キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【饂飩王奥義】鈴仙奮闘記5【うどんゾーン】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/02(日) 22:46:21 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【タイガー&】鈴仙奮闘記4【バニー】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1368371724/

☆あらすじ☆

ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との
出会いにより、師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
色々な人と交流したり、特訓したり…。そんなある日、鈴仙と特に仲の良い妖怪兎・ウサギAから
練習試合の観戦を持ちかけられる。しかし、てゐと3人で試合を観戦しにスタジアムに来たら、
なんと命蓮寺の妖怪鼠・ナズーリンから寺を救う為、助っ人としてヒューガーズという
外界の企業サッカーチームと対戦するようお願いされる。それを受けた鈴仙は勧誘も手伝わされる羽目に。
妹紅が空気を読まず(?)参加辞退というアクシデントもあったが、伊吹萃香、パチュリー・ノーレッジなどの
有力選手勧誘の成功、そしてがんばるストライカー寅丸星や超人・聖白蓮の活躍の結果。
鈴仙達タイガースターズは、ヒューガーズに後半20分の時点で4−1と大差。(鈴仙は本編イタリア戦の日向みたくなってた)
そこで鈴仙は奇策として、パチュリーに反町へのポストプレイを依頼して…?

151 :森崎名無しさん:2013/06/06(木) 23:23:57 ID:???
聖の姉さんかっけぇ!

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/06(木) 23:39:24 ID:???
萃香の次は白蓮が決めて、今度こそ今度こそ本当に試合終了!
…というところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
日向のガッツはこれできれいに0になりました。

>>132
本編では中山さんと反町の共演もあまり無かった気がしますね…。(アジア予選くらい?)
作者も大好きなキャラである二人が愛されていて?嬉しい限りです。
>>134
スキル・隠れMは思った以上に強力でしたね…。
今後似たようなスキルを持ったキャラも出てくるかと思いますが、
彼女にも要注意ですね。
>>137
萃香は1萃香乙を除けば大活躍でしたね…。
ですが鈴仙や星も2ゴール上げてますし、白蓮も攻守にわたり活躍。
日向も決まりこそはしませんでしたが、最後の最後に存在感を見せてくれましたし…。
まだまだ分かりません。
>>138
前回試合のパスカルのように、鈴仙がKを引いてMVPに!…なれるかもしれません(汗)
それに仮に絶望的な目でも、MDPなら狙えるかも…w
>>139
萃香(1萃香乙だけど大活躍)が本命、星(2ゴールだけど途中退場)、鈴仙(キャプテンで2ゴールだけどミスキック連発)が対抗。
日向(1得点のみだがインパクトあるシュート)、夢美(活躍は少ないがインパクトあるツインシュート)が大穴でしょうか…。
前回のようにあまり偏りが出過ぎないようにしたいですが。偏りのお陰で鈴仙が逆転! という事も起きそうですし…悩ましいです。
>>151
萃香さんの鬼らしい豪快なプレーの次は、姐さんが命蓮寺の為に全力を尽くしてくれましたね…!

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

153 :森崎名無しさん:2013/06/06(木) 23:42:53 ID:???
おつでした。
点差はあっても日向のお陰で気の抜けない良い戦いだった。

154 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 14:55:33 ID:???
GKの差で勝ったみたいなもんだしな
もしかしたら若島津も幻想入りかな?
にとりが加わってたし、反町と一緒に戦ったりして

155 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:21:04 ID:???
こんばんは。今日も楽しく更新していきます。
>>153
乙ありです! 点差的には一方的になってしまいましたが、
楽しんで頂けたのでしたら幸いです!
>>154
輝夜「私がGKだったら今頃5−6で負けてたわね…」
若島津の進退や反町との関係は…今後の判定次第ですね。

次のレスから本編に移ります。残りの試合はダイジェストですが、
時間も微妙ですので全て無判定で行かせて頂きます。少々長くなりますが、ご了承ください。

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:22:27 ID:???
★日向→タイガーオーバーヘッド 57 ( ハートA )+( 2 + 6 )+(隠れMLV2+2)=67★
★レティ→コールドスナップ 54 ( ダイヤ2 )+( 5 + 3 )+(人数補正+2)=64*吹き飛び!
 超人・聖白蓮→高いクリア 56 ( クラブ9 )+( 5 + 5 )+(人数補正+2)=68★
=−1→ボールはこぼれ球に。そしてナズーリンがフォロー

日向が渾身の力で、正真正銘の最後の力を振り絞って放ったオーバーヘッドキックは。
位置とタイミングを合わせるだけの単なるオーバーヘッドキックとは違い、
空中からでも正確にタイガーショットの構えを取って、正確に選手とゴールを吹き飛ばしにかかる。
逆境にあってその本領を発揮する日向の突進はまさに鬼神の如く。

レティ「(し…信じられない! こいつが本当に――人間だっていうの!?)キャアアアッ!!」

ドッゴオオオオン!!

萃香の全力の飛び出しをも凌駕せん速さと力で、レティを大きく吹き飛ばす。
大柄な彼女が、フィジカル負けしてここまで簡単に吹き飛ぶ事は極めて稀で、
彼女自身も、一瞬自分の身に何が起こったのかを理解できなかった。

小傘「(――へ? や…やばくない!?)」

何となく回りの空気を読んでクリアーに向かって飛び出した小傘は、この時大いに後悔していた。
――もうすぐ、自分も吹き飛ばされる。そう信じて疑っていなかった。

小傘「(レティさんですらああも無残に吹き飛んだ…私だったらきっと全身複雑骨折だよ…!!
そして閻魔さまにも許されず、問答無用の地獄めぐりだよお…!!)」

後悔するくらいなら、最初から飛び出すなよ…。そう思ってはいけない。
彼女のこの無駄に溢れるガッツと向こう見ずな所こそ、彼女の長所なのだから。
実際、日向のタイガーオーバーヘッドは小傘の存在によりコースを大きく制限され…。

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:23:27 ID:???
超人・聖白蓮「―――ここです!!」

ギュン!  …バチイィイイイイ!!

日向「ククク…ハーッハッハッハッハッハ!!!―――ぐうッ!?」

ユラ…バタン!!

超人・聖白蓮の速さとパワーが入り混じったクリアーが見事に炸裂し、ボールは弾かれてしまう。
日向はそれを見届けてから大きく笑い声を上げて…フィールドに倒れる。

偽カイザー「ま、まだだ! まだねじこみが―――」

ボールはPA内に転がり、偽カイザーが必死に追いかけてゴールを目指すが…。

ナズーリン「今度はこっちが早いぞ! ゴールは……させるかあああああ!!!」


ナズーリンがいち早くフォローし、大きくボールを前線に上げる。
―――そしてそのボールをパチュリー・ノーレッジがキャッチした時点で、完全に決着はついた。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:24:31 ID:???
ちゆり「くそっ! これは小さくても―――必殺の武器だz……って、は、早い!?」

パチュリー「ゲホ、ゲホ…。確かに鋭く良いタックルだったけど、私には通用しないわ――お燐!」

焦るあまり積極的にパチュリーに向かうちゆりだったが、基礎的な技術の差が大きく、
彼女の必殺の武器は何の役にも立たない。ボールは易々と右サイドのお燐に渡る。

お燐「あ〜い♪」

偽マウリシオ「さ…させるかァ!」

今度は偽マウリシオが積極的にプレスをかけに来るが…それは未熟な彼の判断ミスだった。

お燐「おお〜〜っと、ちょっと急ぎ過ぎやしないかい、お兄さん? 分かんなかったかな? 
このあたいにとって―――。 サイド際はお庭なんだよッ!!」

クリン! スタッ! スタタタッ!!

