キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。

そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。

2 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:09:33 ID:???
現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  50  49  50  48  47  43  48  335  2  3 
所持中のフラグ:ドリブル(10/20)、シュート(10/20)、タックル(10/20)、
パスカット(10/20)、スルー(10/20)、パスカルとのコンビプレイ(17/20)、オフサイドトラップ(8/20)

最大ガッツ:880

ルナティックレッドアイズ(1/4でドリブル+2)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛2、常時使用不可)250消費
インビジブルデューパー(シュート+12、要てゐ、1/4で失敗)250×2消費
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
スキル・狂気の瞳LV3(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)

現在のおこづかい:9270
永琳印象値:32
人気:55
狂気度:16

3 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:12:01 ID:???
☆サッカーのルールについて☆

@カードの強弱及びJOKERの扱い
カードの強弱は、基本的には、ダイヤ>ハート>スペード>クラブとします。
試合中の判定ではダイスの数値が能力値に加算され、
カードはマーク毎の必殺技発動判定などに使われます。
『JOKERが出た場合はダイスの数値を無視して、マークはダイヤ、数値は15として扱います』。

A試合中の覚醒について
鈴仙を含む味方選手、名無しの敵選手は、判定のダイスで11以上を出す度に、
その行動に応じたフラグを獲得します。

さらに、もう一回同じ行動で11以上を出すと、フラグを回収、
行動に応じたスキルや必殺技を習得して覚醒し、該当能力が+1されます。
(注意:プレイヤーキャラである鈴仙含めた一部キャラクターのみ、フラグ回収時の能力アップはありません)

カードでJOKERが出た場合は、ダイスの数値を『15』に変えられ、
更に一発でその行動に応じたスキルや必殺技を習得でき、該当能力が+1されます。
(注意:プレイヤーキャラである鈴仙含めた一部キャラクターのみ、JOKERでの能力アップはありません)

ただし、この成長が行われるのは攻撃側は≧2以上で勝った場合のみ、
守備側は最低でも こぼれ玉に出来た場合のみです。そうでない場合は成長しません。

また、名無しの味方・敵選手は覚醒を2回することで名有り選手に昇格し、更にボーナスを得る事ができます。

例外として、JOKERで負けた場合または名無し選手が負けた場合、該当能力のフラグ習得までは認めることとします。
ですが、フラグ回収にはJOKERでも通常と同じように、判定で勝つ必要があります。

Bガッツの自然回復とペナルティについて
試合中5分経過する毎に20回復し、ハーフタイム時に150回復します。
300以下になると全ての行動に(−1)のペナルティがかかります。
200以下で(−2)、100以下で(−3)、0以下で(−5)と、ペナルティは激しくなっていきます。

4 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:14:22 ID:???
Cフリーキック補正
フリーキック、もしくはフリーキック同様のノーマークでゆっくり狙いを定めて蹴れる状況では
キッカーのシュート力とパス力に+2されます。

D人数補正
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じてプラスの補正を受け有利になります。
具体的には2人か3人で+1、4人〜6人で+2、7人以上で+3です。
キーパーのセービングのみ例外でDFが何人居ても補正はつきません(飛び出しならつきます)。

Eマークについて
このスレでは、マークの効果を「タックル判定の増加」としてのみ扱います。
特定のスキルが無い限り、マークによって補正・ペナルティを受けることはありません。

Fスルーについて
シュートを撃つと見せかけてボールに触れない行動です。素のシュート力に+3した状態で
判定が行われ、成功するとキーパーにバランス崩しペナ(−2)をつけることができます。
バランス崩しペナがついている時にもう一度スルーをすると、転倒ペナ(−4)をつけることができます。
ただし、成功してもボールが敵選手に渡ったりフィールドの外に出てしまう事もあります。

Gポストプレイについて
このスレのポストプレイは、敵PA内で行われる、浮き玉のパス全般を指すこととします。
数値は、【(競り合いの数値+パスの数値)÷2+浮き玉補正】(端数切り上げ)とします。
ポストプレイが成功すると、パスの受け手である味方は有利な状況でシュートができます。

H反則について
基本的には、接触プレイ時に攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
反則は、止めない方が反則を受けた側にとって有利な場合などは、流されることもあります。

5 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:15:28 ID:???
Iコンディション別の各状況に置けるケガ発生率

ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

(*本スレと同様になります)

6 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:18:20 ID:???
Jシュート時ポストに当たったり枠外に行く確率
シューターとキーパーのカードの数字の和が14の場合シュートはゴールポストに当たり、
更にカードのマークまで一致した場合は枠外になります。
ただし、ツインシュート等の場はシューター同士のマークが一致でポスト、数字も一致で枠外となります。
キーパーとの和が14になってもシューター同士のマークが違えばポストに当たりません。
また、これは一対一においても適用されます。しかし、ゴールが空っぽの時はポスト・枠外はありません。

KPKについて
PKでは、シューターとキーパーのマークが一致時のみ、
キーパーにセービングのチャンスが与えられることとします。
ポスト・枠外判定については通常のシュートと同様となります。

Lブロック失敗時のシュート威力減少
ブロック時・クリア時にシュートをブロック(クリア)しきれなかった場合でも、
シュート力−ブロック(クリア)力=2〜4だった場合は
シュートの威力が−1されます。この効果は重複されます。

M判定の順番について
このスレでは、『地上における守備判定は上から優先、空中戦における判定は同時に判定をする』こととします。
(ワンツーやツインシュート等攻撃判定は最大値を採用します)
上から優先の場合、二番目以降の判定の結果の方が一番目の結果よりも良い結果であったとしても、
一番目の判定結果が優先されます。
その場合、二番目以降の判定は行われないため二番目以降のキャラのガッツ消費等はありません。
同時に判定をする場合、順番に関わらず最大値を出したキャラの判定を有効とします。

N未記載事項について
その他未記載事項は、原則として本スレに準拠することとします。
また、それだけでは対処しきれない場合が生じた場合には、他の外伝スレや慣例、参加者様のご意見などを
参考としながら、スレ主が決定することとします。

7 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:19:31 ID:???
鈴仙・優曇華院・イナバ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:FW、特にCFW、OMFもできる
特徴:狂気の瞳による錯乱能力、ストライカーとして高い能力、豊富で強力なコンビプレイ
性格:気弱で単純だが、ひたむきな性格? 参加者の皆さま次第。
概要:永遠亭ルナティックスのFWであり、天才八意永琳の弟子兼相方。
   しかしその実力は永琳と比べ大きく劣る。しかし、奮起による特訓の成果、
   必殺シュートを習得し、なかなかのストライカーとなった。
   てゐとの特訓の成果、幻想郷でも最強クラスのシュートを放てるように。
   永琳の不在が却って良い方に働いたのか、ノビノビとハットトリックを決めてみせた。

八意 永琳
所属:永遠亭ルナティックス
配置:CMFだが、正直どこでもできる(GKも)
特徴:桁外れの基礎能力、豊富な必殺技、常に冴えわたる思考力、強靭なスタミナ、天才
性格:基本的には温厚で面倒見がいいが、時折冷酷な一面も垣間見える。輝夜を溺愛している
概要:永遠亭ルナティックスの司令塔であり、鈴仙の師匠兼相方。
   しかしその実力は鈴仙とは比べ物にならず、幻想郷でも指折りの実力者。
   輝夜の気分に応えてサッカーをしているため、サッカーそのものへのやる気は薄い。でも強い。
   最近、少し考えを巡らせており、とうとう幻想郷からも(数日だけ)蒸発することとなった。

因幡 佳歩
所属:永遠亭ルナティックス
配置:SMF、FW
特徴:頭脳的で直情的なドリブル、そこそこ強力なミドルシュートと一対一シュート、守備は軽い
性格:思い込みが激しく考え込みやすい。鈴仙の事を尊敬し心から慕っている。
概要:ルナティックスにて、鈴仙の片割れとなる2トップのFWの一人だったが、
   パスカルの入団によりFWを追いやられる。FWを志望しパスカルを若干ライバル視していたが、
   その感情をバネに新必殺シュートを開発。 本格的FWへと大きく近づいたが…特訓では今一つ。
   今後の成長に期待したい。

8 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:20:52 ID:???
因幡 てゐ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:SMF、MF
特徴:軽やかな身のこなし、奇想天外な軌道を描くパス、相手を出し抜くプレイは一流、本気を出すと強い
性格:計算高く悪だくみやイタズラが大好き。しかしなんだかんだで情にも流されやすい…?
概要:ルナティックスのMF。日常ではよく鈴仙をからかっているが、心のそこでは仲間として
   常に彼女のことを思いやっているウサ。今大会最強の、鈴仙とのコンビシュートのキーパーソン。
   ウサギ達はみなてゐのことを慕っている。永遠亭の外との交流も意外と深いらしい。

藤原 妹紅
所属:人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:CMF、ボランチ、SB、FW?
特徴:バランスの良い能力、特殊なタックル技、強力な競り合い、爆発的で変幻自在な不滅のシュート
性格:どこかすれた所もあるが、基本お人よしでどちらかというと熱い性格。でも輝夜は大嫌い,、KY疑惑?
概要:慧音とともにチーム乗っ取りを目指しルナティックスに練習試合を仕掛けたが敗北しこちらの軍門に
   下った。当初は輝夜との諍いも多かったが、今となっては妹紅も輝夜と同レベルの戦いを繰り広げるようになり、
   ある意味仲良しこよしにも見える。試合中に新ドリブル技・『フジヤマエクスプロード』を披露した。

上白沢 慧音
所属:人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:CB
特徴:高いDF能力、豊富なディフェンス技、器用貧乏?
性格:常に落ち着いた理知的な性格だが、怒ると怖い。
概要:人里FCのキャプテンだったが、妹紅を振り切ることができずルナティックスと試合をし、
   共に永遠亭の軍門に下ることとなった。今は妹紅と輝夜のトラブルが人里に飛び火しないかが心配。
   でも妹紅とは親友。「なかったこと」について突っ込まれるとキレる。
   タックルやブロックにおける成長がようやく実を結びつつあるが、本人はまだまだこれからだと思っている。

9 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:24:48 ID:???
蓬莱山 輝夜
所属:永遠亭ルナティックス
配置:GK
特徴:一、五流ゴールキーパー、永琳がいて一流ゴールキーパー、とびだしは微妙に上手いが一対一は未だ三流
性格:我儘で好奇心旺盛な面もあるが、基本面倒くさがり屋。飄々として掴みどころがない面も?
概要:永遠亭ルナティックスのキャプテンにして正GK。でもキャプテンは実質永琳。
   最近の猛特訓(?)の成果で、永琳込みだと幻想郷でも名折りのレベルのGKにまで成長した。
   特にそのセーブ力は、一流にも充分通用しており、フランドールの強力なミドルシュートの殆どを
   (えーりん込みの)実力で防いでみせた。 普段は適当だが、シメる時はシメれる人…と思う。

アラン・パスカル
所属:アルゼンチンJr.ユース→国内クラブチーム→人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:FWだが、SHやSBに転向も?
特徴:幻想郷でも高水準の能力、守備やゲームメイクもこなせるFW、こぼれ球の高いフォロー力
性格:礼儀正しく、常識があり、頭の回転も速い。天才へのコンプレックス?
概要:アルゼンチンから偶然幻想郷に迷い込んだ、天才の相棒。
   天才から離れ、そして別の天才と対峙したことで、新たな何かを掴もうとしている。
   ディアスとプレースタイルの似ている来生に興味を持ち、新たな力「オールドタイプ」を得た。
   しかし依然、FWとしての確固たる出番は厳しい。勝負強さに定評がある。

中山 政男
所属:大友中学→永遠亭ルナティックス
配置:MF・DF全般
特徴:バランスの取れた能力、底知れぬポテンシャル、大技不足だが、道を切り開く
性格:強いメンタル、異常なまでのストイックさ、そしてサッカーへの情熱
概要:復活し、再び森崎と肩を並べ、強敵達と戦うことを夢見て、自力で幻想郷入りし、
   そして成り行きでルナティックスに入団した。スカーレットムーンズ戦ではその道を切り開く能力を発揮し、
   GK陸を苦しめるも…その後、負傷で退場。鈴仙のフォローもあり、精神的には回復しているが、
   彼は一人チームを離脱。 幻想郷の各地で道場破り的に実力を磨いているという。
   人気投票で久しぶりに現れた時、「永琳並みのオーラを感じる」とウサギ達に言われていたが……?

10 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:33:43 ID:???
因幡 つかさ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:CB
特徴:性格とは真逆の根性溢れるブロックにボールキープ、ウサギDへの親愛の情
性格:普段は冷静で理知的な淑女。しかし、守るべき物の前では情熱的で根性に溢れる
概要:ルナティックスの名無しCBとして永らくゴールを守り続けてきたが、
    雑魚妖怪チームとの戦いでとうとう覚醒、名前を得た。
    鈴仙との交流では無く、自身の覚悟により大きく成長を遂げた点が佳歩と大きく異なる。
    ブロックだけなら慧音以上の実力者だが、まだまだ総合力は低いためこれからである。

ウサギ達
永遠亭ルナティックスに所属する、名も無き妖怪兎達。
一応性格やポジションに特徴がある。
ウサギB:MF。大人しく真面目だが、意外と情報通で新聞好きなデータマン。能力が平均して高い。
ウサギC:DF。マイペースな性格。悪いことはあまり気にしないタイプ?
     お菓子が好きでドリブルがちょっと得意。
ウサギD:DF。試合に出るウサギ達の中では一番幼い。ウサギEの妹的存在。
     最近のウサギEの成長に感化され、能力を大きく伸ばした。
ウサギK:GK。古武術の腕前を鈴仙に認められてルナティックス入りした。
       しかし、実力の低さと輝夜の退場可能性の低さから出番が少なく、不遇。

チルノ
妖精大連合のキャプテンを自称する、熱い性格の氷の妖精。
バカであるが、そのド根性と顔面ブロックは本物。

来生 哲兵
妖精大連合の監督らしいが、ドリブル以外殆ど何もやってない。
……しかし、そんなフリーダムな環境が彼の才能を開花させた。

聖 白蓮
命蓮寺ロータスのキャプテンにして、人里外れの妖怪寺・命蓮寺の住職。
一見物腰穏やかな女性だが、怒ると10円にされるほど怖いらしい。

11 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:34:54 ID:???
寅丸 星
命蓮寺ロータスのエースストライカーで、輝夜からハットトリックを奪った。
鈴仙とはヒューガーズとの一件から親交を深めており、先日の試合を通して強い友情を
築きあげた(特訓は失敗したが…)。温厚な性格だが感情的で迂闊。

お燐(火焔猫 燐)
地霊殿サブタレイニアンローゼスのSH。猫のような身のこなしによるサイドアタックを得意とする。
鈴仙に地底の雑貨屋を紹介するなど気さくな面もあるが、死体をこっそり奪い去るなど、不吉で恐ろしい面もある。

射命丸 文
妖怪の山FCのキャプテンにして名物選手。幻想郷最速を誇るドリブルは兎に角ド派手で
見る者全てを魅了するが……地獄に落ちかけたり案外大した事ないとか言われていた。
別世界では、魔王の妹で案外大したことないの賢者だったりするらしい。

反町 一樹
妖怪の山FCのしがないFW。当初は自殺目的で入った森で偶々幻想入りするほどに不幸だったが、
たまたま偶然で秋の神様達とラブラブになり、能力も向上する。しかし、それでもやっぱり地味……。
魔王の力に憧れたりもするが、今の彼は力よりも大事な物を既に持っている。

レミリア・スカーレット
紅魔スカーレットムーンズのキャプテンにして、幻想郷最強のFWの一角。
その呼び名に違わず、先の試合でもハットトリックを見せたカリスマ溢れる紅帝。
大会に向けて更なる力を得、名実ともに幻想郷トップクラスのストライカーに君臨する。

パチュリー・ノーレッジ
紅魔スカーレットムーンズの参謀兼切り札にして、幻想郷最強のMFを自称する。
……試合では、案外大したことないプレーも見せるが、最後の最後にシュートを決めて帳尻を合わせた(?)
自分を頼ってくれる鈴仙を弟子として可愛がっており、鈴仙も彼女の事を尊敬している。

12 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:44:58 ID:???
博麗 霊夢
博麗連合のキャプテンであり、幻想郷きってのスーパー・シューティング・プレイヤーと評される。
本人も、最初は練習に乗り気でなかったが、今回のサッカー大会が「異変」に絡んでいると知り、サッカーに触れ始める。
幻想郷の秩序を乱す外敵である中山と鈴仙を、サッカーで討伐するよう紫から指示を受けているが、
彼女にも彼女なりの考えがあるようだ。

霧雨 魔理沙
博麗連合のエースストライカー。FWとしての実力はレミリアに勝るとも劣らないとも評されるが、
その実力は、彼女の不断の隠れた努力に由来している。
新必殺シュートを開発しているが、中々結果を出せておらず、現状での決定力はレミリアに劣る。
しかし、彼女が当然ここで諦める筈は無い。

風見 幽香
雑魚妖怪チームのトップ下にして、泣く子も黙る大妖怪。
その正体は謎の向日葵仮面という説もあるが、誰も信じていない。(信じてる、って言ったら大変な事になるから)
自然を好み、浮き世もまた自然たるべきという哲学がある。

レティ・ホワイトロック
雑魚妖怪チームのCBにして、温かみある雪女。
現在は太陽の畑にある幽香の私邸に居候して家事手伝いをしており、その性格から子どもの妖怪に慕われている。
自分と同じような努力型の選手である鈴仙の事を気に入っている。

八雲 紫
幻想郷の管理者にして妖の賢者。おぞましいまでの美貌と冴え渡る頭脳、溢れるまでの妖力を誇る彼女であるが、
とある事情によりその力を減退させているためか、幻想郷を維持するという一種の妄執に囚われており、
それ故に中山や鈴仙を敵対し、チルノ達妖精の結束にすら警戒を払っている。

13 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:46:41 ID:???
☆人物相関図☆

鈴仙→(相棒)←佳歩
鈴仙→(悪友)→てゐ
鈴仙→(親近感?)→チルノ
鈴仙→(何か事情が?)→静葉
鈴仙→(友情)←星
鈴仙→(友情)←中山
鈴仙→(わからない)→中山
鈴仙→(感謝)→中山
鈴仙→(気難しい人)→アリス
てゐ→(ほっとけないヤツ)→鈴仙
鈴仙→(師(マスター))→パチュリー
パスカル→(仲間)→鈴仙
永琳→(侮れない)→鈴仙
永琳→(ちょろい)→鈴仙
レミリア→(客人)→鈴仙
村紗→(恐るべし…!)→鈴仙
反町→(常識的)→鈴仙
白蓮→(好感が持てる)→鈴仙
中里→(覗きたい)→鈴仙
大妖精→(良い人)→鈴仙
輝夜→(期待)→鈴仙
中山→(実はすごい人)→鈴仙
中山→(強い友情と強い心配)→鈴仙
アリス→(友人?)→鈴仙
中山→(可哀そう?)→霊夢
中山→(友情)→森崎
中山→(数少ない知り合い)→来生
幽香→(見どころある)→中山
中里→(覗きたい)→天子
サニー→(恥ずかしい?)→中山

14 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:49:40 ID:???
森崎→(宿敵!)→霊夢
霊夢→(わからない)→中山
来生→(このパクリ野郎!)→ディアス・永琳
パスカル→(何だかんだで鈴仙に甘い…?)→永琳
岬→(利害関係人)←神子
布都→(崇拝)→神子
屠自古→(不信感)→青娥
にとり→(恐怖)→日向
日向→(理解者)→ヤマメ
ナズーリン→((種族的に)苦手?)→お燐
永琳→(?敵ではない?)←夢美
星→(敵!)→日向
日向→(実力は認めるが…解せんな)→星
反町→(恋人)←穣子
ぬえ→(正体不明!)→佳歩
パスカル→(友情)←来生
華扇→(師弟?)←若島津
陸→(中国って言うな!)→紅魔館一同
美鈴→(仲間意識?)←陸
日向→(平凡)→鈴仙
鈴仙→(畏敬)→日向
鈴仙→(共感)←レティ
リグル→(超強いヒーロー)→謎の向日葵仮面
紫→(異変の実行犯)→鈴仙、中山
霊夢→(異変の実行犯?)→鈴仙、中山

15 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:51:19 ID:???
☆各種数値について☆
@永琳印象値
0〜100で変化します。主に師匠である永琳に媚びへつらうこと、試合や日常生活で、
永琳の指示を聞き活躍することによって上昇します。
逆に意味もなく永琳に逆らった行動をとったり、試合や仕事で大失敗すると低下します。
高ければ高いほど試合での活躍の場が増えたり、キャプテン就任のチャンスが出来たりします。

また、印象値が一定値に達する度に、任意で鈴仙以外の1名を『特訓』させることができます。
(25、35、45、55、65…と10毎に1回。一度下げてまた上げなおした場合は無効)

逆に低いと試合だけでなく、日常生活までも雑な扱いをうけるようになります。
そして、試合前の印象値が10を切ると試合に出してもらえなくなり(輝夜キャプテン時)、
0を切ると鈴仙が永琳の手によって『良い子』となります。(ゲームオーバーです)

A狂気度
0〜100で変化します。試合中や日常生活において狂気的な行動
(試合開始キックオフシュートをする、意味不明な受け答えをする、混沌について想いを馳せるなど)
をしたり、狂気的な展開や結末を迎えると上昇します。
逆に常識的な行動をしたり、特定のアイテムを使用すると低下します。

鈴仙は狂気度を消費して人の波長を操る『狂気の瞳』の力を成長させることができます。
ただし、狂気度を上げすぎて100に達すると鈴仙は完全な狂人となり、
残りの一生を永遠亭の隔離病棟で過ごすこととなります
(ゲームオーバーとなり、かなりのペナルティ)。

また、狂気的な行動をすると、当然ながら周りの人物からは白い眼で見られますし、
100に達せずとも、狂気度が高まるにつれて狂気は鈴仙の日常を脅かしていきます。
(40を超えた状態ではスキル・不定の狂気を習得します。
これを直すためには狂気度を39以下にする必要があります。80以上で…?)
しかし、狂気度を高めることにより得られるメリットはとても強力ですので、
余裕のある時は狂気的な行動に出てみることもアリかもしれません。

16 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:52:35 ID:???
☆狂気度を消費して得られる商品リスト☆

・浮き玉補正+1(高低選択)   …… 25P(*下がりました!)

・スキル【狂気の瞳】のレベルアップ…… 65P     *最大レベル5まで
 現在:LV3(スート一致時、敵能力−2(LV2と選択可)+『マインド〜』系の必殺シュート威力+1)
    →LV4(『マインド〜』系の必殺シュートで、ダイヤ時の敵GKペナが強化+『ルナティック〜』系の必殺ドリブル威力+1)

・スキル【心象操作】       …… 20P     *最大レベル3まで
(常時発動。試合中の鈴仙に対する審判の判定が甘くなる)
 現在:LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
    →LV2(自分が反則時の判定2段階緩和)

・スキル【洗脳】         …… 20P
(このスキルを使用すると、特定のキャラクターの鈴仙に対する評価値を大きく上げることができます。
 *一度使うと消滅)

・スキル【狂気のファンタジスタ】 …… 95P        *使い切り
(2D6が2→12、3→11となる)

・スキル【うどんジスタ】     …… 120P         *使い切り
(全ての鈴仙の判定の数値の強弱は逆になる)

・脳内練習試合開催権       …… 10Pより
(脳内で練習試合を開催できます。脳内ですが味方の覚醒はなぜか現実に反映されます。
 さらに、勝利時には鈴仙に能力ボーナスとおこづかいが授与されます。選択時さらに分岐)
*練習試合を開催すると、自由行動フェイズが1回分消費されます。ご注意ください*
【試合ルールは前後半30分ハーフ、交代3名、引き分けはPKです(普通の練習試合と一緒です)】
【この試合は基本妄想なのでポジションによる紛争はなく、皆鈴仙の言うコトを聞きます】

17 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:57:07 ID:???
☆脳内練習試合相手リスト☆
×スウェーデンJr.ユース→撃破済み!
×ふらの中学サッカー部→撃破済み!
×イタリアJr.ユース→撃破済み!
×フランスJr.ユース→撃破済み!
DドイツJr.ユース
 必要狂気度:30P
 勝利ボーナス:チーム全員の全能力+1(永琳はシュート+1のみ)、おこづかい10000円
 解説:Jr.ユース大会時のドイツ代表です。
    強力な一流のタレントに恵まれています。しかも雑魚選手まで、
    幻想郷の強豪選手クラスの能力を持っています。勝利はなかなか困難でしょう。

18 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:58:17 ID:???

B評価値

他のキャラクターが鈴仙のことをどう思っているかを示す値です。一緒に練習をしたり、
日常で雑談をすることで上がります。また、頼まれごとを引き受けて達成すると大きく上がります。
この値が一定以上に達すると、特訓イベントが発生したり、特殊なスキルを獲得することができます。

C人気度

0〜100で変動します。チームとしてではなく、鈴仙自身の人気と定義します。
この値が低すぎると大会終了時点で全幻想郷代表入りしなくなり、強制ゲームオーバーになります。
70以上が一つの目安となります。大会終了時に90を上回っているとボーナスがあります。
また、この値が大きければ大きいほど、人里等での鈴仙の地位が向上し、ボーナスイベントがあるかも…?

人気度を上げるには、試合に勝つだけでは足りません。
永琳等強豪選手に任せきりにせず、鈴仙自身が積極的に試合の勝利に関わっていかなくてはなりません。
また、その性質上、永琳の指示を無視しても活躍すれば人気度は上がり、
逆に指示通りにした結果でも情けないプレーを見せてしまえば人気度は下がるため、
時には永琳の指示に逆らってみるのもプラスに働くかもしれません。

Dお金

鈴仙のおこづかいです。
主に置き薬の仕事を引き受けたりすることで増えます。
薬やアイテムを買うにはお金が必要なので、お金が多いに越したことはありませんが、
おこづかいですので、無くても生活は出来ます。

19 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 23:00:04 ID:???
☆練習について☆

@練習フェイズでの練習
練習フェイズでは、基礎練習、必殺技練習、フィジカル練習、コーチングの四種類を選ぶことができます。
さらに、誰かを誘って練習することもできます。
誰かを誘って練習した場合は、自分の成長効率が下がりますが、その選手の評価値も一緒に上昇します。
コーチングの場合、鈴仙は練習できませんが、二人分の能力と評価値を上げる事ができます。

<練習による各能力の上がりやすさ>

<幻想郷のサッカーレベル:4>(大会中に上昇する可能性があります)
(フィールダー用)
  数 値  練習での上がりやすさ  評価     
S53〜   上がらない        神域
A51〜52 かなり上がりにくい   超優秀
B48〜50 上がりにくい       優秀
C45〜47 普通            普通
D42〜44 上がりやすい      やや弱い
E39〜41 かなり上がりやすい   弱い
(GK用)
 数 値  練習での上がりやすさ 評価     
S53〜   上がらない        神域
A51〜52 凄く上がりにくい     超優秀
B47〜50 上がりにくい       優秀
C43〜46 普通            やや弱い〜普通
D39〜42 上がりやすい       弱い

A特訓イベントでの練習
特定のキャラの評価値が一定以上になった時、週の終わりに自動的に発生します。
二人の能力値の合計で上昇値が決定します。
また、自分のチームに所属していない選手の、特訓での伸びしろは低くなります。

20 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 23:06:33 ID:???
☆オマケ・難題について☆

輝夜は鈴仙向けの『5つの難題』を発表しました。
これらの難題を幻想郷の何処かで発見した暁には、輝夜の評価値が大きく上がるうえ、
ボーナスも貰えます。幻想郷の住民達と交流する片手間に、難題探しもしてみることをおすすめします。
思わぬ難題の手掛かりが、思わぬ場所で見つかるかも…?
もちろん、見つけられなかった場合のペナルティは一切ありません。

☆☆☆蓬莱山輝夜プレゼンツ 新・五つの難題(イージーモード)☆☆☆

@威光「毘沙門天の宝塔」:攻略済み!

A友達「しゃべるボール」
難易度:C
ボーナス:ドリブル+1、パス+1

B執恋「愛のハチマキ」
難易度:B
ボーナス:シュート+2、最大ガッツ+50

C禁忌「メイド長のP○D」
難易度:A
ボーナス:タックル+4、タックル必殺技(1/4でタックル+4、吹飛3)習得

D「風見幽香の日傘」
難易度:S
ボーナス:ドリブル・シュート・タックル・せりあい各+2、
     最大ガッツ+100、
     ドリブル必殺技(1/4でドリブル+3、吹飛0)習得、
     スキル(全ての接触プレイに吹飛係数1)習得

21 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 23:15:56 ID:???
(参考:1試合目終了までの大会スケジュール)
        午   前           午   後
1日目     開会式           羽目×紅魔
        ―――            人里×二軍   

2日目   永遠×雑魚          バケ×聖徳         
       守矢×毛玉          妖精×妖怪←今ここ!  

3日目   地霊×西行           休   み   
       命蓮×博麗           休   み

――――――――――――――――――――――――――

――と、いったところでこのスレのテンプレは以上です。
スレタイを考えて下さった>>954さん、>>955さん。本当にありがとうございました。
スレタイは>>955さんのものを採用させて頂き、
また、今回はスレタイ案を書き込む容量もひょっとしたら満足に用意できませんでしたが、
他の皆さまも、カッコイイスレタイ、ヘンなスレタイ等を考えて下されば幸いです。
(文字数については、恐らく全角14字以内なら大丈夫そうです)

鈴仙奮闘記スレもこのスレで20スレ目。何だか区切りの良い数字まで続ける事ができました。
思えば飽きっぽい私がここまで話を続けられたのも、
森崎板の皆さまの積極的なご参加やコメントがあったからこそだと思います。
最近は仕事の多忙や付き合いなどもあり、中々更新が出来ていない事もありますが、
これからも、少しでも楽しい文章やゲーム展開が書けるよう、無理せず工夫を凝らして行ければと思います。

22 :森崎名無しさん:2014/08/13(水) 23:25:15 ID:???
>妖精が脆弱で愚かであっても、結束した場合の脅威は計り知れない
なんとなくサイヤ人の結束を警戒するフリーザ様みたいw

紫「いいだろう!!今度は木っ端微塵にしてやる、あの妖精のように!!! 」
超キスギ「チルノのことかーーーーーっ!!!!!」


来生「という夢を見たんだ」大妖精「ドラゴンスフィアの見すぎですよ」新スレ乙

23 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 23:50:37 ID:???
>>22
新スレの乙をありがとうございます。
確かに、今の紫はどっちかというとフリーザ様的な思考かもしれませんね。
目的が宇宙征服とか永遠の命とかみたく、分かりやすい悪役的なものでないのが厄介ですが。
超キスギが出たら、マジでディアスとタメを張れるような気がします。
>ひまわりざえもんについて
面白かったので、雑談ネタから引っ張ってきましたね(爆)
クレしん最近は良く分かりませんが、懐かしいです。
>妖精対永遠の可能性についてなど
数値だけの強化だったら確かにクラブは効果的ですが、
チームのまとまりとか彼女達の絆的な意味ではクラブは悪い結果になっています。
これからルナティックスが妖精達と当たるかどうかは……とりあえず秘密です。
>ブルノさんについて
すみません、普通に忘れてましたw
また気が向いたら、どこかのJOKERなどで出るかもしれません。

24 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 01:31:55 ID:???
★チルノは1ボスで来生は1面中ボス→ クラブQ ★
クラブ→ヘルナンデス「――僕は一体……? 今まで、インテルのコートで練習していた筈だが」紫「(成功ね)」

紫のする暗示は、正確に云うと暗示では無い。
何故なら、彼女の持つ強力な境界操作能力は催眠術は勿論、呪いの域すらも逸脱しているからだ。

紫「…………」

紫の意思は、ロリ・コンナンデスを構成する物質の論理的構造。
その根源に直接アクセスする事により、その性質を1から操作する事を可能としている。
紫はロリナンデスの在り方を構成する論理的遺伝子。
その1コードを丁寧に抜きだし、そして正しい数値に代入し直す。

紫「(――簡単な事。 複写した1文字が間違っていたのなら、それを直せば良い話。
こんな事で焦りを覚え掛けていた私が、馬鹿らしい位だわ……)」

ロリ・コンナンデス「……あ、あ……? 僕は、いった、い――」

それに伴い、ロリ・コンナンデスの豚のような贅肉まみれの身体に、
ケロイドに近い様相のにきび面。長時間のエ○ゲーのし過ぎで鈍り切った筋肉が変容していく。
それは即ち、細身ながらGKとして必要なウエートを保った身体に、
真っ白で中性的な美しい顔立ち。長時間のプレーにも耐えうる強靭な肉体への進化だった。

ヘルナンデス「――僕は一体……? 今まで、インテルのコートで練習していた筈だが」

紫「……(成功ね)」

25 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 01:33:27 ID:???
――果たして、妖精大連合のメンバーの眼前には、
先程の野獣とは似ても似つかぬ、精悍な好青年の姿が顕在していた。
紫は、一瞬だけ心底安心した表情を浮かべつつ、自身の能力が完全に喪失されていない事実に安心する。
彼女はすぐに表情を普段通りの胡散臭い笑顔に上書きした上で、
ヘルナンデスに対して、慈愛に満ちた声色でこう語り掛ける。

紫「……ジノ・ヘルナンデス君。 貴方の力を必要としている子達が居るの。
是非とも、力になって下さらないかしら?」

それは、穏やかながらも説得力に溢れる不思議な声だった。その言葉は、ヘルナンデスから単純な拒絶を奪い、
理不尽なこの境遇に対する違和感を保留させるに充分な重圧が籠められていた。

ヘルナンデス「………わかった。 良く分からないが、サッカーで彼女達に加勢すれば良いんだろう?
僕としては、彼女達が拒絶しない限り――否定しないよ(……否定するのは無駄だ。 そう本能が言っているからね)」

それ故に、ヘルナンデスは紫の申し出に対して首肯する。
そして、この事により、妖精達が彼の力を借りるか否かに関する問題は、
完全に彼女達の意思によってのみ委ねられることとなった。

チルノ「む〜……。 たしかに、今のやつはそんなにイヤな感じしないけどさぁ……」

サニー「なーに嫌な顔してんのよ。 このままだとどうせまた負けちゃうのよ?
それじゃあ幾ら私達が妖精の地位向上だーって言っても無意味じゃない。
だからさ、ここは紫さんの親切に素直に甘えようってば」

――そして、この場においてはサニーに限らず、
助っ人の加入を認めようとする声が優勢である事は認めざるを得なかった。
意地っ張りのチルノであっても、今のヘルナンデスが好青年である事は、
何となくの気質からも承知していたし、何より皆と勝利を味わいたいという気持ちは人並みには持っていた。

大妖精「――このチームはチルノちゃんがキャプテン。
……だから、チルノちゃんがどうしたいか。 それを言えば、皆分かってくれると思うよ」

26 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 01:34:56 ID:e3Iq7Uzc
チルノ「……大ちゃん(思えば、さっきだってあたいがもう少し強ければ、
大ちゃんにあんなにしんどい思いをさせる事だって無かった。
でも。 もしここでぽっと出のGKを入れてやったら、大ちゃんの負担も減って、
それに皆で天狗に勝つことだって出来るかもしれないんだ)」

チルノは等身大の頭脳と、その身に収まり切らない感情を総動員して。
妖精大連合の今後の行く末について、最終決断を下すべき時を迎えていた。

チルノ「あたいは。 あたいは……!」

先着1名様で、

★ロリナンデスイベント最終判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→妖精F「ちょっと待ちな! ここは ダ・シルバ 互換の私の本気を見せる時よ!」
ダイヤ→チルノ「――キスギ。 アンタはカントククビよ! 今から、このナントカナンデスにカントクを任せるわ!」
ハート・スペード→クラブ+チルノ「それと、キスギ。 勝つ為に、アンタも試合に出て欲しい……!」
クラブ→チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」

27 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 01:36:12 ID:???
★ロリナンデスイベント最終判定→ クラブ6

28 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 01:36:17 ID:???
★ロリナンデスイベント最終判定→ ハート8

29 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 01:37:59 ID:???
キスギは出さないのか

30 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 01:41:36 ID:???
前スレからクラブ続きになってしまい、妖精チームがちょっと可哀そうな所ですが、
今日の更新はここまでにしようと思います。
一連のイベントは、鈴仙サイドにはそう悪影響が無いですが、
3章以降の展開等にちょっとした影響を与える……かもしれません。

>>29
本当は出る想定でシナリオを考えていたのですが、
クラブAからのクラブ連発で、ちょっとどうなるか分かりませんね。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

31 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 01:42:38 ID:???
2点差だから来生入れて3−6−1のハイプレスで遅攻も封じないときついぜぇ
乙ー

32 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 02:03:42 ID:???
鈴仙に関わってきたものに対しての仕打ちとしては非常に具合が悪いな。
紫側が対抗してから溝を入れてくるのが早まったし、
あまり事が大きくならない内に、此方も紫に意思表示として永琳に強制送還してもらおう

33 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 02:47:44 ID:???
乙です
ピエールに次いで2人目の夢からの登場
前はブルノのおかげ(2点)で勝てたけど今回はいないからどうなるんだろうか

あとこれは妖怪の山が勝つと鈴仙が予想したからそれを覆す戦力が出てきた
つまりやはりこれも鈴仙のせいに違いない(確信)

34 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 09:40:36 ID:???
なんでや!鈴仙関係ないやろ!?...いや、関係あるのか?(グルグル)

35 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 09:46:34 ID:???
新スレ立て乙&スレタイ採用どもです。
いやあ、まさかヘルナンデスが名誉で不名誉なスレタイに輝く事とは。
妖怪の山と絡むとロクな事が起きないって記事にならないかしら。

36 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 22:07:50 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>31
乙ありがとうございます。
来生が入れば、雛や秋姉妹に、にとりをぶち抜ける突破力がある上、
実はタックルあたりはそこそこありますので何とかなりそうですが…。
>>32
説明が分かり辛かったかもですが、
今回の紫は、『鈴仙が関わったから』というよりも、それとは別にチルノが台頭して来たので、釘をさしておく
……というのが行動理由の多くを占めています。
(実際、鈴仙って試合以降、妖精チームにはあんまし関わって来なかったですし)
東方妖々夢を例にとって言いますと、中山と鈴仙が幽々子と妖夢だったら、チルノ達はさしずめレティ的な存在です。
>>33-34
乙ありがとうございます。
特に意識はしてないですが、結果として脳内試合と現実がリンクしていますね…。
今回は別に鈴仙は関係ないですねw
>>35
新スレの乙とスレタイのご提案ありがとうございました。
ヘルナンデスは(たぶん)そんなにロリコンではないですが、
何となく語感が良さそうなので採用させて頂きましたw
妖怪の山はそろそろ魔物の山とかに改名した方が良いでしょうか…。

今日の更新最初は、妖精チームにとっては唐突かつ酷な展開になっているかもしれません。
ご了承願います。

37 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 22:19:36 ID:???
すみません、事故で書き上げた文書がまるっと消えちゃったので、更新はもう暫くお待ちください(泣)

38 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 22:36:02 ID:???
文章が消えた?これも鈴仙の仕業か

39 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 22:38:26 ID:???
紫さんのせいさ。文章がスキマ送りされちゃったのさ

40 :森崎名無しさん:2014/08/14(木) 22:49:02 ID:???
やっぱり鈴仙の仕業じゃないか!(既知)

41 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 23:55:18 ID:???
★ロリナンデスイベント最終判定→ クラブ6 ★
クラブ→チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」

チルノ「(……ダメだ。 あたいはキャプテンなんだ。
だから、ここは皆の『勝ちたい!』……って思いを大事にしなくちゃいけない)」

――この半年間、曲がりなりにも妖精達を纏めた1チームを率いて来たチルノ。
その間で、笑ったり、泣いたり、喧嘩したりと、彼女なりではあるが色んな経験をしてきた事により、
彼女は少しだけ大人になっていた。 ……否。なって『しまって』いた。
チルノは自分の意思だけではなく、集団の意思を尊重する事もまた大事と学んでしまった。
そのため、不安気に自身を見つめるチームメイトの視線を感じながら、
チルノは――ヘルナンデスに頭を下げた。 それは、傲慢な性格の彼女らしからぬ行為だった。

チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」

ヘルナンデス「――了解さ。小さく麗しきキャプテンさん」

助っ人の加入について、当初は反対の立場を表明していたチルノ。
頑固者で意地っ張りの彼女が、前言を撤回してヘルナンデスの救援を要請する姿を見た
妖精大連合のチームメイト達は、そんな彼女の様子に驚きつつも複雑な心境を抱いていた。

ルナ「(……理念よりも、目の前の『勝ち』か。 ――やっぱし、そっちのが大事だもんね)」

サニー「展開が良く分かんないけど、これでチルノもサニー派閥に組み込まれたかと思うと希望を持てたわね!」

スター「いや、それはない。 ……と、思う」

大妖精「(チルノちゃん、多分、私の為に……! ――でも、これで良かったのかなぁ……)」

ただ、実際にヘルナンデスの加入に反対する者は、妖精大連合のチームメイトの中には居ない。
それだけに、彼女達の『何としても勝ちたい』という感情は本物だったと言う事だろう。
故に、残す問題は残り一つ。

42 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/14(木) 23:56:21 ID:???
来生「お前ら、それで良いのかよ。 あれだけ『妖精で勝つ!』とか言っておいて……
ここでぽっと出の謎GK(来生は既にヘルナンデスの事を忘れている)に頼って、
これまで頑張って来た妖精FだかGだかは、能力が低いからってポイするのか?」

――これまで半年間、チルノや大妖精と共に妖精大連合を引っ張ってきた来生。
彼だけは、最後までヘルナンデスの加入について反対の意思を表明していた。

チルノ「それはちがう! あたいはただ、皆で勝つ為に……」

来生「――勝つ為だったら、最初の目標とかポリシーとかもかなぐり捨てるってか?
そんなのまるで、外の世界のヤツらのチームみたいだぜ!」

来生は、この時珍しく怒っていた。
何度馬鹿にされても、何度敗北を喫しても決して負けずに自信を喪失せず。
ひたすらに、ひたむきに妖精の地位向上にむけて努力を重ねて来た筈のチルノが、
この期に及んで「皆の為」という綺麗な言葉を以て、その路線を変更しようとしている事に。

来生「……ああそうだ。 外の世界で俺が見て来たチームは例外なく酷いもんだった。
サッカーに懸けるポリシーとか譲れないモンも無く、
皆が皆、目先の勝利に向けてセコい手ばっかり使って、強者にはヘコヘコしてやがる。
後、誰も俺の才能を認めてくれないし」

チルノ「ち、ちがっ……! そういうつもりじゃ……!」

大妖精「来生、さん……?(才能を認めて貰えないのはまた違う話だと思うけど……)」

来生「違わねぇさ。 あーあ、もう少し骨のあるヤツらだと思ったんだけどガッカリしたぜ。
そんな安いエサに釣られて、本来の目的を忘れるだなんて。
さっきも言ったけど断言するぜ、そんなんで勝っても絶対に嬉しくない……ってな」

43 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 00:01:17 ID:???
目先の勝利よりも、もっと大事な理念を大事にするべき。
そう言った意味では来生の言い分は正統性があったが……。
しかし、彼の考え方は妖精達を納得させるには至らない。

サニー「えーっ。 別に良いんじゃないの? それに……私達だって勝ちたいし」

――何故なら、今や妖精達は何よりも「勝ちたい」と願っていたからだ。
崇高な理念や理想も、実利的な勝利が伴わなければ意味を為さないし、何より、感情としても負けたくない。
そしてこの場において、来生の理想論よりも妖精達の切実な願いの方が説得力を伴っていた。

来生「……分かったよ。 だったら好きにしろよ。
――言っとくけど、俺は今キゲンが悪いから試合に出ないからな」

コツ、コツ……ガチャン。

そんな妖精達の雰囲気を感じ取った来生は、不機嫌そうに席を立ち、控室から退席しようとする。
その表情には、信じていた者に裏切られた時のような憂いも帯びていた。

チルノ「……キスギ、ごめん」

そして、自分の信念の強さを頑なに信じてくれていた事を知ったチルノは、
まるで親友とケンカをした後のような泣きそうな表情を浮かべて、ポツリと呟く。

大妖精「……チルノちゃんは、決して間違っていないよ。
だから、カントク……来生さんとも、絶対に仲直り出来るから……ね?」

チルノ「……ん、ごめん……」

大妖精「らしくないよ……! ごめんって言うのやめよ、チルノちゃん?
チルノちゃんは最強なんだよ? こんな所でクヨクヨしてちゃ駄目なんだから」

チルノ「……うん」

44 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 00:09:43 ID:???

チルノの事を誰よりも慮る大妖精だけが、彼女の小さな肩を抱きしめてそう慰める。
人間でありながら、妖精以上に妖精らしく、そして彼なりに妖精の行く末を案じ続けていた来生。
実利を超えたレベルでの、真なる意味での妖精達――チルノ達の理解者であった彼を失いたくない。
それはチルノだけでは無く、大妖精にとっても同じだった。

紫「――さぁ、もうすぐ後半が始まるわ。 頑張ってらっしゃい…皆」

ヘルナンデス「…………(チーム内の不和、か。 どこも同じだな)」

――そして、本来ならば彼女達にとって天啓となるべく存在である紫とヘルナンデス。
この二人は、これまで迷う事を知らなかったチルノが始めて抱えた迷いに対して、
明確なる答えを、何一つとして示そうとしなかった。

*来生とチルノの関係が、来生→(???)←チルノ になりました。
*ジノ・ヘルナンデスが妖精大連合に加入しました。

45 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:12:31 ID:???
来生、熱かったな。熱すぎて燃えたから髪が天然パーマに…

46 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:15:40 ID:???
分かるな―その気持ち
本来は突撃役だけど周囲も突撃役しかいないせいでよく負けてた時に自分が妥協して
アシスト役やると勝ちまくったけど何かこうすっきりしない感じ
やっぱり戦いは理想論がなくちゃ楽しめないもんな・・・

47 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:17:02 ID:???
チーム作りとは難しいものよ

48 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 00:47:47 ID:???
そして、時間は待ってはくれない。来生との亀裂も、チルノの心中も回復しない中、
妖精大連合は後半戦のフィールドへと向かわなくてはならなかった。

実況「選手の交代をお知らせします。 妖精大連合GKは大妖精選手に代わりヘルナンデス選手……
――なお、変更後のフォーメーションはこちらになります」

−−@−− @にとり
C−B−A C河童 B穣子 A河童
−−D−− D静葉
G−−−E G雛 E天狗
−−I−− Iはたて
−−−−−
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
妖精大連合:4−5−1
−−K−− KリリーB 
−−−−−
−F−I− F大妖精 IリリーW
−−G−− Gサニーミルク
−E−D− EルナチャイルドDスターサファイア
B−−−C 
−H−A− Hチルノ
−−@−− @ヘルナンデス

49 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 00:49:08 ID:???
実況が不自然な程に淡々と、GKの交代を中心したフォーメーションチェンジを手短に発表。
多くの観客は、新たに加えられた「ヘルナンデス」の文字に対してさしたる感想を抱かなかったが――。

パスカル「な――!? へ、ヘルナンデスだって!?」

反町「ジノ・ヘルナンデスがここに……!?
〈まずいぞ、彼が本物だったら、俺や椛さんのシュートはほぼ通用しない!〉」

イタリアナンバーワンGKにして、カテナチオの正式な継承者。
先のJr.ユース大会では奮わなかったものの、その実力はまさしく一流。
彼の名を知る者にとって、妖精大連合の助っ人はまさしく恐怖であった。
そして時間は、そんな恐怖をも含有したまま無情にも流れていき――。

……ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ〜! 漸く始まる後半戦! 妖精大連合のキックオフで試合開始です!!
ボールはまず、妖精チームの中央に聳えるFW、リリーB選手の下へ!
リリーB選手、僅かなボール交換の後、ドリブル突破に向かいます!」

椛「そ、そうはさせませんっ!」

ズッザアアアアアアアアアアアッ!!

リリーB「く、くうっ……! でも大丈夫。 『春の嵐』!!」

タッ、ゴオオッ!

実況「リリーB選手ドリブル突破! ですがその先には〜!!」

反町「『ポイゾナスタックル』だ!!」

ズザアアアアアアアアア! バチイッ!

50 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 00:50:26 ID:???
実況「椛選手のすぐ後ろには反町選手がいた!
守備力にもそこそこ以上の定評がある反町選手、
来生選手の影響かヤケに鍛え上げられたドリブル力を持つリリーB選手からも、
難なくボールを弾いてしまいます!!」

射命丸「はい、ナイス零れ玉でした反町君。
では、そのヘルナンデス君とやらの情報も分かりましたし――ここは速攻戦でッ!」

バビュウウウウン!! ギュンギュンギュンッ!

サニー「ちょ……また!?」

ルナ「も、もう一回『グレートトライアングル』を……!?」

スター「とか言ってる間にもう突破されちゃったわよ。 あーあ」

反町からの情報により、ジノ・ヘルナンデスが如何に優秀な選手であるかを理解した射命丸は、
敢えて遅攻を選ばずに、『幻想郷最速』の脚を活かしたドリブル突破に出る。
そのまま果たして射命丸は大妖精を、光の三妖精を、思い悩むチルノをも容易く突破し、
ジノ・ヘルナンデスとの一対一を仕掛ける事に成功するが……。

ヘルナンデス「参ったな、まさか初プレーがドリブラーとの一対一とは。 早速、嫌なトラウマがよぎって来るよ」

射命丸「へぇ、それは非常に気になりますね。
――貴方のその優男を気取ったニヤケ面が、この私の能力を見て、どこまで戦慄してくれるかがね!」

バッ!

51 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 00:51:46 ID:yKwM3Ebo
先着3名様で、

★射命丸の選択→! card ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
 ヘルナンデスの選択→! card ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ヘルナンデス そなえる 54 (! card)(! dice + ! dice) =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→射命丸がゴールを決める!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(椛がねじこみ)(はたてがねじこみ)
≦−2→妖精ボールに。

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
射命丸がドリブルを選択時、マークがクラブ以外の時、「風神少女(+4)」が発動します。
射命丸がドリブルを選択時、スキル・幻想郷最速によりドリブル値が+1され、
                 射命丸のマークと敵マークが一致した場合、、敵の数値が−2されます。

52 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:52:20 ID:???
★射命丸の選択→ ハート5  ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
 ヘルナンデスの選択→ ダイヤ10  ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★

53 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:52:31 ID:???
★射命丸の選択→ JOKER  ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
 ヘルナンデスの選択→ ハートA  ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★

54 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:54:02 ID:???
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 ( クラブK )( 2 + 6 )=★

55 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:55:15 ID:???
★ヘルナンデス そなえる 54 ( クラブ6 )( 5 + 2 ) =★


56 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:55:15 ID:???
★ヘルナンデス そなえる 54 ( クラブ3 )( 5 + 2 ) =★

57 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:56:02 ID:???
なにィ!?もうだめだ…おしまいだぁ…!

58 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 00:58:54 ID:???
ヘルナンデスってリアルラックが足りなくね?
やっぱり名前にHELLってついているからかなw

59 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 01:04:18 ID:???
このスレでのヘルナンデスは不幸なんですかねぇ
むしろヘルナンデスのせいで負けたらこれはこれで面白いからまぁいいけどさwww

60 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 01:11:13 ID:???
なんとここでヘルナンデスがまさかまさかの反則!? 一体どうなる妖精チーム!?
――と、いったところで今日の更新はここまでにします。

うーん、正直ここでPKになるのは予想外でして困っているのですが、
自分で出した判定である以上、そしてカードのダイナミクスを尊重したいので、
またそれに見合った展開を考えていきたいと考えています。

>>38-40
文章を切り取ってコピペしようと思ったら別の単語をコピーしてしまった的な話ですw
鈴仙も紫も悪くないですよーw
>>45-47
きれいな来生を書いてみたい衝動に囚われて、色々考えて書いてみました。
本当は書きなおす前のがもっと色々と書き込みを加えていたのですが…(泣)
ただ、展開としてはこっちの方がマイルドで丁度良かった気もしますし、
文章も長すぎるとダレますので、今の方が良かったのだとも思っています。
>>57-59
ちょっと流石に予想外で最初困っていたのですが、
これはこれでストーリーに深みをもたせる伏線になったかと、今は前向きに考えていますw

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

61 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 01:16:47 ID:???
DFの数は足りてるのにこぼれ球が全部ねじこみ…
左舷(チルノ)ブロック薄いぞ何やってんの!

62 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 01:51:26 ID:???
非常に苦しいが、色んな意味での苦境を乗り越えれば妖精チームは更に強くなる

63 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 02:32:10 ID:???
ジノが入って連携が乱れたのもあるが、パスワークや静葉等の描写を見るに
元々高い妖怪の山チームの連携が更に上達してるのも結果の要因なんだろうな。
ねじ込み、一対一のフォローは意識統一がはっきりして中々高そうだし
ますますオランダっぽいイメージがする。まだ詰め時のフォローしか現れてないけど

64 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 13:39:32 ID:???
前の試合からFW3人で前線に人がいたし、1対1ならこぼれ球全部ねじ込み対応してたね
それでも十分強いけど強化していけば、本編の没案になってたGK結果も対応する真TFBが見られるかもしれない

妖精チームも来生が入っていれば、起点の文をパスカルの様に止められる可能性があったんだが…
文も反町もまだ引き出しがあるし、ここから巻き返すのはキツイか

65 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 16:50:33 ID:???
しかしトータルフット=こぼれ球全部拾うっていうのはな…

66 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 17:48:16 ID:???
こうまで簡単に1対1くらうってことはチルノの動き関係無しに
フィールダーの総合力がまだ足りてないってことじゃなぁ

67 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 18:59:21 ID:???

ヘルナンデスが反則したのも間違いなく鈴仙の仕業に違いない(発狂)

68 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 19:00:06 ID:???
おのれ鈴仙

69 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 19:03:29 ID:???
これも れいせんの せいだ!

やめたげてよぉ!


70 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 19:08:23 ID:???
ゴルゴムもクライシスも同情するレベル

71 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 19:16:29 ID:???
もう天狗の仕業にしとこうぜ

72 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 21:19:20 ID:???
こんばんは、今日も更新します。

>こぼれ球が全部ねじこみな事について等
色々と考察して下さってる方には申し訳ないのですが、
『できるだけヘルナンデスのセービング機会(=能力値判明チャンス)を増やそう』
以外にあまり意図はなかったりします(汗)

描写としては、射命丸がチルノ含めDF陣全員を一斉に突破してしまったため、
PA内のフォロワーが不在……という風に解釈して頂ければ助かります。

ただ、『FWが3人だと、ねじこみ判定は有利になりやすい』
……というのは、妖怪の山FCに限らず当てはまるかと思いますので、
今後の戦略構成の参考にして頂ければと思います。

実際、チルノのタックル力だったら、四人がかりでいけば本気を出した射命丸のドリブルすらも、
ドリブル技が発動しなければ充分止め得るのですが……
そこは、数値に見えない心の葛藤があったなどと考えてください。

>鈴仙のせいについて
定番ネタ(?)になりつつありますねw
書いてるこちらが言うのもあれかもですが、
あまりに陰謀論めいてきますと収拾がつかなくなりますので、
鈴仙のせいにするのは適切な範囲内でして下さると助かります(笑)

73 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 21:20:33 ID:???
★射命丸の選択→ ハート5  ハートならドリブル
 ヘルナンデスの選択→ ダイヤ10  ダイヤならドリブルに備える★
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 ( クラブK )( 2 + 6 )+(幻想郷最速+1)=60★
★ヘルナンデス そなえる 54 ( クラブ6 )( 5 + 2 )+(幻想郷最速-2)+(読み当て補正+2) =61★*反則!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そしてはたてがねじこみ

射命丸「さあ…私の速さに、どこまでついて来れるかしらッ!?」

バシュウウッ! ギュウウウンッ!

ヘルナンデス「……大した速さじゃないか。 今の状況が夢だとしたら、とんだ悪夢だ」

フィールド中央からヘルナンデスの守るゴールまでの約50メートルを、
ドリブルしながらの状態で僅か5秒足らずで駆け抜けて来た射命丸。
その出鱈目なスピードとボールコントロール技術に、
ヘルナンデスは苦笑しながらも心底感心した素振りを見せる。
しかし、その瞳には感嘆こそあれど絶望は無かった。

ヘルナンデス「(……救いがあるならば、このドリブルは速さこそは間違いなく世界でも
1、2を争う程ではあるが、精密な技術にはやや欠いている。 ならば……)俺は、負けないッ!」

バアアッ!

射命丸「……!?」

ヘルナンデスは飛んだ。 これから約0.5秒後に射命丸が存在するであろう位置へ。
射命丸は驚愕した。 自分が通るべきドリブルコースに、既にヘルナンデスが居た事に。
まるでテレパシーで内心を読み取られたような、その正確かつ適切な読みはまさに最後の要塞。
射命丸は、この試合初の自身の完全敗北を覚悟して目を瞑り――。

ドゴオオオオオオッ! グシャッ!
 ――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

74 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 21:22:45 ID:???
ヘルナンデス「――し、しまった…!」

――ヘルナンデスは、敗北を覚悟した射命丸の減速までは読み切れず、
ボールでは無く、射命丸の身体を大きく掴んで押し倒してしまう形となってしまう。

射命丸「あ……う……! へ……ヘンタイッ!?」

ヘルナンデス「ち、違う!? それは誤解だッ!?」

実況「お〜っと! 突如現れた助っ人GKのヘルナンデス選手!
どうやら勢い余って射命丸選手をふっ飛ばしてしまったようです!
幸い射命丸選手に外傷はありませんが、ボール越しではないためこれは反則!
妖怪の山FC! ここで貴重なPKの権利を獲得しました〜〜〜〜〜!!」

紫「(――おかしい。 これは明らかに運命が捻じ曲げられている。
まるで、この世界の上位に位置する誰かが、無作為にダイスを振り直したように……!)」

ルナ「えっ……えっ……? PK……?」

サニー「そ、そんなぁ!? 私たち、紫さんに騙されてたの!?」

スター「それは無い。 ……って言えないのが、あの妖怪の怖い所だけどねぇ」

リリーW「あ、あれ〜?」

リリーB「そんな……!?」

大妖精「ど、どうしようチルノちゃん……!?」

チルノ「くっそぉ……!(やっぱり、あたいは間違ってたのか……!?)」

75 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 21:25:49 ID:???

試合を上空で観戦していた紫は、この結果に対して内心で驚き戸惑う。
そして当事者たる妖精大連合のメンバーに走った動揺は、その比では無かった。
強力な助っ人により、自分達は勝てるんじゃなかったのか。
来生と仲違いしてまで手に入れた力は、彼が言った通り偽者だったのか。

ヘルナンデス「(……妙な気持ちだ。 助っ人であるとはいえ、自分自身がチームの不和の原因となり、
それを自ら増幅しているなんて。 あの時のストラットやジェンティーレも、同じ気持ちだったのかな)」

――幸いなことに、ヘルナンデスはカードを貰う事も無く厳重注意を受けるだけで済んだが、
しかしこの先にはPKが待ち受けている。
如何にヘルナンデスが有能なGKであったとしても、彼には人の心までを読みとる能力は無い。
恐らく、このPKによる失点は避けられないだろう。

射命丸「ここはハットトリックのチャンス……ではあるのですが。
すみません、私はちょいと疲れました。 なので、反町君にPKはお任せしようと思います。
その地味〜なキックコントロール力で、是非とも枠内にゴールを入れて下さいね」

反町「……分かった、射命丸さん(地味なのは分かってるんだよ! ううっ……)」

ピィイイイッ!

実況「――さあ! ホイッスルが鳴りました!
PKを蹴るのは射命丸選手……では無く、まだまだ余力を残している反町選手!
彼は幻想郷最速の射命丸選手や、ヨーヨー名人の椛選手と比べるとインパクトでは劣りますが、
しかし彼の基礎技術は間違いなく妖怪の山FCでも1、2を争うレベル!
ここは妖怪の山FC、安定感ある男に仕事を任せてきたぞ〜〜!!」

76 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 21:31:22 ID:yKwM3Ebo

反町「(……決める!)」

グワアアアアアッ、バシュウウウウウウウッ!

――そして、容赦なくホイッスルが鳴り、妖怪の山FCのキッカーとして反町はその右脚を大きく振り上げる。

ヘルナンデス「(必ず……止める!)」


ヘルナンデスは、一か八かとゴールの右方へ向かって大きく飛び出した。
果たしてその結果は――?

先着1名様で、

★地獄ナンデス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・ダイヤ絵札→??「まったァ! そのゴール、俺に守らせて貰おうか!」
ダイヤ→ヘルナンデスが何とか止める!
ハート・スペード・クラブ→無情にもゴールは決まる。

77 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:31:59 ID:???
★地獄ナンデス→ ハート3

78 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:32:02 ID:???
★地獄ナンデス→ クラブ10

79 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:32:12 ID:???
★地獄ナンデス→ クラブ2

80 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:36:03 ID:???
ひ、避難する準備だぁ

81 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:39:10 ID:???
地獄だ…新監督矢車の登場フラグや…妖精みんな妹になれ…

82 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:39:32 ID:???
元がロリナンデスだからダメだったかw

83 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:45:24 ID:???
紫のやることが「良かれと思ってぇ!」に感じてきたぜ・・・

84 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:46:46 ID:???
やらかしまくる黒幕候補に草

85 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:47:37 ID:???
これ却って結束強くなりそうで笑える
黒幕キャラはこれがあるから恐ろしい。ヒドラ(笑)とか

86 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:48:44 ID:???
ナンデスさん一発レッドだったら伝説を作れたのに

87 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:49:12 ID:???
こんな状況になるんだったらヘルナンデス加入しない方が良かったかもな

88 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:50:38 ID:???
妖精大連合の大逆襲が始まるような気がしていたが
別にそんなことはなかったぜ!

89 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:53:00 ID:???
仲直りしたキスギも入って、ヘルナンデスもいる妖精連合になったらよいなー

90 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 21:53:25 ID:???
ファンサービスかな(白目)

91 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:15:30 ID:???
妖精的には負けた方がいいかもしれんな
来すぎと仲直りがしやすいだろうし

92 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:32:45 ID:???
来生との仲直りは簡単ではないと思う
信念を曲げて目先の美味そうな餌に飛び付いたのを怒っているんだから

93 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:35:59 ID:???
少なくとも負けたほうがしやすいとは俺は思うな
来生に対しての申し訳なさも出てくるとは思うし
バカだから心がある程度広そう

94 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 22:36:18 ID:yKwM3Ebo
★地獄ナンデス→ ハート3 ★
ハート・スペード・クラブ→無情にもゴールは決まる。

バシュウウウウウッ……!

ヘルナンデス「(逆……か)」

反町はヘルナンデスの向かった方向とは真逆に向かってボールを蹴っていた。
魔王染みた威力も無い、ただ精度のみに優れた無難なシュートはしかし、
ゴールの枠内ギリギリを的確に狙っており――。

ズバアアアアアアッ! ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖怪の山FC 3 − 0 妖精大連合

95 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 22:37:30 ID:yKwM3Ebo
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼

96 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 22:41:11 ID:???
――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

実況「ゴ〜〜〜〜ッル!! 反町選手、やはりここはキッチリと仕事をした〜!
妖怪の山FC、後半5分にて早くも3点目を挙げました!
突然のGKの交代劇などもありましたが、それにより妖精チームは却って結束を乱したか!?
一番やってはいけない反則により、引き分けや勝利への希望の芽がほぼ絶たれました〜!」

チルノ「(……もしもあの時、あたいが最後までキスギと一緒に反対してたら。
勝ちたいっていうゆーわくに負けて無かったら……!)――く、くそっ! こんなの何かの間違いよ!」

大妖精「(チルノちゃん……必死に涙をこらえてる。
きっと、今一番、誰よりも泣きたいのはチルノちゃんの筈なのに……)」

――勝利を求めるあまりに、当初の理想を破棄して短絡的な強さを求め。
そしてその結果、短絡さによる自滅により敗北する。
妖精大連合にとって、最悪のストーリーがそこに描かれていた。

来生「ほーら、だから言ったのによ。 あんなヤツの力なんて借りなくても良い、って」

――そして、控室を抜けだし観客席で試合を観戦していた来生は、これみよがしに肩をすくめてすかしてみせる。
正直に言うと、先程啖呵を切ってチームを抜けだしたのは、これまで一緒にプレーしてきた自分を差し置いて、
まず最初にぽっと出のヘルナンデスに声が掛かった事への嫉妬心も少なからずあった。
そのため来生にとって、この展開は悔しいながらも、どこか胸のすく展開であった事は否定出来なかった。

97 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 22:42:40 ID:???
紫「(――結果として、彼女達の信念にブレを生じさせ、結束を乱す事に成功したのかもしれないけれど。
これはちょっと、酷い事をしてしまったかもね……)」

紫は当初、ヘルナンデスと……本来ならば恐らく同時加入していたであろう来生の力により、
妖精大連合は生温い勝利を手に入れる事になると予測していた。
しかしその結果としては、妖精達は、何を信じれば良いのか分からず、
底の無い無力感と後悔に囚われる事により、結束以前の不安定を生みだす結果となってしまっている。

無論、このまま行けば敗北しようが紫の目的――妖精達の団結の阻止――を達成出来るのであろうが、
もしも彼女達がその無力感を乗り越え、本来の信念に立ち返ろうとしたならば、
恐らくは彼女達の結束は、紫が当初危惧していた以上の物となる。

紫「(妖精達の想いが、先のハーフタイムの時と同じならば私の目論見は結果的には的中する。
しかし、もしもそれ以上の『何か』を彼女達が持っているならば――。
……私は、また失敗を犯してしまったかもしれないわね)」

フィールドを高らかに見降ろす天空にて、紫は自嘲めいた笑みを浮かべる。
その姿は霊夢にも藍にも幽々子にも、他の人妖達にも見せた事の無かった、弱弱しげな笑みだった。

98 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/15(金) 22:43:57 ID:yKwM3Ebo
――そして、視点をフィールドに戻す。
妖精達はこのまま、途方も無い後悔と無力感を抱いたまま終わるのか。
それとも、その感情を背負い、次なる一歩を踏み出そうと出来るのか。

チルノ「…………」

彼女達の行く末はやはり、他の妖精とは違う勇気と情熱をもつ彼女の小さな双肩に懸っていた。
チルノは涙が零れ落ちないように空を仰ぎ、そして……

先着1名様で、

★光を掴む妖精→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+??「ここで光の三妖精の4人目たる私の出番ね!」オリキャラが現れた!?
ダイヤ→ハート・スペード+来生「全く、しょーがねぇヤツらだなぁ」来生が戻って来た!
ハート・スペード→チルノ「一回決めちゃった事は直せないもの。 最後までやるのよ、皆!」最後まで頑張る事を決意した。
クラブ→チルノ「う、ぐずっ……ごべんね、みんなぁ……」やはり涙が止まらなかった。
クラブA→??「妖精達……皆揃って俺の妹になれ」地獄からの使者が現れた!?

