キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【目指すは】俺inキャプ森1【全国】

1 :森末(仮):2013/09/16(月) 20:49:15 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

キャプテン森崎外伝スレ11
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1362066008/784-861

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされる。
快く承諾した板野は参加を決める際、ゲーム難易度『難しい』を選択してしまい、
自分が参加するスレには森崎、翼、日向という全日本の三大主柱と言うべき人物の参加を蹴ってしまう。
自分が参入をするチームをふらの中学と決めた板野、果たして彼は全国中学サッカー大会で優勝する事が出来るのだろうか?

614 :森末(仮):2013/09/30(月) 23:39:37 ID:???
原作では上手くいっていた松山と藤沢であるが、本編での結末は周知のとおり。
そして板野がこのふらのに来てからを見た限りでも、今の所はまだくっつくそぶりは無い。

それはひとえに松山光という男が鈍感であり、藤沢美子という少女が引っ込み思案過ぎる為。
前者がもう少し人の心というものに過敏であれば、藤沢の気持ちには薄々でも気づくかもしれないし、
後者がもう少し積極的であれば松山だって流石に気づくだろう。
しかし、悲しいかな2人の性格は今の所まるで変わらず、
あくまでサッカー部のキャプテンとマネージャーという間柄から進展はしていない。

板野「(それに藤沢、しばらく触れてなかったけど全国大会以来松山に負い目あるかもしれないしなぁ。
    普段はそういうの見せないけど、性格上気にしてるかもしれない。
    そういう事を考えたら、結局渡せずじまいになりそうだなぁ……)」

見ているだけならば、このイベントも結局空振りに終わってしまいそうだと思う板野。
かといって自分からアクションを起こすにも、こと恋愛ごととなるとそれも難しい。

板野「(どうしようかなぁ。 何か動いた方がいいんだろうか?)」

A.藤沢を勇気づける為に話してみようかな
B.松山に全国大会での怪我について藤沢と話してみるよう促してみようか
C.こういう時は同じ第三者を味方にしよう。町田(メガネ)と話してみようかな
D.下手に口を挟むと藪蛇になりそうだ。事態を見守ろう
E.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

615 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 23:47:21 ID:/7xeZ6Nc
C

616 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 23:47:37 ID:KBrNJIEg
B

617 :森崎名無しさん:2013/09/30(月) 23:48:39 ID:KBrNJIEg
変更します
C

618 :森末(仮):2013/09/30(月) 23:49:23 ID:???
>>617
変更了解です。それではCに決定です。

619 :森末(仮):2013/10/01(火) 00:18:51 ID:???
>C.こういう時は同じ第三者を味方にしよう。町田(メガネ)と話してみようかな
==============================================================================
板野「(そうだ、ここはメガネ……町田に相談してみよう)」

自分一人では手に負えないかと思った板野は、
ここで第三者――ふらのマネージャー、町田町子に相談してみる事にした。
元々彼女が藤沢美子の恋路を応援している事は原作、本編からも読み取れていた板野。
彼女に相談する事で自分では思いつかない方法で2人をくっつける事が出来るかもしれないと考えたのである。

そして、この日の練習が終わった後、早速板野は町田に話を持ちかけた。
あまり話した事のない町田は、急に板野に呼び出された事を訝しがりながらも了承。
板野が今日藤沢の席で見たもの、そして全国大会の事件を藤沢が気にしてはいないかどうかを町田に話すと、
町田は少し驚いた様子を見せながらも返答をする。

町田「美子が全国大会の松山くんの怪我を気にしてるっていうのは……間違ってはいないわ。
   少しはよくなってきたみたいだけど、やっぱりまだ引きずってるわね。
   元々あまり積極的じゃなかったけど、あれで余計に松山くんと距離を置いてる所はあるわ。
   今日もあのマフラー、渡せてなかったみたいだしね」
板野「やっぱりか……っていうか町田、あのマフラーの事知ってたの?」
町田「当然でしょ、あれは私が美子に言って作らせたんだし」
板野「えっ、そうなの?」
町田「言わなきゃやらないもの、あの子……。 私なんかが作っても受け取って貰えないとか言ってねぇ」

あまりの藤沢の臆病さに、流石に友人といえども辟易してるのか、ため息を吐く町田。
とはいえ藤沢の恋路を応援してるのは確かであるらしく、
板野が積極的に2人の仲を取り持とうとしてくれている事には好感を抱いているようである。

620 :森末(仮):2013/10/01(火) 00:19:59 ID:???
町田「他のメンバーも気づいてるみたいだけど、あまりちょっかいはかけるつもり無いみたいだしね。
   板野くんが味方についてくれるっていうんなら、ありがたい話だわ」
板野「(……本編での悲惨な感じを考えたら、仲をどうしても取り持ちたくなるもんなぁ)
   えーっと、それで……具体的にどうしよう? やっぱりマフラーを渡せる機会を持たせた方がいいよね?」
町田「そうねぇ……告白はともかくとして、受け取って貰えれば美子も自信になると思うし。
   松山くんも少しはアピールに気づいてくれるかもしれないわね」

とすると、問題はやはりどうやって藤沢にマフラーを渡させるかである。
最後の一押しは本人たちの気持ち次第であるが、そこまでの状況を作るのは板野達でも出来る筈だ。

板野「(難しいなぁ……どうすればいいんだろう?)」

A.「練習後に2人きりになれるタイミングを作ってみたら?」 松山達を2人きりにする方向で話を進める
B.「クリスマスパーティを開いてみるのはどう?」 松山、藤沢、板野、町田の4人で遊ぶ方向で話を進める
C.「手紙と一緒にロッカーに入れておくとかなら?」 手渡しでなく、手紙を書く方向で話を進める
D.「それとなく注意して見つつ、変に動かない方がいいと思う」 様子を見つつ現状維持の方向で話を進める
E.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

621 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 00:20:23 ID:Wq3/9icI


622 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 00:21:28 ID:fCZHNjFk
B

623 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:16:36 ID:???
>B.「クリスマスパーティを開いてみるのはどう?」 松山、藤沢、板野、町田の4人で遊ぶ方向で話を進める
======================================================================================================
町田「クリスマスパーティ?」
板野「うん。 そういう口実なら、2人きりとは言わずとも話がしやすい空気になるんじゃないかな?」

板野はマフラーを渡せる機会を作る為に、4人でパーティを開こうと提案した。
2人きりには出来ないが、むしろ今の2人の関係を思うと他の人物がいた方がフォローはしやすい。
2人きりになってもまごまごと藤沢がロクな事も出来ず、松山が華麗に荒鷲スルーする場面は容易に目が浮かぶ。

