キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/22(月) 22:55:27 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【目指せ】鈴仙奮闘記2【初ゴール】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1365302534/

☆あらすじ☆

ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との
出会いにより、師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙。
奮起してから初の試合は、チルノ&来生率いる妖精大連合。
永琳不在の中、鈴仙はなんとハットトリックを決める。
…が、何故かマンオブザマッチはパスカルに奪われる。
その後中山さんを博麗神社に連れていったら、今度は中山さんが
神がかり的な引きを見せて鈴仙は傍観者となる。永琳もコーチングでのJOKERで
久しぶりにバケモノじみたプレーを見せ…鈴仙はそのころフランとニアミスしていた。
こんな不憫な鈴仙だが、狂気の瞳も威力を増して、実力はついてきている。
さあ今こそ活躍の時! という所に早苗さんが怪しい謳い文句と共にやってきて…

58 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 21:47:01 ID:2Qga1KYQ
〜4月3週・自由行動フェイズ@〜

鈴仙「げ、幻想郷ナンバーワンを争うストライカーってのは、
伊達じゃあないわね…。でも私にはまだ時間がある!
試合の時にはレミリアさんと互角の能力値を身につけていても
何もおかしくはないわ! …ない、よね?」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  45  45  46  42  41  40  43  302  2  2 

最大ガッツ:730
現在のおこづかい:2540
永琳印象値:21
人気:19
狂気度:18

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

59 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 21:47:17 ID:???
でも鈴仙もこれくらい能力を目指さないとな
少なくともドリブルとシュートはこの域達したい

60 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 21:49:31 ID:pwHI8rWM
A

61 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 21:49:51 ID:KoR6WmCY
A
更に才レベルで全能力+3か

62 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 21:50:07 ID:NBCGV8QE

中山さんの評価を上げたい

63 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 21:51:40 ID:???
目指すべきところが見えたしよかったな。

64 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 21:58:56 ID:???
>>55
鈴仙ちゃんそろそろそのダイス返してカード引こうか。
>>59
そうですね。今の鈴仙ではダメダメですが、
鍛えればレミリア並みの能力にはなることができる(筈の)
ゲームバランスを組んでいます。
永琳やパチュリー、霊夢越えは流石に難しいでしょうが…。
>>61
その代わり、鈴仙には特訓イベントがありますので、
皆が才を3上げる内に、鈴仙は才を(実質)5くらいは上げられる!
…と思っていますが、さてどうなることやら…。
作者としては、鍛えても鈴仙無双(あるいは永琳、中山、パスカル無双)
にはならない程度の難易度を目指しています。

65 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 21:59:56 ID:2Qga1KYQ
A:永遠亭に居る(さらに分岐)

鈴仙「あ、焦って外に出てもダメ! ここは内助の功よ!」

てゐ「使い方が良くわからんよ、鈴仙…」

鈴仙「う、ううー」

A:永琳に会いに行く
B:輝夜に会いに行く
C:てゐに会いに行く
D:ウサギ達に会いに行く(会いたいウサギを指定してください。例:ウサギA)
E:中山に会いに行く。
F:パスカルに会いに行く。
G:自室でゆっくりする(ランダムイベントをもう一回起こせます)

先に2票入った選択肢で進行します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

66 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:00:18 ID:pwHI8rWM
E

67 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:03:09 ID:NBCGV8QE


68 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:12:02 ID:2Qga1KYQ
>>62
中山さんの評価値もなかなか高いですからね。
>>63
そうですね。明確なトップが見えるこの分岐が一番の正解だったと思います。
…個人的にはクラブA扱いされる秋姉妹の不憫さも売りでしたがw
――――――――――――――――――――――――――――――――
E:中山に会いに行く。

鈴仙「神社での一件で、大分話しやすくなったし、
中山さんのところにでも行きましょうか」

鈴仙は中山の部屋の戸を開ける。

中山「ああ、鈴仙さん。どうしたんだい?」

中山は朗らかに応える。中山は部屋で何をしていたかと言うと、
素足でボールに触りながら、サッカー関係の理論書を読んでいた。

鈴仙「(あいかわらず練習熱心ね。でも、勉強もしてるのは凄いわね)
ええ。今日は―――」

A:雑談をする(評価値があがります)
B:サッカーの話をする(上手くいけば技フラグを得られるかもしれません)
C:外に遊びに行かないか誘う
D:そういえば、サニーを怒らせた埋め合わせをしたいって言ってたけど…
E:鈴仙「あ、あの! 私と(サッカー的な意味で)付き合ってください!!」(運や評価値次第で…??)
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

69 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:13:09 ID:pwHI8rWM
B

70 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:14:03 ID:NBCGV8QE


71 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:14:59 ID:PAtetQbk
D

72 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:30:38 ID:???
D:そういえば、サニーを怒らせた埋め合わせをしたいって言ってたけど…

中山「ん? あ、ああ」

中山は言われて、鈴仙にもこの話をしていたことを思い出す。
中山が神だ仏だと祭られていた神社での一件。
その帰りに色々話した際、先日の試合中のできごとも打ち明けていたのだった。

鈴仙「でも、反則といってもわざとしたわけじゃないんだし。
そこまで中山さんって、律儀な人だったっけ」

中山「ああ――いやいや。 ただ、彼女の態度が、今まで見たことのないような様子
だったからさ、気になってしまったんだ」

一旦そう切って、中山はその時のサニーの様子を表す。
こちらをぽかぽか殴ってきそうなまでの雰囲気。
だが、敵意はそこまで感じられないし…。何か、顔も赤い。
ひょっとしたら、自分が彼女の気に障ることを言ってしまったのではないか――。
そして、ここは幻想郷。そうした気付かないタブーは沢山あるような気もする。と
締めくくる。中山の態度は、誠に真摯で紳士なものだった。

73 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:31:47 ID:???
鈴仙「うーん。よくわかんないけれど、あの子、中山さんに惚れてるんじゃない?」

