に秀でたモブとして確定した、さらばメカ沢くん。
そんななかで三杉はと言えば、徐々に奇妙な出来事が起こっていた事も知らぬかのように、
キャプテンとして今後のスケジュール諸々を確認していた。
今日はこのままホテルに宿泊、休息を取り、試合は明日実施される。
コンディション的にはヴィオラにとって悪条件と言えるだろう。
その代わりとして、サンパウロはそれなりの便宜を図ってくれる話になっていた。
三杉「メリー、確かサンパウロ側の出迎えが来ているんだっけ?」
メリー「ええ、今日はバスでホテルまで送迎してくれるとかで。 もう来ている筈ですが…」
周囲を見回すが、どうやらそれらしいプレートを掲げた人物は見当たらない。
どうした物かと二人は揃って肩を竦め、顔を見合わせる。
727 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:37:00 ID:???
三杉「まあ焦る事ないか、下手に動くよりは黙って待っていた方が良いだろう。」
メリー「ですね。」
三杉「それじゃ…トイレに行く者は今のうちに行っておけ! ただし10分以内には必ず戻ってくる事!」
選手達「「 了ー解 」」
こうして何人かがこの場から散って行った。
案内ディスプレイもマップもそこら中にあり、そうそう迷子になる事はあるまいと三杉は想像する。
シーザー「いいねいいね、そんな感じでうまく引率頼むぜ。」
三杉「コーチ。 あの……唯一の大人なんですから、出来れば引率はお任せしたいのですけど?」
シーザー「実質的な監督はお前の筈だぜ? ゆえにこれもお前の仕事だ。」
三杉「ああ…そうですね…。」 フゥ・・・
コーチとしての優秀さとはかけ離れた放任主義…三杉はやれやれと溜息をついた。
本当に問題が起こりそうになった時、このコーチが責任もって動いてくれるのは分かっている。
そういう放任が有り難い時もあるが、面倒な時だって当然ある。
ロングフライトに疲れ果てている今はまさに後者であった。
728 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:38:20 ID:???
それから5分が経ったが、サンパウロの人間はまだ姿を見せなかった。
トイレ等で散ったヴィオラ選手達もパラパラと戻ってくる中…
ミハエル「チッ…ガッデムです。」
妙にむくれた顔で悪態をついているミハエルの様子が三杉には気になった。
三杉「どうしたんだミハエル? やけに顔つきが厳しいようだが。」
ミハエル「先ほど妙な類人猿に因縁をつけられましてね。」
三杉「類人猿?」
忌々しげ呟いたミハエルに対して三杉は問い直すが…
しかしこの単語が飛び出すや否や、過敏に反応してくる男がここに居た。
ブンナーク「あんっ!? いま類人猿つったか!?」
強張った形相で、頭を瞬間沸騰させたシンプラサート・ブンナークである。
今日までにミハエルから幾度となく類人猿呼ばわりされた彼は、今も自分の事を言われたのではないかと思ったのである。
ブンナークが先に興奮し、ミハエルがさらに燃料を注ぐいつものパターンになりそうかと思われ、
三杉は『やれやれ』と二人を止める方法を頭に巡らせる…。 しかし今回それは懸念で済んだ。
729 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:39:29 ID:???
ミハエル「違いますよブンナーク。 むしろユーには失礼だったと謝りたいくらいです。
本当の類人猿とは、もっと酷い…そう、頭のおかしな狂人です。」
ブンナーク「お、おう? そうか、分かりゃいいんだ。」
三杉「…………!」
なんとミハエルはブンナークを上げる発言をしたのである。
逆に言えば、それ程ミハエルの気分を害する何かがあったのだと予想出来るが…
この状況、取り敢えず三杉は黙っておくメリットを取る事にした。
ミハエル「これまでの事は深く反省し、これからはユーの事をドンキーコングと呼ぶ事にします。」
ブンナーク「へへっ、まあ気にすんなって。」
三杉(ドンキーはマヌケ、コングは巨大なゴリラ…いや、悪化しているぞブンナーク。
…それともアメリカ的に愛されていそうな、あの商標の意味で言っているのか?)
