キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/14(日) 14:55:26 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1407935278/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
予選リーグ第一試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝し、
第二試合・地霊殿サブタレイニアンローゼスとの試合へと備える。

何とか二回戦も勝利で飾りたい鈴仙は、情報収集の為第三試合にて対戦予定の西行寺亡霊連合対、
地霊殿サブタレイニアンローゼスとの試合を観戦に。
そこで鈴仙は妖夢のスランプや、「矢車」を名乗る謎の男の存在など、複数の気がかりな情報を得た。
しかし問題はそこから。外界から帰ってきた永琳により、鈴仙は驚くべき事実を告げられる。
「鈴仙、貴女は――『プロジェクト・カウンターハクレイ』が新たに創るチームの、キャプテン候補として選ばれました」
謎が謎を呼ぶ新展開に困惑しつつも、時間は試合に向かって刻一刻と迫っていた。

138 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 21:44:05 ID:???
個人的にはドゥエリストのほうが好きです(小声)

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 21:45:18 ID:oc6x5VvE
C:灼熱地獄跡にあるかもしれない、地底の財宝について。

鈴仙「(そ、そういえば! 灼熱地獄跡には、地底の財宝があるってお燐が言ってたよね!)」

さとり「『……灼熱地獄跡には、地底の財宝があるってお燐が言ってたよね』……ですか。
ああ、そういえばお燐が前から言ってましたね」

鈴仙「そ、そうです! それについてお聞きしたく――!(か、考えるのよ! 財宝について考えるのよ!?)」

さとりはここで押し黙って、鈴仙の思考を第三の目で読み取る。
これはさとりの意思では無く、覚妖怪としての本能的行為であるが故に抑える事が出来ないが。

さとり「(『か、考えるのよ! 財宝について考えるのよ!?』か。
……こうして思考の方向を必死に逸らそうとするのも良くある手段だけども。
一体、どこまで話してあげるべきか)」

――今回のように、どうにも怪しい感じの来訪者がやって来た場合、さとりの能力は純粋に役に立つ。
さとり本人として、鈴仙とは縁日で会ったこともある為、そこまで反感を覚えてはいないが。
もしも何か悪い事を考えているようであれば、釘を刺しておく必要がある。

140 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 21:46:45 ID:oc6x5VvE
さとり「……そうですね」

――暫くの読心と逡巡の後、さとりはこう鈴仙に告げた。

先着1名様で、

★さとり様は話が分かる→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→矢車「財宝か……いいよなぁ、お前は。 闇の世界でも現金で」 さとり「はぁ……(ため息)」
ダイヤ→ハート・スペード+さとり「それなら、お燐も手伝わせましょう」
ハート・スペード→さとり「分かりました。 以降、貴女の為に灼熱地獄跡への入り口を開けておきましょう」
クラブ→さとり「……何かを隠しているような方は、どうにも信用できませんね」
クラブA→さとり「――それと、このネックレスを差し上げましょう。
           これがあると、近くに妖怪が現れたらネックレスが反応するので便利ですよ?」ニヤリ
      鈴仙「えっ、本当ですか!? じゃあ3つ程ください!」

141 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 21:47:15 ID:???
★さとり様は話が分かる→ ダイヤ5

142 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 21:47:23 ID:???
★さとり様は話が分かる→ ダイヤ5

143 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 21:47:36 ID:???
★さとり様は話が分かる→ ハート5

144 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 21:48:33 ID:???
クラブAワームwww

145 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 22:06:49 ID:???
鈴仙、クラブAでワームになる→成虫になる→クロックアップを覚える→大活躍

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 22:31:39 ID:oc6x5VvE
★さとり様は話が分かる→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→ハート・スペード+さとり「それなら、お燐も手伝わせましょう」

さとり「(まぁ……大方チームの任務で我々の情報を盗み聞きしていたとか、そんな程度の物でしょう。
矢車君の事についても、どうせ後々明らかになるんだから、ここは気にしないでおきましょうか)」

ここでさとりは、寛容にも鈴仙の思考をこれ以上追い詰めないようにした。
温厚だが計算高い彼女は、ここで鈴仙の思考を看破してもそれほどの益にもならないと判断したためだ。
そして実際、必死に思考を読み取らせまいと目をぱちくりさせてなんか必死な感じの鈴仙を苛める気にはならなかった。
さとりは鈴仙のそんないじましい奮闘に気付かないフリをして、

さとり「分かりました。 財宝にかまけてお燐や他のペットが仕事をサボらないようにするためにも、
ここはむしろ、貴女に調査を依頼しておきましょうか」

鈴仙「えっ!? い、いいんですか?」

さとり「元々、私は財宝やお金には興味が無いですから。
現に今でもこうして、衣食住には困らず生活出来ていますしね」

鈴仙「(困らない、っていうか。 この規模だったらきっとガチでお姫様みたいな生活してるだろうなぁ、この人……)」

さとり「『お姫様みたいな生活』、ですか……。 ふふ、そんなに綺麗な物じゃあ無いですわ」

さとりはあくまでも鈴仙に友好的に接する。
どちらにしても、さとりが財宝に興味無い以上、鈴仙が灼熱地獄跡でどうなろうと構わない…という打算もあった。

147 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 22:32:58 ID:oc6x5VvE
鈴仙「――あ、ありがとうございます! 突然の来訪だったというのに……」

さとり「いえいえ。 貴女の事はお燐から良く聞いていますから――と、そうですね。
灼熱地獄跡にはお燐も案内させましょうか。  ――お燐、居るんでしょう?」

さとりはお燐の名前を呼ぶと、いつの間にか陰に隠れていた黒猫が飛び出し、見る見るうちに人の姿を取り――。

お燐「にゃ〜い。 わっかりました、さとり様! よろしくね、病院のお姉さんっ!」

何とも元気な笑顔で、いつも通り鈴仙に馴れ馴れしく猫のようにすり寄って来る。
こうしてみると、お燐の様子はいつもと変わりないようだった。

さとり「――旧灼熱地獄跡は地霊殿の中庭、薔薇園を抜けた先にあります。
取りあえず今日は、少し様子だけでも見て行っては如何ですか?」

鈴仙「は、はい。 感謝します」

――心を読まれているせいか、いやにとんとん拍子で話が進む事に鈴仙は困惑しつつも、
まるで彼氏との初デートの時のように嬉しそうな笑顔で袖を引っ張るお燐に連れられて、
鈴仙は旧灼熱地獄跡のある中庭へと向かうのだった。

*****

鈴仙「深い穴を抜けて地底にやって来たと思ったら、そこにはまた更に深い穴があったなんてね……」

赤青黄色と色とりどりの薔薇が咲き誇る地霊殿の庭園を通り過ぎたすぐ先に、ポッカリとその大穴は空いていた。
地底への入り口だった幻想風穴では強い風が吹いていたように、この大穴からは強い熱気を感じる。
確かにこの穴こそが、地霊殿の地下に広がる、広大な灼熱地獄跡への入り口で間違いないようだった。
お燐は頼まれてもいないのに、灼熱地獄跡の概略と探索のルールについて話し出す。


