キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】

1 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:51:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1395242717/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
松山、若島津らとキャプテンとしても争う事となる。
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
そして舞台は世界へ。まず全日本Jrユースは遠征試合第一戦目であるハンブルグと対決。
西ドイツに留学をしていた若林、更に西ドイツの皇帝の異名を持つシュナイダーと強敵揃いのクラブチームを相手に、
ここまで2−2と競った試合を繰り広げる。
そして、勝ち越し点をと立花兄弟のスカイラブツインがハンブルグゴールを襲うのだが……?

853 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 21:08:42 ID:???
腐乱す戦でパワープレイヤーの日向を使ったらカードくらいそうだからスタメンから外されたわけだけだから
やっぱり何も考えずにパワードリブルやってたら危ないのかしら

854 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 22:54:46 ID:???
腐乱す審判のことを考えたらパス鍛えて非接触でいなすことも考えていいんじゃない
フランスとアルゼンチンもパスそのものに弱いし

855 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:00:23 ID:???
>B.「日々の鍛練の賜物ですね。 勿論元々の脚力が強かったのもありますけど」 努力によるものだと説明する
=====================================================================================================
真面目な質問に対し、板野は誠実に優等生的な答えを述べた。
実際に彼は元々の脚力が強いのもあったが、それと同時に松山らと共にふらの中学ではみっちりと練習に励んできた。
決して強豪とは言えない公立校でありながら全国クラスのチームへと成長させた練習量に加え、
雪が降り満足の行く練習が出来ない折には地道な筋力トレーニング。
才覚と鍛錬、そのどちらもが合わさって生まれた力なのだと説明すると、アイドル2人は満足したように頷く。

響「なるほど〜、やっぱり才能だけでなく練習で培われてきた力なんだな。
  ふらの中学はかなりの練習量があったみたいだけど、東邦学園や比良戸中学はどうだったのかな?」
若島津「東邦は私立のスポーツ強豪校ですから、練習時間は当然として設備や内容も他校に比較をすれば恵まれているかと」
次藤「ウチはわしが2年の夏までは大した事がなかったが、その後は猛練習を重ねたタイ。
   もう少し始めるのが早ければ……と思い直しても後の祭りだがの」
真「そういえば次藤くんも板野くんと同じ、力自慢だけど、その源とかは何かな?」
次藤「そりゃこんふとか体タイ。 でかく生んでくれた母ちゃんには、感謝してもしきれんタイ」

ガハハ、と豪快に笑いながら力瘤を作って見せる次藤。
彼の場合は持って生まれた体格に加え、小学生時代から年上を相手に喧嘩をして鍛えてきたというのも一つの要因だったのだが……。
それを公共の電波に乗せる訳にはいかないと判断し、話す事はなかった。

真「確かにこうして見ると、とても中学生とは思えないもんね。
  チームメイトの中西くんもそうだけど」
響「今は座ってるからいいけど、立ってると凄く見上げないといけなさそうだもんな」
次藤「そりゃ姉ちゃんが小さいだけタイ」
響「むがーっ! 小さくないぞ!」
板野「(我那覇さん……小さいのに加えて、なんだか性格が幼いから本当に子供っぽく見えるんだよなぁ。
    それにしても次藤……意外にトーク力があるな)」

856 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:01:29 ID:???
響の事を見かけと性格の為に幼く見える、などともしも口にしたらお前が言うなと突っ込みを受けそうな事を思いつつ、
板野は軽快に話している次藤の意外なトーク術に舌を巻く。
過度に緊張をする松山に、話を振られれば答えるが必要以上は喋らない若島津。
彼らに比較をすれば、次藤の存在はかなり頼もしいものと言えた。

真「それじゃあ次の質問……松山くん、いいかな?」
松山「は、はい! どんとこい!」
板野「(松山……なんか色々とおかしい事になってる……。 TVに出演する上、相手がアイドル2人組だからかな?
    藤沢とくっつけたけど、女の子に免疫ないもんな松山……俺も人の事言えないけど)」

次に質問が飛んだのは松山。
真の言葉にやはり緊張をして、素っ頓狂な声を出しながら返事をする松山。
これを見て板野は苦笑し、アイドル2人はリラックスするようにと言い含めながら、質問内容を告げる。

真「ふらの中学では松山くんがキャプテンとして、全国大会……惜しくも準決勝敗退になってしまったんだけど、
  3年間で相応の実績は積んできたよね。
  今回の全日本Jrユースでも、キャプテンは松山くんか優勝チームキャプテンの小池くんか……って関係者の話ではなってたんだけど、
  結果的にはキャプテンに就任したのは板野くん。

  就任までのいきさつはわからないけれど、松山くんとしてそこに不満はないのかな?
  仮にも板野くんは、ふらの中学で一緒に過ごしていたチームメイトな訳だし」
若島津「ほう……(面白い質問だな)」
板野「うっ……(結構ぶっこんできたな、菊地さん……)」
次藤「(板野と松山、ぎくしゃくしてるようには見えんが、何かあるんじゃろうか?)」

質問の内容は、これまた大真面目なものであった。
これには先ほどまでつまらなそうな顔をしていた若島津も興味深げに松山をじっと見つめて様子を伺う。
板野は冷や汗を流しつつ、TVに映るというのとはまた違う緊張感を味わいながら松山が口を開くのを待つのだが……。

857 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:02:41 ID:???
先着1名様で、

★松山くんの評価→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→松山「そうですね、朝ご飯は和食派です」 緊張しすぎて質問内容を理解していなかった!
ダイヤ・ハート→松山「板野がキャプテンを務める事に、不満はありません。 ただ……」 一言物申す?
スペード・クラブ→松山「性格・実力共に板野はキャプテンを務めるに値します。 不満はありませんよ」 はなまるあげちゃう

>>844-847
確かに勘違いされる記述でしたね、次スレでは修正しておきます。

858 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:03:25 ID:???
★松山くんの評価→ ハート6

859 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:12:48 ID:???
実際現実でこのジョーカーのやりとりを
緊張してるわけでもなんでもなくド天然でやった芸能人がいるから怖い
「好きなスポーツはなんですか?」「ごはんとか好きですね」

860 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:15:28 ID:???
その人のド天然っぷりが大きく発揮されたもの
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm25174205

861 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:25:23 ID:???
宇宙人井納の悪口はヤメルンダッ

862 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:54:20 ID:???
>★松山くんの評価→ ハート6 ★
>松山「板野がキャプテンを務める事に、不満はありません。 ただ……」 一言物申す?
====================================================================================
ふらの中学で長い年月を共に過ごしてきた板野と松山。
その期間で、松山は板野という男の性格と実力を素直に信頼してきたし、それは板野にとっても同じである。
どちらがキャプテンになっても、決して不満は無い。
本心から互いにそう思い合っていたのだが……。
何やら歯に物が詰まったような言い方で言葉を切る松山に、板野は平静を装いながらも内心ではその緊張を高める。