いずれにしてもゴリラと言っているので、類人猿より退化している事には違いない。
だがブンナークの気分は悪くなさそうなのも事実…
迷った三杉の辿り着いた結論は、たった二言三言で過去の事を水に流せてしまうブンナークは大物だという事だった。
※ 脈絡もなくブンナークとミハエルの相性が(多少)改善されました。
730 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:40:49 ID:???
石崎「あそこに沢山いるのそうじゃないですか、陽子さん!」
陽子「あっ、そうね! きっとそう!」
新田「あれっ…もしかして日本語?」
三杉「うん、どうやら余計なのが来たようだ。」
遠くから聞こえてくる日本語に新田は意外そうに聞き返すが、三杉はこれだけで大方を察した。
大空翼が所属するチームとの試合に日本サッカー協会が顔を出して来ない筈がないと。
それはほぼほぼ正しかったが、少しだけ予想の斜め上な話もあった。
石崎「うぉっ、やっぱりだぜ! 間違いなく三杉のチームですよ、陽子さん!」
陽子「大きな声出さなくても判るわよ、石崎くん。」
日本人は二人居り、一人は見覚えのない、しかしまあまあ綺麗な女性であった。
問題はもう一方…勢いよく顔を前に突き出して大声を出した男については実によく知った顔だったのだ。
731 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:42:15 ID:???
新田「…って、石崎さん!?」
石崎「よう、久し振りだな新田! 三杉も!」
新田「な、なんでこんな所にいるんですか!? 学校は!?」
石崎「へっへっへ、聞いて驚けよ。 なーんと俺もサンパウロに研修で仮入団してんだよ、翼のチームメイトとしてな!」
新田「マジか…………」
全く予想していなかった再会に、新田はなんとも信じられずに軽く放心する。
三杉「(オワイランの持っていた雑誌に書かれていた名前…まさかと思ったが、本当に彼だったとはね。)
石崎。 …と言う事は、君がこちらの聞いているサンパウロの使者という事になるのか?」
石崎「おうっ、そういう事だぜ。 そしてこちらのカワイコちゃんが…」
陽子「日本サッカー協会の片桐陽子です、どうぞ宜しく。」
三杉「こちらこそ。」
取り敢えずこれで、キャプテンと相手チームの使者の間で通り一遍の挨拶は済ませされた事になる。
732 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/03(月) 22:43:16 ID:???
☆これからどーしますか?
A 石崎と話す
B 陽子と話す
C こいつらと個人的に話す用は無い、サッサとホテルに送らせてポイよポイ
D その他
3票選ばれた選択で続行します(メル欄空白がいいです。)
733 :
森崎名無しさん
:2012/09/03(月) 22:43:50 ID:9BsMKzgE
A
734 :
森崎名無しさん
:2012/09/03(月) 22:54:36 ID:j2tSnDxo
A
735 :
森崎名無しさん
:2012/09/03(月) 22:56:51 ID:/99qy9Mc
B
736 :
森崎名無しさん
:2012/09/03(月) 22:57:10 ID:nOLnEWSQ
A
737 :
森崎名無しさん
:2012/09/03(月) 23:16:52 ID:???
D エースのリグルと話す
738 :
森崎名無しさん
:2012/09/03(月) 23:19:28 ID:???
D そんなことよりタークに助っ人依頼だ
739 :
森崎名無しさん
:2012/09/03(月) 23:25:20 ID:???
リグルVSタークだと勝つのはどっちなんでしょうね?
740 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/04(火) 00:09:53 ID:???
> A 石崎と話す
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「(折角だ、石崎と少し話してみるのも良いだろう。)
まあ何はともあれ久し振りといった所かな、石崎?」
石崎「おう、お前の事は陽子さんから聞いたけど、正直驚いたぜ!
心臓病が完治したってのもだけど、イタリアに渡ってサクッとユースNo.1だって言うじゃねえの!」
三杉「まあ…しかしそれはもう過去の事だよ。」
石崎「またまたぁ〜。 しっかしこれがイタリアで最強メンバーかぁ…流石にt」
三杉(うん・・?)