99 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:44:54 ID:???
★光を掴む妖精→ ダイヤ4

100 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:44:55 ID:t9HNPL8U
★光を掴む妖精→ ダイヤ7

101 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:45:05 ID:???
★光を掴む妖精→ ハート8

102 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:46:16 ID:???
キャプテン来生!

103 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:46:31 ID:???
(そっと去る兄貴)

104 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:51:02 ID:???
来生は普通にFWか?ディアスと同じトップ下か?

105 :99:2014/08/15(金) 22:52:06 ID:???
よっしゃあ!光をつかめたぜ!
ぶっちゃけここでクラブ出ると思ってたよ

106 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:54:38 ID:???
こっち的にはダイヤのほうでよかったのかな?

107 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:55:32 ID:???
クラブAw

108 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 22:58:04 ID:???
シュガーサテラなんてネタあったんだ

109 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 23:05:19 ID:???
正直紫m9って感情しか浮かばない

110 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 23:08:33 ID:???
紫って案外大したことなくね?

111 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 23:14:27 ID:???
雨降って地固まるってこのことか

112 :森崎名無しさん:2014/08/15(金) 23:21:19 ID:???
勝負はまだここから

113 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:41:58 ID:???
★光を掴む妖精→ ダイヤ4 ★
ダイヤ→ハート・スペード+来生「全く、しょーがねぇヤツらだなぁ」来生が戻って来た!

――秋の晴空が、チルノの瞳に溜まった涙を乾かす。
紫の危惧したとおり、彼女の精神はやはり妖精の規格を超えて強靭だった。
チルノはカラッとした不敵な笑顔でチームメイト――そこには、ヘルナンデスも含まれていた――を、
見つめ返して強く言い放つ。

チルノ「アンタ達は……『覆水盆に返らず』って名ことわざを知ってるかしら?」

サニー「フクミズって何よ!? 難しい言葉で、紫みたくアンタも私をだますつもりなのね!?」

ルナ「いや、そのツッコミは色々と品性を疑うわ、サニー……。
っていうか、話し言葉でその意味を知らないっていう体なのに、なんで丁寧に漢字を間違えられるの?」

大妖精「……私は知ってるよ。 一度起きてしまった事は、もう直す事が出来ない……って意味でしょう?
この前、慧音先生の妖怪寺子屋で一緒に勉強したよね」

チルノは力強く頷く。
その瞳には、先程紫の提案を受け入れた時のような理性は無い。
しかし、その代わり、その瞳には――誰よりも熱い炎が滾っている事に大妖精は気付いた。

チルノ「……そう。 一回決めちゃった事は直せないもの。 最後までやるのよ、皆!
あたい達は、他の何よりも勝つ事を望んだ。 それで、色々と失くしちゃったものもあるかもしれない。
だけど――、それはもう拾う事ができないんだ! そしてその代わりに拾えるもの――つまり、『勝つ』のよ!」

チルノを始めとする妖精は馬鹿であるが、しかしその一方で物事の本質に関する嗅覚は鋭い。
だからこそ、彼女達は理屈では無く感情として分かっていた。
一旦捨てた当初の理念は、再び拾い直す事は難しい。
しかし、その為に得た勝利への布石は、これから手を伸ばせば、充分に届く位置にある。
――いや、捨てたからこそ、自分達は拾わなくてはいけないのだ……と。

114 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:43:32 ID:???
リリーW「――なんとなくですけど、わかりますよ……!」

リリーB「(カントクさんとの思い出は……正直、遊んでばっかりだった気もするけど。
けれど、その日々があったからこそ――私達は、勝ちに行く事が出来る。 それを忘れちゃ、ダメだったのね……)」

そして、妖精達は単純故に、そうと信じたら疑う事を知らない。
そもそも彼女達は、合理性や実利を求めてはいけなかったのだ。
そんな考え方は、自然に生まれ自然に生きる彼女達にはそぐわず、すぐに破綻する。

チルノ「――受け売りの言い訳とかへりくつなんて、そんなの氷みたくすぐに壊れちゃう。
あたい達は――あたい達らしくやるしかないのよ!」

そのために、チルノはシンプルな結論を出した。
――結局は、過去に何があろうと、自分達は自分達らしくやるしかないのだ、と。

サニー「……。 ――わ、私も丁度そう思っていた所よ!」

スター「はいはい。 あんたは張り合わなくて良いってば
(ホントにチルノってのは摩訶不思議な妖精だわ。
暑苦しくてワガママなのに、何故かこっちを体よくその気にさせてくるんだから)」

大妖精「(やっぱり、チルノちゃんは強い……! 最強なんだ……!!)」

ヘルナンデス「(――チームが、瓦解しない……? これがあのキャプテンの少女の魅力と言うのか……?
だとすると、俺はこれから……彼女から、色々と学ばないといけないな)」

来生(観客席)「…………(くっそー、何で俺、観客席にまで行っちゃったんだ?
良く分からんけどあいつらの目が変わったのを、もっと間近で見たかったのに……)」

そんなチルノの宣言に、妖精は奮起し、ヘルナンデスは改めてチルノという少女に籠められた熱に気付き、
そして来生は再び彼女達に興味を抱きつつ――妖精達の新たな反逆が始まった。

115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:52:38 ID:???
――ピィイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ! 気を取り直して妖精大連合のキックオフです!
ボールはリリーW選手に渡り、リリーB選手との連続ワンツーでせめ……ああ〜〜っと、
やはりボールははたて選手にカットされました!」

……とはいえ、妖精達の士気が回復し、ヘルナンデスが鉄壁のGKであったとしても、
彼女達の逆転勝利は未だ厳しい。
何故なら、妖精達の総合力はやはり妖怪の山FCの選手達を大きく下回る。
そのために、更なる失点までにはならずとも、ボールを終始キープされ通しの状況が続いていた。
しかし――。

116 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:55:42 ID:???
チルノ「どっせーい! ……『フロストコラムス』ッ!」

ズッザアアアアアアアアアアアッ! バギイッ!

はたて「あっ、そんなぁ〜!」

雛「まだまだよ、『厄神式ダーティディフェンス』!!」

ギュルルルルッ……バギイイイッ!

チルノ「ぶべらっ!」

椛「いきますよっ、『アトミック・ファイヤー』〜〜〜!!」

バギュウウウウウウウウウウッ!

ヘルナンデス「必ず止めるッ!」

ガシッ!!

サニー「よっしゃ! ナイスよナンデスさんっ!」

ルナ「うんっ! そしてそのまま……!」

スター「『三妖精のフェアリーダンス』で中央突破よ〜〜!」

穣子「なんのなんの〜! ――お姉ちゃん!」

静葉「ええ、『オータムスカイラブパスカット』よ!」

ガシッ……バァアアアアアアアアアアアアアン! バシッ!

117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:57:37 ID:???
鈴仙「――す、凄い。 妖精達、凄い死ぬ気で走ってる……!」

パスカル「……大した運動量だ。
ボールの支配率は目測でも4割を切っているというのに、それを感じさせない程のボールへの執念。
もしもこの試合がプロチーム同士の戦いだったら、次戦のコンディションを考え始めるだろうに、
妖精達には全くそんな気配が無い。 ―――ある意味では、ディアスやキスギに近い人種らしいな、妖精ってのは」

――しかし。それでも妖精達は走り続けた。
当初の理想や理念を一旦捨ててまで欲した勝利に向かって。
とはいえ、彼女達は馬鹿のように走り回り、ボールを前に持って行く以上の戦術を知らない。
それ故に、妖精達の必死の動きは悲しい程に報われず、点差は3のまま、5分が過ぎ、10分が過ぎ……。
後半も半分を折り返した、その時だった。

雛「悪いけど……ボールは頂くわ。 創符……『ペインフロー』ッ!」

ズザアアアアアアアアッ! バギイイイッ! ドゴオオオッ!

妖精B「きゃんっ!?」

一旦ボールをフォローしていた左SBの妖精Bは、
雛の厄を纏ったタックルを受けて大きく吹き飛び負傷する。
ゲーム自体は妖精Bを吹っ飛ばした本人である雛が、
ボールを真っ先に蹴りだした為に問題は無かったが、交代要員をどうするか。
滝のように汗を流しながらも、チルノが必死に考えていたその時だった。

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:59:30 ID:???
ザッ……。

来生「……けっ。 ザマーみろザマーみろ、やっぱり俺様が居なくて困ってんじゃねぇーか」

チルノ「……き、来生ッ! アンタってば、あたいらに愛想尽かして帰ったんじゃ……!?」

来生「ちょっと困らせてやろうと思っただけだよ。 この俺という才能が居ないと、どうなるか…ってな。
だけどあのナントカナンデスが予想以上に案外大したこと無かったから、充分困ったかな〜……って思って、戻って来たわけだ」

チルノ「な、なんだよソレ……! そんなら最初っから、力を貸しなさいよバーカ!」

来生「は? バカって最初に言った方がバカだし」

チルノ「ムギギギ……」

大妖精「ま……まぁまぁ落ち着いてよチルノちゃん。 ――それより、カントクさん……?」

一旦は妖精達と袂を分けた筈の来生が、暢気な表情のままに戻ってきたのだ。
そのあまりの呆気なさに、チルノはともかく大妖精は彼の意図が汲み取り切れずに困惑するのだが……。

来生「大ちゃん、頼むっ! どうもこいつら俺の才能を欲しているようだし、
あのナントカナンデスは頼りにならないからな。 ――俺も、一緒にサッカーさせてくれよ」

大妖精「えっ……!?」

来生「だってほら、『フクミズお盆に帰らず』って名セリフがあるだろ?
お盆に帰れなかったフクミズさんは、それを後悔せずに堂々とコミケに行ったっていう事から転じて、
一回出来なかった事はもう仕方が無い、って意味になった。
だから……もういいよ、『とにかく勝つ』って言う風にしたんだろ、妖精大連合の目標は?
だったら、点取り屋でエースの俺が居ないと、勝てないんだから、当たり前だよなぁ?」

大妖精「それは……えっと、勿論私は大歓迎ですけど……?」

119 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 01:01:49 ID:???
来生の突然な申し出。
大妖精は彼に限らずチルノの面倒も良く見ていた為に、彼らの唐突さには慣れ切ったつもりでいたが、
まさか喧嘩をしたすぐ後に、こうして自分達の為に戦ってくれるとは思っていなかったために、やはり動揺してしまう。

チルノ「……たのむ、キスギ。 キスギには悪いけどさ――あたい達は、もう「勝つ」って決めちゃったんだ。
だから、勝つ為に……あたい達に力を貸してくれ」

そして、それはチルノもある程度同じだったのだろう。
一旦鉾を収めた後も、何となく気恥かしげに目線を逸らし、しかし誠実に来生に対して頭を下げた。
来生はその言葉を非常に満足気に聞いて頷き。

来生「了解だぜ、そして……この勝負、俺達の勝ちだわ」

後半も15分を残していないと言うのに、彼は自信に満ち溢れてそう言いきった。

120 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 01:02:49 ID:???
実況「――さて、妖精大連合は妖精B選手が負傷で退場し、どうやら新たな選手が入場するそうです。
妖精B選手に代わり入るのは――来生選手です!」

反町「来生……だって!(――いや、確かに妖精チームの監督やってるのは知ってたけど。
まさかアイツも試合に出るなんて……?!)」

射命丸「反町君。 彼の実力については如何ほどご存知で?」

反町「あ、ああ。 来生は……全日本Jr.ユースでは日向に次ぐ、
いわゆる第二ストライカーとしての地位を確立していました。
俺の扱いが第三か第四位だったし……少なくとも、幻想入りする前までは俺以上のFW。
特に、直感を活かしたドリブルを得意としていて、世界ではともかく、国内ではかなりの破壊力を持っていました」

射命丸「ふむふむ……では、ドリブラーではあるけど、私程のドリブラーでは無い。
――そんな感じの認識でしょうかね?」

反町「ええ、まぁ。 それと色々性格的にも難があったし……。
正直、奴が幻想郷入りする前と変わっていなかったとしたら、今は、俺の方が実力は上だと思います」

来生の選手としての参加に純粋に驚いていたのは反町だった。
全日本Jr.ユースでは互いに日向の影に隠れた存在であったが、
その性格、特徴、プレースタイルの全てが自身とは正反対の物であり、
際だって友好関係がある訳では無かったが、内心で僅かなライバル心を抱いていた。

――そして反町を始めとする妖怪の山FCの一同は戦慄する事となる。
外界では単なる変人と切り捨てられた来生に秘められていた、恐ろしいまでの才能に。

121 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 01:20:30 ID:???
……と、いったところで、今日の更新はここまでにしようと思います。
皆さん、沢山コメントを下さり本当にありがとうございます。
正直、ここ最近のような無判定の文章パートを書いている時は、
「ちゃんと意味の通る文章を書けているかな?」「つまらない文章で退屈じゃないかな?」と心配になるので、
こうして感想や思った事を書いて頂くのはモチベ的にも文章の書きやすさ的にも非常に嬉しいです。
全てのコメントに返せないのだけは申し訳ないですが、読んで今後の展開や描写の参考にしたり、
JOKERやクラブA分岐の参考にしておりますw

>今回の判定について
ここでダイヤを引けたのは大きかったですね。
それ以外だったら、折角精神的には立ち直れても、問題解決にはもう少し時間がかかっていたと思います。
>シュガーサテラについて
原作キャラにしてもオリキャラにしても東方シリーズの妖精の名前って素敵ですよね。
チルノとかヒューイとかみたいな短いのも良いですが、サニーミルクとかシュガーサテラみたいなのもオシャレだと思います。
>紫って案外大したことなくね?
ここまで裏目るのは私も予想外でしたが、
却ってそれが『紫の力が弱まっている』という伏線を際立たせるのに良かったかな?とも思ったりしてます。
某ヒドラさんにしても、そもそも最初にハードル上げ過ぎたのが問題だったから、
今の内に色々言い訳しておけば大丈夫……?

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

122 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 06:23:37 ID:???
乙です。まぁ全部レイセンのせいらしいし

123 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 07:42:02 ID:???
乙です
なんだと!?やはり鈴仙の仕業だったのか!

124 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 07:43:13 ID:???
乙です。おのれ鈴仙

125 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 08:38:31 ID:???
おまえらwww
でもまぁ努力論を掲げて、結果出してるのは(東方組では)鈴仙ぐらいだよなぁ

126 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 08:47:41 ID:???
後は腹ペコタイガーくらいか
やはりタイバニは大正義。はっきりわかんだね

127 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:09:30 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>122
乙ありがとうございます。
もう一度どこかで、「どこまでが鈴仙が影響を与えた事による問題で、どこからがそれ以外の問題か」
……というのを整理した方が良いかもですね。
(ネタとは思いますが)全部鈴仙のせい、という訳ではないですw
>>123
乙ありがとうございます。
ですが、無自覚に悪人扱いされてる理不尽さも鈴仙に似合ってるような気もしますねw
>>124
乙ありがとうございます。
何でも鈴仙のせいにされるお陰で、鈴仙が不在でも存在感が高まっている…?
>>125-126
中山に近い鈴仙が結果を出し、その鈴仙との交流が比較的多かった星が強くなっている
……という事実は結構大事かもしれませんね。
いわゆるうどみょんは有名?ですが、鈴仙と星のコンビも結構良いと思います。
いつか埋めネタでヒーロー稼業をする二人とか書いてみたいです。牛角さんポジは慧音先生でw

128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:10:41 ID:???
――ピィイイイイイイイイイッ!!

実況「ホイッスルが鳴り、試合再開です!
ヘルナンデス選手に加えて来生選手を加えた妖精大連合、
フォーメーションを3−5−2と前目に調整し、ガンガン攻める様相ですが、
ヘルナンデス選手の加入が裏目に出たように、来生選手の加入が
彼女達の陣形に乱れを生じさせないと良いのですが……!」

−−@−− @にとり
C−B−A C河童 B穣子 A河童
−−D−− D静葉
G−−−E G雛 E天狗
−−I−− Iはたて
−−−−−
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
妖精大連合:4−5−1
−K−J− KリリーBJ来生 
−−−−−
−F−I− F大妖精 IリリーW
−−G−− Gサニーミルク
−E−D− EルナチャイルドDスターサファイア
−−−−−
A−H−C Hチルノ 
−−@−− @ヘルナンデス

129 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:12:00 ID:???
雛「(――早い所天狗の誰かか反町君にボールを渡したいわね。
よし、ここは……)――『ブロークンアミュレット』!」

グワアアッ、バシュウウウウウッ!!

スローインからボールを受け取った左サイドハーフの雛は、
新たに加入した来生の様子見と時間稼ぎを兼ねて、中盤トップ下のはたてにパスを送るが……。

大妖精「回って……何でも止めるッ!」

バッ! グルングルングルン……バシッ!

雛「な、何ですって……!?(この子、ドリブルだけじゃなくてパスカットも上手い……!)」

実況「で、出た〜〜! 大妖精選手の『スパイラルパスカット』!!
セービングの動きをパスカットに応用したそれは、
雛選手の厄を纏ったパスをも回転の勢いで完全に殺し、マイボールにしてみせる!
そして大妖精選手はそのまま〜〜〜!?」

大妖精「……お願いしますっ、来生さんッ!」

バコン! ……ポムッ。

来生「ハッハァ! 確かに受け取ったぜ!」

――雛のボールは大妖精によってカットされ、即ちボールは来生に渡る。
来生は当然、全く何も考える事も無く中央をドリブル突破していくのだが、
妖怪の山FCとて無策で来生を受け入れる訳では無かった。

130 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:13:09 ID:???
反町「(とうとうボールが来生に渡ったな……!
だが、来生のドリブル突破の恐ろしさは、抜けば抜くほどその技術にキレを増していく点!
少なくとも初速ならば、きっと射命丸さんにも及ばず――。
もしも俺が知る以上に成長していなければ、あの大妖精さんにも劣る筈なんだ!
だから、こうして―――)椛さん、射命丸さん、はたてさんッ!」

椛「ええ! こうして、調子づく前に人数を掛けて止めてしまえば……!」

はたて「来生くんとやらのドリブルは、案外怖いモンじゃない、でしょ!?」

射命丸「折角カッコ良い登場をして貰って恐縮ですが、貴方はここで醜態をさらす事になるのです!」

タッ! ズザアアアアアッ! ズザアアアアッ! ズザアアアアアッ! ズザアアアッ!!

来生の大まかなドリブル力とその特性を良く知る反町は、
事前に妖怪の山FCの前衛陣と相談をしており、一斉にタックルで迎え討つ事を提案していた。
来生の選手としての情報を知らない射命丸達は、この提案を飲まない理由も無く――。
研ぎ澄まされた連携力を活かして、隙の無い4段タックルを放つ。

実況「ああ〜〜〜っ! 来生選手の周囲四方には妖怪の山FCが誇る強力な前衛陣が!
皆さんもご存じの通り、射命丸選手、はたて選手、反町選手の3者には強力な必殺タックルがあり、
椛選手についても哨戒で鍛えられた足腰は地味ながら強烈だ!
来生選手、早速絶体絶命のピンチだ〜〜〜〜!?」

来生「ハッハァ! なんか説明が長くてよう分からんが、そうこなくっちゃな!」

バッ! ――シュウウウウン!!

反町「く、来るぞッ!(――初速が、思った以上に早い………!?)」

131 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:14:58 ID:???
先着2名様で、

★来生→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→タックル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 射命丸→タックル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 椛→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 はたて→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 来生、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リリーBがフォロー)(リリーWがフォロー)(静葉がフォロー)
≦−2→妖怪の山ボールに。

【補足・補正・備考】
来生のマークがダイヤの時、「クリップジャンプ(+5)」が発動します。
来生のマークがハート・スペードの時、「マルセイユルーレット(+3)」が発動します。
来生のマークがクラブの時、「キスギステップ(+2)」が発動します。
反町のマークがダイヤ・ハートの時、「ポイゾナスタックル(+2)」が発動します。
射命丸のマークがダイヤの時、「ハイスピードタックル(+3)」が発動します。
射命丸のマークがハートの時、「スピードタックル(+2)」が発動します。
はたてのマークがダイヤの時、「スピードタックル(+2)」が発動します。

132 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:15:33 ID:???
★来生→ドリブル 51 ( ハート10 )( 1 + 4 )=★

133 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:18:38 ID:???
★反町→タックル 48 ( ハート4 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=
 射命丸→タックル 48 ( スペードA )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=
 椛→タックル 45 ( スペード6 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=
 はたて→タックル 47 ( ダイヤ3 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=★

134 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:21:28 ID:???
所詮来生、まぁ奪われてはないが

135 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:21:50 ID:???
来生でも4対1はきついか

136 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:24:58 ID:???
だが来生に人集めすぎると大妖精のドリブルにあっさりやられそう

137 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:37:19 ID:???
★来生→ドリブル 51 ( ハート10 )( 1 + 4 )+(マルセイユルーレット+3)=59★
★反町→タックル 48 ( ハート4 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)+(ポイゾナスタックル+2)=57
 射命丸→タックル 48 ( スペードA )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=56
 椛→タックル 45 ( スペード6 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=52
 はたて→タックル 47 ( ダイヤ3 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)+(スピードタックル+2)=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして静葉がフォロー

来生「くらえーっ、『マルセイユルーレット』ォ!!」

クルンッ……クルクルクルッ!!

反町「(やっぱりそれか……だが、そのドリブルだったら俺も良く知っている!)
――くらえっ、『ポイゾナスタックル』だ!!」

ザッ、バシュウウウウウウウウウウウウッ! ――スカッ!

反町「し、しまった!?(――前まで通りの実力だったら、これで充分防げていた筈なのに!?)」

――反町は来生の実力をやや過小評価し過ぎていた。
彼のドリブルはこれまでのような技術や直感だけでなく、経験による確かな裏打ちがなされていた。
故に、反町は鋭いタックルを来生に向けるも――、それは僅かに届かない。

射命丸「……くっ!?(――あ、あれッ!? この人間のドリブル……私とほぼ互角じゃあ……!?)」

椛「うわ〜ん、やっぱり無理ですよ〜!?」

続く射命丸と椛も、僅かな油断があったのだろうか。
両者ともに来生の描く変幻自在のルーレットに阻まれる。

138 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:38:48 ID:???
はたて「(確かにヤバイドリブルだけど……でも、文のドリブルと比べたら速度で劣る!)
――だったら、私の方が……ずっと早い!!」

バシュウッ、 ギュウウウウウウウウウウウウッ!! ――バギイイッ!

来生「ハッハァー! ……って、アレ?」

辛うじてはたては、射命丸程では無いにしても速度を重視したタックルを用い、
FW3人のタックルによって、ドリブルコースを大きく制限された来生からボールを弾き。
何とか後方の静葉にボールを渡す事に成功する。

静葉「ウフフ……! 私達は九十九姉妹とは違うってトコ、見せてあげるわ!
――食らいなさい、『フォーリンパス』!」

――グワアアアアッ、バッゴオオオオオオン!

そして、静葉は暫くボールをキープした後、
来生のドリブル突破から態勢を立てなおした前方の天狗トリオにボールを渡す。
無論、彼女達にこれ以上点を取る意図は無く、
それはあくまで中盤の支配力を活かした遅攻に繋いで行くための手段だったが――。

大妖精「……何度だって。 私は止めてみせますっ!」

リリーW「私も手伝います〜!」

バアアッ!

……妖精達は、まだまだ諦めては居なかった。
CMFの位置に着いた大妖精とリリーWは、ここで静葉のボールをカットし、
再び来生に繋げるべく大きくジャンプしパスカットへと向かう。

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:42:16 ID:A0dgjQtg
実況「大妖精選手、リリーW選手! 二人掛かりでパスカットだ〜!」

先着2名様で、

★静葉→フォーリンパス 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
★大妖精→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 リリーW→パスカット 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ はたて、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(射命丸がフォロー)(リリーBがフォロー)(来生がフォロー)
≦−2→妖精ボールに。

【補足・補正・備考】
大妖精のマークがダイヤ・ハートの時、「スパイラルパスカット(+3)」が発動します。

140 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:43:00 ID:???
★静葉→フォーリンパス 49 ( スペードQ )( 3 + 1 )=★

141 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:43:20 ID:???
★静葉→フォーリンパス 49 ( クラブ10 )( 2 + 2 )=★

142 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:43:35 ID:???
★大妖精→パスカット 48 ( ダイヤ3 )( 5 + 2 )+(人数補正+1)=
 リリーW→パスカット 44 ( クラブ9 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=★

143 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:44:22 ID:???
よーしよしよしよし

144 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 20:46:00 ID:???
大妖精は有能

145 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:46:57 ID:???
すみません。補足欄に、
【リリーWのマークがダイヤ・ハートの時、「スプリングパスカット(+2)」が発動します。】
の一文を入れ忘れておりましたが、このままの結果で進行いたします。

146 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 21:13:26 ID:???
>静葉「ウフフ……! 私達は九十九姉妹とは違うってトコ、見せてあげるわ!
同じでした


147 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:25:22 ID:???
★静葉→フォーリンパス 49 ( スペードQ )( 3 + 1 )=53★
★大妖精→パスカット 48 ( ダイヤ3 )( 5 + 2 )+(人数補正+1)+(スパイラルパスカット+3)=59
 リリーW→パスカット 44 ( クラブ9 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=52★
≦−2→妖精ボールに。

静葉の放ったパスは、回転を加えていない上にその速度が遅く、
まるで木の葉のようにすぐに揺れ揺れて、大妖精達の動きを翻弄するが――。

大妖精「動きにブレがあるならば――大きく回れば良いだけです!」

グルングルングルン……。 ―――バッ! ポムッ。

静葉「ウフフ……九十九姉妹の事を馬鹿にしたから、お姉ちゃんバチが当たっちゃった〜」チャキッ

穣子「そのキャラぶり返さないでお姉ちゃん!? でも弁々ちゃん達にはまた今後謝りに行こうね!?」

――小手先の技術では、大妖精を惑わす事は出来ない。
直線を包む円の動きにより、雛に続いて静葉のパスもまた封殺される形となった。

大妖精「―――来生さん、もう一回です!」

バシュウウウッ!

来生「あーいよ、すまねぇな……っと!」

そして、大妖精は再びボールを来生に返す。
そうなると、当初から来生を重点マークしていた反町や射命丸が再びタックルに向かうのだが――。

148 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:26:57 ID:???
反町「――む、来たな! だが今度は負けな――」

来生「あーらよっと、『クリップジャンプ』ゥ!」

ガシッ、ポーンッ!

射命丸「そ、そんな高等テクまでマスターしているとは……!?」

椛「〈もしも私が少しでもコースを妨害出来ていたら……!〉」

――今度のタックルは、CFの椛がやや前方に出過ぎていた事が仇となっていた。
雛よりも高いパス力を持つ静葉の『フォーリンパス』が、
こうもあっさりと大妖精に御せられるとは予測していなかった為、守備に出るのが遅れた格好となる。

そして――一度突破を許してしまった以上、
その時より来生哲兵は幻想郷最高クラスのドリブラーから、幻想郷『最高』のドリブラーへと変貌する。

ダダダダダダッ! クルッ!クルクルクルッ!

穣子「な、なにこのタックル〜!?」

河童「へ、ヘンタイ染みてるよ〜!?」

来生「ハーハッハァ!! 誰か俺様を止めるヤツはおらんのか!?」

3人抜き、4人抜き、――7人抜き。

次々と妖怪の山FCの守備陣を抜いて行くたびに、来生の実力は有機的に向上していき、
最終ラインの河童を抜いた段階で、彼のドリブル力は射命丸と互角どころか、その実力を既に二周程上回っていた。
――故に。

149 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:27:57 ID:???
にとり「う、うわあああ! 『撃て! バブルドラゴン』!! それと……『ウォーターカーペット』!!」

一番最後に彼に対峙したにとりは、吹っ飛ばされる事を免れたとはいえ。
明らかにトラウマレベル、分かっていても回避不可能なドリブルの恐怖によって、
精神的に大きく傷付けられる事となってしまう。

来生「何だその水鉄砲? お前、もしかしてバカなんじゃないのか?」

スッ……クルンッ。 ――バシュッ、――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

そして、全く無力と化したにとりに対して来生は見事なブーメランを放ち、
容赦無く得意の『マルセイユルーレット』を浴びせて突破。
ホイッスルの音を聞いた来生は確信して、こう観客に叫び付けた。

来生「ハッハァー! 見たかァ! この俺こそが妖精大連合の点取り屋! 来生哲兵だ〜〜〜〜〜!!」


妖怪の山FC 3 − 1 妖精大連合

150 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:29:00 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、来生

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼

151 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:30:17 ID:???

実況「ゴ――ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッル!!
妖精大連合の監督・来生選手は、サッカーにおいても一流だった〜〜〜!!
一度はボールを弾かれましたが、大妖精選手のフォローもあってそのドリブル力を遺憾なく発揮!
後半20分で、妖精大連合が息を吹き返しました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「なんだよアイツ!」「すげードリブルじゃないか!」「一回取られた時はまたかよって思ったけどな」
「大ちゃんも偉いぞー!」「リリーちゃんも良いフォローだったよ〜!」「キスギ! キスギ! キスギ! キスギ!」

鈴仙「嘘……! 来生君ってあんなにスゴい選手だったんだ……!?」

パスカル「いや。 俺が一緒に練習をしていた時は、今ほどの実力者では無かった。
だが――やはり、幻想郷の。妖精達の奔放な生き方が、彼のサッカーセンスを磨くのに役立ったんだろうな。
(そして、キスギが入ってからの妖精大連合の士気の上がり具合!
 あれは間違いなく、ディアスがチームで発していたソレと全く同質の物だったぞ……!)」

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:32:32 ID:???
チルノ「……え、えへへへっ! やっぱりキスギはあたいの次に最強ね! 今のでよ〜く分かったわ!」

ルナ「何だかんだでカントクさんがいると、皆のテンションが違うよね」

スター「悔しいけど、あれはあれで一種の腐れ縁だもんねぇ。 大事にしてきましょ」

ヘルナンデス「(キスギ……。 知能は欠けるが、奴もまたチルノと同様に皆を沸かせる『何か』を持っているのか?
俺はかつて、奴のプレーをコメディアンとしてしか認識していなかったが、今のプレーは違った。
――そう、それを比喩するならば。  『ファンタジスタ』……!?)」

射命丸「……やられましたね。 実力的にも、話題性的にも」

はたて「話題性なんて考えてるヒマじゃないでしょうに。 これからどうするの、文?

パスワークで遅攻をするにも、あの大妖精ちゃんのパスカットは静葉さんの『フォーリンパス』だって奪っちゃうのよ?
私や文のパスだって、静葉さんと互角位だから――反町君の『トリカブトパス』位じゃないと対抗できない。

ボールキープにしても、今度は光の三妖精の『グレートトライアングル』……とかいう技が結構馬鹿に出来なくて、
多分文以外の選手だったら簡単にボールを奪われちゃう。

そして攻めようにも、あのヘルナンデス…って奴は、椛の『アトミックファイヤー』をあっさりとキャッチしちゃったんだから。
上手くいかないと、私達ガチで逆転負けか、良くて引きわけよ?」

射命丸「うっさいわねぇ、そんくらい分かってるってば。
(……とはいえ、さっきまでとは状況が大きく違うのも事実。はてさて、どうするこってすかねぇ……)」

妖精チームが1点の奪取に沸く中、一転追われる立場となった妖怪の山FC。
彼女達は今頃になって妖精達と来生、そしてゴールを守るヘルナンデスの脅威を認識せざるを得なくなっていた。
ヘルナンデスがゴールを守り、妖精達がチームプレーで中盤を支配し、来生が決定していく現在の妖精大連合は、
明らかに試合開始時の彼女達とは違っていた。

射命丸「――ま、私達に出来る手は少ない。 ここはあくまで無難に遅攻を重ねるしかないでしょうねぇ」

153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:33:56 ID:???
――そして妖怪の山FCにとって辛い点。
それは、彼女達が如何に強敵と知っても尚、傑出したタレントの不足が原因で、
教科書通りの無難な戦い方しか取れぬという点があった。


ピィイイイイイイイイイイイイッ!

――そうして、妖怪の山FCからのキックオフを告げる笛が鳴る。
妖怪の山FCは、結局は先程のパスワーク主体の遅攻を繰り返し、
少しでも来生達に攻める時間を与えないように。
また、安易に攻め込む事で、ヘルナンデスによるカウンターチャンスを与えないように、あくまでも無難に振舞う事となる。
しかし、彼女達の無難な戦術は一定の効果こそあれど、試合を決定づける程の致命的な効果はない。

はたて「よし、ここはボールをキープして反町君に――」

サニー・スター・ルナ「さ、させなーいっ!」

バアアアアアアッ! バチイイッ!

リリーW「あ、ありがとうですよ皆!」

椛「そう簡単に、ボールが渡ったとは思わないでくださいっ!」

リリーW「だったら――『レインボーパス』ですよ〜〜! ……カントクさんっ!」

グワアアアアッ、パコオオオン!

椛「あっ……と、届かない!(私、パスカットはタックル以上に苦手だからなぁ……)」

来生「――ようし、俺様劇場第二部の開幕だァッ!!」

ダッ!

154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:37:48 ID:???
――後半26分。 残り10分足らずを守り切れば勝利が確定する妖怪の山FCは、
僅かな気の緩みかパスワークを紙一重で妨害され、そのままボールを来生へと渡してしまう事になる。
当然ドリブルしか頭に無い来生は、反町とはたての守る中央を、今度は自慢の『マルセイユルーレット』で突破。

静葉「――み、穣子!」

穣子「うんっ! 『オータムスカイラブタックル』だね、お姉ちゃん!」

これには、先程の突破劇で散々懲りた秋姉妹がオータムスカイラブの準備に取り掛かるが、
ここで来生は、ある意味では最も信じがたい行動を取る事になる。

来生「やべっ。 ――大ちゃん、パス!」

バシュウウッ! ――ポムッ!

大妖精「は、はい……!?」

反町「な――なにィ!? 『来生が他人にパスを出した』だとォ!!!!????
し、しかも上手いぞ! ――はたてさんや射命丸さんと互角程度じゃないか!?」

このフィールドの中で、来生の事をある意味一番良く知っている反町が、
言いたい事を思わずそのまま大声で叫んでしまう。

射命丸「は? いや、この局面でパスを出すのもある意味そうヘンでは無い気がしますが……?」

反町「――あの来生が高い実力を持ちながら、代表では第2ストライカー。
……いや、実際には不動のストライカーでは無く、しばしば他の選手が登用されていた理由。
それは、来生は、『一度ボールを持ったらゴールするか奪われるまで、ボールを手放さない』……というのがあったんだ!
だけど、今のあいつは普通に大妖精さんにボールを渡していた。 それが信じがたいんです!」

155 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:39:09 ID:???
来生「人聞きの悪い事言うなよなー反町。
俺様だって、『信頼できる仲間』だったら、ボールくらい渡すさ。 ――な、大ちゃん?」

大妖精「き、来生さん……!(この人は、私達のことをそうまで……!)――は、はいっ!」

来生にとって妖精達は、自分と同じ価値観を持ち、本当に対等な感覚で話せる始めての相手だった。
勿論、外の世界でも滝や井沢のような親友は居るし、彼らと一緒に居る事が楽しく無かった訳がない。
しかしやはり、彼らと自分とは、どこかが「違う」。何かが「ズレて」いる。
来生はこれまでの人生で、自分は他人とは大きく違う感性を持っていると無意識に自覚し。
何時も笑いながらもその心の中で、そのズレによる痛みに苦しんでいた。

来生「(どうしてオトナにはおべっかしないといけねーんだ? どうしてイヤなのに勉強や練習しないといけねーんだ?
どうしてお金なんて紙っ切れに皆が群がるんだ? どうして皆、イヤな事をニコニコ笑って仕事してるんだ?
――誰に聞いても、滝や井沢に聞いても納得でき無かった俺の疑問に、
あいつらは笑って『そんなん意味ないよ!』……って、頷いてくれてた!
俺は人間だけど、あいつらと同じだ! だから、俺も、あいつらと同じようになるって、そう決めたんだ!)」

――妖精達は、自分の才能を認めてくれる。妖精達は、自分と一緒に心から笑ってくれる。
そう考えていたからこそ、彼女達が外の世界にいた『友達』のように大人(紫)にこびへつらい、
ヘルナンデスの加入を認めた時は心底腹が立った。
でも、その事を受け入れても尚決して自信を喪失しなかった彼女達には再び共感を覚えていた。

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:40:54 ID:???
大妖精「――来生さんっ! 『前転シュート』で決めてください!」

バゴオオオオッ……!

実況「秋姉妹を交わしてドリブルでサイドを駆け上がる大妖精選手!
最後に来生選手に向けて低い弾道のセンタリングを打ち放ちました!
来生選手はこれに思いっきり飛びついていく〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

チルノ「――キスギィイイイ! アンタがナンバーツーだァァァアアア!! ナンバーワンはいつまでもあたいだけどね!」

サニー「なんか盛り上がってきたわね! がんばれー! 天パカントクーー!!」

スター「こーいう体育会系的なノリって嫌いなのよねぇ。 ま、頑張んなさいな」

ルナ「スターってば意地っ張りだなぁ…。 がんばれ、カントクさーん!」

リリーW「がんばれ〜ですよ〜〜♪」

リリーB「がんばれ……!」

ヘルナンデス「(はははっ。 なんだこの馬鹿なノリは……!
あの時の俺達も、こんな馬鹿ばかりだったらああもこじれなかったろうに。
ようし、ここは……)俺も行くぞ! ――頑張れ、キスギーーーーーーー!!」

来生「俺が点取り屋! 来生哲兵だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

バッ! グルンッ! バシィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「来生選手、『前転シュート』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:46:20 ID:A0dgjQtg
――妖怪の山FCの最終ラインは、もう既に大妖精が、来生が突破してしまっている。
残す障壁は実質にとりただ一人。 しかし、にとりもまたこの雰囲気に呑まれる程の小物では無い。

にとり「……ち、ちっくしょ〜! こっちだってなぁ、このチームに所属する事による給金でなぁ!
機材の購入費とかヒューガーへの『がんばろうヒューガー応援基金(※)』のノルマとかに充ててるんだ!
――こちとら、遊びじゃねぇんだよォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

ガシャーン、ガシャーン! ――ウィイイイイイイイイイイイイン!!

にとり「『飛べ! 三平ファイター』だぁあああああああああああああああああああ!!」

大妖精「(お願い……決まって! そうしたらきっと同点。 いや、ひょっとしたら逆転だって……!!)」

先着2名様で、

★来生→前転シュート 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(応援補正+1)=★
★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧2→来生の前転シュートが妖怪の山ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リリーB&Wがねじこみ)(大妖精がフォロー)(妖精のコーナーキック)
≦−2→妖怪の山ボールに。

【補足・補正・備考】
来生の応援補正は今回限りの限定補正です。

(※がんばろうヒューガー応援基金:ヒューガー社員に『任意』で課せられる会社への寄付金。
                      『任意』ではあるが各社員には毎年 2 万円のノルマが課せられている。
                      基金は全社員への『生きがいづくり』のために使われているらしい。

158 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:46:52 ID:???
★来生→前転シュート 57 ( スペード5 )( 6 + 2 )+(応援補正+1)=★

159 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:01 ID:???
★来生→前転シュート 57 ( ダイヤ4 )( 5 + 4 )+(応援補正+1)=★

160 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:27 ID:???
★来生→前転シュート 57 ( ダイヤ5 )( 5 +idice )+(応援補正+1)=★
いけー!

161 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:27 ID:???
★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 ( クラブ7 )( 5 + 3 )=★

162 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:41 ID:???
★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 ( ダイヤK )( 2 + 1 )=★

163 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:48:51 ID:???
これは・・・天才ファン来生!?

164 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:49:12 ID:???
★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 ( ハート6 )( 6 + 6 )=★
にとり、12.7cm連装高角砲を使え!

165 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:49:54 ID:???
来生がこんなにも熱いとは…!
ヘルナンデスもいい意味で感化されてそう。

166 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:50:46 ID:???
逆転まであと2点!

167 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:52:29 ID:???
とにかくハイプレスかけて速攻で奪い返す
敵が縦ポンをかけてきたらセカンドリベロのナンデスに必殺ノイアークリアさせて勝負
時間が無いから安全策じゃあ勝てない

168 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:55:05 ID:???
前転シュートもあの打ち方でカーブ回転がかかってるトンデモ技

169 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:57:19 ID:???
ここで妖精が逆転勝利しないとルナティックスと二位突破した妖精と戦う確率が高くなる
同店引き分けだとシューターの数が多い妖怪の山が得失点差で一位になりそうだし

170 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:58:54 ID:???
妖精チーム勝って欲しいけど戦ってみたいのも妖精チーム

171 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 23:00:02 ID:???
やばい。妖精チームが魅力的になったなぁ。
強化されるのは、自チーム的においしくないけど、妖精チームには強くなってほしいぜ!

172 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 23:52:26 ID:A0dgjQtg
★来生→前転シュート 57 ( スペード5 )( 6 + 2 )+(応援補正+1)=66★
★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 ( クラブ7 )( 5 + 3 )=63★
≧2→来生の前転シュートが妖怪の山ゴールに突き刺さる!

来生は飛んだ。 一緒に居て心から楽しいと思えた仲間の為に。
にとりも飛んだ。 こちらは純粋に自らの明日の生活の為に。
両者の想いも切実であり、決してどちらかに軍配が上がるべき物では無かったが――。

ギュウウウウウウウウウウウウウウウウッ! ブウゥウウウウウウウウ……ン!!

にとり「あ、やべ、追いつかない………!」

その場合、結果を分ける事になるのは往々にして両者の技術だった。
にとりの発明した飛び出し兵器は、果たして来生の性格に反して精密に曲がるシュートの軌道を予測出来ず、
ボールを通してしまう。 そうなると、ゴールネット枠内の右端をきっちりと捉えていたそのシュートは、
もはや何者にも止められる事なく――。

ズバアアアアアアアアアアッ! ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


来生「見たかァ! 俺が点取り屋・来生哲平だ〜〜〜!!」


妖怪の山FC 3 − 2 妖精大連合

173 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 23:53:51 ID:A0dgjQtg
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙
2ゴール 射命丸、来生
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

174 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 23:55:42 ID:A0dgjQtg
来生があの永琳が得意とする『前転シュート』を完全に模倣し、
にとりの守るゴールを突破して2点目を挙げた時。

……ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

――観客達は、間違い無く来生の創りだした伝説に酔いしれていた。

実況「こ……これは! これは信じられません!
妖精大連合の点取り屋が、まさしく幻想郷サッカー史に残る大逆転劇を見せようとしている〜〜!
妖精大連合、来生選手により2点目! つい10分前までは3あった点差を1に縮めてみせました!!
これはまさしくファンタジー! 彼こそが、伝説の『ファンタジスタ』なのか〜〜〜!?」

来生「ハッハァー! 見たかー! これが真のエースの力だァーー!!」

大妖精「(やっぱり、勝てる……! 私達は、勝てるんだ……!)」

チルノ「(妖精だけでは無いけれど。 あたい達の強さに皆がちょっとはビビってくれてる!
この調子で同点――そして、逆転よ!!)」

175 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 23:56:54 ID:A0dgjQtg
パスカル「――あれはディアスそのものだ。 そうに違いない……!
俺は知っている、ディアスがあんな風に人並み外れた能力とカリスマで聴衆を魅了し続けた姿を!」

鈴仙「ぱ、パスカル君落ち着いて……!
(っていうか、今の来生君でも私的にはヤバいって思えたんだけど。
――この来生君以上の実力者のディアス君って、どんなバケモノなんだろ……?)」

てゐ「妖精チームともしも当たったとしたら、案外苦戦しそうかもねぇ」

つかさ「(やっぱり、私だけじゃなかった。 チルノも。 妖精達も皆、強くなってる――!)」


射命丸「……これは酷い」

反町「……俺の責任だ。 俺が、来生の実力を過小評価していたから……!」

穣子「か、一樹君は悪くないよぉ!?」

静葉「――そう。ここはもはや、来生君と言うよりも妖精達全体の実力を過小評価し、
戦う前から油断していた私達全員の責任よ。
だから……私達は、残された僅かな時間を、全力で守り切らなくてはならない」

雛「……非常に厄い展開だけど。 そうするしかないわね」

妖精大連合や観客席の熱狂とは別に、妖怪の山FCのメンバーの焦りはここに来ていよいよ大きくなる。
普通ならまず有り得ないような逆転劇ではあるが、このあまりに熱くなりすぎた局面では、
何が起こるかは本当に分からない。
絶対の処方箋は無いと認識していても、しかし彼女達は改めて妖精達への。
来生やヘルナンデスへの警戒心を強め、最後か、最後の一つ前かになるキックオフへと備えるのだった。

176 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 23:58:05 ID:A0dgjQtg
……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――そして、運命のキックオフが始まる。
試合時間は残り僅か、ロスタイムを含めても5分しかない。
普通に考えれば良くて同点、悪ければこのまま決着が着くと思われた勝負の行方は――?

先着1名様で、

★この試合最後の判定?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・ダイヤ絵札→妖精大連合が奇跡的に2点を入れ、3−4で逆転勝利!
ダイヤ→妖精大連合が1点を入れ、3−3の同点!
ハート・スペード・クラブ→妖精大連合が1点を入れ……かけるが試合は敢え無く3−2!

*来生の加入が後半15分と遅かった点、来生のドリブル突破が阻まれた事による時間ロスが原因で、
 勝利・同点の確率は低めに設定しております。
 (ただし、ヘルナンデスの加入により、失点の可能性は0となっています)

177 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 23:58:41 ID:???
★この試合最後の判定?→ ダイヤ2

178 :森崎名無しさん:2014/08/16(土) 23:58:43 ID:???
★この試合最後の判定?→ スペードK

179 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 00:00:18 ID:???
逆転サヨナラは無理だったかー

180 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 00:01:28 ID:???
ヘルナンデスのPKがなければ勝っていたのか。

181 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 00:03:47 ID:???
敗北、勝利よりも引き分けの方が結束が固まる気がする。

182 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 00:09:51 ID:???
今の妖精チームの方が普通に強いし1位突破はこっちか?

183 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 00:15:49 ID:???
とはいえ組み合わせ次第ではどちらとも戦わない可能性があるだろうし。

184 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 00:24:58 ID:???
三妖精は1セットでプレスするからラインは上げっぱなしになるのかな
ヘルナンデスのスタイルの変更か守備陣とすり合わせか

185 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 00:28:08 ID:???
【天パ】妖精奮闘記20【黄金期】

186 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 00:40:11 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにします。
色々あって試合観戦が随分濃厚になりましたが、
今後の試合観戦はクラブAとかJOKERが出ない限りは大丈夫……だと思います(汗)
(決勝トーナメント辺りは色々書いてみたいですが)

>来生のキャラや妖精チームについて
色々と応援や感想を頂き、本当に嬉しいです。
この外伝を書こうと思ったきっかけの一つに、本編の魅力的なキャプ森キャラについて、
もっと色々深く掘り下げて書いてみたい……というのがあったので、
この外伝をきっかけに好きになったキャプ森キャラが居るならば、それ以上に嬉しい事はありません。

>妖精チームとの対戦について
詳しくはネタバレになるので言えませんが、やはりどうしても全ての主要チームとは対戦出来ない感じになっています。
ですが、この大会以降はルナティックスの以外のメンバーとサッカーをする機会もあるでしょうし、
仮に大会で当たらなくても、こうやって能力値を見たり、交流の機会を設けたりするのは決して無駄ではありません。
また、今の段階では敵の強化イベントになってしまいましたが、長い目で見れば、将来の仲間の強化イベントとも見れるかも?

>妖精チームの結束、今後について
色々あって結束は守られましたが、鈴仙が働きかけをする事で、
より一層の結束を得られたり、それによるおこぼれを鈴仙が貰える事もある……かもしれません。

>妖精奮闘記について
どなたかスピンオフでもして下されば嬉しいですw
妖夢奮闘記とかでも寅丸奮闘記でも良いです(爆)

それでは、皆さま、本日も長い時間お疲れさまでした。

187 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 02:31:07 ID:???
乙です
いやぁロマンチックだ、光をつかんでから実に妖精達がダイヤに祝福されてるね
このチーム、チルノとヘルナンデスでシュートは止め、大妖星がパスを止め
来生が決めるというかなりドイツ寄りのアルゼンチンだね
戦うとしたら結構めんどくさい相手になりそうだ
ただ唯一の救いは見たところ来生以外攻撃力が見た感じ大したことないくらいか
1VS1を狙うことも多いし判定できるだけ少なくして一斉に叩き潰すか
リリーW「ファング!」リリーB「ジョーカー!」

188 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 06:14:03 ID:???
今更過ぎるけどブローリンって破壊王ブローリンと超ブローリン4なんてのもあったんだ…

ガレリ「勘違いするな。超ブローリン3は変身をあと二回残している。この意味がわかるな?」
カグロット「ダニィ!?もうだめだ…おしまいだぁ…」

紫「公式がブロリストすぎるのも鈴仙って奴の仕業なんだ」

189 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 22:44:40 ID:???
カグーヤ「なんだって!それは本当かい!?(木場並感)」

実際新聞に注目してしまったのも鈴仙だし
見に行こうと誘ったのも鈴仙、つまり判定が行われたせいで結束が固まったので
あるいみ鈴仙のせいで間違いないwww

190 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 22:51:18 ID:???
言いがかりはやめたまえwww

そういや来生のドリブル51+クリップジャンプ+5って今まででた選手の中で最高値か?

191 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:18:39 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
私事で恐縮ですが、本日PCを買い換えました。
いろいろと快適になったのは良いのですが、肝心の文字入力がまだちょっと慣れてないので、
しばらくは今まで以上にゆっくり更新になるかもしれません。ご了承ください。
>>187
乙ありがとうございます。
判定も相まって、よい試合を書くことができてよかったです。
リリーコンビは若干目立てませんでしたが、春告ライダーW化したら活躍できるかもしれませんねw
>>188
私も知りませんでしたw
そもそもブロリーの超サイヤ人化って、1とか2のくくりでなく、「伝説の超サイヤ人」でひとつだと思っていました。
ただ、公式がブロリストというよりは、ファンからの人気(?)が高い故のプッシュな気もします。だってなんか無理やりっぽいし……
>>189
観戦に行ったのは鈴仙ですが、判定カードを引いたのは鈴仙ではないのでセーフですw
>>190
才レベルを合わせた最高値で言えば、永琳の53+月の頭脳的ドリブル+5が最大値ですね。
ただ、NTレベル3(7人抜き以上)の来生のクリップジャンプは59なので最大値かもです。
……超モリサキのヒールリフトも55+4で59ですが。

192 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:20:06 ID:???
★この試合最後の判定?→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→妖精大連合が1点を入れ、3−3の同点!

――後半のロスタイムは、まさに妖怪の山FCの全員が恐れたことが現実となったような試合運びだった。
強力な天狗社会というバックボーンに裏付けされた妖怪の山FCのメンバーは、
その期待通り、最後までプロフェッショナル的な根性を発揮して懸命にボールキープに執心した――筈であったが。

チルノ「あたいもそろそろカッコ良いとこ見せないとね! いくよっ、『フロストコラムス』ッ!!」

ズザアアアアアアアアッ、バチイイッ!!

射命丸「し、しまっ―――!?」

定石通り、敵陣サイドの深くにてボールキープを行い時間を稼いでいた射命丸は、
ここにきて終始攻守に動きっぱなしの疲労が原因か、とうとう捨て身のタックルに向かったチルノにより、
ボールを前方へと零してしまう。

来生「いよっしゃあ! よくやったぜチルノ!」

ポムッ。 ―――ダダダダダッ!!

そして、時間が経つほどに目に見えてその調子を増してきている来生がボールをフォローしたことにより、
その趨勢は大抵決した。 比較的後方からのドリブルによって、十分な助走と突破人数を稼いだ来生。
すなわちそれは、妖精大連合の1点目の再現だった。 

193 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:21:40 ID:???
椛「すみません、文さんっ!」

はたて「もう一回止めて―――だ、ダメっ!?」

反町「く、――――くそっ!(なんてザマだ。 来生がこうも自らの長所を磨いていたというのに。
反対に俺は、短所に少し目が行き過ぎていたのか……!?)」

雛「……ダメ。 この人には厄とかそんな概念はおよそ存在しない。
―――完全に、常人とは別の次元に生きているわ……!!」

穣子「――くっそ〜! こうなったらお姉ちゃん、『オータムスカイラブタックル』で……!」

静葉「無理よ穣子。 なぜなら―――私たちはすでに、来生君に突破されているのだから」

来生「見える……次にどうなるかが見えるぞ……!」

妖怪の山FCの名だたる選手を突破し、名もなき選手もまた突破し。
ニュータイプの血が最高に滾った状態の来生は、もはや人間にして人間の域を軽く超えている。
そしてその力は、日向や若島津のような単純な暴力ではなく、人の幻想に作用する力。
運命に愛され、自然を愛し、そして人を惑わし魅了する彼の力はまさしく伝承上の妖精そのものと言えた。
来生はそのまま、すでに及び腰のにとりが控えるゴールへと無策にも突っ込んでいく。

194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:23:05 ID:???

来生「これだよ。 この感覚。 幸運の女神様も、地獄の悪魔様も、
みーんな俺の才能に嫉妬して近寄ってくるんだ。
だから――俺にはわかるんだ。 人の運命やその生く末―――そのすべてが……見えるんだ」

にとり「はぁ? 運命なんて見えないよ! あるのは統計に裏打ちされた確率論だけに決まってんじゃん!」

来生「ふ〜ん。 だったらわかるよなぁ? この俺様のボールの――行き先を!!」

バシュウッ……!

にとり「うぁっ……しゅ、シュートぉ!? あんたのドリブル力だったら、読みを当てられても強引にドリブルで行く方が、
勝率だって充分高いでしょうに。 それを、なんで……!?」

来生「なんでかって? そりゃあ……予感がしたんだよ。 「ここはシュートで行きなさい!」……ってな」

にとり「そ、そんなの……! 科学に対する……冒涜だぁああああ!?」

ズバアアアアアアアアアッ、ピィイイイイイイッッ!

―――そして、ドリブルに狙いを定めたにとりの虚を突いたシュートによって来生はハットトリックを決める。
彼は名実ともに、妖精大連合の「点取り屋」だった。



妖怪の山FC 3 − 3 妖精大連合

195 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:24:05 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

196 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:26:41 ID:???
後半ロスタイムに来生が三度見せた奇跡に、観客は大きく湧き上がる。
もしかしたら、この来生という外来人は、妖精チームに対して本当に勝利をもたらすのではないか。
大会優勝はともかく、予選リーグ1位突破は濃厚と見られていた妖怪の山FCが、まさかの敗北を喫するのではないか。

―――もしもこの場に立っていた外来人が来生では無く、更に高い能力と気質を持った選手だったら。
あるいは、もしも来生の加入がもう少し早ければ。 言ってしまえば、後半開始直後の局面で、ヘルナンデスがPKを貰っていなければ。
その期待は恐らく裏切られずに済んだのかもしれない。
しかし、奇跡はそう起きないから奇跡なのであり、そんな奇跡の上にさらに奇跡が上塗りされることなど、本来はあり得ないのである。

――ピィイイイイイイイイイイッ!!

来生「くらえーっ! 『クリップタックル』だァーッ!!」

そのため、ボールが欲しい一心で射命丸へとタックルに向かう来生の狙いは、結論から言うと成就しなかった。

射命丸「……私たちは、それぞれが互いに意図は違えど。 それでも、チームの勝利の為にすべてを賭してやってきたつもりです。
貴方がたの友情と団結は確かに美談ではありますが――――美談で食える程、浮世は甘くはないッ!!」

タッ……ギュンッ! バシュウウウウッ!!

来生や妖精達にどのような思いがあれど、自分たちはただ諾々と敗北を忌避し、勝利を目指すのみ。
妖精大連合の希望を背負った来生のタックルが荒削りな太刀とすれば、
妖怪の山FCの矜持を抱いた射命丸のドリブルは研ぎ澄まされた小太刀。
これまでは太刀が勝ち続けて来たが―――この試合最後にして、ようやく。小太刀にも報いがあった。
絶好調の来生が放ったクリップタックルと、疲労を隠せない射命丸の何の普通のドリブル。
その勝負は互角か、あるいは来生の方が優勢である程だったが―――射命丸は、何とかボールをキープし続けることに成功する。
そうなれば、残り試合時間は数十秒、後の展開は全員の予想する通りに働いた。
射命丸は即刻はたてにボールを戻し、そこから高いパス力を持つFWの反町とのワンツーで妖精たちの最後の猛攻を潜り抜け――。

―――ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖怪の山FC 3 − 3 妖精大連合 試合終了!!

197 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:32:25 ID:???
実況「試合しゅうりょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜う! 一体誰が、このような結果を予測していたでしょうか!
妖怪の山FC対妖精大連合との試合はなんと……引き分けに終わってしまいました!!

妖怪の山FCは前半戦、射命丸選手を中心とした強力FW陣によって攻勢を掛け、2−0と折り返したところまでは良かったのですが、
後半戦になって、妖精大連合に突如助っ人の外来人選手が加わったことが大きかったようです。
GKのジノ・ヘルナンデス選手は立ち上がりこそPKを献上してしまったものの、それ以降は無失点の大活躍。
そして何より、後半15分に加入した来生選手によるハットトリック劇は、まさに射命丸選手をも超えた、
素晴らしいドリブル力に裏打ちされたものでした!

試合結果こそ同点ですが、妖精大連合が勝っていてもおかしくない試合だったと言えるでしょう!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「キースーギ!キースーギ!」「チルノー!がんばったぞー!」「妖怪の山FCって案外大したことなくね?」
「いや、助っ人が反則すぎた」「しかし、この結果を知った大天狗様方がどう思うか……他人ながら同情するよ」

鈴仙「し、信じらんない……! 本当に、来生君ってば、決まりかけた試合を一人でひっくり返しちゃった……!」

――鈴仙が両手で口を押えて嘆息する通り、この試合における来生の活躍は信じがたい程度だった。
特に、鈴仙は前にテキトーな監督をやっている来生や、のんきなフリーター生活を送っている来生の顔を知っていたのだ。
だからこそ、その両者のイメージにも合わない。 下手をすれば、永琳とも間違えてしまいそうな来生のその表情に、
鈴仙は感嘆よりもひたすら驚愕していた。

パスカル「だが、最後のタックルが成功しなかったのはやはりキスギだったか。
ディアスだったら、ここは逆転していた。なぜなら、多くの観客がそれを期待していただろうからな。
……っと。 ところでレイセン」

鈴仙「な、なあにパスカル君?」

パスカル「俺は一応、これから妖精大連合の控室へ行って、キスギにねぎらいの言葉をかけるつもりだ。
これでも、俺が『オールドタイプ』の力を手に入れる時に尽力してくれた友達なんでね。
……レイセンも良ければ、俺についてくるかい?」

198 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:34:26 ID:???
―――そして、そんなときに。 隣に座っていたパスカルが鈴仙に対して、妖精大連合の控室への同行を提案する。
鈴仙もチルノや大妖精との交流が全く無いでもなかったがため、気を利かせてくれているのだろう。
鈴仙としては、この試合を通してますます来生達に興味を持ったので、同行もやぶさかでは無かったのだが――。

しかしその直後、恥ずかしげに鈴仙のブレザーの袖が引っ張られる。
鈴仙からは三つほど離れた席に居たウサギBが、鈴仙のほうへと立ち寄って来たようだ。

ウサギB「あの〜、鈴仙さま。 もし宜しければ、私と一緒に、妖怪の山FCの控室へ行ってくださいませんか?
ほら、私って新聞が大好きで。 だからこの機会に、文々。新聞の射命丸さんに一度会ってみたくって……!
でも、一人じゃあ恥ずかしいし、名無し妖怪が一人で来ても舐められるか不審者扱いされるだけかと思うし……。
――反町さんとか、秋姉妹さんとかと仲がよさそうな鈴仙さまについて来てほしいんですけど……」

――なんと間が悪いことに、ウサギBは鈴仙に妖怪の山FCの控室の同行をお願いしに来たようだった。
確かにウサギBは前から情報通だったし、ほかの名無しウサギの誰よりも新聞を読むのが好きだったことは鈴仙もよく知っていた。
だからこそ、是非ともウサギBにも同行してあげたい所なのだが―――パスカルと同行したい、という気持ちも山々なのである。

199 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:35:41 ID:W0dzkr86
鈴仙「え、えっと……(う〜ん、ちょっと困ったわね……! 私の体はひとつしかないから、
妖精大連合の人たちと交流するか、妖怪の山FCの人たちと交流するかはどっちかしか選べない。
これから交流を深めていきたいってことを考えると、妖精大連合の方に顔を出したいし、
これまでの交流を大事にしていきたいってことを考えると、妖怪の山FCの反町君とかと会うのも悪くないのよね。
まぁ、パスカル君は最悪一人で行ってもらえば良いし、Bちゃんは……私の代わりにてゐに同行をお願いすればそんなもんだから、
どっちか断った方の心象が悪くなることはないでしょうけど―――どうしようかな)」

A:パスカルと同行し、妖精大連合の控室へと向かう。
B:ウサギBと同行し、妖怪の山FCの控室へと向かう。
C:それよりも、観客席にいる知り合いを探したい。
D:その他 自由選択枠 A+Bは時間的にできません。

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

200 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 23:36:09 ID:/zdzgaDM
A

201 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 23:36:32 ID:zwatuMdM
B

202 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 23:37:01 ID:TWhPYB8A
A

203 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 23:37:22 ID:HBOcqE4g


204 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 23:37:52 ID:chOyF4H6
A

205 :森崎名無しさん:2014/08/17(日) 23:39:42 ID:U/2Xi5hs
B

206 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/17(日) 23:49:09 ID:???
Aが選ばれたところで、ちょっと短くて恐縮ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


207 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 00:24:29 ID:???

D「Bちゃん代わりにこれを持っていって」おもむろに鈴仙は自身のうさ耳をBに着けた

208 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 21:57:20 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>207
乙ありがとうございます。
ウサギ耳二重装着はレベル高いですね……w


209 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 21:58:40 ID:???
A:パスカルと同行し、妖精大連合の控室へと向かう。

鈴仙「う〜ん、Bちゃんごめんね。 私、今から妖精大連合の方に行こうと思ってて……。
――同行なら、てゐに行ってくれるようお願いするから。 ごめんっ」

てゐ「ちょっとれいせ〜ん。 そんな安請け合いしちゃって私が実は忙しかったらどうすんのさ?」

鈴仙「アンタはどうせ暇でしょうに。 ……と、いうわけでお願いね」

てゐ「はいはい。 ほらよ、行くよBちゃん」

ウサギB「あっ……はい。 ありがとうございます、てゐ様!」

首尾よく話を聞いていたてゐの快諾もあり、ウサギBは無事に妖怪の山FCの控室へと向かうことができそうだ。
鈴仙はそのまま、パスカルと同行してウサギB達とは反対側――妖精大連合の控室周辺へと向かうことにした。
パスカルはその道中、鈴仙に親しげに話しかける。

パスカル「――しかし惜しかったなレイセン。 俺としては、ほとんど妖怪の山FCの辛勝で終わると確信していたんだが、
実際のところは引き分け。 あいにくと、どっちの予想も当たらない結果となってしまった」

鈴仙「ああ……そういえば試合開始前に予想してたっけ。 うーん、まさか引き分けなんてねぇ。
妖精チームとしては大金星でしょうけど、妖怪の山FCにとっては雪辱なんじゃないかしら」

パスカル「妖怪の山FCも決して悪いチームではなかったんだが……それでも、キスギやヘルナンデスの加入があっても、
辛勝に収める可能性は十分以上にあった。 それを引き分けにしたのは、やはり妖精達自身の力かもな。
―――しかし。 それよりも気になることがあったんだが……」

鈴仙「……何?」

パスカル「ああ、妖精チームや特にキスギの運動量を見ていて特に思ったことがあって。
―――確か前に俺たちが妖精たちと戦ったとき、彼女たちは比較的すぐにバテていただろう?
それに、キスギも能力は高くともそのスタミナの低さが難点だったと、俺はナカヤマから聞いたことがある」

210 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 21:59:53 ID:???
鈴仙はすぐに察しがついた。 パスカルが言いたいこと、それは……

鈴仙「妖精たちのスタミナが向上している……ってこと?」

パスカル「そうだ。 そしてそれは同時に……博麗の巫女、レイムさんとやらのスタミナ不足についても、
少なくともある程度以上は克服されている、ということらしい」

鈴仙「? どうしてそこで霊夢が……―――って、そうか」

今朝(間違えても2か月前ではない)の花果子念報の記事のことを鈴仙は思い出す。
パスカルはその時、霊夢が光の三妖精と追いかけっこをしたという記事のくだりで、
霊夢のスタミナ不足を指摘したところである。
しかし、霊夢がスタミナ不足……という前提は、光の三妖精の体力の成長が全くなかった場合。
そして実際、この試合を見る限り、光の三妖精達のスタミナは前とは比べようもない程、十分に溢れていた。

鈴仙「霊夢も、今の光の三妖精と互角か、それよりちょっと及ばない程度のスタミナはある、ってことね。
(ということは、霊夢自身も決して魔理沙やほかの仲間に任せきりにせず、得点に参加してくる恐れが高い……ということでもある。
―――う〜ん、考えれば考えるほど恐ろしい話だわ……なんだかビクビクしてきた)」

――鈴仙の知る限り、霊夢の総合的な実力は永琳やパチュリーをも上回る。
その上で霊夢は、永琳以上に豊富な技と決定力を。 パチュリー以上に高いセンスと安定性を持っているのだ。
そんな彼女がさらに強化されたとなっては、鈴仙もいよいよどうすれば良いのかわからなくなるが……。

211 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 22:01:20 ID:???
パスカル「―――ま、いろいろ考えては見ても、俺たち凡才にできることは少ないよ。
ひたすら練習して、試合の時に抜け穴を探っていくことくらいだ。 だから、あまり今のうちにビクビクするなよ、レイセン」

鈴仙「わ、私はそんなビクビクしてないってば!」

パスカル「へぇ。 ……そういえば聞いたことがあるが、
ウサギはビクビクしているときは、鼻の頭の血管が浮かび上がるらしいぞ?」

鈴仙「う、ウソッ!?」バッ?