板野「(な、何か俺やっちゃったかな……)」
真「ただ……何かあるのかな?」
松山「もう少し堂々と……キャプテンとして、どっしり構えてくれれば、と思います」

松山の口から出た言葉。
それは板野への不満というよりは、要望に近いものだった。

板野が心配をする必要などないくらい、松山は板野を信頼しきっている。
無論、自身もキャプテンを目指した事もあり些かライバル心は持っているし、
キャプテンに就任した直後は心の整理が出来ていなかったが、実際に試合で板野の指揮下で動いて違和感はほぼ出なかった。
このまま問題などが無ければ、余計な波風を立てないよう板野にキャプテンを任せておいていいと思えるくらいには。

だが、それでもなおして欲しい所――変えて欲しい所があり、
それが松山の言う「もう少し堂々としてほしい」というものであった。

863 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:55:28 ID:???
松山「試合中なんかは結構自信を持ちながら指示を出したり、プレイをしているんですが……。
   それでも判断ミスなどをした時、どこか気落ちしたりする所が見られるんですよね。
   それはそれで、仕方のない事かもしれないんですけど、もう少し構えていてくれた方がいいかなと俺は思います。

   やはりキャプテンが落ち込んでいたりしたら、それだけ周囲も不安になりますから、
   極力そういう面は見せない方がいいかもとは……。
   勿論、これは俺が思うだけなので、板野に強制なんかはしたりしないですけどね」
真「なるほど、確かに失敗なんかをしたら落ち込むのが普通だけど、それを見せれば周りも大丈夫かな?と思ってしまうもんね」
松山「それにどうしてもミスなんかはついてまわる事ですからね」
板野「(……うーん、キャプテンとして失敗とかをしても落ち込まないように、か。
    思い浮かぶのがどうしても"アレ"になっちゃうんだけどなぁ……)」

あくまでも自分の考えであり板野に強制するような事ではないとした上で、
松山は板野にミスをしたりしても決して落ち込んだりしない――少なくとも人前では見せないようにしてはどうか、と提言をした。
確かに彼の言うように、一々失敗をして落ち込んでいてはその人物に率いられるチームメイトも不安になる。
そのような事が無いように表向きだけでも平気な顔をしていられれば、キャプテンとしても貫録が出てくるのではないか、
と松山は考えたのだ。

因みに板野は、松山の言う「失敗しても落ち込まずすぐに前を向くキャプテン」として、
奇行をして失点しても平気で仲間に点を取ってこいと発破をかける事もあるゴールキーパーを思い浮かべ、苦笑いを浮かべるのだった。

次藤「(確かに何があっても平気な顔ばしちょる方が頼もしげはあるが……。
    板野もそうじゃが、言ってる松山自体も感情を隠すのが苦手な部類タイ。
    ま、それが長所にもなっとるがな)」
若島津「(……所詮は仲良しこよしのチーム出身者か。 仲違いをする筈もなかったな)」

864 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:56:37 ID:???
そしてこの松山の発言を受けて、次藤は笑みを浮かべ若島津は渋い顔をする。
本来温厚で、人に注意をする時もなるべく気を使う松山。
そんな彼が板野のキャプテンとしての姿勢について言及する時点で、2人の信頼の深さが手に取るようにわかったからである。

一度質問を受けた為か、松山の緊張もいくらか解れたらしく、
その後二、三の質問を繰り返し無難に答えた後、続いてアイドル2人の矛先は次藤へと向く事となる。

響「次は次藤くん、質問いいかな?」
次藤「おう、どんとくるタイ!」
響「さっきもあったように、その巨体とパワーが次藤くんの持ち味だけど、
  ヨーロッパはもとより、海外の選手たちは基本的に日本人よりもフィジカルに優れてるって言われるよね?
  これから先、パワー勝負でも苦戦をする事もあると思うけどその点についてはどう考えてるのかな?」
板野「(なんかさっきから思ってたけど本当に真面目な質問ばかりだなぁ。
    それにしてもパワーか……次藤、シュナイダーのファイヤーショットに手も足も出てなかったしな。 どう答えるんだろう?)」

先着1名様で、

★次藤くんの考え→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→次藤「何を言う! わしの肉体は無敵タイ! 見さらせ!」 なんと次藤が服を脱いで筋肉を披露だ! やめて!
ダイヤ・ハート→次籐「確かに今のわしでは力勝負には勝てんじゃろうが……」 おや?次藤の様子が……
スペード・クラブ→次籐「サッカーはフィジカルやテクニックだけじゃなか、問題はココタイ」 頭を指しながら回答した!

>>859-860
以前にめちゃイケなどでも見た事がありましたが、かなりの天然さんですね

>>861
野球界には他にも糸井さんや、宇宙人としての先人の新庄さんなどちらほら天然の人が見られますね

865 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:58:20 ID:???
★次藤くんの考え→ ハート3

866 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:58:48 ID:???
★次藤くんの考え→ クラブ6

867 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:59:27 ID:???
赤札続きますねー

868 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:14:26 ID:???
ク○ブ「試合では頑張るよ」 ニコッ

869 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:20:45 ID:???
クラブA「俺も頑張るよ」

870 :森末(仮):2015/01/22(木) 00:39:51 ID:???
>★次藤くんの考え→ ハート3 ★
>次籐「確かに今のわしでは力勝負には勝てんじゃろうが……」 おや?次藤の様子が……
==================================================================================
まずはじめに、次藤は自らの力では……少なくとも「今の段階では」世界レベルのFW。
それこそシュナイダーのような圧倒的なエースを相手にして、勝てる事は無いと理解をしていた。
故に、素直に自身の力不足を認めたような発言をすると、チームメイトの板野達どころか、
質問をした側である筈の真と響もまた驚いた。
見かけに騙されがちではあるが、次藤は冷静に自己を客観的に見られる男である。
驚きの目で見られている事を自覚しながらも、次藤はあくまでも冷静に更に言葉を続けた。

次藤「サッカーは力だけの勝負じゃなか。 わしはスピードとテクニックは無いと自覚しとるが、
   それなりに頭が回るとも思っとるタイ。
   それに、足りない部分は力を合わせればよか……ついこの間、そう思える事があってな」

そう、ハンブルグ戦が終わってからというものの、世界の壁の高さに苦悩していた次藤。
そんな彼を救ったのは、同じ中学出身の佐野満であった。
立花兄弟のスカイラブハリケーンを会得し、ドリブルだけではなく守備でも貢献出来るようにと考えた佐野は、
土台になる案を考えていた次藤を誘い共にスカイラブハリケーンを完成させる。

