キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/30(木) 03:41:42 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

ブンデスリーガを3位の好成績で終えた森崎たちブレーメンはチームの強化のために世界各国へと遠征することに。
はじめに訪れたオランダにて、再びアカネイア大陸に聞きが迫っていることを知らされる。
中山に押された『破滅のツボ』の解決策の鍵もアカネイアにあると分かり、森崎は再び異世界へと旅立つ。

森崎が不在の間に、アカネイア大陸の情勢は大きく変化していた。
森崎が生み出した影であり、ガーネフを味方につけて暗躍する『ラムカーネ』が
アカネイアワールドカップにて優勝することでニーナ姫を娶り、神聖帝国の皇帝となっていたのである。
間接的ではあるが『森崎有三』という存在を完全に乗っ取られたことで森崎は狼狽えるが、
ガトー司祭の助言に従い、星のかけらを集めることでラムカーネへの対抗策を築きあげることを決意する。

グルニアでのロレンス将軍の悲しき反乱に心を痛めながらも、マケドニアにて捕らえられたミネルバの救出に向かう森崎たち。
果たして反乱軍の首謀者であるリュッケ将軍、ルーメル将軍を倒しミネルバを救い出すことは出来るのだろうか…?

☆前スレ
【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1342200894/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html

385 :森崎名無しさん:2012/09/20(木) 22:56:54 ID:S192Lxao
A

386 :森崎名無しさん:2012/09/20(木) 23:05:17 ID:xd8YYprY
B

387 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 08:45:17 ID:???
>B 三杉を残し、中里と一緒に追跡する


森崎「いや、ここは俺と中里が追いかける。
   心臓の弱いお前じゃアイツらを追いかけるなんて無茶すぎる」

三杉「言ってくれるね。……だけど、確かに今回は君たち二人のほうが適任そうだ。
   二人のことを頼んだよ。中里、君も気をつけてくれたまえ」

中里「任せるでござる。(やはりどこの国にもいるものだ。『裏の世界』に生きる者というものは…)」

午前中にイスラスからこの町に纏わる麻薬の話を聞いているだけに、
森崎の胸中は嵐前の波のようにざわついていた。
いざとなれば戦う力を持っている自分が皆を守らなくてはいけない。
森崎は三杉に自分の荷物を預けると、中里と一緒にビクトリーノたちの後を追いかける。

三杉「(まったく……昔から彼はあらゆるトラブルを持ち込んできたものだ。
   だが、どんな形にせよ解決の糸口を見つけてきたのも彼だ。
   きっと森崎ならば何とかしてくれるのではないだろうか。
   ……信頼と期待は別物だ。けれども、確かに森崎には人を惹きつける何かがある)」

仲間たちの無事を信じ、荷物番をしている三杉のもとに見知った顔が駆け込んでくる。

三杉「クライフォートじゃないか。君もここに来ていたのか」

クライフォート「ああ、少し野暮用でな。それよりイスラスを見なかったか?」

三杉「彼なら今さっき泥棒を追いかけるために外へと飛び出していったよ」

三杉の返答を聞き、クライフォートは少し顔を歪ませる。
何やら彼に一刻も早く伝えたい情報があったらしい。

388 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 08:46:19 ID:???
クライフォート「この間の仮面の男のことを覚えているか」

三杉「! ああ。あのとんでもない足の速さの謎の男のことだね」

クライフォート「奴がまた現れてな。こいつをイスラスに渡して欲しいと言い残して消えてしまった」

三杉「これは……」

クライフォートは鞄の中から分厚いスポーツタオルに包まれたあるモノをゆっくりと取り出した。
それは三杉がモロドフから受け取った荷物の中に入っていた蒼色の宝石と非常によく似た形状をしていた。
ただひとつ違うのは、全ての光を飲み込んでしまうかのようなドス黒い濁った色をしていることだ。

クライフォート「あの日の夜。イスラスが俺たちに話してくれたことが全て真実なのだとしたら…」

三杉はクライフォートの言葉を聞きはっと息を呑む。
行方不明だったイスラスがアヤックスの寮に戻ってきたあの日。
クライフォートと和解した後、彼は自分が今までどこにいてどうしていたのか語ったことを思い出す。

クライフォート「うかつに触るなよ。布越しに触れている今の俺でも、正気を保つのに苦労しているんだ」

三杉「まさかこれが彼の言っていた『闇のオーブ』のかけらだと言うのかい?
   所持者に強い精神力が備わる代わりに精神に異常をきたすというあの……」

身動きすることができなくなるほどの悍ましい力が、黒色のかけらから伝わってくる。
確かに人格が大きく歪んでしまうほどの禍々しい正気が指先から染み込んでくるようだ。

三杉「確かイスラスは黒いローブの老人に謎の組織に拉致されたと言っていたな」

ここ最近次々と将来有望な若手選手が疾走している事件の被害者たちが、
この黒いかけらの虜にされ、集められているとイスラスは言っていた。

389 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 08:48:47 ID:???
三杉「この世界では絶対に裁かれない合法……いや、魔法ドラッグとは言い得て妙だな。
   だが、なぜその仮面の男はこれをイスラスに渡そうとしているんだ?」

クライフォート「それは分からん。だが、あの男は言っていた。
        一度闇に取り込まれた者は二度と闇から抜け出せない。
        取り返しがつかなくなる前に俺たちのところに戻って来い……とな」

三杉「……ふぅ。おとなしく荷物番なんてしていられる状況じゃなくなったな。
   近くの施設にコインロッカーがあったはずだ。そこに全部押し込んでおこうかな」

クライフォート「とにかく俺はイスラスを追いかける。
        あの仮面の男もイスラスを追っているはずだ。
        お前も荷物を片付けたらアイツの捜索を手伝ってくれ」

三杉「了解。
   (いったい何が起ころうとしているのだろう。こんな一見ただの宝石にしか見えない異質の存在。
   森崎、君ならばなにか知っているとでも言うのかい?
   魔法という特異な力がごく当たり前に存在する世界に滞在していた君ならば……!)」

390 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 08:50:41 ID:???
一方、森崎と中里はビクトリーノとイスラスを追いかけ街の郊外へと入り込んでいた。
しかしここで重大なミスに気がついてしまう。
この街に不慣れな二人はすっかり道の感覚が掴めず迷子になってしまっていたのだ。

森崎「うぎぎ……こんなことなら三杉を連れてくるんだったぜ……」

中里「そんなこと今更拙者に言われても困るでござる。
   しかし、こんな事もあろうかとこんなものを用意しておいたでござる」

森崎「なんじゃそれは」

中里が取り出した巻物を訝しげに睨む森崎。どこか見覚えのあるそれは、
昔森崎も愛用していた名前を書いた人物の能力が分かるという秘伝の巻物に似ていなくもない。

中里「これに名前を書けばあら不思議!その者が持つ霊気を通じて居場所を探り、
   現在所在地がはっきりくっきり浮かんでくるのでござる。名付けて『幽幻目』の巻でござる!」

森崎「おおう、なんだかよく分からんが早速やってみてくれよ」

中里「(実はただのGPS機能付きの地図であることは秘密でござる)」

中里は素早く印を刻み……もといデータを入力し二人の居場所を探りだす。

391 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 08:52:44 ID:???
★Ghost・Phantom・sight→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ビーチに向かったみたいだ。追いかけよう!
ハート→デパートに向かったみたいだ。追いかけよう!
スペード→公園に向かったみたいだ。追いかけよう!
クラブ→ドゥン!エラーが発生しました。巻物から聞こえる機械的な声に中里は狼狽えている…
JOKER→アヤックスのスタジアムに向かったみたいだ。追いかけよう!

392 :森崎名無しさん:2012/09/21(金) 08:53:15 ID:???
★Ghost・Phantom・sight→ JOKER

393 :森崎名無しさん:2012/09/21(金) 09:09:03 ID:???
オランダはJOKERに縁が深いなー

394 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:36:53 ID:???
>>393
順当にとあるフラグを重ねております。
今の私にあの方々を立派な貫禄を持たせて書けるかどうか…ううっ。
===========
★Ghost・Phantom・sight→ JOKER ★
>JOKER→アヤックスのスタジアムに向かったみたいだ。追いかけよう!


ピープーピー 検索完了しました

森崎「ん?何ひとりごと呟いてんだ中里」

中里「やや、なんでもござらんよ。どうやら二人は
   アヤックススタジアムのグラウンドへと向かっているようでござる」

森崎「下手に人が混み合いそうなトコよりはマシだな。よし、追いかけるぞ中里!」

中里「御意!」

395 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:38:20 ID:???
ここで少し時間は遡る。デパートで備品の買い物を終えたリブタとマネージャーのシャル。
そして特性のプロティンを大量に抱えたディックとブローリンがはちあわせていた。

シャル「ディック!それと…ブレーメンのブローリンさんでしたよね。こんにちは」

ブローリン「こんにちは。君たちも買い物かい?」

ディック「なんだよマネージャー。ブタちゃんとデートかい?」

リブタ「お、おお、俺はぶ、ぶぶ、ブタじゃないやーい!ぶっひぃぃぃい!!」

ブローリン「(名は体を表すとはこのことか。だが、この体格の大きさは競り合い時には脅威だな)」

ディックの煽りに顔を真赤にして鼻穴をふくらませるリブタを、シャルはどうどうと抑える。

シャル「もう、ディックも子供じゃないんだからいつまでもからかうのは止めなよ。
    これでも昔に比べたら大分引き締まってる……と、思うかな。う〜ん、どうだろ」

自信無さ気なコメントを残すシャルに対し、リブタは頬をタプタプ揺らしながら悲観にくれる。

リブタ「そんなァ〜!ここ最近ずっとお菓子食べるの我慢してるのに〜!」

ディック「もちっとスマートに走り回れる身体をしっかり作りやがらねぇと。
     俺の秘蔵のプロティンを分けてやる。こいつを摂取すればすぐにマッスルボデーに…」

リブタ「い、いいよ…。俺、そういうの取ると昔から太っちゃう体質なんだよ」

ブローリン「ならば腹筋だ。腹筋一つにも色々と種類があってだな。
      腹回りの肉をそぎ落としたい場合、こう、身体をVの字のようにだね…」

396 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:39:43 ID:???
シャル「あ、その話わたしも気になります。詳しく教えて下さい!
    最近脇腹あたりのお肉がちょっーっと、ほんのちょーっと摘めちゃって…」

リブタ「俺が食べるの我慢して取っておいたお菓子こっそり食べてるからでしょ。この間見ちゃったんだよね…」

シャル「ドキーン!い、いやぁあれはその…ほら、仕事を早く済ませるのがわたしのモットーでしょ?
    だからあれは頭の回転を速くするためにしかたなく……」

ディック「あんまり早すぎて雑になるのも考えものだけどなー」

シャル「はい……精進します」

そんな雑談を交わしつつ、ディックたち4人は和やかな雰囲気でアヤックスの寮への帰路を歩く。

ブローリン「しかし、女子のマネージャーといえば俺が元いたチームのことを思い出すよ」

ディック「なになに?その子どんな子?可愛い子?
     うちのサルみたいなのとは違って有能な子なんだろうな〜」

シャル「サルじゃないシャルだー!ムッキー!!……って、あらヤダ。オホホ」

リブタ「(また人の名前をもじって馬鹿にするー。
    うん、いつかディックに名前ネタでギャフンと言わせてみせるぞ)」

後日、リブタはディックという名に隠された意味を偶然知ることになり
さすがにこれは可哀想だと復讐を思いとどまるのだがそれはまた別のお話である。

ブローリン「可愛いかどうかは俺の口からは言えんが、有能なマネージャーだったと誇れるな。
      彼女の名前はシェリー。科学者である兄と一緒に俺たちのチームのサポートに無くてはならない存在だった」

397 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:40:52 ID:???
科学的トレーニングを導入することになったスウェーデンユースは、
これまでとは大きく違う練習項目に戸惑うものは少なくなかった。
腹筋一筋であったブローリンも例外ではなく、練習内容を理解していく
他の者たちの驚くほどの成長に取り残され、思い悩んだものである。
そんなとき、彼女の献身的な補助によりブローリンはようやく練習のコツを掴み、
チームメイトと同様に飛躍的に実力を伸ばすことに成功したのである。

ブローリン「(そうだ。カレンを事故で失い悲しみにくれたのはレヴィンや俺たちだけじゃない。
      カレンの親友であった彼女も、あの日から暗い影を背負うようになってしまった……)」

もしもやり直せるものならばやり直したい。レヴィンの切なる願いを成就するためにも。
星のかけらを出来るだけ集め、カレンを生き返らせなくては。
そうすればきっとあの頃のように。皆が笑顔を取り戻せるはずだとブローリンは固く拳を握る。

リブタ「ぶひぃ…ぶひぃ…ちょ、ちょっと公園で休んでいこうよ。ノドが乾いた……」

ディック「ああん?甘ったれたこと言ってんじゃねぇよ!だからテメェは何時まで経っても……!」

シャル「ま、まぁまぁ。わたしも午前中ずっと歩きづめでちょっと疲れちゃったし」

ブローリン「俺もこの街の風景を色々と見て回りたい。構わないだろうか?」

ディック「……けっ、わーったよ。わっかりました〜」

ディックたち4人は近くの公園のベンチへと向かう。
一方その頃、その公園ではクリスマン、カイザー、レンセンブリンクの三人が
『とある人物』からの依頼を受けて『とある探し物』をしていた。

398 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:42:14 ID:???
クリスマン「どうだ?見つかったか?」

カイザー「うんにゃ。こっちには何にも手がかりなし」

レンセンブリンク「……同じく。本当にこんな場所にあるのか?」

クリスマン「あると思う。いや、絶対にあるはずだ!そして何が何でも見つけなくちゃいけない。
      アヤックスアカデミーに伝わる『伝説の三人組』が残した『お宝』を!」

レンセンブリンク「本当にそんなもの存在するのか?よくあるつくり話とかじゃないのか?」

カイザー「俺はこういう宝探しって結構好きだけどな。ウッシッシ」

レンセンブリンク「クリスマン、少し冷静になれよ。こんなお遊びみたいな無駄な努力するより
         ブレーメンの戦力を分析するとか弱点を探すとかしたほうがよほど有意義じゃ…」

クリスマン「それだけじゃダメなんだよ。今の俺達じゃ……ダメなんだ。
      そうじゃなきゃ、俺達は何時まで経っても『前座』扱いだ。
      イスラスも復帰し、クライフォート、三杉との三本柱になったアヤックスは確かに強い。
      でも……このままアイツらにおんぶに抱っこするだけの存在でお前たちは満足なのか?」

レンセンブリンク「……そんなわけないさ。俺にだって点取り屋の意地はある」

カイザー「うーん…俺達が強くなればさらにアヤックスはさらに盤石になるってことは分かるぜ」

クリスマン「フェイエノールトにレンタル移籍していた頃の事を思い出そうぜ。
      あの時の俺達はドイツの守護神と呼ばれていたデューター・ミューラーさえも翻弄できた。
      俺たち三人の力を合わせれば誰が相手だろうと渡り合える。
      だから探すんだよ。俺達じゃなきゃ出来ないとっておきってのを」

399 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:43:36 ID:???
レンセンブリンク「それがアヤックスアカデミーに伝わる『伝説の三人組』が残した『お宝』とでも?
         ……ところでそのお宝の情報ってどこから手に入れたんだ?」

クリスマン「実はその『伝説の三人組』のメンバーの一人から電話が入ったんだよ。
     『君たちに探してもらいたいものがある。僕達の歴史を受け継ぐに値する後継者たちに』って」

カイザー「へえぇ!そいつはすげぇや!で、その伝説の男ってのは何者なんだ?」

クリスマン「……探し物を見つけてくれたら名前を明かすとしか。
      けど、大体見当はついてるんだ。アヤックスアカデミー出身で、
      伝説の名を関するに相応しい『三人組』といえばあの人達しかいないって」

レンセンブリンク「! そ、それはまさか……まさかあの三人のことだというのか!?」

クリスマン「多分だけどな。どうだ、俄然やる気になっただろう。
      あの三人の後継者になれるかどうかの特大のチャンスなんだぜこれは!」

カイザー「ウッヒョー!そうと決まれば何としてでも探してやろうじゃないの!」

レンセンブリンク「やれやれ。こうなったら最後まで付き合うとしますか」

クリスマン「ああ、必ず見つけてやろうぜ。『星のかけら』という名の青い宝石…俺たちの夢を!」

こうしてクリスマンたちオランダトリオは『宝探し』を再開する
アヤックスアカデミー出身の伝説の三人組。
そう、今やサッカーファンにおいて世界でその名を知らぬものはいないほどの有名選手。
ファンベルグ。フーリア。ニスケンス。セリエAのトップで活躍する彼らの偉業はまさに伝説の名に相応しい。
彼らの力にあやかれるものならばと地面を這い、ゴミ箱をあさり、
道行くカップルの非難を受けつつ、三人は公園中の怪しいところを徹底的に探しまわるのだった。

400 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:44:58 ID:???
ビクトリーノ「こんにゃろー!待ーちやがれー!!」

イスラス「あいつ……相当逃げ慣れているな。このままじゃ振り切られるぞ」

美術館から飛び出してきた男を追いかけ、公園までやってきた俊足コンビ。
しかし男は身軽な動きで道行く人を避け、花壇の間を器用に走り抜けていく。
どうやって追い込むべきかと考える矢先、聞き覚えのある声が聞こえてくる。

シャル「イスラスー!そんなに慌てていったいどうしたの〜?」

リブタ「こっちにおいでよー。ここのジェラートの美味しさったらもう絶品で絶品で」

ディック「っておい!どさくさに紛れて俺の分を食おうとしてんじゃねぇよブタが!」

イスラス「シャル?それにリブタ……ディックも一緒か」

ビクトリーノ「おい、呑気に手を振ってる場合じゃねーぞ。このままじゃ見失うって!」

イスラス「! くっ…しまった!」

男は茂みをかき分け、公園の中央にある巨大な噴水の方へと向かっていく。
慌てて二人も後を追うようにして体を屈めて草の間をかき分けていく。

ブローリン「いったい何をやっているんだあの二人は…?何かを追いかけているように見えたが」

シャル「なんだか気になるね。わたし、ちょっと追いかけてみようかな〜」

リブタ「ええ〜?走るのはちょっとご勘弁願いたいところなんだけど…」

ディック「食ったら走れ!それが太らない第一歩だっつーの!」

401 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:46:28 ID:???
巨漢コンビとスイーツコンビはイスラスとビクトリーノを追いかけ、噴水の方へと向かう。
それと同時刻。クリスマンたちは恥も外聞も捨て、ずぶ濡れになりながら噴水の中を『宝探し』していた。
子供が母親にあの人達は何をしているのという純粋な質問をし、
それに対して母親は見てはいけませんよと的確な返答をしているのもお約束である。

カイザー「ヒャッホー!ビーチで泳げなかった分ここで泳いじゃうぜ〜!ワイルドだろ〜?」

レンセンブリンク「真面目に探せカイザー!……くっ、どうして俺がこんな恥ずかしい目に……」

クリスマン「俺の予感が正しければここに『星のかけら』があるはずだ。
      水面に青白く光るものが見えたんだ。きっと、この中に…ブクブクブク…ブホッっ!?」

盛大に空気を吐き出しながらクリスマンは必死に手を伸ばして掴んだ『ソレ』を掲げる。
青白く輝く小さな宝石。間違いない。きっとこれが『星のかけら』と呼ばれるモノなのだろう。

クリスマン「やったァ!見つけたぞォ!これで……これであの伝説の三人から……
      ファンベルグさんたちからとっておきの技を教えてもらえ――!?」

そのとき目の前を突風が過ぎていった。いや、人だ。
水か汗か涙かもわからないほどにびしょ濡れになっていたクリスマンが
歓喜の表情で握りしめていた『星のかけら』が今目の前を通り抜けた人にもぎ取られていったのだ。

クリスマン「ンノォーーーーッ!?お、おい、追い、追いかけけけけーーー!!」

どう表現したらいいか分からない絶叫が公園中に響き渡った。
自分で出した声の大きさに驚き我に返ったクリスマンは、これまた驚き目が点になっている
レンセンブリンクとカイザーを引き連れ、お宝を横取りした謎の人影を追いかける。

カイザー「へへぇー。このカイザー様と追いかけっこしようとはいい度胸してんじゃん!」

レンセンブリンク「どうやらアヤックススタジアムの方へと逃げていくみたいだ。このまま追い込むぞ!」

402 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:47:49 ID:???
こうして実に11人もの追跡者を引き連れ、男はスタジアムの中へと逃げこんでいく。

森崎「中里、奴は確かにこの中に逃げ込んだんだよな?」

中里「機械が…や、失敬。巻物が正常に動作しているならばその通りでござる」

ビクトリーノ「なんだ、お前たちも追いかけてきたのか。ご苦労なこったぜ」

ブローリン「いったい何の騒ぎなのだこれは。説明してくれないか?」

森崎は美術館の作品やビクトリーノの荷物を奪い逃走する男がここに逃げ込んだこと、
そしてその男が危険な薬を落とすところを見てしまい、これは危険だと追いかけてきたと説明する。

クリスマン「それだけじゃないぞ。アイツは俺達が必死に探しまわって見つけた『お宝』まで奪っていきやがったんだ」

森崎「お宝だって?一体それは何なんだ?」

カイザー「それはだな、星のもがもがもが」

レンセンブリンク「(君は馬鹿か?下手に口を滑らせてせっかくの
         『伝説の三人組』からの指導を公にするつもりか)」

カイザー「もがーもががーもがっがもがー!」

クリスマン「べべ、別に大したものじゃないんだけどさ。そ、そう。財布だよ財布。
      ビクトリーノもアイツに荷物を盗られたんだろ?早く取り返さないとな」

ビクトリーノ「お、おう。だが森崎の話が本当だとすると、ちょっとヤバイ相手なんじゃないのか?」

403 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:49:15 ID:???
イスラス「……そうだな。下手に固まって行動するのは危険かもしれん。
     連絡手段を用意して、3手に分かれて行動しよう。
     森崎、メンバー分けを任せても構わないか?」

森崎「別に構わないが……。なんだかお前、こんな危機敵状況なのに随分落ち着いてるのな」

約3年戦いの場に立ち続けた森崎や、忍びの者である中里ならばいざしらずである。
それとも『闇の軍団』にいた経歴を持つ彼だからこそなのだろうか。

イスラス「内心ビビってるのが本音さ。だが、俺はもう何からも逃げないって決めたんでな」

不敵に笑うイスラスに、森崎は安心していいのか不安になるべきなのか判断することはできなかった。

森崎「よし、みんなきけ。これから逃げた泥棒を3手に分かれて追跡する。
   相手は何かしらの凶器を持ってる可能性も考えられるから、
   たとえ泥棒を見つけても慌てず騒がず仲間たちに連絡すること!」

ビクトリーノ「ヒュ〜。なんだか今のお前、サッカーしてる時よりもリーダーっぽくて頼もしいぜ」

森崎「喜んでいいのかどうか微妙だな、ソレ。
   (まぁこれもアカネイアで部隊長や指揮官をずっと任されてきた経験と呼べるのかもな)」

褒められているのかからかわれているのか悩みつつ、
森崎はこのスタジアムに集まった11人を3つの班へと振り分ける。

404 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:51:09 ID:???
アンナ「あらまぁ。JOKERを引き当てたことで大分後に予定されていたことが随分前倒しされちゃったわね。
    さて、現在進行中のキャプ翼シナリオではFEシナリオのような戦闘は行われないけれども、
    今回のような何かの事件に巻き込まれたりして、どこかを探索するというミッションが発生するわ。
    戦場パートでの部隊振り分けを参考にして、チームを振り分けてちょうだいね」



アンナ「組み合わせは特に悩む必要はないけれど、基本的に仲がいい人たち同士のほうが
    いざという時のピンチを乗り越えられる可能性が高いということだけ。
    といっても、結末がガラリと変わるようなことはないので、
    仲良くしたい、活躍が見たいという仲間と一緒に組むのがベストかしらね」


☆チーム編成を行います。

@スタジアム内の施設を探す(グッズショップや事務室、トイレなども)
A観客席周りを探す(放送席や非常階段なども)
Bフィールド周辺を探す(ベンチや選手用のロッカールームなども)

※@:A:B の順に部隊に割く人数を合計『12以内』になるようにお書きください。

(例)
4:4:3
(@、Aのチームは4人、Bのチームは3人)

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

405 :森崎名無しさん:2012/09/21(金) 13:51:49 ID:vWqy/9AY
4:4:3
ちなみに12人以内でしたが11人でいいんですよね?

406 :森崎名無しさん:2012/09/21(金) 14:33:54 ID:Ic7rr/e2
4:4:3

407 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 15:17:43 ID:???
>>405
はい、その通りです。どこからコピペしてきたのかバレてしまう…w
===========
>4:4:3

森崎「広く見渡せるフィールド周辺は一人少なくても大丈夫だろう。
   それより隠れやすい個室を探すチームに人数を割かなければ」

◎ブレーメン
【森崎・ビクトリーノ・ブローリン・中里】

◎アヤックス
【イスラス・リブタ・ディック・クリスマン・カイザー・レンセンブリンク・シャル】


@スタジアム内の施設を探す(グッズショップや事務室、トイレなども)






(例)
☆森崎
・ビクトリーノ
・イスラス
・リブタ

上記のようにチームを組ませたいメンバーを明記してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

408 :森崎名無しさん:2012/09/21(金) 15:52:41 ID:UIMcUqrw
森崎・イスラス・ブローリン・ビクトリーノ

409 :森崎名無しさん:2012/09/21(金) 16:20:08 ID:vWqy/9AY
森崎・ビクトリーノ・ブローリン・イスラス

410 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 13:15:18 ID:???
>森崎・イスラス・ブローリン・ビクトリーノ


森崎「施設内の探索は俺とビクトリーノ。イスラス、そしてブローリンに任せてくれ」

中里「欧州を代表するスピードスターの共演でござるか。
   お主たちならどんな奴でも捕まえられそうでござるな」

ビクトリーノ「オーケーベイビー。ちょちょいのちょいでふんづかまえてくらぁ」

ブローリン「いざとなれば俺が腹筋で盾を築こう。ボールだろうが鉛玉だろうが弾き返してやるぜ」

イスラス「アンタの場合、まったく冗談に聞こえない所がスゴイよな…」

ドシンと鈍い音を立てて、腹を叩くブローリンが実に頼もしく思えてしまう。

レンセンブリンク「それでは次に、観客席回りの担当を決めましょう。
         泥棒は逃走経路を求めて非常口に繋がる通路に入り込む可能性は高いでしょうし」

411 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 13:16:36 ID:???
◎ブレーメン
【中里】

◎アヤックス
【リブタ・ディック・クリスマン・カイザー・レンセンブリンク・シャル】


A観客席周りを探す(放送席や非常階段なども)






(例)
☆森崎
・ビクトリーノ
・イスラス
・リブタ

上記のようにチームを組ませたいメンバーを明記してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

412 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 13:19:41 ID:0zHnUJbI
☆中里
・リブタ
・クリスマン
・シャル

413 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 13:23:58 ID:CTCvGRi2
☆中里
・リブタ
・クリスマン
・シャル


414 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 13:36:31 ID:???
☆中里
・リブタ
・クリスマン
・シャル

森崎「それじゃあ中里、第2班のリーダーは任せたぞ」

中里「了解でござる」

クリスマン「(レンセンとカイザーとは別の班になってしまったか。
      ……いや、これはいい機会だ。俺たちは三人揃わなきゃ何も出来ないと
      自ら『ブレーキ』を踏んでいる節がどこかしらにあった)」

今日の宝探しでもそうである。三人だからできる事を探すのではなく、
三人揃ってなくとも、個で戦える実力を探そうとしなければいけなかったのではないか。
いくらファンベルグたちから指導を受けてもらえたところで、
それぞれが個で勝負できるほどの力が無ければ大した実を結ばないだろう。

リブタ「ううー…なんだか怖いなぁ。噂だとここ、夜になると『何か出る』って噂だし……」

シャル「嘘、ヤダ!なんでこんな直前になってそういうこと言うのかなー!?」

中里「(拙者の目論見が正しければ、あの逃げた男、間違いなく『裏稼業』の者の動きでござった。
   いざというときは、拙者が影となりてこの者たちを守ってやらねば……)」

シャルの適度に引き締まった形の良い健康的な太ももに目を凝らしつつ、中里はシリアスな表情で思いにふける。

イスラス「(…………)」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
 
中里「(むっ、殺気を感じる…)も、森崎殿。残りのメンバーのことだが、誰をリーダーに任命するのでござろうか?」

415 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 13:39:00 ID:???
◎アヤックス
【ディック・カイザー・レンセンブリンク】


Bフィールド周辺を探す(ベンチや選手用のロッカールームなども)





(例)
☆森崎
・ビクトリーノ
・イスラス
・リブタ

上記のようにチームを組ませたいメンバーを明記してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

416 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 14:03:36 ID:0zHnUJbI
☆カイザー
・ディック
・レンセンブリンク

417 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 14:04:24 ID:DHqHTd1k
☆カイザー
・ディック
・レンセンブリンク

418 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 15:04:22 ID:???
☆カイザー
・ディック
・レンセンブリンク


森崎「よし、第3班のリーダーはお前だ!」

森崎が選んだのはクールな風貌のレンセンブリンクでも、
大柄な体格で頼りになりそうなディックでもなかった。

カイザー「ヒャッホー!なかなか見る目があるなァアンタ!気に入ったぜ!」

太陽のような眩しい笑顔が印象的な男。ゲルト・カイザー。
だが、この底抜けの明るさ……悪く言えばアホっぽい喋り方は森崎もどこか見覚えがあった。

森崎「(ああ、そうか。こいつら『修哲トリオ』に似てるんだ
   こいつはさしずめ来生ポジションか。う〜ん、今更ながらリーダーを任せて大丈夫なのか?)」

やや不安が募ったが、他のメンバーがうまく補佐してくれることを祈りつつ森崎たちは探索を開始する。
すでに外は日が暮れ始め、徐々に星の光が夜空に煌めき始める時刻を告げようとしていた……。

419 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 15:05:26 ID:???
アムステルダム。表向きは地域こぞってサッカーが盛んな華やかな街ではあるが、
その裏の顔は闇に溶ける帳のように、深く暗い色を持っている。
アヤックススタジアムに逃げ込んだこの男。
俗にいう『マフィア』と呼ばれている集団に属している『裏の世界』の者である。

O「なんてこった…。まさかあんな素人連中につけられちまうなんて。
 もしもこんなポカミスがボスに知られちまったら……ブルブル」

この組織では互いのことをアルファベットで呼び合っている。
AからZまでの構成員がおり、Aに近ければ近いほど優秀の証明とされた。
つまり、何かで組織に貢献するたびに名前が入れ替わることもあるのである。
そして、この『O』と呼ばれる男は下から数えたほうが早い立場であり、
このままでは『P』や『Q』といった気の抜けた名前で呼ばれる可能性が高いということだ。

O「へへ……だが、新作の売れ行きはなかなか好調だったぜ。
 オークションの作品の中に潜ませて今日もジャンジャン売りさばかせてもらったぜ。
 政府に容認されたちっぽけな量じゃ、こちとら商売あがったりだからなぁ。
 おっと、もたもたしてると追いつかれちまう。さっさとトンズラ決め込まねぇとな」

黒豹のデザインがプリントされたスポーツバッグに
今日の売上金と、上司に渡す上納金を移し替え、男はにんまりとほくそえむ。

????「おっと。悪いがそうはさせないぜ」

が、次の瞬間その表情は凍り付く。目の前に突然現れた男……。
まるで自分の影からはい出てきたかのように湧いてでたその男は
悲鳴を上げるにも挙げられない男を昏倒させ、薬と金が詰め込まれた鞄を奪い取る。

O「ぐえっ……ぴっ……」

420 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 15:06:42 ID:???
????「(普段のあなたではとても味わえることの出来ない『幻想』の世界にご招待、か。
     『イリュージョンストライク』とは随分小洒落た名前なことで)」

だが、これでついに突き止めることが出来た。
自分の人生を、なにより大切な人たちの人生を狂わせた大本の存在が。
夢を失い、生きる希望さえ失いかけた自分に唯一残された最後の光。
今自分がいる部屋のような一切の明かりが入ってこない薄暗い場所。
闇の中でなければ見つけることなど出来やしない、本当に小さな光の粒だ。

????「まぁ、オタクはここで気持よく伸びているんだな。
     代わりに俺が目一杯楽しんできてやるからさ。この『逃走劇』を……な!」



〜森崎チーム〜

森崎「へぇ〜。外から見ても広いところだと思っていたが、中もかなり広いんだなぁ」

イスラス「うちのホームグラウンドってだけじゃなく、コンサートやライブ、
     格闘の大会なんかにも使われていたりするからな」

元は世界陸上選手権の誘致を目指し、陸上競技場を建設する計画を立てていたこのドームは、
現在はアムステルダムの様々なイベントに役立つ多目的大型ドームとして愛されていた。

ブローリン「俺たちの親善試合はここで行われるんだよな。想像しただけで胸が踊る。
      だが、それだけに逃げた男を探すのは苦労しそうだ」

ビクトリーノ「一度目視さえ出来ればどこまでも追いかけられる自信はあるんだがな。
       さて、何処に隠れているのかな〜子猫ちゃん?」

森崎「とても子猫と呼べるような相手じゃないだろうに…」

421 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 15:08:42 ID:???
★アレナのぼうけん→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→グッズショップの中を探してみよう
ハート→事務室の中を探してみよう
スペード→レストランホールの中を探してみよう
クラブ→トイレの中を探してみよう
JOKER→なんと地下へ続く謎の階段を発見!
※数字がKで泥棒発見。Q〜9でイスラスが、8〜5でブローリンが、4〜Aでビクトリーノが話しかけてきます。

422 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 15:10:02 ID:???
★アレナのぼうけん→ ダイヤA

423 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 15:52:16 ID:???
★アレナのぼうけん→ ダイヤA ★
>ダイヤ→グッズショップの中を探してみよう
>4〜Aでビクトリーノが話しかけてきます。


森崎たちはまずグッズショップへと向かうことにする。
そこではアヤックスの選手たちのキーホールダーやレプリカユニフォームなどが並べられていた。

ブローリン「お、イスラス。お前の分もちゃんとあるぞ。
      ちゃんと右足の色が白っぽくなってるんだな。随分しっかりと造形されてるぜ」

黒狼の名に相応しい漆黒の長髪を靡かせ駆けるその姿に、ブローリンは思わずため息を漏らす。

イスラス「……まぁ、悪い気はしないな。少し恥ずかしいが」

自分の姿が正直に反映される写真などとは違い、
デフォルメされたミニチュアフィギュアの自分はやけに爽やかに見えた。
姿こそ同じなれどまったくの別人のように思えて仕方なく、そして少し悲しかった。

イスラス「(こういう姿をサポーターに求められているってのは分かっている。けれども……俺は)」

本当の自分をさらけ出せない弱い自分を、未だに殻の中へと閉じ込めてしまっているのが現状だ。
そうでもしなければ、自分は自分でいられない。きっとここにもいられなくなる。
あの日。全てはあの日の事故さえなければと後悔しない日はイスラスの中には無いのだから。

イスラス「(……人の未来を奪い、蹴落とす、か。
     そうでもしなければ生きられない、戦えない奴がいると中山は言っていたが)」

誰かの夢を壊し、その破片を背負い込むだけの勇気が無いだけだと自分でも分かっている。
だから今でもこうして自分は後悔し続け、そして無駄な抵抗をすることしかできないのだから。

424 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 15:54:25 ID:???
ビクトリーノ「グッズショップか。ブレーメンの地元でも結構盛況してたよな」

思わず目移りしてしまいそうなくらいに派手に陳列されたグッズの数々を指さしながらビクトリーノは森崎に話しかけてくる。

森崎「ああ。自分の名前が入ったものを買ってくれる人がいることがあんなに嬉しいことだとは思わなかったよ」

誰かに認めてもらいたい。必要とされたいという強い気持ちで戦ってきた森崎は
自分のグッズを買って笑顔をほころばせる子供の姿を見た時、思わず泣きそうになったほどだ。

ビクトリーノ「でもやっぱり地元に愛着のある選手の人気には勝てないよなー。
       しょせんは助っ人外国人扱い。ユース次代からの叩き上げには敵わんぜ。
       シェスターのグッズの売上と比べたときは本気でへこんだもんだ」

森崎「ぐぬぬ……顔か。やっぱり顔なのか?サッカーも顔がイイ奴が優遇されてしまうのか?」

ビクトリーノ「馬鹿言っちゃいけねぇよ。顔だったら俺だって野性的な魅力が溢れてるし、
       お前だって……その、そうだよ。純朴というか草食系というか、優しそうだし」

必死に森崎の地味な顔の利点を探すビクトリーノの苦心する姿を見て森崎は余計に悲しくなってしまう。
なんとかこの寂しい雰囲気を変えるために、森崎は何か話題を出すことにした。


☆どうしますか?

A マーガスや他の連中の人気の順位はどうだったんだっけ?
B そういえば美術館でのナンパは成功したのか?
C 君、いい目をしてるね。『モテナイツ』に入らないか?
D 折角だし何か買っていこうかな〜?
E 泥棒に盗られたバッグに何を入れてたんだ?

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

425 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 16:35:10 ID:CztjSsHE
C

426 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 16:40:13 ID:skPlZ1kU
E

427 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 16:40:28 ID:CTCvGRi2
A

428 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 17:07:49 ID:/C1QCDyo
A

429 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/22(土) 18:02:01 ID:???
>A マーガスや他の連中の人気の順位はどうだったんだっけ?

森崎「シェスターの人気がチームダントツ一位ってのは分かるんだけど、
   他の連中の人気の順位ってどんな感じだったんだっけ?」

ビクトリーノ「ん?ああ、それなら確か前に年配の選手たちが話してたのを聞いたぜ。確か…」



★森崎の人気→! card=
ビクトリーノの人気→! card=
マーガスの人気→! card=
ブローリンの人気→! card=
中里の人気→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
森崎のカードがダイヤで『頑張り屋』で+4
森崎のカードがハート・スペードで『正GK』で+2
ビクトリーノのカードがダイヤで『チーム得点王』で+5
ビクトリーノのカードがハートで『野生の魅力』で+3
マーガスのカードがダイヤで『チーム得点王』で+5
マーガスのカードがハート・スペードで『地元選手』で+4
ブローリンのカードがダイヤ・ハートで『守備の要』で+3
中里のカードがダイヤで『チームの切り札』で+5
中里のカードがスペードで『実績不足』で-2
中里のカードがクラブで『素行に問題アリ』で-5


※順位によってやる気が出たり、仲間の評価が上下します。

430 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 18:02:32 ID:???
★森崎の人気→ クラブ5 =
ビクトリーノの人気→ ハートA =
マーガスの人気→ ダイヤ10 =
ブローリンの人気→ ダイヤ2 =
中里の人気→ ハート10 =★

431 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 18:14:15 ID:???
NINJAマニアはシェスターだけじゃないんだなw

432 :森崎名無しさん:2012/09/22(土) 18:18:50 ID:???
シェスターがNINJAネタで盛り上げた所に東洋の日の出ずる国から本物のNINJAが来たとなれば・・・
今やブレーメンは空前絶後のNINJAブーム!