それまで勢いよく言葉をひり出していた石崎だったが、ここで突然口ごもる。
何事かあったのかと三杉は首を捻り…
三杉「どうしたんだ?」
石崎「あっ、いやー………」
問い質してみても意味ならざる言葉を呟いて、気まずそうな苦笑を浮かべるだけ。
不審に思い、彼の視線の先を追ってみると、一人の選手が冷やかにこちらを見ているのが判った。
741 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/04(火) 00:12:27 ID:???
三杉(ミハエル?)
ミハエル(フン…)
振り向き見ている三杉の視線に気づいたようで、ミハエルは小さく鼻を鳴らして顔を背けた。
この態度に三杉はますます首を傾げる思いだが…
先着で
★何ごとか三杉は分からない→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 いや、聡明な三杉さんはピンときた
《ハート》 石崎「いや、そのぉー……さっきは悪かったって。」 石崎が突然ミハエルに謝りだした。
《スペード、クラブ》 特に何もないし三杉は首を捻るばかり。
《ダイヤ、JOKER》 聡明な三杉さんにはピンと来た上にイイ感じでこの場を収められる三杉さんマジ天使。
742 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 00:12:48 ID:???
★何ごとか三杉は分からない→
スペードJ
743 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/04(火) 00:27:30 ID:???
> 何ごとか三杉は分からない→ スペードJ
> 《スペード》 特に何もないし三杉は首を捻るばかり。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
一体ミハエルのあの態度は何事か…
判らずに三杉は内心で首を捻るばかりであった。
☆ この状況において三杉は…
A 三杉「何かあったのかい、石崎?」
B 三杉「何かあったのかい、ミハエル?」
C 三杉(何かあったのかも知れないが、この様子なら触れずにおく方がベターかな。)
D その他
3票選ばれた選択で続行します(メル欄空白がいいです。)
※下手打つとペナありガメオベラやもっと酷い事になるかも知れません。
744 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 00:29:10 ID:W7jSwsOc
B
745 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/04(火) 00:30:51 ID:???
本日はここまでと致します。
久々にニコニコ開いちゃって、ついつい一番好きな歌い手さんサーフィンしちゃいました。
ironyさん好き。
それではまた。
746 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 00:32:45 ID:dZMljXB2
C
この2人の事は感情絡みっぽいし関わりたくないでござる
747 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 00:33:17 ID:???
AはないとしてBも「なんで分からないんだ!?」とか思われそうで危険な感じがするんだよな
深読みしすぎかもしれんけど
ここは余計な波風は起こさせない方が良いのかね
748 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 00:33:23 ID:wNGiYkKo
C
749 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 02:40:36 ID:wOHsbm3s
B
750 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 02:42:22 ID:???
三杉と石崎って親しくもなんともないよな
ここは適当に切り上げて、後でミハにそれとなく聞くのがベターなんかな
むしろミハがこの場で何か言いたいかどうかかな
751 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 02:43:11 ID:KXF7dXCQ
C
752 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/04(火) 12:42:55 ID:???
>>750
ほぼ最上の考え方だと思います。
特に最後の一文がキャプテンというかまとめ役として理想的に思えました(私には)
============================================
> C 三杉(何かあったのかも知れないが、この様子なら触れずにおく方がベターかな。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(…………)
ミハエルの様子は確かにおかしいが、考えてみれば彼は別段口を開いてはいない。
ただ冷やかな視線を向けていたのと小さく鼻を鳴らしただけと言えばそれだけである。
三杉(何かあったのかも知れないが、この様子なら触れずにおく方がベターかな。)
空港という人多き場を騒がしたくないのか、別に何かアクションする程の事でもないのか…
ミハエルが何を思っているかは不明だが、少なくとも彼は何もしようとしていない。
それならば、今この場において余計な干渉で騒ぎ立てるべきではない…と三杉は結論に至る。
三杉(うん、ミハエルの事はしばらく気にかけておくとしよう。
もしもずっと様子がおかしいようなら、その時に改めて聞いてみれば良い。)
そうと決めると三杉は石崎に向けて全く違う話題…大空翼の近況などを尋ねつつ、バスへの誘導を急かした。
753 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/04(火) 12:46:42 ID:???
☆石崎に聞きたい事、聞き出してみたい事、話したい話題等ありますか?
