キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【目指すは】俺inキャプ森1【全国】

1 :森末(仮):2013/09/16(月) 20:49:15 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

キャプテン森崎外伝スレ11
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1362066008/784-861

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされる。
快く承諾した板野は参加を決める際、ゲーム難易度『難しい』を選択してしまい、
自分が参加するスレには森崎、翼、日向という全日本の三大主柱と言うべき人物の参加を蹴ってしまう。
自分が参入をするチームをふらの中学と決めた板野、果たして彼は全国中学サッカー大会で優勝する事が出来るのだろうか?

536 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 00:52:39 ID:???
なんだこれは、たまげたなぁ

537 :森末(仮):2013/09/29(日) 01:09:23 ID:???
>★板野のお散歩→ ハート4 ★
>???「財布返して下さい、オナシャス!」 おや?廊下の隅の方から声が聞こえてきたぞ。
=====================================================================================
板野「(ん? なんだこの声は……?)」

ふと廊下を歩いている板野の耳に飛び込んできたのは、微かに震えるような男の声。
普段ならば気にも留めないが、その言葉を聞く限りではあまり仲の良さそうな雰囲気という訳ではないらしく、
一体何事かと板野は相変わらずの野次馬根性で声のした方向へと歩いていく。

板野「(あれは……)」
不良1「おうコラ、お前何してくれとるんじゃ。 お前が廊下でぶつかったせいで俺の舎弟が肩壊しとるやないかい」
不良2「にぃに、痛いよぅ」
板野「(確か、3年生の不良だったな)」

どんなクラスにも必ず一人や二人はいる、あまり柄のよくない生徒。
その中でも特に物騒である3年生の不良二人組の事は、転校生である板野もよく知っていた。
穏便に学生生活を送ろうとするならば当然の事であり、板野は彼らになるべく関わらないようにしてここまで生活をしてきたが、
どうやらその二人組に絡まれている男子生徒は自らの不注意で不運にも彼らに目をつけられてしまったようである。

男子生徒「センセンシャル! 許してください! なんでもしますから!」
不良1「ん? 今何でもする言うたな? ならこの財布は治療費としてもらうで」
男子生徒「そんな……! 勘弁してください、今月の小遣い貰ったばっかりなんです! オナシャス!」

どうやら不良たちは肩がぶつかって痛みを訴える仲間の治療費と称してカツアゲをしているらしく、
板野はその古典的な手法に思わずあきれ返ってしまうが、当事者である男子生徒にとっては死活問題。
ここで財布を取られては今ある金は勿論の事、一度与えてしまっては味をよくして不良たちに何度もたかられてしまう事だろう。

板野「(なんとかしてあげたいけど……どうしよう?)」

538 :森末(仮):2013/09/29(日) 01:10:26 ID:???
A.「おい弱いもの苛めはやめろ! 廊下でぶつかったくらいで肩が壊れるもんか!」 飛び出て男子生徒に味方する
B.「先生、こっちです! あの子がカツアゲされてます!」 先生を呼ぶ演技をする
C.「(よし、ここは開発中の豪快なシュート(仮)で!)」 必殺シュートを不良1に目がけて打ってみる
D.「(いやいや、気の毒だけど見捨てておこう……怪我したら元も子もない)」 教室に戻る
E.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>536 ダイヤ・ハート・スペードは北の大地でしたので特別出演の予定でした。

539 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 01:12:00 ID:ruK950Tc
c

540 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 01:14:57 ID:vG9eB3bw
あれは・・・鯉のあらいに、鯉のアニキ?
どうしてこんなところに・・・

A

541 :森末(仮):2013/09/29(日) 01:15:15 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
遅い時間までお付き合い頂きありがとうございました。それでは。

542 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 01:38:00 ID:6orV6h4Q
A
実は鋼のフィジカルを誇るなんてことがないわけでもない?
または不良2が虚弱体質

543 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 01:38:15 ID:FcLoPK0k
A

544 :森末(仮):2013/09/29(日) 23:22:04 ID:???
>A.「おい弱いもの苛めはやめろ! 廊下でぶつかったくらいで肩が壊れるもんか!」 飛び出て男子生徒に味方する
=====================================================================================================
男子生徒「ファッ!?」
不良1「な、なんや!?」

やはり目の前で行われている暴虐を見過ごしては置けないと、板野は男子生徒を助ける為に飛び出した。
一方で突然現れた板野に驚いたのは、不良たち、そして男子生徒である。
男子生徒は突如現れた第三者に、助けてくれる事を期待するまなざしを送り。
しかし不良たちは現れた第三者が外見上はあまり強そうにも見えず、ホッと安堵する。

不良1「……ふん、なんやおもたらただのチビやないか。 なんやお前、俺らのやる事にケチつける気か!
    俺の舎弟はこいつにぶつかられて肩壊したんやぞ!」
不良2「にぃににぃに、痛いよ」
板野「(肩を壊しそうなのは1の方な気がするけど……くそっ、舐められてるな!)
   さっきも言っただろ! 肩がぶつかったくらいで怪我する訳がない!
   大体、そんなに痛いっていうんならすぐに保健室なりなんなり行けよ!」

そして、不良たちは高圧的に板野を追い払おうとするのだが、
その程度ですごすごと帰るのならば板野とて最初から男子生徒を助けようとはしていない。
本当に肩が痛いのならカツアゲをする前に保健室にでも行けと正論を吐くと、
不良1は眉を吊り上げながらドスの聞いた声で板野に凄みを効かせる。

545 :森末(仮):2013/09/29(日) 23:23:28 ID:???
不良1「おう……かっこええヒーローごっこがしたいんかもしれんけどな、俺の機嫌がええ内に逃げた方がええぞ。
    さっきから言うとるやろ、俺は"舎弟が肩痛い言うてるから、治療費を貰おうとしてる"だけや。
    なんもおかしな事なんて無い、よくある日常風景や。 なぁ?」
不良2「にぃににぃに」
板野「(うぅ……こ、怖い、でも……)どこが日常風景だ! 思いっきり、漫画とかで出てくるカツアゲ現場の王道じゃないか!」
不良1「……最後通告はしたで? 変な言いがかりをつけてくるガキにゃ、痛い目見て貰おか!」

その不良1の迫力に一瞬怯みはしたものの、それでも板野は信念を貫き通し、不良1に言いかえした。
すると、不良1の顔から笑みは消え失せ、手をポキポキと鳴らしながら階段を下りてくる。

不良1「ドタマかちわったらぁコラァ!!」
板野「(ひぇっ……)」

先着1名様で、

★ケンカはしちゃいけません→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→板野の喧嘩殺法が火を噴いた! スキル・ケンカLv50取得!
ダイヤ・ハート→板野の放った蹴りが不良1の右肩に炸裂! そのまま不良1は吹っ飛んでしまった!
スペード・クラブ→矢車「おい、俺の兄弟を今殴ろうとしたな……?」 A☆NI☆KI
クラブA→???「ボケが、ぺちゃくちゃ喋る前に殴らんかい。タフィーもそういうとったわ」 謎の男に背後から殴られた!

546 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 23:23:53 ID:???
★ケンカはしちゃいけません→ クラブ4

547 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 23:23:55 ID:???
★ケンカはしちゃいけません→ ダイヤ3

548 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 23:29:27 ID:???
やっぱりモグラ殺しのお肩に、鯉のあらいじゃないか!