結果、佐野には新たな武器が備わり、次藤にも立花兄弟を飛ばせるという武器が出来た。
双方にとって最良と言える結果を、力を合わせる事で残す事が出来たのである。

次藤「無論、個人の実力アップも大切タイ。 わしも力で海外の連中に負ける気なんぞ毛頭なか。
   ばってん、サッカーはチームスポーツでもあるタイ。
   わしはパスカットはてんで苦手じゃが、それを得意とする奴を更に助ける事の出来る技ば身につけた。
   わしが止める事にはならんかもしれんが、それでも結果的にはシュートを防ぐという事に繋がる。
   そうする事もまた、1つの答えかと最近になって思うようになったタイ」

871 :森末(仮):2015/01/22(木) 00:41:03 ID:???
負けず嫌いである次藤は、決して敗北宣言をした訳ではない。
だが、現段階ではシュナイダー達に手も足も出ない事は理解していた。
だからこそ、別の手段で彼らを止める道を照らされた時――正にそれは青天の霹靂だった。
自分が直接その体でブロックをせずとも、仲間を飛ばす事でシュートを未然に防ぐ事が出来るというのなら、
それは結果的には同じ――その事実に気づけたのである。

若島津「……要は自分の力不足を言い訳しているだけじゃないのか?」
次藤「フッ、言ったじゃろうが、このまま負けるつもりはないとな」
松山「いや、でも次藤の言う通り出来る事を増やしてチームの為を第一に考えるのは間違いじゃないと思うぞ。
   プライドもあるだろうに、よく割り切れたな」
次藤「プライドで防げるならいくらでも防ぐタイ、ばってん気持ちだけじゃあボールは止まってくれん」
板野「(次藤って結構大人だなぁ……なんだか本当にこのインタビューで次藤の見方が変わったかも)」

意外にもトーク力があり、更には力だけでは通用しない世界を相手に今の自分に出来る事を見つけ出した次藤。
その姿は板野から見て大人びて見え、思わず感心してしまう程であった。
アイドル2人組もパワー馬鹿に一見して見えがちな次藤の知的な雰囲気と余裕に驚きながらも、
続けて若島津へと質問を投げかける。

真「次に若島津くんに質問だよ。
  全国中学生サッカー大会では優勝し、MVPにも輝いた、正に全日本の守護神。
  ただ、つい先日試合をしたハンブルグに留学をしていた若林くんがチームに合流。
  これから先、若林くんとは正GKをかけた争いになると思うけど……実際にどう思っているのかな?」
次藤「(さっきからおもっちょったが、本当にずけずけと聞くもんタイ……ばってん、マスコミはみんなこげなもんか?)」
松山「(若島津も相当な実力者だが……セービングの質は、流石に若林の方が上に見えるんだよな……)」
板野「(どう答えるんだろう……)」

若島津「…………」

872 :森末(仮):2015/01/22(木) 00:42:05 ID:???
先着1名様で、

★若島津くんの対応→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若島津「フッ、誰が全日本の守護神ですって? 俺は全日本のストライカーになります」 なにィ!?
ダイヤ・ハート→若島津「正GKは俺です。若林の出る幕はない」 キッパリ断言した!
スペード・クラブ→若島津「ノーコメントです」 健ちゃん素っ気ない

※板野の次藤に対する感情が 板野→(大人)→次籐 になりました。
※佐野と次藤の関係が 次藤→(相互扶助)←佐野 になりました。

873 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:42:25 ID:???
★若島津くんの対応→ ハートK

874 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:45:26 ID:???
さっきそれ出したら面白かったのに

875 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:33:39 ID:???
>★若島津くんの対応→ ハートK ★
>若島津「正GKは俺です。若林の出る幕はない」 キッパリ断言した!
===========================================================================
響「おっ、おおお〜!? 断言するのか!?」
若島津「はい」
真「大きく出たね……(っていうか仲悪いのかな、若島津くんと若林くん……)」

アイドル達の質問に、若島津はハッキリと答えを出した。
正GKは若島津健である――若林源三に、出番は無いと。
これにはアイドル達も驚くのだが、一方で板野達はといえばそこまでの大げさな反応は無い。
若島津が正GKの座にしがみ付き、若林に対して強い敵意を持っているのは遠征初日からわかりきっていた事なのだ。

次藤「ばってん、わいが本当に正GKになれると?
   この間の試合ではスコアは同等だったが、それでも若林もザルではあんめぇ」
若島津「フン、空中戦での競り合い強さは間違いなく俺の方が上だ」
次藤「セービングは? GKならそっちの方が肝心タイ」

先ほど茶々を入れられた事に対する仕返しか、横やりを入れる次藤。
これには若島津も冷静に対処するが、あくまでも次藤はしつこく食い下がり、核心について問いただす。
セービング――。
そう、打たれたシュートに対するセービングにおいて、今の段階では若島津と若林の間でかなりの差がある。

若島津の懸命の手刀ディフェンスでも、若林のパンチングには僅かに及ばない。
それ程までにセービングの質に歴然とした差があるのだ。
その事実は全日本メンバー周知のものであり、当然若島津も認識していた。
故に、このままならば監督のかつての教え子という贔屓目もあってか若林が正GKとなるのではという噂も、
チーム内からちらほらと浮かんできていたのだが……。

876 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:34:43 ID:???
若島津「その事についても当然考えている。 セービングでも、俺は決して若林には負けん」
次藤「……ほう?」
松山「何か、考えでもあるのか?」

しかし、若島津はそれを肯定した上でも自分は若林に絶対に負けないと宣言をした。
これには思わず次藤も先ほどまでの少し意地の悪い笑みを止め、松山は静かに若島津の意図を読み取ろうとする。
勝算も無く、若林に負けないなどと言う程若島津は馬鹿な男ではない。
ならば何か秘策でもあるのだろうという考えになっても当然であった。

真「ど、どうなの若島津くん! 何か新技とかがあるのかな!?」
若島津「そんな所ですね。 いずれ、大会が始まればお見せできるかと思います」
響「こ、これは凄いスクープだぞ! 若島津くんの技って、派手で人気があるんだよね!」

立花兄弟の曲芸サッカーを初めとし、板野ら必殺シュートを持つ選手が数多く存在する黄金世代。
TVを通して見る者達が、これがサッカーなのかと勘違いしてしまいそうなほど派手な技の数々が、
日本ではまだまだ人気が低迷しているサッカーという競技で、
更に中学生というまだ低レベルにも関わらずも番組で特集が組まれてしまう程の人気を得ている一つの要因になっていた。
その中には若島津の浴びせ蹴りや三角飛びといった空手技も当然入っている。
このインタビューでその新技の存在を知ったアイドル2人は、更に詳しく聞きだそうとするのだが……。
まだ完成はしていないから、という事で若島津は技の詳細についてはあくまでも黙秘を貫いた。