町田「なるほど……いいかもしれないわね。
   それじゃあ、会場は私の家にしましょ。 あまり大きくないけど、そっちの方が都合がいいわ」
板野「どうして?」
町田「広いと松山くんの事だから、どうせだからふらの中メンバー全員でってなりそうじゃない。
   あとはそうね……流れとしては、私と美子だけで遊ぶ予定だった事にしましょ。
   そこに板野くんが混ざって、男の子1人だとちょっと気まずいからって事で松山くんも呼ぶ……って感じよ」
板野「な、なるほど……」

板野の提案に最初は驚いていた町田だったが、冷静に考えてみると悪い案ではない。
そうと決まれば話は早いと、会場や口裏を合わせる際の言い訳を板野と話し合い始める。
こういう所は板野も流石に女性には敵わないと思いつつ、なんとか記憶。
松山をパーティーに誘う役を任されて、その日は別れるのだった。

松山「えっ、クリスマスパーティー?」
板野「う、うん……」

そしてその翌日、早速板野は昼休み、松山が1人になったタイミングで話を持ちかけた。
ここまで生きてきてまるで無縁だった単語を聞いて一瞬松山が首を傾げるも、
板野は昨日の夜必死で考えてきた言い訳を並べ立てて松山を説得しようとする。

624 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:17:59 ID:???
板野「俺、前にいた学校だと雪とかあまり降らなかったんだけど、ふらのって雪多いだろ?
   で、雪見たらやっぱこう、クリスマスってイメージがするじゃない」
松山「他の地方から引っ越してきた奴はそう思うのかな? 俺はやっぱ雪かきのイメージが強いけど」
板野「それで、えーっと……折角だからパーティーとか開きたいと思ってた所にさ、町田が藤沢と一緒にするって言ってたんだよ。
   それに混ぜてもらおうと思ったんだけど……ほら、男1人だとちょっと行きにくいだろ?」
松山「ああ、気持ちはわかるぜ。 なるほど、それで俺を誘おうって事か」
板野「う、うん」
松山「いいぜ、俺もクリスマスパーティーを友達とやるなんて初めてだから楽しみだ」
板野「(ほっ……よかった、断られなくて)」

板野の言葉を聞いて、純粋な松山は疑わず二つ返事でOKをした。
町田の予想通り、松山としてはどうせならふらの中メンバーで祝いたいと思っていた所だが……。
他人の……しかも女子の家に、大勢の男子が入るというのも気まずいだろうと考え、その提案はしなかった。
しかしながら、ふらの中メンバー全員勢揃いでなくとも、松山にとって楽しみだったのは言うまでもない。
これまで生きてきた人生の中で友人たちとパーティーを開いたという事が無い松山だが、
元来の和を重んじる性格から考えてそのようなものに憧れを抱いていたのも事実だからである。

板野「それじゃあ、行ってくるよ」
森末「うん、行ってらっしゃい。 帰りは気を付けてね」

そうして日は経ち、クリスマスパーティー当日。
板野は森末からお土産のローストチキン(森末お手製)を持ちながら、町田の家を訪れる。
町田の家はなんとも中流家庭の中の中といった外観で、広くはないが狭くはない感じである。

町田「いらっしゃい、板野くん。 もう皆来てるわよ」
板野「ごめん、遅れちゃったかな……あ、これお土産。 もりs……えーっと、母さんが作ったローストチキンだよ。
   みんなで食べよう」
町田「あらありがとう、さ、こっちよ」

625 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:19:03 ID:???
町田の先導で彼女自身の部屋へと向かうと、そこには既に本日の参加者である松山と藤沢も待っていた。
どうやら町田が板野を出迎えている間に2人きりになっていたようだが、そこで特別何かがあった訳でもないらしく。
松山は板野が来ると顔を綻ばせ、藤沢もどこかホッとしたような表情を浮かべる。

板野「(ふーん、部屋はそこまで狭くないんだな……広くも無いけど)」

本日の会場となる彼女の部屋は4人くらいならそれほど圧迫感を感じずに過ごせそうであり、
これなら松山と藤沢の仲を取り持つ云々だけでなく、板野自身も楽しめそうである。
そんな事を考えながら板野は四角形のテーブルの一辺に座り、パーティーの開始を待つ。

松山「……ところで、パーティーって具体的に何やるんだ? やった事ないからわからないぞ」
板野「えーっと……(具体的にって言われると困るなぁ)」
町田「料理を食べてお話して、コミュニケーションを取りましょうって事よ。
   私達、毎日毎日顔は合わせてるけど、こうしてじっくり話すって事あまりないでしょ?
   いい機会だと思うわよ、ね、美子?」
藤沢「う、うん……(松山くんとクリスマス……松山くんとクリスマス……)」
松山「ふーん……確かに、サッカーの事ばっかりであんまりこういう事って無いからな」
町田「それじゃ、まずは乾杯しましょ」
板野「(町田……頼りになるなぁ)」

集まったはいいものの、何をどうしたらいいかわからないといった感じの松山と板野だったが、
町田の冷静で的確な発言とパーティー開始の合図を聞いて事無きを得る。
本編、原作共に地味ながらも、出来る女――町田町子。
彼女を当初ふらののマネージャー(メガネ)扱いしていた事を内心詫びながら、板野は料理に舌鼓を打ち、
なんとか積極的に盛り上げようと自身から話題を振ろうとする。

板野「(とはいえ、何を話したものか。 ここは……)」

626 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:20:09 ID:???
A.「この料理美味しいね。 もしかして町田と藤沢が作ったりとかした?」 料理を褒めてみる
B.「普段言う機会は無いけど、いつもありがとうなマネージャー」 改まって2人に感謝してみる
C.「実は皆にプレゼントを持ってきたんだ」 プレゼントを渡してみる
D.「ところで皆って初恋とかもう済ませたの?」 こういう時こそ恋バナだと思う
E.「(いや、ここは様子見だ。 町田ならなんとかしてくれる)」 様子を見る
F.その他 板野くんに言わせたい言葉を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

627 :森末(仮):2013/10/01(火) 01:35:39 ID:???
本日は一旦ここで区切らせてもらいます。
それでは。

628 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 02:06:06 ID:xRY8iZcQ
B

藤沢の負い目を消し去る形につなげられそう

629 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 06:12:52 ID:wfCyOZ7E
b

630 :森末(仮):2013/10/01(火) 23:05:05 ID:???
>B.「普段言う機会は無いけど、いつもありがとうなマネージャー」 改まって2人に感謝してみる
===========================================================================================
藤沢「えっ……?」
板野「俺達は好きなサッカーをやっていればいいだけだけど、マネージャーたちは雑務ばっかりだろ?
   道具の手入れとか洗濯とか……その、こういう機会じゃないと改まって言えないと思ってさ」