549 :森末(仮):2013/09/29(日) 23:48:14 ID:???
>★ケンカはしちゃいけません→ クラブ4 ★
>矢車「おい、俺の兄弟を今殴ろうとしたな……?」 A☆NI☆KI
===========================================================================
板野「えっ!? あ、あなたは……!」

この窮地に突然現れた人物、それは板野の隣の席の同級生である謎の男、矢車であった。
彼は先ほどの不良1以上にドスの効いた声を発して不良たちを威圧し、
その途端、不良たちは一気に竦みあがり振り上げていた拳をピタリと止める。

不良1「や、矢車の兄貴! こ、こいつ兄貴の舎弟やったんですか!?」
矢車「舎弟じゃない、兄弟だ……なぁ兄弟?」
板野「(な、なった覚えはないけど……ここは同意した方がいいのかな?)は、はい」
不良2「に、にぃに……」
不良1「(アカン)す、すんません兄貴! まさか兄貴の舎弟やったとは露知らず……」

どうやらこの矢車、ただの変人ではないようであり、
学校内でも相当の不良である不良1、2の兄貴分であるらしい(学年は1個下であるが)。
その矢車に一方的に兄弟扱いをされている板野を殴ろうとしてしまった事で、不良1の顔色は一気に青ざめ、
土下座をしそうな勢いで頭を垂れて許しを乞う。

矢車「どうやらお前には再教育が必要なようだな……」
不良1「ひぇっ……」
矢車「ついてこい……そしてお前も地獄に落ちろ……」
不良1「うわあああああああああああああ!!!」
不良2「に、にぃにー!!」

しかし、その程度で矢車の怒りは収まらなかったらしい。
ガタイのいい不良1の襟をつかむとあっさりと持ち上げ、
不良1が悲鳴を上げる中不敵な笑みを浮かべてそのままずるずると引きずりどこかへと連れ去ってしまう。
不良2もその不良1の後を追い……後に残されたのは板野と、男子生徒の2人だけだった。

550 :森末(仮):2013/09/29(日) 23:49:15 ID:???
板野「…………(な、なんだったんだろう)」
男子生徒「…………」
板野「あ、そ、そうだ! 君は大丈夫だった?」
男子生徒「大丈夫です。 助けてくれてアリシャス!」

正に台風一過とも言うべき展開に冷や汗をかく板野だったが、
そういえば脅されていた男子生徒は無事だったのだろうかと確認を取る。
どうやら男子生徒は財布も盗まれていなければ、怪我も特に無いらしく、頭を下げて板野に対して礼を言う。

男子生徒「今月お小遣い貰ったばかりで財布取られたら大変でした。 本当にアリシャした!」
板野「(俺は別に何も助けてはいないんだけど……まぁいいか。 えーっと、返事はどうしようかな)」

A.「ところで君は? 俺は板野、2年生のサッカー部員だよ」 自己紹介をしてみる
B.「いいよいいよ、気にしないで。 それじゃあね」 ヒーローは何も言わず、ただ去るのみ
C.「ところでさぁ……助けたんだから何かお礼とかないかな?」 礼を要求してみる
D.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

551 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 23:53:15 ID:A6OaJWgQ


552 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 23:54:06 ID:+VcwEvSQ
A

553 :森崎名無しさん:2013/09/29(日) 23:55:02 ID:???
ループシュート教えてくれそう

554 :森末(仮):2013/09/30(月) 00:06:54 ID:???
>A.「ところで君は? 俺は板野、2年生のサッカー部員だよ」 自己紹介をしてみる
===============================================================================
考えてみれば、助けはしたものの、板野はこの男子生徒の名前すら知らなかった。
袖刷り合うも多少の縁、むしろ助けた側と助けられた側なのだから、お互いの自己紹介くらいはしておこうと考える板野。
まずは自分から名乗り出ると、男子生徒も小さく頷いてから自己紹介を始める。

多田野「俺の名前は多田野数人、最近転校してきたばかりの2年生です」
板野「あっ、転校生だったんだ! だから同じ学年でも知らなかったんだね!」

この男子生徒――多田野数人は板野と同じく転校生であるらしく、
ふらの中学校へとやってきたのもつい最近の事だったのだという。
同じ転校生という事で板野は親近感を覚え、喜色ばんだ笑みを浮かべ、多田野もそれに対してニッコリと笑みを浮かべ合う。

板野「俺も転校生だったんだ、4月にふらのに来たばかりさ」
多田野「そうだったんですね、ところで板野くんはサッカー部って言ってたけど……。
    確か、ふらののサッカー部って強かったですよね?」
板野「うん、去年も今年も全国に行ったんだ! 優勝は出来なかったけどね……。
   あ、そういえば多田野くんは部活動とかしてるの?」
多田野「俺は……」

先着1名様で、

★多田野くんの部活動→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→多田野「空手部に入ってます! 部員が3人しかいませんけど……」
ダイヤ→多田野「入ってないですけど、引っ越す前はサッカー部にいました!」
ハート・スペード→多田野「帰宅部です。 スポーツに興味はあるけど、切欠がなくて……」
クラブ→多田野「野球部に入ってます! ポジションはピッチャーです!」

555 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 00:08:24 ID:???
★多田野くんの部活動→ クラブJ

556 :森末(仮):2013/09/30(月) 00:20:27 ID:???
>★多田野くんの部活動→ クラブJ ★
>多田野「野球部に入ってます! ポジションはピッチャーです!」
========================================================================
板野「へぇ、野球部か!」

種類は違うといえど、サッカーも野球も同じスポーツ。
スポーツマンである板野にとっては、先ほど同様に急に親近感が沸いた気持ちになる。

多田野「あまりふらのは野球部は強くないみたいですけどね。
    でも、俺が必ず道大会優勝……そして全国大会に出させてみせますよ。
    打者が2割打ててなくても、ピッチャーが打たれなければ野球は負けませんからね!」

話を聞くと、多田野は子供の頃から野球をやっていたらしく、その実力は全国レベル。
野球部でも転校したてでありながらチームの輪の中に完全に溶け込み、
エース級の実力を持っているのだという。

一瞬、板野はフリーならばサッカー部に誘ってみるのもいいかもと思っていたが、
他に打ち込むものがあるのならばそれは無理だろうと断念。
お互いに今後の健闘を祈りながら、それぞれの教室に戻ろうとするのだった。

板野「(でも、体格からしてやっぱり強そうなんだよなぁ……惜しいなぁ)」
多田野「それじゃあ、そろそろ5時間目始まりそうなんで……ここでセンセンシャル!」
板野「あ、うん、それじゃあ野球部頑張ってね!」

※野球部の多田野数人と出会いました。

557 :森末(仮):2013/09/30(月) 00:21:50 ID:???
『2年目 10月 練習パート』

※10月になったので全員の能力が+1されます。

板野「あれっ? さっきの日常パートで10月になってたのにこのタイミングで+1されるの?」
森末「ごめんね、うっかり忘れてたよ。 まあそれはさておいて、今月も練習パートの時間だよ。
   今月はどうするんだい?」
板野「そうだなぁ……」

とても上がりやすい:タックル、パスカット、ブロック、せりあい
上がりやすい:パス、ガッツ
普通:ドリブル
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