板野「(マ、マジか……若島津が、この段階で新技……しかもセービング技!?)」

なお、板野は完全に度肝を抜かれていた。
本編ではGKとしての成長はほぼ無く、最終的にはDFへとコンバートをした若島津。
その彼が本編でも原作でも歯が立たなかった若林と正GK争いをする為に新技を開発するとあっては、驚かない筈もない。

若島津健――本編では日向小次郎に付き従い、何よりも力を得る事を目指してきた男。
日向小次郎が存在しない"筈"であるこの世界において、頼るべき者がいなくなった為か……彼は大きな成長を遂げようとしていた。
或いは彼こそが、この主人公たちがいない世界で誰よりも変化を遂げていたのかもしれない。

877 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:35:47 ID:???
その後、しばらく質問を繰り返していくインタビュアーと回答者達。
緊張が解れた松山、相変わらず意外なトーク力を見せる次藤、寡黙ではあるが聞かれた事には回答をする若島津。
そして、板野もまたキャプテンとして的確な答えを出してゆき、終始和やかなムードで時間は流れるのだが……。

真「それじゃ次、これ女性視聴者から是非全日本の選手の人に聞いてくださいって貰ったお便りなんだけど……」
次藤「ほほう、おなごか」
真「皆さんの女性のタイプはなんですか? だってさ。 ちょっと話が脱線するけど……」
響「おお〜、ここまでサッカーの話ばっかりだったもんな。
  でも皆だって青春まっただ中の男の子なんだし、当然好みの女性のタイプくらいあるよね!」
板野「(ええ〜っ!? ここまで真面目な話ばっかりだったのに急に砕けてきた〜!?)」

原作でもほぼ恋愛色がなく、このスレも6まで進んだがこれまで出てきた男女比の割合は恐らく9:1くらい。
それ程までに女性に縁が無い者達で4人の内3人が占められているのだが、
知ってか知らずかアイドル2人組はなんとも弾けた様子でとんでもない爆弾を仕込んできた。

若島津「(……女性の、タイプだと?)」
次藤「(こげなもんもまたおもしろかね。 ……しっかし松山はどうしたタイ?)」
板野「(あ、松山真っ赤になってる……)」

思わずどう対応したものかと考える板野だったが、横に座る松山の顔色を見てすぐに平静に戻った。
何を思い出しているのかは大体わかるが、今の松山の顔は茹蛸も真っ青な程に朱に染まっていたのである。
一方で堅物とされる若島津は初めて出た答えにくい質問に眉を顰め、逆に次藤はニヤニヤと笑みを浮かべる。

真「じゃあまずは若島津くん、どうかな?」
若島津「う……」

878 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:36:48 ID:???
先着1名様で、

★硬派・若島津→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若島津「一目見た時から決めてました。 俺の為に毎朝味噌汁を作ってください」 なにィ!?真に公開プロポーズ!?
ダイヤ・ハート→若島津「……上品で、慎ましい女性が」 ※好みのタイプは書いてる人の捏造です
スペード・クラブ→若島津「……今はサッカーに集中しているので、そのような事は考えた事ありません」 硬派!
クラブA→若島津「女性より、男性の方が好きです」 ホモォ…

879 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 01:37:08 ID:???
★硬派・若島津→ クラブ8

880 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:38:48 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
夜遅くまでありがとうございました。それでは。

881 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 01:41:30 ID:???
ゲーム3みたいに消費大の技で空手がガス欠した後に若林起用になったりするのかー?乙

882 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 02:06:12 ID:???
乙です。
次藤は、どんなタイプが好みなんだろうかw
確か南葛中のマネージャーがいとこだったが…。

883 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 02:08:19 ID:???
若島津が新必殺って赤札引いてないと習得してないとかそういったタイプだったんですか?

新必殺・・・なんだろ?テクモは限られてるけどドリームチームとかやる限りすごく多かった
後ろ蹴りとかいろいろある

884 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 02:47:14 ID:???
日向も居らず、機械の体も無く、頼れるものは己が力のみ
若島津カッコいいなぁ
相変わらずのバヤシさんは本当に出番無いかもしれんね

885 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 08:03:53 ID:???
残りの練習を集中したとして
シュート…1上がればいい
パス …+2〜3
仲間 …松山(シュート構想なし)、若島津(自動習得?)、中山(最高級の才能)、各DFあたりかな

886 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 11:44:41 ID:???
パスに集中したら+3〜4は上がるはず。
タックルを生かすならパスカットを補強したいな。
現状だとモブにもパスでかわされちゃう。

887 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 12:22:01 ID:???
パスカット補強したいのはわかるけど満足いく数値に仕上げるにはたぶん残りの練習全部使っちゃうし考え物
FWだからパスかシュートの攻撃強化したいのもあるし

888 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 14:47:54 ID:???
糸んな能力上げてモブを倒せる能力よりも1つか2つに絞って名有や一流を仕留められる武器のほうがいいと思う

889 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 16:31:41 ID:???
ぶっちゃけドリブルとシュートがズバ抜けてれば大体日本のFWとしては申し分ないよね。
守備に優れた選手は何人もいるから。あと欲を言えば競り合いが強ければ・・・

890 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 17:44:08 ID:???
三連続7以下が出る可能性もあるので
攻撃重視ならパスか必殺技習得がいいと思う。

891 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 17:57:07 ID:???
上がりにくい能力は上げる回数を決めとくべき。
ドツボにハマる可能性を考えて駄目だったらキッパリ諦めよう。

892 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 18:15:57 ID:???
パスの基礎能力1回と三杉との練習でぶっ飛びパス(仮)を習得させて
ガッツが少ないときにアシストで活躍するのもありかな

893 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 18:57:24 ID:???
主人公として活躍することを考えると得点王はとりたい
なのでイタリアとドイツから2点は取りたい
残りの練習はシュート2回まで、ガッツかパスを1回希望かな

894 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 19:20:18 ID:???
ところでこの女性からのお手紙、山森なら・・・

895 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 20:26:28 ID:???
得点王狙うなら必殺ドリブル取得がいいね。一対一で取れればガッツ節約になる。
主人公らしくなりたいなら、総合力の底上げは必須だと思う。

896 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 20:43:01 ID:???
このスレでは有能ロベルトとその内戦うことになるんだよな...

897 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 20:43:53 ID:???
日向互換っぽいし現時点じゃこれ以上の必殺ドリブルは無理だろ。
もしやるなら三杉か井沢あたりに必殺ドリブルを教えてもらうとかか?

