キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】

408 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/30(火) 18:22:00 ID:???
>G 怪しい廃ビル


森崎には一つの不安があった。今日の午後、警察から逃げ出した
例の泥棒が入り込んだ廃ビルの中で聞いた怪しい科学者たちの会話の内容だ。

森崎「(確か奴らは『倍速』で走る人間を探していたはずだ。
   ビクトリーノは誰もが認める俊足選手。倍速ドリブルもお手のものだった)」

もしもビクトリーノが彼らの手に落ちたのならば大変だ。
明日の試合どころか今後のブレーメンのチームにとって大きな損失になるだろう。

森崎「ビクトリーノのいる場所に俺に心当たりがある。
   だが、そこはかなり危険な場所かもしれない。……ついてきてくれるか?」

マーガス「何言ってんだ。ここまで来て引き返せるかっての」

ビクトリーノ「彼はチームメイトというだけでなく大事な友人だ。見過ごす訳にはいかない」

森崎「オーケー。それじゃあ行くぜ」

森崎は、一度は身の危険を感じて引き返した廃ビルに足を踏み入れる。



ここで少し時間は遡る。ビクトリーノは自室で一人、明日の試合の戦術を考えていた。
本格的にOMFとして活躍しだした最近では、シェスターが守備的な動きをするときは彼がボールを支配し指揮をとる。
ウルグアイA代表にFWとしての自分の居場所を確保できない現状、
こうして選手としての引き出しを増やしていくことはプロとして必要なことだった。

ビクトリーノ「……森崎のやつこねぇなぁ。ちっ、アイツにどうしても聞いておきたいことがあったんだが……」

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