シュート経験値:7

A.基礎能力を上げる
B.技を覚える

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

558 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 00:23:34 ID:jsaQTdg6
B

559 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 00:28:07 ID:YgzKPsu6


560 :森末(仮):2013/09/30(月) 00:31:58 ID:???
>B.技を覚える
=========================================================
板野「今月も技の開発をしてみるよ!」
森末「オッケーだよ。 それじゃあ、何を覚える?」

A.「強引なドリブル(1/2でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)」を覚える
B.「ぶっ飛びパス(仮)(パス力+2、吹っ飛び係数5、消費ガッツ60)」を覚える
C.「豪快なシュート(仮)(シュート力+3、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を覚える
D.「ダイビングヘッド(仮)(低シュート力+2、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を覚える
E.「パワータックル(1/4でタックル力+2、吹っ飛び係数4)」
F.「勘任せカット(仮)(1/4でパスカット力+2)」
G.「パワーブロック(1/4でブロック力+4、消費ガッツ100)」
H.「パワークリア(空クリアー力+1、吹っ飛び係数4、消費ガッツ80)」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

561 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 00:33:15 ID:J/gActk6


562 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 00:35:01 ID:mC2+2+QA
C

563 :森末(仮):2013/09/30(月) 00:43:54 ID:???
>C.「豪快なシュート(仮)(シュート力+3、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を覚える
========================================================================================
板野「あともう少しで覚えられそうだからね、今月も豪快なシュート(仮)を開発してみるよ!」
森末「わかった。 それじゃあ頑張ってらっしゃい」

先月、簡単だと思っていたただ思い切り強く蹴るだけ系統の必殺シュートが、
思っていた以上に難しい事だと理解をした板野。
中々コントロールが定まらなかった先月だが、今月もその開発に励めばきっとモノに出来る筈だと考え、
早速次の日の練習でキーパーの加藤を相手に試し始めるのだった。

加藤「よし、来い板野!(しばらく部活が休みだと思ったらすぐこれだからなぁ……。
   やっぱりずっと腹痛……いやいや、あれに比べりゃマシだ)」
板野「うん、いくぞ!」

先着1名様で、

★板野の必殺シュート特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

3以上→豪快なシュート(仮)取得!

※端数が出た場合、シュート経験値として蓄積されます。

564 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 00:46:26 ID:???
★板野の必殺シュート特訓→( 3 + 5 )=★

565 :森末(仮):2013/09/30(月) 01:02:23 ID:???
本日はここで一区切りとさせていただきます。
板野くんが必殺シュートを覚えましたが、一応名前の候補は考えていますが、
やはり元ネタが無いキャラという事でいまいちどういう方向性にしたらいいか見当つきません。
よろしければ皆さんにも名前の提案をしていただければなと思います。

とりあえずこちらが考えてる名前案です。

・クリオネショット(小さいのにパワーがある(肉食)ので)
・エゾリスシュート(同じく小さいので)
・大雪山シュート(つよそうなので)
・バーンショット(北海道系を除外して普通なのを。板野の板を音読みでバーン)

それでは。

566 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 01:11:13 ID:???
歌にもあったイナズマシュートとかどうですか?
動物ネタであればドルフィンシュート、パスでもタックルでも応用できます。
凡庸系(ドライブ・バナナシュート)でもいいと思います。
ゲーム版4ではトルネードがオリジナル技なので、それから持ってくるものでしょうか。

567 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 01:20:48 ID:???
某スレにもあったかもだけど、グランインパクトとか良いと思うなあ。
地を這う強力なシュートみたいな感じで、小さめの板野君にぴったり

568 :566:2013/09/30(月) 01:27:03 ID:???
失礼、ミスがありました。
ゲーム版4ではトルネードがオリジナル技なので、それから持ってくるものどうでしょうか。でした。
別に思いついたのですが、ツバメを意味するハイランドシュートはどうでしょうか。
鳥類の技名が多いので、動物ネタだったらこっちの方が自然かもしれません。

569 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 06:17:52 ID:???
バンストライク
バンは板とbangから

570 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 09:08:47 ID:???
板野が北海道に来て出会った自然・動物からってのは良いですね。

571 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 10:58:55 ID:???
まだこれから強力なシュートを覚えると考えると、
平凡な名前の方がいい気がします。
メガCD版における日向の必殺シュート、
弾丸シュートなどはどうでしょうか?
汎用必殺シュートに使えそうですが

572 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 11:03:20 ID:???
北海道な感じだとブリザードシュート
無難なところなら黄金の右

573 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 11:21:06 ID:???
只のst+3でしょ?弾丸シュートやパワーショットとか無難な技でよくね?

574 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 12:07:35 ID:???
御大層な名前つけたのにバカスカ止められるのもダサいしな

575 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 13:47:03 ID:???
確かに。シュート力が+6か+7位のシュートになるまでは固有の名前じゃなくてもいいような気がする。


576 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 14:14:41 ID:???
北海道にもいそうなシャチの学名から取って、オルカショットとかは?
そこまで大層にもならないだろうし。

577 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 16:36:32 ID:???
動物の名前はいずれ松山がイーグルショットを撃つようになる時に備えて取っておいて
今回は北海道の自然から取った方が良いかも

578 :森末(仮):2013/09/30(月) 19:15:08 ID:???
どうも、皆さん必殺シュートの名前案を下さりありがとうございます。
ここから投票で改めてどれにしようか決めたいと思います。

板野くんが「豪快なシュート(仮)(シュート力+3、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を取得しました。
名前を決めてください。

A.イナズマシュート
B.ドルフィンシュート
C.ハイランドシュート
D.バンストライク
E.弾丸シュート
F.ブリザードシュート
G.パワーシュート
H.オルカショット

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

579 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 19:16:12 ID:GzybC2x6
E

子供っぽくて良いw

580 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 19:16:47 ID:J/gActk6
E

581 :579:2013/09/30(月) 19:17:21 ID:GzybC2x6
あ、やっぱりAに訂正します。

いつか決めるぜイナズマシュート♪

582 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 19:18:27 ID:GzybC2x6
っと、二票入った後の訂正は無しだったらEで構いません。

583 :森末(仮):2013/09/30(月) 19:20:25 ID:???
>>581-582
そうですね、決まった後の票変更を可にすると、書いている途中で違う結果に、
とかなってしまいかねないので、票が入った時点で変更は不可の方向で進めさせてもらおうと思います。
なんで今回はEで決定させてもらいますね。

584 :森末(仮):2013/09/30(月) 19:48:23 ID:???
★板野の必殺シュート特訓→( 3 + 5 )=「弾丸シュート(シュート力+3、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」取得★
>E.弾丸シュート
============================================================================================
板野「(強く思い切り振り抜いて、だけどコントロールを失わないように……!)」

元々、小柄な癖に異常なまでに脚力だけは優れている板野。
ただ強く打つだけのシュート、受け止めに来たキーパーが弾き飛ばされない程の豪快なシュートを放つ事はそう難しくなかったが、
それをゴールの枠内へと収める事、狙った場所へと放つ事に難儀をした。
だが、それでも板野は諦めず、練習を重ねてコントロールを磨き続けた。

板野「(少しずつだけど先月、そして今月の練習で枠内にいく確率は上がってきてるんだ。
    このまま練習を続ければ……)いけェェェェエエッ!!」

バコォォオオオンッ!!