148 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 22:34:17 ID:oc6x5VvE

お燐「良く分かんないけど、マントル層(地下2000kmくらい)まで通じてるんだってさ、この穴。
まぁ……お宝があるとして、【実際に探索するのは第5層くらいまで】だとは思うけどね〜。
あたいの勘じゃあ、【お宝は第4層から第5層くらいにある】と思うんだけど、そこらへんは妖怪も強くてきついかもしんない。
一応ルールとして、【2層毎……というか探索判定2回毎に帰るかどうかの選択が出来る】んだけど。
――で、どうするかいお姉さん? 今日は早速探索する? それとも今日は様子見だけにする?
【今回探索しない場合でも、あたいは次の探索では着いて来てあげる】から、別に様子見でもソンはしないと思うけどさ」

鈴仙「説明ありがとう、お燐……(――どうしよう、とりあえずノリで来ちゃったけれど……。
実際に今日、探検ってしてみるべきかしら? 【ゲームの都合上、探索が長引いてもターン数を余計に消費したりはしない】けど、
【探索に失敗して倒れたら、私の能力値が少しだけ下がってしまうかもしれない】し。
お燐が着いて来てくれるとはいえ、行くならば準備を万全にすべきような気もするしなぁ……)」

――簡単に周辺の様子をチェックしながら、鈴仙は探索に出るか否かを検討する。
そして……。

A:灼熱地獄跡の探検を始める。
B:今日は一旦帰らせて貰う。
C:その他 自由選択枠 簡単な質問ならばこちらで受け付けます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

149 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 22:37:15 ID:gUL292Hg
A
フォーマルあるし、二人だし二階で死ぬことはないと思いたい
ターン数無駄にしたくないし

150 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 22:37:19 ID:c3ae3QLk
A

151 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 22:41:58 ID:???
地獄の宝?ホッパーゼクターあるかな?w

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 23:00:36 ID:oc6x5VvE
A:灼熱地獄跡の探検を始める。

鈴仙「――いえ。 せっかくここまで来たなら、行くしかないでしょう!」

お燐「オッケ〜! そんじゃあ、行きますか。
ま、2層くらいまではあたいのメイン仕事場だからさ、そんなに危険も無いと思うし。
病院のお姉さんは、笹舟に乗ったつもりで安心して良いよ!!」

鈴仙「(……今から火の海に乗り出す事を考えると、笹よりも泥舟の方が安心だったかも)」

鈴仙は、意を決したようにその大穴へと飛び込んだ。
暫くは自由落下に身を任せつつ、地面が広がり怨霊が湧き出したのを頃合いに妖力での浮遊に切り替える。

鈴仙「……確かに、熱量は大したことが無いけど。 ――危険そうね、この怨霊の数は」

お燐「この位は日常茶飯事だけどね〜」

――まず二人が訪れたのは地獄跡の浅層。
熱気は感じられるが、まだ地面は炎に包まれてはおらず、洞窟の続きという印象の方が強い。
鈴仙達は怨霊の群れを掻い潜りながら、探索を開始した。



153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 23:01:39 ID:oc6x5VvE
先着1名様で、

★第一層 灼熱地獄跡(浅層)@→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →地獄の炎で日焼けサロンしている矢車を発見! 矢車「俺には炎は眩しすぎる……アチチ」
K→アイテム発見!
Q→中堅クラスの怨霊との対決。
J→アイテム発見!
10→熱気にやられた…ガッツ−50。
9→中堅クラスの怨霊との対決。
8→何も無かった。
7→アイテム発見!
6→熱気にやられた…ガッツ−50。
5→何も無かった。
4→やや強力な怨霊との対決。
3→熱気にやられた…ガッツ−50。
2→アイテム発見!
1→強力な怨霊が鈴仙に襲い掛かる!
クラブA→虫型の謎の妖怪が鈴仙に襲い掛かる!

鈴仙のガッツ:880/880

*鈴仙のガッツは、戦闘やイベントで減っていきます。
0になったら、能力がダウンし、永遠亭に強制送還されます。
また、この週が終了すれば、鈴仙のガッツは全回復します。

154 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 23:02:07 ID:???
★第一層 灼熱地獄跡(浅層)@→ スペード6

155 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 23:16:23 ID:???
強力な怨霊・・・?

??「ヲッ!」

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 23:19:06 ID:oc6x5VvE
★第一層 灼熱地獄跡(浅層)@→ スペード6 ★
6→熱気にやられた…ガッツ−50。

鈴仙「あ、熱いわね……! 行く前に、何か飲み物でも買っておけばよかったわ……!」

お燐「これ位で音ぇ上げてたら、お宝の前にミイラになっちゃうよ〜」

比較的涼しい竹林暮らしが長かったためか、恐らくは摂氏30度程度であろう
灼熱地獄跡の浅層においても鈴仙の消耗は激しかった。
着て来たブレザーを脱いでおいたのは良かったが、
長そでのワイシャツは透けてしまいそうなまでに汗まみれとなっており、早くも脱水症状一歩手前になってしまう。

お燐「全く、しょうがないにゃあ……。 ほい、 コーヒー牛乳 。 二杯目は無いよ〜」

何とかお燐からもらったドリンクで喉の渇きをいやす鈴仙だったが、怨霊に加えて熱気の心配は尽きない。
深い穴を進んで行くにつれ――灼熱地獄は、少しずつではあるがその熱気を増していた。

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 23:25:49 ID:oc6x5VvE
先着1名様で、

★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →謎の少年が兄貴の自慢をしていた。 少年「地獄の炎で日焼けなんて、兄貴凄すぎるよぉ…!」
K→アイテム発見!
Q→中堅クラスの怨霊との対決。
J→アイテム発見!
10→熱気にやられた…ガッツ−50。
9→中堅クラスの怨霊との対決。
8→熱気にやられた…ガッツ−50。
7→アイテム発見!
6→熱気にやられた…ガッツ−50。
5→熱気にやられた…ガッツ−50。
4→やや強力な怨霊との対決。
3→熱気にやられた…ガッツ−50。
2→アイテム発見!
1→強力な怨霊が鈴仙に襲い掛かる!
クラブA→虫型の謎の妖怪が鈴仙に襲い掛かる!

鈴仙のガッツ:830/880

*鈴仙のガッツは、戦闘やイベントで減っていきます。
0になったら、能力がダウンし、永遠亭に強制送還されます。
また、この週が終了すれば、鈴仙のガッツは全回復します。

158 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 23:26:19 ID:???
★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→ クラブK


159 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 23:26:36 ID:???
★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→ ハート3

160 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 23:26:46 ID:???
★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→ ハート7

161 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 23:35:35 ID:???
さっきからJOKERがw

162 :森崎名無しさん:2014/09/15(月) 23:40:37 ID:???
JOKERの謎の少年=影山(慈円手入)

163 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 23:51:33 ID:oc6x5VvE
★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→ クラブK ★
K→アイテム発見!