898 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:20:32 ID:???
JYには必殺パサーが殆どいないので
鍛えればカルツやピエールと普通に勝負できる。
本編でストラットやカルロスがやってたようなゴールも狙えるし
守備の強いFWがいれば、相手のキックオフからの速攻も防げて、支配率が格段に上がる
パスカットで主人公ポイントをとり逃す危険も減る。
抵抗あると思うけど、パスカット本気でオススメ。

タックルとパスカットが両方優れたストライカーって
板野だけの個性にもなるし。

899 :森末(仮):2015/01/22(木) 21:34:31 ID:???
>★硬派・若島津→ クラブ8 ★
>若島津「……今はサッカーに集中しているので、そのような事は考えた事ありません」 硬派!
========================================================================================
思いがけない質問が来た事で狼狽をする若島津だったが、コホンと一つ咳払いをすると、
今の段階で女性に対して現を抜かしている暇は自分には無い。
あくまでも今はサッカーを第一に考えているとし、キッパリとそのような事を考えた事が無いと断言をした。
無論、彼も年頃の男であるからして、そのような事を考えた事が無いというのは嘘である。
だが、これまでの真面目そうな口ぶりや硬派な外見イメージから、真達は納得をしたらしい。

真「うーん、硬派だね。 それだけサッカーが今は大事という事かな?」
若島津「はい」
響「それじゃあ次藤くんはどうかな?」
次藤「わしか?」

追求の手から逃れ、誰にもわからないようにホッと安堵の溜息を吐く若島津。
一方で改めて質問を振られた次藤は、顎に手を当ててしばらく考え込むのだが……。

先着1名様で、

★結構軟派・次藤→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→次藤「一目見た時から決めちょったタイ。わしと同じ墓に入ってくれんか?」 なにィ!?響に公開プロポーズ!?
クラブA→次藤「実はわし、佐野の事が少し気になっておって……」 たまげたなぁ……
それ以外→次籐「そらもう可愛いおなごタイ。 姉ちゃん達、わしと付き合わんか」 割とノリノリで真達をナンパだー!

>>881-882 乙ありです。
>>885 松山と若島津の技は自動取得になりますね。
>>895 >>897 必殺ドリブルは、JY編では既に限界に達していますね。現段階で覚えられる技は>>6の通りです

900 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:01 ID:???
★結構軟派・次藤→ クラブ4

901 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:22 ID:???
★結構軟派・次藤→ クラブQ

902 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:27 ID:???
逆に言えばその個性って板野以外やらないってだけだろ
そもそも立花兄弟と新田よりやや強い火力でミューらーが倒せる気がしない

903 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:56 ID:???
監督がたまげなければセーフ

904 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:47:40 ID:???
ゎらはき
レベル差

905 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:51:47 ID:???
レベル差が埋まる&新シュートで、今の板野もうファイヤーショットと
同値のシュート撃てるんだよね。

906 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:52:54 ID:???
904はミスです。失礼しました。

907 :森末(仮):2015/01/22(木) 21:55:11 ID:???
>★結構軟派・次藤→ クラブ4 ★
>次籐「そらもう可愛いおなごタイ。 姉ちゃん達、わしと付き合わんか」 割とノリノリで真達をナンパだー!
==========================================================================================
真「(か、可愛い? ……『たち』って入ってるし、もしかして響だけじゃなくてボクに向かっても言ってる!?)」
響「あははは、そういう風に誰でもいいからとりあえず、みたいな感じで言われても駄目だぞ〜」
次藤「ガハハハ、そりゃあ残念タイ」

原作でも南葛のマネージャーをナンパするなど、九州男児という男らしいイメージとは逆に軟派な態度を見せていた次藤。
彼は軽口を叩くようにアイドル達をも誘うのだが、これには響が笑いながらもお断り。
次藤としてもちょっとした冗談のつもりで言った事である為に笑って流し、
若島津が質問に答えなかった事で停滞しかけていた空気が一気に緩和される。

尚、約一名普段は可愛いよりも格好いいと言われる事が多い為に狼狽するアイドルがいたが、誰もそれに反応する事はなかった。

次藤「芸能関係者なら可愛いおなごとか知っちょろうもん? わしに紹介してくれタイ」
響「駄目だぞ〜。 大事な仲間を、餓えた狼の前に差し出す訳にはいかないさ〜」
真「(いや、落ち着けボク……これは次藤くんの冗談なんだ。 間に受ける訳にはいかない)」
板野「(次藤ノリノリだなぁ……と、この流れだと次は松山の番だけど……)」

軽快なトークを繰り広げる次藤たちの声を聞きながら、ちらりと横を見やる板野。
そこには相変わらず真っ赤な顔をして、目を泳がせている松山の姿。
恐らく彼の中では、藤沢との事を話すべきかどうかという葛藤やそれにい対する恥ずかしさなどが混じりあい、
パニックになっているのだろう。

板野「(このまま放っておくとなんかやらかしそうな気もするなぁ……)」
響「もうっ、次藤くんは放っておいて、次は松山くんに聞くぞ!」
松山「!!」
板野「(むむっ、出番が来た! どうする、ここは俺が華麗にフォローをしようかな?)」

908 :森末(仮):2015/01/22(木) 21:56:23 ID:???
A.「実はこいつ、彼女いるんですよ」 ここだ、ここで爆弾発言だ!
B.「実はこいつ、ホモなんですよ」 ここだ、ここでホモ疑惑だ!
C.「実は俺達……付き合ってるんです」 ここだ、ここでホモになるんだ!
D.「松山も若島津と同じだと思いますよ。 中学ではずっとサッカーばかりでしたから」 ここだ、ここで藤沢の事を隠すんだ!
E.「(いや、何も言わなくていいや)」 マグナムスルーだ!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>906 お気になさらずです。

909 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:56:50 ID:htGMuojo
E

910 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:58:09 ID:msdVF27w
A

911 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:58:26 ID:0K9zioJU
B

912 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:59:33 ID:htGMuojo
Aに変更します

913 :森末(仮):2015/01/22(木) 22:00:10 ID:???
>>912
変更了解です。

914 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 22:02:08 ID:???
藤沢「命拾いしたわね」

915 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:05:16 ID:???
>A.「実はこいつ、彼女いるんですよ」 ここだ、ここで爆弾発言だ!
=====================================================================
質問を受け、声にならない声を出しながらまごまごとする松山。
これを見た板野は、やはりこのままだとまともに答えられないだろうと判断し……。

板野「実はこいつ、彼女いるんですよ」

当人の代わりに、爆弾発言を投下するのだった。

若島津「なっ!?」
次藤「なにィ!?」
真「えっ、そうなんだ。 ……って、若島津くんと次藤くんが凄く驚いてるんだけど」
響「も、もしかして皆には内緒にしてたのか?」

この爆弾発言を受けて、若島津と次藤の両者は椅子から転げ落ちそうなほどの衝撃を受け驚き、
アイドル達はそんな2人の様子を見て、もしかして秘密の事だったのでは……と勘繰る。
事実、松山は藤沢美子の存在の事を秘密にしていた。喋る機会が無かったとも言える。
あまり仲良しグループというものが存在しない全日本において、
プライベートな内容の話を共にするという事自体があまりなく、また、松山も基本的にはサッカー馬鹿。
誰かと話をするにしても内容は終始サッカーばかりの事であり、恋愛の話などをする機会はまるで無かった。
また、中学生という早熟な段階で彼女がいるという事に、松山は周囲の者達と比較をして優越感のようなものも少しは感じていたが、
それ以上に気恥ずかしさも感じていたのである。