ここで板野は、普段から世話になっているマネージャー2人に感謝の言葉を述べる事にした。
おちゃらけた話題で場を盛り上げるのではなく、自らがマネージャーたちに礼を言う事によって、
キャプテンである松山にもそれに続くよう促し、彼もまた藤沢達に感謝している事が伝われば、
藤沢の気持ちも幾分か軽くなるだろうと考えての事である。
勿論、正真正銘、板野としてもマネージャーたちへの感謝があった事は間違いないが……。

松山「そうだな……俺達がサッカー出来るのも、マネージャーや監督、みんなの協力があってこそだ。
   板野の言うように、いつもありがとうな」

ともかくとして、松山は板野の読み通りマネージャーたちに感謝の言葉を吐いた。
これに対して、町田はにっこりとほほ笑みながら素直に言葉を受け取り……。
そして、藤沢は一瞬呆けながらも、頬を染めながら頭を振って照れ始める。

藤沢「そ、そんな……私はその……皆(主に松山くん)の世話をするのが好きだからやってるだけだし……。
   それに、私は全国大会の時に……」
松山「全国大会の時? ……………………………………………。
   あ、なんだ、俺が怪我した事を気にしてたのか!? あれは事故なんだから、藤沢は気にしなくていいのに!」
藤沢「……でも」
松山「むしろ藤沢が怪我しなかっただけ良かったよ。 女の子なんだから、もし顔から落ちてたら大変だったろうしな」
板野「(す、凄い間があったけど……よくやった松山! よくぞ気づいた!)」

631 :森末(仮):2013/10/01(火) 23:06:06 ID:???
松山達の感謝の言葉を否定する折、藤沢の口からはやはり全国大会で松山の怪我の一因を作った事が飛び出す。
これに松山は疑問符を浮かべ、全国大会で何かあっただろうかと首を捻るが、
それでもなんとか藤沢が悩んでいる事に気づき、気にする事はないとフォローをする。
些か間があったような気がするが、鈍感男である松山が気づけたというだけでも大金星だろう。

町田「(よし! ここよ、ここで決めるのよ!)そういえば美子、皆にプレゼントがあるのよね?」
板野「(ここで仕掛けるのか!)えっ、プレゼント?」
藤沢「ま、町子……それは……」

松山の口から直接あの時の事は気にしていないと言われ、藤沢の心が幾分か軽くなったこのタイミング。
ここで町田は藤沢がプレゼントを持ってきていると発言をする。
今の流れならば藤沢も心置きなくプレゼントを渡す事が出来るし、
何よりこう言えば、結局勇気が無くて渡せなかったというありきたりな展開の逃げ道を防ぐ事が出来る。
少々強引ではあるが、町田としてもこの機を逃す訳にはいかないと心を鬼にして藤沢の背中を押す。

町田「因みに私は、洋書の絵本を貰ったわ」
板野「へー……(子供っぽい……とも違うのかな。 なんていうか、オシャレな表紙だ。
   ……来年の8月になったらアメリカに引っ越すし、父親の関係で外国とかに縁があるのかな?)」
町田「ほら美子、早く松山くんと板野くんに渡しちゃいなさいよ」
藤沢「う、うん……えっと……板野くんには、これを」
板野「これは……毛糸で出来たマスコット?」

ようやく観念をしたのか、藤沢は脇に置いていたカバンから2つの袋包みを取り出し、その小さい方をまず板野へと手渡す。
早速中を開けてみると、入っていたのは毛糸で出来た可愛らしいクマのマスコット。
つぶらな瞳で思わずほっこりしてしまうが……。

板野「(どう考えても松山のマフラーを作るついでに作った感ありありです本当にありがとうございました)」

その毛糸の色が青……以前学校で見た、藤沢が持ってきていたマフラーの色と全く同じものである事に気づき、
板野は心中で思わずため息を吐く。
とはいえ、このクリスマスパーティーが決まったのもつい最近の事。
本命である松山へのプレゼントだけでなく、おまけである板野へもプレゼントを用意していた事に感謝をすべきだろう。

632 :森末(仮):2013/10/01(火) 23:07:13 ID:???
藤沢「そして、その、松山くんには……これを……」
松山「俺にもあるのか?」
板野「(むしろ松山がメインだよ、藤沢的には!)」

相変わらず頓珍漢な事を言う松山を見て呆れそうになりながらも、板野は固唾を飲んで場を見守る。
藤沢は先ほど板野に渡した時とはまるで別人のような雰囲気を纏い、
潤んだ瞳で松山を上目遣いに見つめながら、やはり頬を赤く染めて袋包みを手渡す。

松山「開けていいか?」
藤沢「え、ええ……気にいって貰えるといいんだけど……」

そして、松山が藤沢の了承を得てからその袋包みを開けると……。

先着1名様で、

★君に届け→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・ハート絵札(A含む)→松山「これはマフラー……? (あれ? こんな所に少し薄い毛糸で文字が……?)」 なにィ!?
ハート→松山「これはマフラー……? しかも、手編みか?」 手編みな事にまで気づいた!
それ以外→松山「これはマフラー……? ありがとう、藤沢。 大切に使うよ」 普通に受け取った!

633 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 23:07:46 ID:???
★君に届け→ スペード5

634 :森崎名無しさん:2013/10/01(火) 23:07:56 ID:???
★君に届け→ スペード3

635 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:04:14 ID:???
>★君に届け→ スペード5 ★
>松山「これはマフラー……? ありがとう、藤沢。 大切に使うよ」 普通に受け取った!
======================================================================================
町田「(うーん……手編みな事にくらい気づいて欲しかったんだけど)」
板野「(いや、松山なんだ。 雑巾と間違わなかっただけでもよかったと思わなきゃ!)」

常日頃藤沢の恋路を応援してきた町田としては、松山の鈍感さに少し苛々するが、
ともかくとして松山がプレゼントを受け取ってくれた事に板野は安堵をする。
ここで下手に捨てていれば、来年の8月が来る前にあっさりと本編と同じルートを通る事になっていただろう。
それよりは、こうしてしっかりと藤沢の好意を受け取り、少しずつでも彼女の事を意識するようになってくれればいいと考える。

松山「でも参ったな……俺、プレゼントなんて用意してないぞ」
藤沢「い、いいの! 受け取って貰えればそれで……私が勝手に用意しただけなんだから」
松山「そうか? 本当にありがとうな、藤沢」

その後、パーティーはつつがなく進行した。
プレゼントを渡せた事で藤沢としても緊張は解れたらしく、4人は料理と会話を楽しみながら過ごす。
とはいえ、楽しい時間というものはすぐに過ぎ去ってしまうもの。
まだ中学生である身分である以上はあまり遅くに夜道を歩くのは危険であり、
特に藤沢は女の子という事もあってか21時には家に帰りつくようにと強く言い聞かせられているらしく、パーティーはお開きとなる。