中山「んなっ!? こ、この俺が、…あんな子にか!?」

ズルッ。ポーン…

中山「あいたっ」

感覚を掴むために足で転がしていたボールは思わず壁に勢いよくぶつかり反射し、
中山の鼻っ柱を叩く。

鈴仙「ぷっ…」

それを見て思わず吹き出しそうになる鈴仙。

中山「わ、笑うなよ」

ばつの悪そうな表情で居直る中山。そこにあるのは、霊験溢れる求道者というよりも、
ただの十五の少年だった。

鈴仙「ともかく、そういうことなら、手伝うわよ。埋め合わせの商品買ったりとか、
あの子を呼んで上げたり、とか」

74 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:32:49 ID:2Qga1KYQ
鈴仙のハートフルな提案に、ううむと悩む中山。
そして…。

先着1名様で、

★乙女心と春の空→! card★

書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→「それなら、一緒に色々見て回ってくれないか? 人里には行かないから、地理に疎いんだ」
ハート・スペード→「それなら、悪いが人里まで送迎してくれないか? 買い物は自分なりにやってみるから」
クラブ→「そういうことなら、尚更。悪いが、自力でやらせてもらうよ」
ハートK・JOKER→ダイヤ+「じ、実は俺もあの子のことが…」

75 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:33:32 ID:???
★乙女心と春の空→ ダイヤA

76 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:33:36 ID:???
★乙女心と春の空→ スペードQ

77 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:39:26 ID:???
★乙女心と春の空→ ダイヤA ★
ダイヤ→「それなら、一緒に色々見て回ってくれないか? 人里には行かないから、地理に疎いんだ」

鈴仙「ええ。もちろん、今日はそのつもりで来たんだからね!」

中山「はは…。全く、鈴仙さんもやっぱり女の子だな」

鈴仙「むむ。それってどーいう意味よ?」

中山「感情の機敏に繊細で、そして色々気を回しているな、ってことだよ。
普段は一緒でもサッカーばかりだから、気付かないけれど」

鈴仙「なんか…失礼な事言ってない?」

中山「まさか。 ――では、宜しくお願いするよ」

なんだか中山におちょくられたような気がする鈴仙。
何はともあれ、思い立ったが吉日。二人は、迷いの竹林に足を踏み入れた。

78 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:41:08 ID:2Qga1KYQ
春のぬるくて甘ったるい空気を感じながら二人は歩く。
そして…

先着1名様で、

★イベント判定→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

ダイヤ絵柄→誰かに会った(更に判定)
ダイヤ・ハート・スペード→無事に人里へ着いた。
クラブ→弱い妖怪に襲われた!
クラブA→「あ、アレ!? 道に迷っちゃった!?」
JOKER→ロベルト(全裸)に会った

79 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:41:34 ID:???
★イベント判定→ ハート7

80 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:56:39 ID:???
★イベント判定→ ハート7 ★
ダイヤ・ハート・スペード→無事に人里へ着いた。

鈴仙「よしよし、無事についたわね」

鈴仙達が人里に着いた時刻は昼過ぎ。
復興の兆しが見えるこの人里には、都会には到底敵わないが、
それでも幻想郷にしては多くの人が集まっていた。

中山「人々の活気が凄いな。都会の気だるい混雑とは、
少し違っているような気がする」

中山の言う通り、人里の商店通りは、人々の『声』が支配していた。
八百屋、魚屋、靴屋、家具屋――。マニュアルで定型化されない、
生の人間のありのままの感情が渦巻いているそこは、かつて「穢れ」と
呼んだ者も居たが、今の鈴仙には美しく思えた。

鈴仙「そうねぇ。でも、今日は特別賑わっているような気がするわ。
皆、少しでも元気でいたいのね、きっと。辛い時こそ特に」

中山「…地震があったんだっけか?」

鈴仙「そうそう。 それも大きな、ね。幻想郷の外は知らないけれど、人里の建物に
耐震も何もないから、多くの建物が倒れてたわね。あと、それで大火事もあったし。
もう一年くらい経ったからこそ、なんとか昔のにぎわいを取り戻してきたけれど。
台風や飢饉、は相変わらずだし、最近は外界から変な瘴気がやって来た、って
ブン屋が騒いでいたわね」

81 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 22:57:39 ID:2Qga1KYQ
中山「…そうか、幻想郷も大変なんだな」

結局は親や社会の庇護の元育ってきた中山は、深い事を言えない。
否、言う立場がない。

鈴仙「――っと。ごめんごめん、暗い話しちゃったわね。
プレゼント買うお店探しましょうか。中山さん、今いくら持っているの?」

空気を呼んで、明るい表情に切り替える鈴仙。

中山「ああ。俺は今――」

中山はそれに応じサイフを覗き…。

先着1名様で、

★中山のお小遣い→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

ダイヤ→「3000円くらいかな」
ハート・スペード→「2000円くらいかな」
クラブ→「1000円くらいかな」
クラブA→「…102円」
JOKER→「 6 9 8 2 0 円だな」

82 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:58:46 ID:???
★中山のお小遣い→ ハート9

83 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 22:58:54 ID:???
★中山のお小遣い→ スペード6

84 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 23:17:00 ID:2Qga1KYQ
★中山のお小遣い→ ハート9 ★
ハート・スペード→「2000円くらいかな」

鈴仙「あら、意外と持っているのね」

中山「実は、練習時間以外でたまに、ウサギ達の面倒を見たりしてるんだ。
そんなに頻度はないけれどな。その時にささやかだが、永琳さんが報酬を下さって。
それで今2000円分は余裕があるんだ」

鈴仙「なるほど…(師匠ってば、やさしいなあ。その優しさの1%で良いので、
私にも頂けませんか…師匠)
――それなら、結構選択肢も広がるわね! じゃあ、どんな感じの店で行きましょうか?」

無理やり明るさを取りつくろう鈴仙だった。

A:ここは王道、ファンシー系のお店で。(500円〜)
B:あの年頃は色気より食い気、食品店で。(500円〜)
C:可愛さよりもおしゃれさ。オトナな雑貨屋さんで。(1000円〜)
D:心に残る一冊を送ろう、本屋で。(1000円〜)
E:ちょっと値段張るけれど、お洋服屋さんで。(2000円〜)
F:好奇心旺盛な彼女だから、怪しいグッズ屋は…?(?円)
G:いや、ここは中山さんのしたいようにやらせよう。
H:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