偽マウリシオ「な…なにィ!? サイドアウトへの恐れが全く無いだと!?」

サイド際でのボールキープを大の得意とするお燐にはまるで敵わず、
貴重な時間の暫くを浪費する結果となる。

159 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:25:37 ID:???
偽マウリシオ「ち…ちくしょおおおお!!!」

ズザアアアアアアアアアアアア! ポロン…

お燐「へっへ〜ん…って、あっ」

しかし、偽マウリシオの必死の抵抗が身を結び、ロスタイムに入って、
油断して手を抜いたお燐からボールを弾く事に成功する。そしてそのボールは…

沢田「――もう日向さんは居ないようなものだ。 だったら…僕が上がるんだあああ!!」

沢田がフォローして、全速力でドリブル突破を図る。

中山「(――ぐっ。 早いだけでなく――巧い!? 負傷を押して入ったのに、何てザマだ…!)」

そのドリブルは随所随所に様々なテクニックが込められており、
やや華麗と表現しても良いドリブルに中山は辛うじてで抜かれてしまう。
…皮肉な事に、またしてもブランク。そして負傷が祟った結果になってしまった。

沢田「よし――! 行ける! 後はここから夢美さんに渡せば…!」

そうして、沢田は得意のピンポイントパスの態勢に移ろうとするが、
眼前にもう一人、抜かなければならない敵の存在がある事に気づく。

反町「…………タケシ。(どうしてお前は、そう頑張れるんだ…? あの日向なんかの為に。
お前だって、日向を恐れる感情は俺と一緒だったんじゃあないのか……?) …ッ。――容赦はしないぞっ!!!」

160 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:26:59 ID:???
彼の先輩である反町一樹。沢田は、高い実力を持っているのにも関わらず。
決してそれをひけらかしたりはしない彼の事が好きだったし、
人間として共感できる点や尊敬できる点を多くもっていた。(もう少し言いたい事は言っても良いのではと思っていたが…)

沢田「ぼ…僕は。 僕は――(わからない…。反町さんのように日向さんから逃げだすのが
正しかったのか? 僕は逃げる勇気すら無かった。 反町さんは言いたい事は言えなかったけれど…。
勇気を出して、行動で示しただけ、だったのか―――!?)うわああああああああ!!!」

沢田のドリブルにはもはや先ほど中山を抜いた時のような精彩さは無く。
自分に出来なかった事を成し遂げた先輩に対する、やり場のない感情の爆発があるだけだった。
それを反町は―――全力のプレーで返した。

反町「すまんっ!!!」

グワッ…ズザアアアアアアアアアアアア!!!!  バシッ!

沢田「――あっ!?」

実況「ああ〜〜! 反町選手がここで自慢のタックル! ポイゾナスタックルで沢田選手からボールカット!
沢田選手、少しプレーに集中が見られなかったが、焦ったか〜〜〜!!??
そしてボールを再び大きく蹴り出し…!!」


ピッ、ピッ、ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!


タイガースターズ 5 − 1 ヒューガーズ

161 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:33:25 ID:SPyymOnA
実況「――試合、終了です!! タイガースターズ! なんと5得点でヒューガーズを破りました!
これで最初の約束通り、ヒューガーは命蓮寺の土地でのデパート建設は取り下げる方向となりそうです!」

観客「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」「よくやったー! タイガースターズ!!」
「皆スゴかったぞおおお!!!」「日向小次郎…恐ろしいヤツだった」「うどんちゃん!」「パッチェさーん!!」

鈴仙「…勝った? …そう、勝ったのね…。良かった…」

バタリ。――鈴仙は自分達の勝利を認識して、もう一度フィールドに倒れ込んだ。
芝の感触が、何だかとても気持ちが良い。


そんな鈴仙に、近づいてくる人影が一人。それは―――。

先着1名様で、

★日向は話に行くガッツが無い→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→反町「……やあ。お疲れさん、キャプテン」
ハート→夢美「――今日は、良いデータが取れたわ」
スペード→沢田「ぼ…僕は一体何のために…」
クラブ→若島津「………完敗だ」
クラブA→ロベルト(全裸)「やっほ^^」
JOKER・ダイヤK→??「……ありがとう。 ――良い試合、でした」

162 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 22:34:30 ID:???
★日向は話に行くガッツが無い→ ハートQ

163 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 22:49:24 ID:SPyymOnA
★日向は話に行くガッツが無い→ ハートQ ★
ハート→夢美「――今日は、良いデータが取れたわ」

夢美「…今日の試合、私は活躍出来なかったんだけどね」

自信満々な表情をした、赤い髪の少女――岡崎夢美が。
鈴仙を値踏みするような目で、じっと見つめていた。

鈴仙「(この人は…。何だか前にも見た事があった気がするけれど。
まさか外界で日向の傘下に入っていたなんて、知らなかったわ…。 外の世界も、狭いもんね)」

鈴仙は過去の試合で夢美と対峙した事があったが。
実際にチームメイトだった事は無かった上、肝心の対戦回数も少なかったことからあまり覚えてはいなかった。
外の世界の人で、幻想郷を機械で行き来している――くらいの情報しかなかったのである。

鈴仙「(……そういう訳で、この人とは何の面識もないのよねえ。幻想郷にもたまにしか来ないし。
―――これを機会に、何か話してみようかしら?)」

A:「どうして日向のチームに加入していたんですか?」
B:「ちゆりさん…とは仲が良いんですか?」
C:「幻想郷には暫く滞在するんですか?」
D:「練習に役立つ機械とか、持っていませんか?」
E:「ところで女性の顔を10点満点で評価するとしたら、パチュリーさんは何点ですか? やっぱ10点?」
F:「良くデータがどうとか言ってましたけど、一体何のデータですか?」
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

164 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 22:50:39 ID:40dAb9Nk
F

165 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 22:51:41 ID:TkDEvPiI
C

166 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 22:51:53 ID:???


167 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 22:55:56 ID:UNGb3UZk


168 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 23:06:17 ID:SPyymOnA
F:「良くデータがどうとか言ってましたけど、一体何のデータですか?」

鈴仙は一つ、気になっていた事があった。
彼女――夢美は事あるごとに『データ』という言葉を連呼していた。
実際、日向の逆境による身体能力の向上。中山の底知れぬポテンシャルと、道を切り開く力。
そして、急激な成長と変化を遂げる鈴仙の能力、行動原理―――。
その全てにおいて、彼女は良い「データ」になると考えていた。

夢美「(……ま、当然気になるわよね。 こうまで露骨だと)」

夢美は唇を歪めて、鈴仙の紅い瞳をじっと見つめる。
通常ならば狂気に陥りそうだが、元々狂気だからか、既になんらかの対策をしてあるのか。
彼女の様子は怖いくらいに変化しない。
鈴仙は仰向けに寝そべりながら、夢美のそんな表情を見つめていて。
こちらが逆に気が狂いそうだと感じる。

夢美「……そうね。 ―――」

夢美が鈴仙に語った内容とは…?