纏わりついて来る怨霊を弾幕や払い蹴りで退治しながら、
鈴仙一行が地下をひたすら進んで行くと――。

お燐「おっ、あれは……」

お燐は突如高度を下げ、そろそろ熱を帯びて来た岩と岩との間に挟まっていたアタッシュケースを拾い上げて来た。

鈴仙「えっ、何? まさか……それが財宝?」

お燐「まっさか〜。 でも、死体をここで焼く時にさ。
今のケースみたいに、死体以外の物が紛れて来る事もある訳なのよ。
んで、これがあるとどうにも灼熱地獄の温度も上がりづらいわ怨霊も道具に群がって来るわ…で、
色々と厄介なワケさね」

鈴仙「成程……つまり、廃品回収ってワケね」

お燐「そういう事。 だから気にせず拝借しちゃっていいし、むしろこれも大事なオシゴトって訳だね〜。
……と、言う訳で、早速開けてみようか。 ――あ、中身については基本、全部お姉さんにあげるから気にしないでね〜」

164 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 00:12:15 ID:3kaW+44+

そりゃどうも、と言いながらも鈴仙はお燐からアタッシュケースを受け取って、
おもむろにその中身を開けてみると、そこには……。

先着1名様で、

★アイテム判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「バッタ型をした謎の小型機械」だった!?
ダイヤ→「モテモテになれる本(交渉時の判定が+2)」だった。
ハート→「初心者用サッカーブック(名無しウサギのキャラの能力がランダムで+1×2、一回限り)」だった。
スペード→「手作りのお札(妖怪との戦闘時、相手の数値を−2する。使い捨て)」だった!
クラブ→新発売の「兄弟ラーメン・兄貴塩」だった!

165 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 00:12:51 ID:???
★アイテム判定→ クラブK

166 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 00:12:55 ID:???
★アイテム判定→ ハート4

167 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 00:13:25 ID:???
ごまだれ〜♪

168 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 00:14:55 ID:???
弟味噌、姉とんこつ、妹醤油もあるよ

169 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 00:15:12 ID:???
2連続でクラブKボーナスとして弟味噌ほしい

170 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 00:21:54 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>151
JOKER分岐でそれっぽいのを出しましたが、出たらどうなるかわかりませんw
>>161-162
矢車さんと影山っぽい感じを演出できていればと思います。
謎の少年の正体については、いずれ明らかになります。
>ごまだれについて
wiiUで新作が出たら多分wiiU買います。
スカイウォードソードとかは年甲斐も無くリンクになり切って剣をブンブン振り回すのが面白かったです。
>ワーム化ネックレスについて
多分出てたらさとり様が根岸みたいな感じの悪役になってました。
>兄弟ラーメンシリーズについて
地底の雑貨屋とかに売ってるかもしれません。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

171 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 20:53:34 ID:???
★アイテム判定→ クラブK ★
クラブ→新発売の「兄弟ラーメン・兄貴塩」だった!

鈴仙「あれっ、これは……」

物々しい外見のアタッシュケースの中には、とても似つかわしくない物が入っていた。
柔らかいのに丈夫な、外界の素材で出来たカップには鮮やかな色取りで、

「兄弟ラーメン 兄貴塩 彩り鮮やか! 具材たっぷり!」

――と、描かれている。

鈴仙「カップラーメンだ。 つい数か月前は、人里でも大ブームだったのよね、コレ。
外の世界の人間が作った『魔法のラーメン』だ……って」

前に置き薬の仕事をしに人里に行ったとき、食料品店の一角に置かれていたこの類のラーメンを見た事がある。
外界に比べて技術が大きく劣る人里において、当初このラーメンは目が飛び出るほどの高値で取引されていたが、
最近は河童の技術による複製が成功したらしく、比較的庶民でも食する事が出来るようになった…とも聞く。

鈴仙「それでも、まだまだ高級品なのよねコレ。 ねぇお燐、これホントに貰って良い?
良ければ、ウチのパスカル君とかのお土産にしたいんだけど……って」

財宝でも無いし、これと言って有益な効果がある訳でも無い嗜好品。
しかしそれでも、万年貧困の鈴仙にとっては眩しい代物だ。
後からゴネられないよう、鈴仙は何気無くお燐の方を振り向いた。

お燐「…………(このラーメン、あいつが好きな奴だ……)」

――丁度その時、お燐は一瞬だけであるが普段の張り付けたような笑顔を捨て、
複雑な表情でそのラーメンを睨んでいた。
まるで、そのラーメンに関する人物に対して恨みか何かでもあるように。

172 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 20:58:38 ID:3kaW+44+

お燐「――ん? あ、ああ。 そりゃあどうぞお好きに。
あたいはネコ科だから猫舌でラーメン碌に食えないしね〜」

鈴仙に見られている事に気付き、ふっとその笑みを取り戻す。
それはあまりに一瞬の変化であった。

鈴仙「…………?」

そして、そんな一瞬の揺らぎを、我らが鈴仙が見分けられたかと言えば――。

先着1名様で、

★鈴仙の目→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→鈴仙「(そうか。 あれはきっと恋をしている目線ね!)」勘違い鈴仙は勘違いしていた!
ダイヤ→鈴仙「(――ちょっと、お燐の様子がおかしかったような……?)」有能な鈴仙はハッキリ分かった!
ハート・スペード・クラブ→鈴仙「(――ま、気のせいか)」鈍感な鈴仙には良く分からなかった。
クラブA→お燐?「フフフ……アンタもあたいらの仲間にしてあげるよォ!」バァァ?
      なんと、鈴仙と同行していたのはお燐に擬態したワーム(※)だった!?

173 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 20:59:38 ID:???
★鈴仙の目→ クラブ10

174 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 21:01:49 ID:???
おっと、注釈をつけるつもりが忘れていました。

※ワーム……矢車(仮)の元ネタの人が活躍する世界での敵役。
         虫の外見をした怪人だが、人間そっくりにコピーする能力を持つ。

を書き足しておきます。(説明がアバウト過ぎで厳密には違ってるかもですがご容赦ください(汗))

175 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 21:35:44 ID:3kaW+44+
★鈴仙の目→ クラブ10 ★
ハート・スペード・クラブ→鈴仙「(――ま、気のせいか)」鈍感な鈴仙には良く分からなかった。

――しかし、その揺らぎはほんの一瞬である上、お燐は鈴仙以上に人を欺くのが得意な妖怪。
恐らくは神の視点を持つ者以外には見抜けないであろうその憂いに気付けぬも仕方の無い事だったと言えよう。

*鈴仙が「兄弟ラーメン・兄貴塩」を手に入れました。

176 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 21:36:48 ID:3kaW+44+

*****

そのまま無言に灼熱地獄を進み続けた鈴仙とお燐は、やがて再び開けた場所へと出た。
お燐はふう、と額についた汗を腕で拭いながら、まるで自分の部屋を紹介するようにこう述べた。

お燐「さぁ、ようこそ遥々月から来たお姉さん。 ここが地上の中でも一番深い深い場所。
――灼熱地獄跡の、最深部さ」

ゴォオオオッ……!  ドドドッ……!