433 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 08:23:32 ID:???
>>431-432
シェスターは中里と一緒にメディアに写りたがると思いますしねw
おのずと彼もブレーメンサポーターに気に入られていったのでしょう。
===========
★森崎の人気→ クラブ5 =5
ビクトリーノの人気→ ハートA+3 =4
マーガスの人気→ ダイヤ10+5 =15
ブローリンの人気→ ダイヤ2+3 =5
中里の人気→ ハート10 =10★
===========
ビクトリーノ「マーガスのやつは今シーズンはチーム得点王にもなってたし
       男性層からの人気はシェスターよりも上かもしれないぜ」

ナパームヘッドという新技を引っさげて、空中戦にさらに磨きがかかったマーガス。
地元民にとってはシェスターと並ぶ人気選手に成長したと言ってもいいだろう。

ビクトリーノ「んで、意外と人気があるのが中里の野郎だ」

森崎「えっ?」

シーズン途中からのチーム合流、まだスタメン定着を果たしていないにもかかわらず彼の人気は高かった。
チームの顔であるシェスターとよく一緒につるんでいる影響もあるのだろうが、
時折見せる『ニンポー』のような不可思議なプレイが熱狂的ファンを生み出しているのである。

森崎「うぎぎ……同じ地味顔なのにアイツは派手なプレイをしやがるからなぁ」

実家の家業の根絶を食い止めるためにと必死になっているというのは分かるのだが、
後から来たものに追い越されるという喪失感は拭えなかった。

ビクトリーノ「ドイツじゃ俺のワイルドな風貌はウケねぇのかな。
       シュッとしたスマートなスタイルってのはどうも苦手でなァ…」

434 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 08:26:24 ID:???
森崎「まぁ、お互いまだブレーメンに来て1年しか経ってないんだし。
   人気ってのはこれから積み上げていくものなんじゃないか?」

ビクトリーノ「……そうだな。何事もコツコツとだな。
       努力は絶対に裏切らねぇ。サッカーも人気取りも一緒か」

いつまでこのチームで戦うことになるかは今は誰にもわからない。
だが、どうせならサポーターの応援を全身に浴びれるような
愛される選手になりたいものだと二人は一層の精進を誓うのだった。

※ビクトリーノの評価が上がりました。
※『ビクトリーノのかけら』が回復しました。



〜中里チーム〜

スタジアム3階をぐるりと取り囲む観客席。およそ5万人を収容できるその広さは圧巻である。
清掃作業をしている者がぽつぽつといるくらいで、怪しい風貌の男の姿は見えない。

リブタ「さすがに目立つような場所にわざわざ残っていることはないんじゃないかなァ」

クリスマン「どうだろうな。あえて裏をかいている場合も考えられるぞ」

シャル「階段の踊場とか怪しくないかな。非常口も近いし、隠れるならうってつけかも」

やいのやいのと探索の相談をするアヤックスメンバーの3人とは違い、
中里は精神を集中させ、周囲の気配の察知に専念している。

中里「(ここ一帯の空調の流れに特に乱れはないでござるが……?)」

435 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 08:28:12 ID:???
自分のような『裏稼業の人間』というのは基本的に息をしない。
もちろん酸素を得るための呼吸は当然しているのだが、
肩が上下に動く、お腹が膨れるといった僅かな動作が命取りなることもある。
だから『普通の人間』が存在することで乱れる風の流れを掴もうとしているのだが…

中里「(……むう。ここにいるのは『普通の人間』だけでござるか。
   いや、あえて一般人に擬態しているやもしれぬ。
   とにかく気配を掴めぬ以上、足で探すしかござらんか)」


★アレナのたんけん→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→放送席の中を探してみよう
ハート→観客席周辺を探してみよう
スペード→階段の踊場を探してみよう
クラブ→非常口周りを探してみよう
JOKER→なんと地下へ続く謎の階段を発見!
※数字がKで泥棒発見。Q〜9でリブタが、8〜5でクリスマンが、4〜Aでシャルが話しかけてきます。

436 :森崎名無しさん:2012/09/23(日) 08:33:22 ID:???
★アレナのたんけん→ スペードJ


437 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 10:51:20 ID:???
★アレナのたんけん→ スペードJ ★
>スペード→階段の踊場を探してみよう
>Q〜9でリブタが話しかけてきます。
===========
中里「それでは階段の踊場を探すでござる」

カツカツカツ…コンコンコン…

足音が廊下の奥まで響く薄暗い空間を4人はゆっくりと下りながら調べていく。

リブタ「うう、うわぁ〜!出た〜〜!!」

クリスマン「落ち着けリブタ。ただの『影』だぞ」

光の加減からか、自分たちの影が数倍の大きさになって目の前に現れる。
4人の中で一番巨体のリブタは、自分の影におののきガタガタと震え出す。

リブタ「ううっ、でもやっぱり怖いよ。暗いし狭いし不気味だし…」

クリスマン「怖いと思うから怖いんだ。だいたい超常現象なんて
      大抵目撃者の精神的な見間違いがほとんどだぞ。気をしっかり持て」

シャル「そ、そうだよね。オバケなんて無いさ、オバケなんてうっそさー!」

中里「(物の怪の類は人の心より生まれ、その闇に住み着くという話もある。
   あながちクリスマン殿の言葉は的を得ているのでござろう)」

自分も一時は夢を諦め、サッカーを捨てて忍道に専念するつもりでいたことがある。
あの時の心の弱さという物の怪に飲み込まれてしまわなかったのは、森崎の励ましがあったからだ。

438 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 10:52:22 ID:???
中里「(感謝してるでござるよ森崎殿。拙者に『絶対に諦めない』という気持ちを教えてくれて。
   お主を苦しめている『破滅のツボ』も、いつか必ず治ると信じているでござる)」

西口方面の階段を調べ終わった中里たちは渡り廊下を通って反対側の階段を目指す。

シャル「おかしいな。ここってこんなに暗かったっけ?」

クリスマン「非常灯が故障でもしているのか?足元に気をつけるんだ」

リブタ「ひいぃぃ〜暗いよ〜怖いよ〜」

バチンッ!!

中里「!?」

何かが破裂するような音とともに、中里たちの視界が閉ざされる。
電灯が切れたのかスイッチを切られたのかは分からないが、
中里は仲間たちが混乱しないように、声を潜ませ指示を出す。

中里「皆の者、壁を背にして一箇所に固まるでござる……」

中里の言うとおりにして寄り添って固まる4人。息遣いが聞こえるほどの近い距離だ。

中里「(特に怪しい気配は感じぬが……これは思わぬ幸運が転がり込んできたでござるなぁ)」

中里の狙いは当然のごとく、アヤックスメンバーの紅一点であるシャルである。
先ほど目をつけた形の良い太ももからお尻のラインから察するに、
なかなかのスタイルの持ち主であることは見て取れる。

中里「(下半身は文句なしの逸材。問題は……上でござろうな)」

439 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 10:53:31 ID:???
ダボついたチームジャージの下に隠されているお宝の山はどれほどのものだろうか。
中里は幼い頃より慣れしたんだ暗闇の中を巧みに這いずり、こっそりと欲望の触手を伸ばす。
この暗闇の中なのだ。これから起こることは全て事故。致し方ないことでござるよ、ニンニン。

ふにん。ふにゅにゅふにゅ。

中里「(ふぉ…おおぉぉおぅ。この銘菓のような絶妙な柔らかさ。
   適度な反発力もさることながら、拙者の手が飲み込まれてしまうほどの大きさ……
   さすがはオランダ。規格外とはこのことでござるうぅぅぅぅぅ!!)」

指先から浸透する気持ちよさと心地よさに理性を失いかける幸せの絶頂の中にある中里。
ああ、女体の柔らかさというものはどうしてこんなに素晴らしいのだろうか。

リブタ「ちょ、ちょっと中里くん。くすぐったいからちょっと離れてくれよう」

中里「ブホーッ!?」

なんということだろう。自分が最高の手触りだと絶賛したモノとは
女体の胸ではなく、肥満体の男の胸だったとは……!

中里「(この中里正人とあろうものが何たる不覚……この失態はそう、あの時と似ている。
   小麦畑に聳えるフランスのエッフェルタワーを盛大に視界に入れてしまったあの時と……)」

バターン!!……ジジッ……パチン!

中里が昏倒すると同時に周囲に明かりが戻ってくる。

リブタ「たた、大変だよ。中里くんがいきなり泡を吹いて倒れちゃったー!」

クリスマン「なにィ!?まさか例の男に襲撃でもされたのか?」

440 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 10:54:52 ID:???
シャル「とにかくこのままじゃ危ないよ。一旦観客席の方に戻ろうよ」

物の怪とは人の弱き心の中に潜み、魔の手をこまねいているという。
色欲という名の魔物は、どうやら中里にとっては永遠の天敵になりそうである。

※中里とリブタの間に何か?が芽生えました。



〜カイザーチーム〜

カイザー「ヒャッッッッッッッッッホー!!泥棒どこだどこだどこだどこだ〜〜〜!!」

地平線の向こうにゴールがあるように思えるくらい広いフィールドの上をカイザーが風のように駆けていく。

レンセンブリンク「そんな大声で呼んでもやってくるの犬か猫くらいのものですよ」

ディック「ちょっとベンチ裏の方をさがしてくらぁ。
     だいたい隠れる奴ってのはああいう薄暗い場所を好むものなんだよ」

レンセンブリンク「随分はっきり言いますね。それは体験談からですか?」

ディック「おう。練習をサボるときなんかはいっつもあそこでダラダラと……あっ」

レンセンブリンク「これはいい事を聞きました。今度からマネージャーの巡回先に
         ベンチ裏を追加してもらうよう頼んでおきましょうか」

ディック「ぐぐぐ…俺様の秘蔵の憩いの場所が…おおいバカイザー!いい加減戻って来い!」

カイザー「俺はバカはバカでもサッカーバカだ!ヒャッホーーーーーッ!!」

441 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/23(日) 10:56:43 ID:???
レンセンブリンク「(……あの森崎という男、もう少しマシな編成を考えられなかったのでしょうか。
         よりにもよってカイザーをリーダーに任命するなんて。
         バカとデカブツは使いようとでも?勘弁して欲しいですよまったく……)」

クリスマンやクライフォートのように自らの身を砕いて
周囲をまとめようとする気概など持っていないし持つつもりもないとレンセンブリンクは自覚している。
誰かに指示を出す役とそれを遂行する役があるのならば自分は間違い無く後者の人間なのだから。

レンセンブリンク「カイザー、指示をお願いします。次は何処を探せば宜しいんですか?」

まともな指示が帰ってくるかどうかはあまり期待せず、溜息混じりにレンセンブリンクはカイザーに尋ねた。


★アレナのばかけん→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→ベンチ裏を探そう
スペード・クラブ→ロッカールームを探そう
JOKER→なんと地下へ続く謎の階段を発見!
※数字がKで泥棒発見。Q〜7でディックが、6〜Aでレンセンブリンクが話しかけてきます。

442 :森崎名無しさん:2012/09/23(日) 11:00:06 ID:???
★アレナのばかけん→ ハートJ

443 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 07:22:22 ID:???
★アレナのばかけん→ ハートJ ★
>ダイヤ・ハート→ベンチ裏を探そう
>Q〜7でディックが話しかけてきます。
===========
カイザー「よっしゃ〜!今度はベンチ裏を探そうぜ!イェイイェイ!」

青色のシートがずらりと並ぶベンチから
控え室に直結した細い通路までの範囲を、カイザーたちは目を凝らして調べ回る。

カイザー「クンクンクン……う〜む、怪しい臭いがこの辺からするような気がする!」

ベンチ下を調べるために、姿勢を低くして伏せた状態のカイザーにディックがツッコミを入れる。

ディック「おいこら、オメーは犬か何かか!」

カイザー「一流の選手ってのは嗅覚も一流だってこの間雑誌で特集組んでたぞ」

ディック「それはボールへの反応の良さを嗅覚って言葉で表しているだけで、
     匂いをかぐって意味とは全然違うと思うぜ」

カイザー「ガビーン!そうなのかー!?」

ディック「……バカもここまで突き抜ければある意味天才だぜ、まったく……」

勘違いを指摘されてショックを受けるカイザーは四つん這いの体勢のまま納得がいかないように呟く。

カイザー「でも実際に何か匂いがするんだよ。なんつーか……薬みたいな。
     医務室のふかふかベッドのシーツ……とは違うかな。
     眠くなるような、気持ちよくなるような……不思議な匂いだ」

ディック「薬の匂い?…‥言われてみれば、確かに……」

444 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 07:23:45 ID:???
消毒用アルコールのような、鼻から抜ける清涼感とは別物の清潔感を覚える臭いがディックの鼻も捉える。

カイザー「泥棒は麻薬を落としたって話だろ?もしかしてこの臭いをたどっていけば犯人にたどり着けるかも」

ディック「まぁ、闇雲に探すよりは試してみる価値はあるか。そんじゃ頼んだぜカイザー!」

カイザー「バウッ!」

ディック「いや、だからわざわざ犬みたいな真似しなくてもだな……」

※カイザーとディックの互いの評価が上がりました。




ロッカールームの中で、一人の男が着替えをしている。
ひと目でスポーツマンと分かる鍛えあげられた肉体を持つその男だったが、
一つ特徴を上げるとすれば、右足に何重にもかけて包帯を巻きつけていた。

????「……表があれば裏がある。光を受けるものがいれば影となるものもいる。
     オタクらはいったいどんな姿を俺に見せてくれんのかね」

男は包帯の上から何かを押し当て、小さくうめき声をあげる。
これで当分の間は痛みに苦しむことはないはずだ。

????「ホントなら全力で走れる状況が望ましいんだがなぁ。
     ま、こんくらいのハンデがないと面白みにかけちまうか」

445 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 07:25:11 ID:???
先ほどチンピラ風の男から奪い取ったバッグを背負う仮面の男。
危ない薬と札束が詰まったバッグは実際の重量以上の重さを感じてしまう。
それだけこの二つのモノの価値が人にとって重いものだということなのだろうか。
人の人生を大きく、しかもあっけなく歪ませ、狂わせる要素を持つモノ。薬と金。
自分ももれなくその内の一人に数えられてしまうのだろうと、男は自嘲気味に笑った。

????「(さーて、そろそろ行きますか。わざわざ『鬼』たちの目の前に現れてやるんだ。精々楽しませてくれよな!)」


★仮面の男、参上→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→森崎チームの前に現れる
スペード→中里チームの前に現れる
クラブ→カイザーチームの前に現れる
JOKER→自分とは違う、へんてこな仮面をつけた男が突然現れる。

446 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 07:26:10 ID:???
★仮面の男、参上→ ダイヤ7

447 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 07:50:13 ID:???
★仮面の男、参上→ ダイヤ7 ★
>ダイヤ・ハート→森崎チームの前に現れる


森崎「よし、それじゃあ次はトイレ周辺を洗ってみるぞ」

ビクトリーノ「トイレ掃除とかダルいんすけど」

森崎「その洗うじゃなーい」

グッズショップ内をあらかた探し、次の場所を調べようと店を出ようとする森崎たち。
だが、そんな彼らの前に突如仮面の男が現れる。

森崎「あの仮面は……まさか!」

男の仮面のデザインに森崎は見覚えがあった。夢の中での試合の出来事。
実際は夢でなかったかもしれない試合で、ラムカーネの仲間――
いや、駒として戦わされていた男たちの仮面と同じデザインのように思えた。

イスラス「テメェ……性懲りもなく!」

そしてイスラスも彼の姿に見覚えがあった。アヤックスの宿舎に帰ったその日の夜。
もう自分は逃げないとクライフォートと和解した直後の出来事。
闇の軍団を裏切った自分を連れ戻そうとする『刺客』として現れた男と同じ男だ。

????「お久しぶり…とでも言うべきかなぁ。ま、堅苦しい挨拶なんて抜きにして。
     君たちが探しているのはこれかい?」

ドサッ!

448 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 07:51:32 ID:???
重量感のある音を漏らしながら、鞄は仮面の男の足元へと落とされる。

ビクトリーノ「ああーっ!あれは俺の鞄!?」

????「なんだか怪しい男が持っていたんで取り返して差し上げましたよ。南米の黒豹さん」

ビクトリーノ「へぇ、そりゃどうも。……って、オメェも十分怪しいと思うけどな」

自分のことを『異名』で呼ぶ仮面の男。少なくともビクトリーノというサッカー選手を知らないと出てこない単語である。
まだ鞄の紐は仮面の男の手にかかっている。奪い返しに近づくにはやや距離がある。

ブローリン「ちょっと待ってくれ。君が彼の鞄を取り返してくれたのなら是非お礼が言いたい。
      だが、君がその泥棒の仲間じゃないという証拠はあるのかい?」

ブローリンは冷静な口調で仮面の男を問い詰める。徐々に距離を詰めるようににじり寄ることも忘れずに。

????「おや、なかなか目ざとい人がいますね。それじゃあ分かりやすく説明しましょうか」

床に下ろした鞄を再び肩にかけ、男は先程までの物腰低い口調とは打って変わって勇壮に叫ぶ。

????「こいつを返して欲しかったら俺を捕まえてみなよ。ほらほら、鬼さんこっちら!手のなるほうへ〜!」

森崎たちをからかうような態度で手を頭上で叩き鳴らしながら、男はスタジアムの外を目指して走っていく。

イスラス「ちいっ、逃がすかよ!」

ビクトリーノ「こんにゃろっ!俺の鞄返しやがれー!(あの中には俺の大事な……!)」

俊足コンビが言うが早いか、仮面の男の後を追跡し始める。
あの二人に追いつく自信がないブローリンは、森崎に指示を求めてくる。

449 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 07:57:26 ID:???
ブローリン「どうする森崎。仲間に連絡して出口を封鎖してもらうようにするか?」

森崎「(あの仮面の男もラムカーネの配下の一人なのか?
   だとしたらガーネフの力が及んでるってことになる。
   戦う力がないこいつらを下手に関わらせると危険かもしれないが…)」

アカネイア大陸に何度も訪れているビクトリーノや、
仮面の軍団の当事者であるイスラスならばまだ彼らの脅威を避けることができるかもしれない。
だが、ブローリンはどうだろうか。本来なら彼が一番力強く頼りになる存在なのだが
異世界の力とは一切無縁の彼に、仮面の男たちと競り合わせるのは危険ではないだろうか。


☆どうしますか?

A ああ、そうしてくれ。外に逃げられたらそれこそ捕獲が難しくなる。
B いや、今すぐ全員で追いかけよう。4対1なら悪い勝負じゃない
C ブローリンはここで待機。他の班にも連絡はするな。アイツは俺たち3人に任せてくれ

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

450 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 08:51:43 ID:yj/s0g8E


451 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 11:01:14 ID:ip2Tyi+U
A

452 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 12:40:42 ID:???
>A ああ、そうしてくれ。外に逃げられたらそれこそ捕獲が難しくなる。


ブローリン「分かった。追うのはあの二人に任せて、俺達は退路を断つことに専念しよう」

ブローリンはスタジアムスタッフ用の無線機を取り出すと、中里とカイザーへと指示を飛ばす。



中里「……今すぐスタジアムの中央入り口に集まるでござる、とな。ウップ」

リブタ「大丈夫?中里くん。具合がわるいのなら無理はしないでね?」

中里「へ、平気でござるよ…うへ、へへへ…」

男の胸を揉み、更にそれを愉しんでしまったという後悔はあったが、
リブタの純粋な心遣いを無下にするわけにもいかず、中里は力ない笑顔を返す。

クリスマン「それで、逃げた泥棒の特徴は?」

シャル「すごく足の速い仮面をつけた男……だって。
    (たぶんあの夜に現れた人だよね。良い人そうに見えたんだけどやっぱり悪い人だったのかな)」

中里「ふむ、仮面の男とはこれまた怪しさに輪をかけてるでござるな。
   とにかく急ぐでござる。足の速さでは拙者も負けられないでござるからな」

453 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 12:42:20 ID:???
カイザー「おおう?レンセンー!ディックー!犯人見つかったってさー!」

レンセンブリンク「思ったより早く見つかりましたね。
         仮面の男……。もしかすれば最近世間を騒がせている
         麻薬シンジケートの一味かもしれませんね」

ディック「俺たちのシマで悪さするとはふてぇやろうだ。
     捕まえたらギッタンギッタンのボッコボコにしてやるぜ!」

カイザー「ヒャッホー!なんだかワクワクしてきたぞっ!」

カイザーたちはスタジアムホールの入口に向かい、
すでに集合していた中里たちと一緒に壁を作って泥棒が来るのを静かに待つ。
やがてけたたましい足音とともに、仮面の男がものすごい速度で向かってきた。
後ろからはビクトリーノとイスラスがこれまた風の様な速さで追いすがる。

????「うおっ!?通せんぼとはなかなかやってくれんじゃん!」

ビクトリーノ「これまでだな。観念しやがれ盗人野郎!」

イスラス「随分振り回してくれやがって。観念しな…!」

????「い〜や、折角の追いかけっこなんだから。お楽しみはまだまだこれから!」

454 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 12:44:11 ID:???
★仮面の男→30+! card
ビクトリーノ→25+! card
イスラス→24+! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ビクトリーノとイスラスのどちらかが仮面の男を上回れば捕獲成功です。

【補足・補正】
仮面の男のカードがクラブ以外で『マッハフェイント』で+4
ビクトリーノのカードがダイヤで『高速ドリブル』で+4
イスラスのカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4

455 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 12:48:53 ID:???
★仮面の男→30+ クラブ8
ビクトリーノ→25+ スペードQ
イスラス→24+ ダイヤ10

456 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 12:50:34 ID:???
引き分けではダメかな

457 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 13:20:21 ID:???
引き分けなら次捕まえるときに補正かからないかなー
バランス崩したりしてな

458 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 13:25:39 ID:???
>>456
描写的にはかなりおいしい結果になり嬉しいですw
察しの通り次の判定で仮面の男にバランス崩しペナが追加されます。
==========
★仮面の男→30+ クラブ8=38
ビクトリーノ→25+ スペードQ=37
イスラス→24+ ダイヤ10+4=38★


ビクトリーノ「絶対に逃がさねぇ。逃してなるものかよぉ!」

ラモン・ビクトリーノ。彼は他の国の同世代のエースに比べれば体格も小さくフィジカルも劣る。
それでも絶対に負けない、譲れないものがあった。それがこの『スピード』だ。
野生児のような柔軟な筋肉が躍動し、地面を蹴って身体を前方へと送り出す。

ビクトリーノ「(捉えたぞ!直線での飛ばし合いなら俺は絶対に誰にも負けねぇんだ!!)」

徐々に仮面の男との距離が詰まっていく。あと1メートル。50センチ。20センチ!
指先が鞄の紐に掛かりそうになったその時、仮面の男のスピードが一気に落ちる。

ビクトリーノ「なっ…」

駄目だぶつかる。そう思った時ビクトリーノは
先程まで唸りを上げて回転していた足のエンジンが軋むような音を感じた。
嫌だ。これじゃああの試合のときと同じ……ケルン戦のようにまた足をやっちまう!

ビクトリーノ「〜〜〜〜〜ッ!!!」

????「うっひょっ!アブねぇアブねぇ。噂以上のスピードだったなぁ〜」

459 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 13:27:06 ID:???
ビクトリーノは突然立ちすくみ、追いかけるのを止めてしまった。
限界まで追い詰めたはずの仮面の男も、横を通りすぎていくイスラスも彼の視界にはすでに入っていなかった。

ビクトリーノ「(……なんてこった。情けねぇにも程が有る。なにがスピードなら誰にも負けねぇだ。
       いの一番にブレーキを踏んじまうような根性なしが……くそっ……くそったれ!!)」

自分の体を労り、常に最善の状態を保ち続けること。プロ選手の意識としては正しいかもしれない。
それでも。今ビクトリーノは確かに自ら勝負を降りたのだ。限界ギリギリまでのスピードバトル。
限界を振り切り、その先の景色が見えたかもしれない勝負を、我が身の可愛さあまり……。

ビクトリーノ「(違う、そんなんじゃねぇ。俺は……俺は!)」

奴に追いつく自信が無かった。それだけなんだ。
ブレーキを踏んだ足がそのまま鉛になってしまったかのように
ビクトリーノはその場を動くことができないでいた。

????「おんやあ、一人脱落か。ちょっと残念だが…お前はもっと俺を楽しませてくれるよな!」

イスラス「(足の速さなら負けちゃいねぇ。上をいかれていた駆け引きも、
     退路をリブタたちが塞いでくれている。今度こそ捕まえてみせる)」

リブタ「わ、わわわ、ここ、こっちに来た〜!!」

ディック「ビビってんじゃねぇぞブタが!俺らが身体はって食い止めるんだ!」

リブタ「そ、そうだよね。俺達がやらないと……ぶ、ぶっひぃぃぃぃぃっ!!」

ディック「憤怒おおおっ!通れるものなら通ってみろってんだ!」

460 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 13:28:41 ID:???
アヤックスの誇る2つの巨擘が仮面の男の進路を体全体で阻みにかかる。

????「うげっ、こいつは厳しいね。さすがにあの壁を飛び越えることはできそうにないし…なら!」

ヒュヒュッ……シュパアッ!!

ディック「なにィ!目の前から消えやがった!?」

中里「違うでござる!二人共足を閉じるでござる!」

リブタ「うえっ?わあっ!!」

仮面の男はリブタの股の間を滑るように抜けていく。
だが体制を崩しており、再び走りだすのに時間がかかりそうだ。

イスラス「(チャンスはここしかねぇ。これを逃したら……!)」



★仮面の男→30+! card-3(バランス崩し)=
イスラス→24+! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
仮面の男のカードがクラブ以外で『マッハフェイント』で+4
イスラスのカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4

461 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 13:55:05 ID:???
★仮面の男→30+ スペード9 -3(バランス崩し)=
イスラス→24+ スペード9 =★

462 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 17:57:00 ID:???
…もしかして、必殺?

463 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:13:17 ID:???
>>462
さすがに今回はサッカーの判定とは別物扱いです。
ただ、それらしき描写はしていきたいと思います。
===========
ディック「おいもたもたすんなブタ!取り押さえるなら今しかねぇ!」

リブタ「ふひぃー…わ、わかってるよぉ!」

リブタとディックは倒れかけた仮面の男を取り押さえようと飛びつく。

????「…まだまだァ!」

ディック「今度こそお縄だぜ!」

リブタ「つっかまえたー!」

バンッ!!

仮面の男はハンドスプリングの要領で、地面に手をついて素早く起き上がろうとする。
だが、その時振り上げた足をディックとリブタはかろうじて掴んだかに見えた。

ディック「……ぬあっ!?」

リブタ「あ、あれれ?」

確かに男の足を抑えたはずのディックたちの手は見当違いの場所へと伸ばされていた。
まるで影を掴まされてでもいたかのように、二人の太い腕は空を切る。

イスラス「二人共、そのまま伏せろ!」

ダダダダッ……バッ!!

464 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:14:22 ID:???
イスラスは逆に転ばされたディックとリブタの上をふわりと飛び越え、公園の方へと逃げる仮面の男を追いかける。

カイザー「俺だって足の速さにゃ自信があるんだ。追っちゃうぞバカやろ―!」

中里「何やら胸騒ぎがするでござる。拙者も後を追うでござる」

シャル「(胸騒ぎ……嫌な予感がするよ。イスラス……!)」

カイザーたちもイスラスの後を追いかけていくが、加速までの時間が足りずとても二人に追いつけそうにはなかった。

イスラス「(後少し、後少しが届かねぇ。今の俺に何が足りてないというんだ?)」

足の速さも、駆け引きの旨さの差も埋めた。それでもあの男には追いつけない。
あの男の『走り』と自分の『走り』に何の違いがあるというのだろう。

イスラス「(違うといえば仮面をつけているかどうかくらい。
     ……まさか、そうなのか?奴の速さは以前俺にも備わっていたあの力だというのか)」



イスラスはワールドユース大会前のことを思い出していた。
右足の調子がどうにも悪く、このままでは大会に向けての
コンディションを整えられないと監督に相談した結果、
ある特別な医師に診てもらいなさいと指示を受ける。

イスラス「……あなたが監督の言っていた医師ですか?」

黒いローブを着込み、シワが深く刻まれた顔が目に入った。
いかにもうさんくさい印象を受けたが、
監督の顔を立てるために素直に診察を受けることにする。

465 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:15:29 ID:???
医者「ふぇふぇふぇ……なるほどのう。随分見事な足をしておる。
   まさに速く走るために造られた芸術品と呼んでもいいじゃろう」

イスラス「芸術……ですか」

医者「そう。サッカーとは芸術という言葉を残した者もおるくらいじゃ。
   しかし、お主の足は不思議じゃな。左右でこうも色が異なっておるとは」

イスラス「……小さい頃に事故で右足を怪我したんですよ。
     皮膚は激しく裂傷してしまい、ある人に移植をしてもらったんです」

皮膚の提供者は自分の友人であり、目標でもあった存在だった。
いつも自分の前を走り抜ける彼の俊足を、イスラスは常に追いかけていた。

イスラス「ご利益でもあったんすかね。そいつの皮膚がすっかり浸透したら
     これまで以上に速く走れるようになったんですよ。
     まるでそいつの俊足が乗り移ったかのようにね」

少し気恥ずかしくなったのか、照れるように鼻の頭を掻くイスラス。
医者の老人は目をカッと見開きイスラスにぐぐいと顔を近づける。

医者「くくく…なるほど。お主の不調の原因が少し分かった気がするわい。
   イスラスといったな。お主はそいつのことを本当に憧れていたのか?
   本当は自分より速く走れるその男のことを妬み、嫉み、嫌ってはいなかったのか?」

イスラス「何を突然。俺が今こうして走れるのは彼が皮膚を提供してくれたおかげで…」

医者「それとこれとは別じゃよ。お主は本心では奴の力を、存在を嫌悪し拒んでおる。
   じゃから身体が嫌がっとるのじゃよ。その証拠に……ほれ」

イスラス「……なんだ、この黒いモヤは。こんなの今まで出たことなんて無かった……!」

466 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:17:02 ID:???
白い右足を蝕むかのように湧いてくる黒い模様を見て、イスラスはこみ上げてくる吐き気を抑える。

医者「この病は心の病じゃ。お主が本心を保ち、その男への恨みを開放した時……苦しみからも解放される。
   このかけらと仮面を受け取るがいい。お主の痛みを救う唯一の治療法じゃよ」

イスラス「……俺は……アイツのことを……妬んで、いた……?」

誰よりも速く走れるようになりたい。それなのにいつもアイツは俺の前を走りやがる。
悔しい。悔しい。アイツが走れなくなってしまえばいいのに。そうすれば俺が一番速く走れるのに。

イスラス「(……そんなわけあるかよ。俺は奴に感謝こそすれ、恨むことなんて出来ないはずなんだ……!)」

医者「(……むう、この男の目は未だに闇の力に飲み込まれておらぬ。
   それほど意志が固いのか、何か特別な力に守られているとでも言うのか……
   ふむ、暫く様子を見ることにするかのう。そのうち嫌でも『人』の本心を表すじゃろうて)」

黒いローブの医者……ガーネフは簡単に手駒へと堕ちないイスラスに対して苛立ちを覚えていた。
実際、後にイスラスは自ら仮面を踏み割り、闇の呪縛を抜け出し、彼らの組織から離別した。
本来ならば中山、ストラット、バビントンと並ぶ優秀な幹部となり、
ラムカーネ配下の四天王として君臨させるほどの逸材だったのにも関わらずである。

ガーネフ「(ふむ……ならば良い。代わりの駒はいくらでも存在しているのじゃからな。
     この男に『俊足』の才能を提供した者。其奴にも接触してみることにするかのう)」



今思い返せば、あの男こそ自分のような『不安』を抱える者たちを集め、
ラムカーネの配下にしようと企むガーネフと言う名の老人だったのだろう。

イスラス「(俺は絶対に闇に呑まれたりなんかしねぇ。
     だが、奴に追いつくために今の俺に足りないものがあるとするならば――)」

467 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:18:18 ID:???
あの時に飲み込んだ『闇のオーブ』のかけらはまだ身体の何処かに潜んでいるはず。
力を望みさえすれば、自分は今以上の速さで走れるはず。
常に自分の前を走り、自分を導いてくれたあの金髪の男と同じ、いや、それ以上の速さで。

イスラス「――もう二度と、二度と使わんと決めていたが……」

仮面の男はさらに速度を上げ、人混みを巧みに使い自分を振り切ろうとしている。
例の仮面をつけていないと闇の力に飲み込まれるという老人の忠告が一瞬頭をよぎった。
だが迷っている暇はない。奴に追いつくためにはあの力が必要なのだから。

イスラス「うおおおあああああぁぁぁぁぁっ!!」

ガッ!ドドドドドドドドォッ!!

????「(!? 急に後ろからのプレッシャーが強くなった?)」

このままでは追いつかれる。捕まってしまう。そう思うとドキドキが止まらない。
誰かに並ばれる、追い越されてしまう。そんな緊張感との並走が本当にたまらない。

????「いいねぇ、ついてこいよ。地獄の果てまで付き合うぜ!」

イスラス「(これなら追いつける。俺の前は誰にも走らせねぇ。
     それが…それこそが、俺に走り続ける資格をくれたアイツへの償いだ)」

右足が地面を蹴る。その影が揺らめき左足をスムーズに前へと突き動かす。あとはその繰り返し。

イスラス「(なんだ、仮面がなくたって何も問題ないじゃないか。
     風が顔にあたって気持ちいい。やっぱり走るのって楽しいな)」

今の自分は走ることだけに集中できている。余計なものが一切視界に入ってこない。
きっとあの仮面の男もそうなのだろう。だから速い。だから疾い。だから――。

468 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:20:11 ID:???
パ ー ! パ パ パ ー ! !



だから自分が車が横行する道路に飛び出し、迫るトラックの存在にも全く気が付かなかったのだろう。

カイザー「うわわっあぶねぇぞイスラス!!」

中里「車が、車がきてるでござるー!!」

シャル「やだ……いやだーー!!イスラスーーーーーーッ!!!」

イスラス「(……声……?)」



ガ シ ャ ッ ! !



世界が揺れた。強い衝撃を受けて回転する身体で見る世界は闇と呼ぶに相応しいほどに暗かった。

469 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:21:14 ID:???
クライフォート「馬鹿野郎!……もう二度と使うまいと決めた技を、こんなにすぐに使わせるな!!」

イスラス「……クライ、フォート……」

三杉「まさか『ダーティディフェンス』がこんな形で役に立つとはね。
   君を傷つけようとしたこの技が君を救うことになるなんて皮肉なことだ」

イスラス「……えっ……俺、今、何がどうなって……?」

先ほどまで仮面の男を追いかけるために全力で走っていたはずである。
周囲が見えなくなるほど走ることに集中することで、
ようやく、ようやく仮面の男を捕まえたと思った矢先のことだった。

ドールマン「馬鹿かオメェは!あんな車が走ってる所にいきなりとび出す奴がいるかー!」

マーガス「トラックに轢かれそうになったところをクライフォートが無理やり引きずり倒して止めたんだよ」

シェスター「まったく、心配をかけさせて。女の子を泣かせるなんてキミ、サイテーだよ」

ようやく事態が飲み込めてくる。既に辺りは暗かったが、先ほどまでのような真っ暗闇ではない。
倒れたままの体勢で空を見上げると、大粒の涙を目に溜めたシャルの顔が覗きこんできた。

シャル「バカ!バカバカバカ!バカーーーッ!!頭おかしいんじゃないの!?
    いくら泥棒を追いかけるためだからって、あんなコトして死んじゃったらどうするの!?」

カイザー「最近のココら辺の事故も急な飛び出しが原因ってこの間新聞で特集組んでたぞ」

中里「とにかく大事に至らないでよかったでござる。
   泥棒も焦ったのかビクトリーノ殿の鞄だけは置いていったでござるから」

470 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:23:24 ID:???
三杉「後は警察に任せて、一旦寮の方へと戻ろうか。
   ……大事な試合を控えている身としては、今のは少々お灸をすえる必要な行動だね」

イスラス「……す、すまん……」

三杉の絶好の貴公子スマイルを向けられ、珍しくイスラスが狼狽えた顔をする。
こうして、泥棒こそ取り逃がしたもののビクトリーノの鞄を取り戻すことはできた森崎たち。
スタジアム内で気絶していたマフィアの一味の男が警察に引き渡され、今回の騒動は一応の解決を迎えたかに思えた。





ブローリン「……と、ここまでが現場を見ていた中里たちから聞いた話だ」

仲間の指示に専念するためにスタジアム内に残っていた森崎は、
寮に戻ってから聞いたイスラスの無事にホッと胸を撫で下ろす。

森崎「ふーむ……仮面の男の正体は結局掴めずじまいか。
   あれ以来、ビクトリーノもなんだかしょんぼりしちまってるし……
   今回の騒動、まだまだ色々と尾を引きそうな予感がするぜ……!」

チーム力強化のためにオランダ、アムステルダムを訪れた森崎たちブレーメン一行。
このまま穏便に親善試合が来る日を待つことはできるのだろうか。
そんな不安を枕にしつつ、遠征一日目の夜は更けていくのだった。



オランダシナリオT  『ブレーキ』   おわり

471 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/24(月) 20:25:15 ID:???
☆次のシナリオを選択してください

A FEシナリオ 第3章『連れ去られた王女』
B オランダシナリオU『曇天の空』

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

472 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 20:26:33 ID:1nBLJau+
B
ちょっと気になるからこっちを先にすすめておきたい。
互い違いにやると参加者の記憶が劣化するのも心配だし。

473 :森崎名無しさん:2012/09/24(月) 20:31:11 ID:mhpDSSAw


474 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/25(火) 21:24:45 ID:???
>>472
本当は記憶が途切れないくらいにサクサク更新することが望ましいんですけどね。
キャプ翼シナリオでも、試合のあるシナリオではアナウンスしますので、参考にしてくださいね!
===========
>B オランダシナリオU『曇天の空』


〜オランダ遠征・2日目〜


『――にわか雨にご注意ください。傘を持ってお出かけするとよいでしょう。続いて朝のスポーツです』

昨日のおでかけ日和の晴天とは打って変わって、本日のアムステルダムの空はどんよりとした曇天であった。

森崎「ふあーあ。気のせいかアナウンサーの声も曇りがちに聞こえるぜ」

空が曇っているせいなのか、それとも昨日の盗難騒ぎが尾を引いているのか。
ロビーに備え付けのテレビを見ながら、解消しきれていない眠気を押し出すように森崎はあくびをする。

森崎「それにしても…昨日はいろんなことがあって、折角のオフなのにちっともゆっくりできなかったぜ」

フェザーに昼食を横取りされたり、オークションに熱中して結構な出費をしてしまったり。
ビクトリーノがスピード勝負で負けてショックを受けたり、イスラスがあわや交通事故に遭いそうになったり。
特に後の2つに関しては、彼らを取り巻く人達にまで色々と影響があったようだ。

森崎「……さて、今日は一体何をしようかな」

明日の夕方に予定されているブレーメン対アヤックスの親善試合に備えて練習をするべきか。
しかし、遊びに出かけてこの鬱屈とした気分を吹き飛ばしたい気分にもかられる。

森崎「いずれにせよ、まずは誰かに声をかけるとするか。食堂の方にみんな集まっているのかな?」

475 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/25(火) 21:26:12 ID:???
☆下記の中から最大で『3人』同行させたい選手を選択してください

・ブレーメン
【シェスター・マーガス・ビクトリーノ・ブローリン・中里】

・アヤックス
【三杉・イスラス・リブタ・クライフォート・クリスマン
 カイザー・レンセンブリンク・ディック・ドールマン・シャル】

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

476 :森崎名無しさん:2012/09/25(火) 21:50:36 ID:Wih83twI
シェスター マーガス イスラス

477 :森崎名無しさん:2012/09/25(火) 21:51:30 ID:qzcYi0SE
クライフォート・イスラス・リブタ

478 :森崎名無しさん:2012/09/25(火) 22:24:58 ID:E6RN/M7g
シェスター マーガス イスラス

479 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 00:11:26 ID:???
>シェスター マーガス イスラス


シェスター「おはよう。昨日は良く眠れた……とは言えない顔してるね」

マーガス「夜中遅くまで警察の人たちがウロウロしてたからな。無理もないか」

森崎はシェスターとマーガスを誘い、一人でぼんやりとシリアルを突っつくイスラスとテーブルを挟み腰掛ける。

イスラス「森崎か。……昨日は迷惑をかけてすまなかったな」

森崎「いや、そんなに深刻に考えんなよ。
   折角の親善試合がぶち壊しにならなくてホッとしてるんだからさ」

ここオランダに来てから彼と共にする時間が多かったからか、
こうしてイスラスの無事な姿を確認でき、森崎は自分でも驚くほど喜んでいた。

イスラス「昨日の泥棒の件だが、最近この一帯で活動しているマフィアの一味だったらしい」

オランダ政府が容認している以上の売買を行なっており、問題になっている組織があるという。
さらに主な提供先は森崎たちのようなスポーツ選手たちだというから余計に質が悪い話に聞こえた。

マーガス「……ドラッグか。一時の快楽と引換に今後の人生を棒に振るう……。
     とてもじゃないが俺にはそんなリスクを負う勇気なんざ持てないぜ」

シェスター「いやいや、リスク云々の話じゃないでしょこういうのは。
      スポーツ選手以前に、人として絶対に手を出しちゃいけないシロモノなんだから」

普段の軽い態度とは真逆の、きっぱりとした口調でシェスターはドラッグの存在について否定する。

森崎「へぇ、ちょっと以外だな。お前みたいなタイプって結構こういうアウトローなことに寛容だと思っていたが」

480 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 00:14:23 ID:???
シェスター「失礼だな。悪いことに悪いといって何が悪い。
      正義の名のもとに刃を振るうシノビとして、人の心を蝕む麻薬など絶対に許してはいけないのだ!」

マーガス「あーあー、またこいつの悪い癖にスイッチが入っちまったよ。
     でも、今の世の中こうして自己主張できる奴が減りつつあるってのは事実かもな」

どんなに理にかなっていたとしても、時にその『正しい』主張はへし折られる。
より大きな、より悪質な意思で唱えられたものこそ『正しい』ことへと変貌することもある。
何が正しくて何が間違っているのか。それを決めるのは結局その当人次第であることは今も昔から変わらないのだから。

シェスター「(そうさ。絶対に許してはいけないんだ。あれは……クスリは人を簡単に狂わせる)」

だが、シェスターは悪を憎むジャパニーズジャスティスニンジャに自分を重ねあわせているだけではなかった。
身近で見てきた経緯があったのだ。どんなに優れた人でも、一瞬で堕落してしまうその悪魔の力を。

シェスター「(『皇帝』フランツ。そう呼ばれていた父さんの一番の相棒、ステファンさん。
      穏やかな風のような、でも時には激しく吹き荒れる嵐のような、そんなプレイスタイルの持ち主だった。
      俺はあの人に憧れ、あの人のようなテクニカルなプレイスタイルを目指していた)」

だがその選手は望まれない形で表舞台から姿を消した。
麻薬の取引現場を抑えられ、その日のうちに引退し、
ドイツのサッカー協会から事実的な永久追放を言い渡されてしまった。

シェスター「(うわさ話ってのは尾ひれがついてまわるもので。
      東ドイツ側の陰謀論だとか、はたまたフランスの根強い復讐だとか。
      父さんが自分より目立つステファンさんを嵌めたなんて騙る狂った記者もいた)」

息を吹けば飛んでいくような、そんな微量な粉末のせいでこうも人は簡単に全てを失ってしまうものなのか。
憧れの対象を失い途方に暮れていた彼が新たに虜になったのは、そんな麻薬組織を軽快に退治する正義の忍者軍団だった。
テレビの中の彼らは、不思議な忍術で悪の組織を壊滅させ、さらには麻薬で苦しむ人々をも救ってみせた。
作り物の世界の存在ではあったが、シェスターにとって彼らはまさに新しい憧れの対象だった。

481 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 00:16:09 ID:???
シェスター「ま、とりあえず俺たちは明日の試合のことに集中しようぜ。
      わざわざ俺たちを追いかけて応援に来てくれている熱心なサポーターもいるみたいだし。
      無様な真似は晒せないぜ。できるものなら目指せ無失点ゲーム!」

森崎「お、おう。任せとけってんだ!」

それからシェスターの少し、いや大分コアなニンジャ談義をデザートに朝食を済ませつつ、
森崎はオフの過ごし方について考える。



☆どうしますか?