パスカル「はははっ、ウソだよ。 そんな必死に鼻の頭なんて押さえるなんて。
よっぽどレイセンはビクビクしていたんだな」

鈴仙「む、むむむ……何よそれっ。 パスカル君もてゐや姫様とかに似て来たんじゃないかしら?」

パスカル「悪かった、悪かったよ。 すまないな、レイセン(……でも、てゐ達の気持ちも少しわかるかもしれないなァ。
基本ひねくれているのに、こういう時は無駄に素直というか単純なんだから、弄り甲斐もあるというか)」

不名誉なことを思われているなぁ……と、思いつつも恥ずかしくて反論できない鈴仙。
鈴仙は、せめてもの反抗として、それから妖精大連合の控室へ向かうまで、
パスカルの呼びかけについて一切の無視を決め込むことにしたのだった。

*パスカルの評価値がやや上がりました。

212 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 22:02:44 ID:???
そして、鈴仙達はやがて妖精大連合の控室周辺へとたどり着く。
そこには、早くも妖精たちが群がって今回の結果を存分に噛みしめているようだった。

鈴仙「……お、居たわね。 なんか来生君とヘルナンデス君が前に出て、
いろいろと喋ったりしてるようだけど――試合後の反省会か何かかしら?」

鈴仙とパスカルが少し遠くで聞き耳を立てる。
そこには、試合開始前とあまり変わらない印象の来生がドヤ顔で妖精たちに講釈を垂れていた。

来生「おめーら、だらしねえぜ! まだまだドリブルの磨きが俺ほどじゃないってことが判明したな!
全く、この試合も俺様と……この、ナントカナンデスが入っていなければどうなってたことやら。
このままじゃ、妖精大連合じゃなくて来生様と愉快な仲間たちに改名だな!」

チルノ「は? かってなことぬかしやがって〜! 改名するならチルノ様と愉快な仲間たちでしょうが!!」

大妖精「チルノちゃん。 わかって言ってるんだと思うけど多分論点がズレてると思うよ……」

ヘルナンデス「(――ほう、あくまでこの結果を良しとはしない……か。 俺のミスがなければ勝っていた試合とはいえ、
引き分けを是とせず。 そして、勝利を最後まで狙っていくその強靭かつストイックな精神性―――。
成程、見かけに最初騙された俺が一番の馬鹿だったか)」

そして、ヘルナンデスは妖精たちの引き締まった表情を見て厳しいながらも心底関心した様子を見せており、
彼もまた、来生と同様に妖精たちに高い期待を寄せていることが見て取れる。

来生「――ま。 とりあえず試合が終わったことだし、後でみんなで『ドラゴンスフィア』の続きでもみようぜ!
開始は夕刻18時半。 場所はまたいつもの俺んちな〜!」

妖精大連合のメンバー「「「は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!」」」

――そして、一通り来生が言いたいことを言い終わったのだろう、彼はさっさと解散を告げて、試合後のアニメ鑑賞会の日程を告げる。

213 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 22:03:58 ID:ANImBTpQ

ヘルナンデス「(さて……俺はどうしようか。 これが夢だったら、非常に良い勉強になったと済ませられるのだが……)」

同時に、若干居場所の無さを感じ取っていたヘルナンデスは、今になってようやく所在無げに現状に不安を覚えるのだが……。

来生「おい、お前もこいよナントカ! ちょうど何かの予感がして、今朝に鑑賞用のジュースを12人分買っといて正解だったぜ!」

ヘルナンデス「……お前は馬鹿か。 突如現れた外国の人間を何の警戒も無しに引っ張って―――と、説教でもしたいところだけど。
こちらも家なき身なんでね。 もしよければ、お邪魔させて貰いたいな」

来生「ハッハァ! その位丁半博打で大儲けの俺様にかかればワケないぜ!!」

――その心配は、どうやら不要の様相だった。

***

パスカル「――さて、どうやらあっちは落ち着いたようだ。
俺はキスギに軽く挨拶してくるが……レイセンにそこまで付き合わせる気はないよ。
レイセンはあのキャプテンの子(チルノ)達なり、光の妖精やら春告精なり。好きな子に挨拶でもしていてくれ」

鈴仙「うん、パスカル君(―――さて、私はどうしようかな……?)」

A:パスカルと一緒に来生に挨拶しに行く。
B:来生から一歩離れた位置のヘルナンデスに挨拶しに行く。
C:大妖精とチルノに挨拶しに行く。
D:光の三妖精に挨拶しに行く。
E:リリーコンビに挨拶しに行く。
F:ええい! 全員よ! 私は礼儀正しく全員に挨拶するのよ!?
G:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

214 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:04:47 ID:PAu2S+2Y
B

215 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:11:49 ID:ckyoWmFM
B

216 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:13:02 ID:dGkihKGc


217 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 22:30:42 ID:ANImBTpQ
B:来生から一歩離れた位置のヘルナンデスに挨拶しに行く。

鈴仙「(……いろいろと謎なのよねぇ、この人。 怖いけどちょっと声かけてみましょうか……)」

―――鈴仙はここで、来生よりもチルノよりも、突如現れた謎の外来人の方が気になっていた。
実は、脳内での練習試合でこのジノ・ヘルナンデスという青年を知ってはいるのだが、
それはあくまで鈴仙の能力が生み出した錯覚であり、本人ではない。
彼が突然この幻想郷に入って来た理由も含めて、鈴仙は是非彼のことを知りたいと思っていた。

鈴仙「……こんにちは、私は永遠亭の薬師・八意永琳が弟子の鈴仙・優曇華院・イナバと申します。 以後、お見知りおきを」

パスカルが来生と親しげに会話する後ろで、付き添いの風を装ってヘルナンデスに挨拶をする鈴仙だったが。

ヘルナンデス「エイエンテイ……? ヤゴコロエイリン……? ――何だい、それは。 この近辺の地名かい?」

鈴仙「―――えっ、師匠のことをご存じないんですか?」

ヘルナンデス「あまりに馬鹿馬鹿しすぎて、そうは見えないかもしれないが。 実は僕はこの地には、つい1時間も滞在していないんだ。
だから、君の師匠とやらが如何に有名でも、この……日本? の、片田舎に関する知識は何もないんだよ」

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/18(月) 22:31:45 ID:ANImBTpQ
鈴仙「そ、そうなんですか……!?(と、突然に幻想入り……!? しかもこのサッカー大会の日を狙って!?
もしかしなくても、八雲紫が絡んでそうな話なんだけど。 一体どんな事情なんだろう……!?
―――どうしよう。 失礼を承知で聞いてみようかな? それともやっぱり、ここは当り障りの無い会話でお茶を濁そうかしら……?)」

A:「そんな、一体どんな事情があってここに――しかも、妖精チームの助っ人に?」詳しく事情を聴いてみる。
B:「永遠亭は、人里はずれの竹林にある医院みたいなものです。 もしも用があったら宜しくお願いしますね」当り障りなく自己紹介する。
C:「――イタリアJr.ユースの正GK、ジノ・ヘルナンデス君ね。 パスカル君から話は聞いているわ」知っているアピールをする。
D:「突然迷い込んできたとは可哀想に。 住居はどちらに?」住居の位置について軽く確認しておく。
E:「よくわからないけど、小さい女の子ばかりで大変そうね……」小さい女の子について話をする。
F:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

219 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:32:43 ID:PAu2S+2Y
A

220 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:35:16 ID:dGkihKGc


221 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:39:48 ID:ckyoWmFM
B

222 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:41:50 ID:1B4N01CI
E

223 :森崎名無しさん:2014/08/18(月) 22:50:37 ID:???
B

224 :223:2014/08/18(月) 22:51:49 ID:b+gIiWAg
B

sageっぱなしだった・・・


225 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:21:22 ID:pYxdCRJM
B:「永遠亭は、人里はずれの竹林にある医院みたいなものです。 もしも用があったら宜しくお願いしますね」当り障りなく自己紹介する。

鈴仙「(……仮にヘンに介入して、心象を悪くするのも良くないわよね。 リアルでは初対面なんだし、
ここは当り障りなく……)――たぶん、詳しいことは来生君とかから教えてもらえるでしょうけど。
さっき言ってた永遠亭ってのは、人里はずれの竹林にある医院みたいなもので、
八意永琳って方は、その医院の先生みたいなものです。 もしも用があったら宜しくお願いしますね」

彼自身この環境をいまいち理解していない状況下で、
いろいろと詮索をするのは余計な混乱を招くだろうし、何よりも鈴仙とヘルナンデスは初対面である。
もしもいろいろと彼について聞きたいことがあるならば、それは今日でなくとも、また日を改めてすれば良い話である。
鈴仙はそう考えて、簡単なあいさつ程度にとどめることにした。

ヘルナンデス「……それは、どうもありがとう。 君のお蔭で、病院送りになったときの楽しみが少し増えそうだ」

鈴仙「えっ……!(な、なななな何ソレ!? いきなりナンパ!?)」

ヘルナンデス「(おっと、耐性がないのかな。 少しやりすぎたようだ)……冗談さ。
でも、レイセン……と言ったか。 君にまた会える日を楽しみにしているよ」

ヘルナンデスは(おそらく)冗談も兼ねて軽薄に、暗に鈴仙に気がある風に答える。
ただ、彼の本国の女性と違ってこの鈴仙という少女は、どうもこうした軟派な口調には慣れていないようであり、
明らかに動揺を見せていたため、ヘルナンデスは少しだけ慌ててそう取り繕った。

鈴仙「はぁ、びっくりした……(――脳内試合でも思ったけど、私ってばやっぱり、
こういう風に自然に距離近づけてくる人ってまだまだニガテだなぁ……)」

ヘルナンデス「(男(パスカル)を連れて来たんだから、そういう付き合いには慣れてると思ったんだがなぁ。
あまりに鈍いのか、それとも意図的にキャラを作っているのか……よく分からないな)」

226 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:22:41 ID:???

***

来生「そんじゃな〜、デカルト」

パスカル「……わざと間違えているだろ? まぁ――また頑張れよ、キスギ」

そうしている内に、パスカルも来生と挨拶を終えていたようで、
妖精たちは散り散りに、幻想入りして本当に間もないヘルナンデスは来生に同行して、それぞれスタジアムを去っていく。
鈴仙は結局、ヘルナンデス一人と話すことができただけだったが、
それでも妖精たちはああ見えて義理堅いのか、挨拶に来てくれた鈴仙の存在を見つけると、それぞれが丁寧に挨拶をしてくれていた。

鈴仙「……さて、それじゃあ行きましょうか、パスカル君」

パスカル「ああ……そうだな、レイセン(――キスギがあんな力を身に着けていたとはな。
俺もそろそろ『オールドタイプ』に加えて、新たな武器を見つけたいところだが。 はてさて、どうすれば良いかな……?)」

―――そうして、妖精たちが去り、観客ややまばらになった妖怪の山モリヤスタジアムで、
鈴仙とパスカルのふたりはとぼとぼと歩いて家路へと着く中。

射命丸「――いけないわね。 このままでは……」

……普段の傲慢なまでの自信に溢れる鴉天狗が、
同じ帰路にて珍しく憔悴した表情を浮かべて歩いていた事にまでは、鈴仙もパスカルも気付きようが無かった。

*ヘルナンデスの評価値が上がりました。
*挨拶に来たことで、ほかの妖精大連合メンバー(来生含む)の評価値もほんの少し上がりました。


227 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:23:52 ID:???
〜1日目午後・固定イベント〜
【試合結果ハイライト・2日目】

――鈴仙自身がチームの一員として臨んだ、Cブロックの雑魚妖怪チーム対永遠亭ルナティックス戦。
――そして観戦に向かい、思わぬ結末を得た、Bブロックの妖精大連合対妖怪の山FC戦。
それ以外の試合として行われていた、Aブロックのバケバケ同盟対聖徳ホウリューズ戦および、
Dブロックの守矢みらくるず対毛玉たちの逆襲戦は、やはり残念ながらそう見どころの無い試合だった。

神子「……屠自古、決めてしまいなさい!」

バシュウウッ!

屠自古「御意。 ―――やってやんよ!」

グワアアッ、バコオオオオオオオオオオン!
   ―――ズバアアッ、ピピィイイイイイイイイイッ!!

実況「ゴ〜ル! トップ下の豊聡耳神子選手、見事なパスでCFの蘇我屠自古選手につなぎ、
屠自古選手は鮮やかなヘディングで決めました! これで神子選手が自らフリーキックで決めたシュートも含め2−0!
本来名簿に登録されている霍青娥選手に宮古芳香選手に岬太郎選手、それに多数の外来人の助っ人が不在ながらも、
見事な連携を見せています!」

布都「くぉらぁ敵どもー! お主らが頼りないせいで我の出番が来ないではないか〜!」

神子「大丈夫。 布都は私たちのチームの守備の要衝。
心配せずとも、6日目の紅魔スカーレットムーンズ戦ではとことん働いて貰いますからね。
(そして、青娥達は上手くやっているだろうか。 『そっち』の方に月の賢者が加勢したと聞いた分……少し不安ね)」

――謎のチーム、聖徳ホウリューズはその主力を大きく欠いたものの、キャプテンを務める神子を中心とした活躍により手堅く勝利。
しかし常に大局を見続ける彼女にとって、目先の勝利はそう重要な事ではなかった。

聖徳ホウリューズ 2 − 0 バケバケ同盟 Aブロック 第2試合終了!

228 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:26:07 ID:???
早苗「諏訪子様っ、お願いしますっ!」

バコオオオオン!

諏訪子「ほいさ、任されたよ……っと。 食らいな、『ミシャグジさま』!」

グワアアアアアアアアッ、バゴオオオオオン! ……ポーン、ポーン、ポーンッ!
 スカッ!   ――――――ズバアアアアアアアアアッ、ピピィイイイイイイイイイイッ!!

―――その点、主力が比較的多い守矢みらくるずの試合は、聖徳ホウリューズの試合と比べると見どころのある試合だった。
とはいえ、その見どころはその勝敗ではなく、相手の毛玉たちが神々の侵略を何失点で抑えるか否かについてではあったが。

ピエール「いくぞ、『スライダーパス』だ!!」

バシュウウウウッ! ―――ギュンッ!

早苗「(やっぱり、私のパスよりも鋭い……!)――ありがとうございます、ピエール君。
……いきます、『ドライブシュート』!!」

グワアアアアアッ、バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!
  ギュウウウウウウウウウウウウウウウン……!  ――――――ズバアアアアアアアアアッ、ピピィイイイイイイイイイイッ!!

実況「決まりました、ゴ〜〜〜ル! 6点目を決めたのは早苗選手の必殺、ドライブシュートです!!
これは早苗選手が外界の中学校チームに所属していた時の必殺技でして、
早苗選手はこの能力と神奈子選手、諏訪子選手の加護を得て弱小中学だった自チームをベスト4まで導いたそうです!」

早苗「(……長野県では強豪でも、全国レベルの強者には敵わなかった。
そして――今もまた、妖怪の山単位では私は優秀なトップ下という自負はあるけど、
幻想郷全体ではやはり霊夢さんや永琳さんという強者には敵わないし、現に今、ピエール君には敵わない。
本当は、私なんかよりピエール君がトップ下をすれば良かったのに……!)」

229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:28:52 ID:???
――妖怪の山FCから独立してサッカーを行う守矢みらくるずは、
家族経営の零細企業の体を見せるチームであったが、個人の実力は非常に高いチームだった。
幻想郷有数のCB・八坂神奈子を筆頭に、霊夢ほどではないが優秀なトップ下の早苗と、万能型FWの諏訪子。
これに加えて外界からピエールと若島津を加えているために、その総合力に反して縦のラインは非常に強烈。

神奈子「そらそら! 紅魔は1試合で8点取ったんだぞ。 ウチらは最低でも10点は取らなきゃ話題にならないぞ〜!」

諏訪子「うっさいなぁ。 人に言うなら、自分もやれっつーの」

バコッ……。

神奈子「おっ、手柄を献上してくれるのか。 うむうむ、神に対して殊勝な心掛けであるぞ。
それでは……『エクスパンデット・オンバシラ』ァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

グワアアアアアアアアアッ――――――――――――バッゴオオオオオオオオオン!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……ズバアアッ!
……ピピィイイイイイイイイイイッ!!

若島津「(つまらん、話題性など知るか。 俺が真に望むのは、力を磨きあった者同士の真なる修羅場……。
早く、俺を楽しませる奴と戦いたい……!)」

―――それゆえに、CBの神奈子はその派手好きで豪放な性格もあり積極的にシュートを繰り返し、
GKの若島津は弱者への怒りを籠めたセービングで毛玉たちの抵抗を完全に封殺。

ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「し、試合終了〜〜〜〜!! 守矢みらくるず、ガンガン攻めて攻めて攻めまくって、
その結果9−0で試合を終了させました! 得点は諏訪子選手のハットトリックに、早苗選手、ピエール選手が二点を挙げたことに加え……。
なんと、CBの八坂神奈子選手もまた、前衛の三選手と同様に二点を挙げています!
まさに信じられない攻撃的チーム! GKの若島津選手の堅守もあり、今回の守矢はやってくれるかもしれません!」

230 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:30:38 ID:???
神奈子「はっはっは、まあ上出来かな。 後は妖精達がよほど活躍しない限りは、
明日の一面は我々に決まったも当然だろう。 ねぇ、諏訪子?」

諏訪子「あー……そだね(なんかイヤ〜な予感がするなぁ……。 
具体的には、妖精チームのせいでウチらの活躍がしょぼくなって、神奈子がヘソを曲げるような)」

最終的には9得点もの大量得点で、守矢みらくるずは派手に大勝した。
しかしながら、諏訪子の神託が残念ながら的中し、その大勝が聴衆にはやや霞むことになるのだが……。
それはまた別の話である。

守矢みらくるず 9 − 0 毛玉たちの逆襲 Dブロック 第2試合終了!

231 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:32:18 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子
2ゴール 射命丸、早苗、神奈子、ピエール
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗
2アシスト 小悪魔、ピエール
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、諏訪子

232 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:34:43 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
ちなみに、細かい補足ですが、
>早苗選手はこの能力と神奈子選手、諏訪子選手の加護を得て弱小中学だった自チームをベスト4まで導いたそうです!
……と、ありますが、このベスト4というのは県内ベスト4であって、全国ではありません。
なぜベスト4かと言いますと、某スレ様の設定や展開をパク……リスペクトした感じだったりします。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

233 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 00:39:04 ID:???
ダイヤジスタの持ち主が主人公のスレですね
あのスレはトンでもがよくおきましたよね

234 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 00:39:43 ID:???
すみません、聖徳チームの得点やアシストを入れ忘れていたので、訂正します。

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子
2ゴール 射命丸、早苗、神奈子、ピエール、
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、屠自古、神子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗
2アシスト 小悪魔、ピエール
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、諏訪子、神子

……が、正しいランキングです。
それでは、今度こそお疲れ様でした。



235 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 00:42:51 ID:???
あのフェアプレー精神を持ちつつも人を容赦なくどかどかと吹っ飛ばす奴が主人公の世界の
早苗さんか・・・ん?ってことは・・・JOKERかダイヤKあたりで来るかもしれんな・・・

236 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 01:02:42 ID:???
いや、来ないだろう
だってあのスレの諏訪子と神奈子のポジションが逆だし

237 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 22:51:47 ID:pYxdCRJM
こんばんは、今日も更新していきます。
>>233
その通りですw
トンでもがありつつも、ゲームやストーリーの面白さがあって本当に楽しかったです。
私もときたま読み返して自分のスレの展開やゲーム設計の勉強にしています。
>>235-236
あくまでパク……リスペクトなので完全にイコールではないです。
実はこれまでもダイヤK判定で某スレ様のキャラは出る可能性はあったのですが、
さすがにダイヤジスタさんは出ませんね。出るとしたら、もっと早苗さんに近いキャラが出るかもです。

238 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 22:53:29 ID:pYxdCRJM
〜3日目午前・固定イベント〜
【花果子念報・その2】

鈴仙「ふぁ……。 ―――師匠は、まだ帰って来ていないのね」

てゐ「姫様情報によると、帰ってくるの今日の夜だってさ。 
お師匠様がいないと開放感がハンパないけど。 やっぱしずっといないと、淋しいというか不安なもんねー」

鈴仙はてゐと並んで朝食の オムライス をかじり、 生姜湯 をすすりながらノンビリとした朝を迎えていた。
そんな鈴仙の手元にはもちろん『花果子念報』。
忙しい現代社会を生き抜く、デキる女の必須アイテムである(はたて談)。

てゐ「おっ、やっぱり昨日の妖精チームの活躍が1面記事なのね。
そんで神様のチームはちっこく9−0で勝利……と。
9−0って聞くとヤバい気もするけど、上下の実力差が激しい幻想郷じゃあ稀によくあることだし、インパクト不足だもんねぇ」

鈴仙「ちょ、ちょっと! てゐってば私の新聞勝手に覗かないでよ! 悔しかったら自分のお小遣いで購読してみなさい!」

てゐ「え〜っ、ケチくさいなぁ鈴仙。 どーせ減るもんじゃないのにさ」

鈴仙「……ま、それもそうだけど」

239 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 22:54:50 ID:pYxdCRJM
肩にふてぶてしく乗っかってくるてゐを適当にあしらいながら、
鈴仙はゆっくりと新聞のページに目を通す。 特に気になった記事は……?

A:特集記事「幻想郷の有力チームに迫る! 第2回」(※内容は更に判定)
B:おいでませ地霊温泉郷・ただいま秋の割引サービス中
C:最近幻想郷で人気のアニメ・『ドラゴンスフィア』の謎に迫る!
D:インチキ商売にご注意を〜全自動三戸(さんし)割り機〜
E:時代はずれの道場破り!? 冥界の名関取大激白
F:伝説の超人 ヒジリー ストーリー 伝説 物語 絵巻 連載小説 新設定
G:通販コーナー「夢のカパネットにとり」(協賛:ヒューガー)
H:四コマ漫画『元祖! やっこい九十九姉妹』
I:適当にお茶を濁す。(すぐにイベントを終了できます)

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで選択できます。
*色モノな記事ばかりにも見えますが、どの記事も内容は意味あるものになっていると思います。

240 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 22:57:29 ID:LCS2xfIo
C

241 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 22:57:45 ID:EI9eDt0A


242 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 23:03:22 ID:WGss6PK6
E

243 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 23:07:48 ID:WAgvbaIg


244 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 23:08:40 ID:hcXRlKFI
F

245 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 23:09:37 ID:WGss6PK6
Dに変更します

246 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 23:48:14 ID:pYxdCRJM
D:インチキ商売にご注意を〜全自動三尸(さんし)割り機〜

鈴仙「え〜と、なになに……」

鈴仙は何気なく、「暮らしと生活」のページをめくると、そこにはこんな記事があった。

<インチキ商売にご注意を〜全自動三尸(さんし)割り機〜>    第○○○季  神無月の一

人里の人間を狙った、新たなインチキ商売が横行している。
人間の体内におり、庚申の日のたび天帝に人間の罪悪を告げて、寿命を縮めるとされる「三尸(さんし)」という虫。
その新対策として一時期取り沙汰された「四猿ちゃん」が、ただの木彫りの置物だったという事件については、
本紙でもすでに取り上げているが、今度は新たな手口が見つかった。

人里外れに出店を構える少年により提供されていた『全自動三尸割り機』。
売り子の少年は幻想郷では珍しい「科学」のキーワードを用いて言葉巧みに主婦をだまし、
これまで合計 6 個もの装置を売りつけてきたという。

庚申の日にも忙しく、なかなか眠って夜を明かせない女性のために開発された機械らしく、
匿名希望の少年は笑顔で、『あっと驚く主婦の味方だよ』と自信満々にその効果を述べているが、
その効果を確認できた人間は一人もおらず、苦情の声は静かに広がっている。
そもそも、どのあたりが女性向けなのかもわからない。
せいぜいが、売り子の少年の顔が女性受けする……と、言った程度である。

魔法の森の古道具屋や、旧地獄の雑貨屋など、幻想郷には元々インチキショップというのは絶えないが、
これからの時代、ものを買う側もリテラシーが問われてきている時代になったのかもしれない。
その少年は最後に、記者に向かってこう得意げに述べた。
「次は、死神をぐるぐる回してバターにする『グルグル不死ナール』という商品を考えているよ」
                                                〈姫海棠 はたて〉

247 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/19(火) 23:52:39 ID:pYxdCRJM

鈴仙「はぁ。 なんというか、平和な記事ねぇ……。 
そんなの、怪しいと思ったら買わない! ……で良いのにさ」

てゐ「ふ〜ん……」

鈴仙「? なによてゐ? まさか……こんなつまらない記事から、サッカー大会攻略のヒントを掴んだ!
……なんて、言う気じゃないでしょうね? パスカル君みたいに」

てゐ「まさか。 私は頭が良いけど、無駄にグルグル頭を回転させるのはそんなに好きじゃないし。
……ただ、ちょっと気になったことがあってね。 具体的には――」

先着1名様で、

★てゐのヒント?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「私、実はこの売り子の名前と能力値と必殺技データの一切を持っているんだけど……」
ダイヤ→「―――これ、あの自称聖人一派の工作だよね?」
ハート・スペード→「私、実はこの売り子ってのを見たことがあるんだけど……」
クラブ→「この機械を作ったヤツは、よほどの関白亭主だなぁ……って」
クラブA→「ヤベッ、この売り子変装した私だわ」

248 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 23:53:56 ID:???
★てゐのヒント?→ ハート10

249 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 23:53:59 ID:???
★てゐのヒント?→ クラブ6

250 :森崎名無しさん:2014/08/19(火) 23:57:25 ID:???
クラブAw

251 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 00:00:49 ID:???
プラシーボにすらならないのか

252 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 00:04:40 ID:???
ちょっとだけ新情報が得られたかも?
……と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>250
出てたら多分、鈴仙がまきぞえを食らって不幸な目にあってましたw
>>251
ちょっと詳しくは考えてなかったですが、

連続でレバーを回し続けると全自動で三尸が退治されるよ! →それって眠らず夜を明かしてるのと同じですよね?
(※伝統的な三尸の対処法は眠らず起き続ける事)

……みたいなグルグルダシトール的理論だと思います。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

253 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 20:03:29 ID:???
この詐欺事件も実は鈴仙って奴の仕業なんだ

254 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 20:05:45 ID:???
なんだってそれはほんとうかい

255 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 20:53:53 ID:???
おのれ鈴仙!許すまじ!

256 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 22:51:26 ID:q9FD7cNk
こんばんは、今日も更新します。
>>253-255
クラブAが出てたらリアルにそんな展開だったかもしれませんw

★てゐのヒント?→ ハート10 ★
ハート・スペード→「私、実はこの売り子ってのを見たことがあるんだけど……」

てゐ「いやね、まぁ……そんな大した話じゃあないんだけど。 私がこの売り子を多分見たことがあるんだけど。
それはもう見事な少年なんだよ……っていう話さ」

鈴仙「へぇ……。 アンタが手放しで人を褒めるなんて珍しいわね」

てゐ「おうとも、顔は良いのに気障ったらしくもないし、物腰も嫌味なところが全くなく穏やか。
記事ではイヤミっぽく書かれちゃあいるが、実際に会うとあまりに非の打ちどころのない善人。
まさに、人を喜ばせるために生まれて来たような、ある意味妖怪クラスに吹っ切れてる人間だ」

その少年について、まるでついさっきまで会っていたようにありありとした情感を籠めて表現するてゐ。
彼女が語るには、その売り子の少年は本当に完璧で素晴らしい人間の鑑であるかのごとく鈴仙に映る。

鈴仙「成程、つまりその少年とやらは完璧……ということ。 そして、それはつまり――」

しかしその一方で、鈴仙はてゐが真に伝えたいことを察していた。
単純で人を信じやすい性格の鈴仙ではあるが、さすがに何年も「この手の人物」と付き合っていると、
感情ではなく経験則と理論でなんとなくわかる。

てゐ「おっ。 鈴仙もようやく最近察しがよくなってきたね。 ――その通り、完璧なモノには大抵裏がある…ってことさ。
そして私が見るに、この記事は重要だね。
……何せ、こんな狭い幻想郷に私の同業。 天才的な詐欺師がぬくぬくと潜んでいるってことだから」

257 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 22:56:21 ID:q9FD7cNk
鈴仙「……確かに。 無警戒な私の前にそんなヤツが来たら、自分でいうのもイヤだけどきっと騙されてたでしょうね。
今の私でさえ、てゐの悪巧みに3回に1回は騙されてるというのに……」

てゐ「あっ、今盛ったね鈴仙ちゃん! 2回に1回は騙されてるってば」

鈴仙「むぐぐっ……。 う、うるさいわね! 人を騙すのは犯罪なのよ! 盗人猛々しいとはまさにアンタの事ね!」

てゐ「なにィ!? 私はキャッチアンドリリースがモットーなんだけど!?」

鈴仙「な〜にがキャッチアンドリリースよ!
だったらアンタが前私を落とし穴に落として減らした能力値返しなさいよ! このチンピラ妖怪が!」

てゐ「はぁ!? 確かに私は落とし穴に落としたけど、能力値減らしたのは自己責任じゃん! 私は何も関与してない」キリッ

鈴仙「そんな理屈……通るかっ……!! バカモーン!!」

ギャーギャー ワーワー

佳歩「う、うわぁあああん!? 鈴仙さま達が修羅場になってるよ〜!?
きっとこれから、お皿とか投げ合ったりするんだぁぁああ! 怖いよぉおお……!!」

つかさ「鈴仙さま、てゐさまっ! お二人とも良いオトナなんですから、そんな見苦しいケンカはやめてくださいっ!?」

輝夜「そーよそーよ! もっとこの落ち着いたセレブ系オトナな私を見習いなさいっ!!」

パスカル「(確かにケンカは見苦しいが。 少なくとも、カグヤさんにだけは言われたくないな……)」

……ノンビリとしていた筈が、なぜか無駄に活気づいてしまったような。
そんな、とある朝の永遠亭だった。

*鈴仙が謎の詐欺師に騙される可能性が大きく減りました。
*てゐと鈴仙はすぐに仲直りしたので大丈夫です。

258 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 23:02:55 ID:q9FD7cNk
〜大会3日目・午前〜

鈴仙「はぁ、てゐとは仲直りしたから良かったけれど。 実際、今日はどうしようかしら?
今日はルナティックスの試合が無いから……ちょっとは行動に自由は生まれるでしょうけど、
じゃあどうするか? ……ってなると困っちゃうのよね。

試合観戦も、いろいろ交流できたり敵情視察出来たりして良いけど、自由行動や自主練習も捨てがたいし。
特に、太陽の畑の幽香さんちに居候しているレティさんは、守備について色々教えてあげる、って言ってたから、
是非一度はお邪魔したいのよね。 後はお燐の言ってた地底の雑貨屋も気になるけど……こっちは、ちょっと大変かしら」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:チームで試合を見に行く(本日の試合:地霊VS西行、命蓮VS博麗。 更にどの試合を見るか分岐)
C:自主練習をする(一人で練習します。更に分岐)
D:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:16
E:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
F:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※使えるアイテムは「パチェノート(使用時、鈴仙の全スキルに経験点が+! dice+! diceされる。 使い切り)」のみです。
   「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの自主練習の選択時に使用してください。

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:各チーム1試合目終了〜ルナティックス2試合目までの大会スケジュール)

3日目    地霊×西行←今ここ  休   み   
        命蓮×博麗       休   み

4日目    休   み         休   み      
        休   み         休   み   

5日目    羽目×バケ       永遠×地霊
        人里×妖精       守矢×命蓮 

259 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:03:33 ID:pM+mnXt+


260 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:04:48 ID:CfFd8bqA
B

261 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:05:28 ID:Ae2x/0ls
B

262 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:05:29 ID:???
記事もう一回見れるんじゃないか?

263 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 23:08:01 ID:???
>>262
おっとすみません、なぜかもう二回見たように勘違いしていました。
ちょっと不自然になるかもですが、
新聞購読2回目→試合観戦先の決定→試合観戦イベント
という風に繋げていきたいと思います。

264 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 23:10:29 ID:q9FD7cNk
B:チームで試合を見に行く(本日の試合:地霊VS西行、命蓮VS博麗。 更にどの試合を見るか分岐)

*観戦先の決定に先立って、新聞イベントの二回目を先に行いたいと思います。
 読みたい記事をお選びください。 大変失礼いたしました。 

A:特集記事「幻想郷の有力チームに迫る! 第2回」(※内容は更に判定)
B:おいでませ地霊温泉郷・ただいま秋の割引サービス中
C:最近幻想郷で人気のアニメ・『ドラゴンスフィア』の謎に迫る!
D:インチキ商売にご注意を〜全自動三戸(さんし)割り機〜
E:時代はずれの道場破り!? 冥界の名関取大激白
F:伝説の超人 ヒジリー ストーリー 伝説 物語 絵巻 連載小説 新設定
G:通販コーナー「夢のカパネットにとり」(協賛:ヒューガー)
H:四コマ漫画『元祖! やっこい九十九姉妹』
I:適当にお茶を濁す。(すぐにイベントを終了できます)

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで選択できます。
*一度選んだ記事についても選択できます。 この際、同じ記事を深く読み込むという形になります。

265 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:11:27 ID:pM+mnXt+


266 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:12:01 ID:???
B

267 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:15:46 ID:7t2Lg68+
B

268 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:16:53 ID:Ae2x/0ls


269 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:17:28 ID:2wG7hIWs


270 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:20:56 ID:WmDdlSHo


271 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 23:45:06 ID:q9FD7cNk
E:時代はずれの道場破り!? 冥界の名関取大激白

鈴仙「(観戦先をみんなに相談する前に、とりあえず新聞でも読んどきましょうか。
さっきは、てゐとケンカしたせいで中途半端にしか読めなかったし……)」

そう思ってパラリと新聞をめくる鈴仙。
小難しい政治や経済の記事をすっとばし、地方ニュースの欄を眺めていると、
少しだけ興味深い記事が見つかった。

鈴仙「『時代はずれの道場破り!? 冥界の名関取大激白』……? 冥界で何かあったのかしら」

冥界には、最近の交流こそ少ないが、確かに大事な友人である白玉楼の庭師・魂魄妖夢が在住している。
彼女の身に何かがあったら大変だ……と、鈴仙は新聞の端っこに書かれたその記事に目を通すと、
中にはこんな事が書かれていた。

<時代はずれの道場破り!? 冥界の名関取大激白>    第○○○季  神無月の一

幻想郷の一部の住人で有名な『道場破り』が、とうとう死後の世界にまで姿を出したらしい。
白玉楼の敷地内で幽霊相撲の師範を営む亡霊(自称)・中西太一さんは語った。
「あれはワイが門下の幽霊たちの為にちゃんこを作っていた時のことや。
 あの道場破りはバアンとウチの門戸を破りおって、『俺とサッカーしてくれ』とぬかしおった。
 ワイは相撲が本業、サッカーは副業なんやと説明してもソイツは納得せんから、
 しゃーなしにワイは得意の『つっぱりセービング』でアイツのシュートを受け止めたるいうたら、
 あの道場破り、どないシュート撃ったと思う? …… まあそれよりも姉ちゃん、聞いてくれや。
 あれはワイがまだうら若き少年やった頃やった。 思えばアレがワイの人生のピークで ……
 なにィ? 幽霊がちゃんこどないして食べるか、やって? それはな …… ワイが …… こう
 ……」

272 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/20(水) 23:46:10 ID:q9FD7cNk
鈴仙「話なっがいわね、この相撲道場の師範……(っていうか、白玉楼は基本一般霊立ち入り禁止って聞いてたけど。
いつの間にこんな相撲道場まで出来たんだろう……)」

よく見れば、記事の七割弱がこの師範の関西弁でのトークに終始している。
これが記事を書いたはたての怠惰か、この中西という男の語り性によるものかはわからないが、
一部記事の本旨とは関係のなさそうな語りが多分に含まれており、非常に読みづらい。
少なくとも、この記事を新聞の隅に追いやったはたての判断は正しかったといえるだろう。

鈴仙「ふむふむ……」

――しかし、今ある新聞に文句を言っても記事の内容がよくなるわけではない。
鈴仙は我慢して辛抱強くこの記事を読み切る事を決意した。
そしてその結果、わかった事は……。

先着1名様で、

★中西のパーフェクト相撲教室→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→中西が相撲を引退し、K1ファイターとして近日デビューするという事だ。
ダイヤ→ハート+その男は、明日いっぱいまで冥界に滞在しているという事だ。
ハート→スペード+師範の中西のサッカー能力の程度だ。
スペード→その道場破りが、鈴仙のよく知る人物であった事だ。
クラブ→その道場破りが、鈴仙のよく知る人物であった……ような気がしたがどうも人違いっぽかった。
クラブA→記事の中西「実はワイ、庭師の女のコとデキとるんですわァ」鈴仙「そ、そんなの許すかァ!?」

273 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:46:57 ID:???
★中西のパーフェクト相撲教室→ クラブ5


274 :森崎名無しさん:2014/08/20(水) 23:47:03 ID:???
★中西のパーフェクト相撲教室→ スペードK

275 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 00:01:52 ID:CLi+NNyE
★中西のパーフェクト相撲教室→ クラブ5 ★
クラブ→その道場破りが、鈴仙のよく知る人物であった……ような気がしたがどうも人違いっぽかった。

鈴仙「(まさかとは思うけど。 この道場破りって中山さんじゃあ……?)」

師範の口々から零れる、道場破りとやらの勇猛溢れるエピソードに高い実力。
そして強さを求めて冥界にまで訪れるバイタリティ。
鈴仙の脳裏には、そんな条件を持つ知りあいの影が鮮明に浮かび上がっていたが……。
―――記事の最後を見て、鈴仙は拍子抜けしてしまう。
***

……こう長々と、花果子念報のインタビューに答えてくれた中西師範が思うように、
この【イ・ヨンウン】なる謎の韓国人テコンドー選手に対する道場破り行為は、
これまで必死に実力を磨いてきた幻想郷の一般人妖にとっては真に恐ろしいものである。

しかし、本誌が調査をしたところ、彼が今大会どこかのチームに加入しているという噂はないし、
彼のサッカーの実力も、かなり高いが博麗靈夢選手はおろか、その一段下の選手及ばない。
誰か『真の強豪』が現れた時、彼による道場破り行為はひと段落するだろう。
                                                 〈姫海棠 はたて〉


276 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 00:05:50 ID:CLi+NNyE

***

鈴仙「――イ・ヨンウン。 ……って、誰!?」

ノリでそう叫んだ後に、鈴仙はああ、と思いだす。
彼は確か、依然は守矢の旅館で休息を取っており、
その中で、鈴仙ルナティックスの卓球大会にもしれっと参加していた実績がある。
(※詳しくはスレ8の>>200位を参考にしてください)

鈴仙「懐かしい名前な気がするけど――彼がそんなに強力な選手だったなんて。
これからもしも道中で会った場合は、仲良くしておくと損はないかもしれないわね……」

*イ・ヨンウンが幻想郷各地を回り修行をしているという噂を知りました。
*今後、道中にて彼と出くわすかもしれません。

277 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 00:09:49 ID:CLi+NNyE
……と。 あまり当り障りの無い情報を得てとりあえず満足した鈴仙は、
一息置いてから、真面目に本日見に行く試合をどうするかについて検討をする。

鈴仙「(何せ、今日の試合はどっちも予選リーグ屈指クラスの大試合。
それに、その一方は私たちのブロックの未対戦2チームがぶつかる試合。
そしてもう一方は、この大会きっての強豪チームと、それを覆しうる好チームとがぶつかる試合。
どっちも見逃したくない大事な試合だものね。 ここはすっごい迷うけど……)」

――迷いながらも、鈴仙はひとつの結論を出した。 それは……。

A:地霊殿サブタレイニアンローゼスVS西行寺亡霊連合の試合を見に行く。
B:博麗連合2014VS命蓮寺ロータスの試合を見に行く。

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


278 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 00:10:31 ID:yI3/bkQs
A

279 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 00:11:31 ID:tsk4Xf6g
A

280 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 00:14:07 ID:CLi+NNyE
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
ちょっと日本語があまりにおかしくて気になるところがあるので訂正します。
>>275
×この【イ・ヨンウン】なる謎の韓国人テコンドー選手に対する道場破り行為は……

○この【イ・ヨンウン】なる謎の韓国人テコンドー選手による道場破り行為は……

>>276
×彼は確か、依然は守矢の旅館で休息を取っており、
 その中で、鈴仙ルナティックスの卓球大会にもしれっと参加していた実績がある。

○彼とは確か、以前に守矢の旅館で休息を取っていた時に面識があった。
 しかもその中で、イは鈴仙達永遠亭ルナティックスの卓球大会にも、リザーバーとしてしれっと参加していた実績まであるのだ。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

281 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 00:17:06 ID:2NdeAov+
A チームで2手に分かれたりするのかー?

282 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 17:40:43 ID:???
レティはたぶん相撲部屋にはいないな、ちゃんこ鍋食えそうにないし
ちゃんこ鍋っておいしいよね、店によっていろんな具とスープが違ってて
ってか中西が作るのかwww
中西が料理できるってことは本格的に妖夢っていらない子・・・?



283 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 22:32:53 ID:CLi+NNyE
こんばんは、今日も更新します。
>>281
チームで二手は実は考えていませんでした(汗)
これから選択肢を出してみようかと思います。
二手に分けることで、全く見ないよりはヒントが出る反面、
鈴仙が見に行く試合での交流チャンスが減る……とかいう風にしようと思います。
>>282
ちゃんこ鍋は店に行くほどではないですが好きですね。
中西は白玉楼の敷地内にいるだけなんで、多分妖夢はいる……と思います。

284 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 22:33:57 ID:CLi+NNyE
A:地霊殿サブタレイニアンローゼスVS西行寺亡霊連合の試合を見に行く。

鈴仙「(……うん、そうね。 霊夢達の試合は、どーせ決勝トーナメントとかで嫌でも見ると思うから。
今はまず、地霊殿チームと妖夢達との試合を見て敵情視察といきましょうか)」

鈴仙はそう思い立って、実質的キャプテン代理の権限(?)を駆使して、
まずは永遠亭にいる永琳以外のルナティックスメンバー――すなわち、慧音と妹紅と中山を抜いた
十数人を呼び出して、軽くミーティングを始める。
そこで鈴仙は、みんなで今日の地霊殿サブタレイニアンローゼス対西行寺亡霊連合の試合を見に行こうと提案するのだが……。

輝夜「――ちょいまち、イナバ。 大局を見誤っては目の前の戦も覚束なくなる。
ここは、何人かを博麗チームの試合の偵察に行かせる……ってのも大事ではないかしら?」

鈴仙「ひ、姫様……!(――が、真面目なこと言ってる……!?)」

てゐ「(こりゃあひょっとしたら、明日は月が降ってくるかもしれんねぇ)」

ここで意外にも、携帯ゲーム片手にロクに話を聞いてなさそうな輝夜が建設的な提案をする。
あまりに意外すぎて、その場にいたウサギ達全員がざわめきたち、
パスカルが小声で鈴仙に、「なあ、あのカグヤさんは偽物じゃないのか?」と耳打ちするほどだった。

輝夜「(こ……こいつら……! この私がせっかくカリスマを発揮したというのに絶対ロクな事考えてないわね…!
くううっ……世が世ならば、見せしめにイナバを極刑に処していたところよ……!?)」

285 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 22:35:13 ID:CLi+NNyE

鈴仙「(――姫様はまたロクな事考えてなさそうだけど……確かに、チームを二手に分けるのは良い手かもね。
二手に分ければ、私が行かない方の試合についても、僅かばかりのヒントを得られそうだし。
ただ、そうなると、試合前とか後でのチームメイトの交流のチャンスが減る事になりそうなのが痛いかしら。
私が好きな子だけ選んでいければよいけど、世の中ってばそんなにラクじゃないし。 さて……)」

A:いや、全員で地霊殿チームの試合を見に行く。
B:二手に分けて試合を見に行くよう提案する。(誰が鈴仙に同行するか、更に判定)
C:人里(周辺)にいる慧音と妹紅に、博麗チームの試合を偵察してもらうようお願いすればどうか……と、提案する。
D:やんわりと、自分で連れていく選手を選べないか発言してみる。
E:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

286 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 22:36:16 ID:yI3/bkQs
B

287 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 22:36:19 ID:2NdeAov+


288 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 22:37:03 ID:Vfc9qkH6


289 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 22:47:30 ID:???
二手に別れるっていうけど、鈴仙は地霊殿チーム見学固定ですか?

290 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 22:56:55 ID:CLi+NNyE
B:二手に分けて試合を見に行くよう提案する。(誰が鈴仙に同行するか、更に判定)

鈴仙は輝夜の言う事も最もだと思った。
確かに、チーム内での交流は大事かもしれないが……それよりも、試合でしか見れない事はたくさんある。
それならばやはり、二手にメンバーを分ける事は試合で得られる情報を増やすには効率的だ。
鈴仙は輝夜に賛意を示すと、そこから明らかにゴキゲンになって、自分から意気揚々と紙を切り出してクジを作り出す。

パスカル「(普段は適当だけど、何かイベントがあると急に張り切りだすタイプだな、カグヤさんは……)」

そんな童心溢れる姿に、鈴仙やパスカルは思わず苦笑いを零しつつ。

輝夜「うっし、そんなわけで、この私が作ったクジ引きで! 誰がどっち行くか決めるのよ!
ただ、引率役として私とイナバとを分けようと思うわ。
んで、私は博麗チームの試合を見に行くから、イナバは地霊殿チームの試合を見に行く……って体にしようかしら。

スタジアムやサッカーコートの道中では、乱暴な妖怪や妖精が突っ込んでくるかもしれないけど、
イナバはこう見えても月ではそこそこのソルジャーだったっぽいし、私もこう見えても殺し合いには慣れてるからね!
パスカル君やらモブイナバズは安心して良いわよ」

鈴仙「あはは……(姫様が護衛……って聞くとふつう逆じゃないのか、って思うでしょうけど。
実際姫様ってば、腕力も妖力もかなりのものなのよねぇ……普段は絶対めんどくさがって見せないけど)」

――「金閣寺の一枚天井」をも楽々持ち上げるらしい腕っぷしに、
上古の時代からの宝具たる「五つの難題」を易々自らの物として扱う理力。
そしてその上に「永遠と須臾を操る程度の能力」というあまりにスケールの大きすぎる能力が備わっているのだから、
万が一、いや、億が一にも輝夜が本気を出したとすれば、どうなるかは想像したくない。
正直鈴仙としては、永琳並みかそれ以上に輝夜とは敵対したくないと思っている。

佳歩「(鈴仙さまといっしょのグループだったらいいなぁ……)」

つかさ「(地底の鬼を見たら、Dちゃんが泣き出してしまうかもしれないし。
出来れば、Dちゃんと一緒に博麗チームの試合を観戦できれば良いのだけれど……)」

291 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 23:05:03 ID:CLi+NNyE
そして、そんな鈴仙を尻目にほかのウサギ達やてゐにパスカルは輝夜作の
不揃いな紙片を一枚ずつ引いていく。
果たして、鈴仙と共に同行することになったのは……。

先着1名様で、

★鈴仙の旅の仲間→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→輝夜「ロベルト(全裸)とバルバス(パンツ)とこーりん(褌)よ!」
ダイヤ→妹紅と慧音、そして佳歩とつかさとウサギDだった。
ハート→てゐとパスカル、そして佳歩とウサギBとウサギCだった。
スペード→佳歩とつかさ、そして名無しウサギB・C・D・Kだった。
クラブ→妹紅と慧音とパスカルとてゐだった。

*前の選択もあるので、鈴仙は必ず地霊殿チームの試合を見に行くことになります。
*マークごとの優劣はあまりありません。

292 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:05:41 ID:???
★鈴仙の旅の仲間→ スペード5

293 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:16:22 ID:???
うわーウサギさん引率だー

294 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:18:26 ID:???
JOKER引くとつかさが大体わかったっていうに違いない

295 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 23:28:43 ID:CLi+NNyE
★鈴仙の旅の仲間→ スペード5 ★
スペード→佳歩とつかさ、そして名無しウサギB・C・D・Kだった。

佳歩「やったぁ、鈴仙さまと一緒だ!」

つかさ「(地底の妖怪は怖いけど。 鈴仙さまが居るから安心でしょうね……)」

ウサギD「(良かった〜。 Eちゃん……じゃなくて、つかさちゃんと一緒だよ…)」

ウサギK「(私はいらない子じゃないよ! あと、私たちの他にもリザーバー用のウサギFちゃんGちゃん達もいるって設定だよ!)」

ウサギC「はあ〜(くそでかためいきさん) いいよなぁ、どおせわたしなんか……しゅわっと!」

ウサギB「なんか色々混じってるよ、Cちゃん……」

鈴仙「あらら。 これはこれは……賑やかな見学班になっちゃったわねぇ」

輝夜「モブイナバズが固まっちゃったわね〜。 ま、これはこれで良いんじゃないかしら?」

てゐ「う〜ん。 なんかウサギ達が居ないと若干新鮮やなぁ……。 ま、たまにはいいかァ」

パスカル「となると。 博麗チームの見学班は俺とてゐとカグヤさん、
そして人里で合流予定のケイネさんとモコウさん……の5人になるのか、人数的には概ね丁度良いな。
(カグヤさんとモコウさんが同じ班ってだけでも不安だが……いつもの事だしな)」

輝夜「そんじゃ、私らはパスカル君もいる事だし徒歩で人里経由で、
異次元世界で不死鳥の力を手に入れ強靭なフィジカルを得たにも関わらずヘタれるモコラ(笑)さんと
慧音先生と合流しながら、妖怪の山モリヤスタジアム集合……って感じでいくわね!
イナバも、くれぐれもモブイナバを泣かさないように頑張るのよ!」

鈴仙「は、はい……(お願いですから、姫様も頑張ってくださいね……?)」

296 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/21(木) 23:31:07 ID:CLi+NNyE
鈴仙率いる地霊殿見学班は、かくして佳歩とつかさをはじめとする永遠亭の妖怪ウサギ部隊となった。
そしてさっそく鈴仙一行は空を飛んで、試合の行われる人里サッカーコートへと向かう。

昨日の試合にも負けないほどの大観客の中、鈴仙は辛うじて全員分の椅子を見つけて、
きゃいきゃい騒ぎ立てる子供のウサギ達をあやしつけながら席へと誘導する。
その姿はまさに幼稚園や保育園の保母さんの如しだった。

鈴仙「(はぁ……こんだけ沢山のウサギ達の面倒を毎日見てるてゐも大変なのね……!
中間管理職な私の立場からは見えない事が、この小一時間で沢山見えた気がするわ。
―――さて、試合開始前の時間をどう過ごすかだけど……?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで行動できます。

297 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:31:53 ID:z3nTxerM


298 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:32:16 ID:yI3/bkQs
A つかさ

299 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:36:29 ID:tsk4Xf6g
A つかさ

300 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:36:48 ID:ZuVrduns
A つかさ

301 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:56:28 ID:???
D行けば妖夢と会えるかな?

302 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/22(金) 00:06:26 ID:koMQMfrs
A つかさ

鈴仙「(せっかくの機会だから、つかさとお話してみようかしら……?)」

昨日の雑魚妖怪チーム戦で、名前が欲しいと鈴仙達に懇願したつかさ。
彼女の持つ冷静な理性と熱い魂は十分に知っているつもりの鈴仙だったが、
しかしつかさ自身の事を深く知っているわけではない。
ほかのウサギ達と比べても格段に大人の容姿と性格の彼女は手がかからない反面、
鈴仙やてゐの元から半ば独立していた雰囲気すらあった。

鈴仙「(あとは……Dちゃんと仲が良い、って事は知っているんだけど。
ほかの話題になるとさっぱりなのよねぇ。 何か趣味とかわかれば面白いんだけど……)」

鈴仙はつかさに対する話題をじっくりと考えて……こう口火を切った。

A:「そういえばつかさは、今興味のあるものとかないの?」つかさの趣味について聞く。
B:「今日の試合、どっちが勝つと思う?」試合について聞く。
C:「Dちゃんと、すごい仲が良さそうよね〜」ウサギDとの関係について聞く。
D:「ガッツ溢れるプレーをするには、まだまだ体力不足よ!」つかさの体力について話をする。
E:「つかさは、どんな選手になりたい……とかあるの?」つかさの目指す選手像について聞く。
F:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


303 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:09:44 ID:FGuhzLDk
D

304 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:11:02 ID:N/asoZQo
F そういえばつかさって何かすきなこととかあるの?折角名有になったんだし
  また今度暇なとき付き合うわよ



305 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:12:09 ID:Dv0O7Hjo
A

306 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:14:09 ID:Dv0O7Hjo
Eに変更します

307 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/22(金) 00:16:27 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

>>293
中々交流しずらい名無しウサギとの交流チャンスになるかもですね。
>>294
世界が破壊されますね…。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

308 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:19:34 ID:10+givPM
E

309 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:19:51 ID:Nuw6pF76
A

310 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:37:09 ID:Nuw6pF76
Eに変更お願いします

311 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 00:52:05 ID:Qx9Mb3Ls
こんばんは、遅くなりましたが明日が休日なので少しは更新したいです。

ところで、突然ですが今日から暫く選択肢を2票決にしてみようかと思います。
理由としては、最近の更新&投票スピードなら、2票決でも余裕があるかな…と思ったからです。
また、投票を決定するために変更をしていただくのも非常に心苦しいですし、
そのせいでかえって投票の自由度を下げてしまっても……と考えたのもあります。

ただ、また全体的なスピードが上がって来て、2票決では対応しきれない場合は、
その都度様子を見たりご意見をうかがうなどして、3票決にしていきたいと思います。
相談も無く決めて恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
(もしも反対意見等がありましたら、またコメントにて教えていただければ幸いです。)


それでは、次レスより更新を再開します。

312 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:00:21 ID:Qx9Mb3Ls
E:「つかさは、どんな選手になりたい……とかあるの?」つかさの目指す選手像について聞く。

鈴仙はつかさのパーソナリティは勿論気になっていたが、
それよりも彼女が選手として、どんな方向性を求めているのか……という志向が気になった。
佳歩の場合は、「鈴仙に並べる2トップになる」……と、目標がずっと一貫していたために、
立場上練習をコーチする機会の多い鈴仙としても、佳歩とは付き合いやすいという面は多々あった。

鈴仙「つかさは、どんな選手になりたい……とかあるの?」

だから、つかさについても彼女の目指す方向性を切り口に、
色々と話を繋げていけないかと鈴仙は狙い……こう問いかけた。

つかさ「えっ…? あの、私ですか……?」

鈴仙「ええ、せっかくこの間名前を決めるときに色々とお話したしね。
それで、つかさについてもっと知りたいな……って思ったのよ」

つかさ「そう……ですね。 私、昔からあまりDちゃん以外とは話をしてませんでしたし、
こうして鈴仙さまの方からお話しをして頂けるなんて思っていませんでしたから……。
――ですから、先ほどは戸惑ってしまって、大変失礼いたしました」

突然に話を振られたつかさは、その大きな瞳を余計に大きくして驚いていたが、
数瞬の逡巡の後に、やがて普段の冷静さを取り戻して、鈴仙に向かって淡々と述べる。
その口調には親しみが十分に籠められていたが、どこか事務的な印象が抜けきらない。

つかさ「そして、鈴仙さまは……。 私の、選手として目指したい方向性。 それについてお聞きしたいのですね」

鈴仙「そ、そうよ……(う〜ん、この幼いながらも達観しきった佇まい。 ホントに私やてゐよりも年下なのかしら、この子……?)」

そんなつかさの見せる身振りと表情は、何故か紅魔館のメイド長を思い出させるような瀟洒さと鋭さに溢れており、
育ての親的存在である筈の、てゐや鈴仙のような暢気さは殆どない。
そんな彼女の雰囲気に、鈴仙は逆にドギマギしながら話を聞く羽目になってしまう。

313 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:03:18 ID:Qx9Mb3Ls

つかさ「……私が目指したい方向性。 それは――」

やがて、つかさはゆっくりとその小さな唇を僅かに開いて話し始める。
つかさが今現在目指す選手像は、つまり――。

先着1名様で、

★つかさの目標→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→つかさ「―――それよりも、私の。 いえ……私たちの過去を聞いてください」
       鈴仙「(くっ……ここでオサレ値を上げて来たわね…!)」
ダイヤ→ハート+「実は、具体的に技の開発を進めているんですよ」
ハート→「Dちゃんとの連携技を磨いて、二人でレギュラーを取れるような選手になりたいと思っています」
スペード→「ブロック一点においては慧音様をも上回るような、職人的なブロッカーでしょうか」
クラブ→「……すみません。 私にはまだまだ、佳歩ちゃんのような明確なビジョンが無い。 ただ……体力の低さは問題と思っています」
クラブA→つかさ「……そもそも私、最初はFW志望だったんですよね。 はぁ〜、佳歩ちゃんはいいよなぁ、どぉせ私なんか…」
      鈴仙「(きゃ、キャラ変わったー!?)」ガビ‐ン?

314 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:06:09 ID:???
クラブA・・・今の俺には眩しすぎる・・・
★つかさの目標→ ハートQ

315 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:06:47 ID:???
★つかさの目標→ クラブ5

316 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:11:01 ID:???
石崎タイプで連携技、スクランブル顔面はさすがに無茶か

317 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:29:31 ID:Qx9Mb3Ls
★つかさの目標→ ハートQ ★
ハート→「Dちゃんとの連携技を磨いて、二人でレギュラーを取れるような選手になりたいと思っています」

つかさはごく当たり前かのように、そう鈴仙の前で言い切って見せた。

鈴仙「――やっぱり、Dちゃんのコンビプレイに拘りたいのね」

つかさ「……私の勝手な我儘と言われれば、仰る通りだと思います。
短期的にチームの勝利に貢献するならば、私はおそらくブロック一芸をひたすら磨き、
姫様の負担を減らすための壁となるのが最も効率的である事くらいならば、私もわかっているつもりですから。
ですけど……私は、最後までDちゃんとのプレーに拘りたいのです」

鈴仙「そう……分かったわ。 だったら、私もこれから機会があれば、
Dちゃんとの連携練習についても見て行くようにするわ。 うん、凄く参考になった」

先程まであくまで冷徹だったつかさだったが、やはり彼女はウサギDに対しては深い想いがあるらしい。
あくまでウサギDとのプレーに拘りたい、と語るつかさの横顔には堅さが残るものの、
そこには年相応の少女らしい熱っぽさと純真さが色濃く浮かんでいた。

つかさ「……もちろん、ブロック力ももう少しは高めていきたいですし。
そもそもブロックをするにも連携をするにも、まずは体力がないと意味が無いですからね。
何をするにしても、第一は基礎体力作りだとは思っていますけど」

鈴仙「そうねぇ。 体力作りはコーチしようも無い、努力の世界だから難しいと思うけど……」

つかさ「あら。 私は結構嫌いじゃないですよ、体力作り。 コーチのしようが無い……って事は、
それはつまり、才能が全く無い人でもやりさえすれば結果が出せるって事ですからね」

318 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:31:16 ID:Qx9Mb3Ls

――そして、その後のつかさの表情には、最初の人を寄せ付けないような雰囲気が幾ばくかは消えており。
会話を一区切りする際の最後には、大人っぽさと子供っぽさの両方を兼ね備えた、
艶やかで爽やかな笑顔を鈴仙に見せてくれていた。

鈴仙「(……なんとか、会話には成功したみたいね。 そしてつかさはやっぱりDちゃんに特別な想い入れがある…と。
体力練習やブロック練習だけじゃなくて、言った通りにDちゃんとの練習も見てあげるのが、
つかさと仲良くするための足がかりになる……のかな?)」

*つかさの評価値が上がりました。
*つかさとウサギDの関係、つかさ→(並々ならぬ関係?)←ウサギD が明らかになりました。
*つかさとウサギDとのコンビプレイフラグのフラグが立ちました。

319 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:33:23 ID:Qx9Mb3Ls
鈴仙「(――つかさとの会話は、中々実り多いものになってよかったわね。
さて。試合開始まで少しは時間がありそうだけど、残りの時間は何をしてようかなぁ……)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に【2】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

320 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:34:25 ID:P9IEFQeA
AウサギC

321 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:35:01 ID:9fGTEU7Q

妖夢さんに会いたい
つかさとの会話から、ウサギDちゃんとも会話したいけどまた機会はあるだろう

322 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:36:17 ID:P9IEFQeA
A ウサギD に変更お願いします

323 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:36:39 ID:kael5YAI
E

324 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:40:14 ID:MQtnKORs
D

325 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:42:16 ID:UpTJJw0c
AウサギD

326 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:45:38 ID:???
妖夢、地霊殿よりも地獄臭がしとったなあ
謎(笑)の兄貴ができてたりしてw

327 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:53:50 ID:???
よし、中西にレティと相撲するように仕向けるんだな、任せとけ

328 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:55:16 ID:???
真・東方の横綱

329 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 02:09:36 ID:???
Dに決まったところで、今日の更新はここまでにします。
>>326
地獄に行けば兄弟が迎えてくれますので、
地獄に行けた方が幸せかもしれませんが、ちょっとどうなるかはわかりませんね。
>>327
レティさんの相撲ネタはやめろォ!(byレティさんはスタイル良いだけだよ派)
>>328
中西「何故、大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しかいないかワイが教えてやろうやないかァ!」

それでは、みなさま、本日もお疲れ様でした。

330 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 02:11:32 ID:???
>>中西「何故、大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しかいないかワイが教えてやろうやないかァ!」
負け西フラグ乙w

331 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 23:11:56 ID:Qx9Mb3Ls
こんばんは、今日も更新していきます。
>>330
まだK1デビューしてないんで強いです。乙ありがとうございます。
ちなみに今は横綱は71人になるらしいですね。

D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。

鈴仙「(そうね……。 せっかくだから久しぶりに妖夢達の顔でも見に行こうかしら)」

特に何の気も無しに、鈴仙は友人の妖夢を応援するため、
遥々と人里サッカーコートのロッカールームへと向かう。
重々しい鉄製の扉に「西行寺亡霊連合 控室」と書かれた一枚紙が張られているその部屋は、
何となく物々しい雰囲気を醸し出しており、鈴仙は一旦その扉を開けるのを躊躇するも……。

鈴仙「……まぁ、ここまで来て引き返すのもちょっとアレだしね」

――と、軽く深呼吸してギィと扉を開く。 その中の様子は……。

先着1名様で、

★冥界チームの様子→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ・ハート→普通に和やかな雰囲気だった。
スペード・クラブ→少しピリピリした雰囲気だった。
クラブA→扉を開けると、そこは無数の瞳に囲まれた亜空間だった。

332 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 23:13:27 ID:???
★冥界チームの様子→ ハート8

333 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 23:13:27 ID:???
★冥界チームの様子→ ハート7

334 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:03:01 ID:W39xBQb6
★冥界チームの様子→ ハート8 ★
ダイヤ・ハート→普通に和やかな雰囲気だった。

鈴仙「お、おじゃましま〜す……(――って言って。 ホントにお邪魔にならなければ良いんだけど……)」

――と、恐る恐る扉を開いた鈴仙に対して。

メルラン「うふふ〜〜♪ 今日は私のハットトリックが炸裂するわよ〜〜♪」

ルナサ「……頼む。 頼むから、今日は自陣ゴールから敵陣ゴール目がけてシュートとかはするんじゃないぞ……?」

リリカ「多分ルナ姉の言ってる事、もう既に聞いてないと思うよ〜」

ルナサ「はぁ……。 どうせ私なんて……」

サッカーよりもその楽器の演奏に定評のある騒霊たちも。

藍「さて、今日は手筈通りにやるんだぞ? 橙。 期待しているからな」

橙「はい、藍さま!」

チームキャプテンの友人の懇意により派遣された式とその式も。

中西「(地獄の悪鬼どもめ、見とれやァ。 ワイはこの死にすらも打ち克って見せるで……!)」

利害の一致により偶々チームの一員として組み込まれた名もなき亡霊も。

幽々子「…ふふふ。 今日は終わったら何を食べようかしら〜?」

そして、チームキャプテンを務める、由緒正しく名高き亡霊もまた、その全員がいつも通り。
地底の妖怪という半ば未知の勢力を前にしても、死者達はその在り方を一向に変える気配が無かった。
ただし――。

335 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:04:13 ID:W39xBQb6
妖夢「(大丈夫かな……。 今日はちゃんとポストに当たらず2ゴール!
……いや、せめて1ゴール位は取れれば良いんだけど……はぁ)」

――その中でイマイチ死に切れていないからか、半人半霊の妖夢だけは一人、
試合を前にして緊張を隠しきれていない様子だったが。

藍「――む。 どうやら来客が参られたようだ。 橙、出てやりなさい。
(本当は主将の従者たる妖夢にでもやらせるべきだろうが……。
今の彼女はかなり緊張していて、それどころではないだろうからな)」

そして、そんな妖夢の緊張と同時に、来客の気配を感じ取った八雲紫の式。
八雲藍と呼ばれている彼女は自慢の九尾の狐尾を優雅にはためかせながら、
藍自身が編んだ式を被せた猫又の橙に応接を依頼する。

橙「はーいっ。 こちらは西行寺亡霊連合の控室ですけど、選手のご関係者さまでしょうか?」

鈴仙の前に姿を見せた藍の式・橙の背丈は佳歩やてゐと変わらない程小さい。
しかしそれでも、相応の躾はなされているのだろう、幼いながらもしっかりと礼をしながら、
丁寧な態度で鈴仙に臨んでくれていた。

鈴仙「永遠亭の鈴仙です。 妖夢の応援にと思って、 ライフガード を差し入れに来たのだけれど」

橙「……ああ、そうなんですね。 妖夢さーんっ、鈴仙さんが来てくれましたよ〜?」

妖夢「はっ!? す、すみませんすみませんっ!? ……って、えっ。 鈴仙?」

鈴仙「やっほ。 最近はご無沙汰してたわね、妖夢。 応援に来させてもらっちゃったわ」

336 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:08:00 ID:W39xBQb6
橙が取り次いだ先の妖夢は、何か考えに耽っていたのか橙の呼び出しに対して、
非常に焦った様子を見せていたが、それでも、鈴仙の名を聞くと嬉しそうな顔を浮かべてくれた。
妖夢は鈴仙に駆け寄り、短く切った銀髪を揺らしながら熱っぽく鈴仙に語りかける。

妖夢「鈴仙。 鈴仙……! 私、最近ずっと鈴仙の事を考えていて……!」

鈴仙「へ、へっ?」

妖夢「あっ……! ご、ごめんね。 違う、そんな意味じゃなくって……!」

必死に鈴仙に何かを伝えようとするが、妖夢の言葉は要領を得ない。
恐らくは、試合に対する過剰な緊張が原因なのであろうが、
鈴仙は前に酒場や練習場で見た、どこか思いつめた妖夢の姿を思い出して心配になる。

鈴仙「(最近の妖夢ったら、昔に比べて浮き足立った印象なのよね。
それにしても、最近ずっと私の事を考えてた、ってどういう意味なのかしら……愛の告白? ―――っていう冗談はさておいて。 
私はこれから試合に臨む妖夢に、どんな言葉をかけてあげれば良いんだろう……?
中途半端な言葉は、逆に妖夢のプライドを傷つけてしまうかもしれないし難しいけど。 私は……)」

妖夢に対して、鈴仙は差し入れのライフガードを渡しながら、こんな一言を掛けてあげる事にした。
その一言とは……。

A:「――頑張りなさいな妖夢。 貴女ならきっとできるわ!」ベタだがシンプルに。
B:「私は私、妖夢は妖夢なんだから。 比べたりしちゃダメだと思うわ」アドバイスをする風に。
C:「何となく気持ちは分かるけど。とにかく、やるしかないわよ!」共感の意を伝える。
D:「ホラホラ、深呼吸して深呼吸。 そんなんじゃあ緊張で死んじゃうわよ?」軽く茶化した風に。
E:「妖夢が何を悩んでるかは分かんないけど。 私は、妖夢の事応援してるから!」自分は応援してると言う。
F:「――試合終わったら、飲みにでも行きましょう?」飲みにケーションする。
G:「ま、まずはお友達からでお願いしますっ!?」愛の告白の体で行く。
H:その他 自由選択枠

先に【2】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

337 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:09:39 ID:FeH3LV8c
B

338 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:11:53 ID:yVqSrrss
D

339 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:14:04 ID:AWxznKI2
E

340 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:14:45 ID:mqn7j8Y2
D

341 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:14:50 ID:???
G

342 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:16:05 ID:FlwKtglw
G

343 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:43:01 ID:W39xBQb6
D:「ホラホラ、深呼吸して深呼吸。 そんなんじゃあ緊張で死んじゃうわよ?」軽く茶化した風に。

鈴仙「(……妖夢は真面目だけど、その分色々と考え込み過ぎて突っ走るというか、
色々と悩んだりするタイプだからね……って、私も人の事あんまし言えないけど)」

幸いにも鈴仙は、妖夢のような考え方をする知人を他にも知っていたし、
何より妖夢程では無いが比較的生真面目な性格と自負のある鈴仙は、
彼女の悩みや焦りについて、幾らか心当たりもあった。

鈴仙「(要するに妖夢は、昔の―――パスカル君や中山さんと会う前の私みたいな状態……なんだと思う。
常に漠然とした不安とか無力感。 優秀な他者への劣等感が消えなくって、でも日々の忙しさに努力を怠って。
妖夢の場合は私と違って本当に真面目だから、努力を怠るって事はないでしょうけど。
それがまた悪い方に働いちゃって、頑張っても頑張っても報われない状態。
自分の目指す方向性が良く分からなくって、色々と混線している状態にいるような。 そんな気がする)」

それ故に、妖夢の悩みを分析する事自体については、鈴仙にとってそう難しい作業では無かった。
しかし、それを分析したからと言って、試合前のこの短時間にそれをありのままに話す訳にはいかない。
鈴仙はメンタルカウンセラーでは無く、あくまで妖夢の一友人にしか過ぎないのである。
そのため鈴仙は、敢えて妖夢の深い心理を掘り下げる事もせず、だからと言って無責任で上から目線の助言を行う事もせず。

鈴仙「ホラホラ、深呼吸して深呼吸。 そんなんじゃあ緊張で死んじゃうわよ?」

――と。あくまで友人として妖夢の緊張を指摘し、それ以上は突っ込まないことにした。
無暗な詮索は、妖夢の剣士としての高いプライドを損ねる事になると考えたからだ。

344 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:46:32 ID:W39xBQb6
妖夢「……鈴仙」

――そんな鈴仙の気遣いに対して、妖夢は……?