松山「あ……う……」

結果、松山はまるで金魚のように口をパクパクと動かし、
追求するような目で見てくる周囲の目から逃れるようにして発言をした板野の事を見やり……。

松山「なっ……なんで言っちゃうんだよ板野ぉ〜」

あまりにも情けない顔と声で、板野の事を詰るのだった。

916 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:06:35 ID:???
板野「いいじゃないか、別に恥ずかしい事じゃないだろ?」
次藤「きゃーまぐれた……わいも若島津と同じくらいそういうのにはとんと縁がなさそうじゃとおもっちょったのに……。
   なんじゃい、やる事はやっとるんじゃな」

そんな松山を見て板野も少し悪い事をしてしまっただろうかと思うものの、
さりとてそんなに恥ずかしがる事もないではないかと、呆気らかんと言い。
ようやく落ち着きを取り戻した次藤は、ニヤニヤと笑みを浮かべながら松山の肩をバシバシと叩く。
少しその力が強かったのは、彼に対する嫉妬の気持ちも多分に入っていたからかもしれない。

真「それで、どんな女の子なの?」
松山「うっ……そ、それは……その……」

そして真が具体的な松山がお付き合いをしている女性の具体的な人物像を聞きだそうとすると、
松山はやはりまごまごとしていたのだが……。
やがてここまでバラされてしまったのでは今更隠し事をしても仕方ないとポツリポツリと藤沢の事について話し始める。

ふらの中学でマネージャーとして自分を支え続けてくれていた事。
一緒に遊んだりという事は殆ど無かったが、それでも数少ないプライベートな時間で交流をしてきた事。
優しくて健気で、思わず守ってあげたくなるような外見と性格をしている事。
現在はアメリカへと引っ越してしまい、合えなくなっている事。
それらをたどたどしく、赤くなりながらも話す松山だったのだが――。

次藤「(聞けば聞くほどいいおなごみたいじゃが……)」
若島津「(……ただのノロケか。 ふんっ)」
板野「(思わず守ってあげたくなる……守らなきゃいけないのは多分主に自分の命な気がするぞ、松山)」

結局その内容がただのノロケだとわかると、最初は囃し立てていた次藤もげんなりとした顔つきとなり、
若島津は若島津で鼻を鳴らしてそっぽを向くのだった。
それが彼女を持たない彼が松山に対して劣等感を抱いたからかどうかについては、わからない。

尚、板野はといえば彼女の裏の顔についてよく知っている為、次藤とは違う意味でげんなりしていた。

917 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:07:40 ID:???
板野「(すぐ包丁持つ所がなければいい奴なんだけどな……)」
真「なるほどね、うんうん……空港まで追いかけたのか〜」
松山「は、はい。 ……お金を持ってなかったので行きと帰りのタクシー代を借りましたが」
響「中学生だもんな、仕方ないぞ。 それじゃあ最後は板野くんに聞いてみようかな」
板野「あ、はい(おっと、俺の番か。 それにしても女性のタイプ……なんて答えようかな?)」

A.「俺も若島津と同じで、まだそういう事を考える余裕がないですね」 女性に興味は無いとクールに返答
B.「へへへ、出来れば胸が大きくて可愛い子が……」 欲望の赴くままに答える
C.「菊地さんみたいにボーイッシュな方が好きですね」 真みたいなのがタイプ
D.「我那覇さんみたいに元気な方が好きですね」 響みたいなのがタイプ
E.「女性より、男性の方が好きですね」 男性の方が好きです
F.「こういうのは恥ずかしいんでノーコメントで」 ノーコメントだ
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

918 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:08:41 ID:wDnxIAu+
C

919 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:24 ID:UJfAmqtE


920 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:34 ID:MEUL6kIc
D

921 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:42 ID:iJOcc75+
C

922 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:46 ID:v8a+eqaA
A

923 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:35:04 ID:???
>D.「我那覇さんみたいに元気な方が好きですね」 響みたいなのがタイプ
========================================================================
響「えっ、じ、自分か!?」
板野「(ドキドキ……)」

ここで板野は、響のように元気のある女性がタイプだと言った。
一見すると彼の様子は平静であるように見えたが、内心は心臓が口から飛び出そうな程に緊張。
実際、彼も松山と同じように中学生活では女性にほぼ縁が無かったのだから、それもまた仕方ないだろう。
だが、それでもあくまで彼は押した。

まだ知り合って数日であり、話した事も決して多くは無いが、
それでも確かに板野は我那覇響という人物に好意を抱いていたのだ。
それが恋愛感情かと問われればハッキリYESと言える程のものではなく、まだ淡い感情ではあったが……。
ただ純粋に、板野は自身が彼女に好意を抱いているという事を仄めかして発言をした。

横で松山が驚くのを知らないフリをして流しながら、響の反応を待ち受ける板野。
これに対して、響は……。

先着1名様で、

★ヒロイン候補と化した我那覇くん?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ハート10以上+???「お待ちなさい! 響を誑かそうという殿方は貴方ですか?」
ハート10以上→響「え、ちょ、まっ、うぇっ!?」 思いっきりうろたえてた!?
ダイヤ・ハート→響「あ、あはははは! ありがとうね、板野くん」 とりあえず取り繕うが顔がちょっと赤いぞ!
スペード・クラブ→響「あはは、ありがとう板野くん!」 アイドルらしく華麗にスルーだ!

924 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:35:27 ID:???
★ヒロイン候補と化した我那覇くん?→ ダイヤ2

925 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:40:59 ID:???
お姫ちんとらぁめん早食い対決したい人生だった(終)

926 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:39:51 ID:???
>★ヒロイン候補と化した我那覇くん?→ ダイヤ2 ★
>響「あ、あはははは! ありがとうね、板野くん」 とりあえず取り繕うが顔がちょっと赤いぞ!
==========================================================================================
板野「(ガクーッ)」

板野の言葉を聞いても、変わった様子を見せずアイドルらしくスルーをする響を見て板野はガックリと肩を落とす。
すぐさま彼女との関係が変わる、などという都合のいい事を考えていた訳ではないが、
何かしらのリアクションがある事を板野は少しばかり期待していたのだ。

板野「(まぁアイドルだもんな……こういう事は言われ慣れてるのかもしれない)」

よくよく考えてみれば、響も真もアイドルである。
こういう風に誰かから好意を寄せられるという事には慣れているだろうし、あしらう事にも慣れているのだろう。
この反応も当然と言えば当然か、と思い板野は少し気落ちしながらもそこまで落ち込む事はなかったのだった。