A 少し天気が気になるが、リフレッシュ気分で街へ繰り出そう!
B 明日の試合に備えて練習だ!相手チームの情報も探るのも忘れるな!

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

482 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 00:26:55 ID:NHhYgG12
B

483 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 00:46:58 ID:T1NpyIwA
B

484 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 08:07:39 ID:???
>B 明日の試合に備えて練習だ!相手チームの情報も探るのも忘れるな!


森崎「(昨日美術館で三杉が話した通り、アヤックスの戦力はかなり高く思える)」

全日本ユースでもその天才的センスを遺憾なく発揮していたガラスのエース三杉淳。
欧州最高峰の選手の一人、シュナイダーと同等の評価を得ているというスピードスターイスラス。
そしてこのアヤックスを一つに纏め上げる真のキャプテンことクライフォート。
彼ら三人のエースを擁する中央ラインは世界レベルで見てもかなりの高水準と呼べるだろう。

更に彼らの脇を固めているクリスマン、レンセンブリンク、カイザーのオランダトリオの連携、
どんな競り合いにも屈しそうにない巨漢DFのディック、リブタ。
そして最後の砦を守るのはこれまた巨人のような威圧感を持つドールマンと穴のない布陣である。

森崎「(俺たちブレーメンも決して悪いチームじゃない。シェスターが中盤を支配し、
   ビクトリーノが攻め、マーガスが決める。ブローリンが防ぎ、そして俺が止める)」

ワンポイントで相手を翻弄できる中里を含め、しっかりと役割分担が成された
バランスのとれたチームそれが今のブレーメンだ。
だが、どう贔屓目で見ても個々の戦力ではアヤックスに遅れを取っているように思える。
(ぶっちゃけると『名有り』の選手の数の差が圧倒的なのだ)

森崎「(このまままともにやりあうのは流石に分が悪すぎる。
   自チームの強化を図りつつ、なんとかアヤックスの情報を引き出す手はないものか)」

うだうだと考えても始まらない。森崎は先に朝食を済ませたシェスター、マーガス、イスラスを練習に誘い出す。
練習用のユニフォームに袖を通し、アヤックス専用のグラウンドへと向かう。

森崎「芝の状態も悪くないし、これはノビノビとボールが蹴れそうだなァ」

485 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 08:09:04 ID:???
広々としたサッカーコートがずらりと並ぶ風景に、充実した練習ができると期待が膨らむ。
しかし、案内役のイスラスはコートを素通りして歩き出す。

マーガス「あれ?ここが練習用のコートじゃないのか?」

イスラス「ここは『一般人向け』に自由開放しているフィールドだぜ?
     俺たちクラブの人間が使えるコートはもっと向こうだ」

シェスター「サッカーが深く浸透し、愛されている街らしいはからいだね。お、噂をすれば…」

地元のサッカー少年たちだろうか。元気な声を上げながら、コートに入りボールを蹴り始める。

森崎「日本じゃ信じられない光景だな。こんな立派な天然芝のグラウンド、学生時代に使ったことなんか殆ど無かったぜ」

これだけ恵まれた環境の中でサッカーと共に成長することが出来るのだ。
オランダがサッカー強豪国と呼ばれ続ける所以を発見でき、森崎は納得する。

イスラス「ついたぜ。どうやら俺たち以外にも何人か来ているみたいだな」

486 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 08:10:51 ID:???
先着『3名』様で判定をお願いします

★ビクトリーノ→! card
ブローリン→! card
中里→! card
三杉→! card★

★クライフォート→! card
クリスマン→! card
レンセンブリンク→! card
カイザー→! card★

★ディック→! card
リブタ→! card
ドールマン→! card
シャル→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→練習に参加してます
スペード・クラブ→別の用事で不在です
JOKER→キャラごとで特別イベント発生!

487 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 08:11:31 ID:???
★ビクトリーノ→ クラブ4
ブローリン→ クラブ7
中里→ ダイヤ2
三杉→ クラブ7

488 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 08:25:28 ID:???
★クライフォート→ ハート2
クリスマン→ ハート6
レンセンブリンク→ スペード7
カイザー→ ダイヤA

489 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 08:40:55 ID:???
★ディック→ スペードQ
リブタ→ ダイヤ9
ドールマン→ ハート10
シャル→ ハートA

490 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 09:05:08 ID:???
★ビクトリーノ→ クラブ4→別の用事で不在です
ブローリン→ クラブ7→別の用事で不在です
中里→ ダイヤ2→練習に参加してます
三杉→ クラブ7→別の用事で不在です ★

★クライフォート→ ハート2→練習に参加してます
クリスマン→ ハート6→練習に参加してます
レンセンブリンク→ スペード7→別の用事で不在です
カイザー→ ダイヤA→練習に参加してます ★

★ディック→ スペードQ→別の用事で不在です
リブタ→ ダイヤ9→練習に参加してます
ドールマン→ ハート10→練習に参加してます
シャル→ ハートA→練習に参加してます ★

【中里・クライフォート・クリスマン・カイザー・リブタ・ドールマン・シャル】
の七人が練習に参加しています。


中里「森崎殿も練習に来てくれたでござるか!拙者、一人で心細かったでござるよー」

ブレーメン陣営でただ一人先に練習に来ていた中里は人恋しそうに森崎たちに駆け寄ってくる。

森崎「明日の試合のためにもしっかりと調整しておかないといけないからな」

シェスター「まったく、ビクトリーノもブローリンもいったい何処ほっつき歩いてんだか」

マーガス「とりあえずアヤックスの練習に混ぜてもらう形になりそうだな」

軽めのランニングで身体が暖まった後、チームマネージャーのシャルが練習メンバーを集合させる。

491 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 09:08:01 ID:???
シャル「それではまずはペアになってのストレッチとパス練習です。各自、二人組になってください」

森崎「(誰を誘おうかな?)」


☆どうしますか?

A シェスター
B マーガス
C イスラス
D 中里
E クライフォート
F クリスマン
G カイザー
H リブタ
I ドールマン
J シャル

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

492 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 09:29:56 ID:s2rcYWMM
E

493 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 09:42:14 ID:NHhYgG12
E

494 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 11:53:09 ID:???
>E クライフォート


森崎「たしかお前がアヤックスのキャプテンのクライフォートだったな」

クライフォート「ああ、よろしく頼む。モリサキ=ユーゾー」

簡単な自己紹介と挨拶を交わし、二人は柔軟体操を始める。

シャル「人数が丁度偶数で助かったよ。これでわたしはみんなのコーチングに集中できるからね。
    それじゃあまずは前屈運動、はじめー!」

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピーーーーーッ、ピッ!

森崎はホイッスルの音に合わせて、グイグイとクライフォートの背中を押す。

クライフォート「もっと強くても構わないぞ。よく解しておかないと後が辛いからな」

森崎「なんだ?アヤックスのトレーニングってそんなにキツイのか?」

クライフォート「まぁ、実際に受けてみれば分かるさ。伝統あるアヤックスアカデミーの
        特別特訓メニューに果たして君が耐えられるかどうか…」

森崎「はん、言ってくれるじゃないの。望むところだぜ。
   そっちこそブンデスリーガとの選手の質の差に度肝を抜かされるなよ!」

対抗心という炎に薪をくべられ、森崎は舐められてたまるかと気合を入れなおす。

クライフォート「ぐえっ、ちょっ、気合入れるのはいいが少しは加減というもの……あだだだだ」

森崎「あ、すまんすまん。つい力が入っちまった。(さて、できる事ならチームの弱点なんか聞き出せればいいんだが…)」

495 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 11:54:43 ID:???
★のびーるのびーるストップ→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

数字が…
K→ガッツ+20
Q〜7→ガッツ+10
6〜A→効果なし
JOKER→ガッツ+40

マークが…
ダイヤ→アヤックスの情報を巧みに聞き出す
ハート→お互いのプライベートについて話して仲良くなる
スペード→クライフォートが相手をわざと傷つけるサッカーをしていたことを語りだす
クラブ→逆にブレーメンの情報を引き出されてしまう

496 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 11:55:01 ID:???
★のびーるのびーるストップ→ ダイヤ6

497 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 11:57:51 ID:???
なにィ!?妖怪いちたりないのせいでガッツ上昇できなかっただと

498 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 12:00:36 ID:???
情報収集のほうに集中したせいってことでひとつw

499 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 12:29:43 ID:???
>>497
ダイスの壁というのは思った以上に分厚いものですね…
>>498
カードのヒキ次第ではアヤックスをどんどん弱体化できます。
気合を入れてカードを引いてくださいね!
===========
★のびーるのびーるストップ→ ダイヤ6 ★
>6〜A→効果なし
>ダイヤ→アヤックスの情報を巧みに聞き出す
===========
森崎「いやー、お客さん随分体が柔らかいっすねー」

気分をよくさせれば口も回りやすくなるはずと、
森崎はへりくだった口調で、冗談交じりにクライフォートの背中を押してやる。

クライフォート「ははは、君はいい整体師になれるよ。まるでツボ押しのスペシャリストだね。
        引退しても働き口が見つかりそうでよかったじゃないか」

森崎「へぇ、そうですかい。(こっちはそのツボ押しの所為でサッカー人生が終わろうとしてるんだっての)」

軽くトラウマを逆なでされるのにも我慢しつつ、森崎はクライフォートからアヤックスの情報を聞き出すことを試みる。

森崎「オランダといえばトータルフットボールってイメージがあるんだが、
   アヤックスでもやっぱりその戦術を取り入れていたりするのか?」

クライフォート「まぁ、そうだな。『ボールを回せ。ボールは疲れない』とはよく言ったものだよ」

森崎「(となると、こぼれ球の競り合いについて入念に注意しておく必要がありそうだな)」

クライフォート「…5…6…7…8っと。よし、これで柔軟は終わりだ。次はパス練習に移ろう」

500 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 12:31:20 ID:???
森崎「お、おう!」

※アヤックスのチーム戦術『トータルフットボール(こぼれ球を自動カット)』の情報を引き出しました。
 試合前のミーティングで指示を出しておくことで、このスキルを無効化できます。



シャル「次はパス練習です。コーンが置かれているエリアから出ないように、
    パートナーにボールを返していってくださいね。それじゃあはじめー!」

クライフォート「シュッ!」

ビシィッ!!

森崎「ぐっ…!(まるでシュートのような強烈なパスだ。こいつのキック力……どうなってやがるんだ?)」

クライフォート「ほらっ、テンポよく返す返す。君はフィールダーとしても出場することがあると聞いているよ。
        GKだからって足元の技術を疎かにしていてはいけないな」

森崎「分かってるっての。そーらよっ!」

ボスッ!

クライフォート「(フフッ、口は悪いが受け手に優しい実に丁寧なパスだ。
        もしも彼がフィールダーで出てくるのなら注意しておかなければね)」

森崎「(ふぅ、走りながらじゃキックの精度はやっぱり落ちる。
   相手の走りこむペースを考えてパスコースを決めていかなくちゃな…)」

グラウンダー、ヘディング、ボレーでのパス練習が行われる。
めまぐるしく選手たちの間を右往左往するボールの群れは、さながらモノクロのアーチのようだった。

501 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/26(水) 12:32:55 ID:???
★パスっと蹴り→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

数字が…
K→パス+1
Q〜7→パス+0.5
6〜A→効果なし
JOKER→パス+2

マークが…
ダイヤ・JOKER→クライフォートのパスのクセを見つける
ハート→森崎のパスミスをクライフォートが華麗にフォローする
スペード→クライフォートのパスミスを森崎が懸命にフォローする
クラブ→クライフォートのパスを受け続けていたらなんだか足が痛くなってきた…

502 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 12:33:07 ID:???
★パスっと蹴り→ ハート5

503 :森崎名無しさん:2012/09/26(水) 12:38:58 ID:???
またダイスか

504 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 08:38:11 ID:???
>>503
まあ、あまりパスを出す機会がないので上がればラッキーだったと思えば…
==========
★パスっと蹴り→ ハート5 ★
>6〜A→効果なし
>ハート→森崎のパスミスをクライフォートが華麗にフォローする
==========
シャル「次はワンツーパスの練習です。ボールを規定回数リターンしつつ、
    なるべく早いタイムでゴールを目指してください」

クリスマン「いくぞカイザー!」

カイザー「あいよっ!」

バコッ!スパーン!ドムッ!ボコッ!バシーン!

互いに相手の位置を見ずとも、的確なワンツーパスを繰り出す二人。
アヤックスのパス連携の技術の高さに、思わず森崎は舌を巻く。

森崎「やるなあいつら。(どうやら修哲トリオと同列で考えないほうがよさそうだぞ…)」

クライフォート「クリスマンは俺のフォローを任せられる唯一無二の存在だ。
        カイザーもストライカーとしてだけでなくアシストのセンスも光るものがある」

これにレンセンブリンクという浮き球を特異とするフィニッシャーが加わることで、
『トリニティ(三位一体)』と呼ばれる彼らの本気が発揮されるのだという。

森崎「(三人組の協力プレイか。アカネイアに例えればペガサス三姉妹のようなものかな)」

クライフォート「言っておくが、三人揃わなければ何も出来ないと勘違いしてほしくはないということだ。
        三人揃うことでさらに真価を発揮する。と、覚えておくといいだろう」

505 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 08:39:13 ID:???
森崎「……さっきから選手の特徴をべらべら喋りまくってるが、いいのか?
   相手は明日戦う敵チームのGKなんだぞ?それとも……」

情報を少し与えたくらいで戦況など揺るがない自信の現れだとでも言うのか?
そう問い詰めようとした時、森崎ペアの順番が回ってくる。

クライフォート「その身で体験するといい。アヤックス特有のの高速パス回しをね」

森崎「(ムカッ、完全に体験学習のお客様扱いかよ。舐めやがって…!)」

だが、実際にクライフォートのリターンパスに森崎は動きを合わせるので精一杯だった。
本職じゃないからと言い訳する暇すら与えない彼のリードに、徐々にペースが乱されていく。

森崎「うっ…しまった!」

シェスター「あちゃあ。何処蹴ってんだよ森崎のやつ」

シャル「ラインから出てしまったらもう一度最初からですよー」

クライフォート「やれやれ。…ハァッ!!」

クライフォートは定められたラインから飛び出そうとしているボールへと飛びつくと、アウトサイドキックで蹴り返す。
だが、無理な距離と体勢で蹴られたボールはやはり森崎がいる方角には返らない。

森崎「うぐぐ……やり直しかよ、くそっ」

スタートラインに引き返そうとしたそのときである。

クライフォート「そのボール、曲がるよ」

森崎「えっ?」

506 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 08:40:37 ID:???
地面に強くバウンドしたボールは鋭く回転しながら方向転換して、森崎の方へと飛んでいく。

森崎「(グリーンカットパスだと?こういうテクも身に着けているのか…!)」

シェスター「(……やるじゃん。けれども、ああいう素直じゃないパスほどカットしたくなるものなんだよねぇ)」

クライフォート「(君の挑戦を楽しみに待っているよ。ドイツの『シノビ』ことフランツ=シェスター)」

何気ない練習の一幕ではあったが、明日の試合を前にひしひしとライバル心が燃える一幕でもあった。
ここで、森崎が誘った他のメンバーたちの状況を順番に見てみよう。


★シェスターの場合→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→マーガスとのブレーメンコンビでアヤックス勢の度肝を抜かす(マーガスの判定はカット)
ハート→中里とのシノビコンビでアヤックス勢の度肝を抜かす
スペード→イスラスとコンビを組み、なかなかのタイムを叩き出す
クラブ→何故かドールマンとコンビを組んでおり、のんびりパスを出し合っている
JOKER→突然腹が痛いと叫びだし練習を抜けてしまう。

507 :森崎名無しさん:2012/09/28(金) 08:42:38 ID:???
★シェスターの場合→ クラブ8

508 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 09:04:19 ID:???
★シェスターの場合→ クラブ8 ★
>クラブ→何故かドールマンとコンビを組んでおり、のんびりパスを出し合っている

クライフォートのパス技術の高さを目の当たりにしてライバル心を燃やしていたシェスターだったが、
こちらの手の内は晒すまいとしているのか、アヤックスGKのドールマンとのんびりパス交換をしていた。
昨日、彼とマーガスの3人でビーチに遊びに行っていた影響なのか、仲良くなっていたようだ。


★ビーチでの出来事→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ナンパに挑戦していた
ハート→バインバインの水着美女たちとバレーボールを楽しんでいた
スペード→のんびりと釣りをしていた
クラブ→遠泳に挑んでいた。
JOKER→伝説の海賊が残したというお宝探しをしていた
※数字が高いほどイベント結果が良くなります。

509 :森崎名無しさん:2012/09/28(金) 09:23:29 ID:???
★ビーチでの出来事→ ハート7

510 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 10:16:34 ID:???
★ビーチでの出来事→ ハート7 ★
>ハート→バインバインの水着美女たちとバレーボールを楽しんでいた
===========
シェスター「いやーそれにしても昨日のビーチは楽しかったなぁ」

ドールマン「ぐふふふ、よせやい。今思い出しちまったら集中できねぇじゃんかよ」

シェスターとドールマンは昨日マーガスと一緒に海に遊びに行った先で
ビーチバレー大会に出場したことを語り合っていた。

シェスター「結果は3回戦敗退だったけど、それよりも素晴らしいものをゲットできたから悔いはなかったぜ」

鮮明に覚えているのはゆさゆさと揺れるスイカやメロンのようなたわわに実った果実たち。
迫り来るボールで思い出して前かがみになってしまわぬよう、落ち着いてリターンパスを返す。

ドールマン「しっかし、あのネーチャンたちとんでもなかったよな。
      あんなに細い体なのに凄まじいスパイク撃ってくるんだもん」

シェスター「どんだけ厳しいコースに撃っても拾われることもあったなぁ。
      (あの動き、もしかしなくても『シノビ』に通じるものがあったような気がするが…)」

だが、影の世界に生きるシノビがあんな公衆の面前でバインバイン…ではなくバレーボールなどするものだろうか?
しかし彼女たちのアクロバティックな動きはサッカーにも応用できるとシェスターは考えていた。

シェスター「(中里の巻物に書かれていた伝説の『超忍』。
      彼のルーツを辿るためにも、キーワードである『宝石』を見つけなくては)」

その宝石という言葉が一体何を意味することなのかはまだ分からないが、
とにかく自分が目指すべき真の『シノビ』となるために、何としてでも彼の手がかりを掴まなければと決意を固める。

※シェスターとドールマンの互いの評価が上がりました

511 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 10:18:27 ID:???
★マーガスの場合→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→中里とコンビを組んで好結果を出す。ピーピングコンビの完成だ!
ハート→イスラスとコンビを組む。スピードの差を歩幅の差でカバーし、好タイムを出す。
スペード→中里とコンビを組むが、身長差もあるせいかなかなか息が合わない。
クラブ→イスラスとコンビを組むが、イスラスの足の調子がどうも悪いようで…
JOKER→昨日のビーチバレーで編み出した新たな技を披露する!

512 :森崎名無しさん:2012/09/28(金) 10:18:46 ID:???
★マーガスの場合→ ダイヤJ

513 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 13:13:45 ID:???
★マーガスの場合→ ダイヤJ ★
>ダイヤ→中里とコンビを組んで好結果を出す。ピーピングコンビの完成だ!


マーガス「中里、ハイボールを中心に頼んだぜ」

中里「任せてくれでござる」

バコッ…ポーン……バコン!!

滞空時間の長いパスだが、中里の俊足で距離を稼ぐ。
長らくチームを共にしてきたシェスターも、この二人の呼吸のシンクロに驚いていた。

シェスター「あの二人、いつの間にあんな連携を取れるようになってたんだ?」

森崎「何か共通点があるとも思えんし…まぁ、ブレーメンにとっちゃいい傾向じゃないか」

二人は気づいていないが、この二人を強く結ぶ絆はしっかりと存在している。
それがあまり公にできないものだということが少し残念ではあるのだが…。

マーガス「(中里、昨日の話は本当なんだろうな?)」

中里「(拙者の潜伏術を侮る無かれ。拙者の調査によるとここのシャワールーム……
   マーガス殿の身長ならば間違い無く『覗ける』でござるよ)」

マーガス「(あのマネージャーの娘もそうだけど、ここの女性スタッフはなかなか粒ぞろいだからなァ。
     今日の夜にでも、早速『プロジェクト』を開始するとしようか)」

中里「(御意でござる)」

……繰り返すようだが、彼らの絆を繋ぐ趣味は決して公には出来ないものである。間違っても真似はしないでね☆

514 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 13:14:54 ID:???
※マーガスと中里の互いの評価が上がりました。
※マーガスと中里が『ピーピングコンビ』(必殺ワンツー:威力3)を習得しました。


★イスラスの場合→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→リブタとの幼馴染コンビは相変わらずの呼吸ピッタリだ!
ハート→シャルと何か話している。昨日の件が尾を引いているようだが…
スペード→リブタが自分は中里に嫌われているのではないかと相談してくる
クラブ→昨日から足の調子が悪いらしく、一旦練習を抜けるようだ。
JOKER→練習場に突如三杉が現れる。何やら黒く光る怪しい物体を持っているが…?

515 :森崎名無しさん:2012/09/28(金) 13:19:30 ID:???
★イスラスの場合→ スペード10
お、お前らが必殺ワンツー身に着けてどうしようってんだ…w

516 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 13:38:38 ID:???
>>515
タックルが強いチームと当たった時などに中里のボール運びが若干楽になる…かも?
===========
★イスラスの場合→ スペード10 ★
>スペード→リブタが自分は中里に嫌われているのではないかと相談してくる

リブタ「ねぇイスラス。ちょっと聞いてくれるかい」

イスラス「どうした?」

まだクライフォートたちが台頭しない時期から、アヤックスの主力として活躍してきたこの二人。
ジュニアチームの頃からつるんでいたこともあり、こうして相談しあう仲でもある。

リブタ「昨日の泥棒騒ぎの時に、中里くんと一緒の班になったんだけどね。
    探索の途中で、中里くんが急に泡を吹いて倒れちゃったんだよ」

イスラス「なにか不気味なものでも見たのかもな」

リブタ「…よくわかんない。でも、それ以来俺が彼に近づくと妙な反応しちゃって逃げるんだよ。
    そりゃあ明日試合をする敵チームだし、馴れ合いたくないって思うのも当然だと思うけれど…
    もし彼に嫌われるような事をしちゃってたら、ちゃんと謝っておきたいんだ」

幼い頃から自分の大きな体格をバカにされ続けた過去もあり、リブタは他人の感情に非常に敏感になっていた。
悪意とまでは呼べないものの、彼から発する負の感情の原因がもしも自分にあるのだとしたら。
申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまい、昨日はポテトサラダを3皿しか食べられなかったという。

イスラス「何か心当たりでもあるのか?(というか相変わらずの大食漢だなお前)」

517 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/28(金) 13:41:03 ID:???
リブタ「探索中に辺りが真っ暗になったことがあったんだ。多分その時になにかやっちゃったんだと思う…」

その自慢の巨体で押しつぶしたのか、足を思い切り踏んづけたのか。予想できるのは大体こんなところだろう。
相手を威嚇するには十分な体格と形相ながら、小動物のような弱気な友人の相談に対してイスラスは…


★リブタの相談→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→同じ竈のパンを食べればわだかまりなんて消えるさ
ハート→裸の付き合いで互いに本音をさらけ出してみろよ
スペード→拳と拳で語り合ってみたらどうだ?
クラブ→放っとけよ。どうせ3日間の付き合いだ。向こうもそう思ってるだろ。
JOKER→リブタ「実はもう一つ心あたりがあるんだけど…」

518 :森崎名無しさん:2012/09/28(金) 13:45:54 ID:???
★リブタの相談→ ダイヤ3

519 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/29(土) 23:19:28 ID:???
★リブタの相談→ ダイヤ3 ★
>ダイヤ→同じ竈のパンを食べればわだかまりなんて消えるさ

イスラス「これは俺の友人の一人の受け売りなんだが…」

僅かな期間ではあったが、一緒に生活をしていた3人の仲間たちのことをイスラスは思い出していた。
異なる国、異なる思想の集まりだったが、寝食を共にすることで彼らとの仲が急速に深まっていったのは確かだ。

イスラス「万国共通のものがあるとすれば、それは2つある。
     1つは俺達もよく知っているサッカー。そしてもう1つは食べること。すなわち食事だ」

リブタ「食事?」

イスラス「どんな国のやつでも、生きている限りは腹がへるものだろ。
     あいつと何かわだかまりがあるみたいだが、
     一緒にテーブルを囲んで何か食ってれば自然と張り詰めた空気も緩むと思うぜ」

リブタ「う……うん!食べることに関したら俺、大得意だから!
    今日の夜にでも、中里くんを食事に誘ってみることにするよ」

食に関して並々ならぬ意欲をわかせているリブタは、食べることだけでなく、作る方にも精通していた。
自分の自慢の料理を食べさせてあげる事で、避けられている原因を解明できればと前向きに考える。
リブタはイスラスにお礼を言うと、ウォーミングアップの続きのために指定位置へとドスドス走っていく。

イスラス「(……あいつら……まだラムカーネたちと一緒にいるんだろうか)」

普段は奥手ながら、いざというときは驚くほどに場を仕切る力を持っていたバビントン。
自慢の料理と恋人の話を耳にたこができるくらい語ってくれたストラット。
そして親友のためならば自らの手を汚すことさえ厭わない、尊い精神の持ち主の中山。

520 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/29(土) 23:20:43 ID:???
彼らと最後に食べたパスタの味は、美味しくもあり、切なくもあった。
もしもラムカーネとガーネフの悪事に気がついていなければ、
今もまだ彼らと一緒に行動を共にしていたのだろうか。

イスラス「(森崎に星のかけらを預けている限り、いつかまたアイツらと接触できる機会はくるはずだ。
     ……問題は、未だ俺の中に残っている『闇のオーブ』の影響だ。
     仮面を失い、力を制御できるすべを失った俺の足は……今のところ特に問題はない。だが)」

あの仮面の男とのデッドヒートの最中、徐々に視界が失われていくような感覚に陥ったことは確かだ。
いくら走ることに集中していたからといっても、あそこまで周囲の状況に気づけないのは異常だ。
やはり中山たちのように、素直にラムカーネたちに従っていたほうが賢い生き方だったのだろうか。

イスラス「(……いや、俺は俺のやりたいようにやると誓ったはずだ。
     そのためにアイツらと袂を分かち、俺は仮面を踏み割ったのだから)」

こうしてうだうだと迷うことは、道を違えた彼らにも失礼なことだとイスラスは思い直す。
近いうち、再びあの仮面の男は現れるはず。今度こそあの男を捕らえて、
闇のオーブという甘い蜜で誘い出し、自らの忠実な手駒として使役する謎の組織の正体を暴かなければ。

リブタ「いっくよーイスラスー!そぉれっ!」

ドムッ!!

イスラス「ナイスパス!」


※イスラスとリブタの互いの評価が上がりました。

521 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/29(土) 23:37:17 ID:???
シャル「これでウォーミングアップは終了です。それでは本格的な練習に移りたいと思います。
    鍛えたい項目に寄って、AコースかBコースかのどちらかを選択してくださいね!」

練習に参加しているメンバーは、それぞれ鍛えたい項目ごとにぞろぞろと集まっていく。
長所を伸ばそうとする者、短所を克服しようという者と様々だ。

シャル「Aコースのフィジカル特訓では、まずはシャトルランでスタミナを鍛えてもらいます。
    その後、アリーナへと移動してもらい、柔術でフィジカルを養います」

中里「柔術…でござるか?」

シャル「はい。日本の武道は肉体面だけでなく精神面も鍛えることができると、
    ここアヤックスアカデミーでも練習メニューに取り入れてるんです」

シェスター「シノビといえばカラテ!カラテといえばシノビ!これはもはや常識だからね!
      この日のために鍛えぬいたゲルマン・カラテ殺法の封印を解く時がきたか!?」

マーガス「お前、そういうの小さい頃から大好きだったもんな…」

森崎「それで、Bコースはどんなメニューなんだ?」

イスラス「『ローレルサークル』という名前の特殊な練習場に行ってもらう。
     総合技術を高めるのに適した訓練を課せる施設だ」

カイザー「俺のオススメは『ドリブル鬼ごっこ』だな!
     最後まで逃げ切った奴に毎回賞品が用意されてるから燃えるぜ〜!」

クライフォート「……ちなみにアイディア提供者は三杉だ。なに、気にすることはない。
        少しばかりサディスティックな『仕掛け』があったりなかったりあったりする」

森崎「どっちだよ!だが、三杉のコーチングと聞けば確かな効果は期待できそうだな。う〜ん、どっちにしようか?」

522 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/29(土) 23:40:30 ID:???
☆どうしますか?

A シャトルラン後のアヤックス格闘王決定戦(シュート・ブロック・競り合い・ガッツ)
B Sキング三杉プレゼンツローレル王国サバイバル(ドリブル・タックル・パス・カット)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

523 :森崎名無しさん:2012/09/29(土) 23:40:42 ID:kiKByz9M
A

524 :森崎名無しさん:2012/09/29(土) 23:46:55 ID:PW9IO9cA
A

525 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 00:08:46 ID:???
>A シャトルラン後のアヤックス格闘王決定戦(シュート・ブロック・競り合い・ガッツ)


シャル「Aコースですね。了解です!それではトレーニングの準備の間、
    皆さんにはもう一度2人組みのチームを作って頂きます」

森崎「へぇ、タッグマッチってわけか。組み合わせ次第で何か新しい技を覚えられるかもしれないな」


☆誰とタッグを組みますか?

A ゲルマンカラテの封印が今解かれる! シェスター
B 必殺の核弾頭頭突きが火を噴くぜ! マーガス
C 影踊る高速ラッシュは絶対無敵だ! イスラス
D 中の里の末裔の力に刮目せよ! 中里
E 野獣の如き力と賢者の如き知恵がミックス! クライフォート
F 月のように厳かに鮮やかに輝け! クリスマン
G 黒い疾風が激しい嵐を呼びまくるぜ! カイザー
H 超超重量級の迫力満点アタッカー! リブタ
I 巨人のごとき掌から放たれる力は無限大! ドールマン
J 足が速いだけの女の子です。選んじゃイヤン! シャル

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

526 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 00:11:13 ID:asYE2C3c
D

527 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 00:11:52 ID:kRyIyPc6
D

528 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 00:14:55 ID:???
J 選んじゃイヤンと言われると選びたくなるナリ

529 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 00:30:16 ID:???
>>528
シャルと言っても薔薇の似合うフランスの革命家剣士でも高速切替が得意な男装女子でもないんですよー!?
==========
>D 中の里の末裔の力に刮目せよ! 中里

森崎「よーし、中里!俺たちの友情タッグで最強の座を掴み取ろうぜ!」

中里「任せるでござる!森崎殿は中里家のからくり屋敷を突破できるほどの根性の持ち主。
   拙者のシノビの技と合わせれば、その力は無限大!絶対無敵でござる!
   (しかし、気になるのはシャトルランでござる。
   シャトルランをしつつ戦う……はて、どこかで見たような聞いたことがあるような…?)」

今ここにがんばりファイター森崎と、シノビの末裔中里のジャパニーズコンビが結成されたのだった!

シャル「ほ、本当に人数があぶれなくて助かったよ…。
    それじゃあ他の人達もタッグチームを結成してくださいね!」

530 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 00:31:24 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★シェスター→! power
マーガス→! power
イスラス→! power
クライフォート→! power★

★クリスマン→! power
カイザー→! power
リブタ→! power
ドールマン→! power★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字が高い順番にタッグが結成されていきます。万が一数字がかぶった場合、
 そのペアの結成が優先され大きなアドバンテージを得られます

531 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 00:34:28 ID:???
★シェスター→ 153
マーガス→ 365
イスラス→ 1000
クライフォート→ 325

532 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 00:37:38 ID:???
★クリスマン→ 456
カイザー→ 866
リブタ→ 154
ドールマン→ 127


533 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 00:39:08 ID:???
イスラスピッタリ1000でござるな

534 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:01:23 ID:???
>>533
クリスマンが『ジゴロ』だったりドールマンガ『逆なにィ』だったり色々と珍しい引きが出たと思いますw
===========
★シェスター→ 153
マーガス→ 365
イスラス→ 1000
クライフォート→ 325 ★

★クリスマン→ 456
カイザー→ 866
リブタ→ 154
ドールマン→ 127 ★

・イスラス&カイザーのスピードコンビ
・クリスマン&マーガスの???コンビ
・クライフォート&リブタのクラッシャーコンビ
・シェスター&ドールマンのビーチバレーコンビ

の4チームが組まれました。
===========
カイザー「うひょう!俺たちの速さがあれば相手に何もさせずに一方的に戦えそうだぜ!」

イスラス「お前とは戦いやすそうだな。この勝負、既にもらったな」

共に俊足タイプの相性の良い組み合わせである。速さを活かした戦いが期待できそうなコンビだ。

マーガス「(こいつ……顔は森崎並に地味だが、何かやらかしそうな雰囲気を感じる……)」

クリスマン「(いくら隠そうともにじみ出てるぜ。お前が俺と同じ『ジゴロ』の才を秘めていることをな)」

ぱっと見好青年と思えるコンビだが、そんな彼らの本質は覗き魔とジゴロ。共に女の敵と呼べるコンビであることは誰も知らない。

535 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:02:29 ID:???
クライフォート「リブタ。お前、あれから走りこみはちゃんと続けているのか?」

リブタ「う、うん。でも走ったらお腹すいちゃっていっぱい食べちゃうから……あんまり変わってないかも」

爆発的なキック力を持つクライフォート。そして見るからに強大なリブタの二人が生み出す力の旋律が奏でるものとは?

ドールマン「へへへ…お前とはビーチバレーでも意外と相性が良かったからな。今回も期待してるぜ」

シェスター「フッ。任せてくれよ。
      (こいつの大きな手のブロックには何度も助けられたからな。格闘でも役に立つだろう)」

ビーチバレー大会で急激に仲を深めた力と技の異色コンビの呼吸は以外にもピッタリだ。

シャル「それではアリーナへと移動しながら、対戦順を決めてしまいましょう。
    総当りで戦ってもらって、一番成績の良いチームには
    素晴らしい『ごほうび』が出ますからみなさんがんばってくださいね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Aチーム(森崎・中里)
Bチーム(イスラス・カイザー)
Cチーム(マーガス・クリスマン)
Dチーム(リブタ・クライフォート)
Eチーム(ドールマン・シェスター)

A対B C対D
A対C B対E
A対D B対C
A対E B対D
C対E D対E

の順番で特別特訓Aコース、シャトルラン&格闘勝負を行います。

536 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:03:30 ID:???
「おい、アヤックスの公開練習だってよ!」「アカデミー名物地獄のタッグマッチが始まるぞ!」
「特別ゲストはドイツブンデスリーガのブレーメンの連中らしい」「ヒア〜燃える!この勝負、見逃せないぜ!」

森崎たちがたどり着いたアリーナの観客席では、練習の見学者たちがごった返していた。
スポットライトが乱れスモークが大量にたかれ焚かれ、
選手の応援幕が派手に振られるその光景は、今ここで行われるのが
ただのフィジカル練習などではなく、格闘大会が行われるのかと錯覚するほどだ。

森崎「お、おいおい。なんだか違う世界に迷い込んだみたいだぞ。格闘漫画とか地下闘技場とかそんな世界に」

シェスター「血沸き肉踊る感覚とはこのことだね。
      観客の応援というものは向けるものも向けられるものも興奮するものだからね」

マーガス「しかし……今から始まるのは本当にサッカーの練習なんだよな?」

中里「気にしたら負けでござるよマーガス殿。流れのままに身を任せるでござる」

マーガス「お、おーし。こうなりゃやれるだけのことはやってやるさ!」



シャル「それでは早速1回戦をはじめます。選手たちは準備を行なってください」

アリーナに立てられた特設リングはプロレスやK-1などで使われるよりも横幅に長く、
シャトルランをするにあたって適した広さに造られている。

シャル「ルールを説明しますね。まず皆さんにはシャトルランをしてもらいます。
    そして、1往復走り終わった時に初めて相手チームの選手にアタックを仕掛けられます」

森崎「むう、シャトルランをきちんとこなさないと攻撃すら出来ないのか」

537 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:04:41 ID:???
中里「パワーが強い重量級選手とのバランス取りでござるな」

シャル「攻撃できる箇所は頭部、右腕、左腕、脚部の4箇所です。
    頭部のHPを0にすればその選手は戦闘不能。
    どちらかの選手が戦闘不能になった段階でそのチームの負けとなります」

シェスター「ん?それだと頭部以外の箇所への攻撃が意味が無いように思うんだけど」

シャル「とんでもない!腕が破壊されればパンチもできませんし、
    脚部が動かないとシャトルランに大きな悪影響を及ぼしちゃいますよ。
    戦いを有利にすすめるにあたって、頭部以外への攻撃も大事な要素です!」

マーガス「うん、それは分かるんだけどさ。破壊とか悪影響とか明らかにこの練習やばいよね?」

中里「気にしたら負けでござるよマーガス殿。多分この練習中だけの一時的な症状のはずでござる」

シャル「とにかく速く走ってできるだけ沢山攻撃することが勝利への近道ですね。
    カードの組み合わせによっては一発逆転可能な強力タッグ攻撃も発生するので
    四肢をもがれて絶体絶命になっても決して諦めないでくださいね!」

マーガス「だから怖いから!もげるの?この練習で腕もげちゃうの?最終的には首がもげちゃうのー?」

シェスター「フェイタリティで派手に散るのもシノビの華。やーってやろうじゃーん!!」

シャル「それじゃあ森崎さんと中里さん。一回戦が始まります。スタンバイしてくださいね!」

森崎「お、おう……。しかし、地獄の特訓とは聞いていたがまさかこんなことになるなんてな」

中里「アヤックスの選手たちの強さの秘訣。身を持って体験するでござるよ森崎殿!」

538 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:05:53 ID:???
シャル「レディースアーンドジェントルメン!おまたせいたしました〜!
    只今よりアヤックスアカデミー名物地獄のタッグマッチ公開練習を行います!
    実況は足も速いが口も速い!マネージャーのシャルがお送りいたします!」

バシューン!!シュパアアアアアアアッ!!

光の束と煙の中から先に姿を表すのは、Aチームの森崎と中里の日本コンビだ。

シャル「あーかーコーナー!何回やられても絶対に立ち上がる!武道の本拠地からの刺客が登場!
    がんばりゴールキーパー!もぉぉぉぉりさぁぁぁぁぁぁきぃぃぃっ!!
    彼の正体はなんなんじゃ?なぁァァァカザァァァァァとォォォっ!!」

森崎「狙うは頂点!優勝目指して勝ち続けるだけだぜ!」

中里「中の里の奥義…今こそ見せるでござるよ。ニンニン」

シャル「あーおーコーナー!燕よりも鴎よりも速く、疾く、強く、高く舞い上がる!
    高速ウルフ一号!イイィィィィィスラアァァァァスゥゥゥゥ!!
    快速サンシャイン二号!カアアァァァァイザアァァァァァッ!!」

イスラス「スピードの限界を超えた戦い…見せてやろう」

カイザー「ヒャッホー!ノリノリのハデハデで決めちまうかァ!」

539 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:08:05 ID:???
シャル「まずは両チームのデータ確認です。
    速度に勝るBチームをAチームがどんな技で待ち受けるかが見所になりそうですね」


森崎 シャトルラン速度 +1
頭部 奇策ブレイン(様々な罠を仕掛ける)20/20
右腕 ダイビングアタック(威力重視の攻撃)20/20
左腕 がんばりパンチ(命中重視の攻撃)20/20
脚部 ヒップアタック(ダメージにムラのある攻撃)20/20

中里 シャトルラン速度 +3
頭部 身代わり鉢金(一度だけ致命傷を回避)15/15   
右腕 鎖鎌エルボー(妨害重視の攻撃)15/15
左腕 くないパンチ(命中重視の攻撃)20/20
脚部 モズ落とし(強力な投げ技)15/15

V S

イスラス シャトルラン速度 +4
頭部 ラピッドストーム(速度アップ)20/20
右腕 高速ジャブ(命中重視の連続攻撃)15/15
左腕 高速ストレート(威力重視の連続攻撃)15/15
脚部 オーバーヘッドキック(頭部集中攻撃)20/20

カイザー シャトルラン速度 +3
頭部 アシストセンス(味方の援護)20/20
右腕 サンシャインパンチ(威力重視の攻撃)15/15
左腕 ホットパンチ(命中重視の攻撃)15/15
脚部 スライディングシュート(脚部集中攻撃)20/20

540 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:11:41 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。


★森崎→! card+! card+1=
中里→! card+! card+3=★

★イスラス→! card+! card+4=
カイザー→! card+! card+3=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字が12以上で攻撃可能。数値が多い順に攻撃。
 一枚目のカードで使用技を、二枚目のカードで狙う箇所を選択。
 仲間同士で一枚目のマーク一致、かつ二枚目の対象者が一致した時タッグ技発生。
 
【一枚目】
ダイヤ→頭部技
ハート→右腕技
スペード→左腕技
クラブ→脚部技
JOKER→超必殺技

【二枚目】奇数で1人目に、偶数で2人目に攻撃。
ダイヤ→頭部狙い
ハート→右腕狙い
スペード→左腕狙い
クラブ→脚部狙い
JOKER→全体狙い

541 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:14:09 ID:???
★森崎→ スペード9 + ハート5 +1=
中里→ クラブ10 + ハート4 +3=★

542 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:18:29 ID:???
★イスラス→ ハートK + ハート2 +4=
カイザー→ JOKER + ハート2 +3=★

543 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:18:32 ID:???
★イスラス→ ダイヤ6 + ハート9 +4=
カイザー→ ハート6 + ハート8 +3=★

おお、懐かしいな

544 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:18:56 ID:???
★イスラス→ ダイヤ4 + クラブ6 +4=
カイザー→ スペード6 + ハート2 +3=★

545 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:20:45 ID:???
……このスレのJOKERってダイヤ扱いだっけ?全マーク扱いだっけ?