加藤「ぶぎゅううっ!?(い、いでぇぇぇえええっ!!)」

その成果もあってか、板野のコントロールは少しずつだが確実に上昇し、
最初は4割も枠外へと飛び出していたボールも枠内へと収まるようになってきた。
無論、ミスキックによりポストやバーに当たったり枠外に外れる事はあるものの、
それはシュートを打つ者にとってある程度は避けられないもの。
むしろ最初の頃から考えれば、そういったミスキックでしか枠内から出ないと考えれば、
もう実戦で使う事も十二分に可能なまでに完成をしたと言えるだろう。

板野「よーし、なんとかモノに出来たかな!」
松山「先月から必殺シュートの開発をしてたのは見てたけど……ようやく完成したのか、板野! それで、名前は……」
板野「うん、ピストルの弾みたいに敵を跳ね飛ばす、だから弾丸シュートにしようと思うんだ! わかりやすいしね!」
松山「そうか……(道産子シュートとか色々名前の案は考えてたけど、いらなかったみたいだな)」
小田「(板野のネーミングセンスは普通みたいだな、よかったよかった)」
加藤「(うぅ、誰か俺の心配をしてくれー……)」

こうして実りある練習成果を得て、板野の今月の練習は終わるのだった。

585 :森末(仮):2013/09/30(月) 19:50:00 ID:???
『2年目 11月 日常パート』

板野「森末、俺もやっと必殺シュートを手に入れたよ! やっぱりキャプ森といえば必殺技だね!」
森末「おめでとう板野。 シュート力+3といえど、君のキック力を考えれば凄まじい威力さ。
   これからも頑張っていこうね。
   さて、それじゃあ今月も日常パートから入るよ。 どうする?」
板野「そうだなぁ……」

A.ぶらついてみる(※何かイベントが発生するかもしれません)
B.誰かに会いに行く(※改めて誰に会いに行くか選択できます)
C.自宅で過ごす(※低確率で何かイベントが発生するかもしれません)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

586 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 19:50:35 ID:z3fFRPxg
B

587 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 19:57:39 ID:/7xeZ6Nc
B


588 :森末(仮):2013/09/30(月) 20:28:17 ID:???
>B.誰かに会いに行く(※改めて誰に会いに行くか選択できます)
=============================================================
板野「今月は誰かに会いに行ってみようかな」
森末「よしよし、それじゃあ次は誰に会いに行くか決めようか。
   どうする?」

A.松山
B.藤沢
C.町田(メガネ)
D.矢車
E.多田野
F.監督
G.その他 選びたい人を下記から選択して下さい。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※選べる人 小田、山室、若松、中川、金田、本田、松田、近藤、佐瀬、加藤

589 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 20:29:15 ID:8QfytvgA
D 助けてもらったし、義兄さんに会いに行こう

590 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 20:29:56 ID:z3fFRPxg
D

591 :森末(仮):2013/09/30(月) 21:08:06 ID:???
>D.矢車
=======================================================================
板野「(……なんだかあまり気は進まないけど、先月助けてくれたしなぁ)矢車くんに会いに行ってみるよ」
森末「そうか、彼は……あまり家にいるタイプじゃないらしいからね、
   日頃よくうろついているっていう場所を教えてあげるよ」

独特の雰囲気を持ち、あまり近づきたくはない印象を受ける矢車。
転校初日にいきなり兄弟認定された事もあってかここまで板野は彼から極力距離を置いて接してきたが、
先月の多田野と自身の窮地を救ってくれたのはその矢車なのである。
そこまで悪い人ではないのかもしれないと思い至った板野は、彼に会いに行く事を決断。
森末から普段彼がいる場所というのを聞くと、次の休日に早速その場へと赴いてみる。

板野「(うーん……といっても、ここって4月の日常パートで来た繁華街だよね?
    こんな所に矢車くんが……あれ?)」
矢車「…………」
板野「(い、いた! って……何やってるんだ!?)」

森末から聞かされた矢車のよくいる場所――繁華街へとやってきた板野。
こんなにぎわった場所にあのネガティブ全開の矢車がいるのかと半信半疑であった板野だが、
意外にも矢車の姿はあっさりと見つかり……しかし、矢車がやっている事を見て目を疑う。

板野「や、矢車くん!」
矢車「……兄弟か。 珍しい所で会うな」
板野「うん……あの、ところで何してるの? それって……露天商だよね?」

そう、矢車は道端に敷物を敷くとその上にシルバーアクセサリーなどを置き、所謂露天商を行っていたのである。
まだ中学生である矢車が、このような商売をする事に板野は驚きを隠せないが、
矢車はどこ吹く風といった様子で気にしてはいないらしく、板野の言葉にゆっくりと頷いて肯定をする。

矢車「どうした、俺がこんな日なたで商売をするのは珍しいか? ……どうせ俺なんか」
板野「い、いや、まあそれもあるんだけど……。 (どうしよう、突っ込んで話を聞いてみていいのかな?
   それとも何か別の話をしようか、うーん……)」

592 :森末(仮):2013/09/30(月) 21:09:08 ID:???
A.「なんでこんな所で商売をしてるの?」 やっぱり気になるので質問してみる
B.「先月は助けてくれてありがとう。 あの不良たちって、矢車くんの知り合いだったの?」 先月のお礼を言う
C.「どんな商品が置いてあるか見せて貰っていいかな?」 シルバーアクセサリーを見てみる
D.「矢車くんって喧嘩強いんだよね? 俺にも喧嘩教えてくれないかな?」 喧嘩を習ってみる
E.「矢車くん、一緒にサッカーしよう!」 サッカー部に誘ってみる
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

593 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 21:09:27 ID:z3fFRPxg
B

594 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 21:10:09 ID:8QfytvgA
B

595 :森末(仮):2013/09/30(月) 21:56:30 ID:???
>B.「先月は助けてくれてありがとう。 あの不良たちって、矢車くんの知り合いだったの?」 先月のお礼を言う
===================================================================================================
やはりここは先月助けてくれた礼を言うのが一番だろうと、板野は頭を下げて礼を言う。
しかし、相変わらず矢車は表情を変えず……手を振って大した事はしていないと言いながら、
あの不良たちについて説明を始める。

矢車「あいつらは俺が入学してきた時にもちょっかいをかけてきた奴らだ。
   実力は大した事ないくせに徒党を組みやがるからな……少し地獄を味あわせてやっただけだ」
板野「そ、そうなんだ……」

矢車の実力の程は知らないが、あの不良たちが恐れていたという以上、半端な強さではないのだろう。
不良1も体格はよかったというのに、それを返り討ちにするとは、
果たしてどれだけ喧嘩に強いのかと畏れを抱く反面、そんな矢車に一方的にとはいえ兄弟扱いされている事に安堵をする。

矢車「話は終わりか?」
板野「え? あ、うん! ごめんね、お仕事の邪魔して」
矢車「どうせ売れんからいい……どうせ俺なんか……」
板野「(あんな感じで接客するから売れないんじゃないかなぁ……)」

その後、板野は矢車の商売の邪魔をする訳にはいかないと、お礼を言うだけ言ってその場を後にした。
後に残ったのは矢車一人。
相変わらず客が来る様子はないが、その矢車の顔には不敵な笑みが浮かんでいるのだった。