先着1名様で、

★影で動く計画→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→「―――幻想郷の…」
ハート→「―――貴女の…」
スペード→「―――サッカーで…」
クラブ→「――ひ・み・つ?」
JOKER→夢美「…実は――」??「う…うわああああああ!!」夢美「(――ッチ)」

169 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 23:07:18 ID:???
>>168で文字化けしてるかもしれませんが、クラブにある?はハート記号です。
特に深い意味はありません。

170 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:07:33 ID:???
★影で動く計画→ ハートK

171 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:09:39 ID:???
ハート記号は

& hearts;

上の&と単語の間のスペースを消して入力すると入力できますよ

172 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:19:39 ID:???
ただ、携帯だと読めない場合があるのでそこだけは注意ですよ

173 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 23:45:45 ID:???
★影で動く計画→ ハートK ★
ハート→「―――貴女の…」

夢美「(このくらいは、教えてあげてもいいかしらね)――私が
データに拘る理由。それは――【貴女のお師匠様がそれを望んでいたから】よ」

鈴仙「――し…師匠が!? 貴女と師匠に、一体どんな関係が…!?」

突然、師匠――八意永琳の名前が、夢美の口から飛び出して来た事に、鈴仙は大きく驚く。
永琳もまた、自分と同じように夢美とそこまでの面識は無い筈だ。

夢美「さあ? ただ…。 【敵か味方かと言われれば、味方寄り】っていう感じかしらね。
―――っと。話し過ぎてしまったわね。 
…私はこれから外界に帰るから、暫くの間は会えないけれど、これだけは覚えておきなさい。
……私は、そして貴女のお師匠様は――貴女の味方よ。少なくとも、私達はそう思っている」

夢美はこれ以上語る事をせず、自軍のベンチに戻る。

鈴仙「――ちょ、ちょっと待ってよ! 結局何なのよ!? 敵とか味方とか…!
どうしてそれに師匠が関わってくるのよ!? もっと説明が―――!」

鈴仙は夢美に詰め寄るが……夢美がこれ以上鈴仙に語る事は、無かった。

*永琳と夢美の関係、永琳→(?敵ではない?)←夢美 が判明しました。

174 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 23:46:50 ID:???
実況「――さあ! それではそろそろマンオブザマッチの発表に移りたいと思います!」

ぐるぐると悩む鈴仙の思考を、実況の底抜けに明るい声が無理やりに打ち切る。

中山「さあ、鈴仙さん! あんたもきっと候補に挙がっている。 前回の試合のリベンジだ!」

萃香「なーに言ってんだい! 悪いけれど、この試合は私が頂いたね!」

小傘「いやいや私が!」

レティ「それはない」

小傘「ゆ、許されてなかった!?」

星「(この試合…私もできれば欲しいなあ、なんて…)」

静葉「ウフフ…皆? 私の事覚えてる? あーあ、きっと覚えてないんだろうなあ。
お姉ちゃん、もうオワコンだからなぁ〜♪」チャキッ

反町「ひ、ヒッ!? や、辞めましょうよ静葉さん!?(―――オワコンって何だろう…?)」

響子「皆頑張ったんだし、皆が満点! じゃあ駄目なんですかー?」

白蓮「…私もどちらかと言えばその立場ですが。 特別な称賛があるからこそ、人間は頑張れるというのもありますからね」

俄かに盛り上がるタイガースターズベンチ。大差で勝利したのだから、
おそらくマンオブザマッチは自分達のチームになるだろう。
当然日向や夢美は恐ろしい選手だったが、実績は上げていない。
だからこそこの試合で一定以上の活躍をした者は、自分が選ばれるのではないかと期待をし…?

実況「本日のタイガースターズ対ヒューガーズの、マンオブザマッチは〜!?」

175 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 23:48:04 ID:SPyymOnA

先着5名様で、

★鈴仙→(勝利チームキャプテン+3)+(2ゴール+2)+(見事なワンツー+1)+(ミスキック目立つ-2)+ ! card =★
★星→(勝利チーム+1)+(2ゴール+2)+(1アシスト+1)+(見事なワンツー+1)+(途中退場-2)+ ! card =★
★白蓮→(勝利チーム+1)+(1ゴール+1)+(最後の強靭なクリア+1) ! card =★
★萃香→ (強力FW陣相手にほぼ完封+5)+(一対一で圧倒+2)+(豪胆な飛び出し+2)+(萃香乙-2) ! card =★
★日向→(敗北チームキャプテン+1)+(幻想郷トップを超えた破壊力+4)+(1ゴール「のみ」-1)+(評判悪-5) ! card =★

と書き込んでください。合計数値の大小によりマンオブザマッチが決まります。
同数の場合は同数のキャラ同士で再判定とします。

176 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:49:01 ID:???
★鈴仙→(勝利チームキャプテン+3)+(2ゴール+2)+(見事なワンツー+1)+(ミスキック目立つ-2)+ クラブQ =★

177 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:50:37 ID:???
★星→(勝利チーム+1)+(2ゴール+2)+(1アシスト+1)+(見事なワンツー+1)+(途中退場-2)+ ハート8 =★

178 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:50:43 ID:???
★星→(勝利チーム+1)+(2ゴール+2)+(1アシスト+1)+(見事なワンツー+1)+(途中退場-2)+ ハート7 =★

179 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:51:26 ID:???
★白蓮→(勝利チーム+1)+(1ゴール+1)+(最後の強靭なクリア+1) ダイヤ9 =★

180 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:51:44 ID:???
★萃香→ (強力FW陣相手にほぼ完封+5)+(一対一で圧倒+2)+(豪胆な飛び出し+2)+(萃香乙-2) クラブ5 =★

181 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:52:04 ID:???
★白蓮→(勝利チーム+1)+(1ゴール+1)+(最後の強靭なクリア+1) ハートK =★

182 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:52:17 ID:???
★白蓮→(勝利チーム+1)+(1ゴール+1)+(最後の強靭なクリア+1) クラブ4 =★

183 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:52:52 ID:???
★日向→(敗北チームキャプテン+1)+(幻想郷トップを超えた破壊力+4)+(1ゴール「のみ」-1)+(評判悪-5) JOKER =★

184 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/07(金) 23:53:04 ID:SPyymOnA
すみません、星の(1アシスト)は間違いでした!
もし間に合えば、
★星→(勝利チーム+1)+(2ゴール+2)+(見事なワンツー+1)+(途中退場-2)+ ! card =★
でお願いします!
もしもう引かれていましたら、そちらの書き込みを優先いたします。
申し訳ございませんでした。

185 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:56:24 ID:???
鈴仙ちゃん始まったな

186 :森崎名無しさん:2013/06/07(金) 23:57:03 ID:???
ここでジョーカー引くとか…本スレで猫ってるのに

187 :183:2013/06/07(金) 23:57:11 ID:???
JOKER出たときはどうなるかと思ったけどセーフかな?

188 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 00:26:01 ID:???
★鈴仙→(勝利チームキャプテン+3)+(2ゴール+2)+(見事なワンツー+1)+(ミスキック目立つ-2)+クラブQ =16★
★星→(勝利チーム+1)+(2ゴール+2)+(見事なワンツー+1)+(途中退場-2)+ハート8 =10★
★白蓮→(勝利チーム+1)+(1ゴール+1)+(最後の強靭なクリア+1)+ダイヤ9 =12★
★萃香→ (強力FW陣相手にほぼ完封+5)+(一対一で圧倒+2)+(豪胆な飛び出し+2)+(萃香乙-2)+クラブ5 =12★
★日向→(敗北チームキャプテン+1)+(幻想郷トップを超えた破壊力+4)+(1ゴール「のみ」-1)+(評判悪-5)+JOKER =14★
→鈴仙がマンオブザマッチ!! 超鈴仙伝説はここから始まった――(嘘)

実況「マンオブザマッチは―――鈴仙・優曇華院・イナバ選手で〜〜〜す!!!」

鈴仙「…………」

ナズーリン「あ、あのー? 鈴仙さん?」

ナズーリンは、勝利に次いで最も喜ばしい知らせが来たのにも関わらず。
まるで他人ごとかのようにボケーっと空を仰いでいる。

中山「――おい! 鈴仙さん! やったじゃあないか!?」

中山も流石にそんな態度の鈴仙を心配しつつ、祝福しつつで身を乗り出す。

鈴仙「いやーあ、凄いわねえ。鈴仙・優曇華院・イナバって人」

中山「……は?」

―――そう。鈴仙は度重なる不運と報われぬ人生を過ごし過ぎたせいで、(例:ハットトリックしたのにMOM取れない)
自分の身に降りかかる幸運とか称賛とかが、何かの罠か聞き間違えであるか。
とにかく、自分の身にそんなものが来る筈がないと、心の芯の底から信じ切ってしまっていたのである!