お燐の紹介に預かるように、一帯に広がる溶岩の海が爆発を起こして波を作り、
連鎖するようにそこらで炎が弾け飛び、混ざり、そして再び固まって行く。

鈴仙「す、すごいわね……! まるで、溶岩の海――ううん。 まるで……太陽にやって来たみたい……!?」

天井も壁も見えぬ、辺り一面に広がる世界――と、言うのは鈴仙が初めて旧地獄に降り立った時の感想と一致しているが、
旧地獄と比べると幾分殺風景である――何しろ、自分達の周囲に存在するのは、果てしないマグマと、
僅かに群生して飛ぶ地獄烏程度しかいないのだから。
そのため、ここはあらゆる生命が暮らす海というよりは、いかなる生命も暮らせぬ太陽と形容する方が正確だった。

お燐「年間平均気温は摂氏5,503度。 ちなみに鉄の融点が大体1500度で、
元素単体では最も溶けにくい炭素の融点が3550度だから〜。
火車妖怪のあたいみたく、炎にゆかりの無いふつうの妖怪だったら、まずここに来た時点で融けてるね、物理的に。
――だからお姉さんはどうやら、運良くも中々の強さを持った人妖みたいだ。 
無意識に妖力を耐熱へと割ける程度には、センスか実力かがあるようだからね」

鈴仙「それって、私がもしも運悪く大したことない妖怪だったら、ここでバターになってたって事じゃない……!
そんなにヤバいんだったら、どうして先に警告してくれなかったのよ」

お燐「聞かれなかったからさ。 な〜んてねっ」

177 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 21:38:54 ID:3kaW+44+
ケタケタ笑いながら、かなり物騒かつ無責任な事をこの場でのたまうお燐。
飲み物を奢ってくれる優しさや、アイテムを譲ってくれる気前良さにほだされ掛けていた鈴仙だったが、
ここでやはり地底の妖怪は油断出来ない……と再確認する。
そんな意図を込めて、鈴仙はお燐をジトッと見つめてやるのだが……悲しい事に、お燐は鈴仙の心を読む事は出来ない。
鈴仙の恨みに気付かず、お燐はマイペースにこう提案してきた。

お燐「さて……。 で、ここからどうする? こっから先は行っちゃ悪いがかなりの難所だね。
なんせ妖力で耐熱しようが死ぬほど熱いから、【進むたびに体力が物凄い勢いで減っていく】からね。
もしも旧都の雑貨屋あたりで売っている、【耐熱効果のあるアイテムでも持っていれば、そこもへっちゃら】なんだけど。
――あたいとしては、ここで帰るのが一番の安全策ではあるかな〜とは思うけど……
二回だけ探索する位なら、今のお姉さんでも何とかなる可能性も高い。 ――何とかならない可能性もまぁ、あるけど。
だから、ここから先の判断は、お姉さんに任せる事にするよ」

鈴仙「むっ……」

――そして、お燐の提案内容は中々考えさせられるものだった。
安全の為ここで退くか。それとも、折角ここまで来たのだから、もうひと踏ん張りして成果を残し帰るか。
鈴仙は熱さで沸騰しそうな脳みそをフルに回転させて――。

A:灼熱地獄跡の探検を続行する!
B:今日はやっぱり、一旦帰らせて貰う。
C:その他 自由選択枠 簡単な質問ならばこちらで受け付けます。

鈴仙のガッツ:830/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*探検を続行する場合、二回探索判定を行えば再び帰還選択肢が出てきます。

178 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 21:39:51 ID:IX9WJMgA
A

179 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 21:40:10 ID:SH8G8AGA
B

180 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 21:41:38 ID:UkL39tQs
B

181 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 21:42:02 ID:eFM5HWGI
C そのアイテムっていくら位か分かる?

182 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 21:46:21 ID:???
案外鈴仙も実は気づいてないだけで最初からワームかもしれないよ?
○○とかみたいに

183 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 22:18:17 ID:3kaW+44+
B:今日はやっぱり、一旦帰らせて貰う。

鈴仙「いや……流石に今日は一旦帰るわ。 明日も試合があるし」

お燐「あら奇遇だね。 あたい達も明日試合なんだ〜」

鈴仙「そりゃあ、そうでしょうね……私達と試合するんだから。
(っていうかどうして私、試合前日にこんな終末感溢れるトコにいるんだろう……?)」

あまりの暑さに一回りして冷静な思考を取り戻した鈴仙は、少しだけ自分が良く分からなくなるも……。

お燐「ま、まぁ。 今度もあたいがついてけるかは分かんないけど。
ここまでの道中の様子を見た限り、多分お姉さん一人でも何とかなるよ!
――たぶん(しっかしどうしてこのヒト、試合前日に遥々こんな地獄の底まで来てるんだろ?)」」

鈴仙「うん、ありがと。 ……じゃ、帰りましょ」

元々割と冷静な思考のお燐は、(内心ではヘンな人を見る目をしながらも)そんな鈴仙を優しく励ましてくれていた。

*****

そうして鈴仙はカップラーメン片手に灼熱地獄を上り、良い感じで酔っぱらったヤマメの蜘蛛の糸タクシーに乗り……。

鈴仙「た、ただいま……」

つかさ「あら、お帰りなさいませ鈴仙さま。 ……なんだか、秋なのに凄い汗かいてますね」

鈴仙「うん、ちょっと地獄のサウナにね……」

――永遠亭に着いた頃には、長旅でくたっとしちゃった鈴仙なのだった。

*一緒に旅をした都合で、お燐の評価値がやや上がりました。

184 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 22:30:22 ID:3kaW+44+
〜大会4日目・午後〜

鈴仙「はぁ…… オロナミンC おいしい……っ。
――さて、この様子じゃあ命蓮寺のサッカー教室には間に合いそうね。
ちなみに、自由行動で命蓮寺を選べば自動的に連れていくウサギをどうする〜とかの選択に移るから、
そこらへんは特に心配しなくて良いわ!
……と、言いつつ。 ほかの場所に行ったり練習したりするのも、案外悪くない選択かもしれないけどね」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:チームで試合を見に行く(本日午前の試合:無し)
C:自主練習をする(一人で練習します。更に分岐)
D:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:16
E:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
F:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※使えるアイテムは「パチェノート(使用時、鈴仙の全スキルに経験点が+! dice+! diceされる。 使い切り)」のみです。
   そのため、Fが選ばれた時点で、自動的に「パチェノートを使用する」と進行します。
   「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの自主練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:4日目〜二試合目終了までの大会スケジュール)
        午   前           午   後
4日目    休   み           休   み←今ここ!   
        休   み           休   み  