546 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:22:38 ID:???
ちゃんと専用の選択肢があるからそれになるんだろ

547 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:22:55 ID:???
>>545
>>540
> 【一枚目】
> JOKER→超必殺技

548 :545:2012/09/30(日) 10:26:43 ID:???
あ、ごめんこっちの話
>仲間同士で一枚目のマーク一致、かつ二枚目の対象者が一致した時タッグ技発生。

549 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:41:21 ID:???
>>543
メダロット風味の戦いを簡略化しつつ大幅にアレンジしておりますw
>>545
ちょっと説明不足でしたね。すみません。
JOKERが出て『超必殺技』が、さらに対象者が一致したので『タッグ技』も発動します。
今回の場合、中里はカイザーの『超必殺技』とイスラスの『右腕技』、
そして二人による『タッグ技』の三回攻撃を受けてしまうことになります。
===========
★森崎→ スペード9 + ハート5 +1=15
中里→ クラブ10 + ハート4 +3=17★

森崎は『がんばりパンチ』でイスラスの『右腕』を攻撃!
中里は『モズ落とし』でカイザーの『右腕』を攻撃!

★イスラス→ ハートK + ハート2 +4=19
カイザー→ JOKER + ハート2 +3=20★

イスラスは『高速ジャブ』で中里の『右腕』を攻撃!
カイザーは『超必殺技』で中里の『右腕』を攻撃!
さらにイスラスとカイザーは協力して中里に『タッグ技』を仕掛ける!

攻撃順はカイザー、イスラス、中里、森崎です。
===========
シャル「両者、準備はよろしいですね?しあい、ガンバッテね!ファイト!!」

カーン!!

胸踊るゴングの音と同時に、4人は攻撃機会を得るためのシャトルランを開始する。

森崎「単純な走力勝負じゃ絶対に勝ち目がないぞ。
   攻撃を仕掛けるときにどれだけ効果的にダメージを与えられるかが鍵だな」

550 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 10:43:08 ID:???
中里「って、相手はもう折り返してるでござる。急ぐでござるよ森崎殿〜!」

森崎「げげっ、やべぇっ!?」

ロープに体を預けつつボタンにタッチし、勢いをつけながら反転しながら迫るイスラスとカイザー。

カイザー「イスラス!早速だけど決めちまおうぜぇ!」

イスラス「…いいだろう。タイミングはお前に任せた」

カイザー「ヒャッホー!!戦いを制するのはスピードだ!お前らは負けたことにすら気づけない!」

ヒュッ…シュシュシュシュシュシュッ!!

高速移動で加速しつつ、二人は中里を挟みこむようにして接近する。

中里「なっ…は、はやい!?」

カイザー「悪いが速攻で沈んでもらうぜ!うっおーーーっ!!!」


★カイザー超必殺→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→『ハイスピードラッシュ』カードの数値×5の貫通ダメージ
スペード・クラブ→『サンシャインバースト』カードの数値×4の貫通ダメージ。その後相手を行動不能に
JOKER→中里は粉微塵になって死んだ…(ただの戦闘不能です)

551 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 10:44:55 ID:???
★カイザー超必殺→ ダイヤ5

552 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:00:34 ID:???
★カイザー超必殺→ ダイヤ5 ★
>ダイヤ・ハート→『ハイスピードラッシュ』カードの数値×5の貫通ダメージ

中里の右腕は20のダメージを受けて破壊されました。
ダメージは左腕に貫通し、5のダメージを受けました。
===========
カイザー「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッオラァッ!!」

ドコドコドコドコドコッ!ズドドッ!ボガァッ!!

中里「ぬぎょおぉぉぉぉ!?」

相手に息つく暇さえ与えぬ高速ラッシュを中里に浴びせ続けるカイザー。
中里は右腕で必死に防御を固めるが、呆気無く崩されて大打撃を浴びてしまう。

中里「ふ、不覚…相手の腕を甘く見ておったわ…!」

シャル「き、決まった―!いきなりの先制攻撃は一気に戦力を奪う超必殺技だー!!
    ちなみに貫通ダメージは頭部→右腕→左腕→脚部→頭部の固定になってます」

イスラス「まだ終わっちゃいねぇぞ。次は俺だ」

中里「なっ…」

イスラス「既に右腕は使い物にならねぇようだな。だったら次は左だ!」

中里「(くっ…しかし、拙者の狙いは足による羽交い締めからの投げ技『モズ落とし』
   この攻撃を耐えさえすれば、反撃の機会が訪れるはず…!)」

カイザー「(そいつはどうかな?イスラス、俺は先に準備を済ませておくぜ)」

553 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:01:42 ID:???
スピードコンビの名に賭けて、相手に一切の攻撃の猶予を与えずに勝利をもぎ取ってみせる。
カイザーは中里の死角に潜り込み、追撃のチャンスを静かに待つ。

イスラス「喰らえ…!」

中里「やられてたまるかでござる!」


★高速ジャブ→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→カードの合計数値1/2の2回攻撃
クラブ→ミス
JOKER→『ピロン♪』という心地よい音が鳴り、イスラスが再び動き出す…

554 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 11:07:10 ID:???
★高速ジャブ→ ダイヤ8 =★

555 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:29:21 ID:???
中里のHPとダメージが間違っていましたね。以下が正しい数値です。

右腕 0/15
左腕 15/20

★高速ジャブ→ ダイヤ8 =★
>ダイヤ・ハート・スペード→カードの合計数値1/2の2回攻撃

中里は『左腕』に8ダメージを受けました。
===========
イスラス「せいやっ!」

ビシバシィッ!!

中里「(確かに速いパンチだが、そこまで重くはない。よし、今こそ反撃の狼煙を――!?)」

イスラスと間合いを取った瞬間、中里はようやく気がついた。
まだ自分は彼らスピードコンビの術中から抜け出せていないことに。

中里「(自ら危険領域に踏み込んでしまった…森崎殿、すまぬでござる…!)」

カイザー「いくぜぇイスラス!友情パワーの合体攻撃だァ〜〜っ!!」

イスラス「相変わらず太陽みたいに暑苦しい奴…。まァ、付き合ってやるよ」

フォフォフォンッ!!

中里「(ば、馬鹿な。多少油断があったとはいえ、拙者が素人相手に手も足も出ぬことがあろうものなのか…?)」

激しく交差しながら接近する二人のスピードスター。
中里は完全に相手の位置を見失い、棒立ち同然となり隙だらけになってしまう。

556 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:31:00 ID:???
カイザー「こいつで決まりだァ!」

イスラス「スピードの限界を超える!」


★スピードコンビタッグ技→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→ツインS・S・S(カードの数値×3の脚部限定攻撃)
スペード・クラブ→高速ナブラ(三箇所にカードの数値ダメージ)
JOKER→中里は細切れになって死んだ…(ただの戦闘不能です)

557 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 11:31:46 ID:???
★スピードコンビタッグ技→ ダイヤ8 =★

558 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:44:12 ID:???
★スピードコンビタッグ技→ ダイヤ8 =★
>ダイヤ・ハート→ツインS・S・S(カードの数値×3の脚部限定攻撃)

中里は脚部に24ダメージを受けました。
中里の脚部は破壊されました。
===========
スピード・スライディング・シュートという必殺技がある。
高速で滑りこんでボールをゴールへと押しこむアグレッシブなシュートだ。
これをそのまま格闘技に応用した、単純だがそれ故に強力な攻撃が中里に襲いかかる。

ザシュザシュウッ!!

中里「ぬわああぁぁぁっ!!」

前後から足を刈られ、悲鳴を上げながら宙に吹き飛ばされる中里。
狙いだったモズ落としも発動できず、砕けた足でシャトルランを強いられることになる。

中里「お、恐るべしスピードコンビ。このまま手も足も出せないまま終わってしまうのか…?」

ワアアアアアァァァァァッ!!

シャル「つ、つよい!強すぎるぅーっ!!目にも留まらぬ早業で、BチームがAチームを圧倒!
    中里選手、既に2箇所に甚大なダメージを受けてしまいグロッキー状態だァ!!」

森崎「くそっ、このまま一方的にやられっぱなしでいられるか!俺の攻撃を受けてみろ!」

攻撃不能となった中里の分まで決めてみせると息巻きながら、森崎は自慢の拳をイスラスへと繰り出す。

559 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:45:57 ID:???
★がんばりパンチ→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→カードの数値分のダメージ
クラブ→ミス
JOKER→突如森崎の拳が蒼く輝く!これは以前にラムカーネを倒した時のあの力か!?

560 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 11:46:12 ID:???
★がんばりパンチ→ ダイヤK =★

561 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:54:27 ID:???
★がんばりパンチ→ ダイヤK =★
>ダイヤ・ハート・スペード→カードの数値分のダメージ

イスラスは『右腕』に13のダメージを受けました
==========
森崎「これが3年間アカネイアで戦い抜いてきた俺の努力の証だァ!!」

ゴシカァン!!ミシミシィッ!!

イスラス「ッ! ……やるじゃねぇか」

とっさに防御に回した右腕が一撃で壊されるほどの破壊力。
だが、たった一撃でこの不利な戦況を覆すことはやはり難しかった。

森崎「中里走れ!これ以上相手に先手を取られ続けたら勝ち目がない!」

中里「ぐっ…ふぐっ……ひ、膝がもうガクガクでござるよぉ〜」

カイザー「俺たちゃ絶対に走り負けしないようにいっつも鍛えているからな!」

イスラス「そんなものかよ。アンタらには結構期待していたんだがな」

既に勝ったも同然の態度のBチームスピードコンビ。
ここから逆転してこそのがんばりスピリッツだと、森崎はシャトルランに励む。

562 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 11:56:45 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。


★森崎→! card+! card+1=
中里→! card+3=★

★イスラス→! card+! card+4=
カイザー→! card+! card+3=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字が12以上で攻撃可能。数値が多い順に攻撃。
 一枚目のカードで使用技を、二枚目のカードで狙う箇所を選択。
 仲間同士で一枚目のマーク一致、かつ二枚目の対象者が一致した時タッグ技発生。
 
【一枚目】
ダイヤ→頭部技
ハート→右腕技
スペード→左腕技
クラブ→脚部技
JOKER→超必殺技

【二枚目】奇数で1人目に、偶数で2人目に攻撃。
ダイヤ→頭部狙い
ハート→右腕狙い
スペード→左腕狙い
クラブ→脚部狙い
JOKER→全体狙い

563 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 11:57:39 ID:???
★森崎→ JOKER + ハート4 +1=
中里→ ハート7 +3=★

564 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 11:59:09 ID:???
★イスラス→ ハートQ + クラブQ +4=
カイザー→ スペード2 + ハート3 +3=★

565 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 11:59:20 ID:???
★イスラス→ JOKER + ダイヤ7 +4=
カイザー→ クラブJ + ハート7 +3=★

ずっと森崎のターン!

566 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 12:00:58 ID:???
一瞬また相手がJOKER引いたのかと思ってビビったのぜ

567 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 12:07:42 ID:???
>>566
随分JOKERが出てきますね。観客のボルテージも高まるばかりですw
===========
★森崎→ JOKER + ハート4 +1=20
中里→ ハート7 +3=10★

★イスラス→ ハートQ + クラブQ +4=28
カイザー→ スペード2 + ハート3 +3=8★

森崎は『超必殺技』でイスラスの『右腕』を攻撃!
イスラスは『オーバーヘッドキック』で中里を攻撃!

行動順はイスラス、森崎です。
===========
森崎「(いける!この勢いそのままに拳を繰り出すことが出来れば…!)」

どんな防御も貫ける攻撃が放てるはず。だがイスラスは更に速度を上げつつ、弱った中里を集中攻撃する。

イスラス「頭部を破壊すればそこで試合終了だからな。悪いがこれでフィニッシュだ!」

中里「(こ、ここでやられるわけにはいかぬ。森崎殿の逆転への思いをムダにするわけには…!)」


★オーバーヘッドキック→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→カードの数値分、頭部にダメージ
クラブ→ミス
JOKER→ロープポストを駆け上がり、威力を高めてのトライアードオーバーヘッドだ!

568 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 12:08:32 ID:???
★オーバーヘッドキック→ スペード9 =★

569 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 12:19:34 ID:???
★オーバーヘッドキック→ スペード9 =★
>ダイヤ・ハート・スペード→カードの数値分、頭部にダメージ

中里は頭部に9のダメージを受けました。
===========
イスラス「これだ!!」

空中で素早く翻りながらの打ち下ろし型のキックを放つ。

中里「アタマで受ける!」

ドゴォッ!!

中里「ぎゃああーーーーっ!!」

森崎「な、中里ーーーッ!!」

派手にリングを転がされる中里だったが、受け身をとって立ち上がる。
どうやら辛うじてノックダウンは免れたらしい。

中里「せ、拙者のことよりも、森崎殿は攻撃を!
   今ならイスラス殿は空中で無防備の体勢でござる!」

森崎「よーし、任せておけ!だあああぁぁぁっ!!」

絶好の反撃チャンスが訪れた。森崎は勢い良く飛び上がると、
空中で反転のままの状態のイスラスの右腕に向けて、拳を思い切り振り下ろす。

イスラス「しまっ……」

森崎「くらえええええぇぇぇぇっ!!」

570 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 12:28:30 ID:???
★森崎超必殺技→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→『頑張竜パンチ』カードの数値×5の貫通ダメージ
スペード・クラブ→『星撃ダイビング』カードの数値×4の貫通ダメージ。その後行動不能
JOKER→イスラスはぺしゃんこになって死んだ…(ただの戦闘不能です)

571 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 12:28:41 ID:???
★森崎超必殺技→ スペード9 =★


572 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 12:44:02 ID:???
★森崎超必殺技→ スペード9 =★
>スペード・クラブ→『星撃ダイビング』カードの数値×4の貫通ダメージ。その後行動不能

イスラスは『右腕』に2のダメージを受け破壊されました。
イスラスは『左腕』に15ダメージを受け破壊されました。
イスラスは『脚部』に19ダメージを受けました。
===========
ドッシーーーーーーン!!

イスラス「ぐおわああああっ!!」

森崎の空中からののしかかりのような打撃は、イスラスをマットへと強烈に叩きつけた。
直撃を受けた右腕はもちろん、その甚大なダメージは左腕をも貫き、脚部にまで及んでいた。

「うおおおっ!!アレが東洋の神秘ってやつか!」「こりゃあたまらん!」
「とんでもねぇ大技の応酬だ!」「どっちのチームもがんばれ〜!」

シャル「Aチームも負けじと超必殺技を繰り出したぁっ!!
    イスラス選手、一気に窮地に立たされる形となりました!
    どうやら勝負はまだわからない模様です!」

森崎「へへ…どうだ。中里の受けた借りはしっかりと返してやったぜ」

イスラス「……まだ、俺の足は死んじゃいねぇ……!」

僅かでも動くならば攻撃へと転身できる。不幸中の幸いに感謝しつつ立ち上がろうとする。が――

ガクガクッ、ピシシッ!

イスラス「(あ、足が…動かねぇ…!?あいつの打撃、予想以上に重い…)」

573 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 12:45:07 ID:???
森崎「よし、これでイスラスの動きは封じた。攻めるのなら今しかねぇ!」

カイザー「だ〜っ、何やってやがるイスラス!こうなったら俺がさっさと決めるしか…!」

先着『2名』様で判定をお願いします。


★森崎→! card+! card+1=
中里→! card+(! card※判定用)+3+10=★

★カイザー→! card+! card+3+8=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字が12以上で攻撃可能。数値が多い順に攻撃。
 一枚目のカードで使用技を、二枚目のカードで狙う箇所を選択。
 仲間同士で一枚目のマーク一致、かつ二枚目の対象者が一致した時タッグ技発生。
 
【一枚目】
ダイヤ→頭部技
ハート→右腕技
スペード→左腕技
クラブ→脚部技
JOKER→超必殺技

【二枚目】奇数で1人目に、偶数で2人目に攻撃。
ダイヤ→頭部狙い
ハート→右腕狙い
スペード→左腕狙い
クラブ→脚部狙い
JOKER→全体狙い

574 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 12:45:57 ID:???
★森崎→ ダイヤ3 + ダイヤQ +1=
中里→ ハート4 +( ダイヤ3 ※判定用)+3+10=★

575 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 12:46:47 ID:???
★カイザー→ ダイヤ10 + ハート8 +3+8=★

576 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 12:57:29 ID:???
★森崎→ ダイヤ3 + ダイヤQ +1=16
中里→ ハート4 +( ダイヤ3 ※判定用)+3+10=17★

★カイザー→ ダイヤ10 + ハート8 +3+8=29★

森崎は『奇策ブレイン』でイスラスへ攻撃
中里の『右腕』はうごかない
カイザーは『アシストセンス』で味方を援護する

行動順はカイザー、森崎です
===========
勝負はほぼ互角の状態へまで持ち直し、仕切り直される。

カイザーはイスラスが復活する次のターンに賭けるべく、援護行動を取る。
対する森崎は中里が攻撃できないと知るや、
無理に仕掛けようとせずに罠を設置してカウンターの構えを取る、

シャル「両者見合ったまま動きません!相手の行動を警戒してのことでしょうか」

森崎「(ふっふっふ。下手に攻めてきたが最後、俺様のとっておきの秘策で返り討ちだぜ)」

カイザー「(今は我慢我慢。次にとっておきのやつ、ぶちかましてやんよ!)」

中里「(拙者が攻撃に使えるのは左腕のみ。森崎殿の待ちの構えは上策でござるよ)」

イスラス「(俺の両腕はもう上がらん。オーバーヘッドに賭けるしかねぇ…!)」

各々が次の展開を読み合い、知恵を凝らしながらリング上のシャトルランは黙々と続けられる。

577 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 12:58:34 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。


★森崎→! card+! card+1=
中里→! card+(! card※判定用)+3=★

★イスラス→! card+! card+4=
カイザー→! card+! card+3=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字が12以上で攻撃可能。数値が多い順に攻撃。
 一枚目のカードで使用技を、二枚目のカードで狙う箇所を選択。
 仲間同士で一枚目のマーク一致、かつ二枚目の対象者が一致した時タッグ技発生。
 
【一枚目】
ダイヤ→頭部技
ハート→右腕技
スペード→左腕技
クラブ→脚部技
JOKER→超必殺技

【二枚目】奇数で1人目に、偶数で2人目に攻撃。
ダイヤ→頭部狙い
ハート→右腕狙い
スペード→左腕狙い
クラブ→脚部狙い
JOKER→全体狙い

578 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 12:59:59 ID:???
★森崎→ ハート7 + スペードA +1=
中里→ クラブ9 +( スペード6 ※判定用)+3=★

579 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 13:02:27 ID:???
★イスラス→ クラブ5 + スペード6 +4=
カイザー→ スペード3 + ハート7 +3=★

580 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 16:07:12 ID:???
★森崎→ ハート7 + スペードA +1=9
中里→ クラブ9 +( スペード6 ※判定用)+3=12★

★イスラス→ クラブ5 + スペード6 +4=15
カイザー→ スペード3 + ハート7 +3=13★

中里の『脚部』は動かない
イスラスは『オーバーヘッドキック』で中里の頭部を攻撃
カイザーは『ホットパンチ』で森崎の右腕を攻撃

行動順はイスラス、カイザー、中里です。
===========
ズキィッ!

中里「ぬおぉ…あ、足がうごかないでござるぅ…」

スピードスライディングツインシュートを受けた中里の足はシャトルランをこなすだけで精一杯だ。
やはり行動の速さではスピードコンビに軍配が上がる。
だが、森崎には勝算があった。先ほどイスラス相手に仕掛けておいた『奇策』があるからだ。

森崎「(実力で勝てないというのなら、知恵を絞って差を埋める!俺はそうやってのし上がってきたんだ!)」

★奇策ブレイン発動→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→奇策『バナナの皮』イスラスの行動をキャンセルしつつ、頭部にカードの数値ダメージ
ハート→奇策『恥ずかしい写真』イスラスの行動をキャンセルし、次のターンも行動不能に
スペード→奇策『おもろうてやがてダメージ』一発ギャグを仕掛ける!K〜5で相手チーム全体の行動キャンセル。4〜Aで失敗。
クラブ→なんと奇策を見破られてしまう!
JOKER→奇策『審判買収』強制的に森崎たちAチームの勝利!

581 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 16:08:05 ID:???
★奇策ブレイン発動→ クラブJ =★
来い、宇宙の王者!(それは他スレだ

582 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 16:27:44 ID:???
このロースペックめ!

583 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 16:48:50 ID:???
>>581
ワーイーローをわーたーしー 勝ーち上ーがれー♪
>>582
ここの森崎はかなりご無沙汰な奇策ですからね。仕方ないかも知れません。
===========
★奇策ブレイン発動→ クラブJ =★
>クラブ→なんと奇策を見破られてしまう!

森崎「流石だと褒めてやりたいところだが…‥甘いぞイスラス!
   トラップカード発動!奇策『恥ずかしい写真』を喰らえ!」

懐から取り出したのは、中里に密かに頼んでいたイスラスのちょっと恥ずかしい秘蔵の写真である。
サッカー以外の勝負の場ということもあり、森崎は躊躇なくこの秘密兵器で攻め立てる。

イスラス「……へぇ。わざわざご購入ありがとうございますと礼を言ったほうがいいか?」

しかしイスラスは平然としており、まったくたじろぎもしない。どういうことかと森崎は写真を確認する。
そこに写っていたのは確かにイスラスの姿だったが、ゴールを決めるシーンだったり
おしゃれな私服姿だったりと、ばら撒かれようとも痛くも痒くもない普通の写真だ。

森崎「こ、これは……昨日行ったグッズショップにも売ってた普通のブロマイドじゃねーか!?
   おいこら中里!いったいこれはどういうことなんだ!」

中里「す、スマンでござる。それには色々と事情があって…もにょもにょ」

中里は済まなそうに謝りつつ、実況席の方にちらりと視線を向ける。
そこに座っているシャルの手元には、本来使われるはずだった無防備な寝姿の写真が握られていた。

シャル「(選手のプライベートな情報流出を守るのはマネージャーの勤めだもの。
    ……へぇ、寝てる時鼻ちょうちんなんか出すんだ。かーわーいーいー)」

584 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 16:50:09 ID:???
偶然彼女に犯行現場を抑えられた中里は、逃げるまもなく取り押さえられてしまっていた。
下手に大事になり警察沙汰になっては困るということで、写真とフィルムを譲渡するという条件で解放されたのだ。

中里「(まったく、恋する乙女のパワーとやらは時に恐ろしくなるでござる。
   しかし、拙者が振りきれなかったとは。あの娘の俊足……ただの女子のものとは思えぬ)」

だが、今はこの戦いに集中するほかない。森崎の秘策をものともせずに、
イスラスが得意のオーバーヘッドキックで自分の頭部を粉砕しに迫ってきているのだから。

イスラス「これで……フィニッシュだ!」

中里「(一度だけならば『身代わりの術』で凌げるが……なるべく避けておきたいところでござる)」


★オーバーヘッドキック→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→カードの数値分、頭部にダメージ
クラブ→ミス
JOKER→ロープポストを駆け上がり、威力を高めてのトライアードオーバーヘッドだ!

585 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 16:50:33 ID:???
★オーバーヘッドキック→ ダイヤK =★

586 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 17:04:19 ID:???
★オーバーヘッドキック→ ダイヤK =★
>ダイヤ・ハート・スペード→カードの数値分、頭部にダメージ


ド ゴ ッ ! !

中里「のげいらっ!」

イスラスのオーバーヘッドキックが中里の頭にさくれつした。

イスラス「やったか?」

カイザー「駄目だイスラス!その台詞はまだ倒しきれてないフラグだぞー!」

中里「ふふふ……お主が蹴ったのは拙者の頭ではない。この『身代わり鉢金』よ!」

イスラス「なにィ!」

シャル「こ、これは…!誰もが決まったと思いきや既の所での神回避っ!!
    中里選手、イスラス選手のオーバーヘッドキックを鮮やかにかわしたァ!!」

森崎「ふぅ〜、ヒヤヒヤさせやがって。もう駄目かと思ったぞ」

中里「もう保険は効かないでござる。次のターンが正念場でござろう…!」

カイザー「なに勘違いしてやがる。まだイスラスのバトルフェイズは終了してないぜ」

中里「ヒョッ?」

カイザー「お前らが『奇策』を用意していたように、俺も『援護』をしていたのを未忘れたとは言わせねぇぞ!」

森崎「な、なにィ〜っ!?」

587 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 17:05:30 ID:???
★アシストセンス発動→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→イスラスのオーバーヘッドキックが再び中里を襲う!
ハート→オーバーヘッドキックの衝撃で中里が行動不能に!
スペード→オーバーヘッドキックの13ダメージがK〜5で森崎に、4〜Aでカイザーに飛び火する!
クラブ→援護の甲斐虚しく、イスラスは行動を終了してしまう。
JOKER→中里の頭部は身代わりの術を貫き既に破壊されていた!Bチームの勝利!

588 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 17:06:28 ID:???
★アシストセンス発動→ クラブJ =★

589 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 17:06:39 ID:???
★アシストセンス発動→ クラブ6 =★

590 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 17:14:54 ID:???
★アシストセンス発動→ クラブJ =★
>クラブ→援護の甲斐虚しく、イスラスは行動を終了してしまう。

カイザー「速攻魔法発動!さァ、俺の華麗なる踊りを見て再行動するんだイスラース!」

ひ〜らりひらひらひひらりら〜♪

カイザーは ふしぎなおどりを おどった!
イスラスは おどろき とまどっている!

カイザー「……あり?」

森崎「プークスクス!それがお前の『援護』か。とんだ恥さらしだなァ!」

カイザー「ちいっ、だったら俺が自ら決めてやるぅー!」

すかさず中里に追撃を仕掛けようとするカイザーだったが、森崎が素早く前に出てこれを受ける。

森崎「味方をかばうのには慣れてるんでな。さァ、どこからでもかかってこい!」


★ホットパンチ→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→カードの数値分、森崎の右腕にダメージ
クラブ→ミス
JOKER→うわぁ…カイザーの拳、温かいなりぃ…  防御に成功した森崎の様子がヘンです…

591 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 17:16:40 ID:???
★ホットパンチ→ ハート9 =★

592 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 17:24:01 ID:???
★ホットパンチ→ ハート9 =★

森崎は『右腕』に9ダメージを受けた
===========
カイザー「どっか〜ん!!」

ボグオッ!

森崎「ちっ、避けきれなかったか。だがこの程度、屁でもねぇぜ!」

今のターンで攻撃できなかった分、森崎のシャトルランの距離にはアドバンテージがある。
弱ったイスラスに攻撃することが出来れば、まだ逆転の目はあるはずだ。

593 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 17:25:46 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。


★森崎→! card+! card+1+9=
中里→! card+(! card※判定用)+3=★

★イスラス→! card+! card+4=
カイザー→! card+! card+3=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字が12以上で攻撃可能。数値が多い順に攻撃。
 一枚目のカードで使用技を、二枚目のカードで狙う箇所を選択。
 仲間同士で一枚目のマーク一致、かつ二枚目の対象者が一致した時タッグ技発生。
 
【一枚目】
ダイヤ→頭部技
ハート→右腕技
スペード→左腕技
クラブ→脚部技
JOKER→超必殺技

【二枚目】奇数で1人目に、偶数で2人目に攻撃。
ダイヤ→頭部狙い
ハート→右腕狙い
スペード→左腕狙い
クラブ→脚部狙い
JOKER→全体狙い

594 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 17:26:59 ID:???
★森崎→ ハート10 + ダイヤ3 +1+9=
中里→ ハートQ +( スペード7 ※判定用)+3=★

595 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 17:28:38 ID:???
★イスラス→ ダイヤ2 + ハートA +4=
カイザー→ ハート6 + クラブ8 +3=★

596 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 17:34:15 ID:???
★森崎→ ハート10 + ダイヤ3 +1+9=23
中里→ ハートQ +( スペード7 ※判定用)+3=22★

★イスラス→ ダイヤ2 + ハートA +4=7
カイザー→ ハート6 + クラブ8 +3=17★

森崎は『ダイビングアタック』でイスラスの『頭部』を攻撃
中里の『右腕』はうごかない。
さらに森崎と中里は『タッグ技』でイスラスを攻撃
カイザーは『サンシャインパンチ』で中里の『脚部』を攻撃

行動順は 森崎、中里、カイザーです
===========
森崎「見えた!ここが勝利をつかむ絶好のチャンス!」

森崎は助走をつけて飛び上がり、イスラスめがけて突進をぶちかます。

イスラス「(ここで足を失うわけにはいかねぇ。厳しいが『頭部』で防ぐ!)」


★ダイビングアタック→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→カードの数値+5の貫通ダメージ
スペード・クラブ→ミス
JOKER→なんと側にいたカイザーにもまとめてダメージを与えられるぞ!

597 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 17:34:33 ID:???
★ダイビングアタック→ クラブ8 =★

598 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 17:40:12 ID:???
すみません、行動順に誤りがありました。
中里の数値は(判定用の数値)は+されませんので15が正しいです。
よって、森崎>カイザー>中里>タッグ技の順で展開されます。
===========
★ダイビングアタック→ クラブ8 =★
>スペード・クラブ→ミス

イスラス「舐めるなッ!」

ヒュンッ!

森崎「あらァ!?」

威力重視の大技は、ダメージが貫通する分命中に難がある。
勢い任せの森崎の突進は、イスラスに身を翻されかわされてしまう。

カイザー「ナイス避けだ!そして今度こそ俺の攻撃で仕留めてみせるぜ!」

既に脚部が破壊されている中里。次に狙われる箇所は、そう…既に保険の効かない頭部だ。

カイザー「日本人らしく念仏を唱えるなら今のうちだぜ〜!おうりゃっ!」

中里「こ、これまでか…南無三!」


★サンシャインパンチ→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→カードの数値+5の貫通ダメージ
スペード・クラブ→ミス
JOKER→カイザーの拳が眩しい光を放ち、Aチームの動きを封じるぞ!

599 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 17:40:39 ID:???
★サンシャインパンチ→ ハート6 =★

600 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 19:08:55 ID:???
★サンシャインパンチ→ ハート6 =★
>ダイヤ・ハート→カードの数値+5の貫通ダメージ

中里は『頭部』に11ダメージを受けて破壊されました
===========
カイザー「俺の拳が真っ赤に燃えるゥ!勝利を掴めととぉどろぉさけぇぶぅ!!」

ピキィィィィィン!!ゴボォッ!!

中里「ぬうっ、完全に間合いに入られた!」

カイザー「必殺!サンシャイン……パーーーーンチッ!!」

彼の得意とするミドルシュート『サンシャインシュート』の勢いを拳に乗せ、
強烈な掌打として中里の頭へと押し当てる。

カイザー「ヒィィィィトッ……エンドォッ!!」

バキィィィン!!

中里「む、むねん……」ガクッ

シャル「そこまでーっ!!勝負アリ!中里選手ノックダウン!
    勝者はBチーム!イスラス&カイザーのスピードコンビだーーーっ!!」

カンカンカンカーーーーン!!

「キターーッ!これだよこれ!」「この熱いKO勝ちを見に俺はここに来たんだ!」
「直前の謎ダンスもこのための布石…そうに違いない!」「いや、それは多分ないから」

カイザー「イエーイ!勝った勝ったー!」

601 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 19:10:03 ID:???
イスラス「結構危なかったな……。フォローサンキュー。あの踊りはどうかと思ったがな」

カイザー「ゴールパフォーマンスにダンスを取り入れようと思って練習してんだけどね。
     どっかにダンスの講師とかいたりしないかねぇ。独学じゃ限界だよ」

イスラス「ダンス、ね。そんな洒落た趣味を持ってる奴なんて稀じゃないか?
     いずれにせよ、俺達は勝ったんだ。お前の活躍で観客も喜んでる。応えてやれよ」

カイザー「おおう!みーんなー!応援サンキュー!明日の親善試合でも頼んだぜ〜!!」

ワアアアアァァァァァァッ!!

中里「ううう…足を引っ張ってしまいすまないでござる……」

森崎「いや、忍者の末裔のお前が叶わない相手ならきっと俺でも厳しかったさ。
   しかしアヤックスの選手たちはこんなハードなトレーニングをいつもこなしているのか」

中里「全員で攻め、守るために走り続ける『トータルフットボール』を完成させるのは
   こういった特訓による底なしのスタミナなのでござろうなぁ」

森崎「俺達も何か練習してみるか?ブレーメンというチームででしか出来ない特殊な戦術とか」

中里「確かに。全日本ユースでも松山殿の『雪崩攻撃』や三杉殿の『ファストブレイク』にはお世話になったでござる。
   監督やコーチ、他の選手に相談してみるでござるよ」

森崎「ああ、そうしてくれると助かるぜ」

こうして、森崎と中里はスタミナを養いつつフィジカルを鍛える厳しい特訓に身を投じていく…。

602 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/30(日) 19:12:54 ID:???
シャル「と、いうわけで一回戦は激しい攻防が繰り広げられた結果Bチームの勝利です!
    しかし、今のルールではちょっと予想以上に時間がかかり過ぎですね。
    お手軽なミニゲームイベントにするつもりでしたが、これではちょっと間延びしてしまいそうです…」



企画の見通しの甘さが露呈してしまいました。
重苦しい雰囲気が続いてしまい、少し気分転換にと
新しい判定やルールでミニゲームを考えてみたのですが、なかなか難しいです。
なるべくテンポよく進めていきたい私個人の都合で申し訳ありませんが、
この特訓イベントは簡略化して進めていきたいと思います。


★格闘大会の行方→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→なんやかんやで森崎たちAチームの総合優勝!ご褒美もゲットだ!
ハート→成績は上位。アヤックスの選手たちとも仲良くなれたぞ!
スペード→成績はまあまあ。フィジカルとスタミナは十分に鍛えられた!
クラブ→成績は最下位。でもいっぱい走ったしいい汗かいたよね!
JOKER→「ちょっと待ったァ!格闘大会といえば仮面選手だろ!」謎の挑戦者の乱入だー!?

603 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 19:14:19 ID:???
★格闘大会の行方→ スペードJ =★

604 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 20:19:33 ID:???
うーん残念だなー
やるなら最後までやりたかった・・・
テンポよくやりたいなら1判定1試合にすればよかった

605 :森崎名無しさん:2012/09/30(日) 21:00:16 ID:???
格闘大会なら普通にFE戦闘の変型で良かったのでは

606 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 07:00:37 ID:???
月初めのゴタゴタも片付き、ようやく更新再開です!
今月もゆったりマイペースなスレですが、どうかお付き合いくださいませ〜。
===========
>>604
そう言っていただけて嬉しい半面、しっかりルールを作りこんだものじゃないと
皆さんを退屈させてしまうでしょうし、何より私自身が納得しないところがあったと思います。
確かに思い返せばスレ初期の蛇の道のような簡単な判定でも良かったかもと後悔もあったりで…。
意見がコロコロ変わるのはGMとして頼りないとは思いますが、
簡単な数値勝負の判定のみで、このイベントを進めていきたいと思います。
>>605
第2回アリティアカップ後のフードバトルもそうなのですが、
普段とは違った形式の判定での勝負を目的としてました。
メインのお話が途切れてテンポが悪くなると判断し、今回はカットすることにしましたが、
いつか違う形式でリベンジしたいと思っています。
>>603
判定してくれた方には申し訳ないのですが、
簡単な判定のみになってしまいましたが、どうか最後までやらせてください。
===========
シャル「まずはBチームのイスラス・カイザーペアがAチーム森崎・中里ペアに勝利!
    続きまして、Cチームのマーガス・クリスマンペア対Dチーム、リブタ・クライフォートペアの対決です!」

マーガス「負けてしまった森崎と中里の分も頑張るぞ!」

クリスマン「頑張ってもらわないと困るね。相手は見るからに手強そうだから…」

ズ シ ン !

緊張した面持ちでリングに上がるマーガスとクリスマンを待ち受けているのは、
アヤックス一の重量級、リブタの迫力ある姿だった。
さらにその隣にはこの肉体を有効活用するに最適な知略を誇るクライフォートが立っている。
最大のパワー。そして最高のブレイン。二つの究極の戦力の融合が今ここに成されたのだ。

607 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 07:01:53 ID:???
リブタ「ホントだねクライフォート!この勝負に勝てたらお菓子食べていいって!」

クライフォート「ああ。だから後々摂取する分のカロリーを消費するように走りまくれよ」

リブタ「よぉ〜しっ!頑張っちゃうぞー!」

クライフォート「(単純な奴。だが、余計なことを考えずに実力を発揮できるその性格は、素直に羨ましいと思う)」

チームの中心、キャプテンであるが故の苦悩の日々に追われているクライフォート。
だが彼のように時には非情になりきれる精神があればこそ、この個性豊かなチームを引っ張っていけるというものなのだろう。

クライフォート「さァ、行こうか。クリスマンには悪いが、ドイツのお客様たちを盛大に歓迎してやらねばならないからね」

マーガス「へぇ、大層にゲスト扱いか。アンタが負けた時の言い訳には持って来いってやつだな。
     悪いが、俺もそう簡単にやられるほどヤワじゃないんでね!」

クライフォート「背の高いだけの木偶が…。御託はそこまでだ。すぐにこのマットに沈めてやろう!」

マーガス「男を押し倒すのは趣味じゃないんだがな。お望みとあらば仕方ないねぇ」

シャル「口撃合戦が白熱してきたところで、試合開始です!いってみようやってみようー!」

608 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 07:04:09 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★核弾頭マーガス→! card=
月の副将クリスマン→! card=★

★遅れてきた天才クライフォート→! card=
超超重量級リブタ→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
マーガスのカードがダイヤで『ナパーム頭突き』でカードの数字が2倍
マーガスのカードがハートで『ブラスト頭突き』で+5
クリスマンのカードがダイヤで『ムーンライトシュート』で相手のカードの数値を半減
クリスマンのカードがハートで『クライフターンキック』で+4
クライフォートのカードがダイヤで『ブレイクオーバーキック』で+8
クライフォートのカードがハートで『クライフターンキック』+4
クライフォートのカードがスペードで『スピニングボレーキック』でカードの数値が2倍
リブタのカードがダイヤ・ハートで『ハイパワープレス』で+8
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

609 :森崎名無しさん:2012/10/05(金) 07:39:00 ID:???
★核弾頭マーガス→ ハート7 =
月の副将クリスマン→ スペードJ =★

610 :TSUBASA DUNK ◆lZDB0C.cMg :2012/10/05(金) 08:42:29 ID:???
★遅れてきた天才クライフォート→ クラブ3 =
超超重量級リブタ→ ハートA =★

611 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 09:51:49 ID:???
★核弾頭マーガス→ ハート7+5(ブラスト頭突き) =12
月の副将クリスマン→ スペードJ =11★

★遅れてきた天才クライフォート→ クラブ3 =3
超超重量級リブタ→ ハートA+8(ハイパワープレス) =9★

※Bチームの勝利!
==========
カーン!

小気味良いゴングとともに行われるシャトルラン。
先頭に立つのは身軽なクリスマン、次いでバランスのとれた能力のクライフォートと
動きは遅いが歩幅で距離を稼ぐマーガスが追いかける。
そこから大きく遅れて、リブタがドスドスと足音を踏み鳴らし、地面を揺らし走っている。

クライフォート「ぐっ…なんという遅さだ。それに振動がこちらにまで来てうまく走れん…」

マーガス「どうやら先手はこちらのものだな。もらったァ!」

いち早く目標点に到達したマーガスは意気揚々とクライフォートに近づき大きく上体をのけぞらせる。
彼の長年の鍛錬に寄って鍛えあげられた背筋と、頭の硬さが組み合わさった匠の技『ブラストヘッド』がさくれつする。

ゴシャッ!!