A サンパウロでの成果
B サンパウロメンバーについて
C 陽子について
D サンパウロに所属するに至る経緯
E むしろこちらの事を積極的に話す
F その他
G 特になし
3票選ばれた選択肢で続行します。(メル欄空白でお願い致します。)
本日18時で投票締め切り、未決の場合はGで進行します。
754 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 12:53:12 ID:SnxbQXSk
A
これから対戦する相手だし、チームの戦力についてはそうそう話してはくれないかもだけど
自分のことなら気持ち良くうたってくれそうな気がするw
755 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 13:00:15 ID:wOHsbm3s
A
756 :
森崎名無しさん
:2012/09/04(火) 13:10:05 ID:lmg0ZHB2
A
757 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/05(水) 12:55:55 ID:???
> A サンパウロでの成果について聞いてみる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「ところで石崎、サンパウロの練習に参加しての手応えはどう?」
石崎「手応えっつーと?」
三杉「成果は挙がっているかって事さ。 その辺、自分でどう感じているんだい?」
石崎「うーん…そうだなぁ、やっぱ南葛でやってた頃とレベルがダンチなもんでさぁ…
とにかく来たばっかりの頃は本当にさっぱり通用しなかったんだよ。
俺なんかが頑張っても、到底ついていけるレベルじゃないって思ったね…。」
三杉「………」
石崎「けどよ、練習に付き合ってくれるイイ奴もいてさ。
そのお陰でなんとか今日までやって来れたし…我ながら上手くなっているような気はしてるぜ。」
三杉「へえ…持ち前のガッツが実を結びつつあるって所かな?
とにかく良かったじゃないか、僕達としてもどうやら油断出来ないようだ。」
石崎「へへ、よせやい。 三杉みたいな天才に警戒されるようなレベルじゃないって。」
そう言って否定しつつも石崎は表情を綻(ほころ)ばせる。
多少お調子者な様子である物の、その態度に不安や傲慢の色はあまり感じられない。
相対的な部分は分からないが、少なくなくとも石崎個人の実力として絶対値が上がっている事は間違いなさそうだ。
758 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/05(水) 12:57:07 ID:???
三杉(どうやら中学時代とは別と考えた方が良さそうかな。 スタメンで出て来た場合、単純に穴と考えてはいけないな。)
…と疑問もなく素直にそう思ってしまったが、直後に三杉は自分の考えに少々驚いた。
中学時代の全国大会、フランス国際と、三杉は石崎のプレイを目にする機会は少なくなかったが…
その頃の彼のプレイは到底三杉が(心臓病というハンデを持っていても)気にする物でなく、また現に記憶の端にも残っていない。
記憶に残っている物を敢えて挙げるとすれば、お調子者な言動と、翼を賛美し森崎に反発する言葉の数々…
それからシュートコースに顔面を割り込ませる事だけがやたらと上手かった事くらいである。
三杉(それなのに、彼の口調の感じだけで僕は石崎の確かな成長を確信した。 これはどういう事だろう…?)
内心で首を傾げる三杉だが、よく考えてみれば石崎が順調に実力を上げられる事には確かな理由があると分かった。
石崎にサッカーの才能があったか否か…恐らく、残酷に言ってしまえば無かった≠ノ相違ない。
しかし彼は小学生時代からずっと、翼の実力…才能を目の当たりにし続けてきた身なのである。
そしてその才能の差に腐るでもなく、嫉妬するでもなく…ただひたすらに、がむしゃらに追い縋った結果が今なのだ。
三杉(磨かない銀よりも、磨き続けた銅の方が輝くのは至極当然の現象…
努力を続けられるというのは間違いなくある種の才能だし、逆境や壁を前にそれを出来るとなれば尚更。
着実な成長を遂げて当然だったんだ、石崎は。 むしろ逆境に放り込む事でそれが際立って然るべきなんだ。)
そうして三杉は石崎の事を改めて視た。
自分達と実力が拮抗しているか、それとも上なのか、下なのか…それについて今知る術はない。
しかし彼を雑魚と侮る事は決して許されないと、その心の内に留めたのである。
※ 三杉の石崎に対する印象が(底なしの努力家)になりました。
759 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/05(水) 12:58:26 ID:???