5日目    羽目×バケ          永遠×地霊
        人里×妖精         守矢×命蓮  

6日目    紅魔×聖徳         雑魚×西行
        二軍×妖怪         毛玉×博麗

185 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 22:31:25 ID:Wa8fCSQs


186 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 22:33:36 ID:ecSwE+m+
A

187 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 22:44:44 ID:3kaW+44+
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「――まぁ、やっぱし自由行動かしら。サッカー教室も魅力的だけど、他にあるとしたら。
もう一回地底に行って矢車の情報を今後こそ獲得するか。
それとも、レティさんに会ってタックルフラグを早々に回収してもらうとか……かしらね。
それに――今日は、妖夢の様子を見に行く数少ないチャンスの一つでもあるし」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

188 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 22:45:31 ID:SH8G8AGA


189 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 22:46:46 ID:UkL39tQs
B

190 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 22:46:52 ID:dY2iXVLo


191 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 22:53:32 ID:3kaW+44+
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「さっき言ってた事を実現するには、とりあえずは外出する必要があるのよね。
土蜘蛛妖怪の道案内のお蔭で、
【地上から地底へは、紅魔館の廊下を歩く程度……具体的には3/53程度の危険で済む】
ようになったから、地底への敷居がグッと下がったかな?
――で、だからと言って私は地底へ行くなんて一言も言ってないわけで。 今日は、どこに行こうかなあ……?」

A:人里(貸本屋や道具屋、慧音の住居等があります)
B:霧の湖(妖精大連合メンバーが居ます。プリズムリバー三姉妹の居る廃洋館もあります)
C:紅魔館(レミリアやパチュリーが居ます)
D:冥界(妖夢や幽々子が居ます)
E:迷いの竹林付近(妹紅やミスティアが居ます)
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)
G:妖怪の山(河童のバザーやスタジアム、守矢神社等があります)
H:地底(危険もありますが、旧都には様々な店があります、温泉もあります、宝探しもできます)
I:命蓮寺(星や白蓮が居ます)
J:香霖堂(霖之助がおり、アイテムが購入できます)
K:魔法の森(魔理沙やアリスが居ます)
L:博麗神社(霊夢や森崎が居ます)
M:無縁塚(危険もありますが、掘り出し物も発掘できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

192 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 22:54:24 ID:SH8G8AGA


193 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 22:54:24 ID:dY2iXVLo


194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 23:24:16 ID:3kaW+44+
I:命蓮寺(星や白蓮が居ます)

鈴仙「――ま、悩む事も無いかしらね。 折角の機会だし、私自身も基礎を学べるかもだし。
行ってみましょうか、命蓮寺のサッカー教室」

鈴仙は新聞に書いてあったお知らせ記事を見直した。
今の時刻だったら……急いで飛べば、開始時刻には十分間に合うだろう。

鈴仙「(問題は、どのウサギを誘うか。もしくは、どうやって誘うかね。
まぁ、これまでの付き合い的に考えて佳歩は間違いなく来てくれるでしょうけど、
――ひょっとしたら、他の子は運が悪かったらついて来てくれないかも。
つかさとDちゃんは、最近お喋りした分もあってまだついて来てくれる確率は高いだろうけど……)」

なので後は、保護者たる鈴仙がどのようにウサギ達を連れて行くかである。

鈴仙「(とりあえず全員に声を掛けるか、それとも来てほしい一人に絞って声を掛けるか。
どっちがいいかしらね……?)」

A:とりあえず皆に声を掛けておく。(判定次第では来ないキャラも居ます)
B:一人に絞って声を掛けておく。(記号の後に連れていきたいキャラを選択してください。 例:B つかさ
                     なお、Aよりも低確率になりますが、他のキャラもついて来てくれます)
C:その他 二人に絞って声を掛けたい場合はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*佳歩については評価値が高いため、鈴仙が誘えば(Aを選べば)絶対について来てくれます。
*着いてきやすさは大まかに、佳歩>(越えられない壁)>つかさ>ウサギD>ウサギB・C>ウサギK…くらいです。

195 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 23:25:27 ID:ldP+aI82


196 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 23:25:29 ID:dY2iXVLo


197 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 23:26:00 ID:Wa8fCSQs


198 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/16(火) 23:52:41 ID:3kaW+44+
A:とりあえず皆に声を掛けておく。(判定次第では来ないキャラも居ます)

鈴仙「(まぁ、独りだけ誘ったらえこひいきみたいだし。 ここは一通り声でも掛けとくべきかしらね)」

鈴仙はそう思って、ウサギ達が集団生活を営む永遠亭の離れへと向かい、
サッカー教室に行ってみないか声を掛ける事にした。 その結果――。

先着2名様(佳歩の返事は大丈夫です)で、

★佳歩の返事→もちろん行きます!★

★ウサギBの返事→! card
 ウサギCの返事→! card★
★ウサギDの返事→! card
 つかさの返事→! card
 ウサギKの返事→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→??「いえ、行きません。 だって私……これまで特訓してて能力値を上げてましたから!」
ダイヤ・ハート・スペード絵札→鈴仙に同行。
スペード数字→つかさとウサギDの場合は同行。 それ以外のウサギの場合は同行しない。
クラブ→鈴仙に同行しない。

199 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 23:53:45 ID:???
★ウサギBの返事→ ハート9
 ウサギCの返事→ スペード4

200 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 23:54:20 ID:???
★ウサギDの返事→ スペード7
 つかさの返事→ ダイヤ10
 ウサギKの返事→ クラブ4

201 :森崎名無しさん:2014/09/16(火) 23:57:42 ID:???
ウサギKちゃんはともかく、Cちゃんは本当に来生互換だぜ

202 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 00:00:15 ID:???
ウサギC連れて行きたかったから残念だけど3匹もいるなら上出来か

203 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 00:22:39 ID:???
佳歩、ウサギB、ウサギD、つかさの四名がついて来る!
……と、言った所で今日の更新はここまでです。

最近地獄兄弟ネタを堂々と引っ張ってますが、某詳しいスレ主様には頭が上がらない思いです…
カブトは一通り見終わったので、これからもっと矢車さん達の言動を観察して、
矢車さん達らしい行動や言動を描写出来ればと思います。
……このスレの本筋(キャプ森×東方クロス)から外れない程度に。

>>182
鈴仙はえーりんに代わって銃を振るう女なので多分大丈夫です。
>>201
たぶん空気を読まずドラゴンスフィアとか読んでます。
>>202
佳歩は絶対に来るので四人ですね。
まぁ連れてけなくても、そんなに大きく差を付けられるという感じでは無い…筈です。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