クライフォート「ぐわあああああっ!?」

額に大きくたんこぶを腫らせて悲鳴を上げるクライフォート。
悶絶する彼を尻目に、クリスマンが追撃をしかける。

クリスマン「サッカーで大事なのはバランスだと、いつも言ってる割には墓穴をほったな。
      あんなお荷物抱えてちゃ、いくら君でも勝てる勝負も勝てないよ」

612 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 09:52:53 ID:???
ドガッ!ドガッ!ドガッ!

クライフォート「ぎえっ、やめっ……コラッ!!」

素早く後ろに回り込み、膝裏への強烈なストンピング、ストンピング、ストンピング!
上官の命令を忠実にこなす副官というイメージなど投げ捨てるような荒業である。

リブタ「ぶひぃ…ぶひぃ…や、やっと終わった。クライフォートをたすけないと」

ようやく規定の回数のシャトルランを終えたリブタが猛烈なチャージをクリスマンに浴びせる。
さすがの体重差もあり、あっけなく吹っ飛ぶクリスマン。だがこれすらも彼の目論見だった。

クライフォート「う、うわあ!ここ、こっちにくるなぁ〜〜!!」

リブタ「ひぶってぃ!?」

ズドムゥッ!!

勢い余ったリブタの丸太のような膝が、立ち上がろうとしていたクライフォートの鳩尾に突き刺さる。
これにはたまらず気を失い、泡を吹いてマットに沈んでしまうのだった。

マーガス「うわちゃあ……自爆か。みっともねぇ」

クリスマン「逆に恥を晒してしまったか。まぁ、これはあくまでもお遊び。
      本番のサッカーでは普段以上の実力を発揮してもらいますよ、キャプテン!
      (しかしマーガスといったか。こいつのヘッド…要注意だな)」

寸分狂いなく相手の頭の中心を打ち据える思い切りの良さ。
どんなに体を寄せられる厳しい競り合いでも、彼のフィジカルを崩すのは困難を極めそうだ。

613 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 09:54:13 ID:???
シャル「あ、あっけない幕切れだ〜!強大な力を持ってしても、それをうまく発揮できなければ勝てないのが勝負の世界。
    それはサッカーもこのシャトルラン格闘も同じ事!Bチームの見事な勝利に惜しみない拍手を〜!!」

森崎「…マーガスとクリスマンか。なかなか食えそうにないコンビだぜ」

今回勝利したBチームと次に戦うことになっている森崎と中里はリングに上がる準備をする。

中里「マーガス殿のパワーはもちろん、あのクリスマンという男の動き、以外に厄介でゴザルな」

森崎「下手な小細工を撃たれる前に、一気に叩き潰す!今度はぬかるなよ中里!」

中里「御意!」

シャル「それでは次行ってみよう!続きましてAチーム対Cチーム!
    森崎、中里ペア対マーガス、クリスマンペアの勝負です!」

マーガス「お前は一対一やミドルシュートには結構な反応を見せるが、
     空中での競り合いに関しちゃ、一歩劣るよな。そこを突かせてもらうぜ」

森崎「ほう?俺にはとっておきの『カウンターパンチ』があることを忘れてねぇか?」

クリスマン「どちらも小柄で平凡な体つき。いや、見た目が貧弱だろうと油断はできないな」

中里「よい心がけでござる。東洋の神秘…とくとご覧あれ、でゴザルよ」

614 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 09:59:28 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★がんばり拳法森崎→! card=
シノビの末裔中里→! card=★

★核弾頭マーガス→! card=
月の副将クリスマン→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
森崎のカードがダイヤで『星撃ダイビング』でカードの数値が2倍
森崎のカードがハートで『カウンターパンチ』で自分のカードとそれ以外で一番数値が高いカードを入れ替える
中里のカードがダイヤで『分身殺法』でカードの数値が2倍
中里のカードがハートで『煙玉』で相手の高い方の数値を-3
マーガスのカードがダイヤで『ナパーム頭突き』でカードの数字が2倍
マーガスのカードがハートで『ブラスト頭突き』で+5
クリスマンのカードがダイヤで『ムーンライトシュート』で相手のカードの数値を半減
クリスマンのカードがハートで『クライフターンキック』で+4
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

615 :森崎名無しさん:2012/10/05(金) 10:04:10 ID:???
★がんばり拳法森崎→ クラブA =
シノビの末裔中里→ クラブK =★

616 :森崎名無しさん:2012/10/05(金) 10:05:01 ID:???
★核弾頭マーガス→ クラブK =
月の副将クリスマン→ クラブ9 =★

617 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 11:55:35 ID:???
★がんばり拳法森崎→ クラブA =1
シノビの末裔中里→ クラブK =13★

★核弾頭マーガス→ クラブK =13
月の副将クリスマン→ クラブ9 =9★

※両チームともコンビ技発動で効果無効!Bチームの勝利!
==========
前試合で敗北を喫している森崎たちの勝利にかける想いは強かった。
ここは絶対に負けられない。森崎は中里に耳打ちし、必勝の策を相談する。

森崎「さっきの試合で使うはずだったもう一つの奇策、バナナの皮だ。
   こいつをアイツらのシャトルランのコースに投げ込むぞ。
   足を滑らせ無謀になったところを容赦なく叩き落すんだ」

中里「ぐふふ、それはナイスアイディアでござる。ただ、このバナナまだ中身入りでござるよ?」

森崎「げげっ、だがこれくらいすぐに胃の中に収めちまえばいい話だ!」

中里「ええー!?走りながら食べるとか器官イジメにも程があるでござるよ〜!」

カーン!!

シャル「さぁ、ゴングが鳴りました!まずはシャトルランをこなし攻撃の資格を……
    こ、これはいったいどうしたことか!
    Aチームの森崎・中里ペア、なんと突然バナナを食べ始めました!
    バナナはわたしも大好物!実に羨ましい限りですが、当然走る速度は遅くなる〜!」

リブタ「う、うまそうだなぁ。俺にも一本分けて欲しいよぉ」

イスラス「疲れたときには甘いモノがいいからな。だが、今は呑気に食ってる場合じゃねぇだろ」

618 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 11:56:37 ID:???
クリスマン「……君のところの彼、いつもあんなことやらかしてるのかい?」

マーガス「アイツはアイツなりに真面目なんだ。ほっといてやってくれ」

手早くシャトルランを終えたマーガスとクリスマンは、口いっぱいにバナナを頬張る森崎と中里を取り囲む。

森崎「モガ?モゴゴ、モガガーッ!」

中里「モギュギュ……モッゴモゴゴー!!」

マーガス「策士策に溺れるとはこのことか。哀れだな!」

クリスマン「大方その食べ終えた皮での妨害でも考えてたんだろうけどな。甘いぜ!」

ゴツンッ!!ドガッ!!

マーガスの頭突きとクリスマンの踏みつけを受け、森崎と中里は胃の中身と共にマットへと崩れ落ちた。

シャル「勝者Cチーム!残りのバナナは後からスタッフで美味しくいただくことにしますね…ははは…」

中里「(森崎殿、これで拙者たちは2連敗。このままではいい笑いものになるだけでござるよ…?)」

森崎「(ま、まだだ。残り3試合に勝てれば、まだ優勝の可能性は残ってる…うっぷ)」

次の試合はBチームのイスラス、カイザーペア対Eチームのドールマン・シェスターだ。

ドールマン「へっへっへ…。ようやく俺様たちの出番か」

シェスター「マーガスの奴、かなり張り切ってんじゃん。これは俺もイイトコ見せなきゃダメだね」

619 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/05(金) 11:58:28 ID:???
イスラス「速攻で片付ける」

カイザー「サクサク行っくぜー!」



先着『2名』様で判定をお願いします。

★高速黒狼イスラス→! card=
太陽の韋駄天カイザー→! card=★

★ドイツのシノビシェスター→! card=
巨人ドールマン→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
イスラスのカードがダイヤ・ハートで『高速ナブラ』でカードの数値1.5倍
カイザーのカードがダイヤで『サンシャインパンチ』で相手の多い方のカードの数値を4奪う
カイザーのカードがハートで『スライディングキック』で+4
シェスターのカードがダイヤで『ヒガンバナ』でカードの数値が2倍
シェスターのカードがハートで『ホウセンカ』で+4
ドールマンのカードがダイヤで『ビックハンド張り手』で+8
ドールマンのカードがハートで『ビックハンドビンタ』で+5
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

620 :森崎名無しさん:2012/10/05(金) 12:15:16 ID:???
★高速黒狼イスラス→ スペードK =
太陽の韋駄天カイザー→ クラブJ =★

621 :森崎名無しさん:2012/10/05(金) 12:25:28 ID:???
★ドイツのシノビシェスター→ クラブ7 =
巨人ドールマン→ ハート5 =★

622 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/06(土) 17:32:54 ID:???
★高速黒狼イスラス→ スペードK =13
太陽の韋駄天カイザー→ クラブJ =11★

★ドイツのシノビシェスター→ クラブ7 =7
巨人ドールマン→ ハート5+5(ビッグハンドビンタ) =10★

※Bチームの勝利!
============
ズダダダダダダダッ!!

イスラス「今日はとことん調子がいいな。足が軽い」

カイザー「うう〜ん絶好調!いけるいけるいける!」

走力の高いBチームはシャトルランをテンポよくこなしていく。
対してEチームは、シェスターが思ったようにペースについていけていない。

シェスター「(くっそー、連中、なんて足の速さだ)」

マーガス「シェスターのやつ大丈夫か?走り負けしてるじゃないか」

森崎「守備は上手いしテクもある。万能に強いアイツの今の唯一の弱点が持久力だからな」

中里「それでも1試合ゲームをコントロールするのには十分でござるよ。
   ただ、シェスター殿一人に負担を掛けさせるのは考えものでござろうな」

先手を奪われ主導権を握られてしまったEチームの頑張りも虚しく、
イスラスとカイザーの俊足コンビがまたもや勝利を掴んだ。

カイザー「ふっふ〜ん。ドールマン、お前もう少し絞ったほうがいいんじゃないの?」

ドールマン「むぐぐ……攻撃の機会さえあればこんなことには……」

623 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/06(土) 17:34:06 ID:???
森崎たちAチームの次の相手はリブタ・クライフォートのいるDチームだ。
身体能力だけならばトップクラスの相手だけに、自ずと緊張も高まってくる。

マーガス「がんばれよ森崎!とにかく手数だ!シャトルランをこなしまくって相手に攻撃をさせるなよ!」

先ほどDチームに勝っているマーガスがアドバイスを飛ばしてくる。

中里「このまま負けっぱなしでは終われないでござるよ。なんとしてでも勝つでござる」

中里のいう通り、このままではろくな練習成果を残せないどころかブレーメンの威信にも関わる。
先ほどのパス練習でクライフォートにフォローされてしまった借りも返さなくてはいけない。

森崎「アカネイアで戦い抜いた俺の力が通用しないわけがないんだ。やってやるー!」

624 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/06(土) 17:36:08 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★がんばり拳法森崎→! card=
シノビの末裔中里→! card=★

★遅れてきた天才クライフォート→! card=
超超重量級リブタ→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
森崎のカードがダイヤで『星撃ダイビング』でカードの数値が2倍
森崎のカードがハートで『カウンターパンチ』で自分のカードとそれ以外で一番数値が高いカードを入れ替える
中里のカードがダイヤで『分身殺法』でカードの数値が2倍
中里のカードがハートで『煙玉』で相手の高い方の数値を-3
クライフォートのカードがダイヤで『ブレイクオーバーキック』で+8
クライフォートのカードがハートで『クライフターンキック』+4
クライフォートのカードがスペードで『スピニングボレーキック』でカードの数値が2倍
リブタのカードがダイヤ・ハートで『ハイパワープレス』で+8
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

625 :森崎名無しさん:2012/10/06(土) 17:36:30 ID:???
★がんばり拳法森崎→ JOKER =
シノビの末裔中里→ ハート2 =★

626 :森崎名無しさん:2012/10/06(土) 17:36:32 ID:???
★がんばり拳法森崎→ ダイヤ3 =
シノビの末裔中里→ スペード10 =★

627 :森崎名無しさん:2012/10/06(土) 17:37:42 ID:???
★遅れてきた天才クライフォート→ ハート7 =
超超重量級リブタ→ ハートK =★

628 :森崎名無しさん:2012/10/06(土) 17:40:52 ID:???
JOKERだけど負けた?

629 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/06(土) 18:16:25 ID:???
>>628
一番数値の低い選手がいるほうが負けてしまうので、これはJOKERで負けるという珍しいケースですね。
===========
★がんばり拳法森崎→ JOKER+(星撃ダイビング) =30
シノビの末裔中里→ ハート2 =2★

★遅れてきた天才クライフォート→ ハート7+4(クライフターンキック) =11
超超重量級リブタ→ ハートK+8(ハイパワープレス) -3(煙玉)=18★

両チームともコンビ技発動で効果無効!Dチームの勝利!
===========
ゴングと同時に森崎は全力で走り出す。荒地や深い森など、不安定な場所の行軍を続けてきた脚力がなせる技だ。

森崎「ワハハハッ!どうだ見たか!俺が本気を出せばこれくらいわけないぜッ!」

いち早くシャトルランを終えた森崎の強烈なダイビングアタックがリブタを大きく吹き飛ばす。

ドッゴォッ!!

リブタ「ぶ、ぶひぃ〜〜っ!!」

森崎「ちっ、流石にデカイだけあってタフな奴!だったらもう一度だ!」

リブタ「(す、すごいや。あんなに小さな体なのに、俺なんかより全然デッカク見える…)」

再び攻撃機会を得るために凄まじい速さで引き返していく森崎の姿に、リブタは大きな体を震わせる。

クライフォート「(確かにとてつもないスピード、そしてそれを維持できるパワーだ。
        だがこの練習はあくまでもタッグマッチ。一人が優れているだけでは勝てないんだよ)」

クライフォートは森崎の脅威を素直に認めるものの、この練習の意図を思いだす。

630 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/06(土) 18:18:24 ID:???
クライフォート「(俺たちアヤックスは組織プレイを得意としている。
        組織プレイとはその名の通り足並みを揃え、呼吸を合わせることで
        ボールの行き渡しを容易にし、繋ぎのプレイを仕掛けやすくすることでもある)」

味方がこぼれ球にしたボールをすぐにフォローできる環境を維持し続けることは並大抵の苦労では成し得ない。
それこそ全ての味方の感覚を自分の中で記憶し、いつでも引き出せる反応の良さが必要なのだ。

クライフォート「(彼単体の力は確かに素晴らしいものがある。だが、あまりにも突出しすぎだ。
        コンビの片割れの彼…中里の動きとは完全に剥離されたもの。狙うのはそこだ)」

ササッ。

クライフォートはリブタにサインを送る。徹底的な『中里狙い』の指示を出すためだ。

リブタ「う、うん。分かった…。(ごめんね中里くん。うう、これでもっと嫌われちゃうんだろうなぁ)」

中里「ひ、ひぃぃっ!来るなでござる!寄るなでござるぅ〜〜っ!!」

ドスンッ!ふにゅうっ。むにむにぃ。

リブタの豊満な肉体とマットにサンドイッチされ、中里の精神は虚無の世界へと飛ばされる。

中里「(あ、ああ……この包み込まれるような感触はまさにうら若き乙女の柔肌そのもの。
   しかし……しかし、今拙者の眼の前にいるのはまごうことなき男体……)」

自他共に認める『女人好き』であるはずの自分が、このような自体に陥ってしまうとは。
中里の意識は巨大な低反発クッションにずぶずぶと体ごと沈み込んでゆくのだった。

リブタ「あっ…気絶しちゃってる。でも心なしか安らかな顔をしてるみたいだ」

森崎「中里の奴、幸せそうな顔をしやがって。くそっ、こっちはこれで3連敗なんだぞー!」

631 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/06(土) 18:19:53 ID:???
折角の頑張りが無駄となり地団駄を踏むしか無い森崎を尻目に、BチームとCチームの対戦が行われる。


先着『2名』様で判定をお願いします。

★高速黒狼イスラス→! card=
太陽の韋駄天カイザー→! card=★

★核弾頭マーガス→! card=
月の副将クリスマン→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
イスラスのカードがダイヤ・ハートで『高速ナブラ』でカードの数値1.5倍
カイザーのカードがダイヤで『サンシャインパンチ』で相手の多い方のカードの数値を4奪う
カイザーのカードがハートで『スライディングキック』で+4
マーガスのカードがダイヤで『ナパーム頭突き』でカードの数字が2倍
マーガスのカードがハートで『ブラスト頭突き』で+5
クリスマンのカードがダイヤで『ムーンライトシュート』で相手のカードの数値を半減
クリスマンのカードがハートで『クライフターンキック』で+4
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

632 :森崎名無しさん:2012/10/06(土) 18:20:23 ID:???
★高速黒狼イスラス→ スペード3 =
太陽の韋駄天カイザー→ スペードJ =★

633 :森崎名無しさん:2012/10/06(土) 18:22:26 ID:???
★核弾頭マーガス→ ダイヤ7 =
月の副将クリスマン→ クラブA =★

634 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 02:24:15 ID:???
★高速黒狼イスラス→ スペード3 =3
太陽の韋駄天カイザー→ スペードJ =11★

★核弾頭マーガス→ ダイヤ7+(ナパーム頭突き) =14
月の副将クリスマン→ クラブA =1★

Bチームのコンビ技発動!Bチームの勝利!
===========
マーガス「(奴らに速さじゃ敵わない。まずはしっかりと防御を固めて攻撃を受け止める)」

先手を取ることをあえて捨てて、待ちの戦術を取るマーガス。
相手の攻撃を先読みすることでダメージを最小限に抑えるこの作戦は功を奏した。

イスラス「ちいっ……隙が見当たらねぇ」

カイザー「けど、手数の多さじゃこっちが圧倒的なんだ。いつまで持つかな?」

マーガス「(俺がこうして抑えている間に、なんとかクリスマンに打開策を考えてもらわなければ…)」

しかし連戦の疲れもたまってきたのか、ここでクリスマンの動きにブレーキが掛かる。
しばらくは十八番の頭突きでイスラスたちをなぎ払っていたが、孤立無援の状態になってしまう。

カイザー「へへへ、ヤッコさん大分参ってきたみたいだし、そろそろ決めちゃいますか!」

イスラス「ああ。もう奴の動きは見切った。ワンパターンの戦術は俺たちアヤックスには通用しない」

シュババッ!

マーガス「俺に空中戦を挑むつもりか!甘いぜ!」

オーバーヘッドキックを狙うイスラスを撃墜するべくマーガスは飛び跳ねる。
それを待ってましたとばかりに、カイザーが素早く滑りこみマーガスの足元へと入り込む。

635 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 02:25:21 ID:???
カイザー「足元がお留守だぜ!」

マーガス「なにィ!」

跳躍の途中で邪魔をされ、空中でバランスを崩すマーガス。
完全に彼の上を取ったイスラスのオーバーヘッドがこめかみを的確に捉えた。

クライフォート「カイザーのやつ、相手を活かす技術に更に磨きをかけているな」

リブタ「イスラスはあまり新体制の選手たちとは交流していなかったけれど、
    もうすっかり息もあってるね。明日の親善試合が楽しみだよ〜」

俊足コンビの予想以上のチームワークに、アヤックスの同僚たちは舌を巻く。

中里「うう…アヤックスの戦力が次々に強化されているでござる。
   森崎殿、拙者たちもここでトレーニングを成功させないと明日の試合が大変でござるよ!」

森崎「んなこた分かってるっての!とにかく全敗だけは避けるぞ。
   俺たちの最終戦、Eチームとの戦いを勝利で終わらせるんだ」

636 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 02:27:18 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★がんばり拳法森崎→! card=
シノビの末裔中里→! card=★

★ドイツのシノビシェスター→! card=
巨人ドールマン→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
森崎のカードがダイヤで『星撃ダイビング』でカードの数値が2倍
森崎のカードがハートで『カウンターパンチ』で自分のカードとそれ以外で一番数値が高いカードを入れ替える
中里のカードがダイヤで『分身殺法』でカードの数値が2倍
中里のカードがハートで『煙玉』で相手の高い方の数値を-3
シェスターのカードがダイヤで『ヒガンバナ』でカードの数値が2倍
シェスターのカードがハートで『ホウセンカ』で+4
ドールマンのカードがダイヤで『ビックハンド張り手』で+8
ドールマンのカードがハートで『ビックハンドビンタ』で+5
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

637 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 02:27:46 ID:???
★がんばり拳法森崎→ スペード7 =
シノビの末裔中里→ ハート9 =★

638 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 02:31:20 ID:???
★ドイツのシノビシェスター→ ダイヤ2 =
巨人ドールマン→ ハート9 =★

639 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 03:45:50 ID:???
★がんばり拳法森崎→ スペード7 =7
シノビの末裔中里→ ハート9 =9★

★ドイツのシノビシェスター→ ダイヤ2(ヒガンバナ) =4
巨人ドールマン→ ハート9+5(ビッグハンドビンタ)-3(煙玉) =11★

Aチームの勝利!
===========
シェスター「(空中では動きが制限される。さっきのマーガスのように
      無防備にされてしまったら狙い撃ちだ。だけど、俺のこの技だったら…!)」

シェスターは多くの技に『回転』を取り入れている。カットの飛距離の促進、接触プレイでの当たりの強化。
そしてこの空中での競り合いにも、その得意分野を組み込んで勝負に挑む。

中里「(シェスター殿の身体能力は忍者として確実に適応しつつある。
   ただの憧れという言葉だけでは片付けられない、忍道という存在に強い思いを抱いているのだろうな)」

シノビの末裔の一人として、シェスターの思いの強さに中里は心を震わせる。
だが、ただ身軽で俊敏であればシノビと呼べる者になるというわけではないのだ。

中里「(影の存在として主君に仕えるべく、その身を闇に落とし任務を遂行する。
   そういった『裏』の存在であるがゆえに、シェスター殿。今のお主の輝きはあまりにも眩すぎる)」

中里家が代々大切に守ってきた忍道と、シェスターが思い焦がれるシノビは根本的に異なる部分がある。
強大な力への対抗策として、時には非道と呼ばれる手段も厭わない。
弱者が強者を陥れる様々な小細工を『忍術』として形作っている他ならない。
コミックやテレビの世界のような、ヒーローのように華々しく悪を成敗することなど稀なのだ。

中里「(それでもシェスター殿は言った。自分目指すべきシノビになってみせると。
   ならば拙者も拙者なりの『忍道』をお主に披露せねばならない)」

640 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 03:47:08 ID:???
それはシェスターが憧れる『ヒーロー』としてのシノビとは呼べない戦い方かもしれない。
それでも中里が知る『忍道』はこれしかない。力なき者が力を持つものを超えるために
古来より磨かれてきた伝統の秘技。中の里の忍道の奥義が一つ。

中里「煙玉でござるーーーっ!!」

バフッ!ボフゥン!!

リング内が煙幕に包まれ、視界が遮断される一瞬の隙をつき、中里はシェスターの鳩尾に肘鉄砲を食らわす。

シェスター「がっ……ふっ……」

中里「(許せ盟友。しかし、これが本来の『忍道』なのだ。
   お主の今いる場所はまさしく光。華々しいまでの歓声に包まれる正の位置。
   闇に、そして影に呑まれる覚悟を持つことが出来ぬのならば
   お主の目指す『シノビ』はいつまでも偽りの、作り物の存在に過ぎぬ)」

などとシリアスに決めてみたものの、実際の所は女の子にモテモテであり、
自分に無いサッカーの才能に恵まれているシェスターのことを羨んでいるだけだったりする。

中里「(父上、母上。拙者、どうして忍道が現代に馴染めず衰退していく理由が分かってきたでござる。
   新たな水や風が必要となっているのやも知れぬ。彼のように、新たな『シノビ』を目指す者たちが…)」

森崎「よ、よっしゃー!よく決めてくれたぜ中里!なんとか最後に1勝をもぎ取ったな。
   これで無駄骨な特訓にならなそうでなによりだ」

中里「そうでござるな。足を引っ張ってばかりだったし、挽回できてなによりでござるよ」

胸を撫で下ろすAチームと入れ替わり、全勝に王手をかけたBチームと
アヤックス真のキャプテンのプライドを賭けるDチームの対戦が行われる。

641 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 03:48:09 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★高速黒狼イスラス→! card=
太陽の韋駄天カイザー→! card=★

★遅れてきた天才クライフォート→! card=
超超重量級リブタ→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
イスラスのカードがダイヤ・ハートで『高速ナブラ』でカードの数値1.5倍
カイザーのカードがダイヤで『サンシャインパンチ』で相手の多い方のカードの数値を4奪う
カイザーのカードがハートで『スライディングキック』で+4
クライフォートのカードがダイヤで『ブレイクオーバーキック』で+8
クライフォートのカードがハートで『クライフターンキック』+4
クライフォートのカードがスペードで『スピニングボレーキック』でカードの数値が2倍
リブタのカードがダイヤ・ハートで『ハイパワープレス』で+8
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

642 :Q513 ◆RZdXGG2sGw :2012/10/07(日) 04:46:10 ID:???
★高速黒狼イスラス→ ハートQ =
太陽の韋駄天カイザー→ クラブK =★

643 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 05:01:34 ID:???
★遅れてきた天才クライフォート→ ダイヤ7 =
超超重量級リブタ→ ハート2 =★

644 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 17:24:38 ID:???
★高速黒狼イスラス→ ハートQ +6(高速ナブラ)=18
太陽の韋駄天カイザー→ クラブK =13★

★遅れてきた天才クライフォート→ ダイヤ7 +8(ブレイクオーバーキック)=15
超超重量級リブタ→ ハート2 +8(ハイパワープレス)=10★

Bチームの勝利!
===========
イスラス、そしてクライフォート。海外研修からのプロ昇格を果たした三杉を除けば、
アヤックスアカデミーの生え抜き選手のエースといえばこの二人が上げられる。
ジュニア時代からその俊足で大人顔負けのプレーを繰り出す天才肌のイスラスに対し、
クライフォートの台頭はここ最近の話であり、ようやく才能の芽が開いた遅れてきた天才と人は呼ぶ。

イスラス「(遅れてきたなんてとんでもない。奴の才能はオランダでも随一だった。
     ただそれを発揮する場所を得られなかった。それだけなんだ)」

クライフォート「(…イスラス。俺はようやく自分の足で前に進む決心がついた。
        いつか必ずお前に追いつき、そして追い越してみせるぞ)」

常に周囲の空気を感じ取るあまり、自己を誇示することができなかったクライフォートは出場機会に恵まれなかった。
それでも決して腐らずに、その確かな才能を磨き続けた努力の結果が今の彼の実力の高さを際立たせている。

リブタ「(あの二人がもっと昔から肩を並べて戦えていたらどんなチームになっていたんだろう)」

カイザー「(これからはそのifを間近で見ることができるんだよな。
     へへっ、こりゃあクラブワールドカップの優勝も夢じゃないかもな!)」

二人のエースが交差する今回の勝負は熾烈を極めた。
手数こそBチームのほうが多いものの、Dチームのパワーはその差を軽く埋めていく。

645 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 17:26:03 ID:???
イスラス「だあっ!!」

クライフォート「はあっ!!」

三角蹴りで高度と速度をさらに上昇させたオーバーヘッドと、
真芯を捉えることでパワーを100%伝達させるオーバーヘッドが空中で激しくぶつかる。

イスラス「うおぉ!」

クライフォート「ぐあっ…!」

カイザー「威力はほぼ互角か。だったら俺が後押ししてやんよ!アチャーッ!」

ここで援護に長けたカイザーがいち早く動く。
イスラスの攻撃に合わせるように、追撃のジャンピングボレーを放つ。

カイザー「このまま一気に振りぬけぇ!」

イスラス「でいやぁぁっ!!」

ドゴォッ!!

クライフォート「(仲間の成長をこの身で実感できるのは幸せだ。だけどやっぱり少し悔しいな……)」

リブタ「(俺がもう少し早く動けていたらまだ勝負は分からなかった。
    ……ダメだなぁ。こんなんじゃずっとイスラスたちのお荷物になっちゃう)」

レベルの高いアヤックスのダブルエースの戦いを見ていたシェスターとマーガスは旋律を覚えていた。
一人いるだけでも戦局を変えうる力を持つ選手が二人、それを支える選手たちの呼吸も見事に揃っているのだ。

646 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 17:27:45 ID:???
シェスター「(アヤックスの強さ。それは選手の個々の能力だけじゃない。
      仲間との連携の厚さ。これをどうにかしない限り俺達ブレーメンが勝つのは難しいか)」

森崎を始め、主力の殆どを海外選手に頼った今のブレーメンの構成ではアヤックスのチーム力に対抗するのは厳しい。
新たな戦力を招集するにしても、急な移籍を受け入れてくれる奇特な選手はいるはずもなく、下部組織は不作が続いていると聞く。

マーガス「(足りないチーム力を補うのはやはり個の実力しか無いんだ。
     そのためには、この練習を成功させもっと実力をつけるしか無い!)」

残るは2試合。チームの強化のためにも負ける訳にはいかないと、
ブレーメンの若きエースたちは互いに気合を入れなおす。

647 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 17:28:58 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★核弾頭マーガス→! card=
月の副将クリスマン→! card=★

★ドイツのシノビシェスター→! card=
巨人ドールマン→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
マーガスのカードがダイヤで『ナパーム頭突き』でカードの数字が2倍
マーガスのカードがハートで『ブラスト頭突き』で+5
クリスマンのカードがダイヤで『ムーンライトシュート』で相手のカードの数値を半減
クリスマンのカードがハートで『クライフターンキック』で+4
シェスターのカードがダイヤで『ヒガンバナ』でカードの数値が2倍
シェスターのカードがハートで『ホウセンカ』で+4
ドールマンのカードがダイヤで『ビックハンド張り手』で+8
ドールマンのカードがハートで『ビックハンドビンタ』で+5
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

648 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 17:30:03 ID:???
★核弾頭マーガス→ クラブ2 =
月の副将クリスマン→ スペード3 =★


649 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 17:30:07 ID:???
★核弾頭マーガス→ ハート4 =
月の副将クリスマン→ クラブA =★

650 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 17:30:38 ID:???
★ドイツのシノビシェスター→ ハート10 =
巨人ドールマン→ スペードJ =★

651 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 19:23:07 ID:???
★核弾頭マーガス→ クラブ2 =2
月の副将クリスマン→ スペード3 =3★

★ドイツのシノビシェスター→ ハート10+4(ホウセンカ) =14
巨人ドールマン→ スペードJ =11★

Eチームの勝利!
===========
アヤックスの生え抜きエースがイスラスとクライフォートならば、
ブレーメンの生え抜きエースはシェスターとマーガスと言えるだろう。
チームの顔と呼ばれる人気選手。それ故、チームの期待を一心に背負う存在でもある。

シェスター「(オランダまで応援に駆けつけてくれた地元のサポーターのみんなのためにも、
      明日の試合ではカッコ悪いところは見せられないってね)」

ジュニア時代から長らく地元クラブで活躍し続けてきただけに、
シェスターにとって顔見知りも数多いサポーターの応援は嬉しい限りだった。
大勢の女性ファンたちの黄色い声援の数々は、彼がただ美形の選手というだけだからではない。
ファンとの交流も盛んにこなす地域愛溢れる選手である彼は、
サポーターの期待に応え続けることこそがプロの証であると考えている。

シェスター「マーガス!悪いけど、この勝負もらったよ!」

マーガス「くっ…相変わらず敵には回したくないなお前は!」

鋭い回転の体当たりで体格差の不利を打ち消し、優勢に出るシェスター。
あれだけ激しい回転をしているのにもかかわらず、まったく目を回すこと無く
体のバランスも崩さない彼の中枢神経の頑丈さにドールマンは驚いていた。

ドールマン「(なるほどなぁ。回転することで推進力を数倍に高めているってのか。
      ……だが、あれだけ回りまくって体に負担はかからないものなのかね)」

652 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 19:24:09 ID:???
以前にアカデミーの書庫の資料で読んだことがある。
数年前のこと。ボールの回転と逆方向に体を回転させることで
どんなシュートの威力も抑えこむというキーパーが存在していたらしい。

ドールマン「(結局そのキーパーは体に負担をかけすぎて選手生命を失ったと聞いている。
      シェスターよ、回るのはいいが自分のサッカー人生まで早回しするような無茶はすんなよな)」

結局この試合はシェスターの活躍もありEチームが勝利をおさめる。
この勢いそのままに最終戦も勝ってみせるとシェスターは息巻いていた。

シェスター「(アヤックスキャプテン、ブライアン・クライフォートか。
      明日の試合前に、アンタの素質ってやつを少しばかり覗かせてもらうよ)」

クライフォート「(フランツ・シェスター。彼のカット能力はドイツでもトップクラスと聞いている。
        君のさながら『シノビ』と呼ばれるほどの身体能力を試させてもらうよ)」

653 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/07(日) 19:25:29 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。

★遅れてきた天才クライフォート→! card=
超超重量級リブタ→! card=★

★ドイツのシノビシェスター→! card=
巨人ドールマン→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

【補足・補正】
クライフォートのカードがダイヤで『ブレイクオーバーキック』で+8
クライフォートのカードがハートで『クライフターンキック』+4
クライフォートのカードがスペードで『スピニングボレーキック』でカードの数値が2倍
リブタのカードがダイヤ・ハートで『ハイパワープレス』で+8
シェスターのカードがダイヤで『ヒガンバナ』でカードの数値が2倍
シェスターのカードがハートで『ホウセンカ』で+4
ドールマンのカードがダイヤで『ビックハンド張り手』で+8
ドールマンのカードがハートで『ビックハンドビンタ』で+5
仲間とマークが一致でコンビ技発動。絶対勝利かつコンビに友情が芽生えます。
JOKERはオールマイティ扱い。必ずコンビ技が発動し、選手にボーナスも入ります。
両チームともコンビ技が発動した場合、この効果は無効です。
※一番数値の低い選手のいるチームの敗北※

654 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 19:26:10 ID:???
★遅れてきた天才クライフォート→ クラブ2 =
超超重量級リブタ→ ダイヤ4 =★

655 :森崎名無しさん:2012/10/07(日) 19:27:01 ID:???
★ドイツのシノビシェスター→ クラブ2 =
巨人ドールマン→ クラブ5 =★


656 :森崎名無しさん:2012/10/08(月) 23:07:35 ID:???
シェスターギアナ高地で修行が必要だな

657 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 15:21:30 ID:???
>>656
シェスター「失敬な!ちゃんとパートナーとのコンビ技を成功させたじゃないかー!」
ドールマン「いや、それでもクラブ2はあんまりほめられた数字じゃないぜ」
クライフォート「なんだ貴様。俺に対するあてつけか何かか?」
リブタ「みんなで仲良くダイスだね〜」
===========
★遅れてきた天才クライフォート→ クラブ2 =2
超超重量級リブタ→ ダイヤ4+8(ハイパワープレス) =12★

★ドイツのシノビシェスター→ クラブ2 =2
巨人ドールマン→ クラブ5 =5★

Eチームがコンビ技発動!Eチームの勝利!
==========
クライフォート「いけっ、リブタ!俺の計算が正しければお前の圧力なら奴らをまとめて粉砕できる」

リブタ「ぶひぃ!まっかせて〜!!」

巨体をドスドス揺らしながら、圧倒的な迫力で飛び上がり、リブタはのしかかろうとしてくる。

ドールマン「今だシェスター!あの常夏の浜辺で身につけた俺たちのコンビネーションを見せてやろうぜ」

シェスター「フッ!」

シェスターは膝を立てて体勢を下に構えるドールマンを踏み台に高く跳躍する。
そしてひねりを加えながらの芸術的なスピンジャンプはリブタの高さを越えていく。

ブミュッ!

リブタ「ぶひょっ!?」

シェスター「軟弱の足場もなんのその!秘技・八艘飛び!って感じ?」

658 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 15:22:42 ID:???
クライフォート「(線の細い体格ながら、相当な跳躍力だ。そして空中制御にも優れているときたものだから驚きだ)」

シェスター「SHU!」

シェスターはまるで空の上を蹴って進んでるかのような不思議な動きで進むと、クライフォートに改心の飛び蹴りを決めた。


シャル「皆さんお疲れ様でした!今回の特別練習の結果は以下のようになりました〜」

Aチーム(森崎・中里)       1勝3敗
Bチーム(イスラス・カイザー)   4勝0敗
Cチーム(マーガス・クリスマン)  2勝2敗
Dチーム(リブタ・クライフォート) 1勝3敗
Eチーム(ドールマン・シェスター) 2勝2敗

※成績に応じてガッツと競り合いが上昇します。
※森崎と中里のガッツが+10 競り合いが+0.5されました!

シャル「そんでもって成績優秀なBチームには『ご褒美』を用意しているよ!」

イスラス「フッ、当然の結果だな」

カイザー「やーりぃ!なっにかな〜なっにかな〜?」

シャル「それじゃあまずはイスラスから。この4つの箱のなかから選んでね」

659 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 15:23:59 ID:???
★おめでとうイスラス→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→審美眼の書・動(ドリブルが強化)
ハート→審美眼の書・蹴(シュートが強化)
スペード→シャル特製スイートドリンク(ハーフタイムでガッツ全回復)
クラブ→シャル特製お守り(一度だけ怪我を無効化)
JOKER→プレゼントは……わ・た・し♪(爆)

660 :僕フィー ◆lZDB0C.cMg :2012/10/09(火) 15:26:18 ID:???
★おめでとうイスラス→ ダイヤ3 =★

661 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 15:45:36 ID:???
★おめでとうイスラス→ ダイヤ3 =★
>ダイヤ→審美眼の書・動(ドリブルが強化)

イスラス「ん?これは……」

ダイヤ型の箱から出てきたのは一冊のノートである。
パラパラと流し読むと、その内容にイスラスの目が留まる。

シャル「ここ最近のイスラスのドリブル練習のデータを事細かにチェックしたものだよ。
    最近足の調子がまた悪くなってるでしょ。私なりにだけど、フォームの矯正とかこれを見て参考にしてみてね」

イスラス「……こいつは驚いた。お前、よく見ていてくれてるんだな」

ネックとなっている右足に負担を掛けすぎない歩行練習から、
得意としている高速ドリブルの発展型のフェイントなども事細かに書かれている。

シャル「い、いえいえ。マネージャーとして当然の仕事ですから」

イスラス「そうだな。仕事ならこれくらいのことは当然か」

シャル「そこはもうちょっとくらい褒めたってバチは当たらないんじゃないのー?」

カイザー「へいへいご両人。もう一人のMVPが首を長くして待ってるの忘れないで欲しいんですけど」

顎の下を掴んで上に引っ張るジェスチャーをしながらイスラスとシャルの間に割り込むカイザー。

シャル「わひゃっ!?ご、ごめんごめん。それじゃあカイザーもこの4つの箱から好きなの選んでね〜」

カイザー「くんくんくん……んん!この箱から大物の匂いがするぜ!」

イスラス「犬かよお前は」

662 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 15:47:30 ID:???
★おめでとうカイザー→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→審美眼の書・動(ドリブルが強化)
ハート→審美眼の書・繋(パスが強化)
スペード→審美眼の書・蹴(シュートが強化)
クラブ→シャル特製スイートドリンク(ハーフタイムでガッツ全回復)
JOKER→洗美顔の書・麗(カイザーが超イケメンキャラにクラスチェンジ)

663 :Q513 ◆RZdXGG2sGw :2012/10/09(火) 15:53:16 ID:???
★おめでとうカイザー→ ハート6 =★

664 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 16:18:41 ID:???
★おめでとうカイザー→ ハート6 =★
>ハート→審美眼の書・繋(パスが強化)
===========
カイザーが受け取ったのは、イスラスと同じようなノートだった。

カイザー「うおォン!こ、これは……丸文字すぎて非常に見づらい!」

シャル「悪かったね字が汚くて!だったら返してもらうから!」

カイザー「やや、嘘嘘!ごめんごめん!そんで、このノートの中身だけど……」

シャル「うん。カイザーにはパスの、特にフィニッシュに繋ぐための
    センタリングのセンスが優れてるとわたしは思うの。
    だからカイザーの得意なサイドアタックからパスを出すための足の運び方とか、
    ダイレクトからのポストプレイとかのアドバイスを書いておいたよ」

カイザー「へぇ……クリスマンとレンセンとの連携にも組み込めそうだなこいつぁ。
     サンキューマネージャー。イスラスだけじゃなく俺のこともちゃんと見ていてくれてるんだねぇ!」

シャル「そりゃあマネージャーとして当然の仕事ですからね〜」

イスラス「しかし、よくここまで的確に纏められたな。昔から思ってたがお前のオフェンスへの意識には正直頭がさがる」

得意げに胸を張る小柄な少女の頭に手を乗せながら、イスラスが続ける。

シャル「オフェンスに関しては、だけどね。その分守備の指示は苦手だから
    リブタやディック、ドールマンには負担を掛けちゃって忍びないよ……」

カイザー「なぁに、その分俺達が点をバカバカとってやるだけさ。
     というわけでブレーメンの音楽団さんたち、明日の試合はヨロシクな〜!」

森崎「(くっ…完全に舐められてやがるな。確かに今回の特訓はあまりいい所は見せられなかったが……)」

665 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 16:21:31 ID:???
あくまで本番は明日の試合のサッカーだ。そこで本領を発揮し、彼らの高々な鼻をへし折ってやればいいだけのこと。

マーガス「森崎、気をつけろよ。今の特訓であの二人は間違いなく明日の試合のキーパーソンとして前に出てくる」

中里「スタミナとフィジカルも充実し、より強敵となって拙者たちの前に立ちふさがってくるでござろうな」

シェスター「試合は明日の夕方からだから、まだ時間はあるさ。
      奴らのチーム力に負けない何かを身に着けて、しっかりと試合に臨もうぜ」

森崎「ああ。遠征早々の親善試合に負けてちゃ縁起が悪いもんな」

こうして午前中の時間を特別特訓で汗を流した森崎たちは、アリーナを後にして宿舎へと戻っていく。

※イスラスのドリブルが明日の試合で強化されます
※カイザーのパスが明日の試合で強化されます
※中里の『星のかけら』が回復しました


一方その頃。別の用事で練習に来れなかった者たちが一体何をしていたかというと…

★サボってたわけじゃないっす→! card=★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ブローリンとディックが昨日買ったプロティンを早速試していた
ハート・スペード→ビクトリーノが先日盗られた鞄の中身をチェックしていた
クラブ→三杉とレンセンブリンクが寮の書庫で調べ物をしていた
JOKER→アヤックスアカデミーOBのあの3人組がやってきていた!