反町「(…俺も得点王始めて取った時は、耳を疑ったよなあ)」

189 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 00:27:01 ID:???
そんな鈴仙の様子に共感をもって見てくれているのは反町くらいだった。

実況「えー、マンオブザマッチを受賞した、鈴仙・優曇華院・イナバ選手には…って、あれ、鈴仙さーん!!
マンオブザマッチ貴女ですよー!! 賞金とか商品とかありますよーー!!」

…しかし、そんなほのぼのとした事は言っていられない。
実況や試合の運営委員は鈴仙が真っ先に駆けこんでくると信じてとっくにスタンバッていたのだ。


中山「こ…こうなったら最終手段だ! 一緒にこいつを引っ張りだすぞ! 萃香さん!」

萃香「あたぼうよ! 力仕事なら、任せときな!」

鈴仙「え…ちょ、どうしたの中山さーん!? って萃香さん、イタイイタイ!!」

中山はこうなったらと、鈴仙の腕を無理やり引っ張って、フィールドにつれて行く事を決意した。

実況「お…おかしいですねー…? どうやらお腹でも痛めたのでしょうか?」

ウサギA(観客席)「だ…大丈夫でしょうか、鈴仙さま…?!」

てゐ(観客席)「あんのバカ鈴仙…! きっとアイツの事だから、自分がこんな賞を取れる筈が無いと決め込んでるのよ!」

実況「――え、えー。居ないようでしたら、時点の日向こz…」


中山・萃香「ちょっと待ったーーーー!!!!」

190 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 00:28:54 ID:???

実況が痺れをきらし、やむなく次点として日向を指名しようとしたタイミングで…。
鈴仙はようやく表彰台に立つ事ができた。
そこで鈴仙はようやく気付くのである。自分が…この自分が…。

鈴仙「(私が……この試合の主役だったんだ!!!)や―――やったああああああああああああああああああ!!!!!」

実況「あ…あの。 鈴仙さん!? 来たのは良いんですが、今度は落ち着いてください!?」

鈴仙は完全に我を失い、涙を流しながら大きく歓声を上げたのだった。

実況「え、えー…。鈴仙選手には、10月に行われる選抜大会の実行委員長でもある稗田阿求氏より、
賞金 6 000円と オレンジジュース が授与されます」

阿求「おめでとうございます。とても素晴らしいプレイでしたよ(ニコッ)」

鈴仙「ううっ…あ、ありがとうございます!!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアア!!」「ま、結局キャプテンとしてそこそこ活躍してたしな。いいんじゃねーの!」
「泣いちゃってるよ…可愛いなあ。応援してあげよっと」「うどんちゃん!」「しかしルナティックス強いなあ…」

パチパチパチパチパチ!!!!!!!

―――一波乱もあったが(主に自業自得で)。
鈴仙は大勢の観客の拍手に支えられ、見事この試合の顔となれたのだった―――。

*大観衆の見守る試合でマンオブザマッチを取ったので、人気度が大きく上がります! 21→31

191 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 00:34:31 ID:???
鈴仙が無事に人気を大きく上げ、しかも6000円も貰った所で、
今日の更新はここまでにしたいと思います。

>>171-172
教えて頂きありがとうございます!

でしょうか。それでも、携帯で見れないようでしたら、これからは余り使わないようにします(汗)
>>185
始まりましたね…!
>>186
この試合、前半はともかく後半の引きは順当に実力を発揮してましたしね。
萃香以外のGKだったら余裕でもっと失点してたと思います。
>>187
セーフでしたね。JOKERが出た時は焦りましたが…

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

192 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 00:36:50 ID:???
乙でした。
日向はまだまだ暴れ足りないだろうし、今後が楽しみです。

193 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 02:14:32 ID:???
今回は収入がけっこう入ったし、個人的にはしあわせになれるくすりあたりを狙いたいな。
今の時点なら全能力−1になっても十分取り戻せるだろうし。

194 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 06:27:43 ID:???
妖夢と一緒に練習してから買い物に行こうかな

195 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 07:52:40 ID:???
輝夜の難題の報酬をもらってから買い物にはいきたいな。

196 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 09:23:30 ID:???
薬は名前からやばそうだけど、買ってすぐ使えるなら買った後に妖夢と練習したほうがいいのかな、
能力下がればタックルと競り合い練習での上がりやすさが上がるし。

197 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 11:31:38 ID:???
日向が面白い引きするな。

198 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 17:52:00 ID:???
>>196

確実に妖夢と練習できると決まったわけではないので引き次第では面倒なことになる

199 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 23:52:19 ID:???
こんばんは。友人と遊んでいたらこんな時間になりましたが、
少しは更新したいと思います。

>>192
乙ありがとうございます!
日向は能力がかなり規格外なので、暫くは直接試合に出る事はないかもしれません。
判定次第で彼の処遇と進退が決まる…予定です。
>>193
狂気度+30は大きいですからね…。
ただ、現時点では鈴仙の能力は高いですが、今後の才レベルの上昇や、
ルナティックスメンバーの育成も考えると、使用しすぎるのは危険かもしれません。
>>194,>>196,>>198
そこら辺のタイミングやバランスについても、考えて頂ければ幸いですw
>>195
輝夜の報酬を含めたら所持金が凄い事になりますね…。
ですが、所持金が多いと多いで色々と付き合いが増えてしまうかもしれませんね。
>>197
もうこたんから猛虎まで色々な面を見せてくれましたね…w

200 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 23:53:46 ID:???
一方その頃のヒューガーズベンチでは。

偽カイザー「……っと。そろそろ時間切れみたいだな」

偽マウリシオ「――本物の俺の実力は、こんなモンじゃないですからね?」

偽チャナ「………(この試合、俺は殆ど何も出来なかった。 兄さん達の不在は言い訳にならない。
これからは、俺個人の能力も磨いていかなくては…。 それも無理な願いだけども)」

シュウウウウ… コロ…コロコロ…

まず、三体のコピーロボットが有効期限を迎えてしまい、
化学反応を起こしたような音を上げながら、彼らは元の人型の人形に戻る。

沢田「(……少しの期間とはいえ、一緒にサッカーをやってきたんだよなあ。
彼等が単なる本物のコピーであるといっても、なんだか複雑な気持ちだ…)」

沢田は、良心の呵責に少しだけ苛まれる。
彼にとっては、ほんの一時期でも共に戦ったロボット達も、大事な「仲間」だった。

201 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 23:54:54 ID:???
夢美「―――さ、帰るわよ。ちゆり」

次に声を上げたのは、東邦大学の教授・岡崎夢美だった。

ちゆり「え!? も、もういいのかぜ? ご主人!?」

夢美「…もう充分データは取れたからね。 長居する必要はないわ」

自分の目的を果たした後はどこまでも無関心。
ある意味研究者らしい態度ではあるかもかしれないが、あまりに無責任というか、思い切りが早すぎるのではないか。
ちゆりは何時もの夢美と比べても不自然ではないかと思ったが…。