矢車「(来月はもう12月……だというのに、特にアクセサリーなんかに興味を示さんとはな。
    やはりあいつは俺の弟になるだけの素質を持っている……)」

596 :森末(仮):2013/09/30(月) 21:58:06 ID:???
『2年目 11月 練習パート』

森末「やぁおかえり板野、矢車くんには会えたかな?」
板野「うん。 ……だけどなんだろう、なんだか凄く大きなお世話な事思われてそうな気がする」
森末「ほら、来月は12月だからね。 ……まあ色々あるさ。
   で、今月の練習はどうする? そろそろ雪が降る季節であまりフィールドは使えなくなるけど、
   判定方式で不利になるとかは無いから安心して選んでね」
板野「わかったよ。 えーっと、それじゃあ……」

とても上がりやすい:タックル、パスカット、ブロック、せりあい
上がりやすい:パス、ガッツ
普通:ドリブル
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

シュート経験値:5

A.基礎能力を上げる
B.技を覚える

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

597 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 21:59:32 ID:/7xeZ6Nc


598 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:00:06 ID:Q5sTnHVM
A

599 :森末(仮):2013/09/30(月) 22:06:08 ID:???
>A.基礎能力を上げる
===============================================
板野「とりあえず技は覚える事が出来たし、また基礎能力を覚える事にするよ」
森末「なるほどね。 それじゃあ何を鍛える?」

とても上がりやすい:タックル、パスカット、ブロック、せりあい
上がりやすい:パス、ガッツ
普通:ドリブル
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

600 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:06:56 ID:z3fFRPxg
B

601 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:07:38 ID:Q5sTnHVM
G

602 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:08:51 ID:9r39qUk2


603 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:09:14 ID:YgzKPsu6


604 :森末(仮):2013/09/30(月) 22:24:35 ID:???
>D.タックル
=================================================================
板野「前線で早めにボールカット出来ればそれだけ攻撃機会も増えるからね!
   それに守備力はここまでまるで鍛えてなかったし、タックルを鍛えるよ!」
森末「この世界にはいない日向もタックルはとんでもなく強かったからねぇ。
   わかったよ、頑張ってらっしゃい」

こうして板野はこの練習パートではじめてとなる守備の特訓をする事に決めた。
早速次の日、板野は練習を始めようとするのだが……。

板野「うわぁ……やっぱり北海道って11月から雪が降り始めるんだなぁ」

板野にとっては初めての体験である、11月からの雪。
本編や原作を見て、冬の季節のふらの中学の練習は大半が雪かきに追われる事は知っており、
この日はそこまで豪雪という程ではないものの、グラウンドコンディションは最悪。
満足のいく練習成果を上げる為には、整備をしなければならなさそうである。

松山「さぁ皆、手分けしてグラウンドを整備するぞ!」
金田「おう!(あーあ、嫌な季節がやってきたぜ)」
近藤「さっさと片付けて練習しようぜ!(まだマシな方だ、本格的に冬になってからが地獄だからなぁ……)」
松山「板野ははじめてだろうから、まずは俺と組んで効率的な雪かきの仕方を覚えてくれ」
板野「わかった! あ、あとこの後の練習ではタックルを鍛えたいと思うんだ。 松山、付き合ってよ」
松山「ああ、わかった。 よーし、それじゃあやるぞ!」

605 :森末(仮):2013/09/30(月) 22:25:46 ID:???
先着1名様で、

★板野のタックル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以下→+1
6〜9→+2
10以上→+3

606 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:26:20 ID:???
★板野のタックル特訓→( 1 + 2 )=★

607 :森末(仮):2013/09/30(月) 22:39:10 ID:???
>★板野のタックル特訓→( 1 + 2 )=タックル+1★
==========================================================================
その後、松山とつきっきりで雪かきをし、練習にも付き合ってもらう板野。
しかし、初めての雪かきという作業は予想以上に板野の体力を奪っていた。
既に板野にはロクに動く程の体力も残っておらず、折角松山に付き合ってもらったにもかかわらず、
あまり大きな成長は出来ずに練習を終えてしまう。

板野「うー……体力はある方だと思ったんだけどなぁ」
松山「まぁ慣れない事をして余計に疲れが溜まったんだろうな。
   あまり気にするなよ、来年の大会までまだ時間はあるんだからな」
板野「う、うん!」

落ち込む板野であったが、次第に雪かきに慣れ、
練習出来るだけの体力を残せるようになれば練習でも成果は出てくるだろう。
松山にも慰められた事で幾分か気持ちも前向きになり、こうして板野の今月の練習は終わるのだった。

608 :森末(仮):2013/09/30(月) 22:40:16 ID:???
『2年目 12月 日常パート』

※12月になった為、全能力が+1されます。

板野「うぅ……寒いなぁ」
森末「北海道だからねぇ……板野も毎日の通学が大変だろう」
板野「前に住んでた場所に比べたら、同じ日本とは思えないよ。
   ……昔は雪で喜んでたけど、その雪も沢山振ると本当大変だね」
森末「まあしょうがないよ、これもまた経験さ。 さ、それじゃあ今月の日常パートはどうする?」
板野「そ、そうだなぁ……」

A.ぶらついてみる(※何かイベントが発生するかもしれません)
B.誰かに会いに行く(※改めて誰に会いに行くか選択できます)
C.自宅で過ごす(※低確率で何かイベントが発生するかもしれません)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

609 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:45:45 ID:wUzxnMb2
A

610 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:47:10 ID:J/gActk6
A

611 :森末(仮):2013/09/30(月) 22:56:24 ID:???
>A.ぶらついてみる(※何かイベントが発生するかもしれません)
=========================================================================
板野「今月はぶらついてみるよ」
森末「ふむふむ……ぶらつくのと誰かに会いに行くのを交互にやってる感じだね。
   まあいいと思うよ。 それじゃあ行ってらっしゃい」

特に誰に会いに行く、という目的の無かった板野は、今月はぶらついてみる事に決めた。
先月はそのぶらつきで同じスポーツ少年である多田野と出会い、知人を増やした板野。
今月も誰かと出会えるだろうかと思いながら時間を潰すのだが……。

先着1名様で、

★12月のイベント→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA〜2→おや?藤沢の机にあるカゴから中身が飛び出してる……マフラーっぽい、けど……?
ダイヤ・ハート→おや?藤沢の机にあるカゴから中身が飛び出してる……青色のマフラーだ。
スペード→不良1「げぇっ、お、お前は……!」 校内で不良達にバッタリ会ったぞ!
クラブ→矢車「今の俺に、聖夜は眩しすぎる……」 A☆NI☆KI

612 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 22:59:31 ID:J/gActk6
★12月のイベント→ ダイヤQ

613 :森末(仮):2013/09/30(月) 23:38:36 ID:???
>★12月のイベント→ ダイヤQ ★
>おや?藤沢の机にあるカゴから中身が飛び出してる……青色のマフラーだ。
===============================================================================
板野「(ん? あれは……)」

ある日の学校での昼休みの際、昼食を終えた板野がふと藤沢の席を見てみると……。
その席の横にかけられているバッグから、何やら青い色の物体が飛び出している事に気づく。
よくよく見てみると、それは毛糸で出来たマフラーであるらしく……。
女の子の持ち物にしては、色が少しおかしいなと板野は考える。

板野「(どっちかっていうと男物っぽい色だよな……? あ、もしかして……?)」

板野も決して勘が悪い方ではない。
男物のマフラーを、あの藤沢が持っていた。
それだけの条件があれば、どうして藤沢がそのようなものを持っているのかくらいは簡単に推理が出来る。