204 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 16:43:49 ID:???
ヒジリーのサッカー教室だから友人の新入りサポーターもいたりして
ガールフレンドのサッカーむすめぇとボール役のイチワタリー先生と仲良くサッカーw

205 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 17:15:43 ID:???
この世界で新入りサポーターのガールフレンドでサッカーむすめぇときたら
とりあえず姫様の名前が浮かんでくるw

206 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 18:11:37 ID:???
ウサギCは私が置いてきた。ハッキリ言ってこの練習にはついていけない。

207 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 18:18:02 ID:???
そのセリフをしゃべっている人も近いうちに脱落しそうなんですが・・・


208 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 19:07:33 ID:???
>鈴仙はえーりんに代わって銃を振るう女なので多分大丈夫です。
それ鈴仙のワームフラグだしw

209 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 19:19:46 ID:???
ラスト付近で眠くなりそう

210 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 19:34:03 ID:???
岬犬との恋愛イベントあるでえw

211 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 19:40:55 ID:???
ウ・ドーン

212 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 20:39:10 ID:???
>>213 その岬犬もワームに違いない

213 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 20:47:37 ID:???
        _____
    , -―` ̄::::::::::``ー- 、_
  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ミ、、
  i:::::::::::::::::::::::::;::::::ハ:::::::::::::::::::::',.
  |:::::::::::i./イィ:| |/:::::::ヽ;::ヾ,ヽ;ヽ;:
  ||. i、|. | . (◯),三、(◯).iイリj
  |:::::iヽ「 ! "" ,___,  "" !Y!.
  )::: レ」          ,.'」
   レルヽ、       ,イ
        `.ー--一 ´

214 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 22:29:53 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>204-205
クラブAでも引かない限りは大丈夫ですw
>>206-207
たぶん足止めくらいなら何とか…
>>208-211
ノリで書いてみましたが、戦闘スタイル的に考えて鈴仙はメイクアップアーティストな気がしました。
なので多分人間だけど終盤出番無くなります。
>>212
元ネタ的に大丈夫です。
>>213
このAAは秀逸だと思いますw

215 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 22:30:59 ID:???
★佳歩の返事→もちろん行きます!★
★ウサギBの返事→ ハート9
 ウサギCの返事→ スペード4 ★
★ウサギDの返事→ スペード7
 つかさの返事→ ダイヤ10
 ウサギKの返事→ クラブ4 ★
→佳歩、ウサギB、D、つかさが同行!

鈴仙の呼びかけに、真っ先に頷いたのは佳歩だった。

佳歩「はいっ、もちろん行きます! ……ところで、どこに行くんですか?」

鈴仙「(この子は頭が良いんだか悪いんだか分からないわね……。
――少なくとも、直情的なのは間違いないと思うけど)」

どうやら佳歩は、とりあえず鈴仙の呼びかけだから脊髄反射的に頷いただけだったらしい。
だがしかし、そんな佳歩の勇み足は周囲に興味を伝播させる事に成功した。

ウサギB「――佳歩ちゃん、今度は一体どうしたの…って、鈴仙さま!?」

つかさ「鈴仙様、今日はどうされたんですか?」

鈴仙「ん、ああ……。 命蓮寺でサッカー教室があるって聞いたから。 皆、来ないかなぁってね」

ウサギB「私は行きます! このままじゃあ、佳歩ちゃんやつかさちゃんにドンドン差を付けられちゃいますし」

つかさ「私も是非。 名前こそ貰ったけれど、まだまだブロック以外は未熟ですから。
……ただ、Dちゃんはどう言うかしら……?」

ウサギD「Eちゃん……じゃなくて、つかさちゃんが行くなら私も!」

216 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 22:32:07 ID:???

ウサギBとつかさ……そして、つかさにくっついていたウサギD。
佳歩に続いてこの三人は鈴仙の呼びかけに快諾する事となる。

ウサギK「――す、すみません鈴仙さまっ。 私今日は置き薬の仕事の割り当てで……」

ウサギC「わたしも、今日はドラゴンスフィアのつづきを見るのにいそがしくて……」

鈴仙「ああ、別に無理にって訳じゃないから大丈夫よKちゃん。
Cちゃんは……清々しい位に正直だから別に良いや」

残念ながら、ウサギKとウサギCは多忙(?)のために出席を見送るとの事だったが――。

鈴仙「(佳歩と、BちゃんとDちゃんとつかさで――四人か。 思ったより揃ったわね……!)」

それでも、最悪佳歩と二人でお邪魔する事を覚悟していた鈴仙は満足気に頷く。

ウサギB「(鈴仙さまの人望だったら、そこまで意外でも無い結果だと思うんだけどなぁ……)」

つかさ「(鈴仙様は、この幻想郷では珍しい程に謙虚な御方ですから。 致し方ないわね…)」

――そして、そんな鈴仙を微笑ましげに見つめるウサギBとつかさ。
この構図は、傍から見るとどっちが主人であるかは分からない感じだった。


*****

217 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 22:33:31 ID:???
鈴仙「どれどれ……。 おー、混んでるわねぇ」

佳歩「うわぁ、子どもたちが一杯です!」

ウサギD「こ、怖いよつかさちゃん!?」

つかさ「もう……Dちゃん。 あなたも、私以外に友達を作った方が良いのに」

ウサギB「(大多数が人里の子供だけど。 一部には妖精や弱小の妖怪も混じってる。
でも――それらが皆仲良くしてるのは……きっと良い光景だよね)」

人里から難なく歩いて行ける程度の位置に出来た命蓮寺。
普段は素朴ながら荘厳な雰囲気を醸し出すその古寺には今、多くの子どもたちが集まっていた。
そして、その子供たちの姿はまさに多種多様だった。
安っぽい着物を着た、普通の人間の男の子も居れば、羽根が生えて不思議な色のワンピースを身に着けた女の子の妖精がおり。
犬耳の付いた恐らく獣人の少年も居れば、緑一色に身を包んだ――多分葉っぱか何かの妖怪の少女も居る。

竹林に住むウサギ達は、基本的にはあまり他の妖怪達と交流したりしないために、
その混沌とした雰囲気に気圧されており、必然的に鈴仙が前に押し出される形となる。
そして、そんな鈴仙に向かって子どもたちの波をかき分け――セーラー服姿の少女が顔を出す。

村紗「――本当に、今日のイベントの日には色々な方が集まって下さいました。
聖や星ではありませんが、大変喜ばしい限りです」

鈴仙「貴女は……村紗さん!」

村紗「ああ、お久しぶりです鈴仙さん。 本日は保護者としてのご参加で良かったですか?」

鈴仙「あー、うん。 そんな感じよ」

セーラー服の少女――村紗水蜜は、丁寧な口調ながらも砕けた様子で鈴仙に話しかける。
星程の目立った友情は無いが、鈴仙と村紗も互いに好感を持っているため、会話は弾む。