先着1名様で、

★深呼吸→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→妖夢「コォォォ……ッ」鈴仙「(こ、これは……『波紋法』の呼吸!? 波紋法の呼吸は「勇気」の産物!!)」
ダイヤ・ハート→妖夢「あはは……ありがと。 色々と心配かけちゃったみたいでごめんね」鈴仙「(良かった、笑顔だ……!)」
スペード→妖夢「すう、はぁ……。 はぁ……」鈴仙「(あんまり効果は無かったかしら……?)」
クラブ→妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」鈴仙「(あれっ? 余計に落ち込んじゃった?)」

345 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:47:03 ID:???
★深呼吸→ クラブQ

346 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:48:08 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
皆様、本日もお疲れ様でした。

347 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:48:21 ID:???
努力しても成果でないってのはゲームでいうとレベル上がっても能力上がらないキャラ、つまりジェイガン
★深呼吸→ スペードQ

348 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:48:57 ID:???
地獄への階段を着実にまた一歩

349 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:57:41 ID:???
今の妖夢って自分の力を信じてないよね
信じられるのを信じられないって本当に何やってもうまくいかないって気になる
こういう時に俺だったらしばらく弱い相手か友人にスパーリングお願いするけど
剣士の高いプライドと来たか・・・う〜む

350 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 04:31:01 ID:???
やっぱりレイセンのせいらしい?


351 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:01:49 ID:ZMnfSie2
おのれマモノ!また一人の選手が地獄に落ちてしまった!

352 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:43:04 ID:???
みょんは冷静に諭してくれる人がよりも
足手纏いだったり、喚いたりするのが近くにいると奮起するタイプと見た
あとは……まあ………男やね…………

353 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:55:20 ID:???
こういうプライドの高いタイプは一度へし折ったほうがいいよな。

354 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 11:00:06 ID:???
つまりまだまだクラブ活動が必要と言うことか

355 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 13:01:24 ID:???
モズク風呂って手もあるな

356 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:50:32 ID:???
こんにちは、今日も更新します。
>>347
FEはあんましわからないですが、ジェイガンは努力しても伸びないというよりは、
既にもう熟練しているため伸びないという感じだと思います。永琳はジェイガンに近い感じですね。
妖夢は……多分辛抱強く育てれば強くなります。
>>348
その先に何が待ち受けてるのでしょうか……。
>>349
初期の鈴仙と妖夢は似ていますが、
妖夢の場合鈴仙よりも真面目すぎるところがネックになっていると思います。
理想が高すぎる上に頑固で抱え込みやすい…といった感じでしょうか。
>>350
強いて言うなら、鈴仙があまり面倒を見なかったせい……になるのでしょうか。
>>351
まだ大丈夫です。 ……たぶん(汗)
>>352
ポイズンスレさまの妖夢はそんな感じで奮起していましたね。
男については……あるとしたら中西なのでしょうか。
>>353
初期の鈴仙もパスカルや中山の出会いをきっかけにプライドをいい感じに捨てる事が出来てたので、
妖夢にもそうしたイベントがあれば変わるかもしれません。
>>354-355
基本的にダイヤの方が後々の鈴仙のためになりやすい……と、いう風にしたいですが、
話的にはそっちもそっちで面白いかもですね。

357 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:52:08 ID:???
★深呼吸→ クラブQ ★
クラブ→妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」鈴仙「(あれっ? 余計に落ち込んじゃった?)」

妖夢は鈴仙のアドバイスを聞くと乾いた笑みを浮かべ、そうしてスウと大きく息を吸いはしたのだが……。
そこから出る息はゆったりとした深呼吸というよりは、さっきよりも格段に大きいため息と表現する方が適切だった。
妖夢は俯いた様子でかぶりを振って、掠れたような声で弱弱しくこう独りごちる。

妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」

そう微かに言い放った妖夢の瞳は、綺麗に切りそろえられた前髪のせいで鈴仙には見えない。
しかし、妖夢は余計にその落ち込みを深めたような、そんな様子が伺える。
それでも、妖夢は自分のこうした態度が鈴仙にとって失礼であると理解していたために、
勢い良く力を振り絞って鈴仙の赤い瞳を見つめながら、鈴仙にお礼を告げた。

妖夢「……ごめんね、折角来てもらったのにこんな様子で。 差し入れのライフガード、本当にありがとう。
私がこの飲み物好きだって、鈴仙は覚えててくれたんだ」

鈴仙「うん、まあね……。 試合前は妖夢、いつもコレ飲んでたような気がしてたし」

鈴仙は曖昧に頷き返しながら、かつて――もう1年も前になるだろうか――、
妖夢とコンビを組んでチームを組んでいた時の事を思い出す。
自分は永琳から、妖夢は幽々子から放り出されて急造チームを組み、幻想郷の並み居る強敵と戦い、
最後には永琳と幽々子の連合チームを相手取って試合を行っていた事を。
そしてその際に仲良くなった妖夢は、鈴仙にとって、始めての永遠亭の外の友達だった。
だからこそ、今こうして落ち込んでいる妖夢を何とか助けてあげたい。 鈴仙はそう思っていたのだが……。

鈴仙「(――私じゃあ、妖夢を助けてあげられないのかな)」

358 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:53:10 ID:???
妖夢が鈴仙や周囲の者に対して感じている壁は、鈴仙が予想する以上に高かった。
鈴仙は僅かな無力感を覚えながらも、仮初の明るさを取り戻した妖夢と二言三言会話を交わし。
そして……何の対策も無いままにロッカールームを去る事になってしまった。

*妖夢の評価値が上がりました。
*妖夢の悩みはあまり解消されませんでした。


*****


佳歩「……あっ、鈴仙さま! もうすぐ試合が始まりますよ!」

鈴仙「おっ、丁度良いタイミングで戻って来れたみたいね」

――鈴仙が妖夢達に挨拶を行った後、そんなに広くない人里サッカーコートをぷらぷら歩いて自分の席に戻ると、
既に両チームの選手がスタジアムに整列していた。

鈴仙「どれどれ……(妖夢のチームの人たちはさっき見たから良いとして。地霊殿は一体、どんな様子なのかしら? 
地霊殿当主の私有チームと、旧地獄の荒くれどものチームとが合併して出来たチーム……
ってのは、どこかで聞いた事がある気がするけれど)」

鈴仙は地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーの様子を中心に見る事にした。
集団は鈴仙の予想以上に統率が取れているようで、地上の由緒正しいチームと同じく礼儀作法をきちんと叩き込まれているように見える。
先頭にはいつかの縁日でも見かけた小柄の紫髪の少女――地霊殿当主の古明地さとりが物憂げな風に佇み、
何だかんだで結構縁のあるお燐はさとりのすぐ隣に立ち、いつも通りのお面のような笑顔を絶やそうとしない。

そして、その中で一際の異彩と存在感を放つ者が一人。

359 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:54:51 ID:???
勇儀「冥界の幽霊か。 ――ハ、こりゃあ涼しげで気持ちが良いねぇ」

男と見間違えるほどの長身と、精悍で好戦的な笑顔が特徴的な、星の文様を象った空色の着流しの美女。
試合を愚弄しているのか、その片手には直径3尺に届かんまでに巨大な盃を持ち、
今から花火でも見に行くような上機嫌な表情でその盃から酒を呷っている。

さとり「……勇儀さん。 試合中の飲酒はマナー違反と申し上げた筈ですが」

勇儀「ああん、マナー? そんなもん知るか。 むしろ強者を前に酒を入れて戦意を高揚させるのが常識であって、
それを怠るあんたらの方がマナー違反じゃないのかい?」

さとり「……はぁ。 いえ、すみません。 私が悪かったです(幾ら心を読めても、話が通じなければ全くの無力ね……)」

こいし「(なんという脳筋発想……)」

観客席から見てもわかる、整列中に酒を呷る女の非常識さ。しかしその豪放さは確かに、彼女の種族にとって常識であった。

手入れをしていないであろうにも関わらず艶やかで美しい金髪に伸びる、
一角獣のような長く鋭い赤い角を見た鈴仙は、彼女から発せられる爆発的なまでの妖気に思わず震え、
自分と同じようにおびえている佳歩やウサギDをあやしながら、呟く。

鈴仙「あれが……噂に聞く鬼の四天王。 力の星熊―――星熊、勇儀……!」

レミリア・スカーレットや霧雨魔理沙に次ぐ……否。 そのシュートに関しては両者をも上回るとされる旧地獄ボンバー・星熊勇儀は、
幻想郷でも最高峰のFWを目指す鈴仙にとって、超えなくてはならない障壁の一つ。

鈴仙「(地底に関する情報はあまり地上に入って来ていないから、レミリアさんや魔理沙と違って知名度自体は低いけど……。
彼女もまた、萃香さんに負けない程の凄い選手の筈よ。 今日はしっかりとチェックしなくちゃね)」

――鈴仙はきちんと深呼吸をして、強者に対する恐れを少しずつ消していく。
将来は、自分自身があのような強者とならなければいけない。
そう言い聞かせながら、固唾を呑んで試合の趨勢を見守る事にした。

360 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:56:09 ID:???
***

実況「さぁ〜〜〜! コイントスも終わりまもなくキックオフ!
地霊殿サブタレイニアンローゼスの先行で始まるこの試合は一体どうなるのでしょうか!
地底はまだまだ地上では新興勢力扱いが抜けきっておらず、情報が届きづらい為にその実力はまさに未知数!
幻想郷サッカー史の中では永遠亭ルナティックスや紅魔スカーレットムーンズに並んで伝統ある冥界チームは、
地底からの侵略をどこまで防ぎ、そして返り討ちにする事が出来るのでしょうか!
なお、試合前に提出された両チームのフォーメーションはこのようになっています」

−−@−− @さとり
C−B−A Cこいし Bキスメ Aヤマメ
−−−−−
−GDE−
−−−−− 
−I−−F Iパルスィ Fお燐
−−−−− 
−H−J− H勇儀 J空
地霊殿サブタレイニアンローゼス:3−5−2
西行寺亡霊連合:4−3−3
−H−J− H妖夢 Jメルラン 
F−−−− F橙
−−I−− I藍
E−−−G Gルナサ
−−−−− 
D−−−C Cリリカ
−A−B− A幽々子
−−@−− @中西

361 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:57:25 ID:???
幽々子「今日は良い勝負にしましょうね〜」

さとり「―――『地底の妖怪。 それがどの程度の実力かは分からないけど、精々この私を楽しませてね〜』
……ですか。 強者としての目線を持ち続ける事は立派ですが……それが驕りとなっているならば、
私たちが存分に、その寝首を掻かせて頂きますよ」

幽々子「ま、本音で行くとそんな感じかしらね。 ……心を読んでくれると話す手間が省けて便利ね〜」

さとり「それはどうも。 貴女のような者が幻想郷にもっと増えてくだされば、私ももう少し、気楽に暮らせるのですが」

実況「お〜〜っと、フィールドではすでに両チームのキャプテン同士の鍔迫り合い……と
表現するには些かテンションが低めですが、会話が始まっております!
果たしてこの試合、一体どう転ぶのでしょうか〜〜〜〜!?」

さとり「(戦力は恐らくほぼ互角。 ですが私たちは……負けません!)……勇儀さん。
ご存じとは思いますがこの試合は私たちのキックオフから始まります。 つまり……お願いします」

勇儀「おっ、良いのかい? 嬉しいねぇ」

実況「そしてキッカーはどうもCFの星熊勇儀選手から始まるそうです!
旧地獄ナンバーワンストライカーの彼女は『旧地獄ボンバー』の異名で知られており、
一説ではあのレミリア・スカーレット選手や霧雨魔理沙選手にも並ぶ実力者であるとも評されている、
一騎当千の名選手! 果たして彼女はどんなプレーを見せてくれるのでしょうか!」

―――この時、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバー以外の者は想像する事が出来なかった。
弱肉強食、力こそが全ての旧地獄にてナンバーワンの称号を得たストライカー。
星熊勇儀の、その洗練された肉体に秘められる、規格外のスケールの巨大さを。

362 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:58:42 ID:???
…と、いったところで力尽きたので一旦ここまでです(爆)
続きは、また夜八〜九時くらいから更新していければと思っています。
それでは、一旦失礼します。

363 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 18:29:16 ID:???
乙です。
ついに伝統のキックオフシュートが…

364 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:13:48 ID:???
怪我と三歩対策にもこたんFWにしよう
もし学習したら煽りゃすぐのりそう

365 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:46:06 ID:???
むしろ壁は要らんどけろという選択肢もある。

366 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:51:02 ID:???
姫様なら・・・それでも姫様なら・・・
鬼のキックオフシュートも止めてくれるはず・・・!

輝夜「おいバカやめろ」

367 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 21:06:47 ID:???
威力によってはライフスプリングインフィニティ使うことも視野に入れるべきだな。

368 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 21:29:00 ID:???
某スレだと厳しい条件付きでようやく主人公の必殺と同じシュートでしたね

369 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:25:43 ID:???
更新を再開します。
>>363
乙ありがとうございます。
三歩必殺は他のスレ様でも超威力のシュートとして恐れられていますが、
このスレだとちょっと威力は落ちるかもしれません。…それでも十分強烈ですが。
>>364
妹紅FWは結構有用な選択肢かもしれませんね。
勇儀はやや脳筋なきらいもありますが、戦いのプロでもあります。
>>365
怪我が心配ない、というのは大きいかもですね。
他の消耗を考えて、敢えて姫様にお任せするというのも無い事はありません。
>>366
出目が良かったら、案外止めちゃうかもしれません。
>>367
ライフスプリング……は吹き飛ばないという利点もありますので、ガッツの節約にもなりますね。
>>368
バランス的にはその某スレさまに近い感じになっていると思います。
最強クラスではあるが、飛びぬけて最強無敵では無い位ですね。
ただ、今の鈴仙が出せるどのシュートよりも強いです。

370 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:26:44 ID:???
――ピィイイイイイイイイッ!!

実況「さあ〜! キックオフのホイッスルが鳴りました!
地霊殿サブタレイニアンローゼスのキックオフから試合かい―――し……?!」

……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアッ!!
          
キックオフ直後、人里サッカーコート中……いや、幻想郷一帯を覆う程に膨大な妖気が溢れ出る。
その余りに強烈な勢いに、周囲の建造物の一部が塵のように吹き飛ばされる。
つまりそれは、鬼が自身の持つ全力を解き放たんとその右脚を振り上げた際の衝撃だった。

勇儀「……さァて。 まずは一発、花火でも打ち上げだ!! それ、まずは……一歩!!」


                ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!
       ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ………バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

371 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:29:47 ID:???
              そう言うと勇儀はその右脚で……大きく、大地を踏みつけた。
        すると大地は、勇儀によるあまりの圧力に耐えかねてその振動を周囲に伝える。
             天地創世が再びこの場で行われているかの如き鳴動が生じるが、
                  しかし勇儀の進撃はそれだけでは止まらない。

                         勇儀「二歩……!!」

          バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
                 ビュウウウウウウウウウウウッ! ドゴォオオオオオッ!!
           ドドドドドドドドドドドド………! バギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

        センターサークルに鎮座するボール目がけて、勇儀はその左脚を大きく天に奮う。
    すると天は、竜巻のような勇儀の一閃に応じて荒れ、空間に存在する有象無象を天高く吹き上げる。
   そして―――勇儀の左脚が地を突き穿ち、二度目の右脚がボールに向かって打ち下ろされる瞬間、
                周囲の人妖は皆恐怖した。 恐怖せざるを得なかった。

     鈴仙「(………ウソ……でしょ? あれが――あんなのが……『シュート』だ……って言うの!?)」

         永遠亭のウサギ達の皆が怯え泣き喚く中、鈴仙はこれまでに育てて来た勇気を胸に、
           恐る恐るではあるが、勇儀がその右脚をボールに打ち付ける瞬間を覗き込む。

                     勇儀「これで終わりだ……!!」

     フィールド全体が、いや、サッカーコート全体が鬼から放たれる圧力によって焼け野原と化していく。
       絶対的な力に対する恐怖の悲鳴をバックコーラスに、勇儀は無慈悲にも三歩目を踏み抜け。
             女の口から出されたものとは思えぬ重低音で、こう呟いた。

                勇儀「――『四天王奥義・三歩必殺』…………!!」

                           カ  ッ!!

372 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:31:11 ID:???

              ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ!
バリバリ!!   バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!!
          ドゴォリバグギャ  グ           ギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
              グォォ    ォォォォ    ォォオオオオ!!!!!!!
                         リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!!
バシュウウ         ウウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
    ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ 
          グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
     ドドドドドドドドドドドドドド
         グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
                  ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                  ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオ!!
バシュウウ         ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
                      ュウウウウウウウウウ       ウウウウウウウウウッ!!
             グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!


373 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:34:25 ID:W39xBQb6
先着4名様で、

★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ! card )+( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★藍→ブロック 48 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+=
 バケバケE→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★バケバケC→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 幽々子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★
★中西→パンチング 56 (! card)+(! dice + ! dice)+(50m補正+4)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リリカがフォロー)(ルナサがフォロー)(メルランがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の四天王奥義「三歩必殺」が西行寺ゴールを粉々に打ち砕く!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(地霊殿のコーナーキック)(バケバケDがフォロー)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀の「四天王奥義「三歩必殺」」には吹飛係数0があります。
幽々子のマークがダイヤで「桜吹雪地獄」(+8、250消費)が発動します。
幽々子のマークがハートで「西行桜吹雪」(+4、100消費)が発動します。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

374 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:35:36 ID:???
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=★

375 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:36:38 ID:???
★藍→ブロック 48 ( ダイヤA )+( 1 + 2 )+(人数補正+2)+=
 バケバケE→ブロック 41 ( ダイヤ8 )+( 2 + 5 )+(人数補正+2)=★

376 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:21 ID:???
★バケバケC→ブロック 41 ( クラブ6 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 幽々子→ブロック 51 ( スペードJ )+( 2 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★

377 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:41 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペード10 )+( 3 + 6 )+(50m補正+4)=★
中西「何故、大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しかいないかワイが教えてやろうやないかァ!」

378 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:45 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペード7 )+( 4 + 3 )+(50m補正+4)=★

379 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:38:05 ID:???
さぁスパコンだ!
★中西→パンチング 56 ( クラブK )+( 4 + 5 )+(50m補正+4)=★

380 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:40:29 ID:???
         ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
      ,.-,/        /::::::::::::::::::::::!,,  \
     (  ,'          i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
      `''|          |:::::::::::::::::::::}     ``ー''"
        !       '、:::::::::::::::::::i
        '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \>

381 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:44:05 ID:???
キックオフで本気姫様と五分よりちょっと有利程度か
きっついな・・・

382 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:48:02 ID:???
キックオフシュートならサポーターと新入りの声援援護もらえば勝てそうw

383 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:48:04 ID:???
>>380 それ俺がやろうと思ったのにwww
なんとなく威力も予想通りだな、時間もかかりそうだし速攻で奪い取れば大丈夫だろう
というよりこの先の相手ほとんどそれくらいの火力はあるね
向日葵仮面といい序盤だから条件付き多いみたいだけど

384 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 23:51:32 ID:???
            レティ用↓



          ,.-'''"-─ `ー,--─、_,-''''''''''i、
        ,.-,/        /=====||======! \
        ∈ ,'          i======||=====ノ-、,,`''ー'''"7
       `''|          |=======リ=====}  ``ー''"
         !       '、=====||======i
         '、 `-=''''フ'ー''ヽ、==||\====/─-、,,-'''ヽ
          \_/     ヽ--、__\ ./,,..--一-、 ヽ
                     ヽ-一く        \>

385 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:03:27 ID:???
ネオファイヤースターバースト級か
一人用のPODで避難の準備だぁ

386 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:05:01 ID:ISuzIErk
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=75★
★藍→ブロック 48 ( ダイヤA )+( 1 + 2 )+(人数補正+2)+=53*吹き飛び!
 バケバケE→ブロック 41 ( ダイヤ8 )+( 2 + 5 )+(人数補正+2)=50★*吹き飛び!
★バケバケC→ブロック 41 ( クラブ6 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=54*吹き飛び!
 幽々子→ブロック 51 ( スペードJ )+( 2 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=62★*吹き飛び!
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=75★
★中西→パンチング 56 ( スペード10 )+( 3 + 6 )+(50m補正+4)=69★*吹き飛び!
≧2→勇儀の四天王奥義「三歩必殺」が西行寺ゴールを粉々に打ち砕く!

藍「……!?」

バケバケE「ば……バケ〜〜〜〜!?」

ドゴォオオオオオオオン!!

運悪く勇儀のシュート圏内に入ってしまった藍とバケバケEは、
抵抗や回避行動を取る間も無く大きく吹き飛ばされるが、それもまた仕方の無い事であった。

幽々子「……あら、これはちょっと私じゃ無理ね〜」

バケバケC「バケバケェぇええ!?」

バゴォオオオオン!!

CBの幽々子は比較的勇儀から遠い位置に居たため、
また、彼女自身も平均以上のブロック力は兼ね備えていると考えていたため、
勇儀のシュートの威力を少しでも抑えるべくふわりと浮いて、バケバケCを伴いシュートコースに立つが。
残念ながら、幽々子は星熊勇儀という鬼を過小評価していると断ぜざるを得ない。
なぜならば、彼女もまた、勇儀が放ったシュートに触れる事すら敵わなかったからだ。

387 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:06:13 ID:ISuzIErk

中西「……な、なんやァ!? 今更死が何やァ! ワイはその程度のシュートには負け……グワァァアアア!!」

そして、意気込んで決死のセービングに出た中西の勇気もまた、
抗いようも無い力と恐怖の象徴。鬼の全力の前には無力だった。
極限にまで高められた威力のパワーシュートは、中西の巨体を紙切れのように吹き飛ばし。

―――バゴオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ……ピッ……!?   ――ピィッピィイイイイイイイイイイイ!!


地霊殿サブタレイニアンローゼス 1 − 0 西行寺亡霊連合

388 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:07:16 ID:ISuzIErk

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

389 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:09:17 ID:ISuzIErk
実況「……な、なんだ……!? 何でしょうかあのシュート……とも形容するにもおこがましいあの暴力は!
勇儀選手がキックオフで撃ち放った『三歩必殺』と呼ばれるそれは……!
フィールドの中央、トップ下の藍選手を巻き添えに!
そしてCBの幽々子選手やGKの中西選手の堅守をも完全に無力化して、
その力をゴールネットのど真ん中に叩き付けました!
た、只今粉々に破壊されたゴールの修復にかかりますので、暫くお待ちください」

鈴仙「……な、何よ……あのシュート!? キックオフシュートであんな威力だなんて。
もしあんなのがバイタルエリアとかから撃たれたら……止められる訳がないじゃない!」

ウサギB「お……落ち着いてください鈴仙さまっ!
大丈夫です、あのシュートにだって弱点はきっとあります。 だから、今は落ち着いて試合を…!」

ウサギC「とか言ってるBちゃんも、脚のガクガクが止まってないよ〜?
……わたしも、体全体がびくんびくんってなっちゃってるけど」

――星熊勇儀が放ったシュートは、鈴仙達にとっても大きな衝撃だった。
シュートを放つ前に大きな動作を要していたとはいえ、
仮にキックオフでも撃たれたら最後、その威力は永琳の『爆宙アポロ』や
ゆうk…謎の向日葵仮面の『マーダースパーク』。
そして……鈴仙とてゐの『インビジブルデューパー』をも軽く超えるような。
そんな常識外れの威力を持ったシュートが飛んで来るのだ。
如何に輝夜が成長したとはいえ、あのシュートを真正面からセービングするのは至難の業に思える。

鈴仙「……でも、Bちゃんの言う通りよね。 あのシュートにはきっと、弱点だってある筈。
それにひょっとしたら、シュートだけが滅法強くって他はからきしの可能性だってある訳だし。
今はとにかく、落ち着いて情報を得る事に集中しないと」

とはいえ、試合は始まったばかり。 勇儀の脅威について語るにしても、その時は今ではない。
鈴仙は意識を再びフィールドの方へと向ける事にする。
試合の一時中止は終わり、再び西行寺亡霊連合のキックオフから仕切り直される様子だった。

390 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:13:00 ID:ISuzIErk
――ピィイイイイイイイイッ!

実況「さ……さあ! 気を取り直して試合再開です。
西行寺亡霊連合はトップ下の八雲藍選手にボールを戻し、暫くボールキープを行って様子見をしております」

地霊殿の誇る巨砲による一撃に、早くも1点を許してしまった西行寺亡霊連合。
しかし、主将を中心として精神的なブレの少ないメンバーが多いこのチームは、
それだけで動揺する事も無く、堅実に時間を稼ぐという手法に出る。

藍「……やれやれ。 さっきはいきなり見苦しい所を見せてしまった。 このままでは、私も紫様に何と言われる事やら」

勇儀「へぇ、そりゃあ大変だ。 私にゃあ事務方の仕事なんてこれっぽっちも分からんが、
アンタらはアンタらで日々精神をすり減らしてるみたいだね。 同情するよ」

藍「やぁ、それは在り難い。 だったら……この場もみすみす通してくれれば嬉しいのだが、ね!」

バッ! ババッ!!

勇儀「冗談。 お前さんに同情はするが、それで面白い勝負ができなきゃ本末転倒じゃないか!
私はさっきのシュートだけじゃあ全然満足してないんだ。 だから……ボールを寄越しな、九尾!」

――しかし、そんな悠長な戦術は誰よりも戦いを愛する力の勇儀の気に召さなかったらしい。
彼女は持前の強靭な足腰を持って藍にプレスを掛けていくが――。

藍「……私には紫さまより授かった藍という名に、八雲の家名がある。
それに。 力だけに頼ったプレーでは私には勝てんよ。 ―――式輝・『プリンセス天狐』!!」

ブウウッ……ン! バシュウッ、バシュウウ、 ――……ッ、シュパァアアアアアアッ!!

勇儀「なにィ?」

391 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:14:02 ID:ISuzIErk
実況「ああ! ここは藍選手がファインプレー! 勇儀選手の強引なタックルを先読みしていた藍選手、
自慢の幻術ドリブル・『プリンセス天狐』のを用いて無事にボールキープを成功させます!」

藍「(――星熊勇儀のタックル、数値換算にして49から51の間に分類。
その上で中央値を取る確率が89.3%。 ……となると奴のタックル力は大凡50か。
これ以上に特殊な技を持つ可能性が11.4514%と低めの値を指している。
楽観的に技無しと見積もったとしても、CFとしては十分過ぎる数値だ。
私も『プリンセス天狐』を展開出来ていなければ、どうなっていた事か……)
―――橙! そろそろ敵陣を崩してみよう! フィニッシャーは誰でも良い。 任せたぞ!」

バコオオオッ!

橙「了解です、藍さま!」

実況「そして藍選手、左WGの橙選手にパス! 橙選手はそのドリブル突破力について特に優れており、
藍選手のパスからの橙選手のサイドアタックは、西行寺亡霊連合の黄金パターンと言っても過言ではない!
橙選手、地霊殿の弱点たる脆弱な中盤を自慢の『韋駄天ドリブル』でガンガン突破していきます!」

橙「ふっふ〜ん。 今日は私の『式』だって憑きたてのほやほやなんだからね!」

バシュウウッ!

パルスィ「くっ……妬ましいわね(とはいえ、私の今日の仕事はこいつでは無い。 今は我慢よ…!)」

八雲藍の忠実なる式神たる橙には、その名の通り彼女の妖怪としての能力を向上させる『式』が組み込まれている。
その効果は、普段の日常生活を送る分にはそう目に見える程度では無いのだが――。

藍「(……式神構成メモリ、オールグリーン。 ドリブル突破プログラムに容量転移、
その後にセンタリングモードを導入。 対象……魂魄妖夢もしくはメルラン・プリズムリバー。
成功確率の高いパス先を判定すべく、演算補助プログラムを作動せよ……)」

392 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:19:49 ID:ISuzIErk
戦闘時や弾幕ごっこ、あるいはサッカーのように短期間で高い作業を求める業務が課された場合、
その『式』の操り手たる藍が橙の式を直接操作する事で、橙の能力を底上げする事が出来る。
もっとも、妖怪としては最上級。 名高き九尾の狐である藍の知力と妖力を以てしても、
その式の操り方は、彼女の主人たる八雲紫と比べると大きく劣る。
しかしそれでも実際に、藍の操作によって橙のプレー能力は大きく向上していた。

橙「(うんっ。 頭がスッキリ澄み渡ってる。 これも藍さまと一緒にサッカーをしてるお蔭だね!
さ〜て、妖夢さんとメルランさん。 ラストパスはどっちに出そうかなぁ……っと)」

先着1名様で、

★あまり成功しない黄金パターン?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→
ダイヤ→橙「(メルランさんの地上シュートのが分が良いかな?)」メルランにグラウンダーのパス!
ハート・スペード→橙「(メルランさんに…)」こいし「な〜にか、忘れてないかな?」メルランにパス……の前にこいしがタックルに!
クラブ→橙「(妖夢さんが最近元気ないし。 ここは自信をつけて貰うためにも…)」妖夢に低いパス!?

393 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:20:25 ID:???
★あまり成功しない黄金パターン?→ ダイヤ5

394 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:23:11 ID:???
妖夢「軽い、私の扱いが非常に軽い・・・」

395 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:30:46 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
JOKERを書き忘れてしまってましたが、出たらイベントを考えたいと思います。

>曙AAについて
まぁ、相手がボブサップなのも悪かったですし…(震え声)
>三歩必殺の威力について
これまでで最高の数値になっています。
ですが、色々と出すのに制約のある技ですので無理ゲーにはならない筈です。
ただ、このクラスの火力を出せる選手となると実はあまりおらず、鈴仙を抜きにすれば、
それこそ良く引き合いに出ていたレミリアとか魔理沙とか位になるんじゃないかと思います。

本スレの数値換算で行くと三歩必殺は87、姫様の助けてえーりんは83。(1/4で85)
丁度本スレの陸やヘルナンデスでアルシオンやシュナイダーのシュートに挑む感じになっていますので、
厳しく感じるかもしれませんが、そのかわり本スレよりも敵のGKから得点しやすいので多分丁度良いのではと思っています。
(乱打戦になりやすい、という欠点もありますが……)

>>394
PA内でのダイレクトシュートの方が得意な妖夢は、
さとりとはちょっと相性が悪いです。理由はお察しの通りです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

396 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:39:18 ID:???
>>394
妖夢「度重なるヘタレや失敗のせいでワダジノメンダルハボドボドダ!」

397 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:39:40 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>396
これからJOKER出して大活躍するかもしれないから……(泣)

398 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:41:22 ID:???
★あまり成功しない黄金パターン?→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→橙「(メルランさんの地上シュートのが分が良いかな?)」メルランにグラウンダーのパス!

橙「(ここからゴールまでは大体20メートル位。 もうちょっと切り込んだ方が良いような気もするけれど…
――ううん、ここはなんか今すぐメルランさんに渡すべきな気がする!)……メルランさんっ!」

バシュウッ……!

実況「あっとここで橙選手、バックパス!
ゴール目がけてまっしぐらに駆け込むメルラン選手の足元にグラウンダーのパスを送ります!」

こいし「(ちぇーっ。 もうちょい切り込んでくれた方が良かったのに)」

藍による操作のお蔭か、それとも直観か。 橙はこの場で最善の選択を取ることに成功した。
つまり、少しでもゴールへの距離を稼ぐ事を諦め、やや後方のメルランにパスを送る事にしたのである。
この動きは、前方でタックルに向かわんとしていたこいしの動きを牽制する事に加えて。

メルラン「ん〜っ? これはつまり、私がもう蹴っちゃっても良いって事〜〜??
あはは〜〜〜っ、ラ〜〜〜〜〜ッキ〜〜〜〜〜♪」

グワアアアアアアアアアアアアアアッ……!

さとり「……やはり素直に、ペナルティエリアの中にまでは切り込んでくれませんか。
ですが……『とめます!』」

グッ……!

実況「出た〜〜! 前半8分にして西行寺亡霊連合の躁のFW!
メルラン・プリズムリバー選手が大きくその右脚を振り上げたぞ〜〜〜!
ひょっとしてこれは、大会前より噂されていた彼女の新技・『ネオ・ファンタズム』か〜〜!?
さとり選手、気合十分にメルラン選手をその三つの目で睨みシュートに備えます!」

399 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:42:58 ID:???
ヤマメ「おっと。 私らだっているのを忘れて貰っちゃあ困るよ、っと!」

キスメ「……!」

妖夢「……メルランさん、私はねじこみに備えます!
(昔はメルランさんよりも私の方が上だったけど、今じゃあすっかり差を付けられちゃったなぁ……)」

バッ!

PA内でブロックに、ねじ込みに向かう両チームの選手に、それを迎えて不適に唇を歪めるさとり。
しかしメルランはそんな周囲の状況などあんまり気にしない。
彼女はあくまで頭からつま先まで、楽しむ事しか考えていなかった。

メルラン「いっけぇぇええええええ〜〜♪ ……これが私の、『ネオ・ファンタズム』よ〜〜〜!」

バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオン!!
      ――ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!!

――そして、先日の試合の来生の例を見るに然り、
そう言った手合いの連中は型に嵌ると存外に厄介なものである。
つまり、彼女のミドルシュートは……その態度とは裏腹に強力だった。

メルラン「決まれ決まれ決まれぇ〜〜〜〜〜♪」

400 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:45:48 ID:ISuzIErk
先着3名様で、

★メルラン→ネオ・ファンタズム 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ヤマメ→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 キスメ→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(とめます!+2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(妖夢がねじこみ)(こいしがフォロー)(さとりがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→メルランのネオ・ファンタズムが地霊殿ゴールに鮮やかに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(西行寺のコーナーキック)(妖夢がねじこみ)(こいしがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
メルランの「ネオ・ファンタズム」には吹飛係数5があります。
ヤマメのマークがダイヤで「原因不明の熱病」(+6、150消費)が発動します。
ヤマメのマークがハートで「フィルドミアズマ」(+4、100消費)が発動します。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。(※今回はイベント戦のためマークに関わらず発動します)

401 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:46:18 ID:???
★メルラン→ネオ・ファンタズム 58 ( クラブ6 )( 3 + 4 )=★

402 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:07 ID:???
★ヤマメ→ブロック 47 ( ダイヤ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 キスメ→ブロック 50 ( ハート4 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

403 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:28 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( ハート5 )( 6 + 4 )+(とめます!+2)=★

404 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:32 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( クラブ6 )( 3 + 4 )+(とめます!+2)=★

405 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:44 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( クラブK )( 2 + 6 )+(とめます!+2)=★

406 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:07:04 ID:/H9d7KDo
★メルラン→ネオ・ファンタズム 58 ( クラブ6 )( 3 + 4 )=65★
★ヤマメ→ブロック 47 ( ダイヤ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)+(原因不明の熱病+6)=58*吹き飛び!
 キスメ→ブロック 50 ( ハート4 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)+(飛んで井の中+6)=68★
≦−2→地霊殿ボールに。

プリスムリバー三姉妹は、そのトリオプレイはもとより、個人としての実力は低いと認知されていた。
長女のルナサはパスを、三女のリリカはタックルを。
そして今振りかぶってボールを蹴り放った次女のメルランはシュートをそれぞれ得意としていたが、
彼女たちの「得意」は、あくまで相対的なレベルだった。
つまり、ルナサのパスは永遠亭の白兎に大きく劣り、リリカのタックルは紅魔館の従者に大きく劣り。
そして、慢性的なFW過多が問題となっている幻想郷において、
メルランのシュートは、他の数多の人妖と比べ大きく劣っていたが……。

ルナサ「(……しかし、今は違う。 今大会に向けて私達はそれぞれの一芸を重点的に鍛え上げた!
今や、メルランのシュートとて、無視出来る威力ではないっ!)」

リリカ「(ひょっとしたら、ここで1点決めちゃうかもね〜)」

そして、姉妹の期待に違わず――メルランのシュートは打ち損じた様子も無く、
豪快な唸り音を立てながら、まるで彼女の演奏するトランペットのように景気よくゴールへと向かい。

ヤマメ「なんの! 食らいな私の新技、『原因不明の熱病』! ……って、やっぱし基礎が伴ってないと無理かァ。
止めらんないや、コレ」ドゴオオオッ!!

メルランのシュートは、人を殺さんばかりの瘴気に覆われたヤマメをも軽々と吹き飛ばす。
そんな光景を目の当たりにした観客は、このシュートを防ぐ事はやはり至難の業であるかのように思えたが……。
――主の間へと繋がる地霊殿のエントランスホール。 その天蓋にはどうやら、思わぬ伏兵が潜んでいたようだ。

407 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:09:29 ID:/H9d7KDo
キスメ「……!!」

ブウン、ガシィイイイイッ!!

メルラン「決まれ決まれ〜〜〜っ……って、アラ? 決まってない!?」

実況「あ〜〜っと! ここでCBのキスメ選手が天高く飛び上がり、タイミング良くダイブ!
釣瓶落としの妖怪らしく、シュートの威力を横方向では無く縦方向から殺し切りました!
地霊殿のDFラインは3バック。 高い攻撃力に反して守備陣は脆弱なのでは……と予想されましたが、
どうやらそうでも無いようだ〜〜〜!!」

さとり「でかしました、キスメさん。 ……すぐに、ボールを蹴りだして下さい」

キスメ「……!」

ブウン……ガイイイン!!

――そうして、試合は再び中盤の攻防へと戻る。 ルナサという強力なパサー、そして橙という強力なドリブラーを持つだけで無く、
その両方及びボールカット。更にはシュートにも優れた適正を持つ万能トップ下の藍を擁する
西行寺亡霊連合は当初、地霊殿の明確な弱点と考えられた中盤を間違いなく圧倒していたが……。

パルスィ「(西行寺の明確な攻守の起点はこの九尾。 こいつさえ押さえてしまえば、
後の攻撃は単調なサイド突破か縦ポンに終始せざるを得ない。 
……私と同じOMFというのに、妬ましいまでの重要性ね……!!)」

ズザアアアアアアッ!

藍「くっ…! 何という執念、まさしくハードマーカーの鑑とも言いたい所だが。 ……これならどうだっ!」

クィッ……シュンッ! シュパァアッ!

408 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:10:35 ID:/H9d7KDo
パルスィ「ええ、凄い『頭脳的なドリブル』だ事ね。 でも……それが妬ましいッ!」

ズザアアアアアッ!! ……バチイッ!!

藍「なッ……!(一度抜き去った筈なのに、すぐにもう一度タックルに……!?
馬鹿な、そんな動きをしていては無駄に疲労を重ねるだけと言うのに……! 論理的に考えられん挙動だ!)」

パルスィ「……簡単な事よ。 妬ましいまでの実力差があるなら――ひたすら妬み続ける。
即ち―――こちらが勝つまで、何度でもトライを繰り返すのみ……!
たとえ足の皮が擦り切れ肉が剥き出しになろうとも、骨が軋み砕けようとも……私は、妬み続ける事で勝利するのよ……!」

実況「お〜〜っと! 前半15分、藍選手を常時マークしていたパルスィ選手が幾たびものタックルにより、
ようやくボールを零す事に成功します!
地底の妖怪の中でもとりわけ無力でとりわけ卑しい種族とされる橋姫の彼女が、
今こうしてフィールドに立っているのは、こうした執念溢れるプレーのお蔭なのでしょうか!?」

――前半を半分回った程で、藍を重点的にマークしていたパルスィがその実力差を覆して
ボールを零す事に成功し……幸運にも、そのボールは味方である右SHのお燐へと渡る。
お燐はパルスィの湿っぽいしかめつらを眺めながらニカッと笑みを浮かべ。

お燐「よしよし。 勇儀姐さんの次は、あたいとお空で行っちゃおうかな〜?」

タッ!

実況「そしてボールを受け取ったお燐選手、そのまま笑顔で橙選手のようにサイドを駆け上がっていく〜!
その技術は橙選手と全く互角! ですが僅かに速度においてお燐選手がやや劣っているでしょうか!?」

409 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:11:53 ID:/H9d7KDo

リリカ「うんうん、これなら私でも取れそうだね〜。
自慢じゃないけど、橙のドリブルだったら私、体感で6割は防げてるから」

お燐「……あはっ、いいね良いねその人を……いや、あたいは猫か。 まぁいいや、その人を舐めきってる目線!
昔はあたいも、地上のヤツらに良くそう見られたもんさ。
……だけど、このドリブルを見てもそう言ってられるかな〜〜っ!? それっ、『ランダムキャットウォーク』!!」

バッ! ピョンッ、 ピョピョンッ! クルクルクルッ!!

リリカ「う、うげッ……!? な、何よそのヘンタイ染みたドリブル! そんなんじゃすぐにラインアウト…しないっ!?」

ここでリリカは気付く。 この人懐っこそうな笑みを浮かべるおさげの猫妖怪は、ただのSHでは無い。
自分がタックルを磨いた。 そして姉達がパスやシュートを磨いた職人だとすると。
この妖怪は―――『サイドアタック』の職人。 本来の実力は恐らく自分たち姉妹にも劣るが、
彼女はこのサイドライン際にいる限り、一流の選手にも並びうる好選手へと化ける。
実際に、サイド際で見たお燐の基礎的なドリブル技術は……幻想郷最速を標榜する射命丸文や、
変幻自在のトリックスターたる来生哲兵にも比肩するように、リリカには見えていた。
そして、その動きに度肝を抜かされたリリカは思わず手を抜いてしまい、お燐の突破を素通ししてしまう事となる。

お燐「さァて、いい加減決めちゃおうか。 ……お空! そろそろカカシみたいに突っ立ってないで飛びな!」

バッ……ゴォオオオオオン!

空「うんっ、私頑張るっ!!」

実況「さあ〜! そしてお燐選手、非常に綺麗なセンタリングを空選手に向かって放ちました!
空選手は大きくジャンプしてその高い球……に?」

バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

410 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:13:00 ID:/H9d7KDo

―――そして、常軌を逸したテクニカルプレイを見せたお燐に続いて。
次は彼女の相方たる空、が常軌を逸したパワープレイを見せる事になる。
勇儀程では無いが長身の空は、勇儀をも大きく超えるジャンプ力でボールに向かって跳ぶ。
それはまるで、体にロケットエンジンが付いているのかと錯覚してしまうまでの大跳躍。
優雅にドカドカと轟音を鳴らしながらPA内に入って来た勇儀は、
自身にボールが回って来ない事を全く気にせず、あろうことかその中でドッカリと胡坐を掻いて、
これから打ちあがる花火を待つかのように、空が向かった天空を見上げる。

幽々子「あら〜。 これは高いわね〜」

勇儀「そうだろうそうだろう!? おい亡霊嬢、あの娘子はこの私のお気に入りなんだ。
なんせ見てくれも良いし愛嬌もある。 そして何より……!!」

幽々子「『力に満ち溢れてる!』……ですか。 ――なんてね、そっちのキャプテンさんの真似よ」

勇儀「ハハハッ、似てるじゃないか! と。 さて……そろそろ行った方が良いんじゃないか?」

幽々子「それもそうねぇ。 ……それじゃあ、行ってくるわ」

幽々子はそう鬼と和やかに語らい合うと、やがて空に迫る勢いで大きく飛んだ。
空中戦を何より得意とする幽々子にとって、空の見せた異常なまでの高さは興味深かった。


――幽々子が空に近い位置にまで飛び、クリアの体制を取った時。
空は既に大きくその上半身を反り、必殺のヘディングを繰り出そうとしていた。

空「行くよ〜。 ……『八咫烏ヘッド』ォォォオオオオオオオオオ!!」

グルンッ! ブウン……ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

411 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:21:04 ID:/H9d7KDo
『八咫烏ヘッド』。それは、八咫烏の力を取り込み、神にも等しい力を得た空が編みだした地霊殿の誇る副砲。
その威力は当然、星熊勇儀の三歩必殺には大きく劣るが……。
しかし、間違いなく幻想郷でも一流と評される程度の威力と破壊力を間違い無く秘めていた。

幽々子「この高さ、霊夢と互角くらいかしら。 ……あぁやだやだ、長生きはしたくないものだわ〜」

中西「あんさんは長生きする以前に死んでるやろうが……。 って、ボケてる暇やない!」

天から太陽が落ちて来るような衝撃に歯を食いしばり、中西はキーパーグローブをきつく握りなおした。

先着3名様で、
★空→八咫烏ヘッド 59 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(勇儀がねじこみ)(バケバケDがフォロー)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→空の八咫烏ヘッドが西行寺ゴールにメルトダウンする!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(勇儀がねじこみ)(地霊殿のコーナーキック)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
空の「八咫烏ヘッド」には吹飛係数3があります。
空のマークがダイヤで「核反応制御不能ヘッド」が発動し、威力がさらに+2され、吹飛係数が1になります。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

412 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:21:58 ID:???
★空→八咫烏ヘッド 59 ( クラブ7 )( 5 + 1 )=★

413 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:23:00 ID:???
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( ハートJ )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 ( JOKER )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=★

414 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:23:01 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにします。
ひとつだけ訂正ですが、バケバケBの高い飛び出し値は50ではなく47でした。結果にて訂正します。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

415 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:23:22 ID:???
ヤタガラスは食べれるのだろうか?
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( クラブ2 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 ( クラブQ )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=★

416 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:23:33 ID:???
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( クラブJ )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 ( ダイヤ5 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

417 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:24:12 ID:???
日本神話だと八咫烏はミサキの一種、お空って案外大したことなくね?w

418 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:26:46 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペードK )( 3 + 4 )=★

419 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:29:57 ID:???
さとりと幽々子の能力を見るとパスカルの予選でのFWは厳しい
トーナメントはともかく、予選ではゴールするビジョンが見えない

420 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:40:15 ID:???
そういえば熊野この前行ったけどそこらへんにヤタガラス関連のお土産とか伝説があった
日本代表もヤタガラスのユニフォームだからということで来てたらしい

パスカルはFWだけどアシスト型FWだもん仕方ないね
それ以上に点挙げてる気しかしないけどwww


421 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:51:29 ID:???
相性のせいでパスカルとかリグルみたいなダイレクトシューターはきつそう
リグルはパパのコーチ受ければ相性の壁をぶち破れそうな気もしなくはないけどw

422 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 01:17:13 ID:???
想起・魔王の右足

これでさとりんは心臓とまるから余裕だな

423 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 01:43:49 ID:???
地霊は鈴仙妹紅永琳佳歩でミドルぶちかますのが一番の策なんだが
キスメやヤマメにカットさせて刈り取ったり、さとりにPAでセーブ以外やらせたり色々練り様はある

問題は最後の西行戦何だよな
PAのセーブが強いだけで、競り合いはそこそこであろうさとりと違い
中西は競り合い判定の地上空中に強いし、コンビ技や幽々子がいてシュートにも隙が無い。どうしたもんか

424 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 02:19:53 ID:???
西行戦は正直今までとは違って結構めんどくさい相手になりそう
勝てるけど被害も多そう
ブースター!っぽいわざは確か本編だとトニーニョが前に行かなきゃならないが
ネイがキープすると日向、中山、松山、早田と悪魔のようなタックルが飛んできたから撃てなかった
つまり藍が前に来るまえに、橙をつぶせばいい、妹紅含めて2,3人はほしいか
つぎに虹川、スカイラブ系統だしおそらくガッツ減りやすい弱点はある
ガッツ減らせば中西がカタパルトになる可能性もあるしそうなったら逆にチャンスになりうる
幽々子はディフェンスと攻撃が高いけど見た感じDF側にいるし
おそらくどうしても点が必要なときかFK,CK以外で上がることはない
火力はないけど攻撃手段が多いから必殺型GKは厳しいか
幸い1VS1を積極的に挑んできそうのは妖夢以外そういなさそうだね
攻撃が中の中、防御が上の下といったところか
鈴仙で2発くらい決めてあとはサポートに徹するか
普通にやればこいつら多分相手の最高火力でも姫様が止められない可能性のほうが低いし

425 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:04:25 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>415
あまりおいしくはなさそうですね…。
>>417
ミサキという単語を初めて知りましたw
民俗学とかもやれたら、幻想郷の世界がより深まりそうですね…
>>420
八咫烏関係の話は地元の近くにもありますね。
どうもいろんなところに八咫烏伝説があるようです。
>>421
ライトニングリグルキックを覚えたらワンチャンありますね…w
>>422
敵じゃなくて自分のトラウマを想起するさとり様かわいそう…
>パスカルのFW起用について
鈴仙とのツインシュートさえ完成すれば、佳歩や妹紅とは違ったタイプのFW候補になれるのですが、
現状では決定力が反町君クラスなので厳しいですね。
パスカルはドリブルだけで無くパスもうまいので、WGとかも案外適正あるかもしれません。
>地霊殿戦、西行寺戦の考察について
考察ありがとうございます。読んでいてとても面白いです。
両チームは最終的な実力的に概ね互角と考えておりますが、タイプは大きく異なるチームですね。

426 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:05:45 ID:???
★空→八咫烏ヘッド 59 ( クラブ7 )( 5 + 1 )=65★
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( ハートJ )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=68
 バケバケB→高い飛び出し 47 ( JOKER )( 4 + 3 )+(人数補正+1)(*JOKERよりダイヤ15)=63★

空の放った八咫烏ヘッドが天から落ちる太陽とすれば。

幽々子「――涙をや、忍ばん人は、流すべき……」

ボウッ……!

大地を軽く蹴ってフワリと浮き上がる幽々子の全身は、
その身を激しく震わせながら、太陽に向かって爛々と照り返す紫の水鏡。
やがてその紫色はライラックを経由して白く染まり、幾何学的な光の帯を作りながら太陽を呑みこまんと、
やがて訪れる死の如く緩やかかつ確実に迫りくる。
幽々子は詩を吟ずるのを俄かに止め、消えてしまいそうな笑みを浮かべて必殺のクリアを宣言する。

幽々子「……幽曲。 『リポジトリ・オブ・ヒロカワ』」

空「う、うにゅ……!?」

バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………………!!

――その刹那、スタジアム中を席巻する程の光が輝き。
果たしてボールはいつの間にか、再びフィールドの中央へと舞い戻っていった。

実況「で、出た〜〜〜!! これこそが幻想郷随一の対空能力を持つ幽々子選手の
得意技が一、『リポジトリ・オブ・ヒロカワ』です!!
超人・聖白蓮の全力の競り合いをも超えるとされるこの光の衝撃に、
地底の太陽・霊烏路空選手は敢え無く敗れてしまった〜〜!!」

427 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:07:31 ID:/H9d7KDo
鈴仙「(あのクリア。 多分人数を掛けていれば師匠の爆宙アポロだって易々防いで見せる程度の威力よ…!
あんな大技があったら、PA内でのプレーはほぼ制約されたような物じゃない……!!)」

ウサギB「わ、私は幽々子さまの『リポジトリ・オブ・ヒロカワ』を生で初めて見たんですが。
まさかあんなにも強く、そして美しいだなんて――!」

つかさ「(強さの中にも美しさを兼ね備える。 才能の無い私には、到底できない代物の業ね…!)」

地霊殿サブタレイニアンローゼスに星熊勇儀が居るならば、
西行寺亡霊連合には西行寺幽々子が居る――。
そう主張せんばかりの幽々子の大技の披露に、鈴仙達は思わず目を奪われてしまう。
だがしかし、当然として試合は彼女たち二人だけの物では無い。
鈴仙達が改めてボールの行先を目で追うと、試合は新たな局面を迎えていた。

先着1名様で、

★試合の様子→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→藍「うおおおお! テンション上がって来たー!」スッパァァァアン? 橙「(いつもの藍様だ!)」あまりの名勝負に藍様が脱いだ!
ダイヤ→プリズムリバー三姉妹が中盤に集結! 連続ワンツーで一気にPAへと向かう!
ハート→勇儀がフォローしたボールに、藍がタックルへと向かう!
スペード→橙のドリブルに対し、こいしのタックルが襲い掛かる!
クラブ→メルランのシュートに、妖夢がねじ込みに行くが…!?
クラブA→地霊殿サイドにイベント発生!?

428 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:08:20 ID:???
★試合の様子→ スペード6

429 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:09:28 ID:???
藍「キャストオフ!」チェンジ スッパテンコー
にならなかったかww

430 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:40:05 ID:???
妖夢「相変わらずクラブ判定扱い……あ、けどその後のシュートでJOKER引けば問題解決ね!」

431 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:42:55 ID:/H9d7KDo
★試合の様子→ スペード6 ★
スペード→橙のドリブルに対し、こいしのタックルが襲い掛かる!

橙「やった、ボールだ! ようし……!」

タッ!

幽々子により大きく前方へとフィードされたボールは、守備よくWGの橙がフォロー。
彼女はそのまま自慢のドリブルで、地霊殿の左サイドを快速に突破していたのだが――。

こいし「さ〜て、次こそはボール取っちゃうよ〜〜!」

スッ。 ……ズザアアアアアアアアッ!

橙「にゃっ!?(う、ウソッ! いつの間にこの子、私の懐に……!)」

実況「あ〜〜っと、橙選手! ここで地霊殿の秘蔵の妹・古明地こいし選手の密着マークに阻まれた!
快速ドリブラーの橙選手、こいし選手の不可視の襲撃に思わずバランスを崩してしまいます!」

先程は橙の機転により対峙出来なかったこいしは、今度は確実に仕事を遂行すべく、
前回よりも前目の位置で橙の突破に備えていた。
そして橙にとって、こいしの存在は思考の死角。
即ち無意識の内に入っていた為に、彼女の接近に気が付く事は出来なかった。
しかも悪辣な事に、古明地こいしの恐ろしさはこれだけでは無かった。

こいし「(よしよし。 この慌てっぷりだったら、審判さんには絶対にバレないよね……えいっ)」

グィッ……! ズッ!

橙「!?(こ、こいつ……! こんなに堂々と私のゼッケンを引っ張って……!)」

432 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:46:48 ID:/H9d7KDo
自慢のスピードでこいしを振り切ろうとしていた橙は気が付く。
彼女が自身の無意識操作能力を操った上で、堂々と反則ディフェンスを行っている事に。
しかも、より理不尽な事に――。

実況「おっとこれはどうしたのでしょうか! 橙選手ここで動きを緩めてしまいます!」

橙「(実況も審判も誰も、この反則に気が付いて無い! ……そ、そんな!?)」

こいしが広範囲の人妖の無意識を操った影響か、彼女の凶行は橙以外の誰一人として認知する事が出来なかった。
その状況を大袈裟に例えれば、自分自身とそれ以外とで世界が隔絶されているかの如く。
しかしそれでも橙は、この理不尽さを健気に耐えきって、無理な体勢でのドリブル突破を続行しようとするが…。

こいし「……無駄だよ。 誰にも嫌われず、誰にも好かれない。
意識を超越した無意識の孤独を、あなたにも分からせてあげるッ!!」

先着2名様で、

★橙→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=★
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 橙、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(藍がフォロー)(ルナサがフォロー)(パルスィがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
橙のマークがダイヤ・ハートの時、「韋駄天ドリブル(+4)」が発動します。
「無意識ダーティディフェンス」の効果により、こいしのマークがクラブの場合、相手側が強制的に勝利します。
こいしのマークと敵スートが一致時、スキル・無意識妖怪により敵の数値が−2されます。
(※今回はイベント戦により、無条件で発生しています)

433 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:47:58 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( スペードA )( 6 + 6 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=★

434 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:48:04 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( クラブ8 )( 1 + 4 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=★

435 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:48:20 ID:???
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=★

436 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:52:55 ID:???
この差で勝てない残念なダーティディフェンスの結果・・・どこかで見たような・・・

437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:57:33 ID:???
鈴仙「私のスキルだ!」
……と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
判定ではルナサがフォローですが、本試合はNPC戦のためまたしばらく自動進行になると思います。
>>429
出てたらBADENDでしたねw
>>430
その場合、妖夢が光を掴む代償にさとりが地獄に落ちますね…。
>>436
こいしはジェトーリオ互換っぽくしていますが、スキルが強力なので全能力は低めです。
ドリブル突破されてたらどうしよう…というのが本音ではありますが、
こいしもそうヘタれていませんし、残念というよりは橙がすごいと言ってあげたいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

438 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 00:37:27 ID:???
>クラブA→地霊殿サイドにイベント発生!?
あにきぃ…はやくでてほしいよぉ…

439 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 12:57:57 ID:???
五番にいないしたぶん松山がやって来るイベントだろう

440 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 22:05:22 ID:???
乙でした。実質こいしをドリブル抜くのは無理そう? ということで一案。
3-7-0(のつもりだったけど実質4-6-0)
−−−−−
−−−−−  
F−−−J F永琳 J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eてゐ Gもこたん
−−D−− D慧音
A−B−C Aうさぎ Bつかさ Cうさぎ
−−@−− @姫様

そもそも撃たせないor通さない、センタリングを上げることを視野に入れない。
一応、パスカルとのツインシュートを視野。
左サイドに突破力を固めてこいしを釣り、バックパスからのブースターorサイドチェンジからのもこたんがシュート。
キックオフシュートはタックルに行けない前提で(まだよく分からない)。
DFラインが心配で守備寄りにしたいんだったら↓

−−−−−
−−−−−  
F−−−J Fてゐ J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eうさぎ Gうさぎ
−−D−− Dもこたん
A−B−C A永琳 B慧音 Cつかさ
−−@−− @姫様

ブースターを狙う際てゐにキープしてもらう時間が増えるが、攻守のバランスは取れる。
もこたんのシュートを変わらず狙えるが、こいしがどこにポジションになるか掴みにくくなる。
(中央に来ると厄介?)
前者でいくならオフサイドトラップ、後者でいくならツインシュートが欲しい所。

441 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:15:59 ID:???
こんばんは、今日も少しだけ更新します。
>>438-439
兄貴な松山が出て来るかもしれません。
>>440
乙&陣形提案ありがとうございます!
こいしはボールカットにかけては結構厄介な存在ですね。
キックオフシュートについては、基本的にタックルに行けないようにしようと考えていました。
地霊殿チーム戦では、恐らくブースターシュートが攻略のキモになると思います。
(サッカーのルール的にそれはおかしい! …などありましたら教えてほしいです(汗))
試合前に計4回分自由行動や練習ができる時間がありますので、その時はまた色々と考えてくださればうれしいです。

442 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:17:24 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( スペードA )( 6 + 6 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=60★
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナサがフォロー

古明地こいしは、姉のさとりと同じく覚妖怪というカテゴリに分けられる妖怪であるが、
その性質は覚妖怪のそれから逸脱している。
彼女の服の胸についている、触手の生えたグロテスクな第三の目。
姉のさとりのような「一般的な」覚妖怪は、この第三の目を以て他者の意識を覗き見する能力を持つが、
こいしの第三の目は、姉のそれと違いその瞼を固く閉ざしている。
それ故、こいしは他者の意識や思考を読む事は全くできず、その代償として、彼女は驚くべき能力を得る事となる。

こいし「へっへへ〜。 こちょこちょこちょ」

橙「く、くすぐらないでぇっ……!(っていうか、これだけ堂々と人のプレーを邪魔しておいて、
『無意識で誰も気づいてないから反則じゃない』だなんて。 それこそ反則級だよぉ……!」

実況「あっとどうしたのでしょう! 橙選手、ドリブル突破せずにそのままフィールドにうずくまります!
まるで誰かにくすぐりの刑を受けているかのように、橙選手は笑いをこらえてピクピク震えている〜!?」

――無意識を操る程度の能力。
構造主義的に言えば、それはつまり人間を始めとした遍く『意識あるもの』の根源をも操作する能力。
もしも仮に人間や知性ある妖怪の意識が、顕現せぬ無意識にて規定されているとするならば、
彼女はその規定を変更する権限をも持つ事を意味する。

まぁ、特に何も考えていないこいしがそんな大層な事を考えて橙をこうしていたぶっている訳が無く、
単純に周囲の誰の意識の範疇に入っていない事に満足しているだけなのだが……。
こいしはどうも、少し調子に乗りすぎる癖があるようだ。

443 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:18:52 ID:???
藍「(良く分からんが、橙の様子がおかしいな)橙、オーバークロックを許可する。 一気に駆け抜けろ!」

橙「藍さま、ありがとうございます……! ……ではっ!」

ブウウ……ン! ビュウウウウウウウウウウッ! バチバチバチッ! ……ポーンッ!