板野「(松山にプレゼントしようって事だろうなぁ。 そういえば、そろそろクリスマスだもんな)」

既に季節は12月下旬、板野は特に予定など入っていないが、世間では一般的にクリスマスと呼ばれるイベントがある。
小さな子供がいる家にはサンタクロースが来訪し、年頃の男女になると異性と共に過ごすこの日。
恋に恋する乙女の代表と言えそうな藤沢が意識していないとは思えず、
恐らくはこの期に乗じてプレゼントを贈ろうと考えているのだろう。

板野「(上手くいくといいけど……でも、どうだろうなぁ?)」

614 :森末(仮):2013/09/30(月) 23:39:37 ID:???
原作では上手くいっていた松山と藤沢であるが、本編での結末は周知のとおり。
そして板野がこのふらのに来てからを見た限りでも、今の所はまだくっつくそぶりは無い。

それはひとえに松山光という男が鈍感であり、藤沢美子という少女が引っ込み思案過ぎる為。
前者がもう少し人の心というものに過敏であれば、藤沢の気持ちには薄々でも気づくかもしれないし、
後者がもう少し積極的であれば松山だって流石に気づくだろう。
しかし、悲しいかな2人の性格は今の所まるで変わらず、
あくまでサッカー部のキャプテンとマネージャーという間柄から進展はしていない。

板野「(それに藤沢、しばらく触れてなかったけど全国大会以来松山に負い目あるかもしれないしなぁ。
    普段はそういうの見せないけど、性格上気にしてるかもしれない。
    そういう事を考えたら、結局渡せずじまいになりそうだなぁ……)」

見ているだけならば、このイベントも結局空振りに終わってしまいそうだと思う板野。
かといって自分からアクションを起こすにも、こと恋愛ごととなるとそれも難しい。

板野「(どうしようかなぁ。 何か動いた方がいいんだろうか?)」

A.藤沢を勇気づける為に話してみようかな
B.松山に全国大会での怪我について藤沢と話してみるよう促してみようか
C.こういう時は同じ第三者を味方にしよう。町田(メガネ)と話してみようかな
D.下手に口を挟むと藪蛇になりそうだ。事態を見守ろう
E.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

615 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 23:47:21 ID:/7xeZ6Nc
C

616 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 23:47:37 ID:KBrNJIEg
B

617 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 23:48:39 ID:KBrNJIEg
変更します
C

618 :森末(仮):2013/09/30(月) 23:49:23 ID:???
>>617
変更了解です。それではCに決定です。

619 :森末(仮):2013/10/01(火) 00:18:51 ID:???
>C.こういう時は同じ第三者を味方にしよう。町田(メガネ)と話してみようかな
==============================================================================
板野「(そうだ、ここはメガネ……町田に相談してみよう)」

自分一人では手に負えないかと思った板野は、
ここで第三者――ふらのマネージャー、町田町子に相談してみる事にした。
元々彼女が藤沢美子の恋路を応援している事は原作、本編からも読み取れていた板野。
彼女に相談する事で自分では思いつかない方法で2人をくっつける事が出来るかもしれないと考えたのである。

そして、この日の練習が終わった後、早速板野は町田に話を持ちかけた。
あまり話した事のない町田は、急に板野に呼び出された事を訝しがりながらも了承。
板野が今日藤沢の席で見たもの、そして全国大会の事件を藤沢が気にしてはいないかどうかを町田に話すと、
町田は少し驚いた様子を見せながらも返答をする。

町田「美子が全国大会の松山くんの怪我を気にしてるっていうのは……間違ってはいないわ。
   少しはよくなってきたみたいだけど、やっぱりまだ引きずってるわね。
   元々あまり積極的じゃなかったけど、あれで余計に松山くんと距離を置いてる所はあるわ。
   今日もあのマフラー、渡せてなかったみたいだしね」
板野「やっぱりか……っていうか町田、あのマフラーの事知ってたの?」
町田「当然でしょ、あれは私が美子に言って作らせたんだし」
板野「えっ、そうなの?」
町田「言わなきゃやらないもの、あの子……。 私なんかが作っても受け取って貰えないとか言ってねぇ」

あまりの藤沢の臆病さに、流石に友人といえども辟易してるのか、ため息を吐く町田。
とはいえ藤沢の恋路を応援してるのは確かであるらしく、
板野が積極的に2人の仲を取り持とうとしてくれている事には好感を抱いているようである。

620 :森末(仮):2013/10/01(火) 00:19:59 ID:???
町田「他のメンバーも気づいてるみたいだけど、あまりちょっかいはかけるつもり無いみたいだしね。
   板野くんが味方についてくれるっていうんなら、ありがたい話だわ」
板野「(……本編での悲惨な感じを考えたら、仲をどうしても取り持ちたくなるもんなぁ)
   えーっと、それで……具体的にどうしよう? やっぱりマフラーを渡せる機会を持たせた方がいいよね?」
町田「そうねぇ……告白はともかくとして、受け取って貰えれば美子も自信になると思うし。
   松山くんも少しはアピールに気づいてくれるかもしれないわね」

とすると、問題はやはりどうやって藤沢にマフラーを渡させるかである。
最後の一押しは本人たちの気持ち次第であるが、そこまでの状況を作るのは板野達でも出来る筈だ。

板野「(難しいなぁ……どうすればいいんだろう?)」

A.「練習後に2人きりになれるタイミングを作ってみたら?」 松山達を2人きりにする方向で話を進める
B.「クリスマスパーティを開いてみるのはどう?」 松山、藤沢、板野、町田の4人で遊ぶ方向で話を進める
C.「手紙と一緒にロッカーに入れておくとかなら?」 手渡しでなく、手紙を書く方向で話を進める
D.「それとなく注意して見つつ、変に動かない方がいいと思う」 様子を見つつ現状維持の方向で話を進める
E.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

621 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 00:20:23 ID:Wq3/9icI


622 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 00:21:28 ID:fCZHNjFk
B

623 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:16:36 ID:???
>B.「クリスマスパーティを開いてみるのはどう?」 松山、藤沢、板野、町田の4人で遊ぶ方向で話を進める
======================================================================================================
町田「クリスマスパーティ?」
板野「うん。 そういう口実なら、2人きりとは言わずとも話がしやすい空気になるんじゃないかな?」

板野はマフラーを渡せる機会を作る為に、4人でパーティを開こうと提案した。
2人きりには出来ないが、むしろ今の2人の関係を思うと他の人物がいた方がフォローはしやすい。
2人きりになってもまごまごと藤沢がロクな事も出来ず、松山が華麗に荒鷲スルーする場面は容易に目が浮かぶ。

町田「なるほど……いいかもしれないわね。
   それじゃあ、会場は私の家にしましょ。 あまり大きくないけど、そっちの方が都合がいいわ」
板野「どうして?」
町田「広いと松山くんの事だから、どうせだからふらの中メンバー全員でってなりそうじゃない。
   あとはそうね……流れとしては、私と美子だけで遊ぶ予定だった事にしましょ。
   そこに板野くんが混ざって、男の子1人だとちょっと気まずいからって事で松山くんも呼ぶ……って感じよ」
板野「な、なるほど……」

板野の提案に最初は驚いていた町田だったが、冷静に考えてみると悪い案ではない。
そうと決まれば話は早いと、会場や口裏を合わせる際の言い訳を板野と話し合い始める。
こういう所は板野も流石に女性には敵わないと思いつつ、なんとか記憶。
松山をパーティーに誘う役を任されて、その日は別れるのだった。