板野「今日はご馳走様、凄く楽しかったよ」
藤沢「ありがとう、町子」
松山「それじゃあまた明日、部活でな」
町田「ええ、それじゃあ気を付けて帰ってね。 おやすみ」

会場となった町田宅を後にし、板野達は家路につく。
途中、分かれ道で板野は松山達と別れ……松山は夜も遅いという事で、藤沢を送っていく事になる。

板野「(こういう所の気遣いは……まぁ、女の子を1人にさせないくらいは普通か)それじゃあね」
松山「ああ、また明日!」
藤沢「おやすみなさい」

636 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:05:14 ID:???
そして、板野達とも別れた松山達は、そのまま藤沢の家に着くまで話しながら歩いていた。
とはいえ、その会話は主に松山がサッカー部の事についてあれやこれや言うだけであり、
藤沢はそれに対して相槌を打つだけ。
それでも藤沢にとって幸せな時間だったというのは、言うまでもない。

松山「ふぅ……それにしても暖かいな、このマフラー。
   丁度前まで使ってたのも古くなってきてたから、貰えてよかったよ」

歩く松山の首元には、先ほど貰ったばかりの爽やかな青色のマフラー。
思いがけぬプレゼントを貰って嬉しかったのか、松山は笑顔で再度藤沢に礼を言い、
藤沢は真っ赤になり、やはり照れる。

松山「それにしても、本当にプレゼントとかいいのか……?
   今すぐ……って訳にはいかないけど、何か欲しいのがあれば用意くらいは……」
藤沢「さっきも言ったでしょう? 私はいいから……」
松山「そうか? でもなぁ……」

ただ、やはり律儀な男である松山としては、プレゼントを貰いっぱなしというのは居心地が悪いらしい。
藤沢に何か欲しいものがあれば、金額的には限度があるものの用意はすると言うも、
藤沢はそれを拒みながら……ふと、何かを思いついたように微笑を浮かべて口を開いた。

藤沢「もしも何か返したいって言うんなら……」
松山「どうした? なんでも言ってみてくれ」
藤沢「……来年の全国大会で、優勝してみせて」
松山「えっ?」

藤沢が望んだもの、それは金品ではない、金では買えないもの。
しかし、松山にしかきっと成し遂げられない事柄であった。

637 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:06:25 ID:???
藤沢「松山くんが……ふらの中の皆が、全国大会で優勝をしている姿を私に見せて欲しいの」
松山「……ああ、約束するよ。 すぐには返せないけど、
   必ず来年の8月……俺達が優勝する所をマネージャーに、皆に見せてやる」
藤沢「うん……私も精一杯、応援するから」

少しだけ病んでいる所があり、そしてとても引っ込み思案な藤沢美子。
そんな彼女が1番好きな事は、大好きなサッカーに打ち込んでいる、目の前の男子中学生。
全国という晴れ舞台で、彼が日本一の栄冠を手に入れている所を見られれば……これ以上の幸せは、彼女には無い。

藤沢「(……本当は、この気持ちも伝えてしまいたいくらいなんだけど)」
松山「今年は……本当に悔しい思いをしたからな。
   でも、手ごたえは間違いなくあったんだ。 来年こそは……絶対に優勝しなきゃな」
藤沢「(今はこれでいい……頑張っている松山くんが見れるだけで、私は……)」

そして、それから数分間、藤沢の家に辿り着くまでに松山は先ほど以上に熱くサッカー論に興じ、
藤沢はそれを笑顔で聞いていた。

もう今年も暮れにかかり、新年が幕開こうとしている。
ふらの中学が全国制覇をする、新しい1年の幕開けは、もうすぐそこであった。

638 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:07:37 ID:???
『2年目 12月 練習パート』

森末「やあお帰り、クリスマスパーティーは楽しかったかい?」
板野「うん! 藤沢と松山も、まあ上手くいったみたいだしね。 あ、森末の作ってくれたローストチキンも評判だったよ」
森末「嬉しいねぇ。 さ、骨休めも十分出来ただろう。
   今月も練習パートにいくよ」
板野「よーし、ゆっくり休めて気合は十分だ! 今月も練習頑張るぞ!」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック、せりあい
上がりやすい:パス、タックル、ガッツ
普通:ドリブル
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

シュート経験値:5

A.基礎能力を上げる
B.技を覚える

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

639 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 00:08:39 ID:6L1S72RY
A

640 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 00:12:25 ID:O2TGWRMU
A

641 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:14:32 ID:???
>A.基礎能力を上げる
==========================================================
板野「今月も基礎能力を上げるよ!」
森末「うん、基礎固めは大切だよ。 まだ上がりやすい能力も沢山あるしね。
   それで、何を鍛えるんだい?」
板野「うーん……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック、せりあい
上がりやすい:パス、タックル、ガッツ
普通:ドリブル
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

642 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 00:18:37 ID:O2TGWRMU
H

643 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 00:35:17 ID:YYimywiM
H

644 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:47:29 ID:???
>H.ガッツ
===================================================
板野「必殺シュートを覚えたし……やっぱり体力をもう少しつけようかな。
   前回の練習で最高の結果が出たとはいっても、まだまだ多いって訳じゃないし」
森末「ふらのには交代要員があまりいないしね。
   体力をつけておくのは大切だ。 それじゃあ頑張ってね」

こうして体力をつける事にした板野は、明くる日の練習で早速体を鍛えはじめた。
幸いと言うべきかなんというべきか、次の日は大雪に見舞われ、
雪かきをしてサッカーしようにもすぐに雪が積もってしまうような天候。
大人しく室内で体力づくりに励める時間は十二分にあった。

板野「(よーし、頑張るぞ!)」

先着1名様で、

★板野のガッツ特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

出た数字×5のガッツが増えます。

645 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 00:49:48 ID:???
★板野のガッツ特訓→( 2 + 1 )=★

646 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 00:50:03 ID:???
★板野のガッツ特訓→( 1 + 1 )=★

647 :森末(仮):2013/10/02(水) 00:58:54 ID:???
>★板野のガッツ特訓→( 2 + 1 )=最大ガッツ+15★
======================================================================
板野「よいしょ、よいしょ」

スクワットなどの簡単なトレーニングを繰り返し、体力づくりに励む板野。
必殺シュートを覚え、それを最大限に活用する為にも、
また、フルタイムで走り回るにはやはり体力は必要不可欠。
しかしながら体力というものは一朝一夕でそう簡単につくものでもなく、
前回から比べれば微々たる量しか動き回れる体力の限界が伸びた感覚はない。

板野「うーん、先月といい調子が悪いのかなぁ?」
松山「体力っていうのは地道につけていくものだからな……焦る事はないさ」
板野「(前に上手くいったのは、やっぱり単純に道大会で走り回ってたからなのかな?)」