そうこう石崎と話し込んでいる間にバスは市内ホテルへと到着した。
これで石崎らは一旦別れ、また明日の適時に迎えにくるという話になる。
石崎「ほんじゃあゆっくり休んでくれよな、明日はお手柔らかに頼むぜ。」
三杉「そうはいかない、全力で向かわせて貰うよ。 何しろこちらはプロ4部のチャレンジャーだからね。」
石崎「へへ、翼がそれを聞いたら喜びそうだ。 ちゃんと伝えておくからよ。」
ブロロロロロロロロロ…
エンジン音を響かせてサンパウロのバスは行ってしまった。
これからチェックインし、一休みしてからミーティング…その後に本格的な休息時間が与えられる。
今日の明日で試合という強行軍だが、それはいた仕方ない話。
疲れを残さぬ為にも今回は管理外の外出を禁止するという事にしている。
三杉(さて、いよいよ正念場が近付いてきた。)
フロレンティア・ヴィオラがこれから浮上出来るかどうかが、明日の試合でほぼ確定してしまう。
他の道に芽がある可能性もゼロとは言わないが、少なくとも今の三杉には見えていない。
無様にやられるだけの試合にしてはいけない、そう三杉はプレッシャーと向き合ったのだった。
760 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/05(水) 12:59:55 ID:???
ミーティングについては以前にオジオ、オワイランと決めた物を周知する事が主となった。
オワイランから提供を受けた雑誌のコピーを各自に配布し、自分達と相手のフォーメーション確認と共に、
敵主要選手の特徴を各自が把握するという作業が間に入り…
ミーティング終盤には、少なくとも前半中はバリエーション多彩に攻撃を繰り広げる展望を共通の物とした。
攻撃>守備として試合のペースを早めに握る…その展望通りにいかせたい物と誰もが願った。
(※詳細は
>>554-637
)
[休息時間]
ミーティングが終了して解散と相成った。
夕食はホテル内のレストランで取るルールで、外出についてはマネージャー管理の時間厳守。
それ以外の事は、疲労を抜くために寝るもバスタイムを長く楽しむも自由であった。
☆ 三杉「さて、どうしようかな」
A 本場のコーヒーを味わう為にカフェへ行こう。(単身)
B 本場のコーヒーを味わう為にカフェへ行こう。(誰かを誘って)
C 街の雰囲気や気候に慣れるため、ぶらりと散歩してこよう。(単身)
D 街の雰囲気や気候に慣れるため、ぶらりと散歩してこよう。(誰かを誘って)
E いや、全力でバスタイムだ。
F 自室でTVでも視ていよう。
G 誰かの部屋を訪ねよう。
H 僕は寝るぞ、全力で寝るぞ。
3票選ばれた選択肢で続行します。(メル欄は空白がルール…それが世界の選択か、ラ・ヨダソウ・スティアーナ)
761 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 13:15:14 ID:CBS6Unyo
A
762 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 13:39:37 ID:PPRwEjOE
A
763 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 13:40:57 ID:rEzPRQeY
B
764 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 14:30:55 ID:???
I 段ボール神社に行こう。
765 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 14:40:06 ID:ssNFJ1EM
C
766 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 15:21:27 ID:3J8C/r/A
D
767 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 15:55:50 ID:hvnD/q+6
B
768 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 16:05:29 ID:+2pnBc1g
C
769 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 16:25:48 ID:O4dCJSPo
C
770 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 18:24:24 ID:???
唐突にアドベンチャーパートSTART!
771 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 18:33:55 ID:???
いいカードを引いたら隣の人あたりと出会えたりして
772 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/05(水) 23:20:38 ID:???
スレ主としての引き際に関するインフォメーションです。
少々マジレスになりますので、アナカンではなくアナカンの中の人の発言として受け取って下さい。
私は既婚の身でして、しかし更新する時間に多少困る物の楽しく書かせて頂いております。
しかしタイムリミットもある物と考えています。
具体的に言えば、子供が出来た後はもう続けられないと思っています。
あと1年か、1年半か…そんな程度ではないかと想像しています。
おそらく今のペースでは最後まで物語を書ききる事は出来ないでしょう。
その時になってみなければ分かりませんが、物語を受け継いでくれる方を募集する事も以前から想像しています。
そういう認識をどうぞ持っておいて頂きたく思います。
773 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 23:44:25 ID:???