ちゆり「(――ま、ご主人は稀代の天才にして稀代の変人だからな。 仕方ないぜ…)」ゴツン!「―――って、あいたッ!」

夢美「あんた、また余計な事を考えていたでしょ?」

ちゆり「そ…そんなことないのぜ!?(ど…どうしてご主人は私の考えてる事がわかるんだぜ!? これが魔法なのか!?)」

―――彼女は、何時もの事であると。思考を停止させる。
実際、夢美の行動は、ちゆりにとって何の関係も無かった。それゆえ、正しい判断だったのかもしれない。

202 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 23:56:04 ID:???
若島津「…………」

若島津は、何も話す事もせず、誰にも顔を向けず。ひたすらに地面を見続ける。

華扇「……貴方の信じていた物。それを打ち砕かれたならば――さぞかし辛いでしょうね」

若島津「――貴様に、何が分かる」

そんな彼を案じて声をかけてきた華扇。若島津はようやくそこで声を絞り出すが。

華扇「……さあ? 何も。 ただ――力というのは、案外脆い物だと言う事を知っているから。
孤高たらねば力は手に入らぬ。しかし、力を得た先にあるものは、更なる力への絶望…。 それを私は知っています。
力を求めようとしても……結局、何れは途中で心が折れるか。
あるいは力を欲するという感情すら忘れた。単なる「機械」になり果てるのみです」

若島津「…………」

彼女の続く言葉を受けて、若島津は押し黙る。

203 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 23:57:05 ID:TdXfRbvc
自分は力こそが正義と信じ、果てにはその身体すらも機械へと変化させた。
しかし、それでも敵わないならば、自分は何を望むだろうか?
このまま力を欲するあまり、自分の身体は少しずつ機械に浸食されてしまうのではないか?
その果てに、自分の意思が残ってしまっていくのではないか?
―――それは、果たして本当に自分の望んだ事なのか?
……思考を重ねた結果。

先着1名様で、

★若島津の考え→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ・ハート→「俺の力とは…。――一体何だ?」
スペード・クラブ→「それならば――。 俺は「機械」となってみせよう」
JOKER→にとり「力が足りない? ならこれだね! ジャジャーン! その名も『超若水』!! 飲んだら超パワーアップだよ!」

204 :森崎名無しさん:2013/06/08(土) 23:57:37 ID:???
★若島津の考え→ ダイヤ3

205 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 00:01:16 ID:???
スペード・クラブじゃなくてよかった……!

206 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 00:25:12 ID:???
★若島津の考え→ ダイヤ3 ★
ダイヤ・ハート→「俺の力とは…。――一体何だ?」

若島津「……(俺の力は…何だ?)」

若島津はそこで自問自答をする。自分の誇る力とは何か? 
…GKとしての能力か? それとも、クリアラーとしての能力か?
はたまた、格闘家としての戦闘能力か?

若島津「(違う)」

――自分が欲するものは、単純な、計測・評価可能な力ではない筈だ。
人間がそこにいる価値。完全に純化されたそれは、失点数だとか活躍だとか、
金とか名誉とか。そんなものでは無かった筈ではないのか?
そう悟った時。若島津は華扇に対して、今度は無理なく話す事ができた。

若島津「――あんたは力とは脆い物と言ったが。俺は違うと思う」

華扇「……ふむ。 聞かせてください」

若島津「あんたが語って聞かせた力。 それは、一義的な意味での力だ。
腕力とか、暴力とか、権力とか。確かにそれも力であるし、俺はそれを持った日向さんを尊敬している。
――だが。ようやく分かった。 そのような力は副産物であり…。俺が求める根源的な力とは異なる」

華扇「…………」

華扇は、自分よりも遥かに年下の少年の意見を、黙って素直に聞きとる。
もしも彼が誤った道を歩もうとしていたならば、彼女はお節介にも口を出していたかもしれないが。
……この少年は、正しい道を自ら見つけ出そうとしていたから。黙ってそれを受け入れる事にした。

若島津「――俺は、ただ俺としての価値を高めたいだけだ。俺の限界…それを見つけ出したいと思っている。
それは俺を「力」と呼称している。それだけの話だった。……なまじ失点を重ねただけに、気付かなかったが」

207 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 00:26:44 ID:???

最後に自嘲的な笑みを浮かべる若島津。
彼は、敗北から自らの根源的な欲求の正体を整理する事に成功した。

華扇「そう…それは良かった。 ならば、私のお節介は要りませんね。
(後は、凹んだり調子に乗ったりの河童ですね……)」

その言葉を聞き、お節介な仙人――茨木華扇は若島津へと話しかける事をやめる。
(そして、次のターゲット(にとり)の元へと向かったが…今回は割愛する)
――強大な力を持つ彼女が、力の無為さを語る事は傲慢かもしれない。
しかし、その事により若島津が正しい方向性とモチベーションを身に付けたのは事実である。

若島津「(日向さん……。俺は、貴方に負けない。いえ、貴方以上の「力」を手に入れてみせる。
――それまで、暫しの間御容赦を。 …後は頼んだぞ、タケシ)」

目的を定かにした若島津は、そのまま誰にも告げず、ひっそりとサッカーコートを去る。
彼は彼の方法で力を身につける。
――しかし、その力は以前思い描いていたような矮小なものではなくなっていた。

*若島津が幻想郷にて力をつける旅に出ました。

208 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 00:30:31 ID:???
短くて申し訳ございませんが、今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>205
スペード・クラブでもあまり展開は変わっていませんでしたが、
ダイヤ・ハートの方が鈴仙や幻想郷の人妖に対して友好的な態度を取ってくれます。
また、華扇との関係性も深くなっており、今後二人のイベントが起きるかもしれません。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

209 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 00:33:35 ID:???
乙です。

210 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 00:46:08 ID:???
おつでした。

211 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 19:08:55 ID:???
こんにちは。今日も更新を始めて行きます。
>>209
乙ありです!
>>210
乙ありがとうございます。
文章が多いパートが多く申し訳ないですが、もう少しお付き合い下さると幸いです。

212 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 19:10:04 ID:???
日向「…………」

日向小次郎もまた、鬱屈とした表情で…ベンチ内では無く、フィールドに立ちつくしていた。

星「…………お疲れさまでした」

ペナルティエリアの手前に立ち、もはや守護神不在のゴールを睨みつける。
そんな彼に話しかけたのは…かつて日向に『檻の中の虎』と評価された寅の妖怪少女――寅丸星だった。

日向「…大好きなお説教にでも来たのか?」

星「……聖はきっと許すのでしょうが。 ――私個人としては、貴方のような外道は許す気にもなりません」

星は普段の温厚な雰囲気から考えられぬ程の、静かな怒気と軽蔑を込めた表情で日向を見つめる。
白蓮とは違い直情的な彼女は、試合に勝ったとはいえ、どうしても日向の傍若無人な行動が許せなかったのだ。

日向「……貴様に許される必要はない。 ――俺は、俺の正義を貫く。それだけだ」

日向の態度は、試合前から揺らぐ必要も

星「……以前貴方は私に、『檻の中の虎』と申しましたが。 
――私は、貴方のような野生の虎にはなりたくありません。
野生の虎は強く、逞しいのかもしれませんが――とても孤独です。
今回の試合の貴方を見ていて、そう感じました。
…それだったら私は、弱くとも、時には息苦しくとも。皆と支え合え生きていける。
檻の中、屏風の中の'寅’で充分です」

213 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 19:11:19 ID:YXgNrkVY
何の屈託もなく、迷いの無い表情で凛と告げる星。
それは、日向に対して全くの無力で、仲間を救えなかったと後悔していた時のものとは大きく違う。
若島津がこの試合で自分の目指すべきものを掴んだように。
彼女もまた、自分がどうあるべきか、確固たる像を掴んでいた。

日向「…何故、そうも謙虚で居られる。貴様には力がある。
求めれば、こんなチンケな寺のヒーローに留まらず、もっと大きな舞台で活躍できる筈だ。
……なのに、何故そうも貴様は…力に対して無欲で居られる!?」