85 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 23:18:14 ID:NBCGV8QE


86 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 23:19:59 ID:PAtetQbk
A

87 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 23:31:46 ID:???
A:ここは王道、ファンシー系のお店で。(500円〜)

鈴仙「やっぱり、女の子に上げるプレゼントなんだし、こういう店がいいんじゃないかしら」

そう言って鈴仙が案内した店は、ピンクでフリフリな、
幻想郷はおろか外の世界でもなかなかハイレベルな、ファンシーショップだった。

中山「あ、あの…鈴仙さん? 俺はやはりここで待って…」

鈴仙「もう、何言ってるの? 自分で選ばなきゃ意味がないわよ」

中山「い、いやいや! 俺にはこんな店似合わないって!
恥ずかしい! 足を踏み入れただけで足がとろけてドリブルの感覚が鈍りそうだ!」

鈴仙「サッカーを言い訳にしたってダメよ。 さ、行くわよ!」

鈴仙はここで珍しくイニシアチブを見せて、広くはないが品ぞろえが良い
ファンシーショップに中山を引きずりこむ。

鈴仙「(でも、こんな様子を知り合いに見られたら恥ずかしいわね…)」

88 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 23:33:56 ID:2Qga1KYQ
ピンクに染め上げられる空間に、知り合いは居るのだろうか。

先着1名様で、

★イベント判定→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

ダイヤ→アリス「あら、こんにちは。貴女もこんな店が好きなのね。意外だわ」
ハート・スペード→誰もいなかった。
クラブ7以上→幽香「こんにちは。…何よ、その目は」
クラブ2〜6→射命丸「あやや。こんにちは鈴仙さん」
クラブA→サニー「あっ…こんにち…は」
JOKER→バルバス「ピンクのぱんつください」

89 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 23:34:31 ID:???
★イベント判定→ クラブ8

90 :森崎名無しさん:2013/04/23(火) 23:34:38 ID:???
★イベント判定→ ハート9

91 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/23(火) 23:37:40 ID:???
ファンシーショップでゆうかりんと遭遇!
…という所で、本日の更新はここまでにしたいと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

92 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 20:39:16 ID:???
こんばんは。今日も楽しくゆっくり更新したいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――
★イベント判定→ クラブ8 ★
クラブ7以上→幽香「こんにちは。…何よ、その目は」

幽香「こんにちは。かわいいわよね、ここ」

鈴仙「う」

思わずうめき声を上げてしまう鈴仙。
少女以外お断り! …という雰囲気を全ての場所から出しているこの店に、
中山などとはまた別の意味で似つかわしくない存在が、そこにいた。

幽香「あら? 今なにか呻き声のようなものが聞こえたような気がするけれど」

鈴仙「ききき、気のせいじゃあないですか!?」

幽香「そう…、良かった。 もしも幻聴じゃなかったら、その声の主を…」

可愛らしい、よりは美しい顔を僅かに綻ばせる幽香。
その姿は男はもちろん、女すらもときめかせるものだった。
…が、鈴仙は別の意味でドキドキしていた。

鈴仙「(その声の主を…――殺すのね!? こ、殺すのね!?
ああ、ここでの一挙一動が私達の生命を左右している気がする…ガクガク)」

93 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 20:41:13 ID:0ahg94OQ
鈴仙は知っていた。風見幽香がどんな妖怪かを。
笑顔で人を轢き殺すドリブルを仕掛け、「間違って」サイドラインに得意の殺人シュートを放つことで
選手と観客を同時に恐怖に陥れ、ボール越しに心臓病の相手の心臓を
肺ごと抉りとるタックルを放つ彼女の本性を。
…巷では彼女の事を「陵辱の化身」と呼ぶ命知らずもいるらしい。

鈴仙「(…最近はおとなしくなった、っていう噂も聞くけれど…。信じられるわけないじゃない。
…でも、ここまで来たからには何か話しかけないと…)」

中山「(鈴仙さんは何をこんなに怯えているのだろう?
こんなに優しそうな人じゃあないか。永琳さんに負けないほどの圧力は感じるが…)」

訝しむ中山を尻目に、鈴仙は…

A:「こ、こんにちは。今日も良い天気ですね」
B:「あ、あのう。私たちプレゼントを買いに来たんですけど、どんなのが良いと思います?」
C:「ゆ、幽香さんもお買い物で? どんなものを買われたんです?」
D:「そ、その声の主を…どうするんですか?」
E:「あ、こちらは中山君って言います。ホラ中山君も挨拶して」
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

94 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 20:45:06 ID:8FvhOWx+
C

95 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 20:51:52 ID:z0L5XjnA
A

96 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 20:52:52 ID:zT/wFn5w


97 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 20:56:49 ID:bM43RKqM
B

98 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 20:57:37 ID:r6vSE8G2
C

99 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 20:59:46 ID:+9b9pgFU

「きょきょきょうは、傘は持ってきていないんですか!?」
話題そらしと難題のヒント入手を兼ねて。

100 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 21:11:20 ID:???
B:「あ、あのう。私たちプレゼントを買いに来たんですけど、どんなのが良いと思います?」

幽香「何ですってぇ!?」

鈴仙「ひ、ひいっ!!」

幽香の恫喝に、鈴仙は思わずジャンプして一歩後ずさってしまう。

幽香「…どうしたの? ちょっと耳が遠くて、聞こえなかっただけなんだけど?」

幽香はあくまで笑顔。幽香には天然な所もあって、これも単純に、
鈴仙の声が聞こえなくて素直に聞き返しただけなのだ。

鈴仙「(う、嘘おっしゃい!? 絶対に聞こえてたでしょうが!?)
プ、プレゼントを買いに来たんですけど――」

清水の舞台から落っこちるように、鈴仙は大きな声で繰り返す。
これで「声が大きいんだけど?! 喧嘩売ってんのかしらァ!?」
とか言われたら、殺される前に舌を噛み切って自害するつもりだった。
…中山を取り残して。

101 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 21:13:53 ID:0ahg94OQ
幽香「まあ、そうねえ…。 プレゼントと言ったら…」