自分はこのスレが一番好きだから実際に終わったらすごく残念だと思うんでしょうけど
子供は宝物、当然。立派な子供を育ててくださいね乙
774 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 23:48:08 ID:???
一年って遠くに見えて近いからな。
775 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 23:48:59 ID:???
パルマ戦で追いついてから逆転するまでの流れは最高に楽しかったなー
776 :
森崎名無しさん
:2012/09/05(水) 23:50:56 ID:???
まだ終わってないからね。
777 :
森崎名無しさん
:2012/09/06(木) 02:03:58 ID:???
>>中の人へ
まぁこればっかりは,仕方がないといいますか,
できれば続けて欲しいとは思いつつ,
諸般の事情から継続できなく事があることは,
森崎板の各スレを読んでいる人ならみんな分かっていることだと思います。
実際にも,過去にも本当にきれいな形で完結できた作品は少なく,
スレ主さんが続けられなくなったときには,多少強引にまとめられて終えられるか,
残念ながら未完という形になってしまっている方が多いですよね。
ただ,私個人としては,できれば,続けられなくなったときには,
そのことを一言言っていただけると,ありがたいなぁとは思っています。
なので,アナカンの中の人にも,できるところまで頑張っていただいて,
続けるのが無理な状況になってしまったときには,
その旨の告知(+後継者の募集?)をしていただけると嬉しいなぁと
思っています。
778 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 00:48:44 ID:???
>>764
残念、そこには私と嫁しかいません。
>>770
この世はでっかい宝島なのできっとスリルショックサスペンスな事が起こる筈です
>>771
採用w
>>773
そう仰って下さって幸せです。
まだ先の話ですが、いずれ必ずその時が来ると思います。
その時の事をリアルに想像するようになりましたので、言っておくべきかと考えた次第です。
>>774
あっと言う間なんですよねー、本当に。
>>775
私の手汗もすごかったです、あのとき
>>776
もうちょっとだけ続くんじゃ的なー
>>777
ご丁寧にありがとうございます。
私も森崎板でも色々な完を見ましたし納得してきましたが、自分の作品はやはり別ですね。
出来ればやりきって完結したいとは思います。
その時までまだ時間ありますし、色々な道を考えておきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致しまする。
779 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 00:49:53 ID:???
> C 街の雰囲気や気候に慣れるため、ぶらりと散歩してこよう。(単身)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「それじゃ済まないが出掛けてくる。 ちょっとだけ宜しく頼んだよ。」
メリー「夕食の時間までには必ず戻って下さいね。
戻らなかったり、こちらで何かトラブルが起こった場合はポケベルに連絡を入れますから。」
三杉「了解。 こちらでトラブルがあった場合はホテルへ連絡するから。」
三杉はマネージャーと必要な連絡を交わして外出する事とした。
時間に制限があると言っても、夕食までは2時間弱と十分にある。
本格的な観光ならいざ知らず、周辺を見てまわる分には問題無い筈である。
三杉(さて、それじゃあ適当に歩き回ろう。 …と言っても。)
正直サンパウロという都市の予想を超える大都市ぶりに、三杉は少々呆れ気味であった。
イタリアの地元フィレンツェなど当然比べ物にならず、ミラノですら不足していると思われるこの光景…
乱立する高層ビルの数々から醸し出される活気は、東京銀座やニューヨークなどのパワー都市に匹敵すると思えた。
780 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 00:53:53 ID:???
先着で
★三杉「とにかく歩いてみようか」→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《Joker》 翼と遭遇し…
《K》 ロベルト本郷と遭遇
《Q》 翼と遭遇
《J》 おっと森崎と遭遇だと?
《10、9》 薔薇の香りのする、とある男と遭遇
《8〜6》 とある男男と遭遇
《5〜2》 とある男女と遭遇
《A》 突然声をかけられた(マークの色により分岐)
781 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 00:54:46 ID:???
★三杉「とにかく歩いてみようか」→
ハート10
782 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 00:54:56 ID:???
★三杉「とにかく歩いてみようか」→
ハート4
783 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 02:18:12 ID:???