日向にとって、そんな星の目指す道は、とても珍しく思えた。
強い力を先天的に持って居ながら、それを決して自分の為に使おうとしない。
そんな者、今までの彼の人生には存在しなかった。
……強いて言うならば、岬がそれに近い人物だったろうが、
それでも彼には強い野心(それが具体的にどのような類かは分からないが、恐らくサッカー選手のとしての大成だろう)
が宿っている事を、日向は経営者としての鋭い勘でかぎ取っていた。

しかし、この眼前の少女――寅丸星には、そのような匂いが全く感じられない。
彼女には、野心が無かった。ただ真っすぐで、目の前の仲間の事しか考えない、そんな人物だった。
日向はそんな彼女に相対して……

先着1名様で、

★日向の進退→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ・ハート→「(――認めたくないが、コイツ等には。俺には持たぬ力があるというのか…?)
スペード・クラブ→「(――解せんな。俺は俺なりのやり方で、再び恐怖を与えさせてやるとしよう…ククク」
JOKER・ハートK→日向「――下らん! 吹き飛ばしてやる…!」星「さ――させません!」しかしその時珍事が――?

214 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 19:12:58 ID:???
少しおかしい感じになっているので、訂正します。

日向「…何故、そうも謙虚で居られる。貴様には力がある。
求めれば、こんなチンケな寺のヒーローに留まらず、もっと大きな舞台で活躍できる筈だ。
……なのに、何故そうも貴様は…力に対して無欲で居られる!?」

は、実際に言っていない、心の中のセリフです。()が必要でした。
でないと、少し文章として流れがおかしいと思いますので。

215 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 19:14:46 ID:???
★日向の進退→ スペードA

216 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 19:14:53 ID:???
★日向の進退→ JOKER

217 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 19:25:36 ID:???
一瞬JOKERかと思ったがそんなことはなかった

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 20:25:20 ID:???
★日向の進退→ スペードA ★
スペード・クラブ→「(――解せんな。俺は俺なりのやり方で、再び恐怖を与えさせてやるとしよう…ククク)」

日向にとって、彼女の存在は驚きだったが――。しかし、それ以上の物ではない。
試合中に白蓮が悟ったように、日向小次郎という男にもまた、彼女達に負けない信念があり。
そしてそれは、この惨敗を終えてなお折れぬ程強固なものだった。

日向「――貴様の言い分にも、どうやら一理あるようだな」

日向は、星を口だけが達者で、その実は貧弱で臆病なストライカーではなく。
自分にも匹敵しうる強烈なストライカーである事を認めた上で、そう語り始めた。

日向「…だがしかし、貴様等がその信念を曲げんのと同じように、俺とてこの程度で引きさがる男ではない。
それだけは覚えておけ」

星「――信念、ですって…? 他人を人とも思わぬそれが信念!? 
私達と同じような言葉を使って誤魔化さないで下さい!」

星の反論も聞かず、日向はそれで話は仕舞いだ、と言わんばかりにベンチへと戻る。

日向「……一旦、俺は身を引く。 しかし、これは逃亡ではなく、宣戦布告だと言っておこう。
――今後、貴様等と再び対峙する事となった時のな。 ――ククク…ハアーハッハッハ!!」

彼の最後の高笑い。これを負け犬の遠吠えと評するか、眠れる猛虎の尾を踏みつけた報いと
取るかは――。各人の判断に委ねる事にする。

*日向は一旦幻想郷から退く事になりました。
*しかし、再び舞い戻り何らかのイベントを起こす可能性はまだ残されています。
*星の日向への評価、星→(敵!)→日向 が判明しました。
*日向の星への評価が、日向→(実力は認めるが…解せんな)→星 になりました。

219 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 20:26:25 ID:???
沢田「(あ、あれ…? 若島津さんが居ないぞ?)ひゅ…ひゅうがさーーーん!!」

ヒューガーズベンチではまだしばらくの騒ぎが続いていたが…。
視点を一旦鈴仙に戻す。

ナズーリン「今日何度目の礼になるかは分からないが…。鈴仙さん、本当にありがとう」

鈴仙「ちょ…いいっていいって!」

ナズーリンは礼儀正しく頭を下げるが、丁寧な応対をされる事に慣れていない鈴仙はそれに対して大きく恐縮し、
恥ずかしそうにぶんぶんと腕を大きく振っている。

ナズーリン「…ところで。 実は今日の勝利を祝っての、宴会の準備をしているんだ。
――命蓮寺の庭を利用しての、野外立食パーティだ。
本来は酒は聖が許してくれないんだが…今、特別にお許しが出た。
だから、もし良ければ鈴仙さんにも来てほしいな、と思ったんだ」

鈴仙「へえ…! いいじゃあない!」

ナズーリンの提案に、僅かに色めく鈴仙。人見知りの彼女とて、宴会は決して嫌いではなかった。
しかし、その一方でナズーリンの表情は少し暗くなる。

ナズーリン「――で、申し訳ないんだが…【もし出て貰うなら、君にも少し負担してもらう必要がありそう】なんだ…。
私達の救い主である鈴仙さんにお金を取るなんて、と思うかもしれないけれど。
ヒューガーズに破壊された命蓮寺の修繕費が予想以上に嵩んでしまっていて……。
――ただ、それでも今日の勝利は祝いたい。中々複雑に思えるかもしれないけれど、理解して欲しい」

鈴仙「な…なるほどぉ。 ――それで、私は一体どれだけ負担したら良さそうかしら?」

ナズーリン「ふむ……そうだなあ……」

220 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 20:28:44 ID:YXgNrkVY
先着1名様で、

★宴会費用→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→「――鈴仙さんは500円でいいよ。本当は無料にしてあげたいんだけれど…すまない」
ハート・スペード→「申し訳ない、1000円で良いから出してくれないかい?」
クラブ→「他の人と同じになるが…2500円は……ああ、勿論後払いでも構わないから!」
JOKER→星「ナズーリーン! 私こんなもの拾いましたよー!」ナズーリン「これは…「エイジャの赤石」じゃないか!?」

*先ほどのMOM受賞で、鈴仙の所持金が増えています。780→6780
*一連の行動と結果により、ナズーリンの評価値が大きく上がりました。

221 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 20:29:00 ID:???
★宴会費用→ クラブ3

222 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 20:36:26 ID:YXgNrkVY
★宴会費用→ クラブ3 ★
クラブ→「他の人と同じになるが…2500円は……ああ、勿論後払いでも構わないから!」

ナズーリン「本当に申し訳ないんだが…。いや、勿論鈴仙さんも懐が厳しいとか事情もあるとは
思うし、もし高いと思うならば、無理に参加してもらわずとも構わないからね。
――私としては、身内でひっそりやるのも悪くないと思っているし、別に恨んだりはしないよ」

鈴仙「(しょーじき、今結構お金に余裕あるのよねえ…。 今ので6000円も貰っちゃったし、
もしも約束通り宝塔を貸してくれて、それを姫様に見せれば10000円が貰える予定だし…
でも、お金が入って来る機会も少ないしねえ。――どうしようかしら?)」

A:参加する。
B:参加しない。
C:参加するといい、ナズーリンの右手にスッ…と先ほど貰った6000円を渡す。
D:その他  自由選択枠 Cで金額指定も可能です。

鈴仙の所持金:6780

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

223 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 20:37:13 ID:Jwq3LCOE
A

224 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 20:37:43 ID:CZkmf6qs
A

225 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 21:01:18 ID:???
A:参加する。