だが、幽香は乱暴なところもあるが、基本的には親切な性格だった。
だからこそ、リグルやメディスンなどともそれなりに仲良くできているのだが…
鈴仙には、そんな者知る由もない。

鈴仙「(…言ったら!? 拘束具!? アイアンメイデン!?)」

鈴仙は結局、死ぬこともできずガタガタ震えていた。
そんな鈴仙に幽香は――。

先着1名様で、

★ゆうかりんのプレゼント講座→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

ダイヤ→「リボンとかいいんじゃないかしら?」ふ、普通だ…!
ハート→「ぬいぐるみとか、どう?」普通だけど…高い!
スペード・クラブ→「お花とかいいんじゃない?」普通だけど…この店には売ってない!
クラブA→「相手を締める縄。それかボールギャグね」普通じゃないよぉ…!おしまいだよぉ…!
JOKER→「『俺がプレゼントだよ』…とか。きゃぴっ♪」

102 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 21:14:45 ID:???
★ゆうかりんのプレゼント講座→ クラブQ

103 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 21:15:10 ID:???
★ゆうかりんのプレゼント講座→ スペード9
こいよクラブA

104 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 21:37:32 ID:???
>>99
これは結構良い行動でしたね。
ちなみに幽香は今は日傘を持っていません。屋内なので。
傘は戸口に置いてありますが、盗んだら問答無用で永遠亭のベッド直行コースです。
>>103
クラブA「ま、まだだ…まだ笑うな…」

105 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 21:39:15 ID:???
★ゆうかりんのプレゼント講座→ クラブQ ★
スペード・クラブ→「お花とかいいんじゃない?」普通だけど…この店には売ってない!

鈴仙「えっ(このお店に売ってないよそんなの! 空気読んだら普通リボンとかぬいぐるみとか
言うでしょうが!)。…うわああ! 素敵なプレゼントですね! さっすが幽香さん!」

本音と建前を見事に使い分ける鈴仙。
ここら辺が、厳しい世をこれまで渡ってきたことによるスキルの高さの現れだろう。

幽香「でしょう? やっぱり、女性へのプレゼントと言ったらお花よね♪」

鈴仙のお世辞にあっさり引っかかる幽香。強者は、弱者の嘘など暴けなくとも問題ない。
弱者が勝手に隙を見せたところを潰せばいいのだから。

鈴仙「で、ですよねー(じゃあなんでここに来てるんだろう…?)」

幽香「そんな訳で、良かったら良いお花屋さんを紹介するけど?
彩り方や花言葉についてとかも、ゆっくり説明してあげるわ」

幽香は花を操る妖怪であり、本人も花が大好きである。
乱暴な幽香も、基本的には花を愛する者には優しく接している。
二人のやり取りを聞いていた中山も、花に詳しいと自負する幽香に興味を持って。

106 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 21:40:49 ID:0ahg94OQ
中山「ほ、本当ですか!? ならぜh――ムグッ!」

誘いに乗ろうとするが…鈴仙に待ったをかけられる。

鈴仙「ご、ごめんなさい! ちょっとタイム!」

中山(ヒソヒソ声)「お、おい! いいじゃないか、別に受けても。幽香さんは悪い人じゃなさそうだ」

鈴仙(ヒソヒソ声)「いや、でも危ないって! ここは上手い事、話を逸らしてやんわり断りましょう!」

中山(ヒソヒソ声)「人の好意を踏みにじるのは関心しないな。
それに、もし仮にあの人が危ない人だとしよう。
そうしたとしても、断られた事に腹を立てるリスクの方が高いんじゃないか?」

鈴仙(ヒソヒソ声)「た、確かに…」

幽香「ああん!? 二人とも、一体何を話しているのかしらァ!? 私も入れなさい!」

(彼女にとっては)さりげなく会話に入ろうとする幽香。
それを受けて鈴仙は…。

A:「な、なんでもないです! ただ、幽香さんのレクチャーが楽しみだなあ、って!」
B:「ちょ、ちょっと夜は予定が入っているので、着いていけなくて残念だなあ、って!」
C:「そ、それよりこのお店の商品も素敵だなあ、って!」
D:「そ、そういえば幽香さんの持ってる傘、素敵だなあ、って!」
E:「――ここは私が食いとめる! 中山さんは早く逃げて!」
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

107 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 21:47:00 ID:4OvKR2EI
C

108 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 21:58:43 ID:Ttm20Q5+
F「ここのお店にあるものと合わせたら、もっと良いんじゃないかって。例えばリボンを使った花飾りとか?」

109 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 21:58:55 ID:+9b9pgFU
D

110 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:06:51 ID:xMP1rpCA
C

111 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:17:03 ID:0ahg94OQ
C:「そ、それよりこのお店の商品も素敵だなあ、って!」

鈴仙はここで賭けに出た。
――幽香と長時間行動を共にするのも危険。断るのも、やり方を間違えれば危険。
…ならば、今一度、「この場所で」幽香の好意を受けるように誘導すれば、
全てのリスクを回避できるのではないか。…一旦花の良さを褒めたたえた後に、
(遠まわしに)前言を撤回するような事を言うのもそれはそれで危険だが。

幽香「うーん…」

鈴仙の言葉を受けて、やがて幽香は口を開いて――。

先着1名様で、

★天国か地獄か→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

ダイヤ・ハート→「それもそうね! 折角だから、このお店でお買いものしましょうか♪」
スペード・クラブ→「ああん!? さっきは花が良いって言ってたじゃない! この蛇野郎が!」
クラブA→永遠亭のベッドで目が覚める。…中山享年15歳。
JOKER→「ああ、そうだった。実は新しい日傘を買いに、この店に来たんだったわね」

112 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:19:27 ID:???
★天国か地獄か→ スペード5

113 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:30:21 ID:???
★天国か地獄か→ スペード5 ★
スペード・クラブ→「ああん!? さっきは花が良いって言ってたじゃない! この蛇野郎が!」