> 三杉「とにかく歩いてみようか」→ ハート10
> 《10、9》 薔薇の香りのする、とある男と遭遇
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(さて、好奇心を丸出しにして歩く訳にもいかないし、目的地を定めないとな。)
多少なりとも下調べをしてきた三杉は、周囲を無為にキョロキョロする事なく歩き始めた。
ブラジル・サンパウロはフィレンツェ等に比べても、お世辞にも治安が良いとは言えない。
土地勘もルールも知らない日本人が一人で歩いているとなれば、街の中でも危険を呼び寄せる事だろう。
ぶらつくにしても、気の向くまま風の向くままとはいかないのが、よそ者としての在り方という物。
三杉(確かすぐ先にパウリスタ通りとやらが……あった、あれか。)
街のメインストリートであるパウリスタ通りまで来た。
大通りとあって、広い車線にはタクシーがビュンビュンと行き交っている。
それらはまるで競争しているかのようであり、スピード違反の概念がないのかと三杉を半笑いにさせた。
そうこう歩き続け、三杉は目的地に到着した。
大通りに面した、近代的でドデカい真っ赤な建築物。
三杉「これがサンパウロ美術館ね…。 なかなかファンキーな造形だ。」
784 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 02:19:45 ID:???
チケットを購入し、三杉は美術館の中に入った。
ヒンヤリした空気が館内に適度な緊張感をめぐらせている。
この時期のサンパウロは初夏よりも前であり、空調が無くても問題ない程度だが、この辺りは流石美術館と言えた。
ここがストリートでない事を実感し、ようやく三杉の神経はリラックスした。
先程までのきびきびした歩調を、気分任せのぶらりとした物に変え、廊下を無作為に歩き回る。
三杉(モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、モジリアーニ、ピカソ…思っていたよりも遥かに名画揃いだな。
確かどこぞの新聞社の社主が、第一次世界大戦後に買い集めた絵画を寄付したという話だったか…。
ふふ、ミュラーかオワイラン辺りを連れくるべきだったかな…。 彼らならきっと楽しめるだろう。)
そんな事を考えつつも、三杉を思考をなるべく抑え、インスピレーションに任せて絵を見て回った。
長旅の疲れと時差からくる朦朧感はあったが、むしろそれがストレートに刺激を与えてくれていた。
そんな折、突如として三杉は鼻腔をくすぐる香りに気が付きハッとした。
これは薔薇の香りである。
香水ではなく自然の薔薇に近い香りに思えたが、周囲に花は飾られていない。
三杉(うん…? 近い筈だけれど…なんだ? 何処にも見当たらない…)
匂いの発信源が何となく気になった三杉。
より目を凝らして周囲を見渡してみるが、やはり花自体もそれらしき物も見当たらない。
785 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 02:22:07 ID:???
三杉(!?)
…と、ここで急にその匂いが強くなり、同時に人の視線を感じた。
美術館なので当然他にも何人かの客が居るが、これは意識的な視線と思われた。
警戒心を強めた三杉…
???「おっ、やっぱり三杉淳じゃねえか!」
三杉「えっ…!?」
驚いて思わず声を上げるも、三杉はこの声を何処かで聞いた気がした。
それほど遠い記憶ではないように思われたが、答えは振り返った目の前にあった。
三杉「えっ…ええっ!?」
賀茂「3ヶ月ぶりってとこだな。 …って、俺の事は覚えているか?」
この野太い声の主を、確かに三杉は知っていた。
むさ苦しいヒゲ面、粗暴な雰囲気に加え、ラフを通り越した汚らしい服装…。
そう、イタリアで片桐と一緒に三杉を訪ねてきた日本サッカー協会の男に間違いなかった。
間違いないように見えたが…
786 :
アナカンの中の人
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 02:23:10 ID:???
三杉(えっ、だって… 薔薇? 豚じゃなくて!?)