微々たるものとはいえ、体力が増えた事に違いはない。
板野は前向きに、この練習も無駄になった訳ではないと捉えつつ、今月の練習を終えるのだった。

648 :森末(仮):2013/10/02(水) 01:00:04 ID:???
『3年目 1月 日常パート』

板野「あけましておめでとう!」
森末「うん、おめでとう。 さぁ3年目だ、勝負の年だよ」
板野「全国大会は8月……今月を含めてあと8回自由に過ごせる時間があるって事だね」
森末「正直ボクとしてはもう少しちゃちゃっと全国編に移行したかったんだけど、
   まあ今は充電期間と思って自分の力を蓄えたり交友を深めたりしていてくれよ」
板野「うん。 (あと8か月で全国大会……去年も行ったけど、今年は去年会えなかった奴にも会えるのかなぁ)」
森末「さぁ、今月の日常パートはどうする?」

A.ぶらついてみる(※何かイベントが発生するかもしれません)
B.誰かに会いに行く(※改めて誰に会いに行くか選択できます)
C.自宅で過ごす(※低確率で何かイベントが発生するかもしれません)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

649 :森末(仮):2013/10/02(水) 01:20:00 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

650 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 05:11:24 ID:2us5XwC6


651 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 07:07:42 ID:9gE1391E


652 :森末(仮):2013/10/02(水) 23:13:31 ID:???
>A.ぶらついてみる(※何かイベントが発生するかもしれません)
==================================================================
板野「今月はぶらついてみるよ」
森末「ふむふむ、今は学校がないから、とりあえず散歩でもしてきてイベント発生を待ってみてよ」
板野「うん」

新年となり、今は冬休み。
学校でのイベントを起こせる筈もなく、板野はぶらぶらと散歩に出かけた。

板野「うぅ……そうはいっても、やっぱり外は寒いなぁ」

1月の富良野は当然ながら寒い。
幸いにも雪は降っていなかったが、板野は身震いをしつつ外を散策する。
そして……。

先着1名様で、

★1月のイベント→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・ダイヤ絵札(A含む)→???「明日も勝つ!」 おや?草野球のグラウンドで野球をしてる人を見つけたぞ!
ダイヤ→松山「ふぅ、こんなもんか……」 松山が雪だるまを作ってるのを見つけたぞ!
ハート→多田野「ファッ、ファッ……」 ランニングをしてる多田野くんを見つけたぞ!
スペード・クラブ→特に何もなかった。寒いし家に帰ろう……。

653 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 23:14:23 ID:???
★1月のイベント→ スペード9

654 :森末(仮):2013/10/02(水) 23:25:06 ID:???
>★1月のイベント→ スペード9 ★
>特に何もなかった。寒いし家に帰ろう……。
=======================================================================
板野「うーん……特に何も無いなぁ」

しばらく散策をする板野であったが、特に面白い事件などは起こらない。
それよりもここに長くいた方が風邪をひいてしまいそうだと判断し、
暖房の効いている森末の待つ我が家へと引き返す。

板野「ただいまー」
森末「おかえり。 ……その顔だと、特に何もなかったみたいだね」
板野「うん……骨折り損のくたびれもうけって感じだよ」

板野を出迎えてくれた森末は、暖かいホットココアを淹れてくれながら板野の話を聞く。

森末「まあたまには空振りもあるよ。 今は季節が冬だし、この雪の中じゃあまり誰も出歩いてないんじゃないかな」
板野「そうかぁ……うーん、残念だなぁ」

655 :森末(仮):2013/10/02(水) 23:26:16 ID:???
『3年目 1月 練習パート』

森末「それじゃあ気を取り直して、今月の練習パートに行こうか」
板野「最近はちょっと成果が出せてないんだよね。
   ここらへんで挽回したいなぁ……」
森末「前回、全国大会に出た時の周囲の能力値とかも考えながら、自分がどの程度の能力か把握しておくといいよ。
   さ、それじゃ今月はどうする?」
板野「うーん……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック、せりあい
上がりやすい:パス、タックル、ガッツ
普通:ドリブル
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

シュート経験値:5

A.基礎能力を上げる
B.技を覚える

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

656 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 23:27:29 ID:W9Jy1L3k
B

657 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 23:30:56 ID:1q0+M+OE
A

658 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 23:41:00 ID:23fvIdUg
A

659 :森末(仮):2013/10/02(水) 23:43:14 ID:???
>A.基礎能力を上げる
==========================================================================
板野「悩むけど、やっぱり基礎能力かなぁ……。 これが無いと話にならないだろうしね」
森末「ふむふむ、まあ基礎は鍛えておくにこした事はないからね。
   それで、何を鍛えるんだい?」
板野「そうだなぁ……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック、せりあい
上がりやすい:パス、タックル、ガッツ
普通:ドリブル
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

660 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 23:45:52 ID:QY+liQiI
G
残り期間は基礎に全部になりそう

661 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 23:53:51 ID:K0Ivv0sE
G

662 :森崎名無しさん:2013/10/02(水) 23:54:37 ID:1q0+M+OE


663 :森末(仮):2013/10/03(木) 00:05:25 ID:???
>G.せりあい
==============================================
板野「やっぱりサッカーする上でも、体の強靭さは必須だよねぇ……」

相手選手と競り合う事もままあるスポーツがサッカーである。
パスを受ける時はもとより、弾かれたボールをしっかりと拾えるだけの屈強さ、
強引にボールを確保できるだけの身体能力があれば、攻撃を継続する事が出来る。

森末「君は小さいけれど、パワーはあるからね。 鍛えれば伸びる筈さ」
板野「うん、それじゃあ早速筋力トレーニングしてみるよ」

こうして板野は今月の練習を筋力トレーニングに費やす事にした。
部活動で勤勉にトレーニングをする事はもとより、自宅でも出来る限り努力は怠らない。
体力と同じく、筋力というものも地道な鍛錬の積み重ねで増加するものである。
そして、殆ど1ヶ月、筋力トレーニングに励んだ板野の身体は……。

先着1名様で、

★板野のせりあい特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以下→+1
6〜9→+2
10以上→+3

664 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:06:23 ID:???
★板野のせりあい特訓→( 2 + 5 )=★


665 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:07:11 ID:???
筋肉で制圧しよう

666 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:13:41 ID:???
小さいけどポストプレイ強いとかステキ

667 :森末(仮):2013/10/03(木) 00:17:42 ID:???
>★板野のせりあい特訓→( 2 + 5 )=せりあい+2★
=====================================================================
板野「結構いい体つきになったかな?」

風呂上り、洗面台にある鏡に映る自身の姿を見ながら、思わず笑みを浮かべてしまう板野。
身長は低いながらにも、その体にはしっかりと筋肉がつき、
特に今までは下半身――脚力、キック力ばかりが尖っていた肉体だったが、
上半身にもしっかりと筋肉がつき実に見栄えのいい体となる。