666 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 16:22:11 ID:???
★サボってたわけじゃないっす→ クラブ10 =★


667 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:51:58 ID:???
★サボってたわけじゃないっす→ クラブ10 =★
>クラブ→三杉とレンセンブリンクが寮の書庫で調べ物をしていた


三杉「レンセン、君も調べ物かい?」

レンセンブリンク「奇遇ですね。少し、気になることがありましてね」

オランダトリオのブレイン担当、クールなストライカーことレンセンブリンクは
練習のない日などはよくこの書庫で資料を読みふけっていることが多い。

三杉「気になること?興味が有るね。聞かせてもらっても構わないかい?」

レンセンブリンク「君の性格なのかな?そのお節介や世話焼きにも似た他人への積極的な干渉は」

三杉「君にも前に話しただろ。ボクはjrチーム時代、選手兼コーチとして代表チームに選出されていたと。
   人を知るには人と接する以上のことはないからね。隣、いいかい?」

レンセンブリンク「クスッ。かまわないですよ」

すっと椅子を引き、隣の席を用意するレンセンブリンク。
三杉は軽く会釈した後優雅に腰を掛けると、机の上に開いている本の内容に目を凝らす。

三杉「アカデミーの歴史……?このアヤックスアカデミーのことかい?」

レンセンブリンク「ええ。長年お世話になっているこの養成機関ですが、
         未だに僕達自身で分かっていないことが多々あるんですよ」

三杉「分かっていないこと?」

668 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:53:38 ID:???
レンセンブリンク「今でこそアヤックスというチームとして、こうして
         オランダリーグの上位チームの常連として名を馳せてはいますが、
         数年前までは他国のリーグへステップアップの場とでも言うのでしょうか…。
         イタリアやスペイン、ドイツへと高額での移籍を受けるためだけの
         繋ぎという印象を植え付けられていました」

実際に、多くのOBたちが他国の一流リーグで成功を収めており、優秀な選手として名を馳せている。
彼らの栄誉があって、このアカデミーはまさに一流選手への登竜門として知名度を上げてきたのだ。

レンセンブリンク「三杉。君は不思議に思っているのではないのですか?
         僕達オランダの『黄金世代』が軒並みこのクラブに在籍していることに」

三杉「疑問ではあったね。でも、それは偶然の一致という可能性もある」

なにもオランダの有名クラブはアヤックスだけではない。
フェイエノールト、アイントホーフェンなどの強豪チームは確かに存在する。
しかし、自分と同年代の選手に限りこうしてアヤックスへと集められていることに
三杉は意図的な意思があるのではないかと推測していたこともある。

レンセンブリンク「もしも意図的にここへと集められているとすれば?
         君も知っている通り、競い合う相手と切磋琢磨してこそ選手も、コーチも、監督も成長する。
         しかし、期待株の多い僕達の世代の選手は何故か全員ここへと集められた。
         別のチームで戦い、競い合うことをさせずに同じチームとして」

三杉「……それで、君はどんな結論へと辿り着きたいんだい?
   エース格を集めるだけ集め、活躍の場を奪い合い、
   芽が出ることなく消えていく選手のことを憂いているとでも?」

レンセンブリンク「まさか。どこのクラブだろうと上手い選手は目立つし下手な選手は埋もれていく。
         クライフォートの場合は珍しいケースなだけですよ。
         星のめぐり合わせとでもいうべきか……まぁ、昔から運が悪い所がありましたし」

669 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:55:01 ID:???
写真撮影などで自分だけ見切れていたり、放送インタビューで自分だけカットされたりと
せっかくの実力を大きく報道してもらう機会が殆ど無かった彼の過去を思い出し、
レンセンブリンクはクスリと笑みをこぼす。

レンセンブリンク「話を戻しますよ。こうして一つのクラブに集めることでのメリットがあると僕は睨んでいます。
         他クラブの戦力の吸収だけではない、もっと大きな何か……」

三杉「大きな……。例えば、将来的なA代表チームを予期していてのこと、とか」

レンセンブリンク「確かに長らくチームメイトとして組んでいればチームワークに不安はなくなりますね。
         誰かを憎むことも、憎まれることもない、争いのないチーム……と聞こえだけはいいですね」

三杉「チーム内の派閥争いは確かに連携を乱す原因にもなりうるだろう。
   だが、間近な目標を見失った時、人は成長することを忘れてしまう。
   どれだけ踏まれようとも這い上がれる精神的な強さがあってこそ、
   土壇場での実力の鬩ぎ合いに競り勝てるというものだからね。
   ……医者を目指す僕がこんな精神論を振り回すのはいささかおかしい気もするが」

レンセンブリンク「いや、その認識は間違ってはいないと思いますよ。
         お互いに高いレベルなほどに、その雌雄を決するのは実力とは別の要素。
         君の言う精神力でもあり、先ほど僕の言った運の要素でもあったりしますし」

三杉「それで、過去にも似たような経歴が無いか調べているというわけだ」

レンセンブリンク「ええ。それでですね、先ほど面白いものを見つけたんですよ。
         ちょうど今の僕達と同じように……とある年代の競合選手を
         一纏めにしていたケースが一つだけ見つかったんです」

レンセンブリンクが付箋を挟んでいたページを開き、指でなぞっていく。

三杉「! ま、まさか……これは……!」

670 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:56:03 ID:???
レンセンブリンク「気にはなっていたんです。何故あの方があそこまで世界に誇れる選手となったか。
         才能があったから?このアカデミーで育成されていたから?
         優秀なチームメイトに囲まれていたから?それとももっと何か別の要素が?」

三杉「イタリアセリエA得点王……世界一のストライカー、ファンベルグ。
   そして彼と共に名を馳せる不動のトップ下、フーリア。名ボランチニスケンス……」

レンセンブリンク「彼ら偉大な先人の台頭があってから、このアカデミーの権力はさらに大きなものになりました。
         そして今……その力をさらに大きくするべくしようとしているのかもしれませんね」

三杉「……伝説の体現。まさか君たちの中から新たな『ファンベルグ』を生み出そうとでも?」

レンセンブリンク「ククク……面白いじゃないですか。このような前例を見せられてしまえばそれは興奮しますよ。
         他チームで鎬を削りあう以上に実に効果的だ。あの伝説の選手たちの軌跡をなぞらせようとしているのですからね」

三杉「レンセンブリンク……君は……」

冷たい笑みの裏に、なにかおぞましいものを感じ取った三杉は
続けて言おうとした言葉を無理やり喉の奥にしまい込む。
君はもしかして『第二のファンベルグ』になろうとしているのか、という言葉を。

レンセンブリンク「そういえば三杉。君も調べ物をしていたのだろう?
         僕がここまで話したんだ。君のことも僕に話してくれるかい?」

三杉「(彼の背後に感じたこの舌がざらつくような感覚はいったいなんだ?)」

人のことを知るには人と接する以上のことはない。三杉は危険を感じつつも、
自分が持ち込んだ資料をレンセンブリンクの前に出す。

三杉「僕も同じさ。アヤックスの歴史。ただ、僕の場合はごく最近、数年前のものだけどね」

レンセンブリンク「ふふ…懐かしいですね。まだ僕たちがジュニアセレクションの頃の資料ですか」

671 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:57:15 ID:???
三杉「オランダ国内で家族と一緒に居住するものならば国籍も性別も問わない。
   まったく、日本サッカーの現状とは比べ物にならない幅広い募集だよ」

レンセンブリンク「君も苦労を重ねているみたいだね。だが、それなら君が先駆者になればいいだけですよ」

三杉「簡単に言うね。長年サッカー後進国として引きずられてきた僕達の協会は
   本当に苦労に苦労を重ねてようやく自国リーグの開催にこぎつけたというのに」

レンセンブリンク「失礼を詫びるよ。それで、僕達の青春時代のどこに興味があったりするのかい?」

艶っぽい声で問いただしてくるのは彼なりの冗談なのだろうが、三杉は自分のペースを崩さず続ける。

三杉「イスラスの事故のことが気になっていてね。彼のスピードはアヤックスの攻撃の要と言っていい。
   だが、あの足の惨状を見る限りただの事故とは思えなくてね。
   昨日の今日だ。彼の最近の足の不調のことも気になるし、
   当時の彼の周りのことを調べれば、なにか良い治療法が見つかるんじゃないかと思ってさ」

レンセンブリンク「仲間思いなことですね。君自身の体の方は大丈夫なのですか?」

三杉「……確かに完治はしちゃいないさ。健常者と遜色ないとは言ってもやはり体力の限界に差はある。
   それでも、ボクは誰かにお節介を焼かないと済まない性格をしてるんでね」

レンセンブリンク「生粋のコーチング性分ですか。まぁ、僕としては試合中に
         無様に倒れられでもすれば困りますから。適度にご自愛下さいね」

三杉「それはどうも。……それで、君にも聞いておきたいことがあるんだ。
   この選手。ポーランド出身の二人の選手について」

レンセンブリンク「……ああ、その二人のことですか。でも、その事なら僕よりも彼に聞いたほうが確実ですよ。
         人のことを知るには人と接する他無いと言ったのは君自身では?」

三杉「……聞きづらい内容ということもある。特にこの『マッハー』という選手に関してのことはね」

672 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:58:38 ID:???
イスラスとともにジュニアチームのオフェンスの要として活躍していたマッハーという選手。
この選手の成績表の右隅の去就欄のところには小さく退団処分と書かれていた。

三杉「僕も彼の名前くらいは聞いたことがある。名は体を表すとでも言うべきか、
   光の早さで走っているかのようなドリブルが武器の選手だと。
   だが、その活躍期間はあまりにも短く、早熟と呼ぶにも足りないほどの
   ごく僅かな間しかフィールドに現れなかった選手だとも聞いている」

超一流のスピードスターのツートップという夢のタッグ。
イスラスはこのマッハーという選手と共に数多のゴールを奪い、その名をオランダに轟かせてきた。
彼の右足の不調の原因と、リブタ以外の選手とあまり交流しなくなった理由が
このマッハーという選手にあるのではないかと三杉は考えていた。

レンセンブリンク「……まぁ、一緒に聞きに行くくらいの手助けならしてあげても構わないですよ」

三杉「察しが良くて助かるよ。クリスマンやカイザーじゃこうはいかない」

レンセンブリンク「クスッ。お礼は弾んでもらいますよ」

三杉「分かった。明日の試合で特級のアシストを君に捧げると約束しよう」

レンセンブリンク「それはまた実に素敵なプレゼントですね」

三杉「もっとも、君が森崎相手にゴールを決めることができるかどうかは保証しないけどね」

レンセンブリンク「……フフッ。元チームメイトとはいえ、容赦はしてあげませんよ?」

三杉「そうしてもらえると助かる。ボクも彼と全力で戦うことをずっと夢見ていたのだから」

三杉とレンセンブリンクは連れ立って書庫から出ると、
丁度練習を終えて集まっているであろうお昼時の食堂へと向かった。

673 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 18:00:37 ID:???
所変わってアヤックス寮の食堂。アリーナでの特別特訓を終えた森崎たちは
お腹をグーグー鳴らしながら植えた獣のごとく食券販売機の前に群がる。

森崎「うひー腹減った腹減ったー」

シェスター「沢山走ってさらにむさ苦しくくんずほぐれつしたからね。
      うへぇ、美麗な俺のフレグランスな香りが汗くっさ!」

マーガス「午後も練習参加したいなら気軽に外に誘ってくれよ。
     もっとも夕立の予報もあったらしく、室内練習が主になるかもしれないが」

イスラス「…………」←(さっきもらったノートに真剣に目を通している)

ふと周囲を見渡すと、一緒に練習に参加したメンバーだけでなく
姿が見えなかったブローリンやビクトリーノたちの姿も見える。

森崎「お、ちょうど他のメンバーたちも集まってきているみたいだな。
   なにか話をするなら今が席を移動するチャンスかな?」


☆どうしますか?

A このままシェスターたちと昼食を共にする。
B ブローリン・ディックの席に移動する
C ビクトリーノの席に移動する
D 三杉・レンセンブリンクの席に移動する
E カイザー・クリスマンの席に移動する
F リブタ・中里の席に移動する
G ドールマン・クライフォートの席に移動する
H マネージャーのシャルの姿が見えないな。探してみるか

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

674 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 18:13:08 ID:PY+/eqfk


675 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 18:13:37 ID:7pHaocck
A

676 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 18:42:17 ID:rPtu0Xtc
D

677 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 19:10:53 ID:aMr0R36U
C

678 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 20:48:08 ID:???
>C ビクトリーノの席に移動する


森崎「(あれ?ビクトリーノの奴、なんで寂しく一人飯なんかしてるんだ?)」

南米特有の乗りの良さをこれでもかと持ち込んでいるはずのビクトリーノ。
だが、今の彼はどこかそわそわした落ち着かない雰囲気で、一人でもそもそとパンを頬張っている。
森崎はシェスターたちと一旦別れ、ビクトリーノが座る端の席へと移動する。

森崎「よっ。こんな隅っこで飯を食うなんてお前らしくないな」

ビクトリーノ「! な、なんだ森崎か。脅かすなよ」

森崎「おいおい、俺が人を驚かすような物騒な顔に見えるか?」

ビクトリーノ「お前の奇策の数々にゃ何度も驚かされてはきたけどな。ヒヒッ」

森崎「そんな軽口が出るってことは何かショックを受けてる訳じゃなさそうだな。心配して損した」

シェスターたちのところへ引き返そうとする森崎だったが、その腕をハッシとビクトリーノがつかむ。

ビクトリーノ「……まぁ座れよ。せっかく来たんだしさ」

森崎「(やっぱり何かあったのか?)」

森崎はシリアルの乗ったトレイを降ろし、改めてビクトリーノの方へと体を向き直す。
しばらく辺りをキョロキョロ見渡す怪しい動作を繰り返した後、ビクトリーノが声のトーンを落としつつ話す。

ビクトリーノ「昨日、俺の鞄が盗られた騒ぎがあったじゃん。そのことなんだけどよ」

森崎「ああ。仮面の男には逃げられたけど鞄は置いていってくれたんだよな」

679 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 20:49:56 ID:???
ビクトリーノ「……それがさ。鞄は確かに俺のものだったんだ。豹のワッペンが付いた」

森崎「ああ、○ーマの奴ね。(アベルの店の看板のマークって絶対これのパク…オマージュだよなァ)」

ビクトリーノ「さっき鞄の中身を調べてたんだけどさ。その中に俺のものじゃない見慣れないものが入っていたんだよ。
       多分、例の泥棒か仮面野郎のモノだとは思うんだが」

森崎「見慣れないもの?いったいなんだよそりゃ」

ビクトリーノ「それがさ……」


★持ち物検査→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ハート+青白く輝く小さな宝石。これはもしかして『星のかけら』?
ハート→スペード+大量の現金。偽札ではないようだが…
スペード→クラブ+大量の白い小麦粉のような何かだ…
クラブ→『イリュージョンストライク』という名前のお菓子
JOKER→黒く濁った光を放つ小さな宝石。『星のかけら』に似ているようだが…?

680 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 20:51:28 ID:???
★持ち物検査→ クラブ4
闇の欠片でもあるのか?

681 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 21:12:29 ID:???
★持ち物検査→ クラブ4 ★
>クラブ→『イリュージョンストライク』という名前のお菓子
===========
ビクトリーノ「こいつさ」

ビクトリーノが鞄の中から取り出したのは、目が痛くなるような派手な配色の箱のお菓子だった。
グミ状のものを食べて目玉が飛び出す奇抜な動物の絵が描かれているのがこれまた不気味さを増長させている。

森崎「うわぁ……なんで外国のお菓子ってこうも食欲がなくなるデザインしてるのかね」

ビクトリーノ「そんなのお国柄の勝手な印象だろう。きっとオランダではこれが
       とびっきり美味しそうに思えるんだよ。で、こいつがまた怪しい名前でな」

森崎「『イリュージョンストライク』か。幻影打撃?よく分からんが確かに怪しいな」

ビクトリーノ「なんだか気味も悪いし、捨てちまおうと思うんだが、
       もしかすれば仮面野郎の手がかりになるかもしれねぇし……。
       なぁ、俺はこいつをどうしたら良いと思う?」


☆どうしますか?

A 奴らの手がかりになるかもしれないし、取っておけよ
B なんだか気味が悪いから捨てちゃえよ
C 折角だから食べてみようぜ。案外美味しいかもしれないし
D そういえばイスラスが最近の麻薬はお菓子に偽装してると言っていたが…
E そんなの知るか!お前が自分で考えろよ
F 不審物は警察に届けるのが常識だろ

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

682 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 21:15:04 ID:rPtu0Xtc
D
近くのオランダ人に聞きたいんだけどなあ・・。

683 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 21:16:27 ID:aMr0R36U
D

684 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 21:44:37 ID:???
>>682
はい。そんな展開をご用意いたしました。
============
>D そういえばイスラスが最近の麻薬はお菓子に偽装してると言っていたが…


森崎「そういえば聞いたことがある」

ビクトリーノ「知っているのか森崎!?」

森崎は昨日イスラスとした会話の内容をビクトリーノにも話す。
このアムステルダムでは麻薬の市場が政府容認で敷かれている。
だが、より儲けるためにと非合法や規格外のものを扱う裏世界の人間が
ここ最近お菓子や香水など、子どもや若者が興味を引くものに偽装して売りさばいているという。

ビクトリーノ「するってーと……この怪しさ満点のこのお菓子も麻薬って言いたいのか?」

森崎「多分。そうじゃなくてもこんな怪しいもの口になんか入れたくないし」

ビクトリーノ「くそっ、そんな話を聞いちゃ余計に手元に置く気にならないぜ。
       だが、安易に捨てられるようなシロモノじゃないよな……」

森崎「地元の連中ならこういう事態でも冷静に対処できる知識を持ってるんじゃないのか?」

ビクトリーノ「そ、そうだな。誰かに相談してみよう。知識のない俺達だけで
       下手な行動を起こすと取り返しのつかないことになるかもしれないし」

話もまとまり、アヤックスの誰かにこの謎のお菓子の事を相談することに決めた二人。問題は誰に相談するかなのだが……

685 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 21:46:00 ID:???
☆誰に相談しよう?

A それでも医者志望の三杉ならきっとなんとかしてくれる…
B 真のキャプテンのクライフォートなら安心して任せられる
C 麻薬の話をしてくれたイスラスなら慣れているだろう
D いかにもお菓子が好きそうなリブタに……食べられてしまうだろうか?
E クリスマン→クスリマン→薬男! クリスマンに相談だ!
F 警察犬は匂いで麻薬を嗅ぎ分けると聞く。鼻が利くというカイザーに託そう
G 何だかインテリ系の雰囲気のレンセンブリンクに預けてみるかな
H プロティンマニアのディックなら良い知恵を貸してくれるはず!
I 根拠はないがドールマンのふてぶてしさに期待したい
J こういう雑務はマネージャーの仕事でしょ。シャルに突きつけよう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

686 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 21:47:02 ID:aMr0R36U
C

687 :森崎名無しさん:2012/10/09(火) 22:19:50 ID:WDvj8pdw


688 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/11(木) 18:48:57 ID:???
>C 麻薬の話をしてくれたイスラスなら慣れているだろう


森崎「お菓子偽装の話もアイツから聞いたし、多分一番安全なんじゃないかな」

ビクトリーノ「そうだなー」

森崎はビクトリーノのを引き連れ、イスラスたちがいる席へと戻ることにする。

森崎「ん?あそこにいるのは三杉と…レンセンブリンク、だっけ?」

シェスターとマーガス、そしてイスラスと席を挟んで座っていたのは三杉とレンセンブリンクだった。
どうやら森崎がビクトリーノの所に行っている間に、こちらに移動してきたらしい。

三杉「――という訳なんだ。良ければ君の話を聞いておきたいんだが」

レンセンブリンク「話してあげてくださいよ。クライフォートとも和解し、
         いよいよアヤックスが一枚岩となる時が来てるんですから」

イスラス「…………」

何やら深刻な顔で話をしている様子である。

ビクトリーノ「おっと、まさかの先客様だぜ。どうする森崎?」

☆どうしますか?

A こっちの用事の方が大事だ。横から割って入ってイスラスに麻薬のことを相談する。
B 三杉たちの用事が済むまで、自分たちも話の輪に混ざろう。
C 何やら立て込んでるようだし、やっぱり別の人に相談してみるか。

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689 :森崎名無しさん:2012/10/11(木) 18:54:21 ID:59A5dkpA


690 :森崎名無しさん:2012/10/11(木) 19:13:15 ID:MPXojtgY
B

691 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:27:13 ID:???
>B 三杉たちの用事が済むまで、自分たちも話の輪に混ざろう。


森崎は三杉たちの話に興味がわき、話の輪に混ざることを決める。

森崎「よぉ。一体何の話をしてるんだ?」

シェスター「あれ?ビクトリーノの所に行ってたと思ったけど戻ってきたの?」

ビクトリーノ「ああ、ちょっとイスラスに用があってな」

三杉「君たちもか。悪いけどボク達の用事を先に済ませても構わないかな?」

森崎「別にいいぜ。俺もお前たちの話が気になってたし」

レンセンブリンク「フフッ。彼らもこう言っていることですし、話してあげてくださいよ。
         今から10年ほど前。僕たちがまだアヤックスのジュニアセレクション時代のことを」

イスラス「……分かった。だが、他愛もないただの昔話だぞ。そんな大層な話じゃないさ」

しばしの思案の後、イスラスは軽く息を吐き言葉を紡ぐ。

692 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:28:39 ID:???
イスラス「俺の父親は外交の仕事をしていて、短期間のホームステイを迎え入れることがあったんだ」

北欧でも有数の資産家のとある要人が招かれることになったとある日のこと。
イスラスは幼馴染のリブタと一緒に、歓迎会の手伝いをしていた。
つまみ食いしようとするリブタの尻を蹴飛ばしつつ、雑談しながら次々と料理を並べていく。

リブタ「へぇ〜。それじゃあその人って身寄りのない子供たちを沢山引き取ってくれているんだ。いい話じゃない」

イスラス「表向きはそうさ。けど、その中には貧しい家から間引きされた子供もいるらしいって話だ」

リブタ「ひぃ!そ、それってもしかして人買いって奴?その人、すっごく悪い人なんじゃないの?」

イスラス「もしかしなくてもそうだろうさ。でも、そんなこといちいち気にしちゃいられない。
     この街にはそんなゴロツキがゴロゴロいることくらい、リブタも知ってるだろ」

リブタ「う…うん。でも、中にはいい人もいるんだよ。
    この間ね、街角で黒服の男の人とぶつかっちゃってふっ飛ばしちゃったの」

イスラス「大人顔負けのお前の体格だ。並の大人じゃ当たり負けするだろうな」

リブタ「僕は怖くて怖くてとにかく謝ることしか出来なかったけど、その男の人、笑ってこう言ったんだ。
   『俺様を吹っ飛ばすとは恐れいった。坊主、こいつは謝礼だ』って」

自慢げに懐から取り出したのは、カラフルな包み紙のグミキャンディーだった。
ソーセージのような太い指で一粒つまみ、満面の笑みを浮かべながらイスラスに差し出してくる。

リブタ「いっぱいもらっちゃったからイスラスにもあげるね。一緒に食べよ〜」

イスラス「サンキュー。やっぱり疲れた時には甘いモノだよな〜」

だが、イスラスの手のひらにはグミが乗せられることはなかった。
横から吹き抜ける突風にあおられ、思わず目を閉じてしまう。

693 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:29:41 ID:???
イスラス「なっ…?」

イスラスの横を通り抜けていったものは突風ではなかった。
丁度自分と同い年ぐらいの背格好の少年だ。帽子を深くかぶったその姿から表情は読み取れないが、
自分がもらうはずだったグミを手のひらの上でひょうきんに弄ぶ姿に、イスラスの頭にカチンと音が響く。

イスラス「この野郎!待ちやがれ!」

????「待てと言われて待つ奴がいたら警察はいらないんだぜ〜」

バヒュウッ!ズダダダダダダッ!!

イスラス「は、速い…!?」

光の如き速さで駆け抜けるその姿はまさに『風』だった。幼い頃より足の速さに自信のあった
イスラスの常識をひっくり返し度肝を抜くには十分すぎる存在だった。

イスラス「(こんな事初めてだ。セレクションじゃ俺が追いつけない奴なんて一人もいなかったのに)」

それこそ自分よりも倍速で走り抜けていく少年に、イスラスは息を切らせながら追いすがる。
公園を抜け、路地を飛び越え、倉庫の方へと少年を追い込んでいく。あそこは行き止まりだ。もう逃げられまい。

イスラス「ぜぇっ…ぜぇっ…そ、そこまでだドロボー!俺のグミキャンディーかえ……」

そこまで出てきた言葉をイスラスは空気と一緒に飲み込んだ。
倉庫の中にいたのはたくさんの子供達。肌の色や瞳の色、髪の色もマチマチである。
少年はその中の一人の子供に先ほどイスラスから奪ったグミを渡していた。
どことなく少年と似た――弟か妹なのだろうか。
その子供は嬉しそうに頬張り、モゴモゴと小さな口を動かしている。

694 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:31:16 ID:???
????「オタクもしつっこいね。まさかこの俺が追いつかれちまうなんて。
     こうなっちまえば俺も腹は決めた。どこへでも突き出してくれよ。
     だが、このチビ達のことは見逃してくれよ。たのむ……」

イスラス「……いいよ、別に。でも、俺の言うことを一つだけで聞いてもらうぜ」

????「な、なんだよ……」

イスラス「お前、足速いよな。俺より足の速いやつに会ったのは初めてだから驚いた。
     ……どうやったらあんなに速く走れるのか、俺に教えろよ」

????「へ?……そ、そんなんでいいのか?」

イスラス「ああ。もっとグミが必要ならありったけの数を(リブタが)持っている。
     俺の名前はイスラスだ。お前の名前は?」

????「……マッハー。俺の名前はマッハーだ」

イスラス「マッハーか。ハッ、名前の通りか。どおりで速いわけだぜ」

その子供たちが、例の資産家が引き取った子供たちだと知らされたのは後になってのことだった。
イスラスはマッハーや他の子供達と仲良くなり、彼らと一緒にボールを蹴ってはしゃいで走り回っていた。

695 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:32:44 ID:???
イスラス「資産家がオランダに来た理由は、孤児の引き取り手を探してのことだった。
     沢山いた子供たちも一人、また一人と新しい家族を見つけて幸せそうに去っていった」

レンセンブリンク「その話なら僕も聞いたことがあります。確か僕の遠縁も一人引き取っていたはずです」

三杉「確かレンセンブリンクはあの『ヨハン』の流れを汲む家系だったね」

アヤックスアカデミーの伝説であるファンベルグを遡ること更に数十年前に存在した選手。
トータルフットボールの創立者とも呼ばれ、医者との二足の草鞋をこなしたことから
三杉も深く心酔している伝説の中の伝説の選手と呼んでもいいだろう。

レンセンブリンク「ええ。無駄に金を貯めこむおかしな人と周囲に言われ続けていましたが、
         あの人もかなりの高齢でしたし、自分の資産を継承する人を探していたのでしょうね」

イスラス「けれども、そのマッハーと……そいつの妹だけはいつまでも俺の家にいたんだ。
     いや、正しくは俺が両親にごねまくって居残させていたんだけどな」

三杉「貰い手が見つからなかったのか?それともまさか、君の家で引き取ったとでも?」

イスラス「ああ。そして……マッハーは俺の家族になり、アヤックスアカデミー入団の資格を得て
     俺と一緒にこのチームで活躍することになったんだ」

696 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:34:21 ID:???
マッハー「もっと腕を振って、足をあげて!そんなんじゃ何時まで経っても俺様には追いつけないぞ―!」

イスラス「…う、うるさい!いつか、いつかぜったいに追いついてやる…!」

彼の指導は時折頭にくることもあり、取っ組み合いの喧嘩に発展することもあったのだが
イスラスの足の速さは日を追うごとにさらに洗練された物へと成長していった。

実況「さぁ、こぼれ球を拾ったマッハーくん、右サイドを一気に駆け上がる!
   そのあまりの速さに誰も追いつけない!そしてここで中央に折り返したァ!」

マッハー「オラッ、こいつで決めやがれ!」

イスラス「これだ!」

バシィッ!ズシャアッ!

実況「決まった〜!これで5試合連続ハットトリック達成〜!
   欧州jrチームの得点王であるシュナイダーくんに勝るとも劣らないこの得点力は見事です!」

マッハー「ナイスシュート、イスラス!」

イスラス「ナイスアシスト、マッハー!」

常人の倍速で走るドリブラーがいる。それだけでアヤックスjrチームの攻撃力は飛躍的に高まった。
ツートップの片割れであったイスラスも、彼のアシストのお陰で一躍名ストライカーの仲間入りを果たす。
だが、この夢の様な時間はそう長くは続かなかった。楽しい時間がすぎるのがあっという間なように、
まるで彼の光の早さのようなスピードであの運命の日はイスラスの前に訪れる。

イスラス「……ぷはっ!よーし、タイム0.3秒も縮まった!」

マッハー「うげげ、また随分速くなりやがって〜」

697 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:35:31 ID:???
イスラス「お前に追いつき追い越すのが俺の目標だからな」

マッハー「言ってくれちゃって。お前が進んでいる間、俺だって前に進んでることを忘れるなよ〜」

白い歯をむき出しにしたサルのような小憎らしい笑顔で突き出してくる時計の数値を見てイスラスは肩を落とす。

イスラス「お前も0.3秒縮めてんのかよ。まだ速くなるってのか…?」

マッハー「世の中は広いぜ。中には100mを5秒で走るって噂のあるやつだっているらしいんだ。
     俺の目標はとりあえずソイツさ。お前も目標はもっと高く持つべきだぜ」

イスラス「漫画の世界じゃあるまいし。そうじゃなかったらきっとソイツはサイボーグかピーターパンってところだろ」

練習場の帰り道。午前中で練習が終わった今日は、寮ではなく実家に帰る予定だった。
マッハーの妹がスクールの運動会で一番になり、そのお祝いでホームパーティーを開くという。
我が両親ながら実に親ばかであり、けれども血のつながりなど無くとも
別け隔てなく愛を注いでくれることが分かる嬉しいことでもあった。

マッハー「よーし、そんじゃあ家まで競争だぜ!ヨーイドン!」

イスラス「ま、待てよ!いっつもお前は勝手に走り出しやがる。少しは周りに合わせろよ」

マッハー「お前がその口を言うか!ウシャシャシャ」

イスラス「(相変わらずムカツク笑い方しやがって。今回こそぜってぇ負けねぇ)」

この競争も、結局イスラスは一度もマッハーに勝つことは出来なかった。
それでも、彼との僅かな時間の息を呑むデッドヒートは常日頃の楽しみの一つだった。

698 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:36:34 ID:???
公園を抜け、路地を飛び越え、倉庫を通り過ぎる。
驚き後ずさる通行人をすり抜けつつ、二人は風のように走り抜ける。
そろそろ家が見えてくる。見通しもよく、車通りも少ない、
子供の落書き帳のようなアスファルトの地面の斜向かいがゴール地点だ。

???「にーちゃーん!イーくーん!早く早く!」

マッハー「おおー我が可愛い妹よ。兄ちゃんが今抱きしめて頬ずりして……あ、危ない!」

マッハーの妹が二人を迎えにと飛び出した道路の先に、
トラックのせり出したフロント部分がマッハーの視界に写った。

マッハー「あの馬鹿!俺達の事ばかり見てて横の車に気づいちゃいない!このままじゃ…いや、まだ間に合う!」

イスラス「マッハー!」

彼の蹴った足から巻き上がる風に引っ張られるようにイスラスも後を追う。
腕を振り、足を上げ、そうして初めてマッハーの隣に並んだ。

マッハー「シャルーーーーーッ!」

シャル「きゃあーーっ!?」

イスラス「あああああああああーーーーーっ!!!」

ズダダダダダダダダッ!キキーーーッ!!ドガシャーーーーーン!

699 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:37:40 ID:???
三杉「……じゃあ、その足の事故っていうのは今の話のことだったのか」

イスラス「俺が目を覚ましたのは病院だった。程度の差はあれ、3人とも事故からは逃れられなかった。
     それでもマッハーの妹……シャルは頭を軽く打っただけで済んだし、
     マッハー自身も打ち身と左足の骨折と、命にかかわる程の怪我じゃなかった。
     だが、俺の右足は車に乗られてひしゃげ、皮膚の組織は完全に壊れちまっていたらしい」

ジャージの裾をめくると、今でも痛々しい手術の後と、皮膚の色が全く違う脚部が顕になる。

イスラス「この皮膚を提供してくれたのはマッハーだ。馬鹿だよな。勝手に追いかけて
     車に自分から突っ込んで大怪我した俺のためによ」

森崎「(イスラスの『星のかけら』を握った時の情景……。間違いない。この事だったのか)」

シェスター「事故のことも驚いたが、あのマネージャーの子がお前の義理の妹だったとはね」

マーガス「でも、今お前がここにいるってことは無事に回復したってことだよな」

イスラス「ああ。驚くほどの回復の速さだと医者も驚いていた。
     ……だが、それとは逆に、マッハーの治りは異常なほどに遅かった。
     俺が松葉杖を手放した次の日、その松葉杖をアイツが使い出したのには不思議に思った」

レンセンブリンク「……おかしいですね。君がチームに復帰した時期とほぼ同時に
         マッハー君も復帰していると過去の資料には書かれていたのですが」

イスラス「ああ、そのことか。この話には続きがあってな――」

700 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:38:57 ID:???
二人のスピードスターの帰還に、コーチもチームメイトも喜んでくれた。
だが、イスラスは痛々しい姿でリハビリを続けているマッハーの姿を間近で見ていた。
本来、彼がここにいるはずがない。それなのに何故――。



シャル「ぶえっくしょん!ううー、誰かが噂でもしてるのかなぁ。
    ……えーっと、アルバムアルバム。どこにしまったっけ」

中里から没収したイスラスの写真をしまうために、シャルは自室の荷物入れを片っ端からひっくり返していた。

シャル「あ!あったあった。うう〜ん、いつ見てもこの頃の自分は無茶しすぎてたよね」

今自分が着ているマネージャー用のジャージではなく、選手用のユニフォームに身を包む自分の姿がそこにはあった。
お団子状にして頭上にまとめられるくらいの長さの鮮やかな金髪は、この頃には跡形も無い。
綺麗に丸刈りにし、兄の生き写しのようなサルのように歯をむき出しにしながら笑う子供の頃の自分を見て、思わず吹き出してしまう。

701 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:40:07 ID:???
シャル「にーちゃんの足、まだ治らないの?」

林檎の皮を慣れた手つきで剥きながら、シャルはベッドに足を投げ出して唇を尖らせる兄のマッハーを呼ぶ。

マッハー「いや、もう治ってるさ。普通に歩いたり飛んだり、走ったりするなら問題ない。
     でも、前みたいに風のように走ってボールを蹴ることは難しいってだけさ」

シャル「でも、にーちゃんよりひどい怪我だったいーくんはもうピンピンしてるよ。
    にーちゃんからもらった皮膚のおかげだって、すっごい喜んでた」

マッハー「ハハッ、なんでだろうねぇ」



シャル「兄さんの足、まだ治らないの?」

ギブスカバーを慣れた手つきで縫いながら、シャルはリハビリ室で玉のような汗を流す兄のマッハーを呼ぶ。

マッハー「まだだ。まだ。クソッ!ボールを蹴りながら走ることが……こんなに難しいことだったなんてな」

シャル「イスラスは、明日からクラブチームに復帰するんだって。
    リブタも、コーチも皆が喜んでくれてる。私も嬉しいよ。だから兄さんも……」

マッハー「……なぁ、シャル」

シャル「ん?」

マッハー「俺を一発ぶん殴ってくれ。できるだけ強く」

シャル「あ、あはは……兄さん、いつのまにそんな変態趣味に目覚めちゃったの?」

702 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:41:07 ID:???
マッハー「いいから頼む!……俺、アイツのこと一瞬でも恨めしく思っちまった。
     皮膚なんか提供しなきゃよかった、そうすれば今頃俺がアイツのように走れてたのにって。
     最悪だよ。最低だよ。……なぁ、だから頼む。この馬鹿兄のふざけた頭を叩き起こしてやってくれ」

シャル「……兄さん……あ、イスラス!こ、これは違うの!その、そのね……」

間の悪いことに、お見舞いに来たイスラスに今の会話を聞かれてしまっていた。

イスラス「………」

翌日、マッハーは専門医の勧めもありポーランドの病院へと移されることになった。
イスラスと同じく、他人の皮膚を移植されたとある名医がいるという。

マッハー「…結局見送りには来てくれなかったか」

シャル「復帰戦でスタメンを任されたからって。でも、ホントは兄さんと顔を合わせづらいんだと思う」

マッハー「……一つ頼みごとをしてもいいか?」

シャル「なに?」

マッハー「俺の代わりに、傷ついちまったアイツを助けてやってくれ。
     お前なりの方法で構わないから。俺がこの怪我を治して戻ってくるまででいいから」

シャル「……うん。任せてよ。兄さん」

703 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:42:19 ID:???
シャル「あれからもうすぐ10年かぁ。時が経つのは速いよね。兄さんの足の速さといい勝負かも」

その日からシャルは長い金髪を狩り落とし『マッハー』と名乗った。
ジュニアクラスと言えどもやはり男女の実力の壁は厚く、なかなか兄のような結果は残せない。
幸いなことに、周囲からは怪我の後遺症だろうと思われ、実力不足のカモフラージュになっていた。
それでも足の速さだけは兄ゆずりであったため、ウインガーとしての働きはしっかりとこなせていた。

シャル「兄さんのようになりたくて。イスラスの隣に立ちたくて。
    ただそれだけのために頑張ったなぁ。フフッ」

寮生活で自分がマッハーではなくシャルだとバレないように生活するのには苦労した。
まず男子トイレに一緒に入るのが怖い。練習後のシャワーも決まって最後に入ることを心がける。
小さい頃から兄の背中を見ていただけに姿格好の真似は楽だったが、これは大きな誤算だった

シャル「結局数週間でバレちゃったんだっけ。それも、大会を控えた最悪な時期に……」

欧州jr大会の試合前。大会規定で男児のみのチームでアヤックスjrは決勝戦まで勝ち進んできた。
皇帝シュナイダーと黒狼イスラスの初対決に記者や観客が騒ぐ中でのことだった。




イスラス「よくもまぁ、あれだけの間男だけの生活を切り抜けられたものだ。
     自分がチームに入れば失格になる。そう言って走り去るアイツを俺は追いかけた」

704 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:43:37 ID:???
逃げるシャルはマッハー譲りの俊足だったが、今の自分は常人の倍速以上に走れる自身があった。
徐々に差を詰めていき、入院生活のせいで痩せたのだと思い込んでいた細い体を抱きしめる。

イスラス「……逃げんなよ」

シャル「だって……逃げなくちゃ、みんなに迷惑かかっちゃう!」

イスラス「お前がどうして今までマッハーのフリをしていたのかはこの際関係ねぇ。
     だが、俺達が決勝まで勝ち上がってこれたのは間違いなく『お前』がいたからだ」

シャル「そんなことないよ。点を決めたイスラスやブロックで頑張ってるリブタのおかげだよ」

イスラス「俺にサイドからのセンタリングを上げたのは誰だ?
     リブタが弾いたこぼれ球を懸命に拾い続けたのは誰だ?
     全部お前が…マッハーじゃなくシャル。お前がやり続けたことだろうが」

シャル「それじゃダメなんだよ!わたしは兄さんに……兄さんが傷つけたイスラスを励ましてくれって言われて……
    いつも兄さんと一緒に楽しそうに走るイスラスに戻って欲しかったから……だから……」

イスラス「アイツ……そんなこと気にしてたのか。
     あの時何も言わずに立ち去ったのは、別にアイツの妬みにショックを受けたとかじゃなくてだな」

シャル「へ?そ、そうなの…?」

イスラス「普通ドン引きするだろ。思い切り俺を殴ってくれと自分の妹に追いすがっている姿を見たら」

シャル「……あ、あはは……そ、そうだったんだ。なんだ……イスラスは兄さんのこと嫌いになったりなんかしてなかったんだ…」

イスラス「アイツは俺の目標だからな。ポーランドで必ず怪我を治して俺の所に戻ってくると信じている。
     だからお前もこんな無茶してんじゃねぇよ」

シャル「……うん!」

705 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:44:57 ID:???
イスラス「その後、俺はシャルを引き戻して監督や仲間を説得した。
     こいつをマッハーではなくシャルとして、
     今までアヤックスを支えてくれた同じ仲間として試合に参加させて欲しいと」

三杉「……けれども、現実はそう簡単には甘くなかった。
   目の前に優勝が見えているのに、下手をすれば失格を言い渡される原因を
   わざわざ試合に持ち込むわけにはいかなかった」

レンセンブリンク「……シャルさんには酷な話ですけど、それが普通の監督が取れる判断ですね。
         それ以来、君は最後まで賛同してくれたリブタを除き、
         チームメイトとの必要以上の交流を絶ったと。そういうことですね」

イスラス「結局その試合は俺もリブタも出なかった。子供の我儘だと馬鹿にされたとしても――。
     俺はアイツの思いを無駄にはしたくなかったし、大事にしてやりたかった。
     その後アイツは選手を止め、マネージャー業に専念することで今回の騒動の責任を取り……
     俺は周囲から厄介がられる問題児として扱われるようになった。……まぁ、こんなところだな」

シェスター「んだよー結局最終的にはただのノロケかよー。ヒューヒューウラヤマシイコッテー」

三杉「ボクが研修生としてチームに合流するのはそれから数年後のことだね。
   思い返してみれば、君がリブタとシャル以外に心を開いていなかったことにも納得だよ」

マーガス「なるほどなぁ。あのマネージャーの俊足にはなにか秘密があるかと思ってたけど、
     彼女の兄貴、そんなにすごいスピードの持ち主だったのか」

レンセンブリンク「北欧リーグでごく僅かな期間ですが、試合記録が残されていますよ。
         18歳の時に怪我の再発で選手生命を失ったと聞きますが、
         噂ではあのジョアンコーチの指導を受けて復帰が待たれているとかいないとか」

イスラス「なにィ!それは本当なのか?」

706 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:46:49 ID:???
ビクトリーノ「あ、その噂話は俺も聞いたことがある。ルーベンさんっていう俺の先輩から教えてもらった。
       様々な国の素質のある選手を集めて、コーチングしている人がいる。その名を『ジョアン』と」

森崎「ジョアンコーチ?その人ってそんなにスゴイ指導者なのか?」

三杉「君に説明するのならジョアンコーチはあの元セレソンでもあるロベルト本郷の恩師と言えば分かりやすいかな?」

森崎「うげぇ!あの変態の恩師だってー!?きっとあの人以上に異質な存在なんだろうなぁ」

三杉「……分かっていてもそう言わない。確かにあまり関わりあいになりたくはないかもしれないが」

イスラス「(マッハーは必ず戻ってくる。そのジョアンという人の指導を受けて。
     そしていつかまた、あの日のように。アムステルダムの街を一緒に風のように走り抜けたいものだ)」

レンセンブリンク「…ふぅ。さて、僕たちの用事は済みましたけど、貴方方も彼に何か用があったのではないですか?」

森崎「あ、そうだそうだ。ビクトリーノ、例のブツを出してくれよ」

ビクトリーノ「おう」

ビクトリーノは昨日の泥棒騒ぎの件で、自分の鞄に異物が混入されたことを皆に話す。

ビクトリーノ「森崎の話だと、こいつは偽装された麻薬の可能性もあるってことだ。
       そんな不気味なもの手元に置いておきたくないし、
       かといって気軽に捨てるわけにもいかねぇ。誰かに拾われでもしたら大変だし」

森崎「というわけなんだ。偽装の話をしてくれたお前ならなにかいい提案があると思って相談したいんだが……」

イスラス「(こいつは……!)」

懐かしい箱詰めのお菓子。それは大好きだったグミキャンディーとひどく似ていた。
思わず食べたくなる衝動を抑えつつ、イスラスが取った行動は……

707 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:49:18 ID:???
★グミくれよー→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→レンセンブリンク「それ、良ければ僕に預からせてもらえませんか?」突然レンセンブリンクが割って入る
ハート・スペード→まぁ、警察に届けるのが常識的だろうな
クラブ→もう我慢できなーい!懐かしの味を思い出し一粒口に入れてしまう!
JOKER→クライフォート「おい、その箱をどこで見つけた!」クライフォートが怖い顔で詰め寄ってくる…!