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 22:35:02 ID:???
村紗「今日は、子供たちへのサッカー教室に加えて……」

一輪「保護者向けの、サッカーマナー教室もあるのよ!」

村紗「あっ、ちょっと一輪……! 貴女は確か、会場設営係だったでしょうに。 どうして私の所にまで来てるのよ」

一輪「会場設営は雲山に任せたからね! 逆に受付が手狭そうだから手伝ってくれって姐さんが言ってたし」

そんな中に割り込んでき尼僧というよりは基督教のシスターに近い恰好の少女は雲居一輪。
破戒僧の如くイケイケな性格をしている彼女もまた、村紗と同じく命蓮寺の門下である。

鈴仙「いやぁ、大変そうね……。 ――って、オトナ向けの、サッカーマナー講座?」

一輪「ええ、どうやらこの企画、保護者の皆さまにもウケが良くってね。
大人として、普段から子どもにマナーの良いサッカーを教えてあげたい!
――っていう声が大きかったから、急遽大人向けのマナー講座も導入したのよ。
この講座を受ければ、今日から貴女も『フェアプレイ精神』の持ち主! ……ってのがテーマね」

鈴仙「成程……じゃあ、私も退屈しなさそうね」

村紗「そういう事です。 やっぱり、子どもたちはどうしても子どもたちの世界に没入してしまうから。
こうやって退屈な大人の気を紛らわすのも、立派な興行……という訳です」

一輪「そうそう、オトナの方が恩を売っとけばすぐにお金になるし。
――いやはや、マジメ一徹の村紗が、マミゾウさん立案のこの企画に賛成したのはビックリしたわ」

村紗「……私は、宗教の儲け主義化には反対だけど。
――でも、それでより多くの人に仏教の良さを知っていただくきっかけとなるのならば、止めません」

鈴仙「(う〜ん、命蓮寺の方も色々あったみたいね……。
でも、昔は村紗さんとマミゾウさんとの仲は良くなかった、って聞いていたけど。
今の話を聞くに、互いは互いに認め合ってもいる……って感じなのかしら?)」

219 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 22:36:18 ID:???
少々生臭い事情も聴いてしまって苦笑いの鈴仙だったが、
それでも、鈴仙もどちらかと言えば考え方はリアリストに近い部類にあるので気には障らない。

村紗「さ、そんな訳で子供ウサギ達は私達にお任せ下さいな。
鈴仙さんは大人達と一緒に、寺の講堂に来てください。
子どもウサギのサッカーを見学できる時間も、後から十分にありますゆえ」

鈴仙はそれからは村紗の誘導に従ってウサギ達と一旦別れ、
そのまま周囲の保護者と思しき人妖に紛れて寺の中へと入る。
見ると講堂には既に人数分の座布団が敷かれており、混雑する中鈴仙はその後ろあたりの席に陣取った。
そうして待つこと数分。 畏れ多くも本尊から講堂へと土足で歩いて来たその講師は――。

星「……今日は。 本日保護者向けサッカーマナー教室の講師を仰せつかさりました寅丸星と申します。
――以降、お見知り置きを」

鈴仙「(あっ、星だ!)」

命蓮寺のメンバーの中では恐らく一番鈴仙と親しい妖怪・寅丸星である。
毘沙門天を祀る寺院で、毘沙門天……の代理が直接に講釈を垂れるのは
何とも豪華というかシュールな様子である風に鈴仙は思えたが――。

星「……さて、まずは皆さまに配布いたしました資料を確認するとしましょう。
冊子状の物が一冊、それから一枚紙となった別添が三枚。 それに――」

鈴仙「(星の顔――凄い一生懸命になってる! きっとこの資料の確認ひとつについても、
前日の夜からずっと繰り返して来た感じね、目の下のクマを見る感じだと……。
――これは、居眠りせずにきちんと聞かないと、友達失格ってモンだわ)」

220 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 22:42:46 ID:wDL6H4yY
この講座に賭けて来た雰囲気の星の想いを悟った鈴仙は、ピンと背を張り講義を受ける事を決意。

鈴仙「(私は……星からフェアプレイ精神を学ぶ事にかけても頂点に立つ女よ……!)」

良く分からない意気込みを背負いつつ、鈴仙は涼しいお寺で勉強に励むのだった。

先着1名様で、

★鈴仙のフェアプレイ精神勉強→ ! dice + ! dice =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

ダイスの数値の合計が…
12でスキル・フェアプレイ精神を一発で入手。
9以上でスキル・フェアプレイ精神のフラグを入手。(経験値10/20でスタート)
5以上でスキル・フェアプレイ精神のフラグのフラグを入手。(経験値0/20でスタート)

221 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:43:30 ID:???
★鈴仙のフェアプレイ精神勉強→ 4 + 6 =★

222 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:44:04 ID:???
★鈴仙のフェアプレイ精神勉強→ 2 + 6 =★
4以下だったら習得不可?

223 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:44:20 ID:???
運いいね

224 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:44:54 ID:???
うん

225 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:45:05 ID:???
鈴仙さんマジ有能

226 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:50:54 ID:???
現役に一度もカード貰わなかったイングランドのリネカー並になれるか?

227 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:52:49 ID:???
相手エースに肘うちや飛び膝蹴りかましてのさらし者フェアプレイ賞はいらんからね

228 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:53:00 ID:???
もうノートを使うべきか

229 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:56:52 ID:???
相手を吹っ飛ばしてもフェアプレイとみなされるからもっと吹飛係数のある技覚えようぜ!

230 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 22:58:22 ID:???
さらし目的でタイトル貰うのは岬犬だけでお腹いっぱいよ

231 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 23:51:05 ID:wDL6H4yY
★鈴仙のフェアプレイ精神勉強→ 4 + 6 =10★
9以上でスキル・フェアプレイ精神のフラグを入手。(経験値10/20でスタート)

星「こと得点圏に入りますと、ボールを離したくないという欲が私達の頭を擡げます。
ですが、こうした局面こそが色即是空。 明鏡止水の面持で心を――」

星の講釈は優しく丁寧であったが、同時に少々小難しく抽象的でもあった。
そのため、鈴仙は何度か睡魔に負け、心地よい秋風に吹かれる夢を見そうになったが……。

鈴仙「(だめ…だめよ! 星がせっかく頑張ってるんだから、ちゃんと聞かないと……!)」

何とか気張って鈴仙は、しっかりとその話を一字一句反芻するよう努力する。
無論、それだけで自身にフェアプレー精神が身に着いた気にはとてもなれないのだが……。

鈴仙「(――でも。 何となく心意気は……分かった気がする!)」

しかし、講義から学べる事は純粋な知識だけでは無い。
すなわち、講義を通して真摯に聞き続ける事でわかる、講師の持つ想い。
星がサッカーにおいて、如何に真摯な想いでプレーをしているかが、
鈴仙は読み取る事ができ――そして、それこそが今回の講座の肝だった。