真「(ありゃ? 響……顔が赤くなってる?)」
響「(び、びっくりしたぞ……急に言われるなんて思わなかったもんな)」

だが、板野は一つ思い違いをしていた。
響は板野の言葉を聞いてもまるで反応をしなかった訳ではない。
むしろその逆、内心はいきなり自分のような女性がタイプであると言われて羞恥と喜びの感情が芽生えていた。
板野の予想通り、響は確かにアイドルであるからして、こういう事を言われるのはよくある。

しかし、それはあくまでも同じ業界の芸能人に、所謂"粉をかけられる"形で声をかけられる事や、
ファンからのファンレターなどで、アイドルとしての自分を見られての事。
生の声で、業界とは関係の無い一般人からそのような事を言われた経験というのは少なく、
彼女が照れるというのも無理からぬことであった。

それでも彼女が平静を保ち、表面上は板野にアイドルらしい対応をしたのは偏にこれが番組の収録中だからである。
落ち着きが無く、子供っぽいとは見られがちであるが彼女もまた立派なアイドル。
そうそう番組の進行を妨げるような反応をしてしまう訳にはいかなかったのだ。

927 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:40:56 ID:???
結果、板野らの目からは脈がまるで無いという風にしか見受けられず。
彼女が少しだけ板野の事を意識するようになったのは、
彼女と長い付き合いのある同事務所所属の菊地真だけが把握するのだった。

松山「元気出せよ、板野。 いい事あるって」
板野「(……どうしよう、何かはじめて松山に対してイラッときた)」

その後、板野は松山に肩に手を置かれながら実にいい笑顔で慰められつつ、
やがて最後の〆を行い、こうして取材は滞りなく終了をするのだった。
初めはどうなる事かと不安だったものの、終わってみれば回答者の全員がそれぞれ適切な回答を見せ、取材スタッフも大満足。
これならばいいものが作れそうだと、責任者らしき者からは感謝をされる。

真「練習で疲れてるのに今日はありがとう」
響「大会では応援してるから、頑張ってね!」
板野「はい!」
松山「(……最後の最後でとんでもない事バラされちゃったけど、まあいい経験になったな)」
次藤「番組自体はわしらが見れんちゅうのが残念タイ」
若島津「(ふぅ……やっと終わったか。 さて、早く寝て明日の練習に備えなければな)」

最後に改めてアイドル達と挨拶を交わしてから、板野達は自室へと戻って行った。
その背中を見ながら、響と真は再び会議室の中に入り……。

響「ぬっひゃあ……び、びっくりしたぞー。 いきなりあんな事言われるなんて、想像してないさー!」
真「あはは、よく我慢したね響。 絶対に大声出すと思ったよ」
響「そ、そんな事しないぞ! 自分、完璧だからな!
  (……でも本当にびっくりしたぞ。 板野くんって大人しそうだったから、余計に……あー、思い出しただけで暑いぞ!)」

ようやく解放された響は、顔を真っ赤にしながら手でパタパタと顔に風を送り、必死に熱を冷まそうとするのだった。

※板野、松山、若島津がそれぞれ対外的にまともな回答をした為、支持率が上昇します。
 次藤は板野・松山とを支持する為、2人の支持率が上昇します。 板野支持率:30→32 松山支持率:28→30 若島津支持率:39→40
※板野と響の関係が 板野→(ちょっと気になる?)←響 になりました。

928 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:42:01 ID:???
そして次の日。
インタビューが終わった後、ぐっすり寝て体力を回復させた板野達は、再び練習に励んでいた。
練習の際、松山に彼女がいるという情報が次藤から昨日の内に出回っていたらしく、
なだれ攻撃の指揮を執る松山に何度か冷やかしの声が飛んだのだが……。
松山は赤面しつつも、きっちりと指導をし全日本メンバーになだれ攻撃の動きを叩き込んでいくのだった。

板野「ふぅ、午前の練習終了っと。
   昨日に比べれば皆の動きもよくなってたし、このままならなだれ攻撃もモノに出来そうかな。
   さて、次は午後の練習だ。 練習機会はあと【3回】。 今日はどうしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

929 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:42:24 ID:2Vnbs6Y2
A

930 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:42:27 ID:ZNRgLNEk


931 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:44:48 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
==========================================================
板野「よし、今日もみっちりと基礎的な練習をしよう。
   問題は何を鍛えるかだな。 さてどうしようか」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

932 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:44:52 ID:ZNRgLNEk
B

933 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:45:45 ID:dIiVUq6A
C

934 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:46:00 ID:s/efE+2A
B

935 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:54:39 ID:???
>B.パス
=====================================================
板野「(そうだなぁ……今日はパスを鍛えようか。
    松山とのコンビネーションの精度を上げる為にも必要だし、場合によってはMFとして出場出来るかもしれない)」

色々悩んだ末、板野はパスを鍛える事に決めた。
昨日までの練習で前線での守備力もある程度鍛え、攻撃能力に関してはチーム内でもトップクラス。
更にパスを鍛える事が出来れば、更に出来る事の幅が広がり起用法も変わってくるかもしれないと考えたのだ。
決断すると行動は早く、板野はすぐさまパス練習をしていた小池や沢田と混じって練習を開始した。

先着1名様で、

★板野のパス特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。


10以上→パス+3
6〜9→パス+2
5以下→パス+1

936 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:55:15 ID:???
★板野のパス特訓→( 5 + 2 )=★

937 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:57:00 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
また、そろそろ1000が近づいてきましたので、よろしければ次スレのタイトル案を考えて頂けると幸いです。

【】俺inキャプ森7【】

それでは。

938 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:58:58 ID:???
すみません、見落としていました。
パス判定ですが、判定式が上がりやすいではなくとても上がりやすいのものになっていました。
上がりやすいは7以下で+1、8以上で+2です。
記述ミスで結果が変わってしまい申し訳ないです。

939 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 01:00:12 ID:???
【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
乙です

940 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 03:25:48 ID:???
本編と比べてイタリアとアルゼンチンの事情が入れ替わっているようなので
↓のような仮説を思い付いた。

まず、アルゼンチンに起こった問題は、サトルステギとバビントンの喧嘩に
パスカルとガルバンが巻き込まれて、結局4人とも出場出来なくなったということ。
次にアルシオンの取得国籍がアルゼンチンなり、ワールドユース準決勝が
アルゼンチンになるということ。
この場合、ディアス、パスカル、ガルバン、サトルステギ、バビントンに
アルシオン、クスタ、サビチェビッチ加わり、凶悪チームと化す。

941 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 04:00:49 ID:???
サビチェビッチはないこともなさそうだけどクスタはマレーシアだし
アルシオンとディアスはかぶるしそれはないんじゃないかな

942 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 05:07:18 ID:???
国籍簡単に変えすぎィ...