板野「森末〜、見て見て、凄く筋肉ついた!」
森末「うん、素晴らしい肉体だね。 でもまずちゃんと服を着よう」

力瘤を作りながら、とにかく誰にでも見て欲しいと思う程の肉体を作り上げた板野。
森末はそれを褒めながらも冷静に窘め、こうして今月の練習は終わったのだった。

668 :森末(仮):2013/10/03(木) 00:18:42 ID:???
『3年目 2月 日常パート』

※2月になったので全能力が+1されます。

そして翌月、新学期も始まり心機一転の月。
今月もまた板野に日常パートを過ごす時間がやってくる。

板野「2月かー……ふらのに来て、もう10か月経つんだねぇ」
森末「折り返しはもう過ぎた感じだね。 さぁ2月の日常パートは何をする?」
板野「そうだなぁ……」

A.ぶらついてみる(※何かイベントが発生するかもしれません)
B.誰かに会いに行く(※改めて誰に会いに行くか選択できます)
C.自宅で過ごす(※低確率で何かイベントが発生するかもしれません)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>665-666 このスレのポストプレイの値はパス値を参考にします……。
ただ、競り合いが高いとこぼれ球を拾いやすくなるのは間違いないので、とても便利です。

669 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:23:01 ID:XaW52rU2
B

670 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:23:26 ID:Bfq5dvM+
A
今日で引退が決定しそうなハンカチ王子居ないかな

671 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:26:36 ID:oKK4AbBc


672 :森末(仮):2013/10/03(木) 00:29:17 ID:???
>B.誰かに会いに行く(※改めて誰に会いに行くか選択できます)
================================================================
板野「今月は誰かに会いに行ってみるよ」
森末「ふむ、そっちの方が確実に会える事は会えるだろうからね。 ケースバイケースだろうけど。
   それで、誰に会いに行くんだい?」

A.松山
B.藤沢
C.町田(メガネ)
D.矢車
E.多田野
F.監督
G.その他 選びたい人を下記から選択して下さい。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※選べる人 小田、山室、若松、中川、金田、本田、松田、近藤、佐瀬、加藤

>>670 先日の試合の多田野くんは7回無失点で来年に繋がる投球を見せてくれましたね。

673 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:30:29 ID:oKK4AbBc
C.町田(メガネ)

674 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 00:34:15 ID:Pd+2KShQ


675 :森末(仮):2013/10/03(木) 00:53:29 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

676 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 01:05:03 ID:???
乙でした

677 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 05:09:54 ID:DoLo79fg
多田野はクビにならなきゃ良いんだけど。

678 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 09:11:46 ID:Bfq5dvM+
日ハムの投手事情から言って大丈夫でしょ、大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ。
パパパッ、とハンコ押して、終わりっ!

679 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 12:40:57 ID:???
年俸は30分で、5万かな?

680 :森末(仮):2013/10/03(木) 18:28:32 ID:???
>C.町田(メガネ)
=======================================================================
板野「そうだなぁ……ちょっと町田に会ってみようかな」
森末「ふむふむ……意外な所だね」

今でこそ名前で呼ばれているものの、最初の頃は(メガネ)扱いだった町田町子。
はっきり言ってモブもいいところな彼女に会いに行くとは森末も予想していなかったのか、
目を丸くして驚くもののすぐに冷静になり、板野に助言をする。

森末「なら……いきなり家に行くよりは、学校でタイミングを見計らって話しかけてみた方がいいかも。
   他の人ならともかく、いきなり家に会いに行って中に入れてくれるとも思えないしね」
板野「そっか……うん、わかった。 じゃあ明日、部活の合間を見て話しかけてみるよ」

クリスマスパーティーの時こそ入れてくれたものの、普段はそこまで仲がいいという訳でもない。
男子などならともかく、女子ならば容易に家に上げるとは思えないという森末の言葉もあり、
板野は次の日に機会を見て町田と会話する事にする。
そして翌日、いつものように部活動に出ていた板野は休憩中、早速雑務に追われている町田の姿を発見。
藤沢は他の場所で違う事をしているのか見つけられず、これなら2人で会話が出来そうだと思い話しかける。

板野「やぁ町田、お疲れ様」
町田「あら板野くん、お疲れ様。 今日も絶好調みたいね」
板野「うん、まぁね(さて、何を話そうかな……)」

A.「そういえばそろそろ14日だけど……」 カレンダーを見ながら催促をしてみる
B.「松山と藤沢の事だけど……」 松山と藤沢の事で相談してみる
C.「今度の休みに一緒に遊びに行かない?」 遊びに誘ってみる
D.「いつも大変だね、手伝うよ」 町田の仕事を手伝う
E.「今度の全国大会の為に、対戦校について調べて欲しいんだ」 対戦校のリサーチを頼んでみる
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

681 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 19:19:08 ID:bcNLzUtA


682 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 19:41:37 ID:JC/JNaV6
B

683 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 19:51:05 ID:DoLo79fg


684 :森末(仮):2013/10/03(木) 21:22:24 ID:???
>D.「いつも大変だね、手伝うよ」 町田の仕事を手伝う
==================================================================
町田「えっ、そんな……いいわよ。
   ただでさえ休憩時間が少ないんだから、体をしっかり休めてた方がいいんじゃない?」
板野「いいからいいから」

町田は板野の申し出を断ろうとするも、板野は強引に町田の横に座り込み、
スパイクなどの用具の手入れを手伝い始める。
その姿を町田はあっけに取られて見ていたが、やがて苦笑をすると自身も再び手入れに戻る。

町田「変わってるわねぇ、板野くんも。
   ウチの部員の連中なんか、一度も手伝ってくれた事なんて無いわよ?」
板野「みんなは疲れてるんだと思うよ。 俺に比べれば、体力も無いんだし……」
町田「あら、松山くんだって手伝ってくれた事はないわ」
板野「……松山はほら、そういう暇があればボールを蹴りたいタイプだから」

軽い愚痴のようなものを零す町田に、板野は一々答えながらスパイクを磨く。

町田「そういえば板野くん、来月に修学旅行があるの覚えてる?」
板野「えっ……そうだっけ?」
町田「呆れた……来月の中旬、東京に行くって前々から先生から連絡あったと思うけど?」
板野「そ、そっか……えーっと、それで? 修学旅行で何か?」
町田「松山くん、その時に何か考えてる事があるらしいのよ。 詳しい事はまだ聞いてないんだけどね」
板野「松山が? うーん……」

A.「さてはどこかの学校の偵察に行くつもりなのかな?」
B.「さては女風呂を覗こうと計画を立ててるのかな?」
C.「さては東京民に北海道の良さを知らしめる為に名産品を売り込むつもりだな?」
D.「ところで町田、クラスは別だけど修学旅行一緒に回ろうよ」
E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