鈴仙「大丈夫よ! さっき貰った収入もあるしね。 喜んで参加させてもらうわ」

ナズーリン「――ほ、本当かい!? 良かったよ…ご主人さまも、きっと喜んでくれるだろうし」

そう言って、ナズーリンはほっと胸を撫で下ろす。
身内だけの宴会も良いとは言っていたが、やはり彼女としても、
今回の勝利を大人数で祝いたい、といった気持ちが大きかったのだろう。

ナズーリン「それじゃあ、今日の夜6時に命蓮寺の表玄関に来てくれ。
今はまだ昼時だから…それまで【2回は自由に行動してくれて構わない】から。
――とは言っても、行けても精々人里の散策が限度かもしれないが……」

そう言って、ナズーリンは鈴仙から飲み会の会費を貰うと。
また別のメンバーへと飲み会の出欠を聞きに行ったのだった。

*ナズーリンに飲み会代2500円を支払いました。6780→4280

226 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 21:02:21 ID:YXgNrkVY

鈴仙「(飲み会の幹事ってのも大変ねえ……。手伝ってあげようかしら?
それとも、飲み会が始まるまで、中山君にてゐやウサギAちゃんと一緒に人里に遊びに行くのもいいわね。
…もっとも、この観客だから合流するのに手間がかかるかもだけど。――どうしようかしら?)」

A:中山と一緒に、観客席のてゐとウサギAを探しに行く。
B:ナズーリンの買い出しを手伝いに行ってみる。
C:一人で人里に繰り出す。
D:チームメイトの誰かと話してみる。(話す相手を選択してください。例:D萃香)
E:敵チームのベンチに行ってみる。(こちらは判定となります)
F:この場で練習を始める。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで行動できます。

227 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 21:03:23 ID:Jwq3LCOE
A

228 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 21:15:53 ID:BCsAydak
A

229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 21:38:58 ID:YXgNrkVY
A:中山と一緒に、観客席のてゐとウサギAを探しに行く。

鈴仙「(折角だから…中山さんも誘って、皆で一緒に人里散策でもしてみようかな)…中山さーん!」

鈴仙はそう思い立ち、中山に声をかける。

中山「ん? どうした、鈴仙さん?」

鈴仙「…ええ。折角だから宴会が始まるまで、観客席の皆と一緒に人里でも回ろうかと思ってね。
中山さんも、前に一回だけ行ったきりだったと思うし(しかも幽香さんと最悪な感じだったし……)」

中山「ああ、それは構わないが…この大観衆だ。見つかるかな」

鈴仙「そうねえ…二人ともそそくさともう帰ってたりしないと良いけれども…一緒に探しましょ」

中山は鈴仙の誘いに快諾し、そうしててゐとウサギAを捜索する事になったのだが…。

先着1名様で、

★二人は見つかるかな?→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→すぐに見つけた! このまますぐ人里に繰り出そう!
ハート・スペード→何とか見つけた! 次の行動で人里に繰り出そう!
クラブ→うーん…見つからない。
クラブA→謎の向日葵仮面「ちょっとォ!? さっきわた……風見幽香という大人しくて可憐な少女の悪口を言ってたわね!?」
JOKER→張幡 す(パンツ)「クロスッ! アウッッッツ!!」ウサギR(全裸)「ヒャッホー!!」

230 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 21:40:03 ID:???
★二人は見つかるかな?→ クラブ9

231 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 21:52:11 ID:YXgNrkVY
★二人は見つかるかな?→ クラブ9 ★
クラブ→うーん…見つからない。

鈴仙「おーい! てーゐ!!」

中山「てゐさん、ウサギAちゃん! 居るならこっちに来てくれー!」

……鈴仙と中山は必死に二人を探したが、なんせこの大観衆である。
試合終了から時間の経ってしまった状態では、身長の低いてゐ達を探しだすのは困難。
最悪、もう帰ってしまっているかもしれない。

中山「うーん…どうする、鈴仙さん? 俺は宴会の出席を伝えたから、最後まで付き合えるが…。
この二人を捜しつつ人里に行くのは困難かもしれないぞ?
――まあ、失敗してもその代わりに、観客に紛れた知り合いに会えるかもしれないが」

鈴仙「(――そうねえ…。 このまま二人で遊ぶってのも良いけれど。
二人で遊んで変な天狗とかに噂されると恥ずかしいし……どうしようかな)」

A:諦めて、中山さんと二人で人里を散策する。
B:頑張って探してみる。(上手く行けば4人で人里に遊びに行けます。失敗しても他チーム選手との交流のチャンス?)
C:「一緒に遊んで(天狗とかに)噂とかされると恥ずかしいし…」と、やっぱり一人で遊ぶ。
D:ナズーリンの仕事(買い出しとか)の手伝いを提案してみる。(判定で中山もついてきます)
E:諦めて、チームメイトの誰かと話してみる。(話す相手を選択してください。例:D萃香)
F:諦めて、敵チームのベンチに行ってみる。(こちらは判定となります)
G:諦めて、この場で練習を始める。
H:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

232 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 21:59:16 ID:Jwq3LCOE
A

233 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 22:03:10 ID:kz/I9V8I


234 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 22:06:00 ID:GvBaJYrU


235 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 22:06:12 ID:z4OPI8Do
D

236 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 22:12:50 ID:YXgNrkVY
B:頑張って探してみる。(上手く行けば4人で人里に遊びに行けます。失敗しても他チーム選手との交流のチャンス?)

鈴仙「…折角の機会だし。中山さんは空を飛んで行けない分、人里に来るのも難しいでしょうから、
やっぱりもう一回探してみましょ!」

中山「(――人が空を飛ぶのが日常だからなァ。俺も空を飛べると便利なんだが…はは)かたじけない。
それならば、俺ももっと頑張って探してみる事にするよ」

そうして探し求めた結果は――?

先着1名様で、

★二人は見つかるかな?A→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ・ハート・スペード→すぐに見つけた! このまますぐ人里に繰り出そう!
クラブ→うーん…見つからない。だけど…?(更に判定)
クラブA→謎の向日葵仮面「あーあ。お姉ちゃんちょっと能力吸い取りたいな〜♪」ゴゴゴ…静葉「私の技だ!」チャキッ!
JOKER→張幡 す(パンツ)「クロスッ! アウッッッツ!!」ウサギR(全裸)「ヒャッホー!!」

237 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 22:14:23 ID:???
★二人は見つかるかな?A→ スペードA

238 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 22:30:43 ID:YXgNrkVY
★二人は見つかるかな?A→ スペードA ★
ダイヤ・ハート・スペード→すぐに見つけた! このまますぐ人里に繰り出そう!

てゐ「あれ、鈴仙じゃん」

鈴仙「あれ、じゃないわよ…。 私達、必死に探したんだからね!」

てゐとウサギAは観客席を離れたサッカーコート入口付近で、
今日の試合についての話をしていたようだった。

中山「あっ…! 見つかったのか、鈴仙さん!」

そこに別口で捜索をしていた中山が首尾よく合流をし、宴会開始まで纏まった時間を取る事に成功する。

ウサギA「…けれど。お二人で帰っても良かったのに、どうして私達を探していたんですか?」

鈴仙「ああ…中山さんも幻想郷に来て結構経つけど、あまり人里とかには行ってないなと思ってね。
だから、宴会が始まるまで4人で行動しようかな、って思ってたのよ」

てゐ「な〜るほどね。 ――んで、そういうからにはなんか行くアテでもあるのかい、鈴仙?」

鈴仙「え、えーと……」

A:ちょっとお茶でもしようかな、ってね…
B:この間も行ったんだけど、ファンシーショップにね…
C:お腹も空いたし、宴会前に軽食でも…
D:貸本屋にでも行って、良い本があったら買ってみようかな、ってね…
E:雑貨屋にでも行って、お役立ちグッズでもあったら買ってみようかな、ってね…
F:情報ツウのてゐにオススメスポットを聞いてみる。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