こいし「あひぇっ!?」

橙の様子の異常さに気付いた藍が、式を操作して橙の力を瞬間的に強化。
橙をくすぐり続ける事に執心し、ボールを奪って走り去る事を忘れていたこいしを強引に振りほどき、
突破とまでは行かなかったが――それでも、辛うじてボールをはじくことには成功する。
弾かれたボールは、フィールド中央に転がっていき……。

ルナサ「よし、フォローしたぞ!」

実況「あ〜っと、良く分からないプレーでしたが、ボールはこぼれ球に!
橙選手、こいし選手のマークを振りほどこうと俊敏に動きましたが、どうやら勝負は互角だったようです!」

橙「(ホントはそんな綺麗な話じゃないのに〜。 でも、文句を言うわけにもいかないしなぁ)」

藍「(橙が不服そうな顔をしているな。 後で話を聞いておくべきかもしれん。
……しかし、それより今は―――1点を狙ってみようか)―――ルナサ、済まないが私は橋姫に。
そして橙は地霊殿の妹君に狙われているようだ。 悪いが、君『達』が上がって来てくれっ!」

――そして、中盤の要であり、実質的な司令塔である藍は、ボールをフォローしたルナサ『達』に次なる指令を出した。
20分に近付きなお、1−0で膠着した試合を次に進める為の布石を。

ルナサ「了解した、藍殿。 ……メルラン、リリカ。 行くわよ!」

メルラン「あいさ〜〜〜♪」

リリカ「しょうがないにゃぁ〜」

444 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:20:26 ID:???
ダッ!  ダダダダッ!

パルスィ「…!? FWが戻って来て……SBがオーバーラップ! これは……!」

勇儀「おっ、次の花火はこれか? いやァ、地上のサッカーは派手で美しくて良いねぇ!」

幽々子「う〜ん、あれは花火っていうよりは〜。 ……芸術かしら」

実況「き、来た〜〜! ルナサ選手のフォローに合わせてFWの筈のメルラン選手が後退し、
SBの筈のリリカ選手が中盤の底にまで上がってきました。 これはやはり〜〜〜!」

ルナサ「さあ、始めようか。 ――『ライブ・ポルターガイスト』!!」

バシュウウウッ……! 

メルラン「躁鬱相そろった幻想の調べ、楽しんでね〜〜♪」

バシュウウッ!!

リリカ「私はいらない子じゃないよ! ――なんせ、私が居ないと……この音楽、ヤバい事になっちゃうからね」

バシュッ、バシュウウウウッ!!
――バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!

ルナサを起点に始まったその静かなパスワークは、メルランに渡ってその勢いを増し、
リリカに渡ってその多様さを増していき……やがて、複雑でリズミカルなテンポの連続ワンツーへと発展していく。
それはまさにサッカーボールを楽器として奏でられる、ひとつの協奏曲。
プリズムリバー三姉妹の十八番、『ライブポルターガイスト』が今、高らかに演奏される。
当然、その繊細で情熱的なパスワークは、地霊殿サブタレイニアンローゼスの寄せ集めゾンビフェアリーでは防ぐこともできず。

445 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:21:32 ID:???
ヤマメ「パスカットで私に臨むとは大した度胸だね! くらえっ、『石窟の蜘蛛の巣』!
……って、ありゃ。 また取れないや。 私って案外大したことないのかねぇ」

こいし「ヤマメさんは案外じゃなくって、最初から大したことないような気が……
(そんな事ないよ! 敵のパスが強すぎるだけだよっ!!)」

ヤマメ「その本音と建前逆転ネタ、やるのはいいけどさ。
キスメが「こいつ、それ以外にネタないのかよ……」っていう養豚場のブタを見るかのような残酷な目で見てたよ〜」

キスメ「……!!」フルフル(←必死にそんな目してないと主張している)

――試合中だというのに暢気な佇まいの地霊殿のDF陣すらも突破する事に成功してみせる。
つまり。プリズムリバー三姉妹は意図も容易くPA内にてさとりと空中で対峙する事となったのだが……。
相対するさとりは、その人を内心見下したようなじっとりとした目線を全く崩さない。

さとり「……貴女達が何を考えているかは具体的に想像つきますが。
私は、PA内のシュートであれば……必ずや、止めてみせますよ」

ルナサ「想像してくれるのは構わないが、いくら貴女の能力でも私たちの力の程度までは図れまい!」

メルラン「そうよそうよ〜〜! さっきのシュートの恨み、私は地味に忘れてないんだからね〜!!」

リリカ「メル姉はカラっとしてるように見えて、シュートにかけてはねちっこいからねぇ。 覚悟しといた方が良いんじゃない?」

ボールは高い状態で浮いており、さとりは如何なるダイレクトシュートが飛んでこようと、
そのパンチングで防ぎきる腹積もりのようだ。
PA内でのセービングに絶対の自信があるとは言っても、
全てのシュートをキャッチできると勘違いする程、さとりは傲慢では無かった。
しかし、先に結論を言えば……ルナサが指摘したとおり、
古明地さとりはプリズムリバー三姉妹の実力をやや過小評価していた。

446 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:22:35 ID:???

ルナサ「――皆!この流れに乗って一気に決めるぞ!」

バッ!!

メルラン「りょ〜〜〜かい〜〜〜っ! ヒャッホ〜、久しぶりのメインよ〜〜〜っ!」

ババッ!!

リリカ「まさか私たちの音楽を、はるか地底の方々にもお届けできるなんて光栄です♪
――さぁ、お聞き下さいな。 ……顕界と冥界をも結ぶ死霊達の大合奏を」

ババババッ!!
                  グワアアアアッ……!
        グワアアアアアッ……!   グワアアアアアッ……!!

さとり「事前に先読みしていても、なんとも度肝を抜かされるシュートですね。
ですが……その程度のシュートなら……!!」

ルナサ達三姉妹は大きく飛び、そのまま空中で美しいトライアングルの形を描く。
それはまさに、音楽の始まりを告げるタクトの動きのようにゆらりと動きながら、
ボールをその中心に捉え―――そして、彼女たちは大きくその足を振りかぶる。

        「「「大合奏――『コンチェルト・グロッソ!!!」」」

 バッ……ギュウウウウウウウウウン!ギュウウウウウウウウウウウウン!
   ギュウウウウウウウウウウウウウウウン! …ドゴォオオオオッ!!
         ブオンブオンブオンブオンブオンブオン!!

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:28:01 ID:gRtghU3c
さとり「これ、は……!(何ということ。 ここまでシュートにブレがあっては
幾ら心を読めていようと、シュートコースを予測出来ていようと無意味……!)」

そのシュートは、まさしく人や妖の心を揺さぶる嵐のような威力を秘めていた。
確かにさとりは、無意識や偶然から生み出される揺らぎまでを読む事は出来ないが、
それでも、並大抵のツインシュートやトリオシュートであればその揺らぎには限度があるため、
彼女の能力が無効になる事は無い。 さとり程の選手となれば、その程度のブレならば経験則で「読める」からである。

しかし、今プリズムリバー三姉妹によって放たれたシュートは、並大抵のシュートでは無かった。
まさに合奏協奏曲を体現したような、複雑で緻密、爆発的で抒情的な軌道を描くシュートは、
まず間違いなく一流クラスのシュートの一つ。

さとり「――負ける、わけには……!」

ブウウン、バチイイッ!!

――そして、能力に頼らずにシュートコースを目測で瞬時に計算し、
ギリギリの所で弾いて見せたさとりは、間違い無く一流の域に達しつつある名GKだった。
……同時に、それが古明地さとりという一選手の限界でもあった。
弾かれたボールは、再び大きく空を飛び高い軌道を描くが――そこには、ねじ込みに向かうひとつの影があった。

先着1名様で、

★ねじこみ判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと、 互換のバケバケEだった!
ダイヤ→ねじ込みに備えていた妖夢だった。
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。
クラブ→ねじ込みに備えていた妖夢だったが…!?

448 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 00:28:37 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:34:31 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
中々話が進まず申し訳ないですが、
書き方を考えていたり、調べものをしたりしていると、すぐに時間が無くなってしまいます(泣)
SSとしてのバランスと、ゲームとしてのバランスを取っていきたいのですが、なかなか難しいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

450 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 01:13:13 ID:???
妖夢「ねじこめない?ウゾダドンドコドーン!」
矢車「妖夢、いい顔になったな」松山「俺たちと一緒に地獄に落ちるか?」

451 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 03:40:02 ID:???
藍「(マークを)振り切るぜ!」

452 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 07:49:38 ID:???
妖夢「振り切らせてください!」

453 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 12:41:51 ID:???
乙でした
前のアンケートにもあるように楽しさもバランスも丁度いい具合ですし、
さらっと流せる余裕も加えて持ってもいいと思いますよ。

454 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:30:06 ID:???
よーむがいいキャラをしてきている!

455 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:48:45 ID:???
お前ら本当に妖夢好きだなwww

456 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:50:21 ID:???
新田枠というのもあるのではないだろうか・・・→妖夢人気

457 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:30:28 ID:???
俺はFW友人枠なら圧倒的にハラペコ推しなんだけど誰も話題にしてくれなくてたまに泣きそうになるw

458 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:55:19 ID:???
妖夢が新田枠だというなら今回のクラブはポストなのかー

459 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 20:16:29 ID:???
いや妖夢ならポストを越える枠外に加え伝説のコメントまで残してくれたかもしれないw

妖夢「急にボールが来たので…足の内側で蹴れば良かったが外側で蹴ってしまった」

オランダ代表 フーリア「・・・理解不可能 」
日本代表 リグルスキー「リグルならギブスをつけていても入るボールだった 」
イングランド代表 リネカー「妖夢は12人目の地霊殿の選手だった 」
オランダ代表 クライフォート「幽々子の顔に泥を塗った 」
イタリア代表 ロッシ「あの位置からあのボールが枠にいかないシュートは今後お目にかかることはないだろう」
フランス代表 ピピン「外す方が難しい」
日本代表 キングKAZUKI「オレが思うに妖夢はラストパスだったんじゃないかな?」 
地獄代表 矢車「俺の妹になれ」
ブラジル代表 コインブラ「あれはミスと言うより準備不足。妖夢はシュートの準備をしていなかった。そこがブラジルの選手との違い」
人里の少年「妖夢は落ち着いたほうがいいよ」

460 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 22:47:57 ID:???
妖夢って正直3章、4章についてこられる?

461 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:38:42 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>453
乙ありがとうございます。
丁度良い具合と言っていただいてうれしいです。
最近ちょっと書きすぎでゲーム性が無いかな?と思ってましたし…。
そうですね、あまり書きすぎても今度は読みづらくなってしまいますし、
書き方の濃淡は大事だと思います。(その点、2さんは本当にうまいと思います)
>妖夢のキャラについて
新田君互換である事は間違いないですねw 
本スレでは色々ありましたが、やはり何だかんだで新田君は人気なんですかね…w
クラブだったらポスト…では無く普通に決まらなかった感じでしょうか。
ただ、判定ではまだ大丈夫なので、「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
>>460
ジョアンさんに鍛えて貰えばついていけます。むしろ暫くは無双できます。

462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:39:57 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6 ★
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。

ポーン…!

さとりによって辛うじて弾かれたボールは高く飛び、
ゴール際に迫っていた妖夢の頭を飛び越え、PAの外側近くにまで迫る。
その影は、丁度その高いボールに動きを合わせるかのように、自慢の九尾をはためかせながら高く飛び上がった。

藍「高い浮き球か。 ……済まないが見せ場を貰うぞ妖夢!」

バアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜〜っと! ルナサ選手達のトリオシュートにも俊敏に反応し、
ファインプレーを見せたさとり選手でしたが!
ボールを弾ききれず、パルスィ選手を振り切った藍選手がさらにねじ込みに向かいます!」

さとり「し、しまった……! さっきのシュートはあくまで周囲の目を眩ませつつも、
私の体勢を崩すための囮だったのね……! 自分へのマークを剥がし、かつ有利な状態でねじ込むための!」

藍はシニカルな笑みを浮かべて、さとりの言葉を肯定する。

藍「……プリズムリバー三姉妹のシュートを弾いてみせるとは、本当に感服する。
数値換算にして、少なくとも60ポイント以上のセーブ力は無ければ、ああはいくまい。
そうなると本来、私のシュートなど当然に入りはしないのだろうが……!」

さとり「――『無様にも転倒している今ならば、十分にチャンスがある』……ですか!
仮にそうだとしても、私は地霊殿の主として……負けられないのです!」

藍「良い心がけだが……私とて、八雲の者として負けられん! ―――はああああああっ、『式神天降神』ッ!!」

バッ!   ギュウウウウウウウッ、バッ……シィイイイイイイイイイイイン!! ギュンギュンギュンギュンッ!!

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:41:39 ID:???
さとり「……くううっ!(シュートコースは読めた、ゴールの右隅! だけど――体が、追いつかない……!?)」

藍の『式神天降神』と、転倒した状態でのさとりのパンチングはほぼ互角の勝負だった。
むしろ未だ尚、その精神力の差で、さとりに軍配が上がると言っても良かった。
藍とて下手なFW顔負けの決定力を有しているにも関わらず、である。
それだけ、彼女の覚り妖怪としての読心能力、そしてその応用力は凄まじいものだったと言えるだろう。

さとり「サッカーのお蔭で、私はただの嫌われ者から、『地底のSGGK』に変わる事ができた!
そして私は。 私たちは! 今度は地底を変えるためにも、サッカーで勝たなくてはいけない……!」

ダッ……バッ……!!  グウウッ……!!

――しかし、嫌われ者が集いし地底は、幸運の女神にも見放される結果となった。
さとりは全力で飛んだにも関わらず、……昨日の雨の影響により湿ったフィールドの芝生に足を取られ、
動きを一瞬だけであるが鈍らせてしまった。
そして、こうした高レベルの戦いにおいて、その一瞬の差こそがまさに命取り。
さとりの渾身のパンチングは、とうとう藍の放った高空叩き付けオーバーヘッドキックの軌道を捉えながらも、
終ぞ触れる事が出来ずに――。

バシュウウウウウウウウッ! ズバァアアアアアッ!!
    ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 1 − 1 西行寺亡霊連合

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:42:46 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:44:49 ID:???
実況「ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル! 10番の藍選手がここで貴重な1点を上げました〜!
プリズムリバー三姉妹の影に隠れて、虎視眈々と相手の油断と隙を狙っていた藍選手の
頭脳プレーが結果に表れた様子です! 前半21分、ここで同点にできたのは大きいぞ〜!」

橙「ナイスゴールです、藍さま! ドリブルやパスだけじゃなくて、シュートもこんなに凄いだなんて、
やっぱり藍さまは凄いです!」

藍「あはは…ありがとう、橙。 だが、私だってまだまださ。
(紫様のお力があればともかくも、私の選手としての格は八意永琳と比べれば1歩か2歩劣る。
今のシュートだって、簡易計算でも58%の確率で通用しなかったんだ。
さっきの得点は、全くの幸運の産物であると認識しなくては)」

妖夢「(FWの筈の私が全く決められず、藍さんにまで負担を掛けてしまってる…!
どうしよう、どうしよう……! このままじゃ、また活躍できずに終わっちゃう。
そうしたら、また幽々子さまを失望させてしまう……!)」

藍が橙を始めとするチームメイトに祝福される様子を見て、妖夢はますます焦りを深めていた。
MFである藍が得点に絡み、FWである自分が、これまで一度もシュートチャンスに恵まれていないという事実が。
そして何より、今皆に祝福されている藍に対しての嫉妬を覚えている自分自身が、
人一倍真面目で自分に厳しい妖夢には許せなかった。

幽々子「(妖夢………)――それより、次のキックオフはどうしようかしら。
またあのヘンテコなシュートが来たら、私達、また1点差になっちゃうわよ〜?」

……そして、そんな妖夢の感情を察したからか、幽々子は静かに中央へと上がり、
珍しくキャプテンらしく、次のキックオフへの対策を提案した。
もう終わった藍のゴールでは無く、次のキックオフに意識を向ける事で、
妖夢も気持ちを切り替えられるのでは、と思っての幽々子なりの気配りであったが――。

466 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:46:56 ID:???
妖夢「(次は大丈夫かな……。 また失敗しないかな……)」

幽々子「(う〜ん、ダメそうねぇ)」

残念ながら幽々子の細やかな気配りは、素朴な妖夢には通じなかったようである。

しかしそれでも、次のキックオフはやってくるのだからと、
妖夢と幽々子を含むチームメイトは、暫し頭を捻り合うのだが――。

藍「いえ、次は星熊勇儀もキックオフシュートはしてこないでしょう。
後半に入ったならばともかく、今は前半も10分程度残っている。
そして、私の見立てでは、あのシュートは体力を大きく消耗する。
そのため、次のキックオフでは温存をする可能性が高いと読みます」

ルナサ「……確かに。 地霊殿サブタレイニアンローゼスの攻撃の脅威は、
主に星熊勇儀の存在によるもの。 だから、彼女は疲労で早々に退場させる事は出来ない。
切り札は、最後まで取っておくと考えるのが普通か」

――結論として、彼女たちは次のキックオフに星熊勇儀はシュートを撃ってこないと予測して、
ポジショニングを行う事とした。撃ってこなければそれでよし。
もしも撃ってきた場合は、フィールダーの不要な消耗や負傷を防ぐ事になる。
そう割り切って、西行寺亡霊連合は次のキックオフに備え。

お燐「さとり様。 ……後はあたい達に任せて、ゆっくりとお眠りください。 な〜〜〜む〜〜〜」

さとり「……勝手に殺さないで、お燐。 私生きてるから。 元気だから。 だからその手押し車は片づけなさい」

空「う、うわっ!? さとり様が死んでるのにしゃべった〜!? これが今噂のキョンシー!?」

さとり「そしてお空は、こんな雑なブラックジョークを信じないで(……はぁ。 早速失点をしてしまうなんて。
やはり「彼」が言ったように、地上の壁は高いようね……。 私も、井の中の蛙となっていたようです)」

467 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:49:00 ID:gRtghU3c
地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーもまた、その士気を回復させながら
残された前半を戦うべく立ち上がる。 そして――。

ピィイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ、今度は地霊殿サブタレイニアンローゼスのキックオフで試合再開です!!
ボールは再び勇儀選手が持ったが、ひょっとしたらまた、あの超必殺シュートが飛んで来るのか〜!?」

勇儀「さて、どうしようかな……」

先着1名様で、

★勇儀の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パルスィ「パルパルパルパル……!」勇儀「――む? パルスィがなんかやる気そうだな」パルスィがドリブルに!?
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」
スペード→お燐「勇儀姐さん、あたいとお空にもうワンチャンちょ〜だい!」勇儀「しゃあないな。 ほれっ!」
クラブ→勇儀「まぁ、折角だからもう一発撃っとくか、『三歩必殺』」
クラブA→妖夢「う、うわあああああああ!!」勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」妖夢が無理やりタックルに!?

468 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 23:49:44 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6


469 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 00:00:00 ID:???
>勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」
勇儀だけに勇気ってか?

470 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/29(金) 00:04:44 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
恐らく、明日で前半が終わり、後半は前回試合のように特別イベントがなければ、
前半よりは早くに終わる予定です。
>>469
確かに似ていて遠目で見ていて判別つかないですね…w

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

471 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 17:21:30 ID:???
>「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
現象じゃなくて減少しちゃらめえええええええ
これ以上大した事なくなっちゃったら七人ミサキの仲間入りしちゃううううう

472 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 18:37:18 ID:???
最初から大したことなかったし岬枠ではないな

473 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:04:05 ID:???
というか、現状たいしたこと無いのか……
いや、そうなんだろうけど切ねぇw

474 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:08:15 ID:???
乙でした。妖夢「(ポストが……ポストが私を呼んでいる…………!!)」
最悪、妖夢は嫁にすればいいから大丈夫。
薬膳を覚えてもらわなければならんが。

475 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 21:07:43 ID:???
やっぱりいらない子じゃないかwww

476 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:45:34 ID:???
今の妖夢、なんかプロローグの鈴仙を見ているみたいだ
時間と労力はかかるだろうけど、何とかしてあげたいな

477 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:53:41 ID:???
時間と労力かかるなら他の使える奴さがすか味方を強くするべきだと思う
スランプから抜け出すにはまずはきっかけだしそれ与えれば放置でも割と何とかなるんじゃないかな?

478 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:20:35 ID:???
特訓できる程度まで好感度あげるのはいいとおもうけど、その後は仲間にまわしたほうがいいな。

479 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:25:35 ID:???
妖夢にジョアン、名監督ポジションの人間がいれば解決しそうな気がするけど誰でしたっけ?
じいちゃん?松岡?もうジョアン本人?

480 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:30:36 ID:???
たしかに味方強化、ウサギさん達の交流も疎かにはできないしね
つかささんの理解を深めるにはウサギDさんとも交流したほうがいいんだよね
あとは名無しウサギにしては能力高いけど、まだ覚醒していないウサギBちゃんとも交流したいね
妖夢を支援するにしても、しないにしても、しゃべるボール以外はウサギさんとの交流に当てるべきかな

481 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:34:34 ID:???
ウサギCとかも面白いと思うのじゃあ、ドリブル大王〜

482 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:36:04 ID:???
ウサギBurunoとかも面白いと思うのじゃあ、人気1位〜w

483 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:38:22 ID:???
ウサギBuro-rinも面白いかもなwカグロットォォォォォッ!!

484 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:40:31 ID:???
ウサギ達との交流は大事だしな。現状サッカーレベルが4だから特訓などで上げられる限界が51。
多分決勝トーナメントあたりでサッカーレベル上がりそうだから、そのタイミングで特訓して
上げられる限界まであげてから、難題のアイテムでぎりぎりまであげていきたいけどね。

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:48:00 ID:???
こんばんは、かなり遅くなりましたが、今日も更新します。
>>471
誤字りましたw
7人ミサキ……岬とはもはや概念であって個人ではないのですね(哲学)
>>472-473
初期の鈴仙が、中山やパスカルと出会わずこのまま大会に出ていたら…くらいの大したことなさです。
リグルやルーミア、ミスティアよりは強いですが、
妖夢はメルランや佳歩とどっこいどっこいくらいで、
星や空よりも格が一段落ちます。反町は決定力は低いですが、総合力的にはこのあたりです。
鈴仙や射命丸、そして来生はそれよりも一歩上のFWではありますが、
それでも、レミリアや魔理沙、今回の勇儀にはまだ及びません。
…と、いうのが今の幻想郷の大体のFW勢力図です(大体なので、完全に正しいとは限りません(汗))
>>474
乙ありがとうございます。まだ大丈夫です。
やはり私的伝説の選択肢「これからは私を妻として支えてほしい」が火を噴くのかもしれません。
>>475
多分料理は仕込まれてると思うので、少なくとも妻としてはいる子だと思います…!
>>476-477
妖夢のキャラ付けは元のキャラに加えて、「変われなかった鈴仙」を強くイメージしています。
どちらの意見も正しいと思います。
身近な仲間に手を掛ける事も、心配な遠くの未来の仲間に手を掛ける事も間違ってないです。
ただ、妖夢は個人的には色々手を掛けてやった方が伸びる子ではないかと思います。新田君的に考えて。
>>478
妖夢の評価値は既にある程度は高いですし上がりやすいので、
その辺りが一番無難な落としどころなのでは…と私も考えています。
むろん、皆様の選択や判定次第ではどうなるのか全くわからないのですが。
>>479
エーリッヒ(褌)ですかね…。互換キャラ(?)的に考えて。

486 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:49:25 ID:???
>>480-484
名無しウサギについては、まだまだこれから掘り下げていく価値はあるようになっていると思います。
フラグはないものの現時点でつかさに並ぶ総合力を持ち、パス力があるウサギBか。
個性的(?)なキャラでタックルフラグを持ち、ドリブルは案外悪くないウサギCか。
能力値的にはほかのウサギにやや劣るものの、つかさとの繋がりが深いウサギDか。
時間の都合上、全部のウサギを育てきる事は難しいですが、どのキャラを育てても決して後悔しない…筈です。
ウサギK「私もいるよ!」
ただ、ブルノさんは人気1位になった時の結果発表で消滅しましたし(すぐ復活したけど)、
ブローリン君は今頃スウェーデン国内にある氷河の中で氷漬けになっていると思いますので厳しいですね。

487 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:51:25 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6 ★
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」

勇儀「ま、たまにはドリブルで上がるのも悪かないかね」

ダッ……!

実況「おっと勇儀選手、ここは自慢の『三歩必殺』で行かない! ドリブルで中央に切り込んでいきます!」

結論として勇儀は、藍やルナサの目論見通りシュートを撃たなかった。
それは鬼としての慢心か、それともやはり体力面での制約か。
あるいは――「ドリブル突破でも、十分な勝機がある」……と考えたからか。
勇儀がどのように考えたからかは、西行寺亡霊連合のメンバーには分からない。
ただ一つ、真正面から勇儀のドリブルに相対した妖夢とメルランが分かった事は……。

勇儀「さぁて、愉しませてあげるから……!」

ド  ド  ド  ド  ド  ド  ド  !  !

妖夢「なっ、何この地響き……! これが、鬼のドリブルだって言うの……!?」

メルラン「あっはは〜〜♪ すごいすご〜〜いっ!!」

勇儀「―――駄目になるまで、ついてきなッ!!」

――星熊勇儀は、シュート以外のプレーにおいても、恐るべきパワーを秘めているという事だけだった。

488 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:53:16 ID:wrpXZILc
先着2名様で、

★勇儀→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★妖夢→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 勇儀、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がフォロー)(パルスィがフォロー)(藍がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀のマークがダイヤの時、「地獄の苦輪(+3、吹飛1)」が発動します。
勇儀のマークがハート・スペードの時、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。

489 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:53:59 ID:???
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=★

490 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:54:49 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

491 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:55:08 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ4 )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( スペード2 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=★

492 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:57:35 ID:???
地獄はやっぱり地獄だった。二人とも怪我かな?

493 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:59:42 ID:???
いやここはタックルは別判定のはずだから
妖夢改め地獄犬だけが怪我だな

494 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 01:02:19 ID:???
怪我させたなら、イエローぐらい出るかな?

495 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 01:04:40 ID:wrpXZILc
今回の判定、正確に結果を当てはめれば勇儀の反則によって妖夢が負傷…なのですが。
負傷を採用するとペナとかが入って描写がちょっとやりづらいので、
すみませんが妖夢の負傷をナシにして、メルランがボールをカット。
そして勇儀の反則はアドバンテージで流された……と、いう形にしようかと思います。
特例的な判断となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
(もしもサッカールール的におかしい、などありましたら仰ってください)

496 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:01:58 ID:wrpXZILc
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=54★
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=52
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=57★
≦−2→西行寺ボールに。

勇儀のドリブルはまさしく、彼女の二つ名でもある怪力乱神を模したかの如く強力にして無比。
大地を叩き割るかのような必殺の一歩が機関銃のように高速で放たれ続けるのだから、
それは既に災害であり恐怖の化身。

妖夢「………く、くそっ! 負けるもんかっ!」

ズザアアアアアアッ!!

――そのため、圧倒的な力量差を見てもなお、震えを振り払ってタックルに向かう事の出来た妖夢は、
まさに感嘆すべき存在であると評価しても良いだろうが……。
残念な事に、彼女はやはりまだまだ半人前だった。
つまり、タックルに向かう事自体は出来ても、体がその決断にイマイチ着いて来れていないのだ。
故に、妖夢はやや中途半端な体勢でタックルに臨む事となり……。

ガリィイイイッ!!

勇儀「おっと、ちょっと掠っちまったか」

勇儀にその足を若干削られてしまう。
負傷こそしていないのは不幸中の幸いであったが、妖夢はこれ以上勇儀に詰め寄る事は出来ない。
となると、後は楽しそうにキョロキョロ勇儀を見渡しているメルランしか頼みの綱が居なかったのであるが……。

メルラン「ひゃっほ〜〜〜! ボ〜ル寄越しなさいっ!」

ズザアアアアアアアアッ!! ―――バチイイッ!!

勇儀「ほう、鬼を恐れないのか。 アンタも中々に酔狂だねぇ」

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:03:26 ID:wrpXZILc
――常に躁のエネルギーを周囲にばらまき、常に前向きプラス思考のメルランは、
妖夢と異なって、何の恐怖も無くタックルに向かえており。 そして、それが結果として功を奏した形となる。
恐怖の無い、ある意味狂気的なタックルを前に、勇儀は思わずそのボールを完全に零してしまったのだ。

実況「おっと〜! ここでメルラン選手が守備でも魅せてくれた〜〜!
勇儀選手のパワー溢れるドリブルを、見事そのキレのあるタックルで刈り取ってみせます!
西行寺亡霊連合、前半終了間際に大チャンスか〜〜〜!?」

メルラン「え〜〜っと、こういう時はシュート……じゃなくって」


橙「メルランさ〜ん、こっちこっちー! 私がボールを前まで運んであげるよ!」

メルラン「マジで? んじゃお願いね〜!」

バシュウウウウッ、パシッ!

橙「ようし、地底の火車には負けないように頑張るぞ〜!!」

タッ……!

藍「(そうだ、それで良い。 私が碌に身動きが取れん以上、攻撃の起点は中央ではなくサイド際。
限られた空間を有効活用できる場所を探し出すんだ、橙……!)」

橙「(藍さまから指令だ。 周囲の面積を演算して、っと……!)」

藍の指示を受けた橙は、左サイドに大きく切り込みサイドアタックを仕掛ける。
相変わらず、実質的な中盤不在の地霊殿サブタレイニアンローゼスの突破は途中までは容易い。
しかし、ゴールまでおよそ30メートルには、古明地こいしという壁が存在し。
さとりが最も苦手とする、バイタルエリア――丁度読心能力の届かない境界にある――への侵入を困難にしている。
そのため、橙は考えた。 そして、その結果―――。

498 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:04:47 ID:wrpXZILc
橙「(簡単だよ。 近づくとボールを刈り取られるなら……もう、この場でシュートを撃っちゃっていいんだ!)
……メルランさんっ!」

バコッ……!

メルラン「あれ〜? い、良いのかしら〜〜〜!? こんな簡単にボール貰って!」

――それならば、いっその事割り切って、最初からさとりやこいしの能力の範囲外を狙い、
そこからシュートを決めていけば良いのではないか……と。
それを確かめるべく、橙は今にもシュートを撃ちたそうにしていたメルランにボールを渡す。
するとメルランは予想した通り、ただでさえ高いテンションをより高く跳ね上げて……!

メルラン「ようし、『ネオ・ファンタズム』」〜〜〜!!」

グワアアアアアアッ……!
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオン!!
      ――ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!!

さとり「させません……っ!」

――バッ!……バチイイッ!!

さとり「くうっ…!(なんて事。 また、ねじ込みに……!!)」

ヤマメとキスメのブロックを潜り抜けたこの必殺シュートは、
30メートルの距離が離れていてもなお、その威力のほとんどを保ち続けてさとりへと迫っていたが。
さとりはこのシュートをパンチングで前方へと押し出す事に成功していた。

そして、その体勢を少しだけ崩しながらも……さとりは確信する。
今は苦しい状況だが、ここを乗り切れば、前半を1点で折り返す事が出来る……と。
彼女は普段通りの静かな佇まいだけはそのままで、ダイレクトシュートに向かう妖夢をその三つの目で捉えた。

499 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:10:44 ID:wrpXZILc
妖夢「(い、今なら……今ならねじ込める……! 藍さんが出来たなら、私だって……!)」

バッ……!

さとり「『私だって、こんな細見小柄のGKくらいなら突破できる筈よ!』……ですか。
そう油断した事を、今度こそ後悔させてあげましょう……!
(このシュートさえ抜けば、残り時間からして前半を終える事が出来る……!)」

今、ここまでほとんどボールを触れていなかった妖夢は、
決死の形相でボールに追いつき――そして必殺のボレーシュートを放つ。

妖夢「(今、この場で決められなかったら、私は……!)―――食らいなさい、『待宵反射衛星斬』ッ!!」

グワアアアアアアアアッ! バッ……シュウウウウウウウウウウウウウウッン!!
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

先着2名様で、

★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧2→妖夢の待宵反射衛星斬が地霊殿ゴールに見事に突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(西行寺のコーナーキック)(橙がフォロー)(こいしがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

500 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:29 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=★

501 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:51 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤ5 )( 2 + 3 )=★

502 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:56 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:14:05 ID:???
妖夢のシュートはやはりさとりには通用しなかった……!
……と、いったところで今日の更新はここまでです。

皆様、本日もお疲れ様でした。



504 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:15:52 ID:???
乙です
妖夢が覚妖怪の補正を見せてくれたことに感謝
僕らのために役に立ってくれてありがとう!(ゲス顔)

505 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 06:05:15 ID:???
乙です。幽々子「妖夢、絶好の得点チャンスでも負けてしまったわねぇ…」

妖夢(土下座)「待ってください!ダークベンチネビュラ行きだけは!ご勘弁をー!!」

幽々子「覚悟しなさい、矢車くんか7人ミサキが待っているわよ」

妖夢「嫌だ!私は嫌だあああああっ!!」このあたりでヘタレすぎて覚醒強化w

506 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 07:52:22 ID:???
さとりのセーブ値は相当高いな。せりあいは低そうだけど覚妖怪があることを考えたら、
一対一も厳しそうだし、支配力の高さを生かして最大火力のシュートを打っていきたいな。

507 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:19:04 ID:???
反町をもってくれば、悟の心はボドボドダァになるから大丈夫(思考停止)

508 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:49:06 ID:???
パルスィがマンマーカー、お燐がサイドアタッカーだとすると相手で点を取れそうなのが
勇儀と空の二人だから乱打戦に持ち込むのもありかもしれない。
インビジブルデューパーなら力押しで決められそうだけど何発も打てるわけではないし。

509 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 09:40:56 ID:???
今の戦法見る限りだとさとり相手にはロングも有効みたいね
キックオフも展開しだいではあると見た

510 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 10:07:21 ID:???
そろそろパチェノート使うのもありかな。7とか8なら残りの数値は練習して、
小さい数値なら下手に練習しないで試合での覚醒も目指せば良い。
後に回してあと1で技を覚えるけど練習する時間が無いとかは避けたい。

511 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:08:24 ID:???
メルランはそのうちへばる、妖夢は地獄一直線
藍はパルスィが緑目を光らせている、随分厳しい戦いになってきた

512 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:29:00 ID:???
幽々子がオーバーラップして攻撃出来れば多少はね?

513 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 14:44:38 ID:???
みょんが美味し過ぎる!(キャラ付け的に

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:09:33 ID:???
こんにちは、今日はモチベと時間があるのでたくさん更新したいです。
>>504
乙ありがとうございます。
正直に言って、妖夢はさとりの強さの指標を示すために丁度良かったですね。
そんなポジションも新田君っぽいですがw
>>505
乙ありがとうございます。 まぁ、元々厳しい勝負だったので…(汗)
>>506
PA内に限定すると、萃香のパンチングをも軽く上回る程度には強いですね。
そして一対一は間違いなく幻想郷は勿論、世界でも最強です。
(それでも、永琳相手で引きがヘタれた場合は負けるかもしれませんがw)
ただ明確な弱点はありますし、バランスを崩されればPA内でも充分勝機がありますので、
かなり強いですが一流か…と言われるとまだそうでもありません。
さしずめ、今の姫様と同格程度でしょうか。
>>507
今の反町だったら、火力は妖夢以下ですね…(泣)
>>508
強力なシューターとなるとその二人になりますね。
さとりの体制を崩せるマインド系シュートも役立つかもしれません。
>>509
生半可なシュートでしたら、さとりのパンチングやキスメのブロックに阻まれますが、
鈴仙のマインドエクスプロージョン(威力59+α)や妹紅のネオヴォルケイノ(威力58)なら、
勝負になるかもしれません。 ただ、キックオフはちょっと厳しいかもですね。
>>510
そうですね。大会中の練習は、こうしたあと少しの数値を確実に届かせたりするのに使えば良いと思います。
効果が低くなっている、とは言えどもやはり明確に能力値を伸ばせるチャンスというのは貴重ですので。
>>511
まさに妖夢が頑張れるかどうかが、この試合のキーポイントになりますね。
>>512
幽々子もまた、幻想郷の有力選手の一人ですので、突破力は最低限兼ね備えています。
>>513
妖夢は良いキャラしてますよね。原作的にも、互換キャラ的にもw

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:11:42 ID:wrpXZILc
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=61★
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=67★
≦−2→地霊殿ボールに。

妖夢「(―――絶対に。 絶対に、絶対に絶対に絶対に決めてみせる!!)」

妖夢は低いボールを切り裂きながら、
ざらつく心を無理やりに沸騰させて、瞳をぎゅっと瞑って何度も自己暗示を繰り返す。
――『待宵反射衛星斬』。
月の光を帯びた狂気によって繰り出される、魂魄妖夢最大最強の剣技。
彼女は今まさに、その全力を解き放とうとしていた。

妖夢「(この技は絶対に、破られちゃあいけないんだ。 だって、この技は……!)」

――そして同時に。この技は妖夢にとっても、特別な意味を持つ技だった。

〜回想シーン〜

――それは大会が始まる1年ほど前。
鈴仙が中山達と出会うよりも、更に半年ほど前の事だった。

その当時、妖夢と鈴仙は、それぞれの主の気まぐれによって、
半強制的にサッカーチームを組まされていた。
夜の明けない異変時やその後の宴会に、花の異変。 それに加えて博麗神社の倒壊騒ぎなどで、
度々顔を合わせていた程度の仲だった妖夢と鈴仙。
そんな彼女たちが半強制的に居を同じくし、そしてサッカーでチームを組む事となり、どうなったか。

――結論から言うと、この二人は当初、最悪に相性が合わなかったのである。

516 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:15:25 ID:wrpXZILc
鈴仙「はぁ〜。 もうやってらんない! 師匠ったら、どうしていっつも私をこんな目に遭わすんですかぁ……」

妖夢「泣き事を言っていても始まりません。 こうなった以上、根気よく修練を重ねるしかないでしょうに…」

鈴仙「根気よく、って具体的にどうすんのよ。 師匠だったらちゃんとしっかり、私にどうすれば良いかを教えてくれたのに…」

妖夢「根気よくは根気よくです! 貴女も口ばっかり動かしてないでちゃんと練習してください!」

他者に流されやすい上、逃げ出し癖があり主体性が全くない鈴仙。
一人で抱え込み、糞が付くほどの真面目で融通が全く利かない妖夢。
始めてあったばかりの両者は、互いに全く正反対の性格をしており、
折角チームを組んだというのに、こうした内容の口喧嘩が絶えなかった。

鈴仙「(何よあいつったら。 結局は自分一人じゃ何も出来ない癖して、それを隠して偉そうに……!)」

妖夢「(何なんだろうあの人。 口を開けば師匠が…、姫様が…ばっかり。 自分の意思がないんじゃないかしら)」

―――しかし、こんな二人も能力的にはどっこいどっこいの半人前であり、
その上、お互い高いプライドを兼ね備えているなどの共通点があると気付き。
繰り返される強敵との練習試合を経る事によって……二人の間には、少しずつではあるが友情が芽生える事となる。

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:17:19 ID:wrpXZILc
小兎姫「見て頂戴、この弾幕美! ――『無指向性エキストラボム』っ!」

妖夢「う、うわああああっ……!」

ズザアアアアアアアアアッ!! ……バチイッ、ポロッ……ポムッ。

鈴仙「何やってるのよ妖夢。 この位、良く周囲を見てれば切り替えし先なんて幾らでもあったじゃない!」

妖夢「あ、ありがとう。 鈴仙……(最近こんなプレーが多いなぁ。
確かに、鈴仙の言う通り、私はちょっと、回りが見えてなさすぎなのかもしれない……)」

妖夢は、鈴仙の周囲への気配りの上手さと視野の広さ。
そして何より、捻くれたプライドの底にあるお人よしさと面倒見の良さを少しずつであるが認識し。

鈴仙「(うわっ、四人に囲まれちゃった…! 正直、ここは抜くのがきついし諦めたいけど。
やるだけ、やってみましょうか……!)――行きます、『ルナティックレッドアイズ』!!」

ブウ……ゥウン!!

名無し妖精達「「「「な、中々やるじゃない!?」」」」

妖夢「鈴仙、ナイスドリブル!」

鈴仙「あはは……たまたまよ、たまたま(わ、私でも……ドリブル突破出来たよ!
やっぱり、私もたまには妖夢みたく、勇気を持って突っ込んでみた方が良いのかしら……)」

鈴仙は、妖夢の一本気さ、誠実さに無意識にであるが感化され。
それと同時に、妖夢という少女はその堅苦しい正確や口調とは裏腹に、
自分以上に繊細な心と気高い誇りを秘めているのだと理解する事が出来たのである。

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:29:11 ID:wrpXZILc
そして『待宵反射衛星斬』は、そうやって鈴仙と心を通じ合わせた妖夢が、
彼女の力を借りて編み出す事に成功した、まさに鈴仙との友情の証。
つまり、そのシュートは、妖夢の本来の気質である真っ直ぐさに加えて……。

〜回想シーン終了〜

ギュウウウウウウッ! グルングルングルン……!!

さとり「(早いうえに……円に曲がる……!?)」

妖夢「(鈴仙が持つ、波長を操る能力を私なりに組み込んだこのシュートは……。
ただ、真っ直ぐなだけじゃない! 小刻みな波を描いて、敵のゴールを広く回転してから突き刺す!
鈴仙が変わったみたいに、私も、このシュートを決めて、自分を……変えてみせるっ!!)」

妖夢の必殺のシュートは、速さと技巧を高い水準で兼ね備えていた。
即ち、自身のように真っ直ぐで、鈴仙のように広がりを持つ。
今の妖夢が、これまでの自分に疑問を持ち、停滞していたとしても。
このシュートに関してのみは、妖夢は心の奥底で自信と希望を持ち続けていたのだ。

実況「あああ〜〜!! 妖夢選手、ここで大技『待宵反射衛星斬』だ〜〜!!
先程ゴールを決めた藍選手の『式神天降神』にも負けない威力で、
さとり選手が守るPA内を鋭く、時には柔らかく穿とうとしております!!」

……しかし。
妖夢にとってこのシュートが特別であっても、広い幻想郷の中では、このシュートは決して特別たりえなかった。
何故なら、妖夢の放ったシュートは、藍の『式神天降神』にも負けない威力……『でしか』無かったからだ。
つまり、そうなると――。

519 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:30:38 ID:wrpXZILc
さとり「(人を惑わす良いシュートですが、そのシュートが向かう先は結局として一本のみで単純!)―――ここは……左下です!!」

バアアアアアアアアアッ………バチイイイイイイイン!!

――バランスを崩しているとはいえ、先程よりは好条件。 その上、今度は芝の湿り具合もしっかりと認識できている。
そんな条件下では、さとりにとって、妖夢の特別なシュートとやらは単なるカモにしか過ぎない。

残酷に言ってしまえば、藍のように他分野においても高い適正を示している訳でも無いにも関わらず、
あくまで平均よりは上程度のシュートしか撃てない今の妖夢は。
……彼女がかつて並び立った鈴仙と比べると、一段どころか二段も三段も劣る、一弱小FWでしかなかった。

妖夢「そ、そん……な……!!」

そんな残酷な現実に妖夢は思わず、その場にがっくりと膝を突きそうになるが……。
こうした絶望には慣れているためか、辛うじてその赤がかった目を大きく開くのみに留まった。
そして実況は、妖夢の悲哀を同情などしてはくれない。
多くにとって、妖夢の心境よりも、試合の趨勢の方がよほど気になる事項であるからだ。

実況「あっと、ここは妖夢選手力みすぎたか〜! ボールはさとり選手のパンチングによって、
大きく中盤へと飛ばされていきます! そして、人数でその実力差を補った地霊殿サブタレイニアンローゼスの
ゾンビフェアリー部隊は無難にパスを回し、ロスタイムを消化していき……!」

ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖夢「前半、終了だ……!(やっぱりダメだった。 『待宵反射衛星斬』でも、やっぱりダメだった……!!)」

妖夢が呻くような声を上げたと同時に、前半戦は1−1のまま終了した。
試合としては、西行寺亡霊連合が積極的に攻勢を仕掛けるもさとりやDF陣の守備に阻まれ。
地霊殿サブタレイニアンローゼスは強力な主砲を備えていながらも、中盤の脆弱さにより
チャンス数を稼げずに終わってしまった形となる。
実況が喧しく両チームの健闘を称え、後半戦への期待を膨らませている中……。
妖夢は気丈にも立ち上がり、しかし、それ以上の言葉を出せない様子だった。

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:32:25 ID:wrpXZILc
ウサギB「……星熊選手がキックオフであんなシュートを撃った時はどうなるかと思ったけれど。
西行寺チームも中盤の支配力と最終ラインの守備力で優れていて、乱打戦には中々ならないですね……」

つかさ「――とはいえ、西行寺亡霊連合は全体的にオーバーワーク気味。
特に、FWのメルランさんとMFの藍さんは少し息を切らしているようです。
今までは何とか互角に押しとどめていたけれど、後半はどうなるか……」

鈴仙「そうね……(――『待宵反射衛星斬』がああも見事に決まらなかったとなると、
妖夢ったら今頃ひどく落ち込んでそうね……。
妖夢は私よりも気丈だけど、それだけに、挫折したら自分を責めて、私以上に深く傷つくでしょうから。
とはいえ、私が介入しても、試合開始前の様子を見る以上、逆効果になるかもしれないし……。
このハーフタイム、私は何をして過ごそうかしら……?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

521 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:33:10 ID:2taukhpw
AウサギD

522 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:35:19 ID:jiRN39yE
A つかさ

523 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:38:09 ID:cX1ieAPg
AウサギD

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 16:13:16 ID:wrpXZILc
AウサギD

鈴仙「(試合前には、つかさからDちゃんについて色々聞いたんだっけ。
今度は、Dちゃんの方から話を聞いてみようかしら……)ねえ、Dちゃん」

ウサギD「ふ、ふえっ? 何ですか鈴仙さま?」

鈴仙「(ちょっと怯えてる様子ね……。 まぁ、いくら時間が経ったとは言え、
あの勇儀さんの凄いシュートを見た以上は仕方がないかしら)うん、ちょっとおしゃべりしようと思って」

ウサギD「はいっ! おしゃべりしたいです!」

他のウサギ達と比べてもより一層幼いウサギDは、
鈴仙の呼びかけに対して心底嬉しそうな様子で答えてくれる。
それでも、表情には先程のシュートへの恐怖と不安が帯びてはいたが…。
むしろ鈴仙がこうして声を掛けてくれた事で、いくばくかはそれが緩和されているようだった。

鈴仙「(うんうん、Dちゃんは素直ね……。 さて、何の話題を振るかだけど……)」

A:つかさとの関係について。
B:つかさとのコンビプレイの構想について。
C:前半戦の凄いシュートについて。
D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。
E:ウサギDが今目指している選手像について。
F:特に話題を決めず、軽く雑談する。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

525 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:14:35 ID:+qYSF59+
E

526 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:15:43 ID:4jbBOEgA
A

527 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:17:02 ID:o7hvFVSw


528 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:47:22 ID:???
>D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。

松岡「頑張れ頑張れそこだそこだ諦めるな!絶対に頑張れ積極的にポジティヴに頑張れ!!北京だって頑張ってるんだから!!!」
松岡「気にすんなよ!くよくよすんなよ!大丈夫、どうにかなるって!ドントウォーリー!ビーハッピー!」
松岡「オウン・ゴールだって、立派なゴールじゃないか!」

妖夢「別世界の監督ェ…」

529 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:54:29 ID:???
鈴仙「ドンマイ妖夢! 私もシュートで何回へたれたか分からないわよ! ゴールできない!? 試行回数で押しきれば良いのよ!」

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 17:57:03 ID:wrpXZILc
A:つかさとの関係について。

鈴仙「(つかさとおしゃべりしてた時は聞けなかったし……)そういえばDちゃんったら、
昔からずうっとつかさと仲良しみたいだけど。 二人は姉妹だとか家族だとか、じゃあないのよね?」

ウサギD「はいっ、そうです。 でもEちゃん……じゃなくってつかさちゃんは、
私が今よりももっと小さい時から、ずっと一緒だったんです」

鈴仙「へぇ……。 じゃあ、幼馴染みたいな感じだったのね?」

ウサギD「そうなんです! えっと、えっとね……!」

つかさがそうであったように、ウサギDもまた深い絆で結ばれているパートナーの話題となると、
普段以上に饒舌になり、話し方も熱っぽくなる。
そのため、鈴仙は普段とは違ったウサギDとつかさとの関係や逸話について聞くことができた。
具体的には……。

先着1名様で、

★ウサギDの話→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ウサギD「実は私とつかさちゃんは元々ひとつの存在で、『ふゅーじょん』する事でひとつに戻れるんです!」
ダイヤ→二人が力を合わせて、力の強い妖怪を追い払ったという話。
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。
スペード・クラブ→つかさがウサギDにとっていかに大事な存在であるか…って、具体的じゃない!?

531 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:22 ID:???
★ウサギDの話→ ハート3

532 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:46 ID:???
★ウサギDの話→ ハート6

533 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 20:06:08 ID:???
ひまわり仮面がまた追い払われたか

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:31:25 ID:wrpXZILc
★ウサギDの話→ ハート3 ★
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。

ウサギDはやはりまだ子供らしく、ウサギBやつかさのように話は上手くない。
それでも、擬音語や擬態語を交えながら、気持ちを込めて楽しげに話してくれていたので、
鈴仙も頬を緩めて安心して聞く事が出来ていた。
そして鈴仙は、その中で少し興味深い話を聞く事になる。

ウサギD「つかさちゃんって凄いんですよ! 私が昔、こわ〜い獣の妖怪に出くわしちゃった時、
つかさちゃんが土台になって、こう、私の体を……ドカーンって!」

鈴仙「へえ……(それって、秋姉妹とかのやってる『スカイラブ』と似たような原理かしら…?
もしもDちゃんがそれを出来るようになれば、パスカットとかでも活躍できるようになるかもしれないけど…)」

ウサギDが話してくれたつかさに関する武勇伝の中に、
鈴仙はつかさが構想しているというコンビプレイのアイデアになりそうな話を見つけた。

鈴仙「(……もしも、二人が何か本格的に技を身に着けたい、って事になったら。
私がつかさにでも伝えてみましょうかしら。 ひょっとしたら、何かの役に立つかもしれないし)」

ウサギD「(やっぱり、つかさちゃんと一緒に試合に出たいなぁ。 でもそれには、もっと練習しないとだしなぁ……)」

そして、ウサギDはウサギDで、やはりつかさと一緒に試合に出たいという想いを強め。
今後の練習に対するモチベーションを高めているようだった。

*ウサギDの評価値がやや上がりました。
*ウサギDとつかさとのコンビプレイフラグのフラグ回収が進行しました。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:32:42 ID:wrpXZILc
鈴仙「さて……そろそろ試合が再開されそうね。 妖夢の様子はどうかしら……」

そして、試合再開の合図を機に鈴仙はウサギDとの会話を止め、
再びフィールドの様子を確認する。
観客席の鈴仙には選手のこまやかな表情までは分からないが……。
妖夢の様子はとりあえず落ち着いているように見える。
それを見た鈴仙はとりあえず安心して、暫くは黙って試合の趨勢を伺う事にした。

―――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ試合再開、今度は西行寺亡霊連合のボールからの試合再開となりますが……。
西行寺亡霊連合は、前半に引き続いて無難なボール回しで攻めのチャンスを伺っているように見えます!」

藍「(私達のチームは、数はともかく純粋な火力ではやはり地霊殿に劣る。
そして、一番古明地さとりと相性の良いメルランの体力が減って来ている事を考慮すると、
私達は遅行を連発するしかない……!!)」

厳重なマークを掻い潜りながら必殺シュートを撃った藍に加えて、
トリオプレイを多用しつつ積極的にミドルシュートも狙っていたメルランの疲労も考えて、
西行寺亡霊連合は前半以上の遅行を強いる。
これはやはり、地霊殿に対しては有効な手段ではあったのだが……
しかし、彼女たちがノーリスクで延々とボールを回し続けられる訳はない。

ルナサ「よし! ここはキープ力の高い橙にサイドチェンジを……」

勇儀「させないよ!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ、バチイイイッ!!

ルナサ「……し、しまった!!」

実況「ああ〜〜っと! 西行寺亡霊連合、後半10分で勇儀選手にボールを奪われてしまいました!」

536 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:33:55 ID:wrpXZILc
勇儀「…ったく、地上の奴らはなんだっけ、その……『ぱすわーく』とかいう妙ちくりんな技が好きだなァ。
私にはその技の良いところが皆目分からんよ」

ドドドドドドドッ!!

バケバケD「バケぇッ!?」

西行寺亡霊連合の中盤ではボールキープ力に劣るルナサが勇儀にボールを奪われると、
勇儀は機嫌を良くしてそのまま彼女の守っていた左サイド際を強引に突破していく。
SBのバケバケDを抜き去った後、勇儀はそのまま自慢の右脚を勢いよく振り上げた。

勇儀「さあ、魅せてあげるよ……鬼の真骨頂をね!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

中西「く、来るで!?」

幽々子「ん〜、ダイレクトじゃなくてミドルで来るのね。 私も、ブロックはあんまし得意じゃないのに〜」

前半戦キックオフ時に恐ろしい威力を見せた星熊勇儀の右脚の行先を、
西行寺亡霊連合のメンバーは、観客席の人妖は固唾を呑んで見守っていた。
すると……多くの予想に反して、その右脚は奇妙な動きを見せたのである。

勇儀「――これが私の編み出したオリジナル技……!」

グルンッ!

リリカ「へ、へぇっ……!? け、蹴りそこない……!?(な訳ないよね。 じゃあ、これは一体……!?)」

537 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:35:47 ID:wrpXZILc
勇儀の右脚はボールを捉えながらも……それを蹴りださずに空を切ったのである。
そして彼女はそのまま左脚を軸にグルリと横に一回転をして見せて……!

グォオオオンッ!
   ――――ボォオオオオオオオオオオオオ………オン!!


勇儀「力業――『大江山嵐』だァァアア!」」

先着3名様で、
★勇儀→大江山嵐 61 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★バケバケB→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 56 (! card)+(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(リリカがフォロー)(中西がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(地霊殿のコーナーキック)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀の大江山嵐には吹飛係数2があります。
幽々子のマークがダイヤで「桜吹雪地獄」(+8、250消費)が発動します。
幽々子のマークがハートで「西行桜吹雪」(+4、100消費)が発動します。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

538 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=★

539 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( ダイヤK )+( 1 + 2 )=★

540 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:38:19 ID:???
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)=★

541 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:18 ID:???
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=★

542 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:23 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペードQ )+( 6 + 4 )=★

543 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 22:04:51 ID:???
これが鬼の引きか・・・!なんてやつだ・・・!

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:27:44 ID:uAgV7dBs
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=72★
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=51*吹き飛び!
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)+(西行桜吹雪+4)=63★*吹き飛び!
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=60★*吹き飛び!
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!

バギュルルルルッ! ドガドガドガッ!!

回転を加えて放たれた勇儀のシュートは、間違いなく今大会屈指クラスの破壊力を秘めながら、
ブロックに出たバケバケに幽々子、そして果敢にパンチングに向かった中西までをも
まるで風に飛ばされる紙屑かのように易々と吹き飛ばし――。

ズガバギドゴオオオオオオオオオッ! ――バアン!!
 ……ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

ネットだけでなく、ポストやバーを含んだゴールそのものごと、フェンスに叩き付ける。
ボールは当然にその圧力に耐え切れず爆弾のように破裂して、
やがて審判が思い出したかのようにホイッスルを吹くまでは静寂が広がっていた。

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 1 西行寺亡霊連合

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:28:49 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:29:52 ID:uAgV7dBs
実況「き、決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ルッ!? 後半12分で星熊勇儀選手が、
二点目を豪快にうちはなった〜〜! 「大江山嵐」と呼ばれたその怪物シュートは、
まるで竜巻のようにその半身を巻き込み威力を増幅して蹴りぬくという、
何とも常識外れの発想によるもの! これが『旧地獄ボンバー』の真の実力だというのか〜!?」

幽々子「……うーん、これは少しマズいかしらね」

中西「はぁ、はぁ……せやな。 お嬢はんにはそろそろ、前に上がってもらう必要があるかもしれへん」

幽々子「まぁ、私は別に負けても美しい試合が出来ればそれで良いんだけど。
だからと言って手を抜くと紫や藍や……それと妖夢にも怒られちゃうからね。
それに―――、きっと私のシュートの方が、鬼さんのシュートよりも美しいと思うし」

中西「……それも、否定せェへん。 ただ、上がるタイミングはしっかり狙わなアカンで」

今しがた勇儀の恐るべきシュートを食らった西行寺亡霊連合のDF陣。
その中核を担う幽々子と中西の表情には恐怖は無い。彼女たちの精神は、死を経て既に老成しきっているからである。
そのために、彼女たちは虎視眈々と逆転の機会を狙う事が出来た。

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

―――そして、西行寺亡霊連合のチャンスは、後半24分に訪れた。
ボールを受けたルナサが、勇儀やパルスィのボールカットを鮮やかに抜く必殺のパス。
パスを磨いた彼女が編み出した新技・『スードストラディバリウス』によってボールは橙に渡り、
橙は再びそこでこいしと相対する事となるのだが……。

こいし「またやっちゃうよ〜、『無意識ダーティディフェンス』……って、アレ? 体が無意識に左右されて動かない〜〜〜!?」

橙「な、なんか良く分かんないけどラッキー!」

ダッ!

547 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:31:03 ID:uAgV7dBs
ここでこいしが自らの能力の短所を露呈する。
つまり彼女は、他者の無意識に介入して操作する事が出来る反面、自分自身の無意識について制御できず、
こうした風に身動きが取れない状態を作ってしまう可能性があるのだ。
そのために橙はここで、漸くバイタルエリアに切り込む事ができ……。

橙「(藍さまの式が私に教えてくれてる……!
ここで妖夢さんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が約35%。
メルランさんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が――約67%!
だったら妖夢さんには申し訳ないけど、ここはメルランさんに……!!)」

バコオオッ! ……ポムッ。

メルラン「はぁ、はぁ……うふふ〜! こ、これで私も……1点よ〜〜〜!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

さとり「(……ッ、まずい! この距離であの選手に全力を出されたら……!!)」

メルラン「いっけ〜〜、『ネオ・ファンタズム』〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

決定率の高いメルランに対してパスを送り、そのまま彼女にシュートを撃ってもらう。
このシュートもまた強力であるが、それでも、運が良ければキスメかさとりのどちらかが弾く可能性があった。
しかし、……運命の女神は、ひたすら嫌われ者達に対して冷酷だった。
さとりのパンチングは確実にメルランのシュートコースへと向かえていたが、それでもわずかに届かず。


――ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
  ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 2 西行寺亡霊連合

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:32:09 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍、メルラン

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:33:17 ID:???
実況「再びゴ〜ル!! 次に点を決めたのは西行寺亡霊連合!
試合当初よりその性格も相まってガンガンシュートを撃ち続けていたメルラン選手が、
漸くここで得点を挙げる事に成功しました〜〜〜!!
これで後半終了間際に点差は再びゼロ、即ち同点に!
これはこの試合、ますますどうなるかわかりませ〜〜〜〜〜〜ん!!」

メルラン「はぁ、はぁ、はぁ……は、はっぴ〜〜……はひぃっ」

ルナサ「全く。 実力差も考えずに飛ばしすぎるから……」

さとり「勇儀さん。 貴女にばかり負担を押し付ける事になるのは非常に心苦しいのですが……」

勇儀「言わずもなが、さ。 ―――次のキックオフで、また点差を開ける」

妖夢「(全然、試合に入れていない……。 ―――全く、なんと滑稽な…)」

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――全体で数えて6回目のキックオフは、そこからあまり時間を掛けずに始まった。
メルランは先の『ネオ・ファンタズム』を撃ち放ってその体力の殆どを消耗していたが、
彼女の他に適任の幽霊が居るかと言われるとそれは居らず、疲労のメルランに対する
選手交代が行われなかったためだ。

勇儀「さて……。 この試合もこれで決着と思えば名残惜しいが…終わりあるからこそ、浮世はかくも面白い。
ならば……やるしかないね!!」

          グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:34:29 ID:???
               ―――そして、シュートもそこから極めて迅速に行われた。
     何故なら、地霊殿サブタレイニアンローゼスの主砲は、……センターサークルからシュートを撃てるならば
                それだけで十分だと豪語する程に強大だったからである。

     勇儀「……私の体力だって無限じゃあない。 だから、ここで決めて終わりにしてあげるよ………一歩!!」

              ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!
     ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ………バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

           妖夢「(駄目…レベルが、違いすぎる。 私は、この場にいちゃいけないんだ……!)」

  藍「(ここは敢えてブロックに向かわない方が、効率的には優れているのかもしれん。
                 だが――ここで引いてしまっては再び点差を付けられる。
                 ならば私は……無為となっても守るしかないのか……!)」

                            勇儀「二歩……!!」

         バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
                 ビュウウウウウウウウウウウッ! ドゴォオオオオオッ!!
        ドドドドドドドドドドドド………! バギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

            幽々子「(この距離、この方向、この姿勢ならば……全力で行けば、あるいは……)」
             
        中西「(お嬢さんが本気の眼をしとる。 これなら……ひょっとしたら、止められるかもしれへん。
               そしてもしも止めたら―――ワイ等の勝ちが、グッと近くなる筈や)」

              勇儀「必ずや殺す、星熊の火炎――『四天王奥義・三歩必殺』…………!!」

                              カ   ッ!!


551 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:35:58 ID:???
                         ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ!
バリバリ!!   バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!!
          ドゴォリバグギャ  グ           ギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
              グォォ    ォォォォ    ォォオオオオ!!!!!!!
                         リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!!
バシュウウ         ウウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
    ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ 
          グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
     ドドドドドドドドドドドドドド
         グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
                  ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                  ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオ!!
バシュウウ         ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
                      ュウウウウウウウウウ       ウウウウウウウウウッ!!
             グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!

552 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:37:18 ID:???
―――古代より存在せし恐怖の象徴たる鬼。そして、その鬼達を纏め統率していた存在こそが鬼の四天王。
星熊勇儀は、間違いなくその四天王の一員であり、その称号は「力」。
力を最も貴ぶ種族において、「力の星熊」の名を勇儀が冠し続けて来れた理由は何か。
それは当然。 ――こと純粋な力においては、鬼の中であっても、彼女に並ぶ者が一人として居なかったからである。

妖夢「きゃ、きゃぁああああああっ!?」

藍「ぐ、ぐあああっ……!(やはり無為か。 しかし、これで幽々子様のブロックの手助けになれば……!)」

バケバケ「バケェーーーーーーーーーーっ!?」

故に、星熊勇儀のこの右脚に籠められた力学的エネルギーは、鬼の中においても最強。
それは同時に、この幻想郷においても最強の威力を持つという事を意味している。
もしもこれを止められるとすれば、幻想の範疇をも更に超越した存在のみ。

例えば―――顕界を超越せし冥府の底に済む、死を司る亡霊のような。

幽々子「――花に染む、心のいかで残りけん……!」

……パァアアアアアアアアアアアアアッ!!

勇儀「……ほーう?」

幽々子「……捨て果ててきと、思うわが身に。 ―――桜符・『桜吹雪地獄』!!」

バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!! ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ………!!

――果たして勇儀により放たれたシュートは、今やゴールでは無く、
幽々子の前方に表れた夥しいまでの桜色の帯に包まれ、その威力を殺されていた。
その完全に近い桜の開花は、生命の終焉を予感させる程に激しく吹き荒れて、鬼による純粋な破壊をせき止める。
『桜吹雪地獄』。見た者を死に誘う冥界の妖怪桜・西行妖の力を帯びた、幽々子による限界突破のブロックは、
藍達のブロックによる僅かな時間稼ぎによって、その力を最大にまで持っていく事に成功したのだ。

553 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:38:39 ID:???
バチイイイイッ……!! ポムッ……。

幽々子「はぁ〜。 ……お腹すいたわねぇ」

――凡そこの世の者では誰も止める事が出来ぬと思われていた勇儀のシュートは、
この世ならざる亡霊嬢の一撃により初めて防がれて、勇儀はいよいよ喜色満面に笑みを浮かべる。

勇儀「そうだ……それだよ! 私が求めていた戦いは! 全力を超えた全力同士による、
生死の境界を超えたキチガイ染みた殺しあい。 あはははっ、亡霊嬢、気に入ったぞ!」

幽々子「それはどうも。 だけど、今の私達は時間がないの。 ……符蝶「死蝶の舞」!」

スッ……クルンッ。 スパァアアアアアアアアアッ!!

そして大きく笑いその手に持つ杯の酒を呑みほした勇儀を、
オーバーラップした幽々子はドリブルで軽く突破し、そのボールをルナサに預ける。
後半戦も残り僅かの時間しかない。 
恐らくは最後になるであろうこの絶好の攻撃チャンスにおいて、
いよいよ西行寺亡霊連合の大将は拠点の城門を開き、敵陣の中央へと出陣していく。

幽々子「藍が橋姫に捕まったままだから。 だから、楔役は貴女にお任せするわね〜」

ルナサ「わかりました。 ……行くぞ、『スード・ストラディバリウス』!!」

グワアアアアッ、バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

ゾンビフェアリー「「「と、とれませーん!?」」」



554 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:41:32 ID:???
パルスィ「妬ましいわ……この期に及んで、私はアンタの進撃に蓋をする程度しか出来ないだなんてね」

藍「――だが、それは大事な技術と思うがね。 言ってしまえば、君が我々のかく乱に引っかからければ、
西行寺の1点目は無かったかもしれないのだから」

パルスィ「……私が、そんな安っぽい挑発に乗るとでも?」

藍「まさか。 ただ単に、妖夢も橙も、挙句の果てには幽々子様までもが全線へと向かったから、
ちょっと雑談をしようと思っただけだよ」

実況「さあ〜〜〜! 西行寺亡霊連合はCBの幽々子選手までもが大きくオーバーラップをして、
いよいよこの残された後半ロスタイムで3点目を決めようと全力で攻めあがります!
幽々子選手、高いボールに動きを合わせました!」

幽々子「願わくば、花の下にて春死なん……!」

バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

さとり「(来ます……。 あれが恐らく、西行寺幽々子の奥義――『西行寺無余回顧』……!
PA内の私でしたら、恐らくは五分五分でパンチングに向かえそうですが……『とめます』……!!)」

グッ…!