708 :森崎名無しさん:2012/10/12(金) 07:52:36 ID:???
★グミくれよー→ ハート8

709 :森崎名無しさん:2012/10/12(金) 07:52:40 ID:???
★グミくれよー→ ハート8

710 :森崎名無しさん:2012/10/12(金) 09:03:49 ID:???
カード一致で+10のボーナス

711 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 14:58:23 ID:???
>>710
これは珍しい!特訓系のイベントだったら素晴らしい結果になっていたでしょうねw
===========
>ハート・スペード→まぁ、警察に届けるのが常識的だろうな


イスラス「……見た目だけじゃ判別できないからな。
     かといって、直接口の中に入れて確かめられるものでもないだろうし」

こういう危険物に関しては、素人は手を出さずに専門家に任せるのが一番だと語るイスラス。

イスラス「まぁ、警察に届けるのが常識的だろうな。
     記帳なサンプルを提供してくれたと感謝されるんじゃねぇのか?」

ビクトリーノ「まぁ、普通はそうだよな。そんな当たり前のことにどうして気づけなかったんだろう」

三杉「それはやはり『お菓子』には心理的にどこか安心してしまうものがあるからじゃないかな」

レンセンブリンク「ですね。皆さんだって、子供の頃から慣れ親しんだお菓子が
         目の前にあればふと手をつけてみたくなるものでしょう」

シェスター「まぁ、食べ物を粗末にしちゃいけません!っていう思考は必ずしもどこかにあるものだからなぁ」

マーガス「だからこそ、お菓子に偽装して子供たちを騙しているってことだよな。
     これがもし本物の麻薬だとして、ビクトリーノの鞄に紛れ込んでいなかったら
     どこかの誰かはわからないけど、不幸な目に遭う子供がいたかもしれない」

ビクトリーノ「そう考えれば、良かったってことなのかね。
       そんじゃあ午後はちょっくら警察にでもお邪魔してくるわ。
       あ、でもこの街の地理感が疎いからできれば誰かが案内してくれれば助かるね」

三杉「分かった。後で適当な者を向かわせよう」

712 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 14:59:46 ID:???
森崎「(午後の時間はビクトリーノは警察に出頭…じゃなくて出向するみたいだな)」

イスラス「午後は雲が出てきて夕方から雨になるらしい。傘でも持って行くんだな」

ビクトリーノ「げっ、まじかよ。明日の試合は大丈夫なんだろうな?
       出来ればカンカンのお日様の下でプレーしたかったんだが」

三杉「雨の中の決戦というのもオツなものではあるけどね。フフッ」

シェスター「そういえば森崎、日本にはこういうときに天候を操るニンポーがあるんだろ?」

森崎「忍法かどかは知らんが、おまじないみたいなものはあるぜ。
   てるてる坊主って言って……そうだな。たとえばこんなものとかを……」

森崎は数枚紙ナプキンを手に取ると、こねこねと丸め、さらにそれを大きめの布でくるむ。

森崎「できたー!こいつを軒下にぶら下げれば、明日はきっと晴れって寸法さ」

三杉「ちなみに逆向きに吊るすと雨になるという迷信があるが……まぁ、気休め程度のものだろうね」

森崎「(俺が昔カダイン砂漠で雪を降らせたことを話したらこいつらどれくらいびっくりするんだろうか)」

他愛の無い雑談を交えつつ、楽しく昼食を済ませた森崎は自室へ言ったん戻り、午後の予定を考える。

森崎「さて、どうしようかな。午後も練習するか、それとも街に遊びに行くか。
   ビクトリーノの用事に付き合うのもアリかな?何だか色々と気になるし」

713 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 15:01:26 ID:???
☆どうしますか?

A 午後も練習しよう
B 街に繰り出そう
C ビクトリーノに付き合って警察に行こう
D 何だか疲れたしこのまま夕方まで眠っちゃえ

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

714 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 15:31:31 ID:rw3y6/d+
C
こういうのって一人で行かせると死亡フラグですからw

715 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 15:51:13 ID:OkNdQ0U2
C

716 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 17:52:34 ID:???
>>714
案内人がランダムで選ばれたので、少なくともビクトリーノ単騎ということにはなりません。
今回の一連のイベントを追うか追わないか、といった選択でしたね。
===========
>C ビクトリーノに付き合って警察に行こう


森崎は練習着からラフな外出着へと着替えるとビクトリーの部屋へと向かう。

森崎「へーい。俺も暇だからついていってもいいか?」

ビクトリーノ「おう、全然構わねぇぜ。ついでに観光もしてくるつもりだったし」

森崎「昨日は昼食は食べ損なうわ泥棒騒ぎに巻き込まれるわで散々だったからなぁ。
   今度こそアムステルダムの街を堪能したいところだぜ」

ビクトリーノ「そうだなぁ。んで、今回俺たちを案内してくれる奴なんだが…」

先にビクトリーノの部屋を訪れていた先客が姿を現す。

717 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 17:54:19 ID:???
★誰やねーん→! num★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

0→三杉
1→クライフォート
2→イスラス
3→リブタ
4→クリスマン
5→カイザー
6→レンセンブリンク
7→ディック
8→ドールマン
9→シャル

718 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 17:56:06 ID:???
★誰やねーん→ 8

719 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 18:38:41 ID:???
★誰やねーん→ 8 ★
>8→ドールマン

ぬっ…

重々しい擬音を伴いながら現れたのは、まさに巨人と呼ぶに相応しい巨体を持つアヤックスの正GKのドールマンだった。

ドールマン「へへ…同じキーパー同士だし、せいぜい仲良くしようぜぇ。小人ちゃん」

馴れ馴れしくもありふてぶてしい態度で手を差し出してくるドールマン。
森崎は不快を覚えて睨み返すが、大きく首を擡げて見上げる格好となり少し情けなく思えてしまう。

森崎「(改めて見ても随分でかい。若林や若島津以上の迫力だ。
   体格だけならあのミューラーにも匹敵する。だが……)」

森崎がこれまで退治してきた一流のGKは、何かしらの威圧感が感じられた。
だが、このうねった髪と膨らんだ頬が特徴の男からは危機感のようなものは感じられない。

森崎「(それほど実力が高くないのか?それともそれを隠し通せるほどに精神が熟練してるとでも?)」

いずれにせよ、この男に対する印象は少なくとも好意的なものではなかった。
それでもこうして一緒に行動することになったのも何かの縁。
旅は道連れ世は情け。きっと何かの役に立つに違いない。

森崎「(だが、試合では俺のほうが格上のGKだということをこれでもかと思うくらい味あわせてやるぞ!)」

※ビクトリーノとドールマンが森崎と同行します。

720 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 18:40:09 ID:???
麻薬の疑いがかかったお菓子を警察に届けに、アムステルダムの街を闊歩する森崎たち3人。
しばらくして、どよどよと淀んだ雲が暖かな午後の日差しを照らしていた太陽を隠し、頭上を覆い始める。

ビクトリーノ「うーん。予報通り天気は下り坂か。天気が悪いと何だか気分まで滅入ってくるぜ」

ドールマン「あんまり暑いのも簡便だけどなぁ。キーパーにとっちゃ眩しい日差しは死活問題だぜ。なぁ森崎ィ」

森崎「お、おう…そうだな。
   (なんだよこいつ、馴れ馴れしいにも程が有る。
   シェスターと仲良くなったみたいだが、あまりいい気分がしないなァ)」

それとも彼なりにコミュニケーションを取ろうと苦心しているのだろうか。
そうだとすれば、この馴れ馴れしい話し方も仲良くなろうとしているサインなのかもしれない。

森崎「(そういえば、今まで自分からGKの選手と仲良くなろうとしたことなんてなかったな)」

自分の居場所が無くなってしまう危険はなるべく排除しなければという危機感があったのだろう。
相手が同じGKという立場上、どうしても自分との比較対象にしてしまいがちだ。
自分より上か下かでしか見ようとしないから、こうしてギクシャクとした気持ちになってしまうのかもしれない。
それはドールマンにかぎらず、遡れば若林や若島津にも似たような態度を取っていた記憶がある。

森崎「(このブレーメンでもそうだった。今までは正GKを争うライバルという目線でしか見てこれなかったけど。
   カタネッチさんやアルバートさんは、日本から来たばかりの右も左も分からない俺を色々世話してくれたっけ)」

我ながら随分甘くなったものだ。ラムカーネからしてみれば、
キャプテン森崎の偽物だと罵られても文句は言えないほどに騎馬が抜けてしまったかもしれない。
それでも今の状況はなんとも言えない心地よさが確かにあった。

気の良い仲間たちと気を良くしながらボールを追いかけるサッカー。
プロという立場上、腑抜けになってしまう訳にはいかないが、
森崎は少しだけ自分と同じGKであるドールマンと歩み寄る気分になった。

721 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 18:42:00 ID:???
森崎「(でも試合ではボッコボコのズッタズタにしてやるからな。覚悟しとけよ)」

ドールマン「? なんだぁ、変な笑い方して。可愛い女の子でも見つけたか?」

ビクトリーノ「え!?なになに、ドコドコ!?ビューティギャルはいずこにおわす!」

森崎「おいこら、ナンパするなら用事を済ませてからにしとけ」

大通りを抜け、交差点を渡った先にあるのがアムステルダムの警察署らしい。

ドールマン「後少しでつくぜ。用事がすんだら俺のとっておきの飯屋に連れてってやんよ」

ドールマンのエスコートを楽しみにしつつ、入口に向かう森崎とビクトリーノ。その時……


★はぐれ森崎頑張派→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→何やら騒がしい。なんと昨日捕まった泥棒が逃げ出しただって!?
ハート→女性警官に呼び止められる。容姿は数字に比例します。
スペード→男性警官に呼び止められる。容姿は数字に比例します。
クラブ→チンピラ風な男たちに呼び止められる。ビクトリーノの鞄を狙っているようだ。
JOKER→昨日逃した例の仮面男が再び登場!

722 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 18:44:39 ID:???
★はぐれ森崎頑張派→ ダイヤ10

723 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 19:04:45 ID:???
★はぐれ森崎頑張派→ ダイヤ10 ★
>ダイヤ→何やら騒がしい。なんと昨日捕まった泥棒が逃げ出しただって!?


ズドドドドドッ!!

ドールマン「うおっ、危ねぇ!」

ビクトリーノ「なんだなんだァ?」

入り口に入ろうとした森崎たちを突き飛ばす勢いで、刑事らしき数名の青年が飛び出してくる。

刑事「すぐに包囲網を敷け!絶対に逃すんじゃないぞぉ!」

森崎「あの、何かあったんですか?」

刑事「ああ。昨日アヤックススタジアムに忍び込んだ泥棒が、輸送車から逃げ出してね。
   おそらく組織の一員が脱出の手引きをしたんだろうね。……って、君たちはいったい!?」

警察官からしてみれば一般の市民である森崎たちにべらべらと情報を漏らしてしまったことに勝手に驚いて飛び退る。

ビクトリーノ「クセェな。事件の匂いがプンプンしやがる。
       なぁなぁ、ちょっと刑事たちの後を追いかけてみねぇか。
       奴らの足取りを一気に掴めるチャンスかもしれねぇぜ」

鼻をひくひくさせ、興味津々な態度でビクトリーノが呟く。

ドールマン「ちょっとちょっと、泥棒の件も気になるが麻薬のことも忘れないでくれよ」

森崎「元はといえばそのためにここまで来たんだしな。用事をほっぽり出す訳にもいかないし…」

相談の結果、麻薬の提供はドールマンに任せ、ビクトリーノは刑事たちの後を追いかけるという。

724 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 19:06:07 ID:???
森崎「(俺はどうしようかな?)」


☆どうしますか?

A ビクトリーノと一緒に逃げた泥棒を追う
B ドールマンと一緒に麻薬お菓子を調べてもらう
C 一人で街に遊びに行っちゃう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

725 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 19:46:57 ID:MpsoLJXI


726 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 20:05:04 ID:BjFOjQXw
A

727 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 08:08:46 ID:???
>A ビクトリーノと一緒に逃げた泥棒を追う


森崎とビクトリーノは麻薬お菓子をドールマンに預けると
逃げた泥棒の行方を探るため、刑事たちを追い路地裏へと向かう。
先程よりさらに雲行きが怪しくなってきたオランダ空の下、
ビクトリーノは自慢の俊足を活かし、泥棒の足取りを探る。

ビクトリーノ「街中と違ってこの辺りはなんつーか……暗いよな」

森崎「天気だけの所為じゃ……ないよな」

見るからに怪しいものを売りさばく派手な服を来た男を始め、
あまりお近づきになりたくない強面の男、ニヤニヤと下品な笑みを浮かべる貧相な男。
顔という顔にじゃらじゃらと貴金属を取り付け、蛇のように舌をちらつかせる男。
自分と同じ人間だとは思えない。それこそ自分たちの常識には無い、
それこそアカネイアのような異世界に迷い込んでしまったような違和感を覚えていた。

森崎「ははは……世界は広いな。俺が知らない常識がまぁ、こんなにも存在するなんて」

ビクトリーノ「……ああ。ホント世界ってやつは広いぜ」

世界は広い。少なくともこの世代の中ではナンバーワンだと自負していた自分の足の速さに対する誇り。
それがほんの昨日のこと、無残にも破られてしまったことをビクトリーノは思い出す。
全力で走り続けることを躊躇わなければ、必ず追いつけたかもしれない相手だった。
だが、あの時ビクトリーノは自分から足を止めてしまった。衝突と怪我を恐れブレーキを踏んでしまった。

ビクトリーノ「〜〜〜〜ッくしょう!!天気が悪いと気分も滅入るってんだよ〜!」

森崎「おわっ!?いきなり叫ぶなよ、ビビるじゃねえか」

ビクトリーノ「悪い悪い。大声で叫べばあの雲も吹き飛ぶかな〜…なんてな」

728 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 08:10:27 ID:???
森崎「(……やっぱり何か様子が変だな。昨日の泥棒騒ぎの時に何かあったのか?)」

少しビクトリーノのことが気がかりだったが、とにかく今はこの辺りに逃げ込んだ泥棒の情報を集めなければならない。

ビクトリーノ「片っ端から探すのは手間だよな。…ちょっと気が引けるが、
       アブナイお兄様がたに聞き込みでもしてみるのも一つの手段かもな」


☆どうしますか?

A 地道に手近な建物の中を探してみる
B 危険な雰囲気の男たちから情報を聞き出す
C ビクトリーノに昨日の事を訪ねてみる
D ドールマンに預けたお菓子『イリュージョンストライク』のことを改めて聞いてみる
E 三杉たちと話していた『ジョアンコーチ』の事を聞いてみる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

729 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 08:27:43 ID:GjOHywNQ
C

730 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 09:09:09 ID:u1gyiGh2
C

731 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 09:35:10 ID:???
人気投票開催予定メンバーを見るとモリブレムさんもどうでしょう?と言いたいけど
今やるのはちょっと中途半端なんだよねェ

732 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 10:42:08 ID:???
>>731
去年の4月に行われた春の人気投票祭りのスレ主たちが再集結!ということですね。
更新ペースが下降気味ではありますが、お二人がよろしければぜひ私のスレも参加させていただきたいです!
FEシナリオもオランダシナリオも半端なところではありますが、
投票開始までに山場を超えればいいだけの話ですしね!(と、自分にプレッシャーをかけてみる)
===========
>C ビクトリーノに昨日の事を訪ねてみる


森崎「(ブローリンからの伝言じゃ、荷物は取り返したが仮面の男に逃げられたことくらいしか聞けなかったからな)」

森崎は、昨日の出来事をビクトリーノに訪ねてみた。
一瞬躊躇うような仕草を見せたが、気まずそうに頬をかきながらビクトリーノは答える。

ビクトリーノ「……まぁ、お前にも一応聞いてもらおうかね」

イスラスと協力し、仮面の男をあと一歩というところまで追い詰めることに成功する。
だが、ビクトリーノはそのあと一歩を踏み出せずにむざむざ男を逃してしまった。

ビクトリーノ「思い出しちまうんだよ。ケルン戦でやっちまった足のことを。
       あの怪我のせいで、優勝がかかった大一番のハンブルグ戦を俺は病室で眺めることしか出来なかった。
       もうあんな悔しい思いはまっぴらだ。戦うこと無く負けるなんて絶対イヤだ!
       ……けどよ。俺はあの瞬間自分から戦いを降りちまった。
       ハハッ、矛盾してやがるよな。逃げたくないのと思ってんのに逃げちまうなんてよ」

弱音を吐いてしまったことが気恥ずかしいのかビクトリーノはそっぽを向く。
背中を丸めた姿がやけに弱々しく思えてしまった。

森崎「ビクトリーノ……」

733 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 10:43:32 ID:???
☆どうしますか?

A「プロは体が資本なんだ。怪我をしてからじゃ全てが遅い。お前の選択は間違っちゃいない!
B「ああそうだな。今のお前は俺からしてみれば折角の才能を燻らせてる臆病者だな。
C「だったらリベンジすればいい。その仮面の男を見つけて今度こそぶち抜いてやれよ!
D「足が速いことだけがサッカーじゃないだろ?お前の良い所は他にもあるじゃないか。
E 何も言わずに探索を続ける。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

734 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 11:09:31 ID:GjOHywNQ
C

735 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 11:12:25 ID:Qi3SQgkY
C

736 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 11:42:07 ID:???
>C「だったらリベンジすればいい。その仮面の男を見つけて今度こそぶち抜いてやれよ!


森崎という選手は時代によって大きく異る評価を受けている。
南葛SCに所属する前は、誰一人として知らない無名の存在だった。
それが、優勝チームのGKとして活躍したことを皮切りに、中学サッカーのトップを牽引していく。
世界jrユース大会では世界一と同時にMVPも獲得し、このまま世界のトップへと羽ばたくだろうと期待されていた。

森崎「(そうだ。『リセット』で『勝たせてもらっていた』俺の歴史は華々しいものだった。けれど…)」

アカネイア大陸でのサッカー。負けてもやり直せない苦しみを直に味わい、挫折と絶望に涙を流す。
再び全日本ユースというチームとして再結集した際の森崎の評価は、
あくまでも優勝チームの一人のキーパーという評価に留まっていた。
絶望的な試合の流れを変える力も、チームを引っ張る栄光も既に過去のものとなっていた。

森崎「(俺がユースの正GKになれたのだって、あの特別試合でマルスやアベルの助けがあったからこそなんだ)」

海外クラブで活躍する日本人選手も増えている今、森崎はあの頃のような特別な存在ではない。
それでも自分には絶対に譲れないものがある。他人と比べられても誇れるものが確かにある。

森崎「俺がお前だったら、そんな弱音を吐く前にやることがある」

ビクトリーノ「なにィ?」

森崎「リベンジするんだよ。その仮面の男を見つけて今度こそぶちぬいてやるんだ。
   それで負けて惨めな思いをしても、俺はあきらめない。
   自分が納得するまで、いや、勝つまで絶対に諦めることなく何度でも『やり直す』だけだ」

ビクトリーノ「自分が納得するまで何度でも……ね」

737 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 11:44:18 ID:???
森崎「お前がもうあの仮面の男には叶わないって結論付けちまってんのならこれ以上俺は口出ししねぇよ。
   でも、もしほんの少しでも納得がいかないのなら、俺は絶対に諦めん!」

リセットすることとやり直すこと。似ているようだけど少し違う。要は心意気の問題なのだ。
無かった事にするのではなく、惨めな敗北すらも次の勝利へとつなげる糧にする。
決して輝かしい道だけを歩いてこれなかった森崎がたどり着いた答えに、ビクトリーノは顔を上げる。

ビクトリーノ「……そうだな。たった一回負けたくらいでしょげてちゃプロ失格だよな。
       分かった。お前の言うとおり次こそは奴を捕まえてやる。
       何度でも挑戦してやるぜ。俺が世界一のスピードスターと証明するその時までな!」

森崎「おう、その意気だぜ。南米の黒豹さんよ」

ビクトリーノ「じゃあ、さっさと捜索の続きといこうぜ。肝心の競争相手を見つけねェと
       リベンジのリの字も果たせないまま日が暮れちまうからな」

森崎「そうだな。泥棒の仲間が脱走の手引きをしたっていうのなら、例の仮面の男も必ず現れるはず。
   俺に見せてくれよ。お前の自慢の俊足で派手にぶち抜くところをな」

ビクトリーノ「ああ。瞬きする暇すら与えねぇよ」

森崎の言葉に勇気づけられ、仮面の男との再戦に熱い気持ちを燃やすビクトリーノだった。

※ビクトリーノの『星のかけら』が回復しました。

738 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 11:47:18 ID:???
ポタッ…ポタタッ…

頭上に冷たいものを感じ、ふと空を見上げると小雨がぱらつき始める。

ビクトリーノ「……ちょっと話をしている間に大分時間が過ぎちまったな。
       予報だとこれから夜にかけてどんどん雨が強くなるらしいぞ」

森崎「はやいところ見つけないと面倒だな。
   それとも、もう警察の人たちが泥棒を捕まえちゃったかもなぁ」


★泥棒包囲網の行方→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→泥棒らしき人物が廃ビルに入っていくところを目撃!
スペード→ドールマンが合流してくる。麻薬お菓子の正体が分かったらしい。
クラブ→どうやら泥棒はあっけなく御用されたそうだ。折角だしどこかに寄ってく?
JOKER→例の仮面男が再び登場!ビクトリーノのリベンジ到来!

739 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 11:49:04 ID:???
★泥棒包囲網の行方→ ダイヤ2

740 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 12:08:30 ID:???
戦場パートでWiki更新が続いていたせいか
Wikiのページ更新最新10ページにモリブレムスレが消えると不思議な感じがする

741 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 12:53:29 ID:???
リベンジ機会か…JOKERはそう出るもんじゃないし、
アカネイアシナリオで出てきたら星のかけらでビクトリーノ召喚、かな?

742 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:05:06 ID:???
>>740
いつも多くの情報を更新していただき感謝の気持ちで一杯です。
>>741
イベント次第ではオランダシナリオ中に決着がつくかもしれません。
===========
★泥棒包囲網の行方→ ダイヤ2 ★
>ダイヤ・ハート→泥棒らしき人物が廃ビルに入っていくところを目撃!


昨日の泥棒、引いては彼の仲間であろう仮面の男の足取りを追うべく、森崎とビクトリーノは捜索を再開する。
勇気を出して強面の男たちから情報を集めてみると、
以外なことに、森崎たちがプロのサッカー選手だと分かると有力な情報を教えてくれた。

ビクトリーノ「いや〜サッカーてホントいいものですねぇ。万国共通の合言葉だな」

森崎「明日の試合も応援に来てくれるみたいだし、
   アウェイでサポーターの少ない俺たちブレーメンからしてみれば大きな味方だぜ」

思わぬ応援団も獲得しつつ、情報通りに廃ビルが立てられている地帯へと進んでいく。

ビクトリーノ「おい、森崎。ちょっとこっち来てみろよ」

森崎「! 今のはまさか…」

周囲の状況を確認する怪しい男が、息を切らしつつビルの中へとすり抜けるように入っていく。
遠目ではっきりとは分からないが、おそらく昨日の泥棒に違いない。

ビクトリーノ「よし、突入するぞ」

森崎「オーケー」

ビクトリーノ「なんだかスパイ映画のワンシーンみたいだな。ワクワクしてくるぜ」

743 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:06:16 ID:???
廃ビルといってもまだ電気が通っているのか、非常灯の薄暗い明かりが灯っている。
明かりを頼りに細い通路を抜けていくと、やけに清潔に保たれた開けた部屋に出る。

森崎「外から見た限りじゃ廃墟にしか見えなかったが、何だか頻繁に人通りがあるっぽいぞ」

ビクトリーノ「さっきスパイ映画って言ってみたけど、このビルって撮影にでも使われてるんじゃないのか?」

森崎「あーなるほど。それだったら納得だ。映画といえばこの間の……ん?」

カツーンカツーン……

ビクトリーノ「誰かが入ってきたようだぜ。一旦隠れよう」

遠くから数名の足音が聞こえてくる。二人は一旦物陰に身を潜め、事の成り行きを静かに見守る。



??「――それで例の研究は進んでいるのかね?」

??「ええ。サンプルも抽出し、あとは適応者の傾向を見守るだけです」

??「ふふふ……この研究の完成の暁には莫大な報酬が待っているからね」

??「ええ。それもこれもあのお方のおかげですよ。うえっへっへ」

二人はひょっこりと首だけを出し、喧騒する男たちの会話を聞き取る。

ビクトリーノ「…なんだか難しそうな話をしてるな。研究とか何とか」

森崎「うーん、よく聞き取れないな。もうちょっと近づいてみようぜ」

744 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:08:19 ID:???
★スパイ大作戦→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→重要な計画とやらを盗み聞く。さらに…?
ハート・スペード→重要な計画とやらを盗み聞く
クラブ→前に乗り出し過ぎて転んでしまう!見つかってしまった!
JOKER→例の仮面男が再び登場!

745 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 17:08:53 ID:???
★スパイ大作戦→ スペード4

746 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:40:40 ID:???
★スパイ大作戦→ スペード4 ★
>ハート・スペード→重要な計画とやらを盗み聞く


ビクトリーノ「森崎、もうちょっと体勢低くできねぇか?」

森崎「これ以上無理だって。ていうかあんまりくっつくなよ、暑苦しい」

ビクトリーノ「俺だってカワイコちゃんならともかくお前と密着なんてゴメンだよ。
       って、今は文句を言ってるわけにもいかねぇか」

森崎「しっ!…話の続きを聞けそうだ。静かにしろ」



??「この研究は今のサッカー界のバランスを大きく揺るがすことにも繋がるだろう」

??「名付けて『人類倍速計画』ってところっすかね。けど、そんなにスゴイ価値が生まれるんスかねぇ」

??「考えても見ろ。常人の『倍速』の速さで走れるというだけで様々な状況で有利になるだろう。
   もしもチーム全員が常に『倍速』で動ける状態を想像してみろ。恐ろしい事この上ないぞ」

??「はぁ。そりゃあ確かに恐ろしいっすね。一人いるだけでも大分違うのにチーム全員って…」

??「問題は『倍速』に動き続けることでのリスクだ。このサンプルでは多くの者が
   体のバランスを保てずに身体機能の消耗を激しくすり減らしているではないか」

??「それを緩和する薬品も同時に研究してはいるんですけどね。
   今のところはドーピング検査でごまかすのは難しいところっすけど。
   被験体が不足してるんスよねぇ。『倍速』で走れる才能を持つ人なんてそれこそ一握りみたいですし」

747 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:42:13 ID:???
??「ただ脚が速い選手だけならそれこそゴマンといる。問題はボールをドリブルするとき、
   もしくは守備に走るときなどで瞬時に身体のリミッターを外せることができるかどうかなのだ。
   君は一度例の彼に連絡したまえ。あと数名ほど被験体を用意させよとな」

??「へいへーい。しっかし、難儀なものですね。こうして色々と小細工をしていても
   世の中には埋められない才能ってのがいくらでも溢れているってのは」

??「だから人は研究するんだよ。どれだけ犠牲を出そうともどれだけ金をかけようとも。
   才能無きものが有るものを打ち倒すときは、そういう覚悟を押し通せた者たちだけなのだから」」

??「相変わらず熱いなぁ。まぁ俺は金さえ貰えればどうでもいいんすけどねぇ」

??「その君の強欲さも一種の才能だよ。無駄にはしないことだね」

二人の男が去ったのを確認すると、森崎とビクトリーノはゆっくりと物陰から出てくる。

ビクトリーノ「……なんだか聞いちゃいけないことを色々と聞いちまったような気がする」

森崎「サッカー界を揺るがす研究……人類倍速計画だと?」

特に、倍速ドリブルを武器にしているビクトリーノは動揺を隠せないでいた。
彼らの話では、人為的に自分のような才能を多くの者に与えようとしているらしいのだから。

ビクトリーノ「チーム全員が倍速移動するようになる研究か。末恐ろしいな…」

748 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:45:42 ID:???
森崎「確かにサッカー選手からしてみれば、喉から手が出るほど欲しい才能かもしれないな。
   俺だってドリブルは得意な方だけど、相手のマークを物ともしない
  『倍速ドリブル』が使えるようになるのなら、使ってみたいと思うし」

ビクトリーノ「なんだか嫌な予感がするな。奴らは『倍速』で走れる被験体を探してるって言ってやがった。
       俺やイスラスのような人間を捕らえて実験をするつもりでいるに違いない。
       どうする森崎。危険な匂いがプンプンしやがるが、もう少し奴らの懐に踏み込んでみるか?」


☆どうしますか?

A 危険も承知の上。さっきの研究員を追うぞ!
B 嫌な予感がする。ドールマンのことも気になるし、ここは一旦戻ろう。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

749 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 17:46:10 ID:ypr66AG+
B

750 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 17:50:50 ID:Qi3SQgkY
A
斧がほしいのう

751 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 18:38:08 ID:GjOHywNQ
B

752 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 20:12:04 ID:???
>B 嫌な予感がする。ドールマンのことも気になるし、ここは一旦戻ろう。


森崎「……ここは一旦戻ろう。これから先は俺達がどうこうできる問題じゃなさそうだし」

ビクトリーノ「ドールマンのことも気になるしな。泥棒のことは仕方ないが警察に任せちまうか…」

君子危うきに近寄らず。二人はこれ以上の捜索は危険と判断して廃ビルを後にした。



警察署に戻ってきた二人を待っていたのはドールマンと白衣を来た男だった。
お菓子の成分を調べ終わったらしく、何枚かの資料を手渡してくる。

ドールマン「よう、そっちの成果はどうだった?泥棒は捕まえたのか?」

森崎「いや、残念ながら。だが、何だかきな臭い別の情報を手に入れてきた」

ビクトリーノ「ソッチの方はどうだったんだ?お菓子の正体は分かったんだろ?」

ドールマン「ああ。この紙を見てくれれば分かると思うんだが…」


★お菓子の正体→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→何かしらの栄養剤のようなのだが、もっと詳しい調査が必要なようだ。
ハート・スペード→やはり麻薬だった!警察の人に褒められ、ドールマンは喜んでいる!
クラブ→ただのお菓子でしたとさ。警察の人に怒られたらしく、ドールマンはしょんぼりしている…
JOKER→調査を任された科学者が突然暴れだしたという。いったい何故?

753 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 20:14:09 ID:???
★お菓子の正体→ ダイヤ10

754 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 22:53:57 ID:???
★お菓子の正体→ ダイヤ10 ★
>ダイヤ→何かしらの栄養剤のようなのだが、もっと詳しい調査が必要なようだ。


ドールマン「成分は強力な栄養剤らしい。俗にいう『ドーピング剤』って奴だな」

筋力を増強したり、呼吸器官を活発させたりして一時的に運動能力を高めたりする成分が
グミ状に固めたこのお菓子に多量に含まれていたという。

ビクトリーノ「ウヒョー。うかつに口にしてたらとんでもないことになってたなこりゃ」

森崎「(親善試合だし別に検査もないから少しだけ有利になれたかも……なーんてな)」

アヤックスに対してチーム力で劣る現状を省みて、少しだけ邪な期待を抱いてしまう。
もちろんただの冗談だと心のなかで笑い飛ばしその思考を頭の中から消し飛ばす。

ドールマン「でも、問題はそれだけじゃないらしいんだよ。
      この薬物はなんでも『併用剤』らしくて、一緒に服用する別のものがあるらしいんだ」

森崎「別のものだって?じゃあこれ単体だと効果は無いってのか?」

ドールマン「ああ。これだけだったらただのグミキャンディーとそんなに変わりないだとさ。
      もっと大きな施設で詳しい調査をしなくちゃ分からないって言ってたぜ。
      ……ところで、さっき言ってたきな臭い情報ってのはなんなんだ?」

ビクトリーノ「ああ、実はな……」

近場の喫茶店に場所を移した森崎たちは、ドールマンに廃ビルで聞いた情報を話す。

ドールマン「『人類倍速計画』ねぇ。そんなマンガみたいなことできるものなのかね」

ビクトリーノ「人為的に能力や才能を植え付けるってことだもんな」

755 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 22:55:17 ID:???
確かに一見おとぎ話のような話にも聞こえる。だが、森崎は知っている。
身近な人物の一人に、人為的な力を与えられた科学の結晶の塊でできた男がいることを。

森崎「(若島津。アイツは俺に自分がサイボーグ技術で改造されていることを告白してくれた。
   もしもああいった技術を奴らも持っているのだとすれば……不可能なことじゃない)」

そしてもうひとつ。森崎の持つ『星のかけら』もそうだ。
アカネイア大陸で若林の力を借り、ラムカーネに一矢報いたことは記憶に新しい。
あれも言ってしまえば他人の能力や才能を一時的に借りることのできる手段の一つだろう。

森崎「(ラムカーネとガーネフはWYの決勝後、中山を利用して俺の『破滅のツボ』を押させた。
   奴らがアカネイア大陸だけじゃなく、俺たちの世界でも何かを企んでいる可能性は十分にありえる)」

痛々しい痣が未だに残っている首筋を抑えながら森崎は手に入れた情報を纏め考える。
背後でうごめく影の正体がはっきりと見えないこの状況が、まるで今の外の景色の曇天の空のようだった。



オランダシナリオU『曇天の空』 おわり



☆次のシナリオを選択してください

A FEシナリオ 第3章『連れ去られた王女』
B オランダシナリオV『雨のち晴れ』(章のラストに対アヤックス戦のサッカーパートがあります)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

756 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 22:57:17 ID:NB/i1iQo
B

757 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 22:58:45 ID:zA8pKcc2
A

758 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 22:59:53 ID:Qi3SQgkY
A
サッカーの前にもう1段階パワーアップしておきたい

759 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 23:35:27 ID:???
>A FEシナリオ 第3章『連れ去られた王女』


かつて、マケドニア地方はドルーア帝国の領地であった。
100年前、大陸全土を支配した竜人族は
この未開の密林に多数の奴隷を送り込み、
遺跡の発掘と国家の建設を推し進めた。
多くの者が、食べ物も与えられず無理やり働かされ、そして殺された。

そんな悲惨な状況の中で、一人の若者が立ち上がった。名をアイオテと言う。

彼は仲間と共に密林に逃れ、飛竜にうちまたがって奴隷解放の戦いを続けた。
ドルーア滅亡後、奴隷たちは自らが切り開いたこの豊かな土地に国を作った。
そして、勇者アイオテを初代国王として迎えたのである。

後に竜騎士の国として恐れられたマケドニアは、このようにして生まれた。

だが、その強国マケドニアもアイオテの再来とまで言われたミシェイル王子はすでになく、
そして今また『赤い竜騎士』と呼ばれたミネルバ王女までも失おうとしていた。


カチュア「……ルーメル将軍はアイオテの英雄譚を誤解しているわ。
     確かに彼は奴隷という卑しい身分から力によって立場を得た。
     けれどもそれは虐げられてきた仲間たちを救うため。
     決して私欲や諍いのために彼は戦ってきたのではないのよ」

オレルアン王弟ハーディン。そしてアリティア王宮近衛騎士クリス。
二人の英雄を討ち取り、そして自らもアイオテと同じ空で果て、
下克上という坂道を登り続けた一人のマケドニアの竜騎士をカチュアは偲ぶ。

カチュア「同国の人間が血を流し合う。一刻も早くこんな愚かな戦いは終わらせなくては。
     ミネルバ様、パオラ姉さん。どうか、どうか無事でいて…!」

760 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 23:36:59 ID:???
国境の森を突破したアリティア軍は、いよいよミネルバが幽閉されているというマケドニア城の攻略にとりかかる。

マルス「森崎、今度の戦場は市街戦もある。民たちが略奪に合わないように注意して……」

作戦会議の内容を伝えるべく、森崎の天幕に入ったマルスはびしょ濡れの森崎を見て言葉を失う。

マルス「どうしたんだい。まるでまるで雨にでもふられような姿になっちゃって」

森崎「はは、気にすんな。俺の世界じゃ水も滴るいい男って言葉があるんだよ。
   (あの後濡れながら急いで寮に戻ってそのままこっちに来たからなぁ)」

意地を張らずにビクトリーノの傘に入れてもらえばよかっただろうか。
だが、女好きのアイツが男との相合傘を受け入れるとは考えられない。

マルス「あとでタオルと着替えを用意させるようにするよ。
    それで、今回の作戦なんだけどどうしても君の意見を聞いておきたいんだ」

森崎「なんだなんだ?そんなに難しい戦場なのか?」

マルス「敵の配置や数事態は国境戦の時とあまり変わらない。
    それに、偵察隊の情報では落ち延びた白騎士団の残党が
    パオラ将軍に率いられて援護してくれるから幾分楽になるかもしれない」

森崎「なんだ。それじゃあ別に悩む必要なんてないじゃないか。
   パオラさんの強さは全大戦でもお墨付きだっただろう?」

マルス「問題は僕達の王城までの進軍ルートのことなんだ。
    ウォレンの話では、城の南部にある『跳ね橋』を下ろすことで
    一気に城の正門の前に進軍できるらしいんだ。
    ミネルバ王女を一刻も早く救出するなら、このルートで攻めたい」

森崎「だが、正門に出るってことは敵部隊の正面からぶつかり合うって事にもなるよな」

761 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 23:40:57 ID:???
マルス「うん、その通りだ。そこで別働隊を組み、西の村を経由して白騎士団と合流しつつ
    北上の砦から攻撃するルートも用意した。だが、距離がある分、王城までの時間はかかってしまう」

森崎「救出を優先するか、部隊の安全を優先するかってやつか」

ミネルバのことを思えば、跳ね橋を下ろして正面突破するのが適作だ。
だが、先の戦いでクリスという強力な壁役を失い、
戦力が落ちていることを考えると、迂回して安全策を取るのが正しいとも思える。

森崎「(ミネルバを早く助けたい気持ち。仲間を傷つけたくない気持ち。
   どっちも俺の正直な気持ちだ。だが、どちらかを選ぶとするならば…)」


☆どちらの作戦で攻略しますか?