鈴仙「ひ、ヒイイイイ!!」

大好きな花の良さを間接的に踏みにじられたような気がして、幽香の機嫌はいよいよ悪くなる。

中山「れ、鈴仙さん! 
――ゆ、幽香さん。彼女は決して悪気があってそんな事を言ったわけでは…」

中山がそんな二人の間に無謀にも割って入る。

幽香「(…ふーん。「少しだけ」驚かしてみたけれど、この子、なかなか勇気があるじゃない)」

幻想郷の住民ならばまずありえない行動に出た中山を、
心の底で評価する幽香。

114 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:32:33 ID:???
幽香「(……)今日はその子の勇気に免じて許してあげるわ。
――けれど、次に花を侮辱するような事があったら、…覚えておきなさい」

そう吐き捨てて店を出る幽香。

中山「鈴仙さん。…今日は一旦、帰ろうか。
こんな状態じゃあ、プレゼントもろくに買えやしない」

鈴仙「うん…ごめんね、中山さん…ううっ…こわかったよお…」

鈴仙の腕を引っ張り立ち上がらせる中山。結局、鈴仙は帰り道は異常なまでに
物音に敏感で、すぐにすくみあがっていた。
なんとも情けない姿だったが、風見幽香の事をよく知る者ならば
その姿を見て同情こそ覚えど、決して笑いはしないだろう。
それだけが救いだった。

*中山の評価値が上がりました。
*中山の評価値が一定値を超えたので、今週の固定イベントで特訓イベントが発生します!
*幽香の評価値が下がりました。
*幽香の鈴仙に対する評価が、幽香→(次に花を侮辱したらコロス)→鈴仙 になりました。
*幽香の中山に対する評価が、幽香→(見どころある)→中山 になりました。
*プレゼントは買えませんでした…。

115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:35:12 ID:0ahg94OQ
〜4月3週・自由行動フェイズA〜

鈴仙「昨日はガチで死ぬかと思ったわ…。
自分から太陽の畑にでも行かない限り、そうそうエンカウントしないとは思うけど。
…逆に、お詫びできる機会とか…?ないかなあ、やっぱり」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  45  45  46  42  41  40  43  302  2  2 

最大ガッツ:730
現在のおこづかい:2540
永琳印象値:21
人気:19
狂気度:18

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

116 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:36:27 ID:???
おっと、すみません。4月3週の自由行動は終了してましたね。
今のはなかったことにしてください。申し訳ないです。

117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:39:04 ID:???
〜4月3週・練習フェイズ〜

鈴仙「酷い目にあったわ…。若干私の自業自得な点もあるけど、
あんなに怒らなくてもって思っちゃう。――ま、悔しい時はサッカーよ!
大勝して、サッカーで逆襲するのよ!」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  45  45  46  42  41  40  43  302  2  2 

所持中のフラグ:空シュート(10/20)、パスカット(10/20)、てゐとのコンビプレイ(0/20)
オフサイドトラップ(0/20)

最大ガッツ:730

ルナティックレッドアイズ(1/4でドリブル+2)
マインドシェイカー(シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+6、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
月人師弟コンビ(ワンツー+2)60消費
スキル・狂気の瞳LV2(全判定につき、1/4で敵能力−3)
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)

A:基礎能力を上げる(更に分岐)
B:必殺技の練習をする(更に分岐)
C:スタミナをつける(判定で最大ガッツが上がります)
D:コーチングをする(更に分岐)

☆現在一緒に練習できる選手☆
輝夜、妹紅、慧音、てゐ、中山、ウサギA、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギE:無条件で参加
永琳、パスカル:コーチングの為不参加(パスカルは判定次第で練習可能)

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:40:05 ID:0ahg94OQ
【補足・備考・注意点】

・一緒に練習したい選手がいる場合、選択肢の後にその選手の名前を記してください。
(例:A(一人の場合)、B妹紅(妹紅と練習したい場合))

・【誰かと一緒に練習をする場合】、もう一人の選手の能力値も上昇し、評価値も上がりますが、
 【鈴仙自身の成長効率は下がります】。
(基礎練習では上がりやすさ1段階ダウン、必殺技練習では! dice→! dice/2に)
なお、もう一人の選手の成長効率には影響がありません。

・コーチングは、鈴仙よりも総合能力の低いキャラを二人まで選び、
好きな能力値を上昇させることが出来ます。ですが鈴仙自身の能力自体は上昇させることはできません。
選択肢の後にその選手の名前を記してください。(例:ウサギA、ウサギB)

・永琳、パスカルの能力値は基本的に上昇させることはできませんが、代わりに名無しウサギなど
能力値の低い仲間の能力をランダムで少し上昇させてくれます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

119 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:42:17 ID:4OvKR2EI
A

120 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:43:09 ID:xMP1rpCA
A

121 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:43:21 ID:8FvhOWx+
A

122 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:45:43 ID:0ahg94OQ
A:基礎能力を上げる(更に分岐)

鈴仙「レミリアさんとかに本気で勝とうと思うなら、ハードなトレーニングは欠かせないわ!
今日は何を特に鍛えようかしら!?」

今週重点的に鍛える能力値を選んでください。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(45)  上がりにくい
B:パス(45)    上がりにくい
C:シュート(46)  上がりにくい
D:タックル(42)  普通
E:パスカット(40) 上がりやすい
F:ブロック(40)  上がりやすい
G:せりあい(43)  普通

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

123 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:48:14 ID:???
上がりやすさに変わりはありませんが、
鈴仙のパスカットは41ですので、
A:ドリブル(45)  上がりにくい
B:パス(45)    上がりにくい
C:シュート(46)  上がりにくい
D:タックル(42)  普通
E:パスカット(41) 上がりやすい
F:ブロック(40)  上がりやすい
G:せりあい(43)  普通
が正しい形になります。ご迷惑おかけします。

124 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:48:30 ID:4OvKR2EI


125 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:48:56 ID:8FvhOWx+
C

126 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:50:07 ID:r6vSE8G2
E

127 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:50:49 ID:4OvKR2EI
Cに変更します

128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:53:52 ID:0ahg94OQ
>>127
変更承りました。
――――――――――――――――――――――――――
C:シュート(46)  上がりにくい

鈴仙「何はともあれ、シュートよ!!
…でも、これがなかなか上げづらい気がするわね…」

鈴仙は得意のシュートをより伸ばす方向に集中した。

先着1名様で、

★鈴仙のシュート練習→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
7〜13→+1
1〜6→効果が無かった。