PA内まで大きく切り込んだ幽々子は、高い跳躍力を活かして誰もが追いついて来れない位置まで飛んだ。
その様子を見ていたさとりは、グッ、と強くその小さな拳を握りしめ、幽々子から発せられる恐ろしいシュートの行先を読み取った。
――そして、幽々子の心を読んださとりは。 自身の判断が間違いであった事を悟る。

さとり「何、ですって……!(何てこと。 西行寺幽々子の狙いは……シュートではない!
ここまで上がって来たにも関わらず、彼女はどこまでも冷静に―――)」

555 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:43:11 ID:???
幽々子「決めるわ……! ―――って思ってたけど、やっぱりや〜めた。 …妖夢っ!」

ポ〜ンッ! ポムッ、コロコロ……。

妖夢「―――へ? わ、私ですか。幽々子さま……!?」

さとり「(『PAの外』に居る半人前の剣士に『ポストプレイ』をするなんて……!?)」

幽々子「(ポストプレイによってフリーの状況ならば、妖夢の『未来永劫斬』でも、
あのGKと互角以上の勝負をする筈。 ここは決めて、妖夢の自信にしてほしいわね〜。
……私だって、あの子の事は信頼してるんだから。 それを教えてあげなくちゃ)」

幽々子は戦術面における有利と、最近の妖夢の自信喪失の解消の両取りを密かにめざし、
敢えて妖夢に向かってポストプレイを行った。
その結果、目立つ大技を持ち厄介な幽々子に注目を割いていた敵陣営は、思わず面喰い、
バイタルエリア内の妖夢に対峙するものは、古明地さとり一名しか存在しなかった。

妖夢「(決めなきゃ、決めなきゃ。 幽々子さまが繋いでくれたボールを……決めなきゃ……!)」

ドクンドクンと、心臓の脈が高鳴るのを妖夢は感じる。
走り続けた疲労が吹き飛び、世界が鮮明になったような錯覚がある。
目の前にはサッカーボール。 そのさらに先には余裕めいた表情が崩れた古明地さとり。
隣には何時も通りほんわかとしていながらも、何となく不安を感じさせる様子の主・西行寺幽々子。
妖夢はこの状況に、思わず棒立ちになってしまう。
妖夢がシュートを撃たない事に気付いた敵DFの黒谷ヤマメが、こちらに向かってくる。

妖夢「―――ぁ」

――そして、焦って見渡した観客席の中で目立つ、特徴的な兎耳。
その顔はイマイチ見えないが、ハラハラした表情で、必死に自分を応援してくれている少女。

妖夢「(れい、せん……! 私、私、今……!)」

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:44:23 ID:???
かつて自分と並び立ち、そして今は自分の遥か先を歩く鈴仙を見て、
妖夢の心からはパニックは消え。自然と悲壮な覚悟が溢れて来る。

妖夢「(ここで決められなかったら、私はまた、鈴仙から遠く離れてしまう。
折角友達になれたのに―――おいてけぼりになって、鈴仙にも迷惑をかけてしまう。
幽々子さまに失望されるのも勿論嫌だけど……それは、もっと……いやだ!)」

グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜っと! ここでボールを受け取った妖夢選手が、バイタルエリアでその右脚を大きく振り上げました!!
これは恐らく『未来永劫斬』の構え! 威力では先の『待宵反射衛星斬』に劣りますが、
今は幽々子選手のプレーにより妖夢選手はフリー!
そして、さとり選手が全力を出せないPAの外!!
更に試合時間は残り少なく、ここでゴールとなれば試合終了の笛の鳴る可能性も!!
妖夢選手、この試合最後にして最大のチャンスをどう生かし切るか〜〜〜〜〜!?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

妖夢にはもはや、実況や観客の声など聞こえていなかった。聞こえるのは自分の心音だけだった。
何時もの練習のように。 妖夢は静かにその右脚を振り下ろし……そのボールを蹴りぬいた。

妖夢「……この、『未来永劫斬』で。 斬れないものは――――あんまりないッ!!」

バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイイン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

さとり「(……!? 凄い勢い……! これもまた、彼女の精神が成せる技と言うの……!?)」

本来ならば、恐らくは鈴仙の「マインドシェイカー」に並ぶ程度の威力しかないであろう妖夢のシュート。
しかしさとりは、妖夢の渾身の一撃に対し動く事が出来なかった。
それだけに、妖夢がこのシュートに賭けた思いは強かったのだ。
果たして、ボールはさとりが取れぬゴール左隅に向けて勢いよく飛んで行く。

557 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:46:39 ID:???
妖夢「(やった……GKを抜いた! これで―――これで! 私達が1点リードだ!
私は……不格好でも、勝てるんだ……! そして、鈴仙にも……追いつ――」

ガイイイイイイイイイイイイン!!

妖夢「け……?」

ボールがネットに突き刺さる音の代わりに、鈍い音が聞こえたことを、
妖夢は信じたくなかった。幽々子や皆の力を借りたとはいえ、
自分が貴重なゴールを決めたのだという幻想に浸っていたかった。

実況「お〜〜っと、これはゴールポストだ!! 妖夢選手、折角の得点チャンスでしたが…!
どうやら力んで狙いを絞り過ぎたのでしょうか!?

――ゴールポストへの衝突。妖夢はとうとう、この土壇場において最もしてはいけぬミスを犯してしまった。

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:52:42 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>528
今の妖夢に松岡監督が来たら、大変な事になりますね…うつ的な意味で。
>>529
多分妖夢には、最近の鈴仙の良いところばかりが見えているのでしょう。
他人のフェイズブックを見るとみんなリアルが充実してそうで嫌になる現象的な感じです。
>>543
正直ここもヘタれたらどうしようかと思っていました(汗)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


559 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 00:58:35 ID:???
乙です
「私はつかさでもウサギDでもない! 貴様を倒すものだ」
だったら面白かった

ポスト……妖夢さんドン底…よし、分霊のねじ込みだ!

560 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 01:24:11 ID:???
乙でした
データを得られたのはいいが、選択で妖夢を励ませなかったのが残念だったな
いい結果ならんだろうが顔は合わせとこうか。せめて次に繋がる過程を踏んどかないと

561 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:00:57 ID:???
ガレリ「よく見ろ、地獄に行ってもこんな面白いポストは見られんぞ
    これでゴールだなどとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」
ポスト(ブルノ)「壁はいらんどけろ」
アルガス「家畜に神はいない!」

妖夢「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」

562 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:04:40 ID:???
ブルノに止められるとは・・・

563 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 13:28:08 ID:???
妖夢「急にボールが来たので…」

564 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:17:43 ID:???
こんにちは。今日は夜更新できなさそうなので今少し更新します。
>>560
乙ありがとうございます。
試合前の判定でクラブを出してしまったのはちょっと痛かったですね。
結構色々こじれてしまいましたが、それでも手を尽くすのは無駄にはならないと思います。
>>561
無判定でちょっと可哀想ですが、いつか報われると思います…
>>562
ブルノさんはお笑いGKですが実力も無いことはないので、
妖夢の引きがちょっとヘタれたら、ブルノさんでもガチで十分対処可能です。
>>563
決めようと思いすぎたのが敗因…かもしれません。

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:19:03 ID:???
妖夢「そんな……そんな……!」

幽々子「(…………)――嘆いている暇は無いわ、妖夢。 ……急いで戻りましょう!」

そして、妖夢にとっての悪夢はまだ終わってはいなかった。
弾かれたボールは運の悪い事に、味方では無く右SHのお燐の足元へと転がり。

お燐「よっしゃ〜! 地上の猫もアシスト決めてたし、ここはあたいも張り切っちゃうよ〜!!」

タッ……!

実況「ボールをフォローしたのは……お燐選手!
相方の空選手へとボールを運ぶため、彼女お得意のサイド際を車のように激走していきます!」

藍「ま、まずいっ……! 早く急がねば!」

パルスィ「タックルに向かう気ね。 それは良いけど……もし妬ましくも貴女に渡ったならば。
死んでも奪い返させて貰うわ……!!」

藍「ぐっ……(しかし、彼女といい他のメンバーといい、地霊殿チームの勝利への意気込みは予想以上に高い。
彼女たちを突き動かしている『何か』があるのだろうか……?)」

ルナサ「(メルランが消耗しすぎていて、合体タックルには行けない。 ならば……)藍殿、助力します!!」

タッ、ズッザアアアアアアアアアアアアッ!!

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:20:03 ID:uAgV7dBs

実況「藍選手とルナサ選手、お燐選手を止めるべくタックルに向かった〜!!」

先着2名様で、

★お燐→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(サイドアタック+2)=★
★藍→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パルスィがフォロー)(ゾンビ妖精Eがフォロー)(バケバケEがフォローし、試合終了)
≦−2→西行寺ボールになり、試合終了!

【補足・補正・備考】
お燐のマークがダイヤの時、「ランダムキャットウォーク(+5)」が発動します。
お燐のマークがハートの時、「キャットウォーク(+3)」が発動します。
藍のマークがダイヤ・ハートの時、「ユーニラタルコンタクト(+2)」が発動します。

567 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:12 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)=★

568 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:55 ID:???
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

569 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:26:09 ID:???
判定とは関係ないですが、お燐のスペカ名を勘違いしていたので訂正します。
×キャットウォーク→○キャッツウォーク
×ランダムキャットウォーク→○キャットランダムウォーク
で、今後は行きたいと思います。(補正や技の内容などは従来と一緒です)
大変失礼いたしました。


570 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:29:39 ID:???
幽々子が上がっているからゴール前の制空権もなくなってる…まさに地獄…

571 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:43:34 ID:???
でも負けるべくして負けたような・・・
西行寺のゴールは全てイベントだったし

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:50:18 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)+(キャッツウォーク+3)=65★
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=56
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=56★
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?

お燐「それそれっ、『キャッツウォーク』だよ〜〜!!」

バッ! クルンッ! スタッ!

藍「な、なにっ……!?(ボールを持ったまま、空中で一回転だと……! しかもサイド際で。
悔しいが、ことサイド際での突破力にかけては、彼女は橙をも上回ると評価せざるを得ないな……)」

ルナサ「くっ……(パスのみを磨いた弊害が、ここに来たか……! リリカ、後は任せた……!)」

実況「お燐選手、旧地獄の灼熱地獄跡で鍛えたバランス感覚を生かした素晴らしいドリブルで、
藍選手とルナサ選手の二名をきりきり舞いに! そのままグイグイと敵陣に切り込んでいきます!」

リリカ「そ、そうはさせないもん! 私のタックルを食らいなさい!」

お燐「んー、さっきは運よく突破出来たけど……ここはパスでっ。 ……お空、一旦預けるよ!」

バコッ……

リリカ「ふへっ? あ、アンタパスもできんの!?」

お燐「まぁ、ドリブル程じゃないけど、嗜む程度にはね〜。
……っていうか、ドリブルで切り込むだけがサイドアタックじゃないし」

リリカ「た、たしかに……(――って、アレ? これってひょっとしなくてもヤバイんじゃ……?)」

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:51:46 ID:???

藍とルナサをドリブルで突破したお燐は、タックルにかけては藍をも上回る実力を持つリリカを無理に抜こうとせずに、
空とのワンツーを挟んで突破を図った。
空のパス力は、サイド際にて輝くお燐のパスと比べては稚拙ではあったが決して低くはない。
つまり、パスカットについては最低限程度しか磨いていなかったリリカには既に勝ち目の薄い勝負だった。
そして……。

お燐「ようし、さっきの亡霊のお姉さんはまだ戻り切っていないし……空ッ!
一番最後においしいとこ持っていきな!!」

バコオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

空「ありがとう! えーと……お、お……お燐!」

ッ……バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
    ――バコオオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「あ〜〜〜〜〜〜っと!! ここでとうとうお空選手にボールが上がってしまった〜〜!!
ブロックに行けるのは名無しのバケバケ選手のみで、実質的にこのシュートを止めうるのは、
GKの中西太一選手のみ! これが決まってしまえば、西行寺亡霊連合はまさに天国から地獄!
そして地霊殿サブタレイニアンローゼスは地獄から光を掴む結果となりますが……!?」

中西「(ちぃいっ……! こんなところでワイは、まだまだ成仏できんのや……!
森崎有三。 アイツの首を狩り落とすまでは……!!)―――う、うぉおおおおっ!!」

バアアーーーッ!!

            ―――グワアッシャアアアアアアアアアアアアアン!!

空はヘディングに、中西はパンチングに飛んだ。
核の炎を纏った空と、怨念を纏った中西は、空中で暫しの間衝突し―――。

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:52:56 ID:???
空「(さとり様や、地底の皆の為にも……私は、負ける訳にはいかないっ……!!)」

ゴオオオオオオオオオオオオッ!!

中西「な、なんや……急に、推進力を増し、て――――アァアアアアアアアアアアアアッ!!」

   ―――ドオオオオオオオオオオオオオン!! ズバァアアアアアアアッ!!

      ………ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 
      ピッ、ピッ、……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 3 − 2 西行寺亡霊連合   試合終了!!

575 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:54:12 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍、メルラン、空

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:57:55 ID:???
――と、いったところで一旦ここまで。
出来れば夜にも更新したいですが、厳しいかもです。
>>570
ここでポストるとは幽々子さまも予測できなかったのでしょう…多分。
>>571
NPC戦の勝敗については、先にこちらで大まかに決めております。
その上で、判定次第でひっくり返り得る…という感じですね。
どっちを勝たせるつもりだったかは、敢えて秘密としておきます。

それでは、一旦失礼いたします。

577 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:48:48 ID:???
こんばんは、もう少しだけ更新します。
――――――――――――――――――――

実況「お〜〜〜っと! ここで空選手が『核反応制御不能ヘッド』でゴールを決めると同時に、試合終了の笛が鳴りました!
西行寺亡霊連合対地霊殿サブタレイニアンローゼスの試合はまさに、予選リーグとは思えぬ程の激戦!
蓋を開けてみれば2−3と地霊殿側の勝利に終わりましたが、本当にどちらが勝ってもおかしくない!
まさに、そんな試合だったと言えましょう!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「勇儀姐さーん! あんたに惚れましたー!」「さとり様ってかわいいー!!」「ゆゆさまー!」
「ルナサさーん!」「いやー、冥界チームも惜しかったなー」「あそこでポストが無ければな……」

妖夢「私のせいで……! 私が、決められなかったせいで……! 私は、どうすれば良いの……!?」

幽々子「――過去の事を掘り返しても意味がないわ妖夢。 まぁそれに、私だって生きてた頃の記憶が無いわけだし〜」

妖夢「すみません、幽々子様……!(これまで、独りでなんとかしなきゃって思ってたけど。
幽々子様。 やっぱり私は、道を示してほしいです……!
―――でも、そんな事言ったら幽々子様に失望されてしまうから……言えないよ……!)」

幽々子「(う〜ん。 おどけてみせたのは失敗だったかしら。
暢気で居つつも必要な情報を提供しなくてはならないのだから、村人Aも大変ねぇ……)」

敗北した西行寺亡霊連合の中では、やはりというべきか……。
自身の攻撃ミスにより勝利を敗北に変えてしまったという責任を感じている妖夢は、
まるでこの世の終わりであるかのようにがっくりを肩を落とし、
遠目から不安げに見守る鈴仙にも読み取れる程に大きなネガティブオーラを発している。

578 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:50:00 ID:???
さとり「(……今日の勝利はまさしく偶然。 今の私達には力が――いえ、力は足りてるかもしれないけど。
それでも、まだまだ足りない物がある。 それがなくては、地底はいつまでもこのまま……!)」

お燐「(やっぱり、中盤が物足りないねぇ。 橋姫さんはある意味強力だけど、
あたい共々トップ下やボランチってガラじゃないし。 「あいつ」は、一体どうすんのかねぇ)」

勇儀「なんだいお前ら、折角勝ったのに陰気な顔してるじゃないかい。
今日は我々の初勝利を祝う、絶好の宴会日和じゃないか!
色々と思うところもあるのも分かるが、呑んで叫べば全部スッキリするさ!」

こいし「世の中の人がみ〜んな勇儀さんみたいだったらラクなのにねぇ……」

勇儀「おっ、褒めてくれてるのかい古明地のご令嬢よ! ハハハ、今日は朝まで一緒に飲もうぞ!」

こいし「やばっ、セリフの最後に(無意識)って付けるの忘れてた!」(無意識)

ヤマメ「(そんなにラクチンな能力だったのか……)」

――そして、勝利した地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーもまた、
完全なお祭りモードという訳では無かった。
それは、彼女たちの勝利はあくまでもマグレであり、理想の実現の為には、
まだまだ足りない物があると、無意識の中にも認識出来ていた為である。
……最も、それを認識した上で、辛さでは無く克己の楽しさを見出している鬼も居たのではあるが。

579 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:57:42 ID:???
鈴仙「(どうしよう、妖夢が今にも倒れそうな目つきで歩いているけれど…!
今、私はそんな妖夢の所に行ってあげるべきなの?
行ってあげたとして、私は妖夢に何ていってあげるべきなの?
そして、それで―――妖夢は、立ち直れる事が出来るの……!?)」

試合の感想を口々に語り合うウサギ達の声が聞き取れない程に、
鈴仙の心もまた、今や穏やかではなかった。
あの純粋で生真面目で、誰よりも自分自身に対して厳しすぎる妖夢が、
この試合の結果を前向きに受け取れる筈がない。
しかし、今の自分が果たして、そんな妖夢をどうする事が出来るのかが分からない。

妖夢を助けてあげたい。しかし、そう思う事自体がおこがましいのではないか。
そうせめぎ合う二つの想いに苦しむ中、鈴仙の心を更に掻き立てる出来事が起きる。

スッ…

男「俺が見た地獄は、こんなもんじゃない……」

鈴仙「―――!?」

ボソボソと、要領の得ない事を口走る白髪の男。
まだ若いであろうにすっかりと老け込んだ、やつれた顔立ちからは鋭い眼光。
そしてそこから漂う異常なまでの負の波長に、鈴仙は思わず妖夢に対する思考を一時中断させてしまう程である。
そんな男が、鈴仙の前をまるで幽鬼のように横切って――地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へと歩いて行った。

鈴仙「(えっ、えっ……! 今の人……何!? まるで生きてるのに幽霊みたいな……!)」

――それはある意味、妖夢よりも興味深い存在であるかのように見えた。
それほどに、かの男が放つ存在感が尋常では無かったからである。

鈴仙「(――どうしよ。 あの男の様子も気になるけれど……!
やっぱり、私は妖夢の所に行ってあげたい……ああ、でも、それで私は妖夢に何を……!?)」

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:59:15 ID:uAgV7dBs

大切な友人の様子に、地獄の臭いを感じる男に。
鈴仙の思考はかき乱されるのであるが―――やはり、鈴仙の体はひとつしかない。
自分は今、西行寺亡霊連合の控室に向かって、とにかくも妖夢の元へと駆け寄るべきか。
それとも、地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室に向かって、忽然と現れた謎の男の正体を見極めるべきか。
鈴仙は必死に考えた結果―――。

A:西行寺亡霊連合の控室へ向かい、妖夢の元へ行ってあげる。
B:地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へ向かい、謎の男の正体を突き止める。
C:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

581 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:01:05 ID:b2J4VM2U
A

582 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:03:48 ID:gsYKYlZM
B

583 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:05:11 ID:4uLuZUZQ
B

584 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:05:18 ID:Zb2vr32o
A

585 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 23:22:42 ID:???
Bが選ばれた!…と、いったところで長くなりそうなので、今日の更新はここまでにします。
皆様、本日もお疲れ様でした。


586 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:29:14 ID:???
乙です
妖夢……次の行動は妖夢、そのつぎつかさ、妹紅と言った感じがいいかな
妖夢が一回で立ち直るか分からないけど

587 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:30:21 ID:???
ようこそ ヤグルマのもり へ

588 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 00:03:12 ID:???
Bを選んだ理由ってなんだろう?

A:地獄を見たという人物から、妖夢を立ち直せるためのヒントが得られるかもしれないから
B:妖夢も気になるが、単純に男に興味を引かれた
C:個人的には妖夢のところに行きたいが、チームの一員として次対戦するチームの情報収集を選んだ
D;特に妖夢を立ち直す必要性を感じない
E:その他

589 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 02:26:44 ID:???
E
妖夢がよりドツボにはまったり他チームに消えたりするのを防ぐため

590 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 02:46:23 ID:???
このアンケート全部妖夢のことばかりかいてあるな

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:07:55 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>586
乙ありがとうございます。妖夢は結構行くところまで行ってしまいましたね……。
それでも妖夢を構ってみるか、見切りをつけて身近な仲間を構うか。
色々な選択肢があると思いますが、どれを選んでも最終的には損にならないようにしたいと思っています。
>>587
ネタバレ:矢車さんは出てきます
>>588-590
妖夢を取るか、突然現れた謎の男を取るかは結構難しい選択肢だったと思います。
これについてはどちらがハズレ、という事はなく、イベントの描写の濃淡に影響するかな……と
思っています。

更新の前に、守矢チームとか神子チームとかの得点がランキングに反映されていない事に気付いたので、
次の通り修正します。

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子
2ゴール 射命丸、勇儀、早苗、神奈子、ピエール
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗
2スト 小悪魔、ピエール
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子



592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:10:02 ID:???
B:地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へ向かい、謎の男の正体を突き止める。

鈴仙「(……大丈夫よ。 妖夢の所には幽々子さんも居る。
あの人もあの人で、師匠みたいに底の見えない人だけど、師匠よりは優しそうだし……きっと、大丈夫よね……?)」

――本当は、幽々子の放任主義的な方針が、妖夢の不安を更に加速させているという事実もあるのだが…。
そんな事情は全く知らない鈴仙は、ここは謎の男の追跡に向かうが吉と判断し、
地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へとひっそりと忍びよる。

鈴仙「そ〜っ……」

とはいえ、比較的友人や知人の多かった西行寺亡霊連合とは違い、
地霊殿サブタレイニアンローゼスには精々お燐くらいしか親しいと呼べる者は存在しない。
だからこそ、鈴仙はその男が控室の扉を開く中、波長を操り気配を殺しつつ、
その会話をこっそり盗み聞きする事にする。
――そして、鈴仙の聞く限り。 控室では、こんな会話がなされていた。

さとり「何故、貴方がここに……?」

男「笑いに来た。 地べたを這いずり回って、必死に光を掴もうともがくお前たちをな。
そして……忠告しに来た。 どうせお前たちには、その光を一生見る事ができないと」

暗い表情をした白髪の男は、絞り出すようにしてその言葉を紡ぐ。

お燐「……今まで散々引き籠っておいて、それでわざわざお説教? そりゃあ流石に無いと思うんだけどなぁ〜」

空「そ、そうだよ! 何言ってるかよくわかんないけど、さとり様の夢を……!
――地底と地上とのロンドン橋を作るっていう夢をバカにするんだったら、私だって容赦しないよ!!」

こいし「ロンドン橋は落ちそうだからダメだよ、おくう……。 普通の架け橋で我慢しよ」

593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:15:05 ID:???

そして見る限り。その男は、さとりを除いた地霊殿のメンバーにとっては、あまり歓迎されない客人であるように思える。
特にお燐に至っては、楽しげな口調は崩さないまでも、
普段通りの能面のような笑顔を捨てて、明らかな侮蔑と憐憫の情が籠った表情で彼を睨んでいる。

勇儀「おいおい、私はこんなヤツ見たこともないよ?
まぁそこそこ強そうなガタイをしてるから腕は確かろうが……。
なぁ古明地、そいつの瞳はサッカー始める前までのお前みたいだ。
―――ひょっとして、秘蔵の妹に加えて、実は兄弟まで居たとか。 そんな感じかい?」

その中で、明らかに空気を読めていない――いや、読もうとしなかったのは勇儀だった。
彼女は普段と全く一緒のカラッとした口調で、
楽しげにづかづかと地霊殿の内情に対して、土足で足を踏み入れていく。

こいし「ちょっとのーきん、アンタにはかんけー……」

勇儀のこの無遠慮な態度に、日ごろから勇儀の事を陰で脳筋扱いしているこいしは、
(ちなみに勇儀本人は『脳筋』を褒め言葉だと思っている)思わず怒り心頭に口を挟むのだが……。

さとり「……そうです。 彼は私の弟です」

こいし「ふあっ!?」

さとりは敢えて、その誤解を招く表現を言い切ってしまう。
その上に、そう言い切った時のさとりの表情は凛。
かつて皆の嫌われ者として畏怖され蔑まれた時のような、陰湿な目では無い。
紅魔の吸血鬼を想起させられるような、幼いながらも鋭いカリスマの籠った瞳に、
一同は一瞬、その男が本当にさとりの弟であるのかと錯覚してしまう程であったが……。

594 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:18:31 ID:???
男「……そいつが勝手にそう言っているだけだ。 俺は地獄の闇から生まれた存在……」

もっとも、その男が真っ先にその言葉を否定してしまうため。
そして、側近でもあるペットのお燐と空という事情を知る人物が居る為に、さとりの言葉は曲解をされずに済む。

パルスィ「何か、事情がありそうね……」

ヤマメ「そうだねぇ。 酒の肴になりそうだ、折角だから私らにも話しとくれよさとり様!」

キスメ「……ごくり」(←気になっている表情)

さとり「――それでも、私達に事情があるのは間違いない。 そうでしょう?」

男「………」

とはいえ、さとりが自ら言ったように、彼女と男には何らかの事情があるだろう事には変わりない。
それも、勇儀やパルスィのような部外者には、まるで聞いた事のないような。
しかし、それを今すぐこの場で聞き出すには時間と行間があまりにも無さすぎる。

さとり「……詳しい事情は、貴女がたにもお話しします。
貴女方も、私にとっては掛けがえの無い、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーなのですから……。
――ですが、丁度ここに『彼』が来てくれたのです。
私がそれを語るには、『彼』が私の願いを聞き届けてくれた後の話。 ……つまり」

さとりは、ここで話を切り。 目線を真っ直ぐにその白髪の男へと合わせる。
空はもちろん、お燐よりも背の低いさとりがその男――平均的な成人男性程の背丈だ――と目線を合わせるとなると、
さとりは首を大きく天へ傾けなくてはならず、彼女のその必死で切実な表情は余計に幼びても見える。
さとりは意志の帯びた昏い瞳を潤ませながら、男にこう嘆願した。


さとり「どうか、次の永遠亭ルナティックスの試合では、貴方の力を貸して欲しいのです。 ―――矢車君」

595 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:23:42 ID:???
松山じゃねえ!本物の地獄兄弟の人が出てきた!

596 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:25:24 ID:???
影山がいそうにないところを見ると影山を殺した後の兄貴かな?


597 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:25:35 ID:HoOBlUd+
*****

鈴仙「……地霊殿サブタレイニアンローゼスに……助っ人の外来人!?」

彼女たちの会話に聞き耳を立てていた鈴仙は、思いがけぬ新情報に驚く。
現状で、星熊勇儀と霊烏路空という幻想郷でもトップクラスの火力を有し、
古明地さとりやその妹のこいしのように、癖こそあるがその水準は一流に届き得る好選手。
加えて、お燐を始めとする小粒ながらも強力な選手が並み居る地霊殿は……。
―――その実、今日の試合でも尚全力では無かったという事実に。

鈴仙「(ただ、今日の試合に出てない訳だし、どうもさとりさん以外のチームメイトとは折り合いが悪かったり、
そもそも存在すら知らなかった人が居るくらいだから、何か欠点とかはあると思うんだけど……)」

この情報は、間違いなくチームにとっての利益となる。 永遠亭ルナティックスのメンバーはもちろん、
他のライバルチームだって知りえないかも知れぬ情報を、今、ここで鈴仙が掴んでしまったのだから。

鈴仙「(……どうしよう、もうちょっと大胆に聞き耳を立ててみるべきかしら?
――うまくいけば、その矢車っていう人の選手の特徴やら弱点やらが分かるかもしれないし。
ただ失敗したら、お燐とかさとりさんとかの印象が悪くなったり、あのこわ〜い鬼とかにブン投げられそうで
怖くはあるんだけども……どうしよう?)」

しかし同時に、そこまで厳重な情報を知ってしまった部外者は、その口を封じられる事も常である。
更なる情報を得るか、今得た情報で満足するか。鈴仙は思い悩んだ結果……。

A:もうちょっと残って聞き耳を立てる!
B:いや、更に『赤月下(インフレアドムーン)』を使って透明になって、そのまま部屋に侵入だ!
C:いやいや、やっぱり帰ろう。 これだけでも師匠や姫様はきっと褒めてくれる……ハズ。
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Aは中リスク中リターン、Bはハイリスクハイリターン、Cはノ−リスクローリターン(今得た情報分のみ)の選択になります。

598 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:26:41 ID:???
なにぃ!? 完全に松山君だと思っていたのに!

599 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:28:36 ID:dVuX7eXQ
A

600 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:06 ID:KB9t5x+6
出したということはカブト見たの?
D太陽のあるであろう天を指さしながら堂々と入室

601 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:12 ID:lwNWQUx+
A

602 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:16 ID:DaNYet+2
C

603 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:44 ID:/g1IoWr+


604 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:30:00 ID:ZdrYTghk
D 「間違いない……きっと義兄さんだわ!」
問題を複雑にする

605 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:32:22 ID:???
一緒にラーメンでも食えば兄弟になれると思う

606 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:41:12 ID:HoOBlUd+
A:もうちょっと残って聞き耳を立てる!

鈴仙「(いやいや……! ここでみすみす帰っちゃったら、
中途半端な情報で皆を混乱させちゃうかもしれないじゃない!)」

まだだ。 まだこの情報は完璧では無い。
何故なら、まだその矢車という男の選手としての特徴はおろか、その素性すら分かっていないのだから。
鈴仙はそう自分に言い聞かせて、隠密の状態を維持できるよう波長を操作し、漏れ聞こえる会話を必死に掴み取る。
そうして聞こえてきた話の内容は……

先着1名様で、

★地獄の姉弟?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ→ハート+矢車という男が地霊殿に隠されていた経緯について。
ハート→矢車という男の選手としての適性について。
スペード→お燐「ちょっと待ってよ! あたいはこいつの参加を認めない!」鈴仙「(口喧嘩が喧しくて、良く分かんないわね…)」
クラブ→さとり「――待ってください。 ……この会話を、盗み聞きしている者が居る」鈴仙「(や、やばっ!?)」
クラブA→クラブ+勇儀「ぐ、ぐあああっ…! 持病の『ウサギさんを腹パンしたくなる症候群』の発作が……!」鈴仙「」

607 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:41:45 ID:???
★地獄の姉弟?→ ダイヤ2

608 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:43:02 ID:???
影山はどうしたのかな?
白夜見に行った後なのかしら

609 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:44:31 ID:???
クラブAでネネちゃん思い出したw

610 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:50:08 ID:???
そりゃさとりが潰れたときにスタンバイしてるっしょ。
その内松山も剣もくるさ。

611 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:53:57 ID:???
それ地底じゃなくてふらのじゃないですかね?

612 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:56:57 ID:???
判定次第で四男(ディエンド)が出てきてメンバーが大変なことになりそう

613 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:59:32 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
ダイヤが出たので早々にネタバレしちゃいますが、実は彼は本物の矢車さんではありません。
詳しくはまた明日の更新で書きますが、大体予想のつく展開になるかと思います(汗)
(元ネタファンの方にとっては肩すかしを食らったり、もしかしたら不快感を抱かれたかもしれません。
 その方々には申し訳ございませんが、少しでも説得力があるよう描写していきたいですのでご了承ください)

>影山について
元々存在しないです。 偶々、誰か似た男が矢車という偽名を使っているだけですから。
>>600
カブトについては描写と一連のストーリーを考える為、少しではありますが視聴しました。
リアルタイムで見なかった事が、今更ながら悔やまれます。
>>609
ネネちゃんリスペクトですねw
ムリヤリこじつけたような病名が出て来るのもク○しんリスペクトですw

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

614 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 00:01:28 ID:???
乙です
そういや白髪とか言ってたもんね・・・俺が馬鹿だった

615 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 12:28:51 ID:???
矢車(松山) 影山(慈円手入) 剣(乱費怨) 海東(岬犬)
つまりこういうことか

616 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 21:55:43 ID:???
鬼もいることからJOKER引くと
響鬼勢+地獄兄弟(海東)+松山というチームになる
・・・響鬼と地獄兄弟ってベクトルが真逆だな

617 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 22:45:19 ID:???
ネネちゃん・・・初期の頃はヒロインしてたのに・・・
矢車兄貴も初期からの変貌がすさまじい人・・・いや、別人に近いか

618 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:39:16 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>614
乙ありがとうございます。
そこを読み取っていただけたのならうれしいです。
>>615
そんな感じに近いですが、影山以下は多分出てきませんw
>>616
矢車さんは半分キャプ森定番キャラ(?)かなぁ…と思って名前を出しましたが、
多分JOKERを出しても精々が私がギリわかる範囲の影山レベルですね。
JOKERの場合は、既存のキャラがより掘り下げられる形となっていました。
>>617
クレ○ん初期って岡本夏生がヒロインって思ってました(爆)
時代も変わりましたねぇ……
矢車さんは、最初はチームの調和を第一に考えてたという辺りも誰かを思い起こさせますね。

619 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:40:48 ID:???
★地獄の姉弟?→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→ハート+矢車という男が地霊殿に隠されていた経緯について。

矢車「…………」

さとりの呼びかけに対し、矢車と呼ばれたその白髪の男はピクリとも反応しない。 それは逡巡か、それとも単純な拒絶か。
その様子は扉を隔ててサウンドオンリーな鈴仙には当然分かりもしないが――。

勇儀「――まぁ、私とすれば強くて根性の曲がってないヤツだったらば誰も良いさ。
そして古明地、お前が弟と認める位だったら、そいつもまた性根はしっかりしてるんだろう。
とりあえず私は、矢車とやらの加入には反対しないよ」

ヤマメ「……って、勇儀姐さんが言うなら私やパルスィやキスメも文句ないよ。 たぶん」

パルスィ「勝手に人の意見を決めつけないで……!
飲み会で『とりあえずビールだよね?』って言って、有無を言わせずビールを強制する輩位妬ましいわ……!」

キスメ「……! !!」(←パルスィは誰が加入してもこんな感じなので大丈夫だよ! とアピールしている)

……代わりにここで、地霊殿の構成員以外の地底の妖怪達――勇儀をリーダー格とする4名は、
矢車の加入についてはどちらでも構わない、即ち中立の立場を表明する。
基本的に祭り好きで気楽に生きる彼女たちは、矢車の素性がどうであれ、なんとなく楽しそうならそれで良いのだ。
彼女は矢車を問い詰める代わりに、気軽に質問を投げかける。

勇儀「加入は置いといて聞きたいんだが。 矢車とやら、お前さんはサッカー……は、できるだろうが。
どのポジションが一番慣れてるんだい?
悪いがFWなら、お前さんの価値は半減するだろうからな、先に聞いといたよ」

矢車「……良いよなぁ、お前は。 地獄の世界でも前向きで。 俺には眩しすぎる……」

勇儀「あん?」

620 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:42:12 ID:???
さとり「――すみません勇儀さん。 彼はちょっと、言葉が不自由でして……。
誰が、何を聞こうともずっとこんな調子なんですよ。
なので、私が彼の様子を見て来た限りでお伝えしますが――彼は、大きなくくりで言えばMFに適正があります。
それも、トップ下やボランチ。 中盤を司り、選手を繋ぐプレイに最も長けています」

お燐「(そうなんだよね〜。 だから、さとり様がこいつの加入にこだわるのも分かるっていうか。
悔しいけど、こいつのサッカーテクはあたいやお空よりも上。
あたいの見立てじゃあ、基礎力だけなら、今日対戦した九尾の狐(藍)よりも上だからねぇ)」

空「(うにゅ? TOPPUSITA? BORANNTI? サッカーのポジションって、FWとMFとDFとGKだけじゃないの?)」

こいし「(ウチらのチーム、基本的に協調性0だからねー。
皆仕事はするから、なんやかんやでチームプレーはそこそこだと思うけど)」

そして、矢車はそんな彼女たちの友好的な手をも振り払い唾を吐きかける勢いで拒絶する。
そんな根性曲りな態度に勇儀は機嫌をやや損ねるが――そこは、さとりのフォローによって解決する。
彼女以外の地霊殿メンバーが矢車の事を快く思っていない以上、
彼はまさに、さとりが居なければここまで生きて来られなかったような気もする。


*****

鈴仙「(ふむふむ……矢車君とやらの適性は、トップ下かボランチ……っと。
う〜ん、もしも矢車君が凄い実力者だったとしたら、これで地霊殿の中盤の支配力は激増。
勇儀さんへとボールが渡る確率が抜群に跳ね上がるって事じゃない。 これは厄介ね……)」

―――鈴仙もまた、扉の向こうで有益な情報を得られた事に満足していた。
更には、実力主義者の地底の住民が、彼の実力不足については一言も口にしない事から、
矢車という選手の持つ実力は、相当に高いという事も推察される。
恐らくは、これだけの情報を持ち帰れば永琳に褒められこそすれ、叱られる事はないだろう……たぶん。

鈴仙「(でも。 後ちょっとは、この場に居て情報を聞き出すべきね……)」

621 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:43:58 ID:???
そして、鈴仙はこの場で得られる情報はこれだけでは無いと確信していた。
何故なら、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーによる会話はまだ続いていたし、
矢車という男の進退についてもまだ明らかになっていない。
それに……鈴仙にはひとつ、気がかりな点があったからだ。

鈴仙「(――私がかつて、中山さんから外界のサッカーについて話を聞いた時も……。
『矢車』なんて名前の男、絶対に話題に上った事すら無かった!
もしも彼が実力者だっていうなら、あの中山さんが……!
外界の病院で入院中、朝から晩までずっとサッカーの勉強ばかりしていた中山さんが、知らない筈がないもの……!!)」

今は鈴仙の近くにはいない、中山が残してくれた知識。
それが地霊殿サブタレイニアンローゼスに隠された、真の謎の存在を示唆してくれる。
鈴仙は自身の判断に強い自信を持って、偵察を続ける事とした。


*****


さとり「……勇儀さん達が彼を訝しむという気持ちもわかりますし、
お燐や空。それにこいしが、彼の陰鬱な態度を嫌う気持ちもわかる。
――なんせ、私にはその全ての感情が読めるのだからね」

勇儀「ははっ、それは面白い自虐ネタだ。 まぁいちいち心を読まんでも、私はそれを否定せんし隠す気もないがね。
確かに加入に反対しないとは言ったが、こいつについてもうちょい知りたいってのが私の本音さ」

お燐「さとり様……(私は確かに、さとり様の夢を否定し拒絶するこいつが許せない。
そして何より……こいつは、さとり様にこんなにも愛されているのに、それすらも拒絶している。
あたいにとっちゃ、それが一番許せないよ……!)」

それは先程の会話の続き。自嘲気味におどけてみせるさとりの言葉に、
勇儀は本心をあらわに頷き、お燐は内心を渦巻かせて押し黙る。

622 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:45:33 ID:???
矢車「……どうせ皆、俺の事を馬鹿にしているんだろう……? 笑えよ」

そして矢車は、幽霊というよりは機械のように、自身に潜む闇をぶちまける。
お燐が考えるとおり、その仕草や言動のすべてが世界への拒絶を示していた。
それを見たさとりはやはり、矢車という男の経緯について簡単にでも説明しておく必要があると悟り、
言葉を選びながら静かに口を開いた。

さとり「……今の矢車君には……この幻想郷……いえ。 この地底にやって来るまでの記憶。 それが一切ありません。
彼は自身を『地底の闇から生まれた存在』と語っていますが……私には、そうは思えません」

矢車「…………」

ヤマメ「あり? じゃあその矢車ってのは仮名だったの?」

さとり「そうです。 彼には今のような闇と絶望以外に何も無かったもので……。
私が、勝手に彼をそう呼んでいるだけなのです。 そして、私が彼を気に留める理由はそれだけでは無い」

こいし「へ? そうなの? 私はてっきり、お姉ちゃんがその人間さんがタイプだったから
テケトーな理由つけて新しいペットにしただけかと……」

さとり「……違うわ。 っていうかこいし、貴女は私を何だと思ってるのよ……」

冗談半分に茶化してみせるこいしを前にしても、さとりの表情は。
そして話を気持ち悪いくらいに押し黙って聞いている矢車の表情は一向に変わらない。
まるで本当に姉弟のようだ、と周囲の者がつい思ってしまう程に、二人の様子は時々シンクロするのである。
ぶっきらぼうにこいしの冗談を退けながら、さとりは再び真剣に語りだす。

さとり「……彼は、半年前の私が思わず興味を抱いてしまった程に特異な人間なんです。
何故なら、彼は……彼は、私の能力を以てしても、心を読む事が出来ないのだから」

一同「「「「………!?」」」」


623 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:46:48 ID:???

――そして、さとりが語った第二の理由に。
さとりの『心を読む程度の能力』を良く知る地霊殿サブタレイニアンローゼスの一同は、大きく驚愕した。
さとりの事を良く知らない、そして扉一枚隔てている鈴仙にとっては良く分からない事態ではあったが…。
どうやら、さとりの能力を以てしてでも心を読む事が出来ない、という事は非常に重大であるようだ。

さとり「――正確には、彼の心を読む事が出来る。
しかし、私には彼の心の闇しか見えない。 何故なら、その闇があまりに暗くて深すぎるから……。
人の心を一冊の本とすれば。 彼の本は、そのページ全てが、丸々黒く塗りつぶされているみたい」

ヤマメ「成程、そいつぁ確かに面白い話だね。 さとり様、あんたが妹さんの心は読めないってのは知ってるよ。
なんせ、あんたの妹さんはこう見えて常に意識が無い。 要するに心そのものが無いようなモンだからね」

空「だけど、その矢車さんにはこいし様と違って心がちゃんとあるのに。 それを読み取る事が出来ないってこと……?
さとり様は神様だって、幽霊だって、地獄の閻魔様の心だって読める筈なのに……!?」

空の言葉に対してさとりは首肯し――一同は改めて、矢車という男が持つ心の闇の深さを理解する。
つまり矢車は何も、冗談や酔狂で、地獄だの闇だの呟いていた訳ではない。
幼い乳飲み子が母親の名を呼ぶことしか出来ないように、今の彼にはそうした言葉しか考えられないのだ。
勇儀を含めた全員が鎮まる中、さとりは言葉を続ける。

624 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:52:15 ID:dSYX1r4E
さとり「――私は、サッカーで地底と地上の友好を結びたいと考えている。
しかしその一方で、矢車君のように心を閉ざし切って、すべてを拒絶してしまう者を救いたいのです。
かつて地獄の底から光を掴んだ、私自身のように」

お燐「(さとり様……矢車と昔の自分とを重ね合わせて……)」

過去の――サッカーを始める前のさとりを知るお燐は、ここでさとりが矢車に固執する理由の一旦を漸く理解する。
かつてのさとりもまた、今の矢車のように全てを拒絶し、その心を深く閉ざしていたからだ。
お燐の矢車に対する敵意が僅かに揺らいだ事を読み取ったのか、タイミング良くさとりは再び矢車へと向き直る。

さとり「傲慢な言い方になってしまうかもしれませんが――矢車君。 私は……貴方を、助けたいのです。
かつての私のように、心を閉ざしてすべてを否定している貴方の事を。
そして……助けてほしいのです。 理想を抱きつつも、それを叶えられぬ非力な私達を」

その芯の強さを示しながら、さとりは改めて、矢車に手助けを要請する。
矢車はそんなさとりの姿を見て、沈黙を破り……。

先着1名様で、

★地獄の回答→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA→矢車「俺と一緒に地獄に落ちよう……。 真っ暗闇の無間地獄で、ずっともがき苦しもう」さとり「えっ…?」
             おっと矢車兄貴、ここでさとりに渾身のプロポーズ(?)だ!?
ダイヤ・ハート→さとり「お願いします……!」矢車?「(……この、女は…? 見覚えがある……?)」何かを思い出しそうな様子だ!
スペード→矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」前向きな様子だ!
クラブ→矢車「……決められんな。 お前には、俺の地獄の優柔不断を笑ってもらおうか……」保留にする様子だ!

625 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:52:44 ID:???
★地獄の回答→ スペード6

626 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:52:55 ID:???
★地獄の回答→ スペード4

627 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:52:58 ID:???
★地獄の回答→ ダイヤ10

628 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:53:43 ID:???
★地獄の回答→ ダイヤK

629 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:54:43 ID:???
プロポーズwww

630 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:58:35 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>629
JOKERだったらこれでさとり様が落ちていました。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

631 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 00:09:28 ID:???
>>629 笑うなあああああ!!

乙です

確かウカ姐さんに対してのセリフでしたね、確かこの後の展開は・・・
あ、ギャグシーンや

632 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 02:43:06 ID:???
矢車さん(仮)にハチマキ見せたら何か思い出しそう
余計酷い状態になるかもしれんけど

633 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 08:19:10 ID:???
あ、あくまたん…

634 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 16:48:57 ID:???
ああなるほど、今までハチマキ使わなかったのは地霊戦で矢車(仮)の参戦に合わせたかったからか!
初期の描写で出るのは反町と並んで分かりやすかったが、これは確かに良いタイミングだな

635 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 16:51:54 ID:???
絶対考えすぎだと思うw

636 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 16:57:18 ID:???
ハチマキ無事に帰ってくるんだろうな?

637 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 18:26:31 ID:???
矢車 こいし パルスィ この面子を見る限りだとドリブルよりパス攻めワンツー攻めが有効
3−6−1でパスコース増やしまくって攻撃も守備も支配
縦ポンに弱いけどDFにクリアー強いの置くかロングパスをウサギDの合体技で楽々カットで対策可能
実行を考えるなら早めにウサギDとつかさの合体技を鍛えるのもあり

638 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:05:36 ID:???
みたかんじそこまでブロック位特化した選手いなさそうだしさとりもミドルに弱いだろうし
中距離からのブースターを狙うべきか
永琳もいるからキープ力もあるだろうしとにかく星熊童子に撃たせないように行動すれば
そこまで苦戦しないだろう
問題は妹紅を星熊童子をつぶすためにFWにするか空を叩き落とすために使うべきか

639 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:09:56 ID:???
妹紅で遊戯王つぶすのになんでFW?ゴール狙いで普段より前目に置くならまだわかるけど

640 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:21:08 ID:???
キックオフシュートにはタメが必要だし強いタックルがほしい
鈴仙の足が速いを利用して少し時間を稼いで妹紅で奪い去るという戦術
撃たれたら決まる可能性もそこそこあるしいろんな味方が吹っ飛ぶし
出来れば未然に防ぎたいから

641 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:22:09 ID:???
単純に現状の妹紅のタックルだとエースキラーさせるには物足りなさすぎる
タックル48なのに過大評価すぎ、技が発動さえすれば強力とはいえ

642 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:23:47 ID:???
それじゃあどうやって止める?

643 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:25:13 ID:???
そもそも前線での守備強化目的ならパスカルの名前が上がるのが妥当

644 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:28:18 ID:???
あ、そうかすっかり忘れてた

645 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:30:19 ID:???
向日葵のドリブルを抑えたのに忘れられるとは…(涙)

646 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:32:11 ID:???
ごめんね、あの向日葵、想定外なほど大したことなくってすっかり記憶からぶっ飛んでたwww
んーでも実際パスカルだけで大丈夫・・・だよね、鈴仙の狂気の瞳が効かない
可能性が高いからちょっと怖いけど

647 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:34:14 ID:???
パスカル・タックル51+3(1/2)だから
カット率は妹紅より上じゃない?

648 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:36:00 ID:???
というかFWなのにチームのタックル最強はパスカルじゃね?
日向といいシュナイダーといいDFの面目潰しまくるなあ

649 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:38:51 ID:???
いや、そうなんだけどね、キックオフシュートが成功するかどうかってさ
撃つ前に行けるかどうかってまず判定があると思うのよ
パスカルだけだとたぶん2分の1くらいで撃たれるんじゃないかなって思ってる
で、キックオフって鈴仙を含むと-2される可能性がそこそこある
俺が作者なら無効化できるスキルか何かを用意しておくと思う
それを踏まえてちょっと考え中


650 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:41:23 ID:???
>>648
ほ、ほらテクモの4ではボランチにコンバートしてたから

651 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:46:58 ID:???
ルールしだいでしょ
現行ルールだとキックオフシュートは阻止不可能

652 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:48:53 ID:???
おお、向日葵忘れられてしまうとは情けない…
完全に口だけだった雨わかさぎと一緒に七人ミサキに加入するがいい

653 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 21:17:01 ID:???
正直キックオフシュートはライフスプリングインフィニティにまがせて、
ブロックは放棄でもいいとおもうけど。
ブロックにいってもほぼ間違いなく吹き飛ばされて怪我のリスクも背負うことになるし。

654 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 21:21:03 ID:???
うん、三歩必殺に関してはブロックどかすが正解だと思う。つかさが死んじゃうし
でもキックオフシュートならGKは勝負でもいいと思う
試合見る限りじゃキックオフ打てる数もそこそこ限られてたし
中盤勝負に勝てば他のシュート数も抑えれるから

655 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 22:10:56 ID:???
キックオフシュートにGKが勝負した場合
三歩必殺 64フリー補正+2 吹飛係数0
たすけてえーりん! 60 50m補正+4 +1/4で+2
とめる!が発動してようやく互角といったところか。

656 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 22:15:25 ID:???
キックオフシュートだから弾ければねじこみの危険も少ないはずだから
距離があるなら堂々と勝負でもいいとは思う
え?セットプレイで近くから打たれたら?死んだふりでしのごうw

657 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:47:43 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>地獄のプロポーズについて
正直何を言ってるのか良く分からないですね…w
>地獄のハチマキについて
今は鈴仙の手によって厄払いされているので、そうひどい事にはならない筈です。
むしろ、鈴仙がこの地獄イベントに主体的にかかわるためのキーアイテムになる…かもしれません。
>地霊殿戦の作戦について
色々と考えていただきありがとうございます。
パスカルのタックルは今や永琳よりも強いですね。
今回の試合だけで、また鈴仙と組む2トップの片割れとしてFW要因を考えると、
全線の守備を重視するならパスカル、さとりの弱点のミドルを狙うなら妹紅、
力と手数で押し切るなら永琳、そして愛があれば佳歩…になるでしょうか。
キックオフシュートについてですが、ウィキペディアを見ると、
「キックオフを行わないチームのプレーヤーは、センターサークル内(ボールから9.15m以内)に侵入してはならない」
となりますので、キックオフ前にタックルへ行けないのかなぁ……と、考えています。
>案外大したことなかった向日葵さんとわか姫ちゃんについて
両者ともちょっと先にハードルを上げ過ぎちゃったかもしれませんね。
どっちもチェンジフォームする前の方が活躍していたかもですが、
特にわかさぎ姫についてはそもそも判定自体少なかったんで許して下されば幸いですw

658 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 22:48:27 ID:???
勝負は分が悪いしできるだけしたくないな
回数が少ないけど確実に止めたい派

659 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:50:09 ID:???

★地獄の回答→ スペード6 ★
スペード→矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」前向きな様子だ!

さとり「矢車君。 私達は……勝って、光を掴まなくてはならないの……!」

熱を帯びた口調と瞳で矢車を説き伏せるさとり。
そんな彼女の表情は憂いと熱情が入り混じり、大抵の男の庇護欲を掻き立てるに十分である。
しかもその上顔立ちは、容姿は、まるでお伽噺に出て来るお姫様のように美しく愛らしい。
始めてさとりの姿を見た者は誰もが、彼女が妖怪の中でもあまりに醜くおぞましい、
『覚』の一種であるとは思わないだろう。

矢車「…………」

しかし当然、地獄の闇に覆われた矢車の心は……さとりの表情だとか顔立ちだとか。
そんな単純な、一時の色情で揺れ動いたりなどしない。
もしも彼が他者に心を動かされる場合があるとしたら、それは上辺の美しさや優しさでは無く。

矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」

――自分と同じ、闇の住人に対する見えない共感。
自身と同じ闇を抱き、世界から見捨てられ、全てを失った事のある者しか分からぬ絶望。
矢車はこの時、さとりの言葉に辟易としながらも……彼女の瞳の奥に宿った闇を見逃してはいなかった。

矢車「……はぁ〜。 良いよなぁお前は。 闇の世界でも前向きで」

さとり「は、はぁ……(闇の世界って、地底の事で良いのかしら……?
しかし、不思議な気分です。 彼の真っ黒な瞳を見ていると、
逆にこの私が、矢車君にその心を見透かされているような……)」

――だからこそ、矢車は拒絶では無く、(彼なりの)親しさを籠めたため息でさとりの言葉を受ける。

660 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:52:31 ID:???
矢車「……お前が光を掴むというならば、俺は止めないさ。 しかし……俺達には幸運の女神など付きはしない。
付くとすれば魔物。 そう……地獄の闇より這い出でし、角と牙が生えた三本頭の魔物だ」

さとり「……重々承知の上です。 私は、最初からそんな都合の良い菱形王の女神なぞ期待していません。
期待すべきは、始めから今まで、ずっと私に着いて来てくれたお燐とお空。
そして、力を貸してくれた勇儀さん達に……矢車君。 貴方の力です」

矢車「……漸く、良い顔をして来たな。 光を掴もうともがく、醜い闇の魔物の顔だ」

さとり「……ふふ。 真正面からそう言っていただく方が、私にとっては嬉しいです。
ええ、私は醜く卑しい覚。 それがおこがましくも光を掴む……だとか言っているんだもの。
さぞかし滑稽でしょうね。 ……笑っても、構わないわよ」

さとりの理想は、単純な綺麗事では無い。
地底の闇を知り、地獄を経験し――その上で、彼女は尚、光を掴もうとしている。
先程までの儚げな懇願と、今のさとりの強かに歪んだ唇は対照的ではあるが。
矢車は、今のさとりの方が良い顔をしていると思った。

矢車「お前は……地獄を知りながら……そうも光を欲するか。 
光はあんなにも眩しく、苦しく、そして辛い物だというのに……」

そして、同じ闇の住人たる矢車にとって、さとりの覚悟は理解しがたい物だった。
何故この女は、理想論を甘えと知りながら、それを信じようとするのか。 何故、ろくでなしの癖に光を掴もうとするのか。
その先には、手痛いしっぺ返しが待っているというのに……。
さとりは、そんな矢車の問いかけに、今度は素直に笑ってこう答えた。

さとり「……そうですね。 私は、サッカーを通して知ったからでしょうか。
――真夜中の闇にあっても、暗い地獄であっても太陽が輝く……『白夜の世界』が、この世にはあるという事を」

矢車「『白夜の世界』……?」

――矢車は始めて、さとりの言葉に純粋な興味を示した。

661 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:54:09 ID:???
*****


鈴仙「(なんかネガティブな雰囲気しか、扉越しの私には伝わってこないけど。
結局矢車って人は試合に出るの? 出ないの? それがちょっと、良く分からないわねぇ……)」

鈴仙は扉にピッタリ張り付いて、気配を殺しながら必死に会話を聞き取ろうとしていたのだが……

サッカーコートスタッフ「あの〜、お嬢ちゃん? そろそろ定期清掃の時間だから、
邪魔だしどいて欲しいんだけど……」

鈴仙「ふ、ふわっ!?」

サッカーコートスタッフ「お嬢ちゃんってここのチームの人?
控室の人達にさ、掃除したいから、反省会は自分らの家でやってって伝えてくれないかな?」

鈴仙「い、いや〜。 その。 ……お疲れ様ですごめんなさ〜い!?」ダッ!

サッカーコートスタッフ「あっ!? ……別に逃げなくても良いのにねぇ。 ま、いいか」

ここでスタッフさんによる思わぬ邪魔が入り、情報収集は敢え無く水入りとなってしまう。
覗き見がバレるというよりも、素がビビリでチキンハートな鈴仙は声を掛けられた事自体に焦ってしまい、
そそくさとサッカーコートを逃げ出してしまったからだ。

鈴仙「(でも、まぁ……引き際としては丁度良かったかな? 敵チームの情報はそこそこ手に入ったし、
矢車って人がどうなるかは……まだ分かんないけど、とりあえず存在だけは知ることが出来たし。
これ以上籠っていても、あまり良い事なかったかも)」

――しかし、この偵察で鈴仙に十分な情報が手に入った事は大きい。
ただ一つ、扉越しからでは、矢車がさとりに興味を見せていた様子までは掴めなかったため、
鈴仙の主観では、矢車の進退は良く分からないと結論を付けざるを得なかったのだが…。

662 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:56:01 ID:???
鈴仙「(何となく、出そうな気がする……。 気だから、ドヤ顔で言っても、師匠に突っ込まれてボコボコにされそうだけど…)」

……しかし、扉越しから感じた地獄の波動。
それが今日の試合のように不発で終わり続ける事はないだろうと、鈴仙は密かに確信していた。

*「矢車」と名乗る男が地霊殿サブタレイニアンローゼスに加入しているとわかりました。(ポジションはMF)
*矢車とさとりの互いに対する評価、 矢車→(興味?)←さとり が判明しました。

663 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:57:12 ID:???
――そして、鈴仙が偵察に励んでいた頃。スタジアムで試合の感想を述べ合う人妖に紛れ……。
一人の政治家と一人の詐欺師は、その計画を次に進めるべく議論していた。

神子「……どう思いました、彼女について?」

岬「――そうですね。 誠実で真面目な風を装いながら、
その内心ではプライドが異常なまでに肥大し、同時に他者への不満が育っている。
しかしそれに蓋する理性が、本性の解放を、痛みと引き換えに防いでいる……。
――そんな感じでしょうか。 僕の周囲にもかつて良く居た、中途半端な完璧主義者です」

神子「素晴らしい。 才能もあってか、君は良く人を見ているようだ。
――ただ、私の見立てでは、彼女は……君の周囲に居たような三下には終わらないと思うけど」

岬「……感じたんですね、彼女に集まる、夥しいまでの向上心――すなわち、欲〈デザイア〉を」

神子「ええ。 昔初めて会った時はそれが希薄だったけど……誰か近しい人による影響もあってか、
ここ数か月で爆発的に顕在化したみたいね。 ……即ち、これは利用しない訳が無い。 っていう事よ」

岬「貴方が僕をここに呼んだ理由がわかりましたよ、太子様。
確かにこの仕事をするには、貴方は敵意を持たれているでしょうし、
布都さんはアh……純粋すぎるし、屠自古さんは押しが弱すぎる。
貴女の娘とやらが別の仕事を遂行中で、青娥さんが海外へ行って居なければ……。 ――後はもう、僕しかいない」

神子「そういう事。 私には優秀な家臣は居れども、君のような『詐欺師』は他に居ない。
彼女を我々のプロジェクトの一員へと引き込むよう、手伝って欲しいという訳ね。 ……早速、今から行ける?」

岬「風を吹かす程度なら、なんとか」

神子「それは頼もしい。 では、行って来て貰いましょうか」

岬「ええ……すべては、人間の道の為に(――何だかんだ言って、彼女の臣下という立ち位置も悪くはない。
やはり僕は、絶対的なナンバーワンを補佐する位置が向いている……と、いう事かな)」

664 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:03:05 ID:???
半年の時を経て、すっかり有能な秘書と化した岬の後ろ姿に、
聖徳道士・豊聡耳神子は大きく満足しながら彼の仕事を見送る。
政を志すには基盤も人材もあまりにも脆弱な彼女達であったが、
進みだす局面に向けて、一早く布石を打ち始めていた。

神子「(――そう。『彼女』の才能は、我が『ハイパー・カンピオーネ』計画の中核を為すに相応しい。
彼女に秘められた力、我々が真っ先に手に入れさせて貰おう……!)」

665 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:04:31 ID:???
ハイパー・カンピオーネってすごくパチモンくさいんですけどw

666 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:06:02 ID:???
カンピオーネ・・・ヒドラ・・・うっ、頭が・・・!

667 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:06:51 ID:???
大したことないフラグですね わかります

668 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:09:49 ID:???
みょんな事になってきたな

669 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:20:14 ID:2OLT6BgU
そして、視点は再び鈴仙に戻る。

試合観戦を終えて永遠亭へと戻ってきた鈴仙は、
博麗連合対命蓮寺ロータスとの試合を観戦していたメンバーと合流する。

鈴仙「お疲れ様です、姫様。 試合はどうでした?」

輝夜「んー、まぁ中々面白い試合だったわねぇ。
特に後半55分、敵のDFモコザキが屈辱の顔面正直者の死オウンゴールをかますところとか」

妹紅「勝手に試合をねつ造するな!? しまいにゃ火にくべるわよ!?
というか後半55分ってロスタイム長いなオイ!?」

パスカル「ま、まぁまぁ落ち着いて下さい、モコウさん、カグヤさん……
(ケイネ先生やレイセンはいつも、こんな面倒な仲裁をやって来たんだなぁ……。正直、尊敬するよ)」

輝夜達が案の定アテにならない事もあり、慧音やてゐが名無しウサギ達の面倒を見ている事から、
鈴仙は、何故か普段よりも自分に対して優しいパスカルから試合の内容を聞き出す事になる。

パスカル「試合についてなんだが、結論から言えば4−1で博麗連合の勝ちだ。
命蓮寺は優秀なコマが揃っていたが、博麗連合は……やはり、タレントの量も質もそれをも上回っていた。
で、具体的な情報やデータについてなんだが……」

670 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:21:42 ID:2OLT6BgU
試合の内容だけならば、毎朝の花果子念報を見れば事足りる。
しかしこうして観戦をする理由は、やはり敵チームの仔細な能力や技を見極められる為である。
鈴仙はパスカルの説明を聞き、少しでも現在の博麗連合の実力を把握しようとして……。

先着1名様で、

★パスカルの情報→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パスカル「さて、これが博麗連合スタメンの能力値データと必殺技リスト集だ」鈴仙「てゐよりも、ずっとこまかい!!」
ダイヤ→一部選手の能力値の一部が判明した。(更に分岐)
ハート・スペード→普通に新聞で読むよりは傾向がつかめた。
クラブ→普通に新聞で読んだ程度しか分からなかった……
クラブA→パスカル「実は、カグヤさんとモコウさんが大ゲンカしてフィールドは文字通り炎上。 試合は没収試合になったんだ」
       鈴仙「はぁ〜っ……(クソデカため息)」

671 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:22:06 ID:???
★パスカルの情報→ スペード10

672 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:22:14 ID:???
★パスカルの情報→ ハート6

673 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:22:31 ID:???
★パスカルの情報→ ハート5

674 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:42:23 ID:???
何がプロジェクトだ
貴様は甚だしい勘違いをしている
ハイパーは英語で、カンピオーネはイタリア語だ!

675 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:49:38 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

>ハイパーカンピオーネについて
いわゆる第三極です。
各所各所に案外大したことない要素を滲ませていますが、
案外大したことないチームとして設定しといたら、逆に強くなる現象もあるかもしれません。

それでは、本日もお疲れ様でした。

676 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:50:29 ID:???
岬と神子、ヒドラ(笑)臭がぷんぷんするぜぇ

677 :森崎名無しさん:2014/09/04(木) 04:28:39 ID:???
欲望、解放、大したことない
どこかで見たり聞いたりしたような・・・

678 :森崎名無しさん:2014/09/04(木) 05:14:36 ID:???
ん?一失点したのか、森崎がなのか?

679 :森崎名無しさん:2014/09/04(木) 07:21:28 ID:???
無理なオーバーラップで失点した?
1失点してもオーバーラップ起点で2点3点とれればプラスだけど

680 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:05:17 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>676-677
訳あり風な紫と違って、神子と岬は割とわかりやすいヒールになりそうですね。
なので小物臭い感じがするのは意図した通りです。
>>678-679
森崎じゃなくて、萃香がGKになっています。
16スレ目の>>480くらいで萃香に得点王・アシスト王・最優秀GKになるとハッタリかましたのが原因かもしれません。
……楽勝試合と判断して、上手い事言いくるめて点と支持率を稼ぎに来たのかもしれませんがw

681 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:06:26 ID:???
★パスカルの情報→ スペード10 ★
ハート・スペード→普通に新聞で読むよりは傾向がつかめた。

パスカル「……そうだな。 まずは試合開始時のフォーメーションから書かせて貰うんだが――」

パスカルはそう言って手元にある紙きれを拾い、
日本人顔負けの達筆でサラサラと両チームの陣形を書いてくれる。

パスカル「命蓮寺ロータスはともかく、博麗連合のフォーメーション……。
――というか、とある選手の起用が非常に面白かったんだ。 具体的には……っと」

パスカルは言葉で示す代わりに、鈴仙に陣形を書いた紙を見せてくれた。
その紙には、両チームの陣形が次のように記されていた。

−−@−− @萃香
−−A−− A玄爺
B−−−C B天子 C中里
−−D−− D衣玖
E−−−G E針妙丸 Gアリス 
−−I−− I霊夢
−−−−J J森崎  
F−H−− F小町 H魔理沙
博麗連合2014:3−4−3
命蓮寺ロータス:4−5−1
−−H−− H星
−I−G− Iマミゾウ Gぬえ 
−−−−− 
J−E−F J村紗 E白蓮 Fバケバケ
−−−−− 
−−D−− D響子
C−A−B Cバケバケ Aナズーリン B小傘
−−@−− @一輪 

682 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:07:50 ID:???
鈴仙「(命蓮寺は……前に私達と試合した時とおんなじみたいね。
そして、博麗連合は――あれ、『ハクレイタイプ(左ウイングにスペースを空け、I番の位置を上げた変則4−3−3)』
じゃないんだ。 I番の攻撃参加が多くなる陣形だから、霊夢がめんどくさがったのかなぁ……?)」

一見すると、両チームともにオーソドックスなフォーメーション。
鈴仙は始め、一体どこが面白かったのかがイマイチ分からなかったが……。

鈴仙「――って、森崎君が……FW!?」

パスカル「……そうだ。 どうやら博麗連合は守りよりも攻撃を重視してきたみたいだな。
レイセンもナカヤマあたりから聞いた事があるだろう?
全日本Jr.ユース最優秀GKの森崎有三。 ―――その、恐るべきドリブル能力を」

鈴仙は静かに頷く。

鈴仙「……普通にやって、ドリブル特化の射命丸さんや来生君をも引き離す程度。
そして、一度本気を出したら――師匠や霊夢をも超えた最強のドリブラー……でしょ」

パスカル「その通り。 実際、Jr.ユースで俺たちと当たった時もアイツはFWで出場していたしな。
当時はシュート力やパス力は低めだったが、その圧倒的なドリブル力で2アシストを挙げていた。
エイリンさんや、今日見て来たレイムさんとはまたベクトルは大きく違うが……。
――俺からしたら、ユーゾー・モリサキもまた天才だったよ」

鈴仙「パスカル君にそう言わせるなんて。 余程森崎君のドリブルは――って、アレ?
『当時は』シュート力やパス力は低め……?」

その時のパスカルは楽しそうな、しかし内心では戦慄したような笑顔を取り繕っていた。
パスカルの言いぶりに疑問を覚えた鈴仙に対し、パスカルは重々しく言い放つ。

パスカル「――誤算だ。 モリサキのフィールダー能力は、何があったか向上してやがる。
それこそ……FWとしても十分本職を張れる位に、だ」

683 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:09:02 ID:???
〜試合の回想〜

実況「さぁ〜〜!! 命蓮寺ロータスは堅調なパス回しで相手の実力をうかがっておりましたが、
前半10分! ここで右SHのアリス選手の『上海人形カット』によってボールを奪われる!
流石はパスカットならば幻想郷最高峰の実力を持つ、孤高の人形職人!」

アリス「――サッカーはブレイン、この程度は楽勝ね。
(さてと……効率的に考えれば、ここは後方の衣玖に渡して溜めを作るか。
それとも、圧倒的な突破力を持つ霊夢にパスなんだけど――)」

森崎「おいアリス! 俺たち友達だろ!? だからボールくれよ!」

アリス「(ハッ!? と、友達……!?)――ええ分かったわ森崎!」

バコオオッ!!