松山「えっ、クリスマスパーティー?」
板野「う、うん……」

そしてその翌日、早速板野は昼休み、松山が1人になったタイミングで話を持ちかけた。
ここまで生きてきてまるで無縁だった単語を聞いて一瞬松山が首を傾げるも、
板野は昨日の夜必死で考えてきた言い訳を並べ立てて松山を説得しようとする。

624 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:17:59 ID:???
板野「俺、前にいた学校だと雪とかあまり降らなかったんだけど、ふらのって雪多いだろ?
   で、雪見たらやっぱこう、クリスマスってイメージがするじゃない」
松山「他の地方から引っ越してきた奴はそう思うのかな? 俺はやっぱ雪かきのイメージが強いけど」
板野「それで、えーっと……折角だからパーティーとか開きたいと思ってた所にさ、町田が藤沢と一緒にするって言ってたんだよ。
   それに混ぜてもらおうと思ったんだけど……ほら、男1人だとちょっと行きにくいだろ?」
松山「ああ、気持ちはわかるぜ。 なるほど、それで俺を誘おうって事か」
板野「う、うん」
松山「いいぜ、俺もクリスマスパーティーを友達とやるなんて初めてだから楽しみだ」
板野「(ほっ……よかった、断られなくて)」

板野の言葉を聞いて、純粋な松山は疑わず二つ返事でOKをした。
町田の予想通り、松山としてはどうせならふらの中メンバーで祝いたいと思っていた所だが……。
他人の……しかも女子の家に、大勢の男子が入るというのも気まずいだろうと考え、その提案はしなかった。
しかしながら、ふらの中メンバー全員勢揃いでなくとも、松山にとって楽しみだったのは言うまでもない。
これまで生きてきた人生の中で友人たちとパーティーを開いたという事が無い松山だが、
元来の和を重んじる性格から考えてそのようなものに憧れを抱いていたのも事実だからである。

板野「それじゃあ、行ってくるよ」
森末「うん、行ってらっしゃい。 帰りは気を付けてね」

そうして日は経ち、クリスマスパーティー当日。
板野は森末からお土産のローストチキン(森末お手製)を持ちながら、町田の家を訪れる。
町田の家はなんとも中流家庭の中の中といった外観で、広くはないが狭くはない感じである。

町田「いらっしゃい、板野くん。 もう皆来てるわよ」
板野「ごめん、遅れちゃったかな……あ、これお土産。 もりs……えーっと、母さんが作ったローストチキンだよ。
   みんなで食べよう」
町田「あらありがとう、さ、こっちよ」

625 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:19:03 ID:???
町田の先導で彼女自身の部屋へと向かうと、そこには既に本日の参加者である松山と藤沢も待っていた。
どうやら町田が板野を出迎えている間に2人きりになっていたようだが、そこで特別何かがあった訳でもないらしく。
松山は板野が来ると顔を綻ばせ、藤沢もどこかホッとしたような表情を浮かべる。

板野「(ふーん、部屋はそこまで狭くないんだな……広くも無いけど)」

本日の会場となる彼女の部屋は4人くらいならそれほど圧迫感を感じずに過ごせそうであり、
これなら松山と藤沢の仲を取り持つ云々だけでなく、板野自身も楽しめそうである。
そんな事を考えながら板野は四角形のテーブルの一辺に座り、パーティーの開始を待つ。

松山「……ところで、パーティーって具体的に何やるんだ? やった事ないからわからないぞ」
板野「えーっと……(具体的にって言われると困るなぁ)」
町田「料理を食べてお話して、コミュニケーションを取りましょうって事よ。
   私達、毎日毎日顔は合わせてるけど、こうしてじっくり話すって事あまりないでしょ?
   いい機会だと思うわよ、ね、美子?」
藤沢「う、うん……(松山くんとクリスマス……松山くんとクリスマス……)」
松山「ふーん……確かに、サッカーの事ばっかりであんまりこういう事って無いからな」
町田「それじゃ、まずは乾杯しましょ」
板野「(町田……頼りになるなぁ)」

集まったはいいものの、何をどうしたらいいかわからないといった感じの松山と板野だったが、
町田の冷静で的確な発言とパーティー開始の合図を聞いて事無きを得る。
本編、原作共に地味ながらも、出来る女――町田町子。
彼女を当初ふらののマネージャー(メガネ)扱いしていた事を内心詫びながら、板野は料理に舌鼓を打ち、
なんとか積極的に盛り上げようと自身から話題を振ろうとする。

板野「(とはいえ、何を話したものか。 ここは……)」

626 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:20:09 ID:???
A.「この料理美味しいね。 もしかして町田と藤沢が作ったりとかした?」 料理を褒めてみる
B.「普段言う機会は無いけど、いつもありがとうなマネージャー」 改まって2人に感謝してみる
C.「実は皆にプレゼントを持ってきたんだ」 プレゼントを渡してみる
D.「ところで皆って初恋とかもう済ませたの?」 こういう時こそ恋バナだと思う
E.「(いや、ここは様子見だ。 町田ならなんとかしてくれる)」 様子を見る
F.その他 板野くんに言わせたい言葉を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

627 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:35:39 ID:???
本日は一旦ここで区切らせてもらいます。
それでは。

628 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 02:06:06 ID:xRY8iZcQ
B

藤沢の負い目を消し去る形につなげられそう

629 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 06:12:52 ID:wfCyOZ7E
b

630 :森末(仮):2013/10/01(火) 23:05:05 ID:???
>B.「普段言う機会は無いけど、いつもありがとうなマネージャー」 改まって2人に感謝してみる
===========================================================================================
藤沢「えっ……?」
板野「俺達は好きなサッカーをやっていればいいだけだけど、マネージャーたちは雑務ばっかりだろ?
   道具の手入れとか洗濯とか……その、こういう機会じゃないと改まって言えないと思ってさ」

ここで板野は、普段から世話になっているマネージャー2人に感謝の言葉を述べる事にした。
おちゃらけた話題で場を盛り上げるのではなく、自らがマネージャーたちに礼を言う事によって、
キャプテンである松山にもそれに続くよう促し、彼もまた藤沢達に感謝している事が伝われば、
藤沢の気持ちも幾分か軽くなるだろうと考えての事である。
勿論、正真正銘、板野としてもマネージャーたちへの感謝があった事は間違いないが……。

松山「そうだな……俺達がサッカー出来るのも、マネージャーや監督、みんなの協力があってこそだ。
   板野の言うように、いつもありがとうな」

ともかくとして、松山は板野の読み通りマネージャーたちに感謝の言葉を吐いた。
これに対して、町田はにっこりとほほ笑みながら素直に言葉を受け取り……。
そして、藤沢は一瞬呆けながらも、頬を染めながら頭を振って照れ始める。

藤沢「そ、そんな……私はその……皆(主に松山くん)の世話をするのが好きだからやってるだけだし……。
   それに、私は全国大会の時に……」
松山「全国大会の時? ……………………………………………。
   あ、なんだ、俺が怪我した事を気にしてたのか!? あれは事故なんだから、藤沢は気にしなくていいのに!」
藤沢「……でも」
松山「むしろ藤沢が怪我しなかっただけ良かったよ。 女の子なんだから、もし顔から落ちてたら大変だったろうしな」
板野「(す、凄い間があったけど……よくやった松山! よくぞ気づいた!)」