129 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 22:54:55 ID:???
★鈴仙のシュート練習→ クラブ6

130 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 22:57:56 ID:???
★鈴仙のシュート練習→ クラブ6 ★
1〜6→効果が無かった。

鈴仙「(フォームとかも散々確認したし、なかなかここから伸ばすってのは難しいわね…。
何かインスピレーションがあると良いんだけど…。うーん、あと一歩、って感じなんだけどなあ)」

鈴仙はあと一歩足りない感覚を覚えながら練習を終えた。

*鈴仙の能力はあがりませんでした。

131 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:00:09 ID:0ahg94OQ
〜コーチング〜
永琳「さあ、今日も頑張りましょう(ニコッ)」

パスカル「は、はあ…(エイリンさんを見てると、
たまに自分の存在意義に不安を覚えるな…。懐かしい感覚だ)」

先着2名様で、

★永琳のコーチング対象→! card
 永琳のコーチング内容→! card★
★パスカルのコーチング対象→! card
 パスカルのコーチング内容→! card★

と書き込んでください。

○○のコーチング対象のカードの数値が…
JOKER→ウサギ全員
K→妹紅
Q→てゐ
9・10・J→ウサギB
7・8→ウサギC
5・6→ウサギD
3・4→ウサギE
1・2→ウサギA

○○のコーチング内容のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
クラブA→効果が無かった…
JOKER→全能力+1

132 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:02:27 ID:???
★永琳のコーチング対象→ クラブ7
 永琳のコーチング内容→ ハートA

133 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:02:37 ID:???
★永琳のコーチング対象→ スペード9
 永琳のコーチング内容→ ダイヤ2

134 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:03:58 ID:???
★パスカルのコーチング対象→ ハート3
 パスカルのコーチング内容→ クラブ6

135 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:19:57 ID:???
★永琳のコーチング対象→ クラブ7
 永琳のコーチング内容→ ハートA ★
→ウサギCのシュート+1!
★パスカルのコーチング対象→ ハート3
 パスカルのコーチング内容→ クラブ6 ★
→ウサギEの最大ガッツ+10!

永琳「…ウサギC。この間の貴女のダイレクトシュートは悪くなかったわ。
今日はシュート力にも挑戦してみましょう」

ウサギC「あ〜い」

パスカル「ウサギE。君は他のウサギよりも運動量で勝負してみよう。
という訳で、今日はランニングだ」

ウサギE「は、はいっ!!(ここから、私もがんばらなくちゃ…!)」

どちらかというと真面目な性格のウサギEと、
マイペースでのんびりした性格のウサギC。
彼女達もまた少しずつ、実力を伸ばしていた。

*ウサギCのシュートが+1されました!
*ウサギEの最大ガッツが+1されました!

136 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:20:59 ID:???
〜4月3週・特訓イベント〜

【鈴仙と中山。友情特訓!】

鈴仙「…来たわね」

中山「…俺の方が早いと思ったんだがなぁ」

鈴仙と中山は、夜中に永遠亭の中庭で集合していた。…もちろん、特訓の為である。
中山の方から、その日の朝誘いがあったのだ。

鈴仙「まあ。…私だって、思う所があるのよ」

すっと目を瞑る鈴仙。この場所は、鈴仙が新たに希望を得て奮起した場所でもあった。

鈴仙「こうして一カ月。実力も高まったし、自信だって前よりはついたけれど。
しばしば不安で、もう諦めたくなっちゃうのよね。…ハットトリックしたのに、
マンオブザマッチ取れなかったこととか(あと、レミリアさんの能力を見た時とか)」

中山「ははは…。そんな事もあったな」

鈴仙「ちょっと、そこで笑わないでよ」

中山「――ああ、すまない、済まない。それで、特訓をしようという流れだったんだよな。
…特訓は、体力や技術だけではなく。心力も鍛えられるからな」

鈴仙「また、難しいことを言うのね」

中山「要するに、俺はサッカーがしたくてしたくてたまらない、ってことさ。
さあ、行くぞ鈴仙さん! 俺の道を乗り越えられるか!?」

137 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:22:28 ID:0ahg94OQ
中山と鈴仙の熱い熱い特訓が始まる。

先着2名様で、

★鈴仙の決意→! card★
★中山の挑戦→! card★

と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

35→彼女らに一体何が…? ガッツ+150、全能力+3、更に更に…?/ガッツ+150、全能力+3、更に更に…?
31〜34→超進化!!     ガッツ+100、全能力+2、更に…?/ガッツ+100、全能力+2、更に…?
26〜30→進化!        ガッツ+50、全能力+2/ガッツ+50、全能力+2
21〜25→特訓大成功!!    ガッツ+50、全能力+1、攻撃系or防御系各+1/ガッツ+50、全能力+1、攻撃系or防御系各+1
16〜20→特訓は成功だ!    ガッツ+50、全能力+1/ガッツ+50、全能力+1
10〜15→そこそこの成果だった。ガッツ+30、攻撃系or防御系各+1/ガッツ+30、攻撃系or防御系各+1
2〜9  →残念な感じだった…。 任意の能力2つ+1/判定で2つの能力+1

*攻撃系=ドリブル・パス・シュート・せりあい で、防御系=タックル・パスカット・ブロック・せりあい です。
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*合計値が21以上の時、フラグ習得!(既にあれば回収。無い時は、鈴仙は選択可で、相手は判定)
*合計値が26以上の時、必殺技習得!(分野は鈴仙は選択可で、相手は判定)

138 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:22:40 ID:???
★鈴仙の決意→ クラブA

139 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:22:41 ID:???
★鈴仙の決意→ クラブK

140 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:23:06 ID:???
★中山の挑戦→ スペード8

141 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:25:04 ID:???
1秒差で大きくわかれたな。

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:45:38 ID:???
★鈴仙の決意→ クラブA ★
★中山の挑戦→ スペード8 ★
1+8=9
→2〜9 →残念な感じだった…。 任意の能力2つ+1/判定で2つの能力+1