森崎「(へへっ、ちょろいぜ)」

実況「そしてここでアリス選手、前方右のウインガー、森崎選手にボールを渡しました!
そして森崎選手、そのままドリブル突破か〜!?」

星「そ、そうはさせませんっ!?」

ぬえ「正体不明のタックルで怯えて死ね!」

パスカル(解説)「――モリサキのドリブル力が幻想郷でも並外れている事は、
博麗連合がやっていた幾つかの練習試合で、他のチームの人間も分かっていた。
だから当然、相手はモリサキを警戒マークしていた。
正直、アリスさんとやらがここでモリサキにパスを出したのは判断ミスだと思ったんだが……」

684 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:10:50 ID:???
森崎「へっ、誰がドリブルで行くって言ったよ!?」

グワアアッ、バコオオオン!!

星「ぱ、パス!?」

ぬえ「やべっ、一流とは言えないまでもうめっ!? パス力51はあるんじゃねコレ?」

魔理沙「サンキュ、森崎!」

実況「そして森崎選手、ここは見事なパスでマークを掻い潜り。 前線の霧雨魔理沙選手へと上手く渡します!
そのまま魔理沙選手、右脚を大きく振り上げて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

魔理沙「くらえ命蓮寺ロータス! これが私の……『マスタースパーク』だ〜〜〜!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
 ドッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!! ビィイイイイッ………ンン!!

ナズーリン「まだだ、『超高感度ペンデュラムガード』……! でも、ダメか……!?
(だが……威力は多少なりとも減衰された。 これならば――!!)」

一輪「残念だったわね! その程度なら……『華麗なる親父時代』、突入よ〜〜〜!!」

グオオオオオン!! ブウウウン、バチイイイイイイイイ……ッ!!

魔理沙「な、なにィ……!?(私の『マスタースパーク』が、完全に防がれた……!?
くそっ、やっぱりこの技もそろそろ時代遅れなのか……!?)」

実況「ああっとここで一輪選手と雲山選手!
合体セービングで、魔理沙選手の十八番、『マスタースパーク』を封殺して見せました!!」

森崎「(ちっ、折角俺様のアシストが決まると思ったのに)」

685 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:18:01 ID:???
〜回想一旦終わり〜

パスカル「――モリサキのパス力の高さは決して最高峰とは言い難いが……。それでも、十分な精度を誇っていた。
ソリマチやてゐの必殺パスには辛うじてやや劣るが、FWである俺の、普通のパスに匹敵する程度には。
奴にとっては残念な事に、それが即アシストには繋がらなかったが――敵の警戒を強めるには十分だったと思う」

鈴仙「成程……(――しかし、肝心の魔理沙が、一輪さん達相手に決められなかったって言うのは地味に気がかりね。
確かに一輪さん達の『華麗なる親父時代』は萃香さんのパンチングに匹敵する威力だし、
魔理沙はミドルよりもダイレクトシュートの方が得意だったけど……このままじゃ、勇儀さんにも一歩劣る感じね)」

FWの鈴仙にとって、GKの森崎有三という男はある意味霊夢以上の最大の敵である。
そして、中山に言わせれば世界最高の守備力を誇る彼が、
その一方で世界最高の突破力を持ち合わせているという事実は同じFWとしても恐ろしい。

鈴仙「(普通に考えたら、それだけうまいFWだったらGK能力は低いに決まってるような気もするけど。
あの中山さんが手放しで評価している森崎君だもの、きっと中山さん以上のバケモノなのよね、きっと……)
――それで、試合の流れとしては、それからはどうだったの?」

パスカル「おっと、済まない。 つい選手の個別評価に移ってしまっていたな。
弾かれたボールだったが、そこからまた、暫くは中盤の小競り合いになっていたな。
結果こそ4−1だったが、最初は命蓮寺もかなりの粘りを見せていたんだ。
しかし――前半の24分位だったか。 そこで均衡が破られ始めたかな。 具体的には……」

686 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:19:28 ID:ZagXoWOo
先着1名様で、

★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「ところで、ムラサさんだがキャラ変わったな。『お前らのキャプテンは無能だなぁ!』とか勇ましい感じだったぞ」
ダイヤ→「やはり、博麗連合I番の霊夢さんの活躍が大きかったな」
ハート→「中盤の底の衣玖さんが良い仕事をしていたんだ」
スペード→「ド派手なオーバーラップとド派手なシュートで、SBのヒナナイ…選手が1点を挙げたんだ」
クラブ→「森崎のアシストが決まった。 魔理沙さんが1点を挙げたんだ」

*****

……と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆様、本日もお疲れ様でした。

687 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:20:08 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤ5

688 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:20:42 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤJ

689 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:20:54 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤ7


あれ・・・たしか森崎はジュニアユースの時はFWじゃなくてサイドハーフだったはずじゃ
たしか松山が守備が足りませんよとか言ってたから間違えないはず

690 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:22:37 ID:???
乙です。
JOKER……キソー?

霊夢「いきなり無能呼ばわりとは……良い度胸ね」

691 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:22:41 ID:???
ダイヤばっかりだ!
これは紫が引きを操作して霊夢に活躍させようとしているに違いない!
おのれ紫!

692 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 14:40:50 ID:???
森崎「友達(アリス)とは自分の思い通りに動いてくれるやつのことだ!」

693 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:06:36 ID:???
森崎は最強の盾(セービング)と矛(ドリブル)を備えた選手!
うん、控えめに言っておかしい能力してるわ。

694 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:18:35 ID:???
乙でした。アリスがやっぱり変な子に……

神綺「アリスちゃんに友達がいないのは、鈴仙って子のせいなのね!」
夢子「当て身」

どこかのアーマーナイト思い出すなあ、その内きっと
「あなたは愛を信じますかー?」みたいな、原作ミハイルになりかねん。
アイ アム アイ! (色々混ぜすぎた)

695 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:21:18 ID:???
アリスちょろすぎるw

696 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:29:20 ID:???
>>692
光実ぇ!

697 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 19:24:59 ID:???
森崎気をつけろよ、その技のリスクとしてチームから離れるときに
ヤンデレストーカーとなって追いかけてくるかもしれないぞw

アリス「うふふ、逃がさないわよ」森崎「」

698 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 19:56:40 ID:???
現実世界に帰ったらバイエルン(エリート熊)やパルメイラスのマスコット人形が
アリスの手駒となって森崎を監視ストーキング、逃がさないわよ

699 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 22:02:05 ID:???
>>696 紫「希望っていうのはタチの悪い病気よ。
     それも人に伝染する。ウサギさん、
     あなたはね、そうやって病原菌を撒き散らしているのよ!」

700 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:32:36 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>689
すみません、盛大に記憶違いでした(汗)FWだったのはオランダ戦でしたね…。
パスカル君の記憶違いか、それともFWをSHに脳内変換願います。
>>690
乙ありがとうございます。
JOKERだったら酸素魚雷シュートとか出て村紗?が強化されていました。
村紗?「ちょっとばかし涼しくなったぜ……」(大破)
>>691
ゆかりんの力が戻ってきてなによりです(ほっこり)
>>693
流石に今の本スレよりは弱いですが、Jr.ユース編と比べたら森崎の攻撃力はかなり強化されていますね。
霊夢は恐ろしいくらい強いですし、魔理沙もこれから覚醒する予定で、
他のメンバーも他チームだったらエース級の選手ばかりなので、これまでとは別格な、ラスボスらしい風格があると思います。
……と、ハードルを上げるとまた案外大したことなくなりそうで怖いのですがw
>>694
乙ありがとうございます。
クラブを一回引いただけでちょっとやりすぎたかな?と思わないでもないですが、
パチュリーさんが賢者キャラだったり、静葉さんがカッターナイフを持ち歩いているような世界なので多分ふつうです(汗)
お母さんは多分いつか出番がきます。
>ちょろいアリスさんについて
淋しがりだけどプライドが高く、また自分から行動を起こさない為に孤立してるようなイメージです。
ですのでクラブAでも引かない限りは、アクティブなヤンデレにならず、
アリス「(くううっ……! 森崎ぃ……! 私たち、友達じゃなかったのぉ……!?)」
と、内心悶々としつつも特に行動を起こさない感じだと思いますw

701 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:34:04 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→「やはり、博麗連合I番の霊夢さんの活躍が大きかったな」
*急ですが、パスカルが霊夢等日本人?選手を表記する際これまでカタカナでやってましたが、(例:レイム)
 解説でもそれだとわかりづらいと思ったので、解説時に限りふつうに漢字表記でやります。(例:霊夢)

パスカル「……そう。 あれは前半24分――まぁ、大体25分といったところか。
同じくトップ下を冠していた、二ッ岩マミゾウさんにボールが渡った時だったが……」

〜試合の回想〜

村紗「マミゾウさん、頼みます!」

バシュウウッ!

マミゾウ「ほいよ、任された(――さーて。 儂らとしては前半は様子見。
そして後半に、超人と化した聖と寅丸を中心に攻める……と、いうのが理想なのじゃが)」

霊夢「そんな簡単に理想が叶えば、人生苦労しないってば」

マミゾウ「ほっほ。 齢十五にも満たん小娘風情が言いおる。
じゃが、こっちは年甲斐も無く……理想に拘泥させて貰おうかの。 ――ほれっ、『ワイルドカーペット』じゃ!!」

ブウウウウ……ンッ!!

パスカル(解説)「マミゾウさんの出した必殺ドリブルは相変わらず派手だったし、
それに彼女の基礎的なドリブル力は、前の対戦の時よりも成長していた。
しかし、それを霊夢さんは――」

霊夢「無駄よ――『パスウェイジョンニードル』ッ!!」

ギュウンギュウンギュウン!! ズザザザザァァーーーーーッ!! ……バチイッ!

702 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:35:39 ID:???
マミゾウ「むう……せめて零す程度には…と思ったが。 これまでの実力者とは恐れ入った」

小傘「お、恐れ入ってる場合じゃないよ〜!? 巫女にボールが渡っちゃった〜〜!??」

パスカル(解説)「――必殺の途轍もない切れ味のタックルで、あっさりと奪ってしまった。
マミゾウさんを擁護しておくと、彼女はほぼベストコンディションに近いドリブルを行えていたのにも関わらず、だ。
俺もこの実力差では、せめて零す位とは思っていたんだが――。
いやはや、幻想郷の住人にとって『博麗の巫女』というのは本当に恐るべき存在なんだな。
しかも霊夢さんの活躍はそれだけじゃない。 彼女はそのままボールを持って切り込んで……」

響子「こ、この門前は通さないよ〜!!」

小傘「あ、当たって砕け、うらめしや〜〜〜っ!!」

霊夢「あ、なんか来た来た。 そうねぇ、こいつは……エラシコってのをやってみようっと」

シュッ、スイッ!

響子「は、はえっ!?」

霊夢「そんで小傘は……」

小傘「ギリッ……!!(どんなワザが来ても、私は絶対にとめて見せる……!!)」

霊夢「――ま、ふつうでいっか」

タタタッ…!

小傘「わ、私のあつかい……そして普通に取れない自分の実力の低さにぜつぼ〜したぁ……」

703 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:37:10 ID:???

パスカル(解説)「……霊夢さんは、様々な技巧及び緩急入り混じる『華麗なドリブル』で、
小柄なDF二人を悠々と抜き去る。 そして仕上げは――」

針妙丸「むー、私にもボール回してよぉ!!」

霊夢「はいはい。 んじゃあんたは――私に高いセンタリングでも上げといて。 そうしたらアシストも付くし。
……それに、ここまで抜いたんだから。 あんたのパスが多少下手でも、十分私まで通るわよ」

バコッ……!

針妙丸「くっそー、小さいからってバカにしてぇ。 でも……長い物にも巻かれないとダメな時もあるし。
―――分かったわよ! え〜〜いっ!」

バシュウウウウッ―――!

森崎「(あっくそ霊夢のヤツ! よりにもよって自分派閥の小人にアシスト付けさせやがった!
俺のシンパの小町は――)」

小町「あ〜あたいはフォローにそなえなきゃ〜ポストプレイなんてガッツを40も消費する行為私にはできない〜」(棒読み)

森崎「(駄目だこいつ。 スイッチが入ってねぇ……!
――まぁ、後ろにゃクリアの強い尼さん(白蓮)が居るから、霊夢の判断も間違っちゃいないが)」

実況「あ〜〜っとここで霊夢選手、上がって来ていた左サイドハーフの少名針妙丸選手とワンツー!
そして針妙丸選手は最後に霊夢選手へと高いボールを上げた!」

白蓮「させません……! いざ、南無三ッ!」

バアアアッ!!

霊夢「無駄よ。 ―――これで決めるわ! 『夢想封印・瞬』!!」

704 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:38:48 ID:???

バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!
――バッ……シュウウウウウウウウウウウウン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

白蓮「高いッ!?(いや、高いなんてレベルでは無い。 これは、凡そ人間が届き得る高さじゃない……!?)」

ドゴオオオオオッ! ズバアアアアアアアアアアアアッ!! ……ピピィイイイイイッ!

博麗連合2014 1 − 0 命蓮寺ロータス

〜一旦回想ここまで〜

パスカル(解説)「霊夢さんが得意らしい、超高空から叩き付けるドライブオーバーヘッド――『夢想封印・瞬』。
その威力は永琳さんの『爆宙アポロ』をも上回り、ゆうk……謎の向日葵仮面さんの『マーダースパーク』にも匹敵していた。
まさに本職のFW顔負けの圧倒的攻撃力。
それと、地味に流されてはいたが――彼女のドリブル力もまた、異常だった。 それこそ通常状態では、森崎をも上回ってる位に」

鈴仙「(最強クラスの攻撃力に、タックルもパスカル君並みかそれ以上。
練習嫌いが祟って鈍ってないか密かに期待してたけど。 むしろ昔よりも成長してるんじゃ……?)」

鈴仙はここで改めて、博麗霊夢という少女の持つ圧倒的な強さ。そして理不尽さを知る事となる。
特に、鈴仙は命蓮寺ロータスとは一度対戦した事もある。
その際は、白蓮を途中で欠いていたにも関わらず、持前のチームプレーで鈴仙達を苦しめ、
そして最終的には4−3の辛勝へと追い込んだ良きライバルともいえるチームが、
今こうして霊夢に圧倒されているという事実は、想定の範囲とはいえ十分にショッキングだった。

パスカル「……しかし、命蓮寺はここで何とか持ちこたえて前半を終了し。
―――そして、後半ではむしろ逆に一矢を報いる形を演出した」

パスカルの話は、いつの間にか次の局面へと入っていた。時間は後半開始後の10分。

705 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:39:57 ID:???
〜再び試合の回想〜

魔理沙「くらえぇぇぇえええっ! 『ブレイジングスター』!!」

バァアアアアアアアアアアッ!! ブゥウウウウウウン!!
  ―――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

一輪「あ、あんた等シュート強すぎよ……! そのせいで、私等ってば合体セービングばっかしで。
これで、もう、限界……! 『華麗なる親父時代』……!!」
 
 ――雲山は疲労しながらもその拳を力強く握っている――

  ブウウウウウウウウウン! ガシィイイイイイッ……!!

実況「あっと、一輪選手額に玉のような汗を流しながらもボールカット!
こぼれ球は――CBの位置にまで下がっていた白蓮選手がフォローします!!」

白蓮「白蓮? いいえ、違いますね。 私は…………!」

カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

超人・聖白蓮「――私は、超人・聖白蓮です!! ちゃぁあああああーーーーーー!!!」

バギュンッ! ドルドルドルドルッ!!!

小町「ふ、ふえ? 何このナナハンバイクみたいな音……って、ふんぎゃあああっ!?」

森崎「お、俺は守備参加しないぞ! GK能力以外は攻撃力しか育ててないから命だけはおたすギャーーーッ!?」

706 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:41:10 ID:???
パスカル(解説)「一輪さん達が辛うじて弾いたボールは白蓮さんがフォローし。
そして彼女はその秘められた超人としての力を解き放った。
シュートを撃った直後で身動きの取れない魔理沙さんは守備参加できず、
森崎と小野塚小町さんは守備能力がそんなに高くなかった。
加えて、ドリブルにおいて大きく基礎能力が向上している白蓮さんを止めるのは中々難しく――」

霊夢「……ッ! 零しちゃうしか、無いわね……!」

バチイイッ…!

村紗「(零しはしたけど、押し切った! あの博麗の巫女を、聖様は……!!)
――大丈夫です聖様! ボールは今私がお返しします! ……『アンカーパス』よっ!」

グワアアッ、バゴオオオオッ!!

天子「ちょ、ちょーい!? せっかくオーバーラップしてやった私の為にそこはタックルで行こうよっ!?」

衣玖「(この局面でのオーバーラップは必要だったのですか、総領娘様……?)」

超人・聖白蓮「――ありがとうございます村紗。 さぁ……後はもう少し!!」

パスカル(解説)「――攻撃の起点になったのは、やはり白蓮さんによるカウンターだった。
リベロとしての仕事を存分に発揮し、中盤底から敵陣までドリブルでド派手に突破。
途中、ボールをはじかれる事もあったが――そこは仲間がフォローしてくれる。
集団による調和と、個人による突破。 命蓮寺ロータスは、このどちらについても一流の域にまで昇華させていた事は間違いない。
白蓮さんはボランチの衣玖さんを軽く吹き飛ばしてバイタルエリアに入り――」

超人・聖白蓮「ぬえ……頼みます!」

バコッ…!

707 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:42:16 ID:???
ぬえ「は、何でアンタの頼みごとなんて聞かなきゃいけないの?
――って、昔だったら言ってたかもだけど。 今じゃあもう、腐れ縁だしね…っと!
これはどうかな、『鵺的スネークショー』!!」

タッ……シュッ、クルンッ……!!

中里「ぬうっ、やり申すなお主!(そして拙者はぬえちゃんと○り申したいで候(^^; なんてね(^^;(ぉ」

ぬえ「()が閉じてないから本音がダダ漏れだけど……その本音はちょっと引くわー」

実況「ぬえ選手、正体不明の巧みなドリブルで中里選手の居る右サイドを突破!
中里選手はタックルも上手いですが、軽い身のこなしを活かしたパスカットが本職!
命蓮寺随一の突破力を持ったぬえ選手の進撃は止められない!!」

パスカル(解説)「前の試合では連携が苦手そうなぬえさんだったが。
あれから色々と絆を深めたのか、今日の試合ではチームにうまく溶け籠めていたと思う。
だから――ここで、彼女を軸とした絡め手が上手く嵌った」

ぬえ「それっ、決めなよ聖!」

バコオオオオッ…!!

萃香「(超人・聖白蓮…! 確かアイツは高空からの『オーバーヘッド』が得意だったね。
……面白い。 ぜひともパンチングで防がせて貰おうじゃないか)」

超人・聖白蓮「(――敵GKは……身構えている! ならば大丈夫。 ここは……)
――ここは私が決める! ……とでも思っていたんですかァ!?」

ブウウウウッ……スッ――!

708 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:43:53 ID:???

萃香「ん、んにゃぴっ!? ここでスルーッ!?(い、いかん! バランスを崩しちまったい!
そんでもってこのスルーパスの先、は……!!)」

バアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

星「一輪達が守り、聖が突破し、村紗が繋ぎ、そして今ぬえが切り開いてくれた道!
その道は天なりて問うべくも無く是たらんッ! 食らいなさい、毘沙門天の示す絶対的な―――『正義の威光』を!!」

バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオン!! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

萃香「ち、ちいいっ……! 私と、した事がッ……!! ――ぁぁああああっ……!!」ドゴオオオオン!!

実況「萃香くん ふっとばされた〜〜〜!!」

――ズバァアアアアアアアアアッ! ピピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


博麗連合2014 1 − 1 命蓮寺ロータス

〜回想終わり〜

パスカル「……後半13分での、命蓮寺ロータスの鮮やかな同点弾。
この時は俺も、『もしかしたら、命蓮寺が勝つか、そうでなくても引き分けるのでは?』――とか、色々考えてしまったな」

パスカルは目を細めて楽しげに思い返している。
やはり、頭の良くプロの世界に身を投じているとはいえ、彼もまた一人のサッカー小僧。
高い実力のチーム同士の対決は、情報収集も関係無く、純粋に面白い物だったのだろう。

709 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:45:01 ID:???
鈴仙「――でも、結果は4−1なんでしょ? ……やっぱり、命蓮寺はこれが限界だったのかしら?」

パスカル「残念ながら。 描写は省いたが、後半開始時点で、命蓮寺は博麗連合に試合を大きく支配されていたんだ。
霊夢さんだけじゃない、アリスさんのパスも厄介だったし――意外な事に、少名針妙丸さん…とかいう少女もまた、
ドリブルによる突破と、そこそこの威力を持つミドルシュートで試合をかき乱していた。SBのオーバーラップも効いていたな。

その結果、FWの星さんやOMFのマミゾウさん達も積極的に守備に向かわざるを得なくなり。
そして同時に、多数のシューターを抱える博麗連合の波状攻撃で一輪さんをはじめとする、
命蓮寺のDF陣は後半開始早々であっという間に壊滅状態。
他のフィールダーにも疲労がたまり、前半同様に持ちこたえ続ける事は出来なかった。

さっき話した得点劇は――まさに、そんな彼女達が魅せてくれた、最後の煌めきだと言わざるを得なかった。
何故なら、一連カウンターで一番動いていた白蓮さんの体力が……その得点を機に、枯渇したからだ」

鈴仙「……花果子念報のチーム分析を見たら、命蓮寺ロータスの支配力も博麗連合の支配力も、
おんなじ☆5つだったと思うけど。 やっぱり、それだけの差があるのね……」

パスカル「……そうだな。 新聞はあくまで新聞、全てが正しいとは限らないし、
そもそもの評価基準だってまちまちだ。 だが、俺があのチーム……博麗連合の実力を正確に☆表記に表わすとすれば。
間違いなく、☆は5つや6で収まらないだろう。 そんな印象だった。 ――あのチームだけは、別格だ」

パスカルの発言には説得力があった。
実際に試合を見ていない鈴仙にも、博麗連合の強さが具体的にイメージできたからだ。
恐らくは、今のままの永遠亭ルナティックスでぶつかれば、確実に負ける。
鈴仙は改めて、自身や自チームの目指す最終目標をイメージするのだが……。


710 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:47:15 ID:???
パスカル「……まぁ、まずは試合結果だな。 とはいえ、1−1で同点になった後は、
体力の限界により命蓮寺ロータスも、その辺の名無しチームとさして変わらない状況だった。

念願のオーバーラップが叶った天子さんのミドルで1点、
衣玖さんのアシストからの、森崎の『リバーシブルボレー』――こいつも威力が上がっていた――で1点。
そして最後に、小町さんのポストプレイからの、魔理沙さんの近距離マスタースパーク
――『実りやすいマスタースパーク』で1点。
疲労したGK相手に得点しても嬉しくない……そんな複雑な顔をした魔理沙さんが、チームメイトに祝福されていた所で試合終了。

かくして、試合は4−1で、博麗連合の圧勝だったという訳だ」

鈴仙「成程……。 でも、結構色々分かったわね。 ありがとう、パスカル君」

パスカル「いいや、礼には及ばないさ」

そう言ってパスカルは、「カグヤさん達に気を揉んで疲れた」と言い残して自室へと去って行った。
一人残された鈴仙は、改めてパスカルの話を反芻し。

鈴仙「(――博麗連合は……やっぱり、全てにおいて別格の強敵。
前までの私だったら、とっくに腰を抜かしていたり、ひょっとしたらルナティックスを逃げ出して
博麗連合に入っちゃうくらいしてたかもしんないけど。 ――でも、今は違う!)」

鈴仙はまるで中山のように。

鈴仙「(なんだか、楽しみ……! こんな強いチームとどう戦うのか。
どうやったら、こんなチームに勝てるのかを考えていくのが、凄く……楽しみ!!)」

――まだ見ぬ強者への飢えを、今確かに感じていた。
それこそが、言葉遣いや態度だけでは顕れない、
鈴仙の心に浮かぶ――『真の強者の証』なのかもしれない。

*博麗連合の情報が少しわかりました。

711 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:48:45 ID:???
リバーシブルボレーってブラジル行ってから身に着けたもんじゃなかったっけ?

712 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:49:31 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子
2ゴール 射命丸、勇儀、早苗、神奈子、ピエール
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子、霊夢、魔理沙、森崎、天子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗
2アシスト 小悪魔、ピエール
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子
       衣玖、針妙丸、小町

713 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:51:20 ID:???
リバーシブルボレーはJrユースで覚えた。使わなかったから影薄いけど

714 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:53:38 ID:???
>>711,713
リバーシブルボレーはJr.ユース編で間違いないと思います。
そして……あれ、使って無かったでしたっけリバーシブルボレー(汗)
そうでしたら、パスカルが威力上がっていた…とか言ってたのは、半分解説だった補正でフォロー願います(泣)

715 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:55:41 ID:???
リバーシブルボレーの初公開はメキシコ、本来の使い手に浴びせる形で

716 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:56:16 ID:???
すいません、こっちの勘違いでした

717 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:00:53 ID:5fllME/s
〜大会3日目・午後〜

鈴仙「ふう、ずいぶんと長い試合観戦だったけど、色々と勉強になったわね…!
妖夢の様子は心配だったけど……他にも、色々行ってみたい事ややってみたい事があるのが困りものね。
地底探検も楽しそうだし、太陽の畑の幽香さんちで、レティさんから守備のレッスンも受けてみたい。
それと、結構前の話になるけど、迷いの竹林周辺にある妹紅の焼き鳥屋さんにも誘われてたような。
練習の為になる本を売っているのは人里の貸本屋だし……。 う〜ん、悩むわね」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
×:チームで試合を見に行く(本日の試合:休み)
C:自主練習をする(一人で練習します。更に分岐)
D:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:16
E:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
F:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※使えるアイテムは「パチェノート(使用時、鈴仙の全スキルに経験点が+! dice+! diceされる。 使い切り)」のみです。
   そのため、Fが選ばれた時点で、自動的に「パチェノートを使用する」と進行します。
   「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの自主練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:各チーム1試合目終了〜ルナティックス2試合目までの大会スケジュール)

3日目    地霊×西行       休   み←今ここ   
        命蓮×博麗       休   み

4日目    休   み         休   み      
        休   み         休   み   

5日目    羽目×バケ       永遠×地霊
        人里×妖精       守矢×命蓮 

718 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:02:20 ID:0pkdVf6I
F

719 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:04:49 ID:yl0LuGmE


720 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:04:52 ID:???
レティの守備レッスンとやらを受ければ守備のフラグもらえる可能性もあるかもだし
ノートはその後で使うのは駄目かな?

721 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:06:18 ID:???
ノートはまだ使うべきじゃない
最後に使うべきかと俺は思う

722 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:06:47 ID:k9Bc9n72
A

723 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:13:11 ID:???
妖夢かつかさか、レティか妹紅か。悩むが妖夢か?

724 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:15:56 ID:5fllME/s
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「うん、とりあえず今日は試合も無いし……。 何か自由に行動してみようかしら?」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

725 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:16:35 ID:???
レティだな、今妖夢にあっても明確なメリットが見えない
少しでもここは自軍を強化すべき

726 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:16:40 ID:O+YXimbE


727 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:17:16 ID:DvzA4c0w
B

728 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:17:45 ID:weSxkWwU
B
妖夢さん励ましたい

729 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:28:44 ID:5fllME/s
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「よし! 今日はいっちょ外に出ますか! さて、どこに行くかが大事だけど……?」

A:人里(貸本屋や道具屋、慧音の住居等があります)
B:霧の湖(妖精大連合メンバーが居ます。プリズムリバー三姉妹の居る廃洋館もあります)
C:紅魔館(レミリアやパチュリーが居ます)
D:冥界(妖夢や幽々子が居ます)
E:迷いの竹林付近(妹紅やミスティアが居ます)
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)
G:妖怪の山(河童のバザーやスタジアム、守矢神社等があります)
H:地底(危険もありますが、旧都には様々な店があります、温泉もあります)
I:命蓮寺(星や白蓮が居ます)
J:香霖堂(霖之助がおり、アイテムが購入できます)
K:魔法の森(魔理沙やアリスが居ます)
L:博麗神社(霊夢や森崎が居ます)
M:無縁塚(危険もありますが、掘り出し物も発掘できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*選択肢の概略について書き足してみました。

730 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:29:09 ID:yl0LuGmE


731 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:29:15 ID:J4Zm184o
F

732 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:29:20 ID:O+YXimbE


733 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:30:17 ID:weSxkWwU
D

734 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:34:51 ID:???
Fが選ばれたところで、今日の更新はここまでにしようと思います。
昨日から今日にかけてちょっと、本スレの読み込みが浅い点があり皆様にご迷惑をおかけしております(汗)
私自身、このスレの話を作るにあたり本スレを何度も読み返してはおりますが、やはりまだまだ未熟な点が多々ありますし、
読み返すたびに、新しい発見に気付いて「おおっ」となったりします。

ですので、皆様もこのスレを読んで、「あれっ? リバーシブルボレーってこの時点であったっけ?」「実際に使ってたっけ?」
……など、また本スレを読みなおすきっかけとしていただければ幸いです(無理やりな言い訳&宣伝)

自由行動については悩むところもあるかと思いますが、色々と悩んでいただければ幸いです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。




735 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:37:06 ID:???
森崎の攻撃はやっぱりジャイロパスと頭脳的なドリブルがないと物たりんぜよ
乙でしたー

736 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 02:19:56 ID:???
乙です
>鈴仙「(なんだか、楽しみ……! こんな強いチームとどう戦うのか。
 どうやったら、こんなチームに勝てるのかを考えていくのが、凄く……楽しみ!!)」

デッキ構成とかしてるとすごくよくわかるよその気持ち
まぁLoV3は2に比べて相性の優劣かーなーり強いから考えても勝てない時あるけど

737 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 10:04:19 ID:???
森崎の守備力が低いのはゲームシステム上、GKは守備力鍛える意味薄いだけであって
1対1でドリブラーへの対応力とGK時の動きの質を見る限りだと
単純な守備力自体は高く設定されていてもおかしくないと思うの
森崎以外のGKにも言えることだけど

738 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 18:45:03 ID:???
ガレリがデータセービングで止めたのは翼のフライングじゃあ?

739 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:16:39 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
ひっそりと、今日の昼にスウェーデンJr.ユースの能力値紹介を、
17スレ目末にさせていただきました。 もし宜しければそちらもご確認ください。
>>735
乙ありがとうございます!
ジャイロパスはまだ先の機会になりますね。
頭脳的なドリブルくらいについては、前倒しの習得もあるかもしれません。
技を教えてくれた中里一家も、丁度一緒に幻想入りしてますし。
>>736
乙ありがとうございます。
lov3とはまた違いますが、このスレでもいろんなキャラのいろんな使い方について検討して、
相性の良い相手とぶつかれるようにしていただければと思います。
それに、lov3だって相性が良くても自分のヘッポコムーブのせいで負ける時もありますし…
>>737
そこを突き詰めると結構きついのですが、ゲーム的な都合と割り切っていただければ幸いです。
敢えてそれっぽく弁解するなら、『PA内での立ち回りと、フィールド全体を見ての立ち回りは別物である』
……とかでしょうか。
>>738
確認してみたらその通りでした(汗)雷獣シュートを止めたのはブローリンでしたね。
大変失礼いたしました。

740 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:19:52 ID:???
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)

鈴仙「(幽香さんがちょっと怖いけど……。 レティさんに会いに行きましょうか)」

なんだかイヤ〜な予感を覚えながら、鈴仙はフワリと竹林上空にまで飛び、
そこから妖怪の山から反対方向、人里からは南のやや奥まった窪地へと向かう。
それが、幻想郷縁起にも記載があった『太陽の畑』の場所だった。

鈴仙「よっ……と」

減速しながらゆらりと近くの地面に軟着陸した鈴仙は。

鈴仙「――うわぁ……! 噂には聞いていたけど、凄い広さの向日葵畑ね!
ただ、今は秋だから向日葵の見所はほとんど終わり。
一部に遅咲きの向日葵が咲いているだけみたいだけど……」

改めて、幻想郷に隠された自然の雄大さと、整然とした向日葵畑の姿に感動を覚えてしまう。
そしてキョロキョロと辺りを見回すと……その畑の外れには木でできたオシャレなログハウスがあった。
前にレティから聞いた話によると、彼女や雑魚妖怪チームのメンバーは、ここに居候しているらしい。

鈴仙「(ここがどうやら、幽香さんの別荘地なのかしら……?
やはりと言うべきか、本人のあのパーソナリティには似つかわしく無い、小洒落た少女チックな家のようだけど)」

741 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:26:15 ID:N/0Tlx5I
コンコン……ガチャッ。

鈴仙「お、おじゃましま〜す」

内心で若干失礼な事を考えつつも、鈴仙は優しくノックをして、
礼儀正しく挨拶をしながらその家に入っていく。 そんな鈴仙を迎えてくれたのは……。

先着1名様で、

★太陽の畑→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ・ハート・スペード→レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」
クラブ→幽香「……あら、誰かと思ったら珍しい。 ――レティなら留守にしてるけど?」
クラブA→幽香「変身!」チェンジ リョウジョカ-? 鈴仙「ゆ、幽香さんが謎の向日葵仮面に変身してるっ!?」
       謎の向日葵仮面「……!?(ヒーローはその正体を明かしてはならない! だから口封じしなきゃ(使命感))」

742 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 00:27:00 ID:???
★太陽の畑→ スペード7

743 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:47:58 ID:N/0Tlx5I
★太陽の畑→ スペード7 ★
ダイヤ・ハート・スペード→レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」

鈴仙「(もしも着替え中(非エロ的な意味で)の幽香さんと出くわしちゃったらどうしよう……)」

内心でビクつきながらも、それを悟られぬよう、キッと目線を一定にして、
そのままドアの奥を見据えて離さない。
果たして、そんな鈴仙の怯えと不安は杞憂に終わる。

レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」

鈴仙「あっ……はい、レティさん。 試合の時ぶりです」

幽香の家から出て来たのは本人ではなく……彼女の友人らしいレティ・ホワイトロックだった。
夏ほどでは無いがまだまだ暑い今日この頃であるが、
レティは健気に山中の住居に帰らず、幽香との居候生活を続けているようだった。

レティ「幽香ならもうしばらくは帰ってこないわ。 遅咲きの向日葵の世話を見ているようだから。
……ところで、ご用は何かしら?」

鈴仙「ええっと……(――う〜ん、どうしよう。 レティさんには前の試合で、
守備能力のコーチを頼みたい! ……みたいな話をしてたのよね。

勿論私としては、出来る事ならすぐにでもレティさんには協力してほしいけど……。
折角だから、それ以外の話もしたいような気がするわね。
それと、どうやら幽香さんもすぐに帰って来るみたいだし、ドア後ろの喧しさを見るに、
リグルやルーミア、それにメディスンみたいな雑魚妖怪チームのメンバーとも交流は出来そう。

さて。 ここは――何を選べば良いかしらね……?」

744 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:50:54 ID:N/0Tlx5I
A:「こないだの約束通り、守備を教えてもらいたく伺いました!」(選択後更に分岐)
B:「ううん、今日は幽香や雑魚妖怪チームの人と話に来たの。 具体的には…(選択後更に分岐)」
C:「ウチのチームのウサギ達と、貴女のチームの下級妖怪とで。 少人数同士の練習試合とか出来ないかな…って」
D:「『幽香さんの日傘』……って。 今どこにあるかわかりますか……?」
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

745 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:52:12 ID:???
…と、いったところで短く恐縮ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
皆様、本日もお疲れ様でした。

746 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 00:54:11 ID:djQtruwg
A

747 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 00:58:35 ID:UG0/Yjcg
乙です

A

748 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 01:00:06 ID:Ma74tI0U
A
正直、日傘が気になるけどw

749 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 01:15:41 ID:???
向日葵仮面の強化フォームは風見だけにV3っぽい見た目になると予想
ちなみに向日葵畑棟とマザー3の・・・

750 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 03:47:33 ID:???
E相撲を教えてもらいにきました

751 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 07:35:05 ID:???
E
バストアップの秘訣を教えてもらいにきました

752 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 10:46:06 ID:???
こんにちは、今日はちょっと夜に更新できないかもですし、
今の内に少しでも更新していきます。
>>747
いつも乙をありがとうございます。
言葉には言い表せていませんが、やはり乙をいただけるのは本当にうれしいです。
>>748
日傘イベントも、一応進める事もできました。
ですがかなり難易度高めに設定しているので、無理して狙わなくてもいいかもです。
>>749
多分いつか埋めネタで仮面レイパーヒマワリとかやります。
マザーは1と2しかやってないのですが、3は軽くプレイ動画を見て、話をなんとなく知ってるくらいです。
pollyannaは名曲ですよね。
>>750
多分冥界の方が良いです。
>>751
私の中では鈴仙はスレンダーな印象ですね。

753 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 10:59:47 ID:???
A:「こないだの約束通り、守備を教えてもらいたく伺いました!」(選択後更に分岐)

レティ「……あぁ。 そう言えばそんな話をしていたわね」

鈴仙「ええ……。 自分で基礎固めはやっているんだけど、独学じゃ中々向上しなくって」

レティ「そうね。 私も先の試合で貴女の守備を見ていたけれど。
決して悪くはない水準ではあるものの、それ以上に迫る大技があれば……と、思いもしたわね」

鈴仙「えっ、大技……? それってひょっとして、師匠の『天網蜘網捕蝶の法』とか、
パスカル君の『クリップタックル』みたいな必殺技って事ですか!?」

レティは首肯して続ける。

レティ「――貴女のタックルやパスカット、それにクリア能力は既に一定以上の基礎を有している。
それならば、私としても基礎をいちいち教えるよりは……「必殺技の習得」に関するレクチャーを
した方が良いかと思っているのだけど……基礎の充実の方がよかったかしら?」

鈴仙「いえ、そんなこと……! 私だって、わざわざお願いしている身ですし……。
それに……基礎能力の向上を目指しても、一朝一夕でやれるというのも難しいと思いますから」

レティ「そう。 それなら良かったわ。 ……とはいえ、当然だけど私も天才指導者じゃないし、
貴女も恐らくは天才プレーヤーでは無い。
だから、今日の練習で教えられるのは恐らくタックル・パスカット・ブロック・クリア。
それらの内どれか1分野のみとなると思うのだけど。 ……そこの判断は、貴女の意思を尊重するわ」

鈴仙「は、はい(う〜ん。 タックルとパスカットについては、私は既に何らかの着想……
要するに『フラグ』はあるんだけど。
それを今日一日の練習だけで回収できるかと言われれば、これまでの私の才能からして難しいかも。
逆に、ブロックとかクリアについて、新しいフラグを獲得する方は比較的簡単かもしれないけれど、
実際にその技を使うか、ってのが問題になるのよねぇ。 はてさて、何をお願いしようかしら……)」


754 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 11:04:27 ID:N/0Tlx5I
鈴仙は必死に悩んで、レティにレクチャーを依頼する分野を検討する。
そしてその結果――。

A:タックルを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)
B:パスカットを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)
C:ブロックを教えて貰う。
D:クリアを教えて貰う。
E:全部教えて貰う!
F:その他 自由選択枠 基礎能力を教えて欲しい場合はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*練習内容ですが、
 フラグのある分野→ダイス二つの数値合計分をそのまま経験値に加算
 フラグの無い分野→ダイス二つの数値合計が5以上でフラグ習得、12でフラグ回収
 …と、少し変則的にしようと思います。なお、アイテムは使用不可とします。

755 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 11:15:01 ID:???
と、いったところで一旦ここまで。
皆様、一旦失礼いたします。

756 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:16:06 ID:rcvmQSO+
A

757 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:17:51 ID:7C+eehMU
A

758 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 11:28:19 ID:N/0Tlx5I
すみません、やっぱりもう一判定だけやらせていただきます。

A:タックルを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)

鈴仙「それじゃあ、タックルを教えてください!」

レティ「そうね。 FWの貴女は必然的にタックルの機会が多くなるでしょうし。
タックルの強化は急務になるのかしら」

鈴仙「あっ、はい(午前の試合を見る限り、私のタックルはレミリアさんや魔理沙だけじゃなく。
シュート特化の勇儀さんにも大きく劣っている……!
もしも私が一流を目指すとするなら、ここでタックルを鍛えておかなくちゃ!)」

鈴仙はレティの手ほどきを受けながら、太陽の畑にある空き地で必死にタックル練習を行った。

先着1名様で、

★鈴仙のタックル練習→! dice+! dice★

と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在10/20ポイント)

*****

これで今度こそ一旦ここまでです。

759 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:28:26 ID:???
出遅れてしまったわ
フラグの無い分野を鍛えたかった・・・

760 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:30:08 ID:???
★鈴仙のタックル練習→ 5 + 3

761 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 12:43:21 ID:???
今話題のエアケイに対抗してエアレイを教えてもらえばよかったぜw

762 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 13:27:17 ID:???
乙です。
毎日更新していて、本当に楽しませてもらっています。

>>ダイス二つの数値合計が5以上でフラグ習得
これだけ見るとお得に思えるけど、現状の鈴仙がブロック技覚えてもガッツの無駄にしかならないし
クリア技も敵のフリーキックやコーナーキックぐらいしか使いどころがないからねえ
過ぎたこと言っても仕方ないけど、パチェノート先に使っておいた方が良かったかも
というか、今使わないことであまりデメリットもない気がするけど
現在鈴仙さんフラグ持ちまくっているのよ?

ドリブル(10/20)、シュート(10/20)、タックル(18/20)、
パスカット(10/20)、スルー(10/20)、
パスカルとのコンビプレイ(17/20)、オフサイドトラップ(8/20)

逆にないのはポストプレイ、パス、クリア、ブロックぐらい?
後はフェアプレイ精神?とかの特殊なものくらいかな?

さて、今思い当たるのはこれくらいかな?
・妹紅との特訓
・つかさとウサギDのコンビプレイ(つかさに会話?)
・ウサギさん達との特訓(つかさ含む)
・妖夢の悩み解決
(好感度上がりやすいから特訓しやすい? 現状ではあまりメリットがないが、かなり後で大きなアドバンテージ?)
・しゃべるボール(せっかくだしパスカルとのコンビプレイかタックル練習で使う?)
・愛のハチマキ(姫様にいつ渡すか、矢車(?)にも関係する?)

763 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 13:29:06 ID:???
そろそろノートも使い時に見えるのよー

764 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 13:30:12 ID:???
しゃべるボールは練習じゃなくてカルロスみたいに
話しかけるなんて怪しいことしちゃあ駄目なの?w

765 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 16:49:08 ID:???
しかし予選の残り二戦もかなり強い相手だよね
だけどウサギさんの成長を考えると師匠抜きで戦ったほうがいいのだろうか
トーナメントまで行くとそういうわけにもいかなくなるだろうし

766 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 16:52:15 ID:???
ウサギさんの成長を考えるなら本番の試合ではなく練習試合とか組んだら?
レティ本田との選択肢にそれっぽいのもあったし

767 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 17:54:57 ID:???
西行対策に士を強化したい

768 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:01:04 ID:???
じゃあディケイドに変身させるんだ

769 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:33:13 ID:???
少なくても鈴仙さんには、決勝までには博霊連合のDFを抜ける突破力と森崎をぶち抜く決定力が必要とされる。
その上でガッツとか考えたら、精々二点が限界。
となると、失点を1以内に抑えるか、鈴仙以外に森崎から点を取れる選手が必要となる。
パスカル君か佳歩さんにやってもらうことになるけど、恐らく厳しい。
師匠は中盤を抑えてもらわないといけないし、アポロでも森崎相手には分が悪い。
その上アポロは燃費も悪い。師匠のシュート力アップも望めない。
となると、恐らく失点を抑える方向になる。
名無しウサギさんがフィールドにいるような状況じゃ、全員実力者の博霊相手は非常に厳しい。
恐らく、決勝までにウサギB〜Dちゃん全員名有り覚醒。
その上でウサギB〜D+つかささん、妹紅さんと特訓するくらいじゃないと博麗相手は厳しいかも。
(つかささんは燃費が悪いから、途中交代を考慮する必要がある)

仲間を鍛えないといけない。自分も強くならないといけない。
両方やらないといけないのが主人公の辛いところだな。

770 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:48:06 ID:???
ところでパスカルとのツインっているのかな?

771 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:52:31 ID:???
769に追加で
ただ鈴仙さんしか点が取れないとなると、当然鈴仙さんに守備を集められる。
パスカル君、佳歩さん、師匠は真正面からのシュートはたぶん森崎相手は無理。
それでも、フリー状態のシュート、1対1からなら点は取れるかも。
というわけで、鈴仙さんにポストプレイをおぼえてもらうのもいいかもしれないかなって。
できればパスカル君とかに覚えて欲しいけど、それはちょっと難しいと思うから。

772 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 23:01:19 ID:???
こんばんは、帰ってはこれたのですがちょっとガッツが無いのと、
次のシーンがまた文章主体の長文になりそうでしたので、今日の夜の更新はお休みします。
コメントだけ、返信させていただきます。
>>759
イレギュラーな時間の更新でしたしね。私も他のスレ様への参加時よくありました。
>>761
そしてそのままテニヌ編突入ですね…w
>>762
乙&まとめを本当にありがとうございます。
>>762さんはじめ、みなさまの参加のお蔭で、こちらも毎日楽しく更新させていただいております。
特訓にしろパチェノートにしろ、色々実行するタイミングは悩む事もあるかもしれませんが、
どちらを取っても相応のメリット・デメリットがあるようになっていると思いますので、
こうして考察頂いた上で、また投票して頂ければ幸いです。
>>763
フラグがたまってますからね。これが全部回収されれば鈴仙も一回り強くなる…かもしれません。
>>764
とりあえず一緒に練習していたら、何か変化が起きるようになる…と思います。
>>765
予選リーグ残りも強敵ですが、一応永琳抜きでも勝てる程度のバランスを想定してますし、
永琳が居ない場合も、鈴仙が目立ちやすく、得点・アシストや人気度を稼げるなどのメリットはあります。
またそこは、永琳にでも相談して頂ければと思います。
>>766
雑魚妖怪チームのほかに、人里でもミニゲームが出来る機会を組んだりは可能です。
ただ、そう簡単に出来るかと言われれば、普通の練習より少しだけ手間はかかると思います。
でも、もしやれれば苦労したなりの価値が出て来ると思います。
>>767-768
他人のそら似ですねw つかさがいろんな世界を渡り歩いたりはしません。
>>770
鈴仙というよりは、パスカルをFW起用するには要る……と言った感じかもです。
むろん、鈴仙にとっても有益なイベントですが。

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 23:02:41 ID:???
>博麗連合対策について
現状でしたら、永琳が戻り、中山さんが復帰すれば、総合力的には勝負になる程度かと思います。
仰る通り、如何にして森崎のいる守備陣を突破・攻略するかは大きな問題になるかと思います。
森崎は、本スレや他の外伝でもご存じのとおり体力に難があるので、
とにかくみんなでシュートの波状攻撃をしていく…と、いう作戦もアリかと思われます。
また、ご指摘の通りスルーやポストプレイといった戦略も、時には大事になるでしょう。

ただ、名無しウサギ全員名有化+特訓実施…までは、正直かなり難しいようバランスをとっておりますし、
そこまで出来なかったからと言って即座に勝てない…と、いう風にも考えていません。
ですので、考えつつもあまり深く考えすぎずに、楽しく育成計画を練っていただければと思います。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

774 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 23:31:53 ID:???
乙です
博麗のいやなところは森崎つぶしても威吹鬼や霊夢がGKできるところだよねぇ
ヤバい必殺型つぶしても強い必殺なしのタイプが出てきまくる・・・
DFは天子と中里がオーバーラップしてくるだろうしまぁ硬さにはそこまで恐怖は感じないけど

次の試合の地底は高火力いるけどあまり撃てないし、撃てるのも少ないしだろうから多分殴り合いなら余裕な方かと思う
永琳いるしね

つかさがディケイドに変身しちゃったりすれば相当楽になるんだけど・・・

775 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 08:50:01 ID:???
パチェノートはもう使ったほうがいいかな。
ダイス二つで10以上はそうそうでないし技の練習時間のことも考えたら、
後回しにすると練習の時間が無いかもしれない。

776 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 18:11:44 ID:???
乙です
博麗の強さもっとぶっ飛んでいるかと思いました。
現状でも中山さんいれば勝負にはなるのね。

・ウサギB〜Dちゃんに名前をつけてあげたい。Kちゃん? うん、ごめんさすがに無理
・親友の妖夢をスランプから立ち直らせ、熱い勝負をしたい
・森崎から点を取れて、ポストプレイもできるFWとかいいよね

上の三つは達成したいけど、厳しいかなあ

加えて、幻想郷選抜に佳歩さん、慧音先生、妹紅さん、てゐさんを連れて行きたい
と思うけど厳しいかなー、やっぱり

777 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 18:59:49 ID:???
問題は浮き球以外しょっぱい慧音だと思うんだけどな
後ついでにいえば必殺タックル発動しなきゃ素通しの妹紅も
まあ妹紅は浮き球でも役割持てるから許せるけど慧音はどうにかしときたい

778 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 19:14:56 ID:???
慧音と妹紅は相手は必然的にエースストライカーばかり相手にするから仕方ない。
ぶっちゃけ基礎値は高いから、練習での能力アップは見込めないのがきつい。
逆に言えば覚醒して技覚えてもらえれば飛躍的に伸びると思うんだけど、特に慧音。

なんなら慧音と交流してみようか、ヒントぐらいつかめるかもしれない。

779 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 22:54:44 ID:???
とりあえずパチェノートを使ってしまいたい。
それ次第で技の練習の時間を取るか交流を取るか決まるし。

780 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:27:06 ID:???
こんばんは、ほんのちょっとだけ更新します。
>>774
乙ありがとうございます!
博麗連合に萃香がいる辺りは「森崎をスタミナ切れにさせても若林がいる」
という全日本ユースの恐怖を再現できればと思っています。
もっとも、萃香は若林と比べたらGKとしての格は1段劣るのですが。
地霊チームは如何に中盤を支配するかがカギかもしれませんね。
ディケイドに変身! …というのは埋めネタ以外では難しいですね。何より私が分かりませんし(爆)
>>775
先に使えば、より多くの試合で活躍できる可能性が増える…というのもありますね。
最終的な完成度で言えば、出来るだけとっておいた方が良いかもですが、
少しの差だったら早めに使った方が良い…という意見もあるでしょう。
>>776
乙ありがとうございます!
博麗連合の強さは、他のチームと比べるとぶっ飛んでいますが、
それでも育成に失敗したら勝負にならない…だとあまりに厳しすぎるので。
無論、現状+中山さんだったら勝てても勝率は恐らくそんなに高くないので、
これからの育成は大いに価値があります。
色々と達成したい事はあるかと思いますが、全部は無理でも頑張れば結構達成できると思います。
>>777-778
慧音や妹紅が物足りないのは、姫様を鍛えた代償かもしれません。
(妹紅は持前の引きの良さによる覚醒のお蔭で、競り合いやシュートは中々ですが)
二人とも総合力は鈴仙とほぼ互角(二人の方がやや低いけど)。
慧音はドリブル・ブロックフラグを、妹紅はタックルフラグがありますので、
そこを回収できればそれぞれCB・SBとして頼りになれると思います。

781 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:28:14 ID:???
★鈴仙のタックル練習→ 5 + 3 ★
→8ポイント獲得!(現在18/20)

鈴仙「はぁあああっ!!」

レティ「う〜ん、駄目ね。 いや、悪くはないんだけど……教科書的というか、型に嵌り過ぎてるのよね。
ほら、例えば普通にタックルをするにしても――」

スッ……ズッ、ザァアアアアアアアアッ!!

鈴仙「ひゃあっ!? こ、これって『フェイントタックル』!?」

レティ「そんな感じかしら。 貴女は見るところ、パワータイプでは無いし。
足もそこそこ以上に早いようだけど、それよりも幻想郷の住民らしからぬ水準で基礎技術が出来てるから、
こんな感じの、技巧派タックルが似合うかと思ったんだけど」

鈴仙「えっ? そんなに私の基礎技術って良いんですか?」

レティ「私自身も、どっちかと言えば貴女に近いタイプだから分かるけど……。
――多分、そこまで安定して正確にスライディングタックルを出来る選手なんて、
幻想郷の住民じゃあ、私は貴女の師匠か、それとも……紅魔館のメイド位しか知らないわ。
博麗の巫女や吸血鬼とかは、かなりの感覚派だからね」

鈴仙「わ、私が咲夜さんクラス!? それって、かなり凄いんじゃあ……」

レティ「……基礎『だけは』ね。 大技の存在はもちろんだけど、
咄嗟の機転や場数による勘とかでも、貴女はまだまだ野暮ったい感じだし」

鈴仙「むぅ……機転や勘かぁ。 それって、サッカーに限らず、私が一番苦手な分野なんだけれども」

レティ「私だって一緒よ。 だから……今はそれを補う技巧とテクを身につけなさい」

782 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:39:27 ID:???
時には優しく評価し、時には厳しく叱責するレティの指導は、鈴仙にとって新鮮かつ分かりやすいものだった。
無論、普段の永琳の指導も得る物は大いにあるし、
今こうしてレティに評価された鈴仙の基礎技術の精密さは、間違いなく永琳流の教えによる所が大きい。

しかし、努力型の強豪選手であるレティは、天才型の永琳とは違い、
しばしば鈴仙の目線に立って、丁寧に練習を教えてくれていた。
そして、その練習方針は基礎の定着により、丁度行き詰っていた鈴仙にとってプラスに働いた。
鈴仙は、昼過ぎの時間から日没までというこの短時間でめきめきと技巧を磨き。

鈴仙「でりゃぁああっ!!」

スッ……ズッ、ザァアアアアアアアアッ!!

レティ「そう…! その技巧が出来れば、それは貴女の武器になる!」

鈴仙「はい……ありがとうございます!」

――後僅かの練習で、実戦でも完璧に使いこなせる程度にまで、そのタックル技を鍛えぬく事に成功したのであった。

*鈴仙のタックル経験値が+8されました。(現在18/20)
*レティの評価値がやや上がりました。

783 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:40:59 ID:???
そして練習の疲れをとるためにレティ特製ちゃんこ鍋をごちそうしてもらいましたとさ

784 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:42:44 ID:???
――と、いったところで本当に短いですが、今日の更新はここまでです。
明日こそは、ちょっと長めのNPCイベントを挟んで永琳復帰、
そして大会4日目(休息日)の行動選択……位までやるのが目標です。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

785 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:43:56 ID:???
乙なのです!

786 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:46:48 ID:???
ごっつぁんです!

787 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:46:50 ID:???
とうとうFF5で存在自体が反則だった薬師の帰還か

788 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:55:55 ID:???
ごっつぁん乙

789 :森崎名無しさん:2014/09/09(火) 00:58:32 ID:???
まあパチェノート使ってもピンゾロ引く可能性があるしね、特にうどんちゃんの運だと
(と、フラグを立てておけば大丈夫だろう)

790 :森崎名無しさん:2014/09/09(火) 17:49:44 ID:???
鈴仙「そうだ、変な目だしたらなかったことにしてもらえばいいじゃない!」
慧音「今夜は鈴仙の歴史で満漢全席だ!」

久しぶりに永夜抄に触れたら先生強い、かっこいい。
異変のとき、紫には効かなかったけど、霊夢の目は欺いているんだよね。
先生基礎値は高いから、早いとこ覚醒して欲しい。

791 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:12:01 ID:???
こんばんは、更新します。 ちょっと書くのに時間がかかりすぎたので、
判定無しでコメントも返せないですがご容赦ください。
また、今日の展開は色々と挑戦してみたゆえ、あまりに唐突でおかしい所もあると思いますが…。
なにとぞご容赦頂ければ幸いです。


792 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:14:54 ID:???
戦闘機において、第一にその強さの指標とされるものが低被探知性――即ち「ステルス」性能である。
電波吸収性において最優のフェライト素材をふんだんに使用され、
同時に索敵性能においても最優クラスのレーダーが搭載されたステルス戦闘機は、間違いなく航空戦における核。

そして、この最優のステルス性能を持つとある戦闘機には、
推力変更ノズル――繊細な小回りと短距離離陸を可能とする可動式ジェットノズル――を有していた。
これにより、ただでさえ発見困難な戦闘機の被探知性は大きく向上。
素人はおろか、熟練の航空士を以てしてもそれを発見するのは不可能に近い。

まさに不可視不可触のその魔法仕掛けの凶鳥は極め付けに、
中距離ミサイルを6発、短距離ミサイル2発をその小さな体内に抱え持ち、
それ1機1機が文字通りの最終決戦兵器のように見えてくる。

――米軍最強の戦闘機・F−22。
終わらぬ冷戦に比喩では無い終止符を撃つべく、今なお着々と米国内にて配備が続けられているそれは、
最も場違いな場所――即ち、四度に渡り繰り返され、未だにその残滓が残る中東戦争の主戦地に君臨していた。
レバノン・イスラエル国境を見下ろす広大なゴラン高原。
かつては多くの戦車が集い、悲惨な殺戮が繰り返されたその場所に、その最強戦闘機は「群れ」を形成していた。
朝まだきの漆黒の空には、ブウウ…と静かなエンジンの嘶きを吠えるF−22が……
その数にして数百機。 これから大規模な無差別爆撃を起こすのではないかと疑われるまでの、圧倒的な物量。
そして、一機一機が自らの性能の優位に慢心せず、秩序だった集合を作るその姿は――。
まさにこの戦闘機に付けられた異名――Raptor《猛禽》の名を形容するに相応しい。

――しかし。 この恐るべき航空戦力には、数点ほど不可解な点があった。
まず一点目に、この大部隊を迎え撃つべき敵側戦闘機が一機も見当たらない点。
それは彼らの持つ高性能レーダーを以てしても探知不可能であり。
比較的未熟な操縦士の中には、「我々の戦闘機よりも優秀な戦力を、敵は持っているのではないか」――と、疑問を抱く者さえいた。

793 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:18:07 ID:???
だが、彼らの認識は、残念ながら大きく間違っていたと言わざるを得ない。
何故なら……と、説明に移る前に、二点目の不可解な点に移る事とする。
二点目にして、最大の不可解な点。それは―――。

日向「何機居ようが同じだ……! 食らえハエ共! 
これが俺の――『ワイルド・ネオタイガーショット』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」

グワアアアアアアアアアアアッ……!!
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオン……!!
ドギュルルルルルッ! バリドゴグシャアアアアアッ!! バキッ! メキメキ…!!
ドォオオオオオオオオオオオッ……ンン!!

――猛禽の群れは、何故、自らが虎の恰好の餌である事すら知らずに、
野生の虎が支配する縄張りへと、無謀にも立ち入ったのか、という事だった。


〜3日目午後・固定イベント〜
【邪仙と虎】

***

夢美「お疲れ様、社長。 相変わらずバケモノ染みたシュートね」

日向「戦闘機を……しかも、その精密な構造故に壊れやすいステルス機を破壊する程度で褒められても、ちっとも嬉しくないな。
世界にはカウンターシュートで生じる摩擦熱と波動で、既に幻想種と化した筈の竜族を召喚するDFや、
摂氏1万度相当の熱量をシュートにぶつけ、プロミネンス現象を発生させるFWが居る。
――最も、破壊効率に掛けては俺も他の奴に負けている自信は無いがな」

数百もの戦闘機を一人で撃墜させて疲労したのだろう、
日向小次郎は額の汗をぬぐいながら手下(タケシ)に用意させた、キンキンに冷えたコーラを一気に呷る。
草が焼けこげ鉄が燃える臭いが漂う高原は、日向の実力によって再び元の静謐さを取り戻していた。

794 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:21:48 ID:???
永琳「……私の出番って、ひょっとしたら無かったんじゃないかしら?」

そして、そこに永琳は居た。
鈴仙が雑魚妖怪チームとの試合に挑んだ夜、彼女たちは遥々中東の地へと向かっていた。

夢美「最初は、ここまで来てもらうつもりも無かったんだけどね。
ただ、私達の計画――『プロジェクト・カウンターハクレイ』の妨害に噛んでいたのが、
八雲紫では無く……例の、聖徳太子一派だったと発見した以上。
こうして直接、奴らの資金源を潰しておく必要が出て来たという訳よ」

――元々永琳が呼ばれた理由は、こうした血生臭い話では無かった。
夢美がかつて語ったように、永琳の助力は、
あくまで何者かによる破壊工作を受けた組織の立て直しと言う事務的なもの。
遥々中東の地にまで赴くべき用事では決してなかったのだが……
聖徳太子一派――即ち、神子の一派が絡んでいる問題と判明した事で、事情は変わった。

ちゆり「聖徳太子一派は、ある意味じゃあ八雲紫よりも怖いんだぜ。
奴らは最初、金も力も人脈もまるで無い烏合の衆だと思ったが……。
それゆえに、やって来る破壊工作がエグいっていうか、しっかりと考えられてるっていうか。
で、そんな奴らが金や力や人脈を持っちまったらどうなるか……。
きっと、私達の計画なんぞゴリ押しでつぶした上に、幻想郷を自分らの都合の良いように変えて来るに違いないぜ。 
私らは、そこまでラディカルな事は求めてないってのに」

永琳「――で、やる事が私達精鋭部隊による資金源の根絶、っていう訳ね。
……こっちもこっちで、やってる事がチンケというか」

夢美「しょうが無いでしょう? 精々が一企業であり、私兵にも限度がある上練度も低い私達の軍団が、
国内財閥を一手に総べる、アラブの金満武器商人相手に勝てる訳が無い。
とならば、すべき事は――暗殺よ」

永琳「……言っておくけれど。 私は、姫を守る為以外では人の命を奪わない。
私がする事は、精々がターゲットの「洗脳」の解除まで。 殺しはしないわ」

795 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:22:13 ID:???
この日向さん人間やめてますね

796 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:24:07 ID:???
元からキャプ翼には人間やめてるのちらほらいたからね

797 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:25:07 ID:???
――永琳たちの遠征目標は、神子の一派に結託しようとしている、とあるアラブの資産家の無力化。
神子の一派は、幻想郷でつまらない稼業をして小銭を稼ぎ……そうして八雲紫の警戒を薄めながら、
外界にて密かに暗躍を続けた結果――あまりに莫大なバックアップを得る事となったのだ。
そして、それを受けた日向は、まず先に第三極たる神子の一派を潰す事に決意。
プロジェクト・カウンターハクレイの一翼を担う永琳もまた、彼らに同行する事となったというのが、事の顛末である。

日向「結果が出れば、何でも構わん」

夢美と永琳の口論を受けて、日向はぶっきらぼうにそう呟く。
結果が出れば構わない……それが彼らに課された使命の全てだった為、その発言は正確だった。

夢美「……社長の言う通りね。 私達の戦いは、あくまで幻想郷を揺るがしはすれども、
破壊するまでになってはならない。
第三極の存在が、ここまで巨大な物となってしまえば、その戦いの軸が大きく不安定になってしまう。
今まで気付けなかった私達のミスもあるけれど。
だからこそ……今、彼女たちの企みは止めなくてはならない」

科学が絡まずとも聡明な夢美は、今回の作戦の成否が、神子の一派の台頭。
そして、それによる望まぬ混沌を防ぐための大一番であると読んでいた。
――そして、その考えは間の悪い事に……敵の方としても同じ認識だったようだ。


青娥「あら……。 私の作った?屍《キョンシー》に、おじ様が作って下さった飛行機が一遍に瓦礫の山に。
これはちょっとあんまりですわ、虎の王子様」


798 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:26:48 ID:???
>とあるアラブの資産家の無力化
ヒドラェ…

799 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:27:14 ID:???
まるで死臭の如くむせ返る硝煙の中。青く透き通る黒髪に、空のように薄い羽衣を纏った美しい女性の名は霍青娥。
豊聡耳神子に道教の秘術を伝えた張本人にして、古来より名を轟かせる邪仙は、
まるで天界から降りて来た天使かと錯覚してしまうほど清楚な笑みを浮かべながら、可愛らしく拗ねてみせる。

日向「来たな……邪仙とやら。 ボケた金満豚を口説き落とす遊びは楽しかったか」

青娥「あら……。 おじ様の事を豚だなんて。 なんと酷い殿方なのでしょう」

ちゆり「一機あたり1億二千万ドル(日本円で約140億円)の飛行機100台、
そのおじ様とやらの名義で勝手に買い上げといて、良く言うぜ」

日向の人を殺すような視線も、ちゆりのあきれたような声も、霍青娥の眼には耳には届かない。
仙人でありながらその力を享楽の為に使う彼女にとって、自分にとってつまらない物は全く興味が無かった。

夢美「成程。 どうにもこうにも事を大きく荒立てた元凶というのは、
この邪仙だった……と、言うわけね。 聖徳太子も、幻想郷でさぞビックリしてるんじゃないかしら?
自分の家来だか師匠だか分からない人物が、まさか人類史上最大の石油王にして武器商人
――ユブンタイ家を手中にしていると知ったら」

最後に夢美がそう皮肉を言ってみせた後、暫くの沈黙が訪れる。

青娥「……それだけかしら、言いたいことは」

そして、その沈黙を十分に味わった青娥は――ここで漸く心底楽しげな笑顔を浮かべて告げる。
その笑顔は、先程の天使のような無垢な微笑みでは無く、自らの力を誇示できる事に喜びを感じる邪仙らしい、まさしく邪なる嗤いだった。


青娥「……それなら……道士様の面白い計画を、貴女達に邪魔される訳にはいかないわね。
さぁ――まだ、動けるでしょう? 私の可愛い…空飛ぶキョンシー達!!」

ゴゴゴゴゴ……ギィッ、ガシィイイイイッ……! ウィーン……!
ブウウッ………ウウウウン!! ガタガタガタ………!