685 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:26:17 ID:bcNLzUtA


686 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:27:18 ID:L+o+mJFY


687 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:31:22 ID:JC/JNaV6
A

688 :森末(仮):2013/10/03(木) 21:43:05 ID:???
>A.「さてはどこかの学校の偵察に行くつもりなのかな?」
===================================================================
町田「……修学旅行でも息抜きせずにサッカー、ねぇ」
板野「松山の事だから十分考えられる」

常識的に考えればありえない事だが、松山のサッカーに対する熱意は板野も町田もよく知ってる。
東京に行き、何かを計画しているという松山。
遊びや何かとはほぼ無縁な彼が計画をする事といえば、やはりサッカー関連の事しか思い浮かばず。
板野達は恐らくこれが正答だろうと半ば確信に近い思いを抱く。

町田「確かに……2日目は班別の自由行動だから、抜けようと思えば先生の目が無い以上抜けられるわね」
板野「でも昼の間だろ、自由行動って。 他の学校は授業中じゃない?」
町田「多分、他の学校は春休みに入ってると思うわよ。 丁度その時期と重なるから」
板野「あ、そっか」

考えれば考える程、松山が無茶な事を計画している可能性は大きくなっていき、
町田は大きくため息を吐き、板野はさてどうしたものかと首を捻る。

板野「(まだうちのクラスは班を決めてないから……松山と同じ班になれば、一緒についていけるかな?
    しかし……大胆だなぁ、松山)」

改めて板野は松山のサッカー馬鹿加減に感服しつつ、
そうこうしている内に休憩時間は終わり、練習へと戻っていくのだった。

689 :森末(仮):2013/10/03(木) 21:44:11 ID:???
『3年目 2月 練習パート』

板野「でも修学旅行かぁ……なんだか楽しみになってきたぞ」
森末「うんうん、こういうのは学生でしか出来ないイベントだからね、楽しんでおいで。
   僕も積立金をちゃんと払っていた甲斐があるよ」
板野「(……そういえばウチの収入ってどうなってるんだろう?)」
森末「それじゃあ今月も練習パートだ! 何を鍛える?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス、タックル、ガッツ
普通:ドリブル、せりあい
上がりにくい:シュート
とても上がりにくい:なし

シュート経験値:5

A.基礎能力を上げる
B.技を覚える

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

690 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:46:44 ID:2VTodVmg


691 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:47:58 ID:JC/JNaV6
B

692 :森末(仮):2013/10/03(木) 21:52:42 ID:???
>B.技を覚える
============================================================
板野「うーん……今月は、技を覚える事にするよ」
森末「ふむふむ、よしわかった。
   確かにまだ覚えている技は1つだけだし、ここから増やすのもいいだろう。
   それで、何を覚える?」
板野「そうだなぁ……」

A.「強引なドリブル(1/2でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)」を覚える
B.「ぶっ飛びパス(仮)(パス力+2、吹っ飛び係数5、消費ガッツ60)」を覚える
C.「ダイビングヘッド(仮)(低シュート力+2、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を覚える
D.「パワータックル(1/4でタックル力+2、吹っ飛び係数4)」
E.「勘任せカット(仮)(1/4でパスカット力+2)」
F.「パワーブロック(1/4でブロック力+4、消費ガッツ100)」
G.「パワークリア(空クリアー力+1、吹っ飛び係数4、消費ガッツ80)」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

693 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:53:11 ID:gu2YLpog
A

694 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:53:20 ID:Pd+2KShQ


695 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 21:53:30 ID:JC/JNaV6
C

696 :森末(仮):2013/10/03(木) 22:11:27 ID:???
>A.「強引なドリブル(1/2でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)」を覚える
=============================================================================
板野「やっぱりドリブル技かな……1/2だから発動率も高いし、
   それにパワータイプならこういうのも覚えておきたいもん!」
森末「日向を代表として、強引なドリブルはパワータイプの代名詞だもんね。
   それじゃあ頑張っておいで」

こうして強引なドリブルを覚える事にした板野は、早速翌日の練習で開発に勤しんだ。

板野「(強引なドリブルは相手を吹き飛ばして、最短距離で突破する為の技だ。
    よーし、今日はドリブルでも直線的な軌道で動くよう注意してやってみよう)」

先着1名様で、

★板野のドリブル開発→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10以上→強引なドリブル(1/2でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)取得!

※9以下の場合でも経験値は溜まります。

697 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:12:35 ID:???
★板野のドリブル開発→( 1 + 6 )=★


698 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:12:56 ID:???
★板野のドリブル開発→( 1 + 3 )=★

699 :森末(仮):2013/10/03(木) 22:32:18 ID:???
>★板野のドリブル開発→( 1 + 6 )=ドリブル経験値+7★
========================================================================
ドダダダダダッ!

板野「うおおおおおおおおっ!!」
松田「う、うわあっ!?」

ドガガッ!!

元来パワーに秀で、先月の特訓でフィジカルも上昇した板野。
スピードに乗ったドリブルをしながら、カットに来るDF達を強引に跳ねとばし突き進む。
その様はふらの中メンバーにとって、正に驚異としか言えないような代物だったが……。

松山「甘いぞ、板野!」

ズザザザザァッ! バチィッ!!

板野「うわぁっ!?」

しかし、まだまだ松山には通用せず、あっさりとボールを奪われる。

板野「うーん……上手くいかないなぁ」
松山「板野のパワー自身は凄いけど……それをダイレクトに相手に伝えられないと意味がないぞ。
   今みたいに、横からスライディングで攫われたら自慢のパワーも使えない」
板野「なるほど」

確かに正面から馬鹿正直に突進してきてくれる相手ならば、パワー勝負で板野が負ける事は殆ど無い。
だが、横から素早くかわされてしまっては、どうしてもそのパワーを発揮する事が出来ないのだ。

板野「(上手くパワーを生かせる状況を作るのが必須か……むむむ)」
佐瀬「(そもそも普通に抜くようにしろよ……テクニックだって十分あるんだからさ)」

700 :森末(仮):2013/10/03(木) 22:33:40 ID:???
『3年目 3月 定例イベント』

そして3月、先月に町田が言っていたように、今月は修学旅行が待っている。
板野、松山、藤沢、ついでに小田のいるクラスはギリギリまで修学旅行で共に過ごす班を決めていなかったが、
その1週間前、ようやくホームルームにて班を決める事となった。

松山「なあ板野、俺達の班に入らないか?」
板野「え、いいの?」
松山「勿論だ。 いいよな、小田?」
小田「はい(他のクラスメイトで仲いい奴って特にいねーしな。誰でもいいや)」