鈴仙「でりゃああああああ!!!」

中山「甘いッ!」

バシッ!! トントントン…。

鈴仙のシュート――純粋なシュートテクニックを着けるため、
必殺技には頼らない練習をしていた――は、中山にいとも容易くトラップする。

鈴仙「ハアッ、ハアッ、ハアッ…!!」

中山「どうした、鈴仙さん! 俺が言っても悪いが、今のあんたは腑抜けているぞ!」

鈴仙「(…自分でもわかってる。けれど、怖い――)」

妖精大連合との試合から、鈴仙の心に擡げていた想い。

『練習しても、どうせレミリアや魔理沙には勝てっこない』

黒く怠惰な感情が、いよいよここで大きくなる。
捨てた筈のそんな想いに囚われる自分が憎らしい。けれどそれを振り払おうとして焦っている。
そのせいで、練習に集中できない。…そして余計に諦めが大きくなる。
完全に悪循環に陥っていた。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:46:39 ID:???
鈴仙「こ…これならどう!?」

バッ! ババッ!!

中山「(ぐっ…! 見えん!? 昔の俺ならば、この程度。見えていた筈だぞ!)」

鈴仙のドリブルに対してなかなかタックルに行けない中山。
――中山もまた、苦しんでいた。
幻想郷に来て、再びサッカーを始められたというのに、自分の動きには、
未だ無駄が多い。それを頭で理解していても、身体が追いつかない。
鈴仙を叱咤激励している自分もまた、鈴仙と同じ焦りに囚われていた。

――二人の特訓は、苦しいものとなった。

自分を閉じ込めていた筈の壁。それを突き破ったつもりが、
また新たな壁に取り囲まれたような。
…この壁を再び壊そうと思えるのか。それとも、どうせ壁を壊しても無意味と悟り、
その枠の中で一生を終えようとするのか。

中山「(技術は身につかなかったが。…俺は、心を身に付けた。如何な『理不尽』にも耐えうる心を。
――まだまだ不完全だが)」

中山は、紛れもない前者の人間であったが。

鈴仙「(…このまま、そこそこの選手で、妖精とか里の人間相手に活躍できるんなら、
もうそれでもいいのかなあ…。師匠だって、それで怒んないと思うし。
――って、私のバカ! また昔の私に戻ってるじゃない!バカバカバカ…ううっ、苦しいよお)」

鈴仙が前者の妖怪となるには、まだまだ様々な努力や出会いが必要なのかもしれない。

144 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:47:39 ID:0ahg94OQ
中山「――とりあえず、互いの成果についてまとめてみようか。
鈴仙さん、今日はどんな分野が特に鍛えられたような気がした?」

鈴仙「うーん、そうねえ…」

上昇させる鈴仙の能力値を2つ選んでください。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(45)  
B:パス(45)
C:シュート(46)
D:タックル(42)
E:パスカット(40)
F:ブロック(40)
G:せりあい(43) 

先に『2』票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
上昇させたい能力は二つ同時に選択お願いします。一つの能力を2上昇させる事はできません。
(例:○AB(ドリブルとパス+1)×CC(シュート+2…はできません))

145 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:48:17 ID:fpiPW6Ss
AC

146 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:49:08 ID:4OvKR2EI
AC

147 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/24(水) 23:57:30 ID:0ahg94OQ
AC
→ドリブル、シュート+1!

鈴仙「…やっぱりFWとしての決定力かしら。
特にドリブルとシュートは、なかなかのものになったと思うわ」

中山「…ああ、俺もそう思うよ。
特に、シュートはもうこれでも一流の仲間入りくらいにはなったんじゃないか?」

鈴仙「(…そうかもしれないわね。でも、――レミリアさんとかと比べたら、基礎能力も技も貧弱。
慢心できないわ。…慢心したいけど)…そういう中山さんは、どうだった?」

中山「ん? ああ、俺か。俺は…」

先着2名様で、

★中山の成長@→! card★
★中山の成長A→! card★


と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+50
JOKER→判定でフラグ習得して、引き直し

それぞれに対応した能力が上昇します。
同じ能力が2上がることになったら引き直します。

148 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:58:08 ID:???
★中山の成長@→ ハート8


149 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:59:04 ID:???
★中山の成長A→ ダイヤ8

150 :森崎名無しさん:2013/04/24(水) 23:59:18 ID:???
★中山の成長A→ クラブ10

151 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 00:02:47 ID:???
★中山の成長@→ ハート8 ★
★中山の成長A→ ダイヤ8 ★
→パスとタックルが+1!

中山「…そうだな。どちらかというとMF寄り、中盤の底で役立ちそうな能力が
上昇したな。決して、無駄な成長ではないと思う」

鈴仙と中山達の特訓は地味な成果に終わったが。
それでも、着実な一歩を進めていた。その一歩が後に大事になると、
鈴仙が気づける日は来るのだろうか。

*中山のパスとタックルがそれぞれ+1されました!
*あんまりな結果でしたが、その代わりに中山の評価値がやや上昇しました。

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 00:06:07 ID:???
一応、
*鈴仙のドリブルとシュートがそれぞれ+1されました!
を補足します。

…と、言ったところで今回の更新はここまでにしたいと思います。
今日はゆうかりんに因縁つけられたり特訓は上手くいかなかったりと散々でしたが、
きっと、いつか鈴仙にもいいことがあるといいなあと思います。
明日は4月3週の固定イベントから開始します。またすこし文量が長くなるかもしれません。

それでは、皆さま、本日もご参加ありがとうございます。お疲れ様でした。

153 :森崎名無しさん:2013/04/25(木) 00:09:35 ID:???
乙です。
こういうこともあるし、気にせずいきたいな。

154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 22:24:09 ID:???
こんばんは。今日も更新をしていこうと思います。
今日は文章パートだらけ&いつもの如く急展開&いつもの如くオリジナル設定爆発ですので、
読む際にはご注意ください。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>141
クラブA「クラブK、僕の勝ちだ」
>>153
乙ありがとうございます。
時間はまだまだありますし、鈴仙のシュートやドリブルも、
幻想郷でもかなりの強豪レベルにまで成長しました。
(守備が若干おぼつかないですが…)
これからも、気軽に楽しんで行って頂ければ幸いです。