800 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:29:03 ID:???
――彼女から発せられる冥の波動を感じ、再びそのバラバラになった機体を無理やりに結合させていく100余りのラプター。
その動きは、無機質でできた機械でありながら気持ち悪いまでに有機的で、
ぐちゃぐちゃの挽肉がこね上がる様子を想起させる。
やがて、不細工な鳥の形を模した『戦闘機のキョンシー』達は先程と同じように空へと舞い上がり、
今にも爆発しそうなエンジン音を立てながら……日向や永琳へと捨身の特攻を仕掛けていく。

沢田「ひ、ヒィイイイイイイ!! 日向さんバンザーイ!!」

日向「早まるなタケシ。 ダイナマイトを体中に巻き付けるのはまだ早いぞ……!」

グワアアアアアアアアッ……

日向「『タイガーショット』!」


バギュウウウウウン! ドオン!
  ……ギィッ、ガシィイイイイッ……! ウィーン……!

日向「……自己蘇生機能持ち、か。 これはウチの便利グッズ部門のアイデアに使えそうだな」

ちゆり「い、いいい、言ってる場合かなんだぜ!? 社長のタイガーショットを食らっても、
あの戦闘機、また破片を磁石みたいにくっつけてまた攻めてくるんだぜ!?」

青娥がその妖術で作り出した戦闘機のキョンシーは、日向のタイガーショットに、
ちゆりの必殺の武器を以てして粉砕しても尚――その破片を再び集めてまた立ち上がる。
無機質であるにも関わらず――否、無機質であるが故にその底なしの復活が恐ろしく、
日向一行は少しずつ押されていた。

801 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:38:54 ID:???
そして、恐るべき破壊力を持つ日向のシュートが。
ちゆりの必殺の武器が、夢美の人間離れした叡智による正体不明の攻撃が。
その全て通らないとなると、それは即ち――。

夢美「……こんな展開は予想していたけれど。 やっぱり、貴女に貸しを作るのは後が怖くていい気がしないわ」

永琳「……貴女は、人を何だと思っているの。 こんな所にまで私を駆り出した時点で、
正直私は怒っているのだけど。 私には守るべき姫が居るというのに……」

夢美「そこについても謝る。 だから……やっぱり、貴女の力を……貸して欲しい。
貴女の愛する姫君と……そして――『弟子』の為に」

夢美が高いプライドを折ってまで行った懇願は、果たして永琳の心にどこまで響いたかは疑問であるが。
「愛する姫君と弟子の為に」。最後にそう述べた時――永琳の瞳が僅かに変わったような錯覚を夢美は感じた。
無数の戦闘機が接近する中、永琳は退屈そうにかぶりを振ってため息を吐いた。


永琳「……はぁ。 こうなったら、さっさと終わらせるしかないわね」


――そしてその後。彼女たちは否応なしに思い知らされることとなる。
掲げる宗教の違いなど、心底馬鹿馬鹿しく思えるまでに圧倒的で絶対的な存在が、
今この宇宙に、地球に………今、この場に――『居る』のだという事を。

802 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:39:17 ID:???
ここは主人公が颯爽と登場する場面……!?

803 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:40:42 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
アラブの金持ち=ユブンタイという設定は某スレ様の設定を借用させていただきましたが、
多分このスレでヒドラさんが出て来る事は多分ないかと思っておりますので、ほんのフレーバーという感じです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

804 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:55:30 ID:???
ヒドラ乙

805 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 07:28:58 ID:???
外の世界危なすぎる、これも全て妖怪の仕業
ゆかりんが幻想郷を維持するわけじゃけ

806 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 07:44:28 ID:???
なるほど、シュートで火の玉を発生させたり、戦闘機を打ち落とす・・・
こんな人間がごろごろいたらそら妖怪も結界貼って引きこもりますわ(確信)

807 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:28:36 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
本当はここから永琳がアカシックレコードを改竄して世界を3回位改変したり、
旧支配者を1撃で射殺す程度の威力の矢を一秒間に千百五十二連発したりする予定でしたが、
ゲームの趣旨から外れてぶっ飛んでいるので没にしました。今日は永琳の復帰イベントから入ります。

>>802
主人公(えーりん)ですね、わかります。
>>804
乙ありがとうございました。ヒドラは多分大丈夫です。
>>805-806
強くなってきた人間に対して、妖怪が隠れ住む為に作られたのが幻想郷…という設定だった筈ですし、
キャプ森(キャプ翼)ワールドには、原作からして人間離れした人間がゴロゴロいるので、
両者の設定から見てもどこもおかしくはないです。…たぶん。
あと、永琳とか鬼とかはもっと強いのでバランスは大丈夫です。その代わり戦闘力がインフレしてますが。


808 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:30:14 ID:???
〜3日目午後・固定イベント〜
【薬師の帰還】

*****

鈴仙がレティとのタックル練習を終えて帰宅した頃には、もう日は沈み夜になっていた。
秋の夜長とは良く言ったもので、夏の日長に慣れてしまうと、
その反動で途端に秋の夜が長く感じてしまうものだ。

鈴仙「はぁ……。 今日は疲れたし、さっさとご飯食べてお風呂入って寝ようっと」

筋肉痛で痛む右ひざのふくらはぎあたりをさすりながら、
鈴仙は耳も体もくたっとした様子で永遠亭の戸を開こうとすると、
遠く――竹林の奥からこっちに向かい、女性の話し声が聞こえてきた。

女性「ええ。 ええ……そう。 逃がした……残念だったわね。
でも仕方ないわ、あれから細菌兵器まで持ち出して来られたら……私達は、人命を優先するしか無いのだから」

鈴仙「(……この声は。 そして、この良く分からないけれど物騒な話題は……)」

鈴仙は女性の声に聞き覚えがあった。
振り向くと、先程までは見えなかったが竹林の奥から小さなシルエットが見え、
その影がこちらに向かって少しずつ大きくなって行くのが分かる。

鈴仙「もしかして、あれは――」

鈴仙にははっきりと分かった。 声など聞かずとも、シルエットが見えなかったとしても。
周囲に、穢れ無きオーラと糸のように張り詰めた緊張感を齎しているあの人物こそが…。
まさしく、鈴仙達が最も待ち望んでいる人物の一人であるという事に。

809 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:33:50 ID:CTOKjZSw

女性「……」

女性はいつの間にか、鈴仙のすぐ近く前にまで立っていた。
先程までは携帯式の電話で誰かと話していたのだろう彼女は、
既に通話を止めて、懐かしさを感じるような微妙な目線で鈴仙を見つめていた。

鈴仙「あなたは……」

その女性は、そう。 もちろん――。

先着1名様で、

★薬師の帰還→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→女装したロベルト本郷(全裸)だった。
クラブA→傷つきボロボロになった永琳だった!?
その他→もちろん、鈴仙の不動の師匠・八意永琳だった。

810 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:34:31 ID:???
★薬師の帰還→ ハート5

811 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:34:41 ID:???
★薬師の帰還→ クラブ5

812 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:39:11 ID:???
うん?女装した(全裸)?
異議あり!この分岐はあきらかにムジュンしています!

813 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:51:31 ID:CTOKjZSw
★薬師の帰還→ ハート5 ★
その他→もちろん、鈴仙の不動の師匠・八意永琳だった。

鈴仙「師匠……!」

永琳「遅くなって御免なさいね、ウドンゲ。
ちょっと日本行きのボーイングが、謎の大災害の影響で運行停止になってしまっていて。
最終的には私が適当に運転したから、何とか今日に間に合ったけれど……申し訳ない事をしたわ」

鈴仙「は、はぁ……(この分かって当然、って感じで意味わかんない話を押し付ける感じ……本物の師匠だ!)」

永琳は普段通りの余裕を見せていたが、その奥には多少なりの疲弊があったのだろうか。
普段の(鈴仙のみに対する)尊大な態度が失せ、しおらしく鈴仙に対して謝意を向けていたのだ。

鈴仙「(それにしても。 あの師匠が私にこうも丁寧に謝るなんて……余程何かヤバい事があったのね。
多分、地球が二回か三回程滅亡するレベルの)」

そしてその様子を、永年永琳に付き添ってきた鈴仙は容易に看破出来た。
――最も、鈴仙は永琳がここまで消耗する様子を見たことは初めてだったのだが。

鈴仙「(普段は1%の力で過ごしている師匠も、今回は5%位の力を出さざるを得なかった……って感じかしら。
そしてますます、師匠の身にどんな事があったのか聞いてみたいのだけれど……。
まずはやっぱり、姫様をお呼びするべきかな?
でも、私だって師匠の弟子。 少し位は、師匠の身の上について聞く権利はあると思うんだけどなぁ……)」

814 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:53:02 ID:CTOKjZSw

鈴仙は永琳に何と言葉を掛けるべきか迷った。
事情を聴くべきか、まずはすぐに輝夜に会わせるべきか。
鈴仙は永琳の手荷物(永琳は旅行客のように、左手にローラー付きのトランクを持っていた)を預かりながら、
永琳に掛けるべき言葉や、とりあえずの応対を必死で考えて……。

A:「師匠! 本当に心配しましたよ……!」まずは素直に心配していたと告げる。
B:「一体、どこで何をなさっていたんですか……?!」何をしていたのかを聞く。
C:「ま、まずは姫様の元へ!」とにかく輝夜に会わせる。
D:「アンタはニセ者ね! 師匠が私にそんな優しい態度を取る訳が無いもの!」偽者だと疑ってみる。
E:「この荷物重たいですね。 中には一体何が……!?」預かった手荷物を開けてみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

815 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:53:55 ID:TionMIKc
C

816 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:56:18 ID:SBGqLniE


817 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:04:32 ID:wa3+LNuM
E

818 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 22:24:01 ID:CTOKjZSw
C:「ま、まずは姫様の元へ!」とにかく輝夜に会わせる。

鈴仙「(い、色々聞きたい事や言いたいことはあるけど……それは姫様だって同じ筈!)
――師匠! まずは姫様の元へ!!」

鈴仙は弟子としての立場より、永琳と輝夜の従者としての立場を優先した。
つまり、自分よりも永琳と輝夜が一番望むであろう言葉を鈴仙は告げたのである。

永琳「――悪いわね。 まさか、貴女にこうも気遣いをさせてしまうなんて」

永琳は苦々しく微笑みながら、鈴仙に荷物を預けて急ぎ足で永遠亭の中へと入っていく。
その足取りから、彼女が如何に輝夜との再会を渇望していたのか。
そして、そうまで愛する輝夜を見捨てて、外界へと出た事がどれだけのストレスだったのかを、
鈴仙は僅かばかりであるが理解する事が出来た。

永琳「……ウドンゲ」

そんな永琳は振り向きざまに……鈴仙にこう告げた。

先着1名様で、

★薬師の帰還2→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ→「……貴女も私に同行するのよウドンゲ。 話があるわ」
ハート・スペード→「――ありがとうね」
クラブ→「……相変わらず謙虚ね」

819 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:24:51 ID:???
★薬師の帰還2→ ダイヤQ

820 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:24:52 ID:???
★薬師の帰還2→ ハート3

821 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:29:38 ID:???
おっしおっしこれはたぶん大きい

822 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:31:52 ID:???
よしよし鈴仙も本格参戦か

823 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 00:08:03 ID:???
すみません、ちょっと文章を分かりやすく推敲したいのと、
明日にまとめて更新したいのがありまして、今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>821-822
大体の流れを言えば、これで鈴仙も永琳たちの『プロジェクト・カウンターハクレイ』計画の一端を理解し。
その上で、ゲームキャプテンを優先的に任せられるようになりました。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


824 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 00:36:48 ID:???
乙です
主人公としても、弟子としても話の根幹に関われないと寂しいもんね

825 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 22:34:57 ID:???
なんかこの永琳なら完成したオーベロンといい勝負しそうですね・・・
それはそうとファミ通やサイト見てたらまたバージョンアップするらしいですよ
またマジックザギャザリングとコラボするそうな
ガラクとジェイスがのってました

826 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:10:49 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>824
乙ありがとうございます。
このダイヤで、本当は予選突破後に行おうとしていたイベントが前倒しになりましたね。
>>825
lov3の話ですね。永琳がカード化したら本気だします。多分永琳は超大型で、鈴仙は荒らしだと思います。


827 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:11:58 ID:???
★薬師の帰還2→ ダイヤQ ★
ダイヤ→「……貴女も私に同行するのよウドンゲ。 話があるわ」

鈴仙「えっ……?」

鈴仙はこの時、我が耳を疑った。

永琳「聞こえなかったかしら、ウドンゲ? ――話がある、と」

鈴仙「い、いえその。 聞こえましたが……。 私も、姫様と同じく話を聞いても良いんですか?」

鈴仙にとって、この扱いは破格だった。
普段は、どうしても輝夜の扱いが第一となり二の次三の次にされえる事の多い鈴仙が、
今日この場で輝夜と同列に話を聞くよう命ぜられた。
これはきっと、特別な意味があっての同行。 鈴仙は直観的にそう感じ、

鈴仙「……分かりました、師匠」

そう、意志の籠った瞳を永琳に向ける事で返した。


***


〜永遠亭・輝夜の私室〜

輝夜「永琳……良く帰って来てくれたわね。 必ず無事と、私は確信していたけれどね」

永琳「申し訳ございません、姫。 ……篤い信頼を頂き、恐悦至極に存じます」

鈴仙「(う、うわぁ……! なんか二人ともいつもと違う……! 特に姫様とか、本当の姫様みたいじゃないの!?)」

828 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:13:42 ID:???
――余計な物がほとんど無い輝夜の私室。
輝夜と永琳がそれぞれ主従の会話を繰り広げる中、鈴仙はその後ろで座布団も無く正座していた。
普段妹紅と喧嘩をしている様子からは考えられぬ程、落ち着き威厳のある様子の輝夜を前に、
永琳は普段の尊大で聡明な態度からは考えられぬ程、恭しく頭を下げて謝意を示す。

鈴仙「(それにしても。 一体どんな話でこの私が呼ばれたのかしら……?
今みたいな様子じゃあ、私の出る幕なんて殆どない筈だけど……?)」

そして、いつも通りのビクビクを抑えられない鈴仙は、
この二人のやりとりを見ていると心底自分が場違いな存在ではないかと勘ぐっていた。
今自分がこの場に呼ばれたのも何かの間違いか、それとも新手の嫌がらせか。
当初呼ばれた時の緊張感はどこへやらという風に、鈴仙はさっさと帰って寝たいと心底思っていたが。

永琳「……さて。 早速本題に入りましょうか」

輝夜「そうね。 ちょっと立て込んだ話だから、早々に済ませておかないと。
……永琳も、そう思ってあの子を今、連れてきたんでしょう?」

永琳「はい。 私達の予測以上に、事態は急速に進んでいたもので。 ――鈴仙」

鈴仙「えっ……?」

永琳と輝夜は、不意に鈴仙の方に向き直った。
自分を置き去りにして話を進めていた輝夜と輝夜は、今や自分を中心に据えたような位置で座り直している。
これでは、まるで――今夜の話の中心が……永琳の旅の報告でも無く、輝夜の訓令でもなければ。

鈴仙「(この構図。 まるで……私が、この話の『主人公』みたいな位置じゃない……!?)」

この夜のこれからの出来事は、これまでの鈴仙にとって。
そして恐らく、これからの鈴仙にとっても――全く予想外の事態だった。


829 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:15:28 ID:???

永琳「鈴仙。 今宵は、貴女にこそ話があるの」

永琳は鈴仙の動揺を感じながらも、いつものようにからかう事もせず。

輝夜「驚くかもしれないけれど……これは、貴女に課せられた運命。
いや、正確には。  ――私達が、貴女に課した重く抗いがたい運命よ。
だからこそ、鈴仙。 貴女は少なくとも私達の話を聞く権利があるし、同時に聞く義務がある。
――だから、聞きなさい」

輝夜は、普段の子供っぽさとも、好々爺めいた大物さとも違った、
人の感情を狂わせるような不思議な瞳を鈴仙に向けて――告げた。


輝夜「鈴仙・優曇華院・イナバ。 ――おめでとう、貴女は……。
我が『プロジェクト・カウンターハクレイ』が新たに創るチームの、キャプテン候補として選ばれました」

830 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:16:44 ID:???

鈴仙「プロジェクト……カウンター……ハクレイ……? 何ですか、それ……?」

永琳「それについては、私が説明するわ」

ポカンと口を開く鈴仙の為に、永琳は説明を加えた。

永琳「プロジェクト・カウンターハクレイとは、サッカーを通じた幻想郷と外界との交流促進事業。
外界の民は、幻想郷の民の自由で奔放な生き方を学び、
幻想郷の民は、外界の民の秩序と努力を学ぶ事により、互いのサッカー技術の向上を図る事が、
主な事業内容とされているわ」

鈴仙「……色々と突っ込みたい事はあるんですが。 ――その事業と、私になんの関係が……?
(ついでに言うと、そういう綺麗な話って大体胡散臭いのよねぇ。 今朝てゐと話してた、グルグル不死トールの話じゃないけど)」

永琳の概略を聞く限りは、とても素晴らしい企画であるように見えるそのプロジェクト。
しかし、鈴仙にはその話の全貌がどうにも見えてこない。

永琳「――まぁ、貴女が大体考えている事は分かるわ、ウドンゲ。
『こういう上辺が綺麗な話って、大体胡散臭いのよね…』とか、そんな感じでしょう?

その通り、この事業には当然の如く裏の顔があるわ。
即ち――、【外界勢力による、幻想郷の秩序体制の大規模な革新】。

そしてウドンゲ、貴女はいずれ……その活動の急先鋒となる『とある企業』をスポンサーに抱え。
保守的な幻想郷の体制に、サッカーで一石を投じて貰いたいと思っているの。

――幻想郷の保守的な権威の象徴となる『博麗の巫女』と、それを取り巻く保守派の妖怪……具体的に言えば『八雲一家』。
この二つの勢力に、サッカーの試合で勝利する事によってね」


831 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:17:59 ID:???

鈴仙「は……!? な、なんですかそれ!? 第一、私は今は永遠亭ルナティックスのメンバー。
そんな変テコな活動に協力している暇もないし。 それに、この大会が終わったら今度は、
かつてのJr.ユース参加国と幻想郷選抜によって行われる親善大会の、全幻想郷代表として……!?
――あ、いえ。 そりゃあ、もちろん選考漏れとかも十分にあり得ますけど」

永琳「それについては問題無いわ。
私達は、その親善大会に向けて1国のJr.ユースメンバーを買い占めて、大会にねじ込ませるから。
だからさっき輝夜が言ってた『プロジェクト・カウンターハクレイが新たに創るチーム』ってのは、
その親善大会での参加チームよ。
――だから。 貴女にはいずれどっちに付くかを考えて貰う必要があるわね。
【私達が創る新チームに付く】か。 それとも、【八雲紫を中心とした、全幻想郷選抜チームに付く】か」

鈴仙「あ、あはは……何ですか、その冗談」

輝夜「冗談では無いわ、鈴仙」

永琳のあまりにスケールの大きすぎる話に、鈴仙は乾いた笑いを零さざるを得なかった。
輝夜は鈴仙を普段呼ばない名前で呼び、現実を直視しない彼女を制する。
気が狂うかのような底深い輝夜の瞳を見た鈴仙は、何とかそれで少しだけ気を取り直すも。

鈴仙「――でも、やっぱり信じられません。 大体どうして、師匠と姫様がそんな計画に?
それにどうして、無理をして幻想郷の秩序を変える必要が?
それと最初の方に、事態が急速に進んだ……とか言ってましたけど。 そもそも、師匠はどうして外界に行って、何をしていたんですか?
私には、分からない事だらけです。 突然にこうして中央に立たされても、わかりません……」

832 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:19:21 ID:???
――鈴仙はやはり、勇者でもなければ英雄でも無い。
聖人でもなければ天才でも無いし、覇王でもなければ当然狂王でも無かった。
サッカーの実力を磨き、前を見る勇気を身に着けたとしても……。
それでも、鈴仙はまだ、主人公としてはあまりに頼りない、臆病な少女だった。

だから……永琳の言葉を聞いても、受け入れる受け入れない以前に、
まず、何をどうすれば良いのかすらも理解する事が出来なかった。
そして、鈴仙がこうした反応を見せる事は……輝夜にとっても永琳にとっても予想通りだった。

輝夜「……その感情も、無理もないわね。 私達は今まで、貴女が可愛いばかりに大事にし過ぎていた。
それこそ、従者と主人。 もしくは師匠と弟子という関係があったとしても。
私と永琳は貴女を優しく包む母のように、厳しく叱る父のように、明るくお転婆な妹のように、もしくは冷静で頼れる姉のように。
貴女に対して接して来ていたつもり。
だから、今日の話は貴女にとってはとても唐突で厳しい話に見えるかもしれない。
何故なら、私達は可愛い貴女を、無理にでも巣立てさせようとしているのだからね」

輝夜は、思い悩む鈴仙の頭を優しく撫でる事でその心を落ち着かせた。
今にして思えば、その所業に手を焼かされながらも、輝夜の存在はいつも鈴仙の心を温かく保ってくれていた。

永琳「――鈴仙。 貴女には聞く権利がある事を、私は当然に自覚している。
これまで私は、貴女にとって常に良い師匠では無かったかもしれない。
貴女の成長を慮るあまり、貴女の才能の芽を摘んでしまい、意欲という翼を折ってしまっていたかもしれない。
そして、それはこれからも続くかもしれないけれど。 ――私は、貴女の事を常に考えているわ」

永琳は、機械的な口調ながらも、彼女なりの全力で鈴仙にその慈愛を伝えた。
普段鈴仙に辛く当たる事も多い永琳だったが、鈴仙はその行動の裏には、彼女の天才であるが故の不器用さがあると知った。

鈴仙「……ありがとう、ございます。 姫様、そして……師匠」

気付けば、鈴仙の頬には何か熱いものが伝っていた。
こうして二人に礼を告げようにも、胸が熱くて目がじんわりとして、言葉が上手く紡ぎだせなかった。


833 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:20:23 ID:???
*****

永琳「……さて、話を少しだけ戻すけれど」

鈴仙がひとしきり泣き止んで落ち着いた後、先程の自身の発言が相当に恥ずかしかったのか、
永琳は顔を隠して、普段通りの事務的な声で告げる。

永琳「――私と輝夜は、先程言った通り『プロジェクト・カウンターハクレイ』に携わっている。
だからこそ、私達が貴女に説明をするとなると。
恐らくはどうしても貴女に、我々のプロジェクトへの参加を誘導する説明になってしまう可能性が高いわ。
そうなると、私は貴女の【これまでの目的通り、全幻想郷代表メンバーになる】…という目標を、
こちらの都合でへし折ってしまう事になる」

輝夜「八雲紫は八雲紫で、幻想郷の事をしっかりと考えている賢者だからね。
全幻想郷のメンバーに入って、あいつの事情を理解した上で、中から自分や幻想郷の在り方を変えていく…。
という物語だって、あるのかもしれないし」

永琳「……そういう事ね。 私達はね、ウドンゲ。 あれだけ言っておきながらも、
貴女には、貴女自身の考えた道を選んでもらいたいの。
そしてそこには当然、得られるべき要素もあるし、けして得られぬ要素もある。
ただ――貴女に、後悔だけはして欲しくない……そういう事よ。 要するに……」

輝夜「――前置きが長くなってしまったけれど。 これから暫く、質問タイムを設けるわね。
中にはどうしても、今の段階じゃ答えられないような質問もあるけれど……。
答えるだけ、答えようと思っているわ」

鈴仙「は、はい(質問タイム、か。 色々と聞きたい事はあるけれども……一体何について聞こうかしら)」

834 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:23:57 ID:FzJa1S5+
永琳たちは最後に、このような質問の時間を設けてくれた。
鈴仙が来るべき『選択の時』に備えて、後悔しない適切な選択を行えるように。
鈴仙は二人の主人の優しさを改めて噛みしめつつ、二人に対して質問を行った。 それは……。

A:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
B:永琳を外界に向かわせた理由について。
C:新チームのメンバーの選抜方法について。
D:輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。(*ぼかされる確率高)
E:その他 自由質問枠
F:質問はもういい。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*質問回数に上限はありませんが、1度選ばれた選択肢は二度と選択できません。
*自由質問については、1票入った時点で答えられるか否か、どこまで答えられるか(判定あり)、回答不可かをお示しします。
*このイベントにより、第3章の二大分岐が判明しました。
 【全幻想郷選抜メンバーの一員として大会を勝ち抜く】か、【永琳たちの新チームの一員として大会を勝ち抜く】かです。
 この分岐内容の詳細については、後日(明日以降)別途まとめようと思います。
 第3章の分岐選択については、大会終了後に行われます。

835 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:26:13 ID:PhpGZeuE
C

人気が思ったより稼げなかったからこういう選択肢ができたのかな?それとも既定路線かな?

836 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:28:19 ID:???
E:「永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか」

837 :836:2014/09/11(木) 23:29:41 ID:pSNBCam2
E:「永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか」
すみません。下げてました。

838 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:30:34 ID:AS+UkOmU
C

839 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:31:50 ID:IY/POxVY
A

840 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:32:18 ID:2veIrmo2
海東が14を裏切る前のディエンドの世界みたいだな、最もそう考えると永琳が始めから
何か危険な予感がするが

E これは誰が考えたプロジェクトなのか

841 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:32:28 ID:yPHmRLEs
A

842 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:33:38 ID:FzJa1S5+
>>835
規定路線です。
あとすみません、この一連の文章を見ていても分からないのですが…。
【仮に新チームに入るとしても、人気度は従来通り70ポイント必要になります】。
鈴仙はあくまでも新チームのキャプテン「候補」だからです。
>>836
判定無しに有効な選択肢とします。
>>840
判定ありで有効な選択肢とします。

とりあえずCに2票が入ったので、Cで進行します。少々お待ちください。

843 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:57:54 ID:FzJa1S5+
C:新チームのメンバーの選抜方法について。

鈴仙「新チームを作って、私がそれに入るとしたら。
一体私以外のメンバーは誰に? まさか、師匠と姫様が……?」

永琳「――それは無いわね。 特に、こと私に限っては」

輝夜「永琳のような生まれながらの強者が勝利して、幻想郷の秩序が変わったとしても。
それはあくまで、権威の象徴が『博麗の巫女』から『八意永琳』に変わったに過ぎないの。
このプロジェクトは、あくまで幻想郷の『革新』が目標。
強者の首を挿げ替えるだけでは、決して成立しない」

鈴仙「強者が強者を倒すんでは無くて、弱者……たとえば、私みたいに今まで添え物扱いだった選手が、
霊夢や八雲紫を倒すという事が大事……と、いう事でしょうか」

永琳「その通りよ。 だから、この新メンバーというのは貴女と同じように――
【幻想郷の中でも、決して強豪とは言えない人妖】を中心とし。
それに加えて、【外界の選手から、努力と気力で伸し上がって来た人間】を含めるような形となると思うわ。
無論【多少の例外はある】と思うけど」

鈴仙「(決して強豪とは言えない人妖……例えばやっぱり、チルノとかかしら。
決して強豪では無いの定義が広ければ……きっと、妖夢や星、それからお燐みたいな従者クラスも対象に入るかも。
【外界の選手から、努力と気力で伸し上がって来た人間】っていうと、中山さんが真っ先に思いつくけれど。
例えば反町君とか、気力って意味では来生君とかだって対象に上がりそうね……)」

輝夜「……このプロジェクトにはいろんなメンバーが関わっている。
実際、既にスカウトが貴女以外の何人かの選手にも声掛け位はしているかもね」


844 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/12(金) 00:01:16 ID:/6Wi3S92
永琳「ただ、これは私のカンというかメタ発言なんだけれども……。
【一部の例外を除き、大体は鈴仙と繋がりの深い人妖が優先的にメンバーになる】ような気がするわ。
無論、あまりに強い選手とかは例外として、ね。

それと……【このルートを選んだ場合、ルナティックスメンバーから、鈴仙とつながりの深い者と一緒に戦えそう】ね。
中山君やパスカル君のように既に帰るべき祖国がある者や、私のようなあまりに強い選手は、また例外になりそうだけど。
――今話せるのは、こうした傾向だけかしら?
また時間が経つにつれて、色々と新メンバーについても明らかになると思うけれど」


鈴仙「成程……何となく分かりました。
(となると、少なくとも【新チームは、傾向として、全幻想郷選抜よりも実力では大きく劣る】事になりそうね。
そしてその代わり、【新チームは、傾向として、これまでの私とつながりの深い選手が入りやすい】っていうメリットがある、と。
他に聞きたい事はあるかしら……?)」

A:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
B:永琳を外界に向かわせた理由について。
×:新チームのメンバーの選抜方法について。
D:輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。(*ぼかされる確率高)
E:永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか
F:これは誰が考えたプロジェクトなのか(*ぼかされる確率高)
G:その他 自由質問枠
H:質問はもういい。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*質問回数に上限はありませんが、1度選ばれた選択肢は二度と選択できません。
*自由質問については、1票入った時点で答えられるか否か、どこまで答えられるか(判定あり)、回答不可かをお示しします。

845 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:04:36 ID:v1VGsKhg
おや、誰が考えたのかはぼかされるのか
それじゃあ質問をこっちにしようかな

G なんで消耗していたのかを聞く


まずは外堀を埋めるか

846 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:05:28 ID:v3bi513E
A もう片っ端から聞いていこう。
パッチぇさんどっち側かな? アリスは生まれが貴族だし……親族かな?

847 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:05:31 ID:qpF/dlX+


848 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:06:20 ID:ok4+o4NA
A この世界の来生と戦えるのか

849 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:08:09 ID:???
アリスならちょっと仲良くなれば引き込めそうw

850 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:11:34 ID:???
星が入れるラインだと意外と間口広い感じがするな

851 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:13:39 ID:sryogO5A
活動の急先鋒となる『とある企業』、「ヒューガー」関連について

スポンサーとしての要望は?信用足りうるのか?
そしてこの計画を見越して命蓮寺の騒動を吹っかけたのか?

852 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:18:41 ID:???
レティとリグルも同じチームか

853 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/12(金) 00:25:31 ID:/6Wi3S92
Aが選ばれた! と、いったところで今日の更新はここまでです。
自由質問枠ですが、これから寝て仕事に行って……と、
答えられるか否かに時間が掛かりますので、ひとまず質問案だけ出して頂ければ幸いです。
選ばれなくても、>>836.>>840のように次の質問投票の時に追加できますので。

>>845
その質問はBと同内容とさせていただこうと思います。
ちなみに、Eでぼかされた場合、永琳は「ヒューガーが主体となっているわ」と回答します。
かなり誤解を与えてしまってますが、
永琳がヒューガーとつるんでいるのは別に隠すべき情報では無いと考えています。
これまでも散々NPCパートで描写してますし。
>>850
強豪…と、いうよりは各勢力の顔では無い、という感じでしょうか。
(求聞口授を見ると、「星の強さの八割は宝塔の力で、体術は弱い」とか言われてはいますが…)
具体的な強さというよりは、これまでのストーリー展開を重視してメンバーを選抜し。
場合によっては二者択一を行ってメンバーを決定していこうと考えています。
>>851
Bが選ばれたらヒューガーには触れようと思っていましたが、
その際に、頂いたコメントの内容についても無判定で盛り込もうと思います。

それでは、皆様、本日もお疲れさまでした。

854 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:52:21 ID:???
G チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?

855 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 01:22:39 ID:???
>これまでも散々NPCパートで描写してますし。
ってことはNPCパートのことは鈴仙もおおむね知ってるつもりで質問してもいいということですか?
G勝算はあるのか?

856 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 01:37:52 ID:???
このプロジェクトに了承したとしたら今まで反対だったが妖夢のイベントも進めることに賛成だな
利用価値が出て来やすくなるし正直このスレで妖夢を取るかどうかで悩んでいたことに対しては大きい
・・・がまずはやっぱ目先の大会かな、ここで博麗連合粉砕すれば相当有利になるだろうし


857 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 02:26:36 ID:70GIm2Ws
G メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?

858 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 02:35:36 ID:qB4MexuY
G 既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?

859 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 02:38:13 ID:???
利用価値だけで言うなら妖夢は微妙
他のFW候補が鈴仙、星、来生と他にすごいのがいるし

860 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 08:40:58 ID:???
妖夢は佳歩以上の火力持ちだから充分強いと思うけど
新チームなら少なくても要らないなんてことにならない気がする

完全に予想だけど
少なくても師匠、姫様は参加不可
それに来生や反町はまだ日本チームに戻るかも知れないし

勝手に候補
FW 鈴仙、佳歩、星、妖夢、文(評判的にアウトかも)
MF アリス、てゐ、ウサギB、村紗、早苗、ウサギC、
パチュ(評判的にアウトかも)、椛、お燐
DF 咲夜、レティ、チルノ、つかさ、ウサギD、慧音、妹紅
GK 大妖精、ウサギK、にとり

まあまあ鈴仙とつながりのある人を上げればこうなるか
(早苗さんやアリスさんとか椛さん辺りは、ちと薄いけど)

あれ、GK以外それなりに強いな
さすがに光の三妖精、リリー辺りはちと厳しいかな?
上に挙げた人も、もちろん入るとは限らないし、もし新チーム入りなら
これから交流薄い、早苗さんとかアリスさん、妖夢当たりと交流
まず鈴仙についてきてくれるだろう、てゐ、ウサギさん、慧音、妹紅辺りも仲を深めないとね

861 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 12:35:39 ID:???
FW来生とMFで反町は欲しいな

862 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 13:39:18 ID:???
G 監督は誰ー?

863 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 14:25:18 ID:???
>>860 いや、それはない、特にモブウサギはないそれだと永遠亭主軸のチームになるしこれで勝ったとしたら
    永遠亭の勝利になる、本田も朔也さんも選抜に選ばれそうだし多分ないし
    来生も反町も多分日本に入る、一応レベルアップしてるんだし日本にいく可能性
    は高いと思う(反町はまぁほんの少し微妙かもしれんラインだが)
    でもちょっとヒューガーのプロジェクトだってことは効いておくべきかもしれない
    そのヒューガーということに対してすごく不可解な点があるし

864 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 14:25:31 ID:???
上のリストにナズーリン、はたて、小悪魔、小傘さん、山彦さんとか忘れてたか
すいか、白蓮辺りは完全にアウトだろうなー

新チームはウサギさんとかてゐ、星や妖夢辺りも連れていける確率がかなり上がるのが魅力的だ

865 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 16:07:16 ID:???
>>843で来生と反町は新チームに参加かもって書いてあるし期待してもいい
今の来生VSディアスとか面白そう

866 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 16:14:07 ID:???
まずは優勝優先、ついでに人気度も稼ぐでいいんじゃない
新チームに参加するもまだ決まってない上に
話が進むと全く別のルートも見えるかもしれないし

867 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 16:51:58 ID:???
新チームのFW候補、空中戦要員でお空も入りそう
火力もあるしパスも悪くないならターゲット(ウー)マンもいける

868 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 19:58:41 ID:???
パチュリーさんはチーム加入は無理なんだろうな。

869 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 20:34:35 ID:???
たしかに本文でも反町と来生は書かれているのは知ってる
けど、やはり日本代表がある以上、勧誘はワンランク難しいかも
反町は日向への対抗心があるから……ヒューガーが絡んでるとなると
来生も来生で俺がいないと日本代表ダメでしょとか素で思ってそうだ

モブウサギが入っても鈴仙、てゐ、ウサギ六名
ベンチ含むとしたら永遠亭に染まることはなさそう
現状、名無しウサギちゃん達は、実力的に新チームの方でもベンチ入りも出来るか分からないけど
逆に現状がそんな状態で、これから伸びたら新チームの主旨には当てはまるね
先生と妹紅は人里枠だし

870 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 20:48:45 ID:qpF/dlX+
G この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。


871 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:28:16 ID:???
>869
反町は奥さん2人がこっちの女性だからそこを上手くつけば……
つーかまだまだ先の話だし>866の言うように仮定に仮定を重ねてまでヒートアップする段階でもないわな

872 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:41:35 ID:???
「分からなかったら人に聞く!」ってことで永琳に聞こうぜ。
で、ある程度分かってから仲間にしたい人決めればいいし。
そして、>>844以降の質問まとめ(sage除く)
G なんで消耗していたのかを聞く
G メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?
G この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。

873 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:44:00 ID:???
そうだね、まずは情報揃ってからだね
それにまずは予選突破をせねば
ただ先を見通すのは悪くはないはず

訊けるだけ訊いとこう
まとめ乙です

874 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:48:43 ID:???
全部聞いてるとえらく長くなりそう
もうまとめて聞けないかな

875 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:54:44 ID:???
まとめ

なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)
メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870)

876 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 22:41:20 ID:???
でも一応質問の順序ってのは考えたほうがいいかもしれない
ぼかされる判定が有利になるパターンがあると思う

877 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 01:53:33 ID:AnWPXtc2
すみません、職場の付き合いがありやっと今帰れました(汗)
今日はちょっと体力がきついので、明日にまとめて更新しようと思います、すみません。

>自由質問について
質問を考えてくださったみなさま、
まとめてくださった>>872さん、>>875さんにつきましては、本当にありがとうございました。

私の予想以上に皆さまが色々たくさん考えてくださり、とてもうれしいのですが、
改めて考えると、これらを一つひとつ投票で聞いていたらちょっと長くなりすぎるかな…とも思いましたし、
聞けるのならば、聞ける事は全部聞いておきたい、とお考えの方も多くいるかと思われます。
(あと、質問パートで時間を掛けすぎるのもどうかな…と個人的に考えています)

ですので、方針を転換して申し訳ないのですが、頂いた質問や、こちらで用意した質問への回答については、
【全て一律かつ、質問が出た順番に、無投票で鈴仙が質問していく】
……と、いう方法を取りたいと思います。
(内容が重複していると感じたものについては、こちらの独断でまとめさせていただきます)

中には無条件でぼかされたり、満足にお答えできない質問もあるかもしれませんが、
それらについては今後のストーリー進行等で明かしていければと思いますので、ご容赦願います。


878 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 01:55:27 ID:???
お疲れ乙です。仙豆だ、くえ

879 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 01:56:57 ID:6lAsb2Sw
G 新チームの監督とコーチについて

880 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 01:57:44 ID:AnWPXtc2
すみません、更に別件について補足です。

現状スレ容量が488kbと結構な域に達しているので、
質問への回答を書いていたら、途中でスレが満杯になる可能性も否定できません。
ですので、今の内にスレタイも募集させて頂こうかと思います。

【】鈴仙奮闘記21【】

の形で考えて頂ければ嬉しく思います。
恐らく次スレは、大会予選第二試合・地霊殿サブタレイニアンローゼスとの対戦がメインになるかと思います。

明日は昼以降に更新していければ…と思っています。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

881 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 08:54:32 ID:???
乙です

まとめ追加

なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)
メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870)
新チームの監督とコーチについて(>>879)

【永琳の5%】鈴仙奮闘記21【外界がやばい】
【永遠亭VS】鈴仙奮闘記21【永遠亭!】
【さとりのGK】鈴仙奮闘記21【玉兎のストライカー】
【突然の】鈴仙奮闘記21【転機】
【魂のDF】鈴仙奮闘記21【つかさです!】

882 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 10:17:47 ID:BwAuc/HA
G 一国のユースチームを買い取るということは、外界に団体が関わっているんですか?
その団体はなにを目的でこのプロジェクトに参加を?

883 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 10:38:21 ID:???
【地獄を見るのは】鈴仙奮闘記21【どっちか?】
【いきなりの】鈴仙奮闘記21【急展開】


884 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 10:49:46 ID:nYjFIE5E
G チーム結成から大会までどれだけ猶予があるのか?

全幻想郷選抜に勝てるほどのチームを作るのは相当時間がかかりそうだし。

885 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 14:11:57 ID:YfoWN3JQ
ついでにsageのやつもまとめた

G チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?
>これまでも散々NPCパートで描写してますし。
ってことはNPCパートのことは鈴仙もおおむね知ってるつもりで質問してもいいということですか?
G勝算はあるのか?
G 監督は誰ー?

ところでこの質問タイムはまとめて聞くということはまとめて聞いたら終わりということでしょうか?

886 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 19:06:31 ID:???
これ全部書いていくのは大変そう

お疲れ様です

887 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 19:12:28 ID:???
【新チームの】鈴仙奮闘記21【枠組み】

888 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 19:41:11 ID:???
【いつか】鈴仙奮闘記21【輝ける日のために】
【地獄の底】鈴仙奮闘記21【決定戦】
【地獄はいいとこ】鈴仙奮闘記21【一度はおいで】
【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】

大変だけど永琳ならきっと
鈴仙「師匠! ○○について質問があります」
永琳「いい質問ね優曇華。後ろを見てみなさい、フリップにまとめておいたわ」
鈴仙「こ、これはいつの間に…………!(まだ聞きたかったことの答えもある!)」
Y・E・S!(やっぱり・えいりんは・すごい!)

889 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 20:18:43 ID:???
個人的には質問タイムはまとめて2〜3回はほしい

【世界は私を】鈴仙奮闘記21【中心に回っている】
【世界を敵に回しても】鈴仙奮闘記21【勝ち取るべきもの】
【目覚める】鈴仙奮闘記21【主人公】

890 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:31:58 ID:AnWPXtc2
こんばんは、結局体力回復をしてたらこんな時間になりました(汗)
更新していきます。
また、スレタイ案もスレが埋まるまで募集をしていこうと思いますので、
もし追加で何か思いつきましたら、更新中でもご遠慮なく書き込みいただければ幸いです。
>>878
乙と仙豆ありがとうございました。
>>881
乙&まとめ&スレタイ提案、本当にありがとうございます。
>>882
スレタイ提案ありがとうございました。
>>1のあらすじで、
>物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。
……と書いてたので、ウソにならなくてよかったとホッとしています。(「ゆっくりと」では無かったかもですがw)
>>885
まとめありがとうございます。
ご質問ですが、一応一通り聞き終わったら
A:話は良い。
B:いや、もう少し聞きたい事がある。それは…
…のような感じで、選択肢自体は設けようと思っていますが、
恐らくは本当に大事でかつ、私が示し忘れたような内容をフォローする程度になると思います。

私としては、このイベントはあくまで「こういうルートがあるよ」との提示に過ぎないので、
詳しくについては、今後のゲーム進行で明らかにしていきたいと思っております。
また、本格的にルートを選ぶ時には、再びこうした自由質問を設けるつもりですので、
あまり明らかにならなかったり、軽く触れる程度になってもご容赦頂けないかと考えています。
>>886
ありがとうございます。
正直に言いますと、ここまで質問が出るとは思っていませんでした(汗)
ただ、ここはルートのアウトラインを示せればOK、詳しい事は今後のイベントで…
と、いう考えが根底にありますので、その辺りは濃淡をハッキリさせて、無理の無いようにさせていただこうと思います。


891 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:34:36 ID:AnWPXtc2
>>887
スレタイ提案ありがとうございます。
>>888
スレタイ提案ありがとうございます。 多分それについては、永琳が大会が終わるまでにwikiにまとめてくれると思います(爆)
>>889
スレタイ提案ありがとうございます。
実際に全幻想郷選抜を選ぶか、新チームを選ぶかの選択の時には、細かく質問を行っていこうと思います。

質問メニューについてですが、以下のような3種類にまとめさせていただこうと思います。
(申し訳ないですが、更新テンポを考えて、判定ありとした項目についても無判定で進めさせて頂こうと思います。)
もしも提案いただいた質問が抜けていたり、答えや纏めかたが意図と違うなどございましたら、
質問後にまとめて承りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

@:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
  ・これは誰が考えたプロジェクトなのか
  ・永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか
  ・輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。
A:永琳を外界に向かわせた理由について。
  ・なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)
  ・一国のユースチームを買い取るということは、外界に団体が関わっているんですか?
   その団体はなにを目的でこのプロジェクトに参加を?
  ・活動の急先鋒となる『とある企業』、「ヒューガー」関連について
   スポンサーとしての要望は?信用足りうるのか?そしてこの計画を見越して命蓮寺の騒動を吹っかけたのか?
B:新チームの詳細について等
  ・メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
  ・既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
   最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
  ・新チームの監督とコーチについて(>>879)
  ・チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?
  ・勝算はあるのか?
  ・監督は誰ー?
  ・この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870

892 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:35:51 ID:AnWPXtc2

鈴仙は色々とこのプロジェクトについて聞きたいことがあった。
当初こそ、あまりに突拍子も無い突然の話を提示された事による動揺の方が優っていたが。
……落ち着いた上で冷静に思考を巡らせると、疑問に思える事は山ほどある。
そのため、鈴仙は永琳や輝夜に対して、疑問に思った事や知りたいことを一つずつ、丁寧に聞きだす事にした。

鈴仙「師匠、姫様。 聞きたい事なんですけど、色々考えて……大まかに考えたんですけど、
全部で5つ程あります。 ひとつずつ、答えて頂いても良いでしょうか」

永琳と輝夜は無言で頷いたので、鈴仙はひとつずつ、質問をし始める――。

@:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
  ・永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか
  ・これは誰が考えたプロジェクトなのか

鈴仙「――まず第一に。 このプロジェクトで、幻想郷にはどんな影響があるんでしょうか?
幻想郷の秩序に一石を投じるって事でしたけど、それで幻想郷が崩壊しちゃうような話だったら、私だって素直には頷けませんし。
そもそも、師匠と姫様は妖怪を――幻想郷を守る八雲紫達を、どうしたいのですか? どう思っているのですか?」

永琳「……もしもウドンゲが幻想郷の崩壊とか、妖怪の消滅だとか、
そんな事を心配しているのだったら、それは心配しなくて良いわ。 私達の目的はそうでは無い。
ただ――このプロジェクトが成功すれば、【幻想郷と外界との違いが、曖昧な物となるかもしれない】。
それは良い事もあるけれど、当然に悪い事もあるでしょうね」

輝夜「外の世界は私達の多くよりも豊かな生活をしているけれど、決して精神も同様に豊かとは言えないからね。
基本的に枠組みさえ守っていれば、皆がゆったり出来る幻想郷じゃあ信じられないけど。
外の世界では、真面目にルールを守り、勤労な人間ですら、社会の圧力に耐えられず自ら命を絶っている程だから。
それも、ヘタな戦争による戦死者に匹敵する程にね」

永琳「――ただ。 外界には幻想郷と比べたら合理的な仕組みや制度が整っているのも事実。
それは多くの弱者を、より良い方向に導く事にはなるとは思うわ」


893 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:36:57 ID:AnWPXtc2
永琳「――それと、私達が妖怪や賢者をどうしたいか、どう思っているかについてだけど……。
私達は、特にどうも思っていないわ。 八雲紫はかつて月に攻め入った事――月面戦争、と呼ばれているんだったかしら――
もあったし、私自身彼女に一度出し抜かれた事もあったけれど……それだけで、彼女を恨んだりはしていないわ。
ただ、歴史は、人間は移ろい変わり行くもの。 時代の変革を受けて、彼女たちがどう動くか。
そこに彼女たちが取り残されたとしても、私はそれを可哀想だとは思ったりはしない」

鈴仙「影響については、考えなくとも大丈夫……と、いうのは分かりましたが。
妖怪や賢者をどうしたいのか、について特に考えていない……というのは解せません。
ではどうして、師匠達はこんな面倒くさそうなプロジェクトに参加を?
そして、このプロジェクトは、一体誰が考えた物なんでしょうか……?」

永琳「ひとつ目、このプロジェクトへの参加理由だけど……。
じゃあ、そうね。 『第二次月面戦争での、八雲紫への借りを返すため』――とかでどうかしら?」

鈴仙「とかでどうかしら、って……。 早速、さっきまでの発言と矛盾していますよ師匠。
八雲紫を特に恨みはしていない、って言ったばかりじゃないですか」

永琳「――まぁ、恨んでは無い、とは言っても。 ちょっと位いたずらをしても良いかな…って。そんな感じのニュアンスよ。
どうせ私達は定命から外れた身、たまにはこんな大がかりないたずらもしたくなる時だってあるわ」

鈴仙「は、はぁ……(あやしい。 絶対になんか隠してるよ師匠……!)」

無限に等しい生命を持つ輝夜と永琳ならば、ほんの僅かな戯れの為に、
こうした大したことの無い理由で大きな異変に加担する可能性も確かにあるが……何となく怪しいような気がしてならない。
とはいえ、そこをこれ以上突っ込んでも何も出てこないであろう事を確信した鈴仙は、ひとまず納得をするのだった。

永琳「それと二つ目、このプロジェクトを考えた者についてだけど……。
――プロジェクトの原案者は、外界のとある大企業。 その名も――ヒューガー株式会社よ」

894 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:38:03 ID:AnWPXtc2
鈴仙「え、えええっ……!? し、師匠達があの日向とグル!?」

永琳「……それについては、私が外界に向かった理由と含めて話そうと思うわ」

A:永琳を外界に向かわせた理由について。
  ・一国のユースチームを買い取るということは、外界に団体が関わっているんですか?
   その団体はなにを目的でこのプロジェクトに参加を?
  ・活動の急先鋒となる『とある企業』、「ヒューガー」関連について
   スポンサーとしての要望は?信用足りうるのか?そしてこの計画を見越して命蓮寺の騒動を吹っかけたのか?
  ・なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)

永琳「……ただ、まず先に。 ヒューガーという会社について説明をしておこうかしら。
日向小次郎が社長を務めるヒューガーは、外界でも指折りの大企業にして、小売、外食、輸出、建築、金融、福祉……。
ありとあらゆる分野に手を広げる一種の財閥でもある。

業績が伸びて来たのはここ数年程だけど、その伸びはまさに異常。
これまで国内の経済界を支配し続けていた片桐コーポレーションとは既にその時価総額で並び、
経常収支やシェアの一部についてはヒューガーがそれを上回っている。

最近では防衛省を中心とした官僚との結び付きをも強め、次の参議院選挙での出馬も打診されている。
また、ふらの近郊にはヒューガーの私兵たる艦隊――大和などの超弩級戦艦や大鳳や瑞鶴などの空母。
脇を固める金剛、榛名、霧島、比叡等の高速戦艦や重雷装巡洋艦に潜水艦までも――
がズラリと並んでいる上、それが黙認されている。
――まぁ、そこはウドンゲも丁稚奉公に行ってたから知ってるかしらね。

とにかく一言で纏めると、恐るべき資産と権力、そして実力を兼ね備えた経済界の急先鋒――と、いったところかしら」

鈴仙「(聞けば聞くほどデタラメな話ねぇ……)――で、そこが持ち込んだプロジェクトというのが、
『プロジェクト・カウンターハクレイ』……って事ですか? なんだか、非常に胡散臭い気がするんですが……」

輝夜「あら、そうかしら? 私は凄く信用できると思うけど。
――だってこういう連中って、自分の儲けになる話である限りは、絶対に忠実だと思うし」

895 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:39:56 ID:AnWPXtc2
永琳「……輝夜の言う通り。彼らの目的は、幻想郷の体制革新だけでは無い。
彼らは単純に、その販路を幻想郷にまで広げ。
また、幻想郷にある優れた技術をも自らの物にしたいと考えているでしょうね。
だからこそ、このプロジェクトが成功するまでは彼らの発言は信用出来るし――。
それによりプロジェクトが成功した暁には、それを望むヒューガーの発言力は、否応無しにも高まる。
こうしたストーリーが描けている以上、彼らは信頼出来るわ。

――恐らくは、先に彼らが命蓮寺に乗り込んだのも、その主目的はデパートの進出では無く。
幻想郷の下見と、『プロジェクト・カウンターハクレイ』候補生の、データ測定がメインだったのでしょうね。
……そして、ウドンゲ達の勝利により、彼らは確信したのでしょう。
『プロジェクト・カウンターハクレイ』には、一定以上の勝算がある、と」

鈴仙「そ、そんな……! そんな前から、私の知らない所で、計画が進行していたなんて……!」

ヒューガーの用意周到かつ大規模な計画を知り、鈴仙は思わず日向小次郎の大胆さと聡明さに恐怖した。
『幻想郷の革新』というイデオロギーを武器に彼は壮大なストーリーと強力な仲間を集める事に成功し。
そして実際に今、全ては彼の想定した通りに動いているのだから。

鈴仙「――と、いうことは。 師匠が外出していたのも、ひょっとしてヒューガーの依頼で……?」

永琳「その通り。 そこで第三極の妨害工作に遭ってしまって。 それで、私も消耗していたという訳よ」

輝夜「第三極――聖徳ホウリューズのメンツね。
彼女たちの目的は、私達と八雲紫の内乱に便乗して人心を掌握。
そして幻想郷を支配しちゃおうっていう事らしいわ。 ……まぁ、わかりやすい目的と言えばそうね」

永琳「彼女達は、我々や……恐らく八雲紫も想像が付かないペースで資金や人脈を工面していた。
だから、ある程度は恐れるべき存在ではあるけれど――今は、率先して叩きには行けないわね。
彼女達を潰すのに手間取っていて、肝心のチーム編成やスカウトが遅れていては本末転倒だもの。
……それに、仮に彼女たちが力を得ても。 恐らくは、全ての手を見せた八雲紫よりは脅威において劣るでしょうから」

896 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:42:45 ID:AnWPXtc2
B:新チームの詳細について
  ・監督は誰ー?
  ・既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
   最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
  ・新チームの監督とコーチについて(>>879)
  ・この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870)
  ・チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?
  ・メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
  ・勝算はあるのか?

輝夜「――新チームの詳細について、か。
ただ、これについてはスカウトマンの怠惰があってね。 まだあまり進んでいないのが実情なのよ」

永琳「ええ。だから、【チームの確定メンバーについてはまだ話せない……というか決まっていない】の。
【監督やコーチについては、ヒューガーのメンバーやスカウトマンのコネから選んで行こう】という方針はあるけれど、
そこについては、今後おいおい…って感じかしら。
無論、それでメンバーが集まらない場合はどうするのか、とも考えてはいるけれど。
【一部のメンバーについては、ウドンゲが直にスカウトをしてもらう必要があるかもしれない】と認識しているわ。
――さすがに、10人全部スカウトしろ、という話にはならないと思うけどね」

鈴仙「成程……。 ちなみに、スカウトマンっていうのは誰なんです?」

輝夜「それについては言えないわね。 無いとは思うけど、イナバがそれをバラしちゃったら、
私等がこうしてコソコソやっているのが八雲紫にバレちゃうしね。
あ、そうそう。 だから【このプロジェクト全般についても、第三者については相談はしないようにして欲しいわね】」

鈴仙「……その件なんですが、そもそもどうして私がキャプテン候補に?
メンバー候補とかだったら、さっき仰ってた条件から何となく分かるんですが……」

ある意味ではそこが、鈴仙にとって聞きたい核心の一つでもあった。
確かに自分は才能では無く努力で実力を伸ばしてきた選手ではあるかもしれないが、
少なくともキャプテンをする器では無いと真剣に考えていたからだ。

897 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:44:12 ID:AnWPXtc2
そんな鈴仙の疑問に対する永琳の答えは、奇しくも別の誰かが鈴仙を敵視する理由と全く同じだった。

永琳「――それは、たまたまプロジェクトの根幹に居る私達の身内だったという理由も大きいけれど。
最大の理由は――【貴女が、中山政男と深く接触をしていたから】よ。
中山政男が他者に与える影響力は本当に大きい。
それこそ、内気で人見知りな少女を、不器用ながらも社交的で努力家に変えてしまう位にね」

鈴仙「…………!」

つまり、八雲紫が中山が他者に与える影響力を脅威とみなしていたのと同様に。
永琳たちは、中山のその力こそが、幻想郷の革新には欠かせぬ力であると見抜いていたのだ。
驚く鈴仙を尻目に、輝夜は淡々と続ける。

輝夜「――勝算があるのか、と聞かれたら厳しいわ。
【チームを編成してから大会までは相当の日数がある】けれど、
それでもなお、新チームは世界の強豪を相手に、ほぼ毎試合劣勢を強いられると思うわ。
だけど……それをやって見せるのが、今回の計画だし。
――私は、個人的には、鈴仙だったらやって見せそうな気がするのよね。

……さあ、質問はこんなところかしら? あまり答えられない所が多かったけど。
今回はほんのオリエンテーション。
貴女が実際に進むべき道を決める時は、もう少し説明できるかと思うわ」

鈴仙「ありがとう、ございます(――一連の質問で、大体の事は分かったかしら。
むろん、色々不明点は多いけれど……少なくとも、今の私には全幻想郷メンバーでは無い、
もう一つの道があるという事は知ることが出来た。
さて、追加質問とかはしなくて良いかしら。
もっとも、これ以上の事を聞くってのは、今の段階じゃあ難しそう、ってのもあるけれど……)」

898 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:49:17 ID:AnWPXtc2
不明点や未確定点こそあれども、普段の扱いからはとても考え付かぬ程、
丁寧に答えてくれた輝夜と永琳に感謝しつつ――鈴仙は追加の質問や聞き忘れていた事が無いか整理する。
そして――。

A:……ひとまずは、質問は大丈夫だ。。
B:いや、もう少し聞きたい事がある。それは……。(自由選択枠)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*今回のイベントはあくまでイベントの概略についての説明ですので、あまり踏み込んだことについては聞けません。
 こちらが書き洩らしていたり、趣旨を勘違いしているような質問を補足する形で、Bを選んで頂ければ幸いです。
*NPCパートのことは鈴仙もおおむね知ってるつもりで質問してもいいということですか?
 というご質問について、質問して構いません。(見えない所で、ざっくりと永琳がNPCシーンについて語ってくれたという体です)

899 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:52:04 ID:BwAuc/HA


現状はここまでかな

900 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:52:18 ID:6lAsb2Sw


901 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:54:15 ID:???
この後矢車の事やヘルナンデスのことを話せるかな?

902 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:54:30 ID:nYjFIE5E
A
また聞く機会はあるし、どちらにしても今できるのは自分の強化と
チームに入りそうな選手と交流を深めていく以外にないし。

903 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:40:04 ID:AnWPXtc2
A:……ひとまずは、質問は大丈夫だ。。

鈴仙「――質問は……もう大丈夫です」

鈴仙はとりあえず、今日の夜に聞けることはこれくらいであると思った。
それに、これだけ大きな話が目の前にあったとしても、自分のなすべき事、やるべき事は変わらない。
つまり――。

永琳「そう。 ……まぁ、色々と先の話をしてしまったけれど。
どれもこれも、貴女が今大会で期待通りの活躍と成長を見せてくれなければ意味が無いからね。
今日はもう寝て、明後日の試合に備えなさいな。
――まだ確定ではないけれど。 次の試合、貴女をゲームキャプテンに任せようと思っているから。
……無論、貴女を鍛える為に、ね」

鈴仙「は……はい!(師匠の言う通り。 結局は私のやる事はどうあっても一緒。
まずはこの大会で活躍して、私が師匠と並ぶ選手であると見せつける事なんだから!)」

……裏に誰の手が入っていようとも、どんな思惑があろうとも。
鈴仙は、ただひたすらサッカーをし続け、そして勝つ。
それが最大の目標であり、また、自分が努力を続ける意味としては十分過ぎる道標だったからだ。
突然に運命を告げられつつも、昔のように拒絶したり愕然ともせず。
しっかりとした足取りで私室へと向かっていた弟子を見て、永琳はこう独り言ちた。

永琳「……淋しいものね、弟子が巣立って行くというのも」

そんな情けない表情をする永琳を見て、輝夜は何も言わず、永琳の頭を優しく撫でていた。

*永琳印象値が上がりました。32→34
*輝夜の評価値が上がりました。
*鈴仙が次の試合ゲームキャプテンを任される確率が大きく上がりました。
*第二部の分岐『新チーム設立』が判明しました。今後、その分岐に関するイベントが発生していきます。

904 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:41:31 ID:AnWPXtc2
〜4日目午前・固定イベント〜
【花果子念報・その3】

鈴仙「昨日はまさか、あんな話をされるなんてね……」

次の日の朝。鈴仙はあくびをしながら食後の新聞を興じていた。
昨日永琳と輝夜になされた話を何度も頭の中で反芻させつつ、
鈴仙は記事は読みながら 10秒で摂れる朝ご飯 を飲む。
今日は大会休養日。何をするにも、比較的余裕を感じていた。

佳歩「鈴仙さま、新聞読まれているんですか?」

鈴仙「ああ……佳歩。 そっちも朝ごはんは終わったのね」

佳歩「そうですっ! それで、何となく鈴仙さまいないかなーって、来ちゃいました。
……でも、ひょっとしてお邪魔でしたか?」

鈴仙「ううん、そんな事ないわ。 それに、新聞は一人で読むより、
皆で意見や感想を共有し合う方が面白いからね。
――そういえば、佳歩も恋愛小説とか好きだったから、字は読めるのよね?
一緒に、面白そうな記事でも探してみない?」

佳歩「えっ…! い、いいんですか!?」

鈴仙「勿論。 ――ただ、佳歩にとってはつまんない記事も多いかもだけどね」

佳歩「そんな事ないですっ! 鈴仙さまとご一緒に読める記事だったら、 きっと何でも面白いですっ!」

鈴仙「ふふ、ありがと。 ……それじゃ佳歩、こっち来て」

905 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:44:16 ID:AnWPXtc2
鈴仙は佳歩を膝に乗っけて、パラパラと面白そうな新聞記事を見つくろった。
その中でも、特に気になった記事は……?

A:特集記事「幻想郷の有力チームに迫る! 第3回」(※内容は更に判定)
B:温泉旅館「森屋」からお知らせ・日帰り温泉始めました(*クーポン券付)
C:妖怪の山の明日を問う〜大天狗達の権力闘争劇〜
D:地底の雑貨屋に新作インスタントラーメン二種・同時発売!!
E:子供の人妖向けサッカー教室開催します!(主催:命蓮寺)
F:伝説の超人 ヒジリー ストーリー 伝説 物語 絵巻 連載小説
G:通販コーナー「夢のカパネットにとり」(協賛:ヒューガー)
H:四コマ漫画『元祖! やっこい九十九姉妹』
I:適当にお茶を濁す。(すぐにイベントを終了できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで選択できます。
*色モノな記事ばかりにも見えますが、どの記事も内容は意味あるものになっていると思います。

906 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 22:45:44 ID:6lAsb2Sw
D 例の兄貴塩とか弟味噌ですかw

907 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 22:46:00 ID:BwAuc/HA
E

908 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 22:48:18 ID:fsE4t9Nw
E

909 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:54:14 ID:???
Eが選ばれたところで、容量が511kbまでいきましたので、
このスレでの更新はここまでにして、新スレを立てようかと思います。
>>901
このイベントでは話せませんでしたが、試合前のミーティングの際に、
自動的に鈴仙が永琳たちに報告するようにしたいと思います。

それでは、次スレでも鈴仙奮闘記をよろしくお願いいたします。

910 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 23:02:17 ID:???
乙でした

911 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 23:31:36 ID:???
【月と地底の】鈴仙奮闘記21【間には】


912 :森崎名無しさん:2014/09/14(日) 02:00:24 ID:???
あちゃー、質問終わっちゃったか、せっかく時間消費しないから聞けること洗いざらいはいてもらおうかと思ってたのに
一応ヒューガーがバックっていったところで気になったのは親善大会のところかな
この会話内容と作者さんのことから考えて親善大会は
トーナメントじゃなくてリーグ戦なのはほぼ間違いないとして


中山が参加する問うことは日向も参加するのか(多分YESだろうけど念のため)
その親善大会とやらのスポンサーはヒューガーなのか

つぎにこの2つは聞きたい

913 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/14(日) 19:43:19 ID:???
次スレです。
【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1410674111/

914 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/18(火) 00:35:51 ID:LkYUKk52
鈴仙「(有効そうな選択肢は、さっき慧音さんが言ってた通り、
パスカル君に直接『バナナシュート』を撃って貰うか、それとも、師匠に『爆宙アポロ』を撃って貰うか。
前者は消費は抑えられるし、さとりさんの能力を発揮させずに済むけれど、敵のブロックを防げるかが不安ね。
一方で後者は、師匠の消費は半端ないけれど、相手取らなければならないのは、全力のさとりさん一人だけ。
それでもPA内のさとりさん相手には若干不利なのが気になるけれど……ど、どうしようかしら!?
何か搦め手とかがあれば、やっても面白いかもしれないけれど……)」

A:パスカルにコーナーから直接『バナナシュート』を撃って貰う。
B:永琳にセンタリング。『爆宙アポロ』を撃って貰う。
C:永琳にセンタリングしてポストプレイ。 そこをてゐが一対一で狙う。
D:鈴仙にセンタリングして貰って低いスルー。 そこを永琳が一対一で狙う。(鈴仙のスルー:56-1)
E:妹紅にバックパス。 こいしがタックルに来れない30m地点からネオヴォルケイノを撃って貰う!
F:ウサギBにバックパス。無理に攻めず、パス回しで時間を稼ぐ。
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:210/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

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