943 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 07:35:58 ID:???
【パリ大会】俺inキャプ森7【始まる】
【イタリア】俺inキャプ森7【五戦士】
【対決】俺inキャプ森7【ヘルナンデス】
【神々の】俺inキャプ森7【暗躍】


944 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 08:17:30 ID:???
【アルゼンチンの運命は?】俺inキャプ森7【バタフライエフェクト】

原作の井川って家族のためにアルゼンチン国籍取りたいとか言ってたからありえるか?

945 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 09:09:51 ID:oOGT+xEo
ぶっちゃけサトルステギやバビントンいても
ほぼディアス一人だしサトルステギとパスカルはあびせげれば
いいから難易度はあまり変わらない気がする

946 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 14:01:28 ID:???
【真・イタリアユース】俺inキャプ森7【見参!】
【アルゼンチンは】俺inキャプ森7【強いはず?】

947 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 14:04:09 ID:???
難易度的に最初がアルゼンチンで次がイタリアに交換?
チーム事情と同じで対戦順も交換的な意味で

948 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 15:49:37 ID:???
その可能性も高そうだね。
自分はアルゼンチンにバティンでもいるのかなと思った。

949 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 23:19:05 ID:???
【天才の】俺inキャプ森7【証明】

950 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 23:59:00 ID:???
新マグナムのホップするのを空を飛んでるとも表現できそうだし
ウイングマグナム スカイマグナム

951 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:21:32 ID:???
>>939 乙あり&スレタイありです。
>>943-944 >>946 >>949 スレタイ案ありです。
>>947-948 はい、その通りです。大会では順番が入れ替わり、1戦目がアルゼンチン、2戦目がイタリアになっています。
イタリアを3戦目に持っていこうかと思いましたが、フランスが準決勝に上がれないのもちょっとなと思いこうなってます。

>★板野のパス特訓→( 5 + 2 )=パス+1★
===========================================================
MF達に混じってパス練習をする板野。
元々パスワークを主体とした戦術に定評のあるふらの中学に所属をしていた為か、
これまで殆どパスの練習をした事が無いにも関わらず、それなりのパス精度を見せる。

だが、それはあくまで国内基準の話。

世界レベルで言えば板野のパスはまだまだであり、
多少の練習をした所でも板野のMFとしての起用も現実的ではなかった。

板野「うーん……パスって難しいなぁ」
沢田「で、でも板野さんはFWなんですからパスする機会もあまり無いでしょうし問題ないと思いますよ?
   突破力なら板野さんドリブルが出来ますし……」
小池「チビだからポストプレイとかも出来ないもんな」

とにもかくにも劇的とは言えないものの、板野はパス精度を向上させる事に成功をした。
無論、それが彼にとって物足りない結果だったのは言うまでもない。

952 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:22:33 ID:???
〜 立花兄弟 〜

政夫「俺達も大会に備えて、もう少し技を増やしておきたい所だな」
和夫「でもどうするんだ? ハッキリ言って、スカイラブツイン以上の技なんて出来る気がしないぜ」

既にスカイラブツインという大技を身に着け、2人の枠を使う事に目を瞑ればレギュラーに近い存在と言えた立花兄弟。
そんな彼らは、しかし現状の自分たちに満足をせず更なる技の習得を目指していた。
だが、現実的な問題として今現在の彼らの実力ではスカイラブツイン以上の大技を会得するのは難しい。
構想的な問題もあるが、現在の自分たちの技術ではこれ以上の大技を身に着ける事は不可能だと判断をしていたのだ。

政夫「シュートは駄目だ……なら、別の面で成長するしかないな」
和夫「うーん……俺達は守備は今更鍛えてもどうしようもないから、攻撃で使える手札を増やすしかないか?」
政夫「……そうだ! いい事思いついたぜ!」

思い悩む立花兄弟であったが、ふと政夫は他に練習する者達に視線をやり……若島津に目を止めた。
彼は一心不乱に三角飛びをしてセービング練習に励んでおり、政夫はその姿を見て新技を閃く。
一体何を思いついたのかと訝しむ和夫に、しかし政夫は少し意地の悪い笑みを浮かべながらセンタリングを上げるよう要求。
基本的に2人一緒でなければ技の殆どが使えないというのに、1人ゴール前に残って何をするつもりなのか?と、
和夫は首を傾げながらも言われた通りにセンタリングを上げるのだが……。

ガシィィイイッ! バァンッ!

和夫「うおっ!? トライアングルシュート……!?」
政夫「へへへ、原理は同じだぜ。
   ただこれはトライアングルシュートじゃねぇ、ポストプレイだ!」

953 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:23:51 ID:???
飛んでくるボールを見るや否や、政夫はゴールへと駆け出し、ポストを蹴って飛翔。
そのまま空高く飛び上がると、飛んでくるボールを地面へとヘディングで叩き落す。
それは和夫の言うように、かつて彼らの得意技としていたトライアングルシュートの初期動作。

センタリングで上がったボールをこのようにして立花兄弟の片方が地面へと落とし、
それをもう片方がシュートをする事でトライアングルシュートは完成する。

中学サッカー大会にて板野にこの技の弱点を見破られ、
また、純粋なシュートの威力が世界レベルでは通用しないだろうと考えて封印していた技だったのだが……。
シュートとしては既に使い物にはならなくとも、このボールを落とすという行為――。
即ち、ポストプレイとしてならば有用なのではないかと政夫は考えたのである。

政夫「これなら少し練習をすれば使えるようになるだろうし……。
   何よりウチのチーム、空中戦に強いFWっていうのがいないからな」
和夫「確かに、ポストプレイが出来そうな奴っていないな」
政夫「前線にポストプレイが出来る奴がいるといないとじゃ、取れる戦術も違ってくるからな」
和夫「なるほどな! よし、それじゃ早速やろうぜ!」

板野を始めとして、全日本Jrユースにはポストプレイが出来る程の長身FWというのがいない。
強いて言えば反町がマシと言った程度だが、彼にポストプレイをやらせるくらいならばMFの誰かにやらせた方が余程懸命である。
そんな中で、ポストプレイが出来る選手が出てくれば当然戦術の幅は広がる。
起用される際の大きなアドバンテージになると立花兄弟は考え、早速他の者達を誘って練習に励んだ。

三杉「(ポストを蹴ってその反動で高く上がり、そのまま落とす……なるほど、トライアングルシュートから着想を得たのかな?
    原理は単純だが、それでもあれだけの高度を出せるのは偏に彼らのジャンプ力の賜物。
    あれならば十分武器になる……が、やはり消耗が大きそうだな。
    ただでさえ疲弊しやすいというのに、これはこれで問題だ……)」

※立花兄弟が「デルタポストプレイ」を習得しました。


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