155 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 22:25:29 ID:???
〜4月3週・固定イベントフェイズ〜

【聖人、現代に遊ぶ】

春の温もりにもそこそこに慣れて、もはやその温かみに感謝するのにも
飽きて来たころ。…聖人達は幻想と現実の『壁』を超えていた。

神子「…やれやれ、そろそろ現代の日本で遊ぶのにも、飽きてきましたね、布都?」

現代では珍しくない、明るい金色のショートヘアの少女が、後ろで歩いている
現代でも珍しい、銀色のポニーテールの少女に話しかける。

布都「やや! 何を言っております、太子様! 我が太子様とのきっ、ちょ〜〜〜な
時間に飽きることなど、千代の後にもありえませんぞ!」

古風な喋りをする少女は、服装こそは現代的(無理やり着させた)なものの、
やはり浮いているようにしか思えない。
実際、彼女が一言一言を言う度に飛び上がらん勢いで、
ワイワイ騒ぎ始めると、多くの人が振り向いていた。

神子「…ああ、そういうことではないのよ、布都。
――ただ、やっぱり外の世界は、疲れてしまうわね。『欲』に溢れすぎている」

布都「? 人間の欲など、皆同じではないのですか?
――ハッ!? も、もしや太子様は他者の『欲』を聞くことのできる、
自らの素晴らしい才能に疲れてしまったのですな! そうでありましょう!」

布都と呼ばれた少女は、神子が何も話していないと言うのに、
勝手に納得してしまう。やたら早合点してしまいやすいのは、
彼女の癖であり、悪癖であった。
しかも運の悪いことに、いつもなら布都の暴走を止めてくれる者が同席していない。
神子はしばらく微笑みながら布都の暴走を見守っていたが。

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 22:26:59 ID:???
神子「…現代のこの世界は、私達がまだ人間だった頃の世界や幻想郷とは、
人の生き方が根本的にズレている…。 
『欲』の量が圧倒的に多く、質が圧倒的に悪い。と、感じるわね」

都会の喧騒を感じながら、神子は少しずつ話し始める。
布都は神子が話し始めているのに気付き、騒ぐ事をピタリと止めた。

神子「…必要のないものを、必要であると思いこませること。
それが無ければ幸福が手に入らないと脅迫すること。
そうやって生まれた意味の無い『欲』。人工的に生み出された、まがい物の『欲』に、
この世は満ち溢れている。…それこそ、人間が持ちうる異常に。

しかもその偽者の『欲』が、その人間個人が持つべきである真実の『欲』を、
良貨を駆逐する悪貨の如く、蹂躙しています。
…これでは、人の心も歪むに違いない。『穢れ』とでも言ってやろうかしら」

そう吐き捨てる神子。…年頃の子供っぽい、現実離れした愚痴にも思えるかもしれない。
そういった時、子供ならば「優秀で特別な自分の考えが、世の中で汚れてしまった大人達には
解る筈がないんだ」と誇らしげに言い放つのかもしれないが。
…神子は自分の事を優秀で特別と考えているのだから、こう思ってしまうのも仕方がないのかもしれない。

布都「お、おお〜。さすが太子様! 我も同感ですぞ!
こんな腐った浮き世が、太子様の不在の間に作られていたとは…!
やはり、太子様以外の者に為政は任せられぬ!
ささ、太子様が望むのではあれば我はいつでも革命の準備を進めましょうぞ!
まずは『子津貨意伎時度宇(*こっかいぎじどう)』とやらに火炎瓶を…」

神子の言葉を受けて、早速過激派テロリストとなろうとしている布都。
そんな折、

??「あ、あのう…僕は一体いつまで貴女達に着いていけば…」

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 22:28:23 ID:???
神子達の三歩後ろを歩いていた少年が、恐る恐る口を開く。

神子「あらあら。私達の前ではもう良い子ぶらなくてもいいのよ。
貴方は私達は対等。そう、れっきとした『ビジネスパートナー』じゃない」

??「――ぼ、僕は…!」

少年が反論しようとするが。
タラララララララ、タラララララララという厳かだが軽快なメロディーによりそれは邪魔される。

神子「…と、電話ね。屠自古からだわ。スカウトが終わったのね。――はい、もしもし♪(ニコッ)」

ニッコリと、年上のお姉さん的な笑みを浮かべて、ヒューガー製の携帯電話に出る神子。
その表情は一見無欲に見えるが。
その実、果てしないまでの欲に塗り固められていた。

――丁度、その少年が良く見せる笑顔のように。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 22:30:14 ID:???
〜回想シーン〜

岬「(くそっ、くそっ、くそっ…。この僕が、相手の手玉に取られているだと?
こんな屈辱は生まれて初めてだ…何が『対等なビジネスパートナー』だ。
僕の弱みを握って、一方的にまくしたてているだけの癖に!)」

…岬太郎は、過去最大のピンチに陥っていた。

神子「…さて、岬太郎君。私は貴方に選択肢を与えるわ。
『いつも通り』、自分の正直な欲望に従って答えてね♪」

三月某日。南葛市内の喫茶店で、神子と岬は会話をしていた。
…この出会いは偶然ではなく、必然のものである。

神子「(『私の計画』を実行する為には、外の世界との強固なパイプラインを創っておく必要がある。
外国向けには青娥が(きっと)動いてくれているでしょうが、幻想郷と深い繋がりのあるこの国に
おいて、『将来のサッカー界を、表の面でも裏の面でも支配し得る人物』が特に必要となる)」

そう考えていた神子は、国内でも有数のサッカー王国である南葛市において、
将来有望そうな人間を品定めしていた…。そんな時、神子は岬のひと際輝く、
純粋かつ深淵な『欲』に目を着けたのだった。

しかし、真の為政者は事前準備を怠らない。
「日本サッカー乗っ取り計画」を知る唯一の人物である父への、
信憑性の取れるインタビュー(父もまた、仕事の為に息子を売ったのだ)。
サッカー黄金世代を積極的に報じる編集者達への買収。
布都を使って在りもしない女性問題をでっち上げたりもした。

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0ch BBS 2007-01-24