239 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 22:36:15 ID:FcC4aFb2
A

240 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 22:49:06 ID:OiSkFsrk


241 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 22:55:37 ID:BCsAydak
F

242 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 23:00:28 ID:coZmo2BM
F

243 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 23:00:33 ID:z4OPI8Do
F

244 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 23:14:14 ID:YXgNrkVY
F:情報ツウのてゐにオススメスポットを聞いてみる。

てゐ「へっへ〜。そうこなくちゃね、鈴仙ちゃん」

てゐはここでニヤリと不敵な笑みを浮かべる。

鈴仙「(この間皆でお茶に行った時も、てゐが色々リストアップしてくれたものね…)」

鈴仙もそんなてゐの情報網の広さを知っていたし、
自分と二人ならともかくも、ウサギAに中山が同行する今、悪ふざけで変な店を紹介する訳でもないだろう。

てゐ「そうだねえ。ここらで丁度良く時間を潰せる場所といえば〜…」

先着1名様で、

★てゐの情報モウ→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→「実は、この人里にも珍しい古道具屋があってね。香霖堂にゃ負けるかもしれないけど、良い店だよ」
ハート→「そんなら、汗でも流しに銭湯でも行こうか。中山くんには寂しい思いさせるけど」
スペード→「兵具屋とかどうだい? 中山くんも、護身用の武器とかあったら人里にも行きやすいと思うし」
クラブ→「…そだね。ここは鈴仙ちゃんや中山くんのお疲れ会として、寿司でも食いに行こうか」
クラブA→張幡 す「パンツバー・DIEGOだな。 あの店は最高だ。 なぜならそこでは人が皆パンツになれる…。優しくなれる……」
JOKER→「変わり者の店主の居るお店があってねえ…行ってみないかい?」

245 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 23:14:40 ID:???
★てゐの情報モウ→ スペード10

246 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 23:28:18 ID:YXgNrkVY
★てゐの情報モウ→ スペード10 ★
スペード→「兵具屋とかどうだい? 中山くんも、護身用の武器とかあったら人里にも行きやすいと思うし」

中山「兵具屋……? あのー、それは大丈夫なのだろうか? 俺、剣とか槍とか使えないぞ」

てゐ「あー…。ちがうちがうよ、中山くん。 幻想郷の兵具屋にはね…主にお札とかが売ってんだよ。
簡単な妖怪封じのね。博麗神社製のは品質がバッチしで、守矢神社のは安いけど――。
ま、そこらへんは行ってからのお楽しみ、ってワケで」

鈴仙「(……狂気の瞳とか弾幕があるから、私には関係ないって思ってたけど。
使いやすそうなお札とかなら私が持っててもいいかもね…いや、私妖獣(?)だから暴発したら危ないかもしれないけど、
こないだみたく、強い妖怪に対抗するには必要かもしれないしね)」

鈴仙も俄かに興味を持ちつつ、てゐの兎の速足に着いて行く事にする。
その兵具屋は、人里入口の大通りにあったため、すぐに見つける事ができた。

ガラリ……

??「いらっしゃいませ」

鈴仙が扉を開けると、店主と思しき人物が声をかけてくる。その人物とは――?

先着1名様で、

★どこかで見た事のある店主…?→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ・ハート→恰幅の良い、普通の中年男性店主。
スペード・クラブ→やり手そうな雰囲気の、美人で若い女性店主。
クラブA〜6→早苗「安全安心の妖怪退治グッズ屋! モリヤ兵具店へようこそいらっしゃいました!!」
JOKER→ダイヤ・ハート+縦ジマストライプの服が特徴的で髪が青い…?

247 :森崎名無しさん:2013/06/09(日) 23:33:00 ID:???
★どこかで見た事のある店主…?→ スペード10

248 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 23:36:09 ID:???
店主が若い女性と判明した所で、今日の更新はここまでにしたいと思います。
ここのJOKER分岐での店主は、某スレ様の作品でも出演なさっている(?)
別ゲームの方になりました。…また借用です(汗)。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

249 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 23:39:28 ID:???
…っと、コメントへの返信を忘れておりました、申し訳ないです。
>>217
一瞬ドキッとしましたw
…ちなみに、ここでJOKERだったら、お察しの展開になっていましたw
ですが、ライトニングタイガーではなく、別の名前の別なシュートになっていましたね…。
日向は一旦帰りましたが、判定次第ではまた登場する予定です。

それでは、今度こそ、お疲れさまでした。

250 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/10(月) 21:39:59 ID:???
こんばんは。今日もまた更新をしていきます。
ところで、中山は試合中負傷したのを忘れてしまい描写をしてしまいました。
申し訳ございませんが、
@怪我が重傷で無かったA医師の心得もある鈴仙ががんばって治療した
的な描写を脳内で保管して頂ければと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
★どこかで見た事のある店主…?→ スペード10 ★
スペード・クラブ→やり手そうな雰囲気の、美人で若い女性店主。

店主「妖怪退治のお札をお探し――って、あら? 人間さんに、妖怪さんもご一緒で」

てゐ「ちょいとこの人間(中山)とは盟友でね。 一緒に手ほどきに来たのさ」

兵具店の店主は意外に若く、鈴仙よりは年上らしい外見をしているものの、
それでも20代程度にしか見えない。ダークブラウンの長髪を掻き分けながら、
店主はてゐの顔を胡散くさげに見つめている。

店主「まあ、別に客の人間さんに手を出さなければ別に構いませんが…」

てゐ「こんな可憐な私達が、人間様を取って食うとお思いで?」

店主「可憐だからこそ、怖いのよ。 ―――っと、失礼しました。
…ごゆっくり、見て行って下さいね」

不審げな表情から一転、店主は中山に営業スマイルを見せる。
美しくも可愛らしくもある笑顔だったが、中山はさっきの皮肉交じりの会話に若干引いていた。

中山「あ、ああ……(どうしよう、少し気まずいぞ…)」

てゐ「そんな訳で、私がお勧めのマジックアイテムでも見つくろってあげるよっ♪」

ウサギA「ああっ! 待って下さいよ〜!」

251 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/10(月) 21:41:14 ID:???
中山とてゐとウサギA。
三人は狭い兵具店の色んな道具とかを掻き分けてさっさとどこかへ行ってしまう。
鈴仙はその中で一人残された…。

鈴仙「(うーん…どうしようかなあ。 折角だから私も見て回りたい所だけど――)」

――と、鈴仙は店内の多くのスペースを占めるお札とか護符とかではなく、
壁に立てかけられている銃の数々を見つめる。

鈴仙「(あの銃。ただの銃じゃなくて妖力が篭められてるわね…。
私だったら、銃の妖力を抽出して弾幕の密度を高める事ができるかも――)」

鈴仙は玉兎軍の中でもとりわけ銃の使い方が上手く、弾幕ごっこにおいても
銃弾をモチーフした弾幕を扱うのが最も得意だったし好きだった。
そして、使い手の気質に合った妖具は、実際に使わずとも、
それを媒介にする事で本人の妖力を高める事ができるのだ。(*オリジナル設定です)

そうやってしげしげと銃器を眺める鈴仙に、店主が近寄り話しかける。

店主「――銃も良いですけれど、お札を買ってみてはどうですか?」

鈴仙「え? でも私だって人間じゃあないですし。あっても身体に毒なだけなんじゃあ――」

店主「それが。 最近この店は人間だけでなく、弱い妖怪にも販路を拡大しようと思ってましてね。
妖怪でも使いこなせる、護身用のお札を売る事にしたんですよ」

513KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2007-01-24