鈴仙「(後は、実戦でもこの考え方ができれば……! ――って、それが結構難しい気もするけどね)」

*鈴仙が、スキル・フェアプレイ精神のフラグを入手しました。

232 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 23:52:32 ID:wDL6H4yY
*****

星「――さて。 少々長くなりましたが、講義はここまでです。
これから日没までは、練習を受けた子供たちがチームを組んで紅白戦を行います。
親御さんにつきましては、お子さんの成長とご健闘をお楽しみください」

星の講義は一時間を予定して、一時間と五分で終了した。
途中少々、終了時刻を勘違いしているのではないか?
と疑われるシーンもあったが……彼女の助手として現れたナズーリンのフォローもあって、
おおよそ恙なく終わったと評価できるだろう。

鈴仙「お疲れ様、星」

そのままナズーリンにより、寺の裏庭に作られたサッカーコートへと誘導される鈴仙達保護者一行。
行列の中で、鈴仙は星にだけわかるように小さくガッツポーズをすると。

星「(鈴仙……来てくれたんですね!)」

――星もまた、鈴仙にだけわかるような小さなウインクを返してくれるのだった。

*講義を真面目に聞いたため(?)星の評価値がやや上がりました。

233 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 23:53:42 ID:wDL6H4yY
*****

そうしてやって来たのは、命蓮寺の裏庭に作られたサッカーコート。
見ると、説明通りに佳歩やつかさを含む永遠亭のウサギ達が、
他の参加者であろう子どもの人妖と混じってサッカーをしているようだった。

白蓮「保護者の皆さま、良く来てくださいました。 ……みんな、楽しそうにサッカーをしていますよ」

審判を兼任する白蓮が保護者の一同に軽く礼をする。
白蓮の言葉に嘘は無く、子供たちはサッカーコートを元気に駆けまわっている。

鈴仙「(佳歩は緊張でコチコチになってないかしら…? Bちゃんは……まぁ、あの子は器用だから大丈夫かしら。
Dちゃんは一番心配ね。 つかさと違うチームとかで泣いてないかなぁ…?
つかさはしっかりしてそうだけど、しっかりし過ぎて逆に浮いていたらどうしよう……!?
――とか、地味に心配してたけど……。 どうやら、白蓮さんの教えが上手かったようで、大丈夫そうね)」

その光景は、ウサギ達が馴染めていないか心配していた鈴仙を大いにホッとさせてくれる。
ふと周囲を見れば、どの保護者も自分の息子だか娘だか年下の友人だとかを見て、
鈴仙と同じようにホッとしている様子であるため、やはり親というものが考える事は、どこも同じなのだろう。

鈴仙「(私は親じゃないけどね……っと、ふむふむ。
――でも、確かにみんなにも白蓮さんのコーチング成果が出ているようね)」

そして鈴仙は次に、ウサギ達の実力の向上を見る事が出来た。
無論、永遠亭ルナティックスの立派な選手として日々練習している彼女たちは、
野良の妖怪・妖精や、遊びの延長でサッカーをしている人間の子ども達と比べると――やはり非常に上手い。
それが具体的にどのくらいの差であるかと言うと――。

234 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 23:55:03 ID:wDL6H4yY
子どもA「くらえーっ! これが俺さまのハイパーウルトラテトラヒドロンアルティメットシュートだー!」

ブウン、バシュッ!

佳歩「え〜いっ! ブロックですっ!」

バッ――バチイッ!

子どもA「ん、んなに〜! ちくしょー、あいつ俺さまの必殺シュートを〜!?」

――ブロックが大苦手な佳歩でも、人里の男の子の全力シュートを容易く胸でトラッピングでき。

ウサギD「ぱ、パスですっ!」

グワアッ、バシュウウウウウウウッ!!

妖精B「と、とれない〜!」

妖精C「パスうま過ぎでしょ、アンタ〜!?」

ウサギD「え、えへへ……(ホントの試合だったら、私のパスなんて全然通らないのに……)」

――パス能力が低いウサギDでも、チームの組み合わせによってはチームNO1のパサーと化し。

235 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 23:56:14 ID:wDL6H4yY
ウサギB「ここはドリブルで……!」

子どもD「う、うめぇえっ!?」

ウサギB「――パスカットに行きます!」

子どもE「パスカットも一流じゃね〜か!?」

ウサギB「最後は――シュートよっ!」

グワアアアアアアアアッ、バシュウウウウウウウッ、ズバァアアアアアアッ!!

妖精F「な、なんなの……この完璧超人……!?」

全能力が万遍なく高めのウサギBに至っては、入ったチームが勝つ程のバランスブレイカー級の活躍を遂げる程だった。

つかさ「(普段の私達の相手と、今回の子どもたちとではレベルが違いすぎる……。
だから、練習としての効果はそこまで高くないかもしれないし、この勝利に慢心してはいけないのだけれど。
これがDちゃん達の自信に繋がれば良いわね…)
――行くわ、『竹林兎キープ』!」

グッ……ズパッ! バシュウウッ!

子どもG「す、すげぇぇええ! お前、天才じゃないの!?」

最も、つかさが言う通りに、彼女たちが素人の子どもたちを圧倒するのはむしろ当然。
そのため、紅白戦での技術向上に関する効果は少なかったが。

ウサギB「(でも、聖白蓮さんのコーチは本当に参考になったよね。
――佳歩ちゃん位実力が高いと、あまり意味が無いかもしれないけど)」

236 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/17(水) 23:58:53 ID:wDL6H4yY
彼女たちは、普段では中々出来ない基礎を再確認できた事で、
少なからずその実力を伸ばしていた。 具体的には……。

先着4名様で、

★佳歩の練習結果→! card★
★ウサギBの練習結果→! card★
★ウサギDの練習結果→! card★
★つかさの練習結果→! card★

と書き込んでください。

○○の練習結果のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+30
JOKER→全能力+1+フラグ習得!(習得フラグについては判定)

*今回の練習結果について、現在の能力値が【48】以上の物は上がりません。
 該当する能力の上昇となった場合、【最大ガッツ+30】とみなします。

*今回の練習で上がらない能力値は、【佳歩のドリブル、佳歩のシュート、つかさのブロック】です。
 佳歩及びつかさの判定で前述の能力が上昇する事になった場合、
 能力値は上昇せず、代わりに最大ガッツが+30されます。
 (JOKERの場合も能力上昇限界はあり、最大ガッツの上昇は重複しません)

237 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 23:59:18 ID:???
★佳歩の練習結果→ ハートK

238 :森崎名無しさん:2014/09/17(水) 23:59:19 ID:???
★佳歩の練習結果→ ハート6

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