板野は当然のように松山達の班に入り、その後3人は後のメンバーを探しながらも、
修学旅行の2日目、自由行動の日の行程について話し合う。

松山「ところで2日目の自由行動の日なんだが……」
板野「どこかの学校の偵察に行くつもりなんでしょ?」
小田「うぇっ!? あ、いや……キャ、キャプテン、本当ですか?」
松山「……ああ。 団体行動を乱してしまうけど、いいチャンスだと思ったからな……」

その際に、松山はその自由行動の時間を使って他の学校の偵察に行くと宣言。
予め予想していた板野はやっぱりかと納得の表情を浮かべるが、
それとは対照的に小田は困惑している様子をまるで隠さず、頭をかくばかりである。

小田「(一緒についていく……って事は無いだろうけど、バレたら同じ班の俺までとばっちり食らいそうだよなぁ。
    あーでも、キャプテンと一緒だとあまり羽目外せないだろうし、そういう意味じゃチャンスか?)」
板野「(さてどうしよう……松山についていくか、小田と残るか、それとも松山を引きとめるか、だけど……)」

701 :森末(仮):2013/10/03(木) 22:34:46 ID:???
A.「松山、俺も同行させてよ」 松山と共に敵学校の偵察に向かう
B.「わかった、後の事は俺と小田に任せておいてよ」 小田と共に修学旅行を楽しむ
C.「松山、折角の修学旅行なんだ。サッカーは忘れて楽しまないと」 松山の偵察を引きとめる
D.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

702 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:35:48 ID:JC/JNaV6
A

703 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:37:25 ID:Pd+2KShQ


704 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:37:42 ID:PsSEPzu2
D どこを偵察するつもりなのか

705 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:38:43 ID:uwaOM75Q
C

706 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:45:21 ID:???
東邦行って若島津にリベンジとかも面白いけど、肝心の松山はどこ行く気だろ

707 :森末(仮):2013/10/03(木) 22:46:06 ID:???
>>704 >>706
偵察チームはこの後改めて相談する事になります。

708 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:46:15 ID:bcNLzUtA

C+小田達にも迷惑かけてしまうかもしれないだろ?

709 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 22:49:39 ID:oKK4AbBc


710 :森末(仮):2013/10/03(木) 23:20:40 ID:???
>A.「松山、俺も同行させてよ」 松山と共に敵学校の偵察に向かう
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松山「えっ? 板野もか?」
小田「ああ、俺は気にしないでくれよ。 他の奴と上手く誤魔化しとく」

一瞬、松山は小田の方をちらりと見て案じるが、小田は手を振って問題は無いと返答。
1人いなくなろうが2人いなくなろうが、小田としてはあまり大きな変化はない。
無論、共に回る人間が少なくなって寂しい事はあるかもしれないが、班の定員にはあと1名空きがある。
よほど変な奴を班に入れない限りは、嫌な思いをする事もないだろう。

松山「すまない、迷惑をかけるな……」
小田「気にしないでくれよキャプテン。 それよりも、しっかり偵察してきてくれよな。
   (さーて、キャプテンがいないんだからどこ見に行くかな……色々調べとかないと)」
板野「……ところで松山、偵察って言ってたけど、どこに行くの?」

内心小田がこれ幸いと修学旅行の計画を練る中、板野は偵察する学校について松山に質問する。
東京都内と言っても学校の数は多く、また、関東圏全域に目を向ければ無数にある。
限られた時間、じっくり見るとするなら目星をつけなければならないものだが、
松山もそこはしっかりと考えているのか板野の質問にはきはきと答え始める。

松山「実は色々考えてて、まだ絞れてないんだ。 よかったら、板野の意見も聞かせてくれないか?」
板野「うん、わかった」
松山「よし、なら候補を言ってくぞ。 まずは東邦……今は3月だけど、あそこは私立の強豪校。
   スカウトされてやってきてる新入生も、もう練習に参加してるかもしれない。
   新戦力を調べるなら、行っていて損は無いだろうな」
板野「(……タケシがいる、って事かな。 確かにあいつにはまだ会ってないもんな)」
松山「後は武蔵中学。 都大会を突破した事は無いけど、ここも強豪校だ。
   ……板野は知らないかもしれないけど、小学生時代にベスト4まで進んだ選手も多く在籍してるぞ」
板野「(ふむふむ、三杉のいる武蔵か。 ……原作、それに本編を考えれば全国では会う機会は無さそうだし、
    ここらへんでコンタクトを取っておくのもいいのかな?)」

711 :森末(仮):2013/10/03(木) 23:21:49 ID:???
まず松山が上げたのは都内の強豪校2つ、東邦学園と武蔵中学。
どちらにも名のある有力選手がおり、実に悩ましい選択肢である。

松山「後は……静岡の南葛と、大友もだな」
板野「えっ、静岡まで行くの!?」

そして、続けて松山が名を上げたのは静岡県にある2つの中学である。
流石に都内だけの中学が対象と思っていた板野は驚きの声を上げるのだが、
松山は至って冷静に説明を始める。

松山「新幹線を使えば行って偵察して戻ってくる事も無理じゃないからな。
   大丈夫、今年のお年玉がまだある」
小田「(……わざわざ新幹線に乗ってまで行くのかよ。 まあ俺は関係ないからいいけど)」
松山「南葛は言うまでもないよな、V2を達成した中学サッカー界の王者だ。
   タレントの数も多いし、去年はベンチだった2年生も台頭してきてるかもしれない」
板野「うーん、なるほど……(翼と森崎がいないから地味だけど、それでもタレントの数なら随一だしなぁ)」
松山「そして大友、こっちも県大会は突破出来てないが強いチームだ。
   メンバーの構成は南葛と同じく、南葛SC時代の選手が主軸……特に中山って奴は俺達の世代だとトップクラスのDFらしい。
   今年は南葛を食って全国に上がってくるかもしれないぜ」
板野「(中山さん……それに新田、か。
    こっちも全国では多分会えないだろうから……コンタクトを取る意味でも選ぶ価値はあるのかな)」

全部で4つの候補を聞かされた板野だが、どれも魅力的であり悩ましい。
だが、時間的に考えても、どこか1つを選択しなければ満足のいく偵察など出来ないだろう。

松山「板野はどこがいいと思う?」
板野「そうだなぁ……」

712 :森末(仮):2013/10/03(木) 23:23:15 ID:???
A.「東邦にしよう。 若島津や反町の実力がどれ程のものか、ちゃんと見ておきたい」
B.「武蔵にしよう。 隠れた強豪の力を図っておきたいよ」
C.「南葛にしよう。 王者南葛の実力をこの目で見たい」
D.「大友にしよう。 世代トップクラスのDFなら、対戦する時俺と勝負する事になる相手だ」

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713 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 23:28:47 ID:Pd+2KShQ
c

714 :森崎名無しさん:2013/10/03(木) 23:29:58 ID:PsSEPzu2
A 本当に重要な役割になりそうだからね、リベンジはいけるかな

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