賀茂「どうした?」
三杉「あっ、ええっと…」
A 三杉「無論覚えていますよ、賀茂さんでしたよね?」
B 三杉「知らない、貴方(の匂い)は僕の記憶にない!」
C 三杉「無論覚えていますヨ。 (「・ω・)「ガオー」さんでしたっけ?」
D 三杉(いけない…ロングフライトの疲れが嗅覚をおかしくしたらしい。早々に帰って休まねば…)
E 三杉(そうか、手術だ。)
F 三杉(そうか、夢なんだ。)
G その他
3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※多少はっちゃけても何とかします。
787 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 02:27:17 ID:???
G 三杉(そうか、賀茂に変装しきれなかったスリだな。)
788 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 03:00:47 ID:???
カモに変装したかもとはこれイカも?
789 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 03:34:23 ID:rAqxFXc+
A
790 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 05:12:10 ID:UCxBWDXQ
A
791 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 08:38:56 ID:7o12uy2E
A
792 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 13:36:12 ID:???
> A 三杉「無論覚えていますよ、賀茂さんでしたよね?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
嗅覚から入ってくる情報は、目の前の人物が賀茂という男である事を否定している。
三杉の知る彼(か)の人物の体臭は、豚の如き家畜が放つ酷い悪臭であったのだ。
にもかかわらず、今この賀茂から発せられている体臭…いや香気はバラのフレグランスであった。
三杉(香水で体臭を駆逐する事は出来ない…。 基本的に悪臭+芳香≠GOODなんだ。
例外が起こるのは元々の悪臭が非常に微量な場合…スカトール添加やインドール添加が例に挙がるのみ。)
…と、そんな事を三杉は深刻考えてしまう。
しかしやがて『別にどうだって良い、悪い事じゃない』と思い直した。
三杉「(そう、今はそんなことはいいんだ、重要なことじゃあない。
悪臭がフレグランスへ変わったのなら、僕だってこの人とコミュニケーションを取れますよ、片桐さん。)
無論覚えていますよ、賀茂さんでしたよね? お久しぶりです。」
以前に見せた刺々しい対応ではなく、三杉は通常運転で賀茂へ挨拶を返した。
この判断は気楽に考えて良かったと言えるだろう。
事の真相としては、賀茂はとある食品会社から試験サンプルとして貰ったガムを食べたのである。
それは後の世にオ○コ香る≠ニいう名で商標登録される臭化学の結晶…
香気成分が血液を通じて体外に排出される経験則を基に、薔薇に含まれる成分・ゲラ二オールが経口摂取により皮膚から
放出される事に対し定量性を見出し(※)、気軽に口に出来るガムという手段で売り出す事へと発展させた人類の叡智である。
対象のメインを加齢臭が気になる中年男性とし、ビジネスマンが商談前に気軽に取れるという所がまさに慧眼であったと言えよう。
ちなみに該商品を同時に大量摂取すると、尿までもが薔薇の香りとなるらしい。
尿と血液の関係を考えれば当然の理屈ではあるが、あまり想像したくないし試してみたくもない話である。
※ちなみこの研究技術が確立されるのは、本当はもっとずっと後の世の話ですのでご注意ください。
793 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/09/07(金) 13:37:36 ID:???
賀茂「おっ。 なんだ、今日は手厳しさがないな?」
三杉「ええ、別に貴方に警戒(と生命の危険)を感じる理由が既にありませんので。」
賀茂「ふうん? まあ話が早くて助かると言っておこうか。」
三杉「?」
何やら思わせ振りな物言いの賀茂に、三杉の不信感は少々刺激された。
偶然ではなく三杉に要件があって、このサンパウロ美術館に居るという事であろうか?
考えてみれば、そもそも賀茂の外見的印象から、およそ美術を嗜む人物とは思えない。
☆三杉「…………」
A 三杉「賀茂さん、貴方は何故この美術館に?」
B 三杉「賀茂さん、貴方が何故ブラジルに?」
C 三杉「おお賀茂、貴方はどうして賀茂なの?」 ※要5票
D 三杉「それじゃ、僕はこれで。」
E 三杉(やはりこの男…日本サッカー協会の人間とは名ばかりの詐欺師か…)
3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
794 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 14:07:17 ID:7yU6fo9Y
B
795 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 14:09:04 ID:qdSizZFA
B
796 :
森崎名無しさん
:2012/09/07(金) 14:20:51 ID:rAqxFXc+
A
490KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
0ch BBS 2007-01-24