631 :森末(仮):2013/10/01(火) 23:06:06 ID:???
松山達の感謝の言葉を否定する折、藤沢の口からはやはり全国大会で松山の怪我の一因を作った事が飛び出す。
これに松山は疑問符を浮かべ、全国大会で何かあっただろうかと首を捻るが、
それでもなんとか藤沢が悩んでいる事に気づき、気にする事はないとフォローをする。
些か間があったような気がするが、鈍感男である松山が気づけたというだけでも大金星だろう。

町田「(よし! ここよ、ここで決めるのよ!)そういえば美子、皆にプレゼントがあるのよね?」
板野「(ここで仕掛けるのか!)えっ、プレゼント?」
藤沢「ま、町子……それは……」

松山の口から直接あの時の事は気にしていないと言われ、藤沢の心が幾分か軽くなったこのタイミング。
ここで町田は藤沢がプレゼントを持ってきていると発言をする。
今の流れならば藤沢も心置きなくプレゼントを渡す事が出来るし、
何よりこう言えば、結局勇気が無くて渡せなかったというありきたりな展開の逃げ道を防ぐ事が出来る。
少々強引ではあるが、町田としてもこの機を逃す訳にはいかないと心を鬼にして藤沢の背中を押す。

町田「因みに私は、洋書の絵本を貰ったわ」
板野「へー……(子供っぽい……とも違うのかな。 なんていうか、オシャレな表紙だ。
   ……来年の8月になったらアメリカに引っ越すし、父親の関係で外国とかに縁があるのかな?)」
町田「ほら美子、早く松山くんと板野くんに渡しちゃいなさいよ」
藤沢「う、うん……えっと……板野くんには、これを」
板野「これは……毛糸で出来たマスコット?」

ようやく観念をしたのか、藤沢は脇に置いていたカバンから2つの袋包みを取り出し、その小さい方をまず板野へと手渡す。
早速中を開けてみると、入っていたのは毛糸で出来た可愛らしいクマのマスコット。
つぶらな瞳で思わずほっこりしてしまうが……。

板野「(どう考えても松山のマフラーを作るついでに作った感ありありです本当にありがとうございました)」

その毛糸の色が青……以前学校で見た、藤沢が持ってきていたマフラーの色と全く同じものである事に気づき、
板野は心中で思わずため息を吐く。
とはいえ、このクリスマスパーティーが決まったのもつい最近の事。
本命である松山へのプレゼントだけでなく、おまけである板野へもプレゼントを用意していた事に感謝をすべきだろう。

632 :森末(仮):2013/10/01(火) 23:07:13 ID:???
藤沢「そして、その、松山くんには……これを……」
松山「俺にもあるのか?」
板野「(むしろ松山がメインだよ、藤沢的には!)」

相変わらず頓珍漢な事を言う松山を見て呆れそうになりながらも、板野は固唾を飲んで場を見守る。
藤沢は先ほど板野に渡した時とはまるで別人のような雰囲気を纏い、
潤んだ瞳で松山を上目遣いに見つめながら、やはり頬を赤く染めて袋包みを手渡す。

松山「開けていいか?」
藤沢「え、ええ……気にいって貰えるといいんだけど……」

そして、松山が藤沢の了承を得てからその袋包みを開けると……。

先着1名様で、

★君に届け→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・ハート絵札(A含む)→松山「これはマフラー……? (あれ? こんな所に少し薄い毛糸で文字が……?)」 なにィ!?
ハート→松山「これはマフラー……? しかも、手編みか?」 手編みな事にまで気づいた!
それ以外→松山「これはマフラー……? ありがとう、藤沢。 大切に使うよ」 普通に受け取った!

633 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 23:07:46 ID:???
★君に届け→ スペード5

634 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 23:07:56 ID:???
★君に届け→ スペード3

635 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:04:14 ID:???
>★君に届け→ スペード5 ★
>松山「これはマフラー……? ありがとう、藤沢。 大切に使うよ」 普通に受け取った!
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町田「(うーん……手編みな事にくらい気づいて欲しかったんだけど)」
板野「(いや、松山なんだ。 雑巾と間違わなかっただけでもよかったと思わなきゃ!)」

常日頃藤沢の恋路を応援してきた町田としては、松山の鈍感さに少し苛々するが、
ともかくとして松山がプレゼントを受け取ってくれた事に板野は安堵をする。
ここで下手に捨てていれば、来年の8月が来る前にあっさりと本編と同じルートを通る事になっていただろう。
それよりは、こうしてしっかりと藤沢の好意を受け取り、少しずつでも彼女の事を意識するようになってくれればいいと考える。

松山「でも参ったな……俺、プレゼントなんて用意してないぞ」
藤沢「い、いいの! 受け取って貰えればそれで……私が勝手に用意しただけなんだから」
松山「そうか? 本当にありがとうな、藤沢」

その後、パーティーはつつがなく進行した。
プレゼントを渡せた事で藤沢としても緊張は解れたらしく、4人は料理と会話を楽しみながら過ごす。
とはいえ、楽しい時間というものはすぐに過ぎ去ってしまうもの。
まだ中学生である身分である以上はあまり遅くに夜道を歩くのは危険であり、
特に藤沢は女の子という事もあってか21時には家に帰りつくようにと強く言い聞かせられているらしく、パーティーはお開きとなる。

板野「今日はご馳走様、凄く楽しかったよ」
藤沢「ありがとう、町子」
松山「それじゃあまた明日、部活でな」
町田「ええ、それじゃあ気を付けて帰ってね。 おやすみ」

会場となった町田宅を後にし、板野達は家路につく。
途中、分かれ道で板野は松山達と別れ……松山は夜も遅いという事で、藤沢を送っていく事になる。

板野「(こういう所の気遣いは……まぁ、女の子を1人にさせないくらいは普通か)それじゃあね」
松山「ああ、また明日!」
藤沢「おやすみなさい」

636 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:05:14 ID:???
そして、板野達とも別れた松山達は、そのまま藤沢の家に着くまで話しながら歩いていた。
とはいえ、その会話は主に松山がサッカー部の事についてあれやこれや言うだけであり、
藤沢はそれに対して相槌を打つだけ。
それでも藤沢にとって幸せな時間だったというのは、言うまでもない。

松山「ふぅ……それにしても暖かいな、このマフラー。
   丁度前まで使ってたのも古くなってきてたから、貰えてよかったよ」

歩く松山の首元には、先ほど貰ったばかりの爽やかな青色のマフラー。
思いがけぬプレゼントを貰って嬉しかったのか、松山は笑顔で再度藤沢に礼を言い、
藤沢は真っ赤になり、やはり照れる。

松山「それにしても、本当にプレゼントとかいいのか……?
   今すぐ……って訳にはいかないけど、何か欲しいのがあれば用意くらいは……」
藤沢「さっきも言ったでしょう? 私はいいから……」
松山「そうか? でもなぁ……」

ただ、やはり律儀な男である松山としては、プレゼントを貰いっぱなしというのは居心地が悪いらしい。
藤沢に何か欲しいものがあれば、金額的には限度があるものの用意はすると言うも、
藤沢はそれを拒みながら……ふと、何かを思いついたように微笑を浮かべて口を開いた。

藤沢「もしも何か返したいって言うんなら……」
松山「どうした? なんでも言ってみてくれ」
藤沢「……来年の全国大会で、優勝してみせて」
松山「えっ?」

藤沢が望んだもの、それは金品ではない、金では買えないもの。
しかし、松山にしかきっと成し遂げられない事柄であった。

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