A
@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A本城突撃部隊(剣、槍使いが多い。敵の数が多め。拠点パートあり。ボス戦あり)

B
@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)
B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

762 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 23:42:54 ID:w8GBTpyA
B

763 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 01:58:41 ID:2MSOvnSs
A

764 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 06:28:42 ID:qWDtaFY2
B

765 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/15(月) 08:59:41 ID:???
>B
@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)
B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)
===========
森崎「ここはBのプランで行こう。無理に進軍を強行して俺たちの戦力を危険に晒す訳にはいかない」

一刻も早くミネルバのことを助けたい。前大戦で絆を深め合った赤い竜騎士の危機を前にしての苦渋の選択だった。
だが、心を取り乱してはならない。指揮官として、キャプテンとして常に冷静に努め部隊を回して行かなければならないのだ。

マルス「うん、そうだね。誰一人として死なせはしない。この誓いを掲げ続ける決意は変わらない。
    パオラ将軍の部隊と協力しつつ、必ずこのマケドニアの反乱を収めるんだ。
    大丈夫。きっとミネルバ王女は無事なはずだ。だから森崎……がんばろう」

森崎「……ああ!
   (ったく、余計な気を回しやがって。安心しろマルス。
   ミネルバ王女も大事だが、このアリティア軍の仲間たちだって大事な存在なんだから)」



〜マケドニア本城〜

雄大な山と広大河に囲まれた天然の要塞。自然豊かな絶景とは裏腹に、
多くの戦死の血を染み込ませた赤い土の上に立てられた砦に
マケドニア反乱軍大将であるリュッケ将軍は静かに佇んでいた。

竜騎士A「報告いたします。正規軍と合流したアリティア軍が国境の森を突破!
    現在南方にて待機。北方の白騎士団と協力して攻撃の準備をしている模様!」

リュッケ「……そうか。ルーメルがやられたか」

竜騎士A「…はっ。しかし敵将の一人を道連れにした見事な最期を遂げたそうです」

766 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/15(月) 09:01:17 ID:???
リュッケ「うむ。分かった。……手はずは整っておるな?」

竜騎士A「はい。街の武器屋にいる密偵とはいつでも連絡ができる状態を整えました」

リュッケ「分かった。下がって良いぞ」

部下からの戦友の最期の報告を聞き、リュッケは空を仰ぐ。

リュッケ「おのれアリティア騎士団。ミネルバ王女を捕らえ、
     あとは残党刈りを済ませるだけだったというのに……余計な真似を!」

ピキキッ…!

怒りと憎しみ、そして恐れと焦りからか右手に力がこもる。
リュッケが握りしめていた青く輝く小さなかけらが透き通るような輝きを発する。

リュッケ「だ、大丈夫だ……。私にはこの星の導きがある。負けることなどありえない」

宝石から手のひらへと伝わる暖かな力を受け、リュッケは落ち着きを取り戻す。

リュッケ「ルーメルよ。お主の仇は必ずこの私が取ってみせる…!」

リュッケ将軍。前大戦ではミシェイル派の一派として部隊の後方指揮を任されていた男である。
細かい所に気が付き、気配りができる男ではあるものの、武勇に関してはあまり良い話を聞かない。
典型的な文官タイプであり、反乱軍の大将を務めるにはいささか力不足を感じ得ない人物である。
だが、この反乱を総動させたのはほかならぬ彼である。何故小心者の彼がこんなだいそれたことをしたのか。
それは、今彼が握り締めている『星のかけら』の力にほかならない。

リュッケ「(私にはこの『タウルス』の加護がついている。負けるはずなど無い!)」

767 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/15(月) 09:02:46 ID:???
前大戦にて、スターライトの生成の衝撃で砕け散った『星のオーブ』は大陸中に散らばっていた。
このマケドニアに降り注いだ『星のタウルス』のかけらを偶然手にしたリュッケは
決して表に出すことはなかった内に秘めていた野心を開放する力を手にしたのである。

持たざるものである彼は、星の輝を得て持つものへと覚醒した。
決して揺るがぬ自信と力を手にし、猛る牡牛となった彼は部下たちに出撃命令を下す。

リュッケ「全軍出撃!正規軍の残党とアリティア軍を壊滅せよ!!」





森崎「ふい〜。しっかしスゴイ振り方の雨だったな。明日の試合は大丈夫なのか?
   いや、その前にまずはこのマケドニアの戦いだ。こんなところで負けたらサッカーどころじゃないからな」

タオルで濡れた体を拭き、服を着替え終わった森崎は、国境周辺の街で出撃までの時間を潰すことにする。


☆誰と行動するかを選択してください

【マルス・ルーク・ロディ・ライアン・セシル
 アラン・ドーガ・トーマス・マリーシア
 カチュア・マジ・ウォレン・リンダ】

『最大3名』選択できます。人数が少ないほど好感度の上昇率が高くなります。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

768 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 13:28:31 ID:TsQNskeA
セシル・トーマス・マリーシア

769 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 14:34:40 ID:nN1gFbXE
セシル ロディ マリーシア

770 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 14:59:00 ID:249xHaIc
セシル・トーマス・マリーシア

771 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 15:52:50 ID:???
>セシル・トーマス・マリーシア


森崎はセシル、トーマス、マリーシアを誘い国境の集落へと向かう。

☆どうしますか?(残り1回)

A 武器屋に行く(武器のカスタマイズもここ)
B 道具屋に行く(占いもここ)
C 戦闘訓練をする
D サッカーの練習をする
E 町の人々から情報を聞き出す
F 会話をして親交を深める
G 道具を使用、交換をする

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

772 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 15:56:24 ID:5qdHwu7c
F

773 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 16:21:43 ID:0amfNrTk


774 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 17:11:32 ID:Hi7fDgCk
C

775 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 17:20:44 ID:???
>C 戦闘訓練をする


森崎たちはマケドニア正規兵の天幕にて、訓練が行われていると聞く。

セシル「アタシはもっと強くならなくちゃいけない。クリスの分まで…!」

トーマス「新入りのウォレンに負けねぇように鍛えておかねェとな」

マリーシア「それで一体何を鍛えるんですかぁ?わたしあんまり厳しいのはやだなー」

☆どの訓練を行いますか?

A 基礎訓練(経験値アップ)
B 成長率訓練・易(次回のレベルアップ限定で成長率アップ)
C 成長率訓練・難(成長率アップ)
D ステータスアップ訓練(ステータスアップ)
E スキル開発訓練(スキルを開発)

森崎→
セシル→
トーマス→
マリーシア

練習させたい項目を矢印の横に記入してください。

(例)
森崎→A
セシル→B

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

776 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 17:42:29 ID:Hi7fDgCk
森崎→B
セシル→A
トーマス→B
マリーシア→A

777 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 18:29:20 ID:DZWjhxJQ
森崎→B
セシル→B
トーマス→B
マリーシア→A


778 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 18:51:20 ID:Hi7fDgCk
森崎→B
セシル→B
トーマス→B
マリーシア→A

に変更します

779 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 19:12:44 ID:???
森崎→B
セシル→B
トーマス→B
マリーシア→A

森崎「それじゃあ俺とセシル、トーマスは成長訓練、マリーシアは基礎訓練だな。
   だが、シスターの基礎訓練って具体的にどうするんだ?杖の素振りでもするのか?」

マリーシア「そんなわけないでしょ!神様へのお祈りとか、奉仕活動とかするのよ。
      というわけでマリーシア、天幕のお掃除に行ってまいりまーす」

軍の一員になった自覚があるのか無いのか微妙なところだが、しっかりと敬礼をし駆けていく。

セシル「それじゃあアタシたちはアタシたちで訓練をしますか」

トーマス「んで、何を鍛えるんだ?一応確認しておくが、
     同じ項目の練習をしたり、ランダムで選ばせてもらえれば若干だが成功率が高まるぜ」

780 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 19:15:07 ID:???
☆どの項目を鍛えますか?

A HP
B 力
C 技
D 速さ
E 幸運
F 武器レベル
G 守備
H 魔防
I ランダム

森崎→
セシル→
トーマス→

練習させたい項目を矢印の横に記入してください。

(例)
森崎→A
セシル→B

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

781 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 19:16:32 ID:8VPfkwDE
森崎→A
セシル→A
トーマス→E


782 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 19:43:11 ID:Hi7fDgCk
森崎→A
セシル→A
トーマス→E


783 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 19:57:52 ID:???
森崎→A
セシル→A
トーマス→E


森崎「戦いの基本はなんといっても体力だ。
   ロディのような無尽蔵のスタミナ目指してレッツランニング!」

セシル「ファイオー!」



★森崎のHP成長率訓練→! card+1
セシルのHP成長率訓練→! card+1★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字の×10だけ次回のレベルアップ時に補正がかかります。JOKERは+150扱いです。

784 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:00:22 ID:???
★森崎のHP成長率訓練→ ハート6 +1
セシルのHP成長率訓練→ スペード7 +1★

785 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 20:05:30 ID:???
★森崎のHP成長率訓練→ ハート6 +1
セシルのHP成長率訓練→ スペード7 +1★

※森崎の次回のレベルアップでHP成長率が+70されます。
※セシルの次回のレベルアップでHP成長率が+80されます。


セシル「ハッ、ハッ、ハッ」

森崎「お互いスタミナ不足が懸念材料だからな。しっかり走りこんでおくぞ」

セシル「はいっ!」

森崎とセシルが効果的なランニングをしている間、
トーマスは幸運の成長率を鍛えるために、カード引きに挑戦していた。

トーマス「いい数字を引き当てることが出来れば、俺の運も向上するはず。…せーのっ!」


★トーマスの幸運成長率訓練→! card★


!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字の×10だけ次回のレベルアップ時に補正がかかります。JOKERは+150扱いです。

786 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:08:13 ID:???
★トーマスの幸運成長率訓練→ スペードJ


787 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 20:18:46 ID:???
★トーマスの幸運成長率訓練→ スペードJ ★

※トーマスの次回のレベルアップで幸運成長率が+110されます。


トーマス「俺のターン、ドロー!」

シュピッ!

トーマス「ふっ、デスティニードローと呼べるナイス引きだぜ、俺!」

トーマスの引いたカードはスペードのJ。なかなかの高数値である。
黒服の男爵が描かれたカードを眺め、悦に浸るトーマスだった。



マリーシア「さて、それじゃあちゃっちゃとやっちゃいますか!」

所変わり、天幕の掃除のため腕をまくりつつ張り切るマリーシアの成果はというと…?



★マリーシアの経験値訓練→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字の×10だけ経験値を取得。JOKERは+150扱いです。

788 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:19:28 ID:???
★マリーシアの経験値訓練→ ダイヤQ

789 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 20:24:27 ID:???
★マリーシアの経験値訓練→ ダイヤQ ★

※マリーシアは120の経験値を手に入れました。
※マリーシアのレベルが6から8に上がりました!


先着『2名様』で判定をお願いします。

★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+! numnum=
力 4 30+! numnum=
技 3 20+! numnum=
速 6 50+! numnum=
運 14 30+! numnum=
武 8 70+! numnum=
守 3 10+! numnum=
魔 6 3+! numnum=★

★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+! numnum=
力 4 30+! numnum=
技 3 20+! numnum=
速 6 50+! numnum=
運 14 30+! numnum=
武 8 70+! numnum=
守 3 10+! numnum=
魔 6 3+! numnum=★

790 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:25:47 ID:???
★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+ 68 =
力 4 30+ 36 =
技 3 20+ 67 =
速 6 50+ 30 =
運 14 30+ 62 =
武 8 70+ 11 =
守 3 10+ 86 =
魔 6 3+! numnum=★

791 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:26:50 ID:???
★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+ 97 =
力 4 30+ 23 =
技 3 20+ 09 =
速 6 50+ 56 =
運 14 30+ 62 =
武 8 70+ 11 =
守 3 10+ 67 =
魔 6 3+ 63 =★

792 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:27:28 ID:???
★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+ 53 =
力 4 30+ 17 =
技 3 20+ 93 =
速 6 50+ 59 =
運 14 30+ 98 =
武 8 70+ 42 =
守 3 10+ 88 =
魔 6 3+ 71 =★

793 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:27:47 ID:???
★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+ 93 =
力 4 30+ 20 =
技 3 20+ 49 =
速 6 50+ 23 =
運 14 30+ 04 =
武 8 70+ 04 =
守 3 10+ 67 =
魔 6 3+ 37 =★


794 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:12:22 ID:???
★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+ 97 =137→+1
力 4 30+ 23 =53
技 3 20+ 09 =29
速 6 50+ 56 =106→+1
運 14 30+ 62 =92
武 8 70+ 11 =81
守 3 10+ 67 =77
魔 6 3+ 63 =69★

★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+ 53 =93
力 4 30+ 17 =47
技 3 20+ 93 =113→+1
速 6 50+ 59 =109→+1
運 14 30+ 98 =128→+1
武 8 70+ 42 =112→+1
守 3 10+ 88 =98
魔 6 3+ 71 =74★

マリーシア   シスター  レベル8 EXP10 1戦0勝0敗
        成長率
HP19/19     40
力  4       30
技  4      20
速  8       50
運 15      30
武  9      70
守  3      10
魔  6       3

795 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:13:54 ID:???
パタパタパタ…サッサッ、フキフキフキ……

マリーシア「清き心は清き環境から!掃除は聖女の基礎ですよね師匠!」

レナ司祭の教えを忠実に守り、マリーシアは天幕内の掃除をてきぱきとこなす。

マリーシア「そういえばこの辺りだったっけ、師匠の孤児院がある場所って。
      あのジュリアンっていう元盗賊の事務員とはうまくやってるのかな〜?」

無事に戦いが終わった後、久々に顔を出してみよう。
軍の衛生兵として立派に成長した自分の姿を見てもらうべく、
マリーシアは鼻歌混じりに仕上げの道具整理を行うのだった。



マケドニア城北部の砦。先の戦いで辛うじて落ち延びたパオラは、
白騎士団の残党部隊を率い、ミネルバの救出の機会を伺っていた。

パオラ「カチュアの連絡ではアリティア軍は西の山脈地帯を迂回してこちらへと合流してくるようね。
    これでようやく戦況を覆せる。ミネルバ様、後少しの辛抱です…!」

ミネルバの腹心にして、直属軍白騎士団の長を任せられているパオラは銀の槍の柄を握りしめる。
彼女こそ前大戦において、飛行部隊の隊長格として多くの戦果を上げたペガサス三姉妹の長女である。

パオラ「(反乱軍の奇襲を察知できず、ミネルバ様を捕らえられてしまうとは一生の不覚だった。
    リュッケ将軍。お世辞にもあのような大それたことができるような人物ではなかったはずなのに)」

彼が率いる反乱軍の底知れぬ力に、一時は撤退を余儀なくされてしまったが、
アリティア軍と合流し戦力が充実しつつある今ならばきっと戦局を変えることができるはず。
だが、パオラの胸中には多くの不安という名のしこりが残っていた。

796 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:15:44 ID:???
★悩みの多いパオラ姉さん→! card★


!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→カダインに留学中のマリア王女と連絡が途絶えてしまったことだ
ハート→タリスから救援に来ると行っていたバーツが未だに到着しないことだ。
スペード→ここ数日傷ついた兵士たちの治療をしてくれたレナ司祭の行方が分からないことだ
クラブ→反乱軍が他国から傭兵を雇っているという話を聞いたからだ
JOKER→アリティアにいるエストからの密書の内容だ

797 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 01:18:00 ID:???
★悩みの多いパオラ姉さん→ ハートK


798 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 01:25:58 ID:???
バーツの事を心の底から求めてるな姉さんwww
まあ、早い段階でこの二人揃うのは支援的な意味で心強い

799 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:54:50 ID:???
>>798
サッカーパートのことも考えれば、バーツ早期加入のフラグはかなり良い展開ですね。
===========
★悩みの多いパオラ姉さん→ ハートK ★
>ハート→タリスから救援に来ると行っていたバーツが未だに到着しないことだ。

まだパオラたちがアカネイア同盟軍の仲間に加わる前の話である。
レフカンディの砦の戦いで、パオラは運命的な出会いを果たす。
タリスの斧戦士バーツ。彼の攻撃を受け身動きが取れなくなったパオラは
己の未熟さに後悔しつつ、死を覚悟した。

だが、大柄な体格とは裏腹に繊細な心の持ち主であるバーツは
いくら敵軍とはいえ女性を傷つけることはできないとパオラを解放する。
この縁がキッカケとなり、次第に二人は心を通わせついには結ばれることとなる。
ドルーア軍に勝利し、二人はそれぞれの故郷へと帰ることになったのだが、
国の復興が終わり、世界が平和を取り戻したときは一緒になろうと約束した仲なのだ。

パオラ「マケドニアの内乱の事を知り、すぐに救援に駆けつけると言ってくれたときは本当に嬉しかった。
    でも、タリスからマケドニアまでとなればかなりの距離なのよね。
    予定だともうそろそろ到着してもいい頃合いなのだろうけれど…」

なかなか会えずにいた恋人との再会というだけでなく、単純な戦力と計算しても彼の存在は必要なのだ。

パオラ「あの人、確か昔から方向音痴だって言ってたことがあったような。
    ちゃんとマケドニアにたどり着いていてくれればいいのだけれど……」

800 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:57:37 ID:???
出撃予定時刻を控えた森崎たちアリティア軍は、作戦本部の天幕に集合する。

ジェイガン「よし、みんなきけ。改めて今回の作戦を確認する。
      まず部隊を3つに分ける。飛来する竜騎士たちを迎え撃つ市街戦部隊、
      山岳地帯を越え、大きく迂回し多くの騎士が待ち受ける本城に攻撃を仕掛ける本隊、
      そしてパオラ殿率いる白騎士団と合流し、彼女たちを救援する部隊だ」

マルス「ミネルバ王女の救出のためにも進軍はできるだけ持続し、足を止めずに戦うことを心がけてくれ。
    だが、決して無理だけはしないように。体力が厳しくなったら回復を怠らないことだ。
    それで、今回の部隊編成だけれど…」

マルスが森崎に目配せしてくる。ここで手を上げれば、今回も編成を一任してくれるつもりなのだろう。


☆どうしますか?

A 森崎がメンバーを振り分ける(3つの部隊を自由に振り分けることができます)
B 誰かに任せる(部隊分けはカード判定になりますが任命したキャラが指揮レベルを持たない場合+1されます)

※Bの場合は誰に任せるかを下記の中から一人選択してください。
【マルス・アラン・ドーガ・トーマス・ルーク・ロディ・ライアン・セシル
 マリーシア・カチュア・マジ・ウォレン・リンダ】

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

801 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 06:16:54 ID:KvyyG5as
B ルーク

802 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 08:48:04 ID:avDi+ceQ
A

803 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 10:32:53 ID:kwHWtfZs
A

804 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 12:09:33 ID:???
>A 森崎がメンバーを振り分ける(3つの部隊を自由に振り分けることができます)


森崎「今回の部隊編成も俺に任せて欲しい」

マルス「分かった。リュッケ将軍は守備に優れるジェネラルだ。
    本城に攻撃する部隊は彼の守りを突破できる人を選択したほうがいいかもね」

リンダ「マルス様の持つアーマーに効果的なレイピアや、私の魔法とかね」

ウォレン「市街地戦の主な相手は竜騎士だ。弓が必要ならば力を貸そう」

編成のアドバイスを受けつつ、森崎は部隊表を片手に3つのチームへと振り分ける。

森崎「ああ、参考にさせてもらうぜ。それじゃあまずは…」


☆部隊編成を行います。

@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)
B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)

※@:A:B の順に部隊に割く人数を合計『14以内』になるようにお書きください。

(例)
5:5:4
(@の部隊は5人、Aの部隊は5人、Bの部隊は4人)

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

805 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 13:49:40 ID:avDi+ceQ
5:5:4

806 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 14:06:17 ID:4o2e5VP2
5:5:4

807 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 14:48:09 ID:???
>5:5:4


森崎「人数配分はバランス重視で。パオラさんと合流する部隊は4人で大丈夫だろう」

次に、飛来する竜騎士の進行を食い止める市街地での戦闘部隊を選択する。


@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)

【指揮2】
森崎・マルス・アラン
【指揮1】
ロディ・ライアン・セシル・ドーガ・トーマス・カチュア
【その他】
マリーシア・マジ・ウォレン・リンダ








※☆は指揮官枠です。部隊人数に合わせてキャラクターを選択してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

808 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 14:51:30 ID:???
※訂正
【その他】の項目に『ルーク』が抜けておりました。正しい部隊表は下記のとおりになります。

【指揮2】
森崎・マルス・アラン
【指揮1】
ロディ・ライアン・セシル・ドーガ・トーマス・カチュア
【その他】
ルーク・マリーシア・マジ・ウォレン・リンダ


809 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 17:06:50 ID:urSbalTk
☆森崎
・マジ
・ドーガ
・トーマス
・ルーク

810 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 17:28:19 ID:H9NG/jaU
☆森崎
・マジ
・ドーガ
・トーマス
・ルーク

811 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 17:38:56 ID:???
☆森崎
・マジ
・ドーガ
・トーマス
・ルーク


森崎「槍対策にマジ、守備の堅いドーガとルーク。
   そして竜騎士キラーとしてトーマスを配置しよう」

マジ「お前と一緒の部隊で戦うのはかなり久しぶりだな。よろしく頼んだぜ」

ドーガ「アーマーナイトとしての責務を必ず果たそう。もう誰も死なせやしない!」

トーマス「ヒャッハー!トンボ取りだァ〜!」

ルーク「(クリス、お前の分まで俺は戦う!だから天国で見守っていてくれよ)」

森崎「みんなやる気十分って感じだな。それじゃあ次は本城の攻撃部隊だな」

812 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 17:40:21 ID:???
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)

【指揮2】
マルス・アラン
【指揮1】
ロディ・ライアン・セシル・カチュア
【その他】
マリーシア・ウォレン・リンダ








※☆は指揮官枠です。部隊人数に合わせてキャラクターを選択してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

813 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 18:19:04 ID:urSbalTk
☆マルス
・アラン
・ライアン
・マリーシア
・リンダ

814 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 18:24:28 ID:4o2e5VP2
☆マルス
・ロディ
・ライアン
・マリーシア
・リンダ

815 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 19:35:11 ID:XRKRcBN6
☆マルス
・ロディ
・ライアン
・マリーシア
・リンダ

816 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 10:35:42 ID:???
☆マルス
・ロディ
・ライアン
・マリーシア
・リンダ


森崎「本隊はマルス、お前に任せるぞ。ミネルバ王女の救出を頼んだぜ!」

マルス「ああ。この反乱を収めることが出来ればマケドニアは僕達の味方になってくれるはず。
    これ以上ラングの卑劣な手でグルニアの民たちを苦しめないためにも、必ず勝とう」

ロディ「近衛騎士としてマルス様をお守りする。それが私達の使命だ」

ライアン「はい。クリスさんの遺した思いは第七小隊の僕達が引き継ぎます!」

マリーシア「マルス様と同じ部隊だなんて感激!マリーシア張り切っちゃうんだから!」

リンダ「カダインでの修業の成果を見せるときが来たようね。
    サンダー、リザイア、オーラとよりどりみどりの魔導をお見舞いしてあげるわ」

森崎「あとはパオラさんとの合流部隊だな。
   北の集落を陣取る騎士や盗賊の討伐を手伝ってもらうことになるぞ」

ジェイガン「竜騎士や本城を守る兵士たちとの戦闘に比べて若干楽な戦いになりそうですな」

817 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 10:37:18 ID:???
B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)

【指揮2】
アラン
【指揮1】
セシル・カチュア
【その他】
ウォレン







※☆は指揮官枠です。部隊人数に合わせてキャラクターを選択してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

818 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 11:52:30 ID:y+mrQ6aE
☆アラン
・セシル
・カチュア
・ウォレン

819 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 12:56:24 ID:T3nn14mw
818に同じ

820 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 14:24:05 ID:???
☆アラン
・セシル
・カチュア
・ウォレン


森崎「合流部隊を率いるのはアランさんにお願いします」

アラン「うむ。反乱に乗じて民から富を巻き上げようとしている賊どもは我々が退治しよう」

カチュア「姉さんは私や部下を逃がすために単身前線に残って戦ってくれた。
     今度は私が姉さんを助ける番。後少しだから…待っていて!」

ウォレン「(やはりマケドニアという国は良い意味でも悪い意味でもあの王がいればこそ成り立っていたのか。
     変えようとする者、変えまいとする者、どちらが勝つのか見届けさせてもらう)」

部隊編成を終えた森崎は、以前に失った輝きを取り戻しつつある『星のかけら』を見つける。

森崎「時間が経てば魔力が回復するってのはホントだったんだな。折角だし誰かに持たせようかな?」

821 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 14:27:01 ID:???
☆星のかけらの装備

〜現在所持している『星のかけら』〜

『イスラス』1/1『シェスター』0/1
『マーガス』0/1『ビクトリーノ』1/1
『中里』1/1『若林』1/1
『シュナイダー』0/1『肖』0/1


☆森崎→
・マジ→
・ドーガ→
・トーマス→
・ルーク→

誰にも装備させたくない場合、全員無記名で投票してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

822 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 15:52:06 ID:y+mrQ6aE
☆森崎→
・マジ→
・ドーガ→
・トーマス→
・ルーク→


823 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 17:00:55 ID:dluu/4HY
☆森崎→
・マジ→
・ドーガ→
・トーマス→
・ルーク→


824 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 17:34:48 ID:???
☆森崎→
・マジ→
・ドーガ→
・トーマス→
・ルーク→

森崎「(今回は使わずに次の機会のために取っておこう)」

森崎は星のかけらを丁重に袋に収め、出撃準備の最終確認をする。



☆森崎の『星』の力で習得した経験値を仲間に分け与えますか?


【マジ・ドーガ・トーマス・ルーク】

A 経験値を全て与える
B 経験値を半分与える
C 今回は与えない

※A・Bの場合は誰に与えるかも明記してください。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

825 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 17:42:20 ID:xq7YEwFc
B ドーガ

826 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 18:12:02 ID:PFzqg9Jk
B マジ

827 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 18:50:09 ID:y+mrQ6aE
Bルーク

828 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 19:06:10 ID:xq7YEwFc
B ルーク
に変更します

829 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 19:53:57 ID:???
>Bルーク
>B 経験値を半分与える


森崎「ルーク、調子はどうだ?」

ルーク「森崎さん、そりゃもう絶好調ッスよ!暁の聖騎士たる俺ですぜ!」

クリスを失いショックを受けているかと思ったが、元気に力こぶを作る姿に森崎は少し安心する。

ルーク「…確かに全然平気ってわけじゃ無いっすよ。クリスは俺にとっても、
    第七小隊にとってもかけがえのない存在だったんすから。
    だけどいつまでもくよくよしてはいられない。
    それがアイツに対する俺なりの餞になるって思うんです」

病床の兄の『代理』として志願した騎士としての本分をようやく掴めた気がする。
過去を忘れるわけじゃない。でも、いつまでも引きずられていては一生前には進めない。
ルークは精一杯の笑顔を森崎に見せる。その顔は既に一人前の騎士の顔だった。

森崎「だったらもう遠慮はいらないな。俺の戦い方をしっかり叩き込んでやるから気を引き締めろよ!」

ルーク「へへ、久々の教官モードっすか。今度は途中で指導を投げ出すようなことはしないで欲しいっすね」

森崎「生意気言うようになりやがって。可愛くないぞ」

ルーク「フヒヒ、サーセン」

※この章では森崎の経験値をルークと折半します。

830 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 19:55:00 ID:???
@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
【指揮レベル2】
☆森崎
・マジ
・ドーガ
・トーマス
・ルーク※森崎の経験値を折半

A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)
【指揮レベル2】
☆マルス
・ロディ
・ライアン
・マリーシア
・リンダ

B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)
【指揮レベル2】
☆アラン
・セシル
・カチュア
・ウォレン

以上のメンバーで出撃します。

831 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 19:56:53 ID:???
〜森崎隊〜

森崎たちは竜騎士たちの侵攻から街を防衛するために陣を張ることになる。
部隊の補給も兼ねて、僅かの間ではあるが自由な時間ができる。

森崎「こうして街で自由行動するのも久々だな。
   いつも主力隊を任されてきっつい戦闘ばっかりだったからなぁ」

たまには羽根を伸ばすいい機会を得られたのかもしれない。鞄の中のフェザーも心なしか元気だ。
もちろん相手の主戦力は空の支配者であるドラゴンナイトなのだから、油断はできないのだが。

森崎「みんなはどこに行ったのかな?」


先着『1名』様で判定をお願いします

★マジ→! card
ドーガ→! card
トーマス→! card
ルーク→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→買い物(奇数;武器屋 偶数:道具屋)
ハート→会話(該当者がいない場合情報収集)
スペード→戦闘訓練
クラブ→サッカーの練習
JOKER→黒いローブを身に纏った怪しい男を発見!

832 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 20:00:19 ID:???
★マジ→ ダイヤ10
ドーガ→ JOKER
トーマス→ ハートK
ルーク→ スペードQ

833 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 20:05:23 ID:???
皆数値が高いなw

834 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/18(木) 20:08:56 ID:???
>>833
ロイヤルストレート!場面が場面だったらとんでもないですねw
============
★マジ→ ダイヤ10→買い物(偶数:道具屋)
ドーガ→ JOKER→黒いローブを身に纏った怪しい男を発見!
トーマス→ ハートK→会話(該当者がいない場合情報収集)
ルーク→ スペードQ→戦闘訓練 ★

マジは道具屋へ、トーマスは情報収集、ルークは空き地で訓練に興じているという。

森崎「あれ?ドーガの姿が見えないが……どこに行ったんだろうか」

行き先を告げずに消えたドーガのことが気がかりだが、森崎は自分の行動を選択する。


☆どうしますか?(残り1回)

A 武器屋に行く(武器のカスタマイズもここ)
B 道具屋に行く(占いもここ)※マジがいます
C 戦闘訓練をする※ルークがいます
D サッカーの練習をする
E 町の人々から情報を聞き出す※トーマスがいます

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

835 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 20:09:33 ID:+aYcY+yw
B

836 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 20:16:51 ID:y+mrQ6aE


837 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 20:24:39 ID:OQwbMnnE
A

838 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 20:45:48 ID:???
R

>>835-838 熊だー

839 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 20:50:12 ID:???
隠し選択肢かと思ったじゃねえか!w

840 :838:2012/10/18(木) 20:55:04 ID:???
>>839 すまんw

841 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 21:00:21 ID:dluu/4HY
E

842 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 21:01:54 ID:MVBHvQrM
E ここでクラブA引けばクマさん出てくれるかもねw

843 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 23:50:21 ID:???
そろそろ次スレだね

844 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 05:55:41 ID:???
>>838-839
∩(・(ェ)・)∩ガオー
>>842
そんなことを言われてしまったら分岐を追加せざるを得ないw
>>843
報告ありがとうございます。最近めっきり1000までたどり着くことができなくなっちゃいましたね。
それでは例によって新スレのタイトルを募集したいと思います。

【】ファイアーモリブレム41【】

上記をコピペしてご活用ください。お一人様何案でもかまいません。

来週の月曜、22日からアナカンさん、霧雨さん、滝さんとの『秋の人気投票祭り』が開催されます。
当スレでは前日編からの登場キャラ、一部敵キャラ等を投票対象に行われます。
どうか皆さんも奮ってご投票くださいませ!
===========
>E 町の人々から情報を聞き出す※トーマスがいます


森崎はトーマスと一緒に情報を得るため、民家を周る。

トーマス「聞くは一時の恥、知らぬはは一生の恥ってね。
     こういう地道な情報収集が後々の展開を切り開くってもんさ」

森崎「微妙に内容が変わってるように思えるが、まぁ確かにそうかもな。
   というわけで俺たちは早速町の人々に話を尋ねるのだった」

845 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 05:56:44 ID:???
★じょーほーください→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→タリスの斧戦士がアリティア軍の救援に駆けつけている話
スペード→マケドニアの家宝であるアイオテの盾の話
クラブ→武器屋が反乱軍と通じているスパイであるという話
クラブA→森の主と呼ばれる熊が人里に降りてきている話
JOKER→姿が見えなかったドーガと合流する。彼の側にいるのは…

846 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 06:40:31 ID:???
★じょーほーください→ ダイヤ7

847 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 07:17:26 ID:???
★じょーほーください→ ダイヤ7 ★
>ダイヤ・ハート→タリスの斧戦士がアリティア軍の救援に駆けつけている話


村人「おお、あなた方もアリティア軍の方ですか。我々の村を守ってくれるのですね」

トーマス「おうとも。竜騎士が攻めてきたら俺の弓で返り討ちにしてやるから安心してくれよ」

森崎「ちょっと待ってくれ。『あなた方も』ってことは俺達以外にも誰かがこの村の防衛をしてるってのか?」

村人「はい。先日この村を訪れたタリスの斧戦士殿のことです。
   王の命により、アリティア軍の救援に駆けつけたと仰っておりました」

トーマス「マジ以外の斧戦士っていうと、多分アイツだろうな」

森崎「ああ……そういえばパオラさんにはとても吊り合わない筋肉ダルマの彼氏がいたんだっけ。ちっ!」

思わず舌打ちしてしまうのは独り身の環境が長いからだろうか。
それを差し引いても、器量良し、美貌良し、実力良しの三拍子揃った
完璧長女をものにした彼に対して羨むなという方が稀だろう。

バーツ「だ〜れが筋肉ダルマだ、誰が」

トーマス「おっと、噂をすればなんとやらだぜ。久しぶりだな、バーツ!」

バーツ「マジとは途中まで一緒だったんだが、ちょっと船の都合で遅れちまった。
    パオラの一大事と聞いて駆けつけてきた。俺もお前たちの力になるぜ」

森崎「お前の斧捌きと体力には前の戦いでも世話になったからな。期待してるぜ!」

848 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 07:19:44 ID:???
※タリスのリア充斧戦士 バーツが森崎隊に加わりました!

バーツ  戦士  レベル9 EXP0 0戦0勝0敗
        成長率
HP29/29     60
力 14       50
技 11      30
速 13       40
運  8      60
武  8      30
守  9      40
魔  0       3

スキル『衝撃』攻撃判定が1/4で相手を『麻痺』状態にする
   『怪力』攻撃判定が1/4で+5

持ち物 鉄の斧 手斧

支援 パオラ3 マジ1

タリスの木こりトリオのリーダー格。
前大戦で活躍したこともあり、他の斧戦士よりもチューンナップされ、
力と速さを両立した素晴らしい能力値に仕上がっている。
バランスの良い成長率の高さも魅力だが、パオラとの支援も強み。
実力者同士の支援は、戦闘だけでなくサッカーでも非常に有効的である。
相手を麻痺させる特技はシュートやタックル、競り合いにも活かされることだろう。

849 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 07:21:40 ID:???
森崎とトーマスがバーツと合流している頃、マジは道具屋を訪れていた。

カランコローン

ララベル「あら、いらっしゃい。こうして店員として再登場できたのは何時以来かしら」

占い師風の妖艶な衣装を身に纏ったララベルが、だらしなく鼻を伸ばすマジを迎え入れる。

ララベル「まぁ。戦闘前だというのにみっともない顔しちゃって。
     そんなあなたの目も冴えるくらいの品揃えをどうかご覧になって。
     もちろん占いが目的だったのなら、それでも構わないけれど」

マジ「へへ、それじゃあここは一つ……」

★マジの道具屋訪問→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→買い物
スペード・クラブ→占い
JOKER→お姉さん、裏メニューはあるかい?

850 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 07:31:39 ID:???
★マジの道具屋訪問→ ハート10

851 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 11:07:41 ID:???
【王女を】ファイアーモリブレム41【救出せよ】
【バーツ】ファイアーモリブレム41【爆発しろ】
【秋の】ファイアーモリブレム41【ロスト祭り】

852 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 11:24:14 ID:???
【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
【二つの世界を】ファイアーモリブレム41【股に掛け】
【サッカーで】ファイアーモリブレム41【決めようぜ】

853 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 13:09:09 ID:???
★マジの道具屋訪問→ ハート10 ★
>ダイヤ・ハート→買い物

マジ「道具屋に来たからには何か買って行かないとな」

マジは提示されたメニューと、自分の懐具合を交互に見比べて買い物をする。



★マジのはじめてのおつかい→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤK〜6→特効薬(HP全回復)
ハートK〜5→万能カギ(扉、宝箱を開ける)
スペードK〜4→ワナけしの巻物(罠を消去する)
クラブ→傷薬(HP10回復)
JOKER→お姉さん、裏メニューはあるかい?
それ以外→お金が足りずに何も買えない…

854 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 13:09:29 ID:???
★マジのはじめてのおつかい→ ダイヤ5

855 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 16:32:16 ID:???
お客さんがマジ一人かと思ったら妖怪いちたりないがいたでござる

856 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 16:40:23 ID:???
>>855
特効薬は戦闘でもサッカーでも強く効果を発揮できますからね。残念!
===========
★マジのはじめてのおつかい→ ダイヤ5 ★
>それ以外→お金が足りずに何も買えない…


タリスは海に囲まれた島国である。したがって他国へ行くには船を経由していくしか無いのだが、
暗黒戦争がようやく集結し、どの国も復興に励んでいるこのご時世だ。
船代一つでもバカにならない。そう、マジのお金は移動費だけで底をついてしまっていたのだ。

マジ「…………失礼しました〜」

ララベル「ってまた冷やかしかーい!おとといきやがれってんだー!!」

アリティア軍専属の行商団としてついてきているララベルの移動費まで底をつきそうである。


一方その頃。ドーガは街の警護のために見回りをしていた。
怪しいローブ姿の男が辺りをうろついていたので、取り押さえようと試みる。

ドーガ「たしかこちらの路地裏の方へと逃げ込んだように思えたが…」

★ドーガのJOKER追跡→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→誰かがローブの男と戦っている!あれは…ジュリアンとレナ!?
ハート→誰かがローブの男と戦っている!あれは…ジュリアン!?
スペード→モノクルをかけた赤毛の暗黒司祭を取り押さえる。敵意は無いようだが…?
クラブ→残念ながら見失ってしまう。が、何かを落としていったみたいだぞ。
JOKER→誰かがローブの男と戦っている!あれは…ジュリアンとレナと……ミシェイル王!?

857 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 16:41:28 ID:???
★ドーガのJOKER追跡→ クラブ2

858 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/19(金) 17:01:15 ID:???
★ドーガのJOKER追跡→ クラブ2 ★
クラブ→残念ながら見失ってしまう。が、何かを落としていったみたいだぞ。


ガッチョガッチョガッチョガッチョ…

敵の攻撃を受け止める壁として欠かせないこの重装も、誰かを追跡することに関しては邪魔にしかならない。

ドーガ「ぜひー…ぜひー…くそっ、こんな事なら脱いでおくべきだったか…!」

必死に追いかけてはみたが、角を何度も曲がられて振り切られてしまった。
だが、相手も相当慌てていたらしく何かを落としていったようだ。

ドーガ「敵軍の情報が得られるかもしれない。一応確保しておくか…」


★キラキラマス→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→これは…『マスタープルフ』!俺の長年の夢のジェネラルの道が切り開けた!
ハート→これは…『天使の衣』!壁役として体力をさらに伸ばせるぞ!
スペード→これは…『竜の盾』!壁役として守備をさらに高められるぞ!
クラブ→これは…『魔除け』もう魔法が弱点なんて呼ばせないぜ!
JOKER→上記すべて+これは…森崎の持っている『星のかけら』と同じものだろうか?
===========
このスレでの更新はここまで。続きは下の次スレにて!ありがとうございました〜

次スレ
【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1350617885/l50

859 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 17:03:28 ID:???
★キラキラマス→ ダイヤ6

860 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 17:03:40 ID:???
★キラキラマス→ スペード2


861 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 01:33:27 ID:???
―――――――――― _,-'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`-,―――――ト、―‐
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――――――――― ´{::::i、ト(ヽ( !、r'ソ-'フ_,..- l::!r、l::}―> そう何度も
――――――――――l、!¨フp、._   _.. イヾハ !ノノ l:::}ー>
―――.--、_―――――! .l l.._`′     ー ′  .ノ:,'..:..:>   抜かれて
―‐ 「`ヽ.、__ノ――‐.. -‐'' ^'.l.   ,.ニ-‐‐ 、   r'.:/..:..:..>
―r┴、、_ノ { ―‐r''´..:..:..:..:..:..:.}    ト、._.. -}    `K..:..:..::> 埋められてたまるか〜!!
‐⊥‐r┘  `ー-┴'⌒ソ..:..:..:...-ト.、 レ' ̄ `V   .   〉..:..<
(、__`ヽ、       /..:..:.:/ /:..:.:`r、`ー‐ ′,.イ  /..:..:..:..´